2025年03月15日

Snipping Tool と メモ帳がさらに進化!

US時間3月13日に公開された Windows Blogs「Snipping Tool and Notepad app updates begin rolling out to Windows Insiders」によると、Windows 11 に搭載されている 「Snipping Tool」と、「メモ帳」に新たな機能が追加されることが明らかになりました。

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【 Snipping Tool の新機能】

まずは「Snipping Tool」から。

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Snipping Tool でキャプチャーした画像に直接ペンツールを利用して図形を記入できる Draw & Hold という機能が追加されました。
この Draw & Hold は、手書きペンなどで書かれた図形や矢印などを、きれいに整形してくれるもの。これまで以上に整然とした線や図形が手軽に、そして簡単に描画できるようになります。さらに開発者向けにも新たな機能が追加されております。


【メモ帳に追加された機能】

さて次は「メモ帳」。これまでにも、自動保存の機能が追加されたりしておりましたが、今回は、「要約」の機能他が追加されました。

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  • 要約
  • 最近使用したファイル

-- 要約:

ジェネレーティブAIの助けを借りてメモ帳でコンテンツを要約する機能が導入されました。

-- 最近使用したファイルの検索:

さらに「最近使用したファイル」がメニューに追加され、最近閉じたドキュメントをすばやく再度開くことができるようになります。


【対象製品】

現在、Canary Channel、Dev Channel 向けにリリースがスタートしております。

手元の Canary Channel のPCでは、つい先日 ビルド 27813.1000 に Update はしておりますが、残念ながらまだ今回ご紹介する機能は反映されておりませんでした。

今後、この機能が展開されるのを楽しみに待つことにしましょう。


<参照>





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2025年02月25日

Windows 搭載PCに要求される最小仕様

Windows 10 のサポート終了が次第に近づき、新しいPCへの買い替えを検討しないといけない... そんな時期が迫りつつあります。

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そんな中、Windows 11 にアップグレードできるPCであればともかく、その仕様を満たさないPCの場合には、買い替えをしないといけない。そんな中で、新しいPCではなく、中古PCなどで Windows 11 が搭載されたPCを購入しようか?と検討されている方も多いことでしょう。

しかし中古PCにはいろいろ問題も多かったりします。


上記の中で、「仕様を満たさないPC」として触れている通りです。

通常、各メーカーから発売されている PC は、Windows をインストールして利用するための最小限必要な条件を前提(「Windows 最小ハードウェア要件」)に作られています。
当然それに搭載される OS に応じて、各パーツが選択され、その OS を使用する上で最適な環境で提供されています。

同様のことがソフトウェアについても言えます。サポート対象OSと謳うのは、その OS 上で、自分のところで製作されたアプリが最適に動作するように勘案されて作られるわけです。

サポート対象外でも その OS にインストールできたから使っている

というのは、ソフトメーカーでも検証することはないわけでそれにより、
  • OS 自体の動作に影響を与える
  • アプリが正常に動作しない
といったトラブルが発生しても、当然ながら想定外ということになります。
  • アプリが利用しているどのモジュールが、OSの動作にどう影響を与えるか? 
  • 本来 Windows 11 の仕様を満たしている PC であればカバーしている機能が、強引に Windows 11 にしたPCの場合ハード的な仕様を満たしていないために正常に機能が動作しない
そんなことが発生します。

つまりは、インストールができれば利用できる... というものでもないわけです。


【CPU が第10世代以降?】

さてそんな、Windows 11 を動作するためのCPUですが、先日 US時間 2025/2/13 そのWebサイトが更新され、

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にあるように、その対応CPUの一覧が更新され、例えば Interl Processors でいうと、第10世代以降しか掲載されないようなりました。

しかしここで掲載されている内容は、あくまでも Windows Hardware Developer 向けの情報。つまりは、OEMでPCを製作しているメーカー向けの情報で、サポートされるCPUは、ここに掲載はないもののこれまでのように第8世代以降というスタンスには変わりありません。


まさに上記サイトでも紹介されているとおりです。

一般ユーザーが、Interl 製 CPU で 第8世代以降のものを利用している人が、そこに掲載されていないからと言って サポート対象外になったという意味ではないのでくれぐれもご注意ください。


<参照>




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2025年02月07日

「KB5053990」のインストールに失敗する

Windows Insider に関連したネタは久しぶりですが、それだけ久しぶりに Insider の PC でトラブっていましたのでご紹介させていただきます。

Windows 11 Canary Channel で運用している HP の PC にも、先日次のバージョンになる「Windows 11 Insider Preview 27788.1000 (rs_prelelease)」の提供(US時間2月5日)がスタート。

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Windows 11が「MIDI 2.0」にフル対応 〜「Windows MIDI Services」をプレビュー開始」(窓の杜)などのメディアでも取り上げられてましたが、今回の更新は、「MIDI2.0」へのフル対応など興味深いものがあります。詳細は、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 27788 (Canary Channel)」のサイトをご参照ください。

さてその際同時に、「2025-02 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム(x64 向け Windows Version Next用(KB5053990)」と言う更新もやってきていました。

当初はこの2つの更新プログラム共に、Windows Update の画面ではインストールが完了して、いざ再起動をしたのち、Windows Update の画面を開くと「再試行」を求められて珍しくなかなかインストールが正常に完了しない... そんな状況でした。

その後ちょっとだけ時間を空けてまずは「Windows 11 Insider Preview 27788.1000」のみ一足先にインストール。こちらはその後正常に完了しアップデートも正常に完了。しかし「2025-02 .NET Framework 3.5 および 4.8.1 の累積的な更新プログラム(x64 向け Windows Version Next用(KB5053990)」だけは何度やってもファイルが見つからないと言ったようなエラー表示もあり「再試行」を繰り返すだけでした。


【DISMツールを活用し手動で】

ということで、いろいろ確認してみると同様の症状でインストールできない事例が海外の例でありました。


ダウンロードされたファイルがあるはずなので手動でインストールしてみてどうか?とのことでしたので、まずは「C:\Windows\SoftwareDistribution\Download\」と開いてみると上記サイトで表示されていたファイルがダウンロードされて存在していた事を確認。まさにこれで手動なら行けるのかな?ということで、

コマンドプロンプトを管理者で実行し、上記サイトにあるとおり

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「dism /online /add-package /packagepath:"C:\Windows\SoftwareDistribution\Download\6fd2bd8c022e3fa5dcd15465f840f119\Windows11.0-KB5053390-x64-NDP481.cab"」

をコピー&ペーストし手動でのインストールを実行。インストールが始まりました。
そして完了後再起動すると、おぉ〜いつものように更新中の表示になって%が進んでいく... 

再起動が完了後再度 Windows Update の画面を表示してみると、あれ?まだ「再試行」のボタンが出ていたので、再度「再試行」をクリックし、完了後再起動。

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再度再起動してみると、更新も無事完了しておりました。

この2日間、この更新に振り回されてましたが、なんとか無事に更新が完了した次第です。
同様の症状で Update がうまく出来ない場合には一度、手動でインストールをお試しいただくといいかもしれません。

更新プログラム自体の問題の可能性もあるので一応フィードバックもしておくことにしましょうか....


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2025年01月19日

Windows 11 Ver.24H2 の自動配信がスタート

Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」によれば、Windows 11 Ver.24H2 が新たな段階に進んだことが発表されました。

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この中で、「Windows 11、バージョン 23H2、22H2 の Home および Pro エディションを実行している対象デバイスは、バージョン 24H2 に段階的に更新されます」とあるように、すでにサポートが終了している Ver.22H2 や、一つ前のバージョンとなる Ver.23H2 については、順次自動的に Ver.24H2 に Update されるようになります。

今までであれば、「更新が終わったはずなのにタスクバーに更新を確認するようなアイコンが表示される」でもご紹介したように、Ver.23H2 あたりでも、更新が終わったのにもかかわらず通知領域に青いポッチのついた、Windows の更新のマークが出てたりしました。

それまでであれば、Windows Update の画面を開いて「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" になっていなければ更新されなかったわけですが、一つステージが進んで対応機種に対しては自動配信がスタートしたようです。


【Windows 11 のライフサイクル】

参考までに各バージョンのライフサイクルは以下の通りです。

・Version 22H2 開始日:2022年9月20日 終了日:2024年10月8日
・Version 23H2 開始日:2023年10月31日 終了日:2025年11月11日
・Version 24H2 開始日:2024年10月1日 終了日:2026年10月13日

上記のように、Windows 11 Ver.22H2 は既にサポートが終了しております。


【仕様を満たさないPC】

最近時々、悪質な中古販売業者やネットオークションなどで、Windows 11 の仕様を満たさないPCに強引に Windows 11 をインストールして販売されているPCを見かけることがありますが、そうしたPCの場合には、もともとその仕様を満たしていないため、Update はできません。

巷では、そうした仕様を満たさないPCにインストールして利用するためのアプリなどもありますが、そうしたものを利用して Windows 11 にアップグレードしても、
  • 年一回の大型のアップデートは来ない(もともと対象外)、またインストールもできない
  • 最新のWindows 11 への対応をうたったアプリは正常に動作するとか限らない
  • PCが突然 BSoD などのエラーが出て動作しないケースがある などなど
といったトラブルに巻き込まれることは避けられません。

またこうした仕様を満たさないでPCにインストールして販売されている中古PCの場合、決して安いものばかりでもありません。メモリも少なく、中で使用されているパーツも相応のものなので、経年劣化も避けられません。

どうしても中古で済まそうという場合には、サポート体制も整った信頼のおけるきちんとした中古販売店での購入をお勧めいたします。

最近は、最新のPCでも、10万円以下のお手頃なものも多数ありますので、慣れていない方であればなおさらトラブルを避けるためにもそうしたPCをご利用になるのは避けていただくことをお勧めいたします。


<参照>



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2025年01月18日

別のフォントが利用されてしまう【メモ帳】

Windows 11 に搭載されている「メモ帳」で、本来使用されているフォントに含まれている文字であるにもかかわらず、別のフォントが使用されてしまうという事象が発生しているようです。

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Microsoft Japan Windows Technology Support Blog という Wndows Support チームによるブログにて、1月8日付けで公開されたもの。ブログの中でも、Windows 10 に搭載されている「メモ帳」と比較して紹介されていますが、Windows 10 の「メモ帳」では発生しないもののようで、現在、問題の改善に向けて、調査中とのことです。

なかなかメモ帳でこうした使い方をされているケースって多くはないとは思いますが、本事象にお困りの方は、今後のこのブログの更新にご注意ください。


<参照>





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2025年01月06日

BitLocker 暗号化と個人データの暗号化

Windows 11 も、24H2 がリリースされてしばらくたちますが、様々な不具合も確認はされていおりますが、とりあえず不具合ではありませんが、あれ?と思った点を取り上げてみました。


【BitLocker 暗号化がデフォルトで有効になる?】

昨年になるのでちょっと前ですが、PCを起動すると回復キーの入力を求められて起動できなくなるトラブルが続いた時期がありました。

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さてそんな BitLocker 暗号化やデバイスの暗号化といった機能が、Windows 11 Ver.24H2 からはデフォルトで有効になるという話題があります。その始まりは、おそらく「Microsoft is enabling BitLocker device encryption by default on Windows 11」(TheVerge)の報道。

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ただし、Ver.23H2 から更新アシスタントでアップグレードした場合には有効にならずクリーンインストールした場合には有効になるようです。

今回、手元のPCで、Ver.24H2 に更新アシスタントを利用してアップグレードものについては、Bitlocker の暗号化は無効のままでした。

ただし実際にクリーンンインストールされている例をネットで検索してみると、ローカルアカウントであっても Bitlocker は有効化されているようなので、Microsoft アカウントなどでサインインすれば、Microsoft アカウントに Bitlocker の暗号化キーはバックアップされますが、ローカルアカウントの状態で使っていて自分で確認してバックアップしていない状態だったりするケースで、トラブルになって Bitlocker の回復キーを求められるようになると対処のしようがなくなってしまいますのでくれぐれもご注意ください。

Microsoft のブログや新機能の紹介記事を確認する限りでは、「OEM 向け Windows 11 での BitLocker ドライブ暗号化」の「BitLocker 自動デバイス暗号化のハードウェア要件」の中で要件が緩和されていることに言及。また「保護はユーザーが Microsoft アカウントまたは Azure Active Directory アカウントを使用してサインインインした後でのみ有効になります。 それまでは保護が中断され、データは保護されません。 BitLocker 自動デバイス暗号化はローカル アカウントでは有効になっていません。」ともあるのですが、実際にクリーンインストールされている例で見ると、ローカルアカウントでもデフォルトで有効化されているケースも散見されるようです。

そもそもこの機能が必要か?不要は?はともかくとして、暗号化してPCを保護すること自体は、いいことなわけですし、それをちゃんと利用者が把握して、管理できていればいいだけのことなので、こうした報道を機にしっかり自身のPCについても確認しておくことが大切です。

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さて Windows 11 Home で利用可能な "デバイスの暗号化" については、富士通の例ですが「デバイスの暗号化 / BitLocker ドライブ暗号化について教えてください」(富士通)の中で、「デバイスの暗号化について」のところを開くとありますが、この機能が搭載されているPCの場合には、「デバイスの暗号化を搭載している機種は、Microsoft アカウントでサインインしたときなどに、自動的にデバイスの暗号化がオン(有効)になります」とあるので、一般向けの Windows 11 Home のPCについても、Microsoft アカウントでサインインをすると自動的に「デバイスの暗号化」は有効になり、その回復キーは Microsoft アカウント上にバックアップされるとあります。

ただしこの辺りも先ほどの BitLocker 同様 Ver.24H2 以降は、デフォルトで有効化されているとなると、ローカルアカウントなどでサインインしてても有効化されている可能性も高いので、確認の上、回復キーのバックアップは忘れないようにしてください。

デバイスの暗号化や、Bitlocker の暗号化を有効化されている場合には、回復キーの確認及びバックアップはご自身で控えていただく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。


【個人データの暗号化(PDE)とは?】

さて今回手元のPCで、Ver.24H2 について気になったのが実はこの機能でした。

アップグレードで、BitLocker は無効のままで問題なかったわけですが、ある時 気が付いたら、この PC で作成しデスクトップに保存したデータをUSBメモリに保存して別のPCで開こうとしたら開けない....

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アプリによって表示されるメッセージも多少異なりましたが、上記のような感じでした。

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改めて、デスクトップ上の該当データのアイコンを確認してみると、アイコンに鍵のマークがついておりました。つまり、「PDE」(個人データ暗号化)が設定されている状態なわけです。

確認のため、ローカルフォルダを確認。ドキュメントや、ピクチャーなどのフォルダは暗号化はされておりませんでしたが、どういうわけか? デスクトップのみ暗号化が有効になっておりました。
つまりは、デスクトップにデータを保存すると個人データの暗号化PDE)が有効になって保持されるということになります。


【Ver.22H2で搭載された機能】

この「PDE」(個人データ暗号化)自体は、Windows 11 Ver.22H2 で追加された機能になります。当然ながら、搭載されていても手元のPCでは、Ver.23H2 で使用している段階では有効にしていなかったので、無効のままだったわけです。しかし Ver.24H2 になって、どういうわけか?「デスクトップ」のみ、この機能が有効化されておりました。

ただしその後、別の Windows 11 Ver.23H2 で、Windows Update にて自動で Ver.24H2 にアップデートしてみたPCでも確認したところ、この時の様な症状はなく「PDE」については、あくまでも自動で有効になるような症状は確認できませんでしたので問題はなさそうです。

この機能が有効な状態でデスクトップにデータを保存すると、その保存されたデータは自動的に暗号化が適用されます。現時点で自分のPCが有効になっているかどうかは、以下の手順でも確認できます。
  • エクスプローラーを開いてみて、デスクトップを右クリックしてプロパティを開きます
  • 全般タブ>「属性」のところにある「詳細設定」を開きます
  • 「圧縮属性または暗号化属性」のところで「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」にチェックが入ってればONの状態です
必要に応じて、ON あるいは OFF としてご利用ください。


【BitLocker と PDE の違い】

さて同じ暗号化でもこの2つには違いがあります。どちらも Windows 11におけるデータ保護を目的とする機能ですが、その範囲に違いがあります。その違いについて簡単に見ていくことにしましょう。
  1. BitLocker:ボリューム全体を暗号化
  2. PDE:ファイル・フォルダ単位での暗号化

1) BitLocker

BitLocker は、ボリューム全体を暗号化するもので、システムの起動時、すべてのデータを一度に暗号化・復号化し保護します。ただし起動してしまえばすべてのデータにはアクセスができるようになります。


2) PDE

PDEは、文字通り個人データを暗号化するもので、ファイル・フォルダ単位で行え、ボリューム全体の BitLocker に比べるとより細かな対応が可能になるものです。利用するユーザーが個人でデータを管理するのに役立つ機能です。さらにネットワーク越しのアクセスを制限する特徴もあり、PDEで保護されたデータは、ネットワーク上の共有フォルダからではアクセスできないため、データ流出のリスク低減にも寄与するわけです。


【Ver.24H2 からはエンタープライズユーザー向けにも】

さてこの「PDE」ですが、「Personal Data Encryption folder protection now available」(2024/12/20)の Windows IT Pro ブログにも紹介されていましたが、「The new Personal Data Encryption known folder protection capability is now available on Windows 11, version 24H2 Enterprise and Education editions.」とあるように、Enterprise エディションと Education エディションでも利用できるようになったようです。


<参照>




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2025年01月01日

Windows 11 Ver.24H2 で、12月に新たに加わった既知の問題とセーフガードホールド

以前にも、Windows 11 Ver.24H2 の既知の問題について取り上げたこともありましたが、2024年12月に追加された既知の問題と、対象機種に対するセーフガードホールドの状況について改めてご紹介させていただきます。

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上記の画像のように、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」にアクセスするとご覧いただけると思いますが、その後の更新などで "解決済み" になっているものもある一方、後から加わったものもいくつかあります。

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そんな中で注意した方がいいのが、

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の2つ。特に、「cridspapo.dll を備えたディラック オーディオがある一部のデバイスでは、オーディオ出力が失われる可能性があります」の方については、Update 後に音が出なくなるといったトラブルなわけですが、「Dirac Audio を含む一部のデバイス」で発生するもののようです。

Ver.24H2 のリリース後で、この既知の問題が発表される前に富士通のPCなどで音が出なくなる症状を確認していましたが、富士通のPCなどにも該当機種もあるようで、富士通のサイトには修正プログラムも出ていたりします。Ver.24H2 のリリース後に、富士通のサイトでは、「「Dirac Audio ドライバー 64ビット版」の修正項目とインストール方法について(2023年11月発表モデル LIFEBOOK UH75/H3 ほか)」が提供されていましたが、これをあてたことで実際に音が出るようになったものもございました。

もちろん今回公開された既知の問題と関連しているものなのか?あるいはその後に改めて発生しているものなのか?の詳細は不明です。


-- セーフガードホールドがかかっているか?確認する:

さてこうしてトラブルが発生した場合に、「セーフガードホールド」といって、Windows Update で、Windows 11 Ver.24H2 が自動で当たらないように該当のデバイスについては、保護されるようになります。

個人用デバイスとして Windows Home または Pro エディションを使用している場合は、デバイスにこのセーフガードホールドまたはその他のセーフガードホールドが適用されているかどうかをチェックできます。 [ Start > Settings >Windows Update > select Check for Windows updates. デバイスに互換性の保留がある場合は、"Windows 11 へのアップグレードが進行中です"  デバイスへのメッセージが表示されます。 このメッセージの後にリンク "詳細情報" が表示されます。 
とあるように、その対象になっているかどうかを確認することも可能です。


上記のリンク先にもありますが、Windows Update の画面に該当デバイスにはメッセージが表示されるようです。

Windows 11 Ver.24H2 への更新にあたって、「10 月または 11 月の更新プログラムをインストールするメディアで問題が発生する可能性があります」にもありますが、Windows Update とかではなく、インストールメディアを利用して Update された場合に発生するトラブルも気になるところですね。

私の手元にも、Ver.24H2 に更新したものがありますが、これらはこうした不具合は一切関係なく正常に動作していますので、こうして報告されている不具合は当然ながらデバイスによって全く問題ないものも多々あるわけですので、すべての人が該当するわけではありません。

順次修正が進んでいくと思われますが、今後の情報更新をお待ちください。

...ということで、2025年一発目は、Ver.24H2 の既知の問題について取り上げてみました。

皆様、2025年も「パソコンのツボ」をよろしくお願いいたします。


<参照>





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2024年12月25日

Web カメラの活用がさらに多様化

Windows IT Pro Blog では、おそらく今年最後の更新になるのかな?「Windows news you can use: December 2024」という、12月に提供された機能などが紹介されております。

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さてそんな中でちょっと気になったのが、Dev Channel だと "Build 26120.2702"、Canary Channel だと "Build 27758" にて提供されているカメラの新たな機能。

ということで今回は Windows Insider に提供がスタートしている この新たな高度なカメラ機能について注目してみました。


【複数台数のカメラの利用】

リリースされた順番からすれば、US時間 12/4 に Canary Channel にリリースされ、その後、12/13 に Dev Channel にリリースされたこの機能。

スタートボタン>設定>Bluetoothとデバイス>カメラ と進んで、ご利用中のカメラを選択して「編集」画面に入ると、

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  1. Multi-app camera
  2. Basic camera
が選択できるようになっています。

実際に手元の Canary Channel の PC でも確認してみました。

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上記のような感じで、既に展開されておりました。もちろん外付けなどで別のカメラがもう一台あってこその機能です。

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上記の画像では、該当ページを Microsoft Edge の翻訳機能で翻訳してみたものです。
それによれば、
  • マルチアプリカメラ:複数のアプリケーションがカメラストリームに同時にアクセスできるようにするもので、難聴者コミュニティと共同で開発され、手話通訳者と最終視聴者の両方に同時にビデオストリーミングを可能にします。
  • 基本的なカメラ:デバッグを改善するために基本的なカメラ機能を有効にします。カメラが正しく機能していないときの最後の手段として推奨されます。この機能は、Microsoft サポート エージェントと共同で開発されました。
とあります。「難聴者コミュニティと共同で開発」されたものということで、「手話通訳者と最終視聴者の両方に同時にビデオストリーミングを可能にします」とありますが、こうした使い方に限らずいろいろ用途はありそうですね。


<参照>




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2024年12月22日

Windows 11 で、Update がきっかけでライセンス認証を求めらることがある

Windows 11 に限ったことでもないようですが、Windows Update がきっかけで、Windows 自体の ライセンスが外れて、画面の右下のライセンス認証が必要なことを促すメッセージが透かしのように表示されることがあるようです。

今回確認した事例では、Windows 11 Home をご利用。PC自体はパソコンショップのオリジナルの組上たもの。当然ライセンスは、OSインストールに当たって正規の製品を購入されたものでした。

タイミングとしては、Ver.23H2 から、Ver.24H2 にしたタイミングでした。


【2つのライセンス方式】

昨今の メーカー製のPCであれば、COAラベルのようなものはなく、デジタルライセンスと言ってマザーボードなどにプロダクトキーの情報が組み込まれていて再インストールなども自動的にライセンス認証される仕組みになっています。

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一方で 自分で用途に応じて集めたパーツを利用して組み上げたオリジナルのPCや、パソコンショップなどで組み上げたオリジナルのPCなどの場合には別途 Windows のライセンスを購入してインストールして、そこに付属したプロダクトキーを利用してライセンス認証を行う必要があるものがあります。

また中古のPCなどの場合には、Microsoft 認定のマイクロソフト再生 PC 用プログラムを利用してOSのライセンスが提供されているケースもあり、この場合には「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)」や「Microsoft Registered Refurbisher(MRR)」といった正規ライセンスを証明するシールが貼られているケースもあります。またこちらの場合にもデジタルライセンスで提供されていることもあり、この場合には、「ホログラフィック・ラベル (Genuine Microsoft Refurbisher Label, GMRL)」といったシールが貼られてたりもします。


上記は一例ですが、そいう言う意味ではちゃんとしたPCショップであれば、安心して利用できる中古品が購入できるわけです。


【ライセンス認証が外れる?】

今回確認したライセンス認証が要求されたPCは、PCショップで組み上げたもので、OSのライセンスもそのお店で購入した Windows 11 の DSP版。Windows 11 の製品版というのもありますが、これは単体で販売されているもの。

こうしたデジタルライセンスと異なるものの場合、UPDATEなどのタイミングでライセンス認証が外れてしまうという例が時々あるようです。

Microsoft の Support ページにも、


といった対処法が紹介されています。

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今回無事回復した例では、もちろん購入時のものではありますが、「プロダクトキーを変更する」のところにある「変更」をクリックして、最初にインストールしたときに使用した同じプロダクトキーを再入力。これで再度きちんと認証されるようになりました。

※ DSP 版=Delivery Service Partner version といって、PCパーツと同時に購入しないといけない製品パッケージ


【プロダクトキーを確認したい】

BitLocker 回復キーについては、Microsoft アカウントと紐づいていれば、 Microsoft アカウントから確認できるわけですが、プロダクトキーを確認する方法についてもいくつかあります。
  • コマンドプロンプトを管理者で実行し確認する
  • PowerShell を管理者で実行し確認する
  • レジストリエディターを利用して確認する
  • 専用のアプリを利用して確認する
といった方法があります。

ちなみにレジストリの場合には、
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\SoftwareProtectionPlatform
と開くと「BackupProductKeyDefault」という項目がありますので、こちらで確認が可能です。

BitLocker の回復キー同様、Windows 11 などをDSP版や製品版で利用されているケースの場合には、正常に動作しているうちにきちんと、プロダクトキーも確認して保管しておくことをお勧めいたします。


<参照>




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2024年12月11日

更新が終わったはずなのにタスクバーに更新を確認するようなアイコンが表示される

今日は、Windows Update の日。
  • Windows の更新プログラム
  • Microsoft Office の更新プログラム
  • Microsoft Store 経由で配信されている更新プログラム
と、今年最後の更新プログラムの提供が始まっています。もっとも今年最後になればいいのですが... それはまだ今後次第なので何とも言えないところ。

さて本日の様に Windows Update の更新プログラムが到着しているPCには、タスクバーの通知領域に、以下のようなマークが表示され、さらにマウスをポイントすると更新の確認を促すメッセージがポップアップして表示されます。

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Windows 11 の場合、もちろんこの設定は

タスクバーを右クリック > タスクバーの設定 > その他のシステムアイコン

と開いて、「Windows Update の状態」が ON になっていないと表示はされませんが、基本的にはデフォルトで「ON」になっているはずです。


【Update が済んだはずなのにまだ表示される】

さて Update を終えて、PCも再起動したはずなのにまだ以下のようなアイコンが表示されるケースがあります。

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クリックしてみると、Windows Update の画面が表示されるわけですが、画像をご覧いただければお判りいただけると思いますば、Windows 11 Ver.24H2 の更新をまだ行っていないと表示されるものです。

先日「Windows 11 Ver.24H2 へのアップデート」の中でもご紹介したように、Windows 11 Ver.24H2 は新たなステージに突入。自動で更新まではされないものの、利用可能なデバイスには「ダウンロードとインストール」のボタンが表示されるようになりました。

もちろんまだインストールを見送りたい... という場合には、そこをクリックしない限りインストールはされないわけですが、タスクバーの通知のところにも表示されるようになったわけですね。

先日も Ver.24H2 については 「Outlook が Microsoft Outlook 用の Google ワークスペース同期で起動できない場合があります」という新たな不具合が確認されてもいますが、これもその対象はこの機能を利用している一部の人で大半の人は関係ありません。一方で、本日の Update にて提供された KB5048667 において既知の問題であった「eSCL スキャン プロトコルをサポートする USB デバイスは検出できない可能性があります」が解決に至っております。

急いで Update する必要もないのですが、タスクバーの表示が気になるようであれば、「タスク バーの通知領域をカスタマイズする」を参考に、「Windows Updateの状態」をOFFにしておいてください。


<参照>

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2024年12月10日

波紋が広がりつつある「Windows で保護された印刷モード」の影響

Windows 11 Ver.24H2 に導入された新たな機能の中で、今回ご紹介する「Windows で保護された印刷モード」についても様々な問題が浮き彫りにされつつあります。

今回、「SMB署名」の問題を確認していた際、NAS以外のネットワーク機器をチェックしていると、業務用の複合機でも問題が発生していることを確認。そしてさらにそうした業務用の複合機では、別途、「Windows で保護された印刷モード」の部分でもトラブルの要因になっていることが紹介されておりました。

例:

今回はそんな Windows 11 Ver.24H2 に導入された「Windows で保護された印刷モード」について確認していきます。


【「Windows で保護された印刷モード」とは?】

バージョン 24H2 Windows 11の新機能」にもありますが、「Windows で保護された印刷モードを使用すると、 デバイスは Morpia 認定プリンター用に設計された Windows モダン プリント スタックのみを使用して印刷できます。 Morpia 認定プリンターでは、サード パーティ製ソフトウェア インストーラーに依存する必要がなくなりました」とのことです。

簡単に言えば、「Mopria」と呼ばれる規格に準拠したプリンターならどれでも動かせるように設計された新しいユニバーサルプリントスタック(ドライバー)を用いて印刷を行うため、特定のメーカーのドライバに依存しない... というもの。

WPP:Windows Protected Print Mode


【WPPの問題点】

一見何となく便利でいいもののようにも思えますが、問題点としては、この「Windows で保護された印刷モード」を有効にすると、既存のプリンタードライバーなどの設定がすべて削除されてしまう点にあります。

-- 既定では無効:

以下にもあるようにこの設定は、Windows 11 Ver.24H2 の新機能ではありますが、機能としては搭載されていますが、既定では現時点では「無効」になっています。

20241209-2-1.jpg

スタート>設定>Bluetoothとデバイス>プリンターとスキャナー

とひらいて、「プリンターの環境設定」のところにある「Windows で保護された印刷モード」の「設定」をクリックすると、「Windows保護印刷モード」を有効にするか?どうか聞いてきますが、こちらで「はい、続行します」をクリックして「有効」にしない限りは問題ありません。

仮にこの設定が有効になると、
といったように、これまで導入されていたプリンタードライバが利用できなくなって印刷ができなくなってしまいます。

さらに以下にリンクでもご紹介していますが、コニカミノルタや、東芝テックなど業務用複合機においても、同様です。
ということで、この機能については基本的には無効のままにしておくのがよさそうですので、くれぐれもご注意ください。


<参照>

セキュリティに大変革!「Windows 11 2024 Update」の「保護された印刷モード/窓の杜



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日付と時刻の設定で、短い形式に曜日を表示するように設定しても正しくタスクバーに反映されない

Windows 11 Ver.24H2 に更新してからタスクバーの日付表示に問題が発生したという事例がありましたのでご紹介させていただきます。

タスクバーの日付表示。ここの表示に "年" 表示がなくなったりしていらっしゃる方もいませんか?

20241209-3-1.jpg 20241209-3-2.jpg

上記の画像をご覧ください。
左:Windows11 Ver.24H2
右:Windows11 Canary Channel ビルド27758.1000

のものです。"2024" という "年" 表示がないのがおわかりいただけると思います。

実はこれ、Ver.24H2 だからというわけではなく、2024年11月21日にて提供された KB5046732(Ver.23H2) や KB5046740(Ver.24H2) にて紹介されていますが、新たな日付表示の機能によるものです。サポートが終了している Ver.21H2 には提供されませんが、Ver.22H2 にも、KB5046732 という形で展開されています。


【段階的にリリース】

KB5046732 によれば、段階的にリリースされている機能であることわかります。KB5046740 でも同様です。

20241209-3-3.jpg 20241209-3-4.jpg

現在サポート中の Windows 11 Ver.22H2/Ver.23H2/Ver.24H2 とすべてのもの向けにまずは プレビューとして US 時間 11/21 付けにてリリースされたものになります。ただし、段階的にリリースされているので、すべての Windows 11 に反映しているものではありません。


【どう変わった?】

実際にその設定が有効になっている Windows 11 Canary Channel のPCと、Windows 11 Ver.24H2 を比較してみました。

スタート > 設定 > 時刻と言語 > 日付と時刻

20241209-3-5.jpg 20241209-3-6.jpg

左:Windows11 Canary Channel ビルド27758.1000
右:Windows11 Ver.24H2

です。

Canary Channel の「システムトレイに時刻と日付を表示する」の設定のところに、「省略された時刻と日付を表示する」と言う新たな項目が加わっており、さらにこれがONになっていますね。

仮に、日付と時刻の表示の設定をカスタマイズしてたりしても、ここがONになっているとその表示が省略されてカスタマイズしたとおりにはならないようです。

この更新。冒頭にもご紹介したように、現在サポートされている Windows 11 すべて(Ver.22H2/Ver.23H2/Ver.24H2)のすべてに展開されるもので、順次展開されるもののようなので、現在まだ変わっていなくても年明けぐらいになるとほとんどのPCで有効になるものなんでしょうね。


<参照>




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2024年12月08日

Windows 11 Ver.24H2 のもう一つの顔

前回、Windows 11 Ver.24H2 へのアップデートについてご紹介しましたが、 Ver.24H2 のもう一つの顔についてもご紹介しておきましょう。

20241208-1-1.jpg 20241208-1-2.jpg

Windows 11、バージョン 24H2 の更新履歴」をご覧いただくとお分かりいただけるように、Windows 11 Ver.24H2 には新たな機能がいろいろ搭載されました。

"新機能" が紹介されたWebサイトを見ると、そのいの一番に "Copilot+ PC 専用機能" という項目があることがお分かりいただけると思います。そうなんです、今回の更新については、通常のPC向けの更新に加えて、"Copilot+PC" 向けの専用の機能があるんです。文字通り "Copilot+ PC 専用機能" なわけですから、対象外のPCでは利用できない機能になります。


【 "Copilot+ PC" とは?】

Microsoft が提唱する AI の処理に特化した高速処理を実現した新しいNPUを搭載したPCになります。先日のシカゴで開催された Microsoft Ignite でもこちらに関連したセッションがたくさん開催されてました。

20241208-1-3.jpg 20241208-1-4.jpg

Microsoft Copilot は当然のことながら、NPU を内蔵している高速プロセッサー Snapdragon X シリーズ や AMD Ryzen  AI 300 シリーズ、さらには IntelR Core Ultra 200V シリーズといったものを搭載し、高速処理を実現しているPCで、Microsoft Surface をはじめ、先日新製品発表会に参加させていただいた DELLをはじめ各社が次々にこの AI PC 向けの新製品を発表しています。



【"Copilot+PC" にのみ展開される新機能】

Windows 11 Ver.24H2 には、こうした "Copilot+PC" にのみ展開される新機能 があるわけです。

20241208-1-2.jpg

それが上記にあるような機能になります。
  • ライブ キャプション
  • ペイントのコクリエーター
  • Windows Studio の効果
  • 自動スーパー解像度
  • イメージのImage Creatorとリスタイル
こうした AI の Power を駆使した新たな機能は、NPU を搭載した "Copilot+PC" 準拠のPCではないと利用できないわけですね。

例えば、「ペイント」。WindowsXP や Windows 7 などについていたころにはほんとおまけのお絵かきソフトで、単純なことしかできなかったわけです。しかしその後いろいろ進化して、レイヤーの機能がついたりしてきましたが、さらにこれにAIのPowerが加わって、さらに進化。子供のいたずら書きのようなイラストをアートのような仕上がりにしてくれたりします。もうおまけのアプリの域を超越してきました。

Ver.24H2 から始まった新たな更新。今後も Copilot+PC に準拠した PC でないと利用できない機能は、ますます増えてくるんでしょうね?


<参照>




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2024年12月06日

Windows 11 Ver.24H2 へのアップデート

これまで、Windows 11 Ver.24H2 については、リリース当初をはじめ何度か取り上げましたが、今回は改めてその対応デバイスなどアップデートそのものについて再度取り上げてみました。

ネットではいろいろ憶測も飛び交う中、前回は、Windows IT Pro Blog にて紹介された Windows 11 における TPM2.0 の意義についてもご紹介したわけですが、改めてアップデートについて確認してみました。


【ステータスが更新】

Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」によれば、US時間の12月4日付で、「この最新バージョンの Windows は段階的にロールアウトされ、新しい可用性の段階に入っています」と、「Windows 11、バージョン 22H2、23H2 を実行する幅広い対象デバイスに提供」とあり、「 デバイスが更新の準備ができている場合は、[ ダウンロードしてインストールする] オプションが表示されます」ともあるように、今後は順次 Windows Update の画面にも表示されるようになるようです。

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ただし現段階ではまだ自動でインストールされるという段階にはなっていません。
  • 「利用可能になったら最新の更新プログラムを入手する」がオンになっている
  • Windows11 Ver.24H2 のサイトからダウンロードしてインストールする
  • Windows Updateの画面に、[ダウンロードしてインストールする] オプションが表示されている
以外の場合には、まだインストールには至りません。

もっとも今回利用可能なユーザーには、「利用可能になったら最新の更新プログラムを入手する」が "オン" になっていなくても表示されるような段階に入ったということは、今後一層、Ver.24H2 への更新がすすむのでしょうね。


【既知の問題とセーフガードホールド】

新しいものには、既知の問題はつきもの。皆無というわけにはなかなか行かないのが現実問題です。特に、Windows のようにユーザーも多くさらにそこで動作するアプリも様々なものがある以上 Microsoft だけでは検証しきれない面も多々あります。

そうした不具合が発見されて、そのフィードバックを受けて不具合を解決して、より使いやすい製品へと進化してくる訳です。ということですでに Ver.24H2 においても当然ながらいくつか不具合が確認されています。そうしたものについては順次、Microsoftの開発チームが解決に向かって対応しているわけですが、現時点では以下の様なものが報告されています。

20241206-2-1.jpg 20241206-2-2.jpg

すでにご存じの方も多いかと思いますが、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」の「メッセージセンター」の「最近のお知らせ」や Ver.24H2 の「既知の問題」ところで現在公開されています。

-- 現在公開されている既知の問題:
  1. 一部のUbisoftゲームは、Windows 11バージョン24H2デバイスで応答を停止する可能性があります
  2. eSCL スキャン プロトコルをサポートする USB デバイスは検出できない可能性があります
  3. 日付 & ウィンドウ設定の時刻では、ユーザーがタイム ゾーンを変更できない場合があります
  4. タスク マネージャーのメニューには、カウントが 0 のアプリとプロセスが表示されます
  5. Voicemeeter アプリが予期せず閉じ、ブルー スクリーン例外エラーが発生する可能性があります
  6. ディスク クリーンアップでクリーンアップに使用できる領域が誤って報告される可能性がある
  7. 一部のASUSデバイスは、Windows 11バージョン24H2をインストールできない可能性があります
  8. デバイスがロックされた後に指紋センサーで問題が発生する可能性がある
  9. カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる可能性があります
  10. 安全な試験ブラウザー アプリケーションが開かされない場合があります
  11. Easy Anti-Cheat を使用している一部のデバイスは応答を停止し、ブルー スクリーンを受け取ります
  12. 壁紙のカスタマイズ アプリケーションが期待どおりに動作しない可能性がある
  13. Intel Smart Sound Technology ドライバーとの互換性の問題
  14. アスファルト8は定期的に応答を停止する可能性があります
こう並べてみるといろいろありますよね?

でもこれはすべての PC の環境で発生するものでもなければ、すべてのユーザーに影響を与えるものでもなかったりします。ただし該当の不具合が ビンゴ!なユーザーにとっては深刻な問題ではあるわけです。

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一方では、上記の「解決済みの問題」にもありますが、すでに解決していて修正プログラムも提供済み...と言うものも多々あるわけです。

-- 解決済みの問題:
  1. タスク マネージャーのメニューには、カウントが 0 のアプリとプロセスが表示されます
  2. Voicemeeter アプリが予期せず閉じ、ブルー スクリーン例外エラーが発生する可能性があります
  3. デバイスがロックされた後に指紋センサーで問題が発生する可能性がある

こうして確認されている既知の問題による不具合を避けるために、「既知の問題」が関連してくるデバイス向けには、「セーフガードホールド」が適用されて、Update が来ないようにもなっています。

上記の日本語サイトでも当然情報は公開されていますが、情報の更新は、USサイトの方が早く、中々日本語化されないケースもありますので最新の情報を確認されるのであればUSサイト「Windows 11, version 24H2 known issues and notifications」もご確認ください。Microsoft Edge であれば、必要に応じて翻訳機能を利用すれば、日本語でも確認することが可能です。


【Update 後に不具合が発生したら?】

通常、今後順次 Windows Update に、"ダウンロードしてインストールする" が表示されるようになるようですが、これも一斉にすべてのユーザーに表示されるわけではなく、その適用範囲が順次広げて提供されていくので、複数のPCをお持ちだったりすると、一台のPCにはUpdateが表示されても、もう一台には来ないよ? という事例もあるかもしれません。

しかし基本的にセーフガードホールドの対象ではないデバイスであれば順次配信されてくるので、急がずにお待ちください。

さて動作上の不具合って、各自の利用環境によってまちまちです。つまり、私の手元にある Ver.24H2 であったり、Windows Insider の Canary Channel をインストールしている Windows 11 だったりしても、全く不具合もなく使えていますが、これはあくまでもその人の利用環境で問題がないというだけの話であって、全ての人が同じというわけではありません。

同じメーカーの、同じPCでも、インストールされているアプリや、接続されているデバイスが異なれば当然利用環境が異なるので発生しうるトラブルなども変わってきます。

ネットやメディアなどで、問題なく使えているよ?という声もある、一方で不具合が多いからやめた方がいいという否定的な意見をお持ちの方もいらっしゃいます。あくまでもその人の環境では問題が発生するというだけで、すべての方に影響があるわけではありませんので、そうしたメディアの報道を鵜呑みにするのも考え物です。

あくまでも自分の環境で問題ないか?どうかが問題なわけです。

-- インストール後不具合が発生したら?:

Ver.24H2 にアップデートしてみたら、〜が使えない、〜のアプリが動作しなくなった... などまだ報告されていないような不具合に遭遇するケースが全くないわけではありません。

そんな場合には、Microsoft にフィードバックすると同時に、場合によっては、Ver.24H2 にアップデートする前の環境に復元する必要があります。

20241206-2-4.jpg

スタート>設定>Windows Update>詳細オプション>回復

と開くと、「回復オプション」のところに「復元」というボタンがあります。Update して 10日以内であれば、ここの "戻す" をクリックすることで、Update 前の環境に戻すことも可能です。

不具合が見つかったから、Update は一旦待とう... という場合には、この回復オプションを利用して、Update 前の状況に戻してご利用になってみてください。


【仕様を満たさない環境へのインストール】

最後にもう一つ、この話題にも触れておきましょう。ネットでも話題になってますが Windows 11 のインストールに必要な要件を緩和して、多くのPCに使ってもらうという噂。

最小システム要件を満たしていないデバイスに Windows 11 をインストールする」な記事があるので、勘違いされやすいところもありますが、基本的に、TPM2.0 の件を取り上げた際にもブログの中で触れられていましたが、Windows 11 にとっては、TPM2.0 をはじめその最低限の必要な仕様が下げられることはありません。またそうした動作仕様を満たさないPCへのインストールは推奨していません。

海外のメディアなどで報じられたのがきっかけでうわさが独り歩きしているだけです。

レジストリなどを変更したり、必要要件を回避するようなインストールメディアを作成するツールなどを利用してインストールする方法などネット上には様々な情報があります。

もちろんそうして利用されている人もいるでしょうし、それで問題ないよ?という人もいらっしゃるでしょう。でもそれはあくまでもその人の環境で問題ないだけの話です。別の人がいざ使ってみれば問題だらけ...なんていうケースもあります。そうしたネット上の話をうのみにするべきではありません。

もちろん試すのは勝手ですが、そうしてインストールされたものは、Windows Update で更新が来なくなったり、Windows 11 の仕様をもとに作成されているアプリが正常に動作しなかったりすることは避けられません。無用なトラブルに巻きこまれたくないなら避けるべきでしょう。

以前 実際に、Ver.21H2 がその仕様を満たさないPCにインストールされているものを拝見したことがありました。当然ながら、普通に使っていると何が問題あるのか?わからない程度には使えてました。しかし....
  • いくらUpdateをかけても、Ver.22H2 は降ってきませんでした
  • 更新アシスタントなどでUpdateをしようとすると仕様を満たしていないとはじかれました
  • デスクトップの片隅に動作仕様を満たしていないという文字が表示されておりました
といった症状を確認しました。

つまり普通の Update では、Ver.22H2 にも、Ver.23H2 にもできないわけです。そうなると大型のUpdateは毎回、その動作仕様を回避するためのインストールメディアを利用してUpdateでもしない限り更新できないわけですね。

さらにこうした動作要件を満たさないPCに、Windows 11 を導入して販売している ある意味、悪質な詐欺まがいの商売をしている中古販売業者も多々あります。中古PCなどの場合には、なおさら知識がないとそうしたトラブルに巻き込まれますのでご注意ください。

「君子危うきに近寄らず」... ですね。無駄な仕事増やさないためにも。


【2024/12/08更新】

ブログの中でもご紹介しましたが、Ver.24H2 が新たなステージへ。うちのPCの場合には、「利用可能になったら最新の更新プログラムを入手する」をONにしていたため、検証用に残しておいたのにうっかり Ver.24H2 にアップデートされてしまったんですが、その後、復元して、Ver.23H2 に戻しておいたものにも、普通に Windows Update の画面にも表示されるようになりました。

20241208-2-1.jpg 20241208-2-2.jpg

左:これまでの画面(2024年11月)
右:現在の画面(2024年12月)

とうとう表示されるようになりましたね。でも「ダウンロードとインストール」をクリックしない限りは、更新されません。ちなみに「この更新プログラムを見る」をクリックすると...

20241208-2-3.jpg 20241208-2-4.jpg


というサイトに移動、Ver.24H2 の更新内容について紹介されています。


<参照>




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2024年12月05日

Windows 11 Ver.24H2 に更新したら共有フォルダにアクセスできなくなった Part 2 〜 NAS編

さて「Windows 11 Ver.24H2 に更新したら共有フォルダにアクセスできなくなった Part 1」では、更新後 共有フォルダにアクセスできなくなったというその背景についてご紹介いたしました。

さて 「Windows 11 Ver.24H2 に更新したら共有フォルダにアクセスできなくなった Part 2」 からは、具体的な対策について確認していきたいと思います。

一言に ネットワークで共有 といっても、「NAS」 を介してフォルダなどを共有しているケースと、単に 同じネットワーク内の PC どうしでフォルダやファイルを共有 しているケースであったりといろいろです。 Part 2 では、「NAS 編」として、「NAS」をご利用のケースについて確認してみます。

NASNetwork Attached Strorage 
ネットワークに接続できるハードディスク(HDD)や SSD のことをさします。


【今すぐ以前の環境に戻したいなら】

具体的な対策に入る前に、とにかく 今すぐ以前のように共有できていた環境に戻したい 場合についてご紹介いたします。
Windows Update で、Ver.24H2 になってまだ 10日以内 であれば、更新を取り消して以前のバージョンに戻すことが可能です。

20241125-1-1.jpg

上記の画像ではすでに10日以上経過しているので、復元はできませんが、

スタートボタン>設定>Windows Update>詳細オプション>回復

と開くと、「回復オプション」のところに、"復元" という項目がありますので、ここの "戻す" をクリックすると、Ver.24H2 の Update が取り消されて、Update 前のバージョンに戻すことができます。

"戻す" を押すと、PCにもよりますがすぐに再起動がかかって復元の作業に入ります。再起動が完了して PC が起動してくれば、Update 前のバージョンに戻っているはずですので、コマンドプロンプトや Windows + "R" で「ファイル名を指定して実行」などを利用して、"winver" と入力し現在のバージョンを確認してみてください。そして、エクスプローラーなどを起動するなどして、共有フォルダへのアクセスが可能になったか? 確認してみてください。

20241124-1-1.jpg

いったん戻した場合には、やはり Windows Update の画面を表示させて「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の設定は「OFF」にしておきましょう。「ON」のままだと、また自動で更新されてしまいます。

そして大切なのはここから....。

いずれにしても、今後、Ver.24H2 にアップデートはしないといけない日が来るので、来るべき日に備えてご利用の環境に応じて Ver.24H2 にアップデートした場合のネットワーク環境の確認と、その対策についてしっかり確認しておいてください。

そして晴れて、Ver.24H2 にする際にはしっかりと対策を施してください。

※「SMB署名」の問題は、Ver.24H2 の不具合ではなくその仕様の変更に伴うものです。


【NASメーカーの情報】

さてでは、Part 2 の本題でもある 「NAS」 のある環境について確認してみましょう。

まず確認すべきは、何よりもご使用の 「NAS」メーカー各社の情報になります。今回、一般ユーザー向けの代表的なところとして Buffalo や IO-DATA のウェブサイトでも確認しましたが、メーカーではちゃんとその対象法について情報を公開されておりました。

20241125-1-2.jpg 20241125-1-3.jpg



【SMB署名の必須化が導入された理由】

SMB セキュリティ強化」にもありますが、「データ、ユーザー、組織のセキュリティを強化すること」を目的としています。
これにより「SMB 機能は、環境内でのサイバー攻撃やデータ侵害のリスクを軽減すること」につながるわけです。

SMB署名:資格情報を盗むデータ改ざんとリレー攻撃の防御に役立ちます。また「SMB 署名を有効にすると、クライアントとサーバーは署名されたパケットのみを受け入れ、署名されていないパケットを拒否します。 ゲスト ユーザーからのパケットは拒否されます。つまり、ユーザーが資格情報を指定せずにサーバーに接続できる機能 (ゲスト フォールバック) が無効になります」ともあります。

※ SMB:Server Message Block


【SMB署名に対応していない製品】

SMB 署名動作の制御」の「SMB 署名を無効にする」のところにもありますが、仮に 「NAS」自体 が、古いもので「SMB署名」をサポートしていないような場合には、必然的にリモート共有ができなくなってしまいます。この場合には、「SMB 署名を手動で無効化し、ゲスト アカウントのアクセスを復元する必要があります」とあるように、GPやレジストリなどを調整して「Microsoft ネットワーク クライアント: 常に通信にデジタル署名を行う」を開き、「無効」に設定を変更する必要があります。

そうでない場合には、これを機に セキュリティ強化のために「NAS」の買い替えを検討する必要もでてきます。


【問題の切り分けから】

では具体的な対処法についてみていきましょう。Windows 11 Ver.24H2 から必須になった「SMB署名」の問題ではありますが、「NAS」にアクセスできなくなるケースでは、
  1. SMB署名
  2. ゲストアカウント
2つの問題が関連してきます。ということで、まずはどういった点で問題を切り分けていくのか?

1) SMB署名:

これが問題の場合には、ネットーワークレベルで NAS へのアクセスが制限されてしまいます。

-- 対策
NAS での SMB 署名を有効化します

2) ゲストアカウント:

こちらのケースでは、NAS 自体にはアクセスできても、認証画⾯が表⽰されてはじかれ、認証エラーになります。

-- 対策
NAS と Windows 11 に資格情報を登録します

ゲストアカウントは、NASへのアクセスに認証情報を必要としません。気軽に利用できる反面、セキュリティ的には問題もあるわけです。

SMB2 および SMB3 でセキュリティで保護されていないゲスト ログオンを有効にする方法」にもありますが、「Windows 2000 以降、Windows では受信ゲスト アクセスが無効となっており、Windows 10 以降は SMB2 および SMB3 のクライアント ゲスト認証が禁止されています」とあるように、基本的にはゲストアカウントでの接続は推奨されておりません。


【「SMB署名」の無効化について】

Web上をいろいろ見ていると、「SMB署名」を無効にする方法のみ対処法として紹介しているところも多々ありますが、あくまでも一時的な回避策としてご利用になるのであればまだしも、基本的には、セキュリティレベルを落とすことになるこの方法は推奨されません。

きちんと「SMB署名」が有効にした状態で、共有環境を整えていただくことを推奨いたします。

なお今回の「SMB署名」の問題は、Windows 11 Pro や法人向けの製品に限らず、Windows 11 Ver.24H2 全体の問題になります。つまり、Windows 11 Home でも、同様の問題が発生します。

ただし仮に無効化するにあたって、Windows 11 Home の場合には、Windows 11 Pro などのようなグループポリシーエディターは利用できません。Windows 11 Home の場合には、レジストリから設定を変更する必要があります。


【一般的な対応策】

さてでは具体的な対策について確認してみましょう。

今回ご紹介するその対策はご利用の 「NAS」 によっても異なるケースはあるので、具体的には、やはりご利用の「NAS」メーカーの情報を参考にしてください。

基本的には、「SMB セキュリティ強化」にもあるように、「Windows 11 24H2 と Windows Server 2025 以降では、すべての送受信 SMB 接続に既定で署名することが必須」となっています。

ということで、「NAS」の画面表示なども若干異なると思いますが、以下の2つの設定を行います。
  1. NAS 側: SMB署名を有効にし、さらにそこにログインするためのユーザーアカウントを追加します。
  2. PC 側: コントロールパネルから、ユーザーアカウントを開いて、さらに「資格情報マネージャー」を開き、資格情報を追加します。
設定が完了したら、PCを再起動します。

参考までに手元にある Buffalo の LinkStation で確認してみました。

1) NAS側の設定:
  1. NASの設定画面にログイン
  2. 「詳細設定」をひらいて「ファイル共有」に入ります
  3. 「SMB」はもちろん "ON" にすること、そしてさらに「ユーザー」をクリック
  4. 「ユーザーの作成」をクリックして、共有フォルダへのアクセス用のユーザー情報を登録
    (最低限ユーザーIDとPWを追加します)
2) PC側の設定:
  1. スタート>設定 と開いて、検索のところに「資格情報」と入力し、「資格情報マネージャー」を選択します
  2. 「Windows資格情報」を開いて、「Windows資格情報の追加」をクリックします
  3. NASのIPアドレス、NASに先ほど設定したユーザーIDとPWを入力しOKで閉じます
登録が終わったら再度「Windows資格情報」の画面に戻るはずなので、きちんと登録されているか?確認しましょう。
そして最後にPCについてはいったん再起動します。


【「NAS」以外の機器】

NAS」 以外にも、実はネットワークを介してデータを共有するような機器があります。IO-DATAのサポート情報を確認していたら、「RECBOXとオーディオサーバー製品」向けの情報として以下のようなものもありました。


この他にも、いわゆる業務用複合機(コピー機)にも共有フォルダへのアクセスするためのSMB機能があったりするものもありますので、今回の影響を受けるケースも出てきます。

詳細はご利用の機器のメーカーのWebサイトなどの情報をご確認ください。


例:



さて今回は 「NAS編」としてご紹介しましたが、当然ながら特別 NASのようなものを設置しておらず、単純に同じネットワークに接続されたPCどうしで、フォルダやファイルを共有しているケースもあるでしょう。

次回 Part 3 では、NANなど特別な機器がない場合についてご紹介いたします。


<参照>






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2024年12月04日

Windows 11 の導入に必須の TPM2.0

Windows 11 を導入するにあたって必要な要件には、CPUやメモリなどなど 様々なものがあります。

その要件の中で重要なポイントでもある「TPM2.0」について、Windows IT Pro Blog にて、どうして必須なのか? そして今後それがどうなっていくものなのか?について紹介されていましたのでご紹介させていただきます。

20241204-2-1.jpg 20241204-2-2.jpg 20241204-2-3.jpg

Windows IT Pro Blog は、英語のみになるので、英語はちょっと... という方は、Microsoft Edge でアクセスして、翻訳機能を利用すれば、時々意味がちょっとな?という点もあったりしますが、日本語でもその内容の概要はわかると思いますので、翻訳機能をご利用になってごらんになってみてください。


【TPM2.0とは?】 

さて、Windows 11 導入の上で必須要件の一つとなっている「TPM2.0」。Windows というよりもむしろハードウェア(PC)本体に搭載されているセキュリティモジュールです。ハードウェア レベルにおいて、セキュリティ サービスを提供する専用のチップまたはファームウェアのことを指します。

Windows 10 までの時だと、TPM1.2 でしたが、Windows 11 になって、TPM2.0 が必須となりました。

※ TPM=Trusted Platform Module

ちなみに自分のPCのTPMのバージョンを知りたい... そんな場合には、

20241204-2-4.jpg 20241204-2-5.jpg

1) Windows + R にて、「ファイル名を指定して実行」を開きます
2) 名前に、"tpm.msc" と入力しOKを押すと確認できます


【「TPM」は何に使用されるのか?】

TPM 2.0 – a necessity for a secure and future-proof Windows 11」のブログの中でも、Windows 11 におけるTPM2.0 の役割がどんなものなのか?について触れています。「暗号化キー、証明書、パスワード、機密データを安全に保存し、不正アクセスから保護」するためのもので、TPM1.2よりより高度な暗号化技術により、
  • Windows Defender System Guard によるデバイスの保護
  • Windows Autopilot 
  • デバイスの暗号化
などの機能を利用する上で必要な機能になってきます。

Windows 11 のインストールに当たっては、TPM2.0 に対応しているかどうか?チェックされるわけですが、これを回避して、TPM1.2 などのPCに Windows 11 をインストールする方法を始め、ネット上では Windows 11 の仕様を満たさないPCにインストールする方法も公開されています。

TPM に限ったことではありませんが、こうした必要な機能を持たないPCにインストールした場合には、Windows 11 にて強化されたセキュリティの機能など様々な機能が利用できないことになります。

またこれにより、Windows 11 上で動作するアプリなどにも影響が出てくるケースもあり得るので、注意が必要です。利用するのであればこうしたことをしっかり把握した上で利用する必要があります。


【Blogで触れている要旨】

さてブログの中では様々なことに触れているのですが、試しに日本語翻訳したページを、Microsoft Copilot に要約してもらいました。

20241204-3-1.jpg 20241204-3-2.jpg

Copilot が要約してくれた内容は以下の通りです。

このページは、Windows 11のセキュリティと将来性を確保するためにTPM 2.0が必要であることを説明しています。以下が主なポイントです:

  1. TPM 2.0の役割: TPM(Trusted Platform Module)は、デバイスのハードウェアレベルでセキュリティサービスを提供する専用のチップまたはファームウェアです。暗号化キー、証明書、パスワード、機密データを安全に保存し、不正アクセスから保護します。

  2. TPM 2.0の利点: TPM 2.0は、TPM 1.2と比較して高度な暗号化技術を提供し、最新のITインフラストラクチャに対応するための重要なキー管理を提供します。これにより、セキュリティが強化され、Windows Hello for Businessなどの機能と統合されます。

  3. TPM 2.0の確認方法: IT管理者は、デバイスがTPM 2.0を搭載しているかどうかを確認する必要があります。Microsoft IntuneやConfiguration Managerを使用して、デバイスのTPM情報を確認できます。

  4. TPM 2.0への移行: TPM 2.0を搭載していないデバイスについては、ハードウェアの評価、アップグレードの計画と予算、セキュリティポリシーの見直しが必要です。

  5. 将来のセキュリティ対策: TPM 2.0は、AI機能の追加や進化する規制基準に対応するために、Windows 11の将来性を確保します。これにより、データ保護の強化とコンプライアンス目標の達成が可能になります。


こういう時も、Copilotって、なかなか便利ですよね?

ということで、今回は、「TPM 2.0 – a necessity for a secure and future-proof Windows 11」のブログをご紹介させていただきました。


<参照>



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2024年11月25日

Windows 11 Ver.24H2 に更新したら共有フォルダにアクセスできなくなった Part 1

ぼちぼちこの影響を受けていらっしゃる人が増えつつあります。もちろん、"Windows11 24H2" は "まだ自動更新はされない" ので、
  1. Windows 11 のサイトからダウンロードして更新アシスタントなどでインストールする
  2. Windows Update」の設定のところで、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" になってる
ケース以外には、現段階では配信されてこないはずです。

20241124-1-1.jpg

また「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の設定が「ON」になっていたとしても、すぐにすべてのデバイスに配信されるわけでもなく順次配信がスタートはしていますが、更新に表示されるかどうかはまちまちです。

これまでであれば、Windows 11 のサイトからダウンロードしない限りは更新できなくなっていたものから、ぼちぼちその設定次第では自動でも更新されるようになってきた昨今。当初より話題に上がっていた「SMB署名」の問題で、ネットワーク上の共有されたPCや、フォルダにアクセスできないという相談が増えつつあるようです。


【Ver.24H2からはすべての接続で既定に】

Ver.24H2 では、この「SMB署名」が「バージョン 24H2 Windows 11の新機能」にもあるように「すべての接続に SMB 署名が既定で必要」になりました。

20241124-1-2.jpg 20241124-1-3.jpg

これにより従来の設定のままだと、同じネットワーク内にある NAS や その他のPCの共有フォルダ などへのアクセスが制限されるようになりました。


--共有フォルダやパブリックフォルダ共有などをしているPCにアクセスできない:

20241124-1-4.jpg 20241124-1-5.jpg

Ver.24H2 更新された直後に、これまで利用できていたネットワーク上の共有フォルダやPCにアクセスしようとすると「ネットワークエラー」「〜にアクセスできません」と表示されるようになります。

そして「詳細を参照してください」をクリックすると、「エラーコード0x80070035 ネットワーク パスが見つかりません」というエラーが表示されていることに気が付くことでしょう。仮に、「診断」をクリックしても、トラブルシューティングでは解決ができる問題ではありません。

従来であってもこうした問題の場合には、
  • ネットワークの設定の確認
  • 共有設定の見直し
  • ファイアーウォールの確認
  • SMB1.0の有効・無効 などなど
といったことの確認が、必要だったわけですが、これに加えて Windows 11 Ver.24H2 においてはセキュリティの強化に伴い SMB 署名 が要求されるようになるため、NAS や PC側 の設定をさらに確認する必要が出てきました。

ということで、Ver.24H2 に Update したら、共有フォルダにアクセスできなくなったという背景にはこうした事情があるわけです。

Part 2 では実際のその対策についてご紹介していきます。


<参照>





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2024年11月18日

ARM版 Windows 11 24H2 の提供がスタート

Windows 10 までであれば、「x86」、「amd64」 といった形で、32ビット版、64ビット版の2種類のCPU向けに製品が提供されておりましたが、Windows 11 からは、ダウンロードにて提供されているものは、登場当初より「amd64」(64ビット版)のみの提供となっておりました。

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さて今回 新たに、Windows 11 に ARM版の提供がスタートいたしました。

Microsoft では、Windows 11 自体は Copilot +PC を展開する上で、その電源効率のいい Qualcomm の SnapdragonR X シリーズ プロセッサ向けにも提供はしておりましたが、単独でもダウンロードができるようになったわけです。Windows 11 24H2 の提供となります。

Arm ベース PC 用 Windows 11 のダウンロード」の中にもありますが、今回このオプションを利用できる対象ユーザーは、「サポートされているハードウェア上に ISO ファイルを使用して Windows 11 on Arm 仮想マシンを作成するか、DVD または USB フラッシュ ドライブを使用せずに Windows 11 on Arm を直接インストールするユーザーが対象」としています。


【Apple Silicon 搭載 mac は?】

さてここで気になるのが Apple Silicon を搭載した mac 製品。

例えば以前であれば macOS ユーザーも Windows 10 などを入れて利用できていたものが、 M1、M2、M3、そして M4 といった ARM版CPU(Apple Silicon)を搭載している mac では Parallels Desktop といったような仮想環境などを介さないと利用できなかったのが現状。

これが今後は、もう少し手軽に利用可能になるわけです。(もちろん利用にあたったは、ライセンスは必要になります)
今回、ARM版 Windows 11 の ISO ファイルが正式に展開されることになって、Mac ユーザーにとっても、新たな転機を迎えることになりました。


【利用にあたっては注意も必要】

ダウンロードが可能になったとはいえ、これでクリーンインストールなどにも利用できるのか?というとちょっと注意する必要があります。
Windows 11 Arm ISO ファイルの概要」の中では、この利用にあたっては予め注意すべきポイントも紹介、「インストール メディアを正常に起動できるように、デバイスの製造元のドライバーを含める必要がある」などにも触れています。

20241117-1-2.png 20111117-1-3.png 20241117-1-4.png

"起動可能なメディアの作成" のところでは、「Arm ISO 上の Windows は仮想マシンの作成に使用することを目的としていますが、Arm デバイスに Windows 11 をインストールするための起動可能なメディアを作成するために使用することもできます。 デバイスによっては、インストール メディアを正常に起動できるように、デバイスの製造元のドライバーを含める必要がある可能性があります」とも紹介されており、今回のISOファイルのみでクリーンインストールすると、デバイスによっては初期状態でドライバが不足する可能性があるため、クリーンインストール用のメディアとしては、あくまでもデバイスの製造元が提供する「回復メディア」を使用することを推奨しています。

Windows 11 Arm64 ISO ファイルの主な用途は、開発用のローカル デバイスに仮想マシンを作成すること」とも触れており、今回ダウンロード提供された Arm版 Windows 11 については、仮想マシーンとしての利用を想定しており
  • Arm デバイスでの Windows の使用
  • x64 ベースの Windows デバイスの使用
  • Arm ベースの Apple デバイスを使用
と紹介しています。

その利用にあたっては、くれぐれも「Windows 11 Arm ISO ファイルの概要」や各サイトの情報を確認して行う必要がありますので、ご注意ください。


<参照>



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2024年11月14日

Windows 11 Ver.24H2 の自動更新

以前にも、「Windows 11 24H2 も提供開始!」にてご紹介したように、2024年10月 Windows 11 Ver.24H2 がリリースされました。リリース当初は、Windows 11 ver.24H2 のサイトからダウンロードしないと更新できなかったものから、ぼちぼち Windows Update でも更新が可能になってきました。

20241113-3-1.jpg 20241113-3-2.jpg

Windows 11 のダウンロード」のサイトでは、このタイミングでダウンロード可能な製品は Windows 11 は、Ver.23H2 から、Ver.24H2 に変わり、すでに Ver.23H2 については公式サイトからはダウンロードできないようになりました。


【Windows Update でも入手可能に!】

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さてそんな、Windows 11 Ver.24H2 ですが、その後この Ver.24H2 ですが、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」の中でも紹介されていますが、"2024 年 10 月 1 日時点の現在の状態" の中で、「今後数週間にわたって段階的なロールアウトが開始されます。
これは、対象となるデバイスが実行されているWindows 11、バージョン 22H2、23H2 から始まり、"利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する" が [オン] に設定されています。 更新プログラムがデバイスで利用可能な場合は、自動的にダウンロードおよびインストールされます。 」とあるように、Windows Update でも入手可能になってきました。

20241113-3-3.jpg

Windows Update の画面を開いたときに「その他のオプション」のところで、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」の部分が "ON" になっている状態で、Windows Update をかけた場合にPCによっては順次、24H2 への更新がインストールされるようになっています。

たまたま手元にある、Ver.23H2 のPCで、ここが有効になったPCを Update したところ、Ver.24H2 への更新が完了しました。


【アップデート前に戻せるのは、10日以内】

Ver.24H2 に更新してみたものの、やはり自分のPCではまだうまく動作しないなどが判明した場合には、10日以内であれば、Update する前のバージョンに戻すことも可能です。

スタート>設定>Windows Update>詳細オプション>回復>回復オプション

と開いて「戻す」をクリックすれば、Ver.24H2 になる前のバージョンに戻すことも可能です。


とりあえずは、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」がONになっていなければまだ自動では更新されません。メーカーでも、今回の Ver.24H2 については、対応機種などさまざまな情報が公開されていると思いますので、Update に際してはくれぐれもご利用のPCメーカーのサイトなどで情報をご確認の上お試しください。


<参照>



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2024年10月21日

Windows 11 Ver.24H2 の既知の問題

ここにきて、いろいろわかってきた Windows 11 Ver.24H2 の既知の問題について整理してみました。

現在発生あるいは確認されている既知の問題は、必ずしもすべてのPCで発生するものではありません。一部の特定のデバイスで確認されているものになります。なので私の手元の環境でもそうですが、Ver.24H2 に更新済みで全く問題ないよ?という方は気にする必要はありません。

20241021-1-1.jpg 20241021-1-2.jpg 20241021-1-3.jpg

ざっとこれまでの、Ver.22H2 や Ver.23H2 の時と比べると、多いような気がします。もちろんすべてのデバイスで発生するものでもないため直接影響を受けてうまく動作しない... という方は少ないのかもしれませんが、確認された場合には、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」で紹介され、該当デバイスに対しては、セーフガードホールドがかかり自動での Update はかからなくなります。


【現在確認されている既知の問題】

その詳細については、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」を直接ご参照いただくとして、簡単に現在確認されている問題についてご紹介しておきます。

US時間10月18日付で公開された既知の問題は以下の通りです。
  1. 一部のASUSデバイスは、Windows 11バージョン24H2をインストールできない可能性があります
  2. Voicemeeter アプリが予期せず閉じ、ブルー スクリーン例外エラーが発生する可能性があります
  3. カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる可能性があります


1) 一部のASUSデバイスは、Windows 11バージョン24H2をインストールできない可能性があります:

一部の ASUS デバイス (X415KA モデル、X515KA モデル) で、システムが更新プログラムを完了できないという問題が発生することが確認されているようです。Ver.24H2 の更新のプロセスの最中に、ブルースクリーン(BSoD)になりインストールができなくなってしまうようです。

現在の対処法:もちろん自動で更新されることはありませんが、基本的にはインストール アシスタントやメディア作成ツールを使用して、Ver.24H2 に手動でも更新しないことを推奨しています。


2) Voicemeeter アプリが予期せず閉じ、ブルー スクリーン例外エラーが発生する可能性があります:

Voicemeeterというアプリを使用しているとMEMORY MANAGEMENT エラーが表示されるというもの。当然ながら Windows の標準搭載アプリではありませんから、このアプリをご利用の方のみが対象になります。メモリ マネージャーを使用した VoiceMeeter のドライバーの非互換性が原因で発生するもののようです。


3) カメラを使用すると、一部のアプリケーションが応答しなくなる可能性があります:

こちらは影響範囲は多そうですが、当然ながら該当デバイスには、セーフガードホールドがかかって、自動更新されません。

現在の対処法:もちろん自動で更新されることはありませんが、基本的にはインストール アシスタントやメディア作成ツールを使用して、Ver.24H2 に手動でも更新しないことを推奨しています。


今回ご紹介した直近の3つ以外にも、様々な問題が確認されています。

当然ながら該当デバイスには セーフガードホールドが適用されて Windows Update では自動では展開されないようになっています。また現時点ではまだ Ver.24H2 については、Windows Update 経由での自動配信という形では展開されておりません。しかし手動でインストールメディアなどを介して Ver.24H2 へのアップデートを試そうとされている場合には、「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」にアクセスして、該当項目がないかご自身で確認いただく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。


【2024/10/28更新】

既知の問題が新たに1つ追加されました。US時間10月24日に追加されたもので、ネット上では、ディスククリーンアップの問題は、直後から話は出てましたが、やはりWindows 11側の問題だったようです。

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もっとも、US時間10月24日に提供されている「October 24, 2024−KB5044384 (OS Build 26100.2161) Preview」によって、「不適切な見積もりの原因の一部に対処する Windows ディスク クリーンアップ ツールの機能強化」が施されているようです。

一応この KB5044384 によって、「[WindowsDisk Cleanup app] Fixed: This update addresses some of the causes for the wrong free space estimates and improves its accuracy.」とあり、"Fixed" となっております。


<参照>



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2024年10月13日

Windows の基本操作 Vol.2024-10-1 ファイル圧縮形式

つい先日ついにリリースされた Windows 11 24H2。このブログでも以下のとおりご紹介させていただきました。


すでにご利用の方も多いかもしれませんね。ちなみにこの記事を書いているPCも、Windows 11 24H2 になっています。

さて今回はそんな新たに投入された Windows 11 Ver.24H2 に新たに導入された機能について時々ご紹介していこうと思います。そしてその第一回目が「ファイルの圧縮形式」について取り上げてみました。


【ファイル圧縮といえば....】

Windows で、ファイルを圧縮するといえば「ZIP」が標準形式でした。それ以外の形式を利用する場合にはアーカイバという別のアプリが必要になっていたわけですね。

もちろん別途アプリがあれば、アプリにもよりますが、様々な形式に対応していて重宝なのは言うまでもありませんから、特別 Windows の機能にこだわる必要もないわけです。

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今回リリースされた Windows 11 Ver.24H2 の新機能を見てみると、このファイル圧縮形式について触れているところがあります。

しかし実はこの機能、もっと前に提供されていたものです。

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2023 年 10 月 31 日 − KB5031455 (OS ビルド 22621.2506 および 22631.2506) プレビュー」の段階で提供されていますので、当然ながらこの更新プログラムが導入されている Windows 11 Ver.23H2 などでも同様に利用が可能になっています。

もっとも、Ver.23H2 のリリース段階では導入されていなかった機能なので、その後に提供された機能もまとまった、Ver.24H2 に新機能として記載されてたとしてもあながち誤りでもないわけです。

20241013-1-6.jpg 20241013-1-7.jpg

ということで、エクスプローラーを開いて右クリックメニューから、「圧縮先」を開くと、
  • ZIP
  • 7z
  • TAR
が選択可能になっています。

以前は圧縮するにしても、
右クリック > その他のオプションを確認 > 送る > 圧縮(ZIP形式)フォルダー
と行っていたのですが、この方法はまだ残されています。またこの方法だと、従来通り ZIP 形式で圧縮されます。

ここに、右クリックメニューに、「圧縮先」が加わったわけです。

さらに「追加オプション」をクリックして進むと、「圧縮方法」や「圧縮レベル」とさらに細かい調整ができるようになっています。

Windows が 標準対応している圧縮形式も、ZIP だけの時代から変わりつつあるわけですね。そしてさらにこの機能は、Windows 11 Ver.23H2 でも利用できるようになっているので、ぜひご活用ください。


さて今回 Windows 11 Ver.24H2 のリリースと同時に、以下のサイトでも紹介したように Windows 11 についても、Ver.22H2 までの製品のサポートが終了いたしました。


なので、Ver.22H2 までをご利用の場合には早急にアップデートされることを推奨いたします。

ちなみに、Windows11 23H2 の ISO ファイルなどをお持ちであれば、Ver.23H2 へのアップデートも可能ですが、通常の Windows 11 のダウンロードサイトは、すでに Ver.24H2 しかダウンロードができなくなっています。

Windows 11 Ver.24H2 ですが、まだリリースがスタートしたばかりで、Windows Update 経由では入手できません。更新するには、Microsoft の Web サイトから Windows 11 インストール アシスタント を ダウロードして更新する必要があります。


もちろん様々な問題も見つかっていますので、ご利用環境によってはもう少し見送ったほうがいいケースもあるかもしれませんので、そのあたりは各自のご判断で.. ということになります。


<参照>




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2024年10月08日

Windows 1122H2 のサポートがUS時間2024年10月8日(日本時間だと明日)で終了

Windows 11 22H2 のサポートが US時間2024年10月8日(日本時間10月9日)で終了します。Windows 11 Home そして、Windows 11 Pro ともに同様です。

20241008-1-1.jpg 20241008-1-2.jpg

US時間2022年9月20日に提供がスタートした、Windows 11 22H2 ですが、モダンライフサイクルポリシーに基づいて、リリース後 24ヶ月を経た US時間2024年10月8日(日本時間だと大まかに10月9日)にサポート終了を迎えます。

ちなみに、Windows 11 Enterprise 21H2 といった製品も同様にサポートが終了します。(法人向け製品は、モダンライフサイクルポリシーに基づいて、リリース後 36ヶ月サポートが続きます)

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なお US時間 2024年9月9日付の「30 日間のリマインダー: Windows 11の一部のエディション、バージョン 21H2 および 22H2 の今後のサービス終了日」(Windows メッセージセンター)によれば、この中で、「IT 部門によって管理されていないWindows 11 Homeおよび Pro デバイスの機能更新プログラムを自動的に開始します」とあるように、一般向けの Windows 11 で、Ver.22H2 のものについては、明日以降順次強制アップデートされるようになるようです。

ちなみに、Windows 10 の場合には、現在の Ver.22H2 が最後のバージョンになりますので、毎月US時間第二火曜日に提供されている更新プログラムなどは引き続きサポート終了になる US時間2025年10月14日まで提供されます。


<参照>




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2024年10月02日

Windows 11 24H2 も提供開始!

昨日、Office 2024 の正式なリリースがUSで10/1にスタートすることをご紹介しましたが、日本では本日から、Office 2024 の販売がスタートしました。

さて本日は、この秋に予定されている Windows 11 24H2 が一部のユーザー向けにリリースがスタートしたことをご紹介いたします。

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今回の更新は現時点では、Windows Server Update Services (WSUS) と Windows Update for Business を通じての提供がスタートしたばかりで、一般ユーザー向けにはまだ提供されていません。

なので、Windows Update をかけても、Update では更新は検出されません。


【ダウンロードサイトでは提供がスタート】

どうしてもいち早く Windows 11 Ver.24H2 を試したい... ということであれば、更新アシスタントを利用した Update については、すでに一般の人でも利用は可能になっております。

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つまり現在すでに Windows 11 のダウンロードサイトでは、Ver.23H2 から、Ver.24H2 に変わっております。

同サイトにもありますが、「インストールする前に、 PC 正常性チェック アプリ で、デバイスが Windows 11 の最小システム要件を満たしていること、また Windows リリース情報のステータス で、デバイスに影響を与える可能性のある既知の問題について確認してください」とあるように、"Windows 11 インストールアシスタント" をダウンロードしていきなり更新しようとしても、"PC 正常性チェックアプリ" での確認を白と言われて進みませんので、順にダウンロードして更新する必要がありますので、ご注意ください。

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そしてチェックが完了すれば、再度「Windows 11 インストールアシスタント」を起動すれば、インストールがスタートいたします。


【新たな機能が追加されてリニューアル】

細かい新たな機能については、機会があれば別途ご紹介させていただきますが、Tech Community の Windows IT Pro ブログを見てみると様々な新たな機能が紹介されています。

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  • 個人データ暗号化 (PDE)
  • 新しい自動アカウント管理機能
  • Wi-Fi 7 のサポート
  • SHA-3 のサポート
などなど。



【更新 12:03】

とりあえず 手元の環境で、1台のみ 更新アシスタントを使用して Update してみました。

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既知の問題はあるようですが、今のところ手元の環境では問題なく動作しております。


【更新】

一応現時点では、一般向けにはまだWindows Update 経由での提供はされていません。さらにすでに既知の問題も多数確認されていおります。


ブルースクリーンになるようなエラーも確認されていますので、ご使用にあたってはご注意ください。



<参照>





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2024年05月24日

Winodws 11 22H2 のサポート終了

Windows 11 も、2021年10月4日にリリースされて、早3年たとうとしています。

Windows 10 までと異なり、大型の更新は毎年秋に1回だけ配信されるようになり、
  • Ver.21H2
  • Ver.22H2
  • Ver.23H2
と更新されてきました。

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昨年、2023年10月31日に ver.23H2 がリリースされて、早くも7か月たとうとしておりますが、次の Ver.24H2 のリリースが近づくと同時に、Ver.22H2 のサポート終了日が刻々と近づいてきています。

Windows 11 Home and Pro」(ライフサイクル)にもあるように、

Windows 10 Ver.22H2 のサポート終了は、「2024年10月8日」となっています。

まだ、Ver.22H2 のままでご利用の方は、なるべく早めに Ver.23H2 への更新をしてください。



<参照>




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2024年04月28日

ペイントがさらに進化! スライダーで手軽にペンの太さを変更可能に

機能的にはちょっと前から搭載されている機能でしたが、いまさらながらに気が付いたので、改めてご紹介させていただきました。
時期的には、Global MVP Summit があった時期なので、ちょうど日本にいなかった時期のようでしたね。シアトル滞在中にも特に話題にはなっていなかったので、すっかり見落としていました。

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Windows Blogs で取り上げられたのが、US時間 2024年3月14日「Paint update begins rolling out to Windows Insiders」として取り上げられました。

このブログが公開された時点では、Windows Insider Beta Channel および Current Channel(Preview) のユーザー向けに提供がスタートしたとの内容で、Canary Channel および Dev Channel についてはまだ一部の方にしか展開されていない状況でした。


【ペンの太さと背景オプション】

今回は、ペンや消しゴムなどの太さを調整するスライダーが用意されたこと、さらにレイヤーの機能を利用した時に、ショートカットキーにより背景の設定が容易にできるようになりました。

20240428-6-1-2.jpg 20240428-6-1-3.jpg

Ctrl+Shift+H: 背景の削除
Ctrl+Shift+S: 背景の色の設定
Ctrl+Shift+C: 可視レイヤーのコピー
Ctrl+C:現在のレイヤーのコピー

といった機能が利用できるようになりました。

-- 対象製品:

Paint(ペイント) Ver.11.2402.32.0 以降

現在、手元の製品で確認すると、
  • Windows Insider Canary Channel の場合: Paint Ver.11.2402.32.0
  • Current Channel/最新チャンネル  の場合: Paint Ver.11.2402.32.0
と、バージョン的には一緒。

そして、このブログの段階では、Windows Insider 向けとありましたが、通常版でもある Current Channel/最新チャンネルの製品(Ver.23H2 ビルド22631.3527)でもすでにこの機能は利用できるようになっておりました。

メモ帳やペイントなど、今までならおまけ程度のものという認識が強かったアプリですが、こうしてどんどん進化してくると、そうもいっていられなくなりましたね。


<参照>




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2024年04月27日

アーカイブ機能が拡充

Windows の標準搭載のアーカイブ機能といえば、皆さんもご存じのように ZIP 形式です。

最新チャンネルだったりすると、ファイルのアイコンを右クリックすれば、"ZIPファイルに圧縮する" なんていうショートカットメニューも出てきますし、今回ご紹介する Windows Insider の Canary Channel の PC に限らず、Windows 10 も含め通常は、右クリック>送る あるいはWindows 11でも、右クリック>その他のオプション>送る とすれば、"圧縮(ZIP形式)フォルダー" なんて項目も確認できます。

SnapCrab_Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26040 (Canary Channel)  Windows Insider Blog - [InPrivat_2024-4-26_11-40-46_No-00.png

さてこうした Windows での、圧縮機能ですが、現在 Windows Insider 向けに提供されている製品では、その機能の拡充が試験的に実施されています。ちょっと前に Windows Blogs で取り上げられたものではありますが、ちょっとここで簡単にご紹介させていただきます。


【Build 26040 から提供がスタート!】

新たに追加されるよ?と最初に報じられたのが US時間 2023年11月8日に公開された「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 25992 (Canary Channel)」。Canary Channel 向けのリリースノートでした。

20240427-2-1.jpg 20240427-2-2.jpg

そしてそののち、US時間 2024年1月26日に公開された「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26040 (Canary Channel)」。Canary Channel 向けに提供された Build 26040 で、正式にこの機能の提供がスタートしました。

20240427-1-2.jpg

もちろんまだ Windows Insider 向けに展開がスタートしたばかりの機能。それも、Canary Channel と早期のバージョンのみなので、通常バージョンに展開されるまでにはまだまだ時間がかかります。


【エクスプローラーの右クリックメニューが変わった】

Canary Channel の Build 26040 以降の製品で、右クリックから表示されるメニューをみると....

20240427-3-1-1.jpg 20240427-3-1-0.jpg
左:Canary Channel(Windows Insider 版)
右:Current Channel(最新チャンネル/通常版)

明らかに変わっていることがお分かりいただけるかと思います。


-- 新たな機能を確認:

では実際にその機能について確認してみましょう!

1) 圧縮したいファイルの上で、右クリックします。すると、"ZIP"、"7z"、"TAR" の選択肢が出てきます

20240427-3-1-1.jpg

2) 通常は、この画面から、"ZIP" などの形式を選択すれば、圧縮ファイルがそのファイルと同じ場所に作成されます


-- 追加オプションでさらなる機能:

先ほどの、右クリックからのメニューに "追加オプション" という項目が追加されていることも確認できます。

20240427-3-1-2.jpg 20240427-3-2-1.jpg 20240427-3-2-2.jpg

こちらをクリックしてみると、
  • アーカイブ形式
  • 圧縮方法
  • 圧縮レベル
といったさらに細かい設定ができるようになっています。

ということで、遅ればせながら Windows Insider Build 26040 から展開がスタートした新たなアーカイブについて取り上げさせていただきました。


<参照>




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2024年04月19日

フォトアプリが、Microsoft Designer と連携

Windows のフォトアプリにまた新たな機能が追加されるようです。

20240419-1-1.jpg 20240419-1-2.jpg 20240419-1-3.jpg

US時間4月16日に公開された Windows Insider Blog によると、画像管理ツールとして Windows に標準搭載されている "フォト" アプリを利用して加工した素材を、簡単に "Microsoft Designer" に転送して、さらなる加工が容易になるように、"フォト" アプリのツールバーに、Microsoft Designer へのリンクボタンが付くようになります。


【"フォト" アプリとは?】

"フォト" アプリは、Windows 10 以降に搭載された画像管理ツールです。PC内の画像や OneDrive 上の画像はもとより、昨今では、iCloudフォトとも連携して、Apple ID でサインインしていれば、iCloud 上の写真も同期して管理できるようになりました。

また ClipChamp とはすでに連携できるようにツールバーにもボタンがありますので、静止画をベースに動画を作成するなんてことも手軽にできるようになっています。

Windows 10 の初期の段階で搭載されていた フォトアプリは、その後さらに進化して現在の "フォト" アプリになっていますが、当然ながらその機能的な部分では、Windows 11 のフォトアプリとも異なります。

20240419-2-4.jpg

さらに、Windows 10 の初期の段階で搭載されていたフォトアプリには、ビデオエディターという動画編集機能などもついており、こちらを利用されていた方も多いかと思いますが、このビデオエディターを含むフォトアプリには、現在も "フォトレガシー" として、Microsoft Store 経由で入手することも可能になっています。


【Microsoft Designer との連携】

さて今回テストがスタートしたのは、ツールバーに新たに "Microsoft Designer" のボタンが追加され、フォトアプリで背景を削除するなど加工した画像を Microsoft Designer に転送して、さらに見栄えのいい画像に加工できるようになりました。

20240419-2-1.jpg 20240419-2-2.jpg 20240419-2-3.jpg

-- 対象製品:

Windows 11 Canary & Dev Channel を実行しているユーザーで、
Ver.2024.11040.16001.0 またはそれ以降

-- 対象ユーザー:

米国、英国、オーストラリア、アイルランド、インド、ニュージーランド内のユーザーに向けて配信がスタート

注意)ということで、残念ながら 日本 ではまだ利用できません。


Windows 11 に搭載されている "フォト" アプリがさらに便利になる。まだ Windows Insider の一部の国、ユーザーへの展開がスタートしたばかりですが、早く日本でも利用できるようになってもらいたいもんですね。


<参照>



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2024年04月15日

メモ帳にスペルチェック機能が搭載! Part 2

以前に「メモ帳にスペルチェック機能が搭載!」をご紹介しましたが、その段階では、手元の Canary 版にはまだ反映されておりませんでしたので改めてご紹介させていただきます。

US時間3月21日に公開された Windows Blogs にて公開されたものが、以下のブログです。

20240322-1-1.jpg

さてその後すっかり取り上げる機会もなくおおよそひと月立ちつつありますが、すでに手元の Windows 11 Insider Canary Channel に搭載されている "メモ帳" では、この機能が有効になっておりました。

20240415-1-1.jpg 20240415-1-2.jpg 20240415-1-3.jpg

Windows 11 Canary Channel に搭載されているメモ帳のバージョンは、Ver.11.2402.22.0 となっております。今回のこの機能、Ver.11.2402.18.0 以降の Windows 11 Canary/Dev. Channel が対象でしたが、US時間 4/9 に、「Spellcheck in Notepad begins rolling out to Windows Insiders」が更新され、US時間 4/9 以降は、Windows 11 Insider Beta/Release Preview Channel にも展開されるようになったようです。Ver.11.2402.22.0 が対象です。

20240415-2-1.jpg 20240415-2-2.jpg

さて一応比較のため、現在の Windows 11 最新チャンネルに展開されているメモ帳を見てみると、現在は、Ver.11.2401.26.0 となっておりましたので、もうちょっと一般ユーザー向けに展開されるまでには時間がかかるんでしょうね。

さて Windows Insider 向けにはすべての Channel に向けてリリースされたので、あとは一般ユーザー向けへの展開をまつまでです。もうちょっとだけお待ちください。


<参照>




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2024年03月22日

メモ帳にスペルチェック機能が搭載!

"メモ帳" がさらに進化します!

一昨日公開された Windows Insider 向けの、Canary Channel と Dev Channel 向けの更新プログラムが提供され、さらに昨日Microsoft Store経由で更新されたプログラムの中、おなじみのテキストエディター "メモ帳" に、スペルチェック機能が搭載されたことが発表されました。


20240322-1-1.jpg

US時間、3月21日に公開された Windows Blogs にて公開されたものです。


【その概要】

ブログによれば、メモ帳に入力されたデータのミススペルを強調表示し、間違いを容易に特定し修正できるよう提案をする機能とのことです。さらに入力時、入力ミスを修正するオートコレクトも導入されるようです。

-- 対象製品: メモ帳 Ver.11.2402.18.0

スペルミスが見つかると自動的に赤の下線が引かれるようです。ミススペルの修正においては、単語を選択し、Shift + F10 などのショートカットキーを利用することで、候補が表示され、そこから選択が可能になります。

またこうしたスペルチェックは、既定では有効になっているようですが、ログファイルやコーディングなど利用するファイルの種類の応じてオン・オフの切り替えもできるようになっているようです。


【対象ユーザー】

ブログにもありますが、今回の新たな機能は昨日提供された Ver.11.2402.18.0 からのもので順次展開されていくようです。

--対象ユーザー: Windows Insider Canary Channel & Dev. Channel

手元の環境では、メモ帳自体は昨日更新されて該当バージョンになっていましたが、まだこの機能は利用できるようにはなっておりませんでした。

今後段階的に展開され、順次該当ユーザーとなる Windows Insider が利用できるようになってくるようです。なので現時点では、Canary Channel & Dev Channel に参加しているかといってもすべてのユーザーが利用できるようにはなっておりませんので、利用できるようになるまでお待ちください。

ちなみに、3/20付でリリースされた Canary Channel の更新内容については、「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26085 (Canary and Dev Channels) 」にてご確認ください。


【補足】

そうそう一つだけ補足しておきます。

今回のスペルチェック機能はありませんでしたが、なんとメモ帳内のデータを選択して右クリックして、"Copilot で説明する" とすると、該当の部分が Windows Copilot に送られて調べてくれる... そんな機能も搭載されておりました。

20240322-1-2.jpg

恐るべし、"メモ帳" 。今後の進化にも目が離せませんね。


<参照>



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2024年02月10日

メモ帳も、Copilot と連携へ

Windows Insider 向けに提供されている Canary Channel および Dev Channel において、メモ帳とCopilot との連携という新たな機能が導入されました。

今回、
  1. Snipping Tool (version 11.2401.32.0)
  2. Notepad (version 11.2401.25.0)
の更新情報が公開されました。

1) Snipping Tool (version 11.2401.32.0):

20240211-1-1.jpg 20240211-1-2.jpg

Snipping Tool にてキャプチャーした画像を、Snipping Tool の画面上で今回追加された描画機能を利用して、楕円ツールで囲ったり、四角で囲ったりといった作業ができるようになりました。


2) Notepad (version 11.2401.25.0):

20240211-1-3.jpg 20240211-1-4.jpg 20240211-1-5.jpg

メモ帳も、Copilotと連携できるようになります。

メモ帳にて入力されたデータの内容を、素早く理解するための一つの手段として、Windows の Copilot にてその内容を確認するための機能 "Explain with Copilot" (“Copilot で説明”)が追加されました。

テキストを選択して、右クリック。"Explain with Copilot" をクリックすると、Copilot にデータを送ってもいいか確認してきますので、OKをクリックすると、右サイドに、Copilot for Windows が起動し、回答が表示されます。


Snipping Tool にしても、メモ帳にしても、Windows 11 のアプリは、さらに進化を続けるようです。


<参照>




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2023年11月17日

フォトアプリでコピーができない

おそらくすべての環境ではないと思いますが、うちの手元のPCでも、一台だけそんな症状に遭遇したので、今回改善に至った方法も含めてご紹介いたします。


【フォトアプリでコピーができない】

フォトアプリから、画像を開いた際、画像の上で右クリックすると、"コピー" と言うメニューが表示されます。この "コピー" をクリックしても、画像がコピーされないことがありました。

今回発生していたPCでの操作手順は以下の通りです。

1) フォトアプリを起動し、画像を開きます

20231117-1-1-1.jpg

2) フォトアプリの画面には、クリップボードにコピーした旨のメッセージも表示されます

20231117-1-2-1.jpg

3) ただしこの段階で、Windows キー+V として、クリップボードの履歴を確認してみても画像がありません

20231117-1-3.jpg

4) 当然クリップボードには画像はないはずですが、ペイントに貼り付けようとすると、"貼り付け" は押せるので、押してみてもエラーになります

20231117-1-4.jpg


-- 検証環境:

Windows 11 Ver.23H2(ビルド 22631.2715)
フォトアプリ 2023.11110.6001.0

他の、Windows 10 Ver.22H2、Winodws 11 Ver.23H2、Windows 11 Insider Canary Channel などでも確認してみましたが、うちの環境ではたまたまこの一台だけ、こうした症状が発生していました。

ただし数日前に知り合いのPCで同様の症状を確認。この時は、結果どうにも改善できませんでした。


【対処法】

とりあえずこれが解決策になるとも思えませんが、この症状に遭遇して試したこと&改善に至った経緯をご紹介します。

-- 試したこと:

1)  クリップボードの履歴の ON/OFF

ペイントを開くと "貼り付け" が押せるということでしたので、なんらか?クリップボードが正しく機能していない可能性もあるかと思い、いったんクリップボードの履歴をオフにして、改めてオン → ただしこれでは改善せず

2) PCの再起動

PCを再起動してみる、また完全シャットダウンしてから、改めて起動してみる → やはり改善なし

3) クリップボードの履歴の動作を確認

他のアプリを開いて、そこでデータ(文字列や画像)をコピーしてみる → クリップボードの履歴にはきちんとデータが反映することを確認


-- 結果的に改善に至った対処法:

今回、うちの手元の環境では たまたま?一台で発生していたトラブルでしたが、以下の方法で改善に至りました。ただしすべての方の同様の症状がこれで改善に至るかどうかは確証はありません。あくまでも一つの方法として考えてください。

1) フォトレガシ も利用していたので、フォトレガシを起動し、同様に画像を開きます

2) 右クリックからコピーし、Windows キー + V としてクリップボードの履歴を確認。正しく反映していることを確認

3) 試しにペイントを開いて、"貼り付け" をクリックすると、ペイントにもきちんとデータは貼り付きました

4) その後改めて、フォトアプリを起動指導用に操作を実施すると、今度はきちんとクリップボードの履歴に反映されるようになったことを確認

5) その後は、PCを再起動しても、今回のような症状は発生しなくなりました。


【フォトアプリとフォトアプリレガシでの違い】

またこんな症状も確認しています。

1) フォトアプリを起動して、表示された画像の上で右クリックしてコピーします

20231117-2-1.jpg

2) その後、ピクチャーフォルダを開いて、右クリックするものの、"貼り付け" が押せません

20231117-2-2.jpg

3) ではコピーができていないのか?と思いしや、ペイントを開いて貼り付けをするときちんと貼り付けができました

20231117-2-3.jpg 20231117-2-4.jpg


同様のことを今度はフォトレガシにて確認してみました。

1) フォトアプリを起動し、先ほどと同様に画像の上で右クリックしてコピーします

20231117-2-5.jpg

2) ピクチャーフォルダを開いて右クリックから貼り付けをクリックすると、正しくファイルとして張り付きます

20231117-2-6.jpg 20231117-2-7.jpg


つまり、フォトアプリだとコピーされたものがエクスプローラー上では正しく反映されていないということですね。ペイントには貼り付けられるので、コピーは正しくできているわけです。

と言うことでこの症状自体は、フォトレガシで操作しても改善しませんので、フォトレガシで対応するか? フォトアプリではなく、エクスプローラーからファイルをコピーして貼り付けるという作業で代替するしかないようです。

また今回ご紹介したものは、Windows 11 上でのものですが、Windows 10 でも同様でした.... とりあえずはフィードバックして今後の改善を待つしかなさそうですね。


<参照>




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2023年11月05日

Windows 11 Ver.23H2 が来ない?

2023/11/1に、「Windows 11 23H2 リリース!」ということで、US時間だと、10/31に、Windows 11 Ver.23H2 がリリースされ、その配信がスタートしたことをご紹介いたしました。

もちろんすでに Update が完了しているよ?という方も多いかと思いますが、一方では、いくら更新をかけても、Ver.23H2 が Windows Update に表示されないよ?という方もいらっしゃるかと思います。うちの PC でも一台はすでに Windows Update で到着して、Ver.23H2 になっているものと、いくら更新をかけても Update ができないで、Ver.22H2 のままのものとあったりします。

これって、PCに何か問題があるんじゃないか?って思われる方もいらっしゃるようですが、これはこれで特に問題があるわけでもないかと思います。もちろん問題があって Update できていないというケースも、全くないわけでもないとは思いますが...


【更新プログラムは一斉配信ではない】

月例の Windows Update で配信される更新プログラムは、ほとんどの場合一斉配信です。しかし今回のような大型の更新プログラムなどはすべての該当ユーザーに一斉に配信されるものではありません。

20231104-2-1.jpg 20231104-2-2.jpg

How to get the Windows 11 2023 Update」 の中で、"How to get it" の中でも、" If we detect that your device may have an issue, such as an application incompatibility, we may put a safeguard hold in place and not offer the update until that issue is resolved. We will begin the auto-updating rollout process in the coming months and share more information on the Windows release health hub."(同サイトより引用)とあり、簡単にまとめると
  • アプリケーションの非互換性など、デバイスに問題がある可能性を検出した場合、セーフガードホールドを適用すること
  • そしてその問題が解決されるまでアップデートを提供しないこと
  • さらにこの Update は、今後数ヶ月のうちに自動アップデートの展開プロセスを開始すること
が説明されています。

急ぎでなければ、段階的に配信されてはいるので、もうしばらくお待ちいただくのがスムースな Update になるのかな?とも思います。


【すでに Windows 11 23H2 はダウンロード可能】

もちろん、そんなの待っていられないよ?という方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな方は、Windows 11 Ver.23H2 を直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。

20231104-2-3.jpg

すでに「Windows 11 をダウンロードする」のサイトでは、Ver.23H2 の配信に変わっていますので、こちらから直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。

ただし Windows Update で提供されているものがイネーブルメントパッケージ(enablement package)として配信されるものに対して、直接ダウンロードする場合には、プログラムそのものをダウンロードして、インストールするので、かなり時間もかかりますのでご注意ください。

-- "イネーブルメントパッケージ(enablement package)" とは?

以前に、「Windows Update と イネーブルメント パッケージ」にてもご紹介しました。「KB5015684: 有効化パッケージを使用したWindows 10バージョン 22H2 の注目の更新プログラム」にもあるように、これを Ver.23H2 に置き換えて言えば、Ver.23H2 にて追加される機能は、これまでにも順次配信されていて、あとはこれを有効化するだけでいいような形で配信されてきています。そして Ver.23H2 というイネーブルメントパッケージを配信してこれにより有効化するという手法になっています。

なので、ダウンロードしていれるよりも、Update のほうが簡単に済んでしまうわけですね。

特別急ぐ必要がなければ、そのまま待っていても、23H2 はくるでしょうから、お待ちになってみてください。


【Windows 10 には、23H2 はあるの?】

さて、Windows 11 Ver.23H2 についてはいろんなところに情報がありますが、現在サポートが続いている Windows OS には、Windows 10 もあります。つい昨年の秋までは、Windows 10 も、Windows 11 同様に、Ver.22H2 がリリースされておりました。

であれば、Windows 10 にも、Ver.23H2 という大型の更新プログラムは来るものなのか?

答えは、
NO
です。

20231104-2-4.jpg 20231104-2-5.jpg

Windows 10 は、Ver.22H2 が最後のバージョンになります。あくまでも現時点ではということで、この先どうなるか?は不明ですが、そのブログ「Windows client roadmap update: April 2023」の中では、"As documented on theWindows 10 Enterprise and EducationandWindows 10 Home and Prolifecycle pages, Windows 10 will reach end of support on October 14, 2025. The current version, 22H2, will be the final version of Windows 10, and all editions will remain in support with monthly security update releases through that date. " とあり、
  • 2025年10月14日でサポート終了になること
  • 現在の Ver.22H2 が、最終バージョンになること
  • 毎月のセキュリティアップデートはサポート終了日まで提供されること
とあります。もちろん、Windows 10 のライフサイクルのページにも、最終バージョンとあるのでこれが変わることはないでしょう。

つまり、Windows 10 には今後セキュリティの更新プログラムは配信されますが、毎年秋(以前は、春と秋)に配信されていた大型の更新プログラムはありません。


【2022/11/08更新】

本来なら今日はWindows Updateの日....なわけですが、Windows10 や、Office には今朝の段階ではまだ更新プログラムは到着してませんでしたが、Windows 11 には、Ver.23H2 が来ていなかったもう一台にも、Ver.23H2 がとうとうやってきました。

20231108-1-1.jpg

まだ届いていないよ?という方のところにも、ぼちぼち届きだすんでしょうかね?


【2024/1/6更新】

ここ最近こちらの記事へのアクセスが多いので、ご紹介ですが、昨今の Copilot の展開状況について、以下のところで取り上げてみました。


詳細は、上記をご参照ください。上記でも触れてますが、Windows 11 Ver.23H2 で、まだ Copilot がない...という場合には、現在のアカウントがローカルアカウントではなく、Microsoft アカウントでサインインしているかどうか?確認してみてくさい。Copilot の利用には、Microsoft アカウントでのサインインが必須になります。


<参照>




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2023年11月01日

Windows 11 23H2 リリース!

US時間だと、この時間だとまだ 10月31日 な訳ですが、Windows 11 Ver.23H2 が正式にリリースされました。

20231101-2-1.jpg

機能的な内容については先月下旬から順次展開されてきているのですが、本日正式に、Windows 11 23H2 がリリースされたことになります。

20231101-2-2.jpg 20231101-2-3.jpg

当然ながら Windows 11 のダウンロードサイトも、Ver.23H2 に変わりました。

ブログの中では、まずは Microsoft Teams に触れ、コミュニケーションツールとしての Teams のリニューアルについて紹介、更新後はデフォルトでタスクバーに固定されるともあります。すでに Ver.22H2(22621.2506)の段階では、Teams ではりませんが、タスクバーには Teams のチャットツールもいますし、隠れているインジケーターを開いても、Microsoft Teams もいるので、このあたりはさほど大きな変化でもないのかもしれません。

20231101-2-4.jpg

もっとも、Micrososft Teams の TechCommunity Blogs では、「New Updates to Microsoft Teams (free) on Windows 11 and Communities」と題して、今回、Windows11 23H2 と同時に更新される Microsoft Teams について紹介されているので、詳細はこちらをご参照ください。

20231101-2-5.jpg

また、Windows 11のシステムコンポーネントは、"システム" ラベルが表示されますともありますが、おそらくこれは、すでに Windows 10 の最新バージョンだと、上記のように "システム" と言うラベルがついているのでこのことなんでしょうね。Windows 11 では、23H2 を適用する前の段階では特に表示はありません。

また今回の更新プログラムは順次提供されるとはありますが、"アプリケーションの非互換性など、お客様のデバイスに問題がある可能性が検出された場合は、セーフガードホールドを適用し、その問題が解決されるまでアップデートを提供しない場合があります" ともあり、Ver.23H2 が Update をかけても自動で提供されないこともあります。その場合には、今後「Windows のリリースの正常性」にて情報が提供されることになるようです。

とりあえず手元にある PC のうち、1台には到着。もう一台はいくら更新をかけても来ないようですが、まずは到着している方から Update をかけてみますか...


【更新】

そうそう、11月1日といえば、そうです Microsoft 365 Copilot が正式提供をスタートする日でもあります。

20231101-2-6.jpg



<参照>




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2023年10月04日

Windows 11 21H2 は、2023/10/10 でサポートが終了します

Winodws 11  Ver.21H2 のサポート終了日が近づいてきました。

20231004-1-1.jpg

Windows のライフサイクルとサービシングの更新情報」中でも触れられているように、以前までであれば、Windows 10 の場合には、年2回春と秋に、大きな更新プログラムが提供されていました。

Windows 11 がリリースされたのを機に、Windows 10 & Windows 11 共にこれが、年1回に変更になりました。

こうしてスタート、2021年10月4日にリリースされた Windows 11 21H2 ですが、「Windows 11 Home and Pro」にもあるように、2023年10月10日で、サポート終了を迎えます。

Windows 11 ならまだ大丈夫?と思って、Ver.22H2 にあげずにご利用の方も多いようなので、間際になると何かとバタバタしがちですから、今週中なるべく早めに Ver.22H2 にアップデートしておくことをおすすめいたします。

サポート終了まで1週間を切りました。くれぐれもご注意ください。ちなみに、まもなく Windows 11 向けには、Ver.23H2 の配信がスタートするわけですが、現在の最新バージョンになる Ver.22H2 のサポート期限は、2024年10月8日 となっています。

参考までに、Windows 10 の場合には、2023年6月13日 に Ver.21H2 のサポートは終了しております。

また「Windows 10 Home and Pro」(ライフサイクル)にもありますが、「Windows 10 は 2025 年 10 月 14 日にサポート終了となります。 現在のバージョンである 22H2 は Windows 10 の最終バージョンであり、すべてのエディションはその日まで毎月のセキュリティ更新プログラムのリリースで引き続きサポートされます」とあるように、Windows 10 の場合には、サポート終了まで、Windows 11 でいうところの Ver.23H2 のような大きな更新プログラムが提供されることはありません。


<参照>



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2023年09月29日

Microsoft フォトに背景をぼかす機能が搭載! Part 2

続々と、新機能が使えるようになってきています。

今回はやはり以前に「Microsoft フォトに背景をぼかす機能が搭載!」としてご紹介した、フォトアプリ。

背景をぼかして、被写体をより協調させるようにするための機能です。ついにこの機能も、通常版に展開されました!

20230929-2-1.jpg 20230929-2-2.jpg 20230929-2-3.jpg

フォトアプリを起動して、編集画面にはいります。

背景のぼかしボタンをクリックすると... 上記の画像にもありますが、被写体以外のものをぼかすことが可能になります。

詳細な手順などは、「Microsoft フォトに背景をぼかす機能が搭載!」をご覧ください。

さて次はペインとかな?




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2023年09月27日

10月の更新を控え Dリリースとなる KB5030310 の提供がスタート

本日、Windows 10 および Windows 11 向けに、Dリリースとして、非セキュリティの品質更新プログラムとなる "KB5030310" がリリースされました。

20230927-3-1.jpg

このプログラムは、以前から話題になっていたこの秋にリリースされる予定の 23H2 とは異なり、現在の 22H2 の追加更新として提供されているもの。

20230927-3-2.jpg

しかしインストール後起動してみると、タスクバーには、"Copilot in Windows" がついに登場。まだ "PRE" がついているプレビュー版ではありますが、とうとう、Copilot が Windows 11 に登場となりました。

今回の Update は、冒頭にも書きましたがDリリースとして提供されているもので、文字通り "プレビュー" 版です。慌てて適用する必要はなく、正式には、来月の Windows Update にて提供される予定のものですので、特別急ぐ必要のない方は、来月まで待っても問題ありません。

ちなみに今回の Update により、

Windows 11 Ver.22H2(ビルド22621.2283) → Ver.22H2(ビルド22621.2361)

に更新されたことになります。

20230927-3-3.jpg

ちなみに、本日 Windows 10 向けにも、"KB5030310" の提供はありますが、こちらには Copilot in Windows の提供はありません。


-- Windows 11 Ver.21H2 は 2023年10月10日にサポート終了!:

さて最後にもう一つだけ大事なお知らせです。Windows 11 Ver.21H2 のサポートが、2023年10月10日にサポート終了を迎えます。

普通に Updateされてご利用になっている場合には、すでにこのバージョンを使っているケースはほとんどないと思いますが、Windows 11 の動作仕様に満たないPCなどに強引にインストールしていたりするケースでは、Update がやってこなかったりしますのでご注意ください。

また Update できていなかったという方は、早急に Ver.22H2 にアップデートしておいてください。



【追加】

Windows Insider Program 参加者向けには、


と言った更新プログラムが到着しております。こちらは、Ver.23H2 です。Canary Channel などはもう大分前から Ver.23H2 だったわけですが、一番通常版に近い Release Preview Channel にもとうとう、Ver.23H2 が到着したことになります。


<参照>





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2023年09月22日

ペイントにさらにレイヤーの機能が搭載!

秋になってから、新機能のリリースラッシュが続いています。今回ご紹介するのは、「ペイント」。つい先日も、「ペイントに "背景の削除" 機能がついた」といったことで取り上げたばかりですが、9/19 に更新。

20230919-7-0.jpg


上記の、Windows Blogs にもありますが、新たに、レイヤー操作ができるようになりました。

20230919-7-1-1.jpg 20230919-7-1-2.jpg


-- 背景を切り取って合成する:

前回の時と同様にイルカくんのイラストで試してみました。

1) まず、ペイントに画像を読み込んで、背景を削除します

20230919-7-2-1.jpg 20230919-7-2-2.jpg

2) レイヤーウィンドウを開いて、新たにレイヤーを追加

20230919-7-2-3.jpg 20230919-7-2-4.jpg

3) ここに、いらすとやさんから温泉のイラストを取り込んで、ファイル>キャンパスにインポート>ファイルから として、新たなレイヤーに貼り付けます

20230919-7-2-5.jpg

4) レイヤーの順番を入れ替えて、イルカくんの画像を若干位置を調整します

20230919-7-2-6.jpg 20230919-7-2-7.jpg

5) あとはこれを、PNG として保存すると背景が透過された形の画像が完成いたします

20230919-7-2-8.jpg

ということで、ペイントに新たに搭載されたレイヤーの機能について確認してみました。

前回、「ペイントに "背景の削除" 機能がついた」をご紹介した時のペイントの画面と、今回の Update 後のペイントの画面を比較すると...

20230919-7-3-1.jpg 20230919-7-3-2.jpg

左がUpdate 前(Ver.11.2306.30.0)。そして今回 Update 後(Ver.Ver.Ver.11.2308.18.0)が、右になります。

ペイントもさらに進化したわけですね。


<参照>




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2023年09月20日

Microsoft フォトに背景をぼかす機能が搭載!

昨日、「フォトアプリで背景をぼかせるように...」として、Windows Insider Canary Channel & Dev Channel 向けの「Microsoft フォト」に機能が搭載されることをお伝えいたしました。

20230915-2-1.jpg 20230915-2-2.jpg

Windows Insider Canary Channel & Dev Channelの更新プログラムが到着したのが、日本時間9月14日。しかし昨日までの段階では、Microsoft フォト(フォトアプリ)のバージョンはまだ、Ver.2023.11090.12017.0。しかも、フォトアプリも日本時間 9月14日付で更新されてこの状態でした。

この時にご紹介しようとしたフォトアプリに搭載される「背景のぼかし」機能は、Ver.2023.11090.13001.0 以降 と、この段階ではまだ対象外でした。

202300919-6-1-1.jpg 202300919-6-1-2.jpg

そして発表から遅れること5日。本日、Microsoft フォトの新たなバージョンがリリース。

Ver.2023.11090.14016.0

はれて、Update されて、"背景のぼかし" 機能が利用可能になりました。


【フォトアプリで、背景をぼかす】

では早速その捜査過程を確認してみましょう。

1) フォトアプリで、画像を選択し、編集モードに入ります。

20230919-6-2-1.jpg 202300919-6-2-2.jpg

2) "背景のぼかし" をクリックします

202300919-6-2-3.jpg

3) 一瞬自動的に背景のぼかしの範囲が自動で選択されますが、そのとツールの画面に移行

202300919-6-2-4.jpg 202300919-6-2-5.jpg

4) 今回利用した画像は比較的抽出しやすかったのか、ブラシツールで範囲選択をしなくても自動で抽出してくれました

202300919-6-2-6.jpg 

5) そして適用すると、被写体となるイルカ以外のところにうまくぼかしがかかりました

202300919-6-2-7.jpg

** 複雑な形状だったりする場合には、ブラシツールの大きさなどを調整して細かく範囲を設定していきます。

ということで、元画像と、ぼかしを利かせた画像は以下の通りです。

202300919-6-2-8.jpg 202300919-6-2-9.jpg

明らかに、イルカくんが、強調されるようになりましたね。

現在、Windows11 の通常バージョンは、Ver.22H2(22621.2283)。そして、フォトアプリのバージョンは、Ver.2023.11090.12017.0 の状態。少なくともフォトアプリのバージョン的には、次のアップデートぐらいでこの機能が適用されるのかもしれませんね。


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2023年09月19日

「メモ帳」に新たに加わった "自動保存" の機能

今月の初めに「Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 メモ帳 編」の中で、メモ帳に "自動保存" の機能が搭載されることをご紹介いたしました。

しかし残念ながらあの段階では、まだ利用できるような環境にはなっていなかったため、具体的にご紹介することもできませんでしたが、今回、Snipping Tool でキャプチャーした画像をテキストに貼り付けようとしたら自動保存のポップアップが表示。この機能が利用できるようになったことが確認できましたので、改めてのご紹介となりました。

前回の段階での状況は....

20230905-3-2.jpg  20230905-3-3.jpg

といった状況でした。そして今回改めてご紹介するメモ帳は...

20230917-2-1.jpg 20230917-2-2.jpg

ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、

Ver.11.2307.22.0Ver.11.2307.25.0 とバージョンアップしてました。そして、新たに「メモ帳の起動時」というメニューが追加されております。

ここを開くと、
  1. 前のセッションからコンテンツを開く
  2. 新しいウィンドウを開く
が追加されていました。
つまりこれが自動保存と言われていた機能になるようです。デフォルトでは、「前のセッションからコンテンツを開く」が選択されていました。

ということからすると、「自動保存」というのは、自動的にファイルがドキュメントとして保存されるというというよりも、むしろメモ帳の起動時に、前回のセッションが復元されるということのようです。復元されるということですが、セッションの復元といっても、一回だけ復元されるというものでもないようで、前回のセッションが保存されているという感じのようです。

なのでファイルとして必要な場合には、やはりきちんと「名前を付けて保存」として保存する必要があります。

仮にこちらの設定を「新しいウィンドウを開く」とすれば、前回保存していなかったセッション情報は復元されないので、新たに開いたデータのみなわけですので従来通りな形ではあります。

20230917-2-3.jpg 20230917-2-4.jpg

しかし保存するか?しないか? メモ帳のアプリ本体の右上の閉じるボタンを押しても聞いてこないので、デフォルトの状態で、メモ帳を終了させると、次回 新規に起動した際にはタブがどんどん増えていくということになってしまいます。

それぞれのタブの閉じるボタンをクリックすれば、保存するかどうか聞いてきます。ファイル>名前を付けて保存 で保存してから各タブの閉じるボタンで終了すれば、次回起動時には「前のセッションからコンテンツを開く」が選択が選択されていても、きちんと新規の画面しか起動してこなくなるようです。


<参照>




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2023年09月18日

フォトアプリで背景をぼかせるように...

先日、US時間9月13日。Windows Insider Canary Channel & Dev Channelにリリースされた新たな注目すべき機能2点ご紹介させていただいております。
  1. Snipping Tool:
  2. Windows Photo:
今回は、Windows 11搭載の "フォト" アプリの強化されたポイントをご紹介いたします。


【背景のぼかしなど機能が強化】

背景をぼかして、被写体を際立てさせる... そんなことが可能になります。

20230915-2-1.jpg 20230915-2-2.jpg

そしてそのぼかしの深度も調整が可能になっています。

  1. フォトアプリで、画像を開きます
  2. 編集モードに移動します
  3. 新たに追加された "背景のぼかし" を選択しレベルを調整します

この他にも、OneDrive 上に保存されている画像をキーワードで検索する機能や、サムソン や Google のデバイスでサポートされている Motion Photo もサポートされるようになります。


-- 対象製品:

"フォト" アプリ  Ver.2023.11090.13001.0 以降

20230917-1-1.jpg

今回確認した段階では、フォトアプリ自体は、9/14 に更新されていましたが、その時点でのバージョンが、Ver.2023.11090.12017.0 とまだ対象のバージョンにはなっておりませんでしたので、今回ご紹介した機能はまだ利用できません。

ブログの中でも順次ロールアウトしているので、まだ利用できない人は待つようにとありますので、もうしばらく待つ必要がありそうですね。新たに利用可能になった折には、その手順についてご紹介させていただきます。


今後、こうして新たに追加された機能、背景のぼかしや、検索、さらにはスライドショーでのタッチ操作もサポートされるようになるなど、フィードバックなども受て、この他にも機能が修正・追加されたのち、通常バージョンへの展開にいたることになります。


<参照>




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2023年09月17日

Snipping Tool が、テキスト抽出機能を搭載!

先日、US時間9月13日。Windows Insider Canary Channel & Dev Channelにリリースされた新たな注目すべき機能2点ご紹介させていただきます。
  1. Snipping Tool:
  2. Windows Photo:
さて今回は、"Snipping Too"l の強化されたポイントをご紹介いたします。


【Snipping Toolで画像からテキストを抽出】

今回、Windows Insider の Canary Channel & Dev Channel 向けにロールアウトがスタートしたのは、キャプチャしたスクリーンショットからテキストを検出。その画像からテキストを簡単にコピーし、他の人と共有したり、他のアプリケーションに貼り付けることができるようになるというものです。

20230915-1-1.jpg

ブログの中では、"Text Action"(テキストアクション) と称している機能ですが、利用方法は以下のような感じです。一例ですが、デスクトップに開いた、Windowsのバージョン情報の画面をキャプチャーしてみました。

1) Snipping Tool を起動します

20230916-1-1.jpg

2) "新規" をクリックしてキャプチャーしたい部分を範囲指定します。あるいは▼をクリックして "ウィンドウ" を選択し、バージョン情報の画面をクリックします

20230916-1-2.jpg 20230916-1-3.jpg

3) 選択された部分がキャプチャされたら、"テキストアクション" ボタンをクリックし、コピー可能な部分を表示させます

20230916-1-4.jpg 20230916-1-5.jpg 20230916-1-6.jpg

4) "すべてのテキストのコピー" などを使用してコピーして、メモ帳などに張り付けてテキストデータとして保存します

20230916-1-7.jpg

** Windows + Shift + S で表示された、ツールバーではこの機能は利用できないようです。Windows + Shift + S でキャプチャーした画像を、Snipping Tool で開きなおせば、今回の機能も利用できます。

"テキストアクション" を利用して、テキストを抽出したのち、"クイック再編集" をクリックすると、電話番号メールアドレスなどの情報が自動的に黒く塗りつぶされて非表示にすることもできます。

20230916-1-8.jpg 20230916-1-9.jpg

今回の画像には、電子メールアドレスも、電話番号もありませんでしたので、黒く塗りつぶされる部分はありませんでしたが、こうした情報があった場合には黒く塗りつぶされておりました。Windows Blog でも右の画像のように紹介されておりました。


-- 対象製品:

Snipping Tool Ver.11.2308.33.0 以降


【"スマートフォン連携" 機能によるリモートキャプチャ】

さてもう一つが、おなじみの "スマートフォン連携” のアプリによるリモートキャプチャ機能です。

20230916-2-1.jpg

スマートフォン連携は、PCとAndroidなどのスマートフォンを連携させることで、スマートフォンの写真を、PCから直接操作したりできるようになる便利な機能の一つです。

そんなスマートフォンとPC、両方のデバイスがPhone Link経由で接続されている場合、Androidデバイスで新しい写真がキャプチャされるたびに、PC上で通知を受信されるようになるといったものです。Web サイトにはそんなポップアップの画像がでてますね。

より簡単にこのお知らせを通じて新たな写真が追加されたことが確認できるようになるようです。


-- 対象製品:

スマートフォン連携:Ver.1.23082.123.0 以降


"Snipping Tool" についていえば、先日もブログでご紹介しましたが、統合されたツールバーが利用できるようになって、Windows + Shift + S でも、動画のキャプチャーができるようになりました。


今回、この記事を書いているときに、抽出したテキストをメモ帳に貼り付けようとしたら....「Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 メモ帳 編」中で触れた、自動保存の機能が利用できるようになっていました。

こちらについてはまた別の機会にご紹介させていただきます。


<参照>



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2023年09月09日

ペイントに "背景の削除" 機能がついた

Winodws Insider 向けに本日、Canary Channel 向けに Ver.25947 がリリースされました。

20230908-2-1-1.jpg 20230908-2-1-2.jpg

もっともこちらは、いつも通りの更新なわけですが、同時に Windows Blog では、Windows ではおなじみの "ペイント" のアプリに新たな機能が付いたことが Windows Blog にて紹介されておりました。


【新たに !背景の削除! 機能が追加】

それがまさに "背景の削除" 機能になります。

20230908-2-2-1.jpg 20230908-2-2-2.jpg

Background Removal in Paint begins rolling out to Windows Insiders」と題したブログによれば、今回の更新にて、Canary Channel と Dev Channel 向けにリリースされたもので、ワンクリックで画像の背景を自動的に除去、被写体を滑らかに切り取ることができるようになるようです。

-- Windows 11 で UI なども変わった ペイント:

Windows 10 までと比べると、ご覧いただくと一目でわかるように "ペイント" というアプリは大きく UI も変わりました。

20230908-2-3-1.png 20230908-3-2.png 20230908-3-3.png

そして今回の Update にて Ver.11.2306.30.0 となって、今回ご紹介している "背景の削除" 機能が追加されたわけです。

20230908-3-4.jpg

実際に、イルカのフリー素材で試してみると...

20230908-4-1.png 20230908-4-2.png

ペイントに読み込んで、そのまま背景の削除をクリックすると、何と思った以上にきれいに削除してくれます。どこまでできるかは?画像によっても異なるでしょうけど、こうした新たな機能が追加されるってところは、わくわくするところですね。

現在は、Dev Channel と Canary Channel 向けのものなので、通常版に展開されるまでにはまだまだ時間はかかるかもしれませんが、楽しみにお待ちください。


<参照>




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2023年09月07日

Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 メモ帳 編

さて前回は、「Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 Snipping Tool 編」として、Snipping Tool についてご紹介しました。
今回はもう一つの変更点である "メモ帳" についてご紹介します。

20230905-2-1.jpg

前回同様に書きますが、今回追加された機能は、
  1. Snipping Tool
  2. メモ帳
の2製品にになります。


-- 対象製品:

Windows 11
Windows Insider Canary Channel & Dev Channel

ということは一緒です。


2) メモ帳(Ver.11.2307.22.0)

Windows 11 のメモ帳が大きく変わったのは先日もご紹介していますが「メモ帳のタブ表示機能が、Windows 11 通常版に展開!」にあるように、タブ表示機能が搭載されたことでしょう。現在は通常版でも利用できるようになっています。

20230905-3-1.jpg

さてそんなメモ帳ですが、今回新たにセッションの自動保存の機能が追加されているようです。ブログの中では、「With this update, Notepad will start automatically saving your session state allowing you to close Notepad without any interrupting dialogs and then pick up where you left off when you return.」(「New Updates for Snipping Tool and Notepad for Windows Insiders」より引用)とあり、今回のアップデートにより、メモ帳のセッション状態が自動的に保存されるようになって、ダイアログを中断することなくメモ帳を閉じることができ、また戻ったときに中断したセッションを再開することができるようになっるようです。

ただしこちらの機能については、すべての Canarry Channel/Dev Channel ユーザーに一気に展開されるわけではなく、製品チームでは、フィードバックなどを監視しつつ、今後どう展開するのかを検討していくようです。


【現在の Canary Channelで確認】

では、手元の Canary Channel の Windows 11 で確認してみましょう。

20230905-3-2.jpg 20230905-3-3.jpg

当然ながら、Windows 10 と違って、タブ表示ができるようになり、どのデータの保存についても、"すべて保存" なんていう項目がついていることは、これまでにもご紹介してきたとおりです。

一応手元の Canary Channel のメモ帳は、Ver.11.2307.22.0 と該当のバージョンにはなっていますが、この機能は利用できるようにはなっていませんでした。

なぜか?というと、そのブログの中では、「You can turn this feature off in app settings if you would prefer to have a fresh start every time you open Notepad.」とあるように、アプリの設定でこの機能をオフにできるようですが、現時点でその設定を確認する限りではまだないようです。
こちらについては、この機能が確認できた段階で再度この記事に追記して、ご紹介したいと思います。

Windows のおまけのアプリということで言えば、つい先日も WordPad が非推奨の機能になったことに触れました。

20230905-4-1.jpg 20230905-4-2.jpg

メモ帳以上、Word 未満 なアプリでもある WordPad がなくなってしまうのを憂う声もありますが、メモ帳がいろいろできるように機能が強化されたりすると、WordPad の存在って微妙な立ち位置になるんでしょうね。





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2023年09月06日

Snipping Tool と メモ帳がアップデート 〜 Snipping Tool 編

US 時間 8月31日に公開された Windows Blogs によると、Snipping Tool と メモ帳 に新たな機能が追加されたようです。

20230905-2-1.jpg

今回追加された機能は、
  1. Snipping Tool
  2. メモ帳
の2製品について。


-- 対象製品:

Windows 11
Windows Insider Canary Channel & Dev Channel

では具体的にその内容を確認してみましょう。


1) Snipping Tool(Ver.11.2307.44.0)

Snipping Tool は、Windows 10 でも利用可能な Windows に搭載された画面のキャプチャーツールです。ただし、Windows 11 向けの Snipping Tool には、録画機能などもあったりします。

20230905-2-2.jpg 

さて、ブログによれば、今回変わったところはどこなのか?

20230905-2-3.jpg 20230905-2-4.jpg

現在、最新版の Windows 11 Ver.22H2(22621.2215)で、Snipping Tool を呼び出すと左の画像のような画面が表示されます。
  • Windows キー + Shiftキー + "S"
  • Windows キー + Shiftキー + "R"
  • Print Screenキー
いずれの操作でも一緒です。

ちょっと前にも「スクリーンショットの撮り方が、Snipping Tool に統一される」でご紹介したように、設定を切り替えることは可能ですが、現在はデフォルトで Print Screen キーでも、Snipping Tool が起動するようになっています。

ただしこの操作では録画機能についてはありませんよね。録画機能が付いた Snipping Tool のツールバーを表示するには...

スタート>すべてのアプリ>Snipping Tool と起動したりしないと、その録画機能のついたツールバーは表示されません。

** ちなみに Windows キー + Shiftキー + "R" の利用は、Windows 10 では利用できません。

さてでは、手元の Canarry Channel の Windows 11 を見てみましょう。Windows Blogs にもありますが、US時間8月31日に更新されて「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 25941 (Canary Channel) 」今回更新され、現在は、ビルド25941 となっています。

さてこの更新された Canary Channel で、上記に紹介したショートカットキーなどで、ツールを呼び出してみると、最初は現在既定のアプリとして決まったものがないためか?

20230905-2-5.jpg 20230905-2-6.jpg

こんな既定のアプリの選択画面が表示されました。ここで、"Snipping Tool" を選択すれば、今回追加された統合されたキャプチャーバーが表示されるようになります。"画面の領域の切り取り" を選択すれば従来の Snipping Tool のツールバーが表示されます。

この Snipping Tool のツールバーが統合されたキャプチャーバーです。スタート>すべてのアプリ>Snipping Tool とクリックなどして開く分には従来通りの Snipping Tool が表示されます。

どちらを既定値とするかは、設定>アプリ>既定のアプリ と開いて、"画面の領域の切り取り" のところから変更可能です。

既定のアプリを、"Snipping Tool" にしておけば、画面を静止画でキャプチャーするのか? 動画でキャプチャーするのか? が容易に切り替えられるようになります。

ちなみに、私は通常、画面のキャプチャーなどに以前にもご紹介したことがありますが "Snap Crab" なんていうツールを常駐させていたりしますが、こうしたツールを利用していたりすると Print Screen キー単独だとこの通りには機能しなくなります。こうしたツールにも ホットキー による操作の ON/OFF の設定があったりするので、ONになっていると、こちらのツールの方が、Windows 自身の既定の設定より優先されてしまうようですね。

さて "メモ帳" については、Part 2 にて。


<参照>




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2023年08月11日

Windows の基本操作 Vol.2023-08-1  "メモ帳" で、開いているタブを全部保存

"メモ帳" といえば、古くからある Windows の定番アプリ。ご利用の方も多いかと思います。

20230810-2-0.jpg

さてそんな "メモ帳" ですが、Windows 10 までのものと Windows 11 ではだいぶ様相が変わってきました。
先日も Windows 11 の "メモ帳" で、ついに通常版で、タブ表示が可能になったことはすでにご紹介いたしました。

20230810-2-1.png


さてこの "メモ帳"、このタブ機能がついたことで、保存メニューもちょっと変わりました。

20230810-2-2.png

ファイルメニューをクリックすると "すべて保存" というメニューが確認できますね。

20230810-2-3.jpg

ちなみに、Windows 10 までのメモ帳は上記のような感じです。

タブ表示が可能になったんだから、当然といえば当然ですが、"すべて保存" とすれば一度ですべてのデータが保存できる... これは便利ですね。

ファイル>すべて保存

とすると、タブごとにテキストデータとして保存するためのダイアログが順次表示されます。

もちろん複数のタブを開いて作業中の場合、現在表示しているタブのみを保存するには、そのまま ファイル>名前を付けて保存 とすれば、該当のページのみを保存することができるようになります。

今後さらにどうなるか?わかりませんが、タブ表示の形を維持したまま、グループ化された1つのファイルとしても保存できたりすると便利かもしませんけど、そこまいくと軽いのが特徴のメモ帳らしさはなくなってしまうのかもしれませんね。


<参照>





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2023年07月12日

Windows の基本操作 Vol.2023-07-2 スクリーンショットの撮り方 〜 Windows 11 編 

前回は、Windows 10 におけるスクリーンショットの取り方について確認してみました。


さて今回は、Windows 11 におけるスクリーンショットの取り方について確認してみます。基本的には、Windows 10 とほぼ一緒ですが、Windows 11 だからできることもあったりします。


【Print Screenキーによる方法】

従来からあるスクリーンショットの撮り方は、Windows 10 同様健在です。ただし、現在の Windows 11 では、Snipping Tool が起動してくるようになっています。
  • Print Screen
ただし、
  • Altキー + Print Screen
については、現在の最新版でもある Windows 10 Ver.22H2(ビルド22621.1992) では、デフォルトでは利用できなったようです。

それは以前に「スクリーンショットの撮り方が、Snipping Tool に統一される」でご紹介しましたが、Insider Build ではありませんが、すでにこの機能が実装されているようです。

Windows 10 では、この機能はデフォルトでは有効ではありませんが、Windows 11 では、すでにデフォルトで有効になっているようです。


-- 設定を解除する:

20230712-1-1.jpg

スタート>設定>アクセシビリティ>キーボード

と開くと、"Print Screenを使用して Snipping Toolを開く" がオンになっていますので、こちらをオフにすると、従来のような
  • Print Screen:画面全体をキャプチャー
  • Alt + Print Screen:選択したアクティブウィンドウのみをキャプチャー
が可能になります。

また、Windows 10 の時にもご紹介していますが、
  • Windows キー + Print Screen:画面全体をキャプチャー
  • Windows キー + Alt + Print Screen:選択したウィンドウをキャプチャー
とした場合には、キャプチャーした画像は、ピクチャーフォルダ内の "スクリーンショット" フォルダに保存されます。

20230712-2-3.jpg

Windows キー+Alt+Print Screen の場合には、上記のようなポップアップが表示されたのち、ビデオフォルダ内の "キャプチャ" フォルダ に保存されます。ちょっと保存される場所が異なるので注意が必要です。


【新たな機能としての "Snipping Tool"】

従来より、Snipping Tool をご利用の方にとってみれば、簡単に呼び出せるようになるので非常に便利です。ただし、よく見れば同じ Snipping Tool でもその機能に違いがあることもおわかりいただけるのではないでしょうか?

-- スタートメニューから Snipping Tool を起動した場合:

20230712-1-2.jpg 20230712-1-3.jpg

上記にあるようなツールバーが表示されます。ツールバーには動画の撮影機能もあります。


-- Print Screen キーで呼び出した Snipping Tool:

20230712-1-4.jpg

画面が暗くなって、Snipping Tool が起動し画面の範囲などを選択するツールが画面上部に表示されます。

つまりは、あくまでも画面キャプチャーのための機能としての Snipping Tool が起動してくるだけで、Snipping Tool を利用して動画として画面をキャプチャーしたい場合には、やはりスタートメニューからたどるなどして起動する必要があるわけです。

Windows 10 までの Snipping Tool にはこうした動画として記録する機能はないので、ゲームバー(Windowsキー+"G")などを利用する必要があるわけですが、Windows 11 の場合には、画面上の操作方法などを気軽の録画するツールとして、この Snipping Tool が利用できるわけですね。

以前にも、「Snipping Tool はなくなる予定」なんて取り上げたこともありましたが、Windows 10 の場合 「切り取りとスケッチ」何て言う機能が登場した際には、「Snipping Tool」 に変わって、この「切り取りとスケッチ」がデフォルトの画面キャプチャーツールになるよなんて?話もありましたが、結局のところ 「Snipping Tool」 に落ち着いた感じです。


【"クリップボードの履歴" はやはり有効にするべき】

Windows 10 の際にもご紹介した「クリップボードの履歴」。クリップボードを拡張して利用可能な機能は、Windows 11 でも当然ながら利用可能です。

20230712-2-1.jpg

これまで通常のクリップボードの場合には、1つしかメモリ上に保持できず、次のものがコピーされると、その前のものが自動的に削除されてしまいましたが、これを利用すれば、25個まで保持できるのと、ピン止めしておけば、頻繁に使用するものを保持することも可能になりますので、非常に便利な機能です。

-- クリップボードの履歴を有効にする:

20230712-2-2.jpg

通常は、Windows キー+ "V" で有効になります。
ただしこれでも機能しない場合には、

スタートボタン>設定>システム>クリップボード

と開くことで、有効・無効 の切り替えも可能です。


【2023/7/12 一部内容を追加修正】


<参照>




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2023年06月21日

Windows 11 Ver.22H2 の対応CPUリストが更新!

先月末になる5月24日、KB5026446 (ビルド 22621.1778) がリリースされました。

20230621-1-1.jpg 20230621-1-2.jpg

これは、 Windows 11 バージョン 22H2 用の Moment 3 機能更新プログラムとなるものでしたが、これを機に、Windows 11 の対応CPUリスト(Intel、AMD)も更新されました。US版は、5/25付で、日本語版は、5/29付で更新されています。

20230621-2-1.jpg 20230621-2-2.jpg

CPU自体も新しいものがどんどん登場しているので、こうしたリストも随時更新されていくもの。Intel 系だと第13世代のCPUなどが追加されています。

もっともこうしてリストが更新されても、通常古いCPUがサポート対象に新たに加わることはないで、その辺りは期待しないでください。

ちなみに 現在手元にある Windows Insider 版の Canary Channel のものは、すでに Ver.23H2 になっています。


<参照>




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2023年05月20日

Windows の基本操作 Vol.2023-05-3 検索ボックス 〜 Windows 11 編

前回は、Windows 10 の「検索ボックス」について取り上げました。「Windows の基本操作 Vol.2023-05-2 検索ボックス 〜 Windows 10 編」。さて今回は Windows 11 編です。

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日々進化・改善を続けている Windows の検索機能ですが、Windows 10 の場合と、似ているようで、より進化した Windows 11 の「検索ボックス」について取り上げます。


【検索ボックスの脇に表示されているイラスト】

では、Windows 10 の時と同様に、検索ボックスの中に表示されているイラストのところの説明から。"検索のハイライト" ですが、Windows 11 の場合にはちょっと設定方法が変わってきます。

1) 検索ボックスをクリックし、右上の【...】> 検索設定 と開きます

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2) "プライバシーとセキュリティ" の "検索アクセス許可" ダイアログが表示されますので、画面を下にスクロールし、"その他の設定" のところにある "検索のハイライトを表示する" のところで、表示の オン/オフ を切り替えます

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【検索ボックスの表示方法】

検索ボックスの表示方法も若干、Windows 10 の場合と異なります。

-- 表示方法の変更:

1) タスクバーを右クリックして、"タスクバーの設定" を開きます

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2) "個人設定" の "タスクバー" のところが表示されますので、"タスクバー項目" にある "検索" のところから設定を変更することが可能です

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-- 検索ボックスの表示メニュー:

設定方法によって以下のように表示方法が変わります。
  1. 非表示
  2. 検索アイコンのみ
  3. 検索アイコンとラベル
  4. 検索ボックス
1) 非表示:
文字通り "検索ボックス" をタスクバーから削除します

2) 検索アイコンのみ:
虫眼鏡のアイコンのみの表示になります。表示されたダイアログの上部に検索の文字が入力できるようになります

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3) 検索アイコンとラベル:
検索ボックスをクリックすると、"検索ボックス" には虫眼鏡のアイコンの脇に "検索" と言うラベルがつきます。 クリックすると表示されたダイアログの上部に検索の文字が入力できるようになります

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4) 検索ボックス:
検索ボックスに直接キーワードを入力できるようになります。また上部の、"ユーザー、ファイルなどを検索" のところにも文字入力が可能になっています

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Windows 10 の時に比べると、"検索ボックス" の表示されるスタイルによって若干変わります。


【検索設定とオプション設定】

"検索ボックス" をクリックして開いて、右上の【...】をクリックすると表示されるメニューは、Windows 10 の場合と一緒です。

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  1. 検索設定
  2. インデックスオプション
  3. フィードバック
といったメニューが表示されます。

1) 検索設定

こちらをクリックすると、"プライバシーとセキュリティ" の "検索アクセス許可" のダイアログが表示されます。

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ここでは、
  • セーフサーチの設定 --- Web検査kの結果に成人向けの内容を表示するか表示しないか?などの設定
  • クラウドコンテンツの検索 ---Microsoft アカウントや、職場または学校のアカウントでサインインしているときにそれらのOneDrive や SharePoint などその他のサービスをコンテンツに含めるかどうか?の設定
  • 履歴 --- このデバイスでの検索履歴クリアしたり、Microsoft アカウントなどに紐づいているクラウドの検索履歴(別途、Microsoft アカウントの画面に移行します)、Bingの検索履歴の管理などが行えます
  • その他の設定 ---- 検索ハイライトの表示・非表示の切り替え

2) インデックスオプション

こちらをクリックすると "プライバシーとセキュリティ" の "Windows 検索" のダイアログボックスが表示されます。

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Windows 検索:

ここでは、PCのコンテンツのインデックスを作成することで迅速に検索できるようにします。
  • インデックス作成の状態 --- 現在のインデックス作成状況を表示
  • ファイルを検索 --- クラシック、あるいは、拡張の選択をします。クラシックでは、"検索場所をカスタマイズする" のところから、検索場所の追加、削除が可能になっています
  • 拡張検索からフォルダを除外する --- 検索場所として除外するフォルダを追加します
  • 関連設定 --- 詳細インデックス設定、インデクサートラルブシューティングツールの起動などへのリンクがあります

ということで、前回の Windows 10 編につづいて、Windows 11 編として取り上げてみました。

検索の機能として、その肝ともなる インデックスの作成や変更などについては、また機会があれば取り上げてみたいと思います。検索機能を使っても、思うように検索ができない... そんな場合には、「Windows Search の問題を修正する」なども参考にしてみてください。




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2023年05月02日

iPhone に対応した「スマートフォン連携」の提供がスタート!

かつて「スマホ同期」として提供されていたスマホ連携機能となるストアアプリ。

この "スマホ同期" も、Android 搭載のスマートフォンであれば、そこそこ使えていたものの、残念ながら iPhone となると、「リンクの共有」のみしか利用できませんでした。

そしてその後 "スマホ同期" が、新たに「スマートフォン連携」にアップグレード。

しかし先日までは、この 「スマートフォン連携」では、Android のみにしか対応しておらず。iPhone については、全く利用できない状況が続いておりました。

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そして先日、ついに iPhone にも対応し、Windows 11 をご利用の一般ユーザー向けへのリリースがスタートいたしました。

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上記の画像は、
  • 左:Windows Insider Canary Channel
  • 右:Windows 11 Pro
の画面です。

Windows Insider 向けにはすでに以前より提供されていますので利用できるようになっていますが、一般向けのものについては、現状うちで確認する限りではまだ展開されていないようです。順次ってことなのでしょうけど、もっともここまでくれば、ほんとにもう間もなくなのでしょうね。

-- 以前の Windows Insider 向けの情報 より:

2023年2月28日に公開された Windows Blogs「Previewing Phone Link for iPhone users on Windows 11 with Windows Insiders」にありますが、この段階では、US版の Microsoft Community の「Phone Link app – iOS support」にもありますが、

-- 既知の問題点 --

メッセージ:
  • スマートフォン連携では、グループメッセージの作成・返信、メッセージ内のメディアの送受信には対応していません
  • スマートフォン連携がメッセージで新しい受信者からの最初のメッセージを受信しません
  • スマートフォン連携は、画像、GIF、メモ帳の送信には対応していません
  • iPhoneのメッセージの設定が、常に "プレビューを表示しない "に設定されている場合、スマートフォン連携はメッセージを表示できません
  • アプリの使用中にBluetoothセッションが切断された場合、Phone Linkはメッセージの会話履歴を表示しない

電話機能:
  • スマートフォン連携の使用中、Bluetoothヘッドセットがペアリングされて接続されている場合、通話音声をPCスピーカーにまわすことができません
  • iPhoneとPCをBluetoothで接続した状態で、電話機でVoIP通話に応答した場合、通話中のPCにスマートフォン連携が表示されます
  • スマートフォン連携は、ウィンドウを閉じた場合、進行中の通話も終了してしまいます

お知らせ:
  • スマートフォン連携でボイスメールの通知をフィードから解除することができません
  • アクションセンターの通知をオンにしている場合、Windowsアプリからの通知とPhone Linkからの通知が重複して表示される場合があります。

システム要件:
  • Windows 11を搭載し、Windows Insider Programに登録されているPC
  • iOS 14.0以降を搭載したiPhone端末で、カメラが動作すること
  • Microsoft Storeのスマートフォン連携アプリ バージョン1.23012.169.0以降
  • Windows 11搭載のPCはBluetoothが必須
という制約があったようです。


【今回展開がスタートした「スマートフォン連携」について】

さてでは、さっそく今回 US時間4月26日に公開された「Phone Link for iOS is now rolling out to all Windows 11 customers」を確認してみましょう!

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冒頭、Windows 11 をご利用の iOS ユーザー向けに、世界 85 のマーケットをターゲットとして、39言語でこの機能の展開がスタートしたことが紹介されています。そして、5月中旬までには、すべてのユーザーが使用できるように、Windows 11のユーザーへ段階的なロールアウトを開始したとあります。

これまでであれば、Android 向けにしか提供できなかったサービスですが、このスマートフォン連携アプリにより、通話、メッセージ、連絡先へのアクセスについて、基本的なiOSサポートが提供されますとあります。

プレゼン中などで、スマホをしまっておかないといけないようなときでも、PCの画面上で通知を受け取ることが可能になりますとあります。


--注意事項として:

注意事項として以下のようなことが紹介されています。
  • Phone Link for iOSは、iOS 14以上のiPhone、Windows 11デバイス、Bluetooth接続、Phone Linkアプリの最新版が必要です。
  • iPad(iPadOS)または macOS ではご利用できません。デバイスの互換性は異なる場合があります。地域によって制限がある場合もあります。
  • メッセージング機能はiOSによって制限されます。
  • 画像・映像の共有やグループメッセージには対応していません。
  • メッセージはセッションベースであり、電話がPCに接続されているときのみ送信されます。

冒頭にも触れましたがリリースはスタートしています。順次展開されていきますので、今後の スマートフォン連携アプリの更新にご注目ください。

ちなみにこの機能は、Windows 10 向けにはリリースされません。Windows 10 の「スマートフォン連携」アプリでは、Android のみしか利用できません。


<参照>




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2023年04月27日

Windows 11 向けの Windows Update に新たな機能が追加!

Windows 11 Ver.22H2 以降をご利用の方は、Windows Update の画面をご確認になって、すでに変わっているのにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、Windows Update に新たな機能が追加されました。

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上記の画像は、Windows 11 上の Windows Update の画面です。
スタート > 設定 > Windows Update
と開いたところ。

ご覧いただくと一目瞭然ですが、"その他のオプション" のところに、「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」と言う項目が追加されました。画像では "オン" にしてありますが、デフォルトでは "オフ" となっています。

こちらの設定、右の画像にもありますが、以前から、Windows Update の "詳細オプション" のところに、"その他の Microsoft 製品の更新プログラムを受け取る" と言った設定もありました、これとも異なるようです。

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ちなみに、手元にあった Windows Insider Canary Channel の Windows Update の画面を見てみると、こちらは以前と同様。比べていただくと、その違いがおわかりいただけると思います。


【よりいち早く、そしてスムースに更新プログラムを提供】

Get Windows updates as soon as they're available for your device」と題した Web ページによれば、Windows 11 の新機能と拡張機能をより頻繁にリリースすることで、継続的なイノベーションを提供することを目的としているようです。

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現在、Windows Update では、非セキュリティの更新プログラム、修正プログラム、改善プログラム、機能拡張を提供することで、さまざまなタイミングで新機能が追加されています。今回追加されたこの新しいアプローチにより、具体的にどんな感じなのかはあまり触れられていませんが、 "updates may be gradually rolled out to devices" とあるように、よりスムースに提供されるようになるのでしょうね。

一応、「What should I expect after turning the toggle on?」によれば「As with past updates, we respect your active hours. Changes enabled via the cloud take a couple seconds to install, so they won't interrupt your work or spend device resources. Restarting can be scheduled at any time that's convenient for you. 」とあり、あまり具体的なことはありませんが、ご利用のデバイスで利用できるようになった時点でスムースに、その適用が開始されるようになるようです。

セキュリティの更新プログラムは順次自動的に適用されているわけですが、これは以前と変わりありません。これに加えて如何に速やかに非セキュリティの更新プログラムなどを各デバイスに提供できるか?

今回はこうしたものへのアプローチの一つになるようです。


【更新】

今回これが加わったのは、"KB5025305" によるものでした。

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この更新プログラムは、CリリースとかDリリースと呼ばれる月末に配信されるオプションの更新プログラムです。事前にプレビューとして提供されているものなので、自動でインストールはされません。これを適用しない限りは、今回ご紹介した設定にはなりません。

また今回の更新プログラムには既知の問題も確認されているものがあります。
  • Windows 11 でプロビジョニング パッケージを使用すると、バージョン 22H2 (Windows 11 2022 Update とも呼ばれます) が期待どおりに機能しない可能性がある
  • Windows 11、バージョン 22H2 では、サイズの大きな複数ギガバイト (GB) ファイルのコピーが完了するまでに予想以上に時間がかかる場合がある
うちの場合には特に問題ありませんが、Windows 11 Ver.22H2 の既知の問題については以下のサイトもご参照ください。



【2023/04/28更新】

ちなみに今回の更新プログラムは以下のような感じで表示されます。

20230427-3-4.jpg


<参照>



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