2024年05月16日

Reading Coach が AI の Power を借りてさらに進化!

「Reading Coach」が AI の Power を借りてさらに進化し、独立したアプリとしても利用できるようになりました。US時間2024年5月14日付で公開された「Introducing Reading Coach, your AI-powered reading fluency coach」で発表され、「Microsoft Reading Coach(Preview)」として公開されました。

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"Reading Coach" は、もともと教育現場向けの Teams、「Teams for Education」にて2022年から提供され利用されていた「音読訓練ツール」です。その時は、"Reading Progress" というアドインで提供されておりました。

その後、これらのツールは、昨年 イマーシブリーダー の一機能として Microsoft 365 Apps にも展開されることが発表され、Word for the web、OneNote for Web、OneNote Desktop 365、OneNote Mac、OneNote iPad などのイマーシブリーダーの一機能として利用できるようになっていました。

-- Word for the web での一例:

まずは、どんなものか? Word for the web を例に見てみましょう。

1) Word for the web を起動して、英文を入力します。今回は、rand関数を利用して英文のサンプルテキストを入力してみました

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2) 表示タブ>文書の表示グループ にある "イマーシブリーダー" をクリックします

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3) イマーシブリーダーの画面になったら、右上の本を開いたようなアイコン(閲覧の環境設定)をクリックします

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4) "リーディングコーチ" を "ON" にします

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5) マイクのアイコンをクリックするとカウントダウンが始まって、Reading Coach が動き出し、実際に画面を読み上げたのちその評価が表示されます

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6) 終わると結果レポートが表示され、"練習単語" をクリックすると、先ほどうまく発音できていなかった単語が表示され再度練習することができます

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こうした機能が独立して登場して利用できるようになったわけですね。


【Reading Coach の公式サイト】

Preview 版ではありますが、すでに公式サイトはオープンしております。

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"Available for schools now!" とはありますが、とりあえず利用は可能です。画面を下にスクロール。"Get started" のところから "Individual learners" の "Start reading" をクリックすると、Microsoft アカウントでのサインインを求められますのでサインインします。

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あとは、Reading Coach を利用する際に、AI に文章を作成させるか? Libraryから選択するか? あるいは自分で文章を用意するか?を選択します。今回、AI を活用し、文章も AI が自動生成してくれるようになりました。

Create AI Story をクリックし、続いてキャラクターを選択します。

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次はロケーションを設定。

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するとAIが8レベルに分かれた文章を提示してくれますので、レベルを選択します。

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背後に文章が表示され、 "Start Reading" をクリックすれば、カウントダウンののちスタートします。

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英語学習のためのツールなわけですが、ご興味のある方はご利用になってみてください。

今回提供がスタートしたツールですが、Web 版と、Microsoft Store よりダウンロードしてインストールして利用するダウンロード版があります。


<参照>





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2022年11月25日

"近くと共有" 機能の提供が終了

Android や iOS 向けに提供されている Office Mobile アプリにおけるファイル共有機能の一つなんですが、この機能が、今年いっぱいをもって終了することになります。

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【"近くと共有"とは?】

冒頭でもちょっと書きましたが、近くのデバイスと Office のファイルを共有したりするための機能になります。Word Mobile、Excel Mobile などといったアプリからではなく、Office アプリを開いて操作をすることになります。

-- 操作方法:

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1) Office アプリを起動し、"操作" をタップします
2) 操作画面になったら、下にスクロールすると、"その他の操作" のところに、"近くと共有" があります

ここをタップして開くと、トップでもご紹介しましたが、

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という画面になって、送信あるいは受信の操作に移ることが可能になります。


【2022年をもって終了】

US時間 11月14日に公開された Microsoft 365 Blog によると、2022年12月31日をもって終了することになるようです。

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意外に、この機能について調べてみると、Support ページに様々な記事が上がっているんですが、私自身、スマホで Excel ファイルなどを共有して使用するという用途もほとんどないため、お恥ずかしながら、今回この機能の廃止の記事を読んで初めて知った機能でもあります。

ブログの中でも触れられておりますが、こうした一部のニーズしか満たさないようなあまり使用されない機能は、廃止されて淘汰されていくんですね。

この "近くと共有" 機能をご利用の方は、ご注意ください。


<参照>




ソースネクスト 


パソコン工房のデジタルドラゴン中古パソコン・中古スマホ

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2018年01月17日

Microsoft 数式 3.0 が削除されました

1月になってちょっと騒ぎになっていたこの機能。正式に、Office Support Team のブログにおいて、正式に削除されたことが明らかになりました。

昨年の暮れに、このブログでも以下のように取り上げました。

数式エディタの脆弱性を狙った攻撃にご注意ください


数式エディタの脆弱性をつく攻撃が日本に集中していると報道されたものでしたが、そうした背景もあったのでしょうけど、結果的には、1月の更新で削除されたようです。

現在、挿入タブ>オブジェクト として、Microsoft数式 3.0 を開こうとすると以下のようなエラーになります。(Word2016の例)

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Wordであれば、挿入タブ>記号と特殊文字>数式 という手順で数式の挿入などはできますが、従来のものとは異なります。

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こうした何かしら他のものにシフトせざるを得ないようですね。


【2018/01/18更新】

"MathType のサード ・ パーティ製アプリケーションを使用すると、セキュリティ上の問題のない数式エディター 3.0 の数式を編集できます" とあるように、MathType(有償版)について紹介されております。

Office 内の数式を編集するときのエラー
Welcome Microsoft Equation Editor 3.0 users


<参照>

数式エディター 3.0 の機能削除について/Office Support Team Blog JAPAN
Microsoft Office の脆弱性(CVE-2017-11882)について/IPA
数式エディタの脆弱性を狙った攻撃にご注意ください
数式エディター 3.0 を無効にする方法

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2017年08月03日

バーコードコントロールは、Accessのためのもの

"Microsoft Barcode Control" という日本語版 Access に付属している ActiveX コントロール

Microsoft BarCode Control 15.0で作成したQRコードのバーコードリーダーでの読み込みについて
Microsoft BarCode Control 15.0 QRの文字数制限について
Excel2013でMicrosoft Barcode Control 15.0を用いたファイルでの不具合
Excel 2013 でバーコードコントロール 14 を使用したい
Word でのバーコードの印字がリーダーで読み取れない

など、上記のように、いくつかMSコミュニティに上がっている質問を見てみると、ExcelWord などでもご利用の方も多いようです。

私自身は、あまり利用する機会のない機能ではありますが、ActiveXコントロールとして導入されているので、Excel や Word からも呼び出せてしまうため使っていらっしゃるという方が多いのでしょうね。

ときどき Excelでバーコードコントロールを利用する方法を説明しているサイトなどもあったりしますね。

ちなみに、Excel 2016 で呼び出すためには、

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開発タブ>コントロールグループにある "挿入" >コントロールの選択 とクリックすれば、"Microsoft Barcode Control 16.0"

が選択できるようになっています。


しかし私もそうですが、意外と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このバーコードコントロールという機能は、Accessのための Active Xコントロールであって、他のアプリでは正常な動作は保証されておりません

言い換えれば、Office Support Teamのブログにもありますが、"Excel 上での利用を動作保証したバーコードはリリースしておりません" ということのようです。

ですので、ブログにも例が上がっていますが、印刷したバーコードが読み取れないなどの想定外の動きをすることがあるようです。

さらに、この機能は 日本語版の Access にしか導入されていない機能で、日本語版以外の Access ではご利用いただけません。

あくまでも、Access上で、使用するために開発された ActiveX コントロールということのようです。

Excelでも挿入できるので、使ってしまう...ということはあるのかもしれませんが、正しく動作しないことも多いようなので注意が必要です。

ちなみに、やはり Office Support Team Blog JAPAN にもありますが、Word については、"差し込み印刷機能で利用可能なバーコード" があるそうで、こちらは、ActiveXのバーコードコントロールとは別物とのことです。

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<参照>

“Microsoft Barcode Control” について/Office Support Team Blog JAPAN
Excel 2013 で印刷したバーコードを読み取れない
バーコードをラベルに追加する


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2017年06月23日

"Dictate" を利用した音声入力 Part2

前回は "Dictate" の概要にとどまりましたので、今回は実際の導入から利用方法まで見ていきます。


【Dictateのインストール】

** 利用環境: Windows 10 Pro/Office 2016/Microsoft Edge


1) まずは、Dictateのホームページにアクセスします
Dictate

2) "Download for Office 32-bit" をクリックしてダウンロードをスタート。64ビット版をご利用の場合には、その下にある、"For Office 64-bit click here" のところをクリックします

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3) ダウンロードが開始されたら、画面下部の "実行" をクリックします

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4) インストーラーが起動し、インストールが開始されます。画面に従って利用規約などに同意し、インストールを完了します

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【Wordで確認してみる】

このツールは、WordPowerPointOutlookでの利用が可能になっていますが、今回は Word2016 で確認してみました。


1) Word を起動すると、起動時にスプラッシュ画面の時にも、WordDictateのアドオンを読み込んでいるといったメッセージが一瞬表示されてましたが、起動すると新たに、"Dictation" というタブが追加されています

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2) ではさっそく、まずは日本語で試してみます。"Language Options" のところを、From Japanese To Japanese に設定し、左端のマイクのボタン(Start)をクリックしてマイクに向かってしゃべりだします

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3) 入力が始まると、マイクのところは、"Stop" に変わります。そして音声入力している内容がその右側の枠に表示された後、文面に挿入されます

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4) Toのところを他の言語に変えて試してみました。英語は微妙で、韓国語や、中国語、フランス語あたりは...どこまで正しいのか?わかりませんが、翻訳はされているんだと思われます

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"Dictate" のサイトによると、"Features" として、今後、20か国語の言語に対応させることや、リアルタイム翻訳も、60言語まで対応させることなどが紹介されています。
またまだまだコマンドが少ないのですが、この辺りも今後追加されていくようです。

ちなみに、Outlookのメッセージ作成画面、PowerPointの画面だと以下のような感じで、"Dictation"のタブが追加されています。

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【アンインストールについて】

今回導入されたアドインは、不要になった場合プログラムのアンインストールより削除が可能です。

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またアドインとして導入されているので、ファイル>オプションとして、Wordのオプション画面を出して、左ペインの "アドイン" をクリックし、右ペインに "Microsoft Officeのアドインの表示と管理を行います" の画面が表示されたら、管理のところが、"COMアドイン" となっていることを確認して、"設定" をクリックすると、"COMアドイン" の画面が表示されますので、こちらから、有効・無効を切り替えることも可能です。

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<参照>

"Dictate" を利用した音声入力 Part1
The Garage
Dictate

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2017年06月21日

"Dictate" を利用した音声入力 Part1

Microsoft Garageプロジェクト。小規模なプロジェクトチームを編成して、新しいモノづくりに取り組もうというもののようですが、このプロジェクトから生まれたのが、今回ご紹介する、"Dictate" というOfficeアドインです。

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【Dictateとは?】

Word、PowerPoint、そしてOutlookにて、音声入力を可能にするアドインです。音声入力、そして自動翻訳にも対応しています。

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【動作環境は?】

OS:Windows8.1以降
Office:Office 2013以降 32/64ビット版
その他:Net Framework 4.5.0 またはそれ以降が必要


【利用方法】

利用は無料です。Dictate のホームページからダウンロードができます。ご利用のOfficeの環境に合わせて、32ビット版、あるいは64ビット版をダウンロードしてインストールします。
64ビット版の場合、"For Office 64-bit click here *" のところをクリックするとダウンロードができます。


ちょっと前にも話題になっていましたが、Presentation Translator という PowerPoint の発表を自動翻訳するツールも、この Microsoft Garage プロジェクトだったんですね...

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その他にも、"Snip" という Windowsに搭載されている Snipping Tool を拡張したようなツールもあります。
ご興味のある方は一度、The Garage を覗いてみてはいかがでしょうか?

まだまだ生まれたばかりのツール。今後もっともっと使いやすい製品になってくれるといいですね。


インストールおよびその利用方法については、次のPart2にてご紹介します。


<参照>

The Garage
Dictate
MicrosoftのPresentation Translatorはプレゼンの翻訳をリアルタイムに行なう/TechCrunch

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2017年06月10日

Docs.com のデータの移行

先日、サービスの終了とデータの移行に関しての案内がメールで届きました。

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データをWeb上で共有するサービスとして利用していた、Docs.com ですが、残念ながら、2017年12月15日をもって廃止されるようです。

それまでにデータを自分のOneDriveなどに移行するようにといった内容のものなのですが、その手順について追ってみました。


【移行の流れ】


1) メールの中の、"ここ" の部分をクリックして移行します

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2) Docs.com で利用しているメールアドレス/パスワードなどを利用してサインインします

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3) サインインしたら、画面上部にある "移行" をクリックします

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4) "Docs.com コンテンツの OneDrive への移行" の画面に変わりますので、"移行の開始" をクリックします

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5) 次に、Microsoftアカウントへのサインイン画面になりますので、ご利用のMicrosoftアカウントにサインインします

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6) "子のアプリがあなたの情報にアクセスすることを許可しますか?" という画面になったら、"はい" をクリックして進みます

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7) 移行が開始されると、Docs.comの画面に戻ります。コンテンツ移行中は、Docs.comの画面は読み取り専用モードになるようです

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8) データの移行完了後、OneDriveなど指定した場所を確認すると、データが保存されているはずです


コレクションなどは、リンク集のような形で、Excelファイルとして保存されていました。PowerPointなどのデータはそのまま、Sway で作成されたデータは、やはりコレクション同様にExcelファイルにリンク集として保存されておりました。




<参照>

Docs.com サービスの終了についての重要なお知らせ

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2016年11月23日

Docs.com にサインインできない

インターネットを利用して、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Sway、PDF といったドキュメントを共有できるサービス、"Docs.com" 。ご利用の方も多いかもしれませんね。


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さてこの Docs.com におきまして、現在、個人用のMSアカウントであればサインインできるものの、Office 365の職場や学校のアカウントを使用してのサインインができない状態になっています。


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実際にサインインしてみていただくとわかると思いますが、上記のようにエラーとなってしまいます。

現在も対応中とのことですが、11/23に確認して見ましたが、まだサインインができません。

もうしばらく時間がかかるようです。



<参照>

Can't sign in or publish to Docs.com with my Office 365 work or school account [WORKAROUND]
Unable to sign in to Docs.com with an Office 365 work or school account


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2015年10月11日

Windows 10 に Microsoft Office Picture Managerを導入してみる

本ブログでも人気コンテンツの一つ。Microsoft Office Picture Managerの導入方法ですが、Windows 10 上ではどんなものか? 確認してみました。

まずはいくつかのパターンで見ていきます。

1) Windows 8.1 に Microsoft Sharepoint Designer 2007 を利用して、Microsoft Office Picture Managerを導入した例(今回検証したPC)。その後、Winodws 10 にUpgradeしたもの。

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上記のように、ご覧いただければわかるかと思いますが、Windows 10 への Upgrade 後も正常に動作しています。


2) Windows 10 のPCに新たに導入する例
今回はこちらの例を取り上げていきます。Windows 10 にUpgrade後も利用できるようなので、利用可能なものとしては、

SharePoint Designer 2007



Microsoft SharePoint Designer 2010 (32 ビット版)
Microsoft SharePoint Designer 2010 (64 ビット版)

があります。


SharePoint Designer 2013もありますが、こちらからは残念ながら Microsoft Office Picture Manager が含まれていません。

ですので、SharePoint Designer 2007/2010 のいずれかをご利用いただくことになります。

** 注意)
SharePoint Designerの各バージョンのシステム要件をご確認いただきますと一目瞭然ですが、どちらのバージョンも当然古いものなので、その対象にWindows 10 は含まれておりません。
当然のことながらそうした中での導入ということになりますので、何もトラブルもなく導入できるとも限りませんので、予めご了承の上、お試しください。

また今回、再度 SharePoint Sesigner 2007 を導入してみるわけですが、これは、"Word2013で一太郎のファイルを開く" の時にもご紹介しましたが、一太郎コンバーターを利用するために、今回こちらを導入していおります。Microsoft Office Picture Managerのみ使えるようにするだけであれば、SharePoint Designer2010でも問題ありません。どちらか、お好きな方をご選択ください。

***一太郎コンバーターの動作については後日検証させていただきます。


【SharePoint Designer 2007の導入】

1) まずはダウンロードから。まずは、こちらの SharePoint Designer 2007 にアクセスして、日本語版をダウンロードします。今回は、Microsoft Edgeを利用しました。

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2) ダウンロードが開始され、しばらくすると、ダウンロード完了後、セキュリティスキャンの後、画面下部に、"実行" ボタンが表示されますので、こちらをクリックします。

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3) インストーラーが起動しだすと、ユーザーアカウント制御の画面がでますので、こちらは、"はい" で許可します。するとインストーラーの画面が表示され、ファイルの展開が始まります。

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4) そして、"Microsoft Office SharePoint Designer 2007" のインストーラーの画面が表示されます。今回は、すべての機能を利用するわけではなく、Picture Managerと、とりあえず次回のために、一太郎コンバーターを導入するだけなので、"ユーザー設定" を選択します。

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5) インストールオプションの画面になりますので、"Microsoft Office Picture Manager" のみ▼をクリックして、 "マイコンピューターから実行" として、それ以外のものは、"インストールしない" としておきます。最後に、"今すぐインストール" をクリックして、インストールを開始。

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6) インストールの進行状況が表示され、完了すると、"Microsoft Office SharePoint Designer 2007が正常にインストールされました" と表示されますので、"閉じる" をクリックして終了します。

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【Microsoft Office Picture Managerを起動する】

1) スタートボタンから、"すべてのアプリ" をクリックして、"M"のところまで行くと、"Microsoft Office" という項目がありますので、こちらをクリックします。"Microsoft Office Picture Manager" という項目がありますね。

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2) 起動してみると...以前からご利用の皆さんにとっては、見慣れた画面かと思いますが、きちんと表示されていることがご確認いただけると思います。

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ちなみに今回ご紹介した、SharePoint Designer2007/2010/2013 共に無料で利用可能なプログラムです。

ShraPont Designerは、本来は、"説得力があり魅力的な SharePoint サイトの公開、SharePoint プラットフォームでのワークフロー対応のアプリケーションやレポート ツールのすばやい構築など、すべての作業を IT 管理環境で行うために必要な強力なツール"(SharePoint Designer 2007のHPより引用)ということで公開されているものです。

繰り返しになりますが、SharePoint Designer2007などのダウンロード画面のところで仕様を確認すると、Windows 10 はサポート対象のOSではありません。ですので、どこまで正常な動作が期待できるかはわからないのが現状です。

しかし、これが利用できなくなって困っていらっしゃる方も多いようなので、もし興味のある方は、そのあたりをご理解いただいた上で、一度お試しになって見て下さい。


<参照>
Office2013にMicrosoft Picture Managerを導入する
Office2013 で Picture Managerを使いたい
Word2013で一太郎のファイルを開く


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2015年01月21日

オンラインクリップアートの終了とこれに変わるもの

"オンラインクリップアートが利用できない" という記事で最近アクセスも多いようなので再度取り上げさせていただきました。

オンラインクリップアートが利用できない

上記でもご紹介させていただきましたが、昨年の12月に発表があって、オンラインクリップアートのサービスが終了いたしました。

したがって、現在クリップアートの挿入画面になると、Office.comで検索するという内容から、Bing.comで検索するという内容になっています。

クリップアートの検索画面で "Bingの検索結果を含める" に変わった

これについても、上記のサイトで取り上げさせていただきました。

さて、最初に取り上げた時にもご紹介させていただきましたが、Office製品の画面からではオンラインクリップアートが検索できなくなっていますが、以下のところのように、MSのサイトから全く検索ができないわけでもありません。

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お花というキーワードで、Microsoftのサイトでクリップアートを検索した例

なので、上記からさらにキーワードで検索すれば検索もできるのですが、ここで検索されるソースがどこのものなのか?というと、この画面の左にもありますが、"上位プロバイダー" のところにあるように、"NVTOfficeClips" "Animation Factory" "Fotolia" "iClipart"などといったところからのもので、画像を選択しても、特に何も表示されなく利用できるものと、各サイトの利用規約に従うようにと記載されているものと様々です。

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【2015年1月28日更新】

*** 一部情報の訂正と更新
1/21にご紹介したばかりでしたが、残念ながら現在は、MSのサイトからも検索ができなくなったようです。

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上記でご紹介したリンクからたどっても上記のようにBingでの画像検索についての紹介のページに飛ぶようになってしまいました。

前回上位プロバイダーとしてリンクのあった、NVTOffceClipなどのサイトは当然ありますが、これらのサイトで提供されているコンテンツについては、フリー(無料)で利用可能なものでもないため削除させていただきました。

他に利用規約に従うのはもちろんですが、フリー(無料)で利用できるところはないかな?と探してみたところ以下のようなところがありました。

Print out Factory
リコージャパンが運営されているサイトで、フリーで利用可能なクリップアートを、WMF形式、EPS形式でダウンロードして利用可能になっています。またクリップアートだけではなく、PowerPointやExcel、Wordなどのテンプレートも用意されています。

openclipart
海外のサイトですが、結構な数のクリップアートがあります。

どのサイトも、フリーとは言え、当然それぞれ利用規約はありますので、それぞれのサイトの利用規約に準じてご利用ください。
もちろん、Bingの画像検索などで、無料で利用できるものもいっぱいあります。今後の主役は、そちらになりますから、クリエイティブコモンズライセンスに基づいた、Bing検索の方もご利用ください。
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2014年12月20日

クリップアートの検索画面で "Bingの検索結果を含める" に変わった

これは以前にもご紹介しました、クリップアートの終了に伴う仕様変更のようですね。従来だと、以下のように、 "Office.comのコンテンツを含める" となっていたものが、現在は、 "Bingの検索結果を含める" に変わりました。
以前の例。

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そして、現在のWord2010(Office2010)の例です。

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さて、Bing検索で検索されるコンテンツですが、Office Blogsに寄れば、"クリエイティブ コモンズ (英語) のライセンス システムに基づく著作権フィルターを使用しています" とのことで、実際に利用するに当たっては、個別に、"画像のソースへのリンクが提供されるので、画像のソースと適用されているライセンスを確認し、ユーザーの用途がライセンスに準拠しているかどうかを調べることが可能です" とありますが、"著作権などにご配慮いただきながら、お客様の責任においてご利用いただきますようお願いいたします" とあるように、利用に際しては、用途によっては、自分で著作権などを確認して利用する必要があります。

【クリエイティブ コモンズとは?】
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは

詳細は上記サイトをご参照ください。先ほども引用させていただきましたが、Bingの検索はこのクリエイティブ コモンズのライセンスシステムに基づく著作権フィルターが利用されています。

ということで、検索結果はものによって、従来のクリップアートのような、Microsoftが提供するものではないため、利用に際しては注意が必要です。

<参照>
クリップ アートの提供を終了し、Bing イメージ検索に移行/Office Blogs
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2014年12月02日

Office.com でのクリップアートの提供が終了する

メディアでも報道されておりますが、すでにリンク切れなどになって、Word2010から、"Office.comでさらに探す" をクリックしても、従来のようなOffice.comのオンラインクリップアートのページには行けなくなりました。

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では各アプリから検索した場合にはどうなるのか? 試しにWord2007/Word2010/Word2013 で、"空" というキーワードで検索をかけてみました。やはり、Office.comで検索できる分、Word2013の方が多いようです。

検索結果:
 Word2007 100件
 Word2010 100件
 Word2013 321件

Word2013からは、画像を挿入する際には、Word2010の時までのように、"クリップアート"というボタンはなくなって、"オンライン画像" という表記に変わっており、Office.comとBingのイメージ検索が利用できるようになっていました。

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現在のところはまだOffice.comで検索を押しても出てきますが、これがなくなるのも時間の問題ってことなんですね。

また
オフィス 2010 で好みのクリップ アートを探すには
のように過去のサポート情報などにある、"Office.com でさらに探す" といったリンクについては、これらをクリックすると....という説明があって、仮にこちらをクリックしても、これらのリンクは、すでにリンク切れになっているようです。

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さてそうなると現在は全く利用できないのか?というと、順次廃止されるにしても、実はまだそこまでには至っていません。

先ほど確認したところでは、Office2013では現時点では、通常通り利用が可能です。
さらに以下の検索ページでの利用も現在のところは可能です。("空" で検索した例)

画像検索ページ "空" で検索した結果

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以前に、"Office.com のクリップアートを検索したい" という記事を取り上げましたが、実のことろこれは一時的な不具合というよりも、今回の廃止に向けての動きだったのかもしれませんね。

Word2007やWord2010の場合でも、現在のところはオンライン画像も含めて検索をすると、一応Office.comで探すというリンクは使えなくもてもオンライン画像の検索もまだできているようです。

20141202-8.jpg

Word2007の場合には、検索結果として表示される画像に、地球のマークがついており、オンライン画像であることがわかります。Word2010の場合には、画像をクリックして "オフラインで使用する" をクリックすることでマイコレクションにダウンロードして追加されます。

Office2013では、引き続きBingイメージ検索は残りますので、今後は、これがオンライン画像の挿入手段となるようです。

20141202-5-1.jpg

ただし、ここで注意が必要です。Bingのイメージ検索では、"デフォルトではクリエイティブ コモンズによってライセンスされた画像のみが表示されるようになっており、文書に挿入する前にライセンスを確認する必要がある"(以下の、ITmediaの記事より引用) ということもあり、従来のように使用条件が一括でわかりやすく明示されていたものと異なるため、検索結果の画像を利用する際には、各画像の下のアドレスなどをクリックしてサイトに移動し、著作権の問題や使用条件など確認する必要があります。

一応Bingでも著作権フリーの画像を検索できるようにする予定はあるとか...このあたりの詳細はまたわかりましたらご紹介させていただきます。

さて、それなら何か他の方法で、著作権フリーで利用可能な画像を入手できないか?
これについてはまた次の機会にご紹介します。

【2014.12.20更新】
Office Blogでも取り上げられておりましたのでご紹介しますが、おそらくMicrosoftのHPで報じた唯一のページなのかもしれませんね。

クリップ アートの提供を終了し、Bing イメージ検索に移行/Office Blogs


<参照>
マイクロソフト、クリップアートを廃止/TechCrunch
Microsoft、Officeの「クリップアート」提供を終了 Bingイメージ検索に/ITmedia
クリップ アートの使用条件に関してよくある質問 (FAQ)
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2014年10月03日

アイデアを共有するためのプレゼンテーションアプリ "Office Sway"

前回Office Mix について取り上げました。Office Mixは、教育現場などで Power Pointのアドオンとして、Power Pointをより活用するためのツールであったのに対して、今回の "Sway" は、共有するためのアプリ。

YouTubeに公開されている動画を見ると、まさに、Microsoft CEOのSatya Nadella氏も言っていた、"Mobile first, Cloud first" な感じがよく伝わってきます。

まさに、デバイスの垣根を越えて、情報を共有し、有効活用するためのツールです。





上記はYouTubeで公開されている動画です。

まだPreview版の提供も開始されていませんが、Previewしてみたい方向けに、メールアドレスを登録する受け付けは開始されています。

今後の展開が注目される新しいOfficeツールですね。

<参照>
マイクロソフト、「Office」ファミリの新プレゼンアプリ「Sway」を発表
Announcing Office Sway: reimagine how your ideas come to life
Office Sway(Preview)
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2014年04月29日

Office2013にMicrosoft Picture Managerを導入する

以前にも取り上げましたが、Microsoft Picture Manager について取り上げてみました。
その時にはOffice2003のライセンス・CDをお持ちという前提でご紹介させていただきましたが、今回はそうしたものがなくても利用ができるという事例のご紹介です。

Office2013 で Picture Manager を使いたい

この際にいただいたコメントの中で、ippeiさんからいただいた情報に基づいて導入してみました。確かにこれならだれでも導入が可能になるということで、今回、ご紹介させていただくことにしました。

また実はこれは、前々回取り上げた "Word2013で一太郎のファイルを開く" のところでも使った "SharePoint Designer" を導入することから始まります。

とりあえず今回は、Microsoft Picture Managerの復活から。

以前にも取り上げたように、Microsoft Picture Managerは、Office2010の時まで搭載されていた機能でOffice2013からは、Windows Liveフォトギャラリーを利用することで置き換えられなくなってしまった機能です。

【SharePoint Designerをダウンロードする】

まずは肝心のダウンロード。Office2010以降、32ビット版と64ビット版があるように、SharePoint Designerにも32ビット版と64ビット版があります。現在ご利用の環境に合わせて導入してください。通常Office製品は、普通にインストールすると、アドインなどの互換性の問題もあることから、現在のOffice2013においても、32ビット版が導入されます。ほとんどの方は32ビット版だと思いますが、念のためご確認ください。

Office の 32 ビット版と 64 ビット版のどちらを実行しているかを確認する

上記にあるように、いずれかのアプリケーションを起動し、バージョン情報を開いていただければ確認ができます。

さて、早速ダウンロードです。Microsoft Picture Managerをご利用になるだけであれば、SharePoint Designer2010がよろしいかと思いますが、以前にご紹介した一太郎コンバーターも使いたいという場合には、SharePoint Designer2007を導入してください。バージョンの違いはあれ、どちらにもMicrosoft Picture Managerは搭載されております。

Microsoft SharePoint Designer 2010 (32 ビット版)
Microsoft SharePoint Designer 2010 (64 ビット版)

* SharePoint Desingerには、SharePointDesigner2013もありますが、SharePoint Designer2013からは、Microsoft Picture Managerは搭載されておりません。
また、様々な事情があって、SharePoint Designer2007と2010の両方をインストールする場合には、必ず古いバージョン、SharePoint Designer2007からインストールしてください。

【SharePoint Designer2010をインストールする】

インストールの際、今回のようにPicture Managerのみ必要な場合には、すべてインストールする必要がないので、インストーラーが起動したら、"ユーザー設定" を選択してください。必要であれば後から "機能の追加/削除" からインストールも可能です。

1) インストーラーが起動したら、ライセンス条項に同意して、進みます

20140429-1.jpg20140429-2.jpg

2)次に、"ユーザー設定" をクリック

20140429-3.jpg

* "今すぐインストール" でも構いませんが、必要のないものもインストールされるため、今回はユーザー設定で進みました

3)必要な機能のみ、"マイコンピューターから実行" として、とりあえずそれ以外は "インストールしない" にします

20140429-4.jpg

4) インストールが完了すると、スタート画面に "Microsoft Picture Manager" が追加されたことが確認できます

20140429-5.jpg

この "SharePoint Designer"、フリーで提供されていますが、この導入によって、いろいろ過去にあって、現在ない機能が使えたりするので、機会があればこれ以外のものについても改めてご紹介させていただきます。
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2014年02月23日

なぜ? Office2013にPicture Managerがなくなったのか?

以前に、Office2013で、Picture Managerを利用する方法について取り上げました。

Office2013 で Picture Manager を使いたい

まぁこのPicture Managerを利用されている方もいると思われるのに何故搭載されなくなってしまったのか?
ビジネスプロダクティビティ製品チームのブログの中で、以下の様にでてました...

次期 Office と Office 15、Office 365、Office 2013 の関係

この中のコメントの中で、
"2013 では、本体ソフトウェアの中 (PowerPoint 上など) で、画像の編集能力がアップしているため、画像だけ切り出さずにOffice内で処理することを推奨しているため、Picture Managerはなくなっています"
のようにありました。

要するに、各プロダクトの画像編集の能力がアップしたことで、"不要" という判断に至ったようですね。


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2013年03月02日

改めて "Office File Validation Add-In(OFV)"

Office2010から導入されたアドインで、Office2003/2007向けにもその後提供されました。

セキュリティという観点からすると必要な機能なのですが、当初よりExcel2003では、ネットワーク上の共有フォルダにあるExcelファイルを開こうとすると時間がかかるといった問題もあったため、一部 Fix It で、この機能を無効にする方法も提供されておりました。(Office2007/2010ではこうした症状は発生していないようです)
ただし現在は、この問題も KB2553065 という修正プログラムを適用すると改善もされるようです。

Office 2010 ファイル検証の更新プログラム (2011 年 9 月 13 日) について
* Office2010 とありますが、Office2003/2007 でもインストール可能です

さてこの機能。もちろん、全く不要な機能ではないのですが、誤検知も結構あるようで、何でもないはずのファイルについても警告のダイアログが表示されてしまうことがあるようです。ちょうど、Microosft Answersの所でもみかけましたが、自分で作成した問題のないはずのファイルなのに警告のメッセージが表示されてしまうというようなことがでてましたので、改めて取り上げてみました。
決して "削除してしまえ〜" ということを推奨するわけではありませんが、どうしても削除したいということであれば、

コントロールパネル>プログラムの追加と削除
あるいは
コントロールパネル>プログラムのアンインストール
から削除することも可能です。

レジストリを調整する方法もあるようですが、Excel2003の例にあるようにかなり煩雑な手続きが必要になります。

<参照>
Office 2003/2007 のファイル検証機能の組み込み
診断ツール Fix it: マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Office 2003、2007 Office、および Office 2010 の Microsoft Office ファイル検証の問題:2011 年 4 月 12 日
Office File Validation (OFV) アドインがインストールされた Excel 2003 でネットワーク上のファイル共有から XLS ファイルを開くのが遅い
Office ファイル検証機能のアドイン (KB2501584) 適用後、ネットワーク共有上の Excel ファイルを開くのに時間がかかる
ネットワーク経由で Excel ブックを開く処理が遅い
Office File Validation for Office 2003 and Office 2007
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2011年11月11日

Office2010にMicrosoft Office Document Imagingを導入する

Office2010になって削除されてしまった機能の一つに、Microsoft Office Document Imagingという機能があります。Office2003で搭載されて、Office2007まではあったのですが、Office2010からは搭載されておりませんでした。

ではまず、この "Microsoft Office Document Image" ってなに?って言う簡単な説明から。詳細は以下のサイトをご参照下さい。

Microsoft Office Document Imaging について

簡単に言えば、Officeで作成されたデータを、イメージデータに変換するプログラムで、これを利用することで、文書データなどをTIFF形式とMDI形式のイメージファイルとして出力が可能になります。
設定画面MDI形式で出力されたもの
操作も簡単で、印刷するときに、出力先のプリンター名を、普段使っているプリンターから、"Microsoft Office Document Image Writer" へ変更するだけ。一応出力の際にプロパティを表示させて、MDI形式にするか? TIFF(モノクロ)形式にするか? 選択します。そして、印刷をクリックするとファイルの保存先を聞いてくるので、保存先を指定して、ファイル名を入力するだけ。
ただし、カラーのTIFFとして保存する場合には、一端MDI形式に出力した上で、一端ビューワーで開いて、名前をつけて保存にて、保存し直す際に、TIFF形式に変更して保存し直さないといけません。

さてこの機能。ある意味ではOfficeドキュメントをイメージ化するのに便利なツールではありましたが、残念ながらOffice2010からは搭載されなくなってしまいました。

がみなさん。ご安心下さい。実はこの機能無料で追加することが可能なんですね。無償で配布されている、SharePointDesigner2007をダウロードしてインストール。インストールの際に、"今すぐインストール" ではなく "ユーザー設定" をクリックするインストールするコンポーネントが選択できますので、とりあえず、"Microsoft Office Document Imaging" のみ "マイコンピューターからすべて実行" にして進みます。

Officeツールの下に、Microsoft Office SharePoint Designer、Officeツール、Office共有機能 と3つの大きな項目が表示されるので、一旦 すべて "インストールしない" とします。
続いて、Officeツールの +マークをクリックして、その中にある、"Microsoft Office Document Imaging" のところのみを "マイコンピューターからすべて実行" とした上で、画面右下にある "今すぐインストール" をクリックして実行します。

こうすることで、プリンターに、"Microsoft Office Document Imaging" が追加されます。

SharePointDesigner2007のダウンロード先

使い方は今までと一緒。WordやExcelで作成されたドキュメントを、TIFFなどのイメージデータの出力。あとは必要であればJPEGなどにペイントでも変換が可能になります。
カラーのTIFFデータとして保存する場合には...

1) ファイルの印刷にて、"Microsoft Office Document Imaging" を指定し、プロパティから詳細設定を開いて、出力形式を "MDI:圧縮ドキュメント形式" に変更
2) 印刷が終わると Microsoft Office Document Imaging が起動し、イメージ出力されたデータが画面上に表示されます
3) これをさらに、ファイル>名前をつけて保存 にて、ファイルの種類をTIFF形式に変更し保存します

ここで注意が必要ですが、イメージ出力されたファイルが複数ページにわたる場合、"Microsoft Office Document Imaging" では、正常に複数ページのイメージとして表示されますが、ペイントなどの画像編集ソフトでは、トップページのみしか表示されませんので、JPEGなどにさらに加工してご利用になる場合には、Microsoft Office Document Image Writerで印刷する際にページを指定してファイルを分割して、1ページずつ出力する必要があります。


<参照>
Microsoft Office 2010 で使用する MODI のインストール
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2011年10月20日

Dr.シンプラー2010Lite

Microsoft Officeは、もちろんビジネスユーザーのみをターゲットにしている商品でもなく、アカデミック版があるように、学校教育機関向けもターゲットとしている商品です。

以前このサイトでも取り上げたことがありますが、Office2007向けに、"Officeきっず2007" というアドインがありました。フリーで提供されているもので、小学生向けにタブ表示がカスタマイズされているもの。

Officeきっず2007

もちろんターゲットは小学生なので、お仕事で使っているような方はあまり関係ないと思いますが、こんな取り組みもされているんだな?ってことで、今回は、これの、Office2010版、"Microsoft Office 2010 for きっず" についてご紹介。

今回のOffice2010版では、その名も、"Dr.シンプラー2010Lite"と変更されています。

Dr.シンプラー2010Lite

もともとこのDr.シンプラー2010は、別途ゼッタテクノロジー株式会社という会社が販売しているアドインで、マイクロソフトが提供しているのは、この機能限定版の "Dr.シンプラー2010Lite" という商品になります。

Dr.シンプラーLiteとDr.シンプラークラスマネージャーの比較

上記のサイトにあるように機能制限はあるものの、家庭で使うには十分なものでもあります。お子様にWordやExelといったソフトを使っていただくために、もうちょっとなじみやすいインターフェースにとお考えの場合には導入してみてもいいかもしれませんね。

posted by クリック at 18:25| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Officeツール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月28日

Microsoft 数式が使えない

Office2003のオブジェクト挿入ダイアログWord2003までは、数式を入力する際に利用できていた、Microsoft数式というプログラム。これが、Word2010からは、あらかじめ数式の機能が組み込まれるようになりました。もちろん、従来通りのMicrosoft数式3.0も用意されています。Wordに限ったことではなくて、Office2010からは以下のページにもあるようにPowerPointなど他のソフトにも組み込まれています。

数式ツールを使う | Microsoft Office 2010 活用 TIPS

上記ではPowerPointで紹介されていますが、WordでもExcelでも、同じようにタブの中に組み込まれています。ただし注意が必要なのは、64ビット版Office2010では、この機能は利用できるものの、オブジェクトの挿入からやっても、Microsoft数式3.0と言うアドインが利用できないこと。

通常プリインストールされている場合には、32ビット版がインストールされていますし、パッケージ版を購入してDVDをセットして自動でインストールされるのは32ビット版なので問題はないはずです。

ただし32ビット版であった場合でも、仮に互換モードで起動している場合には、Office2010から導入されたタブに組み込まれたこの数式の機能は利用できません。この場合には、Microsoft数式3.0を利用するしかありません。

整理すると
  数式(タブ内) Microsoft 数式3.0
32ビット版 Office2010
   〃 (互換モード) ×
64ビット版 Office2010 ×

Office2010からは64ビット版も利用可能になっております。あえて64ビット版をインストールしてご利用になっている場合には、Microsoft数式のように利用できないアドインがたくさんありますので注意が必要です。

まだ過渡期にある64ビット版、アドインを始めとする全ての機能が従来通りのOfficeのように使えるようになるには、もうちょっとかかりそうです。次期バージョンで、64ビット版がどのぐらい進歩してくるか?ちょっと楽しみでもあります。おそらく、もう何年もたたないうちにOSも64ビット版が主流になってくるんでしょうね... それに伴い各アプリケーションもどんどん64ビット版にも対応してくるんでしょう。

<参照>
Microsoft Office の 32 ビット版と 64 ビット版を選択する
64 ビット版の Office 2010
posted by クリック at 14:36| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | Officeツール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月14日

Office2003(WindowsVista上)のOfficeアシスタントについて

WindowsVistaでは、Office2003もとりあえずは動作保障されています。一応制限はあるようですが。それについては、以下の対応表を参照してください。

Microsoft Office System 各 OS での対応表(Microsoft Office 2003)

さて、上記リンク先の表を見ていただければ、一応動作をすることはMSでも確認済みのようですが、ただそれでもおそらく100%完璧にとは行かないんでしょう。ちらほらと、いろいろな話も聞きます。その一つが今回取り上げたOfficeアシスタント。Office2007からは、削除されて利用できなくなっていますが、とりあえず、WindowsVistaであっても、Office2003をインストールする分にはカイル君が登場します。ただし... WindowsXPまでであればアシスタントの種類を変更できましたが、変更しようとするとメモリ不足とエラーになってしまうようです。

アシスタトを変更しようとすると"メモリ不足"と表示される

ただし、どうしても冴子先生にしたいという方。以下のサイトにありましたがプログラムの追加と削除から、Officeの変更と削除にて、アシスタントを冴子先生のみに変更して、カスタムインストールすると冴子先生は利用できるようになるみたいですね。

Vista Office2003 で冴子先生を使う

どうしてもという方は、ぜひお試しになって見てください。

<その他参照>
エラー開くと、メッセージ、Office アシスタント Word 2002 で、Windows Vista ベースのコンピュータで、Works Suite 2006 を使用して: “: Office アシスタントには Microsoft Agent 2.0 またはそれ以降のバージョンが必要です ”

Office アシスタントについて/Office2007

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2008年07月04日

Officeの設定をバックアップするための個人用設定の保存ウィザード

ウィザード1MS-Officeをご利用の方で、ツールバーや各種設定をカスタマイズしてご利用の方も多いはず。そんな方が、PCのリカバリをする際、作成データのバックアップともかくとして、こうしたOfficeプログラムの各種カスタマイズした内容も保存(バッウィザード2クアップ)できたら便利ですよね。
ウィザード3
そんなときに利用できるのがこの"個人用設定の保存ウィザード"。Officeのバージョンによって導入済みか否か、そして画面や名称など多少異なりますウィザード4が、同様の機能が用意されています。一部のものについてはマイクロソフトのサイトよりダウンロードが可能になっています。OPSデータが完成

さてそれで具体的にどんなものが保存されるのか?

以下でも紹介しているマイクロソフトの"ヘルプと使い方"によると、OfficeXPのウィザードの例で言えば以下のようになっています。

-------- 以下MSのサイトより引用 -------

Office の設定に格納される内容
Office の設定 (プロファイル) は、Office プログラムの基本設定とオプションを定義する設定で構成されます。プロファイルには以下の設定が含まれます。

ツール バーの変更
メニューの変更
[オプション] ダイアログ ボックスの設定 ([ツール] メニュー)
テンプレート、ファイル、およびクリップ アートの既定の場所
ファイルを保存する既定の形式
オートコレクトの一覧
ユーザー辞書
カスタマイズした Office ショートカット バー
テンプレート

メモ Office の音声認識の設定は保存されません。

-------------------------------------------

ちなみにこのツール、どうもOffice2007からはなくなっているようです。


<バージョン別ウィザードの活用>
Profile Wizard(Office2000)
個人用設定の保存ウィザード(OfficeXP)
個人用設定保存ウィザード(Office2003)

<その他>
Office Outlook2003で個人用設定の保存ウィザードを利用する
個人用設定の保存ウィザードを使用して Office XP の設定をバックアップする
<参照>
Office 個人用設定の保存ウィザード/ねっとへるぷ

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2007年10月04日

"スキャナまたはカメラから" を使用してドキュメントに画像を挿入したい(Word2007の場合)

Word2003までであれば、挿入>図>スキャナまたはカメラから とクリックするとスキャナーであればTwainプログラムを利用して直接画像の挿入ができていました。
Word2002の画面
Word2007からは、この機能がなくなって代わりに、最初に、あるいは別途スキャナやカメラから画像をPCに取り込んだ上で、挿入タブ>図 と開いて挿入していくような形になります。

さてその際に利用するツールですが、もちろんスキャナーについているユーティリティを利用して、画像データとして一旦保存した上でご利用になっても問題ありませんが、Office2003からはOfficeツールとして、"Microsoft Office Document Scanning"というツールが用意されています。これは、"Microsoft Office Document Imaging"という機能の一環として提供されているツールで、画像データをTIFFやMDI形式に保存するためのツールである"Microsoft Office Document Imaging"とスキャナーなどから取り込むためのユーティリティ的な位置づけの"Microsoft Office Document Scanning"の2つから構成されています。これを利用して画像を取り込むことが可能です。

ちなみに、Word2003の場合には、"挿入>図>スキャナまたはカメラから"でも、このMicrosoft Office Document Scanningを利用する方法でもどちらでも利用は可能です。

Office 2007 および Office 2003 プログラムでスキャンしたイメージを挿入する方法

Microsoft Document Imagingについて

Microsoft Office Document Scanningを利用した場合のエラー
Microsoft Office Document Scanning でスキャンを実行するとエラーが表示されてスキャンに失敗する
 


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2007年01月10日

Microsoft Office Document Image というファイル

Office2003からついたドキュメントデータをイメージデータに変換して保存するためのツールがあります。

これが、"Microsoft Office Document Imaging Writer" というツール。ですから、Office2003のインストールされていないPCでは、こうした項目はありません。
プリンタに追加されてところ
さて、Office2003がインストールされている環境で、Wordなどで作成したデータを印刷の際に、普段から利用しているプリンターを指定せずに、あるいは設定がいつの間にか変わってしまって、こちらのDocument Imaging Writerのほうで印刷をかけてしまったような場合、もちろん印字されるわけではなくイメージデータとして保存されます。もちろんAcrobatなどと同様にファイルの保存先などを聞いてくるわけですから、明らかに印刷とは過程が異なるため気がつくとは思いますが....。
プリンタ選択画面
詳細は以下のサイトをご覧になると、このツールの詳細が確認できます。
Microsoft Office Document Imaging について

さて通常このImaging Writerでは、出力されたデータはTIFF(Tagged Image File)形式あるいは、MDI(Microsoft Document Imaging)形式で保存されますが、MDI形式で保存されたファイルをダブルクリックなどで開くと、 "Microsoft Office Document Image" という画面が立ち上がってファイルが表示されるというわけです。

詳細は以下のサイトをご覧になってもいろいろご確認いただけます
Microsoft Office Document Imagingについての情報


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