誤って、OneDrive による同期を設定してしまったことで、Outlook のデータが OneDrive の同期用フォルダに移行してしまって起動できなくなるエラー。まだまだ散見します。
OneDrive による同期を解除する際に、OneDrive の同期用のフォルダに移動してしまったデータを元の場所に戻すオプションが追加され、同期の解除後の作業が簡素化されるようになりました。
【同期の解除】
ファイルをバックアップするなどが表示された際に、誤ってクリックして、PCのデスクトップなどのデータが OneDrive に同期された場合、通常その解除には、OneDrive アプリを開いて、同期の解除を行います。
上記のように、「OneDriveの設定」画面から、「同期とバックアップ」の画面に入って、さらに「バックアップを管理」をクリックすると、同期が設定されているドキュメントやピクチャー、デスクトップなどが表示され、同期のON/OFFが切り替えられるようになっています。
同期をオフにすると、デスクトップ、ドキュメント、ピクチャーといった各フォルダは、同期が解除されるので、本来のローカルPC内の各システムフォルダを参照するように変わります。ただし、従来であれば同期に伴って移動されたデータは自分で移動しない限り、OneDrive の同期用フォルダに移行されたままの状態でした。
これが最近確認してみたところ、例えばデスクトップの同期をオフにすると「デスクトップフォルダのバックアップを停止しますか?」というダイアログが表示され、「バックアップを停止してファイルの保存先を選択する」に変更し、「自分のPC上のみ」に設定すると、わざわざ手作業でデータを戻す必要がなくなりました。
OneDrive の同期に伴い、ドキュメントフォルダにあった Outlookファイルフォルダ内の Outlookの「PST」ファイルが OneDrive 上に移動してしまって参照できず、Outlook が起動できない... そんなトラブルの際には、OneDrive にバックアップされたPSTファイルをコピーして元に戻すか? バックアップを解除してデータをもとの場所に戻すといった操作が必要あったので、その手間が省けたのはいいことですね。
ただし、Outlook が起動できなくなって何日もたったりすると、データを単に戻しただけでは認識してくれなくなりますので、その場合には、再度アカウントを設定しなおして、元のPSTファイルをインポートしてデータを取り込みなおすといった作業が必要になります。
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