2023年09月25日

ロールバックとセキュリティの問題

今回、Office 2013 が正しく動作しなくなって、暫定的に ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで対処されている方もいらっしゃると思います。


上記の中でも触れてはいますが、ロールバックによる対処は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず、なるべく早めに Microsoft 365 Personal などのサポートが有効な製品に乗り換えていただくのが前提の対処法であることには変わりありませんので、くれぐれもこの点はお忘れないようにご注意ください。

今回の Office 2013 に関しては、サポートが終了している製品。4月11日以降もセキュリティの問題が確認されて、Office 2016 以降同様にセキュリティの修正プログラムが配信されているという背景はあるものの、本来であればそうしたものも配信される対象ではないはずのものでした。


【4月11日以降に配信されている更新内容】

では今回、Office 2013 に限って確認してみますが、2023年4月11日のサポート終了後以降、Office 2013 向けに配信されている更新プログラムについて確認してみましょう。

20230924-1-1.jpg 20230924-1-2.jpg

Office 2013 の更新履歴」によると、以下のようになっています。

リリース日バージョン詳細
2023/04/11Ver.15.0.5545.1000KB5002087
2023/05/09Ver.15.0.5553.1000KB5002088
2023/06/13
Ver.15.0.5563.1000
KB5002089
2023/07/11Ver.15.0.5571.1000KB5002090
2023/08/08Ver.15.0.5579.1001KB5002091
2023/09/12Ver.15.0.5589.1001KB5002092

*** ここに表示されているリリース日は、US時間となりますので、日本時間は大まかに言って、+1日になります。

例えば、今回 Ver.15.0.5577.1000 までロールバックするということは、8/8 および 9/12 に提供された更新プログラムを適用しなかったことにするわけです。

ではどんなセキュリティ上の不具合だったのか? 普段はあまり気にしなかったことがロールバックするとなると気になるところですよね?
すべて見るときりがないので、とりあえず 9月分 について確認してみましょう。

-- 2023/09/12配信:

対象製品:Office 2016、Office 2013、SharePoint Server サブスクリプション エディション、Microsoft SharePoint Server 2019、Microsoft SharePoint Server 2016、Office Online Server

Office 2013向けの内容:


その対象は、Excel 2013/Office 2013/Word 2013 となっています。

まだ英語版しかありませんが、
  • Excel:Microsoft Excel の情報漏えいの脆弱性を解決
  • Office:Microsoft Office セキュリティ機能バイパスの脆弱性および Microsoft Office スプーフィングの脆弱性を解決
  • Word:Microsoft Word の情報漏えいの脆弱性を解決
とあるように、決して侮れないものです。

Office 2013 の更新履歴」のところで、"Office 2013 更新プログラムのリリース日、バージョン番号、修正情報のリスト" でも触れられておりますが、例えば、9月の KB5002092 の場合には、KB5002488/KB5002477/KB5002483 といった内容が含まれています。

個別の情報を見ると、MSI版向けとはありますが、これがまとまって、KB5002092 として、C2R 版に配信されているわけです。


【ロールバックで対応することのメリットとデメリット】

今回の、Office 2013 のトラブル。うちの手元にある Windows 10 上で利用している Office 2013 Professional では全く問題ないので、こうした更新プログラムが要因なのか? 詳細はよくわかりません。

ただし、Office 2013 を一旦削除して、入れなおしたケースでは、最新バージョンでも正常に動作している例も確認しているので、何も Ver.15.0.5589.1001 に Update したから発生するものでもないものと思っています。


-- 国内で流通しているプレインストール版の問題点:

入れなおせばいい... ならば入れなおせばいいだけなわけですが、入れなおす際に "プロダクトキー" が必要なケースがあります。

Office 2013 の場合、特に一般ユーザーの方の多くがご利用の製品は、PC購入時に一緒についていた "プレインストール版" のケースが多いかと思います。Office 2013 のプレインストール版の場合、この後の製品以降ではすでに一般的になっている Microsoft アカウントとの紐づけがされません。ダウロード版や、パッケージ版の場合には、Office 2013 から、Microsoft アカウントとの紐づけが行われるようになりました。

つまり、プレインストール版をご利用の場合、プロダクトキーがなければ再インストールできません


** 富士通のサイトに、プロダクトキーの記載されたカードの件や、その再インストール方法について紹介されていますので、こちらもご参照ください。

意外と、PC購入時についていたはがき大ぐらいのパッケージに入っていたプロダクトキーの記載されたカードなんてすでに無くしてしまったという方も多いようです。


-- ロールバックがいい点:

ロールバックは、冒頭でも紹介したように適用した更新プログラムの適用をなかったことにすることを意味しますが、やっていること自体は、現在の Office を削除して、旧バージョンを入れなおすといった作業をしていることになります。

20230924-1-3.jpg 20230924-1-4.jpg

Mac 向け Office の場合には、そのリリースノートから、以前に提供された古いバージョンの更新パッケージだけではなく、インストールパッケージもWeb上からダウンロードできるようになっていますので、いつでもプログラムを削除して、古いバージョンに戻すことが比較的容易にできます。

これに対して、Windows 版の場合には、更新プログラムの情報まではありますが、旧バージョンをインストールすることはできません。再インストールすれば、最新のバージョンがインストールされるだけです。

ですので、Windows 版 Office 製品で、バージョンを戻すには、コマンドプロンプトを利用してロールバックするしかないわけです。

またロールバックの場合には、プロダクトキーの入力・マイクロソフトアカウントの要求はされません。そうした意味では、プレインストール版ユーザーにとっても有効な回避策にもなるわけです。


-- ロールバックのデメリット:

もちろんロールバックするのであれば、冒頭にご紹介した、セキュリティの問題を抱えることになることは覚悟しないといけません。

ロールバックとは、ロールバックするバージョンまでの間に提供されたセキュリティの修正をいったんなかったことにすることになります。
ですから、ロールバックする対処法は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず根本的な解決にはなりません。

ちなみに、Office 2013 のロールバック方法は、「Office 2013 をロールバックする」をご参照ください。


サポートが継続している製品については、当然ながらセキュリティの修正とはいえ、それに不具合が見つかれば Microsoft 側も対応しますが、サポートが終了した製品の場合には、当然ながら不具合以上に、セキュリティのリスクが最優先されますので、修正される見込みはほとんどないと考えるべきです。

なのでロールバックして治ったから終わり... ではなく必ず新しい製品へのアップグレードを行ってください。"喉元過ぎれば熱さを忘れる" にならないようにくれぐれもご注意ください。


<参照>





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2023年09月21日

「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された! Part 2

以前に、「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事をご紹介いたしました。最近この記事へのアクセスが非常に多くなってきているので、再度取り上げてみました。

20230919-5-1.jpg


おそらく内容的なものは、上記でご紹介したものと一緒でしょうけど、表示される画面はどちらかというと「WordやExcelなどを起動すると「Microsoft はお客様のプライバシーを尊重しています」と表示されました」(富士通)の画面じゃないかな?と思っています。

Office起動時「あなたのプライバシーは重要です」といった表示が出ます」とあるように、Microsoft コミュニティでは、「あなたのプライバシーは重要です」なんて表示されることもあるようなので、いくつかパターンはあるようですが、内容的には基本的に同じものです。

20230919-5-1-2.jpg 20230919-5-1-3.jpg

これらの画面で設定されるのは、Word、Excel、PowerPoint などの各アプリを開いて、

アカウント > 設定の管理アカウントのプライバシー

とクリックすると表示されます。


【何度完了しても表示される】

以前製品側の不具合で、こうした画面が一度完了しても再び表示される例がありました。さてこの画面、画面に従って進んで完了して、いったん消えるものの、再度 Word や Excel などのアプリを開いてみるとまた表示される... といったことの繰り返しで、この画面が消えないという症状を確認しています。

  • Office 製品の再移動
  • Office 製品の修復
  • Windows の再起動
こうしたことを行っても、相変わらずアプリを起動すると表示されておりました。

-- サインインアカウントの問題:

そこで実際に拝見してみると、Word や Excel などのアプリを開いてみると、右上のアカウントに "" が付いていて、ファイル > アカウント とはいってみると、アカウントのところには、"サインイン問題の修正" というマイクロソフトアカウントのエラーが表示されていました。

20230919-5-2-1.jpg

この状態で、いくら今回表示されていた「あなたのプライバシーは重要です」といった画面で、設定を完了してもアカウントがエラーになっている以上このアカウントで完了したことにならないわけで、結局同じポップアップが出てくるようになってしまいます。

-- Micorosoft アカウントでサインインして修正する:

まずは、ファイル > アカウント と開いて、「サインイン問題の修正」のところをクリックして、修正します。通常であれば、ご使用の Microsoft アカウントでサインインしなおせば完了です。

ただし、
  • アカウントにサインインしようとしたらアカウントにロックがかかっていてサインインができない
  • パスワードを忘れてしまってサインインができない
などなど

アカウント自体に問題が発生している場合には、そこを解決してあげないと、今回の繰り返し表示される問題も解決しません。

Microsoft アカウントが正しく認識されていないで使用していると、この先に待っているのは "使用停止"。つまり「ライセンスのない製品」となって使用できなくなてしまいます。

おそらく、今回古い「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事にアクセスが多いのもこのあたりが問題じゃないかな?と思われますので、アカウントの修正が必要か?どうかから、確認してみてください。


<参照>




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2023年09月20日

「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示される

ここのところ、このブログにタイトルのキーワードで検索で来られる方も多いのですが、Microsoft コミュニティを見ていても、このキーワードにまつわるトラブルが多いようなのでもう一度確認を含めて取り上げてみました。

20230920-2-1.jpg

多少その後私自身もいくつか確認した中で、前回のスレッドの通りすがりオペレーターさんからのコメントにもあるように、ショートカットの作り直しだけで改善された例も、実際に経験いたしましたので、それを含めて整理してみます。

アクセス履歴を見ると今日だけで「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」で、この記事へのアクセスが1000ビューを超えてますので、あちこちで発生しているってことでしょうね。


【大前提】

まず具体的な対処法を前に、その大前提となるポイントを挙げておきます。
  1. Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了している
  2. Windows 10 上では動作するが、Windows 11 はサポート対象外である
実は以前にもご紹介はしていますが、Office 2013 については、4月11日にサポートは終了しておりますが、その後もセキュリティの更新プログラムは、ほぼ毎月提供されてきております。

Office 2013 向け Update(2022/9/13)

上記のような形で直近では、2度ほどご紹介いたしました。

当然ながら機能更新はありません。セキュリティの更新については引き続きおこなわれていますが、サポートが終了しているサポート対象外の製品なので、いつ終わってもおかしくないことは頭の片隅に置いておくべきかと思います。


【対策】

これまでに「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示されて、Office のアプリが起動しなくなるパターンは、どのアプリで発生すると限定されたものではないようです。

20230920-2-2.jpg
  • Outlook を起動しようとしたら表示されたケース
  • Excel のデータを開いたら表示されたケース
  • Word を起動しようとしたら表示されたケース
    と様々です。
1つ確実に、そして共通して言えることは、文字通り "サポート対象外" の製品であるということです。Office 2016/2019/2021/365 といった製品では、今回のようなエラーで起動できなくなるケースは、少なくとも私は経験がありません。

まぁそれはさておき、とりあえず買い替えるにしても今すぐどうにかしたいという方のための対処法を整理してみます。
  1. ショートカットアイコンの再作成
  2. Office 2013 の再インストール

1) ショートカットアイコンの再作成

必ずしもこれで改善するとも限りませんが、これが一番簡単な対処法です。

前回ご紹介したときに通りすがりオペレーターさんからのコメントをいただきました例です。その時の私のケースでは、これでは改善は見られませんでしたが、その後何度か試した時には、このショートカットアイコンの作り直しのみで改善したケースも、いくつかありました。


2) Office 2013 の再インストール

Office の再インストールの前には、修復だろう?と思われるかもしれませんが、クイック修復オンライン修復ともに、修復ではこれまで数件このケースの対応をしてますがダメでした。むしろ再インストールすれば一発で改善しています。

--再インストールでの問題:

現在国内で販売されている Office 製品(法人向け製品を除く)には入手経路で区別すると、
  • プレインストール版
  • ダウンロード版/POSAカード版
があります。

特に日本の場合海外と異なり、国内で利用されている方の多くは、"プレインストール版" だたりするケースが多いわけで、この場合問題になるのが、"プロダクトキー"。

プレインストール版Office 2013 の場合には、現在の Office 製品のように、初回インストール時に、プロダクトキーと Microsoftアカウント との紐づけは行われません

インストールの際に、Microsoft アカウントの入力は求められますが、入力が求められるだけで紐づけされるわけではないので、Office 2016/2019/2021/365 の様に、Microsoft アカウントさえあれば再インストールできるわけではありません。

ただし後者の「ダウンロード版/POSAカード版」については、Office 2013 の場合にも、初回インストール時に Microsoft アカウントとの紐づけが行われるので、再インストールは、Microsoftアカウントから行うことになります。

なので、プレインストール版の場合にはプロダクトキーがなければ再インストール(オンライン修復)はできません。仮に紛失した場合などのケースでは、あきらめて新たに Microsoft 365 Personal をご契約されるか、Office 2021 などの統合パッケージ版をお求めいただく必要があります。


一応検証用にうちにもまだ、Windows 10 上で、元気に Office 2013 Professional が動作しております。なので、あちこちで発生している今回のトラブルが Windows Update や Office の Update に起因するものということも考えにくいところです。

ただし冒頭にも書きましたが、Office 2013 は、既に製品登場から10年以上経過してサポートも終了している製品。

よっぽど特殊な事情がない限り、この機会に、Microsoft 365 Personal などに乗り換えるか? PCの買い替える時期であれば、それまでの間だけ Microsoft 365 Personal を利用するなど、いつまでも古いものを使い続けるよりは乗り換えてしまうことの方をお勧めいたします。


【追記】

Norton が影響しているパターン。Norton のサポートページでは、「この問題は、プリインストール版の Microsoft Office 2013 を使用している場合に発生することがあります」ともあります。ただし今回までに私が実際にいくつか確認している例では、Norton が影響したという事例は確認できていません。


しかしこのサイト、"最終更新日: 2023/09/06" となっていることからすると、また Norton が影響しているケースもあるってことなんでしょうね。


【2023/09/21更新】

9月に提供された更新プログラムが要因だという見方もあるようです。同様の症状が海外でも確認されているようで、ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで改善したという報告もちらほら。一応参考まで。


それにしても、国内外を問わずこうしたサポート終了製品使っている人多いんですね。

ロールバックをお試しになるのであれば、以下の更新履歴より、バージョン情報をご確認ください。



繰り返しますが、サポート終了しているわけですから当然ながら、仮に不具合が見つかったからと言って修正される可能性も少ないわけですし、またうちみたいに更新プログラムをインストールしていても全く問題なく使用できている例もあるので、必ずしも更新プログラムが要因とも断定はできないわけです。


<参照>



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2023年09月13日

Office 2013 向け Update

表題の通りですが、2023年4月11日にサポートが終了した.... はずの Microsoft Office 2013 なんですが、その後も、更新プログラムが到着しております。

ちょうど先月は、C2R向けの更新はなく、でも MSI 版向けの更新があったりしてたわけですが、本日は定例の Windows Update の日。Microsoft 365 をはじめとする Office 製品についても、昨日から更新プログラムが到着しておりました。

でもって、事情があってまだ検証用に入れている Office 2013 についても確認してみると....

20230913-1-1.jpg 20230913-1-2.jpg

今月は、C2R版向けにも更新プログラムが到着しておりました。

20230913-2-1.jpg 20230913-2-2.jpg 20230913-2-3.jpg

Office 2013 の更新履歴」を確認してみると、確かに 4/11にサポートが終了していることもある一方で、最新版は、2023年9月12日にリリースされた 15.0.5589.1001 ともあります。

"KB5002092" の詳細情報を見てみると、 Excel 2013/Office2013/Word2013 向けに対するセキュリティの更新プログラムです。


先月にもご紹介しましたが、サポート終了後も、4月、5月、7月 に続いて 9月にもセキュリティ更新プログラムが配信されてきたことになります。

何等か事情があってご利用の方は Update をお忘れなく!


【2023/09/14更新】

改めて「Office 2013 の更新履歴」を確認してみると....

20230913-2-4.jpg

4/11 の更新が最後と思いきや、もう更新は来ないものと思ってたので、手元では確認できていなかったり、あるいは確認が大分遅れたりしたものもあるものの、結局毎月 Update の日に来てたわけですね.... 状況としてはサポート終了とはいえ、延長サポートが続いているような感じになってます。


<参照>




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2023年09月10日

Office の基本操作 2023-09-1 "名前を付けて保存" がない

今回は、いつもあるはずの "名前を付けて保存" がない.... そんな話題を取り上げてみました。

Word でも、Excel でも、データを保存するときには、ファイル > 名前を付けて保存 とクリックするものと思っていると、これがなかったりすると、あれ?どうしたんだろう... うちの Word がおかしい〜 なんてびっくりすることってありませんか? 

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そこにあるはずのものがないと慌ててしまいますよね? 上記の Excel ファイルは一例ですが、どこが違うのでしょうか?


【一口に言っても様々なプログラムがある】

Microsoft 365 を構成する Word や Excel、PowerPoint といったアプリには、Windows 上で動作する Windows版、Mac 向けの Mac 版 といったPC向けの製品の他にも、モバイルデバイス向け、Web 版と様々な製品があります。
  • Windows 向け Office 製品
  • Mac 向け Office 製品
  • Android向け Office 製品
  • iOS 向け Office 製品
  • Web 版 Office 製品
つまり製品によって、その画面構成が変わってくるので、すべての製品が同じとは限りません。今回ここで、すべてのデバイスを取り上げるのは無理があるので、今回は、Windows 向けのデスクトップ版 でもその違いがあることをご紹介させていただきます。

-- どこの保存されているデータを開いているか?

冒頭でご紹介した3つの画像。もう一度ご紹介すると、

20230909-1-1.jpg 20230909-1-2.jpg 20230909-1-3.jpg
  1. Windows 向け Excel
  2. Windows 向け Excel
  3. Excel for the web(Web版 Excel)
となります。3番目は Web 版 Excel なので、今回は除外しますが、一応 Web 版 の Excel でも "名前を付けて保存" がありますね。

しかし、1番目と2番目は、同じ Windows 版 Excel なのに、ファイルメニューをクリックしたときに表示されるメニューが異なることがお分かりいただけると思います。

実は同じプログラムであっても、この2つのファイルは保存場所が異なります。


〜 1枚目: "名前を付けて保存" のあるこの Excel ファイルは、PCに保存されているデータを開いたときのものです。

20230909-2-1.jpg

通常の編集画面に戻ると、左の "自動保存" が "オフ" になっていることがお分かりいただけると思います。


〜 2枚目: こちらには、"名前を付けて保存" はありませんが、"コピーを保存" があります。

20230909-2-2.jpg

ご覧いただくとお分かりのように、こちらは "自動保存" が "オン" になっています。つまり、OneDrive 上に自動保存されているデータについては、"名前を付けて保存" がなく、代わりに "コピーを保存" があるわけですね。またデータはすべて、自動で保存(上書き)されるので、PCに保存されているデータをあつかっているときのように、"上書き保存" という項目もありません。

いつも表示されていたメニューがない... そんな場合にも慌てずにしっかり確認してみてください。


【データを優先的に保存する場所】

例えば、Word や Excel のデータを開いたときに、データはすべてドキュメントフォルダに保存されるもの? と思われている方も多いかと思います。しかし今回のように Microsoft の OneDrive と連携させたような場合には、OneDrive 上の ドキュメントフォルダだったりすることもあるわけです。

ではどこで設定するものなのか? Word や Excel などのアプリには、PCを既定の保存先にするのか? OneDrive を既定の保存先にするのか?そうした設定があります。では具体的に Microsoft Word を一例に、その設定についてご紹介します。

1) Word などのアプリを起動し、ファイル > オプション とクリックして、"Word のオプション" のダイアログを表示します

20230909-3-1.jpg 20230909-3-2.jpg

2) 左ペインの、"保存" をクリックすると、右ペインに "文書の保存" という項目が表示されます。

20230909-3-3.jpg

3) "既定でコンピューターに保存する" が オン(チェックが入っている)場合、データの保存先は、"既定のローカルファイルの保存場所" が保存先になります。つまり通常は、PC内のドキュメントフォルダということになります。逆に、ここにチェックが入っていない場合には、保存先は、OneDrive になります。

20230909-3-4.jpg

こちらの設定により、"名前を付けて保存" をクリックして開くたとき、既定のデータの保存先は、

"既定でコンピューターに保存する" が オン(ON) の場合:"このPC" が選択されます

20230909-3-5.jpg

"既定でコンピューターに保存する" が オフ(OFF) の場合:"OneDrive - 個人用" が選択されます

20230909-3-6.jpg

のように変わってきます。

ただしもちろんここになっているからと言って、他の場所に保存できないわけではないので、既定の場所は既定の場所として設定したままでも、"参照" などをクリックして具体的に保存場所を変更して保存することも可能です。


-- おまけ:

もう一つおまけに追加でご紹介しておくと、ファイルメニューの中に、やはり普段ならあるはずの、"アカウント" や "オプション" が表示されない... そんなケースもあります。

20230909-2-3.jpg

これは Excel などのアプリを起動したときの ウィンドウサイズによるものです。表示しきれないメニュー項目が、"その他" に集約されて表示されなくなってしまいます。

この場合、上記にもありますが、"その他" をクリックすれば、"アカウント"、"オプション" など表示しきれないメニューが表示されるようになります。


<参照>




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2023年08月28日

Office 2013 向けにも更新プログラムがあるので、忘れずに更新を!

この4月にサポートが終了した Office 2013 ではありますが、実のところその後も更新プログラムが到着しております。
今回は、サポートが終了した2023年4月11日以降、8月までに提供されている更新プログラムについて、確認してみました。


【Office 2013 の更新状況】

まずは、手元の C2R版(クイック実行版)の記録から。通常2023年4月11日にサポートが終了した製品になるので、これ以降は更新プログラムが来ないのが通例です。手元の記録をみると....
  • 2023/04/11 Ver.15.0.5545.1000
  • 2023/05/09 Ver.15.0.5553.1000
  • 2023/07/12 Ver.15.0.5571.1000
と更新プログラムの提供がありました。つまり、5月、7月と、普通に、アップデートが提供されていました。ということで、現在の手元にあるC2R版は、Ver.15.0.5571.1000 が最新版(現時点では最終版)ということになります。

20230827-1-1.jpg 20230827-1-2.jpg 20230827-1-3.jpg

一応それ以降は、更新はないので、上記のようにアップデートを開いても、"最新の状態です" と表示されます。
つまりは、4/11以降も更新プログラムが提供されているわけですから、何らかの事情があってご利用の場合には、Update をしておく必要があるわけです。

さてWeb上で公開されている Office 2013 の更新履歴を確認してみましょう。

20230827-2-1.jpg 20230827-2-2.jpg

Office 2013 の更新履歴」によれば、上記にもあるようにさらに8月8日にも更新プログラムが提供されています。


-- MSI 版とC2R版:

Office 2013 には、その提供方式として、MSI版(従来からあるようなインストーラーを利用してインストール形式のもの)とC2R版(クイック実行版といって、ストリーミングおよび仮想化のテクノロジを利用して更新方式)があります。実際には、Office 2013 には、ARM版の Windows RT向けに提供されていた Office 2013RT といった製品もあったりします。

一応Web上では、「Office 2013 の更新プログラム (C2R)」の情報では、「最新バージョンの Office 2013 は、2023 年 8 月 8 日にリリースされた 15.0.5579.1001 です。」とはありますが、これは間違いで、8/8に提供されているセキュリティの更新プログラムは、C2R版は対象外になっているのでインストールできませんから、7/12に提供された "Ver.15.0.5571.1000" がクイック実行版の最後のバージョンになります。

仮に、8/8に提供されている更新プログラムである、”KB 5002091” という更新プログラムをダウンロードして、インストールしても、エラーにはなりませんが、このインストールによって影響の受けるプログラムはありませんとなってしまいます。当然ながら、バージョンも変わりません。


-- Office 2013 のライフサイクル:

Office 2013には、固定ライフサイクルポリシーが適用されています。

20230827-4-1.jpg 20230827-4-2.jpg

上記にもありますが、そのライフサイクルは一般コンシューマー向け製品の Home & Business などの製品同様、法人向けに展開されている Professional Plus や Standard も同様です。


【8月に提供されたセキュリティの更新プログラム】

では具体的に、US時間 8月8日 に提供された更新プログラムにはどんなものがあったのか? 以下の通りとなっています。

20230827-3-1.jpg
  1. Excel 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002451)
  2. Office 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002439)
  3. OneNote 2013 のセキュリティ更新プログラムについて: 2023 年 8 月 8 日 (KB4022167)
  4. Outlook 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002449)
  5. PowerPoint 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002399)
  6. Publisher 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002391)
  7. Word 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002445)
ただし、上記のどのプログラムの説明を見ても....

20230827-3-2.jpg

上記のようにあるように「Microsoft ダウンロード センターの更新プログラムは、Microsoft インストーラー (.msi) ベース エディションの Office 2013 に適用される点に注意してください。 Microsoft Office 365 Home などの Office 2013 クイック実行エディションには適用されません。」と補足もあります。つまりは、C2R版は対象外ということになります。

とはいえ、Office 2013 Professional Plus などのボリュームライセンス版で MSI 版をご利用の場合にはこうしたセキュリティの更新プログラムは、8月にも提供されていますので、Windows Update、Microsoft Update カタログ、さらには、Microsoft ダウンロードセンターといったところから入手してインストールする必要がありますので、MSI 版をご利用の方はくれぐれもご注意ください。

また C2R 板には7月までは更新プログラムが来ていたのでご注意ください。

もっともよっぽど事情がない限り、サポートが終了した Office 2013 の使用はお勧めできませんので、ご注意ください。サポート終了が潮時とみて、Microsoft 365 などの最新バージョンに乗り換えることをお勧めいたします。


<参照>




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2023年08月26日

Office アドインがもっと探しやすくなりました

Office の各アプリの機能を拡張するための "アドイン"。Office のアドインとして現在も様々な機能が提供されています。

20230825-4-1.jpg 20230825-4-1-2.jpg

こうしたアドインをもっと探しやすくして、多くの皆さんに使ってもらおうと、ホーム タブに新しいボタンが追加され、Word、Excel、PowerPoint の Office アドインを簡単に検索、インストール、アクセスできるようになったようです。


【アドインの導入方法】

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  • ホームタブ>アドイン
  • ファイル>アドインを取得
とクリックすると、アドインの検索画面になります。

ちなみにこの挿入方法は、デスクトップ版のアプリはもとより、Office for the web でも同様です。

20230825-5-1.jpg 20230825-5-2.jpg 20230825-5-3.jpg

Word for the web や Excel for the web、PowerPoint for the web といった、Web 版でも利用可能なので、今回のこの機能はデスクトップ版では Windows 版のみになりますが、Mac ユーザーでも、Web版をご利用の場合には同様にご利用いただけます。


-- 対象製品:

Windows版 Ver.2301 (ビルド16026.20146) またはそれ以降

"This feature is available to all Word, Excel, and PowerPoint for web and for Windows users running:" とありますので、
Web 版も含まれているようです。

今回確認した限りでは、Windows 版も Web 版 も同様に利用できるようでした。


-- 更新されていない場合:

一応、現時点で、Windows 版の最新チャンネルだと、Ver.2308(ビルド16731.20094)になっているので、バージョン的にはすでにこの機能が適用されているケースの方が多いのかもしれませんが、うちの環境でも、バージョン的には同じものでも、ものによっては、以下にあるようにまだこの機能が適用されていないものもありました。

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ということで、まだ今回ご紹介したように、ホームタブを開いてもアドインのボタンがないなどといったケースもあると思いますが、その場合には、この機能が展開されるまで今しばらくお待ちください。


さて本日付(US時間8/24付)で公開された、 Office Insider Blog では、


のように、PowerPoint の Cameo の機能強化についても紹介されております。こちらの記事も後日ご紹介したいと思います。


<参照>




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インテリジェンス機能があたなをサポート 〜Microsoft 365

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2023年08月23日

「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面で、"続ける" がクリックできない

以前にも取り上げた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面。

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通常は、以前にも「Word や、Excel、Outlook などの Office 製品を起動したら「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示された!」でご紹介した通りで、"続ける" をクリックすればよかっただけでしたが、今回ご紹介する例では、これがグレーに反転して押せないケースです。

そんな相談を受けた際、見せていただいた画面を見ると確かに "続ける" というボタンはあっても、グレーに反転してクリックできない状況でした。

そこで確認してみたのが、

・何か別画面が表示されていて、非アクティブになっていないか?
→ 特に Excel を起動したらすぐのこのポップアップ画面が表示されただけで、他の画面はなし

・プログラムの再起動ができるのか?
→ とりあえずExcelを再起動しようにも、このダイアログのバックにあるExcelの画面は非アクティブになっていて、このダイアログを閉じないと、Excel自体を閉じることもできません

・プログラムの強制終了と再起動
→ 通常の方法では終了もできないため、タスクマネージャーを開いて、Excelを終了し、改めて起動したものの、また同じ状況に

・PC(Windows11)自体も再起動
→ 再起動後も、Excelを起動するとまた同じ画面が...

Word などのほかのアプリを開いても同様で、つまりはどうやっても Word や Excel などのアプリが利用できるような状態にならない状況でした。


【回避策】

とりあえずこの画面さえクリアすれば、あとは普通に使えるはず。Microsoft アカウントでサインインしていると表示されるもののようでしたので...


上記の Office.com にアクセスしログイン。すると案の定、こちらでも同様の画面が表示され、ブラウザで開いたこちらからは、"続ける" がクリックできたので、こちらで "続ける" クリックして、いったんこのダイアログも終了。

その後、改めてローカルPCにインストールされた Excel を起動すると.... 先ほどまでしつこく出ていた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」の画面は出てこなくなりました。

...ということで、仮に Word や Excel などのアプリを開いた際に、「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示されて "続ける" が押せない... そんな場合には、一度 Office.com にアクセスしてログインして、こちらから "続ける" をクリックしてみてください。


<参照>




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列車で行く花火大会

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2023年08月04日

まもなく終了する Office 2016/2019 の Microsoft 365 サービスへの接続

Office 2016 にしても、Office 2019 にしても、すでに皆様はご存じだと思いますが、サポートの終了は以下のようになっています。

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・Office 2016 メインストーリーム:2020年10月13日  延長サポート:2025年10月14日
・Office 2019 メインストーリーム:2023年10月10日  延長サポート:2025年10月14日

Office 2016 はすでに延長ストリームに入っていますし、Office 2019 も間もなく延長サポートに入ります。モダンライフサイクルポリシーが適用されていて、常に最新の状態を維持してくれるサブスクリプション製品と異なり、こうした固定ライフサイクルポリシーが適用されている Office 製品では、メインストーリームが終了して、延長サポートに入るということは、今後は機能の修正などは行われず、セキュリティの更新のみしか提供されなくなります。詳細は、「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」をご参照ください。

また Mac 版についていえば、

・Office 2016 サポート終了:2020年10月13日
・Office 2019 サポート終了:2023年10月10日

となっています。Mac 版 Office 2019 も、まもなくサポートが終了します。

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Windows 版で言えば、Office 2016 はもとより、Office 2019 もメインストリームが終了するのにあたって、こうした製品が、「Microsoft 365 サービス」へのアクセスに制限がかかるようになります。(Mac 版はサポート自体が終了するので当然ながら接続制限がかかります)


【"Microsoft 365 サービス" とは?】

"Microsoft 365 サービス" は、Microsoft 365 Perosonal や 各種法人向けプランなどのサブスクリプションをご利用いただいている皆さん向けに提供されているクラウドサービスになります。ただし、OneDrive など一部の機能は、通常の統合パッケージ版からでも接続が可能になっています。

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一般向けに提供されているもので、一番影響がありそうなのが、"OneDrive" ということになります。OneDrive アプリを常駐させて同期などしていなくても、Word や、Excel、PowerPoint などで、OneDrive に接続していて、OneDrive 上に保存されたデータを呼び出して使用しているというケースはあるかもしれませんね。法人ユーザーであれば、SharePoint などもこれに該当するでしょう。


ただし、「Office のバージョンと Microsoft 365 サービスへの接続」にもありますが、"古いバージョンの Office は引き続き Microsoft 365 サービスに接続できますが、その接続はサポートされていません" とのこと。これは、"これらの古いバージョンの Office では、Microsoft 365 サービスのすべての最新の機能と機能を使用できない可能性があることを意味します。 さらに、これらの古いバージョンでは、Microsoft 365 サービスの使用中に、他の予期しないパフォーマンスや信頼性の問題が発生する可能性があります。 これは、Microsoft 365 サービスを改善する際に、これらの古い Office バージョンを考慮したりテストしたりしていないためです" とある通りです。

サポートが終了する... ということはそういうことですね。

何かトラブルがあった場合には、自力で解決するか? あきらめて最新バージョンを購入するか? 

ご存じですか? Office にはサポート期限があります」にもありますが、当然ながら "サポート終了後のセキュリティ リスク" も大きくなります。IPAが発表した「情報セキュリティ白書2023」の中でも、そうしたことにも触れられております。

さらに言えば、こうした古いものが他のアプリやサービスなどにどんな影響を及ぼすかも配慮されませんので、十分ご注意ください。
"動くから問題ないか?" という安易な考えが、自分だけではなく、時に他の人に多大な迷惑をかけることにもなりかねません。


<参照>




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心に訴えるプレゼンを行う 〜 Microsoft 365


Dynabook Direct
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2023年08月02日

Microsoft 365 Copilot の利用と概要

Word や、Excel、PowerPoint などに搭載された AI が、要望を打ち込めば自動的に文書を作成してくれたり、プレゼンの資料を作成してくれたりするという "Microsoft 365 Copilot"。

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Microsoft が、chatGPT を開発した OpenAI との連携を強化し、これを Microsoft の各サービスにとり入れて展開しようとしているものの一つが "Microsoft 365 Copilot" になります。もちろん、これは Micrsoft 365 に展開するための一つにすぎず、他の分野での展開も進められています。

この発表があった時には、"へぇ〜、どんなものを作りたいか?を書けば勝手に文書を作成してくれるなんて、なんて便利なんだろう?" と思われた方も多いのではないでしょうか?

その後、Microsoft 365 Copilot はどこまで進んでいるのか? その進捗状況なども含め確認してみました。


【対象は法人ユーザー】

さてそんな "Microosft 365 Copilot" ではありますが、こうした AI の機能の導入には、"業務の効率化" という課題解決が目的にもなっていることもあり、強力な生産性ツールとして、先日 法人ユーザー向けに提供されることが発表されました。


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-- 対象ユーザー:
  • Microsoft 365 E3、E5プラン
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
-- 内容&料金:
  • Bing Chat Enterprise:当面、無料(ただし将来的には、1ユーザーあたり $5/月)
  • Microsoft 365 Copilot:1ユーザーあたり $30/月
-- その他のプランには?:

Microsoft 365 には、上記でご紹介した法人向けプラン以外にも、Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family といった個人向けのプランや、学校教育機関向けのプランなど様々なプランがあります。

現時点で発表されている段階では、今回の Microsoft 365 Copilot については、最初にご紹介した一部の法人ユーザー向けのみになっていて、それ以外のプランについては未発表となっています。当面は法人向けのサービス、それも追加料金が必要な有料のサービスになります。

-- 具体的にどんなことが可能になるのか?:

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さて、Microsoft 365 Copilot とはいっても、では具体的に Word の中ではどんなことができるのか?、Excel や PowerPoint の中ではどんな使い方ができるのか? 具体的なイメージがわかない方も多いかと思います。そんな具体的な内容がちょこっとだけ、「Microsoft 365 Copilot をリリース – 仕事の新たな形を創造」にて紹介されていました。

--- Microsoft Word の場合:

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文章の作成、編集、要約、創作といった作業を担います。既存のドキュメントへの内容の追加、文章の要約、ドキュメントの一部または全体の書き換えて簡潔にするなどといったことが可能になるようです。

--- Microsoft Excel の場合:

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データの分析、探索を支援してくれます。「データに手を加えることなく、掘り下げた分析が可能になります」ともありますが、おそらく思い描いたようなデータを抽出するのには、それなりに使い方を把握しておかないと難しいのかもしれませんが。

--- Microsoft PowerPoint の場合:

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プレゼンのスライドづくりは、大幅に効率化するかもしれませんね。その一例として「Word ドキュメントを基に 5 枚のスライドを作成し、関連するストック画像を挿入して」とか、「このプレゼンテーションを 3 枚のスライドにまとめて」、「この 3 項目の箇条書きを 3 列のテキストに再編成し、それぞれに画像を付けて」といった形で指示してみてくださいなんて言う例がありますが、これで大まかのアイデアが形になってくるとなると便利でしょうね。

--- Microsoft Outlook の場合:

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メールの下書きをしてもらったり、大切なメールにフラグを付けてもらったり。「複数の人と長くやり取りして複雑になったメール スレッドを要約して、各自が書いたことの内容だけでなく、それぞれの違った視点や、まだ解決されていない問い合わせも把握することができます」などとありますが、何度もやり取りしていると、メールのスレッドが長くなって、最初から見直さないといけないなんてこともありますが、そうしたことをすっきり整理してくれたりするのは、便利かもしれませんね。

--- その他:

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この他にも、Microsoft Teams、そして Teams の Business Chat、Microsoft Viva などといった方面での活用も紹介されています。

といったところで、まずは法人向けにスタートするわけですが、Microsoft 365 Personal などの一般向けサブスクリプションサービスにもまだまだ展開されそうな様子はなさそうですから、当然ながら、プレインストール版の、Office 製品や、統合パッケージ版の Office 製品には当面展開されそうにはないようです。


【Windows 自体にも搭載される "Windows Copilot"】

こうした Office 製品に搭載される Microsoft 365 Copilot ですが、これらとは別に Windows 自体にも搭載されることが発表されています。それが、"Windows Copilot" です。

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現在は、Windows Insider Dev Edition でのみ試験的に展開されているのみで、Windows Insider 向けの製品であっても他の Edition では利用できるようになっていません。

-- Windows Insider 向け Edition:
  • Canary Channel/かナリーチャンネル
  • Developer Channel/開発チャンネル
  • Beta Channel/ベータチャンネル
  • Release Preview Channel/リリースプレビューチャンネル
の4つの Channel があり、現在、Windows Copilot が利用できるのは、Developer Channel/開発チャンネル のみになります。

しかし Microsoft 365 Copilot と異なって、OS標準装備となると一般ユーザーでも利用できるようになるチャンスは多いんでしょうね。
Windows 10 の時に、音声アシスタントとして登場した "Cortana"。この "Cortana" さんが引退して、"Copilot" の登場となったわけです。OS標準搭載の Windows Copilot がどこまで利用できるようになるのか?楽しみですね。


【一般のコンシューマー向けには?】

今回の発表の中で、やはり法人向けには、「Bing Chat Enterprise」の提供が開始されています。こちらは当面無料。但しこちらもやはり法人ユーザー向けには、今後は有料に変わってくるようです。

-- Bng Chat Enterprise とは?:

「 仕事のための AI 支援チャット」と銘打った、"Bing Chat Enterprise"。利用する上で一番気になるところが外部への情報漏洩。AI が学習したデータが外部に漏れてしまったりしては大変なことになります。「Bing Chat Enterprise では、ユーザーと業務データは保護され、外部に漏洩することはありません。入力も出力も常に保護されます。チャットのデータは保存されず、マイクロソフトもアクセスできません」とのことで、こうした配慮がされている点は、通常の Bing Chat との大きな違いでもあります。

-- コンシューマー向け "Bing Chat":

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ということで、Bing Chat にも法人向けが登場しているわけですが、一般コンシューマーが利用できるものには、「Bing Chat」 があります。Microsoft が chatGPT と連携して、真っ先にコンシューマーでも chatGPT の機能を試していただけるものとして提供がスタートしたのが、この「Bing Chat」。

Microsoft Edge を開くと右上に鎮座する "Bing" のアイコン。まさにあれですね。アイコンをクリックすると右サイドに作業ウィンドウが開いて「Bing Chat」が利用できるようになります。あるいは、Bing の Web サイトからでも利用ができます。

このほかにも、Microsoft Edge のサイドバーにある「Image Creator」も AI を利用して画像を生成する機能としてどなたでも利用可能です。

莫大なコストを投じて開発されるこうした最先端の技術が、誰でも無料で利用できるようになるのはまだまだ先ではありますが、少しずつ身近なところで利用されてきていることは確かです。


<参照>




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2023年07月16日

モバイルデバイスから、直接 Office の各アプリに画像を挿入できるようになる?

これまで、スマートフォンで撮影した画像を Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリに取り込むのには、複数のステップを経て取り込む必要がありました。

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US時間7月14日に公開された「Insert photos from your Android phone into Word, Excel, and PowerPoint for Windows files」によると、この作業が大幅に改善されるようです。

Office Insider Blog によると、Windows 版 Word、Excel、PowerPoint において、直接 Android を搭載した Mobile デバイスからの画像の取り込みが可能になるようです。

-- 対象製品:
  • Ver.2307 (ビルド16621.10000) またはそれ以降
  • Microsoft Office Enterprise アカウントが必要になります
  • Android デバイスに限られます
ということで、先日、Windows 版 Office Insider Beta Channel は、Ver.2308(ビルド16708.20004)にアップグレードしたばかりでしたので確認してみました。

** 現時点では、Enterprise アカウントが必要になりますので、そのアカウントでライセンス認証された製品が対象になります。なので、Microsoft 365 Personal などの個人向けの製品の Insider Channel ではまだ利用できません。

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ファイル>アカウント と開くと上記のように、"Microsoft 365 Apps for enterprise" と表記のある製品が対象製品になります。


【画像の挿入メニューが一新】

PowerPoint を起動してみると....

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挿入>画像 とクリックすると、新たに "モバイルデバイス" というメニューが追加されていることがご覧いただけると思います。

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Excel については、「Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる」のところで以前にもご紹介しましたが、セル内に画像を挿入できるようになったため、Word や PowerPoint とはちょっとメニュー異なりますが、"モバイルデバイス" という項目は追加されていることがお分かりいただけると思います。


【具体的な挿入の流れ】

ではその具体的な挿入の流れを見ていくことにしましょう。今回は、PowerPoint にて試してみました。

1) 挿入>画像>モバイルデバイス とクリックします

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2)  "Insert Picture"(画像の挿入) というダイアログが表示され、「Get photos from your AndroidTM device」と題したダイアログが表示されました。

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QRコードをスマホで読み込む必要があるようです。このQRコード、"This code expires in 10 minutes" とあるように、10分のみ有効なもののようでした。

また「Continue manually without a QR code」とあるように、QRコードを使用しない場合には、こちらをクリックしてリンクに進むようです。

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--- スマホ側の操作:

初回利用時にはやはりスマホ側の操作も必要になるようで、QRコードを読み取って進むと、「Windowsにリンク」(ベータ版)というアプリのインストール画面になります。つまりこのアプリがスマホ側にも必要になるわけですね。

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アプリのインストール後、「アクセスコード」の入力画面になります。

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PowerPoint の画面に表示されたアクセスコードを入力すると、スマホ側には "このデバイスへのリンク" の許可を求める画面がでてきますので、"許可" をタップします。

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さらにアクセスの許可の確認の画面がでてきますので、"許可" をタップします。他にも "バッテリの最適化" や、"品質向上にご協力ください" という画面がでてきますが、適宜 同様に "許可" をタップして進みます。

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最後に、"モバイルデバイスとPCをリンクする" をタップします。

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---  PC 上の操作:

ここからはまたPC上の操作に戻ります。リンクが確立すると、最初に表示されていた "Indert Picture" のところでは、Mobile デバイスの画像が表示され、挿入が可能になります。

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次回以降は、

挿入>画像>モバイルデバイス

と開くと QRコードが表示されますので、こちらをスマホで読みこんで、"外部アプリを開く" をタップすると、「Winodws にリンク」アプリが起動するようになるので、"完了" をタップするだけで、スマホ内の画像が表示されるようになります。

最初はいろいろ手続きがあるのでちょっと手間はかかりますが、一度設定してしまえば、二回目以降はさほどステップを踏まなくても利用できるようになります。また PowerPoint であっても一度 Office のアプリとのリンクが確立すれば、Word や Excel などでも簡単に挿入できるようになりました。

今後、Microsoft 365 Personal など個人向けサブスクリプションで利用できるようになるかは、現時点ではわかりませんが直接 Office の各アプリに取り込めるという便利な機能はぜひ一般向けにも提供されるといいのかな?と思っています。


<参照>




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2023年06月25日

Office がバージョンダウン...

Microsoft 365 Current Channel が、バージョンダウンしているようです。

現在サポートされている Office 2016 以降の コンシューマー向け Microsoft Office 製品は基本的に "Click-to-Run 方式" で提供されています。当然ながら Microsoft 365 も同様なわけですから、更新は随時。Microsoft 365 のような随時機能が追加されて最新の状態を維持するような製品の場合、その更新も従来のような月に一回というわけではありません。

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そんな Microsoft 365 の更新状況は以下の通りです。「Microsoft 365 Apps の更新履歴 (日付別の一覧)」によれば、"最新チャンネル" は、2023年6月13日にリリースされた Ver.2305(ビルド16501.20210) となっています。そして同サイトの、"最新チャンネル" のリリースノートを見ると、その更新内容について確認できます。

さてそうして C2R(Click-to-Run) 形式で提供されている更新プログラムですから、ちょくちょく更新されるので自分としてもなるべく毎日のようにチェックして、その更新状況をチェックしています。

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この手元の控えによれば、リリース日については、若干の違いはあれど、
  • 6/2 Ver.2305(16501.20196)
  • 6/13 Ver.2305(16501.20210)
  • 6/14 Ver.2306(16529.20064)
  • 6/22 Ver.2306(16529.20126)
と順調にバージョンアップしていました。が、昨日確認したら...
  • 6/24 Ver.2305(16501.20228)
と、一気に6月中旬までバージョンダウンしてます。

リリースノートでは、6/13までの更新情報しか公開されていませんので、そいう言う意味では、微妙にバージョンアップしただけということになるわけですが、じゃぁ、6/14 や 6/22 の更新は何だったの?ということになるわけです。


【Office Insider 版の更新状況】


ちょっとそうしたことを踏まえて、Office Insider 版の更新状況も確認してみました。

20230625-2-1.jpg 20230625-2-2.jpg

Office Insider 版には、
  1. Beta Channel:ベータチャンネル(旧:Insider Fast)
  2. Current Channel(Preview):最新チャンネル(プレビュー)(旧:Insider Slow)
があります。

1) Beta Channel:

最新バージョン 6月20日 Ver.2307(ビルド16619.20000)

2) Current Channel(Preview):

最新バージョン 6月23日 Ver.2306(ビルド16529.20146)

手元の記録だと、6月22日の段階では、Current Channel も Current Channel (Preview) も、Ver.2306(ビルド16529.20126)と一緒だったんですが、日本時間6月24日(US時間6月23日)の更新で、Current Channel と Current Channel(Preview) で一気にバージョンが離れたことになります。

ということで今回は、いきなりバージョンダウンした、Microsoft 365 のバージョンの進み具合について取り上げてみましたが、何かしら不具合があったものなのかは不明ですが、とりあえずバージョンダウンしてても気にしないでご利用いただいて問題はないかと思います。

** 以前には、誤って本来は配信されてはいけない更新プログラムが配信されてしまったってこともありました。その際には、その後改めて更新プログラムが配信されて、やはりバージョンダウンしました。


【2023/7/1更新】

本日久々に Current Channel に更新プログラムが到着。

Ver.2306(16529.20154)

にアップしました。


<参照>




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2023年06月20日

"Microsoft 365" のサービスの違い

以前にもご紹介しましたが、OneDrive の容量を追加するサービスが、以前までは "OneDrive Standalone 100Gb" だったものが、"Microsoft 365 Basic" というサービス名に代わりました。

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そして、PCには、"Microsoft 365" なんていうアプリもあったりします。

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もちろんご存じのように、Word や Excel、PowerPoint などといったアプリのサブスクリプション版は、個人向け、法人向け製品をひっくるめてすべて "Microsoft 365" と呼ばれている統合パッケージとなっています。

何でもかんでも、"Microsoft 365" というサービス名になりつつある Office パッケージ。PCの中にあふれる "Microsoft 365" って、何が違うのか? 取り上げてみました。


【"Office 365" から "Microsoft 365" へ】

Microsoft 365 という名称の始まりの元を辿ると、やはり "Office 365" から、"Microsoft 365" と変わったことに始まるんでしょうね。それまでは、Microsoft Office 2013 とか、Microsoft Office 2016 などのように、"Microsoft Office" + "年号" で呼ばれてました。もっと前になると、バージョンNo.だったりした時期もありましたが、Office 95 以降は、年号表示になっています。

細かい点は以前にもご紹介したことがありますが "Microsoft の歴史" をご覧いただけるとご理解いただけると思います。

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さてそんな、Office の統合パッケージが、個人向けサブスクリプションのサービス、"Office 365 Solo" として登場したのが、2014年10月17日。同時に、プレインストール版として、Office Premium シリーズが登場しました。そしてその後、しばらくは "Office 365" と言っていたわけですが、2020年3月末「Office 365 から Microsoft 365 へ名称変更」でもご紹介しましたが、"Microsoft 365" に名称が変更されました。

とまぁ、このブログを辿るだけでも、その歴史を感じることもできるわけです。きりがないので細かいところまではご紹介しきれませんが、「Office 365」と「Microsoft 365」の違いについては、「「Microsoft 365」と「Office 365」の違いとは?」といったところも参考にしてみてください。


【サービス内容の違い】

さてそんな Microsoft 365 のサービス内容ですが、冒頭にもご紹介したように、OneDrive の容量追加サービスが、"Microsoft 365 Basic" となったことで、勘違いされている方も出始めていますので、そのサービス内容の違いについて早速見ていきましょう。

-- 個人向けサービスと法人向けサービス:

"Microsoft 365" の名称は、個人向け・法人向けサービスの共通名称にもなっています。

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  • 法人向け:
    Microosft 365 Business Basic
    Microsot 365 Business Standard
    この他大規模法人向け、学校教育機関向け など
  • 個人向け:
    Microsoft 365 Personal
    Microsoft 365 Family
このブログでは、法人向けサービスまで取り上げるときりがないので個人向けサービスのみご紹介させていただきます。


【クラウドストーレッジ及び関連サービスのみの "Microsoft 365 Basic"】

個人向け(家庭向け)Microsoft 365 についてみると、その機能の違いは、「クラウド ストレージの価格とプランの比較」が一番わかりやすく説明されています。

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そのサービス内容については、

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といった感じになります。

一目瞭然ですね。

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family の場合には、デスクトップアプリケーションが含まれているのに対して、Microsoft 365 Basic には、含まれていません。OneDrive Standalone 100 G の後継サービスになるので、当然ながら OneDrive の容量が、100G 増えるだけになりますが、その他のサブスクリプションサービスが加わっています。


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上記でも触れましたが、2023年1月に改訂された「Microsoft License Terms」によれば、「f.非商用利用。 Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません。」とあるように、サブスクリプションとして契約された場合には、無料版の Microsoft アカウントで使用する Office for the web とは異なり、容量を追加して、「Microsoft 365 Basic」というサブスクリプションを契約しての利用になるので、非商用利用の制限がかからなくなるんでしょうね。


【OneDrive のサービス変更】

やはり以前に「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」と「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意 Part 2」でご紹介しましたが、OneDrive のサービス内容が変更になったことで、無料の Microsoft アカウントでご利用のケースで、容量追加が必要になってくるケースがあるかと思います。

そんな時に、Microsoft 365 Basic のご契約が必要になるわけですが....

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そのサービス名に、Word、Excel、PowerPointなどの製品名がでていたりすると、ちらっと見ただけでは勘違いしそうですが、あくまでも「Web およびモバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OneDrive など」なので、PCにインストールして利用するデスクトップ版のアプリは含まれておりません。

ここはよく確認して勘違いしないようにしてください。Microsoft 365 Basic をご契約いただいても、PCなどにインストールして利用する Microsoft 365 の各アプリ の利用はできません。

ということで、今回は個人向け(家庭向け) Microsoft 365 について確認を含めて取り上げてみました。改めて振り返ってみると自分のブログでもその経緯がわかるんだなぁ〜って、改めて感心してしまいました。


<参照>




心に訴えるプレゼンを行う -Microsoft 365


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2023年06月04日

Microsoft Office 生誕 40周年

今年 2023年は、現在の Microsoft 365 を構成する基本的なアプリでもある Microsoft Office の礎ともなる単体製品が、世に登場し40年目を迎えた記念すべき年です。

20230604-1-1.png

WiKiペディアによれば、

1983年5月に、同じく Microsoft によって開発された UNIX ベースのOSでもある "XENIX" というOS向けに提供された "Multi-Tool Word" がその始まりとあります。

20230602-0-1.jpg

もっとこのあたりについては、「Microsoft の歴史」をみても、そこまでは触れていないので真相はよくわかりませんが、「1983年」(「Microsoft の歴史」)によれば、

1983年9月29日 「フル機能のワープロ プログラムである Word for MS-DOS 1.00 を提供」とありますので、1983年に Microsoft Word が登場したということには変わりありませんので、2023年9月には、少なくとも40周年を迎えることになるわけです。


【Microsoft Office パッケージとしての登場】

その後、Word や Excel などの単体製品はそれぞれ単独でバージョンが進んでいましたが、そうした単体製品をひとまとめにした、 Microsoft Office として登場したのが、1989年6月19日。Machintosh向けに Word4.00、Excel 2.20、PowerPoint 2.01、メール 1.37 をひとまとめにして、Microsoft Office として提供がスタートしました。

そして、Machintosh版の提供から遅れること約1年。1990年10月1日 Windows 向けに、これまで単体製品として販売されていた Excel、Word、PowerPoint をまとめて Microsoft Office パッケージとして提供がスタートしました。

1990年は、Word for Windows 1.1、Word for DOS 5.5 なども登場しておりますが、単体製品は単体製品として引き続き提供されております。


ということで、記念すべき40周年を迎えて、今月から新たに "Officeの基本操作" シリーズもご紹介することといたします。
基本操作なのに意外と知られていないTIPや、テクニック、トラブルシューティングといった話題を中心に取り上げていきますので、よろしくお願いいたします。


<参照>



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夏祭り特集

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2023年05月29日

Microsoft Office 製品のバージョン情報

普段は、Microsoft 365 Personal をメインで使用しているので、あまり触れることのなかった、Office 2016/2019/2021 といった製品の更新状況。当然ながら、Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品とは更新状況は異なるわけです。

ということで、調べれば誰でもわかることではありますが、2023年5月も終わり前半最後の6月に突入しようとしている今日。改めて現在の各製品の更新状況を確認してみました。すべての製品を取り上げるときりがないので、一般ユーザー向け C2R 版(クイック実行版)の製品のみご紹介します。それ以外の製品については、今回参照させていただいたサイトにもありますの、参照先サイトのリンクをクリックして直接ご確認ください。


【Windows 版】

現在サポートが提供されているのは、先日サポートが終了した Office 2016 以降の製品になるわけですが、ひょんなことから Office 2013 のサポート情報を見ていたら、Office 2013 にも今月更新プログラムが提供されていたんですね... 

20230529-1-1.jpg 20230529-1-2.jpg 20230529-1-3.jpg

-- Microsoft Office 2013: 2023年5月9日 Ver.15.0.5553.1000

** Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了しておりますが、5/9にも更新プログラムが配信されています。

-- Microsoft Office 2016/2019/2021: 2023年5月9日  Ver.2304 (ビルド 16327.20248)


-- Microsoft 365:

最新チャンネル(Current Channel)→ 5月24日  Ver.2305 (ビルド 16501.20152)

** 日本語・USサイトともにWebサイトの情報の更新が遅れていますので、手元で確認できているものは、手元の情報をご紹介しています。Webサイト上は、5月9日 Ver.2304 (ビルド16327.20248) となっていますが実際にはその次の更新がすでに適用済みです。


【Mac 版】

Mac 向け製品(Office for mac)については、すでに Office 2016 までサポートが終了しております。現在 サポートされているのは、Office 2019/2021 といった永続ライセンス版と、Microsoft 365 のサブスクリプション製品のみになります。

20230529-2-1.jpg 20230529-2-2.jpg

またこれらの製品のサポート対象となる、macOS は、
  • macOS BigSur Ver.11.0
  • macOS Monterey ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみになります。

-- Office 2019/2021/Microsoft 365: 2023年5月16日 Ver.16.73(ビルド23051401) 

** Outlook for mac のみ、5/23 Ver.16.73.1(ビルド23052000)となっています。



<参照>




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心に訴えるプレゼンを行う -- PowerPoint /Microsoft 365

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2023年05月13日

6月からコンシューマー向け Office 製品、値上げ....

何でも値上げ、値上げが続いていますが、残念なお知らせです。

Microsoft 365 のコンシューマー向け製品が、6月から値上げされることが公式ブログにて発表されました。

20230513-1-1.png 20230513-1-2.png 20230513-1-3.png

今回の対象はコンシューマー向け製品。Microsoft 365 Personal や Family といった、サブスクリプションをはじめ、Office の各単体製品がその対象となっております。

今後、サブスクリプション製品については、例年開催されるキャッシュバックキャンペーンや、Amazon などの値引きなどを上手に利用して購入することが非常にポイントになってきそうですね。

現在もオークションなどやネットショップなどには、まだまだ不正な製品が販売されているケースが多々あります。また中古PCなどを購入した際に本来販売されてはいけない法人向け製品がついているなんて言うトラブルも相変わらず多いのが現状。

仮に安いからといって、不正な製品には手を出さないよう、くれぐれもご注意ください。


-- PC の譲渡とプレインストール版 Office 製品:

ときどき Microsoft コミュニティでも上がるのでご紹介しておきますが、日本のマーケットの場合、海外と異なって、PCにいわゆるプレインストール版と呼ばれる買い切り版の Microsoft Office がついて販売されているケースが多々あります。

このプレインストール版は、PCにプレインストールとして提供されているもので、単体で、他のPCにインストールすることなどができない特殊なライセンスになっています。

またPCを知り合いに譲りたいという場合でも、プレインストール版の Microsoft Office については、現在はライセンスの譲渡ができなくなりましたので、ご注意ください。


<参照>




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2023年04月15日

Microsoft 365 のここ最近の更新事情

3月から4月に入って、Microsoft 365 の "最新チャンネル" (Current Channel) に頻繁に更新プログラムが頻繁に到着しております。Update するたびにバージョンアップしたり、バージョンダウンしたり....。ここ数日は毎日のように繰り返されているようです。

20230415-1-1.jpg 20230415-1-2.jpg

その一つの要因ともいえるのが上記の「最近の Windows PC 版 Outlook の問題に関する修正プログラムと解決策」の中、"Outlook" に関するの不具合が確認されており、これを回避するためにロールバックが推奨されていたようです。

20230415-1-3.jpg 20230415-1-4.jpg

Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中で、その回避策として、Ver.2302(16130.20332)へのロールバックが推奨されています。
あくまでも憶測ではありますが、おそらくそれに伴い更新プログラムを配信してロールバックさせていたということなんでしょう。

3月末から、本日までの更新履歴ですが、自分のPCを更新したときの情報では、

DateVer.Build
2023/3/29230316227.20212
2023/4/4230216130.20332
2023/4/6230316227.20258
2023/4/8230316227.20272
2023/4/11230316227.20280
2023/4/12230416327.20134
2023/4/14230216130.20332
2023/4/15230416327.20134

といった形で更新されてました。
まぁ、こんなに頻繁に、アップデート したり、バージョンダウンしたりというのはちょっと異例なこと。

20230415-1-5.jpg 20230415-1-6.jpg

ただし4月に入って提供されている更新プログラムにはセキュリティ関連の不具合を修正するための目的もあるためか、再度修正プログラムが提供され、上記にもあるように本日また3日前のバージョンまで戻った感じになっています。

とりあえず、通常更新は自動更新になっているケースの方が多いと思われますので、バージョンアップしたり、ダウンしたりがあるかもしれませんが、様子見るしかなさそうですね。一応「Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中では、今回の Outlookの問題は、US時間5/9(日本時間5/10)の定例アップデートで不具合が修正される予定のようです。


<参照>




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2023年04月10日

ダウングレード権 〜 Office 編

間がかなり空きましたが、前回の「ダウンロード権 〜 OS 編」に続いて、今回は、Microsoft 365 などの Office アプリでの "ダウングレード権" についてご紹介いたします。

Office 2021 を購入したけど、Office 2016 などにダウングレードして利用できるものなのか?

残念ながら、OS(Windows11)の時のように、Windows 11 Pro とかであればOKというように簡単にはいきません。ダウングレード権は主に法人向けに提供されているサービスになるからです。


【ダウングレード権が付いた Office 2021 LTSC 版】

日本の場合、そのマーケットの特殊性もあって一般の方が Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリをご利用の場合でも、別途製品を購入するケースより、OEM版といってPCと一緒に販売されてるプレインストール版をご利用の方が多いかと思います。

それ以外にも、Microsoft 365 Personal や Microsoft 365 Family などのサブスクリプション、さらには法人向けに提供されているプレインストール版や、Microsoft 365 Apps for businessなどの法人向けのサブスクリプションもそうですが、これらの製品にはダウングレード権はついておりません。

一般向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Personal (POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Family (POSA版、ダウンロード版) など
法人向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版)
  • Microsoft 365 Apps for business
  • Microsoft 365 Apps for standard
  • Microsoft 365 Apps for premium など
上記は一例ですが、上記のような製品にはダウングレード権はついておりません。


-- ダウングレード権が付いているのは LTSC版(ボリュームライセンス版)のみ:

Office 製品についていうと、Office 2021 を購入したものの、事情があってどうしても Office 2019 としてダウングレードしてインストールしないといけないような場合には、Office LTSC を購入する必要があります。現在販売されているものは、"Office LTSC 2021" となります。

20230407-3-1.jpg 20230407-3-2.jpg 20230407-3-3.jpg

製品ライセンス簡易ガイド」では、「ダウングレード権」ところから、「マイクロソフト コマーシャル ライセンス、OEM 製品およびパッケージ製品のライセンスのダウングレード権」というPDFファイルがダウンロードできるようになっています。

20230407-3-4.jpg 20230407-3-5.jpg

また「ボリューム ライセンスによる Microsoft Office ソフトウェアのライセンス」(PDF)なども参考にされるといいと思います。


以上のように、Office 製品においてダウングレード権を利用しようとする場合には、市販されている永続ライセンス版やサブスクリプション版ではなく、こうしたボリュームライセンス版が必要になります。


<参照>



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2023年04月09日

クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更

Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリを開くとタイトルバーの左上に表示されているクイックアクセスツールバー(QAT)。

このQATがデフォルトで表示されるようになりますよ?という記事が、Office Insider Blog に上がってました。

20230409-1-0.jpg

あれ? QATって、なくなってたっけ? と思って確認してみてもちゃんとあったりする....

20230409-1-1.jpg

その記事をよくよく読んでみると、US時間2021年6月29日に投稿されている「Visual refresh of Office apps for Windows」を紹介するとともに、この時に加えられた変更("Fluent Design の原則を使用して、Microsoft 365 アプリ全体でよりシンプルで一貫性のあるエクスペリエンスを提供" することになったもの)により、"リフレッシュの一環として、QATはデフォルトで非表示になり、元に戻すや繰り返すのコマンドがホームタブに移動" されていたことが取り上げられておりました。

そして改めて Windows 11 の Microsoft 365 を開いてみると.... 確かにQATはなかったんですね。

20230409-1-2.jpg 20230409-1-3.jpg

もちろん、Word のオプションを開いて、クイックアクセスツールバーを表示するという設定にすれば、きちんと表示されるわけですが、デフォルトではオフになっていたわけです。

普段使いは、Windows 10 で、Microsoft 365 の各アプリを利用していたので、実のところその違いに気が付いておりませんでした...

こうした変更が逆にワークフローを混乱させ、遅らせるものであること。特に、「元に戻す」と「やり直し」のコマンドが「ホーム」タブに配置されたことで、余計なクリックやタブの移動が必要になったというフィードバックがあったようです。さらにはタイトルバーの「自動保存」コマンドを非表示にすることができなかったというフィードバックもあったようです。

今回こうしたフィードバックを受けて、アップデートによりQATはデフォルトで表示され、「元に戻す」、「やり直し」、「自動保存」などが元の場所に戻すことになったようです。QATをカスタマイズして、必要なコマンドだけを残すことができるようになります。


【利用可能なバージョン】

さて今回のこの設定変更は、まだすぐには反映されません。なので現在の最新バージョンが、Ver.2303(Build 16227.20272) ですが、今回の設定が有効になるのは...

Ver.2305(Build16403.20000) 以降

となっています。

20230409-1-4.jpg

ちなみに現在 Beta Channel で提供されている最新バージョンは、4/7 に提供された Ver.2305(Build16403.20000) になるので、このバージョンからということになります。

確かに手元の Beta Channel の Microsoft 365 を確認してみると復活しておりました。今回の更新が、Current Channel に提供されるようになるまでにはまだひと月ぐらいはかかるでしょうけど、気がついてみたらデフォルトで表示されるようになってた...ってことになるんでしょうね。


<参照>




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2023年03月31日

"自分のメリット" という画面が表示された

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family を購入したけど、そのメリットってどんなものがあるものなのか?

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  • Office の各アプリが、一人で5台のデバイスにインストールして利用できる
  • OneDrive が1Tbまで利用できる
  • Skype が毎月60分まで無料通話が可能になる
  • 無料のテクニカルサポートがついてくる
  • サブスクリプションユーザー向けのサービスが利用できる
といった代表的なメリットはありますが、
  • 具体的にどこまで使用されているのか?
  • どんなことができるのか?
は、いろいろありすぎて、今一つ理解しきれていない方も多いかと思います。もちろん、Webで検索すればそんなメリットを紹介した公式ページもいろいろありますし、それ以外にも様々な形で発信されている情報がたくさんあります。


そんなサブスクライバーのために、こんな機能がありますよ?と教えてくれるのが、今回ご紹介する "自分のメリット" という画面になります。

20230331-1-0.jpg

わざわざインターネットで検索しなくても、各アプリから確認できるようにもなっているんですね。


【"自分のメリット"を表示する】

まずはどこをクリックした表示されるのか?

20230331-2-1.jpg 20230331-2-2.jpg

Word や Excel などのアプリを起動すると右上にダイアモンドのアイコンがあるのにお気づきでしょうか?
ここにマウスをポイントすると「私の特典」とポップアップしてきます。

このアイコンは、Microsoft 365 Personal を利用しているユーザーに表示されるもので、Microsoft 365 でも法人向けの製品や、Office 2016/2019/2021 などの永続版などにはありません。

**ちなみにその隣のアイコンは「近日公開の機能」というもので、以前にもご紹介(「"近日公開の機能" の有効化・無効化」)しましたので、詳細はそちらをご参照ください。


【どんな内容なのか?】

  1. ホーム
  2. アプリとメリット
  3. プレミアム機能
の3つで構成されています。


1) ホーム:

OneDrive を利用したバックアップ、サポートへのリンク、テンプレートのダウンロードページへのリンクがあります。

20230331-1-0.jpg
「PCフォルダーのバックアップを有効にする」をクリックすると、OneDriveアプリが起動してきて、バックアップが設定されていない場合には、"OneDrive を設定" という画面が表示されます。

20230331-3-1.jpg

ここはちょっと注意が必要です。

既にその機能をご存じの上で設定されている方はいいとしても、OneDrive にバックアップを取るような形での利用をされていない場合、うかつに Microsoft アカウントでサインインしてしまうとトラブルのもとなので、利用にあたってはよく考えて行ってください。

OneDrive のバックアップを有効にしたことで、Microsoft Outlook が起動できなくなるといったトラブルは今も多いトラブルの一つなので...


2) アプリとメリット:

ファイル共有、To Doアプリ、Microsoft Defender、サポートへのリンク、OneDrive モバイルアプリや Microsoft 365 モバイルなどスマホなどのモバイルデバイスでの活用、Teams といった各アプリについて紹介されています。

20230331-3-2-1.jpg 20230331-3-2-2.jpg 20230331-3-2-3.jpg


3) プレミアム機能:

テンプレートへのリンク、Word・Excelを利用したラベル印刷の活用方法、ディクテーションを活用した音声入力、PowerPoint でのデザインアイデアの機能、プレミアム特典の一つでもあるストック画像などについて紹介されています。

20230331-3-3-1.jpg 20230331-3-3-2.jpg 20230331-3-3-3.jpg


せっかく Microsoft 365 を利用しているわけですから、もっと活用してもらいたいですよね? 

そんな時に、どんな機能があったんだっけな?と思ったら、ぜひ一度 右上のダイヤモンドのアイコンをクリックしてみてください。


<参照>



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2023年02月09日

在宅ワークでも気兼ねなく利用可能になった? Microosft 365 Family

2023年1月になって、Microsoft Office 365 コンシューマー サブスクリプションの Office サービスおよびソフトウェア の「Microsoft License Terms」が新たに更新されました。

20230207-3-1.jpg

ここで注目すべきは、「Microsoft 365コンシューマーサブスクリプション」。

"最終更新 2023 年 1 月" の "Microsoft License Terms" によると "Microsoft 365 Family" の商用利用に関する取扱いがはっきり明記されるようになりました。


【"Microsoft 365 Family" とは?】

以前、2022年7月に Microsoft 365 Family の販売がスタートした際にご紹介した記事が「いよいよ販売がスタートした「Microsoft 365 Family」」。

一応、家庭向けとして販売がスタートしたこのサブスクリプション。販売当初から「家庭向け」とはあるので、家族利用を念頭に置いたものなんでしょうけど、実際のところ家族じゃないといけないといった細かい表記もないので、この辺りは未だにグレーな部分でもありますが、一方で、"商用利用権" がどうなっているのか?についてもはっきりと明記がないため話題になってました。

というのも、
  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー
  • Microsoft 365 Family:最大6ユーザー
と明記されているだけだったからです。もちろんこの表記は現在も一緒です。

20230207-3-5.jpg 20230207-3-3.jpg 20230207-3-4.jpg

値段的には、Microsoft 365 Personal:¥12,984/年、Microsoft 365 Family:¥18,400/年 なこと、"Family" とついている以上 家庭向けなので "商用利用権" はないものとの認識が多かったようでした。


【6ユーザーで利用可能】

さてそんな Microsoft 365 Family ですが、「Microsoft License Terms」によると、その "商用利用権" についてもはっきりと明記されるようになったようです。当初より、日本国内で販売されているプレインストール版を含む 一般向けMicroosft Office 製品(アカデミック版などを除く)には商用利用権が付いているということだったので、一般向けサブスクリプションの一つなのに Microsoft 365 Family に「商用利用権」が認められていない... というのもちょっと中途半端な状態だったわけですが、明記されていない以上、判断が難しい状況でした。

20230207-3-2.jpg

そこで今回の「Microsoft License Terms」の "2. ライセンスに関する追加の制限と要件" の "f.非商用利用" のところで明記された「Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません」の部分。

Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには、非商用利用制限は適用されないとのことが明記されるようになりました。

20230207-3-3.jpg 20230207-3-6.jpg


-- いまだにグレーな家族の範囲:

さらに 「Microsoft 365 Family」 の Web サイトを見ると、「2 人以上で使うなら M365 Family が M365 Personal よりお得です! 例えば 6 人で使えば、1 年間 1 人当たり 3,066 円でフル機能が使えます」と。
  • 1人で使用するなら:Microsoft 365 Personal
  • 2〜6人で使用するなら:Microsoft 365 Family
といった位置づけになっているようです。

20230207-3-7.jpg

ただし、「よく寄せられる質問」のところでは、「最大 5人のご家族と共有」や、「Microsoft 365 Family は、最大 5 人のご家族と共有でき、合計 6 ユーザーまでお使いいただけます」とあるように、家族での利用 を念頭に置いているんでしょうね。
  • 遠方に住んでいる子供のために親御さんが自分で使用する分として、Microsoft 365 Family を導入し、サブスクリプションをお子さんたちと共有する。
  • 逆に、遠方に住んでいる田舎の両親のために、Microsoft 365 Family を購入して、サブスクリプションを共有して使ってもらう。
そんな使い方は、まったくもってOKなわけですね。1家庭に1ライセンス。よっぽどの大家族じゃない限りは十分なライセンス数ですよね?

ということでちょっとまだはっきりしない部分もありますが、一歩前進というとこでしょう。


-- そのインストールは?:

通常のように個別に契約するサブスクリプションと違って、Microsoft 365 Family の場合には、"サブスクリプションの共有" という機能を使用して管理する関係上、インストールする際には、招待メールを送るなどその方法はちょっと異なります。

しかし最大6人で共有できる上、それぞれが Microsoft 365 Personal と同等に使用できることを考えると、非常にお得なサブスクリプションということになりますよね。

Microsoft 365 Family のサブスクリプションの所有者となる管理者は、招待したユーザーを管理することもできるので、特定のユーザーについてサブスクリプション共有を停止する...といったことも可能です。

その流れは以下の手順になります。
  1. Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" にアクセス
  2. [共有] ページの [他のユーザー] セクションに移動
  3. 削除したいユーザーを選択し、[このユーザーと共有を停止する] をクリック
** Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" にアクセスしても、Microsoft 365 Family の契約がない場合には、"共有" ページは表示されません。

また共有されているユーザーが、自分の共有を解除する場合には、
  1. Microsoft アカウント、共有のページにサインインし、 [共有の停止] をクリックします
  2. [サブスクリプションの共有] セクションで、[この共有されたサブスクリプションの使用を中止する] をクリックします
  3. 確認のダイアログ ボックスで [使用中止] をクリックします

Microsoft 365 Family が販売された頃に以下のような動画も ExpertZone Japan(YouTube)で公開されております。Microsoft 365 Personal と Family の機能的な違いなどについては、以下の動画も参考にしてみてください。


これまで明確に、"Microsoft 365 Family" に商用利用権がついているのか?、いないのか? 単にはっきりと明記されていなかっただけなのかもしれませんが、Microsoft 365 サブスクリプションについて "非商用利用に関する制限" が適用されないと明記されたことで、自宅のPCで家族向けに導入した "Microsoft 365 Family" を利用し、在宅で仕事をしてもライセンス的に問題ないことがはっきりしたわけです。

今現在読み取れる範囲で見る限りでは、"Microsoft 365 Family" は使い方によってはちょっと注目な製品になってきましたね。


<参照>



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自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する/Microsoft 365

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2023年01月06日

Microsoft アカウントのメールアドレスを変更したら、Office製品の設定変更もお忘れずに!

以前に Microsoft アカウントで使用しているメールアドレスの変更方法と、さらにその際に忘れてはいけない連絡先情報の変更についてご紹介いたしました。


たまたまここで紹介したようなメールアドレスの変更の手続きをしていて ふと気がついが事、それが Microsoft Office の製品の登録情報の変更。これも忘れちゃいけないな?と思いましてご紹介です。


【メールアドレスの変更】

まずはメールアドレスの変更手順について....。
  1. Microsoft アカウントホームに現在ご使用中のMicrosoftアカウントにてサインインします。

    20230105-4-1.jpg 20230105-4-2.jpg
  2. "あなたの情報" から、"アカウント情報の編集" にはいります。

    20230105-4-3.jpg 20230105-4-4.jpg

  3. "メールの追加" をクリックしてエイリアスとして新しいメールアドレスを追加します。新たに 〜@outlook.jp などを取得するか? 全く別のすでにご利用中のメールアドレスを登録するか?のいずれかになります。

    20230105-4-5.jpg 20230105-4-6.jpg
  4. 追加出来たら新しいメールアドレスの脇にある "プライマリにする" をクリックして、プライマリエイリアスとして設定します。

    20230105-4-7.jpg

  5. 続いて、トップメニューの "セキュリティ" から、"高度なセキュリティオプション" に入いります。

    20230105-5-1-1.jpg 

  6. "サインインまたは確認の新しい方法を追加" をクリックして、"コードをメールで送信する" を選択して 新たにエイリアスとして追加したメールアドレスを追加します。

    20230105-5-2-1.jpg 20230105-5-3.jpg 20230105-5-4.jpg

  7. その後、現在のPCがまだ旧Microsoft アカウントでサインインしたままであれば、いったん Microsoft アカウントとの紐づけを解除してローカルアカウントに戻したうえで、再起動後、いったんローカルアカウントでサインインして、改めて新しくエイリアスとして追加したアカウントと紐づけを行います。

  8. 正常に Microsoft アカウントでのサインインができるようになったら、再度 Microsoft アカウントホームにアクセスして "あなたの情報" にアクセスし、再度 "アカウント情報の編集" にはいって、エイリアスとしてまだ残したままになっている古いアドレスを削除します。
さてここまでは前回のおさらいです。忘れてはいけないのは、エイリアスを追加してプライマリエイリアスに設定しなおすだけではなく、必ず連絡先情報も更新しておかないと、本人確認のコードが受け取れなくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。

今回の上記の設定の際にも、本人確認のための連絡先情報に登録したアドレスなどに確認コードを送信して、これを受け取るシーンが出てきますが、こうした作業をする上で必須となりますので、ご注意ください。

注意)こうした本人確認のコードが受け取れなくなると、今回ご紹介しているような作業ができなくなってしまいます。プロバイダーの変更などに伴いメールアドレスを変更しないといけないなどの場合には、メールアドレスが利用できるうちに手続しておく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。


【Office製品に表示されるアドレスは自動では変更されない】

Microsoft アカウントと紐づいている Office 製品についても、Microsoft アカウントで使用しているメールアドレスを変更すれば、登録上は新しいアドレスに引き継がれます。なので、再インストールなども、新たな Microsoft アカウントのメールアドレスでサインインすれば利用可能です。

しかし、Office 製品を開いてみると......

20230105-3-1.jpg

上記のところの情報は、自動的に修正されるわけではないので古いままです。

新しいメールアドレスを追加して、これをプライマリエイリアスに設定変更したのち、古いアドレスが残ったままであれば、ここの情報は古いままでもとりあえず問題ないものと思われますが、エイリアスを削除してしまうと古いアドレスは利用できなくなるので、いずれかは Office の方でもアカウントの修正を求められるようになりますので、この部分の修正も忘れずに行っておきましょう。

-- アカウント情報の修正:

修正には2つの作業を行う必要があります。
  1. Microsoft アカウントのサインアウト及びサインイン
  2. 所有者情報の変更

1) Microsoft アカウントのサインアウト及びサインイン

20230105-3-2.jpg

これについては、Office 画面のトップあるいは、アカウントに入ったときの、"ユーザー情報" のところにある "サインアウト" をクリックしていったんサインアウトしたのち、改めて今回新規に登録した Microsoft アカウントのメールアドレスでサインインします。

これで、トップにあるアカウント、ユーザー情報にあるアカウント、そして接続済みサービスの OneDrive などの情報が更新されます。


2) 所有者情報の変更

さて次は所有者情報です。こちらも自動では更新されませんので修正が必要です。

20230105-3-3.jpg

Word でも、Excel でも いずれかの Office 製品を起動して、アカウントを開きます。

20230105-3-4.jpg 20230105-3-5.jpg 20230105-3-6.jpg

"ライセンスの変更" をクリックして、"〜さんこんにちは。お使いのアカウントを確認してみましょう" の画面が表示されたら "別のアカウントを使用する" をクリックして、新たな Microsoft アカウントにてサインインしなおします。

サインインすると使用可能な製品名(Microsoft アカウントに紐づいている Office 製品)が表示されるのでクリックして完了させれば、所有者情報のメールアドレスは変更されます。


Microsoft アカウントのメールアドレスを変更の際には、こうした Office 製品の情報の変更もお忘れなく.....。


<参照>




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2022年12月30日

Microsoft Office の更新状況

2022年もあとわずか。ということで、現在リリースされている Microsoft Office 製品のリリース状況(現在の最新状況)を最後に取り上げたいと思います。

【一般向け製品】
  1. Microsoft 365 Personal Ver.2212 (Build15928.200098)
  2. Office 2013 Ver.15.0.5511.10000
    Office 2016 Ver.2211 (Build15831.20208)
    Office 2019 Ver.2211 (Build15831.20208)
    Office 2021 Ver.2211 (Build15831.20208)
  3. Office for Mac Ver.16.68(Build 22121100)

【法人向け製品】
  1. Microsoft 365 Apps
    * 製品数が多いので 更新路履歴(日付順)/Microsoft 365 アプリ をご参照ください
  2. Office LTSC 2021 VL Ver.2108(Build 14332.20435)
  3. Office 2019 VL Ver.1808(Build 10393.20026)

【Office Insider】

Windows版
  1. Beta Channel Ver.2301(Build 16026.20002)
  2. Current Channel(Preview) Ver.2212(Build 15928.20198)
Mac版
  1. Beta Channel Ver.16.70(Build 22122700)
  2. Current Channel(Preview) 

とりあえず公開されている情報をもとに、追えるものだけ調べてみましたが、さすがに今年も本日を含めてあと2日。更新は来ないでしょうからこれで2022年は打ち止め...でしょうね。

クイック実行版は、随時配信されるため、Webで公開されているリリースノートなどでも情報が古いケースも多々あるかと思います。ここでご紹介したバージョンよりさらに新しくなっている可能性もありますので、ご容赦ください。

20221230-1-1.jpg 20221230-1-2.jpg

事前インストールされた Office についてよく寄せられる質問」によると、今年は、Office 2019 のストアアプリ版の再インストールサービスの提供も終了。一時期提供されていた Microsoft 365 のストアアプリ版も提供が終了。こうしてみるとだんだん ストアアプリ版Office 製品もなくなりつつあるようですので、今後はクイック実行版に統一されていくんでしょうね。

注意)すでにストアアプリ版の Office が入っている場合には、更新はすべて Microosft Store 経由で配信されますが、あくまでも Microsoft Store からの新規インストールサービスが終了したということのようです。

なので Office 2019 のストアアプリ版をご利用だった方が、何らかの事情で再インストールしないといけない場合には、Micorosoft アカウントにてサインインして、サービスとサブスクリプション>購入済みの製品 と移動しインストールする必要が出てきます。

2022年もあと本日を除くと1日。

皆様もよいお年をお迎えください。


<参照>




自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する/Microsoft 365


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2022年12月07日

Microsoft 365 Personal/Family キャッシュバックキャンペーンがスタート!

毎年恒例となっております Microsoft 365 のコンシューマー向けのキャッシュバックキャンペーンがスタートいたしました。

20221207-2-1.jpg 20221207-2-2.jpg

今回は、例年通りの Microsoft 365 Personal に加えて、今年から導入された Microsoft 365 Family もその対象となっております。

キャッシュバック対象および金額は以下の通りです。
  • Microsoft 365 Personal(12カ月版) キャッシュバック金額 2,500円
  • Microsoft 365 Family(12カ月版) キャッシュバック金額 3,500円
いずれも、例年通り購入後、購入を証明するものを添付して、申込用紙に必要事項を記入の上、郵送で手続する必要があります。

20221207-2-3.jpg

当然ながら手続きをしないとキャッシュバックはされませんので、ご注意ください。

  • キャンペーン対象期間: 2022年12月7日(水)〜2022年12月27日(火)
  • キャッシュバック申し込み締め切り: 2023年1月31日(火) 当日消印有効
なおこのキャンペーンは、Microsoft Store で購入したものでないといけないというものではありません。家電量販店、Amazon などの正規代理店で購入されたものはすべてその対象となります。

20221207-2-4.jpg

なので、Amazon などのように、通常価格より割引で販売されているサイトで購入すると、これでも多少お安めですが、さらにキャッシュバックも受けられるということになります。

ただし注意が必要なのは、その対象製品。

Microsoft が主催するキャッシュバックキャンペーンの対象は、
  • Microsoft 365 Personal(12ヵ月版)
  • Microsoft 365 Family(12ヵ月版)
とともに、12ヵ月版のみになります。Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family には、さらにお得な? 15ヵ月版もありますが、こちらは対象外です。

現在まだサブスクリプションが残っていてどうしようかな?と思われている方... ご安心ください。このキャンペーンで購入しても、現在の有効期間+1年と期間が延びるだけです。

ちなみに私の場合には、先日のブラックフライデーで更新したので、今回のキャンペーンは見送りますが、ブラックフライデーのときよりも、800円さらにお得になるので、今思うと待てばよかったかな?とちょっと後悔してます。ランチ一回分浮きますしね... 


【追加】

ちなみに、Amazon のオンラインコード版を購入して、現在のサブスクリプションに追加する方法は、つい先日ご紹介しました以下の記事をご参照ください。


上記でご紹介していますが、現在ご利用中の Microsoft アカウントにてサインインして "コードまたはプリペイドカードを利用する" のところから今回購入したプロダクトキーを追加すればいいだけです。

詳細は上記サイトをご参照下さい。



<参照>





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2022年11月25日

Amazon で購入したライセンスを既存の Microsoft 365 の更新に適用する

以前にもご紹介した内容ですが、この時期私のように更新される人もいるかもしれないので、再度ご紹介させていただきます。

20221125-5-1.png

ただし詳細な手順は、今回確認したところでは、以前と変わっていないので、詳細な方法は以前の記事のリンクも張っておきますのでそちらをご参照ください。(上記の画像は、更新手続き完了後の画面になります)


【Microsoft 365 Personal をお得に更新】

普段からフル活用させていただいている "Microsoft 365" なわけですが、更新の期限が近づいてい来ると、"さて、いつ更新したらいいのか?" とそのタイミングが気になってきます。だれしも、できればお得に更新したいですよね?

ちょうど昨年までは、年に1-2回行われている Microsoft が実施している キャッシュバックキャンペーン を利用して更新していたわけですが、今回は、6月にキャンペーンがあってその後は、さていつあるのかもわからず困ってたところで、 Amazon の Black Friday というキャンペーンが、先日 11/24からスタートしてたので、さっそく価格をチェック。まぁ、キャッシュバックキャンペーン並みに安くなっているじゃないですか。

ならばこのタイミングで更新してしまおう...となったわけです。


【更新の手順】

ではその流れを見ていきましょう!

1) まずは、Amazon でオンラインコード版の Microsoft 365 Personal を購入し手続きを完了させます

2) その後、Amazon の "アカウント&リスト" のところから、"ゲーム&PCソフトダウンロードライブラリ" をクリックします

3) 今回購入した Microsoft 365 Personal のところのプロダクトキーをコピーしておきます

4) 続いて、更新したい Microsoft 365 Personal が登録されている Microsoft アカウントでサインインし、"サービスとサブスクリプション" をクリックして移動します

5) "Microsoft 365 Personal" のところの、"管理" をクリックすると、"サブスクリプションの管理" 画面に変わりますので、「コードまたはプリペイドカードを利用する」をクリックします

6) 「さあ、はじめましょう。」というセットアップ画面になりますので、Microsoft アカウントで改めてサインインするか?あるいは既にサインイン済みであればアカウントを確認します。ここでサインインするアカウントに紐づけされることになります。この紐づけは、後で変更できないので、十分注意して行う必要があります

7) 続いてプロダクトキーの入力。先ほどコピーしたので、右クリックして、貼り付けすれば、すべての枠内にコピーしたプロダクトキーが入力されます

8) そのまま次へと進んで最後に "確認" をクリックすると「成功です。 Microsoft 365 を更新しました」という画面になります。これで更新が完了になります

という流れで、サブスクリプションの更新ができますが、以前ご紹介した「Amazon で購入した Microsoft 365 Personal を Microsoft アカウントに追加する」と変わらないので、画像など詳細を確認したい場合には、こちらの記事を参照してください。


今回は、インストールはせず、更新のみになるのでこれで完了ですが、最後の「成功です...」という画面になれば、その後改めて Microsoft アカウントでサインインして、サービスとサブスクリプションの画面にアクセスしてご確認いただければ、期限が更新されていることを確認いただけると思います。


<参照>




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2022年11月20日

"名前を付けて保存" がない

落ち着いて考えてみていただければ、当然のことなので取り上げたこともなかったわけですが、慣れない方からすると "あれ?" っと疑問に思われる方もいらっしゃるようなので取り上げてみました。

Word でも、Excel でも何でもそうですが、ホームタブをクリックして開いた際に表示されるメニューは、開いたファイルが保存されている場所によって異なることがあります。そのいい例がタイトルにもした "名前を付けて保存" がないというもの。

20221119-1-1.jpg 20221119-1-2.jpg

上記の画像をご覧いただくと一目で、おわかりいただけると思います。上記の画像を Excel を起動して、データを呼び出して開いた例です。ホームタブを開いた時の画面になります。の画像には、"名前を付けて保存" はありませんが、の画像にはあります。

時々ウィンドウサイズが小さくなったりすると、表示されるメニューが少なくなって "その他" の中に集約されてしまうこともありますが、上記の画像ではそうしたものでもありませんよね。(下の画像は、"その他" に集約されている例です)

20221119-1-3.jpg

まぁ、そんなケースもあるのでまた何か?特別な設定があっておかしくなったのか?と思われる方もいらっしゃるようです。


【どこに保存されているデータなのか? によって異なる】

さてこうした表示されるメニューの違いはなぜ発生するのか?

これは、開いたデータがどこに保存されているものなのか?によって異なるわけです。これはファイルを開く際の開き方によっても変わってきます。

例えば....
  • ドキュメントフォルダに保存されているデータを、エクスプローラーを起動してドキュメントフォルダを開き、該当ファイルをダブルクリックしてファイルを開く
  • Excel や Word などのアプリを起動して、"最近使ったアイテム" などから開く
ファイルを開く方法はいろいろだと思いますが、何気なくやっているその操作によって変わってくるわけです。


-- "名前を付けて保存" がないファイルは、OneDrive や Sharepoint などクラウド上のもの:

例えば今回最初にご紹介した "名前を付けて保存" が表示されていない例。これは、"最近使ったアイテム" から呼び出したものです。

20221119-2-1.jpg

ご覧いただくとお判りいただけますが、ファイル名の下のパス(データの保存先を示す場所)に、"OneDrive" の文字が見受けられますね。さらにタイトルバーに表示された ファイル名とその保存日時の表示も、"OneDrive" 上のデータを開いた際に表示されるものです。

これに対して、新規作成したケースや、先ほど説明したパスの表示が、"ドキュメント" であったり、"デスクトップ" などのように、PC上に保存されたデータについては、最初でご紹介した右側の画像のように "名前を付けて保存" が表示されます。ホームタブを開いた際に表示されるメニュー内容にも違いがあることが、最初にご紹介した画像からもお分かりいただけるかと思います。

20221119-2-3.jpg 20221119-2-2.jpg

PCに保存されているデータを開いた場合(左):
  • ホーム
  • 新規
  • 開く
  • 情報
  • 上書き保存
  • 名前を付けて保存
  • 印刷
  • 共有
  • エクスポート
  • 発行
  • 閉じる
  • アカウント
  • フィードバック
  • オプション
OneDrive などに保存されているデータを開いた場合(右):
  • ホーム
  • 新規
  • 開く
  • 情報
  • コピーを保存
  • 印刷
  • 共有
  • エクスポート
  • 発行
  • 閉じる
  • アカウント
  • フィードバック
  • オプション
となっています。


-- 自分のPC上の "OneDrive" フォルダであっても同様:

仮に、自分のPC上の、"OneDrive" フォルダ上にあるデータであったとしても、そこのデータはネット上の "OneDrive" と同期されていたりすると、やはり "OneDrive" 上のデータということになります。

OneDrive に保存した記憶がない...

そんな方もいらっしゃるかもしれませんが、Microsoft アカウントでサインインしてご利用になっていたりするケースで、さらにOneDrive の自動同期が有効になっていてたり、Word や Excel などの各アプリの既定の保存先の設定が、"既定でこのコンピューターに保存する" がオフになっていたりすると、何気なく保存しているデータであっても、すべて "OneDrive" に保存されていた... なんてこともありうることです。

20221119-2-5.jpg 20221119-2-4.jpg

「自動保存」の機能自体はサブスクライバー向けの機能ですが、そうじゃなくても 左の画像のように "接続済みサービス" に OneDrive が追加されていたり、OneDrive アプリが導入されてたりする場合にはありうるわけです。

右の画像は、Excel のオプションダイアログを開いた例です。左ペインの "保存" をクリックし、右ペインの "ブックの保存" のところに、"既定でコンピューターに保存する" にチェックが入っているのがご覧いただけると思います。

そうした様々な事情で、何気なく開いたファイルが、OneDrive 上のデータだった... そんなことも十分にありうるし、それにより今回ご紹介したようなメニューの違いが出てくるというわけです。


<参照>




迫力の大画面に注目! -- New XPS 17
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2022年10月29日

Excel を起動したら 「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示された

今回はたまたま Excel だったわけですが、実際には Excel に限ったことではないと思います。

ある時、アプリを起動したら、「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示されました。

20221029-1-1-1.jpg

タイトルバーに「ライセンスのない製品」と表示されたりするケースは何度か見たこともあるんですが、これは初めて。「Excel を継続して使えるように、今すぐライセンス認証を再実行してください」とも小さく表示されていますね。


【突然落ちたりした後の再起動後などに表示される】

今回のこのエラー、実はこのエラーが表示される前に、Excel 利用中、PCが突然落ちて再起動してしまいました。それに伴うトラブルなわけです。作業中のデータは、回復データを利用して、再起動後に自動回復されましたが、こんなメッセージが表示されたりすると、"何が起きたんだ??" とびっくりしますよね。

-- ライセンス認証さえすればOK:

このエラーですが、単純にライセンス情報が破損して読み込めなくなっただけのようなので、画面に従ってライセンスに紐づいている Microsoft アカウント にてサインインすれば OK です。

1) まずは先ほどのアカウントの画面から、「解決」をクリックします

20221029-1-1-1.jpg

2) 続いて、「製品のライセンス認証が取り消されました」というダイアログが表示されますので、現在ご利用の製品と紐づいている Microsoft アカウントにてサインインします。2022年11月10日には無効になるなんて具体的に表示されてますが気にせずに進みます

20221029-1-2.jpg

3) 「Officeを利用できます」と表示されるので、「はじめに」をクリックして進みます。Microsoft アカウントでサインインしても製品が見つからない場合には、それ以外のアカウントに製品情報が紐づいていることになりますので、「別のアカウントを使用する」をクリックして再度サインインしなおしてください

20221029-1-3.jpg

4) 正しくサインインできれば、無事ライセンス認証が完了し、通常の画面に戻ります

20221029-1-4-1.jpg


【ライセンス認証に関するトラブル】

今回のように何らかの事情で、突然PCが落ちて強制的に再起動がかかってからライセンス情報が正しく認識されなくなるケース以外にも、ライセンス認証にまつわるトラブルは様々。今回のように簡単に回復するケースの方が稀かもしれません。

Deep な内容になるときりがないので、「最近の Office のインストールとライセンス認証に関する問題の修正プログラムと解決策」などをご参照いただくとして、こうしてライセンスが認証されなくなったときに、まず試してもらいたいことをいくつかご紹介いたします。
  1. PCの再起動
  2. Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン
  3. ライセンス情報の削除と再ライセンス認証

1) 再起動:

まずは、Office 製品、Windows や Mac など PC 自体の再起動を試してみます。


2) Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン:

文字通り、いったん現在サインインしているMicrosoft アカウントをサインアウトし、Office 製品を終了。改めて Office 製品を再起動したのち、再度サインインしなおしてみます。


3) ライセンス情報の削除と再ライセンス認証:

ライセンス情報の削除と、ライセンス認証のやり直しになりますが、Windows 版 と Mac 版 では この部分の手続きがだいぶ異なります。


-- Windows 版 Office 製品のライセンス情報の削除

Windows 版の場合には、コマンドプロンプトを利用して行う必要があります。以前に取り上げた記事「Office製品のライセンス情報を削除する」をご参照ください。


-- Mac 版 Office 製品のライセンス情報の削除

今日たまたま、あるお客さんの Office Home & Student 2021 for Mac で、Word for mac を起動したら突然ライセンス認証を求められるようになった...そんなトラブルを見かけました。

確認したところ、当然ながら、Word だけではなく、Excel も PowerPoint も同様。ライセンス認証するようにポップアップもでているものの、クリックしても全く応答なしの状態でした。

20221029-2-1.jpg 20221029-2-2.jpg

さて Office for Mac 向けには、Microsoft から正式にライセンス情報の削除ツールが提供されています。やはり以前にも取り上げましたが、「
ライセンス情報削除ツール」にあるように「Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法」のサイトより、"ライセンス削除ツールをダウンロードして実行します" のところの "1. ライセンス削除ツールをダウンロードします。"  のところをクリックしてツールをダウンロードして実行します。

ライセンス情報が削除出来たら、改めて 初回インストール時に利用された Microsoft アカウントとパスワードを用意の上、ライセンス認証を行います。

今回遭遇したトラブルもこれで正常に動作するようになりました。

今回ご紹介したライセンス認証にまつわるトラブル解決には、Office の各製品に紐づけされた 正しい Microsoft アカウントとPWが必須です。特にPWがわからないようなケースで、適当に何度も入力して失敗し、アカウントにロックがかかってしまうなどさらに深みにはまってしまうケースも散見されるので、まずは落ち着いて、ご利用の製品がどの Microsoft アカウントと紐づいているのかを確認するところから始めてみてください。


<参照>




PowerPoint のデザイナーを使ってクリエーターになる -- Microsoft 365


New XPS 13 --- 高性能PCが特別プライスで〜
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JR東日本国内ツアー,びゅう
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2022年10月23日

オンラインコンテンツにアクセスすると「サーバーに一時的な問題が発生しています」となって利用できない(続報)

以前にご紹介した「オンラインコンテンツにアクセスすると「サーバーに一時的な問題が発生しています」となって利用できない」件、本日確認したところどうにか改善に至っているようです。

20221023-1-0.jpg

Windows 8.1/Office 2013 Pro という環境で確認していますが、以前ご紹介した際には、Word 2013 にてオンライン画像を挿入しようとすると...

20221011-2-1.jpg

といったエラーダイアログが表示アクセスができませんでした。
特にその後、Office の更新、Windows の更新が配信された様子はありませんので、Update で改善したというものではないようです。

現在、Word 2013 にてオンライン画像の挿入画面をだすと....

20221023-1-2.jpg 20221023-1-1.jpg 20221023-1-3.jpg

上記の左の画像のようにきちんとBing 検索ボックスが表示されるようになりました。また、"透かし" についても同様に正常に挿入ができるように回復しているようです。

Office 2016/2019 の永続ライセンス版については確認してませんが、今回のエラー、Office 2016/2019 でも発生していたものなので、もしかしたら改善されているかもしれませんので、ぜひ一度確認してみてください。


【2022/10/24更新】

本案件ですが、Microsoft コミュニティでも複数上がっていたトラブルですが、いくつか見ると、Office 2016 でも改善されていたようです。



【2022/10/25更新】

Office 2016 につづいて、Office 2019 でも正常動作の確認がとれたようです。


ということで、これで一件落着ってことになりますね。"Office の既知の問題" では取り上げられることはありませんでしたが、おそらく多数上がってであろうフィードバックのパワーを実感した次第です。


<参照>




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2022年10月21日

「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)...」の対処法

今回取り上げたエラー、以前にも「Outlook を起動したら、"0xc0000142" のエラーが表示されて起動できない」といった形でご紹介いたしました。

20221014-2-1.jpg 20221014-2-2.jpg

ある時、Word や、Excel、PowerPoint、Outlook などの各 Office アプリを起動したら「Officeを更新しています...」という画面が出て、その後この画面が終了して、しばらくして表示されるのが、「0xc0000142」のエラー表示です。

前回、Outlook の例で紹介したときには、再起動や、Office の修復などについて対処法をご紹介しましたが、先日「最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策」をチェックしてたら、このエラーの対処法について紹介されていましたが、一部試したことがないものもあったので、今回取り上げてみました。


--どんなタイミングで発生するのか?

「Officeを更新しています...」 とあるわけですから、更新のタイミングで発生するエラーの一つになります。プログラム自体の不具合というより、何らかの事情で更新がうまくいかない、あるいは更新中にPCを再起動してしまったなどの理由により、更新が正しく完了しないために表示されることが多いエラーです。

自動更新だと現在更新がかかっているかどうかはなかなか確認も難しいところ。また更新がかかるタイミングも、PCの利用状況によってまちまちでしょうから、エラーになるケースも、またなったとしても表示されるタイミングはいろいろだと思います。


【「0xc0000142」のエラーの対処法】

Microsoft のサポートページによれば、
  1. 解決策 1 - Office を更新する
  2. 解決策 2 - コントロール パネルから Office を修復する
  3. 解決策 3 - Windows Update を実行する
  4. 解決策 4 - Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることを確認する
  5. 解決策 5 - Office をアンインストールして再インストールする
が案内されています。

今回の「0xc0000142」のエラーは、特別過去のものでもなく、現在も時折見かけるエラーになります。

非常に単純な例であれば、PCを再起動しただけで改善されるケースもあれば、Office のクイック修復だけで改善するケースもあるし、オンライン修復でも解決せず、結果再インストールが必要になるケースもあります。

そんな中で今度このエラーに遭遇したら、確認してみたいな?と思っているのが、
  1. Office 自動更新 2.0の実行(解決策1
  2. Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることの確認(解決策4
の二つです。

1) Office 自動更新 2.0の実行(解決策1)

20221014-3-1.jpg

Windows 10 の場合だと、スタートボタンを右クリックして "コンピューターの管理" を開きます。
タスクスケジューラ>Microsoft>Office とクリックすると、"Office Automatic Updates 2.0" があります。


2) Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることの確認(解決策4)

こちらについては、

注: Office ソフトウェア保護プラットフォームが一覧にない場合は、このサービスを使用しない新しいバージョンの Office が使用されています

とあるように 解決策4 の中にもありますが、昨今の Office 製品だとこれを使用していないこともあるようです。

修復や再インストール以外にもまだ確認すべき部分もあったわけですね。


<参照>




Microsoft 365 -- 優れたテンプレートが提供する美しいデザインでアイデアを実現しましょう


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2022年10月12日

オンラインコンテンツにアクセスすると「サーバーに一時的な問題が発生しています」となって利用できない

今回このトライブルについては、Windows 8.1/Office Professional 2013 の環境下で確認しましたが、Office 2016/2019 でも発生しているようです。

ただし、Microsoft 365 の各アプリ上では発生しません。


【オンラインコンテンツへのアクセスなど】

以下は、Windows 8.1/Word 2013 上で確認したエラーになります。

・オンライン画像:

20221011-2-1.jpg

・オンラインビデオ:

20221011-2-2.jpg

以上のように、「サーバーに一時的な問題が発生しています」と表示されてアクセスができません。


【「透かし」でも同様に発生】

今回USの Microsoft Community にも同様の事例が上がっており、こちらでは「透かし」の挿入のところで発生しているとあったので確認してみました。

20221011-2-3.jpg 20221011-2-4.jpg

上記のように、
  1. デザインタブ>透かし>ユーザー設定の透かし とアクセスします
  2. 透かし」のダイアログが表示されたら、"" をクリックして、「図の選択」をクリックします
すると同様に「サーバーに一時的な問題が発生しています」とエラーが表示されます。

Office 2016/2019 では若干エラー内容が異なり、"!!ERROR!!" と表示されるようです。
なお今回のエラーですが、Microsoft 365 では発生しないことを確認しております。

20221011-2-5.jpg


【代替策】

ロールバックや、アプリの設定などでは改善できないようなので、基本的に現時点でできるのは、フィードバックして改善されるのを待つぐらいしかなさそうです。

ただし、そうもしていられないということで、面倒かもしれませんが以下のような形で取り込む方法を模索してみました。


1) Office for the web を利用する:

Office for the web の場合には、"Bingの画像" の利用が可能です。デスクトップ版のアプリでは、"オンライン画像" と言っているものは、Office for the web 上では、"Bing の画像" として搭載されています。

20221011-3-1.jpg 20221011-3-2.jpg 20221011-3-3.jpg

用途にもよると思いますが、商用利用可能なライセンス(Microsoft 365など)をお持ちであれば、一度データを、OneDrive などに保存してあげれば、同等の機能は利用可能です。サブスクリプションと紐づいていないいわゆる無料の Microsoft アカウントの場合には、Office for the web は商用利用不可になるのでご注意ください。

ちなみにオンラインビデオの挿入も Office for the web では利用可能でした。ちなみに "透かし" については、Word for the web では挿入・変更などの機能自体がありませんので利用できません。(透かしが挿入されたデータは、表示自体は問題なく表示されます)


2) Bing の画像検索を利用する:

"オンライン画像" は、Bing の画像検索を利用しています。ただし "オンライン画像" の場合には、"Creative Commons のみ" がデフォルトになっているので、Microsoft Edge などで Bing の画像検索に入って検索。"フィルター" をクリックして、"ライセンス" のところから、"すべてのクリエイティブ コモンズ" とすると、ほぼ同様の結果が得られると思います。

いくつか同じテーマで検索してみました。

動物:左 オンライン画像  右 Bingの検索結果

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飛行機:左 オンライン画像  右 Bingの検索結果

20221011-3-5.jpg 20221011-3-6.jpg

また Bing のサイトから検索してフィルターリングする場合には、"すべてのクリエイティブコモンズ" 以外にも、"無料で共有、商業目的で使用"、"無料で変更および共有、商業目的で使用" などといった用途によるフィルタリングが可能です。

** クリエイティブコモンズについては、「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは」(Creative Commons Japan)をご参照ください。


今後、Update などで改善された場合には改めてご紹介させていただきます。


<参照>



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2022年10月08日

必要な操作を素早く検索

Word や Excel、そして PowerPoint などを利用していて気が付かれた方もいらっしゃるかと思いますが、右クリックから表示されるメニューがちょっと変わりました。もちろん、右クリックする場所によって表示されるメニューが違うのは以前と同様ですが、新たに "検索" 欄がついています。

20221006-2-1.jpg 20221006-2-2.jpg 20221006-2-3.jpg

それが今回ご紹介する Office Insider Blog にある、「Quickly find the command you need」の機能になります。右クリックから利用したい機能が素早く検索出来てすぐにたどり着けるこの機能。

慣れてくると結構重宝かもしれません。


【利用可能な環境】

ブログによれば以下のようになっています。
  • Web: Word, Excel, and PowerPoint
  • Windows: Word, Excel, and PowerPoint
    for Office Insiders Beta Channel & Current Channel (Preview) Ver. 2206 (ビルド 15331.20010) 以降
一応、Office for the web はすでに利用可能になっており、また デスクトップ版については、Office Insider 向けとはありますが、現行の最新チャンネルでも利用可能なようです。

デスクトップアプリ上では、Mac での利用は不可です。Web版については、Mac でも利用可能で、Controlキーを押しながらクリックすればOKです。


【コマンドを検索して素早く操作を見つける】

まずは、Windows / Mac 関係なく利用可能な Office for the web の方から見ていきましょう。
Windows の場合には、右クリック。Mac の場合には、Controlキーを押しながらクリックします。

例: PowerPoint for the web

20221006-3-1.jpg 20221006-3-2.jpg

・ストック画像から飛行機の画像を挿入しこれに "ぼかし" をかけたい

1) 画像を選択して、右クリックすると通常のショートカットメニューの上に、"検索"ボックスがあります。
2) こちらに "ぼかし" と入力するとそのコマンドの候補が表示され、そのまま設定に入れます。


では同様のことを、デスクトップ版で行ってみましょう。

例: PowerPoint for Microsoft 365

20221006-3-3.jpg 20221006-3-4.jpg

1) 画像を選択して、右クリックするとWeb版同様に通常のショートカットメニューが表示されますが、その上に "検索" ボックスがあります。
2) こちらに "ぼかし" と入力するとそのコマンドの候補が表示され、デスクトップ版は Web 版より機能的にも選択肢が広いので、メニューにも違いはあります。

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Webサイトにもあるように "リセット" なんて検索すれば、リセットするためのコマンドが検索されます。


Word にしても Excel にしても、そして PowerPoint にしても、機能が豊富すぎて "あのメニューってどこにあったかな?" って迷うことありますよね。

そんな時には検索ボックスに入力して検索。ぜひ一度ご利用になってみてください。


<参照>




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2022年09月27日

【注意!】今週末からスタートする Exchange Online の基本認証廃止


20220927-1-1.jpg

そして本日 Microsoft 365 News Letter として、再度基本認証廃止の案内が来ていましたので、再度取り上げてみました。

基本認証及び、その廃止による影響などについては、以下の記事を参考にしてください。


今回影響があるのは、法人向けの Microsoft 365 をご利用のユーザーの方になるので、通常の Outlook.com は関係ありません。

ただし、Microsoft 365 をご利用の会社や学校などの組織で発行されているメールアカウントをご自身のPCに設定してご利用の方は、場合によっては影響を受けることになりますので、詳細は、各組織のシステム管理者の方にご確認ください。

影響を受けるソフトについては、「切り替えのための先進認証構成要件 – Exchange」をご参照ください。

いよいよ 2022年10月1日から。その時になって慌てないように、学校や会社のメールを自分のPCで受信しているようなケースには、事前にしっかり確認しておくことをお勧めいたします。


<参照>




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2022年09月26日

Office データの VBA はブロックされるの? されないの? Part 3

VBAマクロのブロックの件。以前にも、


と取り上げさせていただきました。

そして久々に、Learn(旧 docs) のサイトを見ていたら、US時間9月24日付で新たな情報が上がっていました。

20220926-1-1.jpg
  • この変更の準備
  • 信頼できるファイルで VBA マクロを実行できるようにする手順
  • この変更の影響を受ける Office のバージョン
  • Office がインターネットからファイル内でマクロを実行するかどうかを決定する方法
  • 信頼できるファイルで VBA マクロを実行できるようにする方法に関するガイダンス
  • Web のマークに関する追加情報
  • Readiness Toolkit を使用して、ブロックされる可能性がある VBA マクロを使用してファイルを識別する
  • ポリシーを使用して Office がマクロを処理する方法を管理する
  • ポリシーを管理するために使用できるツール
などから構成されており、これまでの情報を統括した形になっているようです。

  • マクロ マルウェア
  • マルウェア&他の脅威について
  • フィッシング攻撃から保護する方法
  • Office ドキュメントでアクティブなコンテンツを管理する
  • 信頼できる場所を追加、削除、または変更する
  • 信頼できるドキュメントの設定が変更されました
といった関連記事へのリンクもあるので、ぜひご確認ください。


<参照>




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2022年09月20日

Microsoft 365 Personal が大学生限定で月額570円!

学生向けの「Microsoft Office」製品といえば、学校単位での申し込みが必要な Microsoft 365 Education と 従来からある Office アカデミック版 というものもあったりします。

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しかし、Microsoft 365 Education のようなプランは学校単位での参加が必要になるので個人では申し込みもできない。かといって、Officeのアカデミックパックは、学生にとってはちょっとお高い....

そんな大学生向けに、在学中でしか利用できないという制限はありますが、現在、月額570円 という通常(月額1284円)の半値以下の料金で Microsoft 365 Personal が利用できるキャンペーンを行っているようです。

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家庭向け Microsoft 365 の製品説明のサイトを開いたら、「大学生のみなさんには、Microsoft 365 Personal を月額 \570 でお使いいただけるようになりました」というバーが。でアクセスしてみると、「大学生は Microsoft 365 Personal を月額 \570 で利用可能」というサイトが表示されました。

ただし大学生に限定されるもので、大学卒業後は不要であれば解約しておかないと自動的に通常料金に変わるようです。この辺りは注意が必要ですね。アカデミック版のように在学を証明する必要はありますが、学生にとってはお得な製品といえるかと思います。


上記サイトには、「よく寄せられる質問への回答」や「ご契約条件」もありますので、うちの大学では Microsoft 365 Education が使えないけど、アカデミック版は高いし...とお悩みの方は、ぜひ確認してみてください。


<参照>




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心に訴えるプレゼンを行う! PowerPoint

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2022年09月13日

「組織のポリシーによりこの操作を完了できません」と表示されてリンクが開けない

最近ちょくちょく見かけるようになったこのエラー。正確には、「組織のポリシーによりこの操作を完了できません。ヘルプ担当者にお問い合わせください。」という内容のもの。

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今回は、Microsoft Outlook でメールを受信。そのメールの中のハイパーリンクをクリックすると、こうしたエラーが表示されて開けないというものでした。

今回確認した環境では、
  • Windows 10 21H2(Build 19044.1949)
  • Microsoft Outlook(Microsoft Office Home & Business 2013)
という状況でした。

ヘルプ担当者にお問い合わせください」って言われても、ヘルプ担当者って誰?だよ...ってことになっちゃいますよね。

だいぶ前ですが、
という事例を取り上げたこともありました。ハイパーリンクが機能しないという点では似た事例です。

この時も、Internet Explorer が深くかかわっていたわけですが、今回の事例も、Internet Explorer 11 とやはり関連があるようです。


【2022年6月15日 Internet Explorer 11 のサポートが終了】

ご存じのように、Windows 10 向けの Internet Explorer 11 は、2022年6月15日付でサポートが終了しました。これに伴い、Microsoft Edge などほかのブラウザの利用が推奨されるようになりました。

20220913-1-2.jpg 20220913-1-3.jpg


もちろん Windows 10 に搭載されている Internet Explorer 11 がその対象なので、Windows 8.1 に搭載されている Internet Explorer 11 は、この対象外です。当然ながら、すでにサポートが終了している Windows 7 の場合には、Internet Explorer 11 も当然ながら、Microsoft Edge ですらサポート対象外になっています。


【使わないから削除しちゃえ...に注意】

Windows 11 には最初から、プログラムの一覧やデスクトップなどに、Internet Explorer 11 のアイコンなどはありません。ただしアイコンがないからと言って、Internet Explorer 11 の実行プログラムが全くないわけでもありません。ただし単独で実行しても、Microsoft Edge が起動してくるだけで、Internet Explorer 11 が起動するわけでもありません。

一方サポートが終了した Windows 10 の場合には、Windows アクセサリを開けば、メニューにも、Internet Explorer 11 はありますし、デスクトップなどにショートカットアイコンなどがあったりするケースも多々あると思います。

20220913-2-1.jpg 20220913-2-2.jpg 20220913-2-3.jpg

ただしこれも、既定では、Intetnet Explorer 11 をクリックしても、自動的に Microsoft Edge にリダイレクトされて Microsoft Edge が起動したりするようになっています。もちろんこの設定は、Microsoft Edge 側の設定を変更することで、上記のように Internet Explorer 11 が普通に起動したりもします。ただしその場合にも、画面下部にサポート終了を訴えるメッセージが表示されたりします。

20220913-2-4.jpg

現時点では、Windows 10 の Internet Explorer 11 はこんな感じですので、単体でも全く利用できないわけでもないわけです。しかし、Yahooをはじめ、Google など大手のサイトはどんどん Internet Explorer 11 はサポート対象外になってきており、Microsoft 関連でも、Office for the web などもすでに Internet Explorer では利用できなくなっています。


--まだまだ必要な Intetnet Explorer 11:

「どうせ使えないなら削除してしまえぇ〜」って思われている方もいらっしゃることでしょう。あるいは使わない前提で既に削除されてしまっているケースもちらほらお聞きしています。

実は今回のトラブルは、こうした状況で、Internet Explorer 11 を削除してしまったケースに発生するトラブルになります。

Internet Explorer 11 については、そんな事情で利用できないサイトも増えていますが、あれだけ長期間かけてアナウンスしてつい先日のサポート終了に至ったにもかかわらず、企業内システムや、あるいは一部企業が運営するウェブサイトでは、相変わらず Internet Explorer 11 でないと利用できないサイトやシステムが使用されていたりします。

当然そうした方々は、Internet Explorer 11 を削除することなどはないと思いますが、そうした方々のために、Microsoft Edge には、「Internet Explorerモード」が用意されています。

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Intetent Explorer モード」とはいえ、Google Chrome の拡張機能で、IE環境を実現するための「IE Tab」とはちょっと違って、Microsoft Edge の中で、ちゃんと Internet Explorer 11 が動作しているわけで、このためには、Internet Explorer 11 を削除することはできません。

Office 2013 あたりだとどうも、Internet Explorer 11 を削除してしまうと、ハイパーリンクが正しく動作しなくなることがあるようです。

2010年08月01日 "このコンピュータに設定されている制約のため、この操作は中止されました。 システム管理者に問い合わせてください" を検証してみました問題のエラー画面」の時にご紹介したレジストリの設定や、既定のブラウザの設定を変更してもダメなようで、結果的に、削除された Internet Explorer 11 を再度インストールしなおすことで、正常にハイパーリンクが機能し、ハイパーリンクをクリックすると既定のブラウザ(Microsoft Edge)が起動してきました。


--削除した Internet Explorer 11 を再インストールする:

以前に、「Internet Explorer を削除する」と削除方法と、再インストール方法をご紹介していますので、再インストールについてはこちらの記事を参考にしてください。

今回は、時間もなかったのでレジストリやポリシーなどもうちょっと細かいところまでは調べられませんでしたが、取り急ぎ、回避策としては削除してしまった Internet Explorer 11 を再インストールすることのようでした。


Office 2013 は、2023年4月11日にはサポートが終了してしまいますから、すでに Office 2019 や Office 2021、あるいは Microsoft 365 などに乗り換えていらっしゃる場合には、このトラブルに遭遇するケースは低いかもしれません。今回確認した環境は、あくまでも Windows 10 配下で、Office 2013 を利用しているケースでしたので....。

しかし、Windows 7 あたりの PC から、Widnows 8.1、そして Windows 10 とアップグレードしてきたりする場合で、プレインストール版の Office 2013 をご利用というケースには注意が必要かもしれません。

ということで利用環境にもよると思いますが、使わないからと言って、Internet Explorer 11 を削除してしまうとトラブルになるケースもあるようなので、ご注意ください。


<参照>




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2022年09月10日

10月1日、いよいよ始まる Exchange Online における「基本認証」の廃止

ここ数日、いろいろなところで取り上げられつつある Exchange Online での基本認証の廃止。Microsoft コミュニティにもこんな記事が Up されていたので、取り上げてみました。

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マイクロソフトコミュニティという、どちらかといえば一般向けのコミュニティにこんな記事がアップされるのは珍しいわけですが、文字通り「Exchange Online」でのことになるので、一般ユーザー向けというよりは、法人向けの内容になります。

もっとも法人向けの情報とはいえ、学校や会社のメールアカウントを自宅のPCに設定してご利用のケースもあるかと思いますので、一般ユーザーであっても全く関係ないわけでもないわけです。

ということで今回はざっくりとその概要についてご紹介いたします。


【「基本認証」とは?】

今回問題になっている「基本認証」。Webサイトによっては、「ベーシック認証」という記載も見られますが同じことになります。

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さて、セキュリティ対策の重要性が謳われる中、相変わらず減らない "アカウントの乗っ取り" や "なりすまし" などの被害。その要因の一つにもなっているのが、旧来から使用されている古い仕様の認証システムでした。

普段、皆さんがよく使用されているように、アプリケーションやサービスの認証などの際、ユーザー名とパスワードを送信して認証するあの方式です。基本認証と呼ばれる旧来の方式は、その通信の中にユーザー名やパスワードといった情報が含まれてしまうため、通信が解読されてしまうと、そうした資格情報が簡単に盗みとられてしまうことになります。

「Microsoft 365 Appsに含まれる Office アプリを使用すると、ユーザーは要求ごとにユーザー名とパスワードを送信することで、基本認証を使用してリモート サーバー上のリソースに接続できます。 これらの資格情報は、多くの場合、サーバーに格納されるため、攻撃者はそれらの資格情報をキャプチャし、他のエンドポイントやサービスに対して再利用しやすくなります。」
とある通りで、従来よりその安全性について、問題視されていました。

つい先日ですが、2022年5月末付で Google でもセキュリティ向上のため、同様に Gmail での基本認証が廃止されて、OAuth2.0 (先進認証)に対応していないものでは利用できなくなるなど、バタバタしたことは記憶に新しいところです。


【どんな人が影響をうける?】

更新: Exchange Online の基本認証 (基本認証) が非推奨となる」をご覧いただけるとわかりますが、今回廃止に至るまでには、2019年9月20日のこの記事がスタートになっています。

約3年前にアナウンスされてやっと今回これが、2022年10月1日以降に実施になるわけですが、その対象は、Exchage Online を利用している法人ユーザーになります。「現時点では法人向け M365 に限定され、コンシューマー サービスの Outlook.com ユーザーには影響しません」とある通りです。

ただし会社や学校などの組織から提供さているメールアカウントを、メールソフトに設定されているケース。そしてそれが Microsoft 365 をベースとするシステムに基づくものだったりした場合には、一般ユーザーであっても PCでご利用中のメールソフトによってはその影響を受けることになります。

-- 必要になるもの:

先進認証」に対応したメールクライアントが必要になります。
  • Micorsoft365のOutlook (for Mac含む),Outlook2016, Outlook2019
  • Outlook for iOS / Android
  • iOS 11.3.1以降の標準メールアプリ
  • その他、OAuth2.0 対応のメールクライアント

-- 基本認証が廃止となるプロトコル:

Basic Authentication Deprecation in Exchange Online – September 2022 Update」によれば、「Starting October 1st, we will start to randomly select tenants and disable basic authentication access for MAPI, RPC, Offline Address Book (OAB), Exchange Web Services (EWS), POP, IMAP, Exchange ActiveSync (EAS), and Remote PowerShell.」とあるので、ランダムにテナントが選択されて、MAPI、RPC、オフラインアドレス帳(OAB)、Exchange Web Services(EWS)、POP、IMAP、Exchange ActiveSync(EAS)、およびリモートPowerShellの基本認証アクセスが無効化されることになります。
  • POP
  • IMAP
  • EWS(Exchange Web Services)
  • ExchangeActiveSync (EAS)
  • Remote PowerShell (RPS)
以前にも試験的に行われたこともあったようで、その際にはやはり一時的にメールが利用できなくなったとの話もあったようです。つまりまだ基本認証を利用していたということになるわけですね。


【一時的に再有効化も】

今回の 2022年10月1日からの実施に当たって、一度だけ再有効化する方法も用意されています。セルフサービス診断を利用し、必要なプロトコルの基本認証をプロトコルごとに1回だけ再有効化することができるようになります。

ただしこれは、あくまでもどうしても間に合わないユーザーのための一時的な措置になり、その有効期限は 2022年12月末までとなります。2023年以降は自動的に基本認証は無効になります。

こちらについては、各組織のシステム管理者にご確認いただく必要があります。


主に法人の方が対象とは言え、会社や学校で発行されたメールアドレスをPCに設定してご利用の方の場合には場合によっては、影響を受けるケースもあるのでご注意ください。


<参照>




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2022年09月04日

Office データの VBA はブロックされるの? されないの? Part 2

Office データの VBA はブロックされるの? されないの? Part 1」では、まずはこれまでの経緯をご紹介いたしました。Part 2 では、これがその後どう変わっていったか、そしてそれがどこに影響がでるのか?についてご紹介したいと思います。


【その後の推移】

前回ご紹介した TechCommunity Blog の中では、その後の Update がブログに追記されております。

20220902-2-1.jpg 20220902-2-3.jpg

その変遷を見ると、

US時間 2022年7月8日:

ユーザーからのフィードバックを踏まえて、ロールバックして、一時的にブロックを解除されました。ただし、デフォルトの設定に関わらず ユーザーはいつでもグループポリシーの変更によりブロックすることもできますとあります。

US時間 2022年7月22日:

再び、デフォルトブロックの設定が再開されています。またフィードバックを受けて、以下のように、エンドユーザー、IT管理者向けに情報が公開されました。


となっています。

そして現在は デフォルトでブロックされる 設定になっています。


【ブロックの解除は慎重に】

前回もご紹介しましたが、そもそもセキュリティ上の問題があってブロックされるようになったもの。

一方でユーザー(おそらく法人ユーザーが中心でしょうね)から多くのフィードバックを受けて、一時的にこれがブロックされなくなったという経緯もあるわけです。そして今回 再度既定でブロックされるようになった。その背後には前回ご紹介したような "Emotet" の被害拡大などは大きな要因ともなっていると思われます。

IT管理者の管理の元、問題ないものは、SharePoint サイトや、OneDrive といったサイトを信頼済みサイトに追加するなど対策を施してしっかり対策したうえで実行するように、その対処法が「Office でインターネットから入手したマクロが既定でブロックされる」の中で紹介されています。


-- エンドユーザーへの影響:

エンドユーザー向けの情報として、「潜在的に危険なマクロがブロックされました」にもありますが、個別に解除してあげる必要があります。

20220902-3-1.jpg 20220902-3-2.jpg

該当ファイルを右クリックしてプロパティを開きます。すると「セキュリティ」という項目のところに、「このファイルは他のコンピューターから取得したものです。このコンピューターを保護するため、このファイルへのアクセスはブロックされる可能性があります」と表示されている脇に「許可する」という項目がありますので、こちらにチェックを入れてOKで閉じれば VBA マクロが有効なものでも従来通り開けるようになります。

潜在的に危険なマクロがブロックされました」のサイトでは、さらに Excel などの各アプリのオプション設定から、トラストセンターを開いて、「信頼できる場所」として追加してあげることなども紹介されています。


-- Access Runtime ベースのプログラムなどは?:

巷には、こうした Excel や Access といったプログラムをベースに VBA マクロ を駆使した、会計システムなどがいろいろあったりします。今回のこうした変更は、こうしたプログラムを利用しているユーザーにも影響しているケースもあるようです。

たとえば Microsoft Access というデータベースソフトを利用した経理システムなどがあった場合、多くのケースで Microsoft Access が導入されていなくても利用できるように Access Runtime ベースで動作するようになっていたりするケースがあります。

Access Runtime は、Microsoft Access といったプログラムのようにデータベースを開発することはできませんが、これを導入することで Microsoft Access で作成されたデータベースを実行することができる環境を提供してくれるものです。

今回の変更は、こうしたアプリを実行する場合にも影響するケースもあるようで、やはりブロックされて起動できなくなる例を確認しました。Runtime の場合には、Microsoft Access とも異なるのでトラストセンターを開いての設定まではできませんが、ファイルのプロパティから、アクセス許可してあげることで、開けるようになります。


いずれのケースでも、デフォルトではブロックされているものなので、これを解除するということは利用者が自身の責任の下、慎重に行う必要があるわけです。

今後これがまたどのように変更されることになるか?は現時点ではわかりませんが、状況に応じて都度対応していく必要はありそうです。


<参照>




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2022年09月03日

Office データの VBA はブロックされるの? されないの? Part 1

今年の2月。インターネットを介してダウンロードされた VBA マクロを含む Office の各データにおいて、これらを開く際、VBA マクロの機能をデフォルトでブロックすると TechCommunity の Microsoft 365 Blog の中で発表されました。

20220902-2-1.jpg


現在上記のブログの中では、その後の変更内容などもあって、これがその後どう変わってきているかについても、ご覧いただければお分かりいただけると思います。
さてこれが発表された当初、「We’re introducing a default change for five Office apps that run macros.」と始まり、「VBA macros obtained from the internet will now be blocked by default.」(「インターネットから取得したVBAマクロは、デフォルトでブロックされるようになりました」)とはじまっていました。

これにより、既定でブロックされることがスタートしました。まずは、Part 1 ではその経緯を振り返ってみます。


【VBA マクロをブロックしないといけない背景】

ではその背景をブログからかいつまんでご紹介しましょう。

-- セキュリティの問題:

そもそも VBA マクロといった機能は、非常に便利な反面悪用されるケースもあり、セキュリティ面での問題もありました。ソーシャルエンジニアリングによってユーザーを騙して悪意のあるコードを実行させる... 何てこともできてしまうからです。

マルウェアを配布するなどといったサイバー攻撃にも悪用されてしまうケースも多かったわけです。"Emotet" の被害が拡大したことは記憶に新しいこと。もちろん現在もまだまだ被害がなくなっているわけではありません。世界中に猛威を振るっている "Emotet" はその典型かもしれませんね。

20220902-2-2.jpg

こうした問題を踏まえてブログの中でも、「"We will continue to adjust our user experience for macros, as we’ve done here, to make it more difficult to trick users into running malicious code via social engineering while maintaining a path for legitimate macros to be enabled where appropriate via Trusted Publishers and/or Trusted Locations.”」と謳っているように、正当なマクロを有効にする道を維持するために、調整し続けていく必要がありました。


-- その対象は?:

ブログによれば、「Windowsを実行しているデバイス上のOfficeにのみ」とあり、次のアプリケーションにのみ影響するとあります。
  • Access
  • Excel
  • PowerPoint
  • Visio
  • Word
とりあえず Mac は?と思いましたが、こちらは対象外でした。

またこの変更は、2022年4月上旬の Current Channel (Preview) を皮切りに、Ver.2203 で展開される予定となっていました。その後、Current Channel、Monthly Enterprise Channel、Semi-Annual Enterprise Channel といった他のアップデートチャネルでも、この変更が順次適用される予定でした。

さらに今後、Office LTSC、Office 2021、Office 2019、Office 2016、Office 2013にも本変更を行う予定とあります。

こうしてスタートしたデフォルトブロックの設定。その後これが、一転、デフォルトではブロックしない...そんな形に変わっていくわけです。

Part 2 では、その後の経緯、およびその影響についてご紹介いたします。


<参照>





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2022年08月13日

Office 2013 のライセンス情報を削除する

これまで何度か? Office 製品のライセンス情報の削除については取り上げさせていただきました。


一例としては上記の記事になります。mac版 Office にはライセンス情報削除ツールがあったりもします。

でもこれまで取り上げてきたのは、Office 2016 以降を念頭に置いてましたが、はて? Office 2013 って紹介していたっけな?と思いましたので、改めて取り上げてみました。基本的な操作方法は一緒でコマンドプロンプトを使用しますが、ファイルの場所が当然ながら異なります。


【「ospp.vbs」を利用して削除する】

削除にあたっては、「ospp.vbs」というプログラムをコマンドプロンプトで読み込んで実行します。

-- プログラムの場所:

現在の Office 製品は、既定では 64ビット版がインストールされるようになりましたが、このころはまだ既定では 32ビット版が既定でインストールされておりました。

20220813-1-1.jpg
  • officeが32bit版:C:¥Program Files (x86)¥Microsoft Office¥Office15
  • officeが64bit版: C:¥Program Files¥Microsoft Office¥Office15
となります。

参考までに、最後の "Office15" のところですが、
  • Office 2010:Office14
  • Office 2013:Office15
  • Office 2016/2019/365:Office16
のようにバージョンごとに、上記のような場所になります。


-- コマンドプロンプトにて削除:

実際の削除は、コマンドプロンプトを管理者モードで起動。ospp.vbs の場所を指定して、コマンドを実行します。
  • cscript “ospp.vbs" /dstatus
    とすれば、現在のライセンス情報が表示されます。プロダクトキーも表示されますが、下5桁のみになります。

  • cscript “ospp.vbs" /unpket:xxxxx
    「xxxxx」のところで、上記で確認した下5桁のプロダクトキーを入力して、ライセンスを削除する製品を指定します。
完了したら、再度「cscript “ospp.vbs" /dstatus」を入力してライセンス情報が削除されているか?確認しておきましょう。

Office 製品は、バージョンによってインストールされるフォルダも異なるので今回は、Office 2013 を例にご紹介しました。


<参照>




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2022年07月13日

Microsoft の電話サポートを利用する

Microsoft の Office 製品をご利用になる上で....
  • Office のインストールがうまくいかない
  • ライセンス認証を何度やっても失敗する
    などなど
こんな経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。こうしたインストール時に発生するトラブルの際、Microsoft でサポート情報を参照して、自分で解決していく方法のほかにも、チャットや電話によるサポートを受けることも可能です。

20220712-5-1-1.jpg

そうしたときに利用できる Microsoft の電話サポートの利用方法がかなり前になりますが、従来のようなフリーダイヤルによる方法から変更になりました。

今回はこの手順について、改めてその流れをご紹介したいと思います。


【サポート対象製品】

電話などによるインストールのサポートは、基本的にすべての Office 製品において受けることが可能です。ただし当然ながらサポート中の製品に限定されます。サポートが終了した製品については、サポートを受けることもできません。

サポートが終了する」ということはまさにこういう意味もあるわけです。

また無償のサポートについては、製品によって利用できる期間が限られていますので注意が必要です。

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Microsoft 365 および Office のカスタマー サポート」によれば、統合パッケージ版(買い切り版)などは、60日に限定されています。Microsoft 365 Personal については、サポートが付きます。内容にもよりますが、今回ご紹介しているようなインストールに関するサポートについては、サブスクリプションの契約期間中はいつでも受けることが可能になっています。

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ご存じですか? Office にはサポート期限があります」にもありますが、メインストーリームサポートが終了している製品である、Office 2016 までは、この無償サポートもすでに終了しています。

ということで、ちょっと前振りが長くなりましたが、さっそくサポートの申し込みまでの過程をみていきましょう。


【サポートの手続きを開始する】

Microsoft の電話サポートを受ける場合には、Webページから手続きを進めるものと、Windows 10 以降の場合には、「問い合わせ」アプリをクリックして行う方法と2通りあります。
  1. 「問い合わせ」アプリを利用する
  2. Microsoft サポートへのお問い合わせ」サイトから利用する

1) 「問い合わせ」アプリを利用する:

スタート > 問い合わせ とクリックすると起動できる問い合わせアプリです。

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例えば、「Office の再インストール」と入力すると、以下のように検索され、おすすめの記事なども表示されますが、下部に表示された「サポートへのお問い合わせ」をクリックして進みます。

20220712-3-3.jpg

「問題についてもう少しお聞かせください」という画面になったら、「製品とサービス」のところから製品を選択。そして「カテゴリ」のところからは「ダウンロードしてインストール」などを選択し、「確認する」をクリックします。

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「サポートオプションを選択する」の画面がになりますので、ここで、「電話番号を入力すると、サポート担当者から電話があります
をクリックし電話番号の入力画面に移動し、電話番号を入力の上「確認する」をクリックします。

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この後は、Microsoft のサポートから電話がかかってくるのを待ちます。


2) 「Microsoft サポートへのお問い合わせ」サイトから利用する:

まずはMicrosoft サポートへのお問い合わせ」サイトにアクセスします。

20220712-5-1-1.jpg

「問い合わせアプリを開く」をクリックすると、「1) 「問い合わせ」アプリを利用する」でご紹介した問い合わせアプリが開きますので、「1) 「問い合わせ」アプリを利用する」 のところで紹介した手順で進みます。今回こちらでは、「サポートを受ける代わりにブラウザーで」をクリックして進んでみます。

注意) Windows 8.1 のように「問い合わせ」アプリが利用できない場合には、ブラウザを利用することになります。

20220712-4-1.jpg

「ここに問題を説明してください」とある欄に、「Office の再インストール」と入力し「ヘルプの表示」をクリックします。この際事前に Microsoft アカウントにてサインインしておく必要があります。

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「おすすめのヘルプ」などが表示されますが、画面最下部にある「サポートに問い合わせる」をクリックします。「問題についてもう少しお聞かせください」のところでは、「製品やサービスを選択する」のところから、「Micorosoft 365 と Office」を選択。「カテゴリ」では、「ダウンロードしてインストール」を選択し「確認」をクリックして進みます。

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「サポートオプションを選択する」画面になりますので、「電話番号を入力すると、サポート担当者から電話があります」のところをクリックし、「情報の確認」画面に進んだら、折り返しで連絡をもらう電話番号を入力し、「確認」をクリックします。

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ということで、画像をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、「問い合わせ」アプリを起動しても、Webから問い合わせても基本的には画面上の流れは一緒です。あとは折り返し電話がかかってくるのを待ちます。

また電話ではなく、テキストチャットで問い合わせる場合には、「サポートオプションを選択する」画面のところで、「Web ブラウザーでサポート担当者とチャットを行う」をクリックして進んでみてください。

現在、電話でのサポートは従来のような フリーダイヤル ではなく、今回ご紹介したような コールバック方式 に変わっています。


--プレミアムソフトウェアサポートとは?

さて無償のサポートでは対応できないことなどについては、「プレミアムサポートオプション」が用意されています。いわゆる有償のサポートになります。

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こちらは個人向けの有償サポートになります。Webページにもありますが、「ビジネスはまた商用目的では利用できません」とある通りで、法人向けには、「プロフェッショナル サポートをご利用になる皆様へ(法人向け)」が用意されています。窓口が異なりますのでご注意ください。


<参照>






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2022年06月08日

ディクテーションのツールバーが新しくなります

6月7日に更新された Office Insider Blog によれば、Microsoft Word、Microsoft Outlook、Microsoft OneNote に搭載されている「ディクテーション」のツールバーが一新されるようです。

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-- 現在のディクテーション機能:

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Word を起動すると、ホームタブ>音声グループ に「ディクテーション」があります。こちらをクリックすると表示されるのが "ディクテーションツールバー"。

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ディクテーションツールをクリックすると自動的にディクテーションがスタートします。左がスタートしている状態。右が停止中の状態です。

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このツールバーには、録音のスタート・ストップボタンの他に、設定とヘルプのボタンがあります。
  • 設定:句点の自動挿入、機密の語句のフィルタ処理、そして話し手の言語の選択 が利用できます。
  • ヘルプ:作業ウィンドウにディクテーション機能のヘルプが表示されます。

-- 新しいツールバー:

以下のものは、Windows 版 Beta Channel の Word の更新された「ディクテーション」ツールバーになります。

20220607-5-3-1-1.jpg 20220607-5-3-2-1.jpg

比較的シンプルですっきりした感じがありますね。内容的には一緒ですが、設定のダイアログボックスは一新されています。

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ちなみに mac 版 の Word の場合も Windows 版とほぼ一緒でした。

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-- 適用バージョン:

今回の更新は、Windows 版、Mac 版 ともに Beta Channel ユーザー向けに提供されているものです。
  • Windows 版 Beta Channel Ver.2206 (ビルド 15321.20000) 以降
  • Mac 版 Beta Channel Ver. 16.62 (ビルド 22052300) 以降
今回の機能も一度にすべての Beta Channel ユーザーに展開されているものではないので、仮に該当バージョンをご利用でも新しい機能が展開されていないものもあるかもしれませんが、順次その適用範囲は広がっていきますので、現時点でまだ利用できない方は、今しばらくお待ちください。


<参照>




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2022年05月27日

Office の新機能ガイドが機能しない

新機能ガイド」という機能をご存じでしょうか?

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ヘルプタブ を開くとヘルプグループの中の一番右にあるやつですね。

ファイル > アカウント と開いても、バージョン情報の下にも「新機能」というボタンがありますが、こちらも同様に機能していません。

本来なら各バージョンの新機能などを簡単に紹介されるものなのでしょう。

それにしても、いつぐらいから利用できなくなっているのか?

記憶にないぐらい久しく前から利用できなくなっているようですが、これは、通常版の最新チャンネルだけの問題ではなく、Office Insider 向けの、ベータチャンネル、最新チャンネル(プレビュー)でも同様でした。

上記の画像では、Excel ですが、Excel に限らず、Access、Word、PowerPoint、Outlook、Publisher でも状況は一緒でした。

ただし OneNote for Windows 10 については、以下にもあるようにきちんと機能しておりました。

ただし「詳細を表示」をクリックしてもブラウザが起動するだけで何も詳細は表示されないのは... これも問題なんでしょうね。

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以前は Word や Excel などのアプリについても、OneNote の様にこんな感じで新機能が紹介されていたんでしょうね...

一応、Webサイトの Support ページには情報はあるようなので、アプリ上で表示されないまでも、Web上のサポートページにリンクを貼っておいていただけるといいんでしょうけどね。

ということで参考までに、Microsoft 365 や Office 2021 の新機能については以下のサイトあたりを参考にしてみてください。


<参照>




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2022年04月29日

Microsoft Office の Digital Product Key によるライセンス認証

以前に、従来の プロダクトキーを使用しない Office のライセンス認証 についてご紹介させていただきました。

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この中でもご紹介していますが、現在はまだまだこうした新しい方式に移行しつつある段階なので、すべてがこうした方式ではなく、メーカーによっても異なることなどもご紹介いたしました。

もちろんこの方式になっているのは、量販店や、正規代理店などから購入した POSA版や、ダウンロード版ではなく、PCと一緒に購入しているプレインストール版でのお話になります。

さてこの新しい方式。では、いったい何という言い方をしたらいいものか?と思ってさらに確認してみました。

マイクロソフトの日本語の Web サイトって日本語が非常にわかりずらい上、肝心なところが意味不明だったりします。ということで、改めてUSサイトも比較しつつ確認してみました。


【"Digital Product Key" とは?】

新たに始まったこの新しいアクティベーション方式を説明しているのが以下のサイト。

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上記サイトにも一応「"Office を取得しました" というメッセージが表示された場合は、プロダクト キーなしで新しい Office 製品をアクティブ化し、Microsoft アカウントに追加できます」と説明されています。

まさにこれが新しい方式なわけですね。

そして現在のアクティベーション方法について説明しているのが以下のサイトです。

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上記サイトの、US版だと、「Activate an Office purchase or offer that's included on a new Windows device」の部分になるわけですが、日本語版では肝心のこの部分では、「選択するオプションは、デバイスにプロダクト キーが含まれているか、含まれていないかによって異なります」となっています。

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もっとも日本の Office 製品のプレインストール版 事情という、海外とは違った事情が背景にあるので、状況に応じて「PCに搭載されたOfficeをセットアップする」のサイトを参考にしてください... ということのようです。

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でもこの中でUSサイトでは、「Activate an Office purchase or offer that's included on a new Windows device」のところで、「A digital product key is transmitted to your PC, so you won't need or receive a printed product key.」と説明されています。

ということで、従来のような紙に記載されたプロダクトキーがついてこないこの新しい方式は "digital product key" が利用されているということのようです。


-- Digital Product Key によるライセンス認証:

最初にご紹介した「新しい PC で購入済みまたは無料プランの Office をアクティブ化する」にもありますが、流れとしては以下のようになります。
  1. インターネットに接続された環境で、Word や Excel などいずれかのアプリを起動する
  2. Officeを利用できます」という画面が表示されます。ただしここの段階で、Microsoftアカウントでのサインインが求められますので、事前に用意しておくのがポイントです
  3. Microsoftアカウントでサインインすると、ご使用の製品がサインインしたMicroosftアカウントに紐づけされます
  4. あとは画面に従って、「次へ」をクリックして進みます

ここでポイントになるのは、実際に使用する段になって慌てて Microsoft アカウントを取得するのではなく、Office製品 を起動する前に Microsoft アカウントを事前に取得しておくこと。富士通のWebサイトにも 事前準備 のところでは、
  1. インターネットへの接続について
  2. Microsoftアカウントについて
と、2つのポイントが指摘されています。

ここで使用する Microsoft アカウントは誤って設定してしまうと大変なことになります。加えてこれが分からなくなってしまうと製品が使用できなくなってしまうなどのトラブルの要因ともなりえます。

ゆえに事前にちゃんと取得しておいて、Microsoftアカウントで使用しているメールアドレスとパスワードはきちんと管理し、なくさないようにしてください。さらにここで作成したアカウントには定期的にアクセスする必要もあります。くれぐれもご注意ください。

-- Microsoftアカウント取得にあたってのよくあるトラブル:
  • メールアドレスの入力間違い
  • メールアドレスやパスワードが分からなくなってしまう
  • Microsoftアカウントに全くアクセスしていないためアカウントにロックがかかってしまう あるいは 削除されてしまう
こうしたことには特に注意して、Microsoftアカウント取得後もしっかり管理してください。

さらにPCを複数台ご使用のケースで、同じ製品同一のMicroosftアカウントに紐づけすることも避けなくてはいけません。Microsoft アカウントの サービスとサブスクリプション に登録された "購入済みの製品" の情報からは、製品名とその製品が追加された日付しか表示されません。以前のようにプロダクトキーは表示されません。なので製品の管理には注意が必要です。

本当なら、Windows のログインもローカルアカウントじゃなくって、Microsoft アカウントを使用するようにするといいんでしょう。

【新しいサブスクリプションの提供方式】

今回ご紹介した、「Office のライセンス認証を行う」のところを見ると、いわゆる日本仕様のプレインストール版のほかに、Microsoft 365 サブスクリプションの新しい提供方式も説明されています。

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私はまだ日本ではこうした製品が導入されている例は見たことありませんが、"Microsoft 365 Personal" が試用版としてプレインストールされているというケースもあるんですね。あくまでも試用版なので、公式サイトからダウンロードするのと一緒で、1か月間のみ試用期間として利用できるようになるようです。

この場合、試用期間中に購入手続きに進むか? サブスクリプションを購入してアカウントに追加しないと試用期間でもある1か月間経過後は使用できなくなってしまいます。

今後どうなるのか? わかりませんが、Office 製品が未導入のPCなどだったりすると、こうした試用版が入っているというケースもでてくるのかもしれませんね。


前回に続いて、今回ご紹介しているこの新しい方式。どうやら 2021年の秋、そう Windows 11 および Office 2021 の登場のタイミングから採用されだしているもののようです。その時点でまだ販売中だった Office 2019 についても、これを機にこの方式が取り入れられ、おそらくそれ以降に出荷されたPCにプレインストールされている Office 2019 でも新しい Digital Product Key 方式になっているものもあるようです。


<参照>




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2022年04月12日

プロダクトキーは使用しない? Office のライセンス認証

US時間2021年10月5日(日本時間10月6日)、"Office 2021" の販売がスタートして、はや半年になろうとしています。昨今では、日本独自の販売形態であるプレインストール版の Office 製品もすっかり "Office 2021" に変わりました。Office 2021 の一般販売開始は、Windows 11 の登場の同日なので、Windows 11 + Office 2021 なんていうパターンでご利用の方も多いかと思います。

さてそんな "Office 2021" ですが、従来までの "Office 2019" までと大きくライセンスの取り扱いが変わってきています。正確に言うと、Office 2019 の最後の方から?というのが正しいのかもしれません。特にプレインストール版においては、従来ついていたような "プロダクトキー" がついていないものもあったりします。

今回はそんな "Office 2021" のライセンスの取り扱いについて取り上げてみました。


【POSA版、ダウンロード版は従来通り】

正規販売店にて購入可能な "POSA版" や "ダウンロード版" の場合には、初回インストール用にプロダクトキーがついていますので、このプロダクトキーを使用してインストールを行います。

基本的な流れは従来通りで、

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  1. https://setup.office.com/ にアクセスします
  2. Microsoft アカウントにてサインインします
  3. 続いて初回インストール用のプロダクトキーを入力します
といった流れになります。

ここで注意すべき点は、Microsoft アカウントのサインイン。最も従来から注意すべき点であって、特別今回からというものではありません。でもそこをいい加減にやってしまうと大変なことになります。
  • ここで入力する あるいは 作成する Microsoft アカウントと今回導入する製品が紐づきます
  • さらにこのアカウントはあとから変更することはできません
  • 再インストールには必ずこのアカウントを使用して行います
  • このアカウント(メールアドレス)が無効になったり削除されないようにしっかり管理しておく必要があります
なので慎重に行う必要があります。

アカウント自体は、新規に取得してもいいし、ご自身ですでにお持ちの Microsoft アカウントでもいいのですが、既に別製品が登録されているアカウントの場合、同じ製品名のものでなければ問題はないと思いますが、仮に複数台のPCをお持ちのケースで同じ製品を一つの Microsoft アカウントに複数の製品を紐づけてしまうと、管理が大変になりますので注意が必要です。

初回インストール用のプロダクトキーは再インストールでは使用できませんし、かといった従来と異なって、Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションのところを開いても、現在はプロダクトキーが表示されないようになっています


【プレインストール版には2つのタイプがある】

さて、ダウンロード版 や、POSA版 は従来とさほど変わらないわけですが、大きく変わってきているのが PC と一緒に販売されるプレインストール版の Office製品です。

Office 2019 までと同じように、パッケージがPCに付属していて、そこに記載された初回インストール用のプロダクトキーを使用するものと、そうしたパッケージが一切ついていないものと2通りあります。今後は、パッケージがついていないものに変わっていくのかもしれませんが、そういった意味では、過渡期なのかもしれません。

では具体的にいくつかのPCメーカーの事例を見てみましょう。

--パッケージがついているパターン:

1) NECのケース

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NECのケースを見ると、従来通りのようなパッケージがついてくるようです。そしてそこに記載されたプロダクトキーを使用してライセンス認証を行います。

再インストールについては、初回紐づけされた Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションのところから行います。



2) VAIOのケース

VAIO の方は、初回起動時に同梱されているプロダクトキーを使用してライセンス認証するようです。

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いくつか見ると、Epson Direct もこっちのパターンのようです。


--プロダクトキーなどがついていないパターン:

そして新しいパターンがこちら。従来のようなパッケージも、またプロダクトキーなどもついてこないタイプです。

1) 富士通のケース

富士通の場合には、Office 2021 からは、プロダクトキーはついてこないようです。

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インストールの際の "アドバイス" のところにも、"パソコンにプロダクトキーカードは添付されていません" ともありますし、"Office 2021の設定には、プロダクトキーカードは必要ありません" とあります。

ライセンス認証の手順としては、いずれかのアプリを最初に起動すると  "Officeを利用できます" "新しいデバイスには、Office *** 2021 が含まれています" と表示されるので、Microsoft アカウントでサインインして画面に従って認証に進むようです。

再インストールについては、従来通り初回紐づけを行った Microsoft アカウントでサインインして、"サービスとサブスクリプション" から行います。



2) Dynabook のケース

Dynabook についてはこちらのパターンのようです

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"事前準備" のところでも触れられていますが、"※旧バージョンのOfficeでは、セットアップ時にプロダクトキーの入力が必要だったため、プロダクトキーが記載されたOfficeパッケージが同梱されていましたが、本バージョンからセットアップ時にプロダクトキーの入力が不要になりました。そのため、Officeパッケージは同梱されておりません" とあります。


Lenovo は、プロダクトキーがついていないケースもあるようで、製品によって異なるようです。また DELL についてもこちらのパターンのようです。


プレインストール版の場合、今回確認した限りでは、メーカーごと、さらには同じメーカーでも製品によって異なるケースもあるようなので、初回インストールの際には注意が必要です。

従来のようなパッケージが最初からついていないケースも多いようなので、そのライセンス認証の方法については、PCに付属の説明書を見るか、PCメーカーのサイトなどで確認してみてください。


<参照>



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2022年04月10日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-3 ファイルのバックアップ Part 3

今回は、ファイルのバックアップについてご紹介してきましたが、最後に、Office 製品で作成されたデータの自動バックアップについて、おまけとしてご紹介しておきます。

【Office 製品におけるデータの自動バックアップ】

Office 製品の各アプリには、"自動回復" の機能はありますが、自動的にデータをバックアップする機能はありません。"自動回復" とは、Excel などの各種Office アプリケーションを使用中にフリーズしてしまうなどの事情で、アプリケーションが強制終了されてしまった、あるいは強制終了せざるをえない場合に、再起動後に、作業中のデータを復元するための機能になります。

20220409-2-1.jpg

一応その設定については、
  1. Excel などの Office のアプリを起動
  2. ファイル>オプション として、"オプション" のダイアログを表示
  3. 左ペインの "保存" をクリックすると、各種設定が表示されます
こちらの画面で、その有効・無効、保存するタイミング(時間)を設定しておきます。


-- 自動バックアップ:

さてこれに対して、Microsoft 365 サブスクライバー向けには、OneDriveSharePoint に保存されているファイルについては、"自動保存" の機能が利用できます。今回ファイルのバックアップについてご紹介していますが、まさにバックアップという機能になります。

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あくまでも、OneDriveSharePoint 上に保存されているデータに限定されますが、こちらから呼び出されたファイルについては、自動的にデータが保存されるようになります。

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OneDrive や SharePoint 上に保存されたデータを開くと、画面左上の、自動保存がオンになっています。

上記の画像にもあるように、タイトルバーのところには、そのファイル名が表示されており、そこには 最終更新日時が表示されています。そしてそのファイル名のところをクリックすると、ファイル名/保存場所が表示され、さらにその下にある "ファイル履歴" をクリックすると、右ペインに作業ウィンドウが表示されて、そこにそのファイルの更新履歴が表示されます。

誤って上書き保存してしまった場合には、履歴をたどって上書き保存する前の状態に戻すことも可能です。


-- 自動保存を有効にする:

新規作成の段階では、当然データは、OneDrive や SharePoint といったクラウド上に保存されているわけではありません。なので、当然ながら "自動保存" は、"オフ" の状態です。

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手動で、画面左上の "自動保存" を "オン" にします。保存先の選択画面が出てきますので、表示された OneDrive や、SharePoint をクリックします。

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いったんクラウド上に保存するため、”ブックに名前を付けてください” というダイアログボックスが表示されるので、ファイル名を入力し "OK" をクリックします。

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これでデータはクラウド上に保存され、画面左上の自動保存が有効になった状態で作業が続行できるようになります。

今後はデータは自動保存されるので、名前を付けて保存などの作業は不要になります。

なお保存の際に保存先のドライブが表示されますが、これは、以下にもあるように、Microsoftアカウントでサインインしていて、さらに "接続済みサービス" に追加されているドライブが表示されます。


【OneDrive に保存されているデータとバージョン履歴】

今回は "ファイル履歴" を取り上げましたので、OneDrive へのバックアップについては省かせていただきました。しかし最後に、ちょこっとだけ OneDrive や SharePoint といったクラウド上へのバックアップについてもご紹介しておきます。

-- 無料で利用できる容量は5Gまで:

今回あえて、OneDrive を外したのは、無料で利用できる容量が 5G しかないので、当然使い方によってはすぐにいっぱいになってしまいます。しかし、Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションのご契約がある方にとっては、1TB の領域が利用できるので使わない手はありません。

もちろん有料ではありますが、100GB 単位で追加の容量を増やしてご利用いただくことも可能です。


-- "バージョンの履歴" が利用可能:

OneDrive 上に保存されているデータは、Office、画像、動画などの種類を問わず "バージョン履歴" という機能を利用して、古いデータが自動的にバックアップされています。

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誤って上書き保存してしまった画像データを元に戻すことも可能です。

このバージョン履歴は、例えば一般向けの Microsoft 365 Personal の場合には、過去25バージョンまで取得できます。OneDrive も利用可能な方はぜひともご活用ください。


<参照>




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2022年04月05日

「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!

かなり前からですが、最初に確認した際にあまり気にせずにスルーしてしまったものの、その後いろんなところでこの画面の相談を受けることがあったので、大変遅れた形ではありますがブログでも取り上げさせてもらいました。

Excelを起動したらいきなり "お客様のプライバシー、お客様の選択" という画面が表示されて、何かしら選択しないと Excel が使用できない...

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今回上記の画面が表示されたのは、Office Insider Current Channel(Preview)で動作している Microsoft 365 Personal の Excel の画面です。たまたま Excel ではありましたが、おそらく Excel に限らず、Word であったり、PowerPoint であったりしても起動してたら表示されたんでしょうね。もちろん Office Insider版 に限らず、通常版でも表示されているかと思います。


【利用状況に合わせた提案を表示するのか?しないのか?】

この画面、"次へ" をクリックして進むとどうなるのか?

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上記のように、"Microsoft 製品のオファーと割引をパーソナライズしますか?" という画面になって、"パーソナライズする" あるいは "パーソナライズしない" のいずれかの選択を求められます。

そして問題はどっちらを選択したらいいのか? 閉じるボタン(×ボタン)もないので、どちらかを選択しないと、アプリケーションが利用できません。

Microsoft も一企業ですから、ユーザーの利用状況に応じて、さらに Office 製品を活用してもらうために様々な提案をしていこうということでこうした画面を表示させ、ユーザーの同意を得た上でその利用状況を把握して、よりユーザーに役立つオファーを提供しようとしているわけです。

ではこの画面が表示された時にどちらを選択するとどうなるのか? これについては、「サービスの使い方に基づいてカスタマイズされたオファーとOffice」に具体的な事例も含めて紹介されています。

-- "パーソナライズする" を選択した場合:

利用状況を Microsoft 側で把握するため、データの収集が行われます。これは、当然ながら各アプリで作成されたデータそのものではなく、どんな機能が利用されているのか? そしてその使用頻度がいかなるものなのか?などといった Office アプリと機能の使い方に関する情報になります。
これに応じて、Microsoft 365 のサブスクリプションを利用するためのオファーや、引き続き契約してもらうためのオファーが表示されたりします。

-- "パーソナライズしない" を選択した場合:

逆に "パーソナライズしない" 場合には、Office のアプリと機能の使い方に関するデータを収集することが許可されないわけですので、使用状況とは関連性のないオファーも表示されるようになります。


【設定はいつでも変更が可能】

いずれかを選択して進むと最後に以下の画面になります。

20220405-1-3.jpg

最後のこの画面にも説明があるように、今回選択したものは、設定を変更することができます。

例:Excel for Microsoft 365

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  1. Excel を起動し、設定>アカウント と開きます
  2. "アカウントのプライバシー" のところにある "設定の管理" をクリックします
  3. "プライバシー設定" のダイアログが表示されますので、画面を下にスクロールすると "Microsoft 製品のパーソナライズされたオファーと割引" という項目がありますので、そちらから変更が可能です

【このオファーが表示される製品】

今回のこの画面ですが、すべての Microsoft Office 製品で表示されるわけではありません。"サービスの使い方に基づいてカスタマイズされたオファーとOffice" の中でも紹介されていますが抜粋すると....
  • コンシューマー向けのOffice製品がその対象となります
  • Ver.2112 以降 の Office アプリ (Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Visio、Access、Publisher、Project) が対象
  • 利用者が18歳未満、または住んでいる地域の法律によりその他の年齢に達していない場合にはデータ収集は行われません
のようです。

まぁちょっと前まで、Microsoft 365 Personal のキャッシュバックキャンペーンなんてやってましたが、毎回キャンペーンの時に更新している立場からすると、ああしたものが表示されたりすると忘れないでその機会に更新できたりするので、ちょっといいかもな?なんて思ったりしますが、ああした表示って日本独自のものだったりするので表示されたりはしないんでしょうね...


肝心の画面ががうちの Office ではなかなか表示されてこなかったので、キャプチャーできなかったというのもあってご紹介が遅くなりましたが、今回はこんな画面について取り上げてみました。


<参照>




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2022年03月31日

Accessibility Checker と Accessibility Reminder

以前に、以下のような アクセシビリティに関する記事を取り上げました。意外と気にされていた方多かったんですね.... "アクセシビリティ" というキーワードでこれらの記事にアクセスされている方が多いのにびっくりしました。
この中でも紹介している Accessibility Checker(アクセシビリティ・チェッカー)ですが、こちらについては Part 3 の中でも、また "アクセシビリティ ​​チェックを使用してアクセシビリティを改善する" でもご確認いただけますので、そちらの方を参考にしてみてください。

さて今回ご紹介するのは、"Accessibility Reminder"(アクセシビリティ・リマインダー)という機能。何が違うのか? そしてどうやって使うのか? について取り上げてみました。


【ビルトインか? アドインか?】

まず Accessibility CheckerAccessibility Reminder の大きな違いは、最初から Officeの各アプリに組み込まれている機能なのか? あるいはアドインとして自分で追加する機能なのか?といった違いがあります。
  • Accessibility Checker:組み込み機能
  • Accessibility Reminder:アドイン機能
さらに言うと、"Accessibility Reminder" については、Microsoft 365 サブスクライバー向けの機能になるので、全ての方が利用できるわけでもありません。


【Accessibility Remiderの導入】

ではここでは、"Accessibility Reminder" の導入について紹介していきます。

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上記の画像にもあるように、TechCommunity Blog のところで紹介されている "Accessibilty Reminder" は、実は、Microsoft Garage Project の製品だったんですね。では早速見ていくことにしましょう。

--ダウンロード&インストール:

1) まず "Accessibility Reminder, a Microsoft Garage project" にアクセスして、"今すぐ入手する" をクリックします

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2) Microsoft App Source へのアクセスにあたって、Microsoft アカウントでのサインインと、プロファイル情報の提供が求められますので必要事項を入力します

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3) 必要事項を入力すると "アドインでの作業の開始" の画面になります

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4) 各アプリのアイコンをクリックして、アドインを導入していきます。"Excel で開く" をクリックして、さらに、"開く" をクリックします

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5) Excel が起動して、アドインの導入され、その方法の説明が表示されます

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"Accessibility" タブが追加されいますね。同様の操作を、Word、PowerPoint で行って導入します。

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なお、上記の画像にもあるように、Office for the web 向けにも同様のツールがあるようです。


<参照>




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2022年03月11日

Microsoft 365 Personal キャッシュバックキャンペーンスタート!

最近は、秋だけじゃなくって春にも実施されるようになった Microsoft 365 Personal のキャッシュバックキャンペーン。今年も本日から、今月いっぱいまでの期間で、キャンペーンがスタートいたしました。

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遅ればせながら、毎回ご紹介していますので、このブログでも取り上げさせていただきました。


【概要】

  • キャンペーン期間:2022 年 3 月 11 日 (金) 〜 2022 年 3 月 31 日 (木) に購入された製品
  • 申し込み締め切り:2022 年 4 月 30 日 (土) 当日消印有効
     * 郵送による申し込みが必要です
  • キャッシュバック金額:2,500円
  • 対象製品:Microsoft 365 Personal 1年版 POSAカード版/ダウンロード版

【キャンペーンの応募から申し込みまで】

キャンペーン期間に購入された Microsoft 365 Personal が対象です。購入場所は、Microsoft Store でも、あるいは Amazon などの正規販売店でも問題ありません。

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ご覧いただくとお分かりいただけるように、販売価格自体がちょこっと Microsoft Store よりさらに安くなっている Amazon なので、こうしたさらに安いところから購入して、キャッシュバックキャンペーンも適用しちゃうとなおさらお得ということになります。

キャッシュバックキャンペーンの申し込みについて、簡単にその流れをご説明します。

1) Amazon などでオンラインで購入
2) キャンペーン申込用紙をダウンロードし必要事項を記入
3) 4/30までに、購入証明となる購入完了メールなどを印刷して申込用紙に貼り付け郵送する

あとは指定した口座に振り込まれるのを待つだけ....


【注意事項】

いくつか注意すべきこともありますので取り上げてみました。

-- 対象製品: あくまで Microsoft 365 Personal 12か月版 (POSA版/ダウンロード版)です。

** Microsoft 365 Personal 15か月版は対象外です。

-- 購入期間: 3/11〜3/31 までに購入された製品が対象です。

-- 申し込みについて: 購入しただけではだめです。あくまでも指定の期日までに郵送にて申し込みをする必要があります



<参照>




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2022年02月25日

ステータスバーに、"アクセシビリティ:検討が必要です"と表示される Part 2

前回では、"アクセシビリティ" について、そして今回のタイトルにもある表示が "アクセシビリティチェック" 機能により表示されるものであることまでをご紹介しました。

今回は、この "アクセシビリティ" 機能についてもうちょっと確認してみましょう。


【アクセシビリティをチェックする】

通常はデフォルトで有効になっているので、ステータスバーを右クリックすると、"アクセシビリティチェック" が ON になっています。当然ながら、このチェックを外して、OFF にすればステータスバーに表示されなくなります。

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ただしここに表示されなくても、校閲タブ>アクセシビリティチェック とクリックすれば同様に利用が可能です。

さて今回題材として使用している資料で引き続き見ていきましょう。

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今回 Part 1 でも使用したデータ。PowerPoint で作成した簡単な資料なわけですが、ステータスバーの "アクセシビリティ:検討が必要です" とある部分をクリックすると、右側の作業ウィンドウに "アクセシビリティ" という項目が表示されました。さらにタブには、"Accessibility" というタブメニューが追加されたのがお分かりいただけると思います。

図形と、ちょこっと文字が入っているだけでもこれだけいろいろあったりするんですね。"検査結果" をみると...
  • エラー:
    代替テキストがありません (15)
    スライドタイトルがありません (2)
  • 警告:
    読み上げ順序の確認 (2)
と出ていたりします。

例えば....

"代替テキストがありません"

は文字通り図形に対して、その "代替テキスト" が設定されていないという意味になります。

つまりは、障碍を持っている方などがスクリーンリーダーなどを利用してこの資料をご覧になった場合、図形に設定されている "代替テキスト" を利用し、音声でそこにどんなものがあるかを判断しないといけません。それがサポートできていませんよ?という意味になります。

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図形を選択して、"" をクリックすると、"追加情報" として、"修正が必要な理由"、"修正方法" が表示されます。

上記の例では、エラー、警告 といった表示で出ていますが、"アクセシビリティ チェックのルール" にありますが、"問題の深刻度に応じて、アクセシビリティ チェックは各問題を、エラー、警告、ヒントに分類" されるようです。詳細は、"アクセシビリティ チェックのルール" をご参照ください。


【Office 製品の各アプリで利用するためのヒント】

今回は、PowerPoint のデータを使用しましたが、"障碍のある方のためにアクセシビリティの高い PowerPoint プレゼンテーションを作成する" を見ると、様々なポイントが紹介されています。さらには、"スクリーン リーダーでのスクリーン リーダーのPowerPoint" では、そうした利用に配慮した資料作りのポイントが紹介されています。

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PowerPoint の例ですが、Windows 版、Mac 版、iOS 版、Android 版、Web 版と現在提供されている PowerPoint のプラットフォーム別に紹介されていますので、今後の資料作りの際には是非参考にしてみてください。

昨今、オンラインでの Meeting などが増える中、そこで PowerPoint の資料を共有するといった場合、こうした配慮も必要になるケースが出てくるかと思います。

私も Word で作成された長い資料などは、まずは一度イマーシブリーダーを利用して音声で、聞いたりすることもありますので、こうした機能を使用するにあたっては、なにも障碍のある方に限ったことでもありませんよね? 

同様に、Word、Excel、Microsoft Teams など Office 関連製品について同様のサイトがないか? ちょっと探してみました。

詳細は以下のサイトを参考にしてみてください。
ステータスバーに、"アクセシビリティ:検討が必要です"と表示される」で始まった、Office ドキュメントのアクセシビリティ機能について取り上げてみました。

最後に Part 3 として、Office 製品以外での Microsoft の取り組みについてもご紹介していきます。


<参照>



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2022年02月24日

ステータスバーに、"アクセシビリティ:検討が必要です"と表示される Part 1

Word や Excel、PowerPoint といった Office 製品で作成されたデータを各プログラムで開いたときに、ウィンドウの左下のステータスバーに "アクセシビリティ:検討が必要です" と表示されることがあります。

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あくまでもご自身で使用するだけのものであれば、特に気にする必要もないことの方が多いかと思いますが、その作成されたデータを他の人と共有したりする場合には、このメッセージにも注意を払う必要があります。

また自分で使用するだけとはいっても、画面の下に常に、 "アクセシビリティ:検討が必要です" と表示されてたりすると、気にもなりますよね?

ということで今回は、この "アクセシビリティ" について取り上げてみました。


【Office 製品におけるアクセシビリティとは?】

"アクセシビリティの向上" なんて使い方もしますが、Office 製品に的を絞って言えば、Office 製品で作成された文書、資料などが、誰にとっても、そしてそれぞれの環境でもアクセスしやすいように作成されているか?は、他の人と情報を共有する上では配慮すべき要件の一つになります。


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という様にも紹介されています。

こうしたことをサポートするための機能として、Office 製品はもとより、Windows 自身にも様々なアクセシビリティを向上させるための機能が搭載されています。

今回取り上げている Office 製品においては、作成された資料が、こうしたアクセシビリティのルールに基づいてチェックするべきところがあるかどうかを注意喚起してくれる機能になります。

アクセシビリティについて、"「アクセシビリティ」とは−意外と知らないIT用語の基本/@nifty IT 小ネタ帳" な説明をされているサイトもありましたので、"アクセシビリティ" という言葉については、こちらも参考にしてみてください。


【Office に搭載されている機能】

"アクセシビリティガイドブック/Microsoft(PDF)" の中でも紹介されていますが、
  • イマーシブリーダー
  • カラー/グレースケールのサポート
  • ディクテーション
  • アクセシビリティチェック
  • 画像への自動代替テキスト挿入
  • 字幕機能 など
といったものが、アクセシビリティの向上をサポートしてくれる機能になります。

当然すべての人がここまで意識して使用するケースは多くはないと思いますが、こうした機能がサポートされているということは知っておいて損はありません。

今回のタイトルにもある「ステータスバーに、"アクセシビリティ:検討が必要です"と表示される」の部分は、Office 製品の、"アクセシビリティチェック" の機能により表示されているものです。

では、
  • アクセシビリティチェックでどういったことがチェックされるのか? 
  • さらに具体的にどういった操作が要求されるのか?
こうした点については、Part 2 にて、引き続きご紹介していきます。



<参照>




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