2023年03月02日

XLL アドインは既定でブロックされます

Excel のアドインを装ったマルウェアが既定でブロックされることになります。

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Excel の機能をより便利に拡張するためのアドイン。ご利用の方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

手軽に利用できる一方で、残念ながらこうしたアドインを悪用してマルウェアの配布などにも利用されてしまったりすることもあります。こうした事態を踏まえ、今回 ワークシートにセキュリティ層が追加され、XLLアドインを経由する攻撃からユーザーを保護することができるようになります。

今回の既定値の変更によりインターネットから取得したファイルに含まれる XLL アドインをボタンクリックで有効にすることができなくなり、危険であることを通知するメッセージを表示。回避策に関する詳細情報へのリンクが表示されるようになります。


-- 対象:

Windows版 Excel Ver.2302(ビルド16130.20128) 以降


-- XLL ファイルについて:

今回既定でブロックの対象となるのは、XLLファイルのみです。すべてのアドインがブロックされるわけではありません。なので、ストアからダウンロードされるアドインについてはブロックされません。

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XLLアドインは、Excel97のころからサポートされているアドインで、カスタム関数やその他の機能を追加することでExcelの機能を拡張するためのものです。

昨年の暮れに、「注目の脅威:悪意のある Excel XLL アドインを使用した攻撃が増加中」(Cisco Japan Blog)なんて取り上げられた例もありますが、今後もっと増えるであろうということでブロックに至ったようです。

マルウェアが PC を感染するしくみ」の中でも、"悪意のある Officeマウロ" によって、マルウェアがPCを感染する仕組みについて紹介されていますが、ちょっとまえにも VBAマクロ がブロックされるようになったわけですが、これに続いて今回は XLL アドインのブロックになったわけです。


<参照>



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2023年02月28日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

2月最後の日、次の更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新ウログラムは以下の通りです。

20230228-1-1.png 20230228-1-2.png
・Microsoft Excel 16.72.23022801
・Microsoft OneNote 16.72.23022801
・Microsoft Outlook 16.72.23022801
・Microsoft PowerPoint 16.72.23022801
・Microsoft Word 16.72.23022801

Beta Channel は、Ver.16.72 に突入いたしました。今回の更新内容に関しての情報は、現時点では特に公開されているものはございませんでした。

ただし、Office Insider Blog では、以下のようなExcelの機能について紹介されております。Windows 版のみならず、Office Insider 向けの Excel for Mac もその対象となっています。


後日改めてご紹介させていただきますが、ご興味のある方は上記サイトよりご確認ください。

バージョン的には、Mac 版でいうと Version 16.64 (Build 22081401) またはそれ以降の Office Insider 向け製品が対象になっています。なのでバージョン的には、Insider Slow でご利用の方あたりも対象になるのではないか?と思われます。




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2023年02月26日

Windows 11 へのアップグレード通知は、不具合だった

先日「Windows 11 22H2 への更新を促す画面がぼちぼち広がりつつあるようです」という記事をご紹介いたしました。この中で、追加情報としてちょっとうちのPCで発生していた "春の珍事"(?)についてもご紹介しました。

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Windows 11 の仕様を満たさないPCであるはずなのに、いきなり上記のような "Windows 11"(Ver.22H2) へのアップグレードの通知が表示されてたわけです。

20230226-2-1.jpg

USサイトで公開された情報によると「Windows 11, version 21H2 known issues and notifications」の「Windows 11 upgrades were offered to ineligible devices」で紹介された情報によると Ver.21H2 の既知の問題として紹介されたわけですが、本当に誤って配信されてしまったようです。


・影響を受けていたプラットフォーム:
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 20H2
Devices that experienced this issue were not able to complete the upgrade installation process.」とあるように当然ながらアップデートできなかったわけですね。


・解決策:

This issue is resolved. It might take 24 to 48 hours to propagate to all affected devices. Affected users do not need to take any steps.」とありますが、対象のデバイスすべてに対して対策済みと出ており、24-48時間以内には解消するとのことのようです。

20230225.png

確かにそのまま更新していなかったうちの PC は、すでに上記のように解決済みなわけですが、実際のところ誤って更新を押して更新をスタートさせたものの失敗してしまっているケースもあるようですが、残念ながらそうした場合にどうなるのか?までは確認できておりません。


<参照>





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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

確認がおくれたのですが、次の更新プログラムが到着しております。

20230226-1.png
・Microsoft Excel 16.71.23022301
・Microsoft OneNote 16.71.23022301
・Microsoft Outlook 16.71.23022301
・Microsoft PowerPoint 16.71.23022301
・Microsoft Word 16.71.23022301

今回の更新内容に関しての情報は、ブログなどでも特にございませんでした。

ただし前回同様、Outlook Team からは、2月の更新プログラムに関する情報も以下の通り公開されました。


2月13日 & 15日 リリース:Ver.16.71 (23021202) &  16.71 (23021401)

-- 修正箇所:

Auth:同じプロファイルに共有メールボックスが設定されている場合、認証ループに陥る問題を修正
メール:キーボードショートカットがリセットされる問題を修正
メール:IMAPアカウントで同期が停止する問題を修正
カレンダー:検索候補の下にあるスケジュール・アシスタントのリンクをクリックすると、2つのウィンドウが別々に開く問題を修正
クラッシュ:Zoomオンラインミーティングを追加する際に発生したクラッシュを修正

あくまでも Beta Channel なので Current Channel ではありませんから影響を受ける方はほとんどいないと思いますが、Zoom の Meeting クライアントでも問題が発生していたようですね。




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2023年02月24日

Windows 11 22H2 への更新を促す画面がぼちぼち広がりつつあるようです

以前、「Windows 11 のライフサイクルと Ver.21H2 の自動更新」で、Windows 11 Ver.21H2 ユーザーへの、Ver.22H2 への更新について、順次更新を促すメッセージが表示されることをご紹介させていただきました。

20230224-1-1.jpg 20230224-1-2.jpg

Webサイトでも紹介されているように、Ver.21H2 を長く使用しているユーザーから順次 Ver.22H2 への更新を促すメッセージがでてくるようになるとのことでしたが、このメッセージがだいぶいろいろなところで表示されるようになったようで、ここにきてあちこちで、表示されるようになったとのコメントや記事を見かけるようになりました。

ただし、先に取り上げた記事でも書きましtが、デバイスの互換性の問題やセーフガードのかかっているPCはこの対象外になります。「Windows 11、バージョン 22H2 の既知の問題と通知」の中で、既知の問題として取り上げられていている機能があったりする場合には、セーフガードが働いて自動ではアップデートされません。

2021年10月4日にリリースされた Windows 11 の初期バージョン Ver.21H2 のサポート期限は、2023年10月10日と今年の10月と迫ってきました。なるべく早めに時間の余裕をもってUpdateされることをお勧めいたします。

おっと、その前に、今年の6月には、Windows 10 21H2 のサポートも終了しますのでご注意ください。こちらは、2021年11月16日にりりーすされたもので、サポート終了が 2023年6月13日 となります。


【更新】

ちょっと、春の珍事ともいうべきものだったので、更新のことを取り上げたこの記事に追記させていただきます。Windows Vista のころから使用している Ducal Core の CPU のマシーンに突然、Windows 11 への更新の画面が...

20230224-1-3.jpg

もちろん TPM も搭載していなければ、CPUも対象外で、今までは、必要要件を満たしていません...なんてことが出てたわけですが...

一足早い春の珍事としてちょっと様子を見ようと思っていますが....


【2023/02/25更新】

続報ですが、春の珍事から一晩たって今朝PCの電源を入れたら通常通りに戻ってました。昨晩0時過ぎに帰宅するときまでは表示されてたわけですが、本当に春の珍事でした。

20230225.png

アップデートなんてしなくてよかったわけです。クリックでもしたら失敗を繰り返していたでしょうし....
逆にこれで一安心です。


<参照>



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