2025年02月07日

Microsoft Defender VPN のサービス終了

ちょうど先月「Windows の基本操作 Vol.2025-1-2 Windows のセキュリティ機能 〜Windows セキュリティ と Microsoft Defender」のかなでもご紹介させていただいた「Microsoft Defender VPN」という機能。

この機能の提供終了が発表されました。

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同サイトによると、「私たちの目標は、あなたとあなたの家族がオンラインでより安全であり続けることを保証することです。 機能の使用状況と有効性を定期的に評価します。 そのため、プライバシー保護機能を削除し、お客様のニーズに合わせた新しい領域に投資します」ということのようです。

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上記にもあるように、2025年2月28日付けでサービスが終了します。同サービスをご使用の方は、くれぐれもご注意ください。

Windows、Mac、iPhone にてご利用の方は特に何もする必要はないようですが、「2025 年 2 月 28 日以降、Android デバイスの Defender VPN プロファイルを削除する必要があります」とあるように、Android デバイスにてご利用の方はアクションが必要になりますのでご注意ください。


<参照>




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2025年02月06日

送信メールの取り消し【Outlook for mac】

Windows 版の Microsoft Outlook や、Outlook for the web では利用可能な機能ですが、この度、Outlook for mac でもこの機能が利用できるようになります。

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うっかり書きかけで送ってしまったり、送信相手を間違えたり... そんな時には非常に便利な機能ですが、もちろんどんなメールでも送信の取り消しができるわけではありませんので注意が必要です。


【取り消しができる条件】

送信ボタンを押してしまっても、未送信のままで送信トレイに残っているのであれば、当然ながら送信トレイから削除すれば送信の取り消しは可能なので、問題ないわけですが、この「送信の取り消し」(RECALL)機能は送信トレイからなくなって、すでに「送信済みアイテム」フォルダにメッセージが入っている... そんなケースでの取り消しを意味します。

Gmailの場合にも「送信の取り消し」という機能がありますが、こちらの場合には、送信を押した後、指定された一定時間(5秒、10秒、20秒、30秒から選択)保留状態になっていてその間に取り消しが可能になるもので、送信されてしまったものが取り消せるものではありません。


-- 送信の取り消しが可能になる要件:

先ほども触れましたが、どんなメールでも取り消しが出来るわけではありません。送信の取り消しが可能になる条件として以下のようなものがあります。
  • 自分と受信者の両方が同じ組織内の Microsoft 365 メール アカウントを使用していること

ちなみに、outlook(classic) for Windows の場合には、送信済みアイテム内の取り消したいメッセージをダブルクリックなどで開いて、ファイルメニュー>再送信または取り消し のところから行います。

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その際のメッセージにもありますが、"相手の方がメールを開封していない" と言うことも、送信取り消しのための条件になります。
メッセージの取り消し、あるいは変更を行うと取り消しの確認メールが送られてきて、そこにあるリンクから、「メッセージの取り消しのレポート」にて状況を確認することも出来ます。


-- 利用可能な製品:

今回リリースされた、送信取り消しの機能ですが、以下の製品がその多少となります。
  • Ver.16.94 (ビルド 25011325) 以降の Beta Channel ユーザー
2025年2月からは、順次 最新チャンネル (プレビュー) ユーザー向けにもロールアウトされる予定です。

ロールアウトがスタートしたばかり何でしょうね。手元の Beta Channel ではまだこの機能が使えるようになっていないので、今後順次利用できるようになるものと思われます。そんな状況ですから、この機能が最新チャンネルユーザー向けに展開されるのはもうちょっと先になりそうです。


うっかりミスを帳消しにしてくれる機能ではありますが、基本的にはそうならないように、メールを作成するときにはしっかり注意することが必要です。


<参照>




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2025年02月05日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

macOS 15.3 に Update してから、あれがおかしい、TouchIDが使えないなど色々情報が入ってきたので、早速自分の mac で確認しようとたちあげたら、それ以前に早速 Office の Beta Channel に次の更新プログラムが到着しておりました。

本日到着した更新プログラムは、以下の通りです。

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・Microsoft Excel 16.96.25020312
・Microsoft OneNote 16.96.25020312
・Microsoft Outlook 16.96.25020312
・Microsoft PowerPoint 16.96.25020312
・Microsoft Word 16.96.25020312

以上となっております。今回公開された更新プログラムについて、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報jが公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

さて、Outlookチームからは、引き続き1月にリリースされた修正内容の情報が更新されておりましたのでご紹介させていただきます。


・1月27日・29日リリース:Ver.16.95 (25012602) & 16.95 (25012914)

-- 修正:

メール:暗号化のみと転送しないを無効にすると、Outlook for Macの関連テンプレートも非表示になる問題を修正。環境設定では、UIから暗号化のみと転送しないを無効にするだけで、ラベルは意図したとおりに表示されるようになりました
メール:マネージャーが代理で会議を仮受付した場合、代理出席者に正しいインフォバーが表示されない問題を修正
メール:マイコンピュータ上に移動されたSMIME暗号化メールがOutlook for Macでコンテンツを表示しない問題を修正
検索:英語以外のロケールでオートコンプリートの結果から連絡先を選択すると、検索クエリが重複する問題を修正
クラッシュ:管理者が SMIMECertificatesLookupOrder プロパティをクライアントマシンにプッシュすると Outlook がクラッシュする問題を修正

-- 新機能または改善された機能:なし
-- 既知の問題:なし

以上となっております。

冒頭にもちょっと触れた macOS 15.3 ですが、とりあえず手元の環境(M2 macOS Sequoia 15.3) では特に問題ないようでした。もちろんすべての機能を確認しているわけでもないので詳細は不明ですが、今後こちらについても何か新たな情報が入りましたらご紹介させていただきます。





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Windows の基本操作 Vol.2025-2-1 メモリはどのぐらい増やせるの?

今回は RAM(Random Access Memory) と Windows について取り上げてみました。

PCを新しく購入する際には判断基準の一つもなるメモリ。当然少ないよりも大いに越したことはありません。「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」をみると、Windows 11 が起動するのに必要なメモリとしては、"4ギガバイト" とあります。

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Windows 11 の仕様としては、4Gbが最低限必要なメモリになります。当然ながら、それを下回る場合には、Windows 11のインストールは出来ません。

またPCは、Windowsだけで利用するものでもなく、様々なアプリをインストールして利用するわけですから、そうしたものが動作する環境も加味する必要があります。


【Home とProfessional でも異なる】

市販されているPCに搭載されている Windows 11 や 市販されているパッケージなどには、Windows 11 でも、「Home」エディションと「Professional」エディションがあることはご存じかと思います。

Windows 11の仕様を見てみると、「メモリ 4ギガバイト」とあるだけで、じゃぁ?上限、つまり最大どのぐらいまで搭載できるのか?についてまでは触れておりません。

利用できる機能がより多いのが、「Professional」エディションになります。また機能だけでもなく、こうしたエディションの違いによっても、搭載可能なメモリの容量も異なります。

Windows リリースと Windows Server リリースのメモリ上限」の情報を加味して整理してみると、

OSの種類最低最大
Windows 11 Home4Gb128Gb
Windows 11 Professional4Gb2Tb

となります。

自作系PCを扱っている販売店のWebサイトなどにもこうした情報は出てたりしますので、インターネットで検索したり、Copilot に聞いてみてもちゃんと回答が入手できますので、必要に応じて確認してみてください。


【マザーボードの仕様によっても異なる】

さてこのメモリ。OSとしての仕様はわかりましたが、ではどんなPCでも上限最大まで搭載可能なのか?と言うとそうもいきません。搭載可能なメモリの上限は、PCの各パーツをつないでいる基板ともなる「マザーボード」の仕様によっても変わってきます。

ではその確認方法についてもご紹介していきましょう。

1) Windows キー+"R" にて「ファイル名を指定して実行」の画面を出して、"CMD" と入力します

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2) コマンドプロンプトの画面が表示されたら、「wmic memphysical get maxcapacity」と入力し、エンターします

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3) 手元のPCでは、「67108864」と出てきましたので、電卓アプリで、67108864÷1024÷1024 として計算すると「64Gb」であることがわかります

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つまりハードウェア的な仕様として、手元のPCだと、最大64Gbまでしかメモリが詰めないということになります。

市販されているメーカー製のPCであっても、自分でメモリを増設可能なものも多数あります。そんな場合、闇雲に大きなメモリを購入して装着しても、意味ないことになるので、事前にどこまで搭載可能なのか?は確認しておく必要があります。


【メモリが多いだけでもダメ】

もちろんメモリは多いに越したことはありませんが、利用するOSやPCのマザーボードによって上限があることはこれでおわかりいただけたと思います。

ただしPCの能力は当然ながらメモリだけで決まるものでもありません。
  • より高速な処理を実現してくれるにはその「CPU」の存在も忘れてはいけません
  • データの読み出しや書き込みを高速に行うには、「SSD」の存在も欠かせません
用途に応じた選択、たとえば「ゲーム」をやるのであれば、メモリも必要ですが、グラフィックメモリも別途搭載しているPCの方が望ましいですし、「画像の編集」や「動画の編集」にしても同様です。

PC選びにはこうしたものを加味して、さらには最も大切な部分で言えば「予算」も加味した上で用途に応じて最適な環境のPCを選択する必要があるわけです。


<参照>




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2025年02月04日

Excel のパフォーマンスが低下する

たかが見た目と言うなかれ。見た目が変わると、それがExcelのパフォーマンスに大きく影響することが確認されています。

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1月25日に公開された Japan Office Client Support Blog「Excel シート タブの外観変更後、オートメーションのパフォーマンスが低下する 」によると「Excel が新しい外観に変わった後、Excel オートメーションの処理パフォーマンスが大きく低下する場合がある」ことを確認しているようです。

Office のデスクトップ各アプリの外観は、Windows 11 とビジュアル的にもより一貫性のあるものに更新されつつあります。Excelの場合にはそのシート見出しとなるシートタブのところにも変更が加えられています。


【単に角が丸くなっただけではすまない】

ブログにもありますし、現在の Microsoft 365 や、Excel 2021、Excel 2024 のシート見出しを見ていただくと一目瞭然ですが、最新バージョンのシート見出しは、角が丸くなっています。

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Windows 10 上(左の画像)でも、Windows 11 上(右の画像)でも、そのシート見出しの角が丸くなっていることが確認できます。シート見出しに色を付けたりしていないとその違いは判りずらいところですし、また昔がどうなっていたか?覚えていないよ?とおっしゃる方もいるかもしれませんが、ここが変わったことで、今回エクセルのパフォーマンスが低下することが確認されていました。

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ちなみに上記の画像は、Windows 11 Ver.24H2 上で動作する Excel 2019 の画像ですが、シート見出しの角が四角くなっていることがおわかりいただけると思います。


【その影響】

シートの多いブックだったり、オートメーションで各シートに対する様々な操作が発生したりする場合に大きくパフォーマンスが低下することが確認されています。

新しいシート タブの外観を描画するにあたって、その描画処理が大きく変更。こうした新たな描画処理で、特にシート数が多い時など、以前の処理より時間を要することが原因と確認しているようです。


【対象製品】

その対象製品となるものは以下の通りです。

  • Microsoft 365 Apps
    <最新チャネル>
    Windows 11: バージョン 2308 (ビルド 16731.20170)
    Windows 10: バージョン 2404 (ビルド 17531.20120)
  • <月次エンタープライズ チャネル>
    Windows 11: バージョン 2310 (ビルド 16924.20180)
    Windows 10: バージョン 2408 (ビルド 17928.20216)
  • 製品版 Office 2024
    Windows 11 / Windows 10 ともに製品出荷バージョン以降全て
  • 製品版 Office 2021
    Windows 11 / Windows 10 ともにバージョン 2308 (ビルド 16731.20170)

【修正プログラムの状況】

ちょうど今日手元の環境もバージョンアップしてますが、すでに修正バージョンの提供はスタートしております。
  • Microsoft 365 Apps
    <最新チャネル>
    バージョン 2501 (ビルド 18429.20132)
  • 製品版 Office 2024/2021
    バージョン 2501 (ビルド 18429.20132)
にて Microsoft 365 のサブスクライバー向けには本日提供がスタートしております。最新チャンネルではない、Microsoft 365 (月次エンタープライズ チャネル向け)には、2025 年 3 月に修正を含むバージョン 2501 を公開見込みとなっております。


【暫定的な回避策】

なおブログでも「新しい外観を適用しないよう、Office の設定で変更することはできません」とあるように、その設定で調整することは出来ないようです。

その暫定的な回避策として、
  • シート名に日本語 (DBCS 文字) を使用しない
  • 外部プログラムからのオートメーションを、VBA での処理に変更する
と言った方法が紹介されています。

ただしそれが難し場合には、Microsoft 365 あるいは Office 2021 のユーザーは、バージョンダウンして「シート タブが新しい外観に変わる前のバージョンに戻す」事ぐらいしかないようです。そして Office 2024 については、初期から新しい外観になっているため、これも出来ませんのでご注意ください。


Microsoft 365 を最新チャンネルでご利用の方は、まずは Update してみていただくことをお勧めいたします。


<参照>




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