2024年09月26日

基本認証の廃止に伴い outlook.com などのメールアカウントをメールクライアントに設定されている方はご注意!

2024年9月16日、いよいよ基本認証が正式に廃止されて、順次 Microsoft Outlook 2019 までの Outlook (classic) では、hotmail.com や outlook.jp、outlook.com などの Microsoft アカウントとして発行されるメールアドレスで、メールとして利用する際のログインができなくなりました。

このブログでも以前にも以下のとおりご紹介させていただきました。


さてこれに際し、Microsoft Outlook や、POP、IMAP形式で設定されているメールクライアントでは、アプリを起動するとご使用のアカウントへのサインインの画面が表示されるようになります。

当然ながら、先進認証をサポートしていないアプリでのログインはできませんので、認証が通りません。

しかしここで気をつけなきゃいけないのは、あくまでもパスワードが違うからログインできないのではなく、メールクライアント(メールソフト)が先進認証をサポートしていないために、ログインできていない というポイントです。

もちろんパスワードが間違えているケースもないわけではありませんが、通常設定変更などせずにご利用のケースでいきなり認証エラーで利用できなくなったという場合には該当しないでしょう。

-- パスワードが正しいか?確認するには:

問題の切り分けのために、PWが間違えていないか?どうか確認するのであれば、一度以下の Outlook.com のアカウントに直接メールアドレスとPWを利用してサインインしてみてください。

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ここにサインインができてメールが確認できれば、PWは問題ありませんし、ブラウザを介してメールを利用することも可能になります。

画面上には認証エラーなんてでてくるので、ムキになって、何度もPWを入れなおしたりしてアカウントにロックがかからないようにする必要があります。今回、こうした画面に直面して実際に何度もPWを入れて認証が通らず、アカウントにロックがかかってしまうというケースも散見されるようになったので、改めて取り上げさせていただきました。


【アカウントの再設定が必要】

Microsoft 以外のメール アプリで Outlook メールの同期を続行するために、最新の認証方法が必要になりました」の中でも具体的な対処法も含めて紹介されておりますが、このケースに該当する場合には、アカウントの再設定が必要になります。

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条件としては、先進認証をサポートしているメールクライアントが必要になります。
上記サイトにもありますが、Microsoft Outlook 2019 を含む以前のバージョンは、対象外 になります。

また、Micorosoft Outlook 2021 などでも POP/IMAP ではご利用いただけませんので、Exchange としてアカウントを設定しなおす必要があります。

さてでは具体的に何であれば、引き続き hotmail.com や outlook.com といったメールアカウントの利用が可能になるのか?みていきましょう。単純に言えば、先ほどから触れていますが先進認証に対応したメールクライアントか? ブラウザ になります

利用可能な製品:

1. Microsoft Outlook 「outlook (classic)」
  • Microsoft Outlook 2021 以降
  • Microsoft Outlook 365 for Windows
2. 新しい Outlook 「outlook (new)」

3. Mozzilla Thunderbird

4. ブラウザを介して、Outlook.com にアクセスして利用する

他にも先進認証に対応したメールクライアントはあるかもしれませんが、ご利用のソフトが先進認証に対応していて、Outlook.com などのアカウントが設定できるかどうか?については、メールアプリのメーカーのサポートなどにご確認ください。

これは当然ながら、Windows に限ったことではなく Mac でも一緒ですし、さらにはスマホでも同様です。これまで、POP あるいは IMAP 形式でメールアカウントが設定されていた場合には、サインインができなくなっているはずなので、再設定が必要になります。

特に iPhone や iPad、あるいは Android などのモバイルデバイス に、outlook.com、outlook.jp、hotmail.com、hotmail.co.jp、Live.com、msn.com などといった、アカウントを POP あるいは IMAP 形式で登録してご利用だった皆さんは、認証エラーになってサインインできなくなった場合には、アカウント設定を "Microsoft Exchange" にて再登録する必要があります。

設定についての詳細は、以下の <参照> で紹介しているサイトをご覧ください。


【追加】


どうも 「Thunderbird」では問題も発生しているようなのでご注意ください。
今後修正はされていくものと思われますので、今後の動向にはご注意ください。


<参照>




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2024年09月07日

outlook.jp などに Gmail のアカウントを追加できない

outlook.jp や hotmail.com などの Microsoft アカウントにて提供されるメールアドレスをご利用のケースで、outlook.jp などのサーバー側にGmail などの他のメールアカウントを設定して利用されていた場合、現在は利用できなくなりました。

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以前ブログでも取り上げましたが、これは基本認証の廃止に伴い、同時にいくつかのサービスが終了したことによるものです。


前回上記の記事を取り上げた際に、その移行手続きについて、ご紹介しました。

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その中でもご紹介した「Keeping our Outlook Personal Email Users Safe: Reinforcing Our Commitment to Security」ブログの中で、紹介されているものでもあります。

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上記の画像は、「Keeping our Outlook Personal Email Users Safe: Reinforcing Our Commitment to Security」のサイトを、Microsoft Edge の翻訳機能を利用して日本語化したものです。ちょっとわかりずらいところもあるかもしれませんが、この方がより具体的かと思ってこちらについては日本語訳した画像をUPしてみました。

古いブラウザでは、outlook.com が利用できなくなるということで、"ブラウザ Outlook.com を実行するための最小要件" や、"オペレーティングシステムの最小要件" が紹介されていますが、その次にある「Outlook 機能のその他の廃止」のところに、「2024 年 6 月 30 日以降、左側のレールから Outlook.com の Gmail アカウントにアクセスできるようになりました。Windows のユーザーは、Gmail アカウントをシームレスに使用できるようになる Outlook for Windows を使用する必要があります。Mac の Outlook ユーザーは、Outlook for Mac を使用できます」の部分。

日本語に訳してもわかりずらいところがありますが、すなわち outlook.jp などから Gmail へのアクセスが不可になったと言うことを意味しています。つまりそれを踏まえての、Gmail や Yahoo などの他のメール アカウントが Outlook.com で動作しないとなるわけです。

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この中の、「Outlook の使用中に他のアカウントを表示する方法」のところでも紹介されていますが、outlook.jp などでのサードパーティアカウントへのアクセスができなくなるので、デスクトップ版の Microsoft Outlook や、新しい Outlook を利用するようにとあります。

Microsoft Community などを見ても、outlook.com で利用できなくなった... という書き込みもちらほら見かけますが、現在は利用できないのでご注意ください。


<参照>




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2024年08月31日

個人向けアカウントでも Outlook の基本認証が廃止へ

Google をはじめ、Exchange Online などセキュリティの強化により、そのアカウントへのサインインにおける基本認証が廃止され、先端認証へとシフトしてきています。LSALess Secure Apps)と呼ばれる "安全性の低いアプリ" への制限は、一段と強化されます。

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今回、こうした流れは個人向け Microsoft アカウント(outlook.com など)にも適用され、その廃止の日程が明示されました。


【基本認証と先端認証】

まず本題に入る前に、基本認証って何? 先端認証って何? から簡単に触れておきましょう。

-- 基本認証とは?:

従来より利用されているユーザーIDとパスワードを入力してユーザーを認証行う方法です。そしてその情報が直接サーバーに送られて認証されるというシンプルな方法になります。シンプルであるがゆえに簡単な手続きで利用できるため、これまで様々なところで利用されてきていました。Microsoft の Exchange チームが以前に、「Improving Security - Together」(US時間2019年9月20日)というブログを投稿していましたが、このあたりが分かりやすいと思います。

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上記のものは、このブログを Microsoft Edge の翻訳の機能を利用して和訳したるものです。

** 何が問題なのか?

この基本認証はシンプルなので分かりやすいものの、ユーザー名やパスワードさえわかればだれでもログインできてしまうというデメリットがあります。
ブルートフォース攻撃などのようなパスワードを総当たりで試すような攻撃に弱いというデメリットは以前から言われていたことです。


--先端認証とは?

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モダン認証とか、OAuth2.0認証 などともいわれているもので、「ハイブリッド先進認証の概要とオンプレミスの Skype for Business および Exchange サーバーで使用する前提条件」の "先進認証とは何ですか?" にもありますが「最新の認証は、クライアント (ノート PC やスマートフォンなど) とサーバー間の認証と承認方法の組み合わせと、既に使い慣れている可能性のあるアクセス ポリシーに依存するセキュリティ対策の総称」となります。単純なIDとパスワードによる認証ではなく、多要素認証やらいっていうことです。


【基本認証の廃止に伴いユーザーがしないといけないこと】

さてでは実際にユーザーが、どんなことに注意しないといけないのか?について確認してみましょう。

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まず今後のスケジュールについて。"移行のタイムライン" のところにもありますが、
  • 6月11日 基本認証のポート終了の告知
  • 6月末 基本認証を使用している場合、別のメールアドレスに連絡が来て許可してからでないとアクセス不可になる
  • 9月16日 基本認証が完全に利用不可になり、基本認証のままだと Outlook のアカウントにアクセス不可になる
というプロセスで、完全廃止へと向かいます。

-- 必要な対策:

さて具体的にユーザーがしないといけないことですが、
Outlook for Windows を使用して、Outlook.com にアクセスしている場合などいくつかのシナリオが提示されています。

1) Outlook for Windows の場合:

この場合には、3つのシナリオが用意されています。

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Microsoft 365 あるいは、Outlook 2021 LTSC(ビルド11601.10000 以降)を利用している場合には、アプリ自体は先端認証がサポートされています。Exchange を介して outlook.com に直接接続する場合には、何も変更はありませんが、POP あるいは IMAP 形式でOutlook.com に接続するように設定されている場合には、先端認証がサポートされないため、設定変更が必要になります。

手順 1:
New Outlook を利用するか? 先端認証をサポートしている Microosft Outlook に切り替える

手順 2:

POP/IMAP と SMTP に代わり、新たなプロファイルを作成し、自動アカウント校正の機能を使用して、Outlook.com のアカウントを追加します。こうすることで、自動的に Exchange 経由に設定されモダン認証をサポートすることになります


2) Mozilla Thunderbird を使用する場合

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3)  Apple Mail アプリを使用する場合

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Microsoft アカウントの乗っ取りなども相変わらず減らない昨今。こうした背景もあって個人向け Microsoft アカウントの認証にもよりセキュリティの向上が求められることになりました。

すでに Microsoft Outlook 2019 に、outlook.jp のアカウントを IMAP にて設定している例で、認証が通らずログインできないという例も散見しております。Microsoft Outlook 2019 までは先端認証に対応しておりませんので、新しい Outlook などに乗り換えるなど再設定が必要になります。


<参照>





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2024年05月17日

Outlook 上で、インラインビデオの再生が可能に...

メールに埋め込まれた動画データ(インラインビデオ)の再生が、Outlook 上で再生できるようになりました。

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メッセージにビデオの共有のリンクを埋め込んで送る形になるので、添付ファイルとは違いますから、ファイルサイズなども当然気にする必要はありません。

ただしその必要条件として、
  • 当然ながら安定したインターネット接続環境
  • Outlook on the webまたは新しいOutlook for Windowsを使っていること
  • OneDrive または SharePoint に保存されているビデオ
といったことがあるようです。

--対象ユーザー:

現時点では、
  • すべてのOutlook on the web
  • 新しいOutlook for Windowsユーザー
のみになりますが、ブログによれば、今後 Classic Outlook にも展開される予定はあるようです。


<参照>






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2023年05月03日

2023年11月30日、Microsoft 365 での個人用メール アドレスのサポートが終了

個人向け Microsoft 365 において、これまで利用できていたカスタマイズされたメールアドレスの利用が、2023年11月30日以降利用できなくなります。

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これまで Microsoft 365 Personal、Microsoft 365 Family 向けには、「Microsoft 365 でカスタマイズされたメール アドレスを取得する」にもあるように、そのサブスクリプション特典(Premium機能)の一つとして、別途 GoDaddy から取得されたドメインのカスタマイズされたメールアドレスの利用が可能でした。

今回「Microsoft 365 の電子メール機能とストレージの変更」で発表されたものは、こうして取得されたカスタマイズされた独自のドメインのメールアドレスの利用ができなくなります。


【カスタムドメインでのメールアドレスとは?】

〜@outlook.jp や、〜@hotmail.com などのメールアドレスではなく、オリジナルのドメインで使用したいという方向けのサービスで、GoDaddy にてドメインの取得されたものをエイリアスとして追加することが可能でした。ただし、これに対応しているレジストラが、GoDaddy のみだったというわけです。

Microsoft 365 でカスタマイズされたメール アドレスを取得する」でもその手順は紹介されていますが、

1) まずは、Outlook.com にアクセスして、設定>プレミアム>機能 とクリックします

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2) "パーソナライズされたメールアドレス" のところにある "始める" をクリックすると GoDaddy にてドメインを取得(別途費用が必要)してオリジナルのメールアドレスが利用できるようになります

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** 繰り返しますが、このサービスは、Microsoft 365 のサブスクリプションユーザーのための Premium 機能になりますので、無料の Microsoft アカウントでは利用できません。


【今後】

現在使用中のものについては引き続きご利用が可能です。今後、新規には追加ができなくなります。

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仮に、新規に追加したい場合には、Microsoft 365 Business Basic などといった法人向けプランに移行する必要があります。

この影響を受けそうなのは、個人でお仕事をされている方など一部限られた方のみだと思いますが、ご利用の方はご注意ください。


<参照>




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2023年04月23日

OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意 Part 2

ちょっと前に、「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」をご紹介しました。

当初は、outlook.jp などの無料アカウント(5G)しかお持ちでない人が、5G を超えてしまうような使い方って、誤って OneDrive アプリで同期してしまうなどしてしまわない限り、そうそうないものと思っていました。

しかし意外と、メールの添付ファイルなどがデータ容量を圧迫して、5G を余裕で使い切ってしまうという例が散見されたので、再度取り上げてみました。


【無料の Microsoft アカウントの場合】

改めて確認です。無料の Microsoft アカウントをご利用の場合、
  • OneDrive 5G
  • メール 15G
というストーレッジが用意されます。

Microsoft ストレージのしくみ」に詳細があります。

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これまでであれば、OneDrive 5G には、純粋にクラウドストーレッジとして "5G" の容量が用意されていて、メールなどとは別の扱いになっていたわけですが、「OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意」でもご紹介したように、先日の変更により、OneDrive 5G の容量には、メールの添付ファイルや、Teams のメッセージの添付ファイルなども含まれるようになりました。

これまで実際に数名の方々から、OneDrive の空き容量がないといった相談を受けた折に確認したところ、意外とメールの添付ファイルって容量を占めていて、古いメールであっても削除できないものがあったりと、どうにもならない状況となるケースが意外と多いのにびっくりしました。


【どうしても容量が減らせない場合には...】

無料のアカウントをご利用のケースで、古いメッセージや添付ファイルはどうしても削除できない... そんな場合には、「Microsoft 365 Basic」(旧称:OneDrive 100 GB Standalone)を利用して100Gbの容量を追加する必要があります。
  • 月額    229円(税込み)
  • 年間 2,244円(税込み)
のいずれかのプランを選択することになります。


-- もし容量をオーバーしたままにしておくとどうなるのか?

Microsoft ストレージのしくみ」にもありますが、放置しておくとメールが受け取れなくなります。

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本日確認した事例でいうと、メールの送信はできていましたが、受信が一切できなくなってました。その方は、5G しか容量のないところを、8.6G 使用しており、数日前にはちゃんと容量が超えている旨のメールでの通知もあったようでした。

そうした通知が来ているにもかかわらず放置していると、多少オーバーしてもしばらくの間は、メールも受信できているようですが、その日(メールが届かなくなる日)が突然やってくるようです。

仮に、メールが受信できなくなると、その間に来たメールはすべて送信者にエラーで戻ってしまいます。仮にその後容量が増えたとしてもその間に届いたメールは、再度送りなおしてもらう以外には入手するすべはありません。

今回たまたま実際にストーレッジの容量をオーバーされていた方で、メールの受信ができなくなった事例を確認したため、それを踏まえて再度ご紹介させていただきましたが、そんな悲しい結果になる前にしっかり対処しておく必要がありますので、くれぐれもご注意ください。

Microsoft ストレージのしくみ」の中には、「OneDrive でストレージをチェック」というリンクもあるのでこちらからクリックして、現在のストーレッジの使用状況もチェックしておくといいかもしれませんね。


<参照>




安全なクラウドストレージで安心を確保 -- Microsoft 365


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2023年04月08日

OneDrive のストーレッジに関する変更とそれに伴う注意

たまたま Microsoft コミュニティで、OneDrive に関するスレッドを覗いていたら、こんな画面が出てきました。

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3月16日付のこのコメント。「Microsoft 365 の電子メール機能とストレージの変更」というもので、「2023 年 2 月 1 日以降、Microsoft 365 アプリとサービス全体で使用されるクラウド ストレージには、添付ファイル データと OneDrive データ Outlook.com が含まれます」というもの。

OneDrive の自動同期を意図せずに設定してしまって、無料のMicrosoft アカウントしか利用していないのに、デスクトップやドキュメントフォルダが自動バックアップされて、5Gbの容量をはるかに超えてしまうトラブルって、相変わらずよく見かけるトラブルでもあります。

実はその時、OneDrive のストーレッジの容量を確認してみると、outlook.jp のメールの添付ファイルが非常に多くの容量を占めていたりする...。今後は、これも要因になったりするわけですね。

2023年2月1日から順次のようで、無料の Microsoft アカウントをご利用の場合には、まだ大丈夫だよ?という方も、今後は注意が必要になるかもしれません。

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【無料で利用できるアカウントの場合には注意が必要】

無料で利用できる Microsoft アカウントでは、
  • ファイルストーレッジ 5Gb
  • Outlook.com 15Gb
用意されます。

もちろん紹介特典などさまざまなボーナスを得ている方は、無料のアカウントであっても利用できるストーレッジの容量も、5Gb に限ったわけではなく、さらにサブスクリプションもあればよっぽどでなければ、容量なんてあまり気にすることもないのかもしれません。

ちなみに私の場合には、かなり前から使っていることもあって、現在のシステムに移行する段階で様々なボーナス特典ももらったので、サブスクリプションのないアカウントでも、30Gb といろいろついています。(まぁほとんどガラガラの状態ですね...)

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そうしたサブスクリプションもない、特典もない場合には、5Gb しかないので当然PCのデータバックアップなどに利用できるほどの余裕なんてありません。OneDrive をデータのバックアップ先として利用されるのであれば、以前もご紹介したような "Microsoft 365 Basic" といった新しく始まったストーレッジプランを契約する必要があります。


現在自分がどのぐらい利用しているのか? こちらについては、アカウントダッシュボードや以下のストーレッジの管理から確認ができますので、気になる方は一度覗いてみてください。クリックして、ご利用の Microsoft アカウントでサインインすれば表示されます。



【各ストーレッジに含まれる内容】

"Microsoft ストーレッジ" には、
  1. Microsoft クラウドストーレッジ
  2. メールストーレッジ
があります。

問題はそれぞれにどこまでの内容が含まれるのか?というところになります。このあたりを、「Microsoft ストレージのしくみ」で確認してみましょう。

1) Microsoft クラウドストーレッジ 5Gb:

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バックアップなどで保存されているPCのデータや、OneDrive に直接保存・共有しているファイルや写真、Outlook.com の添付ファイル、Microsoft 365 のアプリで共有されているデータが含まれます。
Outlook.comの添付ファイルや、Teams のメッセージの添付ファイルなども含まれるので、ここが 5Gb しかないのは意外ときついかもしれませんね。


2) メールストーレッジ 15Gb:

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Outlook.comの添付ファイルや、電子メールのインライン画像(添付ファイルではなくメールの文書内に挿入された画像)、そして削除されたメッセージのゴミ箱を空にしないとカウントされています。

古いメッセージ、特に添付ファイルなどがついているような場合には、不要なものはまめに整理しておかないと、15Gb あるとはいえ注意が必要ですね。


【指定の容量を超えるとどうなるのか?】

もちろん即刻オーバーしたものが削除されてしまう.... そんなことはありません。

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ただし、
  • ファイルの同期などができなくなり読み取り専用になる
  • 電子メールストレージクォータを超えていなくても、 Outlook.comで電子メールを送受信することができなくなる
  • 添付ファイルを含む Microsoft Teams メッセージを送受信することができなくなる
  • 12 か月が経過すると、OneDrive とその中のすべてのファイルが削除される場合がある
といった事態に直面してしまいます。

そうならないためには、
  • 有料プランに切り替える
  • 空き領域を確認して、不要なファイルを削除する
  • OneDrive の同期を解除する
  • 必要な添付ファイルはPCなどに保存して、メールはこまめに削除して不要なものは残さないようにする
などなど、その使い方に注意が必要になります。

皆様、くれぐれもご注意ください。


<参考>




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2023年04月01日

新しいメールアプリ「Outlook for Windows」

Windows 10 のメールアプリを開いていて見ると、"新しい Outlook を試してみる" というボタンがありました。

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そうです。ついに Windows 向けにも新しい Outlook の提供がスタートいたしました。ちょっと前にも、Mac 向けに無料で Outlook の提供がスタートしたことをご紹介しました。


要するに今度は、Windows 向けの無料版 Outlook ということです。メールアプリに "新しい Outlook を試してみる" というボタンが表示されるということは、今後 メールアプリに変わるものとして、"Outlook for Windows" が定着していくことになるんでしょう。


【"Outlook for Windows"を導入する】

メールアプリの右上にある "新しい Outlook を試してみる" というボタンをスライドさせて "オン" にします。
すると自動的に Microsoft Store 経由で、"Outlook for Windows" がインストールされます。

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その後、Microsoft アカウントでのサインイン。

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プライバシーの設定など、画面に従って手続きを進めると、最後に "Outlookを開く" が表示されますので、こちらをクリックすると、Outlook for Windows が起動してきます。

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新しいOutlook for Windows は、そのアイコンを見ると "PRE" なんてありますので、おそらくまだ "Preview版" ということなんでしょうね。

ただし、 "新しい Outlook を試してみる" というボタンを "オン" にすると、メールアプリのアイコンは残ったまま、Outlookがもう一つ追加される形になりますが、メールアプリは起動してもすぐに終了して、新しい Outlook が起動するようになるようです。

新しい「Outlook for Windows」については、また改めてご紹介させていただきます。


【2023/04/05 更新】

改めて詳細は別途ご紹介しますが、取り急ぎ、Office Insider Blog に紹介されていましたので、リンクのみご紹介いたします。



<参照>



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2020年10月04日

outlook.com で障害発生中!

ダウンディテクターの際をでその障害の報告状況を見ると、10/4 の早い時間から発生していたようです。

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現在も問題発生中です。

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ちょうど19時過ぎぐらいまでは、サービスの状況のステータスも正常と表示されていたわけですが、2時間ぐらい前から障害発生中の表示に変わりました。


【症状】

私が確認している症状としては、Outlook.com を利用してメールを送信すると、メール自体は送信済みに入るものの、実際には送信されません。自身宛てにメールを送っても、送信済みに入っても、受信トレイには入ってきません。

ただし、Outlook.com 以外のところからメールを送信すると、受信トレイには着信いたしました。

何度かテストメールを送受信して、外部のメールから、Outlook.com 宛てにメールを送ってみたりといったことを何度か試していましたが、サーバーが利用不可といった、エラーメールが戻ってきたものもありました。私が確認した限りでは、正常にメールを受信できないこともあるようです。


【今後】

現在対応中のようなので、復旧までしばらくお待ちください。
復旧したかどうか?については、"サービスの正常性" をご参照ください。


国内はもとより、海外でも状況としては同様のようですので、かなり大規模な障害なんでしょうね。

明日の朝には復旧...してくれているといいんですが。


【2020/10/05 07:20更新】

とりあえず復旧したようです。

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よかった、よかった.....


<参照>






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2019年09月09日

Outlook.com でメーリングリストを作成する Part2

前回は、Outlook.com でメーリングリストを作成できるようになったことについてご紹介させていただきましたが、今回は具体的にその作成方法について簡単にご紹介いたします。


今回、Outlook.com に追加された "グループ" という機能の詳細については、"Outlook.com グループの詳細" にて紹介されていますが、こちらに基づいて順に確認してみました。


【グループの作成とメンバーの追加】

1) まずは、Outlook.com にアクセスします

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2) 左ペインの最後に、"グループ" という項目がありますが、こちらにある "新しいグループ" をクリックします

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3) "新しいグループ" というグループの作成画面が出てきますので、"グループ名"、"説明" を入力し、"作成" をクリックします。ただし今回試しに作成したところでは、グループ名が日本語だけだと "作成" が押せるようになりませんでした。なので、今回は、"BBQ Group" と英語で作成してみました。

* ちなみに、その後しばらく時間を空けて試したところでは日本語でも問題なく出来ておりました。日本語で作成した際に、以下にあるような形で再試行がでて作成できない場合には、一度英語で作成して、その後にグループ名を変更するなどで試してみてください。

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4) グループ名を英語にして、そして "作成" をクリックすると、次のステップ。メンバーの追加の画面になります。ただしここですぐに追加しない場合には、"今はしない" をクリックします。当然あとから追加もOKです。今回は、"今はしない" で進みますが、ここは適宜、用途に合わせて決めてください。

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5) そしてグループが完成すると、Gmailの画面に戻り、ご覧いただくと画面右下のグループのところに追加されました

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6) 左ペインのグループをクリックすると、グループの管理画面へのリンクと、Welcomeメッセージが表示されます。今回のケースでいえば、右ペインの "BBQ Group" というグループ名のところをクリックすると、グループの管理者の場合にはグループの管理と投稿のメールアドレスなどが表示されます。

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【グループの管理画面】

たいそうなものではありませんが、作成されたグループの管理画面が、左ペインのグループ名をクリックすると右ペインに表示されます。
その画面からは、メンバーの管理、メールの送信などが行えます。

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先ほども触れましたが、上記がグループの管理画面になります。

では具体的にメニューを追ってみますが、

・情報タブ
トップ画面になる情報タブでは、作成されたグループの説明、グループメンバー(管理者の場合には、グループメンバーの管理へのリンク)、そして各アプリへのリンクなどがあります。

・メンバータブ
登録されているメンバーが表示されます。今回の例では、メンバーは追加していないので、管理者として作成者のみが登録されています。

メールタブ
メーリングリストでやり取りされている最近のメールが表示されます。現在は登録時の Welcome メッセージが表示されています。

ファイルタブ
メンバー間でファイルを共有する場合、共有ファイルがこちらに表示されます。

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タブのメニューはそんなところですが、他にも、

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・"メールを送信":グループあてへのメッセージの送信
・"・・・" (その他のオプション):メンバーの追加、グループの編集、グループから脱退 というメニューが表示されます

さらに、情報タブの "編集" をクリックするとグループ名の変更グループの削除などの設定ができます。

また、Welcome メッセージの中には、Outlook.com のグループについての説明がありますが... 残念ながら英語。この辺りは今後改善されるんでしょうね... また以下の右の画像にもあるように、予定表などへのリンクも用意されています。

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現在のところでは、メンバーの追加については、他のMLにあるように、招待状を送って、リンクをクリックしてメンバー自身が自分で登録する...というよりも、管理者から登録しますよ?とメールをして、登録したくない、あるいは他のメールアドレスを登録したいというような場合には返信を送ってもらって管理者が解除・再登録する...そんなやり取りになるんでしょうね。

使い勝手やら画面表示などは、今後利用者が増えてくれば順次改善されたりしていくのでしょう。


<参照>




デル株式会社

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2019年09月07日

Outlook.com でメーリングリストを作成する Part1

Outlook.com で新しいサービスがスタートしています。

20190906-1-1.jpg 20190906-1-2.jpg

Outlook.com で "グループ" をサポートするようになります。簡単に言ってしまえば、いわゆる "メーリングリスト" が利用できるようになります。それ以外にも、ファイルの共有などグループでの共同作業がよりやりやすくなるというもののようです。米国時間 8月29日付のTechCommunity ブログの方で明らかになりました。

・グループにメッセージを送信
・グループ内でのファイルの共有
・グループ予定表のイベントのスケジュールを共有

といった使い方が可能になるようです。

当然ながら、Outlook.com のメールアドレス以外の、Gmail、Yahooメールなど任意のメールアドレスをメンバーとして登録が可能です。

TechCommunity ブログに寄れば、2019年8月までにはすべてのユーザーアクセスできるようにして、さらに2019年秋までには、モバイルでもグループが作成できるようにしていく見込みのようです。

たしかに、Outlook.com にアクセスすると右ペインの一番下に、"グループ" という項目が加わっており、 "新しいグループ" という新しいグループ作成のためのリンクもあります。 

既に9月...全然気が付かずに使ってましたが...。さてどんな感じなのか?

すでにサービスはスタートしておりますので、次回は実際にサービスの使い方についてご紹介します。


<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-

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2018年08月18日

速報! outlook.com が新しくなりました!

これまで、ベータ版として提供されていた Outlook.com の新しい画面でしたが、晴れてベータ版がとれて、新しいUI に変更されました。

20180817-2-0.jpg

Outlook.com にアクセスすると、新しい画面に変わったことを説明する画面が、表示されます。

20180817-2-1.jpg 20180817-2-2.jpg 20180817-2-3.jpg
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そして生まれ変わった New Outlook.com の画面になります。

実際のメール画面を見てみると、右上には、Skype へのリンク、設定、新着情報、そしてヘルプが。また左上のアプリケーションランチャーボタンを押すと、おなじみの、OneDriveや、Office Online のボタンなどが用意されていますが、こちらもすべて従来のものから一新されています。

20180817-3-1.jpg 20180817-3-2.jpg 20180817-3-3.jpg

左下には、カレンダー、連絡先などへのボタンが用意されています。

20180817-3-4.jpg

まぁ、カレンダーについては、まだ ”ベータ版” への切り替えボタンが残ってますが。。。これはご愛敬。
すぐになくなるでしょう。

ところで、Office 365 Solo をご利用でサブスクライバーの方の場合には、画面の右上にプレミアムサブスクリプションの管理ボタンもあります。こちらをクリックすると、Outlook.comのプレミアムサービスの設定画面に移動します。

20180817-4-1.jpg 20180817-4-2.jpg

Outlook.com のプレミアムサービスは、Office 365 Solo のユーザー向けのサービスで、広告なしで利用できる機能など、従来、Outlook.com Premium として有料で提供されていたもの。これが、Office 365 Solo ユーザーに無料で提供されるようになりました。現在、Outlook.com Premium 単体製品の新規サブスクリプションの受け付けは終了しています。


さてこうしてリニューアルした Outlook.com の新しい画面。まだ情報は上がっていないようですが、更新されたら情報を追加させていただきます。

是非一度アクセスして確認してみてください。


<参照>






Microsoft Public Affiliate Program (JP)


続きを読む
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2017年11月02日

Outlook.com が新しくなり、さらにパワーアップします

これまで、outlook.comPremium サービスの一部のサービスが、今後サブスクライバー向けのサービスとして、Office 365 サブスクライバーであれば無償で利用できるようになります。

20171102-1.jpg

今回ブログでアナウンスされていた内容によれば、


・広告なしでの利用
・セキュリティ機能の強化(添付ファイルのスキャン、メール内リンクなどのチェック)
・メールストーレッジとして、合計50Gbまで利用可能
・Premiumサポートの利用


といったもの。

新しいサービスへの移行については、順次自動で行われます。

なお、@outlook.com@hotmail.com@live.com、そして @msn.com といったアカウントで Microosftアカウントをご利用の方が対象で、仮に Office 365 サブスクライバーであっても、GmailやYahoo、あるいはプロバイダーのメールアドレスでご利用の方については、Outlook.com のメールサービスは関係ないので、今回のサービスは適用されません。

ブログの中では記載はありませんでしたが、@outlook.jp@hotmail.co.jp などといったアカウントも同様と思われます。

また対象製品も、"Office 365 Home and Office 365 Personal subscribers" とはなっていますが、日本で家庭向けに販売されている製品の場合には、Office 365 Solo がこれに該当するものになるかと思いますが、正式には日本からの発表を待ってっていう事になるんでしょうね。

サブスクライバーを対象としているとなると、1年間のOffice 365サービスと一緒に提供されているOffice Premium シリーズなども含まれるのかもしれませんが、この辺りの詳細については日本独自の仕様なので、日本側からの正式な発表を待ってみてください。

その前にも、新しくなる Outlook.com ベータ版では、操作性が良くなることがブログの中でも取り上げられてましたが、ぼちぼち、Outlook.com の新しいサービスが本格起動しそうですね。

また日本側の発表があった際には、改めて取り上げてみたいと思います。

先日、Mac版の Office もいち早くInsider版は、メジャーアップデートをして、より Office 365 サブスクライバーとそれ以外の買い切り版との間で、サービスや製品内容の差がではじめていますが、Office 2016 が登場してからぼちぼち差が出始めていた Windows版の Office も、さらにこの差が広がりそうですね。


【2017/11/03 更新情報】

ちょうど現在はまだ、広告なし機能が有効にはなっていないので、Outlook.comのベータ版を起動すると、右側に以下のように広告が表示されます。

20171102-2.jpg

でもって、AdBlockや、カスペルスキーなどの広告ブロック機能が有効だったりすると...

20171102-3.jpg

上記のようにブロックしていますね??ってメッセージが表示されるのですが、今後今回の更新が適用されれば、そうしたものが表示されなくなるわけですね。

表示されなくなる前に比較のため画像をキャプチャーしてみました。



<参照>

Premium Outlook.com features now available to Office 365 subscribers
Premium Outlook.com features for Office 365 subscribers
Outlook.com Premium
FAQ/Outlook.com Premium
Delivering a faster and more responsive Outlook.com


Microsoft Public Affiliate Program (JP)



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2017年08月11日

新しい Outlook.com の beta 版がスタート

先日、Office Blogsで、"Introducing the Outlook.com beta" と言う情報が公開されました。

Outlook.com がリニューアルするというもので、その beta版 の公開が始まったという内容のものでした。

Introducing the Outlook.com beta

現在の Outlook.com の画面は以下のような感じです。さてこれがどのように、そして機能的にはどうなるのか?気になるところですね。

20170810-1-1-1.jpg

これが、beta版になると....

20170810-1-2.jpg

といった感じになります。見た目で変わったところというと、

20170810-1-3.jpg

・"Outlookメール" という表示が、"Outlook" になった
優先その他の切り替えボタンがついた
ベータ版の切り替えON/OFFボタンがついている
連絡先などの各ツールへのショートカットが、縦配列になった

といったところでしょうか?

内容的には、より素早く、賢く、そしてよりパーソナライズ可能になったと言うようなことが紹介されています。ブログの中でも数週間後にはすべてのユーザーが試せるようになるので、ぜひフィードバックして?とあるんですが...

さて、では実際にこれをどうやって試したらいいのか? 数週間後まで待てない...でも、現在自分のアカウントでサインインしても、ブログにあるような Try the beta toggle はなく、これを ON にしてくださいとありますが、実際にはその操作ができない方の方が多いのではないでしょうか?


【outlook.com beta版を試すには?】

では、どうやって試すか? 以下の方法で、beta 版を試すことが可能になります。

通常は、Outlook.com にアクセスする場合、MSNなどのリンクからアクセスしたり、直接アドレスを入力したりしてアクセすると、

https://outlook.live.com/owa/

のアドレスに接続されます。

実は、このアドレスの、"owa" のところを、"mail" に変更してあげると、新しい Outlook.com beta のページにアクセスが可能になります。

https://outlook.live.com/mail/

といった感じになります。もちろん上記リンクをクリックしていただいても、アクセス可能です。

-- 注意

ところで、ご注意いただきたいのは、英語版で言う、"try the beta" toggle 。日本語版では、"ベータ版を使ってみる" と言う切り替えの部分ですが、現在はまだすべてのユーザーが利用できるまで準備が整っていないためなのか? 今回 私が試したところでは、現在のようにあえてアドレスを切り替えないと表示できない状況です。
ここをオフにすると、使い勝手はどうだったか?といったようなフィードバックの画面がでてくるのですが、現状では、どうも一度オフにしてしまうと、今日まで何度か確認している限りでは、次回以降同じアカウントでサインインして、アドレスを仮に入れ直しても、2度と、ベータ版へのアクセスができなくなってしまいました。
ベータ版のアドレスを指定しても、通常版に転送されてしまうといった状況です。

おそらくまだ正式に自分のアカウントでの beta 版の提供が開始されていないためなのか?とも思われますが、この辺りの動作はまだ beta 版でもありますし不明です。

ですので、お試しになる場合には、画面左上の "ベータ版を使ってみる" のON/OFFボタンは、そのままにしておいて、アドレスを変更してご利用いただくことをおすすめいたします。


もうちょっとすれば通常の Outlook.com の画面からアクセスできたりするようになり、beta 版への切り替えのON/OFFボタンで、通常版と、ベータ版の行き来ができるようになるのかもしれませんが、現在のところはこうして切り替えて検証するぐらいになるようです。



【2017/08/13更新】

昨日、ベータ版が利用できるようになった!とご紹介したばかりなのですが、昨晩遅く自宅の Surface 2 でアクセスしたら、また元の Outlook.com に戻っていたので、再度今朝も確認してみましたが、やはり、また元の Outlook.com に戻っていました。

やはり順次すべてのアカウントでこのベータ版が使えるようになるまでにはまだまだ時間がかかるみたいですね。ちょっと様子見ってところでしょうか?


【2017/08/12更新】

一度ベータ版に切り替えて、その後ベータ版へ入れなかったアカウントにとうとう新しい Outlook.com beta がやってきました。

20170810-10-2-3.jpg

いつも通り、先ほどサインインしてみると上記のような画面が....そして "ベータ版を使ってみる" をオンにすると、Outlook.com betaの画面に切り替わります。

20170810-10-2-1.jpg 20170810-10-2-2.jpg

もっともまだ一旦ベータ版から現在のバージョンに戻すと、毎回右のような画面が出るのは仕方ないところ....


<参照>

Introducing the Outlook.com beta
Get help with the Outlook.com beta

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2016年09月01日

Office 365 Personal の申し込みは、2016/10/15まで

Outlook.com が、Outlookメールに変わって、従来 Windows Liveメールで、Outlook.comのアカウント(hotmail.com、hotmail.co.jp、outlook.jp、outlook.com、live.jpなど)を利用されていた方には、"Windows Live メール 2012 ユーザーの方に必要な手続き" といったメールが送られておりました。

第一弾としては、"メールサービスに関する重要なお知らせ" が、そして第二弾として今回のお知らせが配信されておりました。

20160829-1.png
(画像提供:2016年5月22日 Windows Live メール 2012 ユーザーの方に必要な手続き/世の中は不思議なことだらけ より)


20160829-0.png
(画像提供:2015年12月25日
Windows Live メール 2012の「メール サービスに関する重要なお知らせ」(続き2)/世の中は不思議なことだらけ
 より)

なお、第一弾のお知らせについては、上記の画像にある通りです。


【申し込み期限】

さてその第二弾のお知らせの中で、"1年間無料の Office 365 Personalのサブスクリプション" が救済措置として提供されることが文面にもご覧いただけると思いますが、実はこの申込期限が、2016年10月15日と、あとひと月ちょっとになっております。

Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない

上記の、"Office 365 Personal のプランに関する Windows Live メール 2012 アプリケーションの追加情報" のところで紹介されているとおりです。

この申込は先にご紹介した、"Windows Live メール 2012 ユーザーの方に必要な手続き" のメールにあるリンクから申し込む形になります。

ただし誰でも申し込めるわけではなく、Windows Liveメールで、Outlook.comのアカウントにアクセスしていた人に対して提供される救済措置ということになりますので、当然ですが、Outlook.comのアカウントを、Windows Liveメールで利用したことのない人にはこうした案内のメールは来ません。

Windows Live Mail 2012 と 新しい Outlook.com の同期に関する FAQ/MSコミュニティ

上記に寄れば、"2016 年 1 月から 3 月にかけて、Windows Live Mail を積極的に使用しているお客様へは、今回の変更に関し、すでにメールにて告知を行っております" ということのようです。他にも条件はあるようです。

また、以下で参照させていただいた "Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない" の "Office 365 Personal のプランに関する Windows Live メール 2012 アプリケーションの追加情報" にもございますので、そちらもご参照ください。


【申し込み手続き】

私の場合には、メールも受け取っていないので対象外なのではありますが、実際にこの手続きについて、Answer Deskにチャットにて確認してみました。

このメールに記載されたリンクをクリックし、"購入手続きに進む" をクリックし、後は画面に従って手続きを進めるてくださいとのことでした。

ただし利用にあたって注意が必要なのは、

1) 申し込みに際して、クレジットカードの登録が必要なこと

2) 無料期間が過ぎたら利用を中止する場合には、取得後翌年契約の自動更新が有効になっているため更新をオフにする必要があること

3) Office 365 Personalとあるものの、国内では、Office 365 Solo になること

という点です。

特に注意が必要なのは、自動更新がデフォルトで有効になっているため、1年間の無料期間が終わったら課金されるのは困るという場合には、事前に自動更新をオフにしておく必要があるという部分です。

ここを怠ると、いつの間にか?課金されて引き落とされている...何てことにもなりかねません。こちらは利用者でも注意すべき点なんでしょうね。

他にも、"Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない" の "Office 365 Personal のプランに関する Windows Live メール 2012 アプリケーションの追加情報" には、"Office 365 Personal の無料の 1 年間のサブスクリプションの使用条件" がありますので、詳細はそちらを参考にしてください。

あれ?このメールうちにも来ていたという方。そして利用する要件を満たし該当される方は、期限が迫りつつありますので是非一度ご確認ください。


【Answer Deskへの問い合わせ手順】

なお詳細な手続きなどについては、"Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない" の中でも触れられていますが、"Office と Office 365 用の Answer Desk アカウントと請求 まで" お問い合わせいただくといいようです。

1) 上記のリンクをクリックして、"家庭向けOffice" の "Answer Desk" をクリックします

20160829-2-1.jpg


2) "問い合わせ先" の画面がでたら、"はじめに" をクリックします

20160829-2-2.jpg


3) "問題の内容と使用している製品についてお知らせください" のところに相談内容を入力し、"次へ" をクリックします(画像内にある、相談内容は今回の一例です。必要に応じて入力してください)

20160829-2-3.jpg


4) 次の画面では必要に応じてさらに、製品やカテゴリを変更します。今回のケースであれば、このままでも問題はないかと思います。そして、"チャット" あるいは、電話の場合には "連絡先" にある 電話番号に連絡します

20160829-2-4.jpg


5) チャットの場合次の画面で、Microsoftアカウントにサインインします。するとチャットの画面が表示されますので、後はオペレーターから応答があるのをお待ちください

20160829-2-5.jpg 20160829-2-6.jpg


電話とは異なり比較的つながりやすいチャットによるサポートは非常に便利です。

ご不明な点は是非お問い合わせになって見てください。


<参照>
Windows Live メール ユーザーに Office 365 Personal の無料の 1 年間のサブスクリプションが提供される/MSコミュニティ
Windows Live Mail 2012 と 新しい Outlook.com の同期に関する FAQ/MSコミュニティ
Outlook.com に関するヘルプ
Windows Live Mail 2012 will not connect to Outlook.com

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2016年07月07日

Outlook.com と Outlookメール 〜オプションの設定など

さて前回大まかな違いについて確認してみましたが、今回は、さらに細かく、オプションの設定内など容について比較してみました。

【オプションの設定】

まずは以下の画像をご覧ください。この後ご紹介しますが、設定できる内容に多少の違いはあれ、それ以上にOutlookメールの方は見やすくなったと思います。

Outlookメール:

20160706-1-1.jpg

Outlook.com:

20160706-1-2.jpg

では早速細かく見ていきましょう。


【Outlookメールのオプション設定】

大きく以下のような項目に分類されています。

1) 全般:

・テーマの変更
・キーボードショートカット
・アドインの管理
・モバイルデバイス
・オフライン設定
・Lightバージョン
・地域とタイムゾーン

2) メール:

・自動処理(自動応答、低優先メール、受信トレイと一括処理メール、開封済みにする、メッセージオプション、開封確認メッセージ、返信設定)
・アカウント(接続されているアカウント、転送、POPとIMAP)
・添付ファイルオプション(添付ファイルの設定、ストーレッジアカウント)
・迷惑メール(受信拒否リスト、受信許可メーリングリスト、差出人セーフリスト、フィルターと報告)
・レイアウト(カテゴリ、スレッド、メールの署名、メッセージ形式、メッセージ一覧、閲覧ウィンドウ、リンクのプレビュー)

3) 予定表:

・自動処理
・誕生日の予定表
・予定表のデザイン
・予定表の公開
・アラート
・天気

4) 連絡先:

・ソーシャルネットワークに接続
・連絡先のインポート



【Outlook.comのオプション設定】

1) アカウントの管理

・アカウントの詳細(パスワード、アドレス、タイムゾーン)
・メールアカウント
・メールアカウントのインポート
・メールの転送
・不在時の自動応答の設定
・POPを使ったデバイスとアプリの接続
・Outlook.comメールアドレスの作成
・エイリアス:プライマリエイリアスの管理または選択
・広告なしのOutlook.comにアップグレード)


2) メールの作成

・書式、フォント、署名
・返信先アドレス
・送信済みメッセージの保存
・添付ファイル


3) メールを読む

・プレビューウィンドウ
・アクティブビューの設定
・スレッド別のグループ化及びメッセージの事前読み込み
・メールを移動または削除した後の既定のビュー
・返信設定


4) 迷惑メールの防止

・迷惑メールの処理と報告
・差出人セーフリストと受信拒否リスト


5) Outlook.comのカスタマイズ

・プライバシーの詳細設定
・言語
・キーボードショートカット
・新着メッセージの仕分けルール
・カテゴリの整理
・フラグ
・インスタントアクション



【Outlookメールの新しい機能】

全部はご紹介しきれないと思いますので、思いついたままにいくつか取り上げてみたいと思います。


【全般】

・モバイルデバイス:

タブレットやスマートフォンなどで、Outlookメールを利用しているとここに同期しているデバイスが表示されます

・オフライン設定:

Outlook Web App のオフラインでの使用

Office 365のメールのように、オフライン設定が可能になりました。インターネットに接続していない場合でも Outlook Web App を使用できます

・Lightバージョン:

見慣れない設定だな?と思いましたが、一般向けの Outlook.com では設定ができません(法人向けOffice 365ユーザーのための機能になります)。これを有効にすることで、古いWebブラウザなどを利用している場合や、低位帯域幅接続などの環境下において、簡易バージョンとして操作を可能にするものです

[オプション]、[Outlook Web App のバージョン]


・キーボードショートカット:

従来からも利用可能だったこの機能ですが、気になったので取り上げてみました。これについては、Outlookという項目は加わってますが、内容的には従来のものとほぼ一緒です。

Outlook.com のショートカット キー


【メール】

・低優先メール:
優先度の低いメールを自動的に処理してくれます。学習機能もあります

・受信トレイと一括処理ルール:
いわゆる仕訳ルールになります。従来のルールに比べると細かく設定が可能になりました

20160706-2-1.jpg 20160706-2-2-1.jpg

・ストーレッジアカウント:
添付ファイルなどをするために、OneDriveの他にも、boxや、Dropbox が追加管理できるようになっています

・迷惑メール:
受信許可メーリングリストという項目が加わっています。



【その他】

予定表やカレンダーの設定など従来であれば、それぞれのアプリに移動してから行っていましたが、今回からは、どのアプリからでも、共有のオプション設定にアクセスしえ設定できるようになりました。


アドインが利用できるようになるのもこれまでにない一つの特徴ですが、おそらくまだまだあるんでしょう。これから使っていく中で、また気が付いた折にはご紹介させていただきます。

次の機会には、アドインで広がる Outlook.com の使い勝手について取り上げてみたいと思います。



<参照>

携帯電話とタブレットのセットアップについて/Outlookメールヘルプ
Exchange ActiveSyncとは?
Windows Live メール 2012 が Outlook.com に接続されない
Outlook.com?out of preview and better than ever
Windows Live Mail 2012 と 新しい Outlook.com の同期に関する FAQ

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2016年07月05日

Outlook.com と Outlookメール 〜どこが変わったの?

すでにOutlookメールへの移行が開始されて1年になります。当初PreviewだったOutlookメールPreviewも、Previewが取れて正式なサービスに昇格。

先日も、7月以降は、Outlookメールへの移行に伴い、Windows Liveメールでは利用できなくなるといった案内があったりと、Outlookメールへの移行は最終段階に向かっています。

ただし、まだ完全にすべてのアカウントの移行が済んではいないようで、自分が利用している Outlook.comアカウント は、一つは移行済み、そしてまだもう一つが移行していないという状況でしたので、両方のサービスが利用できるいい機会でもありますので、その内容を比較してみることにしてみました。



【Outlookメールにアクセスする】

もちろん直接Outlookメールにアクセスしてもいいんですが、今回はMSNのページからリンクをたどってアクセスしてみました。

1) Microsoft Edgeを起動し、MSNから、"Outlook" をクリックしてアクセスします

20160705-1-1.jpg


2) Microsoftアカウントでサインイン

20160705-1-2.jpg


3) "開始しています" Outlookメールの起動画面がちょっと出てページが表示されました

20160705-1-3.jpg 20160705-1-4.jpg



【OutlookメールとOutlook.comの画面構成】

20160705-1-4.jpg 20160705-1-5.jpg

起動後の画面(上記、左:Outlookメール 右:Outlook.com)を比べてみますと、スイートバーの背景が単色しか指定できなかったものから、多少変わっていますが、Outlookメールに移行したことで利用できるアイテムもだいぶ変わったようです。


1) アプリランチャー から起動できる内容

Outlook.comなどの、Office Onlineの画面上部の、スイートバーの左上に位置するアプリランチャーボタン。まずはここから比較してみました。

20160705-2-1.jpg


新しいOutlookメール:14項目

20160705-2-2-1.jpg

メール、予定表、連絡先、OneDrive、タスク、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Sway、Docs.com、Office、Bing、MSN


Outlook.com:8項目

20160705-2-2-2.jpg

Outlook.com、People、カレンダー、OneDrive、Word Online、Excel Online、PowerPoint Online、OneNote Online、Sway、Office Online

ともにフリーで利用できるアカウントで確認しています。
一部名称表示が変わっているだけで、例えば、新しいOutlookメールのアプリランチャーにて表示される、WordやExcelなどは、旧来のWord Online、Excel Onlineと同じものですし、カレンダーが予定表だったりと、内容的にはさほど変わっていません。

Bing、MSN、Docks.comについては、別途従来よりサービスとしてあったものが、アプリランチャーにリンクとして追加されたものになります。


2) スイートバーのカスタマイズ

先ほどもちょっと書きましたが、目立ったところでは、画面上部のツールバーの部分が多少カスタマイズ可能になりました。

Outlookメールのスイートバー:
20160705-2-3-1-1.jpg

Outlook.comのスイートバー:
20160705-2-3-2-1.jpg


・背景のカスタマイズ

設定メニューから、従来であれば、背景色が単色しか選択できませんでしたが、従来の単色に加え、いくつかのテンプレートから設定を変更できるようになりました。

Outlookメール:
20160705-2-4-1.jpg 20160705-2-4-2.jpg

Outlook.com:
20160705-2-4-3.jpg


・設定メニューの内容

20160705-2-5-1.jpg

更新:画面のリフレッシュ、送受信の確認

自動応答:不在時などの自動応答設定

20160705-2-6-1.jpg

表示設定:閲覧ウィンドウの表示方法などの設定

20160705-2-6-2.jpg

アドインの管理:Outlook用のアドインが追加できます

20160705-2-6-3.jpg

接続されているアカウント:メールオプションの接続アカウントの管理画面に入れます。他のメールアカウントの追加が可能です

20160705-2-6-4.jpg

オフライン設定:ご利用のデバイスがインターネットに接続されていなくても利用できるようにします

20160705-2-6-5.jpg

テーマの変更:背景色を変更します。単色のほかにいつくかのテーマが用意されました

オプション:各種設定を行います。全般、メール、予定表、連絡先の各設定から構成されています

20160705-2-6-6.jpg

旧来のOutlook.comでは、

20160705-2-5-2.jpg

テーマの設定:背景色の設定(単色のみ)
プレビューウィンドウの設定:オフ、右、下から選択
ルールの管理:メッセージルールの作成
カテゴリの整理:メッセージをフィルターリングするためのカテゴリの追加・削除
オプション:各種設定を行います


こう言った感じで、見た目にもだいぶ変わってきました。

20160705-3.jpg

当然有料・無料の違いはあるので、全く同じなわけではありませんが、主に法人ユーザー向けに提供されている Office 365 のメールとだいぶ似たようなインターフェースになってきました。

オプション設定の内容は、さらに細かくなるので、次回ご紹介させていただきます。


<参照>

Using Windows Live Mail 2012 with Outlook.com? Time to update your email application!
Outlook.com?out of preview and better than ever
Windows Live メール 2012 と Outlook.com をご利用になっているお客様へ: メール アプリケーション変更のお願い


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2016年06月28日

Outlookメールがやってきた!

順次変わっているということでしたが、なかなか変わることのなかったシステムの変更。
ようやく、1つのOutlook.comのアカウントの方が、新たなOutlookメールに変わってくれました。

20160628-1.jpg

見た目はだいぶすっきりしただけかな?と思いましたが、設定メニューから入れる内容がだいぶ整理され、さらに項目も豊富になったようです。

最初に開くと表示されたのが、新しい機能の説明。

20160628-2.jpg 20160628-3.jpg 20160628-4.jpg

この画面が完了して、"進む" をクリックすると、Outlookメールの画面になります。比較すると以下のような感じです。(左:Outlookメール  右:Outlook.com)

20160628-5.jpg 20160628-6.jpg


【オプション設定の画面】

オプション画面を単純に比較してみました。

当初の、Outlook.comの時に比べると、だいぶ整理されてスッキリしており、非常にわかりやすくなったことがお分かり頂けると思います。


20160628-7.jpg 20160628-0.jpg
20160628-7-1.jpg


【設定メニュー】

オプションからひとつ前に戻って、設定メニューについて比較してみます。
右上の設定(歯車のアイコン)を開くと表示されるメニュー項目です。

20160628-7-4.jpg 20160628-7-3.jpg

新設定メニュー(左)

・更新
・自動応答
・表示設定
・アドインの管理
・接続されているアカウント
・テーマの変更
・オプション


旧設定メニュー(右)

・背景色の変更
・プレビューウィンドウの表示
・ルールの管理
・カテゴリの整理
・オプション
・ヘルプ
・フィードバック

設定メニューから設定できる項目にも多少変化があります。
背景の設定も、新Outlookメールでは、Office 365 の Outlook.com と同じように設定できる内容も大幅に変わりました。

20160628-7-2.jpg

ということで新しくなったOutlookメール。
まだまだチラッと覗いたばかりではありますが、これからじっくりと確認していきたいと思います。


<参照>

Outlook.com へようこそ
Outlook.com プレビュー FAQ



デル株式会社




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2016年05月10日

Windows Liveメールでは、Outlook.comが利用できなくなる!

Hotmailが、Windows Liveに変わり、さらにOutlook.comへと変わってきましたが、Outlook.comも、Outlookメールプレビューから、さらにOutlookメールという新たなサービスに変わりつつあります。

20160510-20.jpg

全世界的に、アカウントごとに移行がすすんでいますが、この度こうした移行にも伴い、今後Windows Liveメール2012(現在配布されているのはこのバージョンのみ)では、Outlook.comのメールの送受信ができなくなることが発表されました。

つまり、
〜@hotmail.com、〜@hotomail.co.jp、〜@live.comなどのアカウトをWindows Liveメールでご利用の方は、他の手段に変更しないといけない...

その期限が 6月30日のようです。


Outlook.comの新しいシステムが、Office 365のインフラ上に構築されるているものの、Windows Liveメールでは、このOffice 365 のプロトコルをサポートしていないというのが、大きなその要因の一つのようです。



もちろん新しいシステムへの移行がアナウンスされたのが、もう1年近く前の話です。その後順次アカウントごとに、新システムへと移行の作業が進んでおりました。

New ways to get more done in Outlook.com


この2月には、当初Preview版として新システムの提供が開始されていましたが、Outlookメール Preview も、とうとう "Preview" が取れて、正式なサービスに変わりました。

Outlook.com?out of preview and better than ever?

"Outlook.com メールサービスに関する重要なお知らせ" などといったメールを受け取られた方で、すでにOutlookメールに移行されてしまった方も大勢いらっしゃると思いますが、今後はもっと加速して新システムへの移行が進むものと思われます。



【どうすればいいの?】


ではどうしたらいいのか? これは、ご利用の環境によって様々です。


〜Windows Liveメール以外のソフトを利用する

Outlookなど他のメールソフトにアカウントを設定して利用する必要があります。
Windows8.1やWindows10の場合であれば、メールアプリがあります。

Windows8.1やWindows10の場合、Outlook.comで新規に取得したMicrosoftアカウントでサインインしていれば、メールアプリを利用すれば、細かい設定をしなくても、メールの送受信が比較的容易に利用できます。


また、メールソフトではなく、ブラウザを利用してWebメールとして利用することもできます。


現在提供されているWindows Liveメールは、Windows Essentials 2012のみ。

それ以前のものの提供は終了しております。また、このWindows Liveメールも、サポートされているのは、Windows8.1までのみ。

Windows Essentials 2012 のシステム要件


なので、Windows 10 をご利用であれば、なおさらですね。



【今後のアナウンスには注意しましょう!】


Office Blogsによれば、以前あったような、"Outlook.com メールサービスに関する重要なお知らせ" かどうかはわかりませんが、何らかの通知はあるようです。

"What if I am using Windows 7 and do not wish to upgrade to use the Mail app?"

のところで、

"If you do not wish to upgrade, you can access your account via a web browser or you can take advantage of a free one-year subscription for Office 365 Personal and use Outlook 2016 to connect to your account. Details on how to redeem this offer are included in the email communications from the Outlook.com team. This Office 365 subscription includes the Outlook 2016 email application as well as other productivity applications such as Word, PowerPoint and Excel. It works on Windows 7, Windows 8/8.1 and Windows 10."(Office Blogsより引用)

とある通りです。

ただし、日本の場合にはどうなるのか? 現在のところまだ何もアナウンスがありませんが、Windows Liveメールで、Outlook.comのメールを受信されている方は、6/30までに移動する準備をしっかりして、あわてることなくスムースに移行できるようにしておくことが必要ですね。


なお今回の発表に伴い、早々にMicrosoftコミュニティには、記事が公開されておりました。こちらもご参考いただけるとよろしいかと思います。

Windows Live Mail 2012 と 新しい Outlook.com の同期に関する FAQ /MSコミュニティ


今後また何か新しい情報が入りましたらご紹介させていただきます。




<参照>

Windows Live Mail 2012 と 新しい Outlook.com の同期に関する FAQ /MSコミュニティ
Using Windows Live Mail 2012 with Outlook.com? Time to update your email application!
Outlook.com?out of preview and better than ever
Microsoft begins preview program for new Outlook.com features/SuperSite for Windows
「Windows Live メール 2012」を利用した“Outlook.com”のメール送受信が不可能に/Yahooニュース
Outlook.com?out of preview and better than ever?
Microsoft、Outlook.comを大幅アップデートへ/ITmedia


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2016年04月21日

"OneDriveに関する重要な変更" がやってきた!

だいぶ前にも取り上げたことがありましたが、とうとうその日が迫ってきました。

20160421-1.jpg

こんなメール届いていませんか?

OneDriveの無料で利用できる領域を15G確保する


カメラロールボーナスなどの15Gを保持できた オプトインの特典も、2016年1月31日で終了。それまでに手続きをしていない人は、今後 5Gに変更されます。

もちろん、Office Premium+Office365サービスやOffice365Soloをご利用のユーザーの皆さんは、ご契約期間中は、1TBの容量は引き続き提供されます。


ストレージ容量が、5Gをすでに超えていた場合で、オプトイン特典もやらなかった、またOffice 365サービスなども利用してないといった場合、超過しているデータはどうなるのか?

詳細は、

OneDrive の変更に関してよく寄せられる質問(FAQ)

あたりをご参考いただくとよろしいかもしれません。


大切なデータが保存されているなら、なおさらです。
知らなかったとか、メールを見てなかったではすみませんので、くれぐれもご注意ください。



<参照>

OneDrive ヘルプ
The OneDrive Blog
One Drive
OneDrive: FAQ
OneDrive の変更に関してよく寄せられる質問(FAQ)



HP Directplus -HP公式オンラインストア-



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2015年11月27日

Outlookメール(プレビュー)への移行とトラブルについて

この春、以下のOffice Blogでもアナウンスがありましたが、Outlook.com のサービスが新しく生まれ変わろうとしています。

実は、英語版のOffice Blogs には、以下で参照させていただいたようにOutlook.comが新しシステムに移行することが記事として出ていたんですが、日本語版には全く出ていなかったこともあって、お恥ずかしながら、正直言って、全然気が付きませんでした。

ITmediaさんの記事でも一部紹介はされていましたが、これがいつから開始されるのかなどの詳細がよくわかりませんでした。


【今回のトラブルに気が付くきっかけ】

ちょと前に、あるお客さんから、Outlook2010でメールの送受信ができなくなったというトラブルの相談を受けたのが、今回これを取り上げるきっかけになりました。

状況としては、

メールソフト:Microsoft Office Outlook 2010
メールアカウント:outlook.com
形式:IMAP

という環境でご利用で、送受信をかけると、送信までは完了しても、受信のところで、
"0x8004210A" のエラーが出て受信ができない状態でした。

通常であれば、エラー番号から一般的な対処法を探っていくわけですが、さらに、それまでに受信したメールの中に、"メール サービスに関する重要なお知らせ" という件名で、以下のような内容のメールが届いていました。


---- 以下、メール内容を引用 -----

お客様各位


今後数週間の間に、@outlook.com、@hotmail、@live、@msn メール
アカウントに影響する更新作業を予定しております。 この変更により、お使いのOutlook デスクトップ アプリケーションにメールが配信されなくなります。 メールが配信されなくなったことにお気付きになったら、次の 2 つの手順を実行してください。

Outlook 2003 をご利用の場合

1.Outlook 2003 デスクトップ アプリケーションからメール アカウントを削除する

2.Outlook 2003 デスクトップ アプリケーションにメール アカウントを再度追加する

Outlook 2007 をご利用の場合

1.Outlook 2007 デスクトップ アプリケーションからメール アカウントを削除する

2.Outlook 2007 デスクトップ アプリケーションにメール アカウントを再度追加する

Outlook 2010 をご利用の場合

1.Outlook 2010 デスクトップ アプリケーションからメール アカウントを削除する

2.Outlook 2010 デスクトップ アプリケーションにメール アカウントを再度追加する


この更新が行われると、このメールを Outlook デスクトップアプリケーションで参照できなくなる恐れがあります。 お使いのOutlook のバージョンに該当する上記 2 つの手順のリンク (削除と再追加のリンク) は、お気に入りに登録するか、保存することをお勧めします。 なお、www.outlook.com にログインすれば、このメッセージは、いつでもご覧いただけます。

お使いの Outlook のバージョンがおわかりにならない場合は、ここ をクリックして、バージョンを特定する手順をご確認ください。


今後とも Outlook.com をご利用いただけますようお願い申し上げます。

どうぞよろしくお願いいたします
Outlook.com チーム

----- 以上 -----


11/14までにアカウントを再設定するようにといった内容でもあったため、その方の場合は、Outlook2010から、一旦Outlook.comのアカウントおよび、データファイルを削除して、再設定。

それ以降は、また通常通り利用できるようになりました。

このメール、要するに、ご利用のOutlook.comのアカウントが新システム Outlookメール(プレビュー)に移行するために、事前に届いていたもののようです。



【新システム、Outlookメールとは?】

以下にもありますが、この春にOffice Blogで取り上げられ、その後、8月に取り上げられただけで、特にそれ以外には、公式には何も発表されていないようです。

ただしここにきて、新システムへの移行が急に進んでいるようで、Microsoftコミュニティなどで、メッセージの送受信ができなくなるといったトラブルの相談が急増しています。

現状では新システムに移行してしまうと元には戻せません



【新システムか? 旧システムか?】

では、現在自分のアカウントがどうなっているのか?

このシステムの移行は世界的に順次行われており、現段階では、移行されてしまった方もいるし、まだ旧システムのままの方もいらっしゃいます。

確認方法はいたって簡単です。

Outlook.com

上記をクリックして、自分のOutlook.comのアカウントにサインインします。

サインインした時に画面の左上に、


・Outlook.com
・Outlookメール(プレビュー)


どちらが表示されるか? によって判断ができます。

20151127-1.jpg
ちなみに自分の場合はまだ移行されていないため、Outlook.com のままでした。

outlook.comのプレビュー版を元に戻す方法/Microsoftコミュニティ

上記のMSコミュニティの質問の回答の中で、フォーラムモデレーターの方の回答の中に、具体的な表示がでていますので、気になる方はご参照ください。

繰り返しますが、一度アカウントの移行が済んでしまうと、元には戻せません。


【対策と対処法】

現状では、世界的に新システムの移行が順次アカウントごとに進んでいるようで、移行された場合、これを元に戻すことはできません。また利用者側では、移行しないように設定することもできません。

またこの移行に伴う送受信のトラブルについては、現在のところ Microsoftコミュニティ の中で質問した上で個別に相談してもらうか? 

メール機能が「Outlook(プレビュー)」になってしまう/Microsoftコミュニティ

上記のMSコミュニティの回答の中にもありますが、右上の歯車のところから、"フィードバック" をクリックして、フィードバックするといった形での対処法ぐらいしかないようです。

20151127-2.jpg

質問される場合には、上記の画像にもあるように、
カテゴリ:Outlook.com
トピック:Outlookプレビュー
として質問してみてください。

Outlook.com メールサービスに関する重要なお知らせ/Microsoftコミュニティ

また上記にもありましたが、従来のように専用フォームによるお問い合わせも受け付けているようです。


ここ最近この新システムへの移行に伴うものなのか? メールソフトでの受信がうまくできないといったケースが増えているようです。

そうした場合には、ご自身のOutlook.comのアカウントが、新システムに移行されたかどうか? まずはご確認いただき、メールソフトでのご利用の場合には、アカウントの作り直しなどもお試しになって見てください。

それでもダメであれば、メールについては、当面、Outlook.com にアクセスして使用するか? また他のメールアカウントをお持ちであれば、そちらに転送をかけて利用するか?など検討する必要がありそうです。

引き続き、新しい情報が入りましたら、ご紹介させていただきます。


【2015/12/15追加】
Outlookメール(プレビュー)について、Microsoftコミュニティに以下のようなFAQが用意されておりましたので、ご紹介させていただきます。

Outlook.com プレビュー FAQ


<参照>
New ways to get more done in Outlook.com/Office Blogs
New Outlook partner add-ins and expanded rollout of Outlook.com preview/Office Blogs
Microsoft begins preview program for new Outlook.com features
Microsoft、Outlook.comを大幅アップデートへ/ITmedia
outlook.comのプレビュー版を元に戻す方法/Microsoftコミュニティ
Outlook.com で閲覧プレビューを変更するにはどうすればいいのか/Microsoftコミュニティ
メール機能が「Outlook(プレビュー)」になってしまう/Microsoftコミュニティ
Outlook.com メールサービスに関する重要なお知らせ/Microsoftコミュニティ



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