2026年01月14日

パスキーの保存と Microsoft パスワード マネージャーとの同期

Microsoft Edge のパスワードマネージャーとパスキーが同期機能の展開がスタートしています。

パスキーは、パスワードを必要とせずにアプリやウェブサイトにサインインするための、より簡単で安全な方法として Microsoft Edge 以外のところでも広く利用されつつある機能です。

これがあれば、普段使用しているデスクトップパソコンにてパスワードレスで使用可能なサイトなどを、その他のデバイスでも使用可能になります。

今回は、Microsoft Edge におけるパスキーの活用について注目してみました。


【ワールドパスワードデー】

World Password Day (世界パスワードの日)は、毎年5月の第1木曜日に制定されたもの。より強力で安全なパスワードを作成し、パスワード管理のベストプラクティスを啓発することを目的とした日。

もとは 2013年に Intel Security (現McAfee) によって提唱されて、パスワードの重要性に対する意識を高め、より安全なオンライン環境を促進するために設けられました。

そんな2023年5月のワールドパスワードデーにて公開された Microsoft のブログが「How Microsoft can help you go passwordless this World Password Day」でした。

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パスワードレスな世界への第一歩ってわけですね。当初は、ブログにもありますが、パスワードレス認証ソリューションとしてMicrosoft Authenticatorアプリ、Windows Hello for Business、FIDO2セキュリティキーといったものが取り上げられていました。

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そしてその後もこの取り組みが進み、2024年10月に公開された「Passkeys on Windows: Authenticate seamlessly with passkey providers」にて「パスキー」への取り組みが公開、そしてその後 Windows Insider 向けに展開がスタートされました。

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そして2025年11月「Microsoft Edge introduces passkey saving and syncing with Microsoft Password Manager」にて公開されたのが、Microsoft Edge でWindowsデバイス間で「パスキー(Passkeys)」の保存・同期が可能になったというものでした。Microsoft Edge 142 for Windows for Microsoft Accounts(MSA)で段階的に展開がスタートしたわけですね。

パスキーの詳細については長くなりそうなので別途取り上げさせていただきますが、

パスワード>PINコード>パスキー 

という感じでセキュリティは高くなるわけで、モバイルデバイスなどで使用されている生体認証も含めるとそれぞれ以下の様な特徴があります。

項目パスワードPINコードパスキー(Passkey)生体認証(指紋・顔など)
 定義ユーザーが設定する文字列の秘密鍵デバイスごとに設定する短い数字列公開鍵暗号方式に基づく認証情報(秘密鍵+公開鍵)身体的特徴を使った認証方式
 保存場所サーバー側にハッシュ化して保存デバイス内のセキュア領域(TPMなど)デバイス内のセキュア領域(TPMやセキュアエンクレーブ)デバイス内のセキュア領域(テンプレート化)
 入力方法キーボードで入力数字を入力生体認証やPINなどで秘密鍵を解錠指紋スキャン、顔認証、虹彩認証など
 セキュリティ弱いパスワードは推測・漏洩のリスク大 デバイス依存で漏洩リスクが低いフィッシング耐性が高く、漏洩リスクが極めて低いなりすましが困難で、利便性も高い
 利便性覚える必要あり短くて覚えやすい覚える必要なし、ユーザー体験がスムーズ覚える必要なし、瞬時に認証可能
 主な問題点再利用・漏洩・フィッシングに弱いデバイス紛失時のリスク対応サービスがまだ限定的、デバイス依存誤認識・認識失敗、プライバシー懸念

色々課題はあるものの、従来から利用されていたパスワードよりは、より安心して利用できるわけですね。

生体認証+PINや、生体認証+パスキー、そして今回のパスキー+パスワードマネージャーといったように、複数のものを組み合わせて利用するケースが増えてきているようです。


【Microsoft Edge における認証の仕組み】

Windows のデバイス上で、Microsoft Edge を利用する場合には、
  • Microsoft Password Manager:
    Edge や Windows に組み込まれたパスワード管理機能。パスワードの保存・自動入力・漏洩チェックなどを提供。

  • パスキー(Passkey)対応:
    WebAuthn に基づく公開鍵認証方式。Edge はパスキーの保存・同期・自動入力に対応しており、Microsoft アカウントで複数デバイス間でも使える。

  • 生体認証との連携:
    Windows Hello(顔認証・指紋認証・PIN)と連携し、パスキーの秘密鍵を安全に解錠。ユーザーは「顔を見せるだけ」でログイン可能。
       
といったものが利用できるわけですが、

組み合わせ特徴
 パスワード+パスワードマネージャー従来型。利便性はあるが、パスワード自体の脆弱性は残る。
 パスキー+パスワードマネージャーパスワードレスでフィッシング耐性が高く、秘密鍵はローカル保存。クラウド同期で複数デバイスでも使える。
 パスキー+生体認証(Windows Hello)最もスムーズで安全な体験。ユーザーは覚える必要がなく、なりすましも困難。
 
より安心して利用できるものへと推移していくわけですね。

企業などの個人情報やパスワードの漏洩事故も減らないし、個人の方のケースでも安易なパスワード設定、Phishingメールなどによってアカウントが乗っ取られしまうケースも相変わらず減りません。クレジットカードが勝手に利用されてしまったり、個人情報が盗まれてしまったり...

そんな事態を回避するためにも日頃からこうしたセキュリティについては、気を遣いたいですね。


<参照>




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2026年01月13日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に次の更新プログラムが到着しておりました。

今回到着していた更新プログラムは、以下の通りです。

20260113-1-1.png
・Microsoft Excel 16.106.26011120
・Microsoft OneNote 16.106.26011120
・Microsoft Outlook 16.106.26011120
・Miucrosoft PowerPoint 16.106.26011120
・Microsoft Word 16.106.26011120

以上のようになっています。

現時点で、今回の更新プログラムの内容について公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折には改めてご紹介させていただきます。

さて、先日 US時間1月10日に公開された「Microsoft OneDrive, a year in review: AI-powered file management and smarter  collaboration」において、OneNote for mac について言及されていた部分がありましたのでご紹介させていただきます。

20260113-1-2.jpg 20260113-1-3.jpg

ブログでは、2025年を振り返って、OneDrive がどう変わってきたかについて紹介されています。

その中、「More options for saving and sharing」のところでは、

「"*:<>?/\|」といった特殊文字のいずれかを含むファイルを作成することが可能になったこと
OneDriveファイルを取り外し可能なドライブを含む任意の外付けドライブにシームレスに同期が可能になった

といった更新についてと利上げられておりました。

詳細は上記リンクからブログ記事をご確認下さい。

2026年は、Office 2021 のサポートも終了します。Office 2024 の次の製品の情報もちらほら入り出すでしょうから、随時ご紹介したいと思います。


<参照>

Outlook for Mac/Microsoft Support
Outlook for Mac機能/Microsoft Support
Office for Mac の展開ガイド
Apple シリコン用の Microsoft 365、Office 2021 および Office 2019 のサポート
macOS での Copilot の概要



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2026年01月12日

HEIC拡張機能(120円)は、PCによって拡張機能の購入が必要

iPhone などで撮影した画像を、PCに取り込んだときに、画像がサムネイルでも、またフォトやペイントなどの Windows 標準アプリなどで開けない... そんなご経験をされた方はいっぱいいらっしゃるかと思います。

その表示できなかったり、開けなかったりする要因は、iPhone や iPad で写真や動画を撮影した際、どんなファイル形式で保存されているか?が問題になってくるわけですが、一般的に利用されている JPEG(あるいは JPG)といった形式であれば問題ないわけですが、iPhone や iPad などで使用されている「HEIC」(High Efficiency Image Coding)形式だったりするとこうしたトラブルに直面することになります。

ただし、もちろんうちのPCは全く問題なく開けたけど... と言う方もいらっしゃるかと。

実はこれ、PCによって変わってくる訳です。


【「HEIF」と「HEIC」の違い】

まずは私もごっちゃになってましたので、「HEIF」と「HEIC」の違いについて。
  1. HEIF:画像や動画などのファイルフォーマット
  2. HEIC:HEIF形式のファイルの拡張子
ということで、「〜.heic」という拡張子のついたファイルは、「HEIF」というフォーマット形式のものという意味になるわけですね。


【Windows11なら当然開ける?】

いいえ当然開けるわけではありません。PCメーカー次第ということになります。

Windows 11 も現在は最新バージョンであれば、Ver.25H2 になっています。手元の Windows Insider Canary Edition は、Ver.26H1 となっていますが、遡って、「Windows 11 Ver.22H2」の新機能を見ると...

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上記にもあるように、「高効率ビデオ コーディング (HEVC) のサポート」とあるので、うっかり Windows11 なら問題なく開けるのかな?と思いがち。

Microsoft Store の拡張機能を確認してみると、

20260111-2-1.jpg 20260111-2-2.jpg

「HEIF画像拡張」は当然ながら特に導入した記憶もないかもしれませんが、導入済みとなっています。「この拡張機能使用してHEIF画像を表示します」ともあるのですが、その「説明」の所にもこんなことが説明されています。
「.heic、.hif、または.heifファイル拡張子を使用する HEIF ファイルに格納されているイメージを表示するには、HEVC ビデオ拡張機能 パッケージをインストールする必要があります。」ともあるように「HEVCビデオ拡張機能」も必要なわけです。

※ HEVC:High Efficiency Video Coding -- H.265の動画圧縮方式。H.264/MPEG-4 AVC後続の動画圧縮規格となります。


で今度は、「HEVCビデオ拡張機能」を開いてみると....

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こちらは上記にもあるように、有償(120円)な訳ですね。Windows 10 ではこうした拡張機能が対応していなかったから導入が必要と諦めていた場合でも、Windows 11 なら大丈夫?と思っていた方もいらっしゃるようですが、Windows 11 であっても「HEVCビデオ拡張機能」は必要になってくるわけです。


【なぜ?料金が発生するのか?】

拡張機能といっても、120円ぐらいのものなので、必要であれば導入できないものでもないわけですが、なぜ料金が発生するのか?

HEIC 形式については、その特許ライセンス料が発生するからなんですね。なので必要な人が、必要に応じてその代金を負担する必要があるわけです。もちろん本来は当然すべての人が必要なものでもないわけですから。


そういえば手元のPCでは、動画の編集に Davinci Resolve というアプリを利用してますが、こうした動画アプリであっても、HEVC ビデオ拡張機能がないと取り込みもできないようです。

それからちょっとまえに無料で利用できるようになった AFFINITY なんかは、HEIC形式のファイルは使えるようなのでこうしたアプリを利用してみるのも一つの選択肢でしょうね。GIMP とかも対応はしているようです。

他にも、Google フォトを介してJPEGに変換するとか、Dropbox アプリを利用するとかまだまだいろいろあるようですが、面倒な事あれこれ試すより、120円払っちゃったほうが簡単かな?

今回改めて確認してみたわけですが、PCメーカーや導入されているアプリによっては、何らかの形で、こうした HEVCビデオ拡張機能がサポートされているケースもあるようなので、全くこうしたことを意識しなくてもご利用可能なものもある訳ですね。ただし多くの場合には対応していないケースもあるので、何らかの対処が必要になってくるわけです。


<参照>




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2026年01月11日

Outlook などのメールを開くと、セキュリティ例外に関する警告が表示される

Microsoft Outlook などのメールクライアントをご利用で、Outlook を開いた際に、「インターネットセキュリティ警告」なんていうダイアログが開くケースについてご紹介します。

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今回確認した事例では、さくらインターネットでドメインのご契約をされていて、レンタルサーバーなどをご利用のケース。


【サーバー側の仕様変更】

これまでは問題なかったのに、ある時からこうした画面が出て、「はい」をクリックしないと、メールの受信がスタートしなくなったわけですが、さくらインターネットでも、サーバー設定に関して以下のような告知が上がっていました。

20260110-1-2.jpg

2025年5月に公開されたお知らせ「メールソフトでの送受信時にセキュリティ例外に関する警告が表示されたお客様へ」によれば、「定期的に本件が発生する原因として、メールサーバーの証明書[*sakura.ne.jp]を定期的に更新するため、「送受信サーバー名」に独自ドメインやIPアドレスが設定されていると情報の不一致となりエラーが表示されてしまいます」とのこと。

つまり独自ドメインのメールアドレスをご利用のケースで、メールサーバーがドメイン名を使用していると、そうなるので、初期メールサーバー
"****.sakura.ne.jp" に変更しないといけないとのこと。

「メールソフトにてセキュリティ例外の適用をする事で一時的に回避できる場合もありますが、定期的に発生いたします」ということで設定を変更しない限りは定期的に発生するもののようなので、一時的に回避しているだけじゃなくって根本的に設定を変更する必要があります。

今回は、Outlook の事例としてと紹介しましたが、PC、スマホを問わずすべてのメール環境で発生するもののようなのでこうした表示が出てくる場合には、メールの設定を見直してみてください。

また、「2026年1月1日よりJPドメインでのアクセスができなくなったお客様へ」何て言うお知らせも上がっておりました。ドメインの有効期限切れにもくれぐれもご注意ください。

とりあえずうちで使用しているドメインやサーバーは、自動的にバンバン引き落とされていくので、気にしてなかったんですが、そんなことも当然ながらあり得るわけですね...


<参照>



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2026年01月09日

「OutlPrnt」ファイルの再構築

Microsoft Outlook でメールを印刷しようとしても、「アイテムを選択しないと印刷できません」となって印刷ができない...

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本来であれば、上記の画像にもあるように、Microsoft Outook でメールを開いて印刷をしようとすると、「メモスタイル」や「表スタイル」といったスタイルの選択や、プレビュー画面が表示されるはずです。

ところが、あるときいざOutlookでメールを印刷をした際、本来なら表示される、こうした印刷スタイルの選択画面も表示されない上に、プレビューも表示されない....。


【「OutlPrnt」というファイル】

Outlookの場合、印刷設定については、「OutlPrnt」というファイルに依存しています。つまりこのデータがなくなってしまうとか、破損したりすると、今回取り上げているような印刷できず、「アイテムを選択しないと印刷できません」となって印刷ができないといったトラブルが発生するようです。

--「OutlPrnt」ファイルの再構築:

こうしたトラブルが発生した場合、「OutlPrnt」ファイルの再構築が必要になります。

通常これらのファイルは、

「C:¥ユーザー¥(ログインユーザー名)¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Outlook」

にありますが、エクスプローラー開いてもなかなかこのフォルダにたどり着けないのであれば

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  • Windowsキー+R としてファイル名を指定して実行の画面を表示します
  • 名前のところに、「%userprofile%\AppData/Roaming/Microsoft/Outlook」と入力してOKをクリックします
これで該当フォルダに移動できます。

ここを開いたときに「OutlPrnt」というファイルがあったら、このファイルをデスクトップなどに一度ドラッグして移動します。

その後、改めてOutlook を開いて、印刷してみてください。今度はちゃんと印刷できるようになるかと思います。

※ このファイルは該当フォルダになくなると自動的に再生成されます。今回ドラッグするだけにとどめて削除まではしてませんが、仮にその後、Outlookを起動して正しいファイルが生成されていれば、デスクトップなどに移動したものは、削除していただいても問題ありません。


このあたりを、Copilot に確認してみたところ...

「OutlPrnt」は、Microsoft Outlook が印刷処理を行う際に使用する一時的な設定ファイル(OutlPrntファイル)を指します。このファイルには、印刷レイアウトやプリンター設定、ページ設定などの情報が保存されていて、Outlook の印刷プレビューや印刷動作に関わっています。

場所:通常は以下のパスにあります

C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Microsoft\Outlook\OutlPrnt

トラブル例:「印刷プレビューを表示できません」や「印刷できない」といったエラーが出る場合、このファイルが破損している可能性があります。

対処法:OutlPrnt ファイルを削除またはリネームすることで、Outlook が新しい設定ファイルを自動生成し、問題が解消されることがあります。

ということでした。

またCopilot によれば、「OutlPrnt」ファイルは、Outlook の「印刷」機能を一度でも使ったことがある場合にだけ作成されるものだそうで、一度も印刷したことがない場合には表示されないもののようでした。

手元の Outlook 365 ではなかったのは、そういえば印刷なんて使ったことなかったからなんでしたね。


<参照>




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