2025年01月26日

Microsoft 365 の「Copilot」を無効にしたい 〜 Windows編

Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートした「Copilot」。

Word や Excel などのアプリを起動しようとすると Copilot をクリックしていなくても「Copilot」関連のツールが表示されたりして、慣れていないせいもあって、逆に煩わしい... と感じてしまっている方もいらっしゃるようです。

さて今回は、「Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!」の中でもちらっと触れてますが、改めてこのOfficeの各アプリに表示される「Copilot」の無効化について取り上げてみました。


【有効・無効の設定】

Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family」のブログにもありますが、Microsoft 365 Personal/Family の利用者向けに提供がスタートしたのが、1月16日から。なのでまだ実際に利用できるようになって1週間あまりしかたっておらず、利用できるようになっても、その機能の有効・無効が簡単には切り替えられるようになっていません。

現時点で、詳細オプションの画面の設定メニューなどからこの機能の有効無効の切り替えが可能なのは...

20250117-2-1.jpg

Microsoft Word
  • Windows 版: Ver.2412
  • Mac 版: Ver.16.93
のみとなっております。Microsoft Word 以外のアプリには簡単に無効に切り替えるような方法がありません。


【「Copilot」を無効にする】


20250125-1-1.jpg

-- 有効・無効の切り替えができないとき:

この場合、アプリごとに設定する必要がありますが、Excel を例にご紹介します。
  1. 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする
  2. リボンの設定から、Copilot を削除する
の作業が必要になります。


1) 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」をオフにする

  1. ファイル>オプション とクリックして、「Excelのオプション」ダイアログを表示します

    20250125-2-1.jpg
  2. 左ペインの「トラストセンター」をクリックし、「トラストセンターの設定」を開きます
  3. 左ペインの「プライバシーオプション」をクリックし、「プライバシー設定」を開きます

    20250125-2-2.jpg

  4. 「接続エクスペリエンス」の「ユーザーコンテンツを分析するエクスペリエンス」の「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外してOFFにします

    20250125-2-3.jpg
この設定で、Microsoft Office のアプリ上の Copilot は機能しなくなります。
ただし現段階ではツールバーのCopilotぼたんはひょうじされたままです。


2) リボンの設定から、Copilot を削除する

リボンからは、ホームタブの「アシスタンス」を削除することになります。
  1. 先ほどと同じ手順で、Excelのオプションダイアログを開きます

    20250125-2-4.jpg
  2. 左ペインの「リボンのユーザー設定」を開いて、右ペインの「リボンのユーザー設定」のところから、「アシスタンス」を選択して、「削除」ボタンをクリックします

ところで、Copilot をオフにするため上記のように「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」のチェックを外すわけですが、これにより、Copilot だけではなく利用できなくなる機能もありますので注意が必要です。

実のところこの設定をオフにすることで、「コンテンツを分析する接続環境」といった機能が利用できなくなるので、ご注意ください。

それを踏まえて「コンテンツを分析するエクスペリエンスをオンにする」をオフにした場合には、今後、Word のように詳細オプションの画面から、Copilot のみの有効・無効が切り替えられるようになった場合には、今回の設定はいったん元に戻して、詳細オプションのダイアログから無効にしてご利用いただくことをお勧めいたします。


<参照>





デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 08:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月25日

Microsoft 365 Personal/Family クラシックプラン

先日、一般向けの Microsoft 365 Personal/Family の各プランがリニューアルされて、値上がりもしましたが、Copirot や Designer といった AI の機能を搭載した新たなプランとしてスタートしたことをご紹介いたしました。


現在のプランは、そのまま新しいプランに移行しますので、すでに「Copilot」や「Designer」が利用できるようになっていますが、次の更新の際にはこのままだと、今回値上がりした新たなプランとして課金されることになります。

そんな中、今回の値上げとともに追加された「Copilot」や「Designer」を含まない、"クラシックプラン" も提供されるようになりました。

今回はこの「クラシック」プランへの切り替えについてご紹介いたします。


【"クラシックプラン"とは?】

今回新しくなった Microsoft 365 Personal/Family といった一般向けのプランから、「Copilot」や「Designer」を取り除いた従来の構成に戻したプランになります。

20250122-2-1.jpg 20250122-2-2.jpg

料金的には、「Microsoft 365」にもありますが、Microsoft Store での新規の提供の場合、
  • Microsoft 365 Personal:¥21,300/年 あるいは \2,130/月
  • Microsoft 365 Family: \27,400/年 あるいは  \2,740/月
となります。念のため旧料金は、
  • Microsoft 365 Personal:¥14,900/年 あるいは \1,490/月
  • Microsoft 365 Family: \21,000/年 あるいは  \2,100/月
でした。クラシックプランの内容は上記の画像にもありますが、基本的には値上がりする前のものと一緒です。

20250122-2-3.jpg

世の中、値上げラッシュではありますが、AI の機能は、無料で使える範囲で問題ないので、特別 Office に搭載される必要はない.... そんな方にとっては、これはきついですから、こうしてクラシックプランが用意されているというのは助かるかもしれません。

ただし、FAQにもありますが、「なお、Microsoft 365 PersonalクラシックプランとMicrosoft 365 Familyクラシックプランは限定オファーであり、プランオプションとして必ずしも提供されない場合があります」とあるように非常に限定的なもののようで、いつまでこの価格での提供がされるのかなど今後の情報にも注意が必要です。


【クラシックプランに変更する】

Microsoft Community をのぞいてみると、早速このクラシックプランに変更されているケースもちらほら見かけますので、切り替えようとされていらっしゃる方もいるようです。


上記のところでは、実際にプランの切り替えが表示されている例も画像がアップされていますが、通常は定額請求を無効にすれば表示されるようですが、残念ながら私の場合にはもともと定額請求を無効で使用しているためなのか?手元の環境では現時点では確認できませんでした。

基本的な流れとしては、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」のなかの「Microsoft 365 Personal または Microsoft 365 Family クラシックにダウングレードする」のところの手順で問題はないようです。

ただしMicrosoft 側でもプラン変更が表示されないケースもあることはわかっているようなので、ちょうど先日今回のプランに代わったばかりでもありますし、しばらく時間を空けて確認していく必要がありそうです。


【法人向けプラン】

今回、Microsoft 365 Personal/Familyといった一般向けプランに対して、Copilot などが追加されることになったわけですが、法人向けプランの場合には、Copilot については利用する場合には別途契約が必要です。

そんな中で、Microsoft 365 Personal のクラシックプラントほぼ一緒の内容ということでいえば「Microsoft 365 Apps for business」というプラン(\1,236ユーザー/月)だと価格的には従来のものと一緒になるので、用途によってはこちらのプランに切り替えるなんて言う方法もありなのかもしれません。法人向けプランの場合には Copilot はつきません。



<参照>




デル株式会社 デル株式会社


最新スキルを学ぼう! 対象のオンラインコースが最大90%OFF


VAIO STORE

posted by クリック at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月24日

Windows 10 のサポート終了にともなう「ESU」という選択肢 〜 気になるそのお値段は?

2025年はサポート終了ラッシュ。一般ユーザーにとって、その中で最も身近なものといえば、「Windows 10」であったり、「Office 2016」や「Office 2019」であったりするかと思います。

20250124-1-1.jpg 20250124-1-2.jpg 20250124-1-3.jpg

人によっては、もう嫌というほど聞いているかもしれませんが、Windows 10 のサポートは、2025年10月14日まで
そうですね。年も明けてもう1年を切ってしまいました。

さてそんな中、新しいPCを模索されている方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

もちろん新しいPCの方が間違いないのでそれに越したことではありませんが、中には、もう1年だけでもなんとかならないか?と思っていらっしゃる方いませんでしょうか?


【延長サポート「ESU」】

以前に、Windows 7 がサポート終了を迎えたときに、法人向けには、次のOS への移行措置の一環として、ESUExtended Security Updates)という「拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」が用意されておりました。

この時は一般ユーザー向けには提供されておりませんでしたが、今回の Windows 10 においては、一般ユーザーにも、「ESU」が提供されることになりました。
  • 法人向け: $61/1年目
  • 一般向け: $30/1年目
という料金で、利用できることになっています。この契約をすれば、今後1年間(最大3年間)は、セキュリティの更新プログラムが配信されることになります。

※ 1年ごとに契約していく形になります。2年目の年から契約される場合には2年目の料金が、3年目の年から契約される場合には3年目の料金が適用されます。

当然ながら新たな機能が追加されたりするケースはありませんが、既存のOSでセキュリティの不具合が見つかった時には、これまで通り修正プログラムが提供されます。

Windows 10 ESU を利用するタイミング」にもありますが、あくまでも「長期的な解決策ではなく、むしろ一時的な橋渡しとなることを意図しています」とある通りです。


【ESUにて提供されるサービス】

Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」にもありますが、提供されるその内容は以下の通りです。
  • 重要なセキュリティ更新プログラム
ただし、
  • 新機能
  • セキュリティ以外の更新プログラム
  • 一般的なテクニカルサポート
については、提供されることはありません。


【期間と料金について】

今回提供される「ESU」は、あくまでも Windows 11 へ移行するためのつなぎ的な役割をするものとして提供されるプログラムであって、永遠にこれが利用できるわけでもなく最大3年となっています。

一般ユーザー向けのその料金は、
  • 1年目:$30
  • 2年目:$60
  • 3年目:$90
と年々価格も上がってきます。さらにその期間も、最大で3年と決まっています。

20250124-1-4.jpg 20250124-1-5.jpg

How to prepare for Windows 10 end of support by moving to Windows 11 today」の日本語版「Windows 10 サポート終了に備えて、今日から Windows 11 に移行する方法」の中でも、「プログラムの登録は、2025 年のサポート終了に近づく頃に利用可能になります」とあるように現時点ではまだですが、サポート狩猟が近づくころには再度アナウンスもあるのでしょう。

為替レートにもよりますが、だいたい5,000円弱/1年目 といったことになるんでしょうね。
これを安い!と判断するか?は利用者の判断にゆだねられています。


【法人ユーザーでWindows365をご利用のケース】

Windows 10の拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」や「Plan for Windows 10 EOS with Windows 11, Windows 365, and ESU」でも紹介されておりますが、法人ユーザーで、「Windows 365」をご利用の場合には、Windows 10 の端末であっても最大3年間のESUが提供されるので、追加の負担もなく、Windows365 上で Windows 11 を利用し続けることが可能になります。

このあたりの選択肢は、一般ユーザーはあまり関係ない範疇になるかと思いますので、あくまでも法人ユーザーであれば... ということになります。


今回、「ESU」についてご紹介しましたが、Windows 10 の入っているPCだったりすると、それなりに古いものなので、
  • メモリが足らない
  • 内蔵ドライブがHDDになっていて読み書きが遅い
  • パーツや、バッテリなどの経年劣化 などなど
といったことを考えると、メモリ足したり、SSDに換装したりとしたところでそれなりにお金をかけても限界もあります。そこに、ESU でお金をかけても.... よっぽど、Windows 10 でないと動かないアプリがあるなど特殊なケースを除けば考えものです。

それなら PC工房だったり、DOSPARA などの 中古専門店 でちゃんと Windows 11 の搭載された中古を買う方がまだましですし、もうちょっと予算があれば、低予算でも買えるような新しいPCを購入した方がよっぽどましです。

そう考えると選択肢はいろいろあるわけです。


<参照>




デル株式会社


週末は、HPがお得!
HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 19:26| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月23日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

ここのところバンバン更新が到着する Mac 版 の Beta Channel。Beta Channel ってこんなに頻繁に更新が来たっけ?と改めてビックリ。

ってことで、本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20250123-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25012211
・Microsoft OneNote 16.94.25012211
・Microsoft Outlook 16.94.25012211
・Microsoft PowerPoint 16.94.25012211
・Microsoft Word 16.94.25012211

現時点で今回の更新内容に関して、公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

ちょうど仕事から戻って、ふとPCを立ち上げると、Officeの更新ラッシュ。Windows 版の Microsoft 365 にも更新が来てますし、Windows 版の Beta Channel にも、Current Channel (preview) にも更新がきております。

Windows 版 をご利用の方も、更新のチェックをお忘れなく。










海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】

posted by クリック at 23:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年01月22日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に更新プログラムが到着しております。新年早々には立て続けに来てましたが、ちょっと間が開いたりすると久々な感すらするのは気のせいかもしれませんね。

本日確認した更新プログラムは以下の通りです。

20220122-1-1.png
・Microsoft Excel 16.94.25012014
・Microsoft OneNote 16.94.25012014
・Microsoft Outlook 16.94.25012014
・Microsoft PowerPoint 16.94.25012014
・Microsoft Word 16.94.25012014

今回の更新内容に関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折に改めてご紹介させていただきます。


さて久々に Outlook チームから、更新情報が届いております。

・2025年1月6日・8日 リリース:Ver.16.94 (25010614) & 16.94 (25010812)

-- 修正:
メール:レガシー Outlook クライアントで、ダークモードでメールが正しく表示されない問題を修正

-- 新機能または改善された機能:
特になし

-- 既知の問題:
特になし









海外現地オプショナルツアーなら【VELTRA(ベルトラ)】
posted by クリック at 09:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする