2023年12月05日

プリンターのアイコンが、いつもと違う?

コントロールパネルの デバイスとプリンターを開いてみると、プリンターアイコンが見覚えのないプリンターに代わっている....

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現在そんなトラブルが発生しています。

もっとも最近はコントロールパネルから、プリンターとデバイスのところを開く機会も少なくなっているでしょうからお気づきの方も少ないのかもしれませんね。

スタートボタン>設定>デバイス>プリンターとスキャナー と開いても、ここは関係ないので、気が付いていない方も多いかと思います。


【アイコンが変わってしまう】

今回のトラブル、複数のメディアで取り上げられておりますが、プリンターアイコンが HP の "HP M101-M106" のアイコンに代わってしまうようで、さらにこれに伴い Microsoft Store から、HP Smart という HP Printer 利用者向けの Store アプリもインストールされてしまうようです。

これは、HPが従来から、Windows Updateでメタデータを提供していたものの、そのデータに誤った情報を含んでいたためと言われているようです。それに伴い表示名は変わらないもののアイコンが、HPの "HP M101-M106" のアイコンに代わり、加えてモデル名や製造元といった情報も、HP のものに変わってしまいます。

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ただし、印刷など機能的には問題ないこと、さらにうちのPCで見ていると、一部変わらないケースもあるようです。

これが要因かどうかははっきりとしていないようですが、HP のプリンター以外のものがインストールされている環境に、Microsoft Store 経由で、"HP Smart" というアプリもインストールされてたりしてしまう症状も確認されており、どうもこれが要因ではないか?とも言われています。

このアプリを削除しても、元に戻るわけでもないので、今後の修正プログラムの提供を待つ以外にはなさそうです。

"HP Smart" のアプリは、HP の プリンターなどをご使用でなければ削除しても問題はありません。

年末のあわただしい中、それにしてもいろいろあるもんです...


<参照>




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2023年12月02日

ブラックフライデーなどのポップアップ広告が画面の右下に表示される

まもなくブラックフライデーは終了するので、ブラックフライデーがらみの広告は表示されなくなると思いますが、数週間前から一部のPCで、頻繁に "ブラックフライデー" のポップアップ広告が表示されるようになりました。

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Corel ともある広告なので何かのアプリから出ているんだろうな?とは思っていましたが、確認してみたところ、今回の広告の犯人は "Corel Update Helper" でした。

犯人が分かってしまえば、意外と簡単に公式サイドのコメントなども見つかったりするんですが、通知領域を見てもそれらしいものもないし、また "閉じる" ボタンで終了すれば消えてくる。"ブラックフライデー" の期間だけならまぁいいかなぁ?なんて思ってもみましたが、機会あって調べることにしてみました。


【"Corel Update Helper" とは?】

Corel 製品が導入されているPCにはあるようで、製品の更新情報や広告などを表示するためのプログラムのようです。Windows 版ばかりではなく、Mac 版の Corel 製品を入れている環境でも発生するもののようです。

ポップアップ広告を頻繁に表示させるので、おかしなマルウェアが入ったりしているのかな?とつい思ってしまいがちですが、定期的に広告やアップデートに関しての情報が表示されるものの決しておかしなプログラムではないようです。


【"Corel Update Helper" を設定する】

まぁ決しておかしなものではないと分かったし、自分が使用している製品のアプリから、更新情報や、製品の情報が表示されるだけと思えば、いちいち面倒でも閉じればいいわけですが、それでも頻繁に表示されるのは、毎回閉じないといけないし、さらにあまり気持ちがいいものでもありません。

ということで制御方法について確認してみました。

Corel の Knowledge Base でも正攻法でダメならプロセスを停止するなり、フォルダを削除するなどの方法も案内しているところにはびっくりしましたが、通常はそこまでしなくてもいいようです。
  1. Corel 製品から設定を変更する
  2. Corel Update Helper を無効にする
といった方法があります。ということで、まずは正攻法から....


1) Corel 製品から設定を変更する:

まずは正攻法から。Corel 製品をいったん起動して、ヘルプメニューから行います。「Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」(Corel Knowlage Base)によれば、製品によっても若干異なるようです。

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今回手元にあった Corel Draw で確認すると、上記のように設定変更ができました。

Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」でも紹介はされていますが、その他 Corel WinDVD、Painter、PaintShop Pro、Video Studio などの Corel 製品が導入されている場合には、それぞれのプログラムから確認してみてください。


2) Corel Update Helper を無効にする:

広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、こうしたポップアップメッセージを表示させているのは、冒頭でもご紹介した "Corel Update Helper" というプログラムです。

この中で、「Corelのメッセージウィンドウは、製品アップデート情報の案内やアップグレードのご案内などが表示されますが、以下のような方法で Corel Update Helper を無効にすることで、メッセージウィンドウを表示させないようにすることが可能です」として具体的な方法が紹介されています。

-- バックグラウンドで実行されているタスクを確認:

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まずは実際にこの表示があるときにタスクがあるのか?確認してみました。タスクバーの通知領域にはそれらしいアイコンはないものの、タスクマネージャーには、いますね.... これを右クリックして終了すれば、ポップアップ広告も消えてくれます。

--タスクスケジューラで無効化:

スタートアップアプリやサービスとして実行されているというよりも、"タスクスケジューラ" で管理されているようです。

1. スタートボタンを右クリックして、"コンピューターの管理" をクリックして開きます

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2. 左ペインのシステムツール>タスクスケジューラ>タスクスケジューラライブラリとクリックします

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3. Corel Update Helper を右クリックして、"無効" をクリックして、無効化します。2つあるようなので、2つとも無効にしてください


広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、タスクスケジューラをどうやって起動するか?の違いだけです。ちなみにここの場合には、

1.  Windowsキー+R として「ファイル名を指定して実行」のダイアログを表示し、"名前" のところに、"taskschd.msc" と入力します

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2. タスクスケジューラーが起動してきます

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他にも、スタートボタン>すべてのアプリ>Windowsツール とクリックすると一覧が表示されますので、そちらからも「タスクスケジューラ」を起動できます。


-- Mac版の Corel 製品の場合:

実は、Windows 版 以外にも 当然ながら Mac 版にも Corel の製品があります。例えば、Painter といった製品を Mac でご利用いただいてたりすると、Mac 版でも、Corel Update Helper がポップアップ広告を表示させるようです。


上記は記事としては古いものですが、一応参考になるかと思います。

ライブラリ>Preferences>com.corel.CUH と開くとここに、"CUH.app" があるようです。

とりあえず Preferences フォルダにある
  • com.corel.CUH
  • com.corel.CUH.update
の2つのフォルダごと、Preference フォルダから移動してしまえば起動してこなくなるようです。

ただし、削除するとどうなるか?この辺りは何とも言えませんので、いつでも戻せるように、どこかに保存しておいたほうがいいかもしれませんね。


こうしたポップアップ広告って、これ以外にも、ソースネクストアップデートなどからも表示されたりしますが、今回のものは、Corel からのものでした。Corel の Knowledge Base でもこうして、"Corel Update Helper" の停止を案内しているので、停止しても、特に問題ないってことなんでしょうね。


<参照>



年賀状もぼちぼち追い込み?
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2023年11月06日

PINコードの削除ができない

PCの電源を入れていつものようにサインインしようとしたら、PINコードの作成を促す画面が出てサインインができない.... 以前にも、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」な形で、PINコードの作成を促す画面が出た場合についてご紹介しました。

PINコードでサインインすることは、普通にPWを使うよりもセキュリティ面ではいいことですが、しかしこうしたPINコードの作成を促す画面がでてきて、仕方なくわけのわからないうちに適当に設定しまい、次に起動したときに、肝心のPINコードが分からなくなってしまって、余計に面倒なことになったご経験ありませんか?

さらにその設定したPINコードを削除しようとしたら、削除もできない....

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そんな二進も三進もいかない場面になったことにはたまったもんじゃありませんね。


【セキュリティという面ではパスワードよりPINコードのほうがいい】

やはり以前にも「PCを起動すると "PINを作成します" という画面が表示されて先に進めない」の中で、その良し悪しについて触れましたが、キーロガーなどのようなキーボードから入力される文字列を盗むようなプログラムが仕込まれてたりすると容易にパスワードが搾取されてしまいます。もちろんこうしたものへの対策としては有効なわけです。

-- なぜこうした表示が起動時に表示されるのか?:

これは、Windows 10 で言えば、"通知とアクション" のところの設定によります。

20231104-3-1.jpg

設定>通知とアクション の "通知" のところにある項目になります。

20231104-3-2.jpg

Windows 11 の場合には、
設定>システム>通知 と開いて、"追加の設定" のところにその項目があります。

上記の画像にもあるように、"Windows を最大限に活用するためのデバイス設定の完了方法を提案する" などのところがONになっていたりすると表示されるわけです。また多くの場合こうした表示が出たとしても、画面左下に、"3日後に通知する" などの表示があれば、そこをクリックすれば画面を回避することもできるわけですが、誤って "次へ" とかをクリックすると設定の画面に入ってしまい元に戻ることができなくなります。

そうなってしまうと、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」で紹介したようにいったんサインアウトして、サインインしなおす必要が出てきます。


【PINコードが削除できない場合】

さて今回取り上げたのはそこではなく、そうしてPINコードを設定したもののPINコードはやっぱりいいから削除しようとなった時に、"削除"ボタンがグレーに反転していて押せない... そんなことがあります。

今回ご紹介したようにPINコードが削除できない場合には、以下の手順で設定を変更し、設定画面を開きなおします。

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スタート>設定>アカウント>サインインオプション
と開きます。画面をスクロールして下に移動すると、「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」を、オフにします。

こうすることで、いったん設定画面を閉じて開きなおせば、PINコードのところの "削除" が押せるようになります。

ということで今回は備忘録も兼ねて、PINコードが削除できないケースについて取り上げてみました。


<参照>




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2023年10月28日

パブリックネットワークとプライベートネットワーク

Windows では、ネットワークのプロファイルとして、"ドメイン"、"パブリックネット" と "プライベートネット" の3つのプロファイルが用意されていて、ネットワーク接続の際に設定を行います。

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"ドメイン" の場合には、会社などで、Active Directory で管理されているネットワークに接続する場合に使用するものなので、一般のユーザーの方が、ご自宅や会社などで一般的なネットワークに使用されるケースでは関係ありませんので、多くの方は、"パブリック ネットワーク" か "プライベートネットワーク" か? になるわけです。

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上記の「Windows 10 で Wi-Fi ネットワークを公衆またはプライベートにする」にもありますが、Windows10 と Windows 11 ではちょっとこの辺りも違うようです。
  • Windows 10:「初めて Wi-Fi ネットワークに接続するとき、ネットワークや使用目的に基づいて、ネットワークを公衆またはプライベートに設定する」
  • Winodws 11:「Wi-Fi ネットワークに初めて接続すると、既定でパブリックとして設定されます。 これは 推奨される設定です 」

【ネットワークプロファイルの違い】

とりあえずその違いについて簡単に見ていきましょう。
  • パブリックネットワーク:自宅、職場、あるいは公共の場所で接続するネットワーク。こちらを選択することで、同じネットワークに接続された他のデバイスからは、こちらのPCが非表示になりす。ファイル共有やプリンターの共有などはできません。

  • プライベートネットワーク:自宅、職場などの信頼できるネットワークに接続する際に利用します。同じネットワーク上につながれたPC同士、ネットワーク上に検出され、ネットワーク上の他のPC や ネットワーク上の共有プリンターにアクセスができるようになります。
Wi-Fiで、初めてのSSIDに接続する際、「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにしますか?」とメッセージが表示されますが、

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  • はい:プライベートネットワーク
  • いいえ:パブリックネットワーク
となります。


【ネットワークプロファイルを変更する】

さて今回わざわざこんなことを取り上げたのは、実はここからが本題のお話になります。手元にあるリカバリ後の Windows 10 の PC で、イーサーネットが、"パブリックネットワーク" として設定されていました。

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現在は上記のように "プライベートネットワーク" に変更できていますが、通常、Wi-Fiであろうと、イーサーネットであろうと、設定 > ネットワークとインターネット とクリックして、その "状態" のところから、"プロパティ" を開けば、"ネットワーク プロファイル" から変更ができるはず...でしたが、どうもこの画面が表示されませんでした。またイーサーネットを開いてネットワーク名のところをクリックしても反応なし。(現在は表示されるようになりました...)


-- レジストリによる調整:

結局、レジストリで調整しました。

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\NetworkList\Profiles\(ランダムな英数)
と開きます。この中で、"Category" のところが、
  • パブリック(Public): 0
  • プライベート(Private): 1
  • ドメイン(Domain): 2
となりますので、"0" → "1" に変更し、PCを再起動します。

でも今回は再起動しても、レジストリをプライベートに変更したはずが、再起動してみると "パブリックネットワーク" の状態でした。ただし、再起動後は、ネットワークのプロパティから、変更ができるようになりました。

ということで、今回うちの場合には、結果的には変更できるように戻ったし、その後は変更もできるようになったので、一件落着なわけです。

考えてみれば、以前にも、「ネットワークのプロファイル名を変更したい!」な記事をご紹介しましたが、ネットワーク名の変更なんてことも、レジストリから行ってましたね。


【その他の方法】

今回は、レジストリですが、この他にも設定変更方法はあります。
  1. PowerShellによる方法
  2. グループポリシーによる方法

1) PowerShell による方法:

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  1. スタートボタンを右クリックして、"Windows PowerShell(管理者)" をクリックして起動します
  2. "Get-NetConnectionProfile" と入力して、現在の状況を確認します
  3. "Set-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 10 -NetworkCategory Private" と入力し、エンターします
  4. その後再度、"Get-NetConnectionProfile" と入力して、現在の状況を確認します

2) グループポリシーによる方法:

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  1. Windows キー+ "R" に、"gpedit.msc" と入力するか? 検索などでグループポリシーと入れて、"ローカルグループポリシーエディター" を起動します
  2. コンピューターの構成>Windowsの設定>セキュリティの設定>ネットワークリストマネージャーポリシー と開きます
  3. 現在接続されているネットワーク名をダブルクリックするか?右クリックしてプロパティを開きます
  4. プロパティの画面が表示されたら、ネットワークの場所を開いて変更します

先ほども触れましたが、「Windows 10 で Wi-Fi ネットワークを公衆またはプライベートにする」にあるように、Windows 11 の場合には、既定で "パブリックネットワーク" になるというのは、あまり今まで意識せずに変更していたせいか?気が付きませんでした...


<参照>




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2023年10月22日

Windows の基本操作 Vol.2023-10-2 スタートアッププログラムを管理する Part 1

Windows が起動する時に、自動的に起動してくるプログラムのことを一般的に "スタートアップ" プログラム と呼んでいます。

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その一例が、上記の画像にもあるような、タスクバーの "隠れているインジケーターを表示します" のところをクリックすると表示されるアイコンになります。もちろんタスクバーの通知領域に表示されているものも、スタートアッププログラムに該当しますし、またこうした場所に表示されずに密かにバックグラウンドタスクとして常駐してしまうものもあったりするので、これらがすべてではありません。


【PC自体の動作も左右する】

さてこうしたスタートアップのプログラムは、当然 PC 起動時に読み込まれるものなので、数が多ければ、起動して操作ができるようになるまでに時間がかかりますし、時にこうしたプログラムが正しく動作しなくなって、PC 起動時に訳の分からない エラー表示を出したりすることもあったりします。

こうしたプログラムは少ないに越したことはないわけですが、必要なものもあるので一概に何でもかんでも止めるわけにもいかないところでもあったります。


【スタートアップのプログラムを制御する】

さて今回、Windows の基本操作 Vol.2023-10-2 では、Part 1 としてこうしたスタートアップで起動してくるプログラムの管理について取り上げます。

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上記サイトにもあるように、スタートボタン > 設定 > アプリ > スタートアップ と辿っていくと、その ON/OFF の切り替えが可能です。

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-- タスクマネージャーで制御する:

サポートサイトにて紹介されている方法のほかにも、タスクマネージャーから "スタートアップ" タブ を開いて行うことも可能です。

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スタートアップタブに表示されたプログラムを選択して、タスクマネージャーの右下にある、"無効にする" あるいは "有効にする" をクリックし手その動作を制御します。


【その他の方法】

こうした基本的な方法のほかにも以下のような方法もあります。

1) アドレスバーや、ファイル名を指定して実行 から行う:

アドレスバーや、Windows+R として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを開いて、"shell:starup" と入力して、エンターをクリックすると、エクスプローラーにスタートアップが表示されます。ただしこちらにはすべてが表示されるわけではありません。

2) レジストリから操作する:

ユーザーごと:
・HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

共通:
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

ちなみに、"WOW6432Node" は、64ビット版のWindows上で、32ビットのプログラムがスタートアップに登録されたときに表示される場所です。


レジストリまでいじらなくてもたいていの場合には基本的なメニューから制御が可能なはずです。


<参照>




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2023年10月07日

Windows の基本操作 Vol.2023-10-1 Windows Experience Index でPCを確認する

ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス(Windows Experience Index)って聞いて懐かしい〜!って思われる方もいらしゃるかもしれませんね。

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かつて、Windows 7 のころだと、コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム と開いて、"Windows エクスペリエンスインデックス" とクリックすると表示されていたあのスコアです。

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Windows 10 になってからはすっかりご無沙汰だったわけですが、先日、Windows Team の Facebook の投稿を見ていたら以下のような「【エクスペリエンス インデックスを確認する】」というタイトルの投稿がを見かけました。Windows 11 でも利用もできるんだよ? というこの機能。

改めて、Windows 10 & Windows 11 にて確認してみました。


-- ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックスとは?:

まずは、"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" をご存じない方のために簡単に説明しておきます。

"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" とは、いわゆるベンチマークといって、そのPCの能力を表示してくれる機能です。詳細な情報まで表示されるわけでもないので、巷の専門のベンチマークアプリに比べれば簡易機能ということになりますが、現在のPCのハードウェアの状況を評価してくれる一つの目安となる機能であることには違いありません。


-- どんな内容が確認できるのか?:

今回ご紹介する PowerShell による方法ですが、Windows Teamの投稿にもありますが、

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  1. CPUScore:プロセッサ(CPU)の速度スコア(1秒あたりの計算)
  2. D3DScore:ゲーム用グラフィックスの3D処理のスコア(Windows 8.1/10/11では計測されない)
  3. DiskScore:プライマリハードディスクのスコア(データ転送速度)
  4. GraphicsScore:グラフィックスの2D処理のスコア
  5. Memory:メモリのスコア(1秒あたりのメモリ操作速度)
といったものの評価が確認できます。

「ディスクとメモリーのサブスコアが低い場合は、パフォーマンス低下の原因になっている可能性があります」とか、「ハードウェア交換・増設後の計測や、複数の PC を比較」として利用することで、現在使用中のPCを評価するための一つの目安ともなるものです。


【PowerShell を利用して、Windows 10/11 で実行してみる】

では、Windows 10 /Windows 11 でのその実行方法を見ていきましょう! 以下の画像は、Windows 10 のケースですが、Windows 11 でも基本的な作業は一緒です。
  • スタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell (管理者)」を起動します
    もし右クリックしても表示されない場合には、スタート>Windows PowerShell と辿って、Windows PowerShell を右クリックして、"管理者として実行" をクリックして起動します

    20231006-3-1.jpg 20231006-3-2.jpg
  • 続いて、「get-ciminstance win32_winsat」のコマンドをコピーして貼り付けて、Enter を押します

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  • ウィンドウズ・エクスペリエンス・スコアが表示されます

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さらに詳しく調べたい場合には、「winsat formal」と入力して、Enter をすれば、さらに詳細な情報が確認できます。ここまでくると、一般のユーザーではなかなかどう評価していいものなのか? 理解しきれないところもあると思いますので、スコア表記された数値の方がわかりやすいかもしれませんね。
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お恥ずかしながら、うちのしょぼいPCなわけですが、ディスクのスコアや、グラフィックスなど15年もののPCなのでかなり低いことが確認できますね。まぁ、とりあえず事務作業する上ではブンブンうなりながらでも今のところは、Windows 10 で動いているのでよしとします。

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ちなみに、Windows 11 の場合には、スタートボタンを右クリックして、"ターミナル(管理者)"  をクリックするか? あるいは、スタートボタンから、すべてのアプリを開いて、"Windowsツール" とクリックして開くと、"Windows PowerShell" がありますので、右クリックして、"管理者として実行" から起動してみてください。

こちらのPCを見てちょっと安心しました。


<参照>




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2023年08月20日

TLS1.0/ 1.1 が既定で無効化

"Transport Layer Security" (TLS)は、インターネットで安全に情報をやり取りするための暗号化通信の規格になります。

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古くは、SSL(Secure Sockets Layer)2.0/3.0 などから始まって、TLS1.0/1.1/1.2/1.3 と変わってきています。今回、Windows の方でもやっと? 無効化しようとなったのが、TLS1.0/1.1。実はこのプロトコル、1999年にリリースされたもの。当然ながら古いわけです。

BEASTやPOODLEなどといった攻撃に対する脆弱性も確認されており、現在では、十分な安全性を確保した形での通信を保証できるものではなくなってきています。ブラウザ側ではすでに、TLS1.2へとシフトしています。

とはいえ実際にはまだまだこうした古いプロトコルが利用されているという現実問題もあります。

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そんな中、つい先日、TechCommunity の Windows IT Pro Blog において、Windowsユーザーのセキュリティ体制を強化、最新のプロトコルの採用を促進すべく、TLS1.0と1.1について、2023年9月のWindows 11 Insider Previewビルドと今後のWindows OSリリースから、OSのデフォルトでまもなく無効になることが発表されました。またさらに、互換性を維持する必要があるユーザー向けには、TLS 1.0またはTLS 1.1を再度有効にするオプションも用意されるようです。


【TLSを使用するWindowsアプリケーションに影響?】

TechCommunity Blog「TLS 1.0 and TLS 1.1 soon to be disabled in Windows」 の中では、「Guidance for users and IT admins」のところでも紹介されていますが、"The impact of this change depends largely on the Windows applications using TLS. " とあるように、TLS を使用する Windows アプリケーションに今回の変更は影響します。

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ただし、Microsoft 365 などの主要な Microsoft 製品の場合、すでに無効化されていることもあり、さらに多くの新しいバージョンのアプリケーションでは、TLS 1.2 以上をサポートしていることもあるためこの影響は受けませんが、今回の変更後に、アプリケーションの動作に失敗するなど影響を受けるものがある場合には対処が必要になってきます。

上記にもありますが、代替手段がなくどうしても TLS 1.0またはTLS 1.1が必要な場合は、システム・レジストリ設定でプロトコルのバージョンを再度有効にすることができます。

システムのデフォルトを上書きして、(D)TLSまたはSSLプロトコルのバージョンを Enabled 状態にするには、対応するバージョン固有のサブキーの下に、「Enabled」というDWORD値のレジストリを作成し、エントリ値を「1」にするようです。

ということで、今後の Update で Windows 自体の TLS1.0/1.1 の既定での無効化が実施されるので、古いアプリなどでは影響が出てくる可能性もあるのでご注意ください。


<参照>




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2023年08月19日

Windows の基本操作 Vol.2023-08-2 メモ帳のヘルプって見たことありますか?

前回、Windowsの基本操作ということで、"メモ帳" について取り上げました。

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単純なアプリではありますが、実際、"メモ帳" ってどこまで使い込んだことがあるのだろう? ということもあって、今回、Windowsの基本操作として再度 "メモ帳" にスポットを当ててみました。

【UIは、Windows11から変わった】

Windows10 までの "メモ帳" は冒頭の画像の通りで、画面の表示も一緒です。Windows11 の "メモ帳" が大幅に変わったのが、2023年3月のこと。通常版に、前回ご紹介したようなタブ表示機能が加わり、その見た目も変わりました。

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2023年1月19日の Windows Insider Blog にて Dev Channel に展開、その後、3月に通常版に展開されたものです。



【"メモ帳" のヘルプを見たことがありますか?】

さてそんな "メモ帳" ですが、皆さん、ヘルプメニューってみたことがありますか?

あまり複雑な機能があるわけではないので、あえてヘルプメニューを見ることも少ないかもしれませんね。
でも意外とヘルプメニューからはいろいろなことが見えてきます。

-- ヘルプからはヘルプサイトに移動しない:

Windows 10 の "メモ帳" の例ですが、通常のアプリであれば、そのヘルプをクリックすれば、専用のヘルプ画面が出たりするものですが、メモ帳については、Bingの検索結果が出てくるんですね。

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もちろん検索結果には、「メモ帳に関するヘルプ」もでてくるので、ちゃんと Microsoftのサポートページにも行けるんですが、ダイレクトではいかないんですね。


-- 余計な書式情報を持たないテキストデータを扱うアプリ:

ご存じのように、メモ帳で扱うデータは、テキストデータのみです。一応、画面表示上の設定として、フォントや、フォントサイズなどは変更できますが、そうした情報は、利用するメモ帳のアプリ側で設定するもので、そこで扱うデータとして余計な書式情報は持ちません。

-- ヘッダーとフッター:

そんなメモ帳ですから、ヘッダーとフッターなんて、ワープロみたいな機能もあったんですが、それでもそうした機能はサポートページにもありますが、その情報は保持されないため、印刷の際に一時的に使用されるだけで、都度データを開いた際に、設定しなおす必要があります。

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すなわちそうした情報はデータとしては保存されないんですね。

-- ログファイルとしての利用:

メモ帳で、最近よく紹介されているのがこの機能。ファイルを開くたびに、自動的にログデータとして、日付と時間を挿入できるようにするもの。これについては、日本語ページでは正しく翻訳していないので、USサイト「How to Use Notepad to Create a Log File」を参考にしてもらいたいんですが、メモ帳を開いて、「.LOG」とだけ入力して、いったんファイルを保存します。

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その後、そのファイルを開くと、上記のように日付が自動的に挿入されます。


【情報としては保持されないけど利用する上では設定可能な機能】

先ほども、ヘッダー、フッターといった機能について、触れましたが、これ以外にも情報として保持されることはありませんが、メモ帳というアプリを利用するうえで設定可能な機能もあります。

ファイルメニューをクリックするとページ設定という項目があります。

20230815-6-1.jpg 20230815-6-2.jpg

余白や用紙サイズ、ヘッダーとフッターなどの情報が設定できます。

20230815-6-3.jpg

編集メニューにも、日付と時刻を自動挿入する機能があります。ただし、これはここをクリックした段階の情報がテキストデータとして挿入されるだけです。

そして、書式メニューから設定できるのがフォント。フォントの種類、フォントのサイズなどの情報です。

20230815-6-4.jpg 20230815-6-5.jpg

こうした情報は、データとして保持される情報ではなく、メモ帳でデータを開いて作業をするうえでより利用しやすいようにその環境を整えるための情報として、一時的にアプリであるメモ帳側に設定されるものです。フォントの種類やフォントサイズ、ヘッダーとフッターといった情報は、保持されるようです。

-- 文字コードの設定や拡張子の設定:

テキストデータとして保存はされますが、文字コード情報は保持されています。データ保存時に文字コードの設定が可能です。

20230815-10-7.jpg

またシンプルなテキストデータですから、「.TXT」という拡張子を「.BAT」とすれば、バッチファイルとしても保存することが可能です。カンマ区切りデータとして保存する場合には、拡張子を「.CSV」とします。

ちょっと前だったりすると、Windows Liveメールのアドレス帳データをCSVファイルとして書き出したのち、これを Microsoft Outlook で利用するためには、いったんメモ帳でファイルを開いて、文字コードを「ANSI」に変換しないと取り込めなかったりしてましたので、そんな使い方したな?と思い出された方も多いかと思います。

-- Windows 11 の "メモ帳" は?:

20230815-10-7-1.jpg 20230815-10-7-2.jpg 20230815-10-7-3.jpg

タブ表示ができるようになって、これに関連した機能は増えています。基本的な設定できる部分、ヘッダーやフッター、フォントやフォントサイズなどといったところは一緒です。
アプリのテーマが増えていますが、これも、メモ帳で保存するデータに依存するものではなく、あくまでもメモ帳のアプリ側の作業環境だけの問題になります。

設定メニューを開くと、ヘルプが用意されていますが、今回からはこのヘルプから、Microsoft の Support ページに直接リンクが貼ってあるようです。


メモ帳」は、そのシンプルな機能であるがゆえに、ヘルプを見ないと操作ができないというほどのものでもないし、軽いし、気軽に使えるアプリになっているわけですね。



<参照>




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2023年07月21日

エクスプローラー の "クイックアクセス" をリセットする

Windows の エクスプローラー を起動すると左ペインなどに表示されるおなじみの "クイックアクセス"。通常は、文字通り素早く普段よく利用するフォルダなどにアクセスできるように、フォルダをピン止めするなどして利用します。

20230719-5-1-1.png 2023-0719-5-2-1.png 2023-0719-5-3-1.jpg

通常であれば、フォルダを右クリックするなどして、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックすれば、"クイックアクセス" に追加されるものですが、右クリックして、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックしても "クイックアクセス" に追加できなくなることがあります。


【"クイックアクセス"の一覧に追加できない】

そんな場合には、まずはタスクマネージャーを起動して、エクスプローラーを再起動してみましょう。
単純にエクスプローラーがハングアップしかけていて、応答が悪いだけ.... そんなケースもあり得ます。

2023-0719-5-4.jpg

1) タスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを起動します
2) プロセスのタブのところで、"エクスプローラー" を探して、"エクスプローラー" を右クリックするなどから "再起動" します

** もし、エクスプローラーなどの再起動がうまくいかない場合には、まずは一度PC自体を再起動(シャットダウンではなくて、あくまでも"再起動" です)してから再度、エクスプローラーを開いて、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックして追加できるか?確認してみましょう。

昔の Windows と異なり、高速スタートアップが導入された Windows 8 以降においては "再起動" には、単に起動し直すというだけではなく、"完全シャットダウン" + "再起動" したことになります。Shiftキーを押しながらシャットダウンをすることで、完全シャットダウンになりますが、その場合には電源が切れておしまい。これに対し、"再起動" を選択した場合には、完全シャットダウンもしてくれるし、再度電源も入れ直してくれることになります。一度の操作で済むわけです。


-- エクスプローラーを再起動してもダメな場合:

通常、最初にご紹介したエクスプローラーのオプションのダイアログ "フォルダオプション" を開いた際、

2023-0719-6-1.jpg 2023-0719-5-2-1.png

"プライバシー" のところから、エクスプローラーの履歴の消去 や、"既定値に戻す" などによる設定のリセットができるはずなのですが、それすらも全く反応しない場合には、コマンドプロンプトを使用してリセットをかけてあげます。


-- コマンドプロンプトによるリセット:

1) コマンドプロンプトを管理者で実行します。スタートボタンのとなりの "検索" (あるいは 虫めがね) のところに "cmd" と入力するとコマンドプロンプトが表示されますので、"管理者として実行" をクリックします

2023-0719-6-2.jpg

2) コマンドプロンプトの画面が起動したら...

2023-0719-6-3.jpg 2023-0719-6-4.jpg 2023-0719-6-5.jpg

DEL/F /Q %APPDATA%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations\*

上記をコピーして、右クリックして貼り付けてもOKですが、コマンドを手入力してOKを押してもOKで、こちらによりその設定のリセットが完了します。


-- レジストリキーを削除してリセットする:

それでもだめなら.... ということで最後にもう一つだけご紹介しておきます。レジストリキーを削除して再構築する方法もあります。

20230719-6-6.jpg

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Ribbon

の項目にアクセスしていただき、"QatItems" という項目を見つけて右クリックして削除する。削除したらPCも再起動します。こちらの操作はレジストリの操作になりますのでくれぐれもご注意ください。


こうしてリセットが完了したら、再度エクスプローラーを起動しクイックアクセスへのピン留めが可能になるかどうか?確認してみましょう!

また、クリックアクセスに本来表示されるはずの "ドキュメント" や "ピクチャー" などの定番フォルダがなくなってしまって、エクスプローラーの PC 直下にあるフォルダを右クリックして、"クイックアクセスにピン留めする" が機能しなかった場合にも、このコマンドを利用したリセットは有効です。


<参照>




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2023年05月26日

2023年にサポートが終了する製品およびすでにサポートが終了した製品

これまでにも何度か個別に取り上げてはおりましたが、2023年もまもなく6月。約半年になるこの時期に、改めてコンシューマー向け製品のサポート状況について確認してみました。

20230525-4-3.png

すべての製品を取り上げるときりがないので、ここでは、OSとしての、"Windows" と "Microsoft Office" 製品に限定していきます。


【OSについて】

まずは、Operating System(OS)として提供されている Windows 製品についてみていきましょう。


-- Windows 7 :

Windows 7 のコンシューマー向け製品は、すでに、2009年10月22日 に終了しておりますが、実はその後もESU(Extended Security Updates)として、一部法人向けには提供されていました。ただしこちらも、2023年1月10日 をもって終了いたしました。


-- Windows 8.1:

Windows 8.1 → サポート終了日:2023年1月10日


-- Windows 10:

Windows10 以降の製品はバージョンによってその製品サポート期限が異なります。常に最新の状態を維持していれば、"2025年10月14日" がサポート終了日になります。

Windows 10 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年6月13日
Windows 10 Ver.22H2 → サポート終了日:2025年10月14日

現在は、Windows 10 Ver.22H2 が最新のものになりますが、その1年前に提供されている Ver.21H2 については、間もなくサポートが終了しますので、すでにこのバージョンのままご利用の場合には、自動更新にて強制的に Update が実施されます。ただし何らかの事情により、Update が自動で行われないような場合には自分で更新する必要があります。

Windows 10 については、現在最新の Ver.22H2 が最後のバージョンとなり、今後はセキュリティの更新プログラムの提供はありますが、機能の更新・追加などは行われません。当然ながら、サポートが終了する Ver.21H2 については、こうしたセキュリティの更新プログラムも提供されません。


-- Windows 11:

Windows 11 も、Windows 10 同様に、バージョンごとに異なります。ただしまだ Windows 10 のように、提供終了日は設定されていません。

Windows 11 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年10月10日
Windows 11 Ver.22H2 → サポート終了日:2024年10月8日

ということで、Windows 11 についても、あとおよそ4か月後になる 2023年10月10日 には、Ver.21H2 のサポートが終了します。

Windows 11 の場合、その仕様要件を満たさないPCに強引にインストールして利用しているケースもあるようですが、そうしたPCには、更新プログラムは配信されてきませんので、手動で更新することが必要になります。


【Microsoft Office 製品】

Office 製品については、Windows 向け製品と、Mac 向け製品に分けてご紹介いたします。

1) Windows 向け製品

Office 2010 までは昨年までにサポートが終了していますので、それ以降の製品となります。

Office 2013 → サポート終了日:2023年4月11日
Office 2016 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2019 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

2) Mac 向け製品

Office 2016 → サポート終了日:2020年10月13日
Office 2019 → サポート終了日:2023年10月10日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

macOS 向けの製品で注意が必要なのは、Windows 版と同じ、Office 2019 だったとしても、Mac 版と、Windows 版とでは、サポート期限が異なる点です。

また、mac 版の場合には、macOS の仕様変更にともない、macOS 10.14 Mojave までと、macOS 10.15 Catalina 以降では全く異なります。もっとも、Mojave にしても、Catalina にしても、すでに実質 Apple のサポートが終了しているため更新プログラムが配信されなくなっています。現在、macOS にて、引き続き更新プログラムが提供されているのは、macOS Big Sur 11.0 以降のみになります。

したがって、Office 製品もそのサポートの対象 macOS は、
  • macOS Big Sur Ver.11.0
  • macOS Monterery Ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみとなります。


【サポートが終了するという意味】

サポートが終了するということは、こうした製品で不具合が見つかっても修復されることがない...そんな意味を含んでいます。

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Office と Microsoft 365 の Windows サポート終了の意味」にもありますが、単に更新されないというだけでは済まない話です。自分だけではなく、自分のPCに保存されているお友達の個人情報の漏洩など これにより他の人にも被害をもたらす可能性もあります。

結局、迷惑メールが減らないのも自分だけしっかり対策していても、どこかでおろそかにしているお友達などがいれば、そこから情報が漏れてしまっているといったこともその背景にあります。

独立行政法人 IPA では、毎月提供されている更新プログラムの適用を促す情報以外にも、こうしたサポートが終了した製品に対する注意喚起も行っておりますので、ご参考になってみてください。


こうしたことは、PCのみに限らず、スマホやタブレットでも同様です。「古くてサポートも終了しているけど、まぁ動くからいいか...」は禁物です。


<参照>



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2023年05月05日

Windows の基本操作 Vol.2023-05-1 ストレージセンサーを利用して定期的なごみ箱のお掃除

ある時 エクスプローラーを開いたら Cドライブが真っ赤!.... 何てこと、ありませんか?

20220502-2-1.jpg

何かの際にエラーのメッセージなどが表示されていたりしたら気が付いたのかもしれませんが、気が付かずに使い続けていたらこんなことに... PCを何年も使っていたりすると、いつの間にか?Cドライブの空き容量が減ってしまって慌てちゃうことって、あるあるな?出来事ではないでしょうか....

特に何かをした覚えもないのに、PCを使っていてデータを保存しようとしたら「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」というエラーメッセージが表示されたりすると、何をどうして空き容量を確保できるものなのか? 悩みますよね。

20240502-2.png

会社などであれば、クラウド化なども進んでいるのかもしれませんし、一般ユーザーの方でもデータをしっかり管理されている方であれば、外付けのドライブなどにデータをバックアップされてたりするケースも多いかと思います。

そこまで使うことなんてないな?何て思っていても、気が付いたらこんなことになっていた.... そんなケースも多々あることです。

さてそんなケース。もちろん物理的に空き容量を確保しないといけないわけなので、やることと言えば1つ。不要なファイルの削除や、データを外付けのドライブ、クラウドなどに移動して空き容量を確保することです。


【Windows の "ストレージセンサー"とは?】

Windows にはこうした緊急事態にならないように、ストレージ、つまりCドライブなどの空き領域を監視して快適に利用できるようにする機能があります。これが「ストレージセンサー」という機能になります。

この機能は、Windows 10 Ver.1809 以降に搭載されたもので、Windows 10Windows 11 でご利用いただけます。

スタート > 設定 > システム > ストレージ 開くと表示されます。


20230505-1-1.jpg 20230505-1-2.jpg

左:Windows10 右:Windows11


-- 利用状況が把握できる:

上記の画像からもご理解いただけると思いますが、ストレージセンサーを開くと、現在のCドライブの利用状況が確認できます。Windows 10 の場合には "アプリと機能"、Windows 11 の場合には、"インストールされているアプリ" とあるところをクリックするとどんなアプリがどれだけの容量を占めているのかが表示されます。

不要なアプリがあれば、ここから削除することも可能です。


-- "ストレージセンサー" を実行する:

20230505-1-3.jpg 20230505-1-5.jpg
  1. Windows 10 の場合(左)には、ストレージセンサーを "オン" にして、"ストレージセンサを構成するか、今すぐ実行する"
  2. Windows 11 の場合(右)には、ストレージセンサーを "オン" にして、さらに、"ストレージセンサー" のところをクリックします
ストーレッジセンサーを実行するタイミング
一時ファイルの削除のタイミング
などがあらかじめ設定しておくことが可能になります。

ダウンロードフォルダについては、通常一時的にダウンロードされたファイルなどが保存される場所ですから、ここをファイルの保存場所として利用していることはやめましょう。必ずダウンロードしたもので、必要なものはちゃんと別の場所に移動して保存しているということを前提としていても、ダウンロードフォルダは、意外といろんなものが残ってたりしますので、こちらも定期的にお掃除する必要がある場所です。

ごみ箱についても、通常ここをデータの保存場所として利用することはないので、やはり定期的にお掃除する必要があります。14日間や、30日などに設定しておけば、自動的に指定した日数でファイルを削除してくれるようになります。


-- それでも空き容量が足らない?:

ごみ箱や、ダウンロードフォルダもお掃除した、さらに使っていないアプリも削除した.... にもかかわらず、空き領域はまだ真っ赤(空き容量不足)な状態... という場合には、旧来からある "ディスクのクリーンアップ" を実行することになります。

Windows 10 の場合:

20230505-2-1.jpg 20230505-2-2.jpg
  • エクスプローラーを起動して、Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます。
  • "ディスクのクリーンアップ" をクリックすると画面が表示されます。

Windows 11 の場合:

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  • エクスプローラーを起動して、Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます
  • "詳細" をクリックすると、"ストレージの使用量" の画面が出てきます
  • 続いて、"一時ファイル" をクリックすると、クリーンアップするファイルが選択できるようになります

こうした Windows の標準搭載機能を上手に利用して、不要なファイルも定期的にお掃除することは、快適に利用するための一つのとも言えます。


<参照>




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2023年04月14日

Windows の基本操作 Vol.2023-04-2 ペイント 〜 Windows10 と Windows11 では何が違う?

昔からある Windows 標準搭載のお絵かきツールと言えば "ペイント" ですよね?

20230410-1-1.jpg 20230410-1-2.jpg

左:Windows 10 のペイント
右:Windows 11 のペイント

Windows 11 の ペイントは、昨日ご紹介した「クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更」の中でもちょっと触れていますが、Office の各アプリ同様 Windows 11 の "Fluent Design" というコンセプトに基づいて多少の見た目の違いが出てきています。


【Windows 10 の途中からプログラムの提供形態も変更された】

実は、この "ペイント" というアプリ。スタートボタンから、すべてのアプリと辿っていくと...
  • Windows 10:従来同様、Windows アクセサリの配下に、Windows のおまけのアプリと表示されます
  • Windows 11:Windows アクセサリから飛び出して、"は" 行のところに独立したアプリとして表示されています
Windows 10 Fall Creators Update の時に、これまで提供されていた ペイント は非推奨の機能という位置づけになり、将来的にはなくなってしまうかも?なんて言う発表がされたので、これを嘆く声が噴出。こうした声を受けてか、その後ペイントがストアアプリとして提供されるというように変わり、今日に至っています。

なので、現在 Windows 11 に搭載されているペイントは、従来の "mspaint.exe" という EXE形式のものではなく、"ストアアプリ版" のペイント になるわけです。

20230410-2-1.jpg 20230410-2-2.jpg

ストアアプリ版のペイントは、Windows 11 向けに提供されているもので、Windows 10 では使用できません。仮に何らかのリンクをたどって Microsoft Store で表示されたとしても、「お使いの PC の Windows のバージョンは、この製品の最小要件を満たしていません」となってインストールもできません。

ということで、この "ペイント" というアプリは、現在も Windows の標準のお絵かきツールとして愛用されていますが、これまでにこうした右葉曲折があって今日に至っているわけです。将来的に EXE 版は、Windows 10 のサポートが終了すると消えてしまうのかもしれませんが、とりあえずストアアプリ版はしばらくは残りそうです。


<参照>




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2023年04月09日

「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 2

新しくなった "Outlook for Windows"。今回はその機能についてみていきます。

20230406-1-3.jpg 


上記の Office Insider Blog や 「新しい Outlook for Windows の概要」のところでも紹介されていますので、それらの情報をもとにご紹介いたします。


【利用可能なアカウントとその設定】

現在、Prevew版として提供がスタートした "Outlook for Windows" では、まだ利用できるアカウントが限られます。今後順次その利用可能なアカウントは増えていくようです。

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1)  "Outlook for Windows" を起動します
2)  設定(右上の歯車のアイコン)をクリックして、"Outlook のすべての設定を表示" をクリックします
3) アカウント > メールアカウント と開くと現在設定されているアカウントと、さらに "アカウントの追加" のリンクが確認できます

Starting to support third-party accounts in New Outlook for Windows Preview」の中では、Google アカウントのサポートを開始することが紹介されていますが、順次展開されていくものと思われますが、現時点で自分の使用している Outlook for Windows ではまだ利用できないようです。

現時点では、画像にもあるように
  • Microsoft 365アカウント(outlook.com、hotmail.com、live.com)
  • Microsoft の職場または学校アカウント
のみになるようです。

ただしこの画面の下部にもありますが「追加アカウントのサポートは近日中に公開予定です」とあるので順次、Gmailだけではなく、Yahooなどにも対応していくようです。

Google アカウントも数クリックで利用できるようになるとのことが紹介されていますが、現時点で確認できるMicrosoft のアカウントも、すでに何らかの形で、ご利用のPCで利用したことがあったりするものだとアカウントの追加のところに表示されたりするので、1 クリックで設定が完了します。

また今後の予定として、Yahoo、iCloud、IMAPのメールアカウントに対応し、さらにインターネットに接続されていない状態でもコンテンツにアクセスできるよう、オフラインでの利用もサポートするようです。


【Google カレンダーなどとの連携及びその他の機能】

まだ自分のものでは、Google アカウントとの連携はできないので実際には確認していませんが、ブログなどによると、Google カレンダーなどとの連携も可能になってくるようです。

またブログの中では以下のような機能が利用できるようになると紹介されています。
  • Microsoft Editorを利用したリッチな編集、スペルチェック、オートコンプリート
  • より迅速な意思決定を支援するための投票付きメールの送信機能 (仕事と学校のアカウントのみ)
  • メールの配信を最大10秒まで遅らせ、送信を取り消すことができます
    誤字脱字があったり、誰かを忘れてしまったり、ちょっとした変更をしたいときに便利な機能です
  • 新しいOutlook for Windowsから直接SkypeやTeamsの通話に参加する機能
  • 重要なメールを受信トレイの一番上にピン留めする機能
またカレンダーの機能については、以下のようなものについて、今後も改良が予定されています。
  • Googleカレンダーのサポート
  • 複数の共有カレンダーを追加する機能
  • 複数のタイムゾーンをサポート
  • カレンダー表示で毎日の天気を追加

【利用環境】

Windows 10 および Windows 11 向けに展開されていますが、当然ながらサポートの終了した古いバージョンでは利用できないケースもあります。必要なシステムとしては、以下のようなものが提示されています。
  • 最低OSバージョン:Windows 10 Version 1809 (Build 17763) 以降
  • Microsoftの職場や学校のアカウント、または個人のMicrosoftアカウント(MSA)、Gmailアカウント(サポート展開中)
  • インターネット接続環境(現時点では)
今回ご紹介している機能は順次展開されていきますので、まだ利用できない機能がある... という場合には、利用できるようになるまでしばらくお待ちください。





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2023年04月08日

「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 1

先日、一般ユーザー向けにプレビュー版ではありますが、メールアプリのリニューアルバージョン「Outlook for Windows」の提供がスタートしたことをご紹介しました。

20230406-1-1.jpg 20230406-1-2.jpg 20230406-1-3.jpg


上記の記事では、その導入から設定まで概要を紹介しましたが、その後、Office Insider Blog でも、この新しい "Outlook for Windows" について紹介されました。

今回はこの新しくなった "メール" アプリとも言える「Outlook for Windows」についてご紹介させていただきます。


【2つの "Outlook" 】

まずは以下の画像をご覧ください。

20230406-2-1.jpg

左:Outlook for Microsoft 365
右:Outlook for Windows

のショートカットアイコンです。試しにデスクトップにショートカットアイコンを作成しましたが、どちらも "Outlook" という名前なのでショートカットアイコンを作成すると、どちらかが、"Outlook(2)" となってしまうので、"Outlook for Windows" という名称に変更してみました。

20230406-2-2.jpg

Appフォルダを開いてみるとこんな感じでアイコンがならんでいますが、現在はまだ Outlook for Windows には、"PRE"(Preview)のマークがついています。


【"Outlook for Windows" を起動してみる】

次の画像をご覧ください。

20230406-1-1.jpg 20230406-2-5.jpg

左:Outlook for Windows
右:Outlook on the web

となっています。見た目には、Microsoft Outlook というよりも、むしろ Outlook on the web と似た感じです。
もちろん、Outlook for the web はブラウザで表示するものですし、また今回の "Outlook for Windows" は、ストアアプリとして配布されているもので独立したアプリになりますので、見た目は似たようであってもその機能に違いがあります。


【機能の違い】

メール周りで、Microsoft から Windows 10 あるいは Windows 11 向けに提供されているアプリにもいろいろあったりします。"Outlook" と一言で言っても、今回の新しい Outlook for Windows もあれば、Outlook on the web もあったりするわけで、その機能の違いが今一つはっきりしない... 「新しい Outlook for Windows の概要」では、そんな機能の違いについて紹介しています。

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ざっくりではありますが、その機能の違いについては上記サイトでもご理解いただけると思います。


【"メール" アプリから "Outlook for Windows" へ】

前回もご紹介しましたが、メールアプリを開いて、右上に表示された "新しい Outlook を試してみる" をオンにすると、ダウンロード、インストールなどの設定が開始され、メールアプリのデータは新しい Outlook for Windows に引き継がれます。どんなデータが引き継がれるのか?については、「Windowsの新しいOutlookに設定を移行する」をご参照ください。

そして 新しい Outlook for Windows が導入されると、メールアプリを起動しても自動的に終了し、新しい Outlook for Windows が起動してくるようになります。


さて次回 Part 2 では、実際にその機能についてご紹介していきます。


<参照>




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2023年04月06日

Windows の基本操作 Vol.2023-04-1 ディスクのクリーンアップ

久しぶりの Windows の基本操作シリーズです。
さて今回は、"ディスクのクリーンアップ" を取り上げてみました。

エクスプローラーを開いてみたら、Cドライブの空き容量が極端に減って、赤く表示されてたりする....

20230405-1-1.jpg

そんな時には不要なファイルを削除したり、外付けのドライブに移動できるデータは移動したりとCドライブの空き領域を確保する必要があります。そんな時に不要なファイルを削除するために行うのが "ディスクのクリーンアップ" になります。


【Windows 11 以降では操作方法が異なる】

さてこの "ディスクのクリーンアップ" ですが、Windows 10 までと、Windows 11 からとでは、その起動方法が異なります。

-- Windows 10 までの場合:

20230405-1-2.jpg 20230405-1-3.jpg 20230405-1-4.jpg
  1. エクスプローラーを開いて、Cドライブを右クリックして、プロパティを開きます
  2. 全般タブにある "ディスクのクリーンアップ" をクリック
  3. 必要に応じて、"システムファイルのクリーンアップ" までやると、空き領域がさらに確保できます

--Windows 11 の場合:

20230405-1-7.jpg 20230405-1-5.jpg 20230405-1-6.jpg
  1. エクスプローラーを起動し、Cドライブをクリックして選択します
  2. 【...】> クリーンアップ とクリックして開きます


<参照>




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2023年03月04日

Snipping Tool の録画機能が通常バージョンにて使えるようになりました

昨年12月22日に「動画録画も可能になった新しい "Snipping Tool" がついに登場」と、新たに「Snipping Tool」に搭載された "録画" 機能が、Windows 11 の Dev Channel にて利用できるようになったことをご紹介しました。

さて先日もメモ帳でタブ機能が通常版でも利用できるようになったことをご紹介しましたが、この「Snipping Tool」の画面の "録画" 機能も3月になって利用可能になりました。


【Windows 標準搭載のキャプチャー機能】

Windows 10 には、2つの画面をキャプチャー機能が搭載されています。Windows 11 になって、「Snipping Tool」の一択になりました。

20230303-5-1-1.jpg 20230303-5-1-2.jpg
  1. Snipping Tool
  2. 切り取りとスケッチ
がこれに該当します。

画面キャプチャーツールといえば、Windows 10 でも最初のころまでは、Windows7、Windows 8.1 でも展開されていた「Snipping Tool 」でした。
その後 Windows 10 October 2018 Update 以降、「Snipping Tool」から「切り取りとスケッチ」に変わるような話もありましたが、結局 、Windows 10ではその両方が利用できる状況でした。

20230303-5-3.jpg

そして Windows 11 になって、「Snipping Tool」に統一。そしてその Windows 11 で搭載されている「Snipping Tool」に "録画" 機能が搭載されるようになりました。これが Dev Channel に展開されたのが、2022年12月の話ですが、これがはれて3月になって通常版に展開されるようになったわけです。

使い方など詳細については、「動画録画も可能になった新しい "Snipping Tool" がついに登場」の記事を参考にしてみてください。


【更新】

Windows 11 21H2 でも同様に有効になっていることを確認いたしました。


<参照>




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2023年01月03日

2023年にサポートが終了する製品 Part 2

2023年一発目に、「2023年にサポートが終了する製品」をご紹介いたしましたが、もう一つだけ Part 2 として 2023年の注目すべきものをご紹介しておきたいと思います。

すでにこのブログの中でも以前 2022年10月31日 にご紹介いたしましたが、2023年6月には ついに Internet Explorer 11 が終了します。


【段階的に削除される】

Windows Blog によると、段階的に無効化され削除される予定になっています。

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2023年2月14日 Windows 10 の特定バージョンにおいて完全に無効化
2023年5月23日 Cリリースにて、Windows日セキュリティプレビューを提供
2023年6月13日 Windows セキュリティ更新プログラム(Bリリース)により削除

これにより視覚的な参照情報は削除されるようです。

もちろん IEモードとして、Microsoft Edge 上では、Internet Explorer はしばらく存在続けるので、削除といっても起動できなくなるだけで、その存在自体がなくなってしまうわけではありません。IEモードとしては、2029年までサポートが継続されます。


【Windows 7 ESU/Windows 8.1について】

今年早々にサポートが終了する
  • Windows 7 ESU
  • Windows 8.1
この両製品についても、OS自体のサポートも終了するので、Internet Explorer は、製品のサポート終了と同時にこれらに搭載されている Internet Explorer 11 もサポートが終了します。

ちなみに Windows 7 は、コンシューマー向けにはすでにサポートが終了していますが、法人向けには有料で、Windows 7 ESU(Extended Security Updates) としてサポートが続いておりました。ただしこれらの製品も、2023年1月10日をもってサポートが終了いたします。これにともない、これらのOS向けに提供されている Microsoft Edge のサポートも終了することになります。

Microsoft Edge でサポートされているオペレーティング システム」によれば、これらの OS 向けの Microsoft Edge の更新については、2023年1月12日の週にリリースされる予定の Microsoft Edge Ver.109 が最後のバージョンになるようです。 

現在はまだ提供中ですが、今後はこれらのサポート終了を迎える OS向けへの Microsoft Edge の提供も終了することになるでしょう。


一般のユーザーだったりするとまだまだちらほら Internet Explorer 11 をご利用の方を見かけますが、今後は Windows 11 のように、Internet Explorer のアイコンをクリックしても自動的に Microsoft Edge が起動してくるってことになるんでしょうね。

これだけ年数かけて終了に向かって準備を進めていても、実際には Internet Explorer 11 が完全に無効化されて動かなくなると、またどうやったら起動できるか?なんて相談が寄せられたりするんでしょうね...。


【2023/01/04更新】

Windows 8.1 を使用していると、サポートが終了するといった紺色の画面になって注意が表示されることは以前からありましたが、Windows 8.1 で Microsoft Edge を利用していても、以下のようなバーが表示されるようになりました。

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詳細をクリックすると、ここでも紹介したように次のバージョンの更新が最後だよ?という内容のページに。


こうやっていろんなところにメッセージが出るようになってくるんですね。


<参照>




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2023年01月01日

2023年にサポートが終了する製品

新年になって第一弾。新年早々に、サポートが終了する製品もありますが、2023年にサポートが終了する製品のまとめてみました。

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当然ながら製品の数も膨大なので、今回はコンシューマー向け製品に限定してご紹介いたします。


【Windows向け製品】

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2023年1月10日 早速ですが、Windows 8.1 のサポートが終了します。そして、Office 2013 が、4月。Windows 10 21H2 が、6月と続々とサポートが終了します。


【Office製品】

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固定ライフサイクルポリシーが適用されていた Office 2013 および、それらを構成する Word 2013、Excel 2013 などの各製品のサポートが、2023年4月11日に終了いたします。

この他にも、Windows 向け Office  2019 の各製品は、メインストーリームサポートを、2023年10月10日に終了し、延長サポートに突入いたします。(延長サポート終了は、2025年10月14日)


<参照>




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自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する -- Microosft 365

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2022年12月21日

Windows のパフォーマンスを最適化する "PC Manager" Part 3 〜 Security 編

PC Manager については、これまで、


とご紹介してまいりました。

そして、今回はもう一つの機能 "Security" 編 となります。

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その機能は
  1. Windows Update
  2. Browser Protection
  3. Pop-up Management
で構成されています。

トップ画面の "Allowed threats" にある "Scan" ボタンをクリックすると、Windows セキュリティが起動して簡易スキャンが実行されます。

1) Windows Update

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この画面から Windows Update が行えるようになります。もちろん、スタート > 設置 > 更新とセキュリティ と開いて、Windows Update を実行するのと一緒です。Windows Defender の定義ファイルの更新などもこちらから可能です。


2) Browser Protection

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ここでは、ブラウザプロテクションを有効にすると、この画面で既定のブラウザの設定の切り替えが可能になります。また既定のブラウザが勝手に変更されないようになります。


3) Pop-up Management

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インターネットご利用時に、ポップアップ広告などが表示されないようにブロックできる機能です。基本的にはこの機能も各ブラウザにあるわけですが、こちらから設定を変更できるようになります。


【PC Manager の設定】

今回ご紹介しているこうした機能のほかに、右上の歯車のマークをクリックすると、PC Manager の設定画面が表示されます。

20221221-1-6.jpg
  • Windows 起動時に自動起動するか?
  • 自動でプログラムを更新するか?
の設定がこちらから可能になります。

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最初にご紹介した画面だと、Ver.1.2.5.3 ですが、本日確認すると、Ver.1.2.6.3 となっているのでバージョンアップされていることが確認できます。さらに、Winodws Defender の更新状況なども確認が可能です。


3回にわたってご紹介してきた PC Manager ですが、まだ相変わらず Beta 版のままです。一時期、どうしてもインストールが途中で止まってインストールもできない時期もありましたが、そうしたトラブルは今はないようです。

今後正式にリリースされた折には改めてまたご紹介させていただきます。


<参照>




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2022年12月19日

Windows のパフォーマンスを最適化する "PC Manager" Part 2 〜 Cleanup 編

今月初めに、「Windows のパフォーマンスを最適化する "PC Manager" Part 1」というタイトルでご紹介させていただいた "PC Manager"。

だいぶ間が空きましたが、この "PC Manager" の機能について "Cleanup" 編 と "Security" 編 に分けてご紹介いたします。

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まずは "PC Manager" についておさらいです。"PC Manager" は、Microsoft が提供するメンテナンスツールの一つです。ただしWebサイトにもあるようにまだ Beta版です。なので正式なツールとして配布されているわけではありません。利用するにあたってはそのあたりをしっかり理解したうえでご利用いただく必要があります。

起動すると画面下部に表示される "Cleanup" または "Security" の ところから、その機能の切り替えを行います。


【PCを快適に使用するための Cleanup 機能】

さて今回は、Part 2 として、Cleanup 編です。この機能はメモリの使用率を下げるために開放したり不要なファイルを削除するなどといった、この "PC Manager" のメインな機能です。

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その機能は、
  1. Health check
  2. Storage management
  3. Process management
  4. Startupapps
で構成されています。

トップ画面の各機能の上に "Boost you PC’s performance" のところにある Memory usageTemporary files のところでは、"Boost" をクリックすることで、メモリなどが一時的に解放されます。 


1) Health check

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ここでは、PC を Scanして、クリーンアップ可能なファイルを教えてくれます。必要に応じて不要なファイルを削除することができます。
スタートアップアプリの有効・無効の切り替えもできるようになっています。

2) Storage management

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こちらはもう一つさらに踏み込んで不要なファイルをチェックして、削除対象のファイルを教えてくれます。この辺りは、ディスクのクリーンアップツールと同じような機能です。

ただしそれより踏み込んで、指定したサイズのデータをチェックしたりする機能もあったりします。大きなファイルを探し出したりするのにも有効な機能です。


3) Process management

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起動中のアプリを終了するなどの、プロセスの管理を行う機能です。タスクマネージャーを開いて、プロセスタブを開いた感じです。


4) Startupapps

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PC起動時に同時に起動してくる各アプリの有効・無効を切り替えます。やはりタスクマネージャーでいうところのスタートアップタブを開いて行うのと一緒です。

Windows 10 の場合には、

スタート>設定>アプリ>スタートアップ

と開いて設定するものと同様です。

特別目新しい機能があるわけではないのですが、いろんなところに分散してある機能を一つにまとめたというような感じです。これ一つ起動すれば、一応一通りのことが行えるという部分では使いやすいのかもしれません。


一番最初にご紹介した、"Boost you PC’s performance" のところにある "Boost" をクリックしてメモリを解放できる機能はちょっと便利かな?と思います。ただし実はこれも Windows Server 用に提供されている Resource Kit Tools に付属する "empty.exe" を利用すればできることだったりもします。

OSに標準でついてくるツールも、いろんなところに分散して存在しているので なかなか探しずらい部分もあるかもしれませんが、OSに標準でついてくるツールではなかったとしても、今回ご紹介した Windows Server 用の Resource Kit ToolsSysternals をはじめ様々な形でメンテナンスに役立つツールは配布されていたりするわけですね。


<参照>




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2022年12月17日

Windows の基本操作 Vol.2022-12-01 ”メモ帳” を使いこなしてますか?

Windows のおまけのアプリでもある "メモ帳"。Windows には昔からついているいわゆるテキストエディターと呼ばれているアプリです。

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上記の画像は、Windows 8.1 に搭載されている "メモ帳" と そのヘルプの画面です。

"メモ帳" と聞いて、なぁ〜んだ、文字しか打てないアプリか?と思われている方も多いかと思いますが、実は侮るなかれ "メモ帳" も常に進化しているんです。今回の Windows の基本操作では、この "メモ帳" について取り上げてみました。


【Windows 8.1のメモ帳】

メモ帳がどう変わってきているか? まずは昔どうだったか?を確認するために、Windows 8.1 を確認してみました。

まずはどんなメニュー構成か? 画像をご覧ください。

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まさにこのころの "メモ帳" は古き良き "メモ帳" ですね。同じように文字入力をするためのアプリと言えば、Microsoft Word ですが、Microsoft Word よりもさらに機能を削ったのが、やはり Windows のおまけについてくる リッチテキストエディターと呼ばれる "ワードパッド"。そしてそれよりもさらにシンプルになったのが、まさに Simple is best な感じの "メモ帳" というアプリなわけです。

単純なテキスト文書の編集には非常に重宝なツールで、軽くてサクサク利用できるし、余計な機能がないので、ネットからデータをコピーしてきても余計な書式がついたりしないので便利です。

ただし機能を削ったはいいものの、そこは人によっては、こうあってもらいたい、こういう機能がほしい などなどあるので、巷にはこうしたテキストエディターにも、メモ帳よりももっと使い勝手のいい TeraPad やら、EmEditor、Notepad++、秀丸エディターなどさまざまなテキストエディターがあったりします。またネット環境を生かして利用できるような OneNote や Google Keep のようなツールもあったりします。

昨今では、その用途に応じて選択肢は昔以上に増えています。


【Windows 10 のメモ帳】

さてでは次に、Windows 10 のメモ帳を見ていきましょう!

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Windows 8.1 の時と見た目は変わりません。しかしそのメニューを見ると....

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ファイルメニューに "新しいウィンドウ" なんて加わっています。もちろん、Windows 10 でもバージョンによっては多少違うかもしれませんが、とりあえず最新チャンネルの Ver.22H2(ビルド19045.2364)では上記のようになっています。

この "新しいウィンドウ" は、現在作業中のウィンドウとは別に、新しいウィンドウを開くときに使用するものです。Windows 8.1 のメモ帳にはない機能ですね。


【Windows 11 のメモ帳】

Windows 11 のメモ帳には、ダークモードが導入されていたりとさらに新しくなっています。

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ズームなんて機能もあります。まずは各メニューをご覧ください。

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そして "ファイル" メニューには、Windows 10 版の メモ帳 と同様に、"新しいウィンドウ" なんてあります。
つまり、複数のウィンドウが簡単に開けるようになっているわけです。Windows 11 版には設定メニューから "アプリのテーマ" からダークモードの設定も可能になっています。

メモ帳といえば、F5キー一発で、日時が入力できたり、新規作成画面の一行目に ".LOG" と入れておけば、自動的にファイルを開くごとに日付が自動挿入されるなど、他にも便利な機能があったりもします。

これまでできなかった複数ウィンドウを開くのも簡単にできるようになったし、ダークモードにも対応するなど、地味に気が付かないところでいろいろな機能が追加されてたりします。

Windows についてくるテキストエディター 「メモ帳」。

これを機にぜひ活用してみてはいかがでしょうか?


【更新】

念のため触れておきますが、従来の "メモ帳" も、同時に複数ウィンドウを表示することが全くできなかったわけではありません。

あくまでも、
  • ファイルメニュー>新規
  • ファイル>開く
と操作した場合、現在開いているウィンドウがクリアされるだけで、新しいウィンドウが立ち上がるわけではない...という意味です。

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なので、例えば...
  1. Windows + "R" でファイル名を指定して実行などを開いて、"notepad" と入力して開く
  2. Windows 10 の検索ボックスなどで、"notepad" と入力して開く
  3. メモ帳のショートカットアイコンを作成しておいて、アイコンから随時ダブルクリックなどで開く
  4. スタートメニューからメモ帳を開く などなど
といった方法で新規ウィンドウを開けば、同時に複数ウィンドウを開くことは可能です。

ただあくまでも、昨今の Windows 10 や Windows 11 の "メモ帳" の場合には、わざわざそんなことをしなくてもファイルメニューから新規ウィンドウが開けるようになった...ということです。


<参照>





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2022年12月02日

Windows のパフォーマンスを最適化する "PC Manager" Part 1

以前、このツールが Beta 版として配布が始まったとき話題になっていたツールではありましたが、その時はまだ中国語のサイトしかありませんでした。

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ただしその当時も、サイトは中国語ではありましたが、ダウンロードすれば、英語のインターフェースでインストールもできていましたし、またその後の起動画面も英語表示になっていましたので利用する上では問題ありませんでしたが、先々月末 ついに英語版のサイトもオープン。

現在は、中国語・英語を切り替えて表示もできるようになりました。ただし現在もまだ Beta 版として提供されている範囲にとどまるツールでもありますので、そのあたりについてはお試しになる場合にはご注意ください。

中国語で配布がスタートしたこのツール。Microsoft 初の公式なパフォーマンス最適化ツールとして、さまざまなメディアで取り上げられておりましたが、今回はこの「PC Manager」について取り上げてみました。


【"PC Manager" とは?】

Safeguard your PC in a quiet and reliable way」とあるこのツール。中国語では、「简单无打扰,安全又安心」とあって、翻訳ツールを使って中国語バージョンを翻訳してみると何となく英語版と違うような感じがしますが、シンプルで飽きの来ないデザインのメンテナンスツールといったところなんでしょうね。

文字通り、PCのパフォーマンスの向上に役立つツールです。

-- ダウンロードから、インストールまで:

1) "PC Manager の公式サイト" にアクセスし、"DOWNLOAD" をクリックします

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2) "MSPCManagerSetup.exe" というプログラムのダウンロードがスタートしますので、ダウンロードしたら "ファイルを開く" をクリックします

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3) 中国語で、ユーザーアカウント制御の画面が出てきますが、"はい" をクリックすると、インストーラーが起動してきますので、"Install" をクリックします

4) "I accept End User License and Privacy Agreements" にチェックを入れると、"Install" がクリックできるようになりますのでクリックして、インストールスタート

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5) 完了すると、「Installation Complete」と表示され、デスクトップ上には、PC Manager のアイコンが表示されます

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【PC Manager を起動する】

インストールが完了したらさっそく起動しみましょう。

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メニューとしては、最下部にある "Cleanup" と "Security" がメインの項目になります。

実はこの記事を整理し始めていざ自分のPCにインストールしようとすると、インストーラーが起動して、32%までは進むものの、その後エラーになってインストールができないという状態が約2週間ぐらい続いていました。サーバー側の問題なのか?その事情は定かではありませんが、通信エラーのような内容でしたが、自宅だけではなく他の環境でも同様でしたので、PC側の問題でもないんだろうな?と思っていたところで昨日やっとインストールが完了。

ということでなかなかご紹介できなかったのですが、昨日やっとインストールができるようになったので取り上げさせていただきました。

さてこの続きは、Part 2 にてその機能について確認していきます。


<参照>



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2022年11月29日

スタートボタンが反応しないなどタスクバー回りのトラブル

PCを起動してみたものの....
  • スタートボタンをクリックしても反応しない
  • 検索ボタンをクリックしてもウィンドウが表示されない
  • タスクバー自体が表示されない
  • タスクバーに普段表示されるはずのアイコンが全く表示されない などなど
タスクバーに関連したトラブル、最近よく見かけることが多くなりました。かなり前からの症状ですが、ある時期からちらほら確認されるようになってました。最近ではまた多少落ち着いたような気がしますが...

結果的には、今回発生していた症状は、前回ご紹介した Windows Update に関連したトラブルだったようですが、それがわからずにいろいろこうしたトラブルの際の対処法を考えてましたので、念のため整理してみました。


とは言え、こうしたトラブル自分のPCでは同じように更新プログラムを適用していても遭遇したこともないので、その詳細な要因の追求まではできないのが現実でしたが、利用環境によるものでもあるんでしょうね?

その症状の見ていると、軽微なものから、簡単には修復できそうにないちょっと深刻なものまでいろいろでした。今回ご紹介する対処法はあくまでも確認しておいてもらいたい一般的なものになります。


【利用環境を構成する様々なサービス】

Windows が起動してユーザー環境を構築する上では、様々なサービスが関連してきます。なのでむやみにサービスを停止することはトラブルのもとともいえます。

例えばこの後ご紹介する "StartMenuExperienceHost" というサービスは、タスクバー周りを管理しているサービスです。

他にも、
  • User Manager
  • Touch Keyboard and Handwriting Panel Service(現在は"Text Input Management Service")
などのサービスは、日本語入力やらタスクバーの動作にも関連したサービスになります。

こうしたサービスが意図せずクラッシュして停止してたり、トラブルで正しく動作しなくなっていたりすると再起動などが必要になります。以前直接拝見したPCでは、 "StartMenuExperienceHost" のサービス自体が全く起動しておらず、起動すらしない状況のものもありました。

こうしたサービス、「そのサービスを止めないで!〜タッチ キーボードを無効化する正しい方法〜」にもありますが、PC起動時に自動起動する様々なサービスの役割は常に変わることもあります。システム自体は、こうしたサービスが動作していることを前提に構築されているプログラムなどもあるため、サービスをむやみに止めてしまうことはトラブルの要因ともなります。

現時点では、限られた利用法で限定された機能に留まっているものの、ある時期から様々なサービスに別の用途でも利用されるようになる。そうなると、そうしたサービスが停止していることが要因で、Windows(OS)自身の動作や、様々なアプリの動作にも影響を及ぼすこともありうるわけです。


【"StartMenuExperienceHost.exe"とは?】

昨今の、Windows 10 や Windows 11 の場合、タスクバー周りの機能を管理しているのが "StartMenuExperienceHost.exe" になります。

実は、Windows 10 も以前は、"Windows Shell Experience Host (ShellExperienceHost.exe) " が利用されておりましたが、Ver.1903 から、これが "StartMenuExperienceHost.exe" に変わりました。

現在の、Windows 10 や Windows 11 において、スタートボタンをはじめとするタスクバーの機能は、"StartMenuExperienceHost.exe" によって管理されています。

このプログラムは、Windows の Host プログラムとして、サービスとして実行されていますが、タスクマネージャーを開いた時には、サービスタブではなく、詳細タブを開くとその動作状況も確認できます。

当然ながらこれが動作しなくなるとタスクバーは正常に機能しなくなります。

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通常はタスクマネージャーを開くと "スタート" という名称でプログラムが常駐しているはずです。

以前これが全く機能しなくなったPCを直接拝見したことがありますが、その際には、SFC や DISM などでもダメで、結果的にはリカバリをせざるを得ないかな?といった状況でした。


【タスクバーが反応しない時の対処法】

さてこの具体的な対処法ですが、一時的な軽微なものであれば、PCの再起動などで改善するケースも多々ありますので、以下の順で試してみてください。
  • Windows を再起動する
  • エクスプローラーを再起動する
  • タスクマネージャーから、"スタート"("StartMenuExperienceHost.exe")を再起動してみる
  • サービスから、User Manager を一旦停止して再起動してみる

これでも改善しない場合には、SFC.exe や Dism.exe を実行してみたり、別途ユーザーを作成して正常に動作するか?試してみたり、さらにはインプレースアップグレードなどで、Windows 自身を再構築してみるなどもっと深いところまで見ていかないといけないケースもあるかもしれません。

今回発生していたトラブルのケースでは、Windows Update による更新プログラムが要因だったわけなので、その場合には取り急ぎこうした対処をして一時的なトラブルの回避をしていただいて、まずは様子を見ることになるかと思います。


<参照>




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2022年11月09日

Windows Update と 更新プログラム

これまでにも Windows Update に関して何度か取り上げたことがありますが、前回 "KB5018496" のプレビューで提供された更新プログラムについて取り上げたので、改めて確認を兼ねて Windows Update にて提供される更新プログラムについて取り上げてみました。


【更新プログラムの提供時期】

以前に取り上げた記事は以下の通りです。


上記でも触れていますが、通常、リリースされる時期によって、
  • 第一週目:Aリリース
  • 第二週目:Bリリース
  • 第三週目:Cリリース
  • 第四週目:Dリリース
となっています。

つまり、通常の Windows Update で毎月提供される更新プログラムは、US時間 第二週の火曜日以降にリリースされるので、"Bリリース" と言うことになります。(日本時間 第二水曜日以降)

これ以外にもさらにこうした時期にとらわれず、緊急にて供されるようなものは、
  • 定例外(out-of-band release)
があります。

前回ご紹介した、"KB5018496" のような 第四週目 にリリースされるものを "Dリリース" となります。これらの更新プログラムは "プレビュー" として提供されるものです。


【何故、Windows Update は火曜日なのか?】

第一週目は、Aリリースとはなっていますが、通常月初めと言うことに配慮しリリースされることはほとんどありません。

さて毎月第二週の火曜日(US時間)に配信される定例の Windows Update って、なぜ?火曜日なのか...

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これについて、「Windows 10 update servicing cadence」の中では以下のように説明されています。
  1. 前週に発生したその他の問題に対処するための日(月曜日)を確保するため。
  2. アップデートをテストしてデバイスに展開し、残りの週に発生する可能性のある問題に対応する時間を十分に確保するため。
    また、マイクロソフトは、企業や消費者から特定されたフィードバックや問題を監視し、必要に応じてすぐに修正プログラムの準備を開始できるように、この週の残りの時間を費やしています。
こうしたいろいろな配慮があって、結果US時間第二火曜日(日本時間第二水曜日)となっているわけですね。


【"プレビュー" として提供されるC/Dリリースの更新プログラム】

前回ご紹介した "KB5018496" は、"Dリリース"。つまりは、Webサイトにもあるように "プレビュー" と言う扱いで、自動で更新する設定になっていても、自動ではインストールされません。

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そもそも、翌月の Bリリース で提供予定の機能を事前に実際に使用してみて貰うために先行リリースされているもので、必ずインストールしないといけない更新プログラムとは異なります。

なので、Cリリース、Dリリースとして提供される更新プログラムの機能は、翌月のBリリースで反映されたりするのでそれを待っても問題ないものです。当然ながらこれに伴う不具合も十分ありうることです。それを事前に検証してもらうためという意味でのリリースでもあります。

また「2022 年 10 月 25 日 − KB5018496 (OS ビルド 22621.755) プレビュー」の中の新機能の中でも一部あるように、内容によってはこれをインストールしてもすべての人に向けて、すぐにすべての新しい機能が展開されるわけではなく、順次デプロイされていくものもあったりします。

ユーザーとしては、これらの機能については利用できるように待つ以外にはありません。

何気なく更新している Windows Update の更新プログラム。

こうやって見ていくといろいろあったりするんですね。

さて今日は、第二水曜日のWindows Update の日。

Windows にも、Officeにも更新プログラムが到着しております。PCの電源を入れてみていざ使おうとしても動作が重たいな? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、バックグラウンドでこうした Update が始まってたりするからなので、さっさと Update を終えてしまえば、あとは普通に使えるようになりますので、さっさとアップデートはかたずけてしまってください。


<参照>


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2022年10月25日

Windows の基本操作 Vol.2022-10-02 Windows Update について

今回の「Windows の基本操作」では、"Windows Update" について取り上げてみました。

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"Windows Update"、皆さんちゃんとやっていらっしゃいますか?

Update に伴う不具合などもあったりするので、ご利用環境によっては Update については慎重になっていらっしゃる方もいらっしゃるかと思いますので、"Update はちょっとぉ..." という方もいらっしゃることでしょう。それはそれで、個人でご利用のPC、会社で使用しているPCなど各自のご利用環境は異なるので、否定はしませんが、でも基本的にはきっちりと Update はしておく必要があるものです。


【「Windows Update」とは?】

現在ご利用の Windows を最新の状態に保持するため、更新プログラムを適用するプロセスになります。以下は、Windows Update を実行するための一例です。
  • Windows 10/Windows 11 の場合:
    スタート > 設定 > 更新とセキュリティ
  • Windows 8.1の場合:
    スタートボタンを右クリック > コントロールパネル > システムとセキュリティ > Windows Update

    * Windows キー+I でサイドメニューを表示し、設定 > PC設定の変更 > 保守と管理 > Windows Update でもいいんでしょうね
これまでに確認されている不具合を修正したり、セキュリティ面の不具合を修正するためなどに更新プログラムが配信されてきます。通常は、US時間の毎月第二火曜日(日本時間だと第二水曜日)以降に提供されていますが、内容によっては順次提供されるものもあれば、Windows 10 や Windows 11 などの場合には、以前であれば年2回大型の更新プログラムが提供されていましたが、今年からは、これが年1回に変更され、つい先日も、Windows 10 Ver.22H2、Windows 11 Ver.22H2 が提供されました。


【更新プログラムの有効期限】

例えば、Windows 10 のサポート期限は、2025年10月14日。しかしこれは最新の状態に常に維持していることを前提となっているので、すべてのバージョンの Windows 10 のサポート期限という意味ではありません。


上記にもありますが、リリースされているバージョンごとに、そのサポート終了日が決まっていますので、サポートが終了した Windows 10 には、更新プログラムは提供されません。

2022年12月13日には、2021年春にリリースされている Windows 10 Ver.21H1 もサポートが終了することになります。


--リリースから18か月サポートされる:

Windows 10 のサービスとサポートの更新」にもありますが、各バージョンのサポート期限は、リリースされてから、18か月になっています。

先ほども触れましたが、Windows 10 Ver.21H1であっても今年の12月にはサポート期限を迎えるわけですが、Ver.20H2 までの一般ユーザー向けのすべてのバージョンは、すでにサポートが終了しています。

まだ Ver.1909 など古いものをご利用のケースもときどき見かけますが、Ver.2004 の更新の説明などが出てたとしても、すでに Ver.2004 の提供も終了しているので更新ができません。Ver.21H2 に更新するにも、ここまで古いバージョンになると Windows Update では更新できなくなります


--更新方法:

Windows の更新プログラムの適用を行う場合、Windows Update の他にも、Microsoft Update カタログなどを介して直接ダウンロードして更新プログラムを適用する方法もあります。

例えば、2022/10/12 に Windows10 21H2 向けにリリースされた KB5018410 という更新プログラムを例にとると、Update の画面から更新プログラムのリンクをクリックすると、該当更新プログラムの詳細ページに移動します。

20221021-1-2.jpg 20221021-1-3.jpg 20221021-1-4.jpg 

このページの下部には、この更新プログラムがどのような形で入手できるかが説明されています。Microsoft Update カタログ で入手できるものについては、直接単独でダウンロードしてインストールすることも可能です。

20221021-2-1.jpg 20221021-2-2.jpg

先ほど触れましたが、Ver.1909 など、Ver.2004 より以前のものについては、Windows Update を利用して、Ver.22H2 などにアップグレードすることができないので、提供サイトから更新アシスタントやインストールメディアを作成するなどして直接インストールする必要が出てきます。

20221021-2-3.jpg 20221021-2-4.jpg


【Windows Update だけじゃない】

PCを使用していて、"Update" といった場合、今回ご紹介している "Windows Update" 以外にも、Windows や Office 製品が搭載されているPCの場合には、以下のような感じで更新が必要になります。
  • Windows Update
  • Office Update
  • Microsoft Store での更新
  • Microsoft Edge の更新
  • OneDrive アプリの更新
基本的には自動で行われるものではありますが、こうしたものが重なるとPCの動きはどうしても一時的に重たくなったりします。更新が完了していないと、次に起動したときに続きが始まったりするので、次に起動した時もPCの動きが悪かったりすることもありうるわけです。

なので私自身としては、一番の解決手段は、自動で更新されるのを待つのではなく手動でさっさと更新を済ませてしまうことかな?と思っています。


<参照>




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2022年10月03日

Windows の基本操作 Vol.2022-10-01 デスクトップにストアアプリのショートカットアイコンを作成する

普段からよく利用するアプリは、デスクトップにショートカットアイコンを作成しておくとすぐに利用できて便利ですね。プログラムに限らず、コントロールパネルのプリンターの設定など、トラブルの際に利用しそうなものも作成しておくと便利です。

さてそんなショートカットアイコンの作成について、おさらいしておきましょう。


【「Windows10」と「Windows11」の違い】

まずはいくつか具体例をご紹介しましょう

1) 一般的なプログラムのショートカットアイコンの作成方法:

例えばスタートメニューに項目があれば、メニューの上で
右クリック>その他>ファイルの場所を開く
とすればスタートメニューに登録されているショートカットの場所が表示されます。

20221003-1-1.jpg 20221003-1-2.jpg

Windows 10 までであれば、
ファイルアイコンの上で 右クリック > 送る > デスクトップ(ショートカットを作成)
とすればデスクトップなどにショートカットアイコンが作成できていました。

Windows 11 では、右クリックだけでは "送る" が表示されません。
アイコンを 右クリック > その他のオプションを表示 >送る > デスクトップ(ショートカットを作成)
という手順になります。一工程手続きが増えたわけですね。


2) ストアアプリの場合:

--スタートメニューに登録されているアプリ:

20221003-1-3.jpg

この場合、スタートメニューからデスクトップにドラッグすると "リンク" という形で表示されてショートカットアイコンが作成されます。ストアアプリに限らず、この方法でショートカットアイコンも作成できます。


--スタートメニューに登録されているのにドラッグ&ドロップでは作成できないアプリ:

実は、ストアアプリなど一部のものは、ドラッグ&ドロップでもショートカットアイコンが作成できないものもあったりします。

プログラムをインストールした際に自動的に作成されたようなケースで、その後誤ってアイコンを削除してしまった... 
ストアアプリの場合で、最初にご紹介したドラッグ&ドロップで作成できない場合には以下の手順で作成します。

a) まず、Windowsキー + "R" として、"ファイル名を指定して実行" の画面を表示し、名前のところに "shell:AppsFolder" と入力しOKをクリックします。

20221003-2-3.jpg

b) "Applications" というフォルダが表示されますので、あとは該当のプログラムのアイコンをデスクトップにドラッグする、あるいは右クリックからショートカットを作成することで、デスクトップにショートカットアイコンが作成されます。

20221003-2-1.jpg 20221003-2-2.jpg


3) その他の方法:

ショートカットアイコンの作成方法はほかにもあります。以前にもご紹介したことがあったと思いますが...

20221003-2-4.jpg 20221003-2-5.jpg

a) デスクトップ上で右クリック > 新規作成 > ショートカット とクリックします。
b) "ショートカットの作成" のダイアログが表示されたら、"参照" をクリックしてプログラムの場所を指定します。

この方法では通常、ストアアプリについては、そのプログラムが登録されているフォルダへのアクセス権がないため、ショートカットアイコンは作成できません。

20221003-3-1.jpg 20221003-3-2.jpg

** ちなみにストアアプリは、 Cドライブ > Program Files > WinodwsApps という場所に登録されています。このフォルダは隠しフォルダになっていますので、普通にエクスプローラーで開いても表示されません。
アクセス権の設定を変えれば表示もできますが、セキュリティ的に問題もあるのでここでは触れないことにします。


【「コントロールパネル」などもドラッグ&ドロップで作成可能】

「コントロールパネル」や、「デバイスとプリンター」などといった Windows のシステムへのアクセスするためのショートカットアイコンも簡単にデスクトップに作成が可能です。

20221003-3-3.jpg

上記はコントロールパネルの例ですが、「コントロールパネル」を開いたら、アドレスバーのアイコンをデスクトプにドラッグすると、ショートカットアイコンの作成が可能です。


ということで今回は、ショートカットの作成方法についてのご紹介でした。


<参照>



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2022年09月17日

プログラムが動いているはずなのに画面がでてこない!

アプリが起動して、プログラムは動いている。タスクバーにもアイコンが表示されていて、よく見ると起動しているという目安になるようにアイコンの下には青い線も表示されています。

20220912-1-1.jpg 20220912-1-2-1.jpg

にもかかわらずどこにもデータもアプリも表示されない....

アプリを起動すると、起動時のスプラッシュ画面は表示されるものの、その後上記のように何も表示されなくなってしまうことがあります。仮にタスクマネージャーなどでアプリを強制終了させて、再起動しても変わらない....


【タスクバーで右クリックして「最大化」】

以下の例は、Excelですが、Excelに限ったことではなく、何かしらのアプリであったり、データであったりとさまざまかもしれません。こうしたことになってしまった要因はともかくとして、こんな場合には、タスクバーにあるアイコンにマウスをポイントするとウィンドウが表示されますので、そこで右クリックします。

20220912-2-1.jpg 20220912-2-2.jpg

右クリックして表示されたメニューから、上記のように「最大化」をクリックすれば、プログラムやデータが表示されるようになります。


--タイトルバーにポイントしてドラッグしてみる:

これで隠れていたウィンドウは表示されるようになったわけですが、ではどうして表示されなかったのか? 一度最大化した状態で、タイトルバーにマウスをポイントして、左側のボタンを押したままちょっとだけドラッグしてみてください。

20220912-2-3.jpg 20220912-2-4.jpg

実はこんな状態だったんですね。ウィンドウが小さくなって、こうした細長い状態で、タスクバーの陰に隠れていたというわけです。

この状態でいくら、プログラムを終了して、再起動しても、起動時には前回と同じ状態で起動してきますので、ウィンドウは表示されません。


-- 最大化、あるいはドラッグしてウィンドウを表示:

ここまでくれば、とりあえず再度最大化するか? マウスでドラッグしてウィンドウサイズを適宜ちょうどいいサイズに調整してから終了すれば、次回からちゃんと表示されるようになります。


今回試しに自分のPCでは、Excelで行いましたが、どんなアプリでも起こりうることなので、起動しているはずなのにウィンドウがどこにも表示されない....

そんな場合には、まずは一度タスクバーから、アプリウィンドウの「最大化」をお試しになってみてください。



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2022年09月03日

日本語入力が思うように機能してくれない

日本語入力のオン・オフの切り替えをしてみたり、Word などのアプリを起動してみたり....
いろいろ試すものの日本語入力がうまく機能しない。

そんなときふとタスクバーを見ると、別に無効にした覚えもないのに、本来「A」や「あ」と表示される IME のところに「×」マークが。そしてそこにマウスをポイントしてみると「IMEが無効です」なんて表示されてたりすることがあります。

20220901-1-1.jpg

IME 関連のトラブルはよくあることですが、最近で多いのは更新プログラムによる影響。

例:6/28 に配信された KB5014666。これ により、「入力インジケーターと言語バーが通知領域に表示されない可能性がある」というトラブル。こちらは、8/9にリリースされた KB5016616 にて解決となっています。

20220901-1-2.jpg


他にも、やはりこちらもすでに解決済みですが「KB4564002」の例。そしてまたつい先日 8/26 にCリリースとしてプレビュー配信された 「KB5016688」 では、入力モードが自動的に切り替わらない場合があるケースも確認されているようです。

今回はこうした更新プログラムによる影響の場合も含めて、一般的な対処法、確認すべて点について取り上げてみました。更新プログラムが影響している場合には、最終的には修正プログラムの提供を待たないといけないわけですが、それを回避する方法は、Microsoft Support の Web サイトでも紹介されていたりします。


【基本的な対処法と回避策】

その代表的なものが、「以前のバージョンのIME」に戻すという方法になります。先日提供された 「KB5016688」 のケースも、入力モードが自動的に切り替わらないという不具合があるようですが、この方法で一時的に回避が可能なようです。

20220901-1-1-4.jpg 20220901-1-1-3.jpg

  1. スタート>設定>時刻と言語>言語 と開きます。
  2. 言語のところに表示されている日本語をクリックして、「オプション」をクリックします。
  3. 言語のオプションのところから、「キーボード」のところにある「Microsoft IME」をクリックし、さらに「オプション」をクリックします。
  4. さらに「全般」をクリックし、画面を下部にスクロールすると「互換性」という項目があります。

【見落としがちなサービスの設定】

さてもう一つ今回ご紹介したいポイントがあります。それが、「Touch Keyboard and Handwrinting Panel Service」が無効になっていないか?というポイントです。

Touch Keyboard and Handwrinting Panel Service」というサービスは、タッチキーボードや手書き入力パネルの管理をつかさどっているサービス。通常バックグラウンドで自動的に起動して動いているものです。

タッチパネルなんて使わないし、手書き入力パネルなんて使う気もないから、このサービスを無効にしてしまおう...とか、PCの起動を早くするためにPCの様々なサービスを調整したりするアプリが入っていたりすると、これらがこうしたサービスを無効にしてしまうケースがあります。

20220901-1-3.jpg

しかし、実は 2020年10月19日付の Windows Blogs の中で「そのサービスを止めないで!〜タッチ キーボードを無効化する正しい方法〜」を取り上げていますが、MS-IME の動作にも影響を及ぼすこのサービス。

このブログの中でも「Windows 10 ではそのサービスの役割が広がり、日本語入力をはじめとして、クリップボードの履歴、絵文字パネル、音声入力等の様々な入力機能にも使われるようになりました。このサービスが無効化されているとそれらの機能が正しく動作できません」とあるようにその役割は、広がっていて、単にタッチキーボードや手書き入力パネルの管理だけにとどまっていません。

これは、Windows 11 でも同様です。

今回たまたま確認した PC では、やはりこのサービスが「無効」になっているため、Windows 11 の PC で、IMEが有効にならず日本語入力ができない...そんな症状が発生していました。

もちろんこのサービスを「有効」にしたことで症状は改善。普通に文字入力ができるようになったわけです。


<参照>




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2022年09月02日

Windows の基本操作 Vol.2022-09-01 再起動が必要なプログラムと不要なプログラム

Windows Update などをかけて、画面を見ていると、ダウンロードしてインストールが完了すると、「今すぐ再起動」なんていうボタンが表示されるケース多々あるかと思います。

一方で、Update したからと言って、すべてのプログラムが、完了後に「今すぐ再起動」が出てくるわけでもありません。

20220831-1-0-1.png

更新をかけると、最初はあんなにたくさんあったのに、インストールが終わって次々に消えて、「今すぐ再起動」が表示されているものは、わずか数個... なんてこともたくさんあります。

さらに Windows Update 以外でも、アプリを起動するといきなり更新を要求されるものもあったりしますが、この場合、逆に多くのケースでは PC の再起動までは求められません。

ではこの違いは何なのか? 今回は基本知識としてこの違いについて取り上げてみました。


【更新後に再起動を求められるケース】

Microsoft 関連ツールでいえば、Windows といった OS の他にも、Microsoft Office などの様々なアプリがあります。これらのアプリの更新方法も、Office 製品のような C2R(Click-to-Run)テクノロジーを利用したものから、Windows のようなインストーラーを利用するものなどさまざま。その更新方法も様々なわけです。Microsoft Store 経由で配布される UWA アプリなどもまたその動作は異なります。

-- プログラムに関連した機能が動作中では更新できない:

Windowsベースのコンピューターにセキュリティ更新プログラムをインストールすると、コンピューターの再起動を促されることがある理由」の中では、Windows 10 のすべてのエディションを対象に紹介しています。ちょっと機械翻訳なので日本語訳がお粗末なので英語版を見ながら確認しなおしてみました。

20220831-1-1.jpg 20220831-1-2.jpg

この中でセキュリティ更新プログラムを例に紹介していますが、「セキュリティ更新プログラムをインストールした後、次の条件のいずれかに該当する場合、コンピュータの再起動を求めるメッセージが表示されることがあります」とあります。
  • セキュリティ更新プログラムは、Windows が必要とする 1 つまたは複数のプロセスで読み込まれる DLL(ライブラリと呼ばれるプログラム群)も更新します。DLL がメモリ上にロードされている間は、セキュリティ更新を完了することができません。したがって、セキュリティ更新プログラムは、DLLをロードさせるプロセスを停止する必要があります。プロセスを停止することで、更新を完了するために必要なDLLがアンロードされます。しかし、Windowsが動作している間は、DLLがロードされるプロセスを停止することはできません。たとえば、セキュリティ情報 MS04-011 に記載されているセキュリティ更新プログラムは、Windows をシャットダウンせずに停止することができないオペレーティング システムのコア プロセスにロードされている多くの DLL を更新します。

  • セキュリティ更新プログラムは、Windows が必要とするプロセスとして現在実行されている .exe ファイルを更新します。このプロセスが実行されている間は、やはり更新を完了することはできません。しかし、Windowsをシャットダウンしない限り、このプロセスを強制的に停止させることはできません。例えば、Csrss.exeはWindowsで必要なプロセスです。

  • セキュリティ更新プログラムは、現在使用されている、Windowsが必要とするデバイスドライバを更新します。このデバイスドライバが使用されている間は、やはり更新を完了させることができません。Windowsをシャットダウンしない限り、このデバイスドライバーをアンロードすることもできません。例えば、Disk.sysは、Windowsが必要とするデバイスドライバです。

  • セキュリティ更新プログラムは、レジストリを変更します。この変更には、やはりコンピュータを再起動する必要があります。

  • セキュリティ更新プログラムでは、コンピュータの起動時に読み取り専用となるレジストリエントリが変更されます。
いろいろありますが簡単に言ってしまえば、更新しようとしているプログラムやその関連機能がメモリ上に読み込まれていて起動中のため、これをいったん終了させないと更新ができないからです。インストールした更新を反映させるためには、いったんメモリ上などに読み込まれているプログラムを終了して更新し、その後更新したものを再び読み込ませる必要があるわけです。

Windows 自身の更新とはちょっと異なりますが、他にも以下の更新プログラムのように、更新後再起動を求められるケースがあります。

20220831-1-3.jpg 20220831-1-4.jpg


こちらも、「影響を受けるファイルが使用されている場合、この更新プログラムの適用後、コンピューターを再起動する必要があります」とあるように、やはり影響を受けるファイルが動作しているため更新適用後に、PCの再起動を求められるわけです。


-- 更新時にアプリの終了を求められるケース:

おなじみの Microsoft 365 の Word、Excel、PowerPoint などの各アプリを起動して、更新を手動で実行する場合には、ファイル > アカウント と開いて、「更新オプション」をクリックして、「今すぐ更新」とすると更新がスタートします。

もちろんわざわざ手動でやらなくても、自動でもやってくれるのですべてお任せでもいいわけです。

20220831-2-1.jpg

この場合実際に更新がスタートした時に各アプリが起動中の場合にはやはり更新ができないので、Word や Excel を開いて作業をしていたりするものなら、作業中のプログラムの終了を求めるメッセージが表示されます。そしてプログラムを終了すると改めて更新が続行されます。

20220831-2-3.jpg 20220831-2-4.jpg

Microsoft Edge のようなブラウザも同様で、ブラウザが起動していない状態で更新されている場合には問題ありませんが、ブラウザを起動してたりすると、更新を反映させるために更新後には、一度ブラウザの再起動が要求されます。

このようにOffice の各アプリや、その他のプログラムの場合には、更新内容にもよると思いますが、基本的には Windows 自体の更新とは異なり、プログラムが起動中であれば一旦再起動を求められますが、PC 自体の再起動まで求められることはほとんどありません。

20220831-2-2.jpg

同様に Microsoft Store 経由で配信されてくるアプリについても、Microsoft Store 自身の更新以外では、アプリを起動さえしていなければ終了や再起動は求められません。

Microsoft 関連製品に限らず、セキュリティソフトだったりするとこうしたものはPC自体起動時に常に常駐して監視することになるんで更新内容によっては、プログラムを再起動して情報を反映させるだけではなく、PC自体を再起動して、更新した新しい状態でプログラム自体を読み込み直させる必要があったりします。

再起動が必要なケース、不要なケース様々ですが、自動更新してくれて再起動が必要なかったりすると、まさに気が付かないうちにやってくれるので、あとから Windows Update の更新履歴や、Microsoft Store アプリなどを開いて更新状況を確認してみたら、どおりで PC の動きが重たいと思ったら、バックグラウンドでこれだけのものが更新されてたんだぁ.... なんてこともあるわけですね。


<参照>





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2022年08月27日

Windows の基本操作 Vol.2022-08-02  デバイスの暗号化と BitLocker 暗号化

前回更新プログラムの影響でBitLocker 周りで最近トラブルも多いことをご紹介。そしてその際の対処法として、BitLocker回復キーの確認方法などについてご紹介しました。

20220822-1-1.png

この中でもちょっと触れましたが、デバイスを保護する方法として、「BitLockerによる保護」の他、Windows には、「デバイスの保護」という機能があることにも触れ、この機能の違いについてもちらっとご紹介しました。

さて今回は内容的には、基本操作からはちょとはずれますが、Windows というOSを活用する上で知っておいてもらいたい機能の一つともなる「デバイスの保護機能」について取り上げてみました。


【デバイスの暗号化とBitlocker暗号化の違い】

昨今の PC はその性能も向上し、さらにセキュリティ的にもよりセキュアな環境で利用できるようになりつつあります。従来であれば法人向けの PC でないと搭載していることのなかった TPM モジュールも標準搭載し、PCの起動ディスク、起動方法、周辺機器の認識と管理などを定義しているファームウェアでもある BIOS (Baisic Input Output System)も、よりセキュアな BIOSの仕様に関する新たな定義となる UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)へと変わりました。

こうしたハード&ソフト的な、スペックの向上とともにデバイスを保護ずる方法も変わってきました。

-- Professional エディション以上でなくてもデバイスを保護:

従来、HDDドライブなどのデバイスを暗号化し保護する方法として Windows には、「BitLocker による保護」が用意されていました。ただしこれは、あくまでも Professional エディションなどの OS を搭載している PC 向けの機能。一般ユーザーの多くが利用する Home エディションでは利用できない機能でした。

昨今こうしてデバイスの性能が向上し一般ユーザーが使用するPCであっても、それなりにセキュアな環境が整いつつある今日。ある一定の仕様を満たす PC であれば、デバイスを保護する機能が Windows 10 より導入されました。これが「デバイスの保護」という機能になります。

従来からある「BitLocker による保護」との違いは以下の通りです。
  • BitLocker:Windows 10 などで、Professional エディション、Enterprise エディションなどの上位OSを搭載したデバイス
  • デバイスの保護:TPMなど一定の仕様を満たす Windows の Home エディションを含むOSを搭載したデバイス
BitLocker による保護」の場合には、OSの仕様を満たしていないPCでは、表示すらされません。

逆に、Windows 11 Home とかであっても、昨今の PC であれば、セキュアブートにも対応し、TPMモジュールも搭載しているので、BitLockerは利用できなくても、「デバイスの保護」は利用が可能なこともあります。

前回の記事の中でも一部ご紹介しましたが、DELL や Dynabook、富士通などメーカーによっては、機種によっては既定でこの「デバイスの保護」が有効になっているようです。


【デバイスの暗号化の有効・無効】

Windows 11 Pro の例ですが、「デバイスの保護」機能は以下のところにあります。

20220822-1-1.png

スタート > 設定 > プライバシーとセキュリティ > デバイスの暗号化 という項目があります。

Windows 10 の場合には、

スタート > 設定 > 更新とセキュリティ と開くと、左ペインに、「デバイスの暗号化」という項目があります。

ちなみに、手持ちのデバイスでは、一番新しいPCを除くと、"デバイスの暗号化" に対応していないので、項目すら表示されません。

20220822-1-2.jpg

なので参考までに、「[Windows 10] デバイスの暗号化をオン(有効)にする方法を教えてください/富士通」のサイトを例にご紹介すると以下のような感じで有効化が可能になります。

20220822-1-3.jpg 20220822-1-4.jpg 20220822-1-5.jpg

富士通の上記のサイトのアドバイスの中でも、「管理者のアカウントでサインインしている状態で「デバイスの暗号化」が表示されない場合は、お使いの機種はデバイスの暗号化に対応していません」と紹介されているように、対応していないデバイスの場合には、こうした項目が表示されません。


-- デバイスの暗号化に必要なシステム要件:

さてではもうちょっと具体的にこのデバイスの暗号化が有効になるためのシステム要件についてみていきます。

デル製システムにおけるWindowsデバイスの自動暗号化/BitLocker」(DELL)のWebサイトに以下のようにありました。
  1. BIOSは、UEFIモードであること
  2. TPMまたはPTTが有効であること
  3. セキュアブートが有効になっていること
  4. Windows 10 でコア分離が有効になっていること
TPMには対応している、UEFIモードは有効だし、セキュアブートも問題ないといったケースでも「デバイスの暗号化」が表示されないというケースもあります。

20220822-1-6.jpg

この場合、システム情報(msinfo32.exe)を管理者として起動すると、利用できない理由が表示されています。上記のうちのPCだと、そもそもTPM自体に全く対応していないので、その仕様的に論外ということになりますね。

ここで確認してみた時に、「デバイス暗号化のサポート」のところに、「デバイスの自動暗号化が失敗した理由:」という項目があり、何が要因で利用できないかが表示されます。「TPMは使用できません」「PCR7バインドはサポートされていません」「許可されないDMA対応バス/デバイスが検出されました」などといった表示があれば、「デバイスの自動暗号化」が利用できないケースは、そのあたりから確認していく必要があるようです。

もちろん仕様的に対応できないケースもありますが、それ以外にも何かが要因でうまく機能していないだけのケースもあるので、その要因は様々なようです。PCの仕様的には対応しているはずであって、よくわからない場合には、PCメーカーのサポートなどに相談してみるのも一つの方法かと思います。


-- 暗号化を無効にしないといけないケース:

普段使いでは問題ないと思いますが、ちょうど先日も富士通のノートPCで、BIOS の更新をお手伝いをした際に、その手順でも紹介されてましたが、BIOSの更新などの際には、デバイスの暗号化をいったん無効にする必要がありました。


以前であれば、そんなこと気にしないで Update してたわけですが、デバイスの暗号化が有効になっていた Windows 11 Home の PC でしたが、こうしたPCの場合には事前に暗号化をオフにする必要があるわけですね。更新が終わったら、また必要に応じて暗号化を有効にします。

暗号化の解除していると、「暗号化を解除しています」という表示になって、それなりに時間もかかります。この間、他の作業をしていても問題ありませんが、解除が終わるまでしばらくお待ちいただく必要があります。

前回ご紹介した 「KB5012170」 の更新についても失敗する場合には、BitLocker 保護をいったん中断して行う必要もあるなど、デバイスの保護やBitlockerによる保護の解除が必要なケースもあるので、Windows Update や BIOS の更新など 状況によって毎回 有効・無効 を切り替える必要が出てきます。


<参照>



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2022年08月25日

PCを完全シャットダウンする

Windows 8.1 以降に導入された「高速スタートアップ」。

ちょっと前まで利用できていたデバイスが突然認識しなくなった、PCの動きがおかしい...などちょっとしたトラブルの場合には、この「高速スタートアップ」を無効にしてシャットダウンし、再起動することで改善するケースが多々あったります。

この「高速スタートアップ」を無効にしてシャットダウンすることを「完全シャットダウン」と言ったりしています。

今回はこの操作方法について、一部勘違いされているケースも見かけるので取り上げてみました。


【「高速スタートアップ」とは?】

高速スタートアップ」とは、PC の シャットダウン時に デバイス情報(CPUやメモリーの状態)などを保持することで、次の起動にかかる時間を短縮を可能にする機能です。

この設定自体は、

20220824-1-1.jpg

コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > 電源オプション と開いて、「電源ボタンの動作の選択」と開くと設定変更が可能です。
「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックすることで、オン・オフが切り替えられるようになります。


-- 本当に「高速」なのか?:

この辺りはちょっと気になるところですね。PCを長く利用すれば、レジストリの情報もいらない情報も残ってたりして肥大する。さらには、その他 PC のハード・ソフト面での要因に伴い、これが有効だからと言って、必ずしも「高速」な起動が実現しているとも言い切れないかと思います。


-- 高速スタートアップと通常の起動の違い:

ちょっとその起動の違いについて簡単にご紹介しておきましょう。

スタートアップとシャットダウンの優れたエクスペリエンスを提供する」によると「すべてのユーザー セッション (セッション 1) がログオフし、残りの情報が休止状態ファイルに書き込まれることです。 この状態から PC を起動すると、Windows は、Windows、ドライバー、デバイス、およびサービスが初期化されるフル ブート プロセスを実行せずに、以前に初期化された状態を休止状態ファイルから読み取って、読み込みます」

20220824-1-2.jpg

つまり通常は、電源を投入して、BIOSが読み込まれた後、Windowsが、ドライバ、デバイスなどのサービスの初期化を行います。ただし高速スタートアップが動作しているとこの部分は、前回終了時に保存された休止状態ファイル(Hiberfil.sys)を読み込むだけで済むので、その分スタートが高速化されるという仕組みです。


【完全シャットダウンの実行】

さて「高速スタートアップ」ですが、冒頭でもちょっと触れましたが、これが有効だとうまく動作しないことが続いたりします。その場合に試すのが「完全シャットダウン」。つまり 休止状態ファイルを残さずに、完全に電源をきること。こうすることで、次回起動時には、ドライバーやサービスの初期化という作業から再度行って起動するため、軽微なトラブルの回避につながったりします。

この際の操作として、
  1. 高速スタートアップを無効にする
  2. マウス&キー操作による完全シャットダウンを行う
といった方法があります。

1) 高速スタートアップを無効にする:

20220824-1-1.jpg

起動が多少遅くなってもかまわないから、正しく動作する環境を構築したいといった場合には、冒頭でご紹介した電源オプションの画面から、高速スタートアップのチェックを外して、オフにします。


2) マウス&キー操作による完全シャットダウンを行う:

このキー操作による完全シャットダウン。要するに一時的に終了時に休止ファイルに情報を残さないようにして再起動する方法です。通常の方法でシャットダウンすると、高速スタートアップが有効だと、休止ファイルに情報が残ってしまいますので、以下の方法で行います。
  1. Shiftキーを押したままシャットダウン:
    この操作で完全シャットダウンになりますので、電源が切れたら普通に再度電源を入れて起動しなおします。

  2. PCの再起動:
    完全シャットダウン+再起動 を一緒に行う場合には、実は、「再起動」をクリックするだけでOKです。

  3. Shiftキーを押したまま再起動:
    Shiftキー
    を押したまま、再起動をクリックすると、オプションの選択画面が表示されるので、そこから、「PCの電源を切る」をクリックします。これで完全シャットダウンとなります。セーフモード起動する際にもこの操作は有効です。
上記でもお分かりいただけると思いますが、

スタートボタン > 電源 > 再起動

といった操作をするだけで、

完全シャットダウン」+「再起動」

ができるわけです。

時々、Shift キーを押しながら、シャットダウン という「完全シャットダウン」の操作と同じような感覚で、Shift キーを押しながら 再起動 をクリックしているケースを見かけますが、この場合、「オプションの選択」画面 を呼び出すための操作になります。

Windows 10 や Windows 11 など昨今のPCでは、「完全シャットダウン」「再起動」を実現するだけであれば、単純に「電源」「再起動」とするだけでいいだけです。



<参照>




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2022年08月02日

Windows の基本操作 Vol.2022-08-01 ファイル履歴のデータを整理する

Windows 8 以降の Windows には、「ファイル履歴」というデータバックアップ機能が搭載されており、これを有効にすることでユーザーデータを自動バックアップすることができます。Windows 7 などの古いOSであれば、「シャドーコピー」といった形で同様の機能が利用できるようになっています。

この「ファイル履歴」については、過去に何度か取り上げていますので、詳細については以下のリンクより過去の記事をご参照ください。


さてこんな便利なファイル履歴ですが、その設定の際、あまり細かいことを意識せずに設定していくと、バックアップされたデータの保持される期間は "無期限"(既定値)だったりします。

20220802-1-1.jpg

もちろんバックアップドライブに余裕があって全く問題ないのであれば、このままでもいいわけですが、当然ながらバックアップを取っていくとバックアップデータは肥大化していきます。

ということで今回は、ファイル履歴の古いデータの削除についてご紹介していきます。


【現状の確認と履歴の削除】

--確認:

ではまずは現在の状況を確認することから始めましょう。

1) スタート > 設定 > 更新とセキュリティ と開いて、左ペインより "バックアップ" をクリックし、さらに右ペインから、"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところの "その他のオプション" をクリックします

20220802-1-1.jpg

2) 続いて画面をスクロールして、"関連設定" のところの "詳細設定の表示" をクリックします。ファイル履歴のダイアログが表示されます。ここであとどの程度の空き領域があるのかが確認できます

20220802-1-2.jpg 20220802-1-3.jpg


-- 履歴の削除:

では続いて履歴の削除に入ります。

1) 左ペインの "詳細設定" をクリックし、"バージョン" のところにある "古いバージョンのクリーンアップ" をクリックします

20220802-1-4.jpg

2) "ファイル履歴のクリーンアップ" というダイアログボックスが表示されたら、ファイルの削除のところから、"2年以上前" など用途に応じて期間を決め "クリーンアップ" をクリックして削除を開始します

20220802-1-5.jpg

3) クリーンアップがスタートし、"クリーンアップは正常に完了しました" と表示されたら "OK" をクリックして完了します

20220802-1-6.jpg 20220802-1-7.jpg


外付けのドライブなどに保存しているような場合には、当然ファイル履歴以外のファイルも保存されていたりするかもしれませんので、以下の画像にあるような形で空き領域がでても、すべてが "ファイル履歴" で占められているわけでもありません。

20220802-1-3.jpg 20220802-1-8.jpg

実際にどの程度の容量を占めているか?については、バックアップ先のドライブを開いて "FileHistory" というフォルダを右クリックして "プロパティ" を開けば確認することもできます。


<参照>




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2022年08月01日

エクスプローラーを開くと「処理しています」となって「応答なし」になる

Windows 10 でも、Windows 11 でも発生しうるトラブルの一つですが、ある時タスクバーにある「エクスプローラー」を起動してみたら、本来表示されるはずのアイコンが表示されず、"処理しています..." となって、その後、タイトルバーには "(応答なし)" と表示されてまったく応答しない....。

20220801-0.jpg

Windows 10 のエクスプローラーを開いたときの例ですが、上記の画像はなかなかこうした場面に遭遇しないので、その時に見かけた画面を合成して作成してみたものです。なので実際のものとはフォントなどの感じはちょっと違うかもしれませんが、こうした画面が出たままで応答しません。

例えば、本来であれば....

Winodws 11 の例:

20220801-1-1.jpg 20220801-1-2.jpg

上記の画像は、Windows 11 Insider Dev版のものなので、ちょっと通常の Windows 11 ともエクスプローラーの表示が違うかもしれませんが、タスクバーのエクスプローラーを開けば、右にあるような形で表示されます。

Windows 10 の例:

20220801-1-3.jpg 20220801-1-4.jpg

Windows 10 の場合には上記のような感じで、本来は、エクスプローラーが起動してきます。


【エクスプローラーの再起動と他のプログラムの動作】

今回確認した中では、まずはタスクマネージャーを起動して、エクスプローラーを終了し、再開してみました。エクスプローラー自体は正常に終了し、再開しても、再度エクスプローラーを開くと同じ状況。

そうした中で、プログラムを起動したり、ほかのフォルダを開いたりすることは全く問題ない。つまりは、タスクバーなどから、コマンドであっても、タスクバーからダブルクリックなどで起動しても、エクスプローラーだけを起動しようとすると、こうした症状になっておりました。


【エクスプローラーの履歴を削除であっさり解決】

さて今回のトラブル。意外とあっさりと解決に至りました。それが、「履歴」の削除でした。「「エクスプローラー」履歴を消去する方法<Windows 10>」(dynabook)のサイトにもありますが、エクスプローラーを開いたときに読み込まれる「よく使用するフォルダ」や「最近使用したファイル」といった履歴の読み込みが進まずに今回のような症状になるようです。

なのでこの履歴を消去して古い履歴のデータを読み込まなくてもいいようにします。

でもここで問題なのは、エクスプローラーを開いても、「処理しています...」となって、何も操作ができないとなると、この後にご紹介する履歴の消去もできない。


1) 何かしらのフォルダを開く:

もしデスクトップなどにフォルダがあれば、このフォルダを利用すれば履歴の削除が行えます。

2)コマンドプロンプトでGUIのフォルダを呼び出す:

20220801-2-1.jpg 20220801-2-2.jpg
  • Windows + R としてファイル名を指定して実行のダイアログを表示。
  • 名前のところに、「cmd」と入力してコマンドプロンプトを開きます。
  • "start.." とだけ入力してエンターを押せば、GUIのユーザーフォルダが表示されます。
いずれかの方法で、どうにかフォルダを開きます。ここまでが前準備となります。


-- エクスプローラーの履歴を削除する:

Winodws 10 の場合:

1) フォルダを開いたら、表示タブ>オプション と開きます

20220801-3-4.jpg 20220801-3-5.jpg

2) 「フォルダオプション」のダイアログが表示されたら、「全般」タブの「プライバシー」のところにある「エクスプローラーの履歴を消去する」の「消去」をクリックします

以上で完了です。


Windows 11 の場合:

1) フォルダが開いたら、[...] (もっと見る) をクリックして、「オプション」をクリックします

20220801-3-1.jpg 20220801-3-2.jpg

2) 「フォルダオプション」のダイアログが表示されたら、「全般」タブの「プライバシー」のところにある「エクスプローラーの履歴を消去する」の「消去」をクリックします

20220801-3-3.jpg

以上で完了です。

タスクバーなどから、エクスプローラーを開いてみてください。

この件について、インターネットで検索してみると、こうしたエクスプローラーの履歴の削除を紹介しているところよりは、HDDの問題や、ユーザーアカウントの作り直しなどを紹介しているところもあるようです。もちろんそうしたことまでしないといけないケースもあるのかもしれませんが、もっと簡単なところで試せる対処法もあるので、まずは試してみるといいかと思います。


<参照>




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2022年07月17日

Windows の基本操作 Vol.2022-07-03 ファイル名に連番をつける

前回、「Windows の基本操作 Vol.2022-07-02」では、マイクロソフトサポートがツイートした、パスを取得するためのちょっと便利な使い方をご紹介しました。

20220713-1-1.jpg 20220713-1-2.jpg

今回も、前回同様にこれは覚えておいて損はないということで、マイクロソフトサポートがツイートしたファイル名に連番をつけるちょっと便利な機能についてご紹介いたします。


【どんなシナリオが考えられるのか?】

すべてのファイルに連番を振る... といってもどんな状況が考えられるのか?ピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。ファイル名に連番を振って整理しないといけないような状況になればわかるんでしょうけど、そうじゃない時だとすぐにイメージできませんよね。

例えば以下のようなケースがあります。

document_paperless_computer.png
  • 書籍等や資料などをスキャンしてPDF化してPCに保存する
  • デジカメで撮影された写真をPCに取り込む
といった場合、多くのケースだとスキャナーや、デジカメなどによって自動的に割り振られた番号のファイル名だったりします。数が少なければ取り込んだのちに手作業でファイル名を一つ一つ変更すればいいわけですが、数があると大変ですよね。

そんな時にはまとめて一気に同じファイル名で連番を振るいい例かもしれません。


Microsoft サポートのツイート、前回同様こうしたちょっとしたいろいろなTIPが発信されている便利なものです。Twitter をご利用の方はぜひフォローしてみて下さい。こちらのブログでも、これは便利!というものについては、自分のための備忘録もかねて随時ご紹介したいと思います。


<参照>




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2022年07月11日

Windows の基本操作 Vol.2022-07-02 コマンドラインで使用するためのパスを取得する

今回ちょっと便利だな?と思ってご紹介する「パス」のコピー方法。このブログでも、コマンドラインを開いて、ブログで紹介したパスをコピペして実行するなんて言う形で紹介している記事もいくつかあったりしますので、実際にパスのコピー方法について取り上げてみました。

でもそもそも「パス」といわれて、なに?と思われる方もいると思うので、まずはそのあたりから簡単にご紹介していきたいと思います。


【「パス」とは?】

パス」(Path)とは、"コマンドサーチパス"(Command Search Path)を省略したもの。コマンドによって、データの場所を探すために通り道とでもいいましょうか? 

コンピューターの中にあるデータやプログラムの場所までの道筋を示すものです。

例:Microsoft 365 Personal(32ビット版)

例えば、「Microsoft 365 Personal(32ビット版)」の例ですが、各アプリの場所は以下のようになります。

20220705-1-1.jpg

Cドライブ > Program Files(x86) > Microsoft Office > root > Office 16

例えば、Excel だとしたら、Cドライブからたどって、Office 16 を開くと、"EXCEL.EXE" という実行ファイルがあるので、これを実行するためには、
Cドライブ > Program Files(x86) > Microsoft Office > root > Office 16
と開いて、"EXCEL.EXE" をダブルクリックして実行するわけです。


【「パス」が必要になるシチュエーション】

パス」が必要になるシチュエーションって、意外と身近なところで結構いろいろあったりします。
その一例です。

・Scanpst を使用して、Outlook の "PSTファイル" を修復する:

20220705-1-2.jpg

この場合、まずは、
Cドライブ > Program Files(x86) > Microsoft Office > root > Office 16
と開いて Scanpst.exe を実行します。

そして Scanpst.exe を実行した後、修正すべき "PST ファイル" を上記の「参照」ボタンを押してたどって指定しすると、"スキャンするファイル名" のところには、データまでの道筋、すなわち「パス」が設定されます。

これ以外にも、コマンドプロンプトを利用してプログラムを実行しないといけないケースなどでは、その実行ファイルの保存されている場所までのパス(道筋)の情報が必要になります。


【どうやってパスを取得するのか?】

さてここからが本題。こうして必要になる「パス」をどうやって取得するのか? その一つが、今回ご紹介する Microsoft サポートがツイートしてたドラッグ&ドロップによる方法。

20220705-1-3.jpg

こんな方法もあったんですね....

ちなみに私が普段やっているのは、上記でご紹介した Scanpst を例にすると、エクスプローラーにて、Scanpst の保存されているフォルダまでたどって、アドレスバーの "v" をクリックして、パスを表示させコピーする方法でした。

20220705-1-4.jpg

今回マイクロソフトサポートのツイートでもあったような、コマンドの画面にドラッグするという方法も便利かもしれません。今度機会があれば試してみようと思っています。

まぁやり方は人それぞれ、いろいろあるでしょうけど、こんな方法もあったんですね。いい勉強になりました。


<参照>




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2022年07月03日

Windows の基本操作 Vol.2022-07-01 Windows を利用するためのヒント

最近のパソコンやソフトウェアには昔あったような紙に印刷されたマニュアル的なものはほとんどついてこなくなりました。これも時代ということなんでしょうね。

さて今回は、Windows 10 あるいは、Windows 11 の使い方のヒントを提供してくれている「ヒント」アプリについてご紹介いたします。

--「ヒント」アプリとは?:

Windows 10 や Windows 11 のビルドが更新される毎に、そのビルドから追加された新しい機能、その時点で提供されている新しい機能や使い方のヒントを提供してくれるアプリです。

20220526-1-1.jpg

スタート > ヒント

とクリックすると起動してきます。


--どんなヒントが提供されているのか?:

Windows Update などを通して大型の更新がインストールされた際などに、そのビルドから提供された機能や、その時点で展開されている注目してもらいたい機能についてのヒントが提供されています。

20220526-1-2.jpg 20220526-1-3.jpg 20220526-1-4.jpg

上記(Ver.21H2)では、
  • 新機能(7件のヒント)
  • Wndows 10 を初めてご利用になる方へ(8件のヒント)
  • Windowsのキーボードショートカット(7件のヒント)
  • リモート学習についてヒント(6件のヒント)
  • Windowsのヒント(16件のヒント)
  • Officeのヒント(8件のヒント)
にて構成されています。

Officeのヒント」では、さらに進むとアプリ毎に様々なヒントが提供されています。

20220526-2-1.jpg 20220526-2-2.jpg

あれってどんな機能って?って、ネットで検索したりして調べてみてもいいわけですが、意外とこうして身近なところに情報があったりするんですね。きっとヒントを覗いてみると、「あれ?こんな機能があったんだぁ〜」と新たな発見もあるかもしれません。

紙マニュアルがなくなった背景には、資源を大切にし、紙を無駄にしない。紙マニュアルをなくすことで、重量を少しでも減らして輸送コストを削減、ひいては燃料の無駄をなくすなど様々なことが考えられます。

でもそれと同様に大きな要因に、コンピューターなどのハードウェア、あるいはその上で動作するソフトウェアの進化の速さがあげられます。Windows などのOSや、Office製品のようなアプリケーションは、世の中の情勢、時代のニーズに合うように常に進化が求められ、これに応えて常に進化を繰り返しています。

それだけ早く進化するハードやソフトの情報を紙に印刷して届けるとなると、それらが顧客のもとに届くころには、すでに情報が古くなって役に立たない...そんなケースも多々出てくるでしょう。インターネットの普及は、こうした状況を後押しするように、インターネットというメディアを通じて常に最新の情報を手元に届けやすい環境を作り出してくれました。

もちろん、基本的な操作や使い方については、書店には様々な本が並び、またネットを通じて様々な最新の情報が提供されているため、ハード・ソフトの各メーカーが、そこまでやらなくてもいい環境を作り出してくれていることもあるんでしょうね。


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2022年05月20日

Windows の基本操作 Vol.2022-05-2 Windows スナップ

最近は、PCの画面解像度もどんどん高くなってフルHD(1920x1080)は当然です。デスクトップであれば、ゲームなどをされる方はより解像度の高い高品質なモニターを利用されているケースも多いですし、ノートPCですら、高解像度なものがどんどん出てきています。ノートPCと、外部ディスプレイなどをつないで、マルチディスプレイで利用するケースもあれば、フルHDを超える8K(7680×4320)、4K(3840×2160)、WQHD(2560×1440)といった高解像度のディスプレイをご利用のケースもあるでしょう。

さてそんな感じで画面解像度が高くなって領域を広く利用できるようになると、ついつい複数のウィンドウを開きっぱなしにしがちです。もちろんお仕事などで、あれや、これやと複数の画面を立ち上げて作業していかないといけないケースの場合には当然な光景なのかもしれません。

20220519-1-1.jpg

さてそうやって複数のウィンドウを起動して作業を同時に進めるにあたって、必要なウィンドウを使いやすいようにどこに配置するか?といった問題が出てきます。作業の効率化という部分でも必要になってくる要素ですね。そうした開いた複数のダイアログボックスを整理するための機能が、「Windowsスナップ」といいます。

20220519-1-2.jpg 20220519-1-3.jpg 20220519-1-4.jpg 20220519-1-5.jpg

Windows 10 では、上下左右にウィンドウを移動したり、Windowsキー+矢印キー でウィンドウの位置なども変更できますが、Winodws 11 になるこうしたショートカットキー以外にも、さらに便利にレイアウトの配置ができます。

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こうした機能、メーカーなどが提供しているアプリなどもあり、OSの機能だけではなく、ユーティリティとして提供されているケースもあります。



--ウィンドウのスナップ機能をオフにする:

逆に今回ご紹介しているような複数の画面を同時に表示して作業するケースはほとんどないという方の場合には、うっかりウィンドウをマウスでドラッグしてたら画面半分になってしまったとか、知らないうちにショートカットキーを操作したことで画面が突然半分になってしまった...などとならないためにはこうした機能はオフにしておいて使用されるののもありかと思います。

Windows 10の場合:

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スタート>設定>システム と開いて、左ペインの "マルチタスク" をクリックします。

Windows 11の場合:

20220519-2-2.jpg

スタート>設定>システム と開いて、右ペインのマルチタスクのところにあります


有効にする&無効にする はそれぞれのご利用環境によって異なるかもしれませんが、効率よく作業を行う、画面を整理して、あの画面はどこに行った?とバタバタしないためにも、こうした機能は上手に使いたいものですね。


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2022年05月10日

Windows の基本操作 Vol.2022-05-1 Windows の再インストールメディアの作成

ある日、PCの電源を入れたものの、Windows が起動してこない...

前回終了するときまでは何もなかったのに、ある日PCの電源を入れたときにこんなことになったら呆然としてしまいますね。

今回はそんなときに役立つ Windows の再インストールメディアの作成方法について簡単にご紹介します。詳細な手順は、この後ブログの中でご紹介するリンク先をご覧ください。この分野については、あえてここで長々書かなくても、画像を利用して詳細な手順を紹介しているサイトがたくさんあったりしますので、今回はさくっとそちらのご紹介程度にとどめさせていただきます。


【「再インストールメディア」とは?】

再インストールメディア」とは、Windows 10 や Windows 11 などの OS が今回ご紹介したような感じで起動しなくなった....そんなときのためのレスキューディスクということになります。

20220510-2-1.jpg 20220510-2-2.jpg

Windows 10 や、Windows 11 のダウンロードサイトから、ツールをダウンロードすればいつでも作成が可能です。

OSが起動しなくなった場合の対処法としては、当然リカバリなどをする前の段階として、セーフモード起動やスタートアップ修復をするなどやってみるべき作業はいろいろあります。


上記のリンク先のようにPCメーカー各社ともそうした情報は充実していますので、詳細はご使用のメーカーの情報をご参照ください。

ということでさて今回は、あくまでも最終手段となりリカバリなどに使用するための「再インストールメディア」の作成に的を絞らせていただきます。


--必要なもの:

再インストールメディア」なわけですから、"メディア" が必要になります。

メディアとは、一般的には、CDやDVD、USBメモリ、SDカードなどをさします。ただし再インストールメディアの作成の再利用できるのは、USBメモリか、DVDになります。

最近のPCだと、DVDドライブなどがついていないものもあったりします。なので "USBメモリ" で作成するのがいいでしょう。DVDドライブのついたPCをご利用であれば、"DVD-R" でも問題ありません。

容量に余裕をもって、8Gb 以上 USBメモリ を使用することをお勧めいたします。

再インストール専用のものになるので、専用に1つ用意しましょう。8Gb 程度のものなら 数百円〜1,000円しないものもたくさんあります。


【メディアの作成】

ということでUSBメモリなどのメディアが用意出来たら、さっそく作成に入ります。

20220510-2-3.jpg 20220510-2-4.jpg

Windows 10 あるいは Windows 11 のダウンロードサイトにアクセスして、ツールのダウンロードなどからインストールメディアの作成を行います。

具体的な手順、作業の流れは、以下のサイトよりご確認ください。

Windows 10:


Windows 11:



できあがった「インストールメディア」は、大切に保管しておきましょう。


【「再インストールメディア」の活用法】

文字通り、「再インストールメディア」なわけですから、再インストールに活用するものですが、それ以外にも利用できます。
それが....
  • 再インストールメディアで起動してOSの修復を行う
という作業です。

再インストール」は最後の手段なわけでですが、起動できなくなったPCを、USBメディアで作成された再インストールメディアを利用して起動すれば、修復作業が可能になります。
  • SFC、DISMコマンドによる修復
  • systemrestet コマンドによるリセット
  • システムの復元(RSTRUI.exe)
などなど。

もっともここまでくるとどなたでもできるものばかりでもないと思いますので、ご自身の手に負えない場合にはPCを購入した販売店、PCメーカー、さらには修復などを請負ってくれる専門の業者の方などに任せた方がいいかもしれません。

インプレースアップグレードで、OSの上書きインストールをするのであれば、現在の個人用データを残すことも可能です。


いかがでしょう。再インストールメディア。いざという時のために用意しておくといいですよね。


<参照>




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2022年05月06日

「このデバイスの他のユーザーがこのMicrosoftアカウントを使用しているため、ここに追加することはできません」となって、ローカルアカウントから、Microsoft アカウントに切り替えができない


ローカルアカウントで運用のPCで、いざ Microsoftアカウントに切り替えようとすると 「〜は既に存在します」というダイアログが表示され「このデバイスの他のユーザーがこのMicrosoftアカウントを使用しているため、ここに追加することはできません」となって切り替えができないことがあります。

20220503-5-1.jpg 20220503-5-2.jpg

実はこの事象、今回検証したところでは、Windows 10 の ライセンス認証で、デジタルラインセンスを Microsoft アカウントに紐づけしようと、「Microsoftアカウントを追加」として、アカウントを追加した際にも発生します。

20220503-5-3.jpg

このデバイスの他のユーザーがこのMicrosoftアカウントを使用しているため、ここに追加することはできません」で調べてみると、ローカルポリシーの変更やら、レジストリの変更などの対処法が紹介されているわけですが、今回私のPCで発生しているものとはちょっと違うようでこれらの方法では改善しませんでした。

その後自分のPCで確認したところ、以下のケースで発生していたことを確認しました。

1) Microsoftアカウントでユーザーアカウントを作成。その後、ローカルアカウントに変更している
2) 同様のアカウントのMicrosoftアカウントに紐づいている Microsoft 365 Personal などの Office 製品を導入している

つまりは、同じMicrosoftアカウントと紐づいていた Microsoft 365 Personal のライセンス情報が残ったままだったのでこうしたメッセージが出ていたわけですね。


【今回試した対処法】

さて対処法ですが、これがすべてのケースで該当するとも言えないので、極めて限定的かもしれませんが、あくまでも今回の私のPCで発生していたケースと同様の場合の対処法になります。


--「他のアプリで使われるアカウント」に登録されているアカウントの削除:

Microsoft 365 Personal が導入されていると、

20220503-6-1.jpg 20220503-6-2.jpg 20220503-6-3.jpg

スタート>設定>アカウント>メールとアカウント

と開くと、「他のアプリで使われるアカウント」のところに、Microsoftアカウントが追加されます。ここから上記の画像にもあるようにいったんアカウントを削除します。

** 削除の際に、「このアカウントを削除しますか?... 」というダイアログが表示されますが、今回自分のPCの場合には、組織によって管理されているデバイスではないため、「はい」で進みましたが、この部分については、ご利用環境によってはご注意ください。特にどこの組織にも属していない一般ユーザーのPCであれば、この部分は「はい」でも問題はないかと思います。
こうしたのち、Microsoft Office のいずれかの製品を開いてみると、

20220503-7-1.jpg

ユーザーアカウント情報でエラーが発生し、修復を求められるようになります。

20220503-7-2.jpg 20220503-7-3-1.jpg

「アカウント情報の修正」をクリックして修正します。「このデバイスではどこでもこのアカウントを使用する」というダイアログが表示されますので、「次へ」をクリックして修正を完了させます。


--Microsoft アカウントのサインイン状況を確認:

そして改めて、ユーザーアカウントのユーザー情報を確認してみます。

20220503-8-1.jpg 20220503-8-2.jpg

上記のように、Microsoftアカウントでサインインされた状態になっているのが確認できると思います。また Windows 10 のライセンス認証の Microsoft アカウントとの紐づけも完了していることが確認できます。

この段階で、Microsoft アカウントのデバイスのところを見るとちゃんとこのデバイスが登録されておりました。そして実はこの段階で、Windows 10 のデジタル認証も、Microsoftアカウントとの紐づけが完了して、Microsoft アカウントのWebサイトのデバイスのところに、今回のPCの情報が追加されていることを確認いたしました。


--ローカルアカウントに戻したい:

今回のトラブルの始まりは、一度 Microsoft アカウントでサインインしたものを、ローカルアカウントに切り替えたことが問題だったわけですが、それを踏まえてもあえてもう一度ローカルアカウントに戻すのであれば、以下の画像にもありますが、まずは一度 Microsoftアカウントとの紐づけを、本人確認も完了させて終了させておかないといけません。

20220503-8-1.jpg

「お使いのデバイス間でパスワードを同期するために本人確認をしてください」のところの、「確認する」をクリックします。
「本人確認のお願い」のダイアログが表示されたら、メールアドレスや、Microsoft Authenticator アプリなど表示された確認方法のいずれかを選択して、セキュリティコードを入手して完了させてください。

これが済まないと、アカウントの解除もできません。

でもここで、「すべての Microsoft アプリへのログインを自動的に停止」をクリックすると、ローカルアカウントに戻りますが、今回のようにアカウント情報が一部残るため? 再度Microsoftアカウントにサインインしようとするときに、「このデバイスの他のユーザーがこのMicrosoftアカウントを使用しているため、ここに追加することはできません」となってしまうようです。

通常 Microsoftアカウントからローカルアカウントへの切り替えは、設定>アカウント>ユーザー情報 と開くと「ローカル アカウントでのサインインに切り替える」というリンクがあるはずです。ただし「すべての Microsoft アプリへのログインを自動的に停止」と表示されている場合には注意してください。


富士通のサイトによれば、「Microsoft アカウントの情報がWindowsに記憶されている状態」の際にはこうした表示になるようです。つまりは今回の私のPCの事象のようになるわけで、一部 Microsoft アカウントの情報が残っていると、こうなるようですね。

そしてこうなった場合には、今回のように残っている情報をいったん削除しないと変更もできないようです。先日ご紹介した Windows 10 のデジタル認証について調べてたら、たまたま遭遇したトラブルですがいい勉強になりました....


<参照>




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2022年05月05日

Windows や Office で採用されている「デジタル認証」

Microsoft Office のアクティベーション(ライセンス認証)が、プレインストール版 では初回の導入時に 従来のような プロダクトキーを使用したライセンス認証の方式から、Digital Prodact Key を使用した方法に変わりつつあることを以前にご紹介させていただきました。

さて今回はこれを振り返って Windows 10 などで採用されている「デジタル認証」について改めて取り上げてみました。


【"デジタル認証" とは?】

簡単に言ってしまえば従来のような "プロダクトキー" を使用したライセンス認証方式ではなく、デバイスやアプリケーションに紐づけられた情報を元にそのデバイスやアプリケーションの使用開始時などに "プロダクトキー" の入力作業をせずにライセンス認証する方式となります。

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Windows としては、Windows 10Ver.1511)からはこの方式が採用されており、現在展開中の Windows 11 もこの方式になります。そして、以前にもご紹介したように、プレインストール版の Office 製品もこの方式に変わりつつあるわけです。


【Windows のデジタル認証】

Windows10 や Windows 11 でのライセンス認証といっても、あれ?そんなことしたっけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。でもこれは必ずどの段階かで行われています。

量販店などで購入したメーカー製のPCで初期セットアップなどもお店に依頼されたケース、インターネットを通じて OS をアップグレードしたケースでは、プロダクトキーを入力してライセンス認証したなんて記憶もないかもしれませんし、そんな作業あったの?って思われてしまうかもしれませんね。

自作のPCや、あるいは OSのアップグレードなどのケースで、OSを別途購入してインストールしているようなケースでは、初回導入時には従来通りプロダクトキーによるライセンス認証が行われます。ただしその後の再インストールなどではやはりデジタル認証をすることになります。

Windows 10 を例(左の画像)にご紹介すると、現在のご使用のPCの状態は、

20220429-2-1-2.jpg 20220429-2-1-3.jpg

スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ > ライセンス認証
とクリックすると確認することができます。

同様に Windows 11 の場合(右の画像)には、

スタートボタン > 設定 > システム > ライセンス認証
とクリックすると確認することができます。


【どんな情報と紐づけられるのか?】

最初にも書きましたが、Windows 10Windows 11 といった OS の製品のパッケージを購入した場合には、付属するプロダクトキーによるライセンス認証が必要になります。初回のライセンス認証の後、インストールされたPCのハードウェアの構成の情報と、初回導入時に使用されたプロダクトキーが紐づけされて、インターネットを介して情報が送られ、以後再インストールの際には "デジタル認証" として利用されます。

なので「ハードウェア構成の変更後に Windows のライセンス認証をもう一度行う」でも紹介されていますが、マザーボードの交換などハードウェアの構成が大幅に変わってしまうと、このデジタルライセンスによるライセンス認証が利用できなくなってしまうことがあります。

20220429-2-1-1.jpg 20220429-2-1-4.jpg

ローカルアカウントなどでPCをセットアップした場合、デジタルライセンスでデバイスとしてはライセンス認証が済んでいても、Microsoft アカウントと紐づいていない場合があります。

上記の画像にあるように、"ライセンス認証" のところが、
  • 紐づいていないもの(左):Windows はデジタルライセンスによってライセンス認証されています
  • 紐づいているもの(右):Windows は、Microsoftアカウントにリンクされたデジタルライセンスによってライセンス認証されています
とその違いがお分かりいただけると思います。

20220429-2-1-3.jpg

また紐づいていないものは、「Microsoft アカウントを追加」のところから、「アカウントの追加」を行うと Microsoft アカウントとも紐づくようになります。


--Microsoftアカウントとの紐づけをすることのメリット:

Microsoft アカウントとの紐づけは、必ずしも必須ではありません。しかし「ハードウェア構成の変更後に Windows のライセンス認証をもう一度行う」の中で触れられていますが、ハードウェアの構成変更後にライセンス認証がうまくいかない場合には、ポイントになる部分でもあります。

20210429-3-1.jpg 20210429-3-2.jpg

トラブルシューティングツールを使用して、Microsoftアカウントと紐づいているデバイスを選択すれば、ライセンス認証ができるようになります。

もっとも、ハードウェアの大幅な構成が変わったりすることがなければ、特別 Microsoft アカウントとの紐づけがされていなくても、OSの再インストールの際には、インターネットを介してハードウェアの情報から、ライセンス認証はデジタル認証にて行われることになります。


<参照>



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2022年04月26日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-3 ファイルの関連付け

エクスプローラーを開いたり、何かファイルをダウンロードしたりした時、初心者の方はダブルクリックすれば何でも開けるものと勘違いされる方は相変わらず多いようです。

「何だか?わからないから、とりあえずアイコンをダブルクリックしてみよう....」

20220323-2-1.jpg 20220323-2-3.jpg

そんな時、よく表示される画面が上記のような画面です。

そのファイルを開くためのプログラムがPCにない、あるいは特定のアプリケーションとの紐づけがされていない時に表示されたりするものです。ご覧になったことのある方も多いかもしれません。

そんな時、とりあえず何かで開いてみるか? と "えぃ、やぁ〜" と勢いでクリックしたりすると大変なことになってしまいます。
これは絶対やってはいけません。

特に2枚目の画像にもあるような、"常にこのアプリを使て〜" 何てところにチェックマークが入っていたりすると、大変です。もちろん、1枚目にあるように、Microsot Store で探してインストールすればいいというものでもありません。

メールについてきた添付ファイルを、ダブルクリックしてみたらこんな画面が表示された... なんてこともあるでしょう。


-- まずはいったん中断して確認を:

こんな画面が出たら、まずは一度何もないところをクリックして解除しておきましょう。

そしてそのファイルがどんなものか?を確認するような癖をつけましょう。これがトラブル回避への第一歩になります。深みにはまってからだと、元通りに戻すにも一苦労ですからね..。


【"ファイルの関連付け" とは?】

Windows では、ファイルの拡張子によって、このデータはどういったプログラムで開くものなのか?が決められます。このことを "ファイルの関連付け" といいます。拡張子とは、普段非表示になっていたりすると目にすることもないかもしれませんが、ファイル名を構成する一要素です。

20220323-2-4.jpg

""(ドット)で区切られた後ろの文字が拡張子になります。文字数はいろいろです。2文字のこともあれば3文字、4文字以上のケースもあります。この拡張子によって、そのデータがどのようなプログラムで開くかが決まってきます。

それだけ大切なものなので、通常は表示しない設定になっていることも多いかと思います。なので、エクスプローラーを開いて、拡張子を表示する設定をオンにしないと表示されない方が多いかもしれません。

20220323-3-1.jpg 20220323-3-2.jpg

そんな "ファイルの関連付け" のところを管理しているのが、Windows 10 のケースだと、上記の画像にもあるように、

スタート>設定>アプリ>既定のアプリ

と開いた画面になります。


【誤って変更してしまうと??】

さて、このファイルの関連付けが変更されてしまうとどうなるのか? 以下の画像はあくまでも一例です。

20220323-3-3.jpg

ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、"office.pdf" というファイルをテキストエディタ(Terapad)に強引に紐づけを変えて、ダブルクリックして開いたのが上記の画像です。

当然ですが、ファイルは開けても何が何だか全くわかりませんね。PDFファイルなので、Adobe Acrobat Reader DCMicrosoft Edge などでは問題なくきちんと開けます。


【関連付けを元に戻すには?】

修正する方法はいくつかあります。簡単な方法から紹介していきましょう。

** 今回の例は、PDFファイルの関連付けが、Wordに変わってしまった例を再現してみました。


1) "プログラムから開く" の利用

20220422-2-1-1.jpg 20220422-2-1-2.jpg 20220422-2-1-3.jpg
  1. まずは簡単なところから。関連付けの変わってしまったデータファイルの上で右クリック
  2. プログラムから開く>別のファイルを利用する とクリックします
  3. 「このファイルを開く方法を選んでください」という画面が表示されたらプログラムを選択し、さらに、"常にこのアプリを使って〜" にもチェックを入れてOKをクリックします

2) "設定" 画面から行う方法

  1. スタート>設定>アプリと開きます

    20220422-2-2-1.jpg
  2. 左ペインの "既定のアプリ" をクリックし、右ペインでは、"アプリごとに既定値を設定する" とクリックします

    20220422-2-2-2.jpg
  3. 起動したいアプリ名をクリックして、"管理" をクリック

    20220422-2-2-3.jpg
  4. 拡張子のところのわきのプログラム名をクリックして、"アプリを選ぶ" の画面が表示されたら、開きたいアプリ名を選択しその設定を変更します

    20220422-2-2-4.jpg 20220422-2-2-5.jpg

3) その他

今回詳細には触れませんが、この他にも、
  • コマンド (assocコマンド) による方法
  • レジストリの変更による方法
もあります。


こうしたトラブルに巻き込まれないように、くれぐれもご注意ください。最初にご紹介したような、どのアプリで開くのか?といった画面が表示された場合には、まずは一度 ESC キーで画面を消して、もう一度今開こうとしているファイルが何なのか? 確認する癖をつけたいですね。


<参照>




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2022年02月07日

"Autologon" を利用した自動ログインの設定

自動ログインといえば、"netplwiz" とばかりに、前回にも、以下のような Windows 11 でのケースをご紹介いたしました。


もちろんこうしてコマンドでもできてしまうので、あえて今回ご紹介するようなツールを利用するまでもないわけですが、Microsoft から "Sysinternals ツール" の一つとして、"Autologon" というツールも配布されています。

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今回はこのツール "Autologon" を利用した自動ログインについてご紹介させていただきます。


【"Sysinternals" ツールとは?】

正式には、"Windows Sysinternals" というツールで、Microsoft が ITpro や 開発者向けに、Windowsのシステム、アプリケーションの分析、トラブルシューティング、最適化を行うために提供しているユーティリティソフトの総称です。

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20220206-2-1.jpg 20220206-2-2.jpg 20220206-2-3.jpg
  • ファイルおよびディスクユーティリティ
  • ネットワークユーティリティ
  • プロセスユーティリティ
  • セキュリティユーティリティ
  • システム情報
  • その他
で構成されています。

20220206-2-4.jpg

そしてそれらすべてをまとめたのが、"Sysinternals Suite" です。

一度にすべてのツールを紹介するには、無理もあるので、他のツールについては次回以降機会があればご紹介させていただきます。


【"Autologon" を利用して自動サインイン】

さてでは、早速その使い方についてみいてきましょう。


-- ダウンロードする:

"Autologon v3.10" にアクセスして、"Autologon のダウンロード" あるいは "Sysinternals Live から今すぐ実行します" をクリックします。

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クリックすると "Autologon.exe" のダウンロードが開始されます。


-- 実行する:

ダウンロードした、"Autologon.exe" をダブルクリックして実行すると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されますので、"はい" をクリックすると "Augologon License Agreement" のダイアログが表示されます。次に "Agree" (同意する) をクリックします。

20220206-3-4.jpg

すると以下のようなダイアログが起動して表示されます。

20220206-3-5.jpg

あとは各項目に必要事項を入力します。
  • Username: ログインするローカルアカウントのユーザー名、Microsoftアカウントのメールアドレス、学校や職場でご利用のアカウント名を入力します
  • Domain: 必要に応じて入力します。アクティブディレクトリのユーザーアカウントでサインインする場合には必要なケースもあります。通常はそのままでも問題ありません
  • Password: ここに入力するのはあくまでもPWです。PINコードでサインインされている方の場合でも、PWが必要になります。
必要事項入力後は、
  • Enable: 有効にする
  • Disable: 無効にする
いずれかをクリックして設定します。


Windows 10 でも、Windows 11 でも利用可能なツールです。ぜひご利用になってみてください。


<参照>




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2022年01月22日

Microsoft Updateカタログから更新プログラムを入手する

Windows の更新プログラムは、重要なものは自動的に更新が行われますが、オプションとして配信されているものや、どうしても急いで更新しないといけないようなケースの場合、手動で行います。

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通常、

スタート > 設定 > 更新とセキュリティ とクリックして、Windows Update を実行する.... そんな形で実行します。上記の画像にもありますが日々様々な更新プログラムが提供されていますので、その更新履歴を見ると、どんなものが更新されたのかが一目瞭然です。


【更新プログラムの提供方法】

さてそんな更新プログラムのリンクをクリックすると、その更新プログラムの情報のサイトに接続されます。以下は、先日配信された、"KB5010793" の例です。

20220121-3-2-1.jpg 20220121-3-2-2.jpg


-- 提供方法にはいくつかある:

さてこうして表示された該当サイトをスクロールして見てみると "この更新プログラムの入手方法" という項目があります。

20220121-3-2-3.jpg 20220121-3-2-4.jpg

すでにご存じの方も多いと思いますが、上記からもお分かりいただけるように、更新プログラムを入手する場合、何も "更新とセキュリティ"(Windows 10/11) や、Windows Update の画面から行う以外にも、"Microsoft Update カタログ" を利用して直接ダウンロードできるものも多々あります。


【Microsoft Update カタログから更新プログラムをダウンロードする】

Windows Update で更新しようとしてもなかなかうまくいかないケースで、場合によっては、"Microsoft Update カタログ" から行えばうまくいくケースもあったりします。もちろんうまくいかない場合、そのエラー内容もまちまちですので、何でもかんでもというわけではありませんが、Microsoft Update カタログからスタンドアロンインストーラーをダウンロードして、Update を実行してみるというのも一つの方法というわけです。

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更新プログラムの番号がわかれば、上記のように Microsoft Update カタログのサイトより、検索のところに "KB〜" と番号を入れて検索。あるいは更新プログラムのリリースノートより、"Microsoft Update カタログ" へのリンクをクリックすれば、該当プログラムにたどり着きます。

20220121-3-3-4.jpg

あとはご利用環境にあった更新プログラムの "ダウンロード" をクリックすれば、スタンドアロンインストーラーのダウンロードが始まります。ダウンロード後、ダブルクリックして実行すれば、更新プログラムのインストールがスタートいたします。


<参照>



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2022年01月17日

KB5009543/KB5009566 によるVPNへの影響

1月(日本時間 2022/01/12)に配信された更新プログラム

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  • KB5009543(Windows 10 20H2/21H1/21H2)
  • KB5009566(Windows 11)
の影響で、現在 VPN(L2TP IPsec)による通信ができないというトラブルが発生しています。

すでに様々なメディアでも取り上げられていますし、Microsoft の Web サイトでも既知の問題として、この2つの更新プログラムが影響していることも紹介されております。

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Windows 10 においては、Support サイトだと、Windows 10 20H2/21H1/21H2 となっていますが、DOCSによれば、

20220117-2-4.jpg

にあるように、クライアント/サーバーを含め広範囲に影響しています。この問題はすでに確認されており、Microsoft 側でも調査中となっています。今後の更新プログラムの提供をお待ちください。

更新プログラムを削除などロールバックすることで一時的に回避はできるようですが、推奨されません。次の更新プログラムの配信をお待ちいただくことをお勧めいたします。


<参照>




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2021年11月30日

Windows Update で表示されるタスクバーのアイコン表示

タスクバーの通知領域に以下のようなアイコンが表示されることがあります。すでに見慣れている方も多いと思いますが、こちらは、Windows Update のインストールが完了して再起動待機中のアイコンです。

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これに対して、最近は以下のようなアイコンが表示されることもあります。こちらは、Windows 11 のインストール準備ができましたよ? という意味合いのアイコンになります。

20211130-2-1.jpg 20211130-2-2.jpg 20211130-2-3.jpg

オレンジ色のポッチが付いているアイコンと、青色のポッチのついているアイコン。最近はこうした2種類のアイコンが表示されることがあります。

青色のポッチのついたアイコンが表示される場合、そのPCでは、Windows 11 の インストールの準備ができていますよ?という意味になりますので、お時間のある時にUpdateをお試しください。

現段階ではこの表示がでているからといって、強制的に Windows 11 にアップグレードされるわけではありません。Upgrade はもうちょっと待ちたいという場合にも普通に再起動しても、次回起動時にはいつも通り、Windows 10 にて起動してくることになります。


<参照>




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2021年10月17日

LZH形式の圧縮ファイル

"LZH" という圧縮ファイル形式。日本では、かつてはフリーウェアの配布などでもよく利用されていました。もちろんまだまだこの形式で配布されているものも多数あります。

Windows 7 や Windows 8/8.1 のころから、Windows 10 の時代に突入したぐらいまでは、Windows でも OS の機能としてサポートされておりましたが、その後、そのファイルの脆弱性が発覚。この脆弱性を解決できないため、その使用を作者自身が本人のWebサイトで呼びかけるに至ったという経緯のあるものです。

そうしたセキュリティの問題もあって、Windows 10 Version 1703(Creators Update)以降サポートされなくなった LZHという圧縮形式なので、Windows 標準の機能ではこの形式のファイルを扱うことはできません。


【LZH 形式を扱うにはアーカイバーが必要】

OS標準機能としてはサポートされなくなったものの、個人の方がこの形式で配布しているフリーウェアや、データはまだまだあったりします。

自分自身でアーカイバーを利用して、LZHに圧縮して使用するのであったり、信頼できるところから配布されているものであれば LZH形式でも大丈夫なんだよね?ということで、LZH形式自体は、現在も個人ユーザーを中心に使用されています。

なのでインターネットからこの形式のファイルをダウンロードしないといけない場合には、その配布先にはくれぐれも注意していただく必要があります。もちろんメールでこの形式のファイルが見知らぬ人から来た...なんて場合には絶対開けちゃダメです。

-- アーカイバー:

圧縮・解凍するソフトのことを "アーカイバー" と言います。国内でいうと、窓の杜やら、Vectorなどといったフリーウェアなどを提供している大手サイトに行けば様々なものがあります。

例: Lhaca、Lhaplus、7-zip などなど

ただしこうしたアーカイバーによっても、様々なセキュリティ上の脆弱性を抱えているものもありますので、ご使用にあたってはくれぐれもご注意ください。

常に最新バージョンをご利用いただくこと、またIPAなどで公開される情報に注意して、脆弱性が報告された場合には速やかに使用を中止し、修正されるまでその使用を控える必要があります。

こうした背景を見ると、OS標準からは外れてしまったということも納得いくわけですね。加えて言うとこのファイル形式は日本では使用されていますが、海外ではほとんど使用されていないので、そうした事情もあったかと思います。

当然ですが、先日リリースされた "Windows 11" でもサポートされておりません。

ということで、今回はちょっと懐かしさも感じる "LZH" について取り上げてみました。


<参照>




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2021年08月26日

Windows 8.1 および Windows 10 のライフサイクル

Windows 11 が、Windows Insider Program を通じて提供がスタートし、Dev(開発)チャンネル、Beta(ベータ)チャンネルのユーザーに提供が開始され、さらには、先日もご紹介しましたように、ISOイメージの提供もスタート。

着々と、Windows 11 への動きが進んでいます。

さて今回は、こうした Windows 11 への動きの中、改めて、現在サポート中の Windows のライフサイクルについておさらいしてみました。


【Windows 8.1 と Windows 10 では異なる】

まずライフサイクルを説明する前に、Windows 8.1 と Windows 10 では、基本的な違いについて触れておきたいと思います。Windows 8.1 までの OS では、従来より固定ライフサイクルが適用されていました。 Windows 8.1 の例でいうと、発売がスタートした 2013年11月13日の段階から、5年のメインストーリームと、後半5年の延長ストリームの、10年が基本となる、固定ライフサイクルポリシーが適用されています。

20210826-1-1.jpg

これに対して、Windows 10 の場合には、リリースされたバージョンごとに、18カ月というサポート期間が設定されて、更新して最新状態を維持すれば、Windows 10 の提供が終了するまではサポートが続くという モダンライフサイクルポリシーが適用されています。つまり発売の段階では、Windows 10 としてのサポートの終了日は、固定されておりませんでした。


【サポート終了日】

モダンライフサイクルポリシーが適用され、当初より、Windows 10 は最後のバージョンともいわれていたこともあって Windows 11 へのシフトについては、ある部分では驚きを隠せない部分ではありますが、Windows 11 の登場により、Windows 10 のライフサイクルもはっきりしてきました。

-- Windows 8.1:

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発売開始日 2013/11/13
メインストリーム終了 2018/1/9
延長ストリーム終了 2023/1/10


-- Windows 10:

20210826-1-3.jpg

発売開始 2015/7/29
提供終了 2025/10/14


【Windows 11からのサービスタイムライン】

さてここでもう一つ、Windows 11 からの更新のタイミングについて確認しておきたいと思います。

"ライフサイクルに関する FAQ - Windows" の中、そのサービスタイムラインの違いについて説明があります。

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Windows 10:H1/H2 の年二回。リリースから、18カ月がサポート期間になります。
Windows 11:年一回。リリースから、24カ月がサポート期間になります。

細かく見れば、コンシューマー向けのものと、法人向けのものでは異なる部分もありますので、詳細は、"ライフサイクルに関する FAQ - Windows" をご参照ください。

こうした OS のサポート期間に加え、以前にもやはりご紹介している Internet Explorer 11 のサポート終了などが絡んでくるのでよりごちゃごちゃになってしまいますね。

20210826-2-4.jpg

ちなみに Internet Explorer 11 については、その搭載されているOSに応じてサポート期間が変わります。
Windows 10 向けには、2022/6/15 まで、Windows 8.1 などに搭載されているものについては、そのOSのサポート終了までとなっています。

Windows 11 からは、Internet Explorer はなくなり、Internet Explorer モードとして、Microsoft Edge にて利用できるようになっております。ただしその期限も、2029年までとされています。ただし現時点では詳細な日程は、1年前に通知するとはありますが、発表されておりません。


<参照>




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〜 Windows 11 への準備はすすんでいますか? 〜


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2021年08月04日

Windows の基本操作 Vol.2021-8-1 スクリーンキーボードの活用

最近、時々聞く相談の一つに、PC起動時に文字入力ができないというものがあります。

数字が入力できない...

のであれば、テンキー、つまり Num Lock のオン・オフかな?と思うわけですが、そうではなくて、キーボードのアルファベットなどのところが全く入力できない.... そんな状況になることがあるようです。

それも、デスクトップで、無線のキーボードなどを使っているのであればありえそうですが、ノートPCのケースでもあったりする...
キーボードから文字が入力できないということだと、Windows の ログインする際に入力しないといけないパスワードも入力できません。

20210803-2-1.jpg

そんな時に活用していただきたいのが、"スクリーンキーボード" です。Windows の基本操作 Vol.2021-8-1 となる今回は、そんな "スクリーンキーボード" について取り上げてみました。


【Windows にはスクリーンキーボードという便利なものがある】

Windows のログイン画面の段階で、キーボードから文字入力できなくなると、慌ててしまいますよね?

そんな時には、"Windows 10でスクリーンキーボードを使用する方法/NEC" にもありますが、ようこそ画面の右下にある "コンピューターの簡単操作" をクリックします。

すると "スクリーンキーボード" という項目が表示されますのでクリックすれば、"スクリーンキーボード" が起動し、表示されます。

後はマウスを利用してスクリーンキーボードから、パスワードを入力して、まずは Windows を起動してみてください。


--スクリーンキーボードの起動方法:

PCが起動している場合:

20210803-2-2.jpg

スタート > 設定 > 簡単操作 > キーボード とクリックし、"スクリーンキーボードを使用する" を "オン" にします


--PCのサインイン画面の場合:

画面右下にある コンピューターの簡単操作  > スクリーンキーボード とクリックします


PCがこれで起動すれば、あとはご利用環境によっても違いますがデバイスの状態を確認したり、Bluetooth 接続のキーボードだった場合には、再度ペアリングを試みる、さらにはPC自体を再起動してみるなど再度キーボードが使用できるようにいろいろ試してみてください。


【その他の入力方法】

今回ご紹介したスクリーンキーボード以外にも、Windows 10 だったりすると以下のようなものが利用できます。

1) MS-IME の ソフトキーボード

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これは、Windows というよりも、MS-IMEの標準機能でもある、IMEパッドを起動すれば利用できるソフトキーボードです。当然ながらマウス操作により文字入力が可能になります。

2) タッチキーボード

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Windows 10 では、タスクバーを右クリックすると "タッチキーボード" という項目が表示されます。こちらを起動すると画面下部にキーボードが表示されますが、今回ご紹介したスクリーンキーボードとはまた別の機能になります。
タッチ(指)で操作することを前提にしてますが、デスクトップPCや、タッチに対応していないPCなどでは、マウスを利用して操作が可能です。

といったように、とりあえずPCが起動すれば、何とか文字入力をサポートしてくれる各種ツールを呼び出すことは可能です。


<参照>



** Windows 11 に向けて準備を始めてますか?
新しい Windows 11 がすぐそこまで来ています!

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2021年08月03日

いよいよスタート! Windows 365 Cloud PC

8月2日。日本時間だと、8月3日になりますが、いよいよ Windows 365 Cloud PC の受付がスタートしました。

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大規模企業向けの Enterprise プランと、中小企業向けの、Business プランの2本立て。

USでもローンチを記念して Windows 365 についてのイベントが行われてましたが、日本でも 8/3の午前中に行われたイベントが開催されました。この中では、各コースの違いと、Azure Virtual Desktop との違いなどについて紹介されておりました。コロナ禍の影響で、Microsoft Teams のニーズが大幅に増えたことはご存じだと思いますが、Azure Virtual Desktop のニーズもかなり増えていたようです。

さてそんなまだコロナ禍の真っ最中の今、新たに投入された "Windows 365 Cloud PC"。Windows 10 や、次期OSとなる Windows 11 を Cloud を介して利用できる法人向けの DaaS (Desktop as a Service) サービス。メディアの取り上げ方を見ても、その期待の声は大きいようです。


【Business プラン と Enterprise プラン 】

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さて今回発表されたプランに、"Business" プランと "Enterprise" プランが用意されておりました。

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公開された料金設定を見ると、いずれのプランも、2,720円/月から利用が可能なようで、ネットを覗いてみると、Windows 10 がまだ英語版だけしか提供されていないなどの声もあったりと、すでに利用開始しているユーザーの方もいらっしゃるようです。

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Business プランでは、最大300ユーザーまでとなっており、それを超えるユーザーが利用できるようになるのが Enterprise プランとなります。

また Enterprise プランでは、利用にあたってその前提条件があり設定を要するのに対して、Business プランでは、PC単位での契約さえすればすぐにでも利用も可能になるといった形で、その利用方法にも違いがあります。

Business プランでは、"ハイブリッド特典" を利用することで、割引が受けられ、2,270円/月 からの利用が可能になります。これは、すでに Windows 10 Pro をご利用のユーザーに向けての特典で、最大16%の割引を受けられるというもの。"ハイブリッド特典" の詳細については、"よく寄せられる質問" をご参照ください。


<参照>



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テレワークにおすすめのモバイルPC

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2021年08月01日

Windows Update と オプションの更新プログラム

毎月定期的に配信される Windows Update には、その配信時期によって、Bリリースとか、Cリリース、Dリリースなどと呼ばれるものがあることは、以前にもご紹介いたしました。


当然ながら重要な更新プログラムについては自動で配信されて、インストールも自動で行われますので、PCの電源を切ろうとしたら、"更新を適用しています。コンピューターの電源を切らずにお待ちください" と表示されて、改めて Update がかかってたんだ?とお気づきになる方もいらっしゃるかもしれません。

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そんな Windows Update の画面。上記の様に、"最新の状態です" と表示されていれば、とりあえず現時点では更新すべきプログラムはないというわけですが、時々、

20210801-1-1.jpg 20210801-1-2.jpg

"オプションの品質更新プログラムがあります" とか、"オプションの更新プログラムを表示" といったメッセージが表示されることがあります。これらの更新プログラムは自動ではインストールされません。あくまでもオプションなので、必要に応じてインストールするものです。

Windows Update にて提供される更新プログラムには、"Windows Update とそのリリース時期" の中でもご紹介しましたが、
  1. 機能更新プログラム
  2. 品質更新プログラム
  3. ドライバー更新プログラム
  4. 定義更新プログラム
  5. その他の更新プログラム
があります。

このうち、"オプションの更新プログラムを表示" といったメッセージが表示されるものには主にドライバの更新だったりします。

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上記の例でいえば、Bluetooth のドライバの更新になるわけですが、こうしたものは個別に手動でやる必要があります。但しドライバの更新は、Windows Update ですべてが届くわけでもないので、ヒューレットパッカードのサポートページにもありますが、必要に応じて手動で更新したり、メーカーサイトから直接ダウンロードするなど対応が必要になることもあります。



【"オプションの品質更新プログラムがあります" と表示されたら?】

さて問題はもう一つの、"オプションの品質更新プログラムがあります" と表示されるものについて。例えば、以下のものは、7月末に配信されてきた "KB5004296" という更新プログラム。

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自動更新されるわけではないので、仮にこれをインストールするためには、"ダウンロードしてインストール" をクリックしてインストールの作業に入る必要があります。毎月第三・第四週目に配信される更新プログラムは、通常、Cリリースとか、Dリリースと呼ばれるもので、緊急のものを除けば基本的には、機能更新に関するプログラムになります。

さらに言うと、これらのアップデートは、翌月の "B" または火曜日に提供されるアップデートの一部としてリリースされる予定のものが事前に、前月に提供されているものです。

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そういう意味でいえば、急いで適用する必要はありません。"KB5004296" でいうと、その "ハイライト" のところで、今回の更新で改善が期待される内容が紹介されていると同時に、"この更新プログラムに関する既知の問題" では、今回の更新では解決できず引き続き対応中の問題を既知の問題として紹介しています。

何か? 現在ご自身で使用中の機能でこの更新によって改善される可能性があるのであればインストールして試してみるというのも一案ではありますが、通常 "オプションの品質更新プログラムがあります" ついては、基本的には翌月に配信されてくる予定のいわゆるプレビュー版のケースが多いので、内容を確認してみて、不要そうであれば、急いで適用する必要もないかと思います。


【追加】

Windows Insider Program に参加していると、以下のような形で、更新プログラムが配信されることがあります。

20210801-3-1.jpg

上記のものは、"リリースプレビュー" 版に提供されていた更新プログラムの例です。Insider 向けの更新プログラムは、こんな形で提供されますので、Insider Program にご参加の方は、こちらから、ダウンロードしてインストールする必要があります。


<参照>




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posted by クリック at 16:48| 東京 ☀| Comment(0) | Windows全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする