Windows 10 のサポート終了が次第に近づき、新しいPCへの買い替えを検討しないといけない... そんな時期が迫りつつあります。
そんな中、Windows 11 にアップグレードできるPCであればともかく、その仕様を満たさないPCの場合には、買い替えをしないといけない。そんな中で、新しいPCではなく、中古PCなどで Windows 11 が搭載されたPCを購入しようか?と検討されている方も多いことでしょう。
しかし中古PCにはいろいろ問題も多かったりします。
上記の中で、「仕様を満たさないPC」として触れている通りです。
通常、各メーカーから発売されている PC は、Windows をインストールして利用するための最小限必要な条件を前提(「Windows 最小ハードウェア要件」)に作られています。
当然それに搭載される OS に応じて、各パーツが選択され、その OS を使用する上で最適な環境で提供されています。
同様のことがソフトウェアについても言えます。サポート対象OSと謳うのは、その OS 上で、自分のところで製作されたアプリが最適に動作するように勘案されて作られるわけです。
サポート対象外でも その OS にインストールできたから使っている
というのは、ソフトメーカーでも検証することはないわけでそれにより、
- OS 自体の動作に影響を与える
- アプリが正常に動作しない
といったトラブルが発生しても、当然ながら想定外ということになります。
- アプリが利用しているどのモジュールが、OSの動作にどう影響を与えるか?
- 本来 Windows 11 の仕様を満たしている PC であればカバーしている機能が、強引に Windows 11 にしたPCの場合ハード的な仕様を満たしていないために正常に機能が動作しない
そんなことが発生します。
つまりは、インストールができれば利用できる... というものでもないわけです。
【CPU が第10世代以降?】
さてそんな、Windows 11 を動作するためのCPUですが、先日 US時間 2025/2/13 そのWebサイトが更新され、
- Windows 11 version 24H2 supported Intel processors
- Windows 11 version 24H2 supported AMD processors
- Windows 11, version 24H2 supported Qualcomm processors
にあるように、その対応CPUの一覧が更新され、例えば Interl Processors でいうと、第10世代以降しか掲載されないようなりました。
しかしここで掲載されている内容は、あくまでも Windows Hardware Developer 向けの情報。つまりは、OEMでPCを製作しているメーカー向けの情報で、サポートされるCPUは、ここに掲載はないもののこれまでのように第8世代以降というスタンスには変わりありません。
まさに上記サイトでも紹介されているとおりです。
一般ユーザーが、Interl 製 CPU で 第8世代以降のものを利用している人が、そこに掲載されていないからと言って サポート対象外になったという意味ではないのでくれぐれもご注意ください。
<参照>
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