2024年09月01日

新しい Outlook が音声入力に対応

新しいOutlook と Outlook for the web で、ディクテーションの機能を利用した音声入力に対応。リリースがスタートしています。

20240901-2-1-1.jpg 20240901-2-1-2.jpg

US時間2024年8月29日付けで投稿されたMicrosoft 365 Insider の TechCommunity Blog に投稿された情報によれば、今回搭載されたOutlookのディクテーション機能により、入力する必要をなくし、音声コマンドで人工知能(AI)の力を利用して、メッセージを簡単に伝えることができるようになるようです。

20240901-1-3.jpg 20240901-1-4.jpg
左:Windows 10
右:Windows 11 Canary Channel

新しい Outlook 自体は、8/31付けでも更新が来ていたので、このあたりでこの機能が展開され出してきたようですが、現在手元の環境では、Canary Channel の Windows 11 配下の New Outlook では、すでに利用できるようになっていましたが、通常の最新チャンネルの Windows 11 や Windows 10 の New Outlook 上では、メニューとしては追加されていましたがまだ利用できる状況ではないようでした。


【Canary Channel の Windows 11上では利用可能に】

現時点で唯一利用できる手元の環境が、Windows 11 Canary Channel のPCなので早速起動してみました。クラシックOutlook や Outlook for mac 向けについてはサブスクライバーしか利用できないこの機能ですが、新しい Outlook や Outlook for the web では利用可能になっています。

-- 音声入力の手順:

1)  新しいOutlook を起動し、新規メッセージ作成画面を表示し、メッセージ入力する部分でクリックして、カーソルをアクティブにしておきます。【...】> ディクテーション とクリックします

20240901-2-2-1.jpg

2) 音声入力ツールバーが表示され、ディクテーションの開始をクリックし、そのまま音声入力を試してみると... ご覧のように英語が入ってしまいました

20240901-2-2-2.jpg 20240901-2-2-3.jpg

3) 改めて、音声入力のツールバーより、設定(歯車のアイコン)をクリックして確認してみると、英語になっていましたので、日本語に変更し、設定を保存

20240901-2-2-4.jpg 20240901-2-2-5.jpg

4) 正しく日本語入力できるようになったことを確認いたしました

20240901-2-2-6.jpg

まだ出始めなせいなのか?言語設定が、新しいOutlook の設定に合った形でデフォルトにならないようです。
とりあえずフィードバックしておくことにしましょう。この辺りは変更すれば問題ありません。

20240901-1-3.jpg

Windows Insider 以外のPCだと、Windows 10 でも、Windows 11 でも 上記のように メニュー自体は追加されているだけにとどまっております。こちらについてはいずれ時期が来れば有効になるのでしょう? 順次展開されているでしょうから、また使えない方は、今しばらくお待ちになってみてください。


【Outlookと音声入力】

Microsoft Outlook での音声入力については、「Outlook でメールをディクテーションする」の中でも紹介されていますが、Microsoft 365 のサブスクリプションのユーザーであれば、Windows / Mac を問わず利用可能になっています。

20240901-2-3-1.jpg


-- Microsoft Outlook(クラシックOutlook)での音声入力:

Windows 10 上であろうと、Windows 11 上であろうと、さらには Mac 上であろうと利用可能です。

1) Windows の場合:

【...】> ディクテーション と開くと同様に音声入力ツールバーが表示されます。そしてこちらは最初からきちんと言語設定も日本語でした。

20240901-3-2.jpg 20240901-3-3.jpg


2) Mac の場合:

Microsoft Outlook を起動し、新しいメッセージの作成画面を表示します。ツールバーに、マイクのマーク(ディクテーション)のボタンがありますのでクリックすると起動します。

20240901-3-4-1.png 20240901-3-5.png 20240901-3-6.png

こちらも言語設定などは変更しなくても、デフォルトできちんと日本語入力出来ていました。


なおこれ以外にもさらにUS時間8月30日付けで Outlook チームからも、「Accessibility and Usability Improvements in the new Outlook for Windows」なブログがアップされていました。

音声入力だけではなく、スクリーンリーダーなどのインテリジェントな拡張機能などについても紹介されていますので、一度直接アクセスしてご確認になってみてください。


<参照>






ライフスタイルに合わせて学べる:対象コースが最大95%OFF。


VAIO STORE
posted by クリック at 11:53| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | Microsoft Outlook/New Outlook | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

9月の一発目からですが、Mac 版 Office Insider Beta Channel に更新プログラムが到着しております。

本日確認致しました更新プログラムは、以下の通りです。

20240901-1-1.png 20240909-1-2.png
・Microsoft AutoUpdate 4.75(24082522)
・Microsoft Excel 16.90.24082825
・Microsoft OneNote 16.90.24082825
・Miucrosoft Outlook 16.90.24082825
・Microosft PowerPoint 16.90.24082825
・Microsoft Word 16.90.24082825

以上となっております。

Microsoft AutoUpdate を起動すると、最初に、Microsoft AutoUpdate の更新がスタート。その後、Microosft AutoUpdate が再起動したのち、Officeの各製品の更新プログラムが到着しておりました。

今回到着した更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報はございませんでした。
今後情報が公開された折には改めてご紹介させて頂きます。

さてこれまでこのブログでもたびたびご紹介してきました Office Insider Blog ですが、先日から、TechCommunity Blog の方にお引越しいたしました。旧サイトは、更新がストップして、すでに Tech Community の Microsoft 365 Insider ページ にて展開されていますので、ご注意ください。

20240909-1-3.png


引越しして早速バンバン新しい記事がUPされています。日本語ページはありませんが、Microsoft Edge であれば画面上を右クリックすれば、日本語に翻訳して読むことも可能ですので、お試しください。


ところで、Office Insider Blog で上記のような記事が紹介されています。内容は後程別途ご紹介しますが、Microsoft 365 (サブスクライバー)をご利用であれば、Outlook for mac でも、音声による自動入力が可能です。詳細は、後ほどアップする予定の記事の方をご参照ください。






SPRING JAPAN公式サイト

posted by クリック at 09:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月31日

個人向けアカウントでも Outlook の基本認証が廃止へ

Google をはじめ、Exchange Online などセキュリティの強化により、そのアカウントへのサインインにおける基本認証が廃止され、先端認証へとシフトしてきています。LSALess Secure Apps)と呼ばれる "安全性の低いアプリ" への制限は、一段と強化されます。

20240630-0-1.jpg 20240630-0-2.jpg

今回、こうした流れは個人向け Microsoft アカウント(outlook.com など)にも適用され、その廃止の日程が明示されました。


【基本認証と先端認証】

まず本題に入る前に、基本認証って何? 先端認証って何? から簡単に触れておきましょう。

-- 基本認証とは?:

従来より利用されているユーザーIDとパスワードを入力してユーザーを認証行う方法です。そしてその情報が直接サーバーに送られて認証されるというシンプルな方法になります。シンプルであるがゆえに簡単な手続きで利用できるため、これまで様々なところで利用されてきていました。Microsoft の Exchange チームが以前に、「Improving Security - Together」(US時間2019年9月20日)というブログを投稿していましたが、このあたりが分かりやすいと思います。

20240630-1-2.jpg

上記のものは、このブログを Microsoft Edge の翻訳の機能を利用して和訳したるものです。

** 何が問題なのか?

この基本認証はシンプルなので分かりやすいものの、ユーザー名やパスワードさえわかればだれでもログインできてしまうというデメリットがあります。
ブルートフォース攻撃などのようなパスワードを総当たりで試すような攻撃に弱いというデメリットは以前から言われていたことです。


--先端認証とは?

20240630-1-1.jpg

モダン認証とか、OAuth2.0認証 などともいわれているもので、「ハイブリッド先進認証の概要とオンプレミスの Skype for Business および Exchange サーバーで使用する前提条件」の "先進認証とは何ですか?" にもありますが「最新の認証は、クライアント (ノート PC やスマートフォンなど) とサーバー間の認証と承認方法の組み合わせと、既に使い慣れている可能性のあるアクセス ポリシーに依存するセキュリティ対策の総称」となります。単純なIDとパスワードによる認証ではなく、多要素認証やらいっていうことです。


【基本認証の廃止に伴いユーザーがしないといけないこと】

さてでは実際にユーザーが、どんなことに注意しないといけないのか?について確認してみましょう。

20240630-0-2.jpg

まず今後のスケジュールについて。"移行のタイムライン" のところにもありますが、
  • 6月11日 基本認証のポート終了の告知
  • 6月末 基本認証を使用している場合、別のメールアドレスに連絡が来て許可してからでないとアクセス不可になる
  • 9月16日 基本認証が完全に利用不可になり、基本認証のままだと Outlook のアカウントにアクセス不可になる
というプロセスで、完全廃止へと向かいます。

-- 必要な対策:

さて具体的にユーザーがしないといけないことですが、
Outlook for Windows を使用して、Outlook.com にアクセスしている場合などいくつかのシナリオが提示されています。

1) Outlook for Windows の場合:

この場合には、3つのシナリオが用意されています。

20240630-2-1.jpg

Microsoft 365 あるいは、Outlook 2021 LTSC(ビルド11601.10000 以降)を利用している場合には、アプリ自体は先端認証がサポートされています。Exchange を介して outlook.com に直接接続する場合には、何も変更はありませんが、POP あるいは IMAP 形式でOutlook.com に接続するように設定されている場合には、先端認証がサポートされないため、設定変更が必要になります。

手順 1:
New Outlook を利用するか? 先端認証をサポートしている Microosft Outlook に切り替える

手順 2:

POP/IMAP と SMTP に代わり、新たなプロファイルを作成し、自動アカウント校正の機能を使用して、Outlook.com のアカウントを追加します。こうすることで、自動的に Exchange 経由に設定されモダン認証をサポートすることになります


2) Mozilla Thunderbird を使用する場合

20240630-2-2.jpg

3)  Apple Mail アプリを使用する場合

20240630-2-3.jpg


Microsoft アカウントの乗っ取りなども相変わらず減らない昨今。こうした背景もあって個人向け Microsoft アカウントの認証にもよりセキュリティの向上が求められることになりました。

すでに Microsoft Outlook 2019 に、outlook.jp のアカウントを IMAP にて設定している例で、認証が通らずログインできないという例も散見しております。Microsoft Outlook 2019 までは先端認証に対応しておりませんので、新しい Outlook などに乗り換えるなど再設定が必要になります。


<参照>





デル株式会社 デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-


ライフスタイルに合わせて学べる:対象コースが最大95%OFF。
posted by クリック at 20:05| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Outlook.com関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月28日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

最近はすっかり更新内容についての情報がお届けできないままに、Beta Channel にはばんばん更新が到着しています。
本日到着した更新プログラムは、以下の通りです。

20240828-1-1.png
・Microsoft Excel 16.89.24082611
・Microsoft OneNote 16.89.24082611 
・Microsoft Outlook 16.89.24082611
・Microsoft PowerPoint 16.89.24082611
・Microsoft Word 16.89.24082611

今回も配信されました更新プログラムに関して、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には改めてご紹介させて頂きます。

さてこれまでこのブログでも時々ご紹介してきた Office Insider の Blog が、TedhCommunity へお引越しすることになりました。


TechCommunity と Microsoft 365 Insider のページが別々で、ブログも展開されていたわけですが、TechCommunity の Microsoft 365 Insider のところに集約されるようです。

あっち行ったり、こっち行ったりしなくなっただけでもちょっと助かりますね。


【Outlook for Macの更新情報】

さて、Outlook チームからは、しばらく更新されていなかった更新情報が、一気に公開されました。

・7月29日・31日リリース: Ver.16.88 (24072820) & 16.88 (24073055)

- 修正:

メール:Google、Yahoo、iCloudのアカウントタイプで「フォルダの並び替えを許可」が無効になっている場合、同じアカウント内でサブフォルダを別の場所に移動できない問題を修正
カレンダー:会議招待が変更された場合、部屋の応答タイプが未応答状態になる問題を修正
自動返信:アカウントを切り替えても自動返信の設定が変更されない問題を修正
パフォーマンス:暗号化されたメールを読み込むと、Outlookがハングアップする問題を修正し
クラッシュ: 連絡先カードを開くとOutlookがクラッシュする問題を修正

-- 新機能または改善された機能:

差出人セーフ:差出人セーフメールからの画像の自動ダウンロードに対応
外部画像のダウンロード設定は、Outlook設定の読書設定の下にあります


・8月5日・7日リリース:  Ver.16.89 (24080420) & 16.89 (24080715)

-- 修正:

メール: サイドバーの未読件数が更新されない問題を修正

-- 新機能または改善された機能:

管理者設定: 管理者がユーザーをブロックして、アクセス権の委譲、フォルダー共有、カレンダー共有を割り当てられるようになりました

-- 既知の問題:

メール: メールの作成時に、To/CCフィールドの受信者、件名フィールドの内容、添付ファイルが削除される


・8月12日・14日リリース Ver.16.89 (24081210) & 16.89 (24081316)

-- 修正:

メール:キャンセルされた予約送信メッセージの「編集の再開」が期待通りに動作しない問題を修正
メール:メール作成時にTo/CCフィールドの受信者、件名フィールドの内容、添付ファイルが削除される問題を修正
カレンダー:タイムゾーンの定義を改善
SMIME:ユーザーが「常に送信メッセージを暗号化する」設定を有効にしている場合、メッセージの暗号化を解除した後にメールの下書きが破損する問題を修正

-- 新機能または改善された機能:特にありません

-- 既知の問題:特にありません


・8月19日・21日リリース Ver.16.89 (24081210) & 16.89 (24081316)

-- 修正:

メール:IMAPアカウントタイプで、削除、移動、既読にする、アーカイブなどのメールアクションがグレーアウトする問題を修正
クラッシュ: インラインまたは通常の添付ファイルがあるメールメッセージを下書きで保存する際に、Outlookがクラッシュする問題を修正

-- 新機能または改善された機能:特にありません

-- 既知の問題:特にありません







SPRING JAPAN公式サイト
posted by クリック at 15:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | MAC版Office | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月27日

突然音が出なくなった

今回はメーカー製のPCのケースで、突然音が出なくなったという事例です。

20240827-2-1.png

タスクバーのサウンドのと頃をポイントして開いてみても「デバイスが見つかりません」となってスピーカーのマークには "×" が。デバイスマネージャーを開いても、「オーディオ」で始まる項目すらない...

多くの場合にはデバイスが正しく動作しなくなると、デバイスマネージャーなどで確認するわけですが、ここでも認識すらされていないと思わずお手上げ?となってしまいがちです。

不明なデバイスもなければ、サウンドカードのエラーもでていない。そんなケースで今回、ドライバを再インストールしてみてら正常に稼働し出した... そんなケースがありました。

【ハードディスク内にドライバがないか?確認】

富士通など一部のメーカーでは、PC内に「ソフトウェアディスク検索」または「ドライバ・ソフトウェア検索ユーティリティ」といったようなアプリを利用してサウンドドライバをインストールしてみると、意外ときっちりデバイスが動作し出すなんてこともあるようです。

またその他のメーカーでも一部のメーカーでは、アプリケーションやドライバを再インストールするためのデータがハードディスク内に収録されていることがあります。もちろんWebページからダウンロードできればそれでもOKな訳です。

今回の富士通の例で言うと、該当機種のWebページにアクセスしてドライバの一覧から探しても、サウンドカードのドライバはなかったんですが、「ソフトウェアディスク検索」からたどっていくと、Realtek Audio のドライバがちゃんとありました。

他のメーカーでもそうかもしれませんが、Webページで提供されていないようなものでも、PC自体にそうしたものがあるケースもありますので、確認してみるといいかもしれませんね。


<参照>




デル株式会社


VAIO STORE

posted by クリック at 18:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | PC一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする