「Reading Coach」が AI の Power を借りてさらに進化し、独立したアプリとしても利用できるようになりました。US時間2024年5月14日付で公開された「Introducing Reading Coach, your AI-powered reading fluency coach」で発表され、「Microsoft Reading Coach(Preview)」として公開されました。
"Reading Coach" は、もともと教育現場向けの Teams、「Teams for Education」にて2022年から提供され利用されていた「音読訓練ツール」です。その時は、"Reading Progress" というアドインで提供されておりました。
その後、これらのツールは、昨年 イマーシブリーダー の一機能として Microsoft 365 Apps にも展開されることが発表され、Word for the web、OneNote for Web、OneNote Desktop 365、OneNote Mac、OneNote iPad などのイマーシブリーダーの一機能として利用できるようになっていました。
-- Word for the web での一例:
まずは、どんなものか? Word for the web を例に見てみましょう。
1) Word for the web を起動して、英文を入力します。今回は、rand関数を利用して英文のサンプルテキストを入力してみました
2) 表示タブ>文書の表示グループ にある "イマーシブリーダー" をクリックします
3) イマーシブリーダーの画面になったら、右上の本を開いたようなアイコン(閲覧の環境設定)をクリックします
4) "リーディングコーチ" を "ON" にします
5) マイクのアイコンをクリックするとカウントダウンが始まって、Reading Coach が動き出し、実際に画面を読み上げたのちその評価が表示されます
6) 終わると結果レポートが表示され、"練習単語" をクリックすると、先ほどうまく発音できていなかった単語が表示され再度練習することができます
こうした機能が独立して登場して利用できるようになったわけですね。
【Reading Coach の公式サイト】
Preview 版ではありますが、すでに公式サイトはオープンしております。
"Available for schools now!" とはありますが、とりあえず利用は可能です。画面を下にスクロール。"Get started" のところから "Individual learners" の "Start reading" をクリックすると、Microsoft アカウントでのサインインを求められますのでサインインします。
あとは、Reading Coach を利用する際に、AI に文章を作成させるか? Libraryから選択するか? あるいは自分で文章を用意するか?を選択します。今回、AI を活用し、文章も AI が自動生成してくれるようになりました。
Create AI Story をクリックし、続いてキャラクターを選択します。
次はロケーションを設定。
するとAIが8レベルに分かれた文章を提示してくれますので、レベルを選択します。
背後に文章が表示され、 "Start Reading" をクリックすれば、カウントダウンののちスタートします。
英語学習のためのツールなわけですが、ご興味のある方はご利用になってみてください。
今回提供がスタートしたツールですが、Web 版と、Microsoft Store よりダウンロードしてインストールして利用するダウンロード版があります。
<参照>