ノートPCはもとより、デスクトップPCでも最近では、ワイヤレスのマウスやキーボードなどをご利用の方も多いかと思います。
しかし、
突然文字が打てなくなった!とか
マウスが動かない!といった症状に対峙して、PCがフリーズしたんじゃないか?って、強制終了などされている方も多いことでしょうね。
よくよく落ち着いてみれば、マウスやキーボードの電池切れだったりするわけですが、実際に、ワイヤレスのマウスやキーボードのバッテリ寿命ってどんなものでしょうか?
いざ調べてみたら、意外とピンからキリまであるのにびっくりしました...
【無線には2種類ある】マウスにしても、キーボードにしても、無線(ワイヤレス)のものには、2種類あります。
1) Bluetoothワイヤレス接続の一つの規格で、
2.4Ghz帯の周波数を使用しています。電波強度によって、Class1-3までに分類されています。最近は、PCもBluetoothへの対応も進んでいることから、こちらのものが多いかもしれません。
2) 無線接続27Mhz/2.4Ghz帯の電波を利用して、レシーバーと通信しています。
27Mhzでは、
1m周囲、
2.4Ghzでは、
10m周囲と、利用できる範囲が異なります。27Mhzのものってほとんど見かけないので、最近は、2.4Ghzのものが中心かと思います。
Bluetoothと無線接続では同じように 2.4Ghz帯を利用していますが、使用するチャンネルなどその仕組みが少し異なります。
【無線マウスの仕組み】無線接続の2.4Ghz帯のものの場合には多くの場合レシーバーを利用します。USBポートなどにレシーバーを接続して、レシーバーとマウスの通信をします。
これに対して、Bluetoothの場合には、パソコン自体がBluetoothに対応していればレシーバーは不要です。対応していない場合にはレシーバーを介して通信を行います。
ブルーLEDや、
レーザー式、
光学式など様々な形式があります。
【電池の寿命】前置きはこれまでにしておいて、さて、本題の電池寿命です。
一番最初に使用するワイヤレスマウスってもしかしたら、PCなどについてくるものかもしれませんね。
ということで、いくつかのメーカーのサポートサイトから、無線マウスについて拾ってみました。
1) 富士通 ワイヤレスキーボード / ワイヤレスマウスの電池の寿命を教えてください/富士通販売時期によっても搭載されているものが異なるせいもあり若干異なりますが、マウスについては、3.5時間/日の使用で、ほぼ6ヵ月のようです。
使用していない時も、スイッチが入っていたままであったりするとこの時間もさらに短くなるものと思われます。
2) 東芝 ノートPCに付属のワイヤレスマウス(光学式)を使用するための準備<Windows 10>東芝のものの一例では、6時間/日で、週5日の利用で、約10ヵ月とあります。当然スイッチを切り忘れていたりする場合には、電池寿命も短くなります。
3) NEC VALUESTAR/LaVieで付属のワイヤレスキーボードやワイヤレスマウスを使用した場合の電池の寿命についてこちらも機種によってだいぶ違いはあるようです。2011年以降のPCでは、ノートPC LaVie向けでは、8時間/日で、約2.4ヵ月とあります。
4)ソニー・
ソニー、4ボタン/1ポインタの無線マウス〜VAIO向けのBluetoothマウスもちょっと古い記事ではありますが、2−3か月とあります。
ということで、スイッチをまめに切ったとしても、せいぜい半年がいいところのようです。
当然ながらスイッチをまめに切らないと、もっと持たないということになります。
"
半年" という期間が、短いと感じられるか、へぇ〜、そのぐらいは持つんだ??と思われるかは人それぞれ...でしょうか。でもあくまでもまめにスイッチをオフにしていればということですから、切り忘れていたりすると、仮に自動で切れるとしても、PCを使っていなくても、それまでの時間、オンになったままということなので、1−2か月でバッテリ切れ。。。ってこともありうるわけですね。ちょっと短い感じも否定できません。
マウスのユーティリティなどで、自動でオフになる時間が設定できたりするといいのかもしれませんが。
さてでは、マウスを販売しているメーカーではどうなのか?
1) エレコム Q.【ワイヤレスマウス】電池寿命の長い機種はどれですか/ELECOM3.5年とかびっくりするほどのものもあれば、30日前後と、非常に短いものもあります。
購入の際には注意が必要ですね。
2) Buffalo マウス総合情報サイト/BUFFALOエレコム同様に1年を超えるものもありますが、300日程度のものもあり、まちまちのようです。
3) ロジクール logicool・
ロジクール、電池寿命最大3年を実現したマウスなど/ロジクールUnifyingに対応したマウス2機種を発表製品ごとにしか出てないので、膨大な数の製品を斜め読みしてみると、比較的現行の製品は、2.4Ghz帯の無線接続でお手頃な製品でも1年と比較的長いものが多いようです。参考にさせてもらった古い記事ではありますが、3年というものもあります。
一方では、以下のように半年ぐらいのものもあるようです。
・
T620 マウスの電池寿命と交換:半年
・
M705 マウスの電池寿命と交換 :36ヵ月
・
ワイヤレスなのに電池交換の必要がほぼ無いマウス ロジクールM705tlogicool においては、この
Unifying という規格を組み合わせることで電池寿命も飛躍的に伸びているものもあるようです。
週刊アスキーの、"
マウスの電池寿命に関する謎" の特集にもありますが、
PCがスリープになったからと言ってマウスが完全にオフになっているわけではないといった事情もあるんですね。
PCに最初からついていたワイヤレスマウスだと意外に電池がもたないという一方で、1000円ぐらいでも、サプライメーカーのものだったりしても、1年ももつものもある。
いづれのケースでも、基本的には使わないときにはまめにスイッチは
オフにするように心がけるほうがいいようですね。ただし、それをストレスと感じるようであれば、あまりPCに付属していたものにこだわるより、サプライメーカーのものを利用したほうが電池の節約にはなりそうですね。
実際に手に取って触ってみて、手になじむ、さらには電池寿命も長い、ストレスにならないマウスを選択したいものです。
<参照>・
Bluetoothとは?/無線化.com・
Wi-Fi や Bluetooth を使用した通信を妨げる要因/Apple・
今さら聞けない無線の話 第20回 Bluetoothのはなし(5)/日経テクノロジーonline・
マウスの豆知識/SANWAサプライ・
【第25回】マウスのセンサー、どれが良いの?/SANWAサプライ・
Q.【ワイヤレスマウス】電池寿命の長い機種はどれですか/ELECOM・
マウスの基礎知識/Buffalo・
マウスの電池寿命に関する謎/週刊アスキー・
ロジクール Unifyingレシーバー・
[PR]Unifyingでワイヤレスマウスにまつわるストレスを解消する/lifehacker・
Bluetooth/ウィキペディア・
今さら聞けない無線通信規格
posted by クリック at 11:06| 東京 ☀|
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