2025年03月13日

リモートデスクトップアプリの提供が 5月27日で終了!

本日公開された Windows IT Pro Blog によれば、Microsoft Store より提供されていた「Microsoftリモートデスクトップ」の提供が終了することが明らかになりました。

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これまで Wndows 11 Pro 以上の製品をご利用の方にとってはおなじみの「リモートデスクトップ」の機能。

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この「Microsoft リモートデスクトップ」が、2025年5月27日をもってその提供が終了し、今後は「Windows アプリ」へと切り替わることが発表されました。


【リモートデスクトップとは?】

リモートデスクトップは、パソコン・タブレット・スマホからWindows(パソコン)をネットワーク経由で操作することができる遠隔操作機能。コロナ禍でも活躍したかもしれませんが、在宅勤務などで会社のPCにリモートで接続して作業しよう.... そんなときに利用できるものです。

リモートデスクトップは、ホスト側のPCから、クライアント側のPCに遠隔でつなぐわけですが、ホスト側の要件としては、Windows 10/11 Pro以上 でないとこの機能が利用できません。一般ユーザーの多くの方が使用しているであろう Windows 10 Home Edition や Windows 11 Home Edition では、クライアント側にはなれても、ホストとして使用する機能はありません。


【Windows アプリへ移行】

ブログによれば、今後は、「Windows アプリ」に移行していくことになるようです。

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-- Windows アプリでのメリット:
  • クラウド PC や仮想デスクトップなど、複数の Windows サービスへの統一されたアクセスを、1 つの合理化されたインターフェイスから行うことが可能
  • カスタマイズ可能なホーム画面、マルチモニターのサポート、および動的なディスプレイ解像度が用意されている
と言ったポイントを紹介しています。

2025年5月27日以降は、Microsoft Store にて提供されているリモート デスクトップ アプリを介し Windows 365、Azure Virtual Desktop、Microsoft Dev Box への接続がブロックされるようです。さらにそのサポートも終了することになるようです。


【現段階では併用が必要】

なお移行期となる現段階では、ユーザーによって若干対応が必要なケースが出てくるようです。ブログでは、
  1. Windows 365、Azure Virtual Desktop、Microsoft Dev Box のユーザー
  2. Remote desktop のユーザー
  3. Remote Desktop Servicesのユーザー
に分けて、その対応について紹介されています。

特に PCへのリモートデスクトップ接続やリモートデスクトップサービス(RDS)への接続においては、まだ現状では、Windows アプリ が対応していないため、それぞれWindows標準機能の「リモートデスクトップ接続」(mstsc.exe)や「RemoteAppとデスクトップ接続」を利用するよう呼びかけています。

Microsoft Store経由で配布されているアプリ「Microsoft リモートデスクトップ」の提供およびサポートが終了し、「Windows App」に切り替わるだけで、MSI形式の Remote Desktop Client は、引き続き使用が可能で「Use the Remote Desktop client to connect to Azure Virtual Desktop」からダウンロードして利用することもできます。

使用に当たってはご注意ください。


【2025/3/13 一部修正】


<参照>





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2025年03月06日

USB接続されたプリンターで意図しない文字列が印刷される

1月に提供された更新プログラムを適用すると、印刷処理に一部想定しない動作が発生する事が確認されているようです。

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ただし手元の環境では問題なく利用できているので、すべてのUSBで接続されたプリンターが対象でもないようです。

どういった機種が対象かまでは情報がないのですが、USB接続のプリンターをご利用で、意図しない文字列が印刷される場合には、回避策を確認してみることをお勧めいたします。


【該当の更新プログラム】

なお、

Windows 11 24H2 の場合については....
において、すでに修正が完了しているようなのでまだ未適用であれば上記プログラムを適用してみてください。


【回避策】

現在提示されている回避策は以下のいずれかになります。

1) プリンターと Wi-Fi で接続する
2) 該当の更新プログラムをいったんンインストールする

現時点では、USB で接続されている場合には、回避策はないため、該当の更新プログラムをアンインストールして対応するしかないようです。

現在、修正を行うべく調査中のようです。


<参照>




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2025年02月08日

Microsoft フォトアプリが、Designer でさらにPowerUp!

Microsoft 365 Insider Blog「Stay in your creative flow with Designer in Photos and Microsoft 365 Copilot app」によると、Windows 10 や Windows 11 に搭載されている「Microsoft フォト」に「Microsoft Designer」が合体。Microsoft 365 Personal などで Microsoft 365 Copilot が利用できるユーザーは、そのクレジットの範囲内で、AIによる画像加工の機能が利用できるようになりました。

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フォトアプリを開いて、画像を選択し編集画面に入ると、「Designerで編集します」ボタンが追加されています。

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すでにこの機能は、該当ユーザーであれば Windows10 あるいは Windows 11 上のフォトアプリにてご利用いただけるようになっておりますので、利用可能な方は是非ご活用下さい。

もちろん、この機能は先日もご紹介しましたが Microsoft 365 Personal/Family ユーザーに追加された Copilot の機能が使用されますので、利用することで、クレジットが消費されます。

ちょうど先日、東京国際フォーラムで開催された「Copilot+ PC Day」のイベントに参加して、様々なデモを見せつけられて "Copilot + PC" にしかできない様々な機能がうらやましくてしょうがない状況でしたが、今回の更新は、普通の Windows 10 や Windows 11 のPCでも使用可能な機能になります。


<参照>




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2025年02月05日

Windows の基本操作 Vol.2025-2-1 メモリはどのぐらい増やせるの?

今回は RAM(Random Access Memory) と Windows について取り上げてみました。

PCを新しく購入する際には判断基準の一つもなるメモリ。当然少ないよりも大いに越したことはありません。「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」をみると、Windows 11 が起動するのに必要なメモリとしては、"4ギガバイト" とあります。

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Windows 11 の仕様としては、4Gbが最低限必要なメモリになります。当然ながら、それを下回る場合には、Windows 11のインストールは出来ません。

またPCは、Windowsだけで利用するものでもなく、様々なアプリをインストールして利用するわけですから、そうしたものが動作する環境も加味する必要があります。


【Home とProfessional でも異なる】

市販されているPCに搭載されている Windows 11 や 市販されているパッケージなどには、Windows 11 でも、「Home」エディションと「Professional」エディションがあることはご存じかと思います。

Windows 11の仕様を見てみると、「メモリ 4ギガバイト」とあるだけで、じゃぁ?上限、つまり最大どのぐらいまで搭載できるのか?についてまでは触れておりません。

利用できる機能がより多いのが、「Professional」エディションになります。また機能だけでもなく、こうしたエディションの違いによっても、搭載可能なメモリの容量も異なります。

Windows リリースと Windows Server リリースのメモリ上限」の情報を加味して整理してみると、

OSの種類最低最大
Windows 11 Home4Gb128Gb
Windows 11 Professional4Gb2Tb

となります。

自作系PCを扱っている販売店のWebサイトなどにもこうした情報は出てたりしますので、インターネットで検索したり、Copilot に聞いてみてもちゃんと回答が入手できますので、必要に応じて確認してみてください。


【マザーボードの仕様によっても異なる】

さてこのメモリ。OSとしての仕様はわかりましたが、ではどんなPCでも上限最大まで搭載可能なのか?と言うとそうもいきません。搭載可能なメモリの上限は、PCの各パーツをつないでいる基板ともなる「マザーボード」の仕様によっても変わってきます。

ではその確認方法についてもご紹介していきましょう。

1) Windows キー+"R" にて「ファイル名を指定して実行」の画面を出して、"CMD" と入力します

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2) コマンドプロンプトの画面が表示されたら、「wmic memphysical get maxcapacity」と入力し、エンターします

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3) 手元のPCでは、「67108864」と出てきましたので、電卓アプリで、67108864÷1024÷1024 として計算すると「64Gb」であることがわかります

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つまりハードウェア的な仕様として、手元のPCだと、最大64Gbまでしかメモリが詰めないということになります。

市販されているメーカー製のPCであっても、自分でメモリを増設可能なものも多数あります。そんな場合、闇雲に大きなメモリを購入して装着しても、意味ないことになるので、事前にどこまで搭載可能なのか?は確認しておく必要があります。


【メモリが多いだけでもダメ】

もちろんメモリは多いに越したことはありませんが、利用するOSやPCのマザーボードによって上限があることはこれでおわかりいただけたと思います。

ただしPCの能力は当然ながらメモリだけで決まるものでもありません。
  • より高速な処理を実現してくれるにはその「CPU」の存在も忘れてはいけません
  • データの読み出しや書き込みを高速に行うには、「SSD」の存在も欠かせません
用途に応じた選択、たとえば「ゲーム」をやるのであれば、メモリも必要ですが、グラフィックメモリも別途搭載しているPCの方が望ましいですし、「画像の編集」や「動画の編集」にしても同様です。

PC選びにはこうしたものを加味して、さらには最も大切な部分で言えば「予算」も加味した上で用途に応じて最適な環境のPCを選択する必要があるわけです。


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2025年01月20日

PDFファイルをサムネイル表示にする

PDFファイルのアイコン。Adobe Acrobat Reader のものだったり、PDFと赤い帯がかかったアイコン(Microsoft Edge)であったりと、ご利用環境によって様々です。

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Windows の標準機能でも、JPEGや、PNGなどの画像ファイルはサムネイル表示と言って、なんとなくその内容がイメージできそうなアイコンにすることが出来るわけですが、PDFはどうか?というと、上記の画像のようなアイコン表示になっているケースが多々あるかと思います。


【サムネイル表示とは?】

[Windows 11] 画像のアイコンが縮小版(サムネイル)で表示されません」(富士通)にもありますが、画像などは Windows の標準機能を利用して、ファイルのアイコンをサムネイル表示に切り替えることが可能です。
  1. エクスプローラーのオプション(フォルダオプション)を開いて、表示タブ>詳細設定 の中の、「常にアイコンを表示し、縮小版は使用しない」をオフにする
  2. エクスプローラーの表示メニューから、「表示」を開いて、「中アイコン」より大きな設定を選択する
とすれば、サムネイル表示が可能になります。ただしPDFファイルについては、これでも変わりません。


【Adobe Acrobat Reader の導入が必要】

PDFファイルの場合には、無料で提供されている「Adobe Acrobat Reader」を導入することで可能になります。

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  1. まずは、上記の Adobe Acrobat Reader のサイトから無料のプログラムをダウンロードしてインストールします
  2. さらに、PDF ファイルを開くための規定のプログラムも Adobe Acrobat Reader に変更しておきます
  3. Adobe Reader を起動し、「メニュー」>「環境設定」と開きます
  4. 「一般」>「Windows Explorer でPDFサムネールのプレビューを有効にする」をONにします
  5. 画面を下にスクロールして、最下部にある「OK」をクリックし、環境設定の画面を閉じます
  6. すると機能追加のダイアログが表示されますので、"はい" をクリックします
以上の設定を完了すると、PDFファイルは、JPEGなどの画像ファイル同様にサムネイル表示が可能になります。

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もちろん PDFビューワーや、PDFを編集できるようなアプリが導入されている場合には、そちらがデフォルトになっていたりするケースもあるかもしれませんので、その場合には、そうしたプログラムで同様の設定がないか? 確認してみてください。


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2025年01月10日

Windows の基本操作 Vol.2025-1-2 Windows のセキュリティ機能 〜Windows セキュリティ と Microsoft Defender

Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、Windows には標準でウィルス対策機能が搭載されています。それが「Windows セキュリティ」と言うソフトです。以前は「Windows Defender」とも呼ばれていました。

一方で、Microsoft 365 Personal などの一般向けのサブスクリプションをご契約いただいていると、これに加えて「Microsoft Defender」と言うセキュリティ機能が利用できるようになります。

以下の画像にもあるように、タスクバーの隠れているインジケーターの部分をクリックすると似たようなアイコンが2つ表示されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

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今回は、この2つのセキュリティ機能の違いについてご紹介いたします。


【似て非なる2つのアプリ】

当然ならが、「Windows セキュリティ」と「Microsoft Defender」という2つのアプリ。ちょっと前だと同じ「Defender」シリーズだったので混乱しそうですが、現在は名称も違うので、迷うことはなさそうですが。もちろんこれらのアプリ、セキュリティで守っている部分も違っていたりします。

1) Windows セキュリティ:

もともとは、Windows XPの時にウィルス対策ソフトとして提供されていたものですが、現在はOS標準搭載のウィルス対策機能として使用されています。当初は、「Windows Defender Security Center」とも呼ばれ、「Microsoft Defender の使用を開始する」にもありますが、「ウイルス対策Microsoft Defender、ウイルス、ランサムウェア、その他のマルウェアから保護するのに役立つウイルス対策ツール」が含まれています。現在は「Windowsセキュリティ」と呼ばれています。

2) Microsoft Defender:

Microsoft Defender の使用を開始する」にもありますが、「マルウェアの保護、Web 保護、リアルタイムのセキュリティ通知、セキュリティに関するヒントを使用して、人々や家族がより安全なオンラインを維持するのに役立つセキュリティ アプリ」です。Microsoft 365 Personal や Family と言ったサブスクリプションの契約のある方が利用できる機能になります。


他にも、法人向けに提供されている「Microsoft Defender for Endpoint」と言うアプリもあり、こちらは、Microsoft 365 E3 や E5 と言った法人向けパッケージに含まれています。


【Microsoft Defender の様々な機能】

Windows セキュリティWindows Defender は、端的に言えば、ウィルス対策ソフトになりますが、Microsoft Defender はそれを補完するソフトになりますので、Windows Defender ではカバーされていない機能などもあったりします。

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その一つが、「VPN」。フリーのWi-Fi などを使用する際に、その信号のやり取りを暗号化するための機能です。Microsoft Defender にはそんな機能もついていたりするんですね。

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  1. 自分の位置情報
  2. 残りデータ量
  3. リセットまでの日数
と言った項目が表示されます。「自分の位置情報」のところの、"!" の部分をクリックすると「VANがオンの場合、デバイスの場所とIPアドレスは非表示になります。これにより、広告主、ハッカー、その他の第三者が個人情報や閲覧習慣を収集するのを防ぐことができます。」とあります。

50G/月の通信量を保護してくれるわけですが、注意したいのは、同じアカウントでサインインしているデバイスの合計の通信量になるので、複数のデバイスをご利用の場合には注意が必要です。


【保護対象はWindowsだけじゃない!】

さて上記で触れた「Microsoft Defender」ですが、ウィルス対策以外の機能が中心ですが、これはあくまでも Windows 向けのもの。Windows には少なくとも、「Windowsセキュリティ」が入っているので、仮にサードパーティ製のセキュリティソフトが入っていなくても、「Microsoft Defender」は、ウィルス対策までする必要がないからです。

Microsoft Defender の使用を開始する」をご覧いただければおわかりいただけると思いますが、
  • マルウェア対策
  • Web 保護
  • ID の盗難の監視
と言ったところがその柱になります。

さらに Microsoft Defender は、何も Windows だけではなく、Mac、iOS、Android も保護対象として導入が可能です。


セキュリティソフトとして、Norton、ウイルスバスター、McAfee、Kaspersky、ESET などと言ったセキュリティベンダーの提供するアプリを導入されている方もいらっしゃるかもしれませんが、こうしたアプリを導入した場合、「Windows セキュリティ」は自動的に無効になります。また「Microsoft Defender」は、こうしたアプリと共存して動作するようになります。ということで基本的には、こうしたものが他社ベンダーのアプリとバッティングして、何かトラブルになるということは少ないものを思われます。ただし、セキュリティベンダーの提供されるアプリを導入しても「Windows セキュリティ」は削除されるわけでもなく、また厳密には完全に「Windowsセキュリティ」が無効化されるわけでもないようなので、ポリシーなどを利用して無効化する必要も出てくるかもしれません。

Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションをご利用の方は、Microsoft Defender について一度すでに導入済みかどうか確認してみてはいかがでしょうか?


<参照>




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2025年01月02日

Windows の基本操作 Vol.2025-1-1 HEIC/HEIF/HEVC を Windows の PC で利用する

iPhone や iPad といった Apple 製デバイスで採用されている HEIC/HEIF/HEVC といった画像・動画ファイル。
高画質な状態を維持して、ファイルサイズをおおよそ1/2へと大幅に圧縮してくれる非常に便利なファイル形式です。
  • HEIC= High Efficiency Image Coding
  • HEIF= High Efficiency Image File Format
  • HEVC= High Efficiency Video Coding
HEIF は、効率的に画像ファイルを扱うために策定された規格です。そしてHEIC は、HEIF の規格をベースとして誕生した具体的な画像ファイル形式の一つになります。HEVC は、HEIF の動画版のファイル形式といった感じです。


【拡張機能が必要】

Apple の世界では一般的でも、Windows の世界ではまだまだ一般的な地位を確立していないものって色々あるわけですね。
なので、Windows 上で扱うには、HEIC であれば JPEG、HEVC であれば MP4 などに変換する必要が出てきます。

しかし一方で、Windows の方も着々と変わりつつあります。現在の Windows 11 であれば、このファイル形式も何もしなくても表示・再生できるようになっています。

2017/9/19 にリリースされた iOS 11から iPhone にて新しい写真(HEIF) ・ 動画(HEVC) 形式が採用されているわけですが、それから大幅に遅れること数年。2022年9月20日にリリースされた Windows 11 Ver.22H2 からは、HEVC 形式が標準でサポートされるようになりました。Ver.22H2 ということは、すでに 2024年10月8日 にはサポートが終了している OS になるので、現在有効な Ver.23H2 あるいは Ver.24H2 をご利用であれば、少なくとも Windows 11 は対応しているわけですね。

もっとも、Windows 10 の場合には、Microsoft が提供する純正のものであれば、Microsoft Store にて検索して、120円を払って拡張機能(「HEVC ビデオ拡張機能」)をインストールしないと利用できません。
  1. HEIF 画像拡張機能(Microsoft)
  2. デバイス製造元からの HEVC ビデオ拡張機能(Microsoft)


【拡張機能に頼らないでPCに取り込む】

PCに取り込めても、拡張機能がなければ表示も再生もできないので意味ないわけですが、拡張機能を導入せずにPCに取り込むそんな方法もあったりしました。「写真の拡張子がHEICファイルで見れません。PCで開いたり変換する方法は?」(nojima) の中で紹介されていた Google フォトを介して取り込む方法。

Google フォト上では、HEIC は普通に利用できますが、これをPCに取り込む前にひと手間加えれば、JPEG 画像として、保存することも可能になるようです。
またさらに同サイトによれば、 iPhone などで転送設定のところで、転送の際の形式を JEPG や MOV 形式に変換するように設定することも可能なようですね。


-- Apple のデバイス側で設定をオフにする:

さらには PC側 ではなく、iPhone などのデバイス側で設定を変更してしまうということも可能です。

現在の iPhone や iPad では、標準でこの機能が有効になっていますが、「Apple 製のデバイスで HEIF/HEVC メディアを扱う」(Apple)にもありますが、Windows との互換性を優先するように Apple のデバイス側の設定を変更してしまうことも可能です。
  • 設定>カメラ とタップします
  • "フォーマット" をタップし、"互換性優先" を選択します
とすることで変更すれば、JPEG、あるいは H.264 フォーマットで保存されるようになります。


いろいろやり方はあるようなので、120円払って拡張機能を導入してしまう方が簡単かもしれませんが、使い勝手のいい方法でご利用になってみてください。


<参照>




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2024年12月30日

Excel で矢印キーを押しても、1つしか移動しない

Excel で矢印キーを押しっぱなしにしたときに、アクティブセルは通常自動的に移動していきます。

これがいつからか? 矢印キーを押すと1つは動くものの、押しっぱなしにしても、動かない... 今回はそんな場合の対処法についてご紹介させていただきます。


【矢印キーによる移動】

テンキーなどのそばにある「↑」「↓」「←」「→」(上、下、左、右)の矢印キー。カーソルを移動するためのキーとしてもご利用いただけることはご存じかと思います。

Excelの場合には、いずれかのセルを選択してアクティブにした場合、このキーを押すことで、その方向にアクティブセルを移動させることが可能になります。

通常デフォルトの設定では、この矢印キーを使用して移動する場合、一回押せば、当然一つずれるわけですが、押しっぱなしにすれば、アクティブセルは、その方向へ移動し続けます。

これがある時を境に、一度押せば移動するものの、押しっぱなしにしても、1つ以上移動しない ... そんな症状になるケースがあります。

※ 押しっぱなしで移動しないだけで、当然ながら、矢印キーを連打すれば移動はしていきます


-- Scrole Lock (スクロールロック) や Num Lockキー:

矢印キーが、独立して存在しないキーボードの場合には、NumLockキー の ON/OFF の設定。またさらには画面全体が移動してしまうようであれば、Scrole Lock キーの押下が要因と思われますが、今回のものはこうした症状ではありませんでした。


【フィルターキーの設定】

Windows には、手の不自由な方や、目や耳の不自由な方向けに、様々なアクセシビリティ機能が搭載されいます。今回のこうした症状も実は
こうしたアクセシビリティ機能の影響だったりするケースもあります。

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上記の画像は、Windows 11 のものですが、Windows 11 でもほぼ一緒です。
  1. コントロールパネル>コンピューターの簡単操作>コンピューターの簡単操作センター と開きます
  2. 「すべての設定を探索します」のところにある「キーボードを使いやすくします」を開きます
  3. 「入力しやすくします」のところにある「フィルターキー機能を有効にします」のチェックを外して、オフにします
以上の操作で、今回のトラブルは解消いたします。


-- フィルターキー機能とは?:

上記の画像にもありますが、「速いキーボード操作または繰り返し入力されたキーボード操作は無視または減速して、キーボードのリピート間隔を調整します」とのこと。つまりうかつに押しっぱなしになったりして、カーソルが移動してしまうといった操作を回避するための機能ということになります。

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さらに同画面の「フィルター機能の設定(L)」をクリックしてみると上記のような画面に移動します。「キーボードショートカット」のところにもありますが、"右のシフトキー" を "8秒以上" 押しっぱなしにしてたりすると、この機能が有効になってしまうんですね....

おそらく今回はこれが要因だったのではないでしょうか? 本人には自覚はないんでしょうけどね?


Excelに限ったことではありませんが、今回の症状を検証する上では、Excelの方がわかりやすいのでExcel を例にご紹介させていただきました。他のアプリでも似たような症状は確認できるとは思いますので、症状は似ているけどアプリは違うな?というケースでも一度今回ご紹介する設定を確認してみてください。


<参照>




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2024年12月27日

Windows の更新で削除される機能と非推奨となる機能

2024年も間もなく終了。ということで、これまでにも何度か?取り上げたことはありますが、改めて 先日リリースされた Windows 11 Ver.24H2 を含め、Windows の更新により削除される機能や非推奨扱いになる機能について確認してみました。

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いろいろあって、ブログでは取り上げきれませんが、あれ?あの機能どうなったっけ?という場合には、「Windows クライアントで削除された機能と機能」にて公開されている情報をご確認ください。

【Ver.24H2 で削除された "WordPad"】

比較的身近なところでいうと Windows 11 Ver.24H2 からは、ワードパッド(WordPad)が削除されたのをご存じでしょうか?お気づきでない方もいらっしゃるかもしれませんが、いざなくなってしまうと、あれぇ〜なくなっちゃったのか?と寂しいもんです。

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メモ帳以上、Word 未満な中途半端な立ち位置にいたリッチテキストエディタ―でしたが、Ver.24H2 に更新すると、これまで「Windows ツール」にあったはずの "ワードパッド(WordPad)" はなくなっております。Windows 10 や、Windows 11 Ver.23H2 までであればまだ利用可能です。

Word がない環境で、Word のデータが開けたのは便利でしたが、最近では Word for the Web といった Web 版の Word が、無料でもそこそこ機能があるので、こうしたもので代用するような形になっていくんでしょうね?


【メールアプリとカレンダーアプリ】

使われなくなったものや、その役目を終えた機能はなくなっていくのが宿命なわけですが、すでにこのブログでも何度も取り上げていますが、いよいよ Windows に標準搭載されていた「メール」アプリと、「カレンダー」アプリについても、その役割を終える日が迫ってきました。

メールアプリを開いても自動的に、Outlook (new) が起動してきてしまうケースはご経験の方も多いとは思いますが、これまでであれば、メールアプリに戻すこともできましたが、今年いっぱいで「メール」アプリと、「カレンダー」アプリのサポートと提供が終了。

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詳細は、「Outlook for Windows: Windows 11のメール、予定表、Peopleの未来」をご覧ください。今後は、Outlook (new) をご利用いただく必要が出てきます。

もちろん Microsoft Outlook / Outlook (classic) は引き続きご利用いただけます。

ただし、この秋リリースされた Microsoft Office 2024 の場合、一般向けには、
  1. Office Home 2024
  2. Office Home & Business 2024
が提供されていますが、その製品構成は、「楽しもう Office」にもありますが、

1) Office Home 2024:Word、Excel、PowerPoint、OneNote
2) Office Home &Business 2024:Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook

となっており、Office Home 2024 には、Microsoft Outlook は含まれなくなりました。
Outlook(Classic) ⇒ Outlook (new)  へのシフトも進みつつあるんですね。


<参照>




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2024年11月13日

12月の Windows Update について

今日は、Windows Update の日。Windows、Microosft Office、さらには、Microsoft Store と多数の更新がかかって、朝からPCの動きが今一つだな?とお感じになっている方も多いかもしれませんね。

まずは Update を 一通り終えてから、お仕事に取り掛かるほうが、PCの反応もいいはずですから、サクッと更新を終えてしまいましょう。

さてそんなUpdate の日。本日到着している Windows Update の更新プログラムに、12月の更新についてのお話が上がっていましたので、ご紹介します。


【12月はセキュリティの更新のみ】

以下のサイトは、本日提供がスタートした Windows 11 Ver.23H2 および Windows 10 Ver.22H2 の更新ページになります。

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本日スタートしたばかりのため、まだ日本語ページはありません。

画像は、Windows 11 23H2、Windows 10 22H2 向けのものですが、Windows 11 24H2 にも同様に表示されておりますが、12月の更新について、12月はクリスマスやら、新年などの休日が多いため、Update についても
  1. セキュリティ以外のプレビュー リリースは提供されないこと
  2. セキュリティプレビューリリースとセキュリティ以外のプレビューリリースの両方に対する通常の月次サービスは、2025年1月に再開されること
がアナウンスされております。

Update を提供したはいいけど、何か?あったら大変だから最低限のセキュリティの更新プログラムに留めておくということのようです。

ということで、12月の更新はいつもより少なめになるようです。



<参照>




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2024年11月08日

AI を駆使してペイントやノートパッドをさらにパワーアップ

先日公開された Windows Insider Blog「New AI experiences for Paint and Notepad begin rolling out to Windows Insiders」 によると、Windows の標準搭載アプリでもある "ペイント" と "ノートパッド" に AI を駆使した新たな機能のロールアウトがスタートしたことが発表されました。

20241108-1-1.jpg

-- ペイント:

ペイントには、

20241108-1-2.jpg 20241108-1-3.jpg
  • Generative fill
    AI のPower を駆使して、コマンドにより現在の画像に新たなイラストを追加し、新たな画像をクリエイトしてくれる機能
  • Generative erase
    オリジナルの画像を生かして、そこから特定のオブジェクトなどを選択し削除。そこには何もなかったかのように画像を加工してくれる機能
という機能が、Windows Insider 向けにロールアウトがスタートしました。

ただし、"Generative fill" については、Windows Insider をご利用で、さらに最初はSnapdragonを搭載した Copilot + PC という環境が必要になります。"Generative erase" については、特にそうした制限はないようです。


--ノートパッド:

ノートパッドには、

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AIの助けを借りてメモ帳のコンテンツを書き換える機能が導入されます。好みに基づいて文章を言い換えたり、トーンを調整したり、コンテンツの長さを変更したりと、テキストデータをさらに洗練させることが可能になります。

こうした様々な新たな機能ですが、まだまだロールアウトされたばかりで様々な制限がありますので、詳細は各機能に関連したWebサイトをご参照ください。

先日も DELL の新製品発表会に参加させていただいて目の当たりにした新しNPUを搭載したPC、Microsoft から提供されている Snapdragon X シリーズのプロセッサに搭載された NPU 搭載のPCなど、今後も各メーカーから登場するであろう パワフルな CPU を搭載した Copilot + PC に準拠したPC。AI を駆使した様々な新たな機能を活用するにはこうしたPCが必要になるので、注目していきたいですね。


<参照>




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2024年11月04日

Windows の基本操作 Vol.2024-11-1 Windowsサンドボックスを日本語表示に変更する

Windows サンドボックスの表示設定について取り上げてみました。

Windows サンドボックスは、気軽に様々なアプリを試すことが可能な仮想環境を実現してくれる無料のアプリになります。
この機能自体は、Windows10 にしても、Windows 11 にしても、Pro Edition 以上の環境が必要になるので、多くの一般ユーザーがご利用になっている Home Edition だとご利用いただけません。

その仕様などについては「Windows サンドボックス」(Microsoft Learn)をご参照ください。

さて今回ご紹介するのは、この Windows サンドボックス を起動したものの、画面が英語表示になってしまった場合の設定変更についてになります。

20211029-1-0.png

Windows サンドボックスを起動してみると、タイトルバーには、「Windowsサンドボックス」と日本語で表示されているものの、設定などを開いてみるとすべて英語(あるいは日本語以外の言語設定)だったりすることがあります。

この場合、以下の手順でご利用環境を日本語表示に設定する必要があります。


1) スタートボタン>Settings 開いて「Time & Language」とクリックして言語設定の画面に入ります

20241029-1-1.png 20241029-1-2.png 


2) Language のところを「日本語」、Regions のところを 「Japan」 に変更します

20241029-1-3.png 20241029-1-4.png

3) 設定が終わったら、スタートを右クリック>Shut down and sign out>Restart として、再起動をかけます

20241029-1-5.png

4) 再起動後は、日本語表示になったことが確認いただけます

20241029-1-6.png

最後のところで、シャットダウンしてしまうとせっかく設定した内容も保持されないので、必ず再起動(Restart)をする必要があります。サンドボックスご利用時の状態を何も残さない..... それがサンドボックスですからね。


<参照>




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2024年10月09日

セキュリティの更新プログラムとその内容

本日、10/9(US時間10/8)は 定例の Windows Update の日です。昨日もご紹介しましたが、Windows 11 Ver.21H2 がサポートが終了になりますので、本日の更新が基本的に最後の更新プログラムになります。

20241009-1-1.jpg 20241009-1-2.jpg

さてこうして毎月提供されている更新プログラム。具体的にどんな内容なのか? Update で不具合などがない限りあまり気にして調べるケースも多くはないと思いますが、更新、特にセキュリティの更新プログラムについては、「Microsoft セキュリティ レスポンス センター (MSRC) 」でその情報の詳細が確認できます。

もちろん毎月提供されている Windows Update の更新履歴などでも情報はご覧になれます。


※ 多少日本語サイトだと情報の更新が遅いので、その場合には、USサイトを確認すると最新の内容が確認できます。

どんなものに、どんな不具合が発生して修正されているのか? 時には覗いてみてもいいかもしれませんね。


<参照>





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2024年09月23日

Windows の基本操作 Vol.2024-09-1 App Data フォルダ直下にある 3つのフォルダ

久々に「Windows の基本操作」シリーズですが、今回はたまたま Evernote のアプリが起動しないという相談を受けて、こんなところが影響していたのか?ということで改めて Roaming フォルダにアクセスしてみたので、改めてユーザーフォルダ配下の AppData フォルダという隠しファイルにある3つのフォルダについて備忘録として取り上げてみました。

ユーザーフォルダ配下に隠しファイルとしてある

20240912-3-1.jpg
  • Local
  • LocalLow
  • Roaming
の3つのフォルダ。通常は隠しフォルダなのであまりアクセスする機会はないかと思いますが、私自身も何か?トラブルがあったときにはこれらのフォルダにアクセスしてはいたものの、これらが具体的にどんな意味合いのものなのか?あまりはっきりとは理解していなかったので改めて整理してみました。


【AppDataフォルダとは?】

まずはこれらのフォルダを管理している「AppData」フォルダについて簡単に触れておきましょう。

"AppData" フォルダは、通常隠しフォルダになっているので、デフォルトでは表示されていないはずです。このフォルダには、現在ご使用になっている Windows の PC にインストールされている様々なアプリケーションが使用する固有のデータ(アプリケーションの設定、一時ファイル、キャッシュデータ、ログファイルなど、ユーザー固有の情報など)が保持されています。

故に謝って開いて何かされないように隠しフォルダとなっているわけです。このフォルダはユーザープロファイルの配下にありますのでユーザーごとに作成されています。


【3つのフォルダの違い】

ではその内容を具体的に見ていきましょう?
  1. Local
  2. LocalLow
  3. Roaming

1) 「Local」フォルダ

そのコンピュータ上でのみ利用される一時ファイルやキャッシュデータなどといったアプリケーションデータが保存されています。


2) 「LocalLow」フォルダ

ここには信頼性の低いアプリケーション、セキュリティの制約から低い権限で実行されるアプリケーションのデータが保存されています。
たとえばブラウザをInPrivateモードや、シークレットモードなどの保護モードやSafeモードなどで起動している場合、「Local」内のユーザーデータにはアクセスさせず「LocalLow」のみに制限されるようになります。

3) 「Roaming」フォルダ

ユーザーが異なるコンピューターにログインした際にも利用できるアプリケーションデータが保存されています。今回これを書くきっかけになった Evernote と言うアプリが正しく動作しなくなった際には、この Roaming フォルダ内にあった「Evernote」と言うフォルダを削除して再構築することで改善に至りました。

ここのフォルダ内のデータは、ネットワークを通じて他のコンピューターと同期できるようになっており、設定ファイル、ユーザーの個人設定、アプリケーションの設定など、他のコンピューターでアプリを使用する際に移行する必要があるデータが保存されています。


【Evernote のアプリが動作しない】

Evernote と言うアプリを起動しようとしても「何らかのエラーが発生しました〜」となって、再起動を試すようなメッセージが、何度再起動しても表示されて起動できなくなった....

今回はそんなトラブルに直面して、Roaming フォルダ内にあった「Evernote」フォルダを削除したことで正常に回復に至ったわけです。




<参照>



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2024年08月25日

Print Screen の動作と、Snipping Tool との連携

Print Screen キーを押すと Snipping Tool が起動してくる。それを デフォルト として設定されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

もちろん Snipping Tool も便利なのですが、やっぱり Print Screen を押したときには従来のように機能してほしい... そんな相談を受けることも時々あるので、その設定についてご紹介します。


【Windows 10 の場合】

20240825-1-1.jpg

Windows 10の場合には、
  1. スタート>設定>簡単操作 と開きます。
  2. 左ペインの、「キーボード」をクリックし「プリントスクリーンのショートカット」のところで設定します。


【Windows 11 の場合】

20240825-1-2.jpg

Windows 11 の場合にはWindows 10 の時とちょっと違います。
  1. スタート>設定 と開きます。
  2. 左ペインの「アクセシビリティ」をクリックし、右ペインの「キーボード」をクリックします。
  3. スクリーンキーボード、アクセスキー、およびプリントスクリーン」に移動します。
  4. プリントスクリーンボタンを使用して、画面キャプチャーを開く」のところで設定します。

画面をキャプチャーする場合、Windowsの標準機能では、マウスカーソルなどはキャプチャーできないので、何か?別のユーティリティソフトをご利用のケースもあるかもしれません。

自分の場合には、SnapCrab なんてアプリを利用していますが、こうした別のアプリが入っていたりするとこうしたショートカットキーの動作が変わってくることもあるので、その場合には、導入されているキャプチャー用のアプリの設定などをご確認ください。


<参照>




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2024年08月23日

「コントロールパネル」が非推奨に! そして将来はなくなる方向へ

Windows の設定をする際に、欠くことができない「コントロールパネル」というツール。

20240823-1-1.jpg

Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、現在は「設定」画面に置き換わっていて、メインでは出てきませんが、私もやっぱり設定画面よりは、使い慣れが「コントロールパネル」の方が、よくて検索やらファイル名を指定して実行などから「コントロールパネル」を呼び出して利用したりしています。

20240823-1-2.jpg 20240823-1-3.jpg

もちろん、「設定」ダイアログからでもいいんですけどね、つい使い慣れたほうを呼び出してしまいます。

さてそんな「コントロールパネル」がついに終わりを迎えようとしていることがWebページ上で公開されました。

Windows のシステム構成ツール」というサイトの中、「コントロールパネル」のところを開くと、「非推奨の処理中です」とあることがお分かりいただけると思います。

20240823-2-1.jpg 20240823-2-2.jpg

Windows 7から?というよりも、もっと前から Windows の設定と言えば「コントロールパネル」だったわけですが、とうとうその長い歴史に終止符を打つ時が迫りつつあるんですね。

まだ現段階では、いつから?ということまでは触れられておりませんので、25H2 になるのか? また、非推奨になっても引き続き呼び出したりできるのか?など詳細は分かりませんが、「非推奨の処理中です」と表示されるようになったのにはちょっと寂しい気持ちもあります。さて「コントロールパネル」がなくなると、「GodMode」も使えなくなってしまうのかな? これも便利な機能だっただけに、どうなるか? 気になるところです。


【2024/08/27更新】

あまりにも反響が大きかったせいか、サポートページからは、いったん情報が削除されたようです。

20240827-1-1.jpg 20240827-1-2.jpg

非推奨の処理中です」と言う文言はなくなって、「設定アプリに移行中です」という表現に訂正されてました。

まぁ、あれだけいろいろなメディアで取り上げられてましたしね....。 いずれはなくなるにせよ、まだ情報を公開するのは早かったってことなんでしょうね。


<参照>




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2024年08月20日

FAT32の32Gb制限が解除

前回、Windows Insider Blog で、Windows サンドボックスの機能がリニューアルすることをご紹介しましたが、もう一つちょっとある意味では大きなニュースをご紹介します。

20240817-4-1.jpg 20240817-4-2.jpg

US時間8月15日に公開された「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 27686 (Canary Channel)」の中で、Windows サンドボックスのことは前回ご紹介しましたが、このブログを読み進めると、それ以外にもちょっと気になったのが、「Changes and Improvements」の中で紹介されていた「FAT32」フォーマットの仕様変更です。

デジカメやドライブレコーダーなどで、SDカードを使う上で、FAT32でのフォーマットを余儀なくされると、通常は、32Gb制限に引っかかって、何らかのユーティリティがないと、FAT32でのフォーマットができなかったわけですが、将来的には2Tbまでフォーマットできるようになるので、より大容量のメディアが気軽に利用できることになります。

以前に「64Gb の SDカードを FAT32 で使用可能?」なんて記事をご紹介したことがありましたが、こうした制限が取っ払われることになるんですね。




<参照>




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2024年08月19日

新たに更新される「Windows サンドボックス」

US時間8月15日にリリースされた「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 27686 (Canary Channel) 」によれば、Windows サンドボックスに新たな機能が追加されてリニューアルされるようです。

20240817-3-1.jpg

日本時間でいうと8月16日になりますが、Windows 11 Insider Preview の Canary Channel に、Build 27686 がリリースされました。
今回のこのビルドには Microsoft Store で更新される新たな Windows サンドボックス(クライアントプレビュー版)が含まれておりました。

このプレビューの一環として、
  • ランタイム クリップボード リダイレクト
  • オーディオ/ビデオ入力制御
  • 実行時にホストとフォルダーを共有する機能
が導入されていることが発表されました。

コマンドラインによるサポートの初期試用版も導入されているようで、この点についても今後の展開が気になるところです。


【Windows サンドボックスとは?】

せっかくなので、「Windows サンドボックス」(Windows Sandbox)って、なに?という方もいらっしゃるでしょうから、ついでにご紹介しておきましょう。

20240817-3-2.jpg 20240817-3-4.jpg

Windows サンドボックスは、仮想環境を利用して「アプリケーションを単独で安全に実行するための軽量のデスクトップ環境を提供」してくれる Windows の機能になります。

-- 対象環境:
  • Windows 10 Pro
  • Windows 11 Pro
一応、Windows 10 でも、Windows 11 でも、Home Edition は対象外になっています。

※ ただし利用できないわけでもないようなので、ご興味のある方はインターネットなどで検索してみてください。

20240817-3-3.jpg

Windowsサンドボックスを起動すると、仮想環境で新しい Windowsが起動するので、アプリケーションを終了すればすべてが破棄されます。なので、アプリのインストールなどを試してみたりするには絶好なわけです。PC本体に影響は与えずに検証が行えますし、終了すればすべてなかったことになるので。なので終了するときに上記のようにポップアップも表示されます。

詳細は、「Windows サンドボックス」をご参照ください。

そんな、Windows サンドボックスが久々に Canary Channel で更新されたわけですね...


<参照>




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2024年08月17日

PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動できない Part 3

これまでに二度ほど取り上げた「PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動できない」のシリーズ。やっと完結編としてのご紹介になります。
突然PCを起動したら BitLocker の回復キーの入力を求められた方にとっては何事か?と思われた方も多いことでしょう。

さて今回のこのトラブルですが....

20240817-2-1.jpg 20240817-2-2.jpg

各既知の問題のサイト「Windows 11 バージョン 22H2 の既知の問題と通知」や「Windows 10 バージョン 22H2 の既知の問題」にもあるように、2024 年 8 月 13 日 (KB5041585)または、2024 年 8 月 13 日 (KB5041580) 以降にリリースされた更新プログラムの適用により改善されているようです。

ということで、8月の更新プログラムはきちんとあてておきましょう!

また今回こうしたトラブルに見舞われたかたは、前回もご紹介していますが、いい機会なので、ご自身でご使用のPCの BitLocker キーはきちんと確認しておくことをお勧めいたします。


<参照>




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2024年07月28日

PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動できない Part 2

さて以前に、「PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動できない」(2024/07/13)にご紹介しました。

MSコミュニティを見てたらそうした相談が増えつつあったので、ちょっと気になったから取り上げたものでしたが、その後 MS のサポートページが更新されましたが、どうも今回のトラブル、Windows Update による影響だったようです。

20240728-1-1.jpg

今回のこの情報まだ日本の同じサポートサイトには掲載されていないので、今後更新されると思われますが、7/28の時点では、USのサポートサイトのみで既知の問題としてUPされているものとなります。

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日本語サイトだと、既知の問題のところに、エンタープライズユーザー向けの情報しか提示されていません。ということで、そのまま Microsoft Edgeにて翻訳してもらいました。

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"すべてのユーザー" 向けに「2024 年 7 月 9 日の Windows セキュリティ更新プログラムをインストールした後、デバイスの起動時に BitLocker の回復画面が表示される場合があります」と。

前回の記事でも触れましたが、昨今の メーカー製のPCは、最初から BitLocker が有効化されているケースがあるようです。なので自分で有効化した覚えがない場合でも最初から有効化されていたなんてケースも多々あるわけですね。

加えて、BitLocker といえば、Windows 11 Pro Edition が対象になるわけですが、Windows 11 Home Edition でも、"デバイスの暗号化" という形で搭載されており、これが最初から有効になっているケースがあります。

通常、Microsoft アカウントにてサインインする際に自動的に Microsoftアカウントとの紐づけもされるため、Microsoft アカウントにサインインして確認するようにと出ているわけです。


【Windows 10 でも...】

実は、このUS時間 7/9 に 提供された更新プログラム。Windows 10 も例外ではありません。

20240728-2-1.jpg 20240728-2-2.jpg 20240728-2-3.jpg

ただしおそらく Windows 10 の場合には、Windows 10 Home であれば、まだメーカー出荷時には、デバイスの暗号化は有効ではなかったかと思われますので、Windows 10 Pro 以上をご利用の方が自分でこれを有効にしていない限りは、今回のトラブルに巻き込まれることはないかと思います。

手元の環境では、うちの場合には、BitLocker が有効な Windows 11 Pro のデバイスでも問題はなかったので、あくまでもすべてのデバイスが必ずそうなるというものではないようです。

既知の問題のところでは、Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、「We are investigating the issue and will provide an update when more information is available.」(現在調査中...)といった表示になっており、現段階では今回の更新プログラムの何が要因でこうなったのかまではわかっていないようです。

今後の情報更新にご注目ください。


【追加】

BitLocker の件は、今回のようなトラブルになっていざという時のためにも前回にもご紹介していますが、Microsoft アカウントや、BitLocker の画面からでも、さらには、コマンドプロンプトなどを利用しても確認はできます。

PCを管理するのはあくまでも自分。自分の PC である以上この辺りはしっかり自分自身で管理することをお勧めいたします。


【‘2024/8/2更新】

ちなみに、メーカー製のPCの一例をご紹介します。

-- 富士通:

デバイスの暗号化 / BitLocker ドライブ暗号化について教えてください」の "対象機種" の "重要" のところにもありますが、「デバイスの暗号化を搭載している機種は、Microsoft アカウントでサインインしたときなどに、自動的にデバイスの暗号化がオン(有効)になります」とのことです。

-- NEC:

Windows 11のデバイスの暗号化について教えてください」にもありますが、NECの場合も、基本的には対応機種であれば、「 デバイスの暗号化は、パソコンのデータを保護するのに役立ち、初期状態では有効となっています」とのことです。「Windows11では、不正なアクセスからデータを保護するために、Windows標準で「デバイスの暗号化」機能が搭載されています。(一部未搭載機種あり)
Microsoftアカウントを使用してWindows11にサインインすると、「デバイスの暗号化」は自動的に有効になり、パソコンの紛失や盗難時でも、ハードディスク内の情報が容易に抜き取られることを防ぎます」ということのようです。


<参照>



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2024年07月13日

PCを起動したら、BitLocker 回復キーの入力を求められて、PCが起動できない

以前に、「PCを起動したらいきなり BitLocker 回復の画面が表示された」(2022/8/23)なんていうケースを取り上げさせていただきました。この時は、この記事にもあるように、2022年8月に配信された "KB5012170" という更新プログラムの影響で、こうしたトラブルが発生していました。

20240714-1.jpg

さて今回タイトルにもあるように、PCの電源を入れてみたら、"BitLocker" 回復キー の入力を求められて起動できない... という事例がまたまた発生しているようです。どうりで、この記事へのアクセスが増えていると思っていたらそんなことだったんですね。

もちろんすべてのデバイスではないようなので、"うちは大丈夫だよ?" という方も多いかと思います。


【メーカー製のPCではデフォルトで有効になっている】

おそらく一般のユーザーの方の場合には、BitLocker 自体が有効になっていないケースも多々あるかと思います。BitLocker といえば、本来であれば Windows 11 Pro Edition 以上のものが対象になるわけで、Home Edition は対象外。

ですが、「Windows 11 Homeの次期バージョン、BitLockerを自動で有効化へ」(ITmedia)といった記事でも紹介されているように、次期バージョンとなる Ver.24H2 からは、完全にデフォルトで有効になるとの話もあるようですが、現時点では本来は有効になっていない方のほうが多いはず。
Windows 10 Home から、Windows 11 Home にアップグレードされているケースなどでは、おそらくデフォルトでこれが有効になっているケースは極めて少ないものと思われます。ただし実際にそうしたPCを拝見しているわけではないので、あくまでも憶測です。

一方「知らないと“いざ”というときに詰む「BitLocker回復キー」」(PC Watch)にもあるように、Windows 11 搭載で販売されているPCの場合、Home Edition であってもメーカーによってはデフォルトで有効にして出荷されているケースもあるようです。

Windows でのデバイスの暗号化」の中でも "Windows 10 以降の BitLocker を実行するサポートされているデバイスでは、個人の Microsoft アカウント (@outlook.com、@hotmail.com など) や仕事用または学校アカウントに初めてサインインすると、自動的にオンになります" と説明されていますが、メーカー出荷時にあらかじめこれが有効な状態で出荷されていると、PCの初期設定をして、Microsoftアカウントにサインインしたら自動的にMicrosoftアカウントに追加されているということになります。

一例として、富士通のWebサイトにこんな情報がありました。

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「デバイスの暗号化を搭載している機種は、Microsoft アカウントでサインインしたときなどに、自動的にデバイスの暗号化がオン(有効)になります」と注意書きがあり、その対象デバイスを確認してみると、例えば、"AH43/H3" は、Windows11 Home 搭載のPCです。

NECの場合にも..

20240714-2-4.jpg 20240714-2-5.jpg


と同様でした。さらに、Dynabook でも同様でした。


各メーカーとも、そのWeb上の案内を見ると不要な場合には自分でオフにするようにとの案内がでております。

うちの手元にある Windows 11 Pro の PC で、BitLocker が有効になっている端末は、Windows Insider Canary Channel がインストールされているせいか? 幸い?全く問題ありません。それ以外は、Windows 10 からのアップグレードだったりしているせいか? BitLocker 自体は無効のままでした。

今回も? Windows Update の影響なのか? そのあたりの真相はわかりません。Update が特定のデバイスに影響しているのかもしれませんし、他の何かがトリガーになって、特定のデバイスで、国内・国外を問わず、そんなトラブルが増えているだけなのかもしれません。こうした BitLocker 関連のトラブル、日米の Microsoft コミュニティ にて記事を拾ってみると、6月末あたりからぼちぼちそうしたトラブルが見受けられます。


すべてが同じ事情かどうかまでは何とも言えませんが、7月10日以降は急増している感もあります。


【BitLocker キーの入力を求められたら?】

きちんと BitLocker キーを管理されている方は、以下のリンクをクリックしてサインインすればご確認いただけます。

20240714-1-2.jpg


ですので、起動できないPC以外に他のデバイスがあれば確認は可能かと思います。ここで間違えてはいけないのですが、キーIDと回復キーがありますが、必要なのはあくまでも回復キー(48桁の数値)の方になります。

そして、正しい回復キーを入力してみるのがユーザーとして試せる対処法になります。以前に取り上げた「PCを起動したらいきなり BitLocker 回復の画面が表示された」の記事には、その手順をご紹介していますので、そちらの記事も参考にしてみてください。


-- コマンドプロンプトを使用する:

PCがまだ正常に起動できているうちであれば、BitLocker の有効・無効は、コマンドプロンプトでも管理できます。

20240714-3-1.jpg 20240714-3-2.jpg

"manage-bde -status" と入力すれば、そのステータスが確認できます。

この画面に入れれば、コマンドプロンプトを利用して、"manage-bde -protectors -get c:" と入力。

20240714-3-3.jpg

そうすれば、回復キーの確認も可能になります。


-- セーフモードで起動してみる:

さて問題は、肝心の48桁の回復キーがわからない場合... 今回の事例に限らず、再起動したり、セーフモード起動したことで回復したよ?という事例もあるようなので、そのあたりから試してみてください。

BitLocker キーの要求される画面が表示されたら、ESCキーを押します。すると右下に、"このドライブをスキップする" が表示されるので、そちらをクリックします。
続いて、トラブルシューティング>詳細オプション>コマンドプロンプト とクリックすれば コマンド の画面に入れます。

ここで "shutdown /s /t 0" と入力すれば、PCをシャットダウンできますので、まずはシャットダウンしてみてどうか?

また、詳細オプション>スタートアップ設定 とはいって "再起動" ボタンをクリックして、スタートアップ設定の画面になったら、"セーフモードを有効にする"("4")を選択して、PCをいったんセーフモードで起動。

仮にセーフモードで起動できたら、起動後に普通に再起動をかけて、正常に起動するかどうか?確認してみてください。

こうなるとなかなか大変な作業になるので、自分では無理?という場合には、ご使用のPCメーカー、あるいは PCの修理を請け負っているところなどプロに相談した方がいいかもしれませんね。

冒頭にも触れましたが、次期 Ver.24H2 からは、BitLocker やデバイスの保護がデフォルトで有効になる可能性もありそうなので、こうしたトラブルになっていないケースであっても、一度きちんとBitLockerキーを確認するか? BitLockerを無効にする手順を確認しておくことをお勧めいたします。


<参照>




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2024年07月06日

テンキーを有効にしても、テンキーから数字入力ができない

Windows には、アクセシビリティ機能の一つとして、「マウスキー機能」があります。
これが有効になると、テンキーが ON になっていても、テンキー からの 数字 の入力ができなくなってしまいます。

テンキーが ON になっているはずなのに、テンキーから数字が入力できない...
そんな時には、一度この機能の 無効化 をお試しください。

まずは「マウスキー機能」の無効化と有効化について...

左 [Shift] キー + 左 [Alt] キー + [Num Lock] キーを同時に押します

ノートPCの場合には、PCによっては、

左 [Shift] キー + 左 [Alt] キー + [FN]キー + [Num Lock] キーを同時に押します

これらのキーを押します。

仮に、マウスキー機能が現段階で "無効" な場合には....

20240705-2-1.png

といったダイアログボックスが表示されます。
ここで、「はい」をクリックすると、マウスキー機能が "有効" になります。

-- 無効にするには?:

しかし仮に現在 マウスキー機能が有効な状態になっているばあい、て、テンキーがオンになっているにもかかわらず、テンキーからの数値の入力が不可な場合には、先ほどもご紹介した、

・左 [Shift] キー + 左 [Alt] キー + [Num Lock] キー 
左 [Shift] キー + 左 [Alt] キー + [FN]キー + [Num Lock] キー

を押すことで、「マウスキー機能」はオフになります。その場合、画面上には先ほどのようなダイアログボックスも表示されず何も変わりません。しかしこの操作によって、"マウスキー機能" は、OFF になっています。ただし NumLockキーが解除されてしまうこともあるようなので、再度NumLockキーを押してONにする必要もあります。NumLockキーがONになっていることを確認したうえで、テンキーからの数字入力を試してみましょう!


【マウスキー機能とは?】

ちょっと話は前後しますが、今回 問題になった「マウスキー機能」についても触れておきましょう!

20240705-2-2.jpg

上記の「Windows のマウス キー機能」にもあるように、マウスキー機能とは、「マウスの代わりにキーボードのテンキーを使用してマウス ポインターを移動」できるようにするための、アクセシビリティ機能の一つになります。

20240705-2-3.jpg 20240705-2-4.jpg 20240705-2-5.jpg

マウス キー機能を使用してマウス ポインターを移動する」でも紹介されているようなキー操作で、マウスポインタの移動などが可能になります。

アクセシビリティ機能として、本来は便利な機能の一つなんでしょうけど、知らないうちに ON にしてしまったがために、テンキーからの数値入力ができなくなってしまう... 今回はそんなトラブルについてご紹介させていただきました。


<参照>




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2024年06月15日

Windows の基本操作 Vol.2024-6-2 写真を印刷する

普段からピクチャーフォルダに保存されている写真などを印刷したりする機会の多い方もいらっしゃるかと思います。今回は、このPCに保存されている写真の印刷について、Windows での基本操作を改めてご紹介させていただきます。


【2つの印刷手順】

写真を印刷する場合、Windows の標準機能を利用した場合、通常2つの方法があります。
  1. フォトアプリを利用して印刷する
  2. エクスプローラーの機能を利用して印刷する
それぞれの方法で印刷した際に、その印刷手順や印刷過程の画面、さらには印刷できるパターンが異なります。

1) フォトアプリを利用して印刷する:

Windows 10 や Windows 11 では標準搭載となっている写真を管理するアプリでもある「フォト」アプリ。
Windows 11 のフォトアプリについては、様々な機能が追加されており、Windows 10 までのフォトアプリと、Windows 11 からのフォトアプリでは、その機能も異なります。また Windows 10 のフォトアプリでも、以前のフォトアプリと現在のフォトアプリでも画面の表示も異なったりしています。
* ちなみに以前のフォトアプリについては、フォトレガシーとして現在も提供されています。

さてそんなフォトアプリを利用して画像を印刷しようとした場合、以下のような画面になります。

20240615-1-1.jpg 20240615-1-2.jpg

・まずはエクスプローラーなどから、画像ファイルをダブルクリックしてフォトアプリで開きます
・続いて、印刷ボタン(プリンターのマークのアイコン)をクリックして印刷の画面に進みます

基本的には、用紙サイズ、写真のサイズ、余白、自動調整(ページに合わせる/縮小して全体を印刷する)、さらには、その他の設定といったところから多少の調整は可能です。
写真によっては、自動調整のところが、"ページに合わせる" となっていた場合に写真がすべて表示されないことがあります。これは写真の縦横比の関係でカットされているので、その場合には、この設定を、"縮小して全体を印刷する" とすれば、多少余白はできてしまうかもしれませんがすべて印刷されるようになります。


2) エクスプローラーの機能を利用して印刷する:

一方で、同じように Windows の標準機能でもある "エクスプローラー" で印刷すると、以下のように画像印刷にあたっていくつかのレイアウトが用意されています。これは、Windows 7 や Windows 8 の頃からも同じ機能で、Windows 定番ともいえる機能になります。

20240616-2-1.jpg

・エクスプローラーを開いて、画像の保存されているフォルダなどを表示します
・印刷したい画像を選択します。複数ある場合には、Ctrl あるいは Shift キーを押しながら選択します

20240616-2-2.jpg 20240616-2-3.jpg

・選択された画像の上で右クリックして、印刷をクリックします(共有タブ>印刷でも可)

20240616-2-4-1.jpg

・写真の印刷という画面が出てきますので、用紙サイズや、レイアウトなどを選択して印刷します

「画像の印刷」ダイアログでは、用紙の種類、品質、そしてレイアウト(フルページ写真、L版など)が選択可能です。"オプション" をクリックすればさらに細かくプリンターのプロパティを呼び出して設定することもできます。

エクスプローラーの機能を利用して印刷をすると、何か?特別なアプリを入れたり、設定などしなくても、様々な配置やレイアウトが選択するだけで利用できるので便利ですよね?


<参照>




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2024年06月02日

Windows の基本操作 Vol.2024-6-1 ショートカットキー

Windows に限らず、Mac であったとしても、どこかでさりげなく使用したこともあろう "ショートカット・キー" というキー操作。Ctrlキーを押しながら "C" と押せば、"コピー" ができ、Ctrlキーを押しながら "V" と押せば、"貼り付け" ができる...  ああしたキー操作です。

今回の 「Windows の基本操作」ではこの "ショートカットキー" について取り上げてみました。


【"ショートカットキー" とは?】

さて "ショートカット" という言葉も聞いたことがあるかと思います。この "ショートカット" と "ショートカットキー" 。なんとなく響きも一緒なのですが、ご存じのようにこれらは異なります。単純に "ショートカット" と略していった場合には、"ショートカット・アイコン" のことを指す方が多かったりします。(もちろん状況によっては、ショートカット・キーという意味合いで使用されることもあります)

以下の画像は、いわゆるデスクトップに置かれている "ショートカット・アイコン" になります。

20240602-1-1.jpg

一般的に Windows では、"ショートカット" と言った場合、
  • ショートカット・アイコン
  • ショートカット・キー
のことが想定されます。

** Mac だと、"ショートカット・アイコン" については、"エイリアス" なんていう方が一般的です。またアイコンのことを、"グリフ" なんて呼び方もします。

せっかくなので、Windows Copilot さんにも確認して見たところ、

20240602-1-2.jpg 20240602-1-3.jpg

と回答してくれました。
  • ショートカット・アイコン:ソフトやファイルにすぐにアクセスできるアイコン
  • ショートカット・キー:パソコンの操作を簡単にするためのキーボード操作
と言うことになります。

そして今回ご紹介するのは後者の「ショートカット・キー」になります。


【ショートカット・キーの確認】

Windows で利用可能なショートカット・キーをすべて紹介していたらきりがないのですが、先ほどもご紹介したように、コピーや貼り付けと言ったショートカット・キーによる操作は、初心者の方も含め大勢の方がご利用だったりすることでしょう。

20240602-1-4.jpg 20240602-1-5.jpg

しかし、「Windows のキーボード ショートカット」や「Windows のキーボード ショートカット」をご覧いただくと一目瞭然ですが、このショートカットキーには、普段よく使用しそうなものから、あまり使用頻度が多くないものまで含めるととんでもない数があることがおわかりいただけると思います。

中々すべて使いこなすには一苦労ですよね? もちろん、あくまでもよく利用する操作をより手間をかけずに操作するためのキー操作がショートカット・キーなわけですから、そのすべてを知らなくても、自分で仕事をする範囲内でよく利用するキー操作を覚えておけば、作業の効率化につながるわけです。


【ショートカット・キーのカスタマイズ】

先ほどもご覧いただいた「Windows のキーボード ショートカット」にもあるようにものすごい数のショートカット・キーが既に登録されているので、なかなかオリジナルのものを付け入るスキがありません。

こうしたショートカットキーをカスタマイズするために、様々なツールがあったりします。その代表的なものが以下のようなものです。

20240602-1-6.jpg
Microsoft が提供する、PowerToys は、便利なツールですので興味のある方はご確認になってみてください。


【アプリケーションの起動をショートカットキーで管理したい】

さてそこまでしないでも、なんとかちょこっとだけ追加でもできないか?

Ctrl + Alt +(任意のキー)

といった組み合わせは、利用できるようです。

-- Firefox を起動するためのショートカットキーの設定:

今回は、Firefox を起動するためのショートカットキーの設定を例にご紹介します。

1) デスクトップに作成されたショートカットアイコンを右クリックして、"プロパティ" を開きます。

20240602-2-1.jpg 20240602-2-2.jpg

2) ショートカットキーのところの、"なし" のところをクリックして、キーボードから、例えば、Ctrlキー と Altキー と "F" キーを押します。すると、ショートカットキーのところに、今、押したキーの名称が登録されます

20240602-2-2.jpg

3) ショートカットキーの欄に、先ほど押したキーが登録されたら、OKで閉じます。管理者権限が必要ですと表示されますが、引き続き "続行" で設定すれば完了です

20240602-2-4.jpg

上記の例では、これで Ctrl+Alt+F で、Firefox が起動するようになります。
今回利用した Ctrl + Alt +(任意のキー)についてですが、最後の "任意のキー" については、どんな?キーでもいいわけでもなく利用できないキーもありますのでご注意ください。

さらにこうしたキーを追加する場合、既存のショートカット・キーとバッティングしないか? 注意する必要がありますので、カスタマイズについてはくれぐれもご注意ください。


<参照>



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2024年04月29日

Windows のロック画面が変わる Part 2

以前に「Windows のロック画面が変わる」という記事をご紹介しました。

ひと月前のこの時期にはまだ自分の環境では、Windows Insider 版も含めて確認できなかったんですが、Windows 11 や Windows 10 の 最新チャンネルの PC で、ぼちぼちこの設定が反映したものが出てきましたので、再度ご紹介させていただきました。

20240428-3-1-1.jpg 20240428-3-2.jpg

うちの手元のPCでも、一部のものは Windows 10 であっても、Widnows 11 であっても、ぼちぼちこの設定が反映し始めていますが、もちろん設定はあっても、まだ有効ではなく、従来のロック画面のままというのもありますので、現時点ではまだばらつきもあります。


【いきなり見慣れない情報が?】

自動サインインの設定になっていたりすると、このロック画面はスルーしてしまいがちで、仮にスリープなどで画面がロックされた場合などに、かろうじてこうしたロック画面が表示される程度の方もいらっしゃるでしょうから、PCの電源を入れたままちょっと席を離れて、戻ってきてみて、再度作業に取り掛かろうとしたらいきなりこうした情報が表示されたりしてびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんね。

ご安心ください。決しておかしくなったわけではなく、一応 Windows の機能が拡張して、こうした情報がロック画面でも表示できるようになっただけです。当然ながら設定を、変更すれば従来通りのロック画面に戻ることも可能です。

Windows 10 の場合:

20240428-4-1.jpg 20240428-4-2.jpg

1) デスクトップで右クリック>個人設定 を開きます
2) 左ペインの "ロック画面" をクリックして、右ペインの "ロック画面に詳細な情報を表示するアプリを1つ選択します" のところのアイコンをクリックします


Windows 11 の場合:

20240428-5-1.jpg 20240428-5-1-2.jpg

1) デスクトップで右クリック>個人設定 を開きます
2) 右ペインを下にスクロールすると "ロック画面" と言う項目がありますのでクリックします

20240428-5-1-3.jpg 20240428-5-1-4.jpg

3)  "ロック画面" の設定画面になったら "ロック画面状態" をクリックして設定を変更します


ロック画面の設定は、上記のとおり変更は可能ですので、従来通りロック画面には何も出したくない... そんな場合には、"なし" に設定しなおしてみてください。


<参照>




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2024年04月10日

Excel などのアプリを起動したら画面がいつもと違って黒い

いつものようにアプリを起動してみると、"あれ? いつもの画面じゃない...."

今回はこんな事例をご紹介いたします。以下の画像は、Excelの画像ですが、いつものようにExcelを起動したら画面が真っ黒.... あわてちゃいますよね?

20240410-1-1-1.jpg 20240410-1-1-2.jpg

上の例は、Excel for Microsoft 365 の例ですが、左の画像が実際の画像で、右の画像が、通常の画像になります。
左のように黒い画面は、"ダークモード" という設定がされた状態です。


【"ダークモード" とは?】

ではまずこの "ダークモード" から説明していきましょう。

20240410-1-2-1.jpg 20240410-1-2-2.jpg 20240410-1-2-3.jpg

誰もが使えるアクセシビリティ」にもあるように、"ダークモード" は Windows の "アクセシビリティ" 機能の一つとして提供されている機能。画面の明るさを調整して、長時間画面の前で作業しないといけないようなケースなどに、外観や品質を損なうわずに作業できるよう、かつユーザーの視覚の負担にならないように調整するための機能です。


【現在の設定及び、その設定方法】

-- Windows 10 の場合:

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1) デスクトップ上の何もないところで右クリックして、"個人設定" をクリックして開きます
2) 左ペインの "色" をクリックすると、"色を選択する" という項目がありますので、こちらをクリックして
"ライト"、"ダーク"、"カスタム" のいずれかを選択します

** ちなみに "カスタム" を選択すると、Windows の既定の設定と、アプリの設定を別々に設定できるようになります。


-- Windows 11 の場合:

20240410-1-3-4.jpg 20240410-1-3-5.jpg 20240410-1-3-6.jpg

1) デスクトップ上の何もないところで右クリックして、"個人設定" をクリックして開きます
2) 個人設定のが面が表示されたら、"色" をクリックします
3) "色" の選択画面になったら、"ライト"、"ダーク"、"カスタム" のいずれかを選択します

** ちなみに、Windows 11 でも同様にカスタムを選択すると

20240410-1-3-7.jpg

Windows の既定の設定と、アプリの設定を別々に設定できるようになります。


【Windows 以外の設定】

実はこのダークモードの設定は、ご紹介したような Windows 側の設定の他にも、アプリによってもその設定ができるケースがあります。例えば、Microsoft Office 製品にはその設定がありますので、Windows の設定は "ライトモード" なのに、Word や Excel などのアプリを開くと画面が黒い... そんな場合には、アプリ側にそうした設定がないか?確認する必要があります。


-- Excel for Microsoft 365 の例:

Excel を例にとってご紹介しますが、Microsoft Office 製品の場合には、Word でも、PowerPoint でも同様です。

20240410-3-8.jpg

1) まずは、Excel を起動し、ファイル>オプション とクリックして、"Excel のオプション" のダイアログを表示します
2) 左ペインの "全般" をクリックして、右ペインを下にずらすと "Microsoft Office のユーザー設定" という項目がありますので、
ここの、"Officeのテーマ" のところで、設定を変更します
3) 変更が完了したら "OK" をクリックしてダイアログを閉じます

** ここで設定したものは、Excel のみではなく、Microsoft Office すべてにその設定が反映されます


-- メモ帳にもある:

ちなみに Windows 11 だったりすると、この設定は、"メモ帳" にもあったりするんですよね?

20240410-1-3-9.jpg


<参照>




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2024年03月31日

Windows のロック画面が変わる

Windows 10 や Windows 11 のロック画面。通常は日付と時間だけという比較的シンプルな画面なわけですが、ここにカレンダーや天気などを表示することができるようになるようです。

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現在の Windows 10 や Windows 11 のロック画面は現在以下のような感じです。

20240401-2-1-3.jpg 20240401-2-1-4.jpg

一応、ブログにあるように設定を確認してみると、現時点で設定自体はすでに用意されているようですが、現時点でここを変更しても、ロック画面には反映しないようでした。

20240401-2-1-6.jpg 20240401-2-1-5.jpg

ブログでは、順次展開されるようなので、今後こうした設定が利用可能になるんでしょう。

もちろんこの設定を "なし" にすることもできるようなので、不要な場合には表示しないとしてご利用いただくことは可能です。
また企業など法人での利用の場合には、グループポリシーによっても、この表示・非表示を管理できるようにもなっているようです。

この機能あたりは、ご利用環境や好き嫌いにもよるでしょうから、必要に応じて ON/OFF を切り替えて利用することになるんでしょうね。現段階では、手元の環境では Windows Insider の Canary Channel のものも含めて、設定項目はあり、設定自体を選択はできるようにはなっていますが、仮に設定してもその設定内容は反映されないようです。


<参照>




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新しい AI 搭載 PC、Surface Pro 10も登場! Surface の最新情報は Microosft Storeへ
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2024年03月14日

Windows の基本操作 Vol.2024-3-1 一時ファイルを削除する

Windows チームから、Facebook にこんな投稿が出てましたので、ご紹介いたします。

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PCを使っていると、様々な理由でたまってしまう一時ファイル。

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本来であれば、左の図のように空き領域がきちんと確保されていれば、当然アプリのインストールも、データの書き込みも、さらにはアプリの動作自体も全く問題ないわけです。

しかし "PC" というものは、どんな使い方をしているにせよ、使えば使うほど そのメンテナンスの重要性が増してくるものです。
  • アプリのインストールに失敗する
  • CDに音楽を書き込もうとするとエラーになる
  • データをコピーしたいがコピーできない などなど
こんなトラブルに直面して、いざエクスプローラーを開いて、Cドライブの状況を確認すると、右の画像にようにCドライブの空き容量がなく、真っ赤になっている...  何てこと経験されていらっしゃる方も多いかと思います。

最近のPCは、Cドライブなどに使用される補助記憶装置は、従来のHDDドライブから、読み書きが早いSSDに代わってきていますが、現時点では、まだまだHDDドライブに比べると、SSDは価格的にも高いため、ノートPCなどになると、256Gb とか、512Gb 程度の容量のものが中心です。

そうした容量しかないので、いろいろアプリをインストールしたり、データを保存したりしていると、すぐに空き領域がひっ迫してしまう。さらには、そんなに使っていないはずなのに、すでに空き領域がやばい... そんなケースに直面するわけです。

** ちなみに、PCの記憶装置はざっくりと分けると...:
"メモリ" と呼ばれる "主記憶装置" と、内蔵の "SSD" や "HDD" のような "補助記憶装置" があります。PCの動きに直接かかわってくるのがメモリではありますが、内蔵のディスクドライブへの読み書きの 早い・遅い も、PCの動作に影響してきます。


【どうやって空き領域を確保するか?】

Microsoft のサポートサイトにも、「Windows でドライブの空き領域を増やす」とあるように、空き領域を確保する方法はいろいろ。でもこれ見ていると自分のPCでこれやらないといけないの?と不安になる方も多いことでしょう。

そんな時に、とりあえず一時ファイルだけ削除して、空き領域を確保してみませんか?というのが、今回の Facebook にあがっていた情報なわけです。

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Windows でドライブの空き領域を増やす」でも、いの一番に紹介されているのが "Temp フォルダーがいっぱいでディスク領域不足エラーが発生する場合" だったりしてますね。

Microsoft Store で使われるアプリケーション (.appx) ファイルなども影響するわけですよね。


【TEMPファイルを削除する】

では具体的にその操作方法をご紹介しますが、以下の手順で一時ファイルを探して削除していきます。

1) Windows キー+ "R" と押して、"ファイル名を指定して実行" の画面を出して、"名前" のところに、"%temp%" と入力し "OK" をクリックします。

20210314-2-21.jpg

2) すると、エクスプローラーが起動し、その検索結果として、通常であれば普段は、隠しファイルとなっている一時ファイルが検索され表示されます

20240314-2-1.jpg

3) 検索された結果すべて一応一時ファイルなわけですが、今回うちのPCで確認する限りでは、先ほどご紹介したような "Microsoft Store で使われるアプリケーション (.appx) ファイル" は見当たりませんでしたが、現在起動中のアプリに関するものだったりすると、削除ができないものもあったりしますが、基本的に現在動いているアプリなどがなければ削除しても問題はありません。

もちろんディスクのクリーンアップなどでもこうした一時ファイルを含め不要なファイルは削除できるわけですが、取り急ぎ一時ファイルだけでも削除して、HDDの空き領域を増やしたい... そんな場合に便利たテクニックです。


<参照>



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2024年02月09日

Windows の基本操作 Vol.2024-2-1 Wi-Fi に接続するための暗号化キー(パスワード)を接続済みのPCで確認する

知り合いが自宅に来て、Wi-Fi 使わせてくれない? と言われて、"いいよ!" とはいったものの、"あれ? ルーターに書いてあったよな?" とルーターに貼ってあるネットワークセキュリティキーを入れてもはじかれてしまう....

そんな時には、すでに Wi-Fi に接続している自宅のPCがあれば、Wi-Fi の暗号化キー を調べられます。今回はそんな暗号化キーの確認方法をご紹介いたします。


【暗号化キーの確認】

さて、では早速 "暗号化キー" の確認方法を見ていきましょう。Windows 10 でも、または Windows 11 でも基本的には一緒です。
  1. コントロールパネルから確認する
  2. 設定ダイアログから確認する
ではさっそく見ていきましょう!

1) コントロールパネルから確認する:

・"検索"、あるいは "ここに入力して検索" のところに、"con" と入力。コントロールパネルが表示されたらクリックします

20240207-2-1-1.jpg

ネットワークとインターネット>ネットワークの状態とタスクの表示と開きます

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・"ネットワークと共有センター" が表示されたら、左ペインの "アダプタの設定の変更" をクリックします

20240207-2-1-3.jpg

・"ネットワーク接続" の画面が表示されたら、 Wi-Fi あるいは、"ワイヤレスネットワーク" を表示されたアイコンを右クリックして、"状態" を開きます。(ダブルクリックしても "状態" が表示されます)

20240207-2-1-4.jpg

・"Wi-Fiの状態" のダイアログが開いたら、"ワイヤレスのプロパティ" をクリックします

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・"ワイヤレスネットワークのプロパティ" のダイアログが表示されたら、セキュリティタブを開くと "ネットワークセキュリティキー" のところに、"●●●●" と表示されているので、"パスワードの文字を表示する" にチェックを入れると、パスワードが確認できます

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2) 設定ダイアログから確認する:
(今回は、Windows 10 の例です)

・スタート>設定 とクリックして、"設定" ダイアログを開きます

20240207-3-1-1.jpg

・"ネットワークとインターネット" をクリックして、さらに "ネットワークの状態" の画面が表示されたら、画面下部にある "ネットワークと共有センター" をクリックします

20240207-3-1-2.jpg 20240207-3-1-3.jpg

・"ネットワークと共有センター" が表示されたら、左ペインの "アダプタの設定の変更" をクリックします

20240207-2-1-3.jpg

・"ネットワーク接続" の画面が表示されたら、 Wi-Fi あるいは、"ワイヤレスネットワーク" を表示されたアイコンを右クリックして、"状態" を開きます。(ダブルクリックしても "状態" が表示されます)

20240207-2-1-4.jpg

・"Wi-Fiの状態" のダイアログが開いたら、"ワイヤレスのプロパティ" をクリックします

20240207-2-1-5.jpg

・"ワイヤレスネットワークのプロパティ" のダイアログが表示されたら、セキュリティタブを開くと "ネットワークセキュリティキー" のところに、"●●●●" と表示されているので、"パスワードの文字を表示する" にチェックを入れると、パスワードが確認できます

20240207-2-1-6.jpg


今回は、Windows の基本操作なので、Mac については取り上げませんが、Mac でも同様に確認することが可能です。こちらは、また機会があれば...


<参照>




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2024年01月22日

"Show or hide updates" が 2025年廃止の予定

"Show or hide updates" は、Windows Update が何らかの問題により正常に更新ができずに、繰り返してエラーや、再試行を繰り返す際、一時的に適用を回避するためのトラブルシューティングツールです。

20240122-1-1.jpg

このトラブルシューティングツールの廃止されるという情報が、Microsoft Security Response Center のブログの中で更新されました。

このツールについては、うちのブログでもかつて...
な形で紹介させていただきました。

US時間1月19日に更新されたブログでは、画像にもあるように "Important" として、トップに、帯で囲って「マイクロソフトは、2025 年に “Show or hide updates” トラブルシューターの廃止を予定しています。 また、更新プログラムにて問題が発生していない限り、このツールにて更新プログラムを非表示にすることは推奨しません。」と触れ、こうしたツールを利用して更新プログラムを非表示にすること自体が推奨されませんと、どか〜んと、表示されています。


【Windows Update をめぐる環境の変化】

Windows 8/8.1/10 などでは、Windows Update で何らかの事情でうまくいかない場合、更新の失敗を繰り返すことから、一時的にこれを回避するために、Windows Update で検出されないようにするためのトラブルシューティングツールとして提供されていました。

その後、Windows 8.1 までは、サポートも終了し、さらに、Windows10 についても、2025年10月14日にはサポートが終了するわけですから、そうした背景もあるのでしょうね。

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また昨今の Windows Update では、KIRKnows Issune rollback)といった機能を通じて、問題が発生した部分だけをロールバックできる方式が採用されるようになったりしています。

これについても以前「Windows Update と 「既知の問題のロールバック」」の中でご紹介させていただきました。また「Windows 11 Ver.23H2 が来ない?」の中でも触れていますが、アプリケーションの非互換性など、デバイス自体に問題が発生しそうな場合には、セーフガードホールドが適用されて Update 自体が検出されないようにしているなど、以前に比べるとその背景も変わってきています。

あくまでも個人的な憶測にすぎないかもしれませんが、こうした背景もあって、"Show or hide updates" の廃止... なんていう方向になってきているんでしょうね?

ちょうど、現在一部のユーザーで発生している KB5034441 のトラブルなどでは、このツールを利用して検出されないようにしてみては?なんていう話も出ているようですが、まだまだ、"Show or hide updates" が必要になるのかな?と思えるシチュエーションもあったりするわけですが、今後、本当に廃止としてなくなってしまうものなのか?については、引き続きその動きをチェックして、何かあればまた取り上げたいと思います。

今後必要になりそうかな? と思われる方は今のうちにダウンロードしておいていいのかもしれませんね。


【更新】

こうした状況はどんどん変わってくるんですね...




<参照>




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2024年01月20日

回復パーティションの適切なサイズ

今回、KB503441の問題で、改めて回復パーティションのそのサイズに注目が集まったのですが、実はこうした問題は以前からも時々発生していました。なので、Microsoft のサポート記事としても、「KB5028997: WinRE 更新プログラムをインストールするためにパーティションのサイズを手動で変更する手順」といったものもあったりします。

さらにネットで検索してみると色々出てきますね。皆さん苦労されていて、その成果を公開してくださっているのは、非常にありがたい情報です。

回復ドライブの空き領域が足らないために更新が失敗する... であればその最適な容量はどの程度なのか? 確認してみました。


【"回復ドライブ" とは?】

まずは、そもそも今回話題になっている "回復ドライブ" とは? といったお話から。

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ご使用になっているPCで自分の回復ドライブってどういったものなのか?確認してみてください。Windows 10/11 であれば、スタートボタンを右クリックすると、"ディスクの管理" というメニューが表示されますので、クリックすると表示されるのが現在のPCのドライブの状況です。

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今回話題になっているのが、そして今回話題になっているのが赤枠で囲われた部分になります。でも Windows の標準の機能では、実際にどの程度使用されているのかなどその状況は、GUI では確認できません。

20240114-1-3.jpg

コマンドプロンプトを管理者として実行して、DISKPARTSコマンドをたたいて.... なんてことをするわけです。

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これに対して、専用のツールなどを利用すれば、GUI でサクッと表示されて、マウス操作でパーティションの変更なども簡単にできてしまうわけですから、上手に使用すれば便利ですし、無駄な時間を費やさずに済みますよね。

今回このPCは、前回ご紹介した KB503441 については問題なくインストールできていたわけですが、回復領域の空き領域を見ると、今後は結構厳しいかもしれないことも改めて一目で理解できます。


--Windows の修復に必要なもの:

この回復領域は何のためにあるのか?というお話ですが、簡単に言えば Windows のシステムに問題が発生した場合、システムを工場出荷時の設定に復元するために設けられている領域です。

ちょうど、「BIOS/MBR ベースのハード ドライブ パーティション」/「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション」にこの回復パーティションについて以下のようにありました。

20240114-2-1.jpg 20240114-2-2.jpg
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  • WINRE.WIM のイメージサイズ
  • + 追加領域 250Mb(今後の更新用)
  • 追加領域 NTFS 750Mbに対して、5-15Mb以上
WinRE.Wim のイメージサイズは、どんなドライバ・言語、カスタマイズが追加されれているかによってそのサイズも変わってきますが、これにプラス今後の追加領域を確保する必要があります。なのでPCによってサイズはまちまちなわけです。

BIOS/MBRベースのPCに比べると、おそらく昨今の UEFI/GPTベースのPCの場合などは、「UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション」の中にも、"回復イメージ winre.wim は、通常、追加するドライバー、言語、カスタマイズに応じて、500 から 700 MB の間です" ともあります。

どうなんでしょうね? そうしたことからすると、BIOS/MBRベースのものでも、とりあえず 1Gb(1024Mb) ぐらいはあった方がいいのでしょうし、UEFI/GPTベースのものであれば、1Gb以上は絶対必要になってくるんでしょうね。

現在のご利用状況にもよりますが、かといって無駄に大きな領域を振り分けても仕方ない。もっとも問題はどの程度の追加領域が確保されているか? です。

どのみちまた足らなくなったら領域を足してあげればいいだけのことなので...。

ということで、まずは現状の把握。そして今後の対策として領域の増加... ということになるんでしょうね。


<参照>




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2024年01月16日

Windows の基本操作 Vol.2024-1-1 コンピューター名、あるいは デバイス名を変更する

2024年一発目に、「Microsoft 365 のライセンスを解除する 〜 Microsoft 365 のライセンスの管理」といった話題を取り上げました。

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その中でもご紹介しましたが、Microsoft アカウントの画面で、どういったデバイスが登録されているのか?というところを確認する画面を見ると、上記のように "サインインしているデバイス" のところには、"デバイス名" が表示されていますが、通常ランダムな文字列になっているケースも多く、どのPCがどのデバイス名なのか?わかりずらいところがあります。

今回の「Windows の基本操作」では、このコンピューター名の変更方法についてご紹介いたします。


【デバイス名を確認する】

ではまずは、現在使用しているコンピューターのデバイス名(あるいはコンピューター名)がどうなっているのか? そしてどこから確認するのか?についてご紹介します。

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通常、
  • Windows 10 の場合(左): スタート>設定>システム>詳細情報(左ペイン)
  • Windows 11 の場合(右): スタート>設定>システム>バージョン情報(左ペイン)
とクリックすることで確認が可能です。

こうしたデバイス名は、当然自由に、わかりやすいように変更することも可能です。
確認していただくとお分かりいただけると思いますが、ノートPCなのに、"DESKTOP-〜" なんて設定されているものもあったりと、手元のPCで見ても "あれ?" となるものもあったりするわけです。


【デバイス名を変更する】

実は変更はさほど難しいものではありません。

1) Windows 10 の場合:

・"詳細情報" の画面を表示させ、"このPCの名前を変更" をクリックします

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・"名前を変更する" という画面が表示されますので、変更する名前を入力し、"次へ" をクリックします

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・完了すると、再起動を促す画面が出てきますので、都合に合わせて再起動してください

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2) Windows 11 の場合:

・"バージョン情報" の画面を表示させ、"このPCの名前を変更" をクリックします

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・"名前を変更する" という画面が表示されますので、変更する名前を入力し、"次へ" をクリックします

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・完了すると、再起動を促す画面が出てきますので、都合に合わせて再起動してください

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【Microsoft アカウントなどに表示されているデバイス名】 

さてこうしてデバイス名を変更しても、Microsoft アカウントに一度登録されているデバイス名が自動的に変わってくれるわけでもありません。

なので Microsoft アカウント上のデバイス名が気になるようであれば、一度サインアウトさせてデバイスを外した上で、再度PC側も Microsoft アカウントにてサインインし直してライセンス認証し直してみてください。


なお今回ご紹介した、確認方法や変更方法は、あくまでもいろいろあるやり方の一つにすぎません。インターネットなどで検索してもいろいろ表示・設定方法はでてきますので、わかりやすい方法でお試しください。


<参照>




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【JR SKISKI】GALA湯沢へ行こう!スキー&スノボツアー2023-2024

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2024年01月09日

知らぬ間に HP Smart というアプリがインストールされている

昨年の12月初めに「プリンターのアイコンが、いつもと違う?」という記事を2回にわたって取り上げました。

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コントロールパネルの "デバイスとプリンター" を開いたときに、プリンターのアイコンが、HP の M101-M106 に代わってしまうというトラブルです。

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このトラブルですが、基本的にはアイコンが変わってしまうだけで、機能的には問題ないし、またコントロールパネルを開かないとアイコンが変わったことにも気が付かないでしょうから、気にしなければいい... ものでもあるわけです。しかし、実はこのシステムアイコンが変わってしまうことで、HPのプリンターが導入されていると誤認されて、自動的に "HP Smart" というプログラムが、Microsoft Store を介してインストールされてしまうという副作用も発生していました。

プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編」の中でもご紹介していますが、こちらの症状については、"KB5034510" (「KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」)という修復するためのトラブルシューティングツールが、提供されていますので、こちらをインストールすれば、正常に修復されます。

修正プログラムの適用により
  • プリンターのアイコンの修復(改善)
  • HP Smart の削除(HPのプリンタードライバを使用していない場合)
といったことを実施してくれます。


【Windows Update では配信されない】

このトラブル、すべての環境で発生しているものでもなく今回配信されているトラブルシューティングツールは、Windows Update では配信されてきません。

なので「KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」のところからリンクをたどってダウンロードセンターにアクセスして、ご利用環境に合わせたツールをダウンロードして実行する必要があります。

その手順については、「プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編」の中でご紹介させていただきました。

副作用でインストールされてしまう "HP Smart" というアプリについては、これのみ単体で削除したとしても、おそらく根本的にシステム情報が修復されて、プリンターのシステムアイコンが修正されないと、またインストールされてしまうことになるんでしょうね? この辺りは詳細は、確認しておりません。

コントロールパネルの "デバイスとプリンター" を開かないと、この影響がでているかどうか?気が付いていない人も多いかもしれませんが、HP(ヒューレットパッカード)のプリンターなど使ってもいないのに、"HP Smart" という見知らぬアプリが入った...という場合には、おそらく根本的な対処が必要ですので、"KB5034510" を適用してみてください。


<参照>




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2024年01月02日

Windows Copilot はどうなった?

2023年春、Windows 11 に Windows Copilot が導入されることが発表され、その後、Windows Insider 向けに提供がスタートし、そして 12月には、Windows 11 に向けては "Copilot in Windows" として、通常版に向けてリリースがスタートしました。

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さらに Windows 10 にも向けてリリースされることが発表され、一部こちらも通常版に向けてリリースがスタートしました。

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Windows に搭載されるものの他では、先行しているのが Microsoft Edge に搭載されている Copilot になります。他にもすでに一部で提供がスタートしている Microsoft 365 向けのものもあったりと様々な分野で "Copilot" の展開がスタートしつつあります。

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さてそんな感じで、PCには今後も様々な局面で使用する機会が増えそうな "Copilot" 。2024年になってさらに加速しそうな "Copilot” について、Windows 10 への展開など現在の状況について確認してみました。


【Windows への展開】

2023年11月15日から開催されていた "Microsoft Ignite 2023" はまさに、 "Copilot" や AI をめぐる様々な最新の情報が発表されました。

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こうした Ignite を経て、11月末、12月1日より正式に提供がスタートすることが「Microsoft Copilot (現 Bing Chat、Copilot in Windows) を 12 月 1 日より正式提供開始。個人のお客様向け機能の紹介」で発表されました。

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年が明けて、2024年1月。現在の手元の環境で確認してみると....
  • Windows 10 Release Preview → Copilot 搭載済み
  • Windows 10 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
  • Windows 11 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
  • Windows 11 Canary Channel → Copilot 搭載済み
といった感じです。

どんな違いなのか? 詳細を確認してみると、更新プログラムの適用状況などもあるんでしょうけど、「Windows の Copilot へようこそ」にも触れている部分も大いに関係ありそうです。

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Microsoftアカウントでのサインインが必要:

Windows Insider に参加しているものはとりあえず別として、通常版については、Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、2台中1台にて稼働中。違いといえば、Microsoft アカウントでサインインしているPCか? ローカルアカウントで運用しているPCか? 

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まさに「Windows の Copilot へようこそ」の "Windows の Copilot の使用を開始する" にもあるように、更新プログラムの適用状況は問題ないようなので、Microsoft アカウントにサインインしているか?いないか?の違いのようです。

あえてローカルアカウントで運用しているPCなので、ならば仕方なし.... かな? でも、裏返せば、ローカルアカウントで運用していれば当面は Windows Copilot の適用は回避できるんでしょうね。


さらに「Windows の Copilot へようこそ」にもありますが、基本的には、まだ Windows 10 の場合も含めプレビュー版として提供されているので、この中で "Windows 10 の Copilot は、今後数か月間、制御された機能ロールアウトを通じて段階的に提供される予定です" とあるように順次展開されていくのでしょうね。

今後これらがまたどう展開されていくのか? 新たにご紹介できる情報が公開された場合には、また取り上げてみたいと思います。


<参照>




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2023年12月29日

プリンターのアイコンが、いつもと違う? 〜更新プログラム適用編

以前に、「プリンターのアイコンが、いつもと違う?」という記事を取り上げました。

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プリンターのアイコンが、HPのプリンターに変わってしまうという不具合です。一応、最初の記事にも追加情報として更新プログラムの提供がスタートしたことをご紹介しましたが、この修正プログラムは、Windows Update などで自動的に配信されるものではないため自分でダウンロードして追加する必要があります。


【更新プログラム「KB5034510」】

プリンターのアイコンが、HPのプリンターのアイコンに変わってしまい、これに伴って、Microsoft Store からは、"HP Smart" なんてアプリが自動的にインストールされてしまったりします。

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"HP Smart" というアプリは、HP のプリンター利用者向けに提供されているもので、本来 HP のプリンターを使っていなければインストールされることはないわけですが、今回のアイコンが変わってしまうという不具合に伴って、HP のプリンターを利用していなくても、自動的にインストールされたものです。

ただしアイコンがおかしくなってしまうのと、HP Smart が勝手にインストールされてしまうこと以外には特別大きなトラブルを引き起こすものでもなく、プリンターのアイコンもコントロールパネルからデバイスとプリンターのところを開かない限りは、ここが変わったことに気が付くことも少ないので気が付いていない人も多いことでしょうね。

-- ダウンロードセンターからの導入手順:

さて今回の 「KB5034510」"Microsoft Printer Metadata Troubleshooter ツール" は、Windows Update では配信されませんので、必要に応じてダウンロードセンターからダウンロードする必要があります。

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2) "Select language" のところは、"English" しかないので、そのまま "Download" をクリックして、ダウンロードをスタートします

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3) "Choose the download you want" という画面になりますので、ご利用環境に合わせて必要な項目にチェックを入れて "Download" をクリックすると、ダウンロードがスタートします。ダウンロードしたものは、通常ダウンロードフォルダに保存されています。

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4) このプログラムは、管理者として実行をする必要があるため、エクスプローラーを開いて、ダウンロードしたプログラムアイコンの上で右クリックして、"管理者として実行" をクリックします

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5) しばらくコマンドプロンプトの黒い画面が出たままになりますが、一瞬画面がリフレッシュされて、完了するとこの画面が消えますので、消えたら、コントロールパネルなどからデバイスとプリンターのところを開いて確認してみてください

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注意)
  1. このプログラムはダウンロードしたものを "ファイルを開く" をクリック、あるいは ダブルクリックで実行するのでは、適用できません
    あくまでも上記でご紹介しているように "管理者として実行" する必要があります
  2. 通常の標準のアイコンに戻るはずですが、戻るのに時間がかかる場合には、PC自体も一度再起動してみてください

KB5034510: Microsoft プリンター メタデータ トラブルシューティング ツール - 2023 年 12 月」では操作方法として、コマンドプロンプトを管理者として実行して行うことが紹介されていましたが、手元の環境で試した限りでは、ダウンロードしたプログラムアイコンを右クリックして、"管理者として実行" でも問題なく適用されていました。


今回のこのプログラムの導入により、
  1. 以前にダウンロードしたモデル情報とアイコンが復元され、この名前とモデルと一致しないプリンターから HP LaserJet M101-M106 モデル情報、アイコン、およびアプリケーションの関連付けが削除される

  2. 不適切なメタデータが見つかり、HP プリンターまたは HP プリンター ドライバーがインストールされておらず、2023 年 11 月 25 日以降にアプリケーションがインストールされた場合、このツールは HP Smart アプリケーションを削除してくれる
の2つのことを実行してくれます。


<参照>





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ゆく年、くる年 〜 今後の Windows の非推奨となる機能

年の瀬。ゆく年くる年...ということで、Windows の今後について確認し見ました。

今年も年末。2023年を振り返ってみると、さまざまな新しい機能が公開されると同時に、使われなくなった機能などはどんどん整理されて、非推奨の機能になり、その後、削除されていきます。


【Windowsの非推奨となる機能】

そんなことを紹介しているのが今回ご紹介する「Windows クライアントの非推奨の機能」のサイトになります。

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振り返ってみると、いろいろあるものです。

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2023年に非推奨となった機能。あまり知られてない?のか "ヒント" もなくなっちゃうんですね。

--ヒント:

Windows や Office を使うためのヒントを提供しているアプリです。

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私の場合には、Windows にしも、Office にしても、Insider 版で提供されていた機能が、通常版に提供されるようになったのかな?なんて確認するときに起動したりしてました。


--ワードパッド:

これもなくなっちゃうんですね。

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Word がない環境では重宝してましたが、無料で利用できる Web 版の登場で、一気に影が薄くなった感もあります。今年は、メモ帳も進化して、タブ表示やら自動保存の機能が付いたりはしてますが、ちょっと立ち位置が違うので、これがあるから大丈夫ってわけでもなく、例えば今後オフライン環境では、Word がないと Word のデータが開けなくなるわけですね。

そうそう、"Cortana" さんもスタンドアロンアプリとしては、非推奨になりました。今後は、Windows Copilot がその後を引き継ぐわけですね。Windows Copilot については、以前にもご紹介しましたが、Windows 11 だけではなく、Winodws 10 への展開も発表され、うちでも通常版であっても一部のPCではすでに利用可能になっています。ただしその後、その他の Windows 10 へはまだ来ないのでどうなったか?時にしてますが、進展はないようです。

個別に、その思いを書き出すときりがありませんが、推奨されなくなるってことはやはり利用される機会が少なかったってことなんでしょうね。まさに Windows も "断捨離" しているわけです。


【今後が気になる機能】

1) NTLM認証の廃止

今年の10月。TechCommunity の Windows IT Pro Blog のなかで、以下のような記事が公開されました。

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今後、これまで利用されていた NTLM認証から Kerberos に変えていく予定... ということですが、これが報じられた時には各メディアでも取り上げられておりました。


** NTLM = NT LAN Manager

一般ユーザーでも NAS を設置しているケースもあるわけで、今後 NAS へのアクセスに将来的に問題が発生してくる可能性が出てきます。ちょっと気にしておこうかと思ってます。


2) Windows 10 ESU の提供

そしてもう一つが、"Windows 10 ESU" の提供。2023年12月に発表されたもので、2025年10月14日にサポートが終了する、Windows 10 に対して有償で引き続きセキュリティの不具合が見つかった場合には更新プログラムを提供して使ってもらおうというもの。Windows 7 の時には、法人向けのみに提供されていましたが、今回は、個人向けにも提供の予定らしいのですが、価格や提供方法などの詳細はまだ明らかになってません。

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来年(2024年)の終わりのころまでにはさらなる情報が提供されるのでしょうから、こちらも今後気になるところです。でも一般個人ユーザーが、わざわざこうしたこうした ESU を利用する必要がある人ってホント限られるでしょうね。

さてそんな 2023年も、あと2日。そうそう、プリンターのアイコンがHPのプリンターになってしまう不具合の更新プログラム適用しないといけませんね。それについては、別途後ほど記事として取り上げます。


<参照>




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2023年12月05日

プリンターのアイコンが、いつもと違う?

コントロールパネルの デバイスとプリンターを開いてみると、プリンターアイコンが見覚えのないプリンターに代わっている....

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現在そんなトラブルが発生しています。

もっとも最近はコントロールパネルから、プリンターとデバイスのところを開く機会も少なくなっているでしょうからお気づきの方も少ないのかもしれませんね。

スタートボタン>設定>デバイス>プリンターとスキャナー と開いても、ここは関係ないので、気が付いていない方も多いかと思います。


【アイコンが変わってしまう】

今回のトラブル、複数のメディアで取り上げられておりますが、プリンターアイコンが HP の "HP M101-M106" のアイコンに代わってしまうようで、さらにこれに伴い Microsoft Store から、HP Smart という HP Printer 利用者向けの Store アプリもインストールされてしまうようです。

これは、HPが従来から、Windows Updateでメタデータを提供していたものの、そのデータに誤った情報を含んでいたためと言われているようです。それに伴い表示名は変わらないもののアイコンが、HPの "HP M101-M106" のアイコンに代わり、加えてモデル名や製造元といった情報も、HP のものに変わってしまいます。

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ただし、印刷など機能的には問題ないこと、さらにうちのPCで見ていると、一部変わらないケースもあるようです。

これが要因かどうかははっきりとしていないようですが、HP のプリンター以外のものがインストールされている環境に、Microsoft Store 経由で、"HP Smart" というアプリもインストールされてたりしてしまう症状も確認されており、どうもこれが要因ではないか?とも言われています。

このアプリを削除しても、元に戻るわけでもないので、今後の修正プログラムの提供を待つ以外にはなさそうです。

"HP Smart" のアプリは、HP の プリンターなどをご使用でなければ削除しても問題はありません。

年末のあわただしい中、それにしてもいろいろあるもんです...


【2023/12/20更新】

なかなかそのままの状態が続いていましたが、やっと修正ツールの提供がスタートしたようです。


なおこの更新プログラムは、Windows Update では提供されないようで、ダウンロードセンターからダウンロードして適用する必要があるようです。

うちの環境でも発生しているので、次回このプログラムの導入について取り上げてみたいと思います。


<参照>




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2023年12月02日

ブラックフライデーなどのポップアップ広告が画面の右下に表示される

まもなくブラックフライデーは終了するので、ブラックフライデーがらみの広告は表示されなくなると思いますが、数週間前から一部のPCで、頻繁に "ブラックフライデー" のポップアップ広告が表示されるようになりました。

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Corel ともある広告なので何かのアプリから出ているんだろうな?とは思っていましたが、確認してみたところ、今回の広告の犯人は "Corel Update Helper" でした。

犯人が分かってしまえば、意外と簡単に公式サイドのコメントなども見つかったりするんですが、通知領域を見てもそれらしいものもないし、また "閉じる" ボタンで終了すれば消えてくる。"ブラックフライデー" の期間だけならまぁいいかなぁ?なんて思ってもみましたが、機会あって調べることにしてみました。


【"Corel Update Helper" とは?】

Corel 製品が導入されているPCにはあるようで、製品の更新情報や広告などを表示するためのプログラムのようです。Windows 版ばかりではなく、Mac 版の Corel 製品を入れている環境でも発生するもののようです。

ポップアップ広告を頻繁に表示させるので、おかしなマルウェアが入ったりしているのかな?とつい思ってしまいがちですが、定期的に広告やアップデートに関しての情報が表示されるものの決しておかしなプログラムではないようです。


【"Corel Update Helper" を設定する】

まぁ決しておかしなものではないと分かったし、自分が使用している製品のアプリから、更新情報や、製品の情報が表示されるだけと思えば、いちいち面倒でも閉じればいいわけですが、それでも頻繁に表示されるのは、毎回閉じないといけないし、さらにあまり気持ちがいいものでもありません。

ということで制御方法について確認してみました。

Corel の Knowledge Base でも正攻法でダメならプロセスを停止するなり、フォルダを削除するなどの方法も案内しているところにはびっくりしましたが、通常はそこまでしなくてもいいようです。
  1. Corel 製品から設定を変更する
  2. Corel Update Helper を無効にする
といった方法があります。ということで、まずは正攻法から....


1) Corel 製品から設定を変更する:

まずは正攻法から。Corel 製品をいったん起動して、ヘルプメニューから行います。「Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」(Corel Knowlage Base)によれば、製品によっても若干異なるようです。

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今回手元にあった Corel Draw で確認すると、上記のように設定変更ができました。

Corel アップデート ヘルパーの環境設定を変更する方法」でも紹介はされていますが、その他 Corel WinDVD、Painter、PaintShop Pro、Video Studio などの Corel 製品が導入されている場合には、それぞれのプログラムから確認してみてください。


2) Corel Update Helper を無効にする:

広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、こうしたポップアップメッセージを表示させているのは、冒頭でもご紹介した "Corel Update Helper" というプログラムです。

この中で、「Corelのメッセージウィンドウは、製品アップデート情報の案内やアップグレードのご案内などが表示されますが、以下のような方法で Corel Update Helper を無効にすることで、メッセージウィンドウを表示させないようにすることが可能です」として具体的な方法が紹介されています。

-- バックグラウンドで実行されているタスクを確認:

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まずは実際にこの表示があるときにタスクがあるのか?確認してみました。タスクバーの通知領域にはそれらしいアイコンはないものの、タスクマネージャーには、いますね.... これを右クリックして終了すれば、ポップアップ広告も消えてくれます。

--タスクスケジューラで無効化:

スタートアップアプリやサービスとして実行されているというよりも、"タスクスケジューラ" で管理されているようです。

1. スタートボタンを右クリックして、"コンピューターの管理" をクリックして開きます

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2. 左ペインのシステムツール>タスクスケジューラ>タスクスケジューラライブラリとクリックします

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3. Corel Update Helper を右クリックして、"無効" をクリックして、無効化します。2つあるようなので、2つとも無効にしてください


広告の停止方法」(Corel Knowlege Base)にもありますが、タスクスケジューラをどうやって起動するか?の違いだけです。ちなみにここの場合には、

1.  Windowsキー+R として「ファイル名を指定して実行」のダイアログを表示し、"名前" のところに、"taskschd.msc" と入力します

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2. タスクスケジューラーが起動してきます

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他にも、スタートボタン>すべてのアプリ>Windowsツール とクリックすると一覧が表示されますので、そちらからも「タスクスケジューラ」を起動できます。


-- Mac版の Corel 製品の場合:

実は、Windows 版 以外にも 当然ながら Mac 版にも Corel の製品があります。例えば、Painter といった製品を Mac でご利用いただいてたりすると、Mac 版でも、Corel Update Helper がポップアップ広告を表示させるようです。


上記は記事としては古いものですが、一応参考になるかと思います。

ライブラリ>Preferences>com.corel.CUH と開くとここに、"CUH.app" があるようです。

とりあえず Preferences フォルダにある
  • com.corel.CUH
  • com.corel.CUH.update
の2つのフォルダごと、Preference フォルダから移動してしまえば起動してこなくなるようです。

ただし、削除するとどうなるか?この辺りは何とも言えませんので、いつでも戻せるように、どこかに保存しておいたほうがいいかもしれませんね。


こうしたポップアップ広告って、これ以外にも、ソースネクストアップデートなどからも表示されたりしますが、今回のものは、Corel からのものでした。Corel の Knowledge Base でもこうして、"Corel Update Helper" の停止を案内しているので、停止しても、特に問題ないってことなんでしょうね。


<参照>



年賀状もぼちぼち追い込み?
ソースネクスト


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2023年11月06日

PINコードの削除ができない

PCの電源を入れていつものようにサインインしようとしたら、PINコードの作成を促す画面が出てサインインができない.... 以前にも、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」な形で、PINコードの作成を促す画面が出た場合についてご紹介しました。

PINコードでサインインすることは、普通にPWを使うよりもセキュリティ面ではいいことですが、しかしこうしたPINコードの作成を促す画面がでてきて、仕方なくわけのわからないうちに適当に設定しまい、次に起動したときに、肝心のPINコードが分からなくなってしまって、余計に面倒なことになったご経験ありませんか?

さらにその設定したPINコードを削除しようとしたら、削除もできない....

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そんな二進も三進もいかない場面になったことにはたまったもんじゃありませんね。


【セキュリティという面ではパスワードよりPINコードのほうがいい】

やはり以前にも「PCを起動すると "PINを作成します" という画面が表示されて先に進めない」の中で、その良し悪しについて触れましたが、キーロガーなどのようなキーボードから入力される文字列を盗むようなプログラムが仕込まれてたりすると容易にパスワードが搾取されてしまいます。もちろんこうしたものへの対策としては有効なわけです。

-- なぜこうした表示が起動時に表示されるのか?:

これは、Windows 10 で言えば、"通知とアクション" のところの設定によります。

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設定>通知とアクション の "通知" のところにある項目になります。

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Windows 11 の場合には、
設定>システム>通知 と開いて、"追加の設定" のところにその項目があります。

上記の画像にもあるように、"Windows を最大限に活用するためのデバイス設定の完了方法を提案する" などのところがONになっていたりすると表示されるわけです。また多くの場合こうした表示が出たとしても、画面左下に、"3日後に通知する" などの表示があれば、そこをクリックすれば画面を回避することもできるわけですが、誤って "次へ" とかをクリックすると設定の画面に入ってしまい元に戻ることができなくなります。

そうなってしまうと、「PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた」で紹介したようにいったんサインアウトして、サインインしなおす必要が出てきます。


【PINコードが削除できない場合】

さて今回取り上げたのはそこではなく、そうしてPINコードを設定したもののPINコードはやっぱりいいから削除しようとなった時に、"削除"ボタンがグレーに反転していて押せない... そんなことがあります。

今回ご紹介したようにPINコードが削除できない場合には、以下の手順で設定を変更し、設定画面を開きなおします。

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スタート>設定>アカウント>サインインオプション
と開きます。画面をスクロールして下に移動すると、「セキュリティ向上のため、このデバイスでは Microsoft アカウント用に Windows Hello サインインのみを許可する(推奨)」を、オフにします。

こうすることで、いったん設定画面を閉じて開きなおせば、PINコードのところの "削除" が押せるようになります。

ということで今回は備忘録も兼ねて、PINコードが削除できないケースについて取り上げてみました。


<参照>




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2023年10月28日

パブリックネットワークとプライベートネットワーク

Windows では、ネットワークのプロファイルとして、"ドメイン"、"パブリックネット" と "プライベートネット" の3つのプロファイルが用意されていて、ネットワーク接続の際に設定を行います。

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"ドメイン" の場合には、会社などで、Active Directory で管理されているネットワークに接続する場合に使用するものなので、一般のユーザーの方が、ご自宅や会社などで一般的なネットワークに使用されるケースでは関係ありませんので、多くの方は、"パブリック ネットワーク" か "プライベートネットワーク" か? になるわけです。

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上記の「Windows 10 で Wi-Fi ネットワークを公衆またはプライベートにする」にもありますが、Windows10 と Windows 11 ではちょっとこの辺りも違うようです。
  • Windows 10:「初めて Wi-Fi ネットワークに接続するとき、ネットワークや使用目的に基づいて、ネットワークを公衆またはプライベートに設定する」
  • Winodws 11:「Wi-Fi ネットワークに初めて接続すると、既定でパブリックとして設定されます。 これは 推奨される設定です 」

【ネットワークプロファイルの違い】

とりあえずその違いについて簡単に見ていきましょう。
  • パブリックネットワーク:自宅、職場、あるいは公共の場所で接続するネットワーク。こちらを選択することで、同じネットワークに接続された他のデバイスからは、こちらのPCが非表示になりす。ファイル共有やプリンターの共有などはできません。

  • プライベートネットワーク:自宅、職場などの信頼できるネットワークに接続する際に利用します。同じネットワーク上につながれたPC同士、ネットワーク上に検出され、ネットワーク上の他のPC や ネットワーク上の共有プリンターにアクセスができるようになります。
Wi-Fiで、初めてのSSIDに接続する際、「このネットワーク上の他のPCやデバイスが、このPCを検出できるようにしますか?」とメッセージが表示されますが、

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  • はい:プライベートネットワーク
  • いいえ:パブリックネットワーク
となります。


【ネットワークプロファイルを変更する】

さて今回わざわざこんなことを取り上げたのは、実はここからが本題のお話になります。手元にあるリカバリ後の Windows 10 の PC で、イーサーネットが、"パブリックネットワーク" として設定されていました。

20231022-1-1.jpg 20231022-1-5.jpg 20231022-1-6.jpg

現在は上記のように "プライベートネットワーク" に変更できていますが、通常、Wi-Fiであろうと、イーサーネットであろうと、設定 > ネットワークとインターネット とクリックして、その "状態" のところから、"プロパティ" を開けば、"ネットワーク プロファイル" から変更ができるはず...でしたが、どうもこの画面が表示されませんでした。またイーサーネットを開いてネットワーク名のところをクリックしても反応なし。(現在は表示されるようになりました...)


-- レジストリによる調整:

結局、レジストリで調整しました。

コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\NetworkList\Profiles\(ランダムな英数)
と開きます。この中で、"Category" のところが、
  • パブリック(Public): 0
  • プライベート(Private): 1
  • ドメイン(Domain): 2
となりますので、"0" → "1" に変更し、PCを再起動します。

でも今回は再起動しても、レジストリをプライベートに変更したはずが、再起動してみると "パブリックネットワーク" の状態でした。ただし、再起動後は、ネットワークのプロパティから、変更ができるようになりました。

ということで、今回うちの場合には、結果的には変更できるように戻ったし、その後は変更もできるようになったので、一件落着なわけです。

考えてみれば、以前にも、「ネットワークのプロファイル名を変更したい!」な記事をご紹介しましたが、ネットワーク名の変更なんてことも、レジストリから行ってましたね。


【その他の方法】

今回は、レジストリですが、この他にも設定変更方法はあります。
  1. PowerShellによる方法
  2. グループポリシーによる方法

1) PowerShell による方法:

20231022-1-7.jpg
  1. スタートボタンを右クリックして、"Windows PowerShell(管理者)" をクリックして起動します
  2. "Get-NetConnectionProfile" と入力して、現在の状況を確認します
  3. "Set-NetConnectionProfile -InterfaceIndex 10 -NetworkCategory Private" と入力し、エンターします
  4. その後再度、"Get-NetConnectionProfile" と入力して、現在の状況を確認します

2) グループポリシーによる方法:

20231022-1-8.jpg 20231022-1-9.jpg 20231022-1-10.jpg
  1. Windows キー+ "R" に、"gpedit.msc" と入力するか? 検索などでグループポリシーと入れて、"ローカルグループポリシーエディター" を起動します
  2. コンピューターの構成>Windowsの設定>セキュリティの設定>ネットワークリストマネージャーポリシー と開きます
  3. 現在接続されているネットワーク名をダブルクリックするか?右クリックしてプロパティを開きます
  4. プロパティの画面が表示されたら、ネットワークの場所を開いて変更します

先ほども触れましたが、「Windows 10 で Wi-Fi ネットワークを公衆またはプライベートにする」にあるように、Windows 11 の場合には、既定で "パブリックネットワーク" になるというのは、あまり今まで意識せずに変更していたせいか?気が付きませんでした...


<参照>




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2023年10月22日

Windows の基本操作 Vol.2023-10-2 スタートアッププログラムを管理する Part 1

Windows が起動する時に、自動的に起動してくるプログラムのことを一般的に "スタートアップ" プログラム と呼んでいます。

20231020-2-1-1.jpg 20231020-2-1-2.jpg

その一例が、上記の画像にもあるような、タスクバーの "隠れているインジケーターを表示します" のところをクリックすると表示されるアイコンになります。もちろんタスクバーの通知領域に表示されているものも、スタートアッププログラムに該当しますし、またこうした場所に表示されずに密かにバックグラウンドタスクとして常駐してしまうものもあったりするので、これらがすべてではありません。


【PC自体の動作も左右する】

さてこうしたスタートアップのプログラムは、当然 PC 起動時に読み込まれるものなので、数が多ければ、起動して操作ができるようになるまでに時間がかかりますし、時にこうしたプログラムが正しく動作しなくなって、PC 起動時に訳の分からない エラー表示を出したりすることもあったりします。

こうしたプログラムは少ないに越したことはないわけですが、必要なものもあるので一概に何でもかんでも止めるわけにもいかないところでもあったります。


【スタートアップのプログラムを制御する】

さて今回、Windows の基本操作 Vol.2023-10-2 では、Part 1 としてこうしたスタートアップで起動してくるプログラムの管理について取り上げます。

20231020-2-2-1.jpg 20231020-2-2-2.jpg


上記サイトにもあるように、スタートボタン > 設定 > アプリ > スタートアップ と辿っていくと、その ON/OFF の切り替えが可能です。

20231020-2-2-3.jpg


-- タスクマネージャーで制御する:

サポートサイトにて紹介されている方法のほかにも、タスクマネージャーから "スタートアップ" タブ を開いて行うことも可能です。

20231020-2-3-1.jpg 20231020-2-3-2.jpg

スタートアップタブに表示されたプログラムを選択して、タスクマネージャーの右下にある、"無効にする" あるいは "有効にする" をクリックし手その動作を制御します。


【その他の方法】

こうした基本的な方法のほかにも以下のような方法もあります。

1) アドレスバーや、ファイル名を指定して実行 から行う:

アドレスバーや、Windows+R として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを開いて、"shell:starup" と入力して、エンターをクリックすると、エクスプローラーにスタートアップが表示されます。ただしこちらにはすべてが表示されるわけではありません。

2) レジストリから操作する:

ユーザーごと:
・HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

共通:
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
・HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

ちなみに、"WOW6432Node" は、64ビット版のWindows上で、32ビットのプログラムがスタートアップに登録されたときに表示される場所です。


レジストリまでいじらなくてもたいていの場合には基本的なメニューから制御が可能なはずです。


<参照>




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2023年10月07日

Windows の基本操作 Vol.2023-10-1 Windows Experience Index でPCを確認する

ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス(Windows Experience Index)って聞いて懐かしい〜!って思われる方もいらしゃるかもしれませんね。

20231006-2-1.jpg 20231006-2-2.jpg 20231006-2-3.jpg


かつて、Windows 7 のころだと、コントロールパネル > システムとセキュリティ > システム と開いて、"Windows エクスペリエンスインデックス" とクリックすると表示されていたあのスコアです。

20231006-2-4.jpg

Windows 10 になってからはすっかりご無沙汰だったわけですが、先日、Windows Team の Facebook の投稿を見ていたら以下のような「【エクスペリエンス インデックスを確認する】」というタイトルの投稿がを見かけました。Windows 11 でも利用もできるんだよ? というこの機能。

改めて、Windows 10 & Windows 11 にて確認してみました。


-- ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックスとは?:

まずは、"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" をご存じない方のために簡単に説明しておきます。

"ウィンドウズ・エクスペリエンス・インデックス" とは、いわゆるベンチマークといって、そのPCの能力を表示してくれる機能です。詳細な情報まで表示されるわけでもないので、巷の専門のベンチマークアプリに比べれば簡易機能ということになりますが、現在のPCのハードウェアの状況を評価してくれる一つの目安となる機能であることには違いありません。


-- どんな内容が確認できるのか?:

今回ご紹介する PowerShell による方法ですが、Windows Teamの投稿にもありますが、

20231006-2-4.jpg
  1. CPUScore:プロセッサ(CPU)の速度スコア(1秒あたりの計算)
  2. D3DScore:ゲーム用グラフィックスの3D処理のスコア(Windows 8.1/10/11では計測されない)
  3. DiskScore:プライマリハードディスクのスコア(データ転送速度)
  4. GraphicsScore:グラフィックスの2D処理のスコア
  5. Memory:メモリのスコア(1秒あたりのメモリ操作速度)
といったものの評価が確認できます。

「ディスクとメモリーのサブスコアが低い場合は、パフォーマンス低下の原因になっている可能性があります」とか、「ハードウェア交換・増設後の計測や、複数の PC を比較」として利用することで、現在使用中のPCを評価するための一つの目安ともなるものです。


【PowerShell を利用して、Windows 10/11 で実行してみる】

では、Windows 10 /Windows 11 でのその実行方法を見ていきましょう! 以下の画像は、Windows 10 のケースですが、Windows 11 でも基本的な作業は一緒です。
  • スタートボタンを右クリックして、「Windows PowerShell (管理者)」を起動します
    もし右クリックしても表示されない場合には、スタート>Windows PowerShell と辿って、Windows PowerShell を右クリックして、"管理者として実行" をクリックして起動します

    20231006-3-1.jpg 20231006-3-2.jpg
  • 続いて、「get-ciminstance win32_winsat」のコマンドをコピーして貼り付けて、Enter を押します

    20231006-3-3.jpg 20231006-3-4.jpg

  • ウィンドウズ・エクスペリエンス・スコアが表示されます

    20231006-3-5.jpg

さらに詳しく調べたい場合には、「winsat formal」と入力して、Enter をすれば、さらに詳細な情報が確認できます。ここまでくると、一般のユーザーではなかなかどう評価していいものなのか? 理解しきれないところもあると思いますので、スコア表記された数値の方がわかりやすいかもしれませんね。
20231006-3-6.jpg 20231006-3-7.jpg

お恥ずかしながら、うちのしょぼいPCなわけですが、ディスクのスコアや、グラフィックスなど15年もののPCなのでかなり低いことが確認できますね。まぁ、とりあえず事務作業する上ではブンブンうなりながらでも今のところは、Windows 10 で動いているのでよしとします。

20231006-3-8.jpg

ちなみに、Windows 11 の場合には、スタートボタンを右クリックして、"ターミナル(管理者)"  をクリックするか? あるいは、スタートボタンから、すべてのアプリを開いて、"Windowsツール" とクリックして開くと、"Windows PowerShell" がありますので、右クリックして、"管理者として実行" から起動してみてください。

こちらのPCを見てちょっと安心しました。


<参照>




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2023年08月20日

TLS1.0/ 1.1 が既定で無効化

"Transport Layer Security" (TLS)は、インターネットで安全に情報をやり取りするための暗号化通信の規格になります。

20230811-1-2.jpg

古くは、SSL(Secure Sockets Layer)2.0/3.0 などから始まって、TLS1.0/1.1/1.2/1.3 と変わってきています。今回、Windows の方でもやっと? 無効化しようとなったのが、TLS1.0/1.1。実はこのプロトコル、1999年にリリースされたもの。当然ながら古いわけです。

BEASTやPOODLEなどといった攻撃に対する脆弱性も確認されており、現在では、十分な安全性を確保した形での通信を保証できるものではなくなってきています。ブラウザ側ではすでに、TLS1.2へとシフトしています。

とはいえ実際にはまだまだこうした古いプロトコルが利用されているという現実問題もあります。

20230811-1-1.jpg

そんな中、つい先日、TechCommunity の Windows IT Pro Blog において、Windowsユーザーのセキュリティ体制を強化、最新のプロトコルの採用を促進すべく、TLS1.0と1.1について、2023年9月のWindows 11 Insider Previewビルドと今後のWindows OSリリースから、OSのデフォルトでまもなく無効になることが発表されました。またさらに、互換性を維持する必要があるユーザー向けには、TLS 1.0またはTLS 1.1を再度有効にするオプションも用意されるようです。


【TLSを使用するWindowsアプリケーションに影響?】

TechCommunity Blog「TLS 1.0 and TLS 1.1 soon to be disabled in Windows」 の中では、「Guidance for users and IT admins」のところでも紹介されていますが、"The impact of this change depends largely on the Windows applications using TLS. " とあるように、TLS を使用する Windows アプリケーションに今回の変更は影響します。

20230811-1-3.jpg

ただし、Microsoft 365 などの主要な Microsoft 製品の場合、すでに無効化されていることもあり、さらに多くの新しいバージョンのアプリケーションでは、TLS 1.2 以上をサポートしていることもあるためこの影響は受けませんが、今回の変更後に、アプリケーションの動作に失敗するなど影響を受けるものがある場合には対処が必要になってきます。

上記にもありますが、代替手段がなくどうしても TLS 1.0またはTLS 1.1が必要な場合は、システム・レジストリ設定でプロトコルのバージョンを再度有効にすることができます。

システムのデフォルトを上書きして、(D)TLSまたはSSLプロトコルのバージョンを Enabled 状態にするには、対応するバージョン固有のサブキーの下に、「Enabled」というDWORD値のレジストリを作成し、エントリ値を「1」にするようです。

ということで、今後の Update で Windows 自体の TLS1.0/1.1 の既定での無効化が実施されるので、古いアプリなどでは影響が出てくる可能性もあるのでご注意ください。


<参照>




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2023年08月19日

Windows の基本操作 Vol.2023-08-2 メモ帳のヘルプって見たことありますか?

前回、Windowsの基本操作ということで、"メモ帳" について取り上げました。

20230815-10-1.jpg


単純なアプリではありますが、実際、"メモ帳" ってどこまで使い込んだことがあるのだろう? ということもあって、今回、Windowsの基本操作として再度 "メモ帳" にスポットを当ててみました。

【UIは、Windows11から変わった】

Windows10 までの "メモ帳" は冒頭の画像の通りで、画面の表示も一緒です。Windows11 の "メモ帳" が大幅に変わったのが、2023年3月のこと。通常版に、前回ご紹介したようなタブ表示機能が加わり、その見た目も変わりました。

20230815-10-5-3.jpg

2023年1月19日の Windows Insider Blog にて Dev Channel に展開、その後、3月に通常版に展開されたものです。



【"メモ帳" のヘルプを見たことがありますか?】

さてそんな "メモ帳" ですが、皆さん、ヘルプメニューってみたことがありますか?

あまり複雑な機能があるわけではないので、あえてヘルプメニューを見ることも少ないかもしれませんね。
でも意外とヘルプメニューからはいろいろなことが見えてきます。

-- ヘルプからはヘルプサイトに移動しない:

Windows 10 の "メモ帳" の例ですが、通常のアプリであれば、そのヘルプをクリックすれば、専用のヘルプ画面が出たりするものですが、メモ帳については、Bingの検索結果が出てくるんですね。

20230815-10-2.jpg 20230815-10-3.jpg 20230815-10-3-1.jpg

もちろん検索結果には、「メモ帳に関するヘルプ」もでてくるので、ちゃんと Microsoftのサポートページにも行けるんですが、ダイレクトではいかないんですね。


-- 余計な書式情報を持たないテキストデータを扱うアプリ:

ご存じのように、メモ帳で扱うデータは、テキストデータのみです。一応、画面表示上の設定として、フォントや、フォントサイズなどは変更できますが、そうした情報は、利用するメモ帳のアプリ側で設定するもので、そこで扱うデータとして余計な書式情報は持ちません。

-- ヘッダーとフッター:

そんなメモ帳ですから、ヘッダーとフッターなんて、ワープロみたいな機能もあったんですが、それでもそうした機能はサポートページにもありますが、その情報は保持されないため、印刷の際に一時的に使用されるだけで、都度データを開いた際に、設定しなおす必要があります。

20230815-10-4-1.jpg

すなわちそうした情報はデータとしては保存されないんですね。

-- ログファイルとしての利用:

メモ帳で、最近よく紹介されているのがこの機能。ファイルを開くたびに、自動的にログデータとして、日付と時間を挿入できるようにするもの。これについては、日本語ページでは正しく翻訳していないので、USサイト「How to Use Notepad to Create a Log File」を参考にしてもらいたいんですが、メモ帳を開いて、「.LOG」とだけ入力して、いったんファイルを保存します。

20230815-10-5-1.jpg 20230815-10-5-2.jpg

その後、そのファイルを開くと、上記のように日付が自動的に挿入されます。


【情報としては保持されないけど利用する上では設定可能な機能】

先ほども、ヘッダー、フッターといった機能について、触れましたが、これ以外にも情報として保持されることはありませんが、メモ帳というアプリを利用するうえで設定可能な機能もあります。

ファイルメニューをクリックするとページ設定という項目があります。

20230815-6-1.jpg 20230815-6-2.jpg

余白や用紙サイズ、ヘッダーとフッターなどの情報が設定できます。

20230815-6-3.jpg

編集メニューにも、日付と時刻を自動挿入する機能があります。ただし、これはここをクリックした段階の情報がテキストデータとして挿入されるだけです。

そして、書式メニューから設定できるのがフォント。フォントの種類、フォントのサイズなどの情報です。

20230815-6-4.jpg 20230815-6-5.jpg

こうした情報は、データとして保持される情報ではなく、メモ帳でデータを開いて作業をするうえでより利用しやすいようにその環境を整えるための情報として、一時的にアプリであるメモ帳側に設定されるものです。フォントの種類やフォントサイズ、ヘッダーとフッターといった情報は、保持されるようです。

-- 文字コードの設定や拡張子の設定:

テキストデータとして保存はされますが、文字コード情報は保持されています。データ保存時に文字コードの設定が可能です。

20230815-10-7.jpg

またシンプルなテキストデータですから、「.TXT」という拡張子を「.BAT」とすれば、バッチファイルとしても保存することが可能です。カンマ区切りデータとして保存する場合には、拡張子を「.CSV」とします。

ちょっと前だったりすると、Windows Liveメールのアドレス帳データをCSVファイルとして書き出したのち、これを Microsoft Outlook で利用するためには、いったんメモ帳でファイルを開いて、文字コードを「ANSI」に変換しないと取り込めなかったりしてましたので、そんな使い方したな?と思い出された方も多いかと思います。

-- Windows 11 の "メモ帳" は?:

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タブ表示ができるようになって、これに関連した機能は増えています。基本的な設定できる部分、ヘッダーやフッター、フォントやフォントサイズなどといったところは一緒です。
アプリのテーマが増えていますが、これも、メモ帳で保存するデータに依存するものではなく、あくまでもメモ帳のアプリ側の作業環境だけの問題になります。

設定メニューを開くと、ヘルプが用意されていますが、今回からはこのヘルプから、Microsoft の Support ページに直接リンクが貼ってあるようです。


メモ帳」は、そのシンプルな機能であるがゆえに、ヘルプを見ないと操作ができないというほどのものでもないし、軽いし、気軽に使えるアプリになっているわけですね。



<参照>




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2023年07月21日

エクスプローラー の "クイックアクセス" をリセットする

Windows の エクスプローラー を起動すると左ペインなどに表示されるおなじみの "クイックアクセス"。通常は、文字通り素早く普段よく利用するフォルダなどにアクセスできるように、フォルダをピン止めするなどして利用します。

20230719-5-1-1.png 2023-0719-5-2-1.png 2023-0719-5-3-1.jpg

通常であれば、フォルダを右クリックするなどして、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックすれば、"クイックアクセス" に追加されるものですが、右クリックして、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックしても "クイックアクセス" に追加できなくなることがあります。


【"クイックアクセス"の一覧に追加できない】

そんな場合には、まずはタスクマネージャーを起動して、エクスプローラーを再起動してみましょう。
単純にエクスプローラーがハングアップしかけていて、応答が悪いだけ.... そんなケースもあり得ます。

2023-0719-5-4.jpg

1) タスクバーを右クリックして、タスクマネージャーを起動します
2) プロセスのタブのところで、"エクスプローラー" を探して、"エクスプローラー" を右クリックするなどから "再起動" します

** もし、エクスプローラーなどの再起動がうまくいかない場合には、まずは一度PC自体を再起動(シャットダウンではなくて、あくまでも"再起動" です)してから再度、エクスプローラーを開いて、"クイックアクセスにピン留めする" をクリックして追加できるか?確認してみましょう。

昔の Windows と異なり、高速スタートアップが導入された Windows 8 以降においては "再起動" には、単に起動し直すというだけではなく、"完全シャットダウン" + "再起動" したことになります。Shiftキーを押しながらシャットダウンをすることで、完全シャットダウンになりますが、その場合には電源が切れておしまい。これに対し、"再起動" を選択した場合には、完全シャットダウンもしてくれるし、再度電源も入れ直してくれることになります。一度の操作で済むわけです。


-- エクスプローラーを再起動してもダメな場合:

通常、最初にご紹介したエクスプローラーのオプションのダイアログ "フォルダオプション" を開いた際、

2023-0719-6-1.jpg 2023-0719-5-2-1.png

"プライバシー" のところから、エクスプローラーの履歴の消去 や、"既定値に戻す" などによる設定のリセットができるはずなのですが、それすらも全く反応しない場合には、コマンドプロンプトを使用してリセットをかけてあげます。


-- コマンドプロンプトによるリセット:

1) コマンドプロンプトを管理者で実行します。スタートボタンのとなりの "検索" (あるいは 虫めがね) のところに "cmd" と入力するとコマンドプロンプトが表示されますので、"管理者として実行" をクリックします

2023-0719-6-2.jpg

2) コマンドプロンプトの画面が起動したら...

2023-0719-6-3.jpg 2023-0719-6-4.jpg 2023-0719-6-5.jpg

DEL/F /Q %APPDATA%\Microsoft\Windows\Recent\AutomaticDestinations\*

上記をコピーして、右クリックして貼り付けてもOKですが、コマンドを手入力してOKを押してもOKで、こちらによりその設定のリセットが完了します。


-- レジストリキーを削除してリセットする:

それでもだめなら.... ということで最後にもう一つだけご紹介しておきます。レジストリキーを削除して再構築する方法もあります。

20230719-6-6.jpg

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Ribbon

の項目にアクセスしていただき、"QatItems" という項目を見つけて右クリックして削除する。削除したらPCも再起動します。こちらの操作はレジストリの操作になりますのでくれぐれもご注意ください。


こうしてリセットが完了したら、再度エクスプローラーを起動しクイックアクセスへのピン留めが可能になるかどうか?確認してみましょう!

また、クリックアクセスに本来表示されるはずの "ドキュメント" や "ピクチャー" などの定番フォルダがなくなってしまって、エクスプローラーの PC 直下にあるフォルダを右クリックして、"クイックアクセスにピン留めする" が機能しなかった場合にも、このコマンドを利用したリセットは有効です。


<参照>




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2023年05月26日

2023年にサポートが終了する製品およびすでにサポートが終了した製品

これまでにも何度か個別に取り上げてはおりましたが、2023年もまもなく6月。約半年になるこの時期に、改めてコンシューマー向け製品のサポート状況について確認してみました。

20230525-4-3.png

すべての製品を取り上げるときりがないので、ここでは、OSとしての、"Windows" と "Microsoft Office" 製品に限定していきます。


【OSについて】

まずは、Operating System(OS)として提供されている Windows 製品についてみていきましょう。


-- Windows 7 :

Windows 7 のコンシューマー向け製品は、すでに、2009年10月22日 に終了しておりますが、実はその後もESU(Extended Security Updates)として、一部法人向けには提供されていました。ただしこちらも、2023年1月10日 をもって終了いたしました。


-- Windows 8.1:

Windows 8.1 → サポート終了日:2023年1月10日


-- Windows 10:

Windows10 以降の製品はバージョンによってその製品サポート期限が異なります。常に最新の状態を維持していれば、"2025年10月14日" がサポート終了日になります。

Windows 10 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年6月13日
Windows 10 Ver.22H2 → サポート終了日:2025年10月14日

現在は、Windows 10 Ver.22H2 が最新のものになりますが、その1年前に提供されている Ver.21H2 については、間もなくサポートが終了しますので、すでにこのバージョンのままご利用の場合には、自動更新にて強制的に Update が実施されます。ただし何らかの事情により、Update が自動で行われないような場合には自分で更新する必要があります。

Windows 10 については、現在最新の Ver.22H2 が最後のバージョンとなり、今後はセキュリティの更新プログラムの提供はありますが、機能の更新・追加などは行われません。当然ながら、サポートが終了する Ver.21H2 については、こうしたセキュリティの更新プログラムも提供されません。


-- Windows 11:

Windows 11 も、Windows 10 同様に、バージョンごとに異なります。ただしまだ Windows 10 のように、提供終了日は設定されていません。

Windows 11 Ver.21H2 → サポート終了日:2023年10月10日
Windows 11 Ver.22H2 → サポート終了日:2024年10月8日

ということで、Windows 11 についても、あとおよそ4か月後になる 2023年10月10日 には、Ver.21H2 のサポートが終了します。

Windows 11 の場合、その仕様要件を満たさないPCに強引にインストールして利用しているケースもあるようですが、そうしたPCには、更新プログラムは配信されてきませんので、手動で更新することが必要になります。


【Microsoft Office 製品】

Office 製品については、Windows 向け製品と、Mac 向け製品に分けてご紹介いたします。

1) Windows 向け製品

Office 2010 までは昨年までにサポートが終了していますので、それ以降の製品となります。

Office 2013 → サポート終了日:2023年4月11日
Office 2016 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2019 → サポート終了日:2025年10月14日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

2) Mac 向け製品

Office 2016 → サポート終了日:2020年10月13日
Office 2019 → サポート終了日:2023年10月10日
Office 2021 → サポート終了日:2026年10月13日
Microsoft 365 → サポート終了日:設定なし

macOS 向けの製品で注意が必要なのは、Windows 版と同じ、Office 2019 だったとしても、Mac 版と、Windows 版とでは、サポート期限が異なる点です。

また、mac 版の場合には、macOS の仕様変更にともない、macOS 10.14 Mojave までと、macOS 10.15 Catalina 以降では全く異なります。もっとも、Mojave にしても、Catalina にしても、すでに実質 Apple のサポートが終了しているため更新プログラムが配信されなくなっています。現在、macOS にて、引き続き更新プログラムが提供されているのは、macOS Big Sur 11.0 以降のみになります。

したがって、Office 製品もそのサポートの対象 macOS は、
  • macOS Big Sur Ver.11.0
  • macOS Monterery Ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみとなります。


【サポートが終了するという意味】

サポートが終了するということは、こうした製品で不具合が見つかっても修復されることがない...そんな意味を含んでいます。

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Office と Microsoft 365 の Windows サポート終了の意味」にもありますが、単に更新されないというだけでは済まない話です。自分だけではなく、自分のPCに保存されているお友達の個人情報の漏洩など これにより他の人にも被害をもたらす可能性もあります。

結局、迷惑メールが減らないのも自分だけしっかり対策していても、どこかでおろそかにしているお友達などがいれば、そこから情報が漏れてしまっているといったこともその背景にあります。

独立行政法人 IPA では、毎月提供されている更新プログラムの適用を促す情報以外にも、こうしたサポートが終了した製品に対する注意喚起も行っておりますので、ご参考になってみてください。


こうしたことは、PCのみに限らず、スマホやタブレットでも同様です。「古くてサポートも終了しているけど、まぁ動くからいいか...」は禁物です。


<参照>



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2023年05月05日

Windows の基本操作 Vol.2023-05-1 ストレージセンサーを利用して定期的なごみ箱のお掃除

ある時 エクスプローラーを開いたら Cドライブが真っ赤!.... 何てこと、ありませんか?

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何かの際にエラーのメッセージなどが表示されていたりしたら気が付いたのかもしれませんが、気が付かずに使い続けていたらこんなことに... PCを何年も使っていたりすると、いつの間にか?Cドライブの空き容量が減ってしまって慌てちゃうことって、あるあるな?出来事ではないでしょうか....

特に何かをした覚えもないのに、PCを使っていてデータを保存しようとしたら「ディスクの空き容量またはメモリが不足しています」というエラーメッセージが表示されたりすると、何をどうして空き容量を確保できるものなのか? 悩みますよね。

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会社などであれば、クラウド化なども進んでいるのかもしれませんし、一般ユーザーの方でもデータをしっかり管理されている方であれば、外付けのドライブなどにデータをバックアップされてたりするケースも多いかと思います。

そこまで使うことなんてないな?何て思っていても、気が付いたらこんなことになっていた.... そんなケースも多々あることです。

さてそんなケース。もちろん物理的に空き容量を確保しないといけないわけなので、やることと言えば1つ。不要なファイルの削除や、データを外付けのドライブ、クラウドなどに移動して空き容量を確保することです。


【Windows の "ストレージセンサー"とは?】

Windows にはこうした緊急事態にならないように、ストレージ、つまりCドライブなどの空き領域を監視して快適に利用できるようにする機能があります。これが「ストレージセンサー」という機能になります。

この機能は、Windows 10 Ver.1809 以降に搭載されたもので、Windows 10Windows 11 でご利用いただけます。

スタート > 設定 > システム > ストレージ 開くと表示されます。


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左:Windows10 右:Windows11


-- 利用状況が把握できる:

上記の画像からもご理解いただけると思いますが、ストレージセンサーを開くと、現在のCドライブの利用状況が確認できます。Windows 10 の場合には "アプリと機能"、Windows 11 の場合には、"インストールされているアプリ" とあるところをクリックするとどんなアプリがどれだけの容量を占めているのかが表示されます。

不要なアプリがあれば、ここから削除することも可能です。


-- "ストレージセンサー" を実行する:

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  1. Windows 10 の場合(左)には、ストレージセンサーを "オン" にして、"ストレージセンサを構成するか、今すぐ実行する"
  2. Windows 11 の場合(右)には、ストレージセンサーを "オン" にして、さらに、"ストレージセンサー" のところをクリックします
ストーレッジセンサーを実行するタイミング
一時ファイルの削除のタイミング
などがあらかじめ設定しておくことが可能になります。

ダウンロードフォルダについては、通常一時的にダウンロードされたファイルなどが保存される場所ですから、ここをファイルの保存場所として利用していることはやめましょう。必ずダウンロードしたもので、必要なものはちゃんと別の場所に移動して保存しているということを前提としていても、ダウンロードフォルダは、意外といろんなものが残ってたりしますので、こちらも定期的にお掃除する必要がある場所です。

ごみ箱についても、通常ここをデータの保存場所として利用することはないので、やはり定期的にお掃除する必要があります。14日間や、30日などに設定しておけば、自動的に指定した日数でファイルを削除してくれるようになります。


-- それでも空き容量が足らない?:

ごみ箱や、ダウンロードフォルダもお掃除した、さらに使っていないアプリも削除した.... にもかかわらず、空き領域はまだ真っ赤(空き容量不足)な状態... という場合には、旧来からある "ディスクのクリーンアップ" を実行することになります。

Windows 10 の場合:

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  • エクスプローラーを起動して、Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます。
  • "ディスクのクリーンアップ" をクリックすると画面が表示されます。

Windows 11 の場合:

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  • エクスプローラーを起動して、Cドライブを右クリックしてプロパティを開きます
  • "詳細" をクリックすると、"ストレージの使用量" の画面が出てきます
  • 続いて、"一時ファイル" をクリックすると、クリーンアップするファイルが選択できるようになります

こうした Windows の標準搭載機能を上手に利用して、不要なファイルも定期的にお掃除することは、快適に利用するための一つのとも言えます。


<参照>




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2023年04月14日

Windows の基本操作 Vol.2023-04-2 ペイント 〜 Windows10 と Windows11 では何が違う?

昔からある Windows 標準搭載のお絵かきツールと言えば "ペイント" ですよね?

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左:Windows 10 のペイント
右:Windows 11 のペイント

Windows 11 の ペイントは、昨日ご紹介した「クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更」の中でもちょっと触れていますが、Office の各アプリ同様 Windows 11 の "Fluent Design" というコンセプトに基づいて多少の見た目の違いが出てきています。


【Windows 10 の途中からプログラムの提供形態も変更された】

実は、この "ペイント" というアプリ。スタートボタンから、すべてのアプリと辿っていくと...
  • Windows 10:従来同様、Windows アクセサリの配下に、Windows のおまけのアプリと表示されます
  • Windows 11:Windows アクセサリから飛び出して、"は" 行のところに独立したアプリとして表示されています
Windows 10 Fall Creators Update の時に、これまで提供されていた ペイント は非推奨の機能という位置づけになり、将来的にはなくなってしまうかも?なんて言う発表がされたので、これを嘆く声が噴出。こうした声を受けてか、その後ペイントがストアアプリとして提供されるというように変わり、今日に至っています。

なので、現在 Windows 11 に搭載されているペイントは、従来の "mspaint.exe" という EXE形式のものではなく、"ストアアプリ版" のペイント になるわけです。

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ストアアプリ版のペイントは、Windows 11 向けに提供されているもので、Windows 10 では使用できません。仮に何らかのリンクをたどって Microsoft Store で表示されたとしても、「お使いの PC の Windows のバージョンは、この製品の最小要件を満たしていません」となってインストールもできません。

ということで、この "ペイント" というアプリは、現在も Windows の標準のお絵かきツールとして愛用されていますが、これまでにこうした右葉曲折があって今日に至っているわけです。将来的に EXE 版は、Windows 10 のサポートが終了すると消えてしまうのかもしれませんが、とりあえずストアアプリ版はしばらくは残りそうです。


<参照>




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2023年04月09日

「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 2

新しくなった "Outlook for Windows"。今回はその機能についてみていきます。

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上記の Office Insider Blog や 「新しい Outlook for Windows の概要」のところでも紹介されていますので、それらの情報をもとにご紹介いたします。


【利用可能なアカウントとその設定】

現在、Prevew版として提供がスタートした "Outlook for Windows" では、まだ利用できるアカウントが限られます。今後順次その利用可能なアカウントは増えていくようです。

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1)  "Outlook for Windows" を起動します
2)  設定(右上の歯車のアイコン)をクリックして、"Outlook のすべての設定を表示" をクリックします
3) アカウント > メールアカウント と開くと現在設定されているアカウントと、さらに "アカウントの追加" のリンクが確認できます

Starting to support third-party accounts in New Outlook for Windows Preview」の中では、Google アカウントのサポートを開始することが紹介されていますが、順次展開されていくものと思われますが、現時点で自分の使用している Outlook for Windows ではまだ利用できないようです。

現時点では、画像にもあるように
  • Microsoft 365アカウント(outlook.com、hotmail.com、live.com)
  • Microsoft の職場または学校アカウント
のみになるようです。

ただしこの画面の下部にもありますが「追加アカウントのサポートは近日中に公開予定です」とあるので順次、Gmailだけではなく、Yahooなどにも対応していくようです。

Google アカウントも数クリックで利用できるようになるとのことが紹介されていますが、現時点で確認できるMicrosoft のアカウントも、すでに何らかの形で、ご利用のPCで利用したことがあったりするものだとアカウントの追加のところに表示されたりするので、1 クリックで設定が完了します。

また今後の予定として、Yahoo、iCloud、IMAPのメールアカウントに対応し、さらにインターネットに接続されていない状態でもコンテンツにアクセスできるよう、オフラインでの利用もサポートするようです。


【Google カレンダーなどとの連携及びその他の機能】

まだ自分のものでは、Google アカウントとの連携はできないので実際には確認していませんが、ブログなどによると、Google カレンダーなどとの連携も可能になってくるようです。

またブログの中では以下のような機能が利用できるようになると紹介されています。
  • Microsoft Editorを利用したリッチな編集、スペルチェック、オートコンプリート
  • より迅速な意思決定を支援するための投票付きメールの送信機能 (仕事と学校のアカウントのみ)
  • メールの配信を最大10秒まで遅らせ、送信を取り消すことができます
    誤字脱字があったり、誰かを忘れてしまったり、ちょっとした変更をしたいときに便利な機能です
  • 新しいOutlook for Windowsから直接SkypeやTeamsの通話に参加する機能
  • 重要なメールを受信トレイの一番上にピン留めする機能
またカレンダーの機能については、以下のようなものについて、今後も改良が予定されています。
  • Googleカレンダーのサポート
  • 複数の共有カレンダーを追加する機能
  • 複数のタイムゾーンをサポート
  • カレンダー表示で毎日の天気を追加

【利用環境】

Windows 10 および Windows 11 向けに展開されていますが、当然ながらサポートの終了した古いバージョンでは利用できないケースもあります。必要なシステムとしては、以下のようなものが提示されています。
  • 最低OSバージョン:Windows 10 Version 1809 (Build 17763) 以降
  • Microsoftの職場や学校のアカウント、または個人のMicrosoftアカウント(MSA)、Gmailアカウント(サポート展開中)
  • インターネット接続環境(現時点では)
今回ご紹介している機能は順次展開されていきますので、まだ利用できない機能がある... という場合には、利用できるようになるまでしばらくお待ちください。





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2023年04月08日

「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 1

先日、一般ユーザー向けにプレビュー版ではありますが、メールアプリのリニューアルバージョン「Outlook for Windows」の提供がスタートしたことをご紹介しました。

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上記の記事では、その導入から設定まで概要を紹介しましたが、その後、Office Insider Blog でも、この新しい "Outlook for Windows" について紹介されました。

今回はこの新しくなった "メール" アプリとも言える「Outlook for Windows」についてご紹介させていただきます。


【2つの "Outlook" 】

まずは以下の画像をご覧ください。

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左:Outlook for Microsoft 365
右:Outlook for Windows

のショートカットアイコンです。試しにデスクトップにショートカットアイコンを作成しましたが、どちらも "Outlook" という名前なのでショートカットアイコンを作成すると、どちらかが、"Outlook(2)" となってしまうので、"Outlook for Windows" という名称に変更してみました。

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Appフォルダを開いてみるとこんな感じでアイコンがならんでいますが、現在はまだ Outlook for Windows には、"PRE"(Preview)のマークがついています。


【"Outlook for Windows" を起動してみる】

次の画像をご覧ください。

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左:Outlook for Windows
右:Outlook on the web

となっています。見た目には、Microsoft Outlook というよりも、むしろ Outlook on the web と似た感じです。
もちろん、Outlook for the web はブラウザで表示するものですし、また今回の "Outlook for Windows" は、ストアアプリとして配布されているもので独立したアプリになりますので、見た目は似たようであってもその機能に違いがあります。


【機能の違い】

メール周りで、Microsoft から Windows 10 あるいは Windows 11 向けに提供されているアプリにもいろいろあったりします。"Outlook" と一言で言っても、今回の新しい Outlook for Windows もあれば、Outlook on the web もあったりするわけで、その機能の違いが今一つはっきりしない... 「新しい Outlook for Windows の概要」では、そんな機能の違いについて紹介しています。

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ざっくりではありますが、その機能の違いについては上記サイトでもご理解いただけると思います。


【"メール" アプリから "Outlook for Windows" へ】

前回もご紹介しましたが、メールアプリを開いて、右上に表示された "新しい Outlook を試してみる" をオンにすると、ダウンロード、インストールなどの設定が開始され、メールアプリのデータは新しい Outlook for Windows に引き継がれます。どんなデータが引き継がれるのか?については、「Windowsの新しいOutlookに設定を移行する」をご参照ください。

そして 新しい Outlook for Windows が導入されると、メールアプリを起動しても自動的に終了し、新しい Outlook for Windows が起動してくるようになります。


さて次回 Part 2 では、実際にその機能についてご紹介していきます。


<参照>




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