2024年08月05日

Word で Copilot を活用する

Office Insider Blog で、7月に公開された Word での Copilot 活用に関する記事を取り上げていなかったので改めてご紹介させていただくことにしました。

Copilot における Microsoft 365 の各アプリでの活用法は、Office Insider Blog に限らず各チームからも発信されておりますが、今回は、7月に公開された Office Insider Blog の中で紹介されていた以下の記事を取り上げさせていただきました。

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いずれの記事も、Microsoft Word の中で、Copilot をいかに活用していくか?というものになります。では、具体的に見ていきましょう!



この記事では、長い Word の文書を要約するのに AI の機能を利用する事例の紹介になります。

短い文書ならさして苦労するようなものではありませんが、何十ページにも及ぶ長い文書を渡されたときに、Copilot は、その文書の概要を要約してくれます。

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方法は簡単。Copilot ボタンをクリックして、「このドキュメントを要約する」と入力するだけでOKです。

--対象製品およびユーザー:
  • Word for the web のすべてのユーザー
  • Windows: バージョン 2310 (ビルド 16919.20000) 以降
  • Mac: バージョン 16.78 (ビルド 23082801) 以降
  • Android: ビルド 16.0.16827.10000 以降
  • iOS:バージョン2.78(ビルド23082904)以降


Copilot を利用して Word の文書の下書きを作らせちゃおう!という事例のご紹介です。より魅力的で高品質な資料をWord で作成しないといけない... そんな時、多くの場合、過去に作成した既存のデータを参照したり、似たようなコンテンツの情報を参考にしたりするケースって多いかと思います。そんな機能を、Copilot for Word にやらせてしまおう!というもの。

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-- どんなことが可能になるのか?
  • 既存のデータを絞り込む
  • 選択したコンテンツをより詳細に説明したり、その内容に膨らみを持たせてくれます
  • 統計やその他の追加情報を利用して、コンテンツにより深みを加えます
-- どうやって利用するのか?
  1. データを開いて、より強調したい部分をドラッグして選択します
  2. ドラッグして範囲選択したテキストのわきに表示されるCopilotアイコンをクリックし、"Make changes" をクリック
  3. [Draft with Copilot] テキストボックスに、変更内容を示すプロンプトを入力し、[Generate] ボタンをクリックします
  4. Copilotで新しいコンテンツが生成されたら、それを保持するか、破棄するか、別のバージョンを再生成するかを選択できます。
    鉛筆アイコンをクリックしてプロンプトを修正することもできます
-- 利用対象:
  • Word for the web
  • Windows: バージョン 2405 (ビルド 17628.20110) 以降
  • Mac: バージョン 16.86 (ビルド 24060916) 以降

【「Copilot」を利用するには?】

Copilot」は、無料のサービスでもなければ、Word に最初から搭載されている機能でもありません。

20240805-5-4-1.jpg 20240805-5-4-2.jpg

Microsoft Copilot」にもあるように、Office の各製品で Copilot の機能を利用するには....
  • MIcrosoft 365 Personal などのサブスクリプション
  • Copilot Pro あるいは Copilot for Microsoft 365 のサブスクリプション
が必要になります。

Office 2019 や、Office 2021 などの統合パッケージ版では利用できません。


スペースの関係上だいぶ省略させていただきましたが、詳細はぜひ各 Office Insider Blogs の方をご参照ください。

こうやってあちこちで AI の機能が提供されるとなると、それらを処理するPC側も、それなりにスペックも要求されてきます。本格的に AI をフル活用してみようという場合には、古いPCをご利用であれば、新しいPCへの買い替えも検討しないと厳しいんでしょうね?


<参照>




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2024年08月02日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft AutoUpdate Ver.4.74(240772924)
・Microsoft Excel 16.89.24073055
・Microsoft OneNote 16.89.24073055
・Microsoft Outlook 16.89.24073055
・Microsoft PowerPoint 16.89.24073055
・Microsoft Word 16.89.24073055

となっております。
本日到着した更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報はございませんでした。
今後情報が公開された折には、改めてご紹介させて頂きます。

さて以前にもご紹介しましたが、Excel チームから、毎月月末に、その月に提供された更新プログラムの内容などが、「What's New in Excel (July 2024)」として紹介されています。

Windows、Mac、iOS、Android、そして Excel for the web とすべての製品対して更新されている内容をまとめて紹介されていますが、Excel for mac 関連としては、つい先日もご紹介した "チェックボックス" が紹介されております。

Excel for mac でも利用可能になっているので、ぜひご確認ください。





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OneDrive 上の Excelファイルを開くと「このコンテンツは、潜在的なセキュリティの問題を示します〜」というポップアップが表示される!


サービスの正常性を確認してみると、個人向けのサービスの正常性のところでは問題ないようですが、法人向けの OneDrive for Business や Sharepoint 向けについては、以下にご紹介するような "アドバイザリ" が上がっておりました。法人向けの OneDrive for Business であれば、管理センターからも、アドバイザリが確認いただけるかと思います。

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では具体的にどのようなポップアップが表示されるか?というと、
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今回このポップアップは、Microsoft 365 アプリから、OneDrive(個人向けアカウント)の Excel データを開こうとして表示されたものです。ただし、これと同じような画面が表示されるようです。


【現在の状況】

まずはその具体的な内容を見てみましょう。

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がその概要になりますが、せっかくなので、"日本語で読み取る" をクリックして日本語にしてみました。

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すべての履歴を開くと、7/18以前のこれまでの経緯が出てきますが、長くなるので省略いたします。


-- その要因:

別のトラブルに対応するために実装された修正の影響とのことです。また本日付の更新の中で、「この誤ったセキュリティ警告プロンプトの必要性を排除し、影響を修復します。2024年8月13日(火)に開発・デプロイが完了する予定です。信頼済みサイトの警告を抑制するために、テナントはインターネット ゾーン機能に信頼済みサイトとホスト名を追加できます。」とも紹介されていますので、US時間8月13日とのことなので、日本時間だと、おそらく8月14日には修正されるものと思われます。

一応回避策として、「信頼済みサイトの警告を抑制するために、テナントはインターネット ゾーン機能に信頼済みサイトとホスト名を追加できます」とあるように、インターネットオプションの、信頼済みサイトにホスト名を追加すれば表示されなくなるようです。

あくまでも OneDrive for Business 上でのものとはありますが、個人向けの OneDrive でも同様と思われます。


-- 回避策(暫定的):

根本的には、修正がデプロイされるまで待てばいいわけですが、先ほどのところにもありましたが、インターネットオプションを開いて、信頼済みサイトに表示されているアドレスを登録すれば表示されなくなります。

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1) コントロールパネル>ネットワークとインターネット>インターネットオプション と開きます。
2) セキュリティタブを開いて、「信頼済みサイト」をクリックし、「サイト」とクリックします。
3) そして、ポップアップの警告で表示されていたドメインを登録します。今回うちの場合には、「https://d.docs.live.net」でした。

あとは、OKでとじれば、PCを再起動しなくも手、Microsoft 365アプリをいったん終了して再起動してから、Excel を開いてみましたが問題なく開けることを確認いたしました。


【追加】

なおアドバイザリには、「Some users may incorrectly receive a security warning prompt when opening Excel or PowerPoint files in SharePoint Online」と言った情報も上がっています。

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OneDrive for Business だけではなく、Sharepoint online でも同様のようです。


<参照>




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2024年08月01日

容易に チェックボックスの利用を可能に! Part 3

これまでに二度ほど Excel に搭載される 「チェックボックス」の機能についてご紹介してきました。

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6/29にご紹介した時点では、7月末までにすべてのユーザーに展開されるということをご紹介。その時点ではまだ手元の最新チャンネルでは利用できておりませんでしたが、7月が終わって8月1日の本日確認したところ、手元の環境でも利用できるようになりました。

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Excel チームから発信されているTechCommunity Blogの中でも、7月に展開された機能のおまとめの記事「What's New in Excel (July 2024)」が上がってますが、この中でもチェックボックスが追加されたことが紹介されており、6月末にUPされたブログへリンクが貼られて、その機能の紹介がされています。

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最初にご紹介した当初は、一度挿入されたチェックボックスは、単にDELキーでは削除ができず、書式のクリアをする必要がありましたが、この不具合は、修正され、DELキーでもチェックボックスは削除できるようになったようです。

なお、「容易に チェックボックスの利用を可能に! Part 2」の中でも触れていますが、今回のチェックボックスの機能ですが、Windows 版のみならず、Mac 版でも利用可能になっています。

今後は、Excel for the Web、Excel Mobile(iOS, iPad, Android)へと順次展開されていく予定です。

なお「What's New in Excel (July 2024)」では、2024年7月に展開されたExcelの機能について紹介されています。新機能が多いので、主に Office Insider 向けの情報ではありますが、一般向けに展開されている機能の情報などもございますので、ぜひご参照下さい。


<参照>




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2024年07月30日

macOS Sonoma 14.6 提供開始

久しく更新がありませんでしたが、久しぶりに macOS Sonoma 自体に新たなバージョンの提供がスタートいたしました。

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前回が、5月なので2ヶ月ぶりの更新プログラムになります。

今回、macOS Sonoma 以外にも以下のような更新プログラムが提供されています。

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iOS 15.8.3 and iPadOS 15.8.3

といった製品向けにも更新が到着しておりますので、ご利用の方は、Update をお忘れなく。

悪意のあるアプリケーションが個人情報にアクセスする可能性などの情報漏洩につながる不具合などかなり多くのセキュリティにかかわる不具合に関する修正が入っています。


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