現在提供されている
Flash Playerの最新バージョン(Ver.20.0.0.267)が適用されてしまうと、正常に動作しなくなるようです。
Windows10やWindows8.1の場合には、Windows Updateにて提供されているFlash Playerが原因ということになります。Windows7やWindowsVistaなどの場合には、Windows Update経由ではなく、普通にFlash Playerの更新の通知が来てUpdateしてしまうと以下のようになってしまうようです。
** 上記の例は、Windows10のケース。ソフト&サポートナビゲーター や ソフトインストーラ を起動したときの表示例です。
** ソフト&サポートナビゲーター/ソフトインストーラ:NEC製のPCに搭載されているプログラムです。
本日確認したところ、Windows10 の場合、KB3132372 がこれに該当するプログラム(Ver.20.0.0.267)ですが、こちらを削除すれば、正常に動作するようになることを確認しております。Windows10の場合には、更新プログラムとして提供されているので、削除すると以前のバージョンに戻るため、一時的に動作するようになるのですが、最終的にはまた表示されなくなってしまいます。
Windows7やWidnowsVistaなどAdobeのサイトから直接ダウンロードしてインストールしているようなケースでは、削除してしまうと完全にFlashコンテンツが利用できなくなります。
ということで、ご利用のOS次第では、削除するというのもちょっと考えものかもしれませんね。
<Windows8.1/10の場合の削除方法>・スタートボタンを右クリック>コントロールパネル>プログラムのアンインストール として、インストールされた更新プログラムを表示して、"KB3132372" を右クリックしてアンインストールします。
Windows10の場合には、通常、更新プログラムを削除しても、また自動的にUpdateがかかってしまいますので、更新されるとまた正常に動作しなくなってしまいます。
【対策】1) 更新プログラムを削除する:
Windows 7 や Windows Vistaの場合:削除するとInternet Explorer上では、Flashを利用しコンテンツは一切動作しなくなります。もちろんインストールするにも現在のところ問題になっているバージョンしかありませんから、結果的に削除しても、"ソフト&サポートナビゲーター" や "ソフトインストーラ" の動作の改善には至りません。
Windows8/8.1の場合:更新プログラムを削除して、さらに更新プログラムを非表示にすれば更新されなくなります。削除することで、更新前のバージョンとなります。
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Windows 8 / 8.1のWindows Updateで必要ない更新プログラムを非表示にする方法 Windows 10 の場合:たとえ削除しても、基本的には同更新プログラムが、また自動的にインストールされてしまうという事情もあるので、次の更新プログラムの提供が開始されるまで、不便ではありますが、我慢するか? 都度削除して利用していくことになります。
いずれは更新プログラムがでるでしょうから、しばらくの間は不便かもしれませんが、
とりあえずいろいろいじるより、しばらく様子を見て待ってみる...というのも一案です。2) “Show or hide updates“ トラブルシューター を利用する
Windows 10 の場合、従来のようにWindows Updateをコントロールする手段も一応用意されております。“Show or hide updates“ トラブルシューターというツールを利用してコントロールしてみるというのも一つの方法です。
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Windows 10: 問題を起こした更新プログラムやドライバーを Windows Update で一時的にインストールされないようにするツールの紹介・
Windows 10 で Windows やドライバーの更新による再インストールを一時的に防止する方法とりあえず現在発生しているトラブルについてのみご紹介させていただきました。
なお、一部この更新プログラムの影響か? Flash Playerを必要とするサイトが表示されないという事例も確認しています。
今回は、Windows10のケースで、アメーバピグのページなど一部でしたが、こちらについても、やはり更新されたFlash Player(Ver.20.0.0.267)が要因で、更新プログラムを削除したことで、改善には至っています。
ただしこうしたFlash Playerを利用したサイトがうまく表示されないという事例は従来からよくあるトラブルなので、こちらについては、通常通りFlash Playerの入れなおしだけで改善するかもしれません。
この症状については、Windows7/IE11/Flash Player Ver.20.0.0.267 の環境では確認できませんでした。
詳細は引き続き、随時ブログにて更新していきたいと思います。
【2016/01/02更新】Adobeのフォーラムを覗いていたら、海外でも今回のFlash Playerの更新でおかしくなる事象が発生していることが判明。ということで、今回のFlash Playerの更新バージョン Ver.20.0.0.267 には問題が多いようです。
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V20.0.0.267 White Screen When Loading swfどうも上記サイトによれば、すでにアメリカの方では、Ver.20.0.0.270 の配信が開始されているようです。
この日本語版の提供が開始されれば改善するのではないかと思われますので、今しばらくお待ちいただく必要がありそうですね。
【2016/01/04更新】Adobeのサイトで配布されいてるFlash Playerのバージョンが更新されたようです。現在配信されているバージョンが、Ver.20.0.0.270 となっています。
WindowsVista/7 ご利用の方で、今回のトラブルが発生している場合には、一度Flash Playerを更新してみてください。
【2016/01/06更新】Windows8.1/10 向けにも更新プログラムの提供が開始されました。
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Internet Explorer および Microsoft Edge 上の Adobe Flash Player の脆弱性に対応する更新プログラム** すみません、12時の段階で、Windows Update をかけても、Windows8.1ではまだ検出されないということを確認。単純に、PCや回線側の問題で検出されないだけなのか? わかりませんが、すぐに更新が出てこなくても、提供が開始されることには変わりありませんので、お待ちください。
Windows10上では、更新プログラムが検出されだしました...
本更新プログラムをインストールすることで、NECのソフト&サポートナビゲータなどの、今回のトラブルになっていた症状が改善することも確認いたしました。
<参照>・
KB3073930のトラブルシューティングツールで、Windows Updateをコントロールする・
Windows 10: 問題を起こした更新プログラムやドライバーを Windows Update で一時的にインストールされないようにするツールの紹介・
Windows 10 で Windows やドライバーの更新による再インストールを一時的に防止する方法・
Windows 8 / 8.1のWindows Updateで必要ない更新プログラムを非表示にする方法
posted by クリック at 20:22| 東京 ☀|
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