2025年01月17日

Microosft 365 Personal/Family プランで「Copilot」「Designer」が利用可能に!

これまでであれば、Microsoft 365 のサブスクリプションの契約のほかに、Copilot Pro の契約が別途必要だった Copilot。

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この度、Copilot が、Microsoft 365 Personal/Family ユーザー向けに、サブスクリプション特典として提供されることが発表されました。これにより、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote、そして新しく名前が変更された Microsoft 365 Copilot アプリで、その特典を利用できるようになりました。

Word や Excel などといったアプリでも Copilot の利用が可能になります。さらにこれに加えて Microsoft Designer を利用することも可能になりました。


【毎月60クレジットが提供される】

もちろん Microsoft 365 の特典として提供されることになったとは言え、Copilot Pro のサブスクリプションは引き続き提供されます。確認してみると、Microsoft 365 Personal/Family の利用者には、毎月60クレジットの利用が可能になるようでした。

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Microsoft アカウントの画面にサインインしてみると「クレジット残高」が確認できるようになっております。それ以上利用する場合には、Copilot Pro のサブスクリプションの契約が必要になります。

AI クレジットについて」によれば、「Microsoft 365 および Windows アプリケーション内での AI 機能の使用を測定します。 テキストの生成、テーブルの作成、イメージの編集など、AI に関連する各アクションは、1 つのクレジットとしてカウントされます」とあります。
例えば、「Copilot に "受信トレイの要約" を依頼すると、AI クレジットが 1 つ発生します」となるようです。

-- 注意:

ただし、Microsoft 365 Family の場合には注意が必要です。

AI クレジットについて」によれば、「注: AI 特典はサブスクリプション所有者のみが利用でき、追加の Microsoft 365 Family メンバーと共有することはできません。 」とあるように、サブスクリプションの所有者のみの特典で、共有者は利用できないようです。

つまり、Microsoft 365 Family の場合には、あくまでも Microsoft 365 Family の管理者のみで、残り最大5名とアプリの共有は可能ですが、この 5名 は、Copilot の利用対象外となります。まぁさすがに、Family プランで、最大6名まで Office のアプリが利用できるだけでも非常にお得なのに、これに Copilot までは望みすぎですね....


【さっそく...】

昨日の発表を受けてか、先ほど Excel をいつものように起動してみると、Microosft 365 Copilot についてのポップアップが早速表示されました。今後は気軽に利用できそうですね。

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今までであれば、法人向けプランでは、Copilot を利用してましたが、今後は、一般向けプランの入っているPCでも、Copilot が利用できるようになりました。

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ホームタブにも、Copilot のアイコンが追加され、また各アプリの新規作成画面などを開くと、Copilot さんが鎮座しております....


【Copilotを非表示にしたい】

さて今回、Microsoft 365 Personal/Family プランに追加された「Copilot」ですが、何らかの事情により、「Copilot」を表示したくない、あるいは、さらには "無効" にしたい.... そんなケースもあるかもしれません。

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今回追加された「Copilot」ですが、Microsoft 365 の各アプリ上に追加されたその機能を無効化することも可能になっているようです。「Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」によれば、
  1. 有効化をオフにして完全に無効化する
  2. ツールバーに表示させない
の2通りが選択できるようです。

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Microsoft 365 Familyサブスクリプションと個人用サブスクリプションで Copilot をオフにする方法」中でも説明がありますが、現在、 Microsoft Word のみこの有効化の ON/OFF が出来るようです。他のアプリにはまだないようなので今後っていうことでしょうね。

ツールバーに表示させない、つまりリボンから機能を外すだけの場合には、ツールバーに表示されないだけで、Copilot の機能自体は無効にはなりません。

そしてこの設定はアプリごとに設定することになります。

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またまだこの機能が搭載されていないものの場合には、アカウントのプライバシー設定を変更することで、この機能をオフにすることが出来ます。

ファイル > アカウント >  アカウントのプライバシー  > 設定の管理 と移動
「接続済みエクスペリエンス」のところに「コンテンツを分析するエクスペリエンスを有効にする」があるので、
こちらをオフにします。


【Microsoft 365 Personal/Familyクラシックプラン】

何でもかんでも "クラシック" をつければいいってもんでもないんでしょうけど、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」によれば、今回、従来のプラント同じ内容(Copilot や Microsoft Designerを含まないもの)として、「Microsoft 365 Personal クラシック」「Microsoft 365 Familyクラシック」のプランが用意されているようです。

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こちらは、「定額請求」が有効ではない方が対象で、「定額請求」が有効な方も、これをオフにすればプラン変更は可能なようです。
詳細については、「Microsoft 365 Personalとファミリー クラシック プランへの切り替え」をご確認ください。

Microsoft 365 のサブスクリプション自体は、法人向けプランから始まって、一般向けプランまで世界中で一斉に値上がりしました。物価高、円安も加わって、懐具合はちょっとさみしい限り。

ちょうど値上がりが発表する前に、さらには私の場合には、Amazon のブラックフライデーを利用して格安にアップグレードさせていただきましたので非常にラッキーだったのかな?と思ってもいます。

せっかく搭載されたこの新しい機能、みなさんも是非有効活用してみてください。


<参照>




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2025年01月15日

Microsoft 365 管理センターのサインインに多要素認証が必須に!

2025年2月5日より、法人向けの Microsoft 365 の管理センターのサインインについて、すべてのユーザーで、多要素認証が必須になります。

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ブログには、US時間2024年11月11日に公開されておりますが、その期日が、あと半月となりました。

一般向けの Microsoft アカウントでも、アカウントの乗っ取りなどが増えており、課題も山積みですが、法人向けのものでもこうしたアカウントの管理に対するセキュリティ対策は急務。多要素認証の導入は必然ともいえるでしょう。

Microsoft では、すべてのユーザーとユーザーとなる組織のセキュリティを継続的に強化することに取り組んでおり、Microsoft Secure Future Initiative の柱の1つともなるのが ID とシークレットを保護すること。したがって、多要素認証 (MFA) は、ユーザー アカウントへの不正アクセスのリスクを軽減する実証済みのアプローチというわけです。

2025年2月3日以降、Microsoftでは Microsoft 365 管理センターにアクセスするすべてのユーザー アカウントに MFA の要求されるようにその仕様が変更されますので、ご注意ください。



<参照>




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2025年01月14日

Microsoft 365 Family に切り替えたらライセンスが外れた...

そういうものなのか?よくわかりませんが、昨年暮れに Microsoft 365 Personal から、Microsoft 365 Family にライセンスを変更。

変更手続きは正常に行われて、残存期間も規定に基づいて引き継がれて、特に問題なく利用できておりました。そして、つい先日1月9日のUpdate Ver.2401(18324.20168)までは何も問題なかったわけですが、1月の更新である Update Ver.2412(18324.20190)を適用してから、これまで Microsoft 365 Personal で利用していた5台のPCのうち、1台を除きすべてサインアウトされて、ライセンス認証を求められるようになってしまいました。

Update が終わってびっくり、開いて、さてバージョンを確認するか?とみるとライセンス認証を求められる状態。

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慌てて、Microsoft アカウントにサインインして、Microsoft 365 にサインインしているデバイスを見ると、当初は、1台以外はすべて外れている状況。かつては5台びっちり登録されていたのに。とりあえず、慌てて1台は再度追加したので、2台になっていましたが。

でもそんな事態になるとは想定外でした。


【改めてサインインすれば完了!】

冒頭でご紹介したよう、今回のケース。私の場合、Personal から Family へプラン変更した事が起因しているのかは不明ですが、とりあえず次の手順でライセンス認証し直してください。

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1) Word でも、Excelでも何のアプリでもかまいませんので一旦起動します
2) ファイル>アカウント などと入って、「ライセンスの更新」をクリック
3) 「サブスクリプション確認のためサインインしてください」と表示されるので「サインイン」をクリック
4) 「Office ライセンス認証」と言うダイアログが表示されたら Microsoft 365 のサブスクリプションをご利用のアカウントでサインインしてください

サインインすれば、Microsoft アカウントの、サービストサブスクリプションにある「サインインしているデバイス」にも再び表示されるようになります。

まぁ〜、サインインし直せばいいだけな訳ですが、これまで Microosft 365 Personal で使用していたデバイスがサインアウトされてしまうというのは想定外でした... 一応、フィードバックもしておこうか?

仮に私と同じようなケースで、今回の Update 以降、再度ライセンス認証を求められるようなことがあった場合にはサインインし直してみてください。ちなみにこのUpdateは明日の更新の日に適用されるものです。最近、Office の更新については、時差の関係もあるのか? Windows Update の日の前日の夜に届くんですね... まとまって届くよりは、明日の負担も減るので便利と言えば便利なわけでもありますが。

さて明日は、Windows Update の日です... Update はさっさとやってしまいましょう!


【追加更新】

自宅に戻って、自宅の PC でも確認してみました。

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当然ながら、Update前は問題ありません。
また Update 後、再起動前は問題ありませんでしたが .....

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念のためいったん PC を再起動してみると、やはり「サブスクリプションが取り消されました」の表示がされて、サブスクリプションがはずれたことがわかります。

「サインイン」をクリックしてみると、「Office を利用できます」の画面が。「はじめに」をクリックしてライセンス認証を終えると....

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正常な状態に戻りました。


<参照>




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2025年01月04日

Office のトラブルシューティングツールの仕様変更

Microsoft Office でトラブルが発生した際、再インストールするために用意されていた「アンインストール」ツールの仕様が変わったようです。

これまでであれば、Office の完全アンインストールするには、Microsoft より「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント)というツールを利用してアンインストールができました。

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上記の際にも、このツールをダウンロードしてインストール。そして実行して削除という手順で削除する方法をご案内いたしました。またこの際には、このツールが実行できない場合に、コマンドプロンプトを利用した実行方法などもご紹介しました。


【ツールの仕様変更】

さて本日たまたま Office の修復でも起動できないため、久々にこのツールを利用してアンインストールしてみようと「PC から Office をアンインストールする」にアクセス。

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アンインストール のトラブルシューティング ツールを使用して Microsoft 365またはOffice をアンインストールする」のところで、「アンインストール」をクリックすると、従来のようなサポートツールのダウンロードに進むのではなく、お問い合わせの画面が表示されました。

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画面に従って、アンインストールを実行するとコマンドプロンプトの画面が起動し、削除がスタート。

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ここでタスクマネージャーで確認してみると「SaRACmd.exe」と「お問い合わせ」が動作していることが確認出来ます。

画面では、完了するまで待つようにと表示されており、"アンインストールするプロセスが開始されました" とも表示されておりました。
ということで、バックグラウンドで、作業は進んでいるようで、アプリはなくなり、ファイルの関連付けも外れてExcelのファイルなどは、関連付けされていない白いアイコンに。

しかし数十分たってもいっこうに完了したという表示はでませんでした。あきらめてある程度時間を待って、コマンドプロンプトの画面を終了させ、PCを再起動したうえで、再度インストールしたことで、今回の Office 自体は正常に動作するように無事回復しておりましたが、この時のPCの状態にもよるんでしょうけど、今回は残念ながら完了の文言を確認するには至りませんでした。

さて「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがこのように、画面をクリックするとコマンドベースで自動で削除してくれる... というのは余計なプロセスを踏まなくていい分、初めての人にとってはわかりやすいのかもしれませんが、従来のツールになれている人にとっては、「あれ?」ってなってしまいますね。


【従来のツールの入手先】

さてこうして「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールの仕様が変わっても、それはそれでちゃんと動作してくれるのであればいいわけですが、でもやっぱり従来のツールの方がいい... と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

現在はまだ移行期のようで、Easy Fix ツールの紹介しているサイトなど、Microsoft の Web サイトでも別のところからだと従来の「SaRA」(Microsoft サポート/回復アシスタント) のダウンロードもできるようでした。

いくつかの MS のサイトで、Office の削除方法を紹介しているサイトを確認してみると、現時点ではサイトによってダウンロードされるものが異なるようでした。

がダウンロードできるようです。

とりあえず今後どうなるかはわかりませんが、今回確認した限りでは、「ビデオ: Office をアンインストールする」からであれば、従来の「Microsoft サポート/回復アシスタント」ツールがダウンロードできますので、こちらからツールをダウンロードしてみてください。



<参照>




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2024年12月23日

Word と PowerPoint で、Copilot のプロンプトに画像が追加できるように...

Office の各アプリにおける Copilot の関りはどんどん強くなりつつある昨今、Word と PowerPoint において、Copilot のプロンプトに画像を挿入できるようになることが、Microsoft 365 Insider Blog にて公開されました。

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Microsoft 365 Insider Blog になるので、その対象は、Office Insider 製品になるわけですが、まだ今後どうなるかはわかりませんが、いずれ将来的には最新チャンネルにも反映するのでしょうね。


【プロンプトに画像データを利用できることのメリット】

プロンプトに画像を利用できることのメリットとしてブログの中では以下のポイントを挙げています。
  1. 効率性
  2. 理解度の向上
  3. 精度の向上
1) 効率性:

時間の節約になる。一目瞭然、画像なら言葉で説明するよりも効率がいい。

2) 理解度の向上:

特定のオブジェクトやシーンについて質問する場合、テキストだけでは曖昧なポイントを画像で明確にすることが可能になります。

3) 精度の向上:

テキスト情報を補完するために、それらに関して視覚的な補助が必要な複雑なトピックの場合、画像を使用することで、Copilotを活用する上でも、より正確な回答を得やすくなります

こうしたことに加え、
  • 画像からテキストの抽出
  • チャートや表から重要なポイントを特定
  • 画像情報をコピーに変換
  • コンテンツの改善方法に関する提案を求める
  • 代替テキストを生成
といったことでも活用されることが期待されているようです。


【画像から情報を生成する】

さっそく、手元の Beta Channel にて確認してみました。

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PowerPoint でも、Word でも、Copilot ボタンをクリックする作業ウィンドウに、Copilot の画面が起動してきます。その最下部に、上記の画像にもあるように、「画像の追加」ボタンが追加されております。

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試しにこのブログの画像をキャプチャーして、Word の Copilot に 貼り付けて、「この画像から、ブログの内容を要約して」とプロンプトを入力してみました。

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ブログの様にテキストデータがベースになっている画像であれば、OCR的な活用にとどまりそうですが、チャートや表などから重要なポイントを Copilot に特定してもらうなんていう使い方ができたりすると、さらに活用範囲は広がるんでしょうね?

ブログの中ではそのシナリオとして、一例に
  • “Explain this chart in the context of this document.” 
    「「この図表をこの文書の文脈で説明する」」
  • “Generate alt text to describe this image.”
    「この画像を説明するaltテキストを生成する」
  • “Summarize the text in this image in bullet points.”
    「この画像のテキストを箇条書きで要約する。」
  • “Extract the text from this image and write it for a professional audience.”
    「この画像からテキストを抽出し、専門家向けの文章にする。」
  • “Extract the data in this picture and turn it into a table.”
    「この画像のデータを抽出し、表にする。」
  • “Explain how this image is related to this document.”
    「この画像がこの文書とどのように関連しているかを説明する。」
  • “How can I improve the slide/diagram pictured here to better capture my ideas?”
    「この写真のスライドや図をどのように改良すれば、私の考えをよりよく理解できますか?」
といったものが紹介されておりました。

  • 画像に大量のテキストが含まれている場合、Copilot は抽出するコンテンツを切り捨てることがある
  • Copilot プロンプト ボックスに画像をドラッグ アンド ドロップはサポートされていません
といった問題もあるようですが、今後 最新チャンネルなどに展開されるまでにはこうしたポイントも改善されていくんでしょうね。


【対象製品】

今回の新たな機能。その対象製品は、現時点では以下のものに限定されます。
  • Enterprise Copilot ライセンスを持っている
  • Word または PowerPoint for Windows または Web のアプリ上での利用
  • Windows でバージョン 2410 (ビルド 18109.20000) 以降の製品
残念ながら現時点では法人向けの Copilot ライセンスが必要なようなので、今後どうなるかはわかりませんが、現時点では、今回の機能については利用可能なユーザーは非常に限られているようです。

もっともこうした新たな機能が、今後 より多くの Copilot ユーザーで利用可能になれば便利でしょうね。期待しましょう!


<参照>





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2024年12月09日

Microsoft 365 Personal を Microsoft 365 Family に切り替える

お得なブラックフライデーを機に、これまで利用している Microsoft 365 Personal を Microosft 365 Family に切り替えてみました。

今回その具体的な手続きがどうなっていくか?実際の手続きの画面とともに、ご紹介させていただきます。


【Personal と Family の違い】

一般向けの Microsoft 365 のサブスクリプションには、Microsoft 365 Personal と、Microosft 365 Family があります。この他にも、Microsoft 365 Basic という OneDrive のストレージを利用するためのプランもありますが、こちらについては、Word や Excel といったアプリを含まないので、今回は省かせていただきます。

すべての Microsoft 365 プラン (旧 Office 365) を比較」によると、そのプランの違いは以下の通りです。

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  • Microsoft 365 Personal:1人
  • Microosft 365 Family:最大6人
内容もさることながら、一番の違いは、利用可能な人数でしょう。Microosft 365 Family は、Microsoft 365 Personal と同じ機能が6人各自で利用できる点です。

※ Microsoft 365 Basic のユーザーが、Microsoft 365 Personal や Microosft 365 Family といったプランに切り替える場合には、同様に今回ご紹介するようなサブスクリプションの切り替えに伴う特典があります。


【現在の契約内容から新たなプラン変更する】

さてでは早速現在のプランから確認しておきましょう。

-- 現在の契約内容:

現在利用している Microsoft 365 Personal の現状は以下の通りになります。
  • 有効期限:2025年3月25日
  • 自動更新(定額請求)は有効にしておりません
今回、これを Microsoft 365 Family に更新することになります。これまで、Microsoft 365 Personal を Amazon で購入して更新する例は、以前にもご紹介していますので、そちらの記事もご参照ください。


-- 手続きを開始する:

さて今回、Amazon で「Microsoft 365 Family 1年版|オンラインコード版」を購入して、以前「Microsoft 365 Personal 1年版|オンラインコード版」を購入した時と違ったのは、購入後、「引き換えコード」という初回導入用のプロダクトキーがメールでも送られてきたこと。
さらにそのメールにはインストールまでの手順が説明されていました。

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いつからこういった形でメールでも来るようになったのか? 前回まで更新したときにはなかったのでよくわかりませんが、初めて導入する人にとっては以前よりはわかりやすくなったのかもしれませんね。

以前までであれば、購入後、Amazonのページにログインして、「ゲーム&PCソフトダウンロードライブラリ」にアクセスして今回送られてきた「引き換えコード」という初回導入用のプロダクトキーを確認してたわけですが、利用者などからのフィードバックでもあったんでしょうか? 多少便利になったようです。

--プロダクトキーの登録:

1) 「https://account.microsoft.com/」にアクセスし、現在、Microsoft 365 Personal を利用している Microsoft アカウントにてサインインしサービスとサブスクリプションの画面に移動します

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2) ライセンスの「管理」をクリックすると、その下にある「コードまたはプリペイド カードを利用する」をクリックします

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3) 「始める」ボタンをクリックします

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4) 画面に従って、「引き換えコード」として送られてきた初回導入用のプロダクトキーを入力し「次へ」をクリックします

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5) 今回追加する製品名と先ほど入力されたプロダクトキー、サインインしている Microsoft アカウントのメールアドレスが表示されますので、問題なければ、「次へ」をクリックします

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6) さてここで、定額請求を有効にすれば1か月の無料お試し期間がついて更にお得ですよ?という誘いが。定額請求を有効にするにはカード情報などの登録が必要になりますので、有効にしたいのであれば「支払方法の追加」に進みますが、次回の更新もまたブラックフライデーあたりで Amazon を利用する予定なので、「いいえ、結構です」として進みます

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7) 本当に「よろしいですか?」ともう一度聞いてきますが、「いいえ、結構です」として進みます

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8) そして最後に「利用」をクリックします

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9) ライセンスの切り替えに関しての案内が表示されます。ここで意外なことに、今更新するのをやめて、2025年3月25日の有効期限が切れてから更新することもできますよ?と聞いてきました。でも有効期限があるうちに更新すれば、すぐに Microsoft 365 Family として利用できるようになるので、多少引き継がれる日数が減ってもお得なので、そのまま「次へ」をクリックします

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10) するとなんとまた 6) の画面に戻りましたが、構わず「いいえ、結構です」をクリックします

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11) 再度、7) の画面が表示されますが、ここも構わず「いいえ、結構です」をクリックします

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12) 多分これで最後でしょう。再度「利用」ボタンの画面が出てきましたのでクリックします

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13) これで晴れて手続きが完了です。「デスクトップアプリを取得する前に」の説明や、「Microsoft 365 へようこそ」の画面が表示されれば、手続きが完了したことになります

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14) サービスとサブスクリプションの画面に戻ってみると、Microsoft 365 Personal であったものが、Microsoft 365 Family に変わり、さらにライセンスの共有についての説明の画面が表示されるようになりました

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冒頭で最大6人とあるのに?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、最大5人と共有というのは、ライセンスの 管理者 に加えて、共有可能な最大人数が 5人 ということです。

とりあえず今回は、ライセンスの更新までなので、インストールはしませんでしたが、以前にも取り上げているので、以下の記事をご参照ください。
6名が それぞれのアカウントで、最大5台のデバイスまでインストールできるわけですから、Microsoft 365 Family がいかにお得なサブスクリプションであるかがお分かりいただけるかと思います。


【新しいサブスクリプションに追加される日数】

今回、Microsoft 365 Personal から 上位製品となる Microsoft 365 Family への切り替えになるので、当然ながらサブスクリプション切り替えにあたってはそのまま残存日数が引き継がれるわけではありません。新しいサブスクリプションに引き継がれる日数については、「Microsoft 365 サブスクリプションの間で切り替える」の中で紹介されています。

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多少少なくなっても、切り替えたその日から、Microsoft 365 Family として利用できるということからするとお得ではないでしょうか?


今回、Microsoft 365 Personal から、Microsoft 365 Family にライセンスを切り替えるにあたって、途中、1か月の無料期間が追加できるから、自動更新を有効にするために、カード番号を追加するようにでてきたり、さらには、ライセンスの期限が来てから更新することもできるよ?と表示されたりとしつこく出てくるのは、予想外でした....


<参照>




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2024年11月26日

コピーしたはずなのにコピーできていない

ちょっと前の記事ではありますが、Japan Office Client Support Blog にちょっと面白そうな記事が紹介されていましたのでご紹介させてただきます。

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Word や Excel などのアプリケーションをご利用の際、Ctrl+C や 右クリックから "コピー" したものをいざ "貼り付け" ようとしても何も貼り付かない? そんなご経験はありませんか?

言われてみれば.... という方も多いのではないでしょうか? 
私はこの記事を読ませていただいて "あ〜、あるある..." と思わず納得してしまいました。

コピーしたはずがコピーがとれていない... これは「クリップボード アクセスの競合」による問題のようです。


【クリップボードの仕組み】

ブログによれば、「コピーしたデータをクリップボードに格納している途中で他のアプリケーションがこのデータを読み取ると、中途半端な状態のコピーデータが読み取られる危険があります。また、同時に複数のプロセスが異なるコピーデータをクリップボードに書きこむと、データが破損する懸念があります。このような問題を避けるため、クリップボードに複数のアプリケーションから同時にアクセスができないよう、あるアプリケーションからクリップボードにアクセスしている最中は、クリップボードをロックする仕組みとなっています」とのこと。

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つまりこのロックされている間に、他のプロセスを介してコピーされたものは、クリップボードへのアクセスが制限されてコピーできておらず、貼り付けたいデータが貼り付けられないそんな状況になるわけです。

これが「クリップボード アクセスの競合」というものです。これによりエラーダイアログが表示されることもあるようです。

コピーの際、現在クリップボードにロックがかかっているかどうか?を確認することはできないため、結果的にはこれは防ぐことはできないので、再度コピーしなおさざるをえないようですが、何となく原因がわかると、まぁ仕方ないのかなぁ?ということにもなりますね。


<参照>





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2024年11月22日

2025年はサポート終了ラッシュ。Office 2016/2019 もサポート終了することを忘れてはいけない

2024年も間もなく12月を迎えようとしています。年の瀬になると何かとあわただしいわけですが、ここで来年 2025年にサポート終了を迎える Microsoft の製品について、改めて取り上げてみました。


【「Windows 10」だけじゃない!】

メディアなどでもさんざん報道されているので、Windows 10 が来年サポート終了になることはご存知の方も多いかと思いますが、まずはWindows 10 から確認していきましょう!

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Windows 10 Home and Pro」にもあるように、2015年7月29日にリリースされた Windows 10 1507 に始まった、Windows 10 も、おととし2022年10月18日にリリースされた Ver.22H2 をもって最終バージョンとなり機能の更新がストップ。そして、その Ver.22H2 のサポートが、2025年10月14日に終了を迎えます。

今回、Windows 10 については、コンシューマー向けにも「Windows 10用の拡張セキュリティ 更新 (ESU) プログラム」が用意されているので厳密には有料での契約さえすればもう少し生きながらえるわけですが、そこまで Windows 10 にこだわる人は一般ユーザーだとあまりないでしょうから現実的な話でもないかもしれません。

※法人向けの製品については、この限りではありませんが、今回は除外させていただきます。

-- PCの仕様も古い:

5年以上経ったPCとなると、PCの機械的な仕様も古く、経年劣化などもあるので、メモリを交換したり、HDDをSSDに換装するなどをしても、CPUも古ければ、そこで動作するマザーボードも古い... となると、リカバリなど小手先の対策を施してだましだまし使うよりは、やはり買い換えを検討するのが一番いい選択肢でしょうね。

すぐにというわけでもありませんが、古いPCでは先行きインターネットの世界で要求されるセキュリティ基準を満たさないことなどの問題もあり、インターネットでWeb閲覧もできなくなりますし、またメールなどのやりとりも出来なくなってしまいます。古いアプリではこうしたサービスさえ受けられなくなる。その一方で、世の中はIT化が進んで、様々な手続きなどをインターネットを介して行わないといけないと言う流れは加速していきます。スマホも高機能になってますから、もちろんスマホで対応するということも十分可能なのですが、その価格も安いPCに比べればとんでもなく高価なものです。

そして問題は、Windows 10 ばかりではなく、Office 2016/2019 といった Office 製品も 2025年にサポート終了を迎えます。

Microsoft では、Tech Community の 「Office End Of Support Blog」の中で、

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と言った形で、2025年にサポート終了を迎える Office 製品について紹介しています。

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また「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」の中では、サポートが終了するということがどういう意味を持ってくるのか?そのセキュリティリスクなどにも触れていますので、是非ご参照ください。


【すでにサポートが終了しているサービスもある】

実は、Office 2016 や Office 2019 については、すでにサポートが終了しているサービスもあったりします。「Office バージョンと Microsoft 365 サービスへの接続」でも紹介されています。

20241122-3-1.jpg 20241122-3-2.jpg

上記サイトにもありますが、Microsoft 365 サービスへの接続についてのサポートは、製品のサポート終了に先立って、すでに 2023年10月10日に終了しています。サポートが終了しているものの接続できないという意味ではないのですが、どんなサービスに支障をかかえることになるのか?については、「Office バージョンと Microsoft 365 サービスへの接続」をご参照ください。


今日、明日どうこうなるという問題ではありませんが、来年はこれらの Office 製品も、2025年10月14日にサポート終了を迎えることになるのでくれぐれもお忘れなく!

昨今のPCは、世の中の流れもあった、AIを活用する上で必要な高度な機能を搭載したものが増えつつあります。

時々そんな高度な機能は必要ないから... とおっしゃる方もいらっしゃいますが、そうした高度な機能がないと、高度化してくる犯罪などにも対応できなくなってくるのが現実です。そのためにはセキュリティを強化し、そうしたものに対応しうる能力がPCやそこで動作する各アプリ(ソフト)に要求されてくるわけです。

インターネットにつながらなければリスクは多少減るものの、ゼロではありません。サポート終了した製品で不具合が見つかって修正されることはありませんので、どうしてもこれができない、あれができない... ちょっとしたことでもそうなりかねません。

また自分がウィルス感染などをしたことで、知り合いやお友達の個人情報があなたのPCから漏洩したり、他人にウィルスをまき散らすことになったりするケースも多々あります。アカウントが乗っ取られたりすると、PCだけでは済まず、スマホの利用などにも影響を及ぼすこともあり得るわけです。

なので、決して他人事では済まされないわけです。


<参照>



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2024年10月01日

Office 2024 の一般向け販売がスタート!

法人向けには Office LTSC 2024 として一般向けより先んじて提供がスタートしておりました Microsoft Office の次期バージョン「Office 2024」の一般向けの提供が、US時間10月1日にスタートすることが明らかになりました。

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ブログによれば、そのラインナップは、
  • Office Home & Business 2024
  • Office Home 2024
となっているようです。

今後、新たに登場するPCについては、日本独自ではありますがプレインストール版として、Office 2024 が付いてくるものも出てくると思われますが、出始めのものだと、Office 2021 が付いているようなものもあったりするかもしれないので、購入の際には注意が必要です。

ラインアップを見ると、Office Home 2024 には もう Microsoft Outlook/Outlook (classic) はついてこないようですね。これまで利用されていた Outlook のデータを移行しないといけないような場合には、Microsoft Outlook のついている 「Office Home & Business 2024」のパッケージを購入するか? Thunderbird などにデータをエクスポートして、メールクライアントは Thunderbird で使用するか? 検討していく必要があります。

* Thunderbird については別途取り上げる予定です。


【Office 2021/2024 のライフサイクル】

これから Office 2021 を購入しようという方はいないとは思いますが、そのライフサイクルにはご注意ください。

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  • Office 2021 サポート開始:2021年10月5日 提供終了:2026年10月13日
  • Office 2024 サポート開始:2024年10月1日 提供終了:2029年10月9日
となっています。今から Office 2021 を購入しても、2年後にはサポートが終了してしまいますので、くれぐれもご注意ください。少しでも長く使用されるのであれば、Office 2024 ということになります。あるいは、Microsoft 365 のようなサブスクリプションということになります。

さてその新しい機能などについては、今後おいおいご紹介していきたいと思います。

US時間10月1日になるわけですから、ざっくり言って日本時間だと明日の 10月2日(水)からということになります。いよいよ「Office 2024」のお披露目っていうことですね。


<参照>





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2024年09月19日

Office LTSC 2024 一足お先に法人向けにリリーススタート

US時間2024年9月16日、Office LTSC 2024 がついにリリースされました。

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Office 2024 は、Office 2021 に続く新たな統合パッケージになります。

今回リリースされたものは、Office LTCS 2024。LTSCとは、Long Term Servicing Channel の頭文字をとったもの。日本語にすると「長期サービスチャンネル」といわれるもの。オンプレミスでの利用を想定し、企業および政府機関向けにクラウド接続を必要としない環境に特化して設計されたもの。長期にわたり変更が加えられないデバイスやインターネット接続が制限された環境向けソリューションとなるもので、一般向けのものではありません。

ですので、当然ながら「Windows 11 IoT Enterprise LTSC 2024 の新機能」にもあるように、Windows にも LTSC版はあります。

さてOffice LTSC 2024 のパブリックプレビュー版の提供がスタートしたのが、4月。おおよそ5ヶ月の日を経て、US時間9月16日のリリースとなりました。


【その機能について】

Office LTSC 2024 は、オンプレミスでの利用を想定し、インターネット接続を必要としない環境で使用するものなので、今後一般向けに提供される予定の Office 2024 や、Microsoft 365 とはその機能にも違いがあります。

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今回公開されたブログ「Office LTSC 2024 is now available」の中では、上記のように Microsoft 365 との比較で紹介されています。

また「Office 2024 および Office LTSC 2024 の新機能」では、Windows 版と Mac 版 に分けて、Office 2024 で提供されることになる機能について紹介されておりました。

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いずれまたご紹介する機会があるかと思いますが、詳細は上記サイトをご参照ください。


【一般向け Office 2024はいつ?】

さて一足先に、「Office LTSC 2024」がリリースされたわけですが、一般向けの統合パッケージとなる「Office 2024」はいつ投入されるのか? 気になるところですね。

10月とのみかたもあるようですが、ブログの中では、「We will share more about Office 2024 for consumers in the coming weeks.」とありますので、もうちょっとしたら新たな情報が公開される予定のようですので、詳細はもうしばらくお待ちください。

このブログでもそうですが、ちょうど今月の今の時期は macOS も新しいものがリリースされ、毎日のように新製品情報のラッシュが続いてしまっているので、ちょっとずらさないと情報に埋もれてしまいそうですからね。LTSC のようにユーザーが限定されている場合には、いいとして一般向けの情報は、ちょっと時間をずらして提供してくれた方がユーザーとしてもわかりやすいでしょうね?


<参照>




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2024年07月17日

秘密度ラベルの新機能として、"動的透かし" が導入される

機密情報の漏洩をいかに防ぐのか? 

Word、Excel、PowerPoint では、大規模法人向けのサブスクリプション(Enterprise E3/E5プラン)には、その「秘密ラベル」の導入により、そのラベルで構成済みの保護設定がコンテンツに適用され、そのコンテンツへのアクセス制限など秘密情報が漏洩することがないように、またユーザーがドキュメントの印刷などの不適切なアクションの実行を防ぐことに役立ちます。(「ファイルとメールに秘密度ラベルを適用する」)

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US時間7月12日に公開された Office Insider Blog によると、今回そんな「秘密ラベル」の機能に新たに「動的透かし」の導入が発表されました。


【メールアドレスから漏洩元が特定可能に】

冒頭でも触れましたが、秘密ラベルを設定することで、利用できるユーザーや、そのアクションに制限をかけられるものの、仮にこうした文書データを開いて、スマホで写真撮影してしまったら... いくら秘密といっても現時点では、抜け穴になりがちなポイントになります。

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データにこの動的透かしを設定すると、ファイルの内容全体に透かしが重ねて表示されるようになります。この透かしにはファイル表示に使用されているアカウントのメールアドレスが含まれています。なので漏洩元の特定がしやすくなります。

-- 動的透かしによって何が変わるか?:

今回の動的透かしの導入においてどういったシナリオが想定されているのか? Blogでは、そのヒントとテクニックにて、

1) 解除には権限が必要

当然ながら動的透かしが設定されたデータを開くと、表示、編集などの共同作業をしていても、常にこの動的透かしが表示されます。これを解除するには、IRM権限が必要です。これがない場合には解除ができません。

2) サポートされていないバージョンのアプリでは開けない

こうして動的透かしが設定されたファイルを、動的透かしの機能をサポートしてないアプリで開こうとしても、「access denied」と表示され、アクセスが拒否されます。

3) Microsoft 365 for the web でも開ける

仮にこうした動的透かしが設定されたファイルを開く必要があった際、手元のクライアントアプリがまだサポートしていないようなケースには、Microsoft 365 for the web(Web版 Microsoft 365)がサポートしています。Web 版の Microsoft 365 により、表示・編集、共同作業などが可能になります。

などのポイントを紹介しています。詳細はブログを参照してください。


【利用条件】

今回の「動的透かし」については、以下の Office Insider 最新チャンネル(プレビュー)版の 環境で利用が可能です。
  • Windows: バージョン 2407 (ビルド 17830.20000) 以降
  • Mac: バージョン 16.87 (Build 24070110) 以降
  • Microsoft 365 for the web
また該当バージョンであっても、すべてのユーザーに一斉に展開されるものではないため、条件を満たしていても利用できないケースもあります。その場合には、もうしばらくお待ちください。

さらに動的透かしの利用には、大規模法人向けに展開されている Microsoft 365 E5 などのライセンスが必要になります。E3 プランの場合には、パブリックプレビュー版として参加する場合には利用可能です。


一般のユーザーの方が利用できる機能ではありませんが、こうした情報漏洩対策ともなるセキュリティの機能。今後も様々な部分で、今回のような新たな機能を導入するなどより強化されていくものと思われますのでご紹介させていただきました。


<参照>




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2024年07月15日

「プライバシー設定に対する変更を適用するにはOfficeを再起動してください」の画面が繰り返して表示される

BitLocker の件と同様に最近増えているこの症状について取り上げてみました。

Word やら Excel などの Office のアプリケーションを起動した際に表示されることがある「プライバシー設定」の画面。

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通常は画面に従って設定し、OKをクリックして、アプリを再起動すれば完了で、再度表示されることはありません。ただしこの設定を終えて、再起動しても何度も同じ画面が表示されるというケースについて、だいぶ前に一度「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」という記事にてご紹介させていただきました。

さてこれと似たような症状で、このプライバシーの設定を終了させてPCを再起動しても、繰り返して「再起動が必要です プライバシー設定に対する変更を適用するにはOfficeを再起動してください」という画面が表示されるケースが Microsoft コミュニティなどを見ても、ここ最近発生しているようです。


【Microsoft アカウントでサインインしなおす必要がある】

前回の「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」の記事の時もそうでしたが、こうした設定をしてもきちんとMicrosoftアカウントでサインインしていないと、アカウントに対して設定が正常に完了したことが情報として残らないために、同じ画面が繰り返し表示されていました。つまり、見た目上はきちんとサインインしているようでも、現在サインインしている Microsoft アカウントが正しく認識されていないため繰り返し表示されるというもの。

こうしたケース、例えば、Word や Excel などは正常にサインイン出来ていても、Outlook を開いてみたらアカウントに "!" がついていた...なんてケースでは、いくら Word や Excel だけサインアウトしてサインインしなおしても結局ダメなわけです。この時の例では、Microsoft アカウントのサインインに失敗してアカウントにロックがかかっていたりしてもやはり同様です。Word で正常にサインインされているから大丈夫と、1つだけ確認してもダメっていうことですね。

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再起動してプライバシー設定を適用する」の中でも、その注意のところで、「複数の Microsoft 365 アプリを実行している場合は、更新されたプライバシー設定を有効にするために、実行中のすべてのアプリを再起動する必要があります」とあります。つまり、仮に Word を起動したときにこの画面が表示されたからと言って Word だけ再起動してもダメっていうことです。


-- Microsoft アカウントにてサインインしなおす:

以下のすでに解決している事例にもあるように、基本的には、すべてのアプリで一度サインアウトして、サインインしなおす。これが基本のようです。とりあえず、Word、Excel、PowerPoint、Outlook など順にサインアウトして、サインインしなおしてみましょう。


結果としては、前回同様。つまり一度サインアウトしてサインインしなおすということで解決するもののようですね。

起動していて画面に見えているものだけが、現在起動しているアプリではありません。

バックラウンドプロセスなどで、起動しかけて停止しているアプリがあったり、スタートアップに Outlook などが登録されていたりする場合には画面に表示されていなくても動作していることになりますので、こうしたアプリをしっかり停止したうえで、作業を行う必要があります。

さてさて、ちょっと気になるのが、前回取り上げた BitLockerの件。明日の連休明けで、PCを起動したら BitLocker 回復キーの入寮画面になって起動できない... そんな大イベントにならないことを祈るばかりです。


<参照>





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2024年07月02日

Microsoft 365 の各アプリが、OpenDocument Format 1.4 をサポート

US時間7月2日に公開された「Microsoft 365 apps now support OpenDocument Format 1.4」によると Microsoft 365 の各アプリ(Word、Excel、PowerPointなど)が、OpenDocument Format 1.4 をサポートすることが発表されました。

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"ODF1.4" にて、これまでの "ODF1.3" から多くの改善か加えられ、Word、Excel、PowerPoint の各アプリにおいてもサポートされるようになった機能がいろいろあるようです。


【Open Document Format(ODF)とは?】

まずは簡単に Open Document Format、"ODF" について説明しておきましょう。

Open Document Format(ODF) は、特定のプログラムに依存することなく ワープロ、表計算、プレゼンテーションといったソフトのデータを扱えるようにするために、OASIS によって標準化されたデータ形式です。
OpenOffice や Libre Office といったようなオープンソースのオフィスアプリで扱えるデータとの互換性があるデータ形式です。

Word, Excel, and PowerPoint Standards Support」からピックアップしてみると、現在の Office 製品の対応状況は、
  • Office 2013-2019 ⇒ ODF1.2
  • Office 2021 ⇒ ODF1.3
  • Office 2024 ⇒ ODF1.4(予定)
  • Microsoft 365 ⇒ ODF1.4(予定)
ということになります。今回提供が開始されたのは、Microsoft 365 Beta Channel 向けになり、その後順次、最新チャンネルにも展開されることでしょう。統合パッケージ版については、おそらく Office 2024 にて対応するだろうとのことのようです。


-- 対象製品:

今回、Beta Channel ユーザー向けに提供がスタートしたものは以下の製品が対象になります。
  • Windows: バージョン 2404 (ビルド 17531.20078) 以降
  • Mac: バージョン 16.84 (ビルド 24041420) 以降

【ODF1.4に準拠できることのメリット】

手元の環境でいえば、Open Office や Libre Office などといった Office 系アプリがありますが、これらがODFフォーマット形式を採用しているわけですが、こうしたアプリを使用しているユーザーとの情報のやり取りにおいて、今まで以上にさらにその互換性が高くなってくることになります。

ODF1.4については、まだ Microsoft 365 の Beta Channel ユーザー向けに展開がスタートしたばかりですので、現時点での各アプリとの状況について確認してみました。Microsoft Office の各アプリと、ODF形式での対応状況については、

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上記リンクをご確認ください。

もちろんあくまでも互換形式なわけですので、Word や Excel、PowerPoint のすべての機能をサポートしているわけではありません。

ただし何ができて、何が互換性がないか?がある程度わかることで、Office 製品でデータを作成する際に、こういう機能はODF形式に書き出すと対応していないから、設定しないようにしよう... といった互換性への再認識にはつながるのかと思います。


<参照>




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2024年06月12日

Office 2016/2019 のサポート終了

ちょっと前になりますが、このブログでもいち早く法人ユーザー向けに Office LTSC 2024 のプレビュー版の提供が開始されたことをご紹介いたしました。


Office 2024 の一般向けリリースのスケジュールなどはまだ正式には発表されておりませんが、今年秋〜冬ぐらいにはリリースされるとの見方も多いようです。

さてそんな Office 製品ですが、新たな製品が登場すれば、一方ではサポートが終了する製品もあるわけです。今回は、来年とサポート終了が迫ってきた、Office 2016/Office 2019 について取り上げてみました。


【Office 2019は延長サポートが短い】

まずは、Microsoft の Office 製品のライフサイクルについて確認してみましょう。個別に製品別にライフサイクルで検索してもいいのですが、「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」が分かりやすくまとまっています。

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Windows 向け Office ですが抜粋してみると、
  1. Office 2013
    メインストリーム終了:2018年04月10日 延長ストリーム終了:2023年04月11日
  2. Office 2016
    メインストリーム終了:2020年10月13日 延長ストリーム終了:2025年10月14日
  3. Office 2019
    メインストリーム終了:2023年10月10日 延長ストリーム終了:2025年10月14日
  4. Office 2021
    メインストリーム終了:2026年10月13日 延長ストリーム:なし
となっています。

Office 2013 はサポートも終了していますからともかく、Office 2016 と、Office 2019 について、そのサポート終了日が一緒なんですね。Office 2016 までは、メインストリーム5年延長ストリーム5年といった固定ライフサイクルポリシーが基本でしたが、Office 2021 からは、モダンライフサイクルポリシーが適用されて、5年に変更になることが発表されました。(Office for mac はもともと延長ストリームはないので5年間のメインストリームのみになっています)

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Office 2019 については、移行期ということもあって、本来であれば延長ストリームをやめたかのかもしれませんけど、Office 2016 のサポート終了に合わせて、2年だけ延長ストリームを追加したような形になっています。そして、Office 2021 からは完全にモダンライフサイクルポリシーへと移行することになりました。

-- Office for mac について:

ちなみに、macOS 向けの Office 製品については、
  1. Office 2011 for mac
    提供開始:2010年12月9日 サポート終了日:2017年10月10日
  2. Office 2016 for mac
    提供開始日:2015年9月27日 サポート終了日:2020年10月13日
  3. Office 2019 for mac
    提供開始日:2018年9月24日 サポート終了日:2023年10月10日
  4. Office 2021 for mac
    提供開始日:2021年10月5日 サポート終了日:2026年10月13日
となっています。

基本的に macOS 向けの製品は、既にサポートは終了しておりますが、Office 2016 から、既にメインストリーム5年のみとなっています。そして現在サポート中のものは、Office 2021 と Microsoft 365 のみになります。


【今後どんなタイミングで買い換えたらいいのか?】

日本のマーケットのようにちょっと特殊なプレインストール版として、PCとセット販売されているケースでは結構歯がゆい部分もあったりします。仮に、今、Office 2021 付きの PC を購入したとしても、肝心の Office 2021 がサポートされるのは、あと約2年。Office 2021 の発売直後に買っていれば5年まるまる使えるのに、Office 2024 が販売される前の今の時期は非常に微妙ですよね?

-- もし Office を外せるなら...:

仮に、PCと一緒についてくるプレインストール版の Office をセット販売ではなく、"Office なし" として外せるなら、Office を外して、Office 2024 が出るまでは、"Microsoft 365 Persona"l などを「月更新」として利用して、Office 2024 がでてから、割高になるかもしれませんが、Office 2024 の統合パッケージ版に乗り換える... そんな方法もありなのかもしれません。

あるいは、Office が最初からついていない製品を選択して、Microsoft Office については、これを機に、Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションに乗り換えてしまうのも一つの方法です。(Office 自体を外せば、PC自体の価格もその分割安になったりします)

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さらにお子さんなどが、すでにPCをお持ちで、そちらの Office も買い換えないといけない時期が近づいていたりし場合には、"Microsoft 365 Family" をご利用になれば、1つの契約で 6人 まで利用できるようになるので、そうしたものも選択肢になってきます。


【Microsoft 365 サービスへの接続】

一応まだ延長ストリーム期間となっている Office 2016 や Office 2019 ではありますが、どちらの製品もメインストーリームは終了しております。このメインストーリームの終了に伴い、実は、Microsoft 365 サービスへの接続もサポート外となっています。

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上記サイトにもあるように、Microsoft 365 サービスへのサポートは、メインストーリームが有効な製品のみになっています。

-- Microsoft 365 サービスとは?:

Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive への接続などになります。現時点では、Office 2019 でも OneDrive への接続はできていますが、既にサポート終了がアナウンスされているわけなので、いつできなくなってもおかしくない状態なわけです。まだ使えるから大丈夫なんて安易な考えではダメなわけですね。

さらには、TLS1.2 (TLS1.0/1.1の廃止)が必要になるなどセキュリティの仕様変更に伴い接続ができなくなるケースもあるわけです。

-- サポートが終了すると提供されなくサービス:

基本的なことですが、「以前のバージョンの Office から Microsoft 365 Apps へのアップグレードを計画する」の中で、以下のように紹介されています。

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  • 問題のテクニカル サポート
  • 検出された問題のバグ修正
  • 検出された脆弱性のセキュリティ修正
確認されたプログラム上の不具合の修正もさることながら、セキュリティの脆弱性についても修正されないわけですから、個人はもとより、企業であったりする場合にはなおさら注意が必要になるわけです。

うちは大丈夫... はあり得ないわけです。そうした認識の低い企業との取引は考えものですよね?


【Office 2021 もサポート終了間近】

タイトルでは、Office 2016/2019 としていますが、冒頭でも取り上げたように Office 2021 も、そのサポート終了日は、2026年10月13日。あと2年です。Office 2021 をご利用の皆さん。あと2年しかないわけですから、こちらのユーザーの皆さんも、ぼちぼち次のことをご検討ください。


<参照>




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2024年06月03日

Office の基本操作 Vol.2024-06-1 Office のショートカットキーのカスタマイズ

前回は、Windowsの基本操作で、Windows におけるショートカット・キーについてご紹介しました。

"ショートカット・キー" による操作は、Windows など OS で使用するもの以外にも、アプリケーション独自でショートカット・キーが設定されていたりもしますので、何か?アプリケーションが起動しているような場合には、そうしたアプリケーションにて有効なショートカット・キーがあったりします。

Microsoft Office 製品のような、広く利用されているアプリの場合には、こうした "ショートカット・キー" を上手に利用していかに効率よく作業していくかは、お仕事をこなすうえでも、非常に重要なポイントにもなります。

今回は、Microsoft Office 製品での "ショートカット・キー" のカスタマイズについてご紹介します。


【ショートカット・キーは変更されることもある】

Ctrl+C や、Ctrl+V などといったOS標準のショートカットキーはそうそう変わることもないかと思いますが、Office で使用されるショートカット・キーなども新たな機能の追加などにより変更されることがあります。

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以前にもご紹介しましたが、上記の例はその一例になります。
もちろん早々頻繁に変わるものでもありませんが、絶対に "変わらない" ことはないということでもあるわけです。

さてそんなケースで、Office 製品で使用可能なショートカット・キーの割り付けについては、以前にご紹介した Windows のようにそこまで制限されているものではありません。


【ショートカット・キーの割り付けを変更しカスタマイズする】

現在の Microsoft Office 製品では、その「ショートカット・キー」のカスタマイズは比較的容易に行えます。
Word を例にご紹介しましょう。

1) まずは Word を起動します

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2) "オプション" をクリックし、"Word のオプション" ダイアログ を表示します。すでに何かしらデータが開いている場合には、ファイル>オプション とクリックして開きます

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3) 左ペインの "リボンのユーザー設定" をクリックすると、右ペインの下部に "ショートカット キー" という項目がありますので、「ユーザー設定」をクリックします

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4) 「キーボードのユーザー設定」が表示されます。ちなみに以下の画像は以前にご紹介した書式のコピーのところになります。"現在のキー" のところに、「Alt+Ctrl+C」が登録されていることが確認できます

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5) 今回の例では、例えば 表の挿入について、ショートカット・キーを割り振ってみます。"コマンドの指定" のところで、"分類" から、"[挿入]タブ" を選択し、"コマンド" から、"TableInsertTable" をクリックします。現時点で、"現在のキー" のところには何も登録はありません

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6) この状態で、"割り当てるキーを押してください" の枠の中をクリックしてから キーボードから、例えば Ctrlキー + Shift + "T" と押すと、"現在のキー" のところに登録されます

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7) その後、"割り当て(A)" をクリックすると、"現在のキー" に追加されます。あとはOKで、"Word のオプション" ダイアログボックスを閉じていきます
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8) ではさっそく確認してみましょう。Wordの新規作成画面を立ち上げて、Ctrl + Shift + T と入力すると.... ちゃんと表の挿入画面が出てくるようになりました

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注意) 既に多くのショートカット・キーが登録されていますので、今回のようにユーザーが、カスタマイズして ショートカット・キー を割り振る場合には、既に使用されているキーなどとバッティングすると機能しないケースもあるので設定後は、実際に操作して確認してみてください。


【必ずしもすべての Office アプリでできるものでもない】

ショートカット・キーについては、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」をご覧いただければ、Microsoft 365 の各アプリでの利用可能なショートカット・キー へのリンクがありますので是非ご参考にしてください。

さて先ほどご紹介した Word のように、ショートカット・キー の割り振りができる機能は、実は Excel や PowerPoint など他のアプリにはありません。

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上記は、"Excel のオプション" や "PowerPoint のオプション" ダイアログを見ても、Word の時のように、 "ショートカット キー" という項目がないことがお分かりいただけるかと思います。

ではどうするのか?

Windows 版の Excel や PowerPoint の場合には、クイック起動ツールバーにコマンドを追加します。こうすることで、Altキーを押すと自動的に割り振られているショートカット・キーが確認できますので、これにより操作を行えるようになります。

Mac 版ではショートカットの割り付けもできるようですが、これらの具体的な操作については、次の機会にご紹介いたします。


<参照>




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2024年05月20日

アクセシビリティに配慮したPDFの出力へ

US時間5月17日に公開された「Create accessible PDFs with Microsoft 365 apps」によると、毎年5月の第三木曜日に開催されている Global Accessibility Awareness Day にも合わせ、Microsoft のみならず、Apple など各社情報やサービスへのアクセシビリティ向上への取り組みを発表しております。

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この度、Microsoft 365 Apps での、PDFファイルにおけるアクセシビリティ改善についての取り組みが Office Insider Blog にて紹介されました。


【アクセシビリティとは?】

障碍のある方はもとより、高齢の方などすべての方がコンピューターを快適に、便利に活用し、それぞれの方が持つ可能性を最大限に引き出せることを支援するための支援機能ということになります。

Word などの Microsoft Office 製品を利用していると、画面下部のステータスバーに、「アクセシビリティ:検討が必要です」なんて表示されていることにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんね。

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例えば上記のサンプルデータでいうと、文書内に画像が挿入されています。

画面右側に "アクセシビリティ" という作業ウィンドウが表示されています。上記のサンプルだと、この挿入された画像に対して "文字折り返し"(「四角」)が設定されています。視覚に障碍を抱えている人の場合、多くのケースでこうした文書は、専用の "読み上げソフト" を利用して音声にて聞くことになりますが、"行内" として配置しておけば、多くの読み上げソフトは画像については、画像が配置されている段落に来れば画像に設定されている代替えテキストの情報を読み上げてくれるので問題ないものの、"四角" などを選択して文字列の回り込みが設定されていたりすると、画像が読み上げられなくなってしまい、そこに画像が入っていることがわからないため、こうした注意が表示されるわけです。もちろん「行内」に設定しても、読み上げソフトなどでちゃんと読み上げてくれるように、"代替テキスト" の設定も必要になってきます。

自分しか使用しないデータや資料であれば、そこまで気にすることではないものの、
  • 他の人と共有する資料
  • 外部に公開する資料
  • 公的な場面で使用される資料 など
であったりする場合には、こうしたアクセシビリティへの配慮が必要になってくるわけです。

こうした Microsoft 365 のアクセシビリティに関連した機能については、「Microsoft 365 のアクセシビリティ機能 」などのサイトを参考にしてみてください。


【今回のターゲットはPDFファイル】

Word や、Excel、PowerPoint などで作成されたデータを、そのまま配布して誰でもアクセスできるのであれば、各アプリでデータを作成する際に、校閲タブ > アクセシビリティ と開いて、アクセシビリティをチェックしつつデータを作成していけばいいわけですが、多くのケースでこうした Microsoft Office をお持ちでないケースも想定して、PDFファイルが利用されているケースがあります。

すでにご存じのように、WordやExcel などの Microsoft 365 App では、PDFへの書き出しにも対応しているわけですが、PDFに書き出された場合にも、きちんとそのアクセシビリティの機能を引き継げるようになっていることが望ましいわけです。

PDFに書き出されたものを読み上げソフトなどで再生したら情報が抜けてた...とならないように、その改善に取り組んでいるわけですね。


-- PDFアクセシビリティの最近の改善点:

1) iOS や macOS 向けの Excel、Word、PowerPoint において、"Best for electronic distribution and accessibility" (「電子配布とアクセシビリティ向上に最適」)という がオプションにて利用できるようになっています(Office Insider版 が対象)

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2) PowerPoint のセクションとスライドのブックマーク、Word の見出しまたはブックマークを使用し、ユーザーが PDF コンテンツを簡単に移動できるようにします

3) PDF/UAタグに100以上の改善が加えられています。つまりスクリーンリーダーに依存している人々がこうしたPDFのコンテンツにアクセスした場合でも、不可欠な情報を漏らさずに提供できるように改善しています

もちろんこうした機能はまだまだ完全なものではありませんので、今後も引き続き改善が加えられていくことでしょう。


<参照>




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2024年05月04日

Microsoft アカウントを復元する

実際にご使用になっている Microsoft アカウント を削除する場合には、念には念を入れてしっかり確認したうえで行わないといけないわけで、単に....
  • もう outlook.jp のメールアドレスは使用しないから
  • Microsoft のサービスは使わないから
  • 新規にアカウントを取り直したから
などの理由で、うっかり削除したりすると後になって、やっぱり削除すべきじゃなかった... なんてことにもなりかねません。"後悔先に立たず" 後から悔やんでも悔やみきれない、高い勉強代になりかねないのでくれぐれもご注意ください。


【Microsoft アカウントは、単なるメールアドレスではない】

Microsoft アカウントに限ったことではなく、Google アカウントだって、Yahooアカウントだってそうですが、これらのサービスで利用するアカウントは、単なるフリーのメールサービスというものではありません。

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Microsoft アカウントを取得することで利用可能になる outlook.jp や、outlook.com などのフリーで利用可能なメールサービスは、あくまでも多数あるサービスの中の一つにすぎず、Windows や、Microsoft Office 製品をご利用になるうえでは必ず必要なアカウントになります。


-- Microsoft アカウントで利用可能なサービス:

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  • Windows10
  • Xbox
  • Officeアプリ
  • メールアカウント
といった様々なサービスやコンテンツと紐づいているものです。
  • Microsoft コミュニティで質問する
  • Microsoft Storeで買い物をする
  • Microsoft Reward でポイントをためる
  • Microsoft Edge でプロファイルを管理する
  • Microsoft が主催するイベントに参加する
そんな時にも、"Microsoft アカウント" が必要になります。
さらには、ChatGPT などの外部のサービスなどを、Microsoft アカウントで利用していたような場合には、やはり利用できなくなってしまいます。


【Microsoft Office 製品と紐づいている場合には特に注意】

特に、Microsoft Office 製品として紐づけられている場合には注意が必要です。
Microsoft Office 製品は、一度 Microsoft アカウントに紐づけすると、基本的にこのアカウントを変更することはできません。なので、使用開始の段階では、前々回「プレインストール版 Office 2021 の ライセンス認証 は慎重に!」でも紹介したように、慎重に行う必要があります。
  • 登録するメールアドレスを間違えた
  • 電話番号を間違えて登録してしまった
  • 携帯を買い替えて、電話番号が変わった
などといったことでアクセスできなくなるトラブルも、後を絶えません。

さらにそのアカウントに Microsoft 製品が紐づいているかどうか?を確認もせずに削除すると、仮にそこに Microsoft 製品が紐づいているような場合、自分で使用する権利を破棄(放棄)したことになってしまいます。

完全にアカウントが削除されてしまうと、これを復元することもできなくなります。

つまりせっかく高いお金を出して購入された Microsoft Office 製品が利用できなくなってしまい、Word や Excel などを使用するには、別途新たに購入する以外に方法がなくなってしまいます。


【60日以内なら復元も可能】

さてそんな Microsoft アカウントですが、Microsoft アカウント自体を削除しても、即刻完全にアカウントが削除されてしまうわけでもありません。

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Microsoft アカウントを再開する」にもあるように、仮にいったんアカウントの削除の手続きをしても、60日間の猶予期間があります。
つまり、60日以内なら復元(再開)が可能なわけです。

ただし、60日を過ぎてしまうと、Microsoft アカウントは完全に削除されてしまいます。

ということでついついうっかり Microsoft アカウントを削除してしまった.... そんな場合にもあきらめずに、一度再開の手続きを試してみることをお勧めします。


<参照>




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2024年05月02日

プレインストール版 Office 2021 の ライセンス認証 は慎重に!

春になって、進学、就職などを機に、新しいPCを購入された方も多いのかもしれませんね。もちろん、これまで使用していた Windows 7 や Windows 8.1 を処分して、新たに Windows 11 の PC を購入されたという方も多いことと思います。

日本の場合他の国と違って、一般ユーザー向けの富士通やNECなどの日本の主要なメーカーの PC の場合、Word や Excel などの Microsoft Office 製品が一緒についてくるケースが多々あります。
こうした製品を "プレインストール版" といいますが、このプレインストール版の在り方が、Office 2019 まで と、Office 2021 から ではだいぶ様相が変わってきました。

ご利用にあたっては最初が肝心で、きちんとPCメーカーの説明にもあるような手続きで、"ライセンス認証" をしないと、せっかく購入したのに Office 2021 が使えない... あるいは最悪ライセンス自体が使えなくなってしまう... なんてことになりかねないので、ご注意ください。


【デジタルアタッチ版とプロダクトキー付属の2タイプ】

Office 2019 までであれば、必ずプロダクトキーが付属していましたし、Microsoft アカウントにサインインして その付属したプロダクトキーを利用してライセンス認証すれば問題ありませんでした。

以下のようなカードがついていたわけですね。

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もっともこれですら Microsoft コミュニティなどを見ていると、
  • 誤った Microsoft アカウントに紐づけてしまった
  • 間違えたメールアドレスでMicrosoft アカウントを作成しそれに紐づけてしまった
などのトラブルになるケースも多々ありました。


-- Office 2021 の場合:

さて現在の Office 2021 ですが、
  • デジタルアタッチ版(プロダクトキーの付属しないタイプ)
  • プロダクトキー版(プロダクトキーが付属するタイプ)
の2種類があります。製品によって、その使い始めの手順が異なります。

その違いが比較的わかりやすく整理されていたのが以下の VAIO のサイトです。

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そして最初のこの手続きによって、Microsoft アカウントへの紐づけが行われますので、この手順をあやふやにして使いだしたりすると、その後 思わぬトラブルに見舞われることになりかねないので、十分に注意を払って手続きをする必要があります。

もちろん既存の Microsoft アカウントをご利用いただくことも可能ですが、その場合、登録が完了後 Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" にサインインして、きちんと "購入済みの製品" のところに製品が登録されているのか? 確認することをお勧めいたします。


何か?トラブルがあった場合などに Office 2021 を再インストールしないといけなくなった場合には、このライセンスを紐づけした Microsoft アカウントの画面に入って、再インストールすることになるので、ここの紐づけがきちんとできていないと、再インストールもできなくなってしまいかねません。


【アプリを起動すると "Office 2021" になっていない?】

さて、アプリのライセンス認証も完了して、きちんと Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" の "購入済みの製品" にも登録されているにもかかわらず、アプリを起動して "アカウント" から "製品情報" を確認してみると "Microsoft 365" などと別の製品名が表示されている...

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そんなケースもあります。

これは、"ライセンス認証" に使用されている Microsoft アカウントに複数の製品が紐づいているケースや、現在サインインしているアカウントと、ライセンスの紐づいているアカウントが異なるケースなどいくつかのケースで発生します。

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この場合、アカウントの画面で、"ライセンスの切り替え" をクリックして、改めて 正しい Microsoft アカウントにてサインインしなおします。


** 参考までに手元の環境で、たまたま最近 "ライセンスの切り替え" という作業が発生した例です。

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今回の Office 2021 の例とはちょっと異なりますが、サインインしているアカウントと、ライセンス認証しているアカウントが異なる場合で、ライセンス認証している方のアカウントに問題があったりすると、上記のような形になります。

この場合も、"ライセンスの切り替え" というボタンをクリックして、ライセンスが有効な 正しい "Microsoft アカウント" にてサインインしなおす必要があります。


新規に購入したPCで Office 2021 を使い始めるときには、くれぐれもご注意ください。そしていろいろPCを使い始める前に、まずは付属の Office 製品のライセンス認証は、忘れずにしっかり行っておきましょう! 


<参照>




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2024年03月29日

オンライン画像やストック画像がグレーになって利用できない

Word、Excel、PowerPoint などで、オンライン画像やストック画像を利用しようとしたら、グレーに反転してクリックができない...

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Word だけ利用できない、Excelだけ利用できないということではなく、すべての Office アプリで利用できなくなっていませんか?

そんな場合には、"プライバシーの設定" を見直しましょう!


【"プライバシーの設定"とは?】

Word や Excel などを起動したときに、"自分のデータを自分で管理する" なんて画面が表示されたことありませんか? 
以前に、このブログでも、「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」なんていうところでもご紹介しました。

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こんな画面ですね。基本的には、"次へ" をクリックして画面に従って設定していけばいいだけですが、この設定をうっかり間違えると今回のようなことになってしまいます。

この画面の詳細については、さらにはこの画面が繰り返し表示される場合には、以前にもご紹介した「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」の記事をご参照ください。


【"プライバシーの設定"を変更する】

今回ご紹介した、"オンライン画像" や "ストック画像" が利用できなくなる原因としては、実はここの設定が影響します。

ではその設定を確認してみましょう。

1) Word でも何でも構いませんので、アプリを一つ起動します

2) ファイル>アカウント と開いて、"アカウントのプライバシー" のところにある "設定の管理" をクリックします

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3) "プライバシー設定" のダイアログが表示されますので、画面をスクロールして、"接続エクスペリエンス" のところに移動します

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4) "すべての接続エクスペリエンスをオンにする" をクリックして、"オン" にします。すると、"オンラインコンテンツをダウンロードするエクスペリエンス" も "オン" になったことを確認し "OK" をクリックします

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5) アプリの再起動を要求する画面が出てきますので、アプリを再起動します。その後再度、"オンライン画像" や "ストック画像" が利用できるようになったか確認してください

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Word でも、Excelでも、PowerPoint でもどのアプリでも構いませんので、1つだけ設定すればすべてのアプリで利用可能になるはずです。


<参照>




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2024年03月26日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 4 〜 招待を受けたら?

さて前回まで、Microsoft 365 Family の購入から共有までの流れをご紹介しましたが、最後に、実際に招待を受けた側の手順について確認していきたいと思います。

これまでのながらは以下のリンクよりご確認ください。

【Microsoft 365 Family でのサブスクリプションの共有】

前回、「Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 3 〜 サブスクリプションを共有する」のところでは、サブスクリプションを共有するために、共有したい相手にメールなどで招待を送ることまでご紹介しました。

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そして、実際に "リンクをコピー" あるいは "招待のメールを送信" と手続きを踏むと、Microsoft 365 Family の管理者となる "ファミリーオーガナイザー" 側の、Microsoft 365 Family のサブスクリプションの共有のところには、"保留中のリンク" といった形で状況が表示され、その招待が承諾されたかどうかの状況が把握できるようになっていることまでご紹介しました。

また、この招待は、48時間以内 に承諾しないと無効になってしまうことについてもご紹介させていただきました。

Microsoft 365 Family の管理者でもある "ファミリーオーガナイザー" 側ができることはここまでで。
ファミリーオーガナイザーは、今後はこうして招待した "ファミリーメンバー" の管理をすることになります。


【招待を受けた側がまず行うこと】

さてではいざこうして招待を受けた側はどういった手続きを始めたらいいのでしょうか? 今回の本題は、この招待を受けた側がどういった手続きを踏んで Microsoft 365 を利用できるようにするか? についてご紹介します。


1) "ファミリーオーガナイザー" が招待メールを送る:

ファミリーオーガナイザーとなる、Microsoft 365 Family の管理者が、ご自身の Microsoft アカウントにサインインして、「ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有でいます....」のところをクリックして共有の手続きに進みます。

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今回は招待メールを送って手続きを行います。

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手続きが完了すると、ファミリーオーガナイザーの画面には、保留中の表示になります。

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2) 招待された "ファミリーメンバー" の手続き:

さて今度は、肝心の招待を受けた側の流れを見ていきます。

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メールで招待を受けた場合、上記のようなメールが招待先のメールアドレスに届きます。今回は招待される側も管理しやすくするために、予め取得している Microosft アカウントを使用することを前提にしていますが、招待メール自体は、Microsoft アカウントと同じメールアドレスでなくても可能です。

メール内の "開始する" をクリックすると、Family Safety の画面が表示されますので、"今すぐ参加" をクリックします。

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"おめでとうございます" という画面が表示されれば手続きが完了です。

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"Microsoft 365 アプリの使用を開始する" をクリックすると、招待された方ご自身の Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションの画面に移行し、そこにライセンスが追加されたことが確認できます。

あとは、この画面から、"デバイス用の Microsoft 365 アプリ" のところにある、"インストール" をクリックしてインストールしていただければ完了です。


3) ファミリーオーガナイザーの画面:

さてこうして、無事招待が承諾されると、ファミリーオーガナイザー側の画面は、"サブスクリプションの共有" のところには、5つある共有可能なライセンスのうち何個使用されているか?と表示されますが、現在共有されている人のところには、受諾する前には、"保留中" だった表示に代わって、"共有の停止" というボタンが表示されるようになります。

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【ファミリーメンバーの利用状況を監視する】

さて先ほどの、ファミリーオーガナイザーの画面からは、ファミリーメンバーの追加だけではなく、その管理も行えるようになっています。

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"Microsoft ファミリへのメンバーの追加または管理" をクリックすると、"Microsoft Family Safety" の画面に移行します。

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ここでは、"ファミリーオーガナイザー" が、このに追加された "ファミリーメンバー" に対してどんなことが可能になるのか?その使用可能な機能が紹介されています。

-- 使用可能な機能:
  1. 使用時間
  2. 家族を見つける
  3. Family Safetyアプリを試してみる
  4. 活動記録レポート
  5. コンテンツフィルター
  6. あなたのファミリーメール
  7. ファミリーカレンダー
  8. 家族の OneNote
  9. 支出
  10. さらにサポートが必要な場合
といった項目が用意されています。例えば、今回 Family に追加されたアカウントが、小中学生などの小さなお子さんだった場合には、その利用時間の確認や、活動記録の確認、コンテンツフィルターなどを有効に利用して活用することになります。

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ファミリーメンバー側は、上記のような画面になります。
  1. 家族を見つける
  2. Family Safety アプリを試してみる
  3. あなたのファミリーメール
  4. ファミリーカレンダー
  5. 家族の OneNote
  6. さらにサポートが必要な場合
といった項目が用意されています。ファミリーメール、ファミリーカレンダー、家族の OneNote などは、ファミリー内で情報を共有するのに役立つアイテムになっています。

もちろんこの機能の利用は任意になるので、使用しなくても問題はありません。


【ファミリーメンバーから退出する】

最後に、今回共有したファミリーメンバーの解除についてご紹介しておきます。共有の解除は、ファミリーオーガナイザーから、またファミリーメンバー側から、とそれぞれから解除が可能です。

1) ファミリーオーガナイザーから解除手続きを行う:

ファミリーオーガナイザーが、自身の Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" の画面に移動し、サインインします。"サブスクリプションの管理" のところの、"管理" をクリックすると、Microosft 365 Family の管理画面になるので、"サブスクリプションの共有" のところに表示されている共有しているユーザーの名前の右側にある "共有の停止" をクリックし、さらに "〜さんとの共有を中止しますか?" という確認の画面が表示されたら、再度 "共有の停止" をクリックします。

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2) ファミリーメンバーが自分で解除を行う:

ファミリーメンバーが、自分の Microsoftアカウントの画面にサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面に移行し、"管理" をクリックします。

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あとは "サブスクリプションを退出" をクリックし、"サブスクリプションを退出" という画面が表示されたら、"退出" をクリックします。


今回、招待された後の作業の流れを見てきましたが、招待を承諾してしまえばあとは、Microosft 365 Personal などと一緒で、自分の アカウント の "サービスとサブスクリプション" からインストールすればいいわけです。


<参照>




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新たな Surface Pro 10とSurface Laptop 6 も登場!
Surface の新機能のご紹介/Microsoft Store


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2024年03月24日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 3 〜 サブスクリプションを共有する

さてこれまでに、
と、その導入まで見てきました。

さて今回は、こうして導入したサブスクリプションを共有する方法についてみていきます。


【サブスクリプションを共有する】

Microsoft 365 Family は、最大6名までのユーザーで共有できる非常にお得な家庭向けのサブスクリプションです。

サブスクリプションのオーナーでもあり、管理者となるアカウントをご利用の場合には、Microsoft 365 Personal などと同様、"サービスとサブスクリプション" の画面に入って、"Word、Excel、PowerPoint などのプレミアムな Microsoft 365 アプリをデバイスにインストールします" のところをクリックすれば、インストールに進むことができます。

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さて問題は、Microsoft 365 Family なわけですから、サブスクリプションをどうやって他の人と共有するか?ということになりますね。

では具体的にその共有の流れを見ていくことにしましょう....

1) まずは "サービスとサブスクリプション" の画面にアクセスし、ご使用の Microsoft アカウントにて サインインします。"ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有できます..." をクリックします。前回も最後にご紹介したような、"特典を共有する" という画面が表示されます

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2) 最大5名のユーザーを招待することができるわけですが、その方法は、"リンクをコピー" あるいは "招待のメール送信" のいずれかで行います。その招待を承諾すると招待されたユーザーがファミリーグループに追加されて、自分のアプリにアクセスができるようになります

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【ファミリーグループとは?】

さてこの招待の流れの中で、上記の画像の中でもありましたが "ファミリーグループ" といった新たなキーワードが登場しました。

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"ファミリーグループとは" のリンクをクリックすると、上記右の画像のようなポップアップが表示されます。
  • ファミリーオーガナイザー:メンバーの管理を行ういわゆるサブスクリプションのオーナーになります
  • ファミリーメンバー:サブスクリプションのオーナーとなるオーガナイザーから招待されたユーザーのことを指します
ファミリーオーガナイザーは、メンバーの追加、削除、制限とアクセスの許可の管理、アクティビティレポートの表示を行うことが可能です。

さて、ファミリーメンバーとして招待されたユーザーが注意しないといけないのは、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する」にもありますが、招待を受けたら、48時間以内にその招待を承諾しないといけません

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この招待を承諾して受諾するとインストールが可能になります。その間、ファミリーオーガナイザーとなる人の Microsoft アカウントの "サブスクリプションの共有" 画面には、承諾するまでの間は、"保留中のリンク" といった形でその状況が確認できます。

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招待を受けたユーザーは、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有するように招待されたユーザー」にもあるように、招待を受諾し、Microsoft アカウントにてサインインしてOfficeのインストールという流れになります。

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今回のサブスクリプションの共有によって、招待した他の人が自分の OneDrive にアクセスできてしまうのか?とご心配になる方もいらっしゃるようですが、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有するように招待されたユーザー」の最後にある "よく寄せられる質問" などもご覧いただければ、このあたりについて、ご心配いらないことはご理解いただけるかと思います。


【ロールの設定】

さて招待されたユーザーが、奥様だったり、遠方にお住いのご両親だったりと、大人ならこれで終わりでいいわけですが、小さなお子さんだったりする場合には、さらに "ファミリに招待" をクリックして、その "ロール"(権限)の設定をすることも可能です。ただし、この部分はあくまでも任意です。

これによりどんなことが可能になるか?については、「Microsoft Family Safety の概要」をご参照ください。


ということで、Part 3 では、Microsoft 365 Family のサブスクリプションの共有までの流れをご紹介いたしました。


<参照>



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2024年03月23日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 2 〜 Microsoft 365 Family の導入

Part 1 では、Microsoft 365 のサブスクリプションについて、改めて確認してみました。


さて、今回の Part 2 からは、実際に "Microsoft 365 Family" の導入についてみていきましょう!


【サブスクリプションの切り替え】

すでに Microsoft 365 Personal をご利用の方が、Microsoft 365 Family に変更しようとする場合には、新たに Microsoft 365 Family のサブスクリプションの契約をして、ライセンスの切り替えの手続きをすることになります。

これまで、プレインストール版の Office 2021 などを利用されていたようなケースの場合には、新規にサブスクリプションを購入する形になります。

1) Office 2016/2019/2021ユーザー → Microsoft 365 Family:

このケースでは新規購入になります。

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ちなみに Microsoft 365 Family には、初めて Microsoft 365 Personal を試す時に利用できるような1か月無料というお試し期間はありません。

2) Microsoft 365 Personal → Microsoft 365 Family:

サブスクリプションの切り替えとなります。

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この場合、Microsoft 365 Personal の残り日数に応じて、Microsoft 365 Family に残存日数が一定の割合で追加されます。残り日数すべてが引き継がれるわけではないので勘違いしないようにしましょう。まぁそれでも、これまでの6倍の利用が可能になるわけですから、多少少なくなっても全然お得ですよね?


【サブスクリプションの共有とインストール】

さて次は実際にインストールについてみていきましょう。

Microsoft 365 Family のインストール方法は、Microsoft 365 Personal とは異なります。もちろんご契約者本人は、ご自身のMicroosft アカウントにサインインすればインストールも、ライセンスの管理もできるわけですが、冒頭でもご紹介したように、Microsoft 365 Family の場合には、ご契約者本人以外の人たちに対しては、"サブスクリプションを共有する" という形で、利用できるようにする必要があります。

こうした招待を経て初めて、その他最大5名(ご本人を含めて6名)の方が利用できるようになります。


【サブスクリプションの購入から登録まで】

では実際に新規導入という形でサブスクリプションを購入してみましょう。ご利用にあたっては、Microsoft アカウントが必要になります。ここではあえて細かくは触れませんが、Microsoft アカウントは既にお持ちという前提で、手続きを見ていきます。

今回は、以下の条件のもと検証してみました。
  • Microsoft アカウントはすでに取得済み
  • Microsoft 365 は過去に使ったことはあるものの、基本的には新規契約
  • 月払いプランを利用
  • Microsoft Store を介して契約する

1) サブスクリプションの購入と Microsoft アカウントへの紐づけ:

何でも一番最初が肝心。Microsoft 365 のサブスクリプションを購入する際にも、ここで使用するアカウントは後から変更はできないので十分注意して行う必要があります。特定のプロバイダーのメールアドレスなど、将来変更する可能性があるものはなるべく使用しないことをお勧めいたします。そうした Microsoft アカウントがないのであれば、この際 〜@outlook.jp など新規にMicrosoft アカウントを取得して利用されることをお勧めいたします。

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さて今回使用するアカウントは、その "サービスとサブスクリプション" の画面に入るとお分かりいただける通り、過去に Microsoft 365 Personal を使っていたことがあるアカウントですが、すでに期限切れになっていて現在は利用できるものがない状態です。


-- Microsoft の公式サイトにアクセスして購入:

・まずは、Microsoft 365 の公式サイト にアクセスし、Microsoft アカウントにサインインします

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・続いて、プラン(支払方法)と製品を選択し、"今すぐ購入" をクリックします。今回は、Microsoft 365 Family、月払いプラン での購入とさせていただきました。この時、年払いのほうがお得ですよ?とでてきましたが、とりあえず "月額プランで継続" をクリックして進みます

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・"サブスクリプションを確認する" という画面になるので、諸注意事項を確認し、"次へ" をクリックします

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・続いて、"お支払方法の選択" 画面になりますので、クレジットカードなど選択し、必要事項を入力し、"保存" をクリックします

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・最後にまた "サブスクリプションを確認する" の画面に戻ったら、先ほど入力したカード情報などを再度確認し、"サブスクライブ" をクリックします。"Microsoft 365 をご購入いただき、ありがとうございました" という画面になれば購入は完了です

20240322-5-3-8.jpg 20240322-5-3-9.jpg

・画面に表示された "はじめに" をクリックすると、"Microsoft 365 へようこそ" という画面に代わって、アプリのインストールなどに進みます。"開始するための重要な手順を完了する" という画面も出てくるようなので、"了解" をクリックして消しておきましょう

20240322-5-3-10.jpg 20240322-5-3-11.jpg

これで手続きは完了。あとはインストールすればいいだけです。改めてサービスとサブスクリプションの画面にアクセスしてみると、サブスクリプションが確認できます。

20240322-5-3-12.jpg 20240322-5-3-13.jpg

さらに、"ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有できます。残りの共有人数は5人です" のところをクリックすると、サブスクリプションの共有画面に移行できます。

20240322-5-3-14.jpg 20240322-5-3-15.jpg

ということで今回は Microsoft 365 Family の 購入から導入までをご紹介しました。

次回、Part 3 では、最後に サブスクリプションの共有方法についてご紹介します。


<参照>





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2024年03月20日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 1 〜 Microsoft 365 のサブスクリプションとは?

まもなく新入学シーズン。晴れて、新たな高校へ、あるいは大学へ進学されるお子さんがいらっしゃる方も多いかと思います。

今回はそんなタイミングで、従来から利用していた Microsoft 365 Personal から、Microsoft 365 Family に切り替えようかな? とご検討中の方向けに、その活用方法について確認してみました。

Part 1 では、Microsoft 365 のサブスクリプションについてから再度確認していくことにしましょう。


【ライセンスの違い】

"Microsoft 365" には、一般企業、学校教育機関を含む法人向けのプランと、家庭向けのプランに大きく分けることができます。

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  • 家庭向け
  • 一般法人向け
  • 大企業向け
  • 教育機関向け
があります。

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このうち一般家庭向けとして位置づけられている Microsoft 365 には、すでにご存じの方も多いかと思いますが、
  • Microsoft 365 Personal
  • Microsoft 365 Family
があります。

その細かな内容の詳細な違いについては、「プラント価格を見る」にもありますので是非そちらを参考にしてみてください。さてその中でも最大の違いは、やはり利用できる ユーザー数 の違いでしょう。

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  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー
  • Microsoft 365 Family:6ユーザー
春の新入学シーズンに限ったわけでもありませんが、何かのタイミングで、PCもご家族でそれぞれ持っているし、せっかくだからご家族で Word や Excel、PowerPoint などの Office のアプリをフル活用できるようにしてみようかな?とご検討されている場合には、"Microsoft 365 Family" がうってつけなわけです。


-- 2つの支払い方法:

Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family のサブスクリプションには、月払いのプランと、年払いのプランが用意されています。「プラント価格を見る」に提示されている価格は、あくまでも Microsoft Store でのご契約の例ですが、年払いだったりすると Amazon や 家電量販店など こうしたサブスクリプションを扱っている店舗やサイトによっては、さらにお得な価格で入手することも可能です。

Microsoft 365 Family = Microsoft 365 Personal x 6名分

内容的にも両プランは一緒。さらに1契約で、6名が Microsoft 365 Personal をそれぞれ利用が可能になると考えると非常にお得なプランですよね?


-- PC を買い替えても利用できる:

日本のマーケットでは、PCと一緒に多少割安で購入が可能なプレインストール版という形で販売されている Office の統合パッケージ製品もあったりします。こうしたシステムは日本固有のもので海外では展開されていません。

いくつか 日本で販売されているPCメーカーのホームページなどで確認すると、メーカーによっても多少違うようですが、Office Home & Business 2021 の価格は、18,000円 〜 25,000円ぐらい。最近ではこうしたアプリを外して、より安価に購入することもできるケースも多いようです。

すでに Microsoft 365 のサブスクリプションでご利用であれば、Office 製品は不要。その分 PC自体を安く購入することもできますし、またメモリを増やすとか、HDDのより大きなものにするなど PC本体の利用環境向上に投資できるようにもなります。

加えて "プレインストール版" は、ライセンス上購入したPC以外では利用できませんので、PCが故障して買い替えた場合などには従来ご利用だったライセンスは使えないため、新たな Office パッケージを購入する必要が出てきます。しかし、Microsoft 365 のサブスクリプションでご利用の場合には、単純に買い替えたPCにインストールしなおすだけで OK なわけです。

** 参考までに追記すると、PC を譲渡する場合、現在はこれについていたプレインストール版の Office製品を 譲渡することはできません。


【サポート期限にも注意が必要】

このブログでも何度か触れていますが、Office 2024 がリリースされることが発表されました。ただしこの秋ぐらいになる予定です。そうなると今 PC を購入した際にプレインストール版の Office 2021 を購入しても、2026年10月にはサポートが終了してしまいます。

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つまり今から、あと1年半でサポートが終了してしまう Office 2021 のプレインストール版のついた PC って、ちょっとお得感がないですよね? Microsoft 365 のサブスクリプションであれば契約がある期間は常に最新の状態で利用できます。サポート期限など余計な事も考えなくてもいいわけです。


【商用利用権は?】

よくこの話題が取り上げられるケースもあるので、こちらについても触れておきましょう。

Microsoft 365 Personal や Microsoft 365 Family をご利用になるうえで関連してくるのが、「Microsoft サービス規約」と「Microsoft License Terms」になります。
  1. Microsoft サービス規約
  2. Microsoft License Terms

1) Microsoft サービス規約:

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ここでは基本的な規約が規定されています。「Microsoft サービス規約」の中の、"Microsoft 365 のアプリおよびサービス" の "使用条件" 中で、"Microsoft 365 Family、Microsoft 365 Personal、およびその他の Microsoft 365 アプリまたはサブスクリプション サービス内の Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneDrive、Access、Publisher などのアプリの使用には、本使用条件と共に https://aka.ms/useterms に掲載されている追加のライセンス条件が適用されます"("Microsoft サービス規約" より引用)とあります。

2) Microsoft License Terms:

そして "Microsoft サービス規約" の追加のライセンス条件が、"Microsoft License Terms" になるわけです。ここでは、追加のサービス規約が、補助条項として取り上げられています。

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この中の、"2. ライセンスに関する追加の制限と要件" の "f.非商用利用" のところで、"Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません"("Microsoft サービス規約" より引用)とありますので、日本独自のものではありますが、日本では商用利用がOKとのことです。

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商用利用というと、自分は関係ないかな?と思われる方もいらっしゃるようですが、ご自宅に仕事を持ち帰ってデータを作成したり、ご自身でお仕事されている自営業の方が、請求書を発送しよう... といった使い方も商用利用にあたります。また無料で利用できる Web 版の Office "Office for the web" の利用や、条件によっては無料で利用できるモバイル版の Office についても、サブスクリプションがない場合には商用利用ができません。


上記のような無料のテンプレートも配布はしていますが、町内会のチラシを作ろう...とか、マンションの自治会の会費の管理をExcelで... こうした使い方は商用利用に該当します。


もう一つ注意したいのが、海外での利用になった場合。海外の場合、Microsoft 365 の利用自体ができないなどといった問題もあるようなので注意が必要です。海外となると商用利用の有無以外にも利用できないケースもあるんですね。国によって、Microsoft 365 の利用規定も変わってくるため、仮に現在のライセンスが国内で販売されているものである場合、海外に留学・勤務される場合などには事前にサポートに確認することをお勧めいたします。


ということで、まずは今回は Microsoft 365 のサブスクリプションについて振り返ってみました。
次回の Part 2 では実際の導入の流れについてみていきたいと思います。


<参照>




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2024年03月18日

Office 2024 のリリース予定が公開!

Microsoft Office の統合パッケージとなる Microsoft Office 2021 に次ぐ新たなバージョン "Microsoft Office 2024" の正式な提供スケジュールが公開されました。

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TechNetの、Microsoft 365 Blog で、US時間3月15日に公開されたものです。


【引き続き統合パッケージは提供】

まずは法人ニーズについて触れており、一般的には Microsoft 365 をベースとしたクラウドベースでの提供形態が浸透しつつある中においても
  • 一度に何年にもわたって機能の更新を受け入れることができない規制対象のデバイス
  • インターネットに接続されていない製造現場のプロセス制御デバイス
  • 時間内にロックする必要がある組み込みアプリを実行する医療検査機器などの特殊なシステムなど
  • 真に長期的なサービス チャネルを必要とするニッチでありながら重要なシナリオ
といった特殊なケースにも十分配慮していくということで、引き続き、Office 長期サービス チャネル (LTSC) を提供し、サポートしていくことが明らかになりました。


【パッケージ内容】

Office LTSC 2024 には、過去にリリースされた機能は含まれることに加え、新機能のとして、
  • Outlook の新しい会議作成オプションと検索の機能強化
  • 動的グラフや配列を含む多数の新しい Excel 機能
が提供されることが明らかになりました。

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一方で、Microsoft Publisher が正式に廃止されること、個別にダウンロード可能な Microsoft Teams のアプリは付属してこないことが明らかになりました。

Microsoft Publisher 2021 は、2026年10月13日をもってサポートが終了することになります。それ以降は、Publisher という製品自体が、なくなることになります。

Office LTSC 2024 は、オンプレミス製品として、当然ながらリアルタイムコラボが必要となる、Microsoft 365 Apps のクラウドベースの機能は含まれません。AIを活用した様々な機能や、Copilot for Microsoft 365 といった機能とも一線を置く製品となります。


【一般向け統合パッケージ "Office 2024"

さてそうした法人向けの Office LTSC 2024 はいったん置いといて、一般向けに提供されてる統合パッケージ製品となる永続ライセンス版となる "Microsoft Office 2024" についてみていきましょう。

正式な価格や内容などについてはまだ公式な情報が公開されておりませんでした。一般提供日が近づけは改めて発表されるとのことです。
ただしサポート期間は、Office 2021 と同様に "5年間" となるようです。

Windows 向け Office 2016 までであれば、メインストーリーム 5年、延長ストリーム 5年 の 10 年サポートされていました。(Office for mac は、これまでも5年サポートのみ) Office 2019 については、メインストリーム 5年、延長ストリーム 2年とちょっと変則的になっています。さらに、Office 2021 からは、メインストリーム5年のみのサポートに代わりましたが、Office 2024 もこれに準ずる形になります。

基本的には、AIをフル活用するためにも、クラウド機能は必須。そうした背景を踏まえて、こうした統合パッケージ版よりも Microsoft 365 の方が費用対効果も高く、より高いソリューションを提供できるものとして推奨しています。

その "FAQ" では、
  • 次期製品には、Office for mac も含まれること
  • Winodws 10でサポートされること
  • 32/64ビット版の両方が提供されること
も紹介されております。

ということで、ついに "Office 2024" の製品が発表されましたので、ご紹介させていただきました。


【2024/03/22更新】

TechCommunity で公開されていたブログの内容ですが、日本語版のブログが Windows Blogs日本語版にて公開されました。

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日本語版もぜひご参照ください。


【2024/06/08更新】

Office 2019 のサポート期限など 一部修正・加筆。


<参照>




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2024年02月23日

Office 2021 が削除できない?

Word や Excel、PowerPoint、Outlook といったアプリを起動しようとしたら、「〜 がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください」といったようなエラーが表示されて、起動できない....。

まぁ、あっては欲しくはないけど十分ありうるトラブルの一つです。

今回そんなトラブルの一つで、実際に Office Home & Business 2021 の Word や Excel などを起動しようとしたら、プログラムが起動できないという事態に直面いたしました。その時のエラー画面は、うっかりスクリーンショットを取り忘れたのでご容赦ください。

さてそんな時に試したいこと...
まずは、
  • Officeの修復
  • Office の再インストール
といった手順で、順を追ってチェックしていくわけですが、いざ、Office の修復をかけてみると、アプリを起動しようとするときと一緒で、起動できない旨のエラーが出て、修復もできない。
ならば、プログラムのアンインストールをして再インストールだ...と、アンインストールを試そうとすると同様のエラーでアンインストールもできない...。


【あれ? Office 2021 がない...】

そこで登場するのが、Office のアンインストールツール(アンインストールサポートツール)になります。

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ツール自体は、「PC から Office をアンインストールする」からダウンロードできますし、ダウンロードしたプログラムをダブルクリックすればインストールもさほど難しいことなく完了いたします。

"Microsoft Support and Recovery Assistant"(Microsoft サポート/回復アシスタント) と呼ばれる このツールですが、今回、これを利用して Office 2021 を削除しようと試みました。

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と進んでいくわけですが、通常はこの次の画面で、実際にインストールされている Office 製品がきちんと検出されれば表示されるはずなので、チェックをつけて次へと進めば無事削除に進めるはずです。

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今回手元のPCでは、Micorosft 365 がきちんと検出されていますので、上記のような画面になれば問題なくアンインストールに進めるはずなわけですが、製品が正しく検出されない場合、この段階でどんな製品がインストールされているのか?といった画面表示になります。

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(今回ここで使用した画像は、Windows サウンドボックス上で再現したものです)

そこには、Microsoft 365、Office 2019、Office2016.... と製品名があるのですが、"Office 2021" がありません。

かといって、上記以外のバージョン("None of the above versions")や 上記のすべてのバージョン("All of the above versions")と選択しても、さらにこのPCにはインストールされていない古い製品を選択しても、当然、製品が見つからない... となって削除も進みませんでした。


-- Microsoft 365 を選択:

当然ながら、Office 2019 でもないので、これだとエラーになるわけで、かといって "Microsoft 365" でもないので、どうしたもんかな?と、とりあえず、"Microsoft 365" を選択。

無事普通にアンインストールが完了し、そのあと再起動して無事再度 Microsoft アカウントから、Office 2021 を再インストールして完了し、正常に動作するようになったわけですが、あの選択の画面。UIが古いせいか? Microsoft 365 と Office 2019 の間がないようなんですね。

今回のように、Office 2021 が正しく動作しなくなると、サポートツールを使用しても、正しく製品として認識されないようなので、その場合には、Microsoft 365 を選択してみるといいようです。

っていうことで、ちゃんとフィードバックもしておくことにします。


【2024/02/23更新】

"Microsoft サポート/回復アシスタント" について追加情報です。

このツール自体がうまく動作せず、古いものを削除しようとしても削除できず、結果、"Microsoft サポート/回復アシスタント" を新しくダウンロードしても、インストールに至らないケースってあるようです。

その場合には、コマンドプロンプトを管理者として実行して削除することも可能です。


詳細は上記サイトをご参照ください。


<参照>




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2024年02月07日

Excel などの マクロがブロックされる既定の動作が変更!

ダウンロードしたExcelファイルを開いたら警告が表示されて正しく動作しない....

よくあることです。Microsoft Office の各アプリで作成されたデータにマクロという機能が利用されていたりすると、セキュリティの強化によって昨今では、そのままでは正しく動作しないようになっています。
以前にもブログの中では、取り上げさせていただきいました。

さてこうしたVBAマクロの動作について、Microsoft 365 Support Team が、Microsoft Community に以下のような記事を投稿していましたのでご紹介いたします。今後、その動作が変更されますのでご注意ください。

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その適用対象範囲も、
  • Microsoft 365 Apps 最新チャネル (プレビュー)
  • Microsoft 365 Apps 最新チャネル
  • Microsoft 365 Apps 月次エンタープライズ チャネル
  • Microsoft 365 Apps 半期エンタープライズ チャネル (プレビュー)
  • Microsoft 365 Apps 半期エンタープライズ チャネル
  • 製品版 Office 2021
  • 製品版 Office 2019
  • 製品版 Office 2016
と、現在有効な Office 製品 すべてになります。

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その "概要" ならびに "変更される既定の動作の詳細" など私もまだじっくり見てはいませんが、VBAマクロを利用しているよ?という皆さんはくれぐれもご注意の上一度ご確認していただくことをお勧めいたします。


<参照>




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2024年01月18日

Microsoft 365 Personal / Family といった一般ユーザー向けにも Copilot for Microsoft 365 の提供がスタート!

2024年は、まさに Microsoft にとっても AI ラッシュな年となりつつあります。 当初、法人向けの一部のプランのみ対象だった、Copilot for Microsoft 365 の提供が、US時間2024年1月15日付で公開された Official Microsoft Blog の中で、Microsoft 365 Personal / Family の一般ユーザーにも展開されることが発表されました。

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右の画像は、同ブログを、Microsoft Edgeの翻訳機能で和訳したものです。


【どんな違いがあるのか?】

この辺りは、「Microsoft 365で生成AIが使える「Copilot Pro」、個人向けに月額3,200円で提供」(PC Watch)の記事がわかりやすくまとまっていますので参考にしてみてください。

-- 必要なもの:

一般ユーザーが、Copilot for Microsoft 365 を利用するためには....
  • Microsoft 365 Personal/Family のサブスクリプションの契約
  • Copilot Proの契約
が必要になります。


-- Copilot Pro とは?:

サブスクリプション契約で利用できるもので、Copilot を利用する上で必要になります。

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上記で言うところの、Copilot Pro を購入するという手続きから Microsoft アカウントでサインインして手続きに進むようです。
無料版の Copilot は、いわゆる Web 版であったり Windows の Copilot だったりするものがこれに該当します。

Word などの Microsoft 365 のアプリで利用するためには、Copilot Pro の契約が必要になります。また、Office 2021 などの統合パッケージ版では利用できません。

-- Excel はまだ英語版のみのプレビュー段階:

さてこうして一般ユーザーでも導入できるようになった Copilot for Microsoft 365 ですが、 "最もよくあるご質問" の "Copilot Pro は、Microsoft 365 Personal または Microsoft 365 Family サブスクリプションとどのように連携しますか?" にもありますが、現在の時点では Microsoft 365 のすべてのアプリでは利用できないようです。

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この中で、Microsoft 365 アプリで利用可能な製品について、"Word、Excel (プレビュー)、PowerPoint、OneNote、Outlook などがあります" とあり、Excel については、英語版のみで、現段階ではプレビュー段階のようで、日本語版では利用できないようです。
また、macOS や、iPadOS についてもまもなく利用できるようになるとはありますが、今すぐ利用できるのは Windows 版のみのようです。


さてこんな感じでいきなり一般ユーザーでも利用できるようになった Copilot for Microsoft 365。サブスクリプションの金額が、3,200円/月額 ということになるわけですが、これが高い.... と思われるか? 安い.... と思われるのか?

この辺りはどこまでこうした機能を使いこなしていくか?にもよると思われるので何とも言えませんが、Microsoft Community などを見ていると早速契約されて利用されている方もいらっしゃるようです。


【更新】

せっかく、Copilot Pro を契約して、もちろん Microsoft 365 Personal を利用しているのに、Copilot for Microsoft 365 が利用できない....そんな事例もあるようです。


そんな時確認しておきたい一つの対処法と思われる投稿が、Microsoft コミュニティに上がってましたので、ご紹介いたします。

上記にもありますが、アカウントに修復が必要などと出ているケースにはきちんとアカウントを修復(正しいMicrosoftアカウントでサインインしなおします)してください。

Microsoft 365 のサブスクリプションは、30日に一回、ライセンスの確認が自動的に行われています。これがインターネットの接続状況や、あまりPCを立ち上げていなかったなどの利用状況によっては、31日以上たつと "ライセンスのない製品" などと表示されるようになって制限モードになってしまいます。こうなると、すべての機能が制限されてしまいます。その前の段階で、"サインイン情報の修正" などと表示されるようになると、Microsoft アカウントがらみの機能は正しく機能しなくなります。

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Windows の通知などに、"Microsoft アカウントの問題" などの通知が表示される場合、Microsoft Office 製品のアカウントの修復が必要なケースがありますので、Word などのアプリを起動し、ファイル>アカウント と開いて確認してみてください。


<参照>




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2024年01月01日

Microsoft 365 のライセンスを解除する 〜 Microsoft 365 のライセンスの管理

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 for Business にしても、インストールする台数に制限はありませんが、製品によって多少異なりますが、Microsoft 365 Personal の場合には、1ライセンスで同時に利用できるものは、PC で言えば 5台までになります。一般向け製品と法人向け製品には違いもありますが、そこはこの後の記事を参考にしてください。

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PCの買い替えなどにより、古いPCのライセンスを解除して、その空いた分を新しいPCに割り振りたい....

そんな場合には、現在サインインしているデバイスでのライセンスをサインアウトして、ライセンスの解除の手続きが必要になります。Office 2021 のような統合パッケージ版と異なり、Microsoft 365 のサブスクリプション版の場合には、この管理は自分でできるようになっています。

今回はこうしたデバイスの管理のお話を中心にご紹介いたします。


【一般ユーザー向け製品】

Microsoft 365 といっても、そこには、一般ユーザーを対象とした製品と法人向けの製品があります。

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さらに一般向けサブスクリプション製品にも、
  1. Microsoft 365 Personal
  2. Microsoft 365 Family
といった製品があります。

1) Microsoft 365 Personal:
1ユーザー向けの製品で、Windows や Mac といったPC、タブレット、スマートフォンなどの組み合わせで同時に5つのデバイスまで利用可能です。インストールだけであれば台数に制限はありません。

2) Microsoft 365 Family:
6ユーザー向けの製品で、 "家族" で一人一人のPCにインストールして利用できるようになっています。さらにその一人一人が、Microsoft 365 Personal 同様に、5台のデバイスにインストールして利用が可能です。

今回 ここでは触れませんが、Microsoft 365 Family については、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する」を参考にしてください。


【法人向け製品】

法人向けのサブスクリプションには、その会社の規模などにより様々なプランが用意されています。

20240101-1-4.jpg 20240101-1-5.jpg 20240101-1-6.jpg
  1. Microsoft 365 Basic
  2. Microsoft 365 Business Standard
  3. Microsoft 365 Business Premium
  4. Microosft 365 Apps for business  など
Microsoft 365 Basic のような、PCにはインストールできないモバイルとWebに限定されたものから、様々な Microsoft 365 アプリが付随するプランまで様々です。
PCなどにインストールすること前提としている Microsoft 365 Business Standard 以上のプランの場合、1ユーザーが、最大5台の Windows PC または Mac、5 台のタブレット、5 台のモバイル デバイスにて利用可能になっています。

詳細は、「すべてのMicrosoft 365プラン」をご覧ください。


【デバイスの管理】

さてそれだけ多くのデバイスにインストールして利用しているとなると、冒頭にも触れましたが、PCの買い替えなどによって、古いPCをその対象から外して、新しいPCにインストールしたいというニーズは当然発生します。

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ではその管理方法について確認していきましょう。

-- 一般ユーザー向け製品:

1) Microsoft アカウントの、サービスとサブスクリプション の画面に移動し、"Microsoft 365 Personal" と表示されている右端にある "管理" をクリックします

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2) 画面が変わったら、"デバイス用の Microsoft 365 アプリ" の、やはり右端にある "V" をクリックします

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3) すると現在インストールされているデバイスが表示されます

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-- 法人向け製品の場合:

1) まずは マイアカウント にアクセスしサインインし "Officeアプリとデバイス" にある "アプリとデバイスを表示" をクリックします

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2) "Office" のところにある "デバイス" をクリックします。すると現在サインインしているデバイスが表示されます。

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ちなみに、一般、法人を問わず ご覧いただくとお分かりのように "サインインしているデバイス" のところには、デバイス名が表示されていますが、デバイス名については、Windows 10 の場合には、スタート>設定>システム と開いて、左ペインの最下部にある "詳細情報" をクリックすると "デバイスの仕様" が表示されますので、そちらで確認できます。

Windows + "R" にて、ファイル名を指定して実行のダイアログを表示し、"msinfo32" と入力してOKをクリックすれば、システム情報が表示されますので、そこでも確認は可能です。


非アクティブにしたいデバイスが見つかったら、"サインアウト" をクリックします。サインアウトされたデバイスは、しばらくすると、ライセンス認証を求められるようになり、認証していないと制限モードになります。つまり、ビューワーとしてしか使用できなくなります。

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なお「Office のインストールを非アクティブにする」のところでは、Office 2021 などの統合パッケージ版についても項目はありますが、ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、こうした統合パッケージ版の場合、ダウンロード版などは、2台までインストールできたりもしますが、デバイスの管理はできません。詳細は「ライセンス認証ウィザードを使用して Office をライセンス認証する」をご参照ください。


【インターネット接続の必要性】

Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品や、現在一般向けに提供されている Microsoft Office 2021 のような統合パッケージ版(含む、プレインストール版)については、そのライセンスの管理において、インターネット接続は必須になります。

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定期的にライセンスのチェックが行われますので、上記にもあるように 31日以上インターネットにつながっていない状態になると、自動的に機能制限モードになります。 もちろん、機能制限モードになってもインターネットに接続して、インストールの際に利用された Microsoft アカウントにサインインすれば再び利用可能になります。


-- オフラインでも利用したい法人向け製品:

インターネットが利用できない環境、あるいはネットに接続されていない環境で利用しないといけない法人向けには、ボリューム ライセンス契約を通じて組織が利用できる Office LTSC という製品が用意されています。

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Office LTSC は、サブスクリプションなどと異なり、ライセンスの対象は利用するユーザーではなくインストールするデバイス毎のライセンスになります。なので必要な台数分のライセンスを購入する必要が出てきます。


Office LSTC のような、ボリュームライセンスまでは.... という場合、一般、法人を問わず、インターネットが利用できない環境で利用せざるをえない場合でも、とりあえず30日毎にインターネットに接続しておけば問題はないことになります。

OneDrive、Teams、オンライン画像の挿入 など Office 製品上で インターネットを介したサービスは使わない...ということであれば、インターネット接続されていなくても利用はできるので、その場合、ライセンス認証を求められるようになったら、とりあえず一時的にインターネットに接続して、認証すればいいだけです。


<参照>




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2023年11月14日

いまだに続く Office 2013 向けの更新プログラムの提供 〜あのエラーを修正してくれたようです

すでにご存じのように、2023年4月11日付でサポートが終了した Office 2013。このブログでも何度か紹介していますが、現在も更新プログラムが提供されています。

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10月には来なかったのでさすがに終わったのかな?と思っていたら、US時間11月7日付で次の更新プログラムが到着しておりました。

今回の更新で、Office 2013 は、Ver.15.0.5603.1000 となります。


【その更新内容は?】

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さて今回の修正ですが「Office 2013 の更新履歴」によると、サポートが終了した直後ぐらいから一部の環境で発生していた「オペレーティング システムは現在、このアプリケーションを実行するように構成されていません。」と表示されて、一部のプログラムが起動できないトラブル。こちらへ対応してくれたようです。また MSI 版に提供された "KB5002514" の内容も含まれているようです。

当初このトラブルの際には、
  • ショートカットアイコンの作り直し
  • ロールバックによるバージョンダウン
といった対処法で暫定的に対応。とりあえずこれで何とか動作するし、サポートも終わっているから仕方ないだろうな?という感じだったわけですが、実はこれを修正してくれたんですね。

2023 年 11 月 7 日、Outlook 2013 の更新プログラム (KB5002514)」では、MSI 版のみで、クイック実行版には提要されませんとされている更新プログラムも今回の更新には含まれているようです。

さてさてこうして更新を提供してくれているのは、何らかの事情があってどうしても使わないといけないといったユーザーにとってはいいことなんですが、ほんと一体いつまでサポートしてくれるんでしょうね.... 

ありがたいことなので、ほんといいの?って思ってしまうこともあります。


<参照>




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Surface の新機能をご覧ください

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2023年11月04日

Office の基本操作 Vol.2023-11-1 アクセシビリティの向上とショートカットキーの利用

10月は、全国障害者雇用啓発月間(NDEAM)ということで、Office Insider Blog では、Microsoft 365 のアクセシビリティ機能を使用してコンテンツを作成する方法として、ショートカットキーによる操作やアクセシビリティについて何度か紹介されておりました。

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当然ながらショートカットキーの利用は、障害を持つ人に限らず Microsoft 365 を利用する上でも、また Windows や Mac などプラットフォームを問わず PC を活用する上では、すべての人にとってその作業効率を向上させる一手段として、利用できるに越したことのない機能でもあります。

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Ctrl + C や Ctrl + V といった、コピー&ペーストのようなものは日常ご利用の方も多いかと思いますが、当然のことながらものすごい数のショートカットキーが用意されています。詳細は、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」もご参照ください。

さて今回この記事の中で紹介されているショートカットキーの一つが、「Navigate between graphics using only your keyboard in Word for the web」で紹介された Word for the web のドキュメント上に貼り付けられた最初の画像を選択できるようにするショートカットキー。
  • Windowsの場合:Ctrl + Alt + "G"
  • Macの場合:Cmd + Alt + "G")
です。画像などが選択できれば、次の画像に移動するには、TAB(または Shift + TAB)で移動できるようになります。

またショートカットキーを利用してリボンを移動するということで、以下の画像にあるようなショートカットキーも紹介されています。

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Tab、Shift+Tab、左右の矢印キー、上下の矢印キー、さらには Homeキーや、Endキー でタブ移動が可能になります。

この他にも、記事の中ではやはり以前「New Notifications pane in Outlook helps you stay on task」の中で紹介された Outlookの通知ペインについて再度紹介されております。

通知ペインを活用し、受信する通知の設定をカスタマイズすることで、より必要な情報にアクセスしやすくし作業効率を上げるための一つの機能として紹介されています。

これを機に、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」なども参考に、普段頻繁に使う機能があればショートカットキーでの操作方法を確認してみてもいいかもしれませんね。

アクセシビリティという点でいうと、「Empowering inclusivity: Using accessibility features in Microsoft 365」にもあるような、ナレーターのような音声によるサポートは、やはり障害の有無を問わず上手に活用するといいものですね。


<参照>




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わずか数クリックで予算を簡単に作成 〜 Excel / Microsoft 365
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2023年10月23日

Word や Excel などのデータをもらったけど 手元のPCに、Microsoft Office がない! さてどうする? Part 1

日本の場合、メーカー製のPCだったりすると、ちょっとお高めだけど、プレインストール版の Microsoft Office が入っているケースが多かったりします。なので、あえて自分では別途購入することもなかった...そんな方も多いでしょう。もちろん Microsoft 365 のサブスクリプションを使っているよ?という方も多いと思います。

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Microsoft Office のご利用にあたっては、
  • PCと一緒にプレインストール版として入手する
  • ダウンロード版、POSA版などで、Office 2021 を購入する
  • ダウンロード版、POSA版などで、サブスクリプションを契約する
といった方法があります。

しかし 中古のPCを購入したり、知り合いやご両親などなど他の人から譲り受けたPCだったりすると、リカバリ後の PC だったりするわけで、Windows 10 や Windows 11 は動作していても、以前と異なって、プレインストール版の Office 製品は譲渡できなくなりましたので、Microsoft Office の 各アプリはインストールされていない... そんなケースもあるわけです。

さてそんな状況で、Word や、Excel、PowerPoint などの Office の各アプリで作成されたデータをもらってきたりした場合、印刷しないといけなくなった場合にはどうしたらいいのか?

今回はそんなケースについて考えてみました。


【どんな方法があるのか?】

一番簡単で、かつ確実なのは、やはり Amazon などの通販でダウンロード版を購入してしまってインストールすることではありますが、今回はこれはあえて除外しておきましょう。

ではどんな方法があるか?
  1. Office for the Web を利用する
  2. Office Mobile を活用する
  3. 有償・無償の Web 版互換製品を活用する
  4. 有償・無償の互換製品を活用する
まだあるのかもしれませんが、ざっと思いつくところを取り上げてみました。

一時だけデータを表示させて、印刷などにこぎつければ、あとはまたほとんど使う機会はない... そんなケースだと正規の Microsoft Office を購入するというのは、その費用を考えるとためらいがちです。もちろん、その後も継続的に使用されるという予定であれば、こうした機会に購入してしまうのも一つの選択肢ではあります。


【Microsoft アカウントさえあれば利用可能】

まずは、Microsoft の正規サービスとして展開されている
  1. Office for the Web を利用する
  2. Office Mobile を活用する
から。

1) Office for the web を利用する

"Office for the web" は、Web 版の Microsoft Office アプリになります。ここでは細かくは触れませんが、ご利用の Microsoft アカウントによっては、商用利用の可否が変わってきますのでご注意ください。

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  • Word for the web
  • Excel for the web
  • PowerPoint for the web
といった Web版の各アプリが、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari などのブラウザを介して利用できるようになります。
インストールも必要ありませんし、また Microsoft アカウントでサインインするだけで利用できるものになります。

デスクトップ版に比べると利用できる機能に違いはありますが、Web版もどんどん進化してきていますので、利用できる機能もサービススタート当初に比べるとかなり増えてきました。

データは、すべて OneDrive に保存されます。ここで作成されたデータを印刷する場合、いったんPDFに書き出されたものを印刷する形になります。

Web版なので、当然ながらインターネット環境は必須です。


2) Office Mobile を活用する

もともとは、iPhone や、iPad、Android などを搭載したモバイルデバイス向けの製品でしたが、Windows 10 などでも利用が可能になっています。

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ただしこれも Microsoft アカウントの種類によって商用利用の可否や利用できる範囲が変わってきます。またデスクトップ版に比べるとその機能は異なります。「利用できる機能/Office Mobile」に、それぞれ製品ごとに機能比較表へのリンクが貼られていますので、詳細はそちらをご確認ください。


無料の Micorosoft アカウントのみだったとしても、Windows 10 などに入れて、従来あったようなビューワーとして利用することは可能なので、データを表示して印刷する程度のことであればこれでも十分です。またこちらの場合インストールして利用するもので、インターネットにつながっていないオフライン状態でも利用は可能です。


【Windows 標準搭載アプリ "ワードパッド"】

Word で作成されたデータであれば、Windows の標準搭載アプリでもある "ワードパッド" も互換アプリとして忘れてはいけません。テキストデータを扱う "メモ帳" と、リッチテキストエディターとしての、"ワードパッド" は、Windows 10 でも、Windows 11 でも利用可能なアプリです。

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Word 形式の DOCX 形式のデータを読み込むこともできれば、保存することも可能です。ただし、あくまでも Word 程の機能はないので、画像や表組などちょっと入り組んだレイアウトのファイルだったりすると、レイアウトが乱れたり、ページ構成が変わってしまったりすることは避けられません。比較的単純な文字データ中心の Word データであればそこそこ互換性を維持したまま開くことも可能です。

-- "非推奨の Windows 機能" に...:

実は、ちょっと前に、この "ワードパッド" が「Windows クライアントの非推奨の機能」の中で、"非推奨の Windows 機能" として追加されました。

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"非推奨の Windows 機能" とは、"機能の開発が終了" した機能ということで、上記のサイトでも、「ワードパッドは更新されなくなり、今後の Windows リリースで削除される予定です。 .txt などのプレーン テキスト ドキュメントには、.doc や .rtf、Windows メモ帳などのリッチ テキスト ドキュメントに Microsoft Wordをお勧めします」と説明されています。

ただし、こう発表されたからと言って、今日 明日 の更新で削除されるという意味ではないので、すぐになくなってしまうというわけでもありませんが、ちょっと寂しい気もしますね。


今回は長くなりましたのでここまで。
この続きは、Part 2 としてご紹介させていただきます。


<参照>





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2023年09月25日

ロールバックとセキュリティの問題

今回、Office 2013 が正しく動作しなくなって、暫定的に ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで対処されている方もいらっしゃると思います。


上記の中でも触れてはいますが、ロールバックによる対処は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず、なるべく早めに Microsoft 365 Personal などのサポートが有効な製品に乗り換えていただくのが前提の対処法であることには変わりありませんので、くれぐれもこの点はお忘れないようにご注意ください。

今回の Office 2013 に関しては、サポートが終了している製品。4月11日以降もセキュリティの問題が確認されて、Office 2016 以降同様にセキュリティの修正プログラムが配信されているという背景はあるものの、本来であればそうしたものも配信される対象ではないはずのものでした。


【4月11日以降に配信されている更新内容】

では今回、Office 2013 に限って確認してみますが、2023年4月11日のサポート終了後以降、Office 2013 向けに配信されている更新プログラムについて確認してみましょう。

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Office 2013 の更新履歴」によると、以下のようになっています。

リリース日バージョン詳細
2023/04/11Ver.15.0.5545.1000KB5002087
2023/05/09Ver.15.0.5553.1000KB5002088
2023/06/13
Ver.15.0.5563.1000
KB5002089
2023/07/11Ver.15.0.5571.1000KB5002090
2023/08/08Ver.15.0.5579.1001KB5002091
2023/09/12Ver.15.0.5589.1001KB5002092

*** ここに表示されているリリース日は、US時間となりますので、日本時間は大まかに言って、+1日になります。

例えば、今回 Ver.15.0.5577.1000 までロールバックするということは、8/8 および 9/12 に提供された更新プログラムを適用しなかったことにするわけです。

ではどんなセキュリティ上の不具合だったのか? 普段はあまり気にしなかったことがロールバックするとなると気になるところですよね?
すべて見るときりがないので、とりあえず 9月分 について確認してみましょう。

-- 2023/09/12配信:

対象製品:Office 2016、Office 2013、SharePoint Server サブスクリプション エディション、Microsoft SharePoint Server 2019、Microsoft SharePoint Server 2016、Office Online Server

Office 2013向けの内容:


その対象は、Excel 2013/Office 2013/Word 2013 となっています。

まだ英語版しかありませんが、
  • Excel:Microsoft Excel の情報漏えいの脆弱性を解決
  • Office:Microsoft Office セキュリティ機能バイパスの脆弱性および Microsoft Office スプーフィングの脆弱性を解決
  • Word:Microsoft Word の情報漏えいの脆弱性を解決
とあるように、決して侮れないものです。

Office 2013 の更新履歴」のところで、"Office 2013 更新プログラムのリリース日、バージョン番号、修正情報のリスト" でも触れられておりますが、例えば、9月の KB5002092 の場合には、KB5002488/KB5002477/KB5002483 といった内容が含まれています。

個別の情報を見ると、MSI版向けとはありますが、これがまとまって、KB5002092 として、C2R 版に配信されているわけです。


【ロールバックで対応することのメリットとデメリット】

今回の、Office 2013 のトラブル。うちの手元にある Windows 10 上で利用している Office 2013 Professional では全く問題ないので、こうした更新プログラムが要因なのか? 詳細はよくわかりません。

ただし、Office 2013 を一旦削除して、入れなおしたケースでは、最新バージョンでも正常に動作している例も確認しているので、何も Ver.15.0.5589.1001 に Update したから発生するものでもないものと思っています。


-- 国内で流通しているプレインストール版の問題点:

入れなおせばいい... ならば入れなおせばいいだけなわけですが、入れなおす際に "プロダクトキー" が必要なケースがあります。

Office 2013 の場合、特に一般ユーザーの方の多くがご利用の製品は、PC購入時に一緒についていた "プレインストール版" のケースが多いかと思います。Office 2013 のプレインストール版の場合、この後の製品以降ではすでに一般的になっている Microsoft アカウントとの紐づけがされません。ダウロード版や、パッケージ版の場合には、Office 2013 から、Microsoft アカウントとの紐づけが行われるようになりました。

つまり、プレインストール版をご利用の場合、プロダクトキーがなければ再インストールできません


** 富士通のサイトに、プロダクトキーの記載されたカードの件や、その再インストール方法について紹介されていますので、こちらもご参照ください。

意外と、PC購入時についていたはがき大ぐらいのパッケージに入っていたプロダクトキーの記載されたカードなんてすでに無くしてしまったという方も多いようです。


-- ロールバックがいい点:

ロールバックは、冒頭でも紹介したように適用した更新プログラムの適用をなかったことにすることを意味しますが、やっていること自体は、現在の Office を削除して、旧バージョンを入れなおすといった作業をしていることになります。

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Mac 向け Office の場合には、そのリリースノートから、以前に提供された古いバージョンの更新パッケージだけではなく、インストールパッケージもWeb上からダウンロードできるようになっていますので、いつでもプログラムを削除して、古いバージョンに戻すことが比較的容易にできます。

これに対して、Windows 版の場合には、更新プログラムの情報まではありますが、旧バージョンをインストールすることはできません。再インストールすれば、最新のバージョンがインストールされるだけです。

ですので、Windows 版 Office 製品で、バージョンを戻すには、コマンドプロンプトを利用してロールバックするしかないわけです。

またロールバックの場合には、プロダクトキーの入力・マイクロソフトアカウントの要求はされません。そうした意味では、プレインストール版ユーザーにとっても有効な回避策にもなるわけです。


-- ロールバックのデメリット:

もちろんロールバックするのであれば、冒頭にご紹介した、セキュリティの問題を抱えることになることは覚悟しないといけません。

ロールバックとは、ロールバックするバージョンまでの間に提供されたセキュリティの修正をいったんなかったことにすることになります。
ですから、ロールバックする対処法は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず根本的な解決にはなりません。

ちなみに、Office 2013 のロールバック方法は、「Office 2013 をロールバックする」をご参照ください。


サポートが継続している製品については、当然ながらセキュリティの修正とはいえ、それに不具合が見つかれば Microsoft 側も対応しますが、サポートが終了した製品の場合には、当然ながら不具合以上に、セキュリティのリスクが最優先されますので、修正される見込みはほとんどないと考えるべきです。

なのでロールバックして治ったから終わり... ではなく必ず新しい製品へのアップグレードを行ってください。"喉元過ぎれば熱さを忘れる" にならないようにくれぐれもご注意ください。


<参照>





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2023年09月21日

「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された! Part 2

以前に、「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事をご紹介いたしました。最近この記事へのアクセスが非常に多くなってきているので、再度取り上げてみました。

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おそらく内容的なものは、上記でご紹介したものと一緒でしょうけど、表示される画面はどちらかというと「WordやExcelなどを起動すると「Microsoft はお客様のプライバシーを尊重しています」と表示されました」(富士通)の画面じゃないかな?と思っています。

Office起動時「あなたのプライバシーは重要です」といった表示が出ます」とあるように、Microsoft コミュニティでは、「あなたのプライバシーは重要です」なんて表示されることもあるようなので、いくつかパターンはあるようですが、内容的には基本的に同じものです。

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これらの画面で設定されるのは、Word、Excel、PowerPoint などの各アプリを開いて、

アカウント > 設定の管理アカウントのプライバシー

とクリックすると表示されます。


【何度完了しても表示される】

以前製品側の不具合で、こうした画面が一度完了しても再び表示される例がありました。さてこの画面、画面に従って進んで完了して、いったん消えるものの、再度 Word や Excel などのアプリを開いてみるとまた表示される... といったことの繰り返しで、この画面が消えないという症状を確認しています。

  • Office 製品の再移動
  • Office 製品の修復
  • Windows の再起動
こうしたことを行っても、相変わらずアプリを起動すると表示されておりました。

-- サインインアカウントの問題:

そこで実際に拝見してみると、Word や Excel などのアプリを開いてみると、右上のアカウントに "" が付いていて、ファイル > アカウント とはいってみると、アカウントのところには、"サインイン問題の修正" というマイクロソフトアカウントのエラーが表示されていました。

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この状態で、いくら今回表示されていた「あなたのプライバシーは重要です」といった画面で、設定を完了してもアカウントがエラーになっている以上このアカウントで完了したことにならないわけで、結局同じポップアップが出てくるようになってしまいます。

-- Micorosoft アカウントでサインインして修正する:

まずは、ファイル > アカウント と開いて、「サインイン問題の修正」のところをクリックして、修正します。通常であれば、ご使用の Microsoft アカウントでサインインしなおせば完了です。

ただし、
  • アカウントにサインインしようとしたらアカウントにロックがかかっていてサインインができない
  • パスワードを忘れてしまってサインインができない
などなど

アカウント自体に問題が発生している場合には、そこを解決してあげないと、今回の繰り返し表示される問題も解決しません。

Microsoft アカウントが正しく認識されていないで使用していると、この先に待っているのは "使用停止"。つまり「ライセンスのない製品」となって使用できなくなてしまいます。

おそらく、今回古い「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事にアクセスが多いのもこのあたりが問題じゃないかな?と思われますので、アカウントの修正が必要か?どうかから、確認してみてください。


<参照>




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2023年09月20日

「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示される

ここのところ、このブログにタイトルのキーワードで検索で来られる方も多いのですが、Microsoft コミュニティを見ていても、このキーワードにまつわるトラブルが多いようなのでもう一度確認を含めて取り上げてみました。

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多少その後私自身もいくつか確認した中で、前回のスレッドの通りすがりオペレーターさんからのコメントにもあるように、ショートカットの作り直しだけで改善された例も、実際に経験いたしましたので、それを含めて整理してみます。

アクセス履歴を見ると今日だけで「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」で、この記事へのアクセスが1000ビューを超えてますので、あちこちで発生しているってことでしょうね。


【大前提】

まず具体的な対処法を前に、その大前提となるポイントを挙げておきます。
  1. Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了している
  2. Windows 10 上では動作するが、Windows 11 はサポート対象外である
実は以前にもご紹介はしていますが、Office 2013 については、4月11日にサポートは終了しておりますが、その後もセキュリティの更新プログラムは、ほぼ毎月提供されてきております。

Office 2013 向け Update(2022/9/13)

上記のような形で直近では、2度ほどご紹介いたしました。

当然ながら機能更新はありません。セキュリティの更新については引き続きおこなわれていますが、サポートが終了しているサポート対象外の製品なので、いつ終わってもおかしくないことは頭の片隅に置いておくべきかと思います。


【対策】

これまでに「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示されて、Office のアプリが起動しなくなるパターンは、どのアプリで発生すると限定されたものではないようです。

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  • Outlook を起動しようとしたら表示されたケース
  • Excel のデータを開いたら表示されたケース
  • Word を起動しようとしたら表示されたケース
    と様々です。
1つ確実に、そして共通して言えることは、文字通り "サポート対象外" の製品であるということです。Office 2016/2019/2021/365 といった製品では、今回のようなエラーで起動できなくなるケースは、少なくとも私は経験がありません。

まぁそれはさておき、とりあえず買い替えるにしても今すぐどうにかしたいという方のための対処法を整理してみます。
  1. ショートカットアイコンの再作成
  2. Office 2013 の再インストール

1) ショートカットアイコンの再作成

必ずしもこれで改善するとも限りませんが、これが一番簡単な対処法です。

前回ご紹介したときに通りすがりオペレーターさんからのコメントをいただきました例です。その時の私のケースでは、これでは改善は見られませんでしたが、その後何度か試した時には、このショートカットアイコンの作り直しのみで改善したケースも、いくつかありました。


2) Office 2013 の再インストール

Office の再インストールの前には、修復だろう?と思われるかもしれませんが、クイック修復オンライン修復ともに、修復ではこれまで数件このケースの対応をしてますがダメでした。むしろ再インストールすれば一発で改善しています。

--再インストールでの問題:

現在国内で販売されている Office 製品(法人向け製品を除く)には入手経路で区別すると、
  • プレインストール版
  • ダウンロード版/POSAカード版
があります。

特に日本の場合海外と異なり、国内で利用されている方の多くは、"プレインストール版" だたりするケースが多いわけで、この場合問題になるのが、"プロダクトキー"。

プレインストール版Office 2013 の場合には、現在の Office 製品のように、初回インストール時に、プロダクトキーと Microsoftアカウント との紐づけは行われません

インストールの際に、Microsoft アカウントの入力は求められますが、入力が求められるだけで紐づけされるわけではないので、Office 2016/2019/2021/365 の様に、Microsoft アカウントさえあれば再インストールできるわけではありません。

ただし後者の「ダウンロード版/POSAカード版」については、Office 2013 の場合にも、初回インストール時に Microsoft アカウントとの紐づけが行われるので、再インストールは、Microsoftアカウントから行うことになります。

なので、プレインストール版の場合にはプロダクトキーがなければ再インストール(オンライン修復)はできません。仮に紛失した場合などのケースでは、あきらめて新たに Microsoft 365 Personal をご契約されるか、Office 2021 などの統合パッケージ版をお求めいただく必要があります。


一応検証用にうちにもまだ、Windows 10 上で、元気に Office 2013 Professional が動作しております。なので、あちこちで発生している今回のトラブルが Windows Update や Office の Update に起因するものということも考えにくいところです。

ただし冒頭にも書きましたが、Office 2013 は、既に製品登場から10年以上経過してサポートも終了している製品。

よっぽど特殊な事情がない限り、この機会に、Microsoft 365 Personal などに乗り換えるか? PCの買い替える時期であれば、それまでの間だけ Microsoft 365 Personal を利用するなど、いつまでも古いものを使い続けるよりは乗り換えてしまうことの方をお勧めいたします。


【追記】

Norton が影響しているパターン。Norton のサポートページでは、「この問題は、プリインストール版の Microsoft Office 2013 を使用している場合に発生することがあります」ともあります。ただし今回までに私が実際にいくつか確認している例では、Norton が影響したという事例は確認できていません。


しかしこのサイト、"最終更新日: 2023/09/06" となっていることからすると、また Norton が影響しているケースもあるってことなんでしょうね。


【2023/09/21更新】

9月に提供された更新プログラムが要因だという見方もあるようです。同様の症状が海外でも確認されているようで、ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで改善したという報告もちらほら。一応参考まで。


それにしても、国内外を問わずこうしたサポート終了製品使っている人多いんですね。

ロールバックをお試しになるのであれば、以下の更新履歴より、バージョン情報をご確認ください。



繰り返しますが、サポート終了しているわけですから当然ながら、仮に不具合が見つかったからと言って修正される可能性も少ないわけですし、またうちみたいに更新プログラムをインストールしていても全く問題なく使用できている例もあるので、必ずしも更新プログラムが要因とも断定はできないわけです。


<参照>



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2023年09月13日

Office 2013 向け Update

表題の通りですが、2023年4月11日にサポートが終了した.... はずの Microsoft Office 2013 なんですが、その後も、更新プログラムが到着しております。

ちょうど先月は、C2R向けの更新はなく、でも MSI 版向けの更新があったりしてたわけですが、本日は定例の Windows Update の日。Microsoft 365 をはじめとする Office 製品についても、昨日から更新プログラムが到着しておりました。

でもって、事情があってまだ検証用に入れている Office 2013 についても確認してみると....

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今月は、C2R版向けにも更新プログラムが到着しておりました。

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Office 2013 の更新履歴」を確認してみると、確かに 4/11にサポートが終了していることもある一方で、最新版は、2023年9月12日にリリースされた 15.0.5589.1001 ともあります。

"KB5002092" の詳細情報を見てみると、 Excel 2013/Office2013/Word2013 向けに対するセキュリティの更新プログラムです。


先月にもご紹介しましたが、サポート終了後も、4月、5月、7月 に続いて 9月にもセキュリティ更新プログラムが配信されてきたことになります。

何等か事情があってご利用の方は Update をお忘れなく!


【2023/09/14更新】

改めて「Office 2013 の更新履歴」を確認してみると....

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4/11 の更新が最後と思いきや、もう更新は来ないものと思ってたので、手元では確認できていなかったり、あるいは確認が大分遅れたりしたものもあるものの、結局毎月 Update の日に来てたわけですね.... 状況としてはサポート終了とはいえ、延長サポートが続いているような感じになってます。


<参照>




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2023年09月10日

Office の基本操作 2023-09-1 "名前を付けて保存" がない

今回は、いつもあるはずの "名前を付けて保存" がない.... そんな話題を取り上げてみました。

Word でも、Excel でも、データを保存するときには、ファイル > 名前を付けて保存 とクリックするものと思っていると、これがなかったりすると、あれ?どうしたんだろう... うちの Word がおかしい〜 なんてびっくりすることってありませんか? 

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そこにあるはずのものがないと慌ててしまいますよね? 上記の Excel ファイルは一例ですが、どこが違うのでしょうか?


【一口に言っても様々なプログラムがある】

Microsoft 365 を構成する Word や Excel、PowerPoint といったアプリには、Windows 上で動作する Windows版、Mac 向けの Mac 版 といったPC向けの製品の他にも、モバイルデバイス向け、Web 版と様々な製品があります。
  • Windows 向け Office 製品
  • Mac 向け Office 製品
  • Android向け Office 製品
  • iOS 向け Office 製品
  • Web 版 Office 製品
つまり製品によって、その画面構成が変わってくるので、すべての製品が同じとは限りません。今回ここで、すべてのデバイスを取り上げるのは無理があるので、今回は、Windows 向けのデスクトップ版 でもその違いがあることをご紹介させていただきます。

-- どこの保存されているデータを開いているか?

冒頭でご紹介した3つの画像。もう一度ご紹介すると、

20230909-1-1.jpg 20230909-1-2.jpg 20230909-1-3.jpg
  1. Windows 向け Excel
  2. Windows 向け Excel
  3. Excel for the web(Web版 Excel)
となります。3番目は Web 版 Excel なので、今回は除外しますが、一応 Web 版 の Excel でも "名前を付けて保存" がありますね。

しかし、1番目と2番目は、同じ Windows 版 Excel なのに、ファイルメニューをクリックしたときに表示されるメニューが異なることがお分かりいただけると思います。

実は同じプログラムであっても、この2つのファイルは保存場所が異なります。


〜 1枚目: "名前を付けて保存" のあるこの Excel ファイルは、PCに保存されているデータを開いたときのものです。

20230909-2-1.jpg

通常の編集画面に戻ると、左の "自動保存" が "オフ" になっていることがお分かりいただけると思います。


〜 2枚目: こちらには、"名前を付けて保存" はありませんが、"コピーを保存" があります。

20230909-2-2.jpg

ご覧いただくとお分かりのように、こちらは "自動保存" が "オン" になっています。つまり、OneDrive 上に自動保存されているデータについては、"名前を付けて保存" がなく、代わりに "コピーを保存" があるわけですね。またデータはすべて、自動で保存(上書き)されるので、PCに保存されているデータをあつかっているときのように、"上書き保存" という項目もありません。

いつも表示されていたメニューがない... そんな場合にも慌てずにしっかり確認してみてください。


【データを優先的に保存する場所】

例えば、Word や Excel のデータを開いたときに、データはすべてドキュメントフォルダに保存されるもの? と思われている方も多いかと思います。しかし今回のように Microsoft の OneDrive と連携させたような場合には、OneDrive 上の ドキュメントフォルダだったりすることもあるわけです。

ではどこで設定するものなのか? Word や Excel などのアプリには、PCを既定の保存先にするのか? OneDrive を既定の保存先にするのか?そうした設定があります。では具体的に Microsoft Word を一例に、その設定についてご紹介します。

1) Word などのアプリを起動し、ファイル > オプション とクリックして、"Word のオプション" のダイアログを表示します

20230909-3-1.jpg 20230909-3-2.jpg

2) 左ペインの、"保存" をクリックすると、右ペインに "文書の保存" という項目が表示されます。

20230909-3-3.jpg

3) "既定でコンピューターに保存する" が オン(チェックが入っている)場合、データの保存先は、"既定のローカルファイルの保存場所" が保存先になります。つまり通常は、PC内のドキュメントフォルダということになります。逆に、ここにチェックが入っていない場合には、保存先は、OneDrive になります。

20230909-3-4.jpg

こちらの設定により、"名前を付けて保存" をクリックして開くたとき、既定のデータの保存先は、

"既定でコンピューターに保存する" が オン(ON) の場合:"このPC" が選択されます

20230909-3-5.jpg

"既定でコンピューターに保存する" が オフ(OFF) の場合:"OneDrive - 個人用" が選択されます

20230909-3-6.jpg

のように変わってきます。

ただしもちろんここになっているからと言って、他の場所に保存できないわけではないので、既定の場所は既定の場所として設定したままでも、"参照" などをクリックして具体的に保存場所を変更して保存することも可能です。


-- おまけ:

もう一つおまけに追加でご紹介しておくと、ファイルメニューの中に、やはり普段ならあるはずの、"アカウント" や "オプション" が表示されない... そんなケースもあります。

20230909-2-3.jpg

これは Excel などのアプリを起動したときの ウィンドウサイズによるものです。表示しきれないメニュー項目が、"その他" に集約されて表示されなくなってしまいます。

この場合、上記にもありますが、"その他" をクリックすれば、"アカウント"、"オプション" など表示しきれないメニューが表示されるようになります。


<参照>




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2023年08月28日

Office 2013 向けにも更新プログラムがあるので、忘れずに更新を!

この4月にサポートが終了した Office 2013 ではありますが、実のところその後も更新プログラムが到着しております。
今回は、サポートが終了した2023年4月11日以降、8月までに提供されている更新プログラムについて、確認してみました。


【Office 2013 の更新状況】

まずは、手元の C2R版(クイック実行版)の記録から。通常2023年4月11日にサポートが終了した製品になるので、これ以降は更新プログラムが来ないのが通例です。手元の記録をみると....
  • 2023/04/11 Ver.15.0.5545.1000
  • 2023/05/09 Ver.15.0.5553.1000
  • 2023/07/12 Ver.15.0.5571.1000
と更新プログラムの提供がありました。つまり、5月、7月と、普通に、アップデートが提供されていました。ということで、現在の手元にあるC2R版は、Ver.15.0.5571.1000 が最新版(現時点では最終版)ということになります。

20230827-1-1.jpg 20230827-1-2.jpg 20230827-1-3.jpg

一応それ以降は、更新はないので、上記のようにアップデートを開いても、"最新の状態です" と表示されます。
つまりは、4/11以降も更新プログラムが提供されているわけですから、何らかの事情があってご利用の場合には、Update をしておく必要があるわけです。

さてWeb上で公開されている Office 2013 の更新履歴を確認してみましょう。

20230827-2-1.jpg 20230827-2-2.jpg

Office 2013 の更新履歴」によれば、上記にもあるようにさらに8月8日にも更新プログラムが提供されています。


-- MSI 版とC2R版:

Office 2013 には、その提供方式として、MSI版(従来からあるようなインストーラーを利用してインストール形式のもの)とC2R版(クイック実行版といって、ストリーミングおよび仮想化のテクノロジを利用して更新方式)があります。実際には、Office 2013 には、ARM版の Windows RT向けに提供されていた Office 2013RT といった製品もあったりします。

一応Web上では、「Office 2013 の更新プログラム (C2R)」の情報では、「最新バージョンの Office 2013 は、2023 年 8 月 8 日にリリースされた 15.0.5579.1001 です。」とはありますが、これは間違いで、8/8に提供されているセキュリティの更新プログラムは、C2R版は対象外になっているのでインストールできませんから、7/12に提供された "Ver.15.0.5571.1000" がクイック実行版の最後のバージョンになります。

仮に、8/8に提供されている更新プログラムである、”KB 5002091” という更新プログラムをダウンロードして、インストールしても、エラーにはなりませんが、このインストールによって影響の受けるプログラムはありませんとなってしまいます。当然ながら、バージョンも変わりません。


-- Office 2013 のライフサイクル:

Office 2013には、固定ライフサイクルポリシーが適用されています。

20230827-4-1.jpg 20230827-4-2.jpg

上記にもありますが、そのライフサイクルは一般コンシューマー向け製品の Home & Business などの製品同様、法人向けに展開されている Professional Plus や Standard も同様です。


【8月に提供されたセキュリティの更新プログラム】

では具体的に、US時間 8月8日 に提供された更新プログラムにはどんなものがあったのか? 以下の通りとなっています。

20230827-3-1.jpg
  1. Excel 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002451)
  2. Office 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002439)
  3. OneNote 2013 のセキュリティ更新プログラムについて: 2023 年 8 月 8 日 (KB4022167)
  4. Outlook 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002449)
  5. PowerPoint 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002399)
  6. Publisher 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002391)
  7. Word 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002445)
ただし、上記のどのプログラムの説明を見ても....

20230827-3-2.jpg

上記のようにあるように「Microsoft ダウンロード センターの更新プログラムは、Microsoft インストーラー (.msi) ベース エディションの Office 2013 に適用される点に注意してください。 Microsoft Office 365 Home などの Office 2013 クイック実行エディションには適用されません。」と補足もあります。つまりは、C2R版は対象外ということになります。

とはいえ、Office 2013 Professional Plus などのボリュームライセンス版で MSI 版をご利用の場合にはこうしたセキュリティの更新プログラムは、8月にも提供されていますので、Windows Update、Microsoft Update カタログ、さらには、Microsoft ダウンロードセンターといったところから入手してインストールする必要がありますので、MSI 版をご利用の方はくれぐれもご注意ください。

また C2R 板には7月までは更新プログラムが来ていたのでご注意ください。

もっともよっぽど事情がない限り、サポートが終了した Office 2013 の使用はお勧めできませんので、ご注意ください。サポート終了が潮時とみて、Microsoft 365 などの最新バージョンに乗り換えることをお勧めいたします。


<参照>




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2023年08月26日

Office アドインがもっと探しやすくなりました

Office の各アプリの機能を拡張するための "アドイン"。Office のアドインとして現在も様々な機能が提供されています。

20230825-4-1.jpg 20230825-4-1-2.jpg

こうしたアドインをもっと探しやすくして、多くの皆さんに使ってもらおうと、ホーム タブに新しいボタンが追加され、Word、Excel、PowerPoint の Office アドインを簡単に検索、インストール、アクセスできるようになったようです。


【アドインの導入方法】

20230825-4-2-1.jpg 20230825-4-2-2.jpg 20230825-4-2-3.jpg
  • ホームタブ>アドイン
  • ファイル>アドインを取得
とクリックすると、アドインの検索画面になります。

ちなみにこの挿入方法は、デスクトップ版のアプリはもとより、Office for the web でも同様です。

20230825-5-1.jpg 20230825-5-2.jpg 20230825-5-3.jpg

Word for the web や Excel for the web、PowerPoint for the web といった、Web 版でも利用可能なので、今回のこの機能はデスクトップ版では Windows 版のみになりますが、Mac ユーザーでも、Web版をご利用の場合には同様にご利用いただけます。


-- 対象製品:

Windows版 Ver.2301 (ビルド16026.20146) またはそれ以降

"This feature is available to all Word, Excel, and PowerPoint for web and for Windows users running:" とありますので、
Web 版も含まれているようです。

今回確認した限りでは、Windows 版も Web 版 も同様に利用できるようでした。


-- 更新されていない場合:

一応、現時点で、Windows 版の最新チャンネルだと、Ver.2308(ビルド16731.20094)になっているので、バージョン的にはすでにこの機能が適用されているケースの方が多いのかもしれませんが、うちの環境でも、バージョン的には同じものでも、ものによっては、以下にあるようにまだこの機能が適用されていないものもありました。

20230825-6-1.jpg 20230825-6-2.jpg 20230825-6-3.jpg

ということで、まだ今回ご紹介したように、ホームタブを開いてもアドインのボタンがないなどといったケースもあると思いますが、その場合には、この機能が展開されるまで今しばらくお待ちください。


さて本日付(US時間8/24付)で公開された、 Office Insider Blog では、


のように、PowerPoint の Cameo の機能強化についても紹介されております。こちらの記事も後日ご紹介したいと思います。


<参照>




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インテリジェンス機能があたなをサポート 〜Microsoft 365

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2023年08月23日

「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面で、"続ける" がクリックできない

以前にも取り上げた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面。

20230822-2-2.jpg

通常は、以前にも「Word や、Excel、Outlook などの Office 製品を起動したら「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示された!」でご紹介した通りで、"続ける" をクリックすればよかっただけでしたが、今回ご紹介する例では、これがグレーに反転して押せないケースです。

そんな相談を受けた際、見せていただいた画面を見ると確かに "続ける" というボタンはあっても、グレーに反転してクリックできない状況でした。

そこで確認してみたのが、

・何か別画面が表示されていて、非アクティブになっていないか?
→ 特に Excel を起動したらすぐのこのポップアップ画面が表示されただけで、他の画面はなし

・プログラムの再起動ができるのか?
→ とりあえずExcelを再起動しようにも、このダイアログのバックにあるExcelの画面は非アクティブになっていて、このダイアログを閉じないと、Excel自体を閉じることもできません

・プログラムの強制終了と再起動
→ 通常の方法では終了もできないため、タスクマネージャーを開いて、Excelを終了し、改めて起動したものの、また同じ状況に

・PC(Windows11)自体も再起動
→ 再起動後も、Excelを起動するとまた同じ画面が...

Word などのほかのアプリを開いても同様で、つまりはどうやっても Word や Excel などのアプリが利用できるような状態にならない状況でした。


【回避策】

とりあえずこの画面さえクリアすれば、あとは普通に使えるはず。Microsoft アカウントでサインインしていると表示されるもののようでしたので...


上記の Office.com にアクセスしログイン。すると案の定、こちらでも同様の画面が表示され、ブラウザで開いたこちらからは、"続ける" がクリックできたので、こちらで "続ける" クリックして、いったんこのダイアログも終了。

その後、改めてローカルPCにインストールされた Excel を起動すると.... 先ほどまでしつこく出ていた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」の画面は出てこなくなりました。

...ということで、仮に Word や Excel などのアプリを開いた際に、「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示されて "続ける" が押せない... そんな場合には、一度 Office.com にアクセスしてログインして、こちらから "続ける" をクリックしてみてください。


<参照>




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2023年08月04日

まもなく終了する Office 2016/2019 の Microsoft 365 サービスへの接続

Office 2016 にしても、Office 2019 にしても、すでに皆様はご存じだと思いますが、サポートの終了は以下のようになっています。

20230804-1-3.jpg

・Office 2016 メインストーリーム:2020年10月13日  延長サポート:2025年10月14日
・Office 2019 メインストーリーム:2023年10月10日  延長サポート:2025年10月14日

Office 2016 はすでに延長ストリームに入っていますし、Office 2019 も間もなく延長サポートに入ります。モダンライフサイクルポリシーが適用されていて、常に最新の状態を維持してくれるサブスクリプション製品と異なり、こうした固定ライフサイクルポリシーが適用されている Office 製品では、メインストーリームが終了して、延長サポートに入るということは、今後は機能の修正などは行われず、セキュリティの更新のみしか提供されなくなります。詳細は、「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」をご参照ください。

また Mac 版についていえば、

・Office 2016 サポート終了:2020年10月13日
・Office 2019 サポート終了:2023年10月10日

となっています。Mac 版 Office 2019 も、まもなくサポートが終了します。

20230804-1-2.jpg

Windows 版で言えば、Office 2016 はもとより、Office 2019 もメインストリームが終了するのにあたって、こうした製品が、「Microsoft 365 サービス」へのアクセスに制限がかかるようになります。(Mac 版はサポート自体が終了するので当然ながら接続制限がかかります)


【"Microsoft 365 サービス" とは?】

"Microsoft 365 サービス" は、Microsoft 365 Perosonal や 各種法人向けプランなどのサブスクリプションをご利用いただいている皆さん向けに提供されているクラウドサービスになります。ただし、OneDrive など一部の機能は、通常の統合パッケージ版からでも接続が可能になっています。

20230804-1-1.jpg

一般向けに提供されているもので、一番影響がありそうなのが、"OneDrive" ということになります。OneDrive アプリを常駐させて同期などしていなくても、Word や、Excel、PowerPoint などで、OneDrive に接続していて、OneDrive 上に保存されたデータを呼び出して使用しているというケースはあるかもしれませんね。法人ユーザーであれば、SharePoint などもこれに該当するでしょう。


ただし、「Office のバージョンと Microsoft 365 サービスへの接続」にもありますが、"古いバージョンの Office は引き続き Microsoft 365 サービスに接続できますが、その接続はサポートされていません" とのこと。これは、"これらの古いバージョンの Office では、Microsoft 365 サービスのすべての最新の機能と機能を使用できない可能性があることを意味します。 さらに、これらの古いバージョンでは、Microsoft 365 サービスの使用中に、他の予期しないパフォーマンスや信頼性の問題が発生する可能性があります。 これは、Microsoft 365 サービスを改善する際に、これらの古い Office バージョンを考慮したりテストしたりしていないためです" とある通りです。

サポートが終了する... ということはそういうことですね。

何かトラブルがあった場合には、自力で解決するか? あきらめて最新バージョンを購入するか? 

ご存じですか? Office にはサポート期限があります」にもありますが、当然ながら "サポート終了後のセキュリティ リスク" も大きくなります。IPAが発表した「情報セキュリティ白書2023」の中でも、そうしたことにも触れられております。

さらに言えば、こうした古いものが他のアプリやサービスなどにどんな影響を及ぼすかも配慮されませんので、十分ご注意ください。
"動くから問題ないか?" という安易な考えが、自分だけではなく、時に他の人に多大な迷惑をかけることにもなりかねません。


<参照>




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心に訴えるプレゼンを行う 〜 Microsoft 365


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2023年08月02日

Microsoft 365 Copilot の利用と概要

Word や、Excel、PowerPoint などに搭載された AI が、要望を打ち込めば自動的に文書を作成してくれたり、プレゼンの資料を作成してくれたりするという "Microsoft 365 Copilot"。

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Microsoft が、chatGPT を開発した OpenAI との連携を強化し、これを Microsoft の各サービスにとり入れて展開しようとしているものの一つが "Microsoft 365 Copilot" になります。もちろん、これは Micrsoft 365 に展開するための一つにすぎず、他の分野での展開も進められています。

この発表があった時には、"へぇ〜、どんなものを作りたいか?を書けば勝手に文書を作成してくれるなんて、なんて便利なんだろう?" と思われた方も多いのではないでしょうか?

その後、Microsoft 365 Copilot はどこまで進んでいるのか? その進捗状況なども含め確認してみました。


【対象は法人ユーザー】

さてそんな "Microosft 365 Copilot" ではありますが、こうした AI の機能の導入には、"業務の効率化" という課題解決が目的にもなっていることもあり、強力な生産性ツールとして、先日 法人ユーザー向けに提供されることが発表されました。


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-- 対象ユーザー:
  • Microsoft 365 E3、E5プラン
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
-- 内容&料金:
  • Bing Chat Enterprise:当面、無料(ただし将来的には、1ユーザーあたり $5/月)
  • Microsoft 365 Copilot:1ユーザーあたり $30/月
-- その他のプランには?:

Microsoft 365 には、上記でご紹介した法人向けプラン以外にも、Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family といった個人向けのプランや、学校教育機関向けのプランなど様々なプランがあります。

現時点で発表されている段階では、今回の Microsoft 365 Copilot については、最初にご紹介した一部の法人ユーザー向けのみになっていて、それ以外のプランについては未発表となっています。当面は法人向けのサービス、それも追加料金が必要な有料のサービスになります。

-- 具体的にどんなことが可能になるのか?:

20230801-2-1.jpg

さて、Microsoft 365 Copilot とはいっても、では具体的に Word の中ではどんなことができるのか?、Excel や PowerPoint の中ではどんな使い方ができるのか? 具体的なイメージがわかない方も多いかと思います。そんな具体的な内容がちょこっとだけ、「Microsoft 365 Copilot をリリース – 仕事の新たな形を創造」にて紹介されていました。

--- Microsoft Word の場合:

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文章の作成、編集、要約、創作といった作業を担います。既存のドキュメントへの内容の追加、文章の要約、ドキュメントの一部または全体の書き換えて簡潔にするなどといったことが可能になるようです。

--- Microsoft Excel の場合:

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データの分析、探索を支援してくれます。「データに手を加えることなく、掘り下げた分析が可能になります」ともありますが、おそらく思い描いたようなデータを抽出するのには、それなりに使い方を把握しておかないと難しいのかもしれませんが。

--- Microsoft PowerPoint の場合:

20230801-2-4.jpg

プレゼンのスライドづくりは、大幅に効率化するかもしれませんね。その一例として「Word ドキュメントを基に 5 枚のスライドを作成し、関連するストック画像を挿入して」とか、「このプレゼンテーションを 3 枚のスライドにまとめて」、「この 3 項目の箇条書きを 3 列のテキストに再編成し、それぞれに画像を付けて」といった形で指示してみてくださいなんて言う例がありますが、これで大まかのアイデアが形になってくるとなると便利でしょうね。

--- Microsoft Outlook の場合:

20230801-2-5.jpg

メールの下書きをしてもらったり、大切なメールにフラグを付けてもらったり。「複数の人と長くやり取りして複雑になったメール スレッドを要約して、各自が書いたことの内容だけでなく、それぞれの違った視点や、まだ解決されていない問い合わせも把握することができます」などとありますが、何度もやり取りしていると、メールのスレッドが長くなって、最初から見直さないといけないなんてこともありますが、そうしたことをすっきり整理してくれたりするのは、便利かもしれませんね。

--- その他:

20230801-2-6.jpg

この他にも、Microsoft Teams、そして Teams の Business Chat、Microsoft Viva などといった方面での活用も紹介されています。

といったところで、まずは法人向けにスタートするわけですが、Microsoft 365 Personal などの一般向けサブスクリプションサービスにもまだまだ展開されそうな様子はなさそうですから、当然ながら、プレインストール版の、Office 製品や、統合パッケージ版の Office 製品には当面展開されそうにはないようです。


【Windows 自体にも搭載される "Windows Copilot"】

こうした Office 製品に搭載される Microsoft 365 Copilot ですが、これらとは別に Windows 自体にも搭載されることが発表されています。それが、"Windows Copilot" です。

20230801-3-1.jpg 20230801-3-2.jpg 20230801-3-3.jpg

現在は、Windows Insider Dev Edition でのみ試験的に展開されているのみで、Windows Insider 向けの製品であっても他の Edition では利用できるようになっていません。

-- Windows Insider 向け Edition:
  • Canary Channel/かナリーチャンネル
  • Developer Channel/開発チャンネル
  • Beta Channel/ベータチャンネル
  • Release Preview Channel/リリースプレビューチャンネル
の4つの Channel があり、現在、Windows Copilot が利用できるのは、Developer Channel/開発チャンネル のみになります。

しかし Microsoft 365 Copilot と異なって、OS標準装備となると一般ユーザーでも利用できるようになるチャンスは多いんでしょうね。
Windows 10 の時に、音声アシスタントとして登場した "Cortana"。この "Cortana" さんが引退して、"Copilot" の登場となったわけです。OS標準搭載の Windows Copilot がどこまで利用できるようになるのか?楽しみですね。


【一般のコンシューマー向けには?】

今回の発表の中で、やはり法人向けには、「Bing Chat Enterprise」の提供が開始されています。こちらは当面無料。但しこちらもやはり法人ユーザー向けには、今後は有料に変わってくるようです。

-- Bng Chat Enterprise とは?:

「 仕事のための AI 支援チャット」と銘打った、"Bing Chat Enterprise"。利用する上で一番気になるところが外部への情報漏洩。AI が学習したデータが外部に漏れてしまったりしては大変なことになります。「Bing Chat Enterprise では、ユーザーと業務データは保護され、外部に漏洩することはありません。入力も出力も常に保護されます。チャットのデータは保存されず、マイクロソフトもアクセスできません」とのことで、こうした配慮がされている点は、通常の Bing Chat との大きな違いでもあります。

-- コンシューマー向け "Bing Chat":

20230801-4-1.jpg 20230801-4-2.png

ということで、Bing Chat にも法人向けが登場しているわけですが、一般コンシューマーが利用できるものには、「Bing Chat」 があります。Microsoft が chatGPT と連携して、真っ先にコンシューマーでも chatGPT の機能を試していただけるものとして提供がスタートしたのが、この「Bing Chat」。

Microsoft Edge を開くと右上に鎮座する "Bing" のアイコン。まさにあれですね。アイコンをクリックすると右サイドに作業ウィンドウが開いて「Bing Chat」が利用できるようになります。あるいは、Bing の Web サイトからでも利用ができます。

このほかにも、Microsoft Edge のサイドバーにある「Image Creator」も AI を利用して画像を生成する機能としてどなたでも利用可能です。

莫大なコストを投じて開発されるこうした最先端の技術が、誰でも無料で利用できるようになるのはまだまだ先ではありますが、少しずつ身近なところで利用されてきていることは確かです。


<参照>




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2023年07月16日

モバイルデバイスから、直接 Office の各アプリに画像を挿入できるようになる?

これまで、スマートフォンで撮影した画像を Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリに取り込むのには、複数のステップを経て取り込む必要がありました。

20230716-1-0.jpg

US時間7月14日に公開された「Insert photos from your Android phone into Word, Excel, and PowerPoint for Windows files」によると、この作業が大幅に改善されるようです。

Office Insider Blog によると、Windows 版 Word、Excel、PowerPoint において、直接 Android を搭載した Mobile デバイスからの画像の取り込みが可能になるようです。

-- 対象製品:
  • Ver.2307 (ビルド16621.10000) またはそれ以降
  • Microsoft Office Enterprise アカウントが必要になります
  • Android デバイスに限られます
ということで、先日、Windows 版 Office Insider Beta Channel は、Ver.2308(ビルド16708.20004)にアップグレードしたばかりでしたので確認してみました。

** 現時点では、Enterprise アカウントが必要になりますので、そのアカウントでライセンス認証された製品が対象になります。なので、Microsoft 365 Personal などの個人向けの製品の Insider Channel ではまだ利用できません。

20230716-2-0.jpg

ファイル>アカウント と開くと上記のように、"Microsoft 365 Apps for enterprise" と表記のある製品が対象製品になります。


【画像の挿入メニューが一新】

PowerPoint を起動してみると....

20230716-1-1.jpg

挿入>画像 とクリックすると、新たに "モバイルデバイス" というメニューが追加されていることがご覧いただけると思います。

20230716-1-2.jpg 20230716-1-3.jpg 20230716-1-4.jpg

Excel については、「Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる」のところで以前にもご紹介しましたが、セル内に画像を挿入できるようになったため、Word や PowerPoint とはちょっとメニュー異なりますが、"モバイルデバイス" という項目は追加されていることがお分かりいただけると思います。


【具体的な挿入の流れ】

ではその具体的な挿入の流れを見ていくことにしましょう。今回は、PowerPoint にて試してみました。

1) 挿入>画像>モバイルデバイス とクリックします

20230716-1-1.jpg

2)  "Insert Picture"(画像の挿入) というダイアログが表示され、「Get photos from your AndroidTM device」と題したダイアログが表示されました。

20230716-2-1.jpg

QRコードをスマホで読み込む必要があるようです。このQRコード、"This code expires in 10 minutes" とあるように、10分のみ有効なもののようでした。

また「Continue manually without a QR code」とあるように、QRコードを使用しない場合には、こちらをクリックしてリンクに進むようです。

20230716-2-2.jpg


--- スマホ側の操作:

初回利用時にはやはりスマホ側の操作も必要になるようで、QRコードを読み取って進むと、「Windowsにリンク」(ベータ版)というアプリのインストール画面になります。つまりこのアプリがスマホ側にも必要になるわけですね。

20230716-3-1.jpg

アプリのインストール後、「アクセスコード」の入力画面になります。

20230716-3-2.jpg

PowerPoint の画面に表示されたアクセスコードを入力すると、スマホ側には "このデバイスへのリンク" の許可を求める画面がでてきますので、"許可" をタップします。

20230716-3-3.jpg 20230716-3-5.jpg

さらにアクセスの許可の確認の画面がでてきますので、"許可" をタップします。他にも "バッテリの最適化" や、"品質向上にご協力ください" という画面がでてきますが、適宜 同様に "許可" をタップして進みます。

20230716-3-4.jpg

最後に、"モバイルデバイスとPCをリンクする" をタップします。

20230716-3-6.jpg

---  PC 上の操作:

ここからはまたPC上の操作に戻ります。リンクが確立すると、最初に表示されていた "Indert Picture" のところでは、Mobile デバイスの画像が表示され、挿入が可能になります。

20230716-3-7.jpg

次回以降は、

挿入>画像>モバイルデバイス

と開くと QRコードが表示されますので、こちらをスマホで読みこんで、"外部アプリを開く" をタップすると、「Winodws にリンク」アプリが起動するようになるので、"完了" をタップするだけで、スマホ内の画像が表示されるようになります。

最初はいろいろ手続きがあるのでちょっと手間はかかりますが、一度設定してしまえば、二回目以降はさほどステップを踏まなくても利用できるようになります。また PowerPoint であっても一度 Office のアプリとのリンクが確立すれば、Word や Excel などでも簡単に挿入できるようになりました。

今後、Microsoft 365 Personal など個人向けサブスクリプションで利用できるようになるかは、現時点ではわかりませんが直接 Office の各アプリに取り込めるという便利な機能はぜひ一般向けにも提供されるといいのかな?と思っています。


<参照>




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2023年06月25日

Office がバージョンダウン...

Microsoft 365 Current Channel が、バージョンダウンしているようです。

現在サポートされている Office 2016 以降の コンシューマー向け Microsoft Office 製品は基本的に "Click-to-Run 方式" で提供されています。当然ながら Microsoft 365 も同様なわけですから、更新は随時。Microsoft 365 のような随時機能が追加されて最新の状態を維持するような製品の場合、その更新も従来のような月に一回というわけではありません。

20230625-1-1.jpg 20230625-1-2.jpg

そんな Microsoft 365 の更新状況は以下の通りです。「Microsoft 365 Apps の更新履歴 (日付別の一覧)」によれば、"最新チャンネル" は、2023年6月13日にリリースされた Ver.2305(ビルド16501.20210) となっています。そして同サイトの、"最新チャンネル" のリリースノートを見ると、その更新内容について確認できます。

さてそうして C2R(Click-to-Run) 形式で提供されている更新プログラムですから、ちょくちょく更新されるので自分としてもなるべく毎日のようにチェックして、その更新状況をチェックしています。

20230625-1-5.jpg

この手元の控えによれば、リリース日については、若干の違いはあれど、
  • 6/2 Ver.2305(16501.20196)
  • 6/13 Ver.2305(16501.20210)
  • 6/14 Ver.2306(16529.20064)
  • 6/22 Ver.2306(16529.20126)
と順調にバージョンアップしていました。が、昨日確認したら...
  • 6/24 Ver.2305(16501.20228)
と、一気に6月中旬までバージョンダウンしてます。

リリースノートでは、6/13までの更新情報しか公開されていませんので、そいう言う意味では、微妙にバージョンアップしただけということになるわけですが、じゃぁ、6/14 や 6/22 の更新は何だったの?ということになるわけです。


【Office Insider 版の更新状況】


ちょっとそうしたことを踏まえて、Office Insider 版の更新状況も確認してみました。

20230625-2-1.jpg 20230625-2-2.jpg

Office Insider 版には、
  1. Beta Channel:ベータチャンネル(旧:Insider Fast)
  2. Current Channel(Preview):最新チャンネル(プレビュー)(旧:Insider Slow)
があります。

1) Beta Channel:

最新バージョン 6月20日 Ver.2307(ビルド16619.20000)

2) Current Channel(Preview):

最新バージョン 6月23日 Ver.2306(ビルド16529.20146)

手元の記録だと、6月22日の段階では、Current Channel も Current Channel (Preview) も、Ver.2306(ビルド16529.20126)と一緒だったんですが、日本時間6月24日(US時間6月23日)の更新で、Current Channel と Current Channel(Preview) で一気にバージョンが離れたことになります。

ということで今回は、いきなりバージョンダウンした、Microsoft 365 のバージョンの進み具合について取り上げてみましたが、何かしら不具合があったものなのかは不明ですが、とりあえずバージョンダウンしてても気にしないでご利用いただいて問題はないかと思います。

** 以前には、誤って本来は配信されてはいけない更新プログラムが配信されてしまったってこともありました。その際には、その後改めて更新プログラムが配信されて、やはりバージョンダウンしました。


【2023/7/1更新】

本日久々に Current Channel に更新プログラムが到着。

Ver.2306(16529.20154)

にアップしました。


<参照>




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2023年06月20日

"Microsoft 365" のサービスの違い

以前にもご紹介しましたが、OneDrive の容量を追加するサービスが、以前までは "OneDrive Standalone 100Gb" だったものが、"Microsoft 365 Basic" というサービス名に代わりました。

20230620-1-1.jpg

そして、PCには、"Microsoft 365" なんていうアプリもあったりします。

20230620-1-2.jpg


もちろんご存じのように、Word や Excel、PowerPoint などといったアプリのサブスクリプション版は、個人向け、法人向け製品をひっくるめてすべて "Microsoft 365" と呼ばれている統合パッケージとなっています。

何でもかんでも、"Microsoft 365" というサービス名になりつつある Office パッケージ。PCの中にあふれる "Microsoft 365" って、何が違うのか? 取り上げてみました。


【"Office 365" から "Microsoft 365" へ】

Microsoft 365 という名称の始まりの元を辿ると、やはり "Office 365" から、"Microsoft 365" と変わったことに始まるんでしょうね。それまでは、Microsoft Office 2013 とか、Microsoft Office 2016 などのように、"Microsoft Office" + "年号" で呼ばれてました。もっと前になると、バージョンNo.だったりした時期もありましたが、Office 95 以降は、年号表示になっています。

細かい点は以前にもご紹介したことがありますが "Microsoft の歴史" をご覧いただけるとご理解いただけると思います。

20230620-1-3.jpg 20230620-1-4.jpg

さてそんな、Office の統合パッケージが、個人向けサブスクリプションのサービス、"Office 365 Solo" として登場したのが、2014年10月17日。同時に、プレインストール版として、Office Premium シリーズが登場しました。そしてその後、しばらくは "Office 365" と言っていたわけですが、2020年3月末「Office 365 から Microsoft 365 へ名称変更」でもご紹介しましたが、"Microsoft 365" に名称が変更されました。

とまぁ、このブログを辿るだけでも、その歴史を感じることもできるわけです。きりがないので細かいところまではご紹介しきれませんが、「Office 365」と「Microsoft 365」の違いについては、「「Microsoft 365」と「Office 365」の違いとは?」といったところも参考にしてみてください。


【サービス内容の違い】

さてそんな Microsoft 365 のサービス内容ですが、冒頭にもご紹介したように、OneDrive の容量追加サービスが、"Microsoft 365 Basic" となったことで、勘違いされている方も出始めていますので、そのサービス内容の違いについて早速見ていきましょう。

-- 個人向けサービスと法人向けサービス:

"Microsoft 365" の名称は、個人向け・法人向けサービスの共通名称にもなっています。

20230620-2-1.jpg 20230620-2-2.jpg

  • 法人向け:
    Microosft 365 Business Basic
    Microsot 365 Business Standard
    この他大規模法人向け、学校教育機関向け など
  • 個人向け:
    Microsoft 365 Personal
    Microsoft 365 Family
このブログでは、法人向けサービスまで取り上げるときりがないので個人向けサービスのみご紹介させていただきます。


【クラウドストーレッジ及び関連サービスのみの "Microsoft 365 Basic"】

個人向け(家庭向け)Microsoft 365 についてみると、その機能の違いは、「クラウド ストレージの価格とプランの比較」が一番わかりやすく説明されています。

20230620-3-1.jpg

そのサービス内容については、

20230620-3-2.jpg 20230620-3-3.jpg 20230620-3-4.jpg

といった感じになります。

一目瞭然ですね。

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family の場合には、デスクトップアプリケーションが含まれているのに対して、Microsoft 365 Basic には、含まれていません。OneDrive Standalone 100 G の後継サービスになるので、当然ながら OneDrive の容量が、100G 増えるだけになりますが、その他のサブスクリプションサービスが加わっています。


20230620-3-5.jpg 20230620-3-6.jpg

上記でも触れましたが、2023年1月に改訂された「Microsoft License Terms」によれば、「f.非商用利用。 Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません。」とあるように、サブスクリプションとして契約された場合には、無料版の Microsoft アカウントで使用する Office for the web とは異なり、容量を追加して、「Microsoft 365 Basic」というサブスクリプションを契約しての利用になるので、非商用利用の制限がかからなくなるんでしょうね。


【OneDrive のサービス変更】

やはり以前に「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」と「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意 Part 2」でご紹介しましたが、OneDrive のサービス内容が変更になったことで、無料の Microsoft アカウントでご利用のケースで、容量追加が必要になってくるケースがあるかと思います。

そんな時に、Microsoft 365 Basic のご契約が必要になるわけですが....

20230620-3-7.jpg

そのサービス名に、Word、Excel、PowerPointなどの製品名がでていたりすると、ちらっと見ただけでは勘違いしそうですが、あくまでも「Web およびモバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OneDrive など」なので、PCにインストールして利用するデスクトップ版のアプリは含まれておりません。

ここはよく確認して勘違いしないようにしてください。Microsoft 365 Basic をご契約いただいても、PCなどにインストールして利用する Microsoft 365 の各アプリ の利用はできません。

ということで、今回は個人向け(家庭向け) Microsoft 365 について確認を含めて取り上げてみました。改めて振り返ってみると自分のブログでもその経緯がわかるんだなぁ〜って、改めて感心してしまいました。


<参照>




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2023年06月04日

Microsoft Office 生誕 40周年

今年 2023年は、現在の Microsoft 365 を構成する基本的なアプリでもある Microsoft Office の礎ともなる単体製品が、世に登場し40年目を迎えた記念すべき年です。

20230604-1-1.png

WiKiペディアによれば、

1983年5月に、同じく Microsoft によって開発された UNIX ベースのOSでもある "XENIX" というOS向けに提供された "Multi-Tool Word" がその始まりとあります。

20230602-0-1.jpg

もっとこのあたりについては、「Microsoft の歴史」をみても、そこまでは触れていないので真相はよくわかりませんが、「1983年」(「Microsoft の歴史」)によれば、

1983年9月29日 「フル機能のワープロ プログラムである Word for MS-DOS 1.00 を提供」とありますので、1983年に Microsoft Word が登場したということには変わりありませんので、2023年9月には、少なくとも40周年を迎えることになるわけです。


【Microsoft Office パッケージとしての登場】

その後、Word や Excel などの単体製品はそれぞれ単独でバージョンが進んでいましたが、そうした単体製品をひとまとめにした、 Microsoft Office として登場したのが、1989年6月19日。Machintosh向けに Word4.00、Excel 2.20、PowerPoint 2.01、メール 1.37 をひとまとめにして、Microsoft Office として提供がスタートしました。

そして、Machintosh版の提供から遅れること約1年。1990年10月1日 Windows 向けに、これまで単体製品として販売されていた Excel、Word、PowerPoint をまとめて Microsoft Office パッケージとして提供がスタートしました。

1990年は、Word for Windows 1.1、Word for DOS 5.5 なども登場しておりますが、単体製品は単体製品として引き続き提供されております。


ということで、記念すべき40周年を迎えて、今月から新たに "Officeの基本操作" シリーズもご紹介することといたします。
基本操作なのに意外と知られていないTIPや、テクニック、トラブルシューティングといった話題を中心に取り上げていきますので、よろしくお願いいたします。


<参照>



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2023年05月29日

Microsoft Office 製品のバージョン情報

普段は、Microsoft 365 Personal をメインで使用しているので、あまり触れることのなかった、Office 2016/2019/2021 といった製品の更新状況。当然ながら、Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品とは更新状況は異なるわけです。

ということで、調べれば誰でもわかることではありますが、2023年5月も終わり前半最後の6月に突入しようとしている今日。改めて現在の各製品の更新状況を確認してみました。すべての製品を取り上げるときりがないので、一般ユーザー向け C2R 版(クイック実行版)の製品のみご紹介します。それ以外の製品については、今回参照させていただいたサイトにもありますの、参照先サイトのリンクをクリックして直接ご確認ください。


【Windows 版】

現在サポートが提供されているのは、先日サポートが終了した Office 2016 以降の製品になるわけですが、ひょんなことから Office 2013 のサポート情報を見ていたら、Office 2013 にも今月更新プログラムが提供されていたんですね... 

20230529-1-1.jpg 20230529-1-2.jpg 20230529-1-3.jpg

-- Microsoft Office 2013: 2023年5月9日 Ver.15.0.5553.1000

** Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了しておりますが、5/9にも更新プログラムが配信されています。

-- Microsoft Office 2016/2019/2021: 2023年5月9日  Ver.2304 (ビルド 16327.20248)


-- Microsoft 365:

最新チャンネル(Current Channel)→ 5月24日  Ver.2305 (ビルド 16501.20152)

** 日本語・USサイトともにWebサイトの情報の更新が遅れていますので、手元で確認できているものは、手元の情報をご紹介しています。Webサイト上は、5月9日 Ver.2304 (ビルド16327.20248) となっていますが実際にはその次の更新がすでに適用済みです。


【Mac 版】

Mac 向け製品(Office for mac)については、すでに Office 2016 までサポートが終了しております。現在 サポートされているのは、Office 2019/2021 といった永続ライセンス版と、Microsoft 365 のサブスクリプション製品のみになります。

20230529-2-1.jpg 20230529-2-2.jpg

またこれらの製品のサポート対象となる、macOS は、
  • macOS BigSur Ver.11.0
  • macOS Monterey ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみになります。

-- Office 2019/2021/Microsoft 365: 2023年5月16日 Ver.16.73(ビルド23051401) 

** Outlook for mac のみ、5/23 Ver.16.73.1(ビルド23052000)となっています。



<参照>




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2023年05月13日

6月からコンシューマー向け Office 製品、値上げ....

何でも値上げ、値上げが続いていますが、残念なお知らせです。

Microsoft 365 のコンシューマー向け製品が、6月から値上げされることが公式ブログにて発表されました。

20230513-1-1.png 20230513-1-2.png 20230513-1-3.png

今回の対象はコンシューマー向け製品。Microsoft 365 Personal や Family といった、サブスクリプションをはじめ、Office の各単体製品がその対象となっております。

今後、サブスクリプション製品については、例年開催されるキャッシュバックキャンペーンや、Amazon などの値引きなどを上手に利用して購入することが非常にポイントになってきそうですね。

現在もオークションなどやネットショップなどには、まだまだ不正な製品が販売されているケースが多々あります。また中古PCなどを購入した際に本来販売されてはいけない法人向け製品がついているなんて言うトラブルも相変わらず多いのが現状。

仮に安いからといって、不正な製品には手を出さないよう、くれぐれもご注意ください。


-- PC の譲渡とプレインストール版 Office 製品:

ときどき Microsoft コミュニティでも上がるのでご紹介しておきますが、日本のマーケットの場合、海外と異なって、PCにいわゆるプレインストール版と呼ばれる買い切り版の Microsoft Office がついて販売されているケースが多々あります。

このプレインストール版は、PCにプレインストールとして提供されているもので、単体で、他のPCにインストールすることなどができない特殊なライセンスになっています。

またPCを知り合いに譲りたいという場合でも、プレインストール版の Microsoft Office については、現在はライセンスの譲渡ができなくなりましたので、ご注意ください。


<参照>




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2023年04月15日

Microsoft 365 のここ最近の更新事情

3月から4月に入って、Microsoft 365 の "最新チャンネル" (Current Channel) に頻繁に更新プログラムが頻繁に到着しております。Update するたびにバージョンアップしたり、バージョンダウンしたり....。ここ数日は毎日のように繰り返されているようです。

20230415-1-1.jpg 20230415-1-2.jpg

その一つの要因ともいえるのが上記の「最近の Windows PC 版 Outlook の問題に関する修正プログラムと解決策」の中、"Outlook" に関するの不具合が確認されており、これを回避するためにロールバックが推奨されていたようです。

20230415-1-3.jpg 20230415-1-4.jpg

Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中で、その回避策として、Ver.2302(16130.20332)へのロールバックが推奨されています。
あくまでも憶測ではありますが、おそらくそれに伴い更新プログラムを配信してロールバックさせていたということなんでしょう。

3月末から、本日までの更新履歴ですが、自分のPCを更新したときの情報では、

DateVer.Build
2023/3/29230316227.20212
2023/4/4230216130.20332
2023/4/6230316227.20258
2023/4/8230316227.20272
2023/4/11230316227.20280
2023/4/12230416327.20134
2023/4/14230216130.20332
2023/4/15230416327.20134

といった形で更新されてました。
まぁ、こんなに頻繁に、アップデート したり、バージョンダウンしたりというのはちょっと異例なこと。

20230415-1-5.jpg 20230415-1-6.jpg

ただし4月に入って提供されている更新プログラムにはセキュリティ関連の不具合を修正するための目的もあるためか、再度修正プログラムが提供され、上記にもあるように本日また3日前のバージョンまで戻った感じになっています。

とりあえず、通常更新は自動更新になっているケースの方が多いと思われますので、バージョンアップしたり、ダウンしたりがあるかもしれませんが、様子見るしかなさそうですね。一応「Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中では、今回の Outlookの問題は、US時間5/9(日本時間5/10)の定例アップデートで不具合が修正される予定のようです。


<参照>




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2023年04月10日

ダウングレード権 〜 Office 編

間がかなり空きましたが、前回の「ダウンロード権 〜 OS 編」に続いて、今回は、Microsoft 365 などの Office アプリでの "ダウングレード権" についてご紹介いたします。

Office 2021 を購入したけど、Office 2016 などにダウングレードして利用できるものなのか?

残念ながら、OS(Windows11)の時のように、Windows 11 Pro とかであればOKというように簡単にはいきません。ダウングレード権は主に法人向けに提供されているサービスになるからです。


【ダウングレード権が付いた Office 2021 LTSC 版】

日本の場合、そのマーケットの特殊性もあって一般の方が Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリをご利用の場合でも、別途製品を購入するケースより、OEM版といってPCと一緒に販売されてるプレインストール版をご利用の方が多いかと思います。

それ以外にも、Microsoft 365 Personal や Microsoft 365 Family などのサブスクリプション、さらには法人向けに提供されているプレインストール版や、Microsoft 365 Apps for businessなどの法人向けのサブスクリプションもそうですが、これらの製品にはダウングレード権はついておりません。

一般向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Personal (POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Family (POSA版、ダウンロード版) など
法人向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版)
  • Microsoft 365 Apps for business
  • Microsoft 365 Apps for standard
  • Microsoft 365 Apps for premium など
上記は一例ですが、上記のような製品にはダウングレード権はついておりません。


-- ダウングレード権が付いているのは LTSC版(ボリュームライセンス版)のみ:

Office 製品についていうと、Office 2021 を購入したものの、事情があってどうしても Office 2019 としてダウングレードしてインストールしないといけないような場合には、Office LTSC を購入する必要があります。現在販売されているものは、"Office LTSC 2021" となります。

20230407-3-1.jpg 20230407-3-2.jpg 20230407-3-3.jpg

製品ライセンス簡易ガイド」では、「ダウングレード権」ところから、「マイクロソフト コマーシャル ライセンス、OEM 製品およびパッケージ製品のライセンスのダウングレード権」というPDFファイルがダウンロードできるようになっています。

20230407-3-4.jpg 20230407-3-5.jpg

また「ボリューム ライセンスによる Microsoft Office ソフトウェアのライセンス」(PDF)なども参考にされるといいと思います。


以上のように、Office 製品においてダウングレード権を利用しようとする場合には、市販されている永続ライセンス版やサブスクリプション版ではなく、こうしたボリュームライセンス版が必要になります。


<参照>



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2023年04月09日

クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更

Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリを開くとタイトルバーの左上に表示されているクイックアクセスツールバー(QAT)。

このQATがデフォルトで表示されるようになりますよ?という記事が、Office Insider Blog に上がってました。

20230409-1-0.jpg

あれ? QATって、なくなってたっけ? と思って確認してみてもちゃんとあったりする....

20230409-1-1.jpg

その記事をよくよく読んでみると、US時間2021年6月29日に投稿されている「Visual refresh of Office apps for Windows」を紹介するとともに、この時に加えられた変更("Fluent Design の原則を使用して、Microsoft 365 アプリ全体でよりシンプルで一貫性のあるエクスペリエンスを提供" することになったもの)により、"リフレッシュの一環として、QATはデフォルトで非表示になり、元に戻すや繰り返すのコマンドがホームタブに移動" されていたことが取り上げられておりました。

そして改めて Windows 11 の Microsoft 365 を開いてみると.... 確かにQATはなかったんですね。

20230409-1-2.jpg 20230409-1-3.jpg

もちろん、Word のオプションを開いて、クイックアクセスツールバーを表示するという設定にすれば、きちんと表示されるわけですが、デフォルトではオフになっていたわけです。

普段使いは、Windows 10 で、Microsoft 365 の各アプリを利用していたので、実のところその違いに気が付いておりませんでした...

こうした変更が逆にワークフローを混乱させ、遅らせるものであること。特に、「元に戻す」と「やり直し」のコマンドが「ホーム」タブに配置されたことで、余計なクリックやタブの移動が必要になったというフィードバックがあったようです。さらにはタイトルバーの「自動保存」コマンドを非表示にすることができなかったというフィードバックもあったようです。

今回こうしたフィードバックを受けて、アップデートによりQATはデフォルトで表示され、「元に戻す」、「やり直し」、「自動保存」などが元の場所に戻すことになったようです。QATをカスタマイズして、必要なコマンドだけを残すことができるようになります。


【利用可能なバージョン】

さて今回のこの設定変更は、まだすぐには反映されません。なので現在の最新バージョンが、Ver.2303(Build 16227.20272) ですが、今回の設定が有効になるのは...

Ver.2305(Build16403.20000) 以降

となっています。

20230409-1-4.jpg

ちなみに現在 Beta Channel で提供されている最新バージョンは、4/7 に提供された Ver.2305(Build16403.20000) になるので、このバージョンからということになります。

確かに手元の Beta Channel の Microsoft 365 を確認してみると復活しておりました。今回の更新が、Current Channel に提供されるようになるまでにはまだひと月ぐらいはかかるでしょうけど、気がついてみたらデフォルトで表示されるようになってた...ってことになるんでしょうね。


<参照>




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