仮に一時的にその不具合は改善してもとに戻ったとしても、導入されているセキュリティソフトによっては、エラーを出すようになって、更新ができなかったり、保護されていないという状態が続いたりすることがあります。
こんな場合の対処法を確認してみました。
<カスペルスキーの場合>
システムの復元を実行後、Kaspersky製品が正常に動作しない
<ウィルスバスターの場合>
システムの復元を行った後、ウイルスバスターが正常に動作しない
<McAfeeの場合>
Windowsのシステムの復元を実行後に、セキュリティセンター上に赤いアラートが表示される現象とその対処方法
<ウィルスセキュリティ/ソースネクスト>
【ウイルスセキュリティ】「システムの復元」をしたら機能が無効になってしまった
今回のセキュリティソフトの例とは異なりますが、他にも復元を行うことで復元ポイントによっては、以下のようなトラブルが発生することもあるようです。
[VAIO_PC]システムの復元、またはレジストリチェッカ (scanreg /restore) を行うと、OpenMG Jukebox、SonicStage などの音楽データを再生できない/ソニー
ソニーのケースでは、"「データの内容に不整合があるため、再生できません。(MAC の値が不正)」" といったエラーになることがあるようです。
システムの復元というのは、一見便利なようで、ハードディスク内の情報の整合性が失われてしまうという危険も伴います。それによりどんなソフトが正常に動作しなくなるか?どんな機能が正常に動作しなくなるかは、それぞれのソフトや機能によって異なります。もし仮に行うのであれば、重要なデータについては、バックアップを取っておいたほうがいいでしょう。
場合によっては、必要なデータをしっかりバックアップした上で、リカバリをされた方がいいケースも多々あると思われます。
今回、確認したセキュリティソフトメーカーの対処法を見ても、McAfeeのように更新をして情報を最新の状態にすれば解決するケースもありますが、McAfeeであってもこれで解決しない場合には、再インストールを試すようにあります。セキュリティソフトは再インストールで回復したとしても、他のソフトの動作がどうなのか? ここもその後注意をしていただいた方がいいでしょう。PC自体の動作が不安定になるなど、復元が要因でPCの動作がより悪くなったという場合には、必要なデータをバックアップした上でリカバリをされた方がいいでしょう。
当然のことですが、ワンクリック詐欺にあったり、ウィルスに感染した場合にシステムの復元をするなどというのはもってのほか、絶対に行わないでください。