うちの PC でもそうですが、ここにきて、一気に新しい Microsoft Edge への更新が進んでいるようです。
Windows Update の更新プログラムとして配信され、自動更新されますので、PCを起動してみたら、すでに新しい Microsoft Edge になっていたという方も多いかもしれませんね。
こちらのブログでも、新しい Microsoft Edge については、Insider 版の配布が配布され始めたころからご紹介していますが、今回の Update により、元のMicrosoft Edge には戻せなくなることはご紹介ずみです。ですので当初より Update されては困る場合には、Blocker Tool などによって Update されないように対処しておく必要があることもご紹介させていただいておりました。
ただし先日公開された Windows 10 May 2020 Update(Ver.2004) からは、この新しい Microsoft Edge になります。Ver.2004 はまだまだ問題もあって、すべてのデバイス向けに配信されておりませんので、Microsoft Edge のみ一足先に更新される形になります。
上記にもありますが、Microsoft Edge(Legacy) は、"開発されなくなった機能" として紹介されております。Ver.2004 については、また別途取り上げてみたいと思います。
さて今回はそんな更新直後に表示される Microsoft Edge の初期設定画面についてご紹介させていただきます。
更新が完了してブラウザを起動すると、普段見慣れた画面と異なる画面が出て、"あれ?" っとなるわけですが、すでにこれをご覧になっている段階ではすべてこの過程は完了されているのだと思いますが、順を追って確認してみたいと思います。
1) 再起動して、ブラウザが立ち上がると、"始める" といった画面が表示されます。旧Microsoft Edge から、新Microsoft Edge への設定の引継ぎの開始ということですね。そのまま、"始める" をクリックして進みます。
2) そして次に表示されるのが、"新しいタブページ" の設定画面です。タブバーの "+" のところをクリックして開かれる新しいページの設定になりますが、こちらの設定は残念ながらお好きなものを自由に設定できるわけではなく、"イメージ" "ニュース" "シンプル" の中から選択します。一応後ほども触れますが、設定完了後には、さらに "カスタム" という選択肢もでてきますので、ちょっとだけさらに設定が変更できるようになっていますが、現段階では全く自由に設定できるものにはなっていません。いずれかをとりあえず選択して、"確認" をクリックします
・イメージ:背景画像に、検索枠、そしてクイックリンクというよく訪れるサイトを登録する場所が表示されます。画面下部には、まいニュースなどのリンクがあり、そちらをクリックするとニュースなどが表示されます
・ニュース:イメージの画面下部にあったまいニュースなどのメニューが中心に表示されて、国内外のニュースなどの情報が表示されます。クイックリンクや、検索枠は、イメージに比べると小さいものの、こちらも表示されます
・シンプル:背景画像がなくなり、検索枠とクイックリンクがシンプルに配置されたすっきりしたデザインになります。画面下部には、イメージ同様マイニュースなどのリンクメニューが用意されています
3) 続いて表示されるのが、"同期設定" のカスタマイズ。この設定をしている時もそうですが、画面右上に "同期していません" と表示されてたりするので、これが気になるという方も多いようです。
この 新しいMicrosoft Edge をご利用になるにあたって、一つの特徴として、この同期があげられます。問題は、何が?、何と?同期されるのか...
この同期設定では、現在導入されている PC の Microsoft Edge の、お気に入りや、パスワードなどを、スマホや、他の PC に導入された Microsoft Edge と同じ Microsoft アカウントでサインインしていれば同期できるようになっています。
つまり、PC の Microsoft Edge のお気に入りなどが、スマホに導入した Microsoft Edge でも利用できる...という意味になります。シンプルに言えば、Microsoft Edge は、スマホには入れる予定はないから...というのであれば、同期は、オフ(いいえ)にしても問題はありません。またさらに後で設定を変更できるので、今はまだよくわからない...場合には、オフにしても問題ありません。
4) そして設定の最後に現れるのが、"さらに役立つ Microsoft エクスペリエンスの実現にご協力ください" の画面。
要するに、閲覧履歴などの情報へのアクセスを許可して、表示される広告や、検索結果、ニュースなどの表示をユーザーに合わせて表示することで、より便利に使ってもらおうというもので、そのために必要な情報を提供しますよ?という確認の画面です。
こちらも当然ながら後で設定を変更することもできますので、よくわからない...なら、オフ(いいえ)でも構いません。Microsoft が個人情報をどう利用させてもらうのか?についてさらに知りたい場合には、"プライバシーステートメント" や "詳細情報" のリンクをクリックすると別ウィンドウが起動してきて表示されます。
5) これで設定が完了すると、新しい Microsoft Edge の初期画面が立ち上がってきますが、最初に表示される初期画面は、この新しい Microsoft Edge の機能に関する説明のページになります。
さらに言えばどいういうわけか?英語のページが表示されるので、"えっ?何書いてあるかよくわからない..." ってなってしまうわけですね。
一応アドレスのところをご覧いただけると分かるんですが、
ってありますね。この初期画面は、一度消すと出てきませんが、ちゃんとWeb上に用意されているページなので、上記のリンクをクリックすれば表示されます。また、最後の、"en-us" のところを、"ja-jp" とすれば日本語でも表示されます。本来はそうあるべきだったんでしょうけどね。
この画面はちょうど、画像が上にかぶさっている感じになっていますので、右上の "X" をクリックして閉じれば、新しい Microsoft Edge の機能の説明画面が表示されますので、新ためて機能を確認してみたいという方は、上記のリンクをクリックしてみてください。
【設定の変更】
さてこうして設定された初期設定の内容ですが、その過程の中でも、後で設定は変更ができるとご紹介しましたが、ではどこから設定を変更したらいいのか?次はこの部分についてご紹介します。
1) 新しいタブページの設定変更
新しいタブページについては、好きなページやホームページに設定されたページを指定できたりはしないので、まだまだ今後に期待したいところもありますが以下の部分で設定を変更することができます。
・Microsoft Edge を起動して、右上の "⚙" (ページ設定)のアイコンをクリックします
・すると "画面レイアウト" の選択肢が表示されます。設定時になかった "カスタマイズ" という項目が増えていることがお分かりいただけると思いますが、各設定で構成される内容から、不要なものを非表示にするような設定ができるようになります。残念ながら現段階では、カスタマイズといっても完全に自由に設定ができるわけではありません。
2) 同期設定などその他の設定変更
その他の設定については、画面右上の "..." (設定など)のところから行います。
クリックすると、メニューが表示されますので、下部にある "設定" をクリックして設定画面に移動します。
"プロファイル" のところを開くと、"同期" 設定がありますので、さらに "同期" をクリックすると同期の有効・無効の設定が変更できます。
この同期は、画面にもありますが、"Microsoft Edge では、サインインしているすべてのデバイス間で履歴、お気に入り、パスワード、その他の閲覧データを同期" するものです。スマホでも Microsoft Edge をご利用になっている方は同期しておくことで、より便利に利用できるかもしれません。
"プライバシーとサービス" を開くと、"Webエクスペリエンスのカスタマイズ" のところで、やはり初期設定の際に設定した個人情報の取り扱いについての設定変更の画面になります。その他、初期設定の時とは関係ありませんが、閲覧データの削除などもこのところから行います。
【お気に入りとホームページの設定】
時々、初期設定が終わってみたら、お気に入りが消えてしまったとか、ホームページの設定が変わってしまったという相談もあったりしますのでこちらについて再度触れておきます。
1) お気に入りについて:
旧Microsoft Edge(Microsoft Edge Legacy)から、New Microsoft Edge に変わって、お気に入りが消えてしまったという方がいらっしゃいますが消えたわけではなく、表示されていないだけです。
設定>お気に入り>お気に入りバーの表示>常に
とすれば、常にお気に入りバーが表示されるようになります。
また旧 Microsoft Edge ではなく、Ingernet Explorer など他のブラウザから取り込みたい場合には、上記の "インポート" をクリックすると "ブラウザデータのインポート" の画面になり、お気に入りなどの情報がインポートできるようになります。
2) ホームページの設定:
旧 Microsoft Edge や、Internet Explorer などから、ホームページ(ブラウザを起動したら最初に表示されるページ)が設定できていない場合には、設定>起動時 とはいって、ホームページの設定を変更します。
インポートが正しく行われていれば、"特定のページを開く" に変更すれば、ページのところにアドレスが表示されますが、取り込めていなかったり、これから設定する場合には、"新しいページを追加してください" のところをクリックすると、アドレスの入力欄が表示されますのでこちらにお好きなサイトのアドレスを入力して追加します。
その他設定については、実際にどのようなものがあるのか?設定画面でご確認ください。
【更新】
お気に入りが取り込めていないケースには、お気に入りのインポートのところで、インポート元を "Microsoft Edge 従来版" にすると、Update 前の、Microsoft Edge(Legacy) から取り込みなおすこともできます。
<参照>