2024年07月17日

秘密度ラベルの新機能として、"動的透かし" が導入される

機密情報の漏洩をいかに防ぐのか? 

Word、Excel、PowerPoint では、大規模法人向けのサブスクリプション(Enterprise E3/E5プラン)には、その「秘密ラベル」の導入により、そのラベルで構成済みの保護設定がコンテンツに適用され、そのコンテンツへのアクセス制限など秘密情報が漏洩することがないように、またユーザーがドキュメントの印刷などの不適切なアクションの実行を防ぐことに役立ちます。(「ファイルとメールに秘密度ラベルを適用する」)

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US時間7月12日に公開された Office Insider Blog によると、今回そんな「秘密ラベル」の機能に新たに「動的透かし」の導入が発表されました。


【メールアドレスから漏洩元が特定可能に】

冒頭でも触れましたが、秘密ラベルを設定することで、利用できるユーザーや、そのアクションに制限をかけられるものの、仮にこうした文書データを開いて、スマホで写真撮影してしまったら... いくら秘密といっても現時点では、抜け穴になりがちなポイントになります。

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データにこの動的透かしを設定すると、ファイルの内容全体に透かしが重ねて表示されるようになります。この透かしにはファイル表示に使用されているアカウントのメールアドレスが含まれています。なので漏洩元の特定がしやすくなります。

-- 動的透かしによって何が変わるか?:

今回の動的透かしの導入においてどういったシナリオが想定されているのか? Blogでは、そのヒントとテクニックにて、

1) 解除には権限が必要

当然ながら動的透かしが設定されたデータを開くと、表示、編集などの共同作業をしていても、常にこの動的透かしが表示されます。これを解除するには、IRM権限が必要です。これがない場合には解除ができません。

2) サポートされていないバージョンのアプリでは開けない

こうして動的透かしが設定されたファイルを、動的透かしの機能をサポートしてないアプリで開こうとしても、「access denied」と表示され、アクセスが拒否されます。

3) Microsoft 365 for the web でも開ける

仮にこうした動的透かしが設定されたファイルを開く必要があった際、手元のクライアントアプリがまだサポートしていないようなケースには、Microsoft 365 for the web(Web版 Microsoft 365)がサポートしています。Web 版の Microsoft 365 により、表示・編集、共同作業などが可能になります。

などのポイントを紹介しています。詳細はブログを参照してください。


【利用条件】

今回の「動的透かし」については、以下の Office Insider 最新チャンネル(プレビュー)版の 環境で利用が可能です。
  • Windows: バージョン 2407 (ビルド 17830.20000) 以降
  • Mac: バージョン 16.87 (Build 24070110) 以降
  • Microsoft 365 for the web
また該当バージョンであっても、すべてのユーザーに一斉に展開されるものではないため、条件を満たしていても利用できないケースもあります。その場合には、もうしばらくお待ちください。

さらに動的透かしの利用には、大規模法人向けに展開されている Microsoft 365 E5 などのライセンスが必要になります。E3 プランの場合には、パブリックプレビュー版として参加する場合には利用可能です。


一般のユーザーの方が利用できる機能ではありませんが、こうした情報漏洩対策ともなるセキュリティの機能。今後も様々な部分で、今回のような新たな機能を導入するなどより強化されていくものと思われますのでご紹介させていただきました。


<参照>




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2024年07月15日

「プライバシー設定に対する変更を適用するにはOfficeを再起動してください」の画面が繰り返して表示される

BitLocker の件と同様に最近増えているこの症状について取り上げてみました。

Word やら Excel などの Office のアプリケーションを起動した際に表示されることがある「プライバシー設定」の画面。

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通常は画面に従って設定し、OKをクリックして、アプリを再起動すれば完了で、再度表示されることはありません。ただしこの設定を終えて、再起動しても何度も同じ画面が表示されるというケースについて、だいぶ前に一度「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」という記事にてご紹介させていただきました。

さてこれと似たような症状で、このプライバシーの設定を終了させてPCを再起動しても、繰り返して「再起動が必要です プライバシー設定に対する変更を適用するにはOfficeを再起動してください」という画面が表示されるケースが Microsoft コミュニティなどを見ても、ここ最近発生しているようです。


【Microsoft アカウントでサインインしなおす必要がある】

前回の「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」の記事の時もそうでしたが、こうした設定をしてもきちんとMicrosoftアカウントでサインインしていないと、アカウントに対して設定が正常に完了したことが情報として残らないために、同じ画面が繰り返し表示されていました。つまり、見た目上はきちんとサインインしているようでも、現在サインインしている Microsoft アカウントが正しく認識されていないため繰り返し表示されるというもの。

こうしたケース、例えば、Word や Excel などは正常にサインイン出来ていても、Outlook を開いてみたらアカウントに "!" がついていた...なんてケースでは、いくら Word や Excel だけサインアウトしてサインインしなおしても結局ダメなわけです。この時の例では、Microsoft アカウントのサインインに失敗してアカウントにロックがかかっていたりしてもやはり同様です。Word で正常にサインインされているから大丈夫と、1つだけ確認してもダメっていうことですね。

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再起動してプライバシー設定を適用する」の中でも、その注意のところで、「複数の Microsoft 365 アプリを実行している場合は、更新されたプライバシー設定を有効にするために、実行中のすべてのアプリを再起動する必要があります」とあります。つまり、仮に Word を起動したときにこの画面が表示されたからと言って Word だけ再起動してもダメっていうことです。


-- Microsoft アカウントにてサインインしなおす:

以下のすでに解決している事例にもあるように、基本的には、すべてのアプリで一度サインアウトして、サインインしなおす。これが基本のようです。とりあえず、Word、Excel、PowerPoint、Outlook など順にサインアウトして、サインインしなおしてみましょう。


結果としては、前回同様。つまり一度サインアウトしてサインインしなおすということで解決するもののようですね。

起動していて画面に見えているものだけが、現在起動しているアプリではありません。

バックラウンドプロセスなどで、起動しかけて停止しているアプリがあったり、スタートアップに Outlook などが登録されていたりする場合には画面に表示されていなくても動作していることになりますので、こうしたアプリをしっかり停止したうえで、作業を行う必要があります。

さてさて、ちょっと気になるのが、前回取り上げた BitLockerの件。明日の連休明けで、PCを起動したら BitLocker 回復キーの入寮画面になって起動できない... そんな大イベントにならないことを祈るばかりです。


<参照>





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2024年07月02日

Microsoft 365 の各アプリが、OpenDocument Format 1.4 をサポート

US時間7月2日に公開された「Microsoft 365 apps now support OpenDocument Format 1.4」によると Microsoft 365 の各アプリ(Word、Excel、PowerPointなど)が、OpenDocument Format 1.4 をサポートすることが発表されました。

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"ODF1.4" にて、これまでの "ODF1.3" から多くの改善か加えられ、Word、Excel、PowerPoint の各アプリにおいてもサポートされるようになった機能がいろいろあるようです。


【Open Document Format(ODF)とは?】

まずは簡単に Open Document Format、"ODF" について説明しておきましょう。

Open Document Format(ODF) は、特定のプログラムに依存することなく ワープロ、表計算、プレゼンテーションといったソフトのデータを扱えるようにするために、OASIS によって標準化されたデータ形式です。
OpenOffice や Libre Office といったようなオープンソースのオフィスアプリで扱えるデータとの互換性があるデータ形式です。

Word, Excel, and PowerPoint Standards Support」からピックアップしてみると、現在の Office 製品の対応状況は、
  • Office 2013-2019 ⇒ ODF1.2
  • Office 2021 ⇒ ODF1.3
  • Office 2024 ⇒ ODF1.4(予定)
  • Microsoft 365 ⇒ ODF1.4(予定)
ということになります。今回提供が開始されたのは、Microsoft 365 Beta Channel 向けになり、その後順次、最新チャンネルにも展開されることでしょう。統合パッケージ版については、おそらく Office 2024 にて対応するだろうとのことのようです。


-- 対象製品:

今回、Beta Channel ユーザー向けに提供がスタートしたものは以下の製品が対象になります。
  • Windows: バージョン 2404 (ビルド 17531.20078) 以降
  • Mac: バージョン 16.84 (ビルド 24041420) 以降

【ODF1.4に準拠できることのメリット】

手元の環境でいえば、Open Office や Libre Office などといった Office 系アプリがありますが、これらがODFフォーマット形式を採用しているわけですが、こうしたアプリを使用しているユーザーとの情報のやり取りにおいて、今まで以上にさらにその互換性が高くなってくることになります。

ODF1.4については、まだ Microsoft 365 の Beta Channel ユーザー向けに展開がスタートしたばかりですので、現時点での各アプリとの状況について確認してみました。Microsoft Office の各アプリと、ODF形式での対応状況については、

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上記リンクをご確認ください。

もちろんあくまでも互換形式なわけですので、Word や Excel、PowerPoint のすべての機能をサポートしているわけではありません。

ただし何ができて、何が互換性がないか?がある程度わかることで、Office 製品でデータを作成する際に、こういう機能はODF形式に書き出すと対応していないから、設定しないようにしよう... といった互換性への再認識にはつながるのかと思います。


<参照>




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2024年06月12日

Office 2016/2019 のサポート終了

ちょっと前になりますが、このブログでもいち早く法人ユーザー向けに Office LTSC 2024 のプレビュー版の提供が開始されたことをご紹介いたしました。


Office 2024 の一般向けリリースのスケジュールなどはまだ正式には発表されておりませんが、今年秋〜冬ぐらいにはリリースされるとの見方も多いようです。

さてそんな Office 製品ですが、新たな製品が登場すれば、一方ではサポートが終了する製品もあるわけです。今回は、来年とサポート終了が迫ってきた、Office 2016/Office 2019 について取り上げてみました。


【Office 2019は延長サポートが短い】

まずは、Microsoft の Office 製品のライフサイクルについて確認してみましょう。個別に製品別にライフサイクルで検索してもいいのですが、「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」が分かりやすくまとまっています。

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Windows 向け Office ですが抜粋してみると、
  1. Office 2013
    メインストリーム終了:2018年04月10日 延長ストリーム終了:2023年04月11日
  2. Office 2016
    メインストリーム終了:2020年10月13日 延長ストリーム終了:2025年10月14日
  3. Office 2019
    メインストリーム終了:2023年10月10日 延長ストリーム終了:2025年10月14日
  4. Office 2021
    メインストリーム終了:2026年10月13日 延長ストリーム:なし
となっています。

Office 2013 はサポートも終了していますからともかく、Office 2016 と、Office 2019 について、そのサポート終了日が一緒なんですね。Office 2016 までは、メインストリーム5年延長ストリーム5年といった固定ライフサイクルポリシーが基本でしたが、Office 2021 からは、モダンライフサイクルポリシーが適用されて、5年に変更になることが発表されました。(Office for mac はもともと延長ストリームはないので5年間のメインストリームのみになっています)

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Office 2019 については、移行期ということもあって、本来であれば延長ストリームをやめたかのかもしれませんけど、Office 2016 のサポート終了に合わせて、2年だけ延長ストリームを追加したような形になっています。そして、Office 2021 からは完全にモダンライフサイクルポリシーへと移行することになりました。

-- Office for mac について:

ちなみに、macOS 向けの Office 製品については、
  1. Office 2011 for mac
    提供開始:2010年12月9日 サポート終了日:2017年10月10日
  2. Office 2016 for mac
    提供開始日:2015年9月27日 サポート終了日:2020年10月13日
  3. Office 2019 for mac
    提供開始日:2018年9月24日 サポート終了日:2023年10月10日
  4. Office 2021 for mac
    提供開始日:2021年10月5日 サポート終了日:2026年10月13日
となっています。

基本的に macOS 向けの製品は、既にサポートは終了しておりますが、Office 2016 から、既にメインストリーム5年のみとなっています。そして現在サポート中のものは、Office 2021 と Microsoft 365 のみになります。


【今後どんなタイミングで買い換えたらいいのか?】

日本のマーケットのようにちょっと特殊なプレインストール版として、PCとセット販売されているケースでは結構歯がゆい部分もあったりします。仮に、今、Office 2021 付きの PC を購入したとしても、肝心の Office 2021 がサポートされるのは、あと約2年。Office 2021 の発売直後に買っていれば5年まるまる使えるのに、Office 2024 が販売される前の今の時期は非常に微妙ですよね?

-- もし Office を外せるなら...:

仮に、PCと一緒についてくるプレインストール版の Office をセット販売ではなく、"Office なし" として外せるなら、Office を外して、Office 2024 が出るまでは、"Microsoft 365 Persona"l などを「月更新」として利用して、Office 2024 がでてから、割高になるかもしれませんが、Office 2024 の統合パッケージ版に乗り換える... そんな方法もありなのかもしれません。

あるいは、Office が最初からついていない製品を選択して、Microsoft Office については、これを機に、Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションに乗り換えてしまうのも一つの方法です。(Office 自体を外せば、PC自体の価格もその分割安になったりします)

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さらにお子さんなどが、すでにPCをお持ちで、そちらの Office も買い換えないといけない時期が近づいていたりし場合には、"Microsoft 365 Family" をご利用になれば、1つの契約で 6人 まで利用できるようになるので、そうしたものも選択肢になってきます。


【Microsoft 365 サービスへの接続】

一応まだ延長ストリーム期間となっている Office 2016 や Office 2019 ではありますが、どちらの製品もメインストーリームは終了しております。このメインストーリームの終了に伴い、実は、Microsoft 365 サービスへの接続もサポート外となっています。

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上記サイトにもあるように、Microsoft 365 サービスへのサポートは、メインストーリームが有効な製品のみになっています。

-- Microsoft 365 サービスとは?:

Exchange Online、SharePoint Online、OneDrive への接続などになります。現時点では、Office 2019 でも OneDrive への接続はできていますが、既にサポート終了がアナウンスされているわけなので、いつできなくなってもおかしくない状態なわけです。まだ使えるから大丈夫なんて安易な考えではダメなわけですね。

さらには、TLS1.2 (TLS1.0/1.1の廃止)が必要になるなどセキュリティの仕様変更に伴い接続ができなくなるケースもあるわけです。

-- サポートが終了すると提供されなくサービス:

基本的なことですが、「以前のバージョンの Office から Microsoft 365 Apps へのアップグレードを計画する」の中で、以下のように紹介されています。

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  • 問題のテクニカル サポート
  • 検出された問題のバグ修正
  • 検出された脆弱性のセキュリティ修正
確認されたプログラム上の不具合の修正もさることながら、セキュリティの脆弱性についても修正されないわけですから、個人はもとより、企業であったりする場合にはなおさら注意が必要になるわけです。

うちは大丈夫... はあり得ないわけです。そうした認識の低い企業との取引は考えものですよね?


【Office 2021 もサポート終了間近】

タイトルでは、Office 2016/2019 としていますが、冒頭でも取り上げたように Office 2021 も、そのサポート終了日は、2026年10月13日。あと2年です。Office 2021 をご利用の皆さん。あと2年しかないわけですから、こちらのユーザーの皆さんも、ぼちぼち次のことをご検討ください。


<参照>




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2024年06月03日

Office の基本操作 Vol.2024-06-1 Office のショートカットキーのカスタマイズ

前回は、Windowsの基本操作で、Windows におけるショートカット・キーについてご紹介しました。

"ショートカット・キー" による操作は、Windows など OS で使用するもの以外にも、アプリケーション独自でショートカット・キーが設定されていたりもしますので、何か?アプリケーションが起動しているような場合には、そうしたアプリケーションにて有効なショートカット・キーがあったりします。

Microsoft Office 製品のような、広く利用されているアプリの場合には、こうした "ショートカット・キー" を上手に利用していかに効率よく作業していくかは、お仕事をこなすうえでも、非常に重要なポイントにもなります。

今回は、Microsoft Office 製品での "ショートカット・キー" のカスタマイズについてご紹介します。


【ショートカット・キーは変更されることもある】

Ctrl+C や、Ctrl+V などといったOS標準のショートカットキーはそうそう変わることもないかと思いますが、Office で使用されるショートカット・キーなども新たな機能の追加などにより変更されることがあります。

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以前にもご紹介しましたが、上記の例はその一例になります。
もちろん早々頻繁に変わるものでもありませんが、絶対に "変わらない" ことはないということでもあるわけです。

さてそんなケースで、Office 製品で使用可能なショートカット・キーの割り付けについては、以前にご紹介した Windows のようにそこまで制限されているものではありません。


【ショートカット・キーの割り付けを変更しカスタマイズする】

現在の Microsoft Office 製品では、その「ショートカット・キー」のカスタマイズは比較的容易に行えます。
Word を例にご紹介しましょう。

1) まずは Word を起動します

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2) "オプション" をクリックし、"Word のオプション" ダイアログ を表示します。すでに何かしらデータが開いている場合には、ファイル>オプション とクリックして開きます

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3) 左ペインの "リボンのユーザー設定" をクリックすると、右ペインの下部に "ショートカット キー" という項目がありますので、「ユーザー設定」をクリックします

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4) 「キーボードのユーザー設定」が表示されます。ちなみに以下の画像は以前にご紹介した書式のコピーのところになります。"現在のキー" のところに、「Alt+Ctrl+C」が登録されていることが確認できます

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5) 今回の例では、例えば 表の挿入について、ショートカット・キーを割り振ってみます。"コマンドの指定" のところで、"分類" から、"[挿入]タブ" を選択し、"コマンド" から、"TableInsertTable" をクリックします。現時点で、"現在のキー" のところには何も登録はありません

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6) この状態で、"割り当てるキーを押してください" の枠の中をクリックしてから キーボードから、例えば Ctrlキー + Shift + "T" と押すと、"現在のキー" のところに登録されます

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7) その後、"割り当て(A)" をクリックすると、"現在のキー" に追加されます。あとはOKで、"Word のオプション" ダイアログボックスを閉じていきます
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8) ではさっそく確認してみましょう。Wordの新規作成画面を立ち上げて、Ctrl + Shift + T と入力すると.... ちゃんと表の挿入画面が出てくるようになりました

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注意) 既に多くのショートカット・キーが登録されていますので、今回のようにユーザーが、カスタマイズして ショートカット・キー を割り振る場合には、既に使用されているキーなどとバッティングすると機能しないケースもあるので設定後は、実際に操作して確認してみてください。


【必ずしもすべての Office アプリでできるものでもない】

ショートカット・キーについては、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」をご覧いただければ、Microsoft 365 の各アプリでの利用可能なショートカット・キー へのリンクがありますので是非ご参考にしてください。

さて先ほどご紹介した Word のように、ショートカット・キー の割り振りができる機能は、実は Excel や PowerPoint など他のアプリにはありません。

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上記は、"Excel のオプション" や "PowerPoint のオプション" ダイアログを見ても、Word の時のように、 "ショートカット キー" という項目がないことがお分かりいただけるかと思います。

ではどうするのか?

Windows 版の Excel や PowerPoint の場合には、クイック起動ツールバーにコマンドを追加します。こうすることで、Altキーを押すと自動的に割り振られているショートカット・キーが確認できますので、これにより操作を行えるようになります。

Mac 版ではショートカットの割り付けもできるようですが、これらの具体的な操作については、次の機会にご紹介いたします。


<参照>




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2024年05月20日

アクセシビリティに配慮したPDFの出力へ

US時間5月17日に公開された「Create accessible PDFs with Microsoft 365 apps」によると、毎年5月の第三木曜日に開催されている Global Accessibility Awareness Day にも合わせ、Microsoft のみならず、Apple など各社情報やサービスへのアクセシビリティ向上への取り組みを発表しております。

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この度、Microsoft 365 Apps での、PDFファイルにおけるアクセシビリティ改善についての取り組みが Office Insider Blog にて紹介されました。


【アクセシビリティとは?】

障碍のある方はもとより、高齢の方などすべての方がコンピューターを快適に、便利に活用し、それぞれの方が持つ可能性を最大限に引き出せることを支援するための支援機能ということになります。

Word などの Microsoft Office 製品を利用していると、画面下部のステータスバーに、「アクセシビリティ:検討が必要です」なんて表示されていることにお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんね。

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例えば上記のサンプルデータでいうと、文書内に画像が挿入されています。

画面右側に "アクセシビリティ" という作業ウィンドウが表示されています。上記のサンプルだと、この挿入された画像に対して "文字折り返し"(「四角」)が設定されています。視覚に障碍を抱えている人の場合、多くのケースでこうした文書は、専用の "読み上げソフト" を利用して音声にて聞くことになりますが、"行内" として配置しておけば、多くの読み上げソフトは画像については、画像が配置されている段落に来れば画像に設定されている代替えテキストの情報を読み上げてくれるので問題ないものの、"四角" などを選択して文字列の回り込みが設定されていたりすると、画像が読み上げられなくなってしまい、そこに画像が入っていることがわからないため、こうした注意が表示されるわけです。もちろん「行内」に設定しても、読み上げソフトなどでちゃんと読み上げてくれるように、"代替テキスト" の設定も必要になってきます。

自分しか使用しないデータや資料であれば、そこまで気にすることではないものの、
  • 他の人と共有する資料
  • 外部に公開する資料
  • 公的な場面で使用される資料 など
であったりする場合には、こうしたアクセシビリティへの配慮が必要になってくるわけです。

こうした Microsoft 365 のアクセシビリティに関連した機能については、「Microsoft 365 のアクセシビリティ機能 」などのサイトを参考にしてみてください。


【今回のターゲットはPDFファイル】

Word や、Excel、PowerPoint などで作成されたデータを、そのまま配布して誰でもアクセスできるのであれば、各アプリでデータを作成する際に、校閲タブ > アクセシビリティ と開いて、アクセシビリティをチェックしつつデータを作成していけばいいわけですが、多くのケースでこうした Microsoft Office をお持ちでないケースも想定して、PDFファイルが利用されているケースがあります。

すでにご存じのように、WordやExcel などの Microsoft 365 App では、PDFへの書き出しにも対応しているわけですが、PDFに書き出された場合にも、きちんとそのアクセシビリティの機能を引き継げるようになっていることが望ましいわけです。

PDFに書き出されたものを読み上げソフトなどで再生したら情報が抜けてた...とならないように、その改善に取り組んでいるわけですね。


-- PDFアクセシビリティの最近の改善点:

1) iOS や macOS 向けの Excel、Word、PowerPoint において、"Best for electronic distribution and accessibility" (「電子配布とアクセシビリティ向上に最適」)という がオプションにて利用できるようになっています(Office Insider版 が対象)

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2) PowerPoint のセクションとスライドのブックマーク、Word の見出しまたはブックマークを使用し、ユーザーが PDF コンテンツを簡単に移動できるようにします

3) PDF/UAタグに100以上の改善が加えられています。つまりスクリーンリーダーに依存している人々がこうしたPDFのコンテンツにアクセスした場合でも、不可欠な情報を漏らさずに提供できるように改善しています

もちろんこうした機能はまだまだ完全なものではありませんので、今後も引き続き改善が加えられていくことでしょう。


<参照>




究極のパワーと創造性が、今動き出す 〜 surface Laptop Studio 2


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2024年05月04日

Microsoft アカウントを復元する

実際にご使用になっている Microsoft アカウント を削除する場合には、念には念を入れてしっかり確認したうえで行わないといけないわけで、単に....
  • もう outlook.jp のメールアドレスは使用しないから
  • Microsoft のサービスは使わないから
  • 新規にアカウントを取り直したから
などの理由で、うっかり削除したりすると後になって、やっぱり削除すべきじゃなかった... なんてことにもなりかねません。"後悔先に立たず" 後から悔やんでも悔やみきれない、高い勉強代になりかねないのでくれぐれもご注意ください。


【Microsoft アカウントは、単なるメールアドレスではない】

Microsoft アカウントに限ったことではなく、Google アカウントだって、Yahooアカウントだってそうですが、これらのサービスで利用するアカウントは、単なるフリーのメールサービスというものではありません。

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Microsoft アカウントを取得することで利用可能になる outlook.jp や、outlook.com などのフリーで利用可能なメールサービスは、あくまでも多数あるサービスの中の一つにすぎず、Windows や、Microsoft Office 製品をご利用になるうえでは必ず必要なアカウントになります。


-- Microsoft アカウントで利用可能なサービス:

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  • Windows10
  • Xbox
  • Officeアプリ
  • メールアカウント
といった様々なサービスやコンテンツと紐づいているものです。
  • Microsoft コミュニティで質問する
  • Microsoft Storeで買い物をする
  • Microsoft Reward でポイントをためる
  • Microsoft Edge でプロファイルを管理する
  • Microsoft が主催するイベントに参加する
そんな時にも、"Microsoft アカウント" が必要になります。
さらには、ChatGPT などの外部のサービスなどを、Microsoft アカウントで利用していたような場合には、やはり利用できなくなってしまいます。


【Microsoft Office 製品と紐づいている場合には特に注意】

特に、Microsoft Office 製品として紐づけられている場合には注意が必要です。
Microsoft Office 製品は、一度 Microsoft アカウントに紐づけすると、基本的にこのアカウントを変更することはできません。なので、使用開始の段階では、前々回「プレインストール版 Office 2021 の ライセンス認証 は慎重に!」でも紹介したように、慎重に行う必要があります。
  • 登録するメールアドレスを間違えた
  • 電話番号を間違えて登録してしまった
  • 携帯を買い替えて、電話番号が変わった
などといったことでアクセスできなくなるトラブルも、後を絶えません。

さらにそのアカウントに Microsoft 製品が紐づいているかどうか?を確認もせずに削除すると、仮にそこに Microsoft 製品が紐づいているような場合、自分で使用する権利を破棄(放棄)したことになってしまいます。

完全にアカウントが削除されてしまうと、これを復元することもできなくなります。

つまりせっかく高いお金を出して購入された Microsoft Office 製品が利用できなくなってしまい、Word や Excel などを使用するには、別途新たに購入する以外に方法がなくなってしまいます。


【60日以内なら復元も可能】

さてそんな Microsoft アカウントですが、Microsoft アカウント自体を削除しても、即刻完全にアカウントが削除されてしまうわけでもありません。

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Microsoft アカウントを再開する」にもあるように、仮にいったんアカウントの削除の手続きをしても、60日間の猶予期間があります。
つまり、60日以内なら復元(再開)が可能なわけです。

ただし、60日を過ぎてしまうと、Microsoft アカウントは完全に削除されてしまいます。

ということでついついうっかり Microsoft アカウントを削除してしまった.... そんな場合にもあきらめずに、一度再開の手続きを試してみることをお勧めします。


<参照>




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2024年05月02日

プレインストール版 Office 2021 の ライセンス認証 は慎重に!

春になって、進学、就職などを機に、新しいPCを購入された方も多いのかもしれませんね。もちろん、これまで使用していた Windows 7 や Windows 8.1 を処分して、新たに Windows 11 の PC を購入されたという方も多いことと思います。

日本の場合他の国と違って、一般ユーザー向けの富士通やNECなどの日本の主要なメーカーの PC の場合、Word や Excel などの Microsoft Office 製品が一緒についてくるケースが多々あります。
こうした製品を "プレインストール版" といいますが、このプレインストール版の在り方が、Office 2019 まで と、Office 2021 から ではだいぶ様相が変わってきました。

ご利用にあたっては最初が肝心で、きちんとPCメーカーの説明にもあるような手続きで、"ライセンス認証" をしないと、せっかく購入したのに Office 2021 が使えない... あるいは最悪ライセンス自体が使えなくなってしまう... なんてことになりかねないので、ご注意ください。


【デジタルアタッチ版とプロダクトキー付属の2タイプ】

Office 2019 までであれば、必ずプロダクトキーが付属していましたし、Microsoft アカウントにサインインして その付属したプロダクトキーを利用してライセンス認証すれば問題ありませんでした。

以下のようなカードがついていたわけですね。

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もっともこれですら Microsoft コミュニティなどを見ていると、
  • 誤った Microsoft アカウントに紐づけてしまった
  • 間違えたメールアドレスでMicrosoft アカウントを作成しそれに紐づけてしまった
などのトラブルになるケースも多々ありました。


-- Office 2021 の場合:

さて現在の Office 2021 ですが、
  • デジタルアタッチ版(プロダクトキーの付属しないタイプ)
  • プロダクトキー版(プロダクトキーが付属するタイプ)
の2種類があります。製品によって、その使い始めの手順が異なります。

その違いが比較的わかりやすく整理されていたのが以下の VAIO のサイトです。

20240418-1-3.jpg


そして最初のこの手続きによって、Microsoft アカウントへの紐づけが行われますので、この手順をあやふやにして使いだしたりすると、その後 思わぬトラブルに見舞われることになりかねないので、十分に注意を払って手続きをする必要があります。

もちろん既存の Microsoft アカウントをご利用いただくことも可能ですが、その場合、登録が完了後 Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" にサインインして、きちんと "購入済みの製品" のところに製品が登録されているのか? 確認することをお勧めいたします。


何か?トラブルがあった場合などに Office 2021 を再インストールしないといけなくなった場合には、このライセンスを紐づけした Microsoft アカウントの画面に入って、再インストールすることになるので、ここの紐づけがきちんとできていないと、再インストールもできなくなってしまいかねません。


【アプリを起動すると "Office 2021" になっていない?】

さて、アプリのライセンス認証も完了して、きちんと Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" の "購入済みの製品" にも登録されているにもかかわらず、アプリを起動して "アカウント" から "製品情報" を確認してみると "Microsoft 365" などと別の製品名が表示されている...

20240418-2-1.jpg

そんなケースもあります。

これは、"ライセンス認証" に使用されている Microsoft アカウントに複数の製品が紐づいているケースや、現在サインインしているアカウントと、ライセンスの紐づいているアカウントが異なるケースなどいくつかのケースで発生します。

20240418-2-2.jpg

この場合、アカウントの画面で、"ライセンスの切り替え" をクリックして、改めて 正しい Microsoft アカウントにてサインインしなおします。


** 参考までに手元の環境で、たまたま最近 "ライセンスの切り替え" という作業が発生した例です。

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今回の Office 2021 の例とはちょっと異なりますが、サインインしているアカウントと、ライセンス認証しているアカウントが異なる場合で、ライセンス認証している方のアカウントに問題があったりすると、上記のような形になります。

この場合も、"ライセンスの切り替え" というボタンをクリックして、ライセンスが有効な 正しい "Microsoft アカウント" にてサインインしなおす必要があります。


新規に購入したPCで Office 2021 を使い始めるときには、くれぐれもご注意ください。そしていろいろPCを使い始める前に、まずは付属の Office 製品のライセンス認証は、忘れずにしっかり行っておきましょう! 


<参照>




Surface Laptop studio 2 〜 Microsoft Store


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2024年03月29日

オンライン画像やストック画像がグレーになって利用できない

Word、Excel、PowerPoint などで、オンライン画像やストック画像を利用しようとしたら、グレーに反転してクリックができない...

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Word だけ利用できない、Excelだけ利用できないということではなく、すべての Office アプリで利用できなくなっていませんか?

そんな場合には、"プライバシーの設定" を見直しましょう!


【"プライバシーの設定"とは?】

Word や Excel などを起動したときに、"自分のデータを自分で管理する" なんて画面が表示されたことありませんか? 
以前に、このブログでも、「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」なんていうところでもご紹介しました。

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こんな画面ですね。基本的には、"次へ" をクリックして画面に従って設定していけばいいだけですが、この設定をうっかり間違えると今回のようなことになってしまいます。

この画面の詳細については、さらにはこの画面が繰り返し表示される場合には、以前にもご紹介した「”自分のデータを自分で管理する” という画面が繰り返し表示される」の記事をご参照ください。


【"プライバシーの設定"を変更する】

今回ご紹介した、"オンライン画像" や "ストック画像" が利用できなくなる原因としては、実はここの設定が影響します。

ではその設定を確認してみましょう。

1) Word でも何でも構いませんので、アプリを一つ起動します

2) ファイル>アカウント と開いて、"アカウントのプライバシー" のところにある "設定の管理" をクリックします

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3) "プライバシー設定" のダイアログが表示されますので、画面をスクロールして、"接続エクスペリエンス" のところに移動します

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4) "すべての接続エクスペリエンスをオンにする" をクリックして、"オン" にします。すると、"オンラインコンテンツをダウンロードするエクスペリエンス" も "オン" になったことを確認し "OK" をクリックします

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5) アプリの再起動を要求する画面が出てきますので、アプリを再起動します。その後再度、"オンライン画像" や "ストック画像" が利用できるようになったか確認してください

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Word でも、Excelでも、PowerPoint でもどのアプリでも構いませんので、1つだけ設定すればすべてのアプリで利用可能になるはずです。


<参照>




VAIOストア


Microsoft 365 で簡単にデザイン 〜 Microsoft 365

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2024年03月26日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 4 〜 招待を受けたら?

さて前回まで、Microsoft 365 Family の購入から共有までの流れをご紹介しましたが、最後に、実際に招待を受けた側の手順について確認していきたいと思います。

これまでのながらは以下のリンクよりご確認ください。

【Microsoft 365 Family でのサブスクリプションの共有】

前回、「Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 3 〜 サブスクリプションを共有する」のところでは、サブスクリプションを共有するために、共有したい相手にメールなどで招待を送ることまでご紹介しました。

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そして、実際に "リンクをコピー" あるいは "招待のメールを送信" と手続きを踏むと、Microsoft 365 Family の管理者となる "ファミリーオーガナイザー" 側の、Microsoft 365 Family のサブスクリプションの共有のところには、"保留中のリンク" といった形で状況が表示され、その招待が承諾されたかどうかの状況が把握できるようになっていることまでご紹介しました。

また、この招待は、48時間以内 に承諾しないと無効になってしまうことについてもご紹介させていただきました。

Microsoft 365 Family の管理者でもある "ファミリーオーガナイザー" 側ができることはここまでで。
ファミリーオーガナイザーは、今後はこうして招待した "ファミリーメンバー" の管理をすることになります。


【招待を受けた側がまず行うこと】

さてではいざこうして招待を受けた側はどういった手続きを始めたらいいのでしょうか? 今回の本題は、この招待を受けた側がどういった手続きを踏んで Microsoft 365 を利用できるようにするか? についてご紹介します。


1) "ファミリーオーガナイザー" が招待メールを送る:

ファミリーオーガナイザーとなる、Microsoft 365 Family の管理者が、ご自身の Microsoft アカウントにサインインして、「ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有でいます....」のところをクリックして共有の手続きに進みます。

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今回は招待メールを送って手続きを行います。

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手続きが完了すると、ファミリーオーガナイザーの画面には、保留中の表示になります。

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2) 招待された "ファミリーメンバー" の手続き:

さて今度は、肝心の招待を受けた側の流れを見ていきます。

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メールで招待を受けた場合、上記のようなメールが招待先のメールアドレスに届きます。今回は招待される側も管理しやすくするために、予め取得している Microosft アカウントを使用することを前提にしていますが、招待メール自体は、Microsoft アカウントと同じメールアドレスでなくても可能です。

メール内の "開始する" をクリックすると、Family Safety の画面が表示されますので、"今すぐ参加" をクリックします。

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"おめでとうございます" という画面が表示されれば手続きが完了です。

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"Microsoft 365 アプリの使用を開始する" をクリックすると、招待された方ご自身の Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションの画面に移行し、そこにライセンスが追加されたことが確認できます。

あとは、この画面から、"デバイス用の Microsoft 365 アプリ" のところにある、"インストール" をクリックしてインストールしていただければ完了です。


3) ファミリーオーガナイザーの画面:

さてこうして、無事招待が承諾されると、ファミリーオーガナイザー側の画面は、"サブスクリプションの共有" のところには、5つある共有可能なライセンスのうち何個使用されているか?と表示されますが、現在共有されている人のところには、受諾する前には、"保留中" だった表示に代わって、"共有の停止" というボタンが表示されるようになります。

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【ファミリーメンバーの利用状況を監視する】

さて先ほどの、ファミリーオーガナイザーの画面からは、ファミリーメンバーの追加だけではなく、その管理も行えるようになっています。

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"Microsoft ファミリへのメンバーの追加または管理" をクリックすると、"Microsoft Family Safety" の画面に移行します。

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ここでは、"ファミリーオーガナイザー" が、このに追加された "ファミリーメンバー" に対してどんなことが可能になるのか?その使用可能な機能が紹介されています。

-- 使用可能な機能:
  1. 使用時間
  2. 家族を見つける
  3. Family Safetyアプリを試してみる
  4. 活動記録レポート
  5. コンテンツフィルター
  6. あなたのファミリーメール
  7. ファミリーカレンダー
  8. 家族の OneNote
  9. 支出
  10. さらにサポートが必要な場合
といった項目が用意されています。例えば、今回 Family に追加されたアカウントが、小中学生などの小さなお子さんだった場合には、その利用時間の確認や、活動記録の確認、コンテンツフィルターなどを有効に利用して活用することになります。

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ファミリーメンバー側は、上記のような画面になります。
  1. 家族を見つける
  2. Family Safety アプリを試してみる
  3. あなたのファミリーメール
  4. ファミリーカレンダー
  5. 家族の OneNote
  6. さらにサポートが必要な場合
といった項目が用意されています。ファミリーメール、ファミリーカレンダー、家族の OneNote などは、ファミリー内で情報を共有するのに役立つアイテムになっています。

もちろんこの機能の利用は任意になるので、使用しなくても問題はありません。


【ファミリーメンバーから退出する】

最後に、今回共有したファミリーメンバーの解除についてご紹介しておきます。共有の解除は、ファミリーオーガナイザーから、またファミリーメンバー側から、とそれぞれから解除が可能です。

1) ファミリーオーガナイザーから解除手続きを行う:

ファミリーオーガナイザーが、自身の Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" の画面に移動し、サインインします。"サブスクリプションの管理" のところの、"管理" をクリックすると、Microosft 365 Family の管理画面になるので、"サブスクリプションの共有" のところに表示されている共有しているユーザーの名前の右側にある "共有の停止" をクリックし、さらに "〜さんとの共有を中止しますか?" という確認の画面が表示されたら、再度 "共有の停止" をクリックします。

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2) ファミリーメンバーが自分で解除を行う:

ファミリーメンバーが、自分の Microsoftアカウントの画面にサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面に移行し、"管理" をクリックします。

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あとは "サブスクリプションを退出" をクリックし、"サブスクリプションを退出" という画面が表示されたら、"退出" をクリックします。


今回、招待された後の作業の流れを見てきましたが、招待を承諾してしまえばあとは、Microosft 365 Personal などと一緒で、自分の アカウント の "サービスとサブスクリプション" からインストールすればいいわけです。


<参照>




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2024年03月24日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 3 〜 サブスクリプションを共有する

さてこれまでに、
と、その導入まで見てきました。

さて今回は、こうして導入したサブスクリプションを共有する方法についてみていきます。


【サブスクリプションを共有する】

Microsoft 365 Family は、最大6名までのユーザーで共有できる非常にお得な家庭向けのサブスクリプションです。

サブスクリプションのオーナーでもあり、管理者となるアカウントをご利用の場合には、Microsoft 365 Personal などと同様、"サービスとサブスクリプション" の画面に入って、"Word、Excel、PowerPoint などのプレミアムな Microsoft 365 アプリをデバイスにインストールします" のところをクリックすれば、インストールに進むことができます。

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さて問題は、Microsoft 365 Family なわけですから、サブスクリプションをどうやって他の人と共有するか?ということになりますね。

では具体的にその共有の流れを見ていくことにしましょう....

1) まずは "サービスとサブスクリプション" の画面にアクセスし、ご使用の Microsoft アカウントにて サインインします。"ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有できます..." をクリックします。前回も最後にご紹介したような、"特典を共有する" という画面が表示されます

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2) 最大5名のユーザーを招待することができるわけですが、その方法は、"リンクをコピー" あるいは "招待のメール送信" のいずれかで行います。その招待を承諾すると招待されたユーザーがファミリーグループに追加されて、自分のアプリにアクセスができるようになります

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【ファミリーグループとは?】

さてこの招待の流れの中で、上記の画像の中でもありましたが "ファミリーグループ" といった新たなキーワードが登場しました。

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"ファミリーグループとは" のリンクをクリックすると、上記右の画像のようなポップアップが表示されます。
  • ファミリーオーガナイザー:メンバーの管理を行ういわゆるサブスクリプションのオーナーになります
  • ファミリーメンバー:サブスクリプションのオーナーとなるオーガナイザーから招待されたユーザーのことを指します
ファミリーオーガナイザーは、メンバーの追加、削除、制限とアクセスの許可の管理、アクティビティレポートの表示を行うことが可能です。

さて、ファミリーメンバーとして招待されたユーザーが注意しないといけないのは、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する」にもありますが、招待を受けたら、48時間以内にその招待を承諾しないといけません

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この招待を承諾して受諾するとインストールが可能になります。その間、ファミリーオーガナイザーとなる人の Microsoft アカウントの "サブスクリプションの共有" 画面には、承諾するまでの間は、"保留中のリンク" といった形でその状況が確認できます。

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招待を受けたユーザーは、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有するように招待されたユーザー」にもあるように、招待を受諾し、Microsoft アカウントにてサインインしてOfficeのインストールという流れになります。

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今回のサブスクリプションの共有によって、招待した他の人が自分の OneDrive にアクセスできてしまうのか?とご心配になる方もいらっしゃるようですが、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有するように招待されたユーザー」の最後にある "よく寄せられる質問" などもご覧いただければ、このあたりについて、ご心配いらないことはご理解いただけるかと思います。


【ロールの設定】

さて招待されたユーザーが、奥様だったり、遠方にお住いのご両親だったりと、大人ならこれで終わりでいいわけですが、小さなお子さんだったりする場合には、さらに "ファミリに招待" をクリックして、その "ロール"(権限)の設定をすることも可能です。ただし、この部分はあくまでも任意です。

これによりどんなことが可能になるか?については、「Microsoft Family Safety の概要」をご参照ください。


ということで、Part 3 では、Microsoft 365 Family のサブスクリプションの共有までの流れをご紹介いたしました。


<参照>



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2024年03月23日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 2 〜 Microsoft 365 Family の導入

Part 1 では、Microsoft 365 のサブスクリプションについて、改めて確認してみました。


さて、今回の Part 2 からは、実際に "Microsoft 365 Family" の導入についてみていきましょう!


【サブスクリプションの切り替え】

すでに Microsoft 365 Personal をご利用の方が、Microsoft 365 Family に変更しようとする場合には、新たに Microsoft 365 Family のサブスクリプションの契約をして、ライセンスの切り替えの手続きをすることになります。

これまで、プレインストール版の Office 2021 などを利用されていたようなケースの場合には、新規にサブスクリプションを購入する形になります。

1) Office 2016/2019/2021ユーザー → Microsoft 365 Family:

このケースでは新規購入になります。

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ちなみに Microsoft 365 Family には、初めて Microsoft 365 Personal を試す時に利用できるような1か月無料というお試し期間はありません。

2) Microsoft 365 Personal → Microsoft 365 Family:

サブスクリプションの切り替えとなります。

20240320-1-1.jpg 20240320-1-2.jpg

この場合、Microsoft 365 Personal の残り日数に応じて、Microsoft 365 Family に残存日数が一定の割合で追加されます。残り日数すべてが引き継がれるわけではないので勘違いしないようにしましょう。まぁそれでも、これまでの6倍の利用が可能になるわけですから、多少少なくなっても全然お得ですよね?


【サブスクリプションの共有とインストール】

さて次は実際にインストールについてみていきましょう。

Microsoft 365 Family のインストール方法は、Microsoft 365 Personal とは異なります。もちろんご契約者本人は、ご自身のMicroosft アカウントにサインインすればインストールも、ライセンスの管理もできるわけですが、冒頭でもご紹介したように、Microsoft 365 Family の場合には、ご契約者本人以外の人たちに対しては、"サブスクリプションを共有する" という形で、利用できるようにする必要があります。

こうした招待を経て初めて、その他最大5名(ご本人を含めて6名)の方が利用できるようになります。


【サブスクリプションの購入から登録まで】

では実際に新規導入という形でサブスクリプションを購入してみましょう。ご利用にあたっては、Microsoft アカウントが必要になります。ここではあえて細かくは触れませんが、Microsoft アカウントは既にお持ちという前提で、手続きを見ていきます。

今回は、以下の条件のもと検証してみました。
  • Microsoft アカウントはすでに取得済み
  • Microsoft 365 は過去に使ったことはあるものの、基本的には新規契約
  • 月払いプランを利用
  • Microsoft Store を介して契約する

1) サブスクリプションの購入と Microsoft アカウントへの紐づけ:

何でも一番最初が肝心。Microsoft 365 のサブスクリプションを購入する際にも、ここで使用するアカウントは後から変更はできないので十分注意して行う必要があります。特定のプロバイダーのメールアドレスなど、将来変更する可能性があるものはなるべく使用しないことをお勧めいたします。そうした Microsoft アカウントがないのであれば、この際 〜@outlook.jp など新規にMicrosoft アカウントを取得して利用されることをお勧めいたします。

20240322-5-1.jpg 20240322-5-2.jpg

さて今回使用するアカウントは、その "サービスとサブスクリプション" の画面に入るとお分かりいただける通り、過去に Microsoft 365 Personal を使っていたことがあるアカウントですが、すでに期限切れになっていて現在は利用できるものがない状態です。


-- Microsoft の公式サイトにアクセスして購入:

・まずは、Microsoft 365 の公式サイト にアクセスし、Microsoft アカウントにサインインします

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・続いて、プラン(支払方法)と製品を選択し、"今すぐ購入" をクリックします。今回は、Microsoft 365 Family、月払いプラン での購入とさせていただきました。この時、年払いのほうがお得ですよ?とでてきましたが、とりあえず "月額プランで継続" をクリックして進みます

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・"サブスクリプションを確認する" という画面になるので、諸注意事項を確認し、"次へ" をクリックします

20240322-5-3-4.jpg

・続いて、"お支払方法の選択" 画面になりますので、クレジットカードなど選択し、必要事項を入力し、"保存" をクリックします

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・最後にまた "サブスクリプションを確認する" の画面に戻ったら、先ほど入力したカード情報などを再度確認し、"サブスクライブ" をクリックします。"Microsoft 365 をご購入いただき、ありがとうございました" という画面になれば購入は完了です

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・画面に表示された "はじめに" をクリックすると、"Microsoft 365 へようこそ" という画面に代わって、アプリのインストールなどに進みます。"開始するための重要な手順を完了する" という画面も出てくるようなので、"了解" をクリックして消しておきましょう

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これで手続きは完了。あとはインストールすればいいだけです。改めてサービスとサブスクリプションの画面にアクセスしてみると、サブスクリプションが確認できます。

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さらに、"ご利用のサブスクリプションは、最大5人の他のユーザーと共有できます。残りの共有人数は5人です" のところをクリックすると、サブスクリプションの共有画面に移行できます。

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ということで今回は Microsoft 365 Family の 購入から導入までをご紹介しました。

次回、Part 3 では、最後に サブスクリプションの共有方法についてご紹介します。


<参照>





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2024年03月20日

Microsoft 365 Family を家族で共有する Part 1 〜 Microsoft 365 のサブスクリプションとは?

まもなく新入学シーズン。晴れて、新たな高校へ、あるいは大学へ進学されるお子さんがいらっしゃる方も多いかと思います。

今回はそんなタイミングで、従来から利用していた Microsoft 365 Personal から、Microsoft 365 Family に切り替えようかな? とご検討中の方向けに、その活用方法について確認してみました。

Part 1 では、Microsoft 365 のサブスクリプションについてから再度確認していくことにしましょう。


【ライセンスの違い】

"Microsoft 365" には、一般企業、学校教育機関を含む法人向けのプランと、家庭向けのプランに大きく分けることができます。

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  • 家庭向け
  • 一般法人向け
  • 大企業向け
  • 教育機関向け
があります。

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このうち一般家庭向けとして位置づけられている Microsoft 365 には、すでにご存じの方も多いかと思いますが、
  • Microsoft 365 Personal
  • Microsoft 365 Family
があります。

その細かな内容の詳細な違いについては、「プラント価格を見る」にもありますので是非そちらを参考にしてみてください。さてその中でも最大の違いは、やはり利用できる ユーザー数 の違いでしょう。

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  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー
  • Microsoft 365 Family:6ユーザー
春の新入学シーズンに限ったわけでもありませんが、何かのタイミングで、PCもご家族でそれぞれ持っているし、せっかくだからご家族で Word や Excel、PowerPoint などの Office のアプリをフル活用できるようにしてみようかな?とご検討されている場合には、"Microsoft 365 Family" がうってつけなわけです。


-- 2つの支払い方法:

Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family のサブスクリプションには、月払いのプランと、年払いのプランが用意されています。「プラント価格を見る」に提示されている価格は、あくまでも Microsoft Store でのご契約の例ですが、年払いだったりすると Amazon や 家電量販店など こうしたサブスクリプションを扱っている店舗やサイトによっては、さらにお得な価格で入手することも可能です。

Microsoft 365 Family = Microsoft 365 Personal x 6名分

内容的にも両プランは一緒。さらに1契約で、6名が Microsoft 365 Personal をそれぞれ利用が可能になると考えると非常にお得なプランですよね?


-- PC を買い替えても利用できる:

日本のマーケットでは、PCと一緒に多少割安で購入が可能なプレインストール版という形で販売されている Office の統合パッケージ製品もあったりします。こうしたシステムは日本固有のもので海外では展開されていません。

いくつか 日本で販売されているPCメーカーのホームページなどで確認すると、メーカーによっても多少違うようですが、Office Home & Business 2021 の価格は、18,000円 〜 25,000円ぐらい。最近ではこうしたアプリを外して、より安価に購入することもできるケースも多いようです。

すでに Microsoft 365 のサブスクリプションでご利用であれば、Office 製品は不要。その分 PC自体を安く購入することもできますし、またメモリを増やすとか、HDDのより大きなものにするなど PC本体の利用環境向上に投資できるようにもなります。

加えて "プレインストール版" は、ライセンス上購入したPC以外では利用できませんので、PCが故障して買い替えた場合などには従来ご利用だったライセンスは使えないため、新たな Office パッケージを購入する必要が出てきます。しかし、Microsoft 365 のサブスクリプションでご利用の場合には、単純に買い替えたPCにインストールしなおすだけで OK なわけです。

** 参考までに追記すると、PC を譲渡する場合、現在はこれについていたプレインストール版の Office製品を 譲渡することはできません。


【サポート期限にも注意が必要】

このブログでも何度か触れていますが、Office 2024 がリリースされることが発表されました。ただしこの秋ぐらいになる予定です。そうなると今 PC を購入した際にプレインストール版の Office 2021 を購入しても、2026年10月にはサポートが終了してしまいます。

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つまり今から、あと1年半でサポートが終了してしまう Office 2021 のプレインストール版のついた PC って、ちょっとお得感がないですよね? Microsoft 365 のサブスクリプションであれば契約がある期間は常に最新の状態で利用できます。サポート期限など余計な事も考えなくてもいいわけです。


【商用利用権は?】

よくこの話題が取り上げられるケースもあるので、こちらについても触れておきましょう。

Microsoft 365 Personal や Microsoft 365 Family をご利用になるうえで関連してくるのが、「Microsoft サービス規約」と「Microsoft License Terms」になります。
  1. Microsoft サービス規約
  2. Microsoft License Terms

1) Microsoft サービス規約:

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ここでは基本的な規約が規定されています。「Microsoft サービス規約」の中の、"Microsoft 365 のアプリおよびサービス" の "使用条件" 中で、"Microsoft 365 Family、Microsoft 365 Personal、およびその他の Microsoft 365 アプリまたはサブスクリプション サービス内の Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneDrive、Access、Publisher などのアプリの使用には、本使用条件と共に https://aka.ms/useterms に掲載されている追加のライセンス条件が適用されます"("Microsoft サービス規約" より引用)とあります。

2) Microsoft License Terms:

そして "Microsoft サービス規約" の追加のライセンス条件が、"Microsoft License Terms" になるわけです。ここでは、追加のサービス規約が、補助条項として取り上げられています。

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この中の、"2. ライセンスに関する追加の制限と要件" の "f.非商用利用" のところで、"Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません"("Microsoft サービス規約" より引用)とありますので、日本独自のものではありますが、日本では商用利用がOKとのことです。

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商用利用というと、自分は関係ないかな?と思われる方もいらっしゃるようですが、ご自宅に仕事を持ち帰ってデータを作成したり、ご自身でお仕事されている自営業の方が、請求書を発送しよう... といった使い方も商用利用にあたります。また無料で利用できる Web 版の Office "Office for the web" の利用や、条件によっては無料で利用できるモバイル版の Office についても、サブスクリプションがない場合には商用利用ができません。


上記のような無料のテンプレートも配布はしていますが、町内会のチラシを作ろう...とか、マンションの自治会の会費の管理をExcelで... こうした使い方は商用利用に該当します。


もう一つ注意したいのが、海外での利用になった場合。海外の場合、Microsoft 365 の利用自体ができないなどといった問題もあるようなので注意が必要です。海外となると商用利用の有無以外にも利用できないケースもあるんですね。国によって、Microsoft 365 の利用規定も変わってくるため、仮に現在のライセンスが国内で販売されているものである場合、海外に留学・勤務される場合などには事前にサポートに確認することをお勧めいたします。


ということで、まずは今回は Microsoft 365 のサブスクリプションについて振り返ってみました。
次回の Part 2 では実際の導入の流れについてみていきたいと思います。


<参照>




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2024年03月18日

Office 2024 のリリース予定が公開!

Microsoft Office の統合パッケージとなる Microsoft Office 2021 に次ぐ新たなバージョン "Microsoft Office 2024" の正式な提供スケジュールが公開されました。

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TechNetの、Microsoft 365 Blog で、US時間3月15日に公開されたものです。


【引き続き統合パッケージは提供】

まずは法人ニーズについて触れており、一般的には Microsoft 365 をベースとしたクラウドベースでの提供形態が浸透しつつある中においても
  • 一度に何年にもわたって機能の更新を受け入れることができない規制対象のデバイス
  • インターネットに接続されていない製造現場のプロセス制御デバイス
  • 時間内にロックする必要がある組み込みアプリを実行する医療検査機器などの特殊なシステムなど
  • 真に長期的なサービス チャネルを必要とするニッチでありながら重要なシナリオ
といった特殊なケースにも十分配慮していくということで、引き続き、Office 長期サービス チャネル (LTSC) を提供し、サポートしていくことが明らかになりました。


【パッケージ内容】

Office LTSC 2024 には、過去にリリースされた機能は含まれることに加え、新機能のとして、
  • Outlook の新しい会議作成オプションと検索の機能強化
  • 動的グラフや配列を含む多数の新しい Excel 機能
が提供されることが明らかになりました。

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一方で、Microsoft Publisher が正式に廃止されること、個別にダウンロード可能な Microsoft Teams のアプリは付属してこないことが明らかになりました。

Microsoft Publisher 2021 は、2026年10月13日をもってサポートが終了することになります。それ以降は、Publisher という製品自体が、なくなることになります。

Office LTSC 2024 は、オンプレミス製品として、当然ながらリアルタイムコラボが必要となる、Microsoft 365 Apps のクラウドベースの機能は含まれません。AIを活用した様々な機能や、Copilot for Microsoft 365 といった機能とも一線を置く製品となります。


【一般向け統合パッケージ "Office 2024"

さてそうした法人向けの Office LTSC 2024 はいったん置いといて、一般向けに提供されてる統合パッケージ製品となる永続ライセンス版となる "Microsoft Office 2024" についてみていきましょう。

正式な価格や内容などについてはまだ公式な情報が公開されておりませんでした。一般提供日が近づけは改めて発表されるとのことです。
ただしサポート期間は、Office 2021 と同様に "5年間" となるようです。

Windows 向け Office 2016 までであれば、メインストーリーム 5年、延長ストリーム 5年 の 10 年サポートされていました。(Office for mac は、これまでも5年サポートのみ) Office 2019 については、メインストリーム 5年、延長ストリーム 2年とちょっと変則的になっています。さらに、Office 2021 からは、メインストリーム5年のみのサポートに代わりましたが、Office 2024 もこれに準ずる形になります。

基本的には、AIをフル活用するためにも、クラウド機能は必須。そうした背景を踏まえて、こうした統合パッケージ版よりも Microsoft 365 の方が費用対効果も高く、より高いソリューションを提供できるものとして推奨しています。

その "FAQ" では、
  • 次期製品には、Office for mac も含まれること
  • Winodws 10でサポートされること
  • 32/64ビット版の両方が提供されること
も紹介されております。

ということで、ついに "Office 2024" の製品が発表されましたので、ご紹介させていただきました。


【2024/03/22更新】

TechCommunity で公開されていたブログの内容ですが、日本語版のブログが Windows Blogs日本語版にて公開されました。

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日本語版もぜひご参照ください。


【2024/06/08更新】

Office 2019 のサポート期限など 一部修正・加筆。


<参照>




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2024年02月23日

Office 2021 が削除できない?

Word や Excel、PowerPoint、Outlook といったアプリを起動しようとしたら、「〜 がないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください」といったようなエラーが表示されて、起動できない....。

まぁ、あっては欲しくはないけど十分ありうるトラブルの一つです。

今回そんなトラブルの一つで、実際に Office Home & Business 2021 の Word や Excel などを起動しようとしたら、プログラムが起動できないという事態に直面いたしました。その時のエラー画面は、うっかりスクリーンショットを取り忘れたのでご容赦ください。

さてそんな時に試したいこと...
まずは、
  • Officeの修復
  • Office の再インストール
といった手順で、順を追ってチェックしていくわけですが、いざ、Office の修復をかけてみると、アプリを起動しようとするときと一緒で、起動できない旨のエラーが出て、修復もできない。
ならば、プログラムのアンインストールをして再インストールだ...と、アンインストールを試そうとすると同様のエラーでアンインストールもできない...。


【あれ? Office 2021 がない...】

そこで登場するのが、Office のアンインストールツール(アンインストールサポートツール)になります。

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ツール自体は、「PC から Office をアンインストールする」からダウンロードできますし、ダウンロードしたプログラムをダブルクリックすればインストールもさほど難しいことなく完了いたします。

"Microsoft Support and Recovery Assistant"(Microsoft サポート/回復アシスタント) と呼ばれる このツールですが、今回、これを利用して Office 2021 を削除しようと試みました。

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と進んでいくわけですが、通常はこの次の画面で、実際にインストールされている Office 製品がきちんと検出されれば表示されるはずなので、チェックをつけて次へと進めば無事削除に進めるはずです。

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今回手元のPCでは、Micorosft 365 がきちんと検出されていますので、上記のような画面になれば問題なくアンインストールに進めるはずなわけですが、製品が正しく検出されない場合、この段階でどんな製品がインストールされているのか?といった画面表示になります。

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(今回ここで使用した画像は、Windows サウンドボックス上で再現したものです)

そこには、Microsoft 365、Office 2019、Office2016.... と製品名があるのですが、"Office 2021" がありません。

かといって、上記以外のバージョン("None of the above versions")や 上記のすべてのバージョン("All of the above versions")と選択しても、さらにこのPCにはインストールされていない古い製品を選択しても、当然、製品が見つからない... となって削除も進みませんでした。


-- Microsoft 365 を選択:

当然ながら、Office 2019 でもないので、これだとエラーになるわけで、かといって "Microsoft 365" でもないので、どうしたもんかな?と、とりあえず、"Microsoft 365" を選択。

無事普通にアンインストールが完了し、そのあと再起動して無事再度 Microsoft アカウントから、Office 2021 を再インストールして完了し、正常に動作するようになったわけですが、あの選択の画面。UIが古いせいか? Microsoft 365 と Office 2019 の間がないようなんですね。

今回のように、Office 2021 が正しく動作しなくなると、サポートツールを使用しても、正しく製品として認識されないようなので、その場合には、Microsoft 365 を選択してみるといいようです。

っていうことで、ちゃんとフィードバックもしておくことにします。


【2024/02/23更新】

"Microsoft サポート/回復アシスタント" について追加情報です。

このツール自体がうまく動作せず、古いものを削除しようとしても削除できず、結果、"Microsoft サポート/回復アシスタント" を新しくダウンロードしても、インストールに至らないケースってあるようです。

その場合には、コマンドプロンプトを管理者として実行して削除することも可能です。


詳細は上記サイトをご参照ください。


<参照>




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2024年02月07日

Excel などの マクロがブロックされる既定の動作が変更!

ダウンロードしたExcelファイルを開いたら警告が表示されて正しく動作しない....

よくあることです。Microsoft Office の各アプリで作成されたデータにマクロという機能が利用されていたりすると、セキュリティの強化によって昨今では、そのままでは正しく動作しないようになっています。
以前にもブログの中では、取り上げさせていただきいました。

さてこうしたVBAマクロの動作について、Microsoft 365 Support Team が、Microsoft Community に以下のような記事を投稿していましたのでご紹介いたします。今後、その動作が変更されますのでご注意ください。

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その適用対象範囲も、
  • Microsoft 365 Apps 最新チャネル (プレビュー)
  • Microsoft 365 Apps 最新チャネル
  • Microsoft 365 Apps 月次エンタープライズ チャネル
  • Microsoft 365 Apps 半期エンタープライズ チャネル (プレビュー)
  • Microsoft 365 Apps 半期エンタープライズ チャネル
  • 製品版 Office 2021
  • 製品版 Office 2019
  • 製品版 Office 2016
と、現在有効な Office 製品 すべてになります。

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その "概要" ならびに "変更される既定の動作の詳細" など私もまだじっくり見てはいませんが、VBAマクロを利用しているよ?という皆さんはくれぐれもご注意の上一度ご確認していただくことをお勧めいたします。


<参照>




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2024年01月18日

Microsoft 365 Personal / Family といった一般ユーザー向けにも Copilot for Microsoft 365 の提供がスタート!

2024年は、まさに Microsoft にとっても AI ラッシュな年となりつつあります。 当初、法人向けの一部のプランのみ対象だった、Copilot for Microsoft 365 の提供が、US時間2024年1月15日付で公開された Official Microsoft Blog の中で、Microsoft 365 Personal / Family の一般ユーザーにも展開されることが発表されました。

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右の画像は、同ブログを、Microsoft Edgeの翻訳機能で和訳したものです。


【どんな違いがあるのか?】

この辺りは、「Microsoft 365で生成AIが使える「Copilot Pro」、個人向けに月額3,200円で提供」(PC Watch)の記事がわかりやすくまとまっていますので参考にしてみてください。

-- 必要なもの:

一般ユーザーが、Copilot for Microsoft 365 を利用するためには....
  • Microsoft 365 Personal/Family のサブスクリプションの契約
  • Copilot Proの契約
が必要になります。


-- Copilot Pro とは?:

サブスクリプション契約で利用できるもので、Copilot を利用する上で必要になります。

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上記で言うところの、Copilot Pro を購入するという手続きから Microsoft アカウントでサインインして手続きに進むようです。
無料版の Copilot は、いわゆる Web 版であったり Windows の Copilot だったりするものがこれに該当します。

Word などの Microsoft 365 のアプリで利用するためには、Copilot Pro の契約が必要になります。また、Office 2021 などの統合パッケージ版では利用できません。

-- Excel はまだ英語版のみのプレビュー段階:

さてこうして一般ユーザーでも導入できるようになった Copilot for Microsoft 365 ですが、 "最もよくあるご質問" の "Copilot Pro は、Microsoft 365 Personal または Microsoft 365 Family サブスクリプションとどのように連携しますか?" にもありますが、現在の時点では Microsoft 365 のすべてのアプリでは利用できないようです。

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この中で、Microsoft 365 アプリで利用可能な製品について、"Word、Excel (プレビュー)、PowerPoint、OneNote、Outlook などがあります" とあり、Excel については、英語版のみで、現段階ではプレビュー段階のようで、日本語版では利用できないようです。
また、macOS や、iPadOS についてもまもなく利用できるようになるとはありますが、今すぐ利用できるのは Windows 版のみのようです。


さてこんな感じでいきなり一般ユーザーでも利用できるようになった Copilot for Microsoft 365。サブスクリプションの金額が、3,200円/月額 ということになるわけですが、これが高い.... と思われるか? 安い.... と思われるのか?

この辺りはどこまでこうした機能を使いこなしていくか?にもよると思われるので何とも言えませんが、Microsoft Community などを見ていると早速契約されて利用されている方もいらっしゃるようです。


【更新】

せっかく、Copilot Pro を契約して、もちろん Microsoft 365 Personal を利用しているのに、Copilot for Microsoft 365 が利用できない....そんな事例もあるようです。


そんな時確認しておきたい一つの対処法と思われる投稿が、Microsoft コミュニティに上がってましたので、ご紹介いたします。

上記にもありますが、アカウントに修復が必要などと出ているケースにはきちんとアカウントを修復(正しいMicrosoftアカウントでサインインしなおします)してください。

Microsoft 365 のサブスクリプションは、30日に一回、ライセンスの確認が自動的に行われています。これがインターネットの接続状況や、あまりPCを立ち上げていなかったなどの利用状況によっては、31日以上たつと "ライセンスのない製品" などと表示されるようになって制限モードになってしまいます。こうなると、すべての機能が制限されてしまいます。その前の段階で、"サインイン情報の修正" などと表示されるようになると、Microsoft アカウントがらみの機能は正しく機能しなくなります。

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Windows の通知などに、"Microsoft アカウントの問題" などの通知が表示される場合、Microsoft Office 製品のアカウントの修復が必要なケースがありますので、Word などのアプリを起動し、ファイル>アカウント と開いて確認してみてください。


<参照>




インテリジェンス機能があなたをサポート 〜Microsoft 365

AI を活用するならより高性能なPCを!
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2024年01月01日

Microsoft 365 のライセンスを解除する 〜 Microsoft 365 のライセンスの管理

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 for Business にしても、インストールする台数に制限はありませんが、製品によって多少異なりますが、Microsoft 365 Personal の場合には、1ライセンスで同時に利用できるものは、PC で言えば 5台までになります。一般向け製品と法人向け製品には違いもありますが、そこはこの後の記事を参考にしてください。

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PCの買い替えなどにより、古いPCのライセンスを解除して、その空いた分を新しいPCに割り振りたい....

そんな場合には、現在サインインしているデバイスでのライセンスをサインアウトして、ライセンスの解除の手続きが必要になります。Office 2021 のような統合パッケージ版と異なり、Microsoft 365 のサブスクリプション版の場合には、この管理は自分でできるようになっています。

今回はこうしたデバイスの管理のお話を中心にご紹介いたします。


【一般ユーザー向け製品】

Microsoft 365 といっても、そこには、一般ユーザーを対象とした製品と法人向けの製品があります。

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さらに一般向けサブスクリプション製品にも、
  1. Microsoft 365 Personal
  2. Microsoft 365 Family
といった製品があります。

1) Microsoft 365 Personal:
1ユーザー向けの製品で、Windows や Mac といったPC、タブレット、スマートフォンなどの組み合わせで同時に5つのデバイスまで利用可能です。インストールだけであれば台数に制限はありません。

2) Microsoft 365 Family:
6ユーザー向けの製品で、 "家族" で一人一人のPCにインストールして利用できるようになっています。さらにその一人一人が、Microsoft 365 Personal 同様に、5台のデバイスにインストールして利用が可能です。

今回 ここでは触れませんが、Microsoft 365 Family については、「Microsoft 365 Family サブスクリプションを共有する」を参考にしてください。


【法人向け製品】

法人向けのサブスクリプションには、その会社の規模などにより様々なプランが用意されています。

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  1. Microsoft 365 Basic
  2. Microsoft 365 Business Standard
  3. Microsoft 365 Business Premium
  4. Microosft 365 Apps for business  など
Microsoft 365 Basic のような、PCにはインストールできないモバイルとWebに限定されたものから、様々な Microsoft 365 アプリが付随するプランまで様々です。
PCなどにインストールすること前提としている Microsoft 365 Business Standard 以上のプランの場合、1ユーザーが、最大5台の Windows PC または Mac、5 台のタブレット、5 台のモバイル デバイスにて利用可能になっています。

詳細は、「すべてのMicrosoft 365プラン」をご覧ください。


【デバイスの管理】

さてそれだけ多くのデバイスにインストールして利用しているとなると、冒頭にも触れましたが、PCの買い替えなどによって、古いPCをその対象から外して、新しいPCにインストールしたいというニーズは当然発生します。

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ではその管理方法について確認していきましょう。

-- 一般ユーザー向け製品:

1) Microsoft アカウントの、サービスとサブスクリプション の画面に移動し、"Microsoft 365 Personal" と表示されている右端にある "管理" をクリックします

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2) 画面が変わったら、"デバイス用の Microsoft 365 アプリ" の、やはり右端にある "V" をクリックします

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3) すると現在インストールされているデバイスが表示されます

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-- 法人向け製品の場合:

1) まずは マイアカウント にアクセスしサインインし "Officeアプリとデバイス" にある "アプリとデバイスを表示" をクリックします

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2) "Office" のところにある "デバイス" をクリックします。すると現在サインインしているデバイスが表示されます。

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ちなみに、一般、法人を問わず ご覧いただくとお分かりのように "サインインしているデバイス" のところには、デバイス名が表示されていますが、デバイス名については、Windows 10 の場合には、スタート>設定>システム と開いて、左ペインの最下部にある "詳細情報" をクリックすると "デバイスの仕様" が表示されますので、そちらで確認できます。

Windows + "R" にて、ファイル名を指定して実行のダイアログを表示し、"msinfo32" と入力してOKをクリックすれば、システム情報が表示されますので、そこでも確認は可能です。


非アクティブにしたいデバイスが見つかったら、"サインアウト" をクリックします。サインアウトされたデバイスは、しばらくすると、ライセンス認証を求められるようになり、認証していないと制限モードになります。つまり、ビューワーとしてしか使用できなくなります。

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なお「Office のインストールを非アクティブにする」のところでは、Office 2021 などの統合パッケージ版についても項目はありますが、ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、こうした統合パッケージ版の場合、ダウンロード版などは、2台までインストールできたりもしますが、デバイスの管理はできません。詳細は「ライセンス認証ウィザードを使用して Office をライセンス認証する」をご参照ください。


【インターネット接続の必要性】

Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品や、現在一般向けに提供されている Microsoft Office 2021 のような統合パッケージ版(含む、プレインストール版)については、そのライセンスの管理において、インターネット接続は必須になります。

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定期的にライセンスのチェックが行われますので、上記にもあるように 31日以上インターネットにつながっていない状態になると、自動的に機能制限モードになります。 もちろん、機能制限モードになってもインターネットに接続して、インストールの際に利用された Microsoft アカウントにサインインすれば再び利用可能になります。


-- オフラインでも利用したい法人向け製品:

インターネットが利用できない環境、あるいはネットに接続されていない環境で利用しないといけない法人向けには、ボリューム ライセンス契約を通じて組織が利用できる Office LTSC という製品が用意されています。

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Office LTSC は、サブスクリプションなどと異なり、ライセンスの対象は利用するユーザーではなくインストールするデバイス毎のライセンスになります。なので必要な台数分のライセンスを購入する必要が出てきます。


Office LSTC のような、ボリュームライセンスまでは.... という場合、一般、法人を問わず、インターネットが利用できない環境で利用せざるをえない場合でも、とりあえず30日毎にインターネットに接続しておけば問題はないことになります。

OneDrive、Teams、オンライン画像の挿入 など Office 製品上で インターネットを介したサービスは使わない...ということであれば、インターネット接続されていなくても利用はできるので、その場合、ライセンス認証を求められるようになったら、とりあえず一時的にインターネットに接続して、認証すればいいだけです。


<参照>




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2023年11月14日

いまだに続く Office 2013 向けの更新プログラムの提供 〜あのエラーを修正してくれたようです

すでにご存じのように、2023年4月11日付でサポートが終了した Office 2013。このブログでも何度か紹介していますが、現在も更新プログラムが提供されています。

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10月には来なかったのでさすがに終わったのかな?と思っていたら、US時間11月7日付で次の更新プログラムが到着しておりました。

今回の更新で、Office 2013 は、Ver.15.0.5603.1000 となります。


【その更新内容は?】

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さて今回の修正ですが「Office 2013 の更新履歴」によると、サポートが終了した直後ぐらいから一部の環境で発生していた「オペレーティング システムは現在、このアプリケーションを実行するように構成されていません。」と表示されて、一部のプログラムが起動できないトラブル。こちらへ対応してくれたようです。また MSI 版に提供された "KB5002514" の内容も含まれているようです。

当初このトラブルの際には、
  • ショートカットアイコンの作り直し
  • ロールバックによるバージョンダウン
といった対処法で暫定的に対応。とりあえずこれで何とか動作するし、サポートも終わっているから仕方ないだろうな?という感じだったわけですが、実はこれを修正してくれたんですね。

2023 年 11 月 7 日、Outlook 2013 の更新プログラム (KB5002514)」では、MSI 版のみで、クイック実行版には提要されませんとされている更新プログラムも今回の更新には含まれているようです。

さてさてこうして更新を提供してくれているのは、何らかの事情があってどうしても使わないといけないといったユーザーにとってはいいことなんですが、ほんと一体いつまでサポートしてくれるんでしょうね.... 

ありがたいことなので、ほんといいの?って思ってしまうこともあります。


<参照>




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Surface の新機能をご覧ください

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2023年11月04日

Office の基本操作 Vol.2023-11-1 アクセシビリティの向上とショートカットキーの利用

10月は、全国障害者雇用啓発月間(NDEAM)ということで、Office Insider Blog では、Microsoft 365 のアクセシビリティ機能を使用してコンテンツを作成する方法として、ショートカットキーによる操作やアクセシビリティについて何度か紹介されておりました。

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当然ながらショートカットキーの利用は、障害を持つ人に限らず Microsoft 365 を利用する上でも、また Windows や Mac などプラットフォームを問わず PC を活用する上では、すべての人にとってその作業効率を向上させる一手段として、利用できるに越したことのない機能でもあります。

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Ctrl + C や Ctrl + V といった、コピー&ペーストのようなものは日常ご利用の方も多いかと思いますが、当然のことながらものすごい数のショートカットキーが用意されています。詳細は、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」もご参照ください。

さて今回この記事の中で紹介されているショートカットキーの一つが、「Navigate between graphics using only your keyboard in Word for the web」で紹介された Word for the web のドキュメント上に貼り付けられた最初の画像を選択できるようにするショートカットキー。
  • Windowsの場合:Ctrl + Alt + "G"
  • Macの場合:Cmd + Alt + "G")
です。画像などが選択できれば、次の画像に移動するには、TAB(または Shift + TAB)で移動できるようになります。

またショートカットキーを利用してリボンを移動するということで、以下の画像にあるようなショートカットキーも紹介されています。

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Tab、Shift+Tab、左右の矢印キー、上下の矢印キー、さらには Homeキーや、Endキー でタブ移動が可能になります。

この他にも、記事の中ではやはり以前「New Notifications pane in Outlook helps you stay on task」の中で紹介された Outlookの通知ペインについて再度紹介されております。

通知ペインを活用し、受信する通知の設定をカスタマイズすることで、より必要な情報にアクセスしやすくし作業効率を上げるための一つの機能として紹介されています。

これを機に、「Microsoft 365 のキーボード ショートカット」なども参考に、普段頻繁に使う機能があればショートカットキーでの操作方法を確認してみてもいいかもしれませんね。

アクセシビリティという点でいうと、「Empowering inclusivity: Using accessibility features in Microsoft 365」にもあるような、ナレーターのような音声によるサポートは、やはり障害の有無を問わず上手に活用するといいものですね。


<参照>




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2023年10月23日

Word や Excel などのデータをもらったけど 手元のPCに、Microsoft Office がない! さてどうする? Part 1

日本の場合、メーカー製のPCだったりすると、ちょっとお高めだけど、プレインストール版の Microsoft Office が入っているケースが多かったりします。なので、あえて自分では別途購入することもなかった...そんな方も多いでしょう。もちろん Microsoft 365 のサブスクリプションを使っているよ?という方も多いと思います。

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Microsoft Office のご利用にあたっては、
  • PCと一緒にプレインストール版として入手する
  • ダウンロード版、POSA版などで、Office 2021 を購入する
  • ダウンロード版、POSA版などで、サブスクリプションを契約する
といった方法があります。

しかし 中古のPCを購入したり、知り合いやご両親などなど他の人から譲り受けたPCだったりすると、リカバリ後の PC だったりするわけで、Windows 10 や Windows 11 は動作していても、以前と異なって、プレインストール版の Office 製品は譲渡できなくなりましたので、Microsoft Office の 各アプリはインストールされていない... そんなケースもあるわけです。

さてそんな状況で、Word や、Excel、PowerPoint などの Office の各アプリで作成されたデータをもらってきたりした場合、印刷しないといけなくなった場合にはどうしたらいいのか?

今回はそんなケースについて考えてみました。


【どんな方法があるのか?】

一番簡単で、かつ確実なのは、やはり Amazon などの通販でダウンロード版を購入してしまってインストールすることではありますが、今回はこれはあえて除外しておきましょう。

ではどんな方法があるか?
  1. Office for the Web を利用する
  2. Office Mobile を活用する
  3. 有償・無償の Web 版互換製品を活用する
  4. 有償・無償の互換製品を活用する
まだあるのかもしれませんが、ざっと思いつくところを取り上げてみました。

一時だけデータを表示させて、印刷などにこぎつければ、あとはまたほとんど使う機会はない... そんなケースだと正規の Microsoft Office を購入するというのは、その費用を考えるとためらいがちです。もちろん、その後も継続的に使用されるという予定であれば、こうした機会に購入してしまうのも一つの選択肢ではあります。


【Microsoft アカウントさえあれば利用可能】

まずは、Microsoft の正規サービスとして展開されている
  1. Office for the Web を利用する
  2. Office Mobile を活用する
から。

1) Office for the web を利用する

"Office for the web" は、Web 版の Microsoft Office アプリになります。ここでは細かくは触れませんが、ご利用の Microsoft アカウントによっては、商用利用の可否が変わってきますのでご注意ください。

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  • Word for the web
  • Excel for the web
  • PowerPoint for the web
といった Web版の各アプリが、Microsoft Edge、Google Chrome、Safari などのブラウザを介して利用できるようになります。
インストールも必要ありませんし、また Microsoft アカウントでサインインするだけで利用できるものになります。

デスクトップ版に比べると利用できる機能に違いはありますが、Web版もどんどん進化してきていますので、利用できる機能もサービススタート当初に比べるとかなり増えてきました。

データは、すべて OneDrive に保存されます。ここで作成されたデータを印刷する場合、いったんPDFに書き出されたものを印刷する形になります。

Web版なので、当然ながらインターネット環境は必須です。


2) Office Mobile を活用する

もともとは、iPhone や、iPad、Android などを搭載したモバイルデバイス向けの製品でしたが、Windows 10 などでも利用が可能になっています。

20231024-2-2-2.jpg 20231024-2-2-3.jpg 20231024-2-2-4.jpg

ただしこれも Microsoft アカウントの種類によって商用利用の可否や利用できる範囲が変わってきます。またデスクトップ版に比べるとその機能は異なります。「利用できる機能/Office Mobile」に、それぞれ製品ごとに機能比較表へのリンクが貼られていますので、詳細はそちらをご確認ください。


無料の Micorosoft アカウントのみだったとしても、Windows 10 などに入れて、従来あったようなビューワーとして利用することは可能なので、データを表示して印刷する程度のことであればこれでも十分です。またこちらの場合インストールして利用するもので、インターネットにつながっていないオフライン状態でも利用は可能です。


【Windows 標準搭載アプリ "ワードパッド"】

Word で作成されたデータであれば、Windows の標準搭載アプリでもある "ワードパッド" も互換アプリとして忘れてはいけません。テキストデータを扱う "メモ帳" と、リッチテキストエディターとしての、"ワードパッド" は、Windows 10 でも、Windows 11 でも利用可能なアプリです。

20231024-2-2-5.jpg 20231024-2-2-6.jpg

Word 形式の DOCX 形式のデータを読み込むこともできれば、保存することも可能です。ただし、あくまでも Word 程の機能はないので、画像や表組などちょっと入り組んだレイアウトのファイルだったりすると、レイアウトが乱れたり、ページ構成が変わってしまったりすることは避けられません。比較的単純な文字データ中心の Word データであればそこそこ互換性を維持したまま開くことも可能です。

-- "非推奨の Windows 機能" に...:

実は、ちょっと前に、この "ワードパッド" が「Windows クライアントの非推奨の機能」の中で、"非推奨の Windows 機能" として追加されました。

20231024-2-2-7.jpg 20231024-2-2-8.jpg

"非推奨の Windows 機能" とは、"機能の開発が終了" した機能ということで、上記のサイトでも、「ワードパッドは更新されなくなり、今後の Windows リリースで削除される予定です。 .txt などのプレーン テキスト ドキュメントには、.doc や .rtf、Windows メモ帳などのリッチ テキスト ドキュメントに Microsoft Wordをお勧めします」と説明されています。

ただし、こう発表されたからと言って、今日 明日 の更新で削除されるという意味ではないので、すぐになくなってしまうというわけでもありませんが、ちょっと寂しい気もしますね。


今回は長くなりましたのでここまで。
この続きは、Part 2 としてご紹介させていただきます。


<参照>





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2023年09月25日

ロールバックとセキュリティの問題

今回、Office 2013 が正しく動作しなくなって、暫定的に ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで対処されている方もいらっしゃると思います。


上記の中でも触れてはいますが、ロールバックによる対処は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず、なるべく早めに Microsoft 365 Personal などのサポートが有効な製品に乗り換えていただくのが前提の対処法であることには変わりありませんので、くれぐれもこの点はお忘れないようにご注意ください。

今回の Office 2013 に関しては、サポートが終了している製品。4月11日以降もセキュリティの問題が確認されて、Office 2016 以降同様にセキュリティの修正プログラムが配信されているという背景はあるものの、本来であればそうしたものも配信される対象ではないはずのものでした。


【4月11日以降に配信されている更新内容】

では今回、Office 2013 に限って確認してみますが、2023年4月11日のサポート終了後以降、Office 2013 向けに配信されている更新プログラムについて確認してみましょう。

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Office 2013 の更新履歴」によると、以下のようになっています。

リリース日バージョン詳細
2023/04/11Ver.15.0.5545.1000KB5002087
2023/05/09Ver.15.0.5553.1000KB5002088
2023/06/13
Ver.15.0.5563.1000
KB5002089
2023/07/11Ver.15.0.5571.1000KB5002090
2023/08/08Ver.15.0.5579.1001KB5002091
2023/09/12Ver.15.0.5589.1001KB5002092

*** ここに表示されているリリース日は、US時間となりますので、日本時間は大まかに言って、+1日になります。

例えば、今回 Ver.15.0.5577.1000 までロールバックするということは、8/8 および 9/12 に提供された更新プログラムを適用しなかったことにするわけです。

ではどんなセキュリティ上の不具合だったのか? 普段はあまり気にしなかったことがロールバックするとなると気になるところですよね?
すべて見るときりがないので、とりあえず 9月分 について確認してみましょう。

-- 2023/09/12配信:

対象製品:Office 2016、Office 2013、SharePoint Server サブスクリプション エディション、Microsoft SharePoint Server 2019、Microsoft SharePoint Server 2016、Office Online Server

Office 2013向けの内容:


その対象は、Excel 2013/Office 2013/Word 2013 となっています。

まだ英語版しかありませんが、
  • Excel:Microsoft Excel の情報漏えいの脆弱性を解決
  • Office:Microsoft Office セキュリティ機能バイパスの脆弱性および Microsoft Office スプーフィングの脆弱性を解決
  • Word:Microsoft Word の情報漏えいの脆弱性を解決
とあるように、決して侮れないものです。

Office 2013 の更新履歴」のところで、"Office 2013 更新プログラムのリリース日、バージョン番号、修正情報のリスト" でも触れられておりますが、例えば、9月の KB5002092 の場合には、KB5002488/KB5002477/KB5002483 といった内容が含まれています。

個別の情報を見ると、MSI版向けとはありますが、これがまとまって、KB5002092 として、C2R 版に配信されているわけです。


【ロールバックで対応することのメリットとデメリット】

今回の、Office 2013 のトラブル。うちの手元にある Windows 10 上で利用している Office 2013 Professional では全く問題ないので、こうした更新プログラムが要因なのか? 詳細はよくわかりません。

ただし、Office 2013 を一旦削除して、入れなおしたケースでは、最新バージョンでも正常に動作している例も確認しているので、何も Ver.15.0.5589.1001 に Update したから発生するものでもないものと思っています。


-- 国内で流通しているプレインストール版の問題点:

入れなおせばいい... ならば入れなおせばいいだけなわけですが、入れなおす際に "プロダクトキー" が必要なケースがあります。

Office 2013 の場合、特に一般ユーザーの方の多くがご利用の製品は、PC購入時に一緒についていた "プレインストール版" のケースが多いかと思います。Office 2013 のプレインストール版の場合、この後の製品以降ではすでに一般的になっている Microsoft アカウントとの紐づけがされません。ダウロード版や、パッケージ版の場合には、Office 2013 から、Microsoft アカウントとの紐づけが行われるようになりました。

つまり、プレインストール版をご利用の場合、プロダクトキーがなければ再インストールできません


** 富士通のサイトに、プロダクトキーの記載されたカードの件や、その再インストール方法について紹介されていますので、こちらもご参照ください。

意外と、PC購入時についていたはがき大ぐらいのパッケージに入っていたプロダクトキーの記載されたカードなんてすでに無くしてしまったという方も多いようです。


-- ロールバックがいい点:

ロールバックは、冒頭でも紹介したように適用した更新プログラムの適用をなかったことにすることを意味しますが、やっていること自体は、現在の Office を削除して、旧バージョンを入れなおすといった作業をしていることになります。

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Mac 向け Office の場合には、そのリリースノートから、以前に提供された古いバージョンの更新パッケージだけではなく、インストールパッケージもWeb上からダウンロードできるようになっていますので、いつでもプログラムを削除して、古いバージョンに戻すことが比較的容易にできます。

これに対して、Windows 版の場合には、更新プログラムの情報まではありますが、旧バージョンをインストールすることはできません。再インストールすれば、最新のバージョンがインストールされるだけです。

ですので、Windows 版 Office 製品で、バージョンを戻すには、コマンドプロンプトを利用してロールバックするしかないわけです。

またロールバックの場合には、プロダクトキーの入力・マイクロソフトアカウントの要求はされません。そうした意味では、プレインストール版ユーザーにとっても有効な回避策にもなるわけです。


-- ロールバックのデメリット:

もちろんロールバックするのであれば、冒頭にご紹介した、セキュリティの問題を抱えることになることは覚悟しないといけません。

ロールバックとは、ロールバックするバージョンまでの間に提供されたセキュリティの修正をいったんなかったことにすることになります。
ですから、ロールバックする対処法は、あくまでも一時的な回避策に過ぎず根本的な解決にはなりません。

ちなみに、Office 2013 のロールバック方法は、「Office 2013 をロールバックする」をご参照ください。


サポートが継続している製品については、当然ながらセキュリティの修正とはいえ、それに不具合が見つかれば Microsoft 側も対応しますが、サポートが終了した製品の場合には、当然ながら不具合以上に、セキュリティのリスクが最優先されますので、修正される見込みはほとんどないと考えるべきです。

なのでロールバックして治ったから終わり... ではなく必ず新しい製品へのアップグレードを行ってください。"喉元過ぎれば熱さを忘れる" にならないようにくれぐれもご注意ください。


<参照>





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2023年09月21日

「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された! Part 2

以前に、「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事をご紹介いたしました。最近この記事へのアクセスが非常に多くなってきているので、再度取り上げてみました。

20230919-5-1.jpg


おそらく内容的なものは、上記でご紹介したものと一緒でしょうけど、表示される画面はどちらかというと「WordやExcelなどを起動すると「Microsoft はお客様のプライバシーを尊重しています」と表示されました」(富士通)の画面じゃないかな?と思っています。

Office起動時「あなたのプライバシーは重要です」といった表示が出ます」とあるように、Microsoft コミュニティでは、「あなたのプライバシーは重要です」なんて表示されることもあるようなので、いくつかパターンはあるようですが、内容的には基本的に同じものです。

20230919-5-1-2.jpg 20230919-5-1-3.jpg

これらの画面で設定されるのは、Word、Excel、PowerPoint などの各アプリを開いて、

アカウント > 設定の管理アカウントのプライバシー

とクリックすると表示されます。


【何度完了しても表示される】

以前製品側の不具合で、こうした画面が一度完了しても再び表示される例がありました。さてこの画面、画面に従って進んで完了して、いったん消えるものの、再度 Word や Excel などのアプリを開いてみるとまた表示される... といったことの繰り返しで、この画面が消えないという症状を確認しています。

  • Office 製品の再移動
  • Office 製品の修復
  • Windows の再起動
こうしたことを行っても、相変わらずアプリを起動すると表示されておりました。

-- サインインアカウントの問題:

そこで実際に拝見してみると、Word や Excel などのアプリを開いてみると、右上のアカウントに "" が付いていて、ファイル > アカウント とはいってみると、アカウントのところには、"サインイン問題の修正" というマイクロソフトアカウントのエラーが表示されていました。

20230919-5-2-1.jpg

この状態で、いくら今回表示されていた「あなたのプライバシーは重要です」といった画面で、設定を完了してもアカウントがエラーになっている以上このアカウントで完了したことにならないわけで、結局同じポップアップが出てくるようになってしまいます。

-- Micorosoft アカウントでサインインして修正する:

まずは、ファイル > アカウント と開いて、「サインイン問題の修正」のところをクリックして、修正します。通常であれば、ご使用の Microsoft アカウントでサインインしなおせば完了です。

ただし、
  • アカウントにサインインしようとしたらアカウントにロックがかかっていてサインインができない
  • パスワードを忘れてしまってサインインができない
などなど

アカウント自体に問題が発生している場合には、そこを解決してあげないと、今回の繰り返し表示される問題も解決しません。

Microsoft アカウントが正しく認識されていないで使用していると、この先に待っているのは "使用停止"。つまり「ライセンスのない製品」となって使用できなくなてしまいます。

おそらく、今回古い「「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!」(2022年04月05日)という記事にアクセスが多いのもこのあたりが問題じゃないかな?と思われますので、アカウントの修正が必要か?どうかから、確認してみてください。


<参照>




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2023年09月20日

「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示される

ここのところ、このブログにタイトルのキーワードで検索で来られる方も多いのですが、Microsoft コミュニティを見ていても、このキーワードにまつわるトラブルが多いようなのでもう一度確認を含めて取り上げてみました。

20230920-2-1.jpg

多少その後私自身もいくつか確認した中で、前回のスレッドの通りすがりオペレーターさんからのコメントにもあるように、ショートカットの作り直しだけで改善された例も、実際に経験いたしましたので、それを含めて整理してみます。

アクセス履歴を見ると今日だけで「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」で、この記事へのアクセスが1000ビューを超えてますので、あちこちで発生しているってことでしょうね。


【大前提】

まず具体的な対処法を前に、その大前提となるポイントを挙げておきます。
  1. Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了している
  2. Windows 10 上では動作するが、Windows 11 はサポート対象外である
実は以前にもご紹介はしていますが、Office 2013 については、4月11日にサポートは終了しておりますが、その後もセキュリティの更新プログラムは、ほぼ毎月提供されてきております。

Office 2013 向け Update(2022/9/13)

上記のような形で直近では、2度ほどご紹介いたしました。

当然ながら機能更新はありません。セキュリティの更新については引き続きおこなわれていますが、サポートが終了しているサポート対象外の製品なので、いつ終わってもおかしくないことは頭の片隅に置いておくべきかと思います。


【対策】

これまでに「オペレーティングシステムでは現在このアプリケーションを実行するように構成されていません」と表示されて、Office のアプリが起動しなくなるパターンは、どのアプリで発生すると限定されたものではないようです。

20230920-2-2.jpg
  • Outlook を起動しようとしたら表示されたケース
  • Excel のデータを開いたら表示されたケース
  • Word を起動しようとしたら表示されたケース
    と様々です。
1つ確実に、そして共通して言えることは、文字通り "サポート対象外" の製品であるということです。Office 2016/2019/2021/365 といった製品では、今回のようなエラーで起動できなくなるケースは、少なくとも私は経験がありません。

まぁそれはさておき、とりあえず買い替えるにしても今すぐどうにかしたいという方のための対処法を整理してみます。
  1. ショートカットアイコンの再作成
  2. Office 2013 の再インストール

1) ショートカットアイコンの再作成

必ずしもこれで改善するとも限りませんが、これが一番簡単な対処法です。

前回ご紹介したときに通りすがりオペレーターさんからのコメントをいただきました例です。その時の私のケースでは、これでは改善は見られませんでしたが、その後何度か試した時には、このショートカットアイコンの作り直しのみで改善したケースも、いくつかありました。


2) Office 2013 の再インストール

Office の再インストールの前には、修復だろう?と思われるかもしれませんが、クイック修復オンライン修復ともに、修復ではこれまで数件このケースの対応をしてますがダメでした。むしろ再インストールすれば一発で改善しています。

--再インストールでの問題:

現在国内で販売されている Office 製品(法人向け製品を除く)には入手経路で区別すると、
  • プレインストール版
  • ダウンロード版/POSAカード版
があります。

特に日本の場合海外と異なり、国内で利用されている方の多くは、"プレインストール版" だたりするケースが多いわけで、この場合問題になるのが、"プロダクトキー"。

プレインストール版Office 2013 の場合には、現在の Office 製品のように、初回インストール時に、プロダクトキーと Microsoftアカウント との紐づけは行われません

インストールの際に、Microsoft アカウントの入力は求められますが、入力が求められるだけで紐づけされるわけではないので、Office 2016/2019/2021/365 の様に、Microsoft アカウントさえあれば再インストールできるわけではありません。

ただし後者の「ダウンロード版/POSAカード版」については、Office 2013 の場合にも、初回インストール時に Microsoft アカウントとの紐づけが行われるので、再インストールは、Microsoftアカウントから行うことになります。

なので、プレインストール版の場合にはプロダクトキーがなければ再インストール(オンライン修復)はできません。仮に紛失した場合などのケースでは、あきらめて新たに Microsoft 365 Personal をご契約されるか、Office 2021 などの統合パッケージ版をお求めいただく必要があります。


一応検証用にうちにもまだ、Windows 10 上で、元気に Office 2013 Professional が動作しております。なので、あちこちで発生している今回のトラブルが Windows Update や Office の Update に起因するものということも考えにくいところです。

ただし冒頭にも書きましたが、Office 2013 は、既に製品登場から10年以上経過してサポートも終了している製品。

よっぽど特殊な事情がない限り、この機会に、Microsoft 365 Personal などに乗り換えるか? PCの買い替える時期であれば、それまでの間だけ Microsoft 365 Personal を利用するなど、いつまでも古いものを使い続けるよりは乗り換えてしまうことの方をお勧めいたします。


【追記】

Norton が影響しているパターン。Norton のサポートページでは、「この問題は、プリインストール版の Microsoft Office 2013 を使用している場合に発生することがあります」ともあります。ただし今回までに私が実際にいくつか確認している例では、Norton が影響したという事例は確認できていません。


しかしこのサイト、"最終更新日: 2023/09/06" となっていることからすると、また Norton が影響しているケースもあるってことなんでしょうね。


【2023/09/21更新】

9月に提供された更新プログラムが要因だという見方もあるようです。同様の症状が海外でも確認されているようで、ロールバック(Ver.15.0.5571.1000 にバージョンダウン)することで改善したという報告もちらほら。一応参考まで。


それにしても、国内外を問わずこうしたサポート終了製品使っている人多いんですね。

ロールバックをお試しになるのであれば、以下の更新履歴より、バージョン情報をご確認ください。



繰り返しますが、サポート終了しているわけですから当然ながら、仮に不具合が見つかったからと言って修正される可能性も少ないわけですし、またうちみたいに更新プログラムをインストールしていても全く問題なく使用できている例もあるので、必ずしも更新プログラムが要因とも断定はできないわけです。


<参照>



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2023年09月13日

Office 2013 向け Update

表題の通りですが、2023年4月11日にサポートが終了した.... はずの Microsoft Office 2013 なんですが、その後も、更新プログラムが到着しております。

ちょうど先月は、C2R向けの更新はなく、でも MSI 版向けの更新があったりしてたわけですが、本日は定例の Windows Update の日。Microsoft 365 をはじめとする Office 製品についても、昨日から更新プログラムが到着しておりました。

でもって、事情があってまだ検証用に入れている Office 2013 についても確認してみると....

20230913-1-1.jpg 20230913-1-2.jpg

今月は、C2R版向けにも更新プログラムが到着しておりました。

20230913-2-1.jpg 20230913-2-2.jpg 20230913-2-3.jpg

Office 2013 の更新履歴」を確認してみると、確かに 4/11にサポートが終了していることもある一方で、最新版は、2023年9月12日にリリースされた 15.0.5589.1001 ともあります。

"KB5002092" の詳細情報を見てみると、 Excel 2013/Office2013/Word2013 向けに対するセキュリティの更新プログラムです。


先月にもご紹介しましたが、サポート終了後も、4月、5月、7月 に続いて 9月にもセキュリティ更新プログラムが配信されてきたことになります。

何等か事情があってご利用の方は Update をお忘れなく!


【2023/09/14更新】

改めて「Office 2013 の更新履歴」を確認してみると....

20230913-2-4.jpg

4/11 の更新が最後と思いきや、もう更新は来ないものと思ってたので、手元では確認できていなかったり、あるいは確認が大分遅れたりしたものもあるものの、結局毎月 Update の日に来てたわけですね.... 状況としてはサポート終了とはいえ、延長サポートが続いているような感じになってます。


<参照>




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2023年09月10日

Office の基本操作 2023-09-1 "名前を付けて保存" がない

今回は、いつもあるはずの "名前を付けて保存" がない.... そんな話題を取り上げてみました。

Word でも、Excel でも、データを保存するときには、ファイル > 名前を付けて保存 とクリックするものと思っていると、これがなかったりすると、あれ?どうしたんだろう... うちの Word がおかしい〜 なんてびっくりすることってありませんか? 

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そこにあるはずのものがないと慌ててしまいますよね? 上記の Excel ファイルは一例ですが、どこが違うのでしょうか?


【一口に言っても様々なプログラムがある】

Microsoft 365 を構成する Word や Excel、PowerPoint といったアプリには、Windows 上で動作する Windows版、Mac 向けの Mac 版 といったPC向けの製品の他にも、モバイルデバイス向け、Web 版と様々な製品があります。
  • Windows 向け Office 製品
  • Mac 向け Office 製品
  • Android向け Office 製品
  • iOS 向け Office 製品
  • Web 版 Office 製品
つまり製品によって、その画面構成が変わってくるので、すべての製品が同じとは限りません。今回ここで、すべてのデバイスを取り上げるのは無理があるので、今回は、Windows 向けのデスクトップ版 でもその違いがあることをご紹介させていただきます。

-- どこの保存されているデータを開いているか?

冒頭でご紹介した3つの画像。もう一度ご紹介すると、

20230909-1-1.jpg 20230909-1-2.jpg 20230909-1-3.jpg
  1. Windows 向け Excel
  2. Windows 向け Excel
  3. Excel for the web(Web版 Excel)
となります。3番目は Web 版 Excel なので、今回は除外しますが、一応 Web 版 の Excel でも "名前を付けて保存" がありますね。

しかし、1番目と2番目は、同じ Windows 版 Excel なのに、ファイルメニューをクリックしたときに表示されるメニューが異なることがお分かりいただけると思います。

実は同じプログラムであっても、この2つのファイルは保存場所が異なります。


〜 1枚目: "名前を付けて保存" のあるこの Excel ファイルは、PCに保存されているデータを開いたときのものです。

20230909-2-1.jpg

通常の編集画面に戻ると、左の "自動保存" が "オフ" になっていることがお分かりいただけると思います。


〜 2枚目: こちらには、"名前を付けて保存" はありませんが、"コピーを保存" があります。

20230909-2-2.jpg

ご覧いただくとお分かりのように、こちらは "自動保存" が "オン" になっています。つまり、OneDrive 上に自動保存されているデータについては、"名前を付けて保存" がなく、代わりに "コピーを保存" があるわけですね。またデータはすべて、自動で保存(上書き)されるので、PCに保存されているデータをあつかっているときのように、"上書き保存" という項目もありません。

いつも表示されていたメニューがない... そんな場合にも慌てずにしっかり確認してみてください。


【データを優先的に保存する場所】

例えば、Word や Excel のデータを開いたときに、データはすべてドキュメントフォルダに保存されるもの? と思われている方も多いかと思います。しかし今回のように Microsoft の OneDrive と連携させたような場合には、OneDrive 上の ドキュメントフォルダだったりすることもあるわけです。

ではどこで設定するものなのか? Word や Excel などのアプリには、PCを既定の保存先にするのか? OneDrive を既定の保存先にするのか?そうした設定があります。では具体的に Microsoft Word を一例に、その設定についてご紹介します。

1) Word などのアプリを起動し、ファイル > オプション とクリックして、"Word のオプション" のダイアログを表示します

20230909-3-1.jpg 20230909-3-2.jpg

2) 左ペインの、"保存" をクリックすると、右ペインに "文書の保存" という項目が表示されます。

20230909-3-3.jpg

3) "既定でコンピューターに保存する" が オン(チェックが入っている)場合、データの保存先は、"既定のローカルファイルの保存場所" が保存先になります。つまり通常は、PC内のドキュメントフォルダということになります。逆に、ここにチェックが入っていない場合には、保存先は、OneDrive になります。

20230909-3-4.jpg

こちらの設定により、"名前を付けて保存" をクリックして開くたとき、既定のデータの保存先は、

"既定でコンピューターに保存する" が オン(ON) の場合:"このPC" が選択されます

20230909-3-5.jpg

"既定でコンピューターに保存する" が オフ(OFF) の場合:"OneDrive - 個人用" が選択されます

20230909-3-6.jpg

のように変わってきます。

ただしもちろんここになっているからと言って、他の場所に保存できないわけではないので、既定の場所は既定の場所として設定したままでも、"参照" などをクリックして具体的に保存場所を変更して保存することも可能です。


-- おまけ:

もう一つおまけに追加でご紹介しておくと、ファイルメニューの中に、やはり普段ならあるはずの、"アカウント" や "オプション" が表示されない... そんなケースもあります。

20230909-2-3.jpg

これは Excel などのアプリを起動したときの ウィンドウサイズによるものです。表示しきれないメニュー項目が、"その他" に集約されて表示されなくなってしまいます。

この場合、上記にもありますが、"その他" をクリックすれば、"アカウント"、"オプション" など表示しきれないメニューが表示されるようになります。


<参照>




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2023年08月28日

Office 2013 向けにも更新プログラムがあるので、忘れずに更新を!

この4月にサポートが終了した Office 2013 ではありますが、実のところその後も更新プログラムが到着しております。
今回は、サポートが終了した2023年4月11日以降、8月までに提供されている更新プログラムについて、確認してみました。


【Office 2013 の更新状況】

まずは、手元の C2R版(クイック実行版)の記録から。通常2023年4月11日にサポートが終了した製品になるので、これ以降は更新プログラムが来ないのが通例です。手元の記録をみると....
  • 2023/04/11 Ver.15.0.5545.1000
  • 2023/05/09 Ver.15.0.5553.1000
  • 2023/07/12 Ver.15.0.5571.1000
と更新プログラムの提供がありました。つまり、5月、7月と、普通に、アップデートが提供されていました。ということで、現在の手元にあるC2R版は、Ver.15.0.5571.1000 が最新版(現時点では最終版)ということになります。

20230827-1-1.jpg 20230827-1-2.jpg 20230827-1-3.jpg

一応それ以降は、更新はないので、上記のようにアップデートを開いても、"最新の状態です" と表示されます。
つまりは、4/11以降も更新プログラムが提供されているわけですから、何らかの事情があってご利用の場合には、Update をしておく必要があるわけです。

さてWeb上で公開されている Office 2013 の更新履歴を確認してみましょう。

20230827-2-1.jpg 20230827-2-2.jpg

Office 2013 の更新履歴」によれば、上記にもあるようにさらに8月8日にも更新プログラムが提供されています。


-- MSI 版とC2R版:

Office 2013 には、その提供方式として、MSI版(従来からあるようなインストーラーを利用してインストール形式のもの)とC2R版(クイック実行版といって、ストリーミングおよび仮想化のテクノロジを利用して更新方式)があります。実際には、Office 2013 には、ARM版の Windows RT向けに提供されていた Office 2013RT といった製品もあったりします。

一応Web上では、「Office 2013 の更新プログラム (C2R)」の情報では、「最新バージョンの Office 2013 は、2023 年 8 月 8 日にリリースされた 15.0.5579.1001 です。」とはありますが、これは間違いで、8/8に提供されているセキュリティの更新プログラムは、C2R版は対象外になっているのでインストールできませんから、7/12に提供された "Ver.15.0.5571.1000" がクイック実行版の最後のバージョンになります。

仮に、8/8に提供されている更新プログラムである、”KB 5002091” という更新プログラムをダウンロードして、インストールしても、エラーにはなりませんが、このインストールによって影響の受けるプログラムはありませんとなってしまいます。当然ながら、バージョンも変わりません。


-- Office 2013 のライフサイクル:

Office 2013には、固定ライフサイクルポリシーが適用されています。

20230827-4-1.jpg 20230827-4-2.jpg

上記にもありますが、そのライフサイクルは一般コンシューマー向け製品の Home & Business などの製品同様、法人向けに展開されている Professional Plus や Standard も同様です。


【8月に提供されたセキュリティの更新プログラム】

では具体的に、US時間 8月8日 に提供された更新プログラムにはどんなものがあったのか? 以下の通りとなっています。

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  1. Excel 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002451)
  2. Office 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002439)
  3. OneNote 2013 のセキュリティ更新プログラムについて: 2023 年 8 月 8 日 (KB4022167)
  4. Outlook 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002449)
  5. PowerPoint 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002399)
  6. Publisher 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002391)
  7. Word 2013 のセキュリティ更新プログラムの説明: 2023 年 8 月 8 日 (KB5002445)
ただし、上記のどのプログラムの説明を見ても....

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上記のようにあるように「Microsoft ダウンロード センターの更新プログラムは、Microsoft インストーラー (.msi) ベース エディションの Office 2013 に適用される点に注意してください。 Microsoft Office 365 Home などの Office 2013 クイック実行エディションには適用されません。」と補足もあります。つまりは、C2R版は対象外ということになります。

とはいえ、Office 2013 Professional Plus などのボリュームライセンス版で MSI 版をご利用の場合にはこうしたセキュリティの更新プログラムは、8月にも提供されていますので、Windows Update、Microsoft Update カタログ、さらには、Microsoft ダウンロードセンターといったところから入手してインストールする必要がありますので、MSI 版をご利用の方はくれぐれもご注意ください。

また C2R 板には7月までは更新プログラムが来ていたのでご注意ください。

もっともよっぽど事情がない限り、サポートが終了した Office 2013 の使用はお勧めできませんので、ご注意ください。サポート終了が潮時とみて、Microsoft 365 などの最新バージョンに乗り換えることをお勧めいたします。


<参照>




心に訴えるプレゼンを行う PowerPoint 〜 Microsoft 365


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2023年08月26日

Office アドインがもっと探しやすくなりました

Office の各アプリの機能を拡張するための "アドイン"。Office のアドインとして現在も様々な機能が提供されています。

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こうしたアドインをもっと探しやすくして、多くの皆さんに使ってもらおうと、ホーム タブに新しいボタンが追加され、Word、Excel、PowerPoint の Office アドインを簡単に検索、インストール、アクセスできるようになったようです。


【アドインの導入方法】

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  • ホームタブ>アドイン
  • ファイル>アドインを取得
とクリックすると、アドインの検索画面になります。

ちなみにこの挿入方法は、デスクトップ版のアプリはもとより、Office for the web でも同様です。

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Word for the web や Excel for the web、PowerPoint for the web といった、Web 版でも利用可能なので、今回のこの機能はデスクトップ版では Windows 版のみになりますが、Mac ユーザーでも、Web版をご利用の場合には同様にご利用いただけます。


-- 対象製品:

Windows版 Ver.2301 (ビルド16026.20146) またはそれ以降

"This feature is available to all Word, Excel, and PowerPoint for web and for Windows users running:" とありますので、
Web 版も含まれているようです。

今回確認した限りでは、Windows 版も Web 版 も同様に利用できるようでした。


-- 更新されていない場合:

一応、現時点で、Windows 版の最新チャンネルだと、Ver.2308(ビルド16731.20094)になっているので、バージョン的にはすでにこの機能が適用されているケースの方が多いのかもしれませんが、うちの環境でも、バージョン的には同じものでも、ものによっては、以下にあるようにまだこの機能が適用されていないものもありました。

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ということで、まだ今回ご紹介したように、ホームタブを開いてもアドインのボタンがないなどといったケースもあると思いますが、その場合には、この機能が展開されるまで今しばらくお待ちください。


さて本日付(US時間8/24付)で公開された、 Office Insider Blog では、


のように、PowerPoint の Cameo の機能強化についても紹介されております。こちらの記事も後日ご紹介したいと思います。


<参照>




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インテリジェンス機能があたなをサポート 〜Microsoft 365

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2023年08月23日

「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面で、"続ける" がクリックできない

以前にも取り上げた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面。

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通常は、以前にも「Word や、Excel、Outlook などの Office 製品を起動したら「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示された!」でご紹介した通りで、"続ける" をクリックすればよかっただけでしたが、今回ご紹介する例では、これがグレーに反転して押せないケースです。

そんな相談を受けた際、見せていただいた画面を見ると確かに "続ける" というボタンはあっても、グレーに反転してクリックできない状況でした。

そこで確認してみたのが、

・何か別画面が表示されていて、非アクティブになっていないか?
→ 特に Excel を起動したらすぐのこのポップアップ画面が表示されただけで、他の画面はなし

・プログラムの再起動ができるのか?
→ とりあえずExcelを再起動しようにも、このダイアログのバックにあるExcelの画面は非アクティブになっていて、このダイアログを閉じないと、Excel自体を閉じることもできません

・プログラムの強制終了と再起動
→ 通常の方法では終了もできないため、タスクマネージャーを開いて、Excelを終了し、改めて起動したものの、また同じ状況に

・PC(Windows11)自体も再起動
→ 再起動後も、Excelを起動するとまた同じ画面が...

Word などのほかのアプリを開いても同様で、つまりはどうやっても Word や Excel などのアプリが利用できるような状態にならない状況でした。


【回避策】

とりあえずこの画面さえクリアすれば、あとは普通に使えるはず。Microsoft アカウントでサインインしていると表示されるもののようでしたので...


上記の Office.com にアクセスしログイン。すると案の定、こちらでも同様の画面が表示され、ブラウザで開いたこちらからは、"続ける" がクリックできたので、こちらで "続ける" クリックして、いったんこのダイアログも終了。

その後、改めてローカルPCにインストールされた Excel を起動すると.... 先ほどまでしつこく出ていた「Microsoft アカウントですべてをまとめる」の画面は出てこなくなりました。

...ということで、仮に Word や Excel などのアプリを開いた際に、「Microsoft アカウントですべてをまとめる」という画面が表示されて "続ける" が押せない... そんな場合には、一度 Office.com にアクセスしてログインして、こちらから "続ける" をクリックしてみてください。


<参照>




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2023年08月04日

まもなく終了する Office 2016/2019 の Microsoft 365 サービスへの接続

Office 2016 にしても、Office 2019 にしても、すでに皆様はご存じだと思いますが、サポートの終了は以下のようになっています。

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・Office 2016 メインストーリーム:2020年10月13日  延長サポート:2025年10月14日
・Office 2019 メインストーリーム:2023年10月10日  延長サポート:2025年10月14日

Office 2016 はすでに延長ストリームに入っていますし、Office 2019 も間もなく延長サポートに入ります。モダンライフサイクルポリシーが適用されていて、常に最新の状態を維持してくれるサブスクリプション製品と異なり、こうした固定ライフサイクルポリシーが適用されている Office 製品では、メインストーリームが終了して、延長サポートに入るということは、今後は機能の修正などは行われず、セキュリティの更新のみしか提供されなくなります。詳細は、「ご存じですか? Office にはサポート期限があります」をご参照ください。

また Mac 版についていえば、

・Office 2016 サポート終了:2020年10月13日
・Office 2019 サポート終了:2023年10月10日

となっています。Mac 版 Office 2019 も、まもなくサポートが終了します。

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Windows 版で言えば、Office 2016 はもとより、Office 2019 もメインストリームが終了するのにあたって、こうした製品が、「Microsoft 365 サービス」へのアクセスに制限がかかるようになります。(Mac 版はサポート自体が終了するので当然ながら接続制限がかかります)


【"Microsoft 365 サービス" とは?】

"Microsoft 365 サービス" は、Microsoft 365 Perosonal や 各種法人向けプランなどのサブスクリプションをご利用いただいている皆さん向けに提供されているクラウドサービスになります。ただし、OneDrive など一部の機能は、通常の統合パッケージ版からでも接続が可能になっています。

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一般向けに提供されているもので、一番影響がありそうなのが、"OneDrive" ということになります。OneDrive アプリを常駐させて同期などしていなくても、Word や、Excel、PowerPoint などで、OneDrive に接続していて、OneDrive 上に保存されたデータを呼び出して使用しているというケースはあるかもしれませんね。法人ユーザーであれば、SharePoint などもこれに該当するでしょう。


ただし、「Office のバージョンと Microsoft 365 サービスへの接続」にもありますが、"古いバージョンの Office は引き続き Microsoft 365 サービスに接続できますが、その接続はサポートされていません" とのこと。これは、"これらの古いバージョンの Office では、Microsoft 365 サービスのすべての最新の機能と機能を使用できない可能性があることを意味します。 さらに、これらの古いバージョンでは、Microsoft 365 サービスの使用中に、他の予期しないパフォーマンスや信頼性の問題が発生する可能性があります。 これは、Microsoft 365 サービスを改善する際に、これらの古い Office バージョンを考慮したりテストしたりしていないためです" とある通りです。

サポートが終了する... ということはそういうことですね。

何かトラブルがあった場合には、自力で解決するか? あきらめて最新バージョンを購入するか? 

ご存じですか? Office にはサポート期限があります」にもありますが、当然ながら "サポート終了後のセキュリティ リスク" も大きくなります。IPAが発表した「情報セキュリティ白書2023」の中でも、そうしたことにも触れられております。

さらに言えば、こうした古いものが他のアプリやサービスなどにどんな影響を及ぼすかも配慮されませんので、十分ご注意ください。
"動くから問題ないか?" という安易な考えが、自分だけではなく、時に他の人に多大な迷惑をかけることにもなりかねません。


<参照>




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2023年08月02日

Microsoft 365 Copilot の利用と概要

Word や、Excel、PowerPoint などに搭載された AI が、要望を打ち込めば自動的に文書を作成してくれたり、プレゼンの資料を作成してくれたりするという "Microsoft 365 Copilot"。

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Microsoft が、chatGPT を開発した OpenAI との連携を強化し、これを Microsoft の各サービスにとり入れて展開しようとしているものの一つが "Microsoft 365 Copilot" になります。もちろん、これは Micrsoft 365 に展開するための一つにすぎず、他の分野での展開も進められています。

この発表があった時には、"へぇ〜、どんなものを作りたいか?を書けば勝手に文書を作成してくれるなんて、なんて便利なんだろう?" と思われた方も多いのではないでしょうか?

その後、Microsoft 365 Copilot はどこまで進んでいるのか? その進捗状況なども含め確認してみました。


【対象は法人ユーザー】

さてそんな "Microosft 365 Copilot" ではありますが、こうした AI の機能の導入には、"業務の効率化" という課題解決が目的にもなっていることもあり、強力な生産性ツールとして、先日 法人ユーザー向けに提供されることが発表されました。


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-- 対象ユーザー:
  • Microsoft 365 E3、E5プラン
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
-- 内容&料金:
  • Bing Chat Enterprise:当面、無料(ただし将来的には、1ユーザーあたり $5/月)
  • Microsoft 365 Copilot:1ユーザーあたり $30/月
-- その他のプランには?:

Microsoft 365 には、上記でご紹介した法人向けプラン以外にも、Microsoft 365 Personal/Microsoft 365 Family といった個人向けのプランや、学校教育機関向けのプランなど様々なプランがあります。

現時点で発表されている段階では、今回の Microsoft 365 Copilot については、最初にご紹介した一部の法人ユーザー向けのみになっていて、それ以外のプランについては未発表となっています。当面は法人向けのサービス、それも追加料金が必要な有料のサービスになります。

-- 具体的にどんなことが可能になるのか?:

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さて、Microsoft 365 Copilot とはいっても、では具体的に Word の中ではどんなことができるのか?、Excel や PowerPoint の中ではどんな使い方ができるのか? 具体的なイメージがわかない方も多いかと思います。そんな具体的な内容がちょこっとだけ、「Microsoft 365 Copilot をリリース – 仕事の新たな形を創造」にて紹介されていました。

--- Microsoft Word の場合:

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文章の作成、編集、要約、創作といった作業を担います。既存のドキュメントへの内容の追加、文章の要約、ドキュメントの一部または全体の書き換えて簡潔にするなどといったことが可能になるようです。

--- Microsoft Excel の場合:

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データの分析、探索を支援してくれます。「データに手を加えることなく、掘り下げた分析が可能になります」ともありますが、おそらく思い描いたようなデータを抽出するのには、それなりに使い方を把握しておかないと難しいのかもしれませんが。

--- Microsoft PowerPoint の場合:

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プレゼンのスライドづくりは、大幅に効率化するかもしれませんね。その一例として「Word ドキュメントを基に 5 枚のスライドを作成し、関連するストック画像を挿入して」とか、「このプレゼンテーションを 3 枚のスライドにまとめて」、「この 3 項目の箇条書きを 3 列のテキストに再編成し、それぞれに画像を付けて」といった形で指示してみてくださいなんて言う例がありますが、これで大まかのアイデアが形になってくるとなると便利でしょうね。

--- Microsoft Outlook の場合:

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メールの下書きをしてもらったり、大切なメールにフラグを付けてもらったり。「複数の人と長くやり取りして複雑になったメール スレッドを要約して、各自が書いたことの内容だけでなく、それぞれの違った視点や、まだ解決されていない問い合わせも把握することができます」などとありますが、何度もやり取りしていると、メールのスレッドが長くなって、最初から見直さないといけないなんてこともありますが、そうしたことをすっきり整理してくれたりするのは、便利かもしれませんね。

--- その他:

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この他にも、Microsoft Teams、そして Teams の Business Chat、Microsoft Viva などといった方面での活用も紹介されています。

といったところで、まずは法人向けにスタートするわけですが、Microsoft 365 Personal などの一般向けサブスクリプションサービスにもまだまだ展開されそうな様子はなさそうですから、当然ながら、プレインストール版の、Office 製品や、統合パッケージ版の Office 製品には当面展開されそうにはないようです。


【Windows 自体にも搭載される "Windows Copilot"】

こうした Office 製品に搭載される Microsoft 365 Copilot ですが、これらとは別に Windows 自体にも搭載されることが発表されています。それが、"Windows Copilot" です。

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現在は、Windows Insider Dev Edition でのみ試験的に展開されているのみで、Windows Insider 向けの製品であっても他の Edition では利用できるようになっていません。

-- Windows Insider 向け Edition:
  • Canary Channel/かナリーチャンネル
  • Developer Channel/開発チャンネル
  • Beta Channel/ベータチャンネル
  • Release Preview Channel/リリースプレビューチャンネル
の4つの Channel があり、現在、Windows Copilot が利用できるのは、Developer Channel/開発チャンネル のみになります。

しかし Microsoft 365 Copilot と異なって、OS標準装備となると一般ユーザーでも利用できるようになるチャンスは多いんでしょうね。
Windows 10 の時に、音声アシスタントとして登場した "Cortana"。この "Cortana" さんが引退して、"Copilot" の登場となったわけです。OS標準搭載の Windows Copilot がどこまで利用できるようになるのか?楽しみですね。


【一般のコンシューマー向けには?】

今回の発表の中で、やはり法人向けには、「Bing Chat Enterprise」の提供が開始されています。こちらは当面無料。但しこちらもやはり法人ユーザー向けには、今後は有料に変わってくるようです。

-- Bng Chat Enterprise とは?:

「 仕事のための AI 支援チャット」と銘打った、"Bing Chat Enterprise"。利用する上で一番気になるところが外部への情報漏洩。AI が学習したデータが外部に漏れてしまったりしては大変なことになります。「Bing Chat Enterprise では、ユーザーと業務データは保護され、外部に漏洩することはありません。入力も出力も常に保護されます。チャットのデータは保存されず、マイクロソフトもアクセスできません」とのことで、こうした配慮がされている点は、通常の Bing Chat との大きな違いでもあります。

-- コンシューマー向け "Bing Chat":

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ということで、Bing Chat にも法人向けが登場しているわけですが、一般コンシューマーが利用できるものには、「Bing Chat」 があります。Microsoft が chatGPT と連携して、真っ先にコンシューマーでも chatGPT の機能を試していただけるものとして提供がスタートしたのが、この「Bing Chat」。

Microsoft Edge を開くと右上に鎮座する "Bing" のアイコン。まさにあれですね。アイコンをクリックすると右サイドに作業ウィンドウが開いて「Bing Chat」が利用できるようになります。あるいは、Bing の Web サイトからでも利用ができます。

このほかにも、Microsoft Edge のサイドバーにある「Image Creator」も AI を利用して画像を生成する機能としてどなたでも利用可能です。

莫大なコストを投じて開発されるこうした最先端の技術が、誰でも無料で利用できるようになるのはまだまだ先ではありますが、少しずつ身近なところで利用されてきていることは確かです。


<参照>




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2023年07月16日

モバイルデバイスから、直接 Office の各アプリに画像を挿入できるようになる?

これまで、スマートフォンで撮影した画像を Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリに取り込むのには、複数のステップを経て取り込む必要がありました。

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US時間7月14日に公開された「Insert photos from your Android phone into Word, Excel, and PowerPoint for Windows files」によると、この作業が大幅に改善されるようです。

Office Insider Blog によると、Windows 版 Word、Excel、PowerPoint において、直接 Android を搭載した Mobile デバイスからの画像の取り込みが可能になるようです。

-- 対象製品:
  • Ver.2307 (ビルド16621.10000) またはそれ以降
  • Microsoft Office Enterprise アカウントが必要になります
  • Android デバイスに限られます
ということで、先日、Windows 版 Office Insider Beta Channel は、Ver.2308(ビルド16708.20004)にアップグレードしたばかりでしたので確認してみました。

** 現時点では、Enterprise アカウントが必要になりますので、そのアカウントでライセンス認証された製品が対象になります。なので、Microsoft 365 Personal などの個人向けの製品の Insider Channel ではまだ利用できません。

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ファイル>アカウント と開くと上記のように、"Microsoft 365 Apps for enterprise" と表記のある製品が対象製品になります。


【画像の挿入メニューが一新】

PowerPoint を起動してみると....

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挿入>画像 とクリックすると、新たに "モバイルデバイス" というメニューが追加されていることがご覧いただけると思います。

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Excel については、「Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる」のところで以前にもご紹介しましたが、セル内に画像を挿入できるようになったため、Word や PowerPoint とはちょっとメニュー異なりますが、"モバイルデバイス" という項目は追加されていることがお分かりいただけると思います。


【具体的な挿入の流れ】

ではその具体的な挿入の流れを見ていくことにしましょう。今回は、PowerPoint にて試してみました。

1) 挿入>画像>モバイルデバイス とクリックします

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2)  "Insert Picture"(画像の挿入) というダイアログが表示され、「Get photos from your AndroidTM device」と題したダイアログが表示されました。

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QRコードをスマホで読み込む必要があるようです。このQRコード、"This code expires in 10 minutes" とあるように、10分のみ有効なもののようでした。

また「Continue manually without a QR code」とあるように、QRコードを使用しない場合には、こちらをクリックしてリンクに進むようです。

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--- スマホ側の操作:

初回利用時にはやはりスマホ側の操作も必要になるようで、QRコードを読み取って進むと、「Windowsにリンク」(ベータ版)というアプリのインストール画面になります。つまりこのアプリがスマホ側にも必要になるわけですね。

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アプリのインストール後、「アクセスコード」の入力画面になります。

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PowerPoint の画面に表示されたアクセスコードを入力すると、スマホ側には "このデバイスへのリンク" の許可を求める画面がでてきますので、"許可" をタップします。

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さらにアクセスの許可の確認の画面がでてきますので、"許可" をタップします。他にも "バッテリの最適化" や、"品質向上にご協力ください" という画面がでてきますが、適宜 同様に "許可" をタップして進みます。

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最後に、"モバイルデバイスとPCをリンクする" をタップします。

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---  PC 上の操作:

ここからはまたPC上の操作に戻ります。リンクが確立すると、最初に表示されていた "Indert Picture" のところでは、Mobile デバイスの画像が表示され、挿入が可能になります。

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次回以降は、

挿入>画像>モバイルデバイス

と開くと QRコードが表示されますので、こちらをスマホで読みこんで、"外部アプリを開く" をタップすると、「Winodws にリンク」アプリが起動するようになるので、"完了" をタップするだけで、スマホ内の画像が表示されるようになります。

最初はいろいろ手続きがあるのでちょっと手間はかかりますが、一度設定してしまえば、二回目以降はさほどステップを踏まなくても利用できるようになります。また PowerPoint であっても一度 Office のアプリとのリンクが確立すれば、Word や Excel などでも簡単に挿入できるようになりました。

今後、Microsoft 365 Personal など個人向けサブスクリプションで利用できるようになるかは、現時点ではわかりませんが直接 Office の各アプリに取り込めるという便利な機能はぜひ一般向けにも提供されるといいのかな?と思っています。


<参照>




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2023年06月25日

Office がバージョンダウン...

Microsoft 365 Current Channel が、バージョンダウンしているようです。

現在サポートされている Office 2016 以降の コンシューマー向け Microsoft Office 製品は基本的に "Click-to-Run 方式" で提供されています。当然ながら Microsoft 365 も同様なわけですから、更新は随時。Microsoft 365 のような随時機能が追加されて最新の状態を維持するような製品の場合、その更新も従来のような月に一回というわけではありません。

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そんな Microsoft 365 の更新状況は以下の通りです。「Microsoft 365 Apps の更新履歴 (日付別の一覧)」によれば、"最新チャンネル" は、2023年6月13日にリリースされた Ver.2305(ビルド16501.20210) となっています。そして同サイトの、"最新チャンネル" のリリースノートを見ると、その更新内容について確認できます。

さてそうして C2R(Click-to-Run) 形式で提供されている更新プログラムですから、ちょくちょく更新されるので自分としてもなるべく毎日のようにチェックして、その更新状況をチェックしています。

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この手元の控えによれば、リリース日については、若干の違いはあれど、
  • 6/2 Ver.2305(16501.20196)
  • 6/13 Ver.2305(16501.20210)
  • 6/14 Ver.2306(16529.20064)
  • 6/22 Ver.2306(16529.20126)
と順調にバージョンアップしていました。が、昨日確認したら...
  • 6/24 Ver.2305(16501.20228)
と、一気に6月中旬までバージョンダウンしてます。

リリースノートでは、6/13までの更新情報しか公開されていませんので、そいう言う意味では、微妙にバージョンアップしただけということになるわけですが、じゃぁ、6/14 や 6/22 の更新は何だったの?ということになるわけです。


【Office Insider 版の更新状況】


ちょっとそうしたことを踏まえて、Office Insider 版の更新状況も確認してみました。

20230625-2-1.jpg 20230625-2-2.jpg

Office Insider 版には、
  1. Beta Channel:ベータチャンネル(旧:Insider Fast)
  2. Current Channel(Preview):最新チャンネル(プレビュー)(旧:Insider Slow)
があります。

1) Beta Channel:

最新バージョン 6月20日 Ver.2307(ビルド16619.20000)

2) Current Channel(Preview):

最新バージョン 6月23日 Ver.2306(ビルド16529.20146)

手元の記録だと、6月22日の段階では、Current Channel も Current Channel (Preview) も、Ver.2306(ビルド16529.20126)と一緒だったんですが、日本時間6月24日(US時間6月23日)の更新で、Current Channel と Current Channel(Preview) で一気にバージョンが離れたことになります。

ということで今回は、いきなりバージョンダウンした、Microsoft 365 のバージョンの進み具合について取り上げてみましたが、何かしら不具合があったものなのかは不明ですが、とりあえずバージョンダウンしてても気にしないでご利用いただいて問題はないかと思います。

** 以前には、誤って本来は配信されてはいけない更新プログラムが配信されてしまったってこともありました。その際には、その後改めて更新プログラムが配信されて、やはりバージョンダウンしました。


【2023/7/1更新】

本日久々に Current Channel に更新プログラムが到着。

Ver.2306(16529.20154)

にアップしました。


<参照>




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2023年06月20日

"Microsoft 365" のサービスの違い

以前にもご紹介しましたが、OneDrive の容量を追加するサービスが、以前までは "OneDrive Standalone 100Gb" だったものが、"Microsoft 365 Basic" というサービス名に代わりました。

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そして、PCには、"Microsoft 365" なんていうアプリもあったりします。

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もちろんご存じのように、Word や Excel、PowerPoint などといったアプリのサブスクリプション版は、個人向け、法人向け製品をひっくるめてすべて "Microsoft 365" と呼ばれている統合パッケージとなっています。

何でもかんでも、"Microsoft 365" というサービス名になりつつある Office パッケージ。PCの中にあふれる "Microsoft 365" って、何が違うのか? 取り上げてみました。


【"Office 365" から "Microsoft 365" へ】

Microsoft 365 という名称の始まりの元を辿ると、やはり "Office 365" から、"Microsoft 365" と変わったことに始まるんでしょうね。それまでは、Microsoft Office 2013 とか、Microsoft Office 2016 などのように、"Microsoft Office" + "年号" で呼ばれてました。もっと前になると、バージョンNo.だったりした時期もありましたが、Office 95 以降は、年号表示になっています。

細かい点は以前にもご紹介したことがありますが "Microsoft の歴史" をご覧いただけるとご理解いただけると思います。

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さてそんな、Office の統合パッケージが、個人向けサブスクリプションのサービス、"Office 365 Solo" として登場したのが、2014年10月17日。同時に、プレインストール版として、Office Premium シリーズが登場しました。そしてその後、しばらくは "Office 365" と言っていたわけですが、2020年3月末「Office 365 から Microsoft 365 へ名称変更」でもご紹介しましたが、"Microsoft 365" に名称が変更されました。

とまぁ、このブログを辿るだけでも、その歴史を感じることもできるわけです。きりがないので細かいところまではご紹介しきれませんが、「Office 365」と「Microsoft 365」の違いについては、「「Microsoft 365」と「Office 365」の違いとは?」といったところも参考にしてみてください。


【サービス内容の違い】

さてそんな Microsoft 365 のサービス内容ですが、冒頭にもご紹介したように、OneDrive の容量追加サービスが、"Microsoft 365 Basic" となったことで、勘違いされている方も出始めていますので、そのサービス内容の違いについて早速見ていきましょう。

-- 個人向けサービスと法人向けサービス:

"Microsoft 365" の名称は、個人向け・法人向けサービスの共通名称にもなっています。

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  • 法人向け:
    Microosft 365 Business Basic
    Microsot 365 Business Standard
    この他大規模法人向け、学校教育機関向け など
  • 個人向け:
    Microsoft 365 Personal
    Microsoft 365 Family
このブログでは、法人向けサービスまで取り上げるときりがないので個人向けサービスのみご紹介させていただきます。


【クラウドストーレッジ及び関連サービスのみの "Microsoft 365 Basic"】

個人向け(家庭向け)Microsoft 365 についてみると、その機能の違いは、「クラウド ストレージの価格とプランの比較」が一番わかりやすく説明されています。

20230620-3-1.jpg

そのサービス内容については、

20230620-3-2.jpg 20230620-3-3.jpg 20230620-3-4.jpg

といった感じになります。

一目瞭然ですね。

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family の場合には、デスクトップアプリケーションが含まれているのに対して、Microsoft 365 Basic には、含まれていません。OneDrive Standalone 100 G の後継サービスになるので、当然ながら OneDrive の容量が、100G 増えるだけになりますが、その他のサブスクリプションサービスが加わっています。


20230620-3-5.jpg 20230620-3-6.jpg

上記でも触れましたが、2023年1月に改訂された「Microsoft License Terms」によれば、「f.非商用利用。 Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません。」とあるように、サブスクリプションとして契約された場合には、無料版の Microsoft アカウントで使用する Office for the web とは異なり、容量を追加して、「Microsoft 365 Basic」というサブスクリプションを契約しての利用になるので、非商用利用の制限がかからなくなるんでしょうね。


【OneDrive のサービス変更】

やはり以前に「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」と「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意 Part 2」でご紹介しましたが、OneDrive のサービス内容が変更になったことで、無料の Microsoft アカウントでご利用のケースで、容量追加が必要になってくるケースがあるかと思います。

そんな時に、Microsoft 365 Basic のご契約が必要になるわけですが....

20230620-3-7.jpg

そのサービス名に、Word、Excel、PowerPointなどの製品名がでていたりすると、ちらっと見ただけでは勘違いしそうですが、あくまでも「Web およびモバイル版の Word、Excel、PowerPoint、OneNote、OneDrive など」なので、PCにインストールして利用するデスクトップ版のアプリは含まれておりません。

ここはよく確認して勘違いしないようにしてください。Microsoft 365 Basic をご契約いただいても、PCなどにインストールして利用する Microsoft 365 の各アプリ の利用はできません。

ということで、今回は個人向け(家庭向け) Microsoft 365 について確認を含めて取り上げてみました。改めて振り返ってみると自分のブログでもその経緯がわかるんだなぁ〜って、改めて感心してしまいました。


<参照>




心に訴えるプレゼンを行う -Microsoft 365


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2023年06月04日

Microsoft Office 生誕 40周年

今年 2023年は、現在の Microsoft 365 を構成する基本的なアプリでもある Microsoft Office の礎ともなる単体製品が、世に登場し40年目を迎えた記念すべき年です。

20230604-1-1.png

WiKiペディアによれば、

1983年5月に、同じく Microsoft によって開発された UNIX ベースのOSでもある "XENIX" というOS向けに提供された "Multi-Tool Word" がその始まりとあります。

20230602-0-1.jpg

もっとこのあたりについては、「Microsoft の歴史」をみても、そこまでは触れていないので真相はよくわかりませんが、「1983年」(「Microsoft の歴史」)によれば、

1983年9月29日 「フル機能のワープロ プログラムである Word for MS-DOS 1.00 を提供」とありますので、1983年に Microsoft Word が登場したということには変わりありませんので、2023年9月には、少なくとも40周年を迎えることになるわけです。


【Microsoft Office パッケージとしての登場】

その後、Word や Excel などの単体製品はそれぞれ単独でバージョンが進んでいましたが、そうした単体製品をひとまとめにした、 Microsoft Office として登場したのが、1989年6月19日。Machintosh向けに Word4.00、Excel 2.20、PowerPoint 2.01、メール 1.37 をひとまとめにして、Microsoft Office として提供がスタートしました。

そして、Machintosh版の提供から遅れること約1年。1990年10月1日 Windows 向けに、これまで単体製品として販売されていた Excel、Word、PowerPoint をまとめて Microsoft Office パッケージとして提供がスタートしました。

1990年は、Word for Windows 1.1、Word for DOS 5.5 なども登場しておりますが、単体製品は単体製品として引き続き提供されております。


ということで、記念すべき40周年を迎えて、今月から新たに "Officeの基本操作" シリーズもご紹介することといたします。
基本操作なのに意外と知られていないTIPや、テクニック、トラブルシューティングといった話題を中心に取り上げていきますので、よろしくお願いいたします。


<参照>



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夏祭り特集

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2023年05月29日

Microsoft Office 製品のバージョン情報

普段は、Microsoft 365 Personal をメインで使用しているので、あまり触れることのなかった、Office 2016/2019/2021 といった製品の更新状況。当然ながら、Microsoft 365 のようなサブスクリプション製品とは更新状況は異なるわけです。

ということで、調べれば誰でもわかることではありますが、2023年5月も終わり前半最後の6月に突入しようとしている今日。改めて現在の各製品の更新状況を確認してみました。すべての製品を取り上げるときりがないので、一般ユーザー向け C2R 版(クイック実行版)の製品のみご紹介します。それ以外の製品については、今回参照させていただいたサイトにもありますの、参照先サイトのリンクをクリックして直接ご確認ください。


【Windows 版】

現在サポートが提供されているのは、先日サポートが終了した Office 2016 以降の製品になるわけですが、ひょんなことから Office 2013 のサポート情報を見ていたら、Office 2013 にも今月更新プログラムが提供されていたんですね... 

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-- Microsoft Office 2013: 2023年5月9日 Ver.15.0.5553.1000

** Office 2013 は、2023年4月11日にサポートが終了しておりますが、5/9にも更新プログラムが配信されています。

-- Microsoft Office 2016/2019/2021: 2023年5月9日  Ver.2304 (ビルド 16327.20248)


-- Microsoft 365:

最新チャンネル(Current Channel)→ 5月24日  Ver.2305 (ビルド 16501.20152)

** 日本語・USサイトともにWebサイトの情報の更新が遅れていますので、手元で確認できているものは、手元の情報をご紹介しています。Webサイト上は、5月9日 Ver.2304 (ビルド16327.20248) となっていますが実際にはその次の更新がすでに適用済みです。


【Mac 版】

Mac 向け製品(Office for mac)については、すでに Office 2016 までサポートが終了しております。現在 サポートされているのは、Office 2019/2021 といった永続ライセンス版と、Microsoft 365 のサブスクリプション製品のみになります。

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またこれらの製品のサポート対象となる、macOS は、
  • macOS BigSur Ver.11.0
  • macOS Monterey ver.12.0
  • macOS Ventura Ver.13.0
のみになります。

-- Office 2019/2021/Microsoft 365: 2023年5月16日 Ver.16.73(ビルド23051401) 

** Outlook for mac のみ、5/23 Ver.16.73.1(ビルド23052000)となっています。



<参照>




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心に訴えるプレゼンを行う -- PowerPoint /Microsoft 365

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2023年05月13日

6月からコンシューマー向け Office 製品、値上げ....

何でも値上げ、値上げが続いていますが、残念なお知らせです。

Microsoft 365 のコンシューマー向け製品が、6月から値上げされることが公式ブログにて発表されました。

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今回の対象はコンシューマー向け製品。Microsoft 365 Personal や Family といった、サブスクリプションをはじめ、Office の各単体製品がその対象となっております。

今後、サブスクリプション製品については、例年開催されるキャッシュバックキャンペーンや、Amazon などの値引きなどを上手に利用して購入することが非常にポイントになってきそうですね。

現在もオークションなどやネットショップなどには、まだまだ不正な製品が販売されているケースが多々あります。また中古PCなどを購入した際に本来販売されてはいけない法人向け製品がついているなんて言うトラブルも相変わらず多いのが現状。

仮に安いからといって、不正な製品には手を出さないよう、くれぐれもご注意ください。


-- PC の譲渡とプレインストール版 Office 製品:

ときどき Microsoft コミュニティでも上がるのでご紹介しておきますが、日本のマーケットの場合、海外と異なって、PCにいわゆるプレインストール版と呼ばれる買い切り版の Microsoft Office がついて販売されているケースが多々あります。

このプレインストール版は、PCにプレインストールとして提供されているもので、単体で、他のPCにインストールすることなどができない特殊なライセンスになっています。

またPCを知り合いに譲りたいという場合でも、プレインストール版の Microsoft Office については、現在はライセンスの譲渡ができなくなりましたので、ご注意ください。


<参照>




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2023年04月15日

Microsoft 365 のここ最近の更新事情

3月から4月に入って、Microsoft 365 の "最新チャンネル" (Current Channel) に頻繁に更新プログラムが頻繁に到着しております。Update するたびにバージョンアップしたり、バージョンダウンしたり....。ここ数日は毎日のように繰り返されているようです。

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その一つの要因ともいえるのが上記の「最近の Windows PC 版 Outlook の問題に関する修正プログラムと解決策」の中、"Outlook" に関するの不具合が確認されており、これを回避するためにロールバックが推奨されていたようです。

20230415-1-3.jpg 20230415-1-4.jpg

Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中で、その回避策として、Ver.2302(16130.20332)へのロールバックが推奨されています。
あくまでも憶測ではありますが、おそらくそれに伴い更新プログラムを配信してロールバックさせていたということなんでしょう。

3月末から、本日までの更新履歴ですが、自分のPCを更新したときの情報では、

DateVer.Build
2023/3/29230316227.20212
2023/4/4230216130.20332
2023/4/6230316227.20258
2023/4/8230316227.20272
2023/4/11230316227.20280
2023/4/12230416327.20134
2023/4/14230216130.20332
2023/4/15230416327.20134

といった形で更新されてました。
まぁ、こんなに頻繁に、アップデート したり、バージョンダウンしたりというのはちょっと異例なこと。

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ただし4月に入って提供されている更新プログラムにはセキュリティ関連の不具合を修正するための目的もあるためか、再度修正プログラムが提供され、上記にもあるように本日また3日前のバージョンまで戻った感じになっています。

とりあえず、通常更新は自動更新になっているケースの方が多いと思われますので、バージョンアップしたり、ダウンしたりがあるかもしれませんが、様子見るしかなさそうですね。一応「Microsoft 365 group users may be unable to view or access group calendars and email messages in Outlook Desktop」の中では、今回の Outlookの問題は、US時間5/9(日本時間5/10)の定例アップデートで不具合が修正される予定のようです。


<参照>




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2023年04月10日

ダウングレード権 〜 Office 編

間がかなり空きましたが、前回の「ダウンロード権 〜 OS 編」に続いて、今回は、Microsoft 365 などの Office アプリでの "ダウングレード権" についてご紹介いたします。

Office 2021 を購入したけど、Office 2016 などにダウングレードして利用できるものなのか?

残念ながら、OS(Windows11)の時のように、Windows 11 Pro とかであればOKというように簡単にはいきません。ダウングレード権は主に法人向けに提供されているサービスになるからです。


【ダウングレード権が付いた Office 2021 LTSC 版】

日本の場合、そのマーケットの特殊性もあって一般の方が Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリをご利用の場合でも、別途製品を購入するケースより、OEM版といってPCと一緒に販売されてるプレインストール版をご利用の方が多いかと思います。

それ以外にも、Microsoft 365 Personal や Microsoft 365 Family などのサブスクリプション、さらには法人向けに提供されているプレインストール版や、Microsoft 365 Apps for businessなどの法人向けのサブスクリプションもそうですが、これらの製品にはダウングレード権はついておりません。

一般向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版、POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Personal (POSA版、ダウンロード版)
  • Microsoft 365 Family (POSA版、ダウンロード版) など
法人向け:
  • Office Personal 2021 (プレインストール版)
  • Office Home & Business 2021 (プレインストール版)
  • Office Professional 2021 (プレインストール版)
  • Microsoft 365 Apps for business
  • Microsoft 365 Apps for standard
  • Microsoft 365 Apps for premium など
上記は一例ですが、上記のような製品にはダウングレード権はついておりません。


-- ダウングレード権が付いているのは LTSC版(ボリュームライセンス版)のみ:

Office 製品についていうと、Office 2021 を購入したものの、事情があってどうしても Office 2019 としてダウングレードしてインストールしないといけないような場合には、Office LTSC を購入する必要があります。現在販売されているものは、"Office LTSC 2021" となります。

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製品ライセンス簡易ガイド」では、「ダウングレード権」ところから、「マイクロソフト コマーシャル ライセンス、OEM 製品およびパッケージ製品のライセンスのダウングレード権」というPDFファイルがダウンロードできるようになっています。

20230407-3-4.jpg 20230407-3-5.jpg

また「ボリューム ライセンスによる Microsoft Office ソフトウェアのライセンス」(PDF)なども参考にされるといいと思います。


以上のように、Office 製品においてダウングレード権を利用しようとする場合には、市販されている永続ライセンス版やサブスクリプション版ではなく、こうしたボリュームライセンス版が必要になります。


<参照>



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2023年04月09日

クイックアクセスツールバーがデフォルトで有効に変更

Word や Excel、PowerPoint などの Office の各アプリを開くとタイトルバーの左上に表示されているクイックアクセスツールバー(QAT)。

このQATがデフォルトで表示されるようになりますよ?という記事が、Office Insider Blog に上がってました。

20230409-1-0.jpg

あれ? QATって、なくなってたっけ? と思って確認してみてもちゃんとあったりする....

20230409-1-1.jpg

その記事をよくよく読んでみると、US時間2021年6月29日に投稿されている「Visual refresh of Office apps for Windows」を紹介するとともに、この時に加えられた変更("Fluent Design の原則を使用して、Microsoft 365 アプリ全体でよりシンプルで一貫性のあるエクスペリエンスを提供" することになったもの)により、"リフレッシュの一環として、QATはデフォルトで非表示になり、元に戻すや繰り返すのコマンドがホームタブに移動" されていたことが取り上げられておりました。

そして改めて Windows 11 の Microsoft 365 を開いてみると.... 確かにQATはなかったんですね。

20230409-1-2.jpg 20230409-1-3.jpg

もちろん、Word のオプションを開いて、クイックアクセスツールバーを表示するという設定にすれば、きちんと表示されるわけですが、デフォルトではオフになっていたわけです。

普段使いは、Windows 10 で、Microsoft 365 の各アプリを利用していたので、実のところその違いに気が付いておりませんでした...

こうした変更が逆にワークフローを混乱させ、遅らせるものであること。特に、「元に戻す」と「やり直し」のコマンドが「ホーム」タブに配置されたことで、余計なクリックやタブの移動が必要になったというフィードバックがあったようです。さらにはタイトルバーの「自動保存」コマンドを非表示にすることができなかったというフィードバックもあったようです。

今回こうしたフィードバックを受けて、アップデートによりQATはデフォルトで表示され、「元に戻す」、「やり直し」、「自動保存」などが元の場所に戻すことになったようです。QATをカスタマイズして、必要なコマンドだけを残すことができるようになります。


【利用可能なバージョン】

さて今回のこの設定変更は、まだすぐには反映されません。なので現在の最新バージョンが、Ver.2303(Build 16227.20272) ですが、今回の設定が有効になるのは...

Ver.2305(Build16403.20000) 以降

となっています。

20230409-1-4.jpg

ちなみに現在 Beta Channel で提供されている最新バージョンは、4/7 に提供された Ver.2305(Build16403.20000) になるので、このバージョンからということになります。

確かに手元の Beta Channel の Microsoft 365 を確認してみると復活しておりました。今回の更新が、Current Channel に提供されるようになるまでにはまだひと月ぐらいはかかるでしょうけど、気がついてみたらデフォルトで表示されるようになってた...ってことになるんでしょうね。


<参照>




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2023年03月31日

"自分のメリット" という画面が表示された

Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family を購入したけど、そのメリットってどんなものがあるものなのか?

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  • Office の各アプリが、一人で5台のデバイスにインストールして利用できる
  • OneDrive が1Tbまで利用できる
  • Skype が毎月60分まで無料通話が可能になる
  • 無料のテクニカルサポートがついてくる
  • サブスクリプションユーザー向けのサービスが利用できる
といった代表的なメリットはありますが、
  • 具体的にどこまで使用されているのか?
  • どんなことができるのか?
は、いろいろありすぎて、今一つ理解しきれていない方も多いかと思います。もちろん、Webで検索すればそんなメリットを紹介した公式ページもいろいろありますし、それ以外にも様々な形で発信されている情報がたくさんあります。


そんなサブスクライバーのために、こんな機能がありますよ?と教えてくれるのが、今回ご紹介する "自分のメリット" という画面になります。

20230331-1-0.jpg

わざわざインターネットで検索しなくても、各アプリから確認できるようにもなっているんですね。


【"自分のメリット"を表示する】

まずはどこをクリックした表示されるのか?

20230331-2-1.jpg 20230331-2-2.jpg

Word や Excel などのアプリを起動すると右上にダイアモンドのアイコンがあるのにお気づきでしょうか?
ここにマウスをポイントすると「私の特典」とポップアップしてきます。

このアイコンは、Microsoft 365 Personal を利用しているユーザーに表示されるもので、Microsoft 365 でも法人向けの製品や、Office 2016/2019/2021 などの永続版などにはありません。

**ちなみにその隣のアイコンは「近日公開の機能」というもので、以前にもご紹介(「"近日公開の機能" の有効化・無効化」)しましたので、詳細はそちらをご参照ください。


【どんな内容なのか?】

  1. ホーム
  2. アプリとメリット
  3. プレミアム機能
の3つで構成されています。


1) ホーム:

OneDrive を利用したバックアップ、サポートへのリンク、テンプレートのダウンロードページへのリンクがあります。

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「PCフォルダーのバックアップを有効にする」をクリックすると、OneDriveアプリが起動してきて、バックアップが設定されていない場合には、"OneDrive を設定" という画面が表示されます。

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ここはちょっと注意が必要です。

既にその機能をご存じの上で設定されている方はいいとしても、OneDrive にバックアップを取るような形での利用をされていない場合、うかつに Microsoft アカウントでサインインしてしまうとトラブルのもとなので、利用にあたってはよく考えて行ってください。

OneDrive のバックアップを有効にしたことで、Microsoft Outlook が起動できなくなるといったトラブルは今も多いトラブルの一つなので...


2) アプリとメリット:

ファイル共有、To Doアプリ、Microsoft Defender、サポートへのリンク、OneDrive モバイルアプリや Microsoft 365 モバイルなどスマホなどのモバイルデバイスでの活用、Teams といった各アプリについて紹介されています。

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3) プレミアム機能:

テンプレートへのリンク、Word・Excelを利用したラベル印刷の活用方法、ディクテーションを活用した音声入力、PowerPoint でのデザインアイデアの機能、プレミアム特典の一つでもあるストック画像などについて紹介されています。

20230331-3-3-1.jpg 20230331-3-3-2.jpg 20230331-3-3-3.jpg


せっかく Microsoft 365 を利用しているわけですから、もっと活用してもらいたいですよね? 

そんな時に、どんな機能があったんだっけな?と思ったら、ぜひ一度 右上のダイヤモンドのアイコンをクリックしてみてください。


<参照>



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2023年02月09日

在宅ワークでも気兼ねなく利用可能になった? Microosft 365 Family

2023年1月になって、Microsoft Office 365 コンシューマー サブスクリプションの Office サービスおよびソフトウェア の「Microsoft License Terms」が新たに更新されました。

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ここで注目すべきは、「Microsoft 365コンシューマーサブスクリプション」。

"最終更新 2023 年 1 月" の "Microsoft License Terms" によると "Microsoft 365 Family" の商用利用に関する取扱いがはっきり明記されるようになりました。


【"Microsoft 365 Family" とは?】

以前、2022年7月に Microsoft 365 Family の販売がスタートした際にご紹介した記事が「いよいよ販売がスタートした「Microsoft 365 Family」」。

一応、家庭向けとして販売がスタートしたこのサブスクリプション。販売当初から「家庭向け」とはあるので、家族利用を念頭に置いたものなんでしょうけど、実際のところ家族じゃないといけないといった細かい表記もないので、この辺りは未だにグレーな部分でもありますが、一方で、"商用利用権" がどうなっているのか?についてもはっきりと明記がないため話題になってました。

というのも、
  • Microsoft 365 Personal:1ユーザー
  • Microsoft 365 Family:最大6ユーザー
と明記されているだけだったからです。もちろんこの表記は現在も一緒です。

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値段的には、Microsoft 365 Personal:¥12,984/年、Microsoft 365 Family:¥18,400/年 なこと、"Family" とついている以上 家庭向けなので "商用利用権" はないものとの認識が多かったようでした。


【6ユーザーで利用可能】

さてそんな Microsoft 365 Family ですが、「Microsoft License Terms」によると、その "商用利用権" についてもはっきりと明記されるようになったようです。当初より、日本国内で販売されているプレインストール版を含む 一般向けMicroosft Office 製品(アカデミック版などを除く)には商用利用権が付いているということだったので、一般向けサブスクリプションの一つなのに Microsoft 365 Family に「商用利用権」が認められていない... というのもちょっと中途半端な状態だったわけですが、明記されていない以上、判断が難しい状況でした。

20230207-3-2.jpg

そこで今回の「Microsoft License Terms」の "2. ライセンスに関する追加の制限と要件" の "f.非商用利用" のところで明記された「Microsoft サービス規約にある非商用利用に関する制限は、Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには適用されません」の部分。

Microsoft 365 サブスクリプションのサービスには、非商用利用制限は適用されないとのことが明記されるようになりました。

20230207-3-3.jpg 20230207-3-6.jpg


-- いまだにグレーな家族の範囲:

さらに 「Microsoft 365 Family」 の Web サイトを見ると、「2 人以上で使うなら M365 Family が M365 Personal よりお得です! 例えば 6 人で使えば、1 年間 1 人当たり 3,066 円でフル機能が使えます」と。
  • 1人で使用するなら:Microsoft 365 Personal
  • 2〜6人で使用するなら:Microsoft 365 Family
といった位置づけになっているようです。

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ただし、「よく寄せられる質問」のところでは、「最大 5人のご家族と共有」や、「Microsoft 365 Family は、最大 5 人のご家族と共有でき、合計 6 ユーザーまでお使いいただけます」とあるように、家族での利用 を念頭に置いているんでしょうね。
  • 遠方に住んでいる子供のために親御さんが自分で使用する分として、Microsoft 365 Family を導入し、サブスクリプションをお子さんたちと共有する。
  • 逆に、遠方に住んでいる田舎の両親のために、Microsoft 365 Family を購入して、サブスクリプションを共有して使ってもらう。
そんな使い方は、まったくもってOKなわけですね。1家庭に1ライセンス。よっぽどの大家族じゃない限りは十分なライセンス数ですよね?

ということでちょっとまだはっきりしない部分もありますが、一歩前進というとこでしょう。


-- そのインストールは?:

通常のように個別に契約するサブスクリプションと違って、Microsoft 365 Family の場合には、"サブスクリプションの共有" という機能を使用して管理する関係上、インストールする際には、招待メールを送るなどその方法はちょっと異なります。

しかし最大6人で共有できる上、それぞれが Microsoft 365 Personal と同等に使用できることを考えると、非常にお得なサブスクリプションということになりますよね。

Microsoft 365 Family のサブスクリプションの所有者となる管理者は、招待したユーザーを管理することもできるので、特定のユーザーについてサブスクリプション共有を停止する...といったことも可能です。

その流れは以下の手順になります。
  1. Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" にアクセス
  2. [共有] ページの [他のユーザー] セクションに移動
  3. 削除したいユーザーを選択し、[このユーザーと共有を停止する] をクリック
** Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" にアクセスしても、Microsoft 365 Family の契約がない場合には、"共有" ページは表示されません。

また共有されているユーザーが、自分の共有を解除する場合には、
  1. Microsoft アカウント、共有のページにサインインし、 [共有の停止] をクリックします
  2. [サブスクリプションの共有] セクションで、[この共有されたサブスクリプションの使用を中止する] をクリックします
  3. 確認のダイアログ ボックスで [使用中止] をクリックします

Microsoft 365 Family が販売された頃に以下のような動画も ExpertZone Japan(YouTube)で公開されております。Microsoft 365 Personal と Family の機能的な違いなどについては、以下の動画も参考にしてみてください。


これまで明確に、"Microsoft 365 Family" に商用利用権がついているのか?、いないのか? 単にはっきりと明記されていなかっただけなのかもしれませんが、Microsoft 365 サブスクリプションについて "非商用利用に関する制限" が適用されないと明記されたことで、自宅のPCで家族向けに導入した "Microsoft 365 Family" を利用し、在宅で仕事をしてもライセンス的に問題ないことがはっきりしたわけです。

今現在読み取れる範囲で見る限りでは、"Microsoft 365 Family" は使い方によってはちょっと注目な製品になってきましたね。


<参照>



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自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する/Microsoft 365

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2023年01月06日

Microsoft アカウントのメールアドレスを変更したら、Office製品の設定変更もお忘れずに!

以前に Microsoft アカウントで使用しているメールアドレスの変更方法と、さらにその際に忘れてはいけない連絡先情報の変更についてご紹介いたしました。


たまたまここで紹介したようなメールアドレスの変更の手続きをしていて ふと気がついが事、それが Microsoft Office の製品の登録情報の変更。これも忘れちゃいけないな?と思いましてご紹介です。


【メールアドレスの変更】

まずはメールアドレスの変更手順について....。
  1. Microsoft アカウントホームに現在ご使用中のMicrosoftアカウントにてサインインします。

    20230105-4-1.jpg 20230105-4-2.jpg
  2. "あなたの情報" から、"アカウント情報の編集" にはいります。

    20230105-4-3.jpg 20230105-4-4.jpg

  3. "メールの追加" をクリックしてエイリアスとして新しいメールアドレスを追加します。新たに 〜@outlook.jp などを取得するか? 全く別のすでにご利用中のメールアドレスを登録するか?のいずれかになります。

    20230105-4-5.jpg 20230105-4-6.jpg
  4. 追加出来たら新しいメールアドレスの脇にある "プライマリにする" をクリックして、プライマリエイリアスとして設定します。

    20230105-4-7.jpg

  5. 続いて、トップメニューの "セキュリティ" から、"高度なセキュリティオプション" に入いります。

    20230105-5-1-1.jpg 

  6. "サインインまたは確認の新しい方法を追加" をクリックして、"コードをメールで送信する" を選択して 新たにエイリアスとして追加したメールアドレスを追加します。

    20230105-5-2-1.jpg 20230105-5-3.jpg 20230105-5-4.jpg

  7. その後、現在のPCがまだ旧Microsoft アカウントでサインインしたままであれば、いったん Microsoft アカウントとの紐づけを解除してローカルアカウントに戻したうえで、再起動後、いったんローカルアカウントでサインインして、改めて新しくエイリアスとして追加したアカウントと紐づけを行います。

  8. 正常に Microsoft アカウントでのサインインができるようになったら、再度 Microsoft アカウントホームにアクセスして "あなたの情報" にアクセスし、再度 "アカウント情報の編集" にはいって、エイリアスとしてまだ残したままになっている古いアドレスを削除します。
さてここまでは前回のおさらいです。忘れてはいけないのは、エイリアスを追加してプライマリエイリアスに設定しなおすだけではなく、必ず連絡先情報も更新しておかないと、本人確認のコードが受け取れなくなってしまいますので、くれぐれもご注意ください。

今回の上記の設定の際にも、本人確認のための連絡先情報に登録したアドレスなどに確認コードを送信して、これを受け取るシーンが出てきますが、こうした作業をする上で必須となりますので、ご注意ください。

注意)こうした本人確認のコードが受け取れなくなると、今回ご紹介しているような作業ができなくなってしまいます。プロバイダーの変更などに伴いメールアドレスを変更しないといけないなどの場合には、メールアドレスが利用できるうちに手続しておく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。


【Office製品に表示されるアドレスは自動では変更されない】

Microsoft アカウントと紐づいている Office 製品についても、Microsoft アカウントで使用しているメールアドレスを変更すれば、登録上は新しいアドレスに引き継がれます。なので、再インストールなども、新たな Microsoft アカウントのメールアドレスでサインインすれば利用可能です。

しかし、Office 製品を開いてみると......

20230105-3-1.jpg

上記のところの情報は、自動的に修正されるわけではないので古いままです。

新しいメールアドレスを追加して、これをプライマリエイリアスに設定変更したのち、古いアドレスが残ったままであれば、ここの情報は古いままでもとりあえず問題ないものと思われますが、エイリアスを削除してしまうと古いアドレスは利用できなくなるので、いずれかは Office の方でもアカウントの修正を求められるようになりますので、この部分の修正も忘れずに行っておきましょう。

-- アカウント情報の修正:

修正には2つの作業を行う必要があります。
  1. Microsoft アカウントのサインアウト及びサインイン
  2. 所有者情報の変更

1) Microsoft アカウントのサインアウト及びサインイン

20230105-3-2.jpg

これについては、Office 画面のトップあるいは、アカウントに入ったときの、"ユーザー情報" のところにある "サインアウト" をクリックしていったんサインアウトしたのち、改めて今回新規に登録した Microsoft アカウントのメールアドレスでサインインします。

これで、トップにあるアカウント、ユーザー情報にあるアカウント、そして接続済みサービスの OneDrive などの情報が更新されます。


2) 所有者情報の変更

さて次は所有者情報です。こちらも自動では更新されませんので修正が必要です。

20230105-3-3.jpg

Word でも、Excel でも いずれかの Office 製品を起動して、アカウントを開きます。

20230105-3-4.jpg 20230105-3-5.jpg 20230105-3-6.jpg

"ライセンスの変更" をクリックして、"〜さんこんにちは。お使いのアカウントを確認してみましょう" の画面が表示されたら "別のアカウントを使用する" をクリックして、新たな Microsoft アカウントにてサインインしなおします。

サインインすると使用可能な製品名(Microsoft アカウントに紐づいている Office 製品)が表示されるのでクリックして完了させれば、所有者情報のメールアドレスは変更されます。


Microsoft アカウントのメールアドレスを変更の際には、こうした Office 製品の情報の変更もお忘れなく.....。


<参照>




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2022年12月30日

Microsoft Office の更新状況

2022年もあとわずか。ということで、現在リリースされている Microsoft Office 製品のリリース状況(現在の最新状況)を最後に取り上げたいと思います。

【一般向け製品】
  1. Microsoft 365 Personal Ver.2212 (Build15928.200098)
  2. Office 2013 Ver.15.0.5511.10000
    Office 2016 Ver.2211 (Build15831.20208)
    Office 2019 Ver.2211 (Build15831.20208)
    Office 2021 Ver.2211 (Build15831.20208)
  3. Office for Mac Ver.16.68(Build 22121100)

【法人向け製品】
  1. Microsoft 365 Apps
    * 製品数が多いので 更新路履歴(日付順)/Microsoft 365 アプリ をご参照ください
  2. Office LTSC 2021 VL Ver.2108(Build 14332.20435)
  3. Office 2019 VL Ver.1808(Build 10393.20026)

【Office Insider】

Windows版
  1. Beta Channel Ver.2301(Build 16026.20002)
  2. Current Channel(Preview) Ver.2212(Build 15928.20198)
Mac版
  1. Beta Channel Ver.16.70(Build 22122700)
  2. Current Channel(Preview) 

とりあえず公開されている情報をもとに、追えるものだけ調べてみましたが、さすがに今年も本日を含めてあと2日。更新は来ないでしょうからこれで2022年は打ち止め...でしょうね。

クイック実行版は、随時配信されるため、Webで公開されているリリースノートなどでも情報が古いケースも多々あるかと思います。ここでご紹介したバージョンよりさらに新しくなっている可能性もありますので、ご容赦ください。

20221230-1-1.jpg 20221230-1-2.jpg

事前インストールされた Office についてよく寄せられる質問」によると、今年は、Office 2019 のストアアプリ版の再インストールサービスの提供も終了。一時期提供されていた Microsoft 365 のストアアプリ版も提供が終了。こうしてみるとだんだん ストアアプリ版Office 製品もなくなりつつあるようですので、今後はクイック実行版に統一されていくんでしょうね。

注意)すでにストアアプリ版の Office が入っている場合には、更新はすべて Microosft Store 経由で配信されますが、あくまでも Microsoft Store からの新規インストールサービスが終了したということのようです。

なので Office 2019 のストアアプリ版をご利用だった方が、何らかの事情で再インストールしないといけない場合には、Micorosoft アカウントにてサインインして、サービスとサブスクリプション>購入済みの製品 と移動しインストールする必要が出てきます。

2022年もあと本日を除くと1日。

皆様もよいお年をお迎えください。


<参照>




自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する/Microsoft 365


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2022年12月07日

Microsoft 365 Personal/Family キャッシュバックキャンペーンがスタート!

毎年恒例となっております Microsoft 365 のコンシューマー向けのキャッシュバックキャンペーンがスタートいたしました。

20221207-2-1.jpg 20221207-2-2.jpg

今回は、例年通りの Microsoft 365 Personal に加えて、今年から導入された Microsoft 365 Family もその対象となっております。

キャッシュバック対象および金額は以下の通りです。
  • Microsoft 365 Personal(12カ月版) キャッシュバック金額 2,500円
  • Microsoft 365 Family(12カ月版) キャッシュバック金額 3,500円
いずれも、例年通り購入後、購入を証明するものを添付して、申込用紙に必要事項を記入の上、郵送で手続する必要があります。

20221207-2-3.jpg

当然ながら手続きをしないとキャッシュバックはされませんので、ご注意ください。

  • キャンペーン対象期間: 2022年12月7日(水)〜2022年12月27日(火)
  • キャッシュバック申し込み締め切り: 2023年1月31日(火) 当日消印有効
なおこのキャンペーンは、Microsoft Store で購入したものでないといけないというものではありません。家電量販店、Amazon などの正規代理店で購入されたものはすべてその対象となります。

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なので、Amazon などのように、通常価格より割引で販売されているサイトで購入すると、これでも多少お安めですが、さらにキャッシュバックも受けられるということになります。

ただし注意が必要なのは、その対象製品。

Microsoft が主催するキャッシュバックキャンペーンの対象は、
  • Microsoft 365 Personal(12ヵ月版)
  • Microsoft 365 Family(12ヵ月版)
とともに、12ヵ月版のみになります。Microsoft 365 Personal や、Microsoft 365 Family には、さらにお得な? 15ヵ月版もありますが、こちらは対象外です。

現在まだサブスクリプションが残っていてどうしようかな?と思われている方... ご安心ください。このキャンペーンで購入しても、現在の有効期間+1年と期間が延びるだけです。

ちなみに私の場合には、先日のブラックフライデーで更新したので、今回のキャンペーンは見送りますが、ブラックフライデーのときよりも、800円さらにお得になるので、今思うと待てばよかったかな?とちょっと後悔してます。ランチ一回分浮きますしね... 


【追加】

ちなみに、Amazon のオンラインコード版を購入して、現在のサブスクリプションに追加する方法は、つい先日ご紹介しました以下の記事をご参照ください。


上記でご紹介していますが、現在ご利用中の Microsoft アカウントにてサインインして "コードまたはプリペイドカードを利用する" のところから今回購入したプロダクトキーを追加すればいいだけです。

詳細は上記サイトをご参照下さい。



<参照>





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2022年11月25日

Amazon で購入したライセンスを既存の Microsoft 365 の更新に適用する

以前にもご紹介した内容ですが、この時期私のように更新される人もいるかもしれないので、再度ご紹介させていただきます。

20221125-5-1.png

ただし詳細な手順は、今回確認したところでは、以前と変わっていないので、詳細な方法は以前の記事のリンクも張っておきますのでそちらをご参照ください。(上記の画像は、更新手続き完了後の画面になります)


【Microsoft 365 Personal をお得に更新】

普段からフル活用させていただいている "Microsoft 365" なわけですが、更新の期限が近づいてい来ると、"さて、いつ更新したらいいのか?" とそのタイミングが気になってきます。だれしも、できればお得に更新したいですよね?

ちょうど昨年までは、年に1-2回行われている Microsoft が実施している キャッシュバックキャンペーン を利用して更新していたわけですが、今回は、6月にキャンペーンがあってその後は、さていつあるのかもわからず困ってたところで、 Amazon の Black Friday というキャンペーンが、先日 11/24からスタートしてたので、さっそく価格をチェック。まぁ、キャッシュバックキャンペーン並みに安くなっているじゃないですか。

ならばこのタイミングで更新してしまおう...となったわけです。


【更新の手順】

ではその流れを見ていきましょう!

1) まずは、Amazon でオンラインコード版の Microsoft 365 Personal を購入し手続きを完了させます

2) その後、Amazon の "アカウント&リスト" のところから、"ゲーム&PCソフトダウンロードライブラリ" をクリックします

3) 今回購入した Microsoft 365 Personal のところのプロダクトキーをコピーしておきます

4) 続いて、更新したい Microsoft 365 Personal が登録されている Microsoft アカウントでサインインし、"サービスとサブスクリプション" をクリックして移動します

5) "Microsoft 365 Personal" のところの、"管理" をクリックすると、"サブスクリプションの管理" 画面に変わりますので、「コードまたはプリペイドカードを利用する」をクリックします

6) 「さあ、はじめましょう。」というセットアップ画面になりますので、Microsoft アカウントで改めてサインインするか?あるいは既にサインイン済みであればアカウントを確認します。ここでサインインするアカウントに紐づけされることになります。この紐づけは、後で変更できないので、十分注意して行う必要があります

7) 続いてプロダクトキーの入力。先ほどコピーしたので、右クリックして、貼り付けすれば、すべての枠内にコピーしたプロダクトキーが入力されます

8) そのまま次へと進んで最後に "確認" をクリックすると「成功です。 Microsoft 365 を更新しました」という画面になります。これで更新が完了になります

という流れで、サブスクリプションの更新ができますが、以前ご紹介した「Amazon で購入した Microsoft 365 Personal を Microsoft アカウントに追加する」と変わらないので、画像など詳細を確認したい場合には、こちらの記事を参照してください。


今回は、インストールはせず、更新のみになるのでこれで完了ですが、最後の「成功です...」という画面になれば、その後改めて Microsoft アカウントでサインインして、サービスとサブスクリプションの画面にアクセスしてご確認いただければ、期限が更新されていることを確認いただけると思います。


<参照>




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2022年11月20日

"名前を付けて保存" がない

落ち着いて考えてみていただければ、当然のことなので取り上げたこともなかったわけですが、慣れない方からすると "あれ?" っと疑問に思われる方もいらっしゃるようなので取り上げてみました。

Word でも、Excel でも何でもそうですが、ホームタブをクリックして開いた際に表示されるメニューは、開いたファイルが保存されている場所によって異なることがあります。そのいい例がタイトルにもした "名前を付けて保存" がないというもの。

20221119-1-1.jpg 20221119-1-2.jpg

上記の画像をご覧いただくと一目で、おわかりいただけると思います。上記の画像を Excel を起動して、データを呼び出して開いた例です。ホームタブを開いた時の画面になります。の画像には、"名前を付けて保存" はありませんが、の画像にはあります。

時々ウィンドウサイズが小さくなったりすると、表示されるメニューが少なくなって "その他" の中に集約されてしまうこともありますが、上記の画像ではそうしたものでもありませんよね。(下の画像は、"その他" に集約されている例です)

20221119-1-3.jpg

まぁ、そんなケースもあるのでまた何か?特別な設定があっておかしくなったのか?と思われる方もいらっしゃるようです。


【どこに保存されているデータなのか? によって異なる】

さてこうした表示されるメニューの違いはなぜ発生するのか?

これは、開いたデータがどこに保存されているものなのか?によって異なるわけです。これはファイルを開く際の開き方によっても変わってきます。

例えば....
  • ドキュメントフォルダに保存されているデータを、エクスプローラーを起動してドキュメントフォルダを開き、該当ファイルをダブルクリックしてファイルを開く
  • Excel や Word などのアプリを起動して、"最近使ったアイテム" などから開く
ファイルを開く方法はいろいろだと思いますが、何気なくやっているその操作によって変わってくるわけです。


-- "名前を付けて保存" がないファイルは、OneDrive や Sharepoint などクラウド上のもの:

例えば今回最初にご紹介した "名前を付けて保存" が表示されていない例。これは、"最近使ったアイテム" から呼び出したものです。

20221119-2-1.jpg

ご覧いただくとお判りいただけますが、ファイル名の下のパス(データの保存先を示す場所)に、"OneDrive" の文字が見受けられますね。さらにタイトルバーに表示された ファイル名とその保存日時の表示も、"OneDrive" 上のデータを開いた際に表示されるものです。

これに対して、新規作成したケースや、先ほど説明したパスの表示が、"ドキュメント" であったり、"デスクトップ" などのように、PC上に保存されたデータについては、最初でご紹介した右側の画像のように "名前を付けて保存" が表示されます。ホームタブを開いた際に表示されるメニュー内容にも違いがあることが、最初にご紹介した画像からもお分かりいただけるかと思います。

20221119-2-3.jpg 20221119-2-2.jpg

PCに保存されているデータを開いた場合(左):
  • ホーム
  • 新規
  • 開く
  • 情報
  • 上書き保存
  • 名前を付けて保存
  • 印刷
  • 共有
  • エクスポート
  • 発行
  • 閉じる
  • アカウント
  • フィードバック
  • オプション
OneDrive などに保存されているデータを開いた場合(右):
  • ホーム
  • 新規
  • 開く
  • 情報
  • コピーを保存
  • 印刷
  • 共有
  • エクスポート
  • 発行
  • 閉じる
  • アカウント
  • フィードバック
  • オプション
となっています。


-- 自分のPC上の "OneDrive" フォルダであっても同様:

仮に、自分のPC上の、"OneDrive" フォルダ上にあるデータであったとしても、そこのデータはネット上の "OneDrive" と同期されていたりすると、やはり "OneDrive" 上のデータということになります。

OneDrive に保存した記憶がない...

そんな方もいらっしゃるかもしれませんが、Microsoft アカウントでサインインしてご利用になっていたりするケースで、さらにOneDrive の自動同期が有効になっていてたり、Word や Excel などの各アプリの既定の保存先の設定が、"既定でこのコンピューターに保存する" がオフになっていたりすると、何気なく保存しているデータであっても、すべて "OneDrive" に保存されていた... なんてこともありうることです。

20221119-2-5.jpg 20221119-2-4.jpg

「自動保存」の機能自体はサブスクライバー向けの機能ですが、そうじゃなくても 左の画像のように "接続済みサービス" に OneDrive が追加されていたり、OneDrive アプリが導入されてたりする場合にはありうるわけです。

右の画像は、Excel のオプションダイアログを開いた例です。左ペインの "保存" をクリックし、右ペインの "ブックの保存" のところに、"既定でコンピューターに保存する" にチェックが入っているのがご覧いただけると思います。

そうした様々な事情で、何気なく開いたファイルが、OneDrive 上のデータだった... そんなことも十分にありうるし、それにより今回ご紹介したようなメニューの違いが出てくるというわけです。


<参照>




迫力の大画面に注目! -- New XPS 17
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2022年10月29日

Excel を起動したら 「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示された

今回はたまたま Excel だったわけですが、実際には Excel に限ったことではないと思います。

ある時、アプリを起動したら、「製品のライセンス認証が取り消されました」と表示されました。

20221029-1-1-1.jpg

タイトルバーに「ライセンスのない製品」と表示されたりするケースは何度か見たこともあるんですが、これは初めて。「Excel を継続して使えるように、今すぐライセンス認証を再実行してください」とも小さく表示されていますね。


【突然落ちたりした後の再起動後などに表示される】

今回のこのエラー、実はこのエラーが表示される前に、Excel 利用中、PCが突然落ちて再起動してしまいました。それに伴うトラブルなわけです。作業中のデータは、回復データを利用して、再起動後に自動回復されましたが、こんなメッセージが表示されたりすると、"何が起きたんだ??" とびっくりしますよね。

-- ライセンス認証さえすればOK:

このエラーですが、単純にライセンス情報が破損して読み込めなくなっただけのようなので、画面に従ってライセンスに紐づいている Microsoft アカウント にてサインインすれば OK です。

1) まずは先ほどのアカウントの画面から、「解決」をクリックします

20221029-1-1-1.jpg

2) 続いて、「製品のライセンス認証が取り消されました」というダイアログが表示されますので、現在ご利用の製品と紐づいている Microsoft アカウントにてサインインします。2022年11月10日には無効になるなんて具体的に表示されてますが気にせずに進みます

20221029-1-2.jpg

3) 「Officeを利用できます」と表示されるので、「はじめに」をクリックして進みます。Microsoft アカウントでサインインしても製品が見つからない場合には、それ以外のアカウントに製品情報が紐づいていることになりますので、「別のアカウントを使用する」をクリックして再度サインインしなおしてください

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4) 正しくサインインできれば、無事ライセンス認証が完了し、通常の画面に戻ります

20221029-1-4-1.jpg


【ライセンス認証に関するトラブル】

今回のように何らかの事情で、突然PCが落ちて強制的に再起動がかかってからライセンス情報が正しく認識されなくなるケース以外にも、ライセンス認証にまつわるトラブルは様々。今回のように簡単に回復するケースの方が稀かもしれません。

Deep な内容になるときりがないので、「最近の Office のインストールとライセンス認証に関する問題の修正プログラムと解決策」などをご参照いただくとして、こうしてライセンスが認証されなくなったときに、まず試してもらいたいことをいくつかご紹介いたします。
  1. PCの再起動
  2. Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン
  3. ライセンス情報の削除と再ライセンス認証

1) 再起動:

まずは、Office 製品、Windows や Mac など PC 自体の再起動を試してみます。


2) Microsoftアカウントでのサインアウト・サインイン:

文字通り、いったん現在サインインしているMicrosoft アカウントをサインアウトし、Office 製品を終了。改めて Office 製品を再起動したのち、再度サインインしなおしてみます。


3) ライセンス情報の削除と再ライセンス認証:

ライセンス情報の削除と、ライセンス認証のやり直しになりますが、Windows 版 と Mac 版 では この部分の手続きがだいぶ異なります。


-- Windows 版 Office 製品のライセンス情報の削除

Windows 版の場合には、コマンドプロンプトを利用して行う必要があります。以前に取り上げた記事「Office製品のライセンス情報を削除する」をご参照ください。


-- Mac 版 Office 製品のライセンス情報の削除

今日たまたま、あるお客さんの Office Home & Student 2021 for Mac で、Word for mac を起動したら突然ライセンス認証を求められるようになった...そんなトラブルを見かけました。

確認したところ、当然ながら、Word だけではなく、Excel も PowerPoint も同様。ライセンス認証するようにポップアップもでているものの、クリックしても全く応答なしの状態でした。

20221029-2-1.jpg 20221029-2-2.jpg

さて Office for Mac 向けには、Microsoft から正式にライセンス情報の削除ツールが提供されています。やはり以前にも取り上げましたが、「
ライセンス情報削除ツール」にあるように「Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法」のサイトより、"ライセンス削除ツールをダウンロードして実行します" のところの "1. ライセンス削除ツールをダウンロードします。"  のところをクリックしてツールをダウンロードして実行します。

ライセンス情報が削除出来たら、改めて 初回インストール時に利用された Microsoft アカウントとパスワードを用意の上、ライセンス認証を行います。

今回遭遇したトラブルもこれで正常に動作するようになりました。

今回ご紹介したライセンス認証にまつわるトラブル解決には、Office の各製品に紐づけされた 正しい Microsoft アカウントとPWが必須です。特にPWがわからないようなケースで、適当に何度も入力して失敗し、アカウントにロックがかかってしまうなどさらに深みにはまってしまうケースも散見されるので、まずは落ち着いて、ご利用の製品がどの Microsoft アカウントと紐づいているのかを確認するところから始めてみてください。


<参照>




PowerPoint のデザイナーを使ってクリエーターになる -- Microsoft 365


New XPS 13 --- 高性能PCが特別プライスで〜
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2022年10月23日

オンラインコンテンツにアクセスすると「サーバーに一時的な問題が発生しています」となって利用できない(続報)

以前にご紹介した「オンラインコンテンツにアクセスすると「サーバーに一時的な問題が発生しています」となって利用できない」件、本日確認したところどうにか改善に至っているようです。

20221023-1-0.jpg

Windows 8.1/Office 2013 Pro という環境で確認していますが、以前ご紹介した際には、Word 2013 にてオンライン画像を挿入しようとすると...

20221011-2-1.jpg

といったエラーダイアログが表示アクセスができませんでした。
特にその後、Office の更新、Windows の更新が配信された様子はありませんので、Update で改善したというものではないようです。

現在、Word 2013 にてオンライン画像の挿入画面をだすと....

20221023-1-2.jpg 20221023-1-1.jpg 20221023-1-3.jpg

上記の左の画像のようにきちんとBing 検索ボックスが表示されるようになりました。また、"透かし" についても同様に正常に挿入ができるように回復しているようです。

Office 2016/2019 の永続ライセンス版については確認してませんが、今回のエラー、Office 2016/2019 でも発生していたものなので、もしかしたら改善されているかもしれませんので、ぜひ一度確認してみてください。


【2022/10/24更新】

本案件ですが、Microsoft コミュニティでも複数上がっていたトラブルですが、いくつか見ると、Office 2016 でも改善されていたようです。



【2022/10/25更新】

Office 2016 につづいて、Office 2019 でも正常動作の確認がとれたようです。


ということで、これで一件落着ってことになりますね。"Office の既知の問題" では取り上げられることはありませんでしたが、おそらく多数上がってであろうフィードバックのパワーを実感した次第です。


<参照>




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2022年10月21日

「アプリケーションを正しく起動できませんでした(0xc0000142)...」の対処法

今回取り上げたエラー、以前にも「Outlook を起動したら、"0xc0000142" のエラーが表示されて起動できない」といった形でご紹介いたしました。

20221014-2-1.jpg 20221014-2-2.jpg

ある時、Word や、Excel、PowerPoint、Outlook などの各 Office アプリを起動したら「Officeを更新しています...」という画面が出て、その後この画面が終了して、しばらくして表示されるのが、「0xc0000142」のエラー表示です。

前回、Outlook の例で紹介したときには、再起動や、Office の修復などについて対処法をご紹介しましたが、先日「最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策」をチェックしてたら、このエラーの対処法について紹介されていましたが、一部試したことがないものもあったので、今回取り上げてみました。


--どんなタイミングで発生するのか?

「Officeを更新しています...」 とあるわけですから、更新のタイミングで発生するエラーの一つになります。プログラム自体の不具合というより、何らかの事情で更新がうまくいかない、あるいは更新中にPCを再起動してしまったなどの理由により、更新が正しく完了しないために表示されることが多いエラーです。

自動更新だと現在更新がかかっているかどうかはなかなか確認も難しいところ。また更新がかかるタイミングも、PCの利用状況によってまちまちでしょうから、エラーになるケースも、またなったとしても表示されるタイミングはいろいろだと思います。


【「0xc0000142」のエラーの対処法】

Microsoft のサポートページによれば、
  1. 解決策 1 - Office を更新する
  2. 解決策 2 - コントロール パネルから Office を修復する
  3. 解決策 3 - Windows Update を実行する
  4. 解決策 4 - Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることを確認する
  5. 解決策 5 - Office をアンインストールして再インストールする
が案内されています。

今回の「0xc0000142」のエラーは、特別過去のものでもなく、現在も時折見かけるエラーになります。

非常に単純な例であれば、PCを再起動しただけで改善されるケースもあれば、Office のクイック修復だけで改善するケースもあるし、オンライン修復でも解決せず、結果再インストールが必要になるケースもあります。

そんな中で今度このエラーに遭遇したら、確認してみたいな?と思っているのが、
  1. Office 自動更新 2.0の実行(解決策1
  2. Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることの確認(解決策4
の二つです。

1) Office 自動更新 2.0の実行(解決策1)

20221014-3-1.jpg

Windows 10 の場合だと、スタートボタンを右クリックして "コンピューターの管理" を開きます。
タスクスケジューラ>Microsoft>Office とクリックすると、"Office Automatic Updates 2.0" があります。


2) Office ソフトウェア保護プラットフォームが実行されていることの確認(解決策4)

こちらについては、

注: Office ソフトウェア保護プラットフォームが一覧にない場合は、このサービスを使用しない新しいバージョンの Office が使用されています

とあるように 解決策4 の中にもありますが、昨今の Office 製品だとこれを使用していないこともあるようです。

修復や再インストール以外にもまだ確認すべき部分もあったわけですね。


<参照>




Microsoft 365 -- 優れたテンプレートが提供する美しいデザインでアイデアを実現しましょう


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