2021年01月27日

「この Wi-Fi ネットワークでは以前のセキュリティ標準が使用されています」と表示される

いつも通り Wi-Fi を利用してインターネットにつないでいたら、"この Wi-Fi ネットワークでは以前のセキュリティ標準が使用されています" と表示された.... さてどう対処したらいいのでしょうか?

これは文字通り "以前のセキュリティ標準" によって、Wi-Fi に接続されているために表示されるメッセージです。WEPTKIP といった通信規格や暗号化規格で Wi-Fi に接続された時に表示されます。

今回ご紹介したメッセージは、Windows 10 の方から表示されるものですが、セキュリティ対策ソフトやスマートフォンなどからも警告が表示されるケースもあります。


【通信規格と暗号化規格】

Wi-Fi を利用して接続するため、Wi-Fi の電波の発信元になる "無線ルーター" と "デバイス" 間の通信を成立させるための規格があります。
1つは "通信規格"、そしてもう一つが、"暗号化規格" になります。WEP とか、WPA なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。

いずれかが古かったりすると、今回ご紹介したようなメッセージが表示されます。

--WEP とは?:

古い通信規格であり暗号化規格です。古いネットワーク機器だと、これしか利用できないというケースもあるかもしれませんが、WEPによる規格は、かなり前からその危険性が指摘されております。

通信規格としては、

WEP < WPA < WPA2 < WPA3

といった順で、セキュリティがより強くなり、

暗号化規格としては、

TKIP < AES

といった順で、暗号化の種類が強固になっています。

一般的にこの通信規格と暗号化規格の組み合わせとしては、

WEP
WPA/TKIP
WPA/AES
WPA2/TKIP
WPA2/AES

といったものがあります。

WEPは危険... ということはご存知の方も多いでしょうから、"WPA" でつないでいるよ?とおっしゃる方も多いかもしれませんが、WPA/TKIPで接続されていたりするケースでも、今回のような警告のメッセージが表示されるわけです。

例えばちょっと古いNTTルーターの無線の機能を利用しているような例だと以下のような機器がこれに該当します。

-- ネットワーク機器の一例:


例えば上記の無線の機能の場合には、既定値が、WPA-PSK(TKIP)になっています。もちろんルーターの管理画面に入って設定を変更すれば、WPA2(AES)による接続も可能です。

意図せずに現在ご利用の無線ルーターやモバイルルーターなどの設定が、今回ご紹介したようなセキュリティレベルの低い状態になっている場合には設定の変更が要求されることになります。


【Windows 10 では、Ver.1903 以降 から警告が表示される】

さてこうした警告のメッセージ。これはいつから表示されるようになったんでしょう。Windows 10 の DOCS のページ "現在開発中の Windows 10 の機能" で確認してみました。

20210125-1-1.jpg 20210125-1-2.jpg 20210125-1-3.jpg

こちらの情報からすると、Ver.1903 以降からのようです。さらに、"これらの古い暗号Wi-Fiネットワークへの接続は許可されません" ともあることから将来的にはこちらへの接続自体ができなくなってしまうようですね...。


【ルーター側の設定変更】

こうした警告を表示させないためには、現在ご利用中の無線ルーターやモバイルルーター側の無線設定を変更する必要があります。

無線ルーターの設定変更については、ご使用の機器によって設定方法が異なりますので、こちらでは触れませんが、詳細はルーターのメーカーやレンタル品の場合には提供元などにご確認ください。

また仮に、無線ルーターがこうした古い規格にしか対応していないようなケースでは、無線ルーターの買い替えも必要になってきます。


上記のサイトには、Buffalo が確認した iPhone での例が提示されていますが、ぜひこちらも参考にしてみてください。

昨今のセキュリティ事情からすれば、WPA3 だと古い無線ルーターだと対応していないケースもあり、無理なこともあるので、最低限 WPA2/AES による接続が必要と考えたほうがよろしいでしょう。

通信規格やセキュリティの設定はどんどんより高いものへと変わりつつあります。WPA3といっても、すでに盗聴する方法が見つかっているなどその脆弱性は常に伴います。定期的なルーターのファームウェアの更新や、こうした最新情報への配慮は忘れないほうがいいですね。


<参照>



デル株式会社


テレワークにおすすめのモバイルPC
posted by クリック at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月12日

"リモートアシスタンス" と "クイックアシスト" Part 3

Part 1 では、"リモートアシスタンス" について、そして、Part 2 では、"クイックアシスト" についてご紹介いたしました。

さて、Part 3 では、遠隔支援とはちょっと異なりますが、似て非なるもう一つの機能 "リモートデスクトップ" についてご紹介いたします。

20201221-5-1.jpg 20201221-5-2.jpg

外出先から、自宅のPCにリモートでアクセスしたい。そんな時に利用できる機能が、この "リモートデスクトップ" となります。Windows、macOS、Android、iOS などのデバイスから、自宅などのWindows 10 の PC などに "リモートデスクトップ" の機能を利用して接続できるようになります。

とはいえ、"リモートアシスタンス" や "クイックアシスト" のようには簡単にいきません。ここでは、あくまでも "リモートデスクトップ" の概要と、同様の機能が利用できるアプリについてご紹介していきます。


【ホストとクライアント】

"リモートデスクトップ" の場合、リモートで接続される側を "ホスト"。そして接続する側を "クライアント" と呼びます。

リモートで接続される側、"ホスト" になる機能は、Windows 10 Pro や、Enterprise などに限られ、Windows 10 Home では、"ホスト" として利用できません。つまり、Windows 10 Pro 以上の OS を利用されていないとこの機能が利用できません。

そしてこの "リモートデスクトップ" を利用するには、ホスト側、クライアント側の双方に設定が必要になります。Windows の標準的な設定の他にも、セキュリティソフトやファイアーウォール、ルーターの設定などネットワークがらみで多方面にわたる設定が必要になるため、ここが "リモートアシスタンス" などのように簡単にはいかない部分です。


【Windows 側の設定】

まずは Windows 側の設定について、ご紹介しましょう。

-- ホスト側の設定:

ホストとして使用するPC(つまりリモートされるPC)については以下のような設定が最低限必要になります。

1) スタート>Windows システムツール>コントロールパネル と開きます

20201221-6-1-1.jpg

2) システムとセキュリティ>リモートアクセスの許可 と開きます

20201221-6-1-2.jpg

3) "システムのプロパティ" が表示されますが、リモートデスクトップのデフォルト設定では、"このコンピューターへのリモート接続を許可しない" になっています。こちらを "このコンピューターへのリモート接続を許可する" に変更して、"OK" をクリックします

20201221-6-1-3.jpg


** ここでワンポイント :

上記の方法の場合、コントロールパネルからの操作になるので、Windows 10 に限らず、Windows 8.1 でも同様です。ただし、Windows 10 の場合には、

20201221-6-1-4-1.jpg

スタート>設定>システム>リモートデスクトップ と開いて、 "リモートデスクトップを有効にする" を "オン" にするのが一番簡単です。

またこちらから有効にした場合、"このPCに接続する方法" のところで、クライアント側で接続する際に必要な "コンピューター名" も表示されますので別途調べる手間も省けます。


-- クライアント側の設定:

クライアント側(つまりリモートするPC)には、以下の設定が必要になります

1) スタート>Windowsアクセサリ>リモートデスクトップ接続 とクリックして起動します

20201221-5-2.jpg

2) 表示された画面に、ホスト側のコンピューター名を入力し、"接続" をクリックします

3) "ユーザー名" と "パスワード" を入力して "OK" をクリックします


とこれだけ見ると非常に簡単なように見えますが、実際には、ファイアーウォールの問題、ネットワークエラーだったり、ホストが見つからない、ルーターの設定変更が必要になるなど様々な問題が発生しえます。

20201221-6-2.jpg


これ以降の詳細については上記のようなサイトも参考にしてみてください。外出先から自宅のPCにアクセスするっていうことは、乗り越えないといけない壁がいっぱいありますので、設定もそれなりに大変ですね。


【リモート接続が可能になるアプリ】

さて "リモートデスクトップ" って、思ったより簡単ではない....と思われた方も多いかと思います。口で言うほど簡単ではないわけですね。でも逆に言えば、簡単に接続できてしまうとなると、セキュリティは大丈夫?ということになるわけです。

さてこうした Windows の標準機能として搭載されている "リモートデスクトップ" については、その設定も大変なわけですが、そういった意味では "リモートアシスタンス" を利用して自宅のPCにアクセスするというのも一つの方法ではありますが、これ以外にも実はこうしたものと同様な操作を実現してくれるソフトウェアがいっぱいあります。

そうしたものをいくつかご紹介してみましょう。

1) Team Viewer

"Team Viewer" は、リモート接続をするためのアプリです。"個人および非商用" の場合には "無料" でも利用可能です。

20201221-7-0.jpg

Team Viewer の無人アクセスの機能を利用すると、まさに外出先から自宅のPCに容易にアクセスできるようになります。



文字通り、Google Chrome を介してリモートデスクトップを実現するための機能になります。

20201221-7-1.jpg 20201221-7-2.jpg

Google Chrome を開いて、「remotedesktop.google.com/access」とアドレスに入れるとインストールの画面になります。Chrome以外のブラウザでアクセスすると説明の他、Google Chrome のダウンロードが促されます。


3) AnyDisk

こちらも個人ユーザーであれば無料で利用できるツールになります。

20201221-7-3.jpg

シンプル&高速とも言われています。


上記の他にも無料のものから有償のものまで、様々なものがあります。

当然ながら有償のものであれば利用にあたってのサポートも受けられますので、テレワークなどで、本格的に導入したいという場合には、そうしたサポートも含めて検討されるとよろしいかと思います。


<参照>




デル株式会社


posted by クリック at 11:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月02日

"リモートアシスタンス" と "クイックアシスト" Part 2

Part 1 では、"リモートアシスタンス" についてご紹介いたしました。

慣れてしまえば、何でもないことではありますが、あの操作も簡単とは言い切れません。そこで今回ご紹介するのが "クイックアシスト" という機能になります。


【"クイックアシスト" とは?】

Windows 10 Ver.1607 から導入された Windows10 向けのリモート支援機能で、Windows 10 同士であれば利用可能になります。"リモートアシスタンス" だと、Winodws8.1 なども利用できますが、"クイックアシスト" は、Windows 10 同士でしか利用できません。

20201221-1-1.jpg

"リモートアシスタンス" も "クイックアシスト" も機能的には一緒ですが、"クイック" とあるように、もっと素早く、そして利用しやすく改良されたのが "クイックアシスト" になります。

・リモートアシスタンスで利用可能なOS:

支援する側: Windows 8.1/10
支援される側:Windows 8.1/10


・クイックアシストが利用可能なOS:

支援する側: Windows 10 Ver.1607 以降
支援される側: Windows 10 Ver.1607 以降


【クイックアシストの利用方法】

ではさっそくその利用方法です。

-- クイックアシストの起動:

タスクバーの検索ボックス "ここに入力して検索" に "クイック" ぐらいまで入力すると、"クイックアシスト" という項目が表示されますので、クリックして起動します。

20201221-1-2.jpg 20201221-1-1.jpg


-- 支援をする側:

順番が逆のような感じもするかもしれませんが、"支援をする側" から説明いたします。なぜか?というと、このあと手順をご紹介しますが、支援を受ける側は、支援をする側に表示されたコード番号を入力する必要があるため、どんな過程を経て支援を受けることになるのか?ある程度は理解しておく必要があるためです。

1) "クイックアシスト" を起動し、"支援を提供する" のところの "他のユーザーを支援する" をクリックします

20201221-2-1.jpg

2) すると "セキュリティコードを共有する" という画面が表示されますので、表示されたセキュリティコードを、所定の有効期限内(10分以内)に、支援をする人に連絡して伝えます

20201221-2-2.jpg

** なおこの画面でもお分かりいただけると思いますが、"支援する側" では、Microsoftアカウントでのサインインが要求されます

3) 支援を受ける側の人が、セキュリティコードを入力すると、画面が "共有オプション" の選択画面に変わりますので、必要に応じて選択します

20201221-2-3.jpg
  1. 完全に制御する:
    支援する人が完全にリモートで操作ができるようになります
  2. 画面を表示する:
    画面が表示されますが、操作はできません。口頭で操作方法を案内するだけで済むものならばこちらになります
4) 今回は、"完全に制御する" を選択してみました。"完全に制御する" が選択されている状態で、"続行" をクリックします。遠隔支援される側に、"画面共有" のメッセージが表示されますので、支援を受ける側で "許可" をクリックするまで待機中になりますが、"許可" が押されると、相手の画面が表示されます

20201221-2-4.jpg


さてでは、今度は支援を受ける側の操作を見ていくことにしましょう。

-- 支援を受ける側:

1) "クイックアシスト" を起動し、"支援を受ける" のところに、支援をしてもらう人から伝えられたコード番号を入力し "画面の共有" をクリックします

20201221.3-1.jpg

2) 支援してもらう人の画面に、"共有オプション" の選択画面が出ているはずなので、制御の方法を選択してもらうまで待ちます。相手の人が選択されると "画面を共有する" という画面が表示されるので、"許可" をクリックします

20201221.3-2.jpg

3) しばらくすると、画面上部に "クイックアシスト" のツールバーが表示され、支援を受ける体制が整います

20201221.3-3.jpg


-- 遠隔支援を終了する場合:

さて最後は、終了方法です。サポート支援を受けている側は、画面上部にある "クイックアシストのツールバー" の "✖"(閉じるボタン)をクリックします。

"クイックアシストを閉じる" のダイアログが表示されますので、さらに "閉じる" ボタンをクリックすると、"画面共有" の終了の画面が表示されます。この画面が表示されれば、遠隔が終了したことになります。クイックアシストの画面は "✖" で閉じれば完了です。

20201221-3-4.jpg 20201221-3-5.jpg


【クイックアシストの流れ】

個別の操作は上記のような感じですが、具体的にどんな流れになっていくのか?もう一度振り返って確認してみましょう。

20201221-4-2.jpg

支援を受ける側、支援をする側と上記のような流れになるわけですね。

-- 補足:

ところで、遠隔支援する側の画面についてもう少しご紹介しておきます。

20201221-4-1.jpg

"クイックアシスト" で接続されると、遠隔支援する側には画面と同時に上部に、上記のようなツールバーが表示されます。
支援先のPCが、複数台のモニターを利用していた場合にモニターを切り替えるボタンや、コメントを送信するツール、相手のPCのタスクマネージャーを起動できたりなど。最後の "詳細" は、上記画像にあるようなそれぞれのツールの名称の表示・非表示を切り替えるためのボタンになります。


Windows の遠隔支援についてご紹介してきたわけですが、せっかくある Windows の遠隔支援機能。上手に利用したいですね。


さてWindows には、こうした遠隔支援で他の端末と接続するだけではなく、"リモートデスクトップ" という機能もあります。

遠隔でPCに接続するという意味では、"リモートデスクトップ" も似たようなものではありますが、"リモートアシスタンス"とはちょっと違う、"リモートデスクトップ" について、最後に Part 3 で簡単にご紹介したいと思います。


<参照>




BTOパソコン・パソコン関連商品がお買い得!パソコン工房のセール

posted by クリック at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月01日

"リモートアシスタンス" と "クイックアシスト" Part 1

Windows 10 には、標準で遠隔支援を受ける機能が付いています。これを "リモートアシスタンス" と言います。

リモート支援を受ける側、リモートで支援する側、皆さん立場はいろいろかもしれませんが、仮にどなたかに操作方法などを教えてもらいたい....そんな時に、知り合いの方で PCの操作がある程度わかる方がいらっしゃるのであればリモート支援をお願いしてみるというのはトラブル解決の一つの方法です。

そんな "リモートアシスタンス" について、何回かにわたってご紹介させていただきます。


【リモートアシスタンスとは?】

"リモートアシスタンス" は、遠隔でPCの操作支援をしてもらう機能になります。Windows 10 には標準で搭載されております。但しご使用の Windows 10 の種類によって、機能に違いがありますので事前に把握しておく必要があります。

-- 支援を受ける側:

支援を受ける場合には、Windows 10 のすべてのバージョンで利用可能です。多くの方は、Windows 10 Home Edition をご利用だと思いますが、Windows10 Home であれば問題ありません。

-- 支援をする側:

支援をする、つまり遠隔で相手のPCにアクセスする側には、Windows 10 Professional 以上である必要があります。Windows 10 Home のPCでは、支援を受けることはできても、支援することはできません。
支援をする側のことを、"ホスト" 何ていったりしますが、ホストとして使用できるエディションは、
  • Windows 10 Pro
  • Windows 10 Enterprise
  • Windows 10 Education
になります。


【リモートアクセスをしてもらうための準備】

リモートで接続してもらうためには事前にPC側での準備も必要になります。当然ですが、何もしないで外部から勝手にアクセスできちゃうんじゃ困りますよね? 

1) まず "ここに入力して検索" のところに、"リモートアシスタンス" と入力してみます。すると "このコンピューターからのリモート アシスタンス招待の送信を許可" 何て表示されますでクリックして進みます

20201220-1-1-2.jpg

2) システムのプロパティのダイアログボックスが表示されます。ここで、"リモートアシスタンス" にある "このコンピューターへのリモート アシスタンス接続を許可する" にチェックを入れてオンにします。通常はデフォルトでは有効だと思いますが、有効じゃない場合にはチェックをつけておいてください

20201220-1-2.jpg


【リモートでの支援を要請する】

支援を要請する場合の手順になります。

1) まず "ここに入力して検索" のところに、"招待を送って他のユーザーからサポートを受けたり相手にサポート" ぐらいまで入れると "招待を送って他のユーザーからサポートを受けたり相手にサポートを提供したりする" が表示されますので、クリックして進みます

20201220-2-1.jpg

2) "Windows リモートアシスタンス" というダイアログボックスが表示されますので、支援を受ける場合には、"信頼するヘルパーを招待します" をクリックして進みます

20201220-2-2.jpg

3) "信頼するヘルパーから支援を受ける" という画面が表示されますので、

20201220-2-3.jpg
  • この招待をファイルに保存する
  • 電子メールを使用して招待をを送信する
のいずれかを選択します。つまり、Webメールか? 普通にメールソフトを利用して支援を受けたい人に招待ファイルを送信するわけですね。

4) ちなみに今回内容をご紹介するために、"この招待をファイルに保存する" を選択してみました。すると、添付すべきファイルをデスクトップに保存してみましたが、"招待" というファイルが保存されています。また同時に、 "ヘルパーに招待ファイルを送信してパスワードを教える" という画面が表示されます

20201220-2-4.jpg 20201220-2-5.jpg

5) 依頼された側は、"招待"ファイルを開くわけですが開くと、支援の依頼者側には、接続してもらうためのパスワードが表示されていますので、これを電話などで伝えて、相手の方の画面に入力してもらうわけですね

20201220-2-6.jpg 20201220-2-7.jpg


【リモートでの支援をする】

さてではこんどは、一応改めて支援する側の流れも見ていきましょう!

1) まず "ここに入力して検索" のところに、"招待を送って他のユーザーからサポートを受けたり相手にサポート" ぐらいまで入れると "招待を送って他のユーザーからサポートを受けたり相手にサポートを提供したりする" が表示されますので、クリックして進みます

20201220-2-1.jpg

2) "ヘルプを要求または提供しますか?" のダイアログボックスが表示されたら、今度は、"招待してくれた人を助けます" を選択します

20201220-3-1.jpg

3) "相手のコンピューターへの接続方法を選択します" の画面が表示されたら "招待ファイルの使用" をクリックして、メールで送られてきたファイルを選択します。すると、先ほども紹介したような "リモートアシスタンス" の画面がでてくるので、支援する相手の方からパスワードを聞いた上で入力し、OKをすれば接続されます

20201220-2-6.jpg 20201220-2-7.jpg


さてここまで見てきた "リモートアシスタンス" ですが、この手続き、意外と煩雑ですよね?

Part 2 では、これをもうちょっと使いやすくしようということで Windows 10 Anniversary Update  Ver.1607 以降に登場した "クイックアシスト" についてご紹介いたします。



<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 10:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月23日

新しいWindows 10 で、F8キーによる Safe Mode 起動ができるようにする

だいぶ前に取り上げたネタなんですが、October 2020 Update も当たったことだしという事で、ここで、F8 キーを押して、セーフモード 起動できるように設定が可能か?改めて確認してみました。


以前取り上げたのは、もう5年前。ちょうど、Windows7 から移行して、セーフモード起動するのが面倒ってことで取り上げてみたわけです。

もっともその後も、セーフモードで起動する手順は変わりないわけですが、Windows7 までの時の様に、電源投入直後に、F8キーを押せば、詳細ブートオプションのメニューが表示される方が、やっぱり便利ですよね...


【セーフモードでの起動方法】

当然ながら、ちゃんとセーフモードで起動する方法は、Microsoft の Web サイトでも、またPCメーカの Web サイトでも、必ずと言っていいほど紹介されています。

さらにWindows が正しく動作しなくなった場合でも、Microsoft の Web サイトでも、電源ボタンの長押しを3回繰り返して、winREに切り替わってからオプションを選択して.... 何て方法も案内されているわけですが、強制終了を繰り返す...何ていうのもちょっと抵抗を感じる方も多いかもしれません。

かといって、msconfig やら、設定メニューからたどっていくのも大変。また正しく動作しなくなった状態であったりすると、こうしたメニューからたどって起動させるのも困難になります。

ならば、Windows7 までの時みたいに、F8キーを押せば、詳細ブートオプションメニューに入れるようにしておくのが便利ですよね。


【設定は簡単!】

"コマンドプロンプト" って聞くと、難しそうに思われるかもしれませんが、このブログで紹介しているコマンドの部分を右クリックしてコピーして貼り付けるだけなので、設定は簡単です。

-- 設定手順:

1) タスクバーの検索ボックスに、"cmd" と入力し、"コマンドプロンプト" が表示されたら、"管理者として実行" をクリックします

20201121-1-1.jpg

2) コマンドプロンプトの画面が表示されたら、

bcdedit /set {default} bootmenupolicy legacy

のコマンドを入力します。上記の部分をドラッグして選択し、右クリックからコピーするだけでOKです

20201121-1-2.jpg

3) コマンドプロンプトの画面で右クリックすると、コピーしたコマンドが貼りつきます

20201121-1-3.jpg

4) 最後にエンターを押して、"この操作を正しく終了しました" と出れば完了です

20201121-1-4.jpg

5) 実際に設定完了後、PCを再起動してみて、F8キーを押してみた結果の画面が以下の通りです

20201121-1-5.jpg


【設定を元に戻すには?】

では逆に、今回の設定を元に戻す方法についてもご紹介しておきます。

1) 設定するときと同様に、まずはコマンドプロンプトを管理者として実行します

2) そして以下のコマンドをドラッグして、右クリックからコピーして、コマンドの画面で右クリックしえ貼り付けます

bcdedit /set {default} bootmenupolicy standard

3) 最後にエンターを押して、"この操作を正しく終了しました" と出れば完了です


以上の方法で、設定は元に戻ります。


<参照>




BTOパソコン・パソコン関連商品がお買い得!パソコン工房のセール


デル株式会社 デル株式会社

posted by クリック at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月19日

"前のバージョンの Windows 10 に戻す" 日数を、10日以上に変更する

いざ Windows Update をしてみたものの、
  • 仕事で使用しているソフトが動作しなくなった
  • Microsoft Store アプリが正しく動作しなくなった
  • もう一度 Update を最初からやり直したい
など様々な理由で、Update 前の状態に戻したい..... なんてことありますよね? 

Windows 10 にしても、macOS にしても、この秋は、OS の Update という大きなイベントがありました。
  • Windows 10 October 2020 Update
  • macOS 11.0.0 Big Sur
そしてこうした際、どうしても避けて通れないのが、トラブル。

開発者ももちろんそうですが、利用するユーザーだって、あってはほしくないもの。しかし Update の際の、ネット回線の状況やら、その時のPCの状態によっては、本来スムーズに Update が完了して、何事もなく利用できるはずのもののはずが、トラブルに見舞われることがあります。もちろん OS 側の問題でうまく動作しない....なんてこともあるでしょう。


【Windows 10 は期間限定で元に戻せる】

Windows 10 の場合には、Update 後 10日間(既定値)であれば、Update 前の状態にPCの状態を復元することが可能になる機能があります。そんな重宝な機能が、"前のバージョンの Windows 10 に戻す" 機能です。

20201119-1-1.jpg

スタート>設定>更新とセキュリティ>回復

と開くと、"前のバージョンの Windows 10 に戻す" という項目が用意されています。
macOS だったりすると、いざ macOS 11.0 Big Sur に Update したものの、元に戻したい...といっても、OSにはそうした機能がないため、普段から、Time Machine にバックアップがないと元に戻すこともできません。

私もちょっと前に、Windows 10 Beta Channel を Update した直後から、Microsoft Store のアプリが全く利用できなくなったことがあって、一度この機能を利用して Update 前の状態に復元し、改めて Update しなおして、正常に動作するようになったということを経験したばかりです。

仮に、Update してみたものの、あのソフトが動かないとか?問題が発生した場合などには、リカバリしかないか?とあきらめる前に、一度 "前のバージョンの Windows 10 に戻す" という操作をしてみることをお勧めいたします。


【デフォルトでは10日】

さてこの "前のバージョンの Windows 10 に戻す" という機能。既定では、"10日間" に設定されています。

つまり Update して、10日以内であれば前のバージョンに戻すことができるわけですが、それを過ぎると元に戻せなくなります。しかし、実際には、既定値が、10日に設定されているだけで、この設定は、2日から60日の間で自由に設定ができるようになっています。

今回はこの設定変更の方法についてご紹介いたします。

-- 現在の既定値を確認する:

1) コマンドプロンプトを管理者モードで起動します

20201119-2-1.jpg

2) 以下のコマンドを入力し、エンターを押します

20201119-2-2.jpg
DISM /Online /Get-OSUninstallWindow
3) すると以下の様に、表示されます

20201119-2-3.jpg

標準では、10日になっていることがお分かりいただけると思います。


-- 10日 から 30日 に変更する:

では次にこの設定を、30日に変更してみましょう。

1) 先ほどと同様にコマンドプロンプトの画面を管理者としてきどうします

2) そして以下のコマンドを入力し、エンターを押します

20201119-3-1.jpg
DISM /Online /Set-OSUninstallWindow /Value:30
3) "操作は正常に完了しました" と表示されたら完了です

20201119-3-2.jpg

4) ではもう一度確認してみましょう

20201119-3-3.jpg 20201119-3-4.jpg

きちんと、30日に更新されていることが確認できます。


注意)

こうして期間を設定する際、

"値が <2 または >60 の場合は、既定値の10が設定されます"

とあるように、仮に 60 日以上に設定してしまった場合、あるいは、"1日" とかに設定してしまった場合には、既定値の "10日" が設定されてしまいますので、ご注意ください。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


デル株式会社
posted by クリック at 20:35| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月12日

Windows 10 October 2020 Update がやってきた!

Windows 10 October 2020 Update の配信がスタートしたことは以前にも取り上げました。

うちのPCの場合、May 2020 Update すらやってこない PC が3台。とりあえず、1台は検証する必要性もあって、直接ダウンロードしてインストールしたわけですが、どうしても やつのやってくる瞬間、つまり 「"ダウンロードしてインストール" の画面が見たい!」ということもあって、それ以外のものは待機しておりました.....

そしていくら待機してもやってこないまま、October 2020 Update がリリース。

20201112-1-1.jpg

どうなるんだろう?と思っていた矢先、昨日の Windows Update の日にその日がやってきました。それも残りの2台両方に。結果的には、May 2020 Update を通り越して、October 2020 Update がやってきた....という感じです。

もっとも、皆さんもご存じのように、May 2020 Update はいろいろ問題を抱えていたので、来なくて正解だったのかもしれませんが....


【"ダウンロードしてインストール" をクリックしてスタート】

では、Update 手順のおさらいです。

1) Windows Update の画面に、"ダウンロードしてインストール" が表示されたら、準備完了の合図。こちらをクリックするとダウンロードがスタートします

20201112-1-1.jpg

2) しばらく、"ダウンロード中" と "準備しています" という画面が何度か入れ替わりながら続きます

20201112-1-3.jpg 20201112-1-4.jpg

3) そして数分後、"再起動する" ボタンが表示されたらクリックすると、再起動が開始され、適用がスタートします。ここからが時間がかかりますのでしばらく待ちます。マシーンスペックにもよるんでしょう。うちの場合、1台は数分で更新が完了しましたが、10年ものの、PCは、結果的に、24時間近くかかっていました

20201112-1-5.jpg

4) 再起動が完了すると、バージョン情報は、Ver.20H2 に更新され、更新が完了なんですが、今回はこの後、この 20H2 向けにさらに更新プログラムがあるようで、更新のインストールと再度再起動が求められました。但しこちらの再起動はすぐに完了します

20201112-1-6.jpg


【なぜ? May 2020 Update がやってこなかったのか?】

一部メディアでも取り上げられておりましたが、"Safeguard holds" という 問題が発生しそうな場合更新を保留する機能が働いていたからのようです。この "Safeguard holds" が解除されて初めて "ダウンロードしてインストール" が表示されるようです。

20201023-2-2.jpg

以前にも上記のような画像が表示されたこともありましたが、これが表示されたら間もなくなのかな?と思っていましたが、その後この表示も消えて、音沙汰無し。

なので、こうした表示になったからと言って、すぐにダウンロードがやってくるわけでもないようでした。

"Safeguard holds" については、日本語ページもあるようなので、"保留を保護する" をご参照ください。

また以下のような記事を紹介しているところもあるので、そちらもご参照ください。



【May 2020 Update が適用済みのPCは更新も早い】

今回、すでに May 2020 Update を適用して、Ver.2004 になっていた PC にも、October 2020 Update がやってきておりました。

現在、Ver.1909 のPCにやってきた、October 2020 Update を適用している最中ですが、やはり時間もかかります。もちろん、インターネット回線の速度や、マシンスペックにもよるんでしょうけど。

に対して、May 2020 Update を適用済みのPCは、ほんと普通の定例のUpdate並みの早さでした。

さほど時間がかからずにスムースに Update が完了。

今回、Ocotober 2020 Update は、May 2020 Update をスキップして、October 2020 Update の適用となるとやはり時間もかかるようです。


【バージョン情報】

今回の、October 2020 Update は、バージョン情報を確認すると、"20H2" と開発コードがそのまま使用されています。May 2020 Update の場合には、Ver.2004 でした。

20201112-2-1.jpg

しかし、Windows 10 のダウンロードページから、更新アシスタントを使用してインストールすると "最新のバージョンは、2009 です" と表示されています。

実際には、Ver.2009 なのかもしれませんが、わかりやすさを優先して、20H2 とでもしたんでしょうか?この辺りはあくまでも憶測にすぎません。もっとも、Windows Insider の、Dev Channel だと、Ver.2004(Build20251.1)となっているので、ちょっとバージョン No. のつけ方には疑問も多々残りますが....


<参照>



デル株式会社 デル株式会社


デル株式会社
posted by クリック at 09:45| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月02日

Windows10 の "機能のライフサイクル"

Windows や、Office などの各製品には、そのアプリのライフサイクルがあります。

Windows 7 を例に言えば、Windows 7 のライフサイクルは、2009/10/22 に開始され、2020/01/14 に終了しています。Microsoft Office 2016/2019 についても同様で、どちらも 2025/10/14 にてサポートが終了することになっています。

基本的にアプリには、サポート期限が設定されており、そのサポート開始から終了までの期間が、各アプリのライフサイクルということになります。このアプリのライフサイクルについては、今回は取り上げませんが、詳細は、"Microsoft ライフサイクル ポリシー" をご参照ください。


【"機能のライフサイクル" とは?】

さて前回、Windows 10 の新機能について少しご紹介しましたが、Windows 10 の Update などによって追加されるさまざまな機能についても、実はライフサイクルがあります。これを "機能のライフサイクル" といいます。

新しいバージョンが導入されて、Updateするとき、もちろん新しい機能に注目が集まりますが、新しくなったことで、逆に削除されてしまう機能もあったりします。実は、この "削除される機能" は、あまりまとめて取り上げられることはありませんが、アプリを利用する上で注意したい部分でもあります。

 "機能のライフサイクル" では、
  • 機能が開発されなくなるもの
  • 削除された機能
といった2つに分けられています。

-- 機能が開発されなくなるもの:

文字通り開発がストップした機能です。今後のリリースの段階で "削除された機能" となることがあります。"Windows 10 の機能が開発されなくなった" によると、今回の、Octorber 2020 Update の例でいうと、"Microsoft Edge (Legacy)" はまさにこれに該当します。

Ver.1809 で開発がされなくなったものとして "Snipping Tool" もあります。今後この機能は、"切り取りとスケッチ" に置き換わるわけですが、こちらの機能は、開発はされなくなったものの、Ver.1909 でもまだ搭載されているので、開発がされなくなったからと言って搭載されなくなるわけでもないわけですね。

-- 削除された機能:

こちらも文字通り、OSの Update にともない、そのリリースされたバージョンから削除された機能になります。先ほど開発されなくなった機能の中で紹介した、"Microsoft Edge(Legacy)" は、October 2020 Update から新しい Microsoft Edge に代わり搭載されなくなったので、この削除された機能に該当します。

今回の、October 2020 Update から削除された機能の一例をご紹介すると....

・りんなおよび日本の住所予測
・Cortana

などがあります。詳細は、"Windows 10 で削除された機能" をご参照ください。


October 2020 Update など新しいバージョンがリリースされると、新しく導入された新機能にばかり目がいってしまいますが、今回ご紹介した様な、開発されなくなった機能や、削除された機能については注意したいですね。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 22:33| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月01日

Windows 10 October 2020 Update の新しい機能

May 2020 Update については、これ自体が自分のPCに結果的に自動でダウンロードされてこないことや、COVID-19 のこともあって、忙しさにかまけてすっかり忘れていたこともあって、一部手動で Update したものの、その機能自体についてご紹介する機会がなくなってしまいましたので、October 2020 Update についてはしっかり取り上げさせていただきます。

【October 2020 Updateとは?】

年に2回提供される大型Updateの一つで、新しい機能などが追加されます。開発コード 20H2 とも言われ、Ver.20H2(Build19042.572) として提供されているものになります。

20201101-1.1.jpg

May 2020 Update の最終バージョンは、Ver.2004(Build19041.572) なので、それからするとすでに May 2020 Update 適用済みの PC であれば Update も短時間に終わるんでしょう。

Windows 10 Ver.1903 以降を搭載しているPCを対象に、Windows Update を介して更新できるように配信がスタートしています。


【Update方法】

Update プログラムは、Windows Update を通じての配信がスタートしておりますが、現時点では、Ver.1903 以降の Windows 10 を搭載したPCで、さらに配信の準備が整っているPC向けのみになります。

Update が可能なPCには、Windows Update を開くと、"ダウンロードしてインストール" というリンクが表示されます。

20201101-1-2.jpg

また既に、Windows 10 のダウンロードサイトでは、これまでの、May 2020 Update に代わり、Octoober 2020 Update に代わっており、直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。


【新しい機能】




大型Updateでは、毎月更新として配信される Update とは異なり、新たな機能が提供されます。

今回の Update では主に以下のような機能が追加されています。一般ユーザー向けのものと、IT管理者向けの機能があります。
いくつかご紹介すると以下のようなものがあります。

1) Microsoft Edge の導入:
Windows 10 の最初の段階から入っていた Microsoft Edge Legacy (旧 Microsoft Edge)に代わり、Chromium ベースの新しい Microsoft Edge がデフォルトで搭載されるようになりました。
新しい Microsfot Edge 自体は以前より提供されておりますが、今回の提供に伴い、Microsoft Edge にも新たな機能が追加されています。

2) [Alt]+[Tab]キーで「Edge」のタブも切り替えられる
Alt+Tab にてタスクを切り替えるという操作はご利用の方も多いかと思います。今回、Microsoft Edge のタブも5つまでその対象として表示されるようになりました。
スタート>設定>システム と開いて、"マルチタスク" のところで、
・Edge でウィンドウとすべてのタブを開く
・Edge でウィンドウと最新の5つのタブを開く
・Edge でウィンドウと最新の3つのタブを開く
・ウィンドウのみを開く
殻設定を変更もできるようになっています。

3) タスクバーにWebサイトをピン止めすることが可能になった

4) スタート画面のタイル表示がOSのテーマ(ライト・ダーク)にあわせるようになった

5) 2-in-1デバイスのタブレット操作性の向上


上記以外にもありますので、詳細は、"Windows 10 October 2020 Update の新機能" をご確認ください。

さてこうして新しい機能が追加される一方で、削除される機能があったりします。

Windows や、Office などのアプリの場合には、プログラムのライフサイクルというものがあったりしますが、Windows 10 で追加される機能についても、ライフサイクルがあります。これを "機能のライフサイクル" といいますが、次回はこうした "機能のライフサイクル" について取り上げてみたいと思います。


<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 22:28| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月23日

Windows 10 October 2020 Update 配布がスタート!

年に2回提供される Windows 10 の大型Update、"Windows 10 October 2020 Update" の提供が開始されました。

20201023-1-1.jpg 20201023-1-2.jpg

現段階ではまだ自動更新ですべてのデバイスに配信されるわけではなく、適応が可能になった Windows 10 Ver.1903 以降のデバイスで、Windows Update のところに "ダウンロードしてインストール" のリンクが表示されたら、ご使用のデバイスでの準備が整ったということになります。


【更新とインストール】

基本的には全てのデバイスに一斉に配信されるものではありません。準備が整ったデバイスには、Windows Update の画面に "ダウンロードしてインストール" のリンクが表示されます。

20201023-2-1.jpg

Windows 10 のダウンロードサイトでは、すでに ISO イメージの提供もスタートしており、つい先日までは Windows 10 May 2020 Update のダウンロードであったページも、リニューアルされて、Windows 10 October 2020 Update のダウンロードに変わっております。

手動で更新される場合には、こちらから直接ダウンロードしてインストールすることも可能になっています。


【既知の問題】

Windows 10 May 2020 Update の時には、COVID-19 の影響もあったでしょうし、さらにはなかなか既知の問題も解決に至らず、結果的にすべてのデバイス向けに自動配信されないままに終わってしまいました。

うちの Windows 10 の マシーンも、今か?今か?と思ってましたが、結局現段階では、May 2020 Update は、手動で更新したデバイスだけで自動では更新されませんでした。

20201023-2-2.jpg

もうすぐ更新される何て表示が出てたりもしてましたが、結局今はそれも消えて、恐らく "October 2020 Update" 待ちになっているんでしょうね。

さて Docs に Up されている Windows 10 のリリース情報では、今回配信されている Windows 10 October 2020 Update で確認されている既知の問題も更新されていきます。


現在公開されている情報は以下の通りです。

・サードパーティ製のドライバなどで、きちんとメーカーから提供されているドライバを適用しないとエラーになる
・ConexantまたはSynapticsオーディオドライバーを搭載したデバイスで、ブルースクリーンで停止エラーを受け取る場合がある
・ConexantISSTオーディオドライバーを搭載したデバイスで、そのドライバの更新中または更新後にエラーまたは問題が発生する
・日本語あるいは中国語の MS-IME で入力時などに問題が発生することがある

といったものですが、今後こちらの情報は更新されていきますので、それらのトラブルの修正の進捗状況なども、このサイトで確認していく必要があります。

一応、IMEの問題については、以下のサイトにもありますが一時的に IMEの互換モードを有効にすることで回避することも可能です。



ということで、"ダウンロードしてインストール" のリンクが表示された Update の準備が整ったデバイスの場合には、いいんですがそうでない場合で、手動で Update される場合には、くれぐれもご注意ください。


<参照>




デル株式会社 デル株式会社


デル株式会社

posted by クリック at 13:49| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月06日

Build 20226で、ユーザープロファイルにサインインできない

Windows 10 Insider Dev版 20226 において、ごく一部でユーザープロファイルにサインインできないというトラブルが発生しているようです。

20201006-2-1.jpg 20201006-2-2.jpg

既に現在対応中のようですが、暫定的に対応する手順も公開されておりますので、Build 20226 に Update してから、ログインできないという方は、ご確認ください。


【対処法】

全てで発生するものでもないようで、うちで利用しているものについては特に問題はありませんでした。ただしこうしたトラブルが発生する場合には、以下の形で対処してみてください。

また注意書きにもありますが、ここで紹介されている回避策は、Build 20226 のみのためのようです。

-- 影響の出ているデバイスの Microsoftアカウントが管理者権限のあるものの場合:

1) 一旦エラーダイアログは、"閉じる" ボタンをクリックして終了します

2) コマンドプロンプトを "管理者として実行" として開きます

3) 開いたウィンドウに以下のコマンドをコピーして貼り付けます

  • cd c:\users\%username%
  • takeown /F ntuser.dat*
  • icacls ntuser.dat* /reset
  • icacls ntuser.dat* /setowner "SYSTEM"

4) その後、一旦サインアウト

5) 次からはこのダイアログが表示されなくなります。


-- 影響の出ているデバイスの Microsoftアカウントが管理者権限がないものの場合:

1) 一旦エラーダイアログは、"閉じる" ボタンをクリックして終了します

2) コマンドプロンプトを開きます

3) 次のコマンドをコピーして貼り付けます

  • Echo %username%

表示されたユーザー名をメモしておいてください。後の 6) のところで使用します

4) 一旦コマンドプロンプトの画面を終了します

5) 再度コマンドプロンプトの画面を開きますが、今度は "管理者として実行" で開きます

6) そして以下のコマンドをコピーして貼り付けます

  • cd c:\users\username
  • takeown /F ntuser.dat*
  • icacls ntuser.dat* /reset
  • icacls ntuser.dat* /setowner "SYSTEM"

7) そしていったんサインアウト

8) その後は今回のようなダイアログは表示されなくなるはずです

以上の回避方法でも改善されない場合には、一度 Build 20226 の前にロールバックした後、再度 Build 20226 にアップデートすることでも改善するようです。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 16:30| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月20日

Windows 10 October 2020 Update の配信迫る...!

この秋にリリースされる予定の、20H2 Windows 10 Octorer 2020 Update (KB4571756) が、Windows Insider Release Preview 利用者向けへの配信がスタートしました。

20200920-1-1.jpg

Windows Insider には、そのチャンネルにより、

・Dev Channel
・Beta Channel
・Release Preview Channel

の3段階に分類されて、それぞれ参加されているチャンネルごとに更新プログラムが配信されるようになっています。この中で、Release Preview Channel は、一般ユーザー向けに提供される Stable 版(安定板)に一番近いチャンネルとなります。

なのでこの Release Preview に配信されると、いよいよ一般向けにもリリースが近くなったな?っということになるわけです。

ちなみに Beta版向けには、9月8日付で配信されています。

20200920-1-2.jpg


また、今回の October 2020 Update (Build 19042.508) が、October 2020 Update の最終ビルドになる予定で、一般ユーザー向けにも配信が予定のバージョンということになります。


【既知の問題】

Windows Subsystem for Linux (WSL)の問題が既知の問題として紹介されておりますが、GitHub「"Element not found" after install KB4571756/GitHub」でもあるようですが、こちらは、KB4571756 が要因のようでこちらを削除すれば、暫定的には回復するようです。

ただし急ぎでなければ、修正プログラムの配信をお待ちください。


Windows 10 May 2020 Update Ver.2004 についてもまだまだ問題を抱えているせいか?うちのPCにはまだ自動配信されてきていないので Insider に参加しているPC以外は、Ver.1909 のままで Update されておりません。

すでにだいぶ前ですが、"Windows 10, version 2004 and Windows Server, version 2004" の "Current status as of July 22, 2020" によれば、ロールアウトの新しいフェーズに入って順次、増えているようではありますが...


【2020/09/23 更新】

Beta Channel および Release Preview 向けに、Build 19042.541 がリリースされました。
上記の中でもご紹介した WSLのエラーなど複数の修正が入っています。



【2020/10/03 更新】

ブログの日本語版が公開されました。


こちらもご利用ください。


<参照>





HP Directplus -HP公式オンラインストア-


デル株式会社

posted by クリック at 14:30| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月15日

チャレンジフレーズという画面が出てきてサインインができない

いつも通りであれば、PINコードを入力してサインインできるはずが、正しいPINコードを入れているはずなのに Windows にログインできない。

20200915-2-1-1.jpg 20200915-2-1-2.jpg 20200915-2-1-3.jpg

PINコードの入力に、複数回誤ると、次に登場するのがこの "チャレンジフレーズ" という画面になります。

20200915-2-1-4.jpg

もう少し具体的に言うと、4回間違えると、チャレンジフレーズの画面になりますが、ここで "チャレンジフレーズ" 入力後、さらに間違えて5回目になると、自動的にPINコードによるサインインができなくなります。

"自分で設定したPINコードなのだから、間違えないはず...." 何てつもりで、つい何度も何度も入れなおしてしまう....ありがちですね。


【チャレンジフレーズとは?】

4回PINコードの入力に誤ると表示される画面で、もう一度PINコードを入れるチャンスをくれる場面です。

20200915-2-1-4.jpg 20200915-2-1-5.jpg

でも慌てちゃうと、"チャレンジフレーズ" 何て枠がでても、枠内に何を入れたらいいのか? 画面にちゃんと書いてあっても目に飛び込んでこないことってありますよね?

チャレンジフレーズの画面を見ると、上記の様に、"A1B2C3" と入力するように表示されています。とりあえずこれを入力すれば、再度PINコードの入力画面が表示されます。

もちろん5回目であっても、仮に正しい "PINコード" が入力できさえすれば問題ありません。


【チャレンジフレーズを入れてもPINでサインインできない】

問題は、ここでもさらに間違えると、"PINコード" でのサインインはできなくなります。再起動すれば、再度PINコードを入れなおすこともできますが、いずれにしても、正しい "PINコード" がわからないとサインインできません。

20200915-2-2-1.jpg

ではその場合どう対処したらいいのか??

-- 対処法:

PINコードでサインインできない場合には、サインインオプションの画面を開いて、パスワードに変更し、現在サインインしようととしているローカルアカウント、あるいは Microsoftアカウントのパスワードを入力してサインインします。

PINコードを設定するには、仮にローカルアカウントであったとしてもパスワードが設定されていないと設定はできません。当然 Microsoftアカウントにおいては、ちゃんとパスワードがありますので、いずれのアカウントであったとしても PINコードが設定されているということは、パスワードがあったということになります。

1) PINコードの入力画面あるいは、エラーになった画面の下にある "サインインオプション" をクリックします

20200915-2-2-2.jpg

上記の画像の場合、左のカギのマークがパスワード、右のマークがPINコードになります。ご利用環境によってはここに表示されるボタンが他にも表示される場合があります。

2) パスワードの方を選択して、パスワードを入力し、サインインします

20200915-2-2-3.jpg

とりあえずこれで無事サインインできれば、最初の段階はクリアってことになります。


-- PINコードを再設定する:

わからなくなった "PINコード" は、サインインできたからと言って確認ができるわけではありません。つまり再設定が必要になります。
手順としては一旦削除して、再度設定しなおします。

1) スタート>設定>アカウント とはいって、サインインオプションの画面に移動します

20200915-2-3-1.jpg 20200915-2-3-2.jpg

2) そして、"Windows Hello 暗証番号(PIN)" をクリックします

20200915-2-3-3.jpg 20200915-2-3-4.jpg 20200915-2-3-5.jpg

この際、変更というボタンもありますが、何度も間違えた後だと変更はできませんので、削除の方をクリックします

3) この際、再度パスワードの入力を求められるので、PC起動時に入力したパスワードを再度入力しOKをクリックします

20200915-2-3-6.jpg 20200915-2-3-7.jpg

するとPINコードが削除され、画面が "Windows Hello 暗証番号(PIN)" に戻り、PINコードが未設定の状態に戻ります。
改めて PINコードを設定する場合には、"追加" をクリックして追加してください。


今回は、一応 ローカルアカウントなり、Microsoftアカウントなりのパスワードがちゃんとわかっているという前提でお話を進めてきました。

普段何気なくPINコードを入力してサインインしていて、いつものの様にPINコードを入れてもサインインできない... 時々、PINコードによるサインインから、いつの間にか?パスワードによるサインインに変わってしまっていて、"パスワード" と表示されているにもかかわらず "PINコード" を入力されているケースもあるようですが、今回は "PINコード" 自体がわからなくなってしまったケースについてご紹介しました。


銀行のキャッシュカードの暗証番号も、さらには、Microsoftアカウントにサインインしようとして入力するパスワードなども、セキュリティという観点で、回数に違いはあれ、複数回入れ間違えると、不正アクセスとみなされてロックがかかってしまいます。

どんなデバイスやサービスでもセキュリティは重要ですから当然と言えば当然のこと。

皆様、くれぐれもお気を付けください。


<参照>





デル株式会社

posted by クリック at 19:12| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月09日

Windows 10 Ver.1803 のサポート延長

Windows 10 Ver.1803 のサポート期限が延長されることになりました。

といっても、コンシューマー向けの、Windows 10 Ver.1803 が対象ではなく、企業や学校向けの一部の製品に限定されます。

20200907-1-0-0.jpg 20200907-1-0.jpg

対象製品および、延長後のサポート期限については、以下の通りとなります。

-- 対象OS:

Windows 10 EnterpriseEducationIoT Enterprise の各エディション

-- 変更後のサポート期限:

2021年5 月11日


【Ver.1803のサポート期限】

ご存じの通り、Windows 10 といっても様々なエディションがあります。

・Home、Enterprise、Education、Pro、Pro Education、および Pro for Workstations
・Enterprise、Education、IoT Enterprise

こうしたエディションごとに、ライフサイクルが異なってきます。

20200907-1-1.jpg

Windows 10 自体は、モダンライフサイクルポリシーが適用されていますので、常に最新の状態でご利用いただいている分には、サポートの終了ということは当面ありません。"当面" としたのは、仮に将来 Windows 10 に変わる次の商品が登場すれば、この事情も変わるからです。

Windows 10 の場合、通常、新しいバージョンがリリースされると、それらのバージョンのサポートは、18か月間続きます。(法人向けの一部製品は、30か月続くものもあります)

20200907-1-3.jpg 20200907-1-2.jpg

"Windows ライフサイクルのファクト シート" にもありますが、Windows 10 Home、Enterprise、Education、Pro、Pro Education、および Pro for Workstations の各バージョンのサポートは、"2019年11月12日" にサポートが終了しています。

ただし一部の法人向けのものなどは、"Windows 10 のサービスとサポートの更新" にもあるように、30か月サポートとなる関係上、さらにその後 2020年11月10日までサポートが続く予定でした。今回これがさらに、半年延びる形になりました。

ということで、今回のこの延長はあくまでも一般のコンシューマー向けのバージョンが対象ではありませんのでご注意ください。


【コンシューマー向け製品についてもバージョンには注意が必要】

年内にサポートが終了するコンシューマー向けの製品もあります。サポートのライフサイクルによれば、

・Ver.1809 サポート終了:2020年11月10日
 ** コロナ禍の関係もあって、2020年5月11日から延長されてます

・Ver.1903 サポート終了:2020年12月10日

と、2020年内にサポートが終了しますので、例えばまだ Ver.1809 や Ver.1903 をご利用の場合には、Update を行って更新しておく必要があります。

ただし、Windows 10 のダウンロードページからダウンロードできるものは、すでに Ver.2004 になっていますので、ご注意ください。

現在の最新のものは、Ver.2004(May 2020 Update)になりますが、順次ロールアウトするようになっているようですが、まだまだすべてのPC向けには、自動では配信されておりません。ちなみに、うちで利用している Ver.1909 には、Ver.2004 は届いておりません。


【Windows 10のバージョンを確認する】

一般のユーザーの方は、バージョンを確認して、まずは自分のご利用環境を確認することからということになりますので、簡単にその方法をご紹介いたします。

1) スタートボタンの隣にある "ここに入力して検索" のところに、"winver" と入力し、表示されたコマンドの部分をクリックします

20200908-2-1.jpg

2) バージョン情報のダイアログが表示され、現在利用している Windows 10 のバージョンが表示されます

20200908-2-2.jpg


ご利用環境を確認して、常にできうる限り最新の状態で使用する。Windows に限らず、Office 製品でも大切なことですね。



<参照>




BTOパソコン・パソコン関連商品がお買い得!パソコン工房のセール


Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)
posted by クリック at 10:00| 東京 🌁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月01日

Windows File Recovery Tool  Part 4

最後に、この Windows File Recovery Tool のさらに高度なオプションスイッチについてご紹介しておきます。

20200728-10-1.jpg

Windows File Recovery を起動すると、その基本的なオプションスイッチは、画面に出てくるので、モードの指定、フィルターといったことに関してはそこでもご確認いただけます。

この基本的なオプションスイッチ以外にも、

winfr /i

とすると、さらに高度な機能ということで、Windows File Recovery で使用可能な詳細なオプションスイッチが表示されます。

/p:復元ログ保存先を指定する場合
/a:すべてのプロンプトを受け入れる
/u:削除されていないファイルも復元する
/k:システムファイルを復元する
/o:<a|n|b>:上書き許可をもとめられたときにその後の処理方法を指定 a: always  n: every  b: both
/g:プライマリーデータストリームなしで復元します
/e:拡張子除外リストを無効にする
/e:<拡張機能>:特定の拡張子を無効にします
/s:<セクタ>:ボリューム内のセクタ数を指定します
/b:<バイト>:クラスタ内のバイト数を指定します
/f:<セクタ>:スキャンする最初のセクタを指定します

セクタやらバイト数を指定するとなると、さらに細かい設定ができるわけですが、なかなかここまでになると、ある程度手慣れた方でも、大変な作業になってきますね。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 06:58| 東京 ☔| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月29日

Windows File Recovery Tool  Part 3

Microsoft が提供する ファイル復元ツール "Windows File Recovery"。ちょっと間が空きましたが今回は、実際の利用方法についてご紹介いたします。


初回には、Windows File Recovery というツールの概要から、利用するにあたってのシステム要件、そしてダウンロードまでをご紹介。
Part 2では、Windows File Recovery で使用する3つのモードと、リカバリ可能なファイル形式などの詳細についてご紹介しました。

そして、今回 Part 3 では、実際にどういう過程でファイルを復元していくのか?を確認し、ご紹介いたします。


【3つのモード】

Part 2 でもご紹介しましたが、復元には、以下の3つのモードが用意されています。

1) デフォルトモード/Default mode
2) セグメントモード/Segment mode
3) シグネチャーモード/Signature mode

復元したいファイルの状態や種類によって使い分ける必要があります。その簡単な概要は、Part 2でも取り上げましたが以下の通りです。

ファイルシステム使用環境推奨されるモード
NTFS最近削除されましたデフォルトモード
少し前に削除セグメントモードで試してみて、ダメであればシグネチャーモード
ディスクをフォーマットした後
破損したディスク
FAT、exFAT、ReFSリカバリ可能なファイル形式シグネチャーモード

また復元するにあたっては、多くのこうした復元ソフトでもいえることですが、同じドライブには復元できません。"Source and destination cannot refer to the same partition" と表示されて止まってしまいます。なので、Cドライブ内のデータであれば、USBメモリでも構わないので、異なったパーティションか、USBメモリなどにデータを復元する必要がありますので、ご注意ください。


【復元の実際】

初回にも紹介したようにこのツールは、コマンドベースのツールです。GUIベースのものとは異なりますので、スタートボタンなどからたどって "Windows File Recovery" をクリックすると、コマンドプロンプトの画面が管理者モードで起動してきます。

20200728-10-1.jpg

そしてファイル復元のスタートになります。

基本のコマンドは、

winfr  [削除されたファイルをスキャンするドライブ] [復元するファイルの保存場所]

という構成になります。

例.  winfr C: F:

上記の例でいうと、Cドライブ内の削除されたファイルをスキャンして、Fドライブに復元する という操作になります。

もちろんこんな形で復元してしまうと、とんでもない数のファイルが出てきかねませんし、また時間もかかります。そこでさらにさまざまなオプションスイッチで指定して行います。

20200728-10-1-2.jpg

上記の画像でもあるように、起動時にその基本的なオプションスイッチが表示されます。

/r:セグメントモード
/n:さらにフィルタリングしてファイルを絞り込みます
/x:シグネチャーモード
/y:復元する拡張子グループを指定します
/#:シグネチャーモードの拡張子グループ、ファイルタイプを表示します
/?:ヘルプ
/!:さらに詳細なオプションスイッチを表示します


今回は、Cドライブ内をスキャンして、jpg という拡張子のファイルを、USBメモリ内に用意された "20200728" というフォルダ内に復元するという形で操作してみました。

20200728-10-2-1.jpg 20200728-10-2-2.jpg

例. winfr C: F:20200728 /r /n *.jpg

デフォルトモードの時にはあえてモードの指定もしないんでしょうけど、通常ファイルが削除されてしまったことに気が付いた時点で、いつ削除された?というのは記憶もあいまいでしょうから、セグメントモードでいいかと思います。

分析が終わると、"Continue? (y/n)" と聞いてくるので "y" を押せばスキャンがスタートします。ここから復元には結構時間もかかると思いますので、あとは画面の進み具合を確認しつつ待ちます。Pass 1で、指定された場所をScanして、Pass2で復元がスタートします。

20200728-10-2-2.jpg 20200728-10-2-3.jpg

今回はちょっとCドライブ全体なんてやってしまったので、4074個のファイルの復元何てことになってしまったので、中断しましたが、復元されたファイルは、以下のように指定されたフォルダ内にさらにフォルダが作成されてファイルが復元されていきます。

20200728-10-2-5.jpg 20200728-10-2-6.jpg

闇雲にファイルの復元をすると、とんでもないことになるので、やはりオプションスイッチを利用して、かなり細かにファイル名など具体的に設定してあげるのがよさそうです。

Scanにもかなり時間がかかりますが、その後復元の作業が始まると、そこからさらに時間がかかりますので、かなり時間がかかることは覚悟した方がいいのかもしれません。

フリーのものでも、GUIで利用できるファイル復元ソフトなんていうものもあるので、コマンド操作に慣れない方、時間があまりない方にとってはそっちの方が扱いやすいかもしれませんね。


<参照>


デル株式会社
posted by クリック at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月08日

Windows File Recovery Tool  Part 2

前回は、"Windows File Recovery Tool" が、Windows 10 Ver.2004 ユーザー向けに提供がスタートしたことについてご紹介いたしました。

20200629-2-1.jpg


今回からは、この具体的な使い方についてご紹介したいと思います。
まずはもう少し詳細を確認していきましょう。


【コマンドベースのツール】

前回の記事の最後にもちょっと触れましたが、このツールはいわゆる GUI ベースのツールではなく、コマンドベースのツールになります。なので多少慣れてる方でないと面倒な部分も多いかもしれませんが、操作方法はさほど難しくないのでぜひ使ってみてください。

-- 起動する:

スタートボタンをクリックして、メニューをたどっていくと、"W" のところに、"Windows File Recovery" というメニューが確認できますのでクリックして起動します。

20200707-2-1.jpg

クリックすると、管理者としてコマンドプロンプトが起動するので、UAC(ユーザーアカウント制御) の画面が表示されますので、"はい" をクリックして進みます。

するとコマンドの画面が表示され、プログラムが起動してきます。

20200707-2-2.jpg


--3つのモード:

"Recover lost files on Windows 10" によると、動作モードには3つあるようです。

20200707-2-3.jpg 20200707-2-4.jpg

1) デフォルトモード/Default mode
2) セグメントモード/Segment mode
3) シグネチャーモード/Signature mode


1) デフォルトモード/Default mode

このモードは、マスターファイルテーブル(MFT)を使用し、失われたファイルを見つけます。 MFTおよびファイルレコードセグメント(FRS)とも呼ばれるファイルセグメントが存在する場合には、デフォルトモードでも適切に機能します


2) セグメントモード/Segment mode:

このモードではMFTは必要ありませんが、セグメントが必要になります。 ちなみにセグメントととは、名前、日付、サイズ、タイプ、クラスター/アロケーションユニットインデックスなど、NTFSがMFTに保存するファイル情報です。


3) シグネチャーモード/Signature mode:

このモードでは、データが存在し、特定のファイルタイプを検索する必要があるだけです。 小さなファイルでは機能しません。 USBドライブなどの外部ストレージデバイス上のファイルを復元するには、署名モードでのみ可能です。

つまり、用途に応じてモードを切り替えてチェックする必要があります。


【ファイルシステムと利用するモード】

20200707-2-5.jpg

Windowsでサポートされているファイルシステムには、ストレージデバイスやオペレーティングシステムによって FAT、exFAT、ReFS、NTFSと言うように、異なるものがいくつかあります。 非NTFSファイルシステムからのファイルの回復は、シグネチャーモードでのみサポートされています。 

ファイルシステムによって、利用するモードが異なります。

ファイルシステム使用環境推奨されるモード
NTFS最近削除されましたデフォルトモード
少し前に削除セグメントモードで試してみて、ダメであればシグネチャーモード
ディスクをフォーマットした後
破損したディスク
FAT、exFAT、ReFS
リカバリ可能なファイル形式シグネチャーモード

またリカバリ可能なファイル形式には以下の様なものがあります。

拡張子グループファイルタイプ
ASFwma、wmv、asf
JPEGjpg、jpeg、jpe、jif、jfif、jfi
MP3mp3
MPEGmpeg、mp4、mpg、m4a、m4v、m4b、m4r、mov、3gp、qt
PDFpdf
PNGpng
ZIPzip、docx、xlsx、pptx、odt、ods、odp、odg、odi、odf、odc、odm、ott、otg、otp、ots、otc、oti、otf、oth


【ファイルの復元にあたっての注意事項】

"Recover lost files on Windows 10" にもありますが、削除されたファイルを復元するチャンスを少しでも大きくしたいのであれば、コンピューターの使用を最小限にするか、使用を避ける必要があります。

なぜか?

ファイルが削除されると、Windowsファイルシステムでは、削除されたファイルが使用する領域は空き領域としてマークされます。この段階では、ファイルデータがまだ存在し、回復できることを意味します。 ただし、コンピューターを使用するとファイルが作成され、この空き領域がいつでも上書きされる可能性があります。

つまりそれだけファイルを復元できる可能性が低くなるわけです。

次回は、各モードでの具体的な使い方をご紹介いたします。


<参照>



デル株式会社


デル株式会社 デル株式会社
posted by クリック at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月07日

"Insider Preview ビルドを受け取るには、Microsoftアカウントを確認する必要があります" と表示された

Windows Insider プログラムに参加されている方が、Windows Update を開いたところ、"Insider Preview ビルドを受け取るには、Microsoftアカウントを確認する必要があります" と表示されることがあります。

20200707-1-1.jpg

これは、ご使用のPCで使用されている Microsoft アカウントと Windows Insider プログラムとの紐づけが外れてしまった場合に表示されるメッセージです。

どういったタイミングで外れるのははわかりませんが、PC内に複数のMicrosoftアカウントが保存されてたりすると、おかしくなることがあるようです。


【対処法】

左ペインの "Windows Insider Program" をクリックしてみます。"問題を解決" というボタンもありますが、今回はたまたまなのか?実際問題これを押しても何もなりませんでした。でもよく見ると、"Windows Insider アカウント" のところに、本来表示されているはずのアカウントが表示されていないことがご覧いただけると思います。

20200707-1-2.jpg

つまり紐づけが外れてしまっているということですね。

"Windows Insider アカウントをリンクする" をクリックします。複数のアカウントがPCに登録・保持されている場合には、複数表示されますので、Windows Insiderプログラムに参加しているアカウントをクリックして選択します。

20200707-1-5.jpg 20200707-1-3.jpg

すると、Microsoft アカウントでのサインインを求められますので、PWを入力しサインインしなおします。

20200707-1-4.jpg

正常にサインインが完了すると従来通りの表示に戻ります。

本来は、こうして Windows Insider アカウントのところに、Microsoft アカウントが表示されていたわけですね。

今回は、備忘録として取り上げてみました。



テレワークにおすすめのモバイルPC
posted by クリック at 14:59| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月01日

Windows File Recovery Tool

Microosft より、Windows 10 Ver.2004 向けに、ファイル復元ツールの提供がスタートしています。"Windows File Recovery" というツールで、Microsoft Store よりダウンロードできるストアアプリです。

20200629-1-1.jpg 20200629-1-2.jpg

このツール、Windows 10 May 2020 Update つまり、Ver.2004 以降向けに Microsoft Store より提供されているツールで、それ以前のバージョンで、Microsoft Store で検索しても検出されません。Ver.2004 以外で検索で表示されても、上記画像のように、"システム要件を確認" などと表示されてしまいます。


【利用可能なシステム要件】

20200629-1-3.jpg

Windows 10 Ver.2004(ビルド19041.0)以降


【入手方法】

Microsoft Storeアプリを起動して、"Windows File Recovery" と検索すれば表示されます。

20200629-2-1.jpg

表示されたら、"入手" をクリックすれば、ダウンロード&インストールが開始されます。


【起動する】

スタートメニューに追加された "Windows File Recovery" をクリックすると...

20200629-2-3.jpg

ご覧いただくとお分かりのようにコマンドプロンプトが起動してきます。
そうなんですね、GUI ではなく、コマンドで操作するプログラムになります。

ところで、Microsoft Store にてこのプログラムを検索して、さらに "さらに表示" をクリックするとこのアプリの説明が表示されます。そこには以下のような説明があります。(以下アプリの説明画面より引用)

20200629-2-2.jpg

Windows File Recovery
Accidentally deleted an important file? Wiped clean your hard drive? Unsure of what to do with corrupted data? Windows File Recovery can help recover your personal data. For photos, documents, videos and more, Windows File Recovery supports many file types to help ensure that your data is not permanently lost. Recovering from a camera or SD card? Try Signature mode, which expands beyond NTFS recovery and caters to your storage device needs. Let this app be your first choice for helping to find what you need from your hard drive, SSD (*limited by TRIM), USB drive, or memory cards. Visit aka.ms/winfrhelp for the user guide and reach out to WinFR@microsoft.com for further support or feedback.

上記によれば、様々なデータの復元に利用ができること、さらにはUSB接続されたドライブや、SDカードなどからの復元にも対応していることが説明されています。


Windows 10 May 2020 Update 自体は、提供がスタートしてはいるものの PC によっては既知の問題が解決されていないため Update が検出されてこないケースもまだまだありますので、こちらのバージョンまで Update されていない方も多いかもしれませんが、とりあえず Ver.2004 への Update 後の楽しみが一つ増えた... ってことになりますね。


その操作は、コマンドによる操作が必要になります。具体的な使い方については、次の機会にご紹介させていただきます。


<参照>




インテルCore X搭載ハイエンドパソコンなら「パソコン工房」で!
posted by クリック at 09:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月28日

"プリンターで予期しない構成の問題が発生しました 0x8007007e" と表示されて印刷ができない

以前に取り上げた Microsoft Edge(Legacy) で印刷できない件と重なるかもしれませんが、今回ご紹介しているエラー、Microsoft Edge(Legacy) だけではなく、フォトアプリで印刷をしようとしても同様のエラーで印刷ができないこともありました。

20200628-1-0.jpg

改めてこの場合の対処法について確認してみました。

実のところ、このエラーかなり前から確認されているもののようでした。Windows 10 でもご使用のバージョンによって、コピーしなくてはいけないファイルの場所が異なりますので注意が必要です。


【対処法】

今回は、Windows 10 Ver.1909(18363.900) のケースで確認してみました。

--Windows 10 Ver.1909の場合


20200626-5-1.jpg 20200626-5-2.jpg

C:¥Windows¥WinSxS
¥amd64_dual_prnms003.inf_31bf3856ad364e35
_10.0.18362.900_none_6c94accad3e2a977

と開いて、

"Amd64" の中にある "PrintConfig.dll" を右クリックしてコピーします。

コピーしたこのファイルを、

C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3

の中にコピーしたものを貼り付けて入れてあげます。上記のフォルダに移動した後、右クリックして貼り付けを行います。

あとは念のため、いったんPCを再起動すれば完了です。


ちなみに今回ご紹介した Windows 10 Ver.1909 のケースでしたが、他のバージョンの場合ですが、

-- Windows 10 2004 ビルド 19041.329 の場合:
C:¥Windows¥WinSxS
¥amd64_dual_prnms003.inf_31bf3856ad364e35
_10.0.19041.329_none_f4a84605a121424b¥Amd64

ちなみに、Windowsフォルダ内を、"PrintConfig.dll" で検索すると複数の "PrintConfig.dll" が検出されますが、いくつかコピーして試したところでは、現在のOSのビルドと同じところのものでないとダメでした。

20200628-1-5.jpg

もちろんOSが、64ビット版か?32ビット版か?によっても異なるものと思われます。


【以前に確認されていた例】

この症状は、2019年5月4日 に配信された Windows 10 Ver.1809(build 17763.475) の既知の問題として確認されておりました。

20200628-1-1.jpg 20200628-1-2.jpg


そしてこの時は、この修正プログラムが配信され一旦解決した問題でした。

20200628-1-3.jpg 20200628-1-4.jpg


にもかかわらず、Ver.1903/1909 でもここ最近、2例ほど確認しています。

実際には、印刷できなくなってからしか確認してませんので、Update によるタイミングなのか? あるいは何か?別のタイミングで削除されてしまうのかは不明です。

UWPアプリで印刷をかけたタイミングで今回のようなエラーが発生している場合には一度試してみてください。


パソコンのツボ別館でも6月の更新プログラムの影響で一部のプリンターが印刷ができなくなる症状を紹介しておりましたが、こちらはすべてのものが印刷できなくなるのに対して、今回ご紹介した例は、Microsoft Edge Legacy や、フォトアプリなどといったUWPアプリでのみの症状です。

Word や Excel、あるいはメモ帳などその他のアプリでは全く問題なく印刷もできているので、プリンタードライバーとかの問題なのか?はわかりませんが、海外では、2018年6月かなり前から発生しているエラーのようです。

それからすると、Ver.1809(17763.475) で発生していた事例は、氷山の一角に過ぎないのかもしれませんね。


【更新】

今回ご紹介した UWPアプリで "プリンターで予期しない構成の問題が発生しました 0x8007007e" となって印刷ができなくなってしまう事例ですが、仮に検証してみたいという方は、以下の手順で試してみてください。

1) C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3 と開くと、通常は "PrintConfig.dll" ファイルがあるはずなので、これをデスクトップなどにドラッグして移動しておきます

2) フォトアプリやMicrosoft Edge Legacy などで印刷を行うと、今回ご紹介したエラーが発生します

-- 元に戻す:

デスクトップに一旦移動した、"PrintConfig.dll" ファイルを再度、C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3 に戻してあげます。
戻してあげればまた正常に機能するはずです。

本来はあるはずのものなので、どういったタイミングでなくなってしまうのか?がよくわからないところです...


【2020/07/06 更新】

この記事では、Windows 10 Ver.1909(18363.900) 64ビット版を前提にご紹介しましたが、本日、Windows 10 Ver.1903(18363.900) でも確認しましたが、同様の操作で問題ないようです。
更新履歴を見るとすでに、その後さらに更新プログラムが提供されているので、それ以外のビルドについてはビルド番号にあったものでご確認ください。



<参照>




デル株式会社

posted by クリック at 15:33| 東京 ☀| Comment(8) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

Windows Insider の更新チャンネルの変更

Windows の最新情報をいち早くお届けして、多くの方に参加いただくことでよりいい製品にしていこうという Windows Insider Program.

このブログをご覧になっていらっしゃる皆様方の中にも、ご参加いただいている方も大勢いらっしゃるかと思います。

20200616-1-1.jpg 20200616-1-2.jpg

さてそんな、Windows Insider Programの更新チャンネルの名称が変更になります。単に名称が変わるだけではなく、これまで更新頻度を一つの目安に、Insider Fast、Insider Slow、Release Preview と別れておりました。Skip Ahead 何ていうものありましたが、現在はなくなりました。これが今後は、品質に重点を置いて分類される形に変わっていきます。

20200616-1-3.jpg

Devとか、Betaとかあると、まさに Microsoft Edge Insider のような感じですね。先日も、Microsoft 365 の更新チャンネルの名称が変わったことについてご紹介しましたが、こちらでも、Office Insider も、Insider Fast は、Betaチャンネル、Insider Slow は、Current Channel (Preview)チャンネルにかわりましたが、この時期いろいろ見直しになる時期のようです。


【変更内容】

さてそんな変更になった更新チャンネルですが、その違いについてちょっとご紹介いたします。

20200616-2-1.jpg

・Dev Channel:

従来の、Insider Fast が、今後はこちらシフトします。比較的早い段階でビルドを受け取ることになるので、開発中のものも含まれたりするなど運用面でいうと不安定さもあります。

・Beta Channel:

従来の、Insider Slow が、こちらにシフトします。Microsoft でもある程度検証され、信頼性の高い更新プログラムを入手しつつも、通常版よりも一足早く、Windows 10 の新しい機能の確認ができるチャンネルになります。

・Release Preview Channel:

一般ユーザー向けにリリースされる直前の Insider 版としての最終リリースがこちらになります。従来の、Release Preview と一緒です。


【Officeとの連携と今後】

一足先に、Office については、更新チャンネルの変更が発表されました。

20200616-2-2.jpg 20200616-2-3.jpg


Windows と Office。その更新チャンネルの位置づけは、上記に右にあるような感じになるようです。今後さらに連携強化されていくようです。


-- チャンネル名:

現在のところ更新チャンネルの表示はまだ変わっていませんが順次変わっていくようです。

20200616-2-4.jpg 20200616-2-5.jpg

従来の、Slow Ring、Fast Ring と言っていたものから、Dev Channel、Beta Channel への変更。

今後のさらなる展開に期待したいと思います。


<参照>




デル株式会社

posted by クリック at 11:55| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月28日

Windows 10 May 2020 Update 配信スタート!

Windows 10 May 2020 Update の配信がついにスタートいたしました。

20200528-2-1.jpg 20200528-2-2.jpg

といっても、一斉に全ユーザーに配信...といった形ではなく、前回の、Windows 10 November 2019 Update の時の様に順次展開される形になります。

20200528-2-3.jpg 

この辺りの説明は、Windows Community の中でも、Update 方法が動画で紹介されております。


【アップデート方法】

簡単に説明しておきますと、スタート>設定>更新とセキュリティ>Windows Update と開いたときに、"今すぐダウンロードしてインストールする" というようなメニューが表示されたら準備ができていますよ?という目印になります。

20200528-3-1.jpg 20191113-1-1.png

うちの場合まだなので、左側の画像のような状態ですが、右の画像は、Novemver 2019 Update の時のものですがこんな感じで "今すぐダウンロードしてインストールする" といった表示が出るようになります。

とうとうスタートした May 2020 Update の配信。

Windows Update を開いてみてまだ表示されない... そんな方もまだまだ多いと思いますが、そこは慌てずに表示されるまでしばらくお待ちください。


【2020/05/28 更新】

Windows 10 May 2020 Update ですが、Windows Update の画面を見ても、まだダウンロードの項目が出ない人の方が多いかもしれませんが、急ぎでUpgrade されるのであれば、更新アシスタントのページから直接ダウンロードしてインストールすることも可能です。

更新アシスタントを利用して、インストールメディアを作成して、クリーンインストールというのも可能にはなっています。

20200528-3-3.jpg


ただし、すでにメディアでも多数報じられておりますが、既知の問題もかなりいろいろあるようです。


当然のことながらこうした既知の問題の影響を受けそうなデバイスには、Windows Updateには表示されないと思いますが、更新アシスタントなどを介して直接 Upgrade を試される場合にはくれぐれもご注意ください。


よっぽど急いでインストールしないといけない事情があるなら別ですが、やはり、Windows Update のところに表示されてからインストールするぐらいの余裕を持った方がいいかもしれませんね。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 11:19| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月14日

Windows 10 Ver.1809 のサポート期限

Windows 10 Ver.1809 のサポート期限が延長されております。

20200514-1-1.jpg

上記のように、4/15日付のブログでも紹介されておりますが、

当初 2020年5月12日 → 延長後 2020年11月10日

へと延長になっております。


【対象製品】

Windows 10 Home、Pro、Pro Education、Pro for Workstations

延長されることにより、6月以降、11月まで、引き続き月次でセキュリティ更新プログラムの提供が行われます。


【アップグレードについて】

当然ながら、すでに Ver.1909 は提供済みです。何らかの事情があって、まだアップグレードされていない方はともかく、なるべく早めに最新バージョンへ更新することをお勧めいたします。



<参照>



posted by クリック at 08:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月03日

Windows 10 Home を、Windows 10 Pro にアップグレードする

アップグレードといっても、特別OSを入れなおすわけではなく、ライセンスを、Homeエディション から、Professionalエディション にアップグレードすることになります。

当然ながら、Home エディション Professional エディション では、その機能に違いがあります。


【アップグレード手順】

当然ながら、ライセンスキーは予め入手しておく必要があります。仮に、Winodws 10 Professional などの、インストールメディアを購入してあればDVDやUSBのメディアと一緒に入っていると思います。

1) スタート>設定>更新とセキュリティ>ライセンス認証 と移動します。現時点では、Windows 10 Home であることが確認できます

20200503-1-1.jpg

2) 上記画像にもあるように、"Windowsのエディションをアップグレード" のところにある "プロダクトキーの変更" をクリックします。プロダクトキーの入力画面が表示されます

20200503-2-1.jpg

3) 今回入手したプロダクトキーを入力して、”次へ” をクリックします

20200503-2-2.jpg

4) "Windows のエディションをアップグレード" という画面になりますので、そのまま "開始" をクリックしてスタートします

20200503-2-3.jpg

5) "アップグレードの準備をしています" という画面になり、アップグレードが始まり、その後PCの電源が切れて更新がスタートします。更新完了まで待ちます

20200503-2-4.jpg

6) 更新完了後、サインインの画面が表示されますので再度サインインしなおして完了。無事、Professional エディションに更新されました

20200503-3-1.jpg

以前、一度同じ手順で更新した際には、Professional エディションにしたにもかかわらず、一時表示が Enterprise エディションになってしまったということがありました。今回ちょっとネタ的にはこうなると面白いな?と思っていたわけですが、当然ですがそんなこともなく普通に Professional エディションへのアップグレードが完了しました。


【Home エディションではできないこと】

Professional や Enterprise にするということは、Home エディションではできないことをできるようにしたい...そんな理由があるわけですが、基本的に、Home と Pro の違いについては、"Windows 10 Home と Pro の違い" のサイトにある通りです。

企業向けの企業などがない.... という大きな点がありますが、その後、Windows 10 もどんどん進化。Windows Sandbox や Hyper-V といったことも Professional エディションでないとできないことです。

こうした機能を使ってみたい... そんな場合には、アップグレードをご検討ください。


<参照>




デル株式会社


デル株式会社 デル株式会社
posted by クリック at 13:22| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月20日

ボイスレコーダーを起動したら "開始するにはマイクを接続してください" となってPCの音声が録音できない

Windows 10 の標準搭載アプリの一つでもある ボイスレコーダー

20200419-10-1-1.jpg

マイクからの音声録音も、さらにはPC内で再生される音源の録音などもできるので、ちょっと便利なツールでもあります。

20200419-10-1-2.jpg

さてそんな ボイスレコーダー ですが、いざ起動してみると.... 上記の画像にもあるように "開始するにはマイクを接続してください" などとなって録音ができないことがあります。

内蔵のマイクあるノートPC 以上に、内蔵のマイクのない デスクトップPC だったりするとこうした事態に直面することは多いかもしれません。

もちろん音声を録音するにはマイクが必要なわけですが、PC内の音を録音する場合には、マイクは必要ありません。

ということで、今回ご紹介するのはそんな場合の対処法になります。


【対処法】

1) コントロールパネル > サウンド とクリックして開きます

20200419-10-2-1.jpg 20200419-10-2-2.jpg 

2) 録音タブ を開くと、"サウンドミキサー" が無効になっていたりしますので、こちらを右クリックして、"有効" にします

20200419-10-2-3.jpg 20200419-10-2-4.jpg 20200419-10-2-5.jpg

3) 有効になったのち、ボイスレコーダーを開くと、以下のように普通に利用できるようになります

20200419-10-2-6.jpg


** なお、今回 いきなり コントロールパネル からたどっていきましたが、

・タスクバーの "ここに入力して検索" のところに、"con" と入力する
Windowsキー + "R" として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを表示させて、"名前" のところに、"control" と入力する

などといった方法で呼び出してください。

またPC上を流れる音を録音する場合には、今回ご紹介したサウンドミキサーが導入されていないとできません。そうした場合には、"Audacity" などのフリーウェアを利用すれば可能になります。他にも様々なツールがありますので、一度インターネットなどで検索してみることをお勧めいたします。そして使いやすいツールをご利用になってみてください。

ボイスレコーダー は、マイクを利用して音声を、またある時には、PC上を流れる音をM4A/AAC 形式で録音できる非常に便利なツールです。
ぜひ活用してみてください。



<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 22:11| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月01日

Windows 10 のメールアプリで、メールを削除する

Windows 10 についてくる "メールアプリ" 。

20200331-2-1-1.jpg

利用されている人もさほど多くないのかもしれませんが、
メッセージを削除する際の基本的な操作についてご紹介します。


・ひとつづつメッセージを削除する:

これは簡単ですよね? メッセージをクリックしてプレビューにメッセージが表示されれば、右上の "削除" のボタンをクリックして削除します。


・複数のメッセージを削除する:

以下のような2通りの方法があります。

1) 選択モードを利用する

メッセージ一覧の上に選択モードのボタンがありますので、こちらをクリックすると、各メッセージの左脇にチェックボックスが表示されます。こちらのチェックボックスをクリックして不要なメッセージをチェックし、削除ボタンをクリックします。

20200331-2-2-1.jpg 20200331-2-3-1.jpg


2) Shift キー や Ctrl キー を利用して選択する

一般的に使用されている、Shift キー や Ctrl キー を利用してメッセージを選択し、削除ボタンやDeleteキーなどにて削除も可能です。

20200331-2-5.jpg 20200331-2-4-1.jpg

一つ目のメッセージが選択されている状態で、

Shift キーを押しながら、削除したい最後のメッセージをクリックすると、その間のメッセージがすべて選択されます。
あるいは、
Ctrl キーを押しながら、メッセージをクリックすると、クリックしたものが選択されます。

もちろん数が多い時には、いったん Shift キーですべて選択したうえで、逆に削除したくないものについて、Ctrl キー を押して、選択を解除する... そんな方法もありですね。


posted by クリック at 10:00| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月28日

Windows 10 ver.1709 のサポート期限が延長

"Windows 10 ver.1709 のサポート期限が延長" とはいっても、すべての Windows 10 ver.1709 ではなく、あくまでもその対象は、"Enterprise、Education、IoT Enterprise の各エディション" のみです。

20200328-1-1.jpg 20200328-1-2.jpg

「Windows 10 バージョン 1709 の各エディションに対する最後のセキュリティ更新プログラムのリリースは、2020 年 4 月 14 日ではなく、2020 年 10 月 13 日になります」 

とあるように、"Enterprise、Education、IoT Enterprise の各エディション" については、サポート期限が、 2020年10月13日 までに変更されました。

一般コンシューマー向けの Windows 10 Home や Professional などの Ver. 1709 については、すでに 2019 年 4 月 9 日 にサポートは終了しております。


上記の中で以前にも取り上げましたが、一般コンシューマー向け製品と法人向け製品ではサポート期限が異なりますので、一般の方で、まだ何らかの事情があって、更新ができていない方は、更新アシスタントを利用するなど、早急に更新することをお勧めいたします。



<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 18:00| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月16日

Windows 10 なのに、サポートが終了する??

Windows 7 のサポートが終了したのが、今年の1月14日。自分は、Windows 10 だし関係ないや....と思っていらっしゃる方、ご注意ください。
Windows 10 にもサポート期限があります。

あれ?以前、Windows 10 は、"モダンライフサイクルポリシー" が適用されるからサポートが続くんじゃなかったの?

そうおっしゃっていただいた、あなた。
よくこのブログをご愛読いただいているようで感謝いたします。いいところに気が付きましたね。


以前上記のところで触れましたが、Office 365 や Windows 10 は、Windows 7 や Windows 8、さらには、Office 2016 や Office 2019 などといった製品と異なり、"モダンライフサイクルポリシー" が適用されているので、原則的にサポート期限はありません。

ただし上記のブログの中でも触れていますが、これには以下のような条件があります。

1) "継続的にサービスとサポートが提供される製品およびサービス" が対象である
2) "条件を満たす場合に製品またはサービスのサポートが継続" されること

--条件:
・"製品またはサービスを対象に発行されたサービス要件とシステム要件に従って、最新の状態を保っている" こと
・"製品またはサービスを使うには、ライセンスが必要"、つまりきちんとライセンスされた製品を使っていること
・”Microsoft は、現時点で製品またはサービスのサポートを提供している必要” があること

といった条件を満たしていること。つまりバージョンアップはちゃんとやって、常に最新の状態にしておかないといけないということです。


【Windows 10は、バージョンごとにサポート期限が決まっている】

Windows 10 は、月に一回の Update やら、随時配信される更新プログラムの他に、年に2回大型の更新が提供されます。そしてそのそれぞれに、18カ月のサービス終了期限が設けられています。

20200316-1-1.jpg

上記にまとめてみましたが、Ver.1809 については、2020年5月12日がサービス終了期限。

ということで、Ver.1809 をご利用の方は、もう間もなくサービス終了日が迫っているため、あなたのWindows 10 はサービスが終了しますという警告のメッセージが表示されたりするわけです。


【現在のバージョンを確認する】

さてでは、現在使用している Windows 10 のバージョンを確認するにはどうしたらいいのでしょうか? いろいろやり方はありますが、一例をご紹介します。

1) Windowsキー + R として、"ファイル名を指定して実行" という画面を出します

20200316-2-1.jpg

2) "名前" のところに、"winver" と入力して、OKをクリックします

20200316-2-2.jpg

3) するとバージョン情報が表示されます

20200316-2-3.jpg

何らかの事情で Update ができていなかったということなのですが、通常は Update が検出されているのであれば、

スタート>設定>更新とセキュリティ と開いて、Windows Update を実行してあげれば問題ないはずです。

ただし、Windows Update では、失敗を繰り返してうまくいっていない... 

そんな場合には、”Windows 10 更新アシスタント” を利用してインストールメディアを利用して Update してみてもいいかもしれませんね。


** なお今回ご紹介したものは、Windows 10 Home や Pro など、Consumer 向けの製品を対象としております。Enterprise など法人向けの製品はこの限りではありませんので、詳細は "Windows ライフサイクルのファクト シート" をご参照ください。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 23:06| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月13日

簡単に指定のパスへ移動する

コマンドプロンプトを操作するにあたって、ディレクトリの移動って、手入力だとかなり面倒です。

20200313-1-1.jpg

例えばデスクトップ上に配置された test というフォルダに移動するためには、

CD c:\users\(ログインユーザー名)\desktop\test

と入力していきます。

20200313-1-2.jpg 20200313-1-3.jpg

もちろんこれでもOKですし、他にもエクスプローラーからパスをコピーして、コマンドプロンプトの画面を起動しておいて、
CD と入力した後、右クリックして貼り付けるという方法もあったりします。

20200313-2-1.jpg 20200313-2-2.jpg


【エクスプローラーのアドレスバーから直接コマンドプロンプトを起動する!】

階層が深くなればなるほど手入力は厳しくなりますよね。当然ながら一つでも入力間違いがあれば移動できませんので。
そんな時に、便利なのがアドレスバーに CMD と入力して起動する方法です。

1) エクスプローラーで今回は "Desktop" にある "test" というフォルダを開いてみました

20200313-3-1.jpg

2) アドレスバーに入力された文字をいったんすべて消して、CMDと入力してエンターを押します

20200313-3-2.jpg 20200313-3-3.jpg

すると、該当のディレクトリまで移動した形でコマンドプロンプトの画面が起動してきます。

同様に、"powershell" と入力してエンターをすれば、PowerShell が起動してきます。

20200313-3-4.jpg


【ちょっと便利なTIPが満載!】

今回ご紹介したようなちょっと便利な使い方。実は、Twitter の @MSHelpsJP で紹介されていたものです。

20200313-4-2.jpg 20200313-4-1.jpg

Twitter の @MSHelpsJP では、こんなちょっとした使い方などがつぶやかれてたりします。

Twitter をご利用であれば、是非フォローしてみてください。

Twitter の場合には、情報自体は Twitter に登録していないユーザーでも検索したりしてご覧になることは可能です。
きっとこれは?と思えるような便利な使い方が紹介されるかもしれませんね....。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 19:46| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月05日

PCを起動すると "PINを作成します" という画面が表示されて先に進めない

いつものようにPCの電源を入れて、Microsoftアカウントのパスワードを入力して起動した..... はずなのに、次に出てきた画面が、”PINを作成します” という画面で、キャンセルして画面をスキップしようにも、スキップができず、デスクトップ画面に移動できない...

20200305-1-1.jpg

時々そうした相談をうけることがあります。

このブログでも、以前に一度取り上げたことがありました。



【なぜ?そんな画面になるのか】

いつもどおりに起動しただけなのに、なぜそんな画面になるのか? 
今回はちょっとこのあたりを確認してみました。

PCの電源を入れて立ち上げるといつもの通り?と思われる Microsoft アカウントのパスワード入力画面。

20200305-1-2.jpg 20200305-2-1.jpg

でもこの画面ちょっと違います。パスワード入力欄の上に、何やら "Windows Hello" の説明が出てたりしますね。

このパスワード入力の欄が出てくれば、いつも通りパスワードを入れてしまう...

そういう方の方が多いと思いますが、この状態で、パスワードを入れると、今回のような、"PINを作成します" という画面になってしまいます。"サインインオプション" の下に、2つの画像がありますが、左が "PIN" そして、右が "Microsoftアカウント" です。

20200305-2-2.jpg

つまり、サインインオプションの選択が、"PIN" になっているにもかかわらず、PINが作成されていない場合に、パスワードを入れてサインインすると、今回のような画面が表示されます。


-- 通常はどういった表示になっているのか??

ちなみに通常はこうしたサインインオプションが表示された状態ではなく以下のような感じだと思います。

20200305-2-3.jpg 20200305-2-4.jpg

サインインオプションをクリックすると、PIN/Microsoftアカウントの選択ができるようになります。当然ですが、PINをクリックすると最初に取り上げたように、パスワード入力欄の下に、"Windows Hello" の説明が表示されますので、この辺りが異なるわけです。


【対処法】

さて以前にも取り上げましたが、こうした画面になってしまった場合の対処法です。

基本的には "PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた" の中で以前にご紹介させていただいた対処法と一緒になります。

1) いったん、Ctrl+Alt+Del を押して、表示されたメニューから、サインアウトを選択していったんサインアウトします

2) 続いて、サインインする際に、パスワード入力欄の下にある "サインインオプション" をクリックして、表示された項目のうち "Microsoftアカウント” の方を選択して、パスワードを入力してサインインします。


【Windows Helloについて】

PCなどのデバイスにサインインする際の本人認証の際に使用されるのがこの Windows Hello ですが、Windows Hello には、指紋認証・顔認証といった生体認証の他、PINコードなど、パスワードを入力しないでサインインする方法が用意されています。

20200305-2-5.jpg

もちろんPCによっては、顔認証や指紋認証といった生体認証に対応していないものもありますので、だれでも利用できるのが、PINコードということになります。

ピクチャーパスワードなんかは、私も Surface を購入したばかりの時には面白がって使ってましたが、タッチパネル対応のPCでないと利用できませんので、デスクトップのPCで、タッチパネルの機能のないモニターであったりした場合には利用できませんのであまり利用しなくなってしまいました。

20200335-2-6.jpg

PINコードの使用も善し悪しがあって、普段から使っていないと、いざという時にMicrosoftアカウントのパスワードが思い出せなくなってしまうので、難しいところがあります。スマホなどがあれば、Microsoft Authenticator を利用するといったデバイスを利用した多重認証なんて方法もあるんでしょう。

お手ごろな入手しやすいPCだと顔認証やら指紋認証などの機能など到底望めません。指紋認証あたりだと、USBタイプのものなどが数千円でAmazon などでも入手できますので、パスワード入力が煩わしいという時にはそうしたものを利用するのもありだと思いますが、そこまでは...という場合には、PINコードになるんでしょうね。



<参照>




デル株式会社


デル株式会社
posted by クリック at 11:19| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月23日

Windows 10 のアイコンが刷新!順次新しいものに...

2月20日、Windows Insider の Fast Ring のユーザー向けに配信がスタートした Build 19569

20200222-2-0-1.jpg 20200222-2-0-2.jpg


Update が完了してみるとちらほら、アイコンが変わっておりました。Build 19569 の配信をアナウンスするブログの中でも、このアイコンが変わることが取り上げられておりました。

20200222-2-1.jpg 20200222-2-2.jpg

今回変わったものをいくつか取り上げてみると、

20200222-2-5.jpg 20200222-2-4.jpg 20200222-2-3.jpg

上記にあるように、フォト、メール、カレンダーなどが変わってましたが、ブログによれば順次提供が増えていくようです。

さてこうしたUI関連ですが他にどんなアイコンが出てくるのか?海外のサイトなどを調べてみました。

20200222-3-1.jpg


Office 製品のアイコンがかわり、そして Windows の他のアイコンへ。こうしてみてみると、まだまだ変わっていないものもありますが、順次変わっていくのでしょう。

2/21に投稿された "Iconic Icons: Designing the World of Windows Introducing the new Windows 10 icons in Fluent Design" の記事を見てみると、メールや、電卓アプリのアイコンがどのように変遷してきているか?紹介されていますが、これを見るとなるほどいろいろ変わってきているんだな?ということがよくわかります。

Microsoftとしての、Windowsとしての、さらには Office としてのデザインの一貫性やブランドイメージを大きく左右する UI戦略。そうしたデザインに取り組む Microsoft のデザインチームの成果ですね。

今後は、通常バージョンにも順次反映していくことでしょうから楽しみにしたいですね。

ところで、Build 19569 ですが、更新されたものはこうしたUIのみに限りません。詳細は、”Announcing Windows 10 Insider Preview Build 19569” のブログをご参照ください。



<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-
posted by クリック at 07:53| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年02月06日

検索ボックスをクリックしても何も表示されない

Windows 10 のタスクバーの検索ボックス。

20200206-2-1.jpg

本来であれば、以下のようにクリックするだけでいろいろ表示されるものです。

20200206-2-3.jpg

以下の画像にあるように検索ボックスをクリックしても何も表示されない。昨日そんなトラブルが発生していたようです。

20200206-2-2.jpg

自分が使用しているPCとしては、スペックも低いしメモリも少ないので、中々表示されるのに時間がかかったり、この検索ボックスが黒くなって使用できなくなることなんかが時々あるので、あまり気にしてなかったわけですが、実のところ Microsoft 側でも問題が発生していたわけですね。

"Windows message center" によれば、

20200206-2-4.jpg

上記のように、"We are aware of a temporary server-side issue causing Windows search to show a blank box." とのことで、サーバー側の問題だったようです。現在は正常に回復しているようですので、引き続き問題が発生する場合には、PC自体の再起動してみてほしいとのことのようです。


--- 再起動しても問題が解決しない場合:

また再起動しても問題が解決しない場合には、

1) Ctrl+Shift+ESC として、タスクマネージャーを起動し、詳細タブを開きます

20200206-2-5.jpg

2) SearchUI.exe あるいは SearchApp.exe といったプロセスを右クリックして、タスクの終了にて、手動で終了します


とのことのようです。SearchUI.exe あるいは SearchApp.exe は、通常手動で終了させてもまた自動で起動してきます。但し起動してこない場合にはPC自体も再起動してみてください。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 12:42| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月21日

"Your PC/Device needs to be repaired" と表示されて起動できない

今回直面したトラブルなんですが忘れないために取り上げておくことにしました。

ある日PCを使ってちょっと席を外して、戻ってみたらPCの電源が落ちていた、そして電源が入らない.... 原因は電源ケーブルが外れかかっていてバッテリがなくなって強制終了した形になったためでした。

で普通なら電源ケーブルを差してある程度充電もできれば問題ないだろう?と気軽に構えていたものの電源を入れてみたら...

20200117-1-1.jpg

という悲しい画面に.... 今回のように強制終了になったケースで運が悪いとこうなることもあるんですね。


【対処法】

あきらめて、リカバリするか...ということで、Media Creation Tool を使用して、USBメモリにリカバリ用のシステムを作成。

さてUSBブートして... インストール言語などの選択画面の次に。

もしや?と思って、"今すぐインストールする" ではなく "コンピューターの修復する" に進んでみました。

そして トラブルシューティング>スタートアップ修復 と選択しスタート。ものの数分の後修復が完了して、PCが再起動。

無事また問題なく起動できるようになりました。


今回、別のPCで、Windows 10 November 2019 Update の Media Creation Tool を作成して行いましたが、いざという時の "Media Creation Tool"。

20200117-1-2.jpg 20200117-1-3.jpg 
20200117-1-4.jpg 20200117-1-5.jpg

Media Creation Tool で作成された DVD や USB メモリは、アップグレードはもとより、新規のインストールディスクとしても、利用できます。今回のように、PCが全く起動できなくなった時には、作成されたディスクからPCを起動して修復を試みることも可能ですし、また修復できない場合には、当然ながら再インストールすることも可能になります。

定期的に新しいバージョンに更新されますので、時々チェックして最新のものを用意しておくと便利ですね。現在は全く問題なく動いているという方も、いざという時のために作成しておくことをお勧めいたします。


【更新】

ちょうど見ていたらNECのサイトにもありましたのでご紹介がてらリンクを貼らせていただきます。



<参照>



デル株式会社 デル株式会社
posted by クリック at 11:39| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月26日

Cortana が利用できない

Windows Insider Fast Ring 向けの製品についてのお話になります。

つい先日もアップデートはあり、現在は、Build 19536 となった、Insider Fast Ring(当初あった Insider Slow も現在は一緒) 向けの製品ですが、いち早く新しい Cortana が搭載されることになりましたが、また新しいため英語版でしか機能しないようになっております。

Insider Fast Ring の Build 19536 になっている PC では、Cortana を起動すると以下のように日本語では利用できませんと表示されます。

20191226-1-1.jpg 20191226-1-2.jpg

これ自体は、フィードバックアプリの方でもすでに3か月以上前に Microsoft エンジニアの方から回答も付いておりますが、この内容自体は、"Announcing Windows 10 Insider Preview Build 18980" の中で触れられている "An update on Cortana" の中で取り上げられているものそのものです。

なので、これはこの状態で現時点では正常な状態です。

新しくなるCortana... 一応、来年の 20H1 の正式リリースまでには、販売地域の言語をサポートしてきちんと機能するように準備をしていくとあるので、現時点では順次対応してくれるのを待つことになるわけですね... 使わないと忘れちゃいそうですが...

ということで、よくよく調べてみると、2019年9月11日に Build18980 がリリースされた段階から使えなくなってたわけでした。

ちなみに現在、Windows Insider 版は、

Insider Fast/Insider Slow Ver.2004(19536.1000)
Release Preview Ver.1909(18363.535)

となっております。


<参照>



デル株式会社
posted by クリック at 10:42| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月13日

November 2019 Update 配信がスタート

本日は、Windows Update の日。Windows 向けに、そしてOffice 製品向けに更新プログラムが配信されています。
まぁそれだけでも大変なのに、Office Insider にも、Windows Insider にも、更新プログラムが重なってきているので、ほんと知っちゃかめっちゃか?な状態です。

さて先般案内もありました 19H2。November 2019 Update ですが、本日より配信がぼちぼちスタートしているようです。

本日の通常のUpdateで、Ver.1903(18362.476) になったばかりの Windows 10 でしたが、セキュリティと更新を開くと....

20191113-1-1.png

"今すぐダウンロードしてインストールする" をクリックするとスタートします。現段階では、自動ではスタートしません。

今回の更新ですが、以前にもご紹介しましたが大型の更新とは言え、さほど大きな変更もないせいか? Update もスムースに完了しておりました。


【更新】

20191113-1-2.jpg

ということで、Update は普段の更新に比較しても、非常に短い時間で完了いたしました。




<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 12:53| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月10日

PCを起動すると、"PINを作成します" という画面が出てきた

Windows 10 には、PINコードを利用したり、指紋認証や顔認証などにより、PCのセキュリティを強化する機能が付いています。

"Windows Hello" と呼ばれているこの機能ですが、自分は関係ないと思ってこうした機能を設定しないで使用していると、ある時突然PCを起動すると、ブルーバックの画面になって、"PINを作成します" という画面が出てきたりしてどうしたらいいのか? 戸惑うことがあります。

もちろん、PINを設定して、セキュリティを高めることはいいことではありますし、是非そうしてご利用いただくことをお勧めしたいところではありますが、これにも善し悪しがあり、PINコードばかりに頼ってしまうと、肝心のパスワードがいざという時にわからなくてワタワタするなんてことも起きたりします。

PINコードを設定することが、いいことはわかっているけど、こんなシチュエーションではなくて、改めてきちんと設定したい...

そんな場合には以下の手順でこの画面から抜け出してみてください。


【サインインしなおす】

こうした画面、実際の画像を見るとお分かりいただけると思いますが、画面はブルーバックになっていて、"戻る" と "次へ" しかありません。"キャンセル" とか? "閉じる" なんていうボタンはないので、閉じることはできません。

そうした場合には、一度以下の操作を実行してみてください。

1) キーボードから、Ctrl+Alt+Del の3つのキーを同時に押します
2) 画面が変わったら、"サインアウト" をクリックします
3) PCは、ロック画面というWindows 10が起動した直後の画面に戻りますので、エンターキーを押して、改めてご利用のユーザー名を選択して、パスワードなど設定されている場合にはパスワードを入力しサインインしなおします


【これ以外にも...】

Windows Hello の画面が出てくるケース。実はこれ以外にもあります。
以下のような、"Windowsをよりいっそう活用できるようになります" と表示されるケース。こちらは、 "今はスキップ" などをクリックすれば元の画面に戻れます。

20191110-1-1.jpg 20191110-1-2.jpg

必要とはいえ、こういう画面が突然出てきたりするとどうしたらいいのか?焦っちゃいますよね....


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 22:41| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月30日

November 2019 Update リリース に向けて準備はいいですか?

先日、Release Preview 向けに更新プログラムの提供が開始されたことはご紹介させていただくました。Release Preview Ring では、いち早く、19H2 でもある、Ver.1909 がリリースされております。


20191030-1.jpg

その後、Release Preview にも更新プログラムが配信されて、現在は、Ver.1909 (ビルド18363.448) から、Ver.1909 (ビルド18363.449) とさらに更新されております。

年に2回ある大型のUpdateの二回目、"November 2019 Update" のリリースに向けて準備が着々と進んでいます。

"November 2019 Update のリリースに向けた準備" のブログの中でも刻々と更新されておりますが、10月については、10月10日に、公開されたのを機に、10月16日、21日、22日と更新され、逐一2回目の大型 Update となる "November 2019 Update" の情報が更新されてきています。

さてそんな November 2019 Update (19H2) ですが、"Windows 10 バージョン1909の新機能" によると、更新内容的には "パフォーマンスの改善、エンタープライズ機能、および品質強化のための範囲指定された機能セット" とのこと。たくさんの新機能が追加されるというよりもむしろ品質の改善が中心といった内容のようです。

20191030-1-2.jpg

・アプリ/web サイトからの通知設定をオフにするためのオプションが、バナーとアクションセンターの両方で可能になる
・タスクバーから予定の追加が簡単にできるようになる
・アクションセンターの上部に"通知の管理"ボタンが追加される

などといったような、機能改善的なものもあります。(上記の画像は現在の、Release Preview版よりキャプチャーしたものです)

一部報道によれば、11月12日(日本時間11月13日)あたりに配信が開始されるのではないか?ともありますが、実際のところでは正式には公表されておりません。ただし、間近であることは確かなようです。


<参照>




富士通 FMV LIFEBOOK MH

posted by クリック at 12:03| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月28日

Windows 10 への乗り換えガイド

Windows 7 のサポート終了を控え、Microsoft でも、スムースに Windows 10 へ乗り換えられるように様々な情報提供をしています。

今回はそんなサービスとして提供されている情報をご紹介いたします。


【操作ガイド】

Windows 7 から、あるいは Windows 8.1 から新たにWindows 10 へ移行しようとされている方に向けて提供されているのが、今回ご紹介する乗り換えガイドになります。

20191028-1.jpg 20191028-2-1.jpg

この乗り換えガイドは、Windows 7 ユーザーが、Windows 10 に乗り換える場合、Windows 8.1 ユーザーが、Windows 10 に乗り換える場合、そしてさらに、Windows 10 ユーザーのための情報の 3部構成になっています。

20191028-2-2.jpg 20191028-2-3.jpg 20191028-2-4.jpg 

Windows 7 や、Windows 8.1 からの乗り換えユーザーのためのガイドでは、PDFファイルにて、117ページにもわたり、Windows 7 や、Windows 8.1 のシチュエーションごとに、Windows 10 の画面ではどうなっているか?が掲載されています。

20191028-2-5.jpg

リンク右クリックして "対象をファイルに保存" としてPCに保存することも可能です。

Windows 10 への無償アップグレードはもう実施されていませんので、Windows 7 や Widnows 8.1 から乗り換えようと思われている方の場合には、Windows 10 を別途ご購入いただく必要がありますが、いざ Windows 10 を利用してみて、操作勝手がわからない....そんな場合には頼りになる資料ですね。

是非ご活用ください。


【2019/10/31更新】

さて法人ユーザー向けには何か情報がないか?と思ってたところで、タイミングよくMicrosoftからメールが届いていたので、ご紹介させていただきます。

"今後の大規模な展開に備える" と題してメールがきました。"Windows 10 と Office 365 ProPlus に安心して効率的に移行するための最新のツールとプラクティスと、実践的なステップバイステップの手順" を紹介した eBook を無料で配布しています。


上記のリンクから、"eBook を入手する" クリックすると表示されます。"今後の学習のための参考資料" なども非常に参考になるリンクですので是非ご覧ください。



<参照>



デル株式会社


デル株式会社
posted by クリック at 18:05| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月22日

Insider Slow と Release Preview (Windows Insider Program)

Windows Insider Program には、

20191022-1-1.jpg 20191022-1-2.jpg
  • Skip Ahead(スキップアヘッド)
  • Insider Fast(インサイダーファースト)
  • Insider Slow(インサイダースロー)
  • Release Preview(リリースプレビュー)
と4つの種類があります。

簡単に違いを言えば、更新の頻度と、更新内容が異なります。詳細は、以下のユーザーガイドをご参照ください。


"Skip Ahead" については募集時期が限定されていて、さらに人数が予定に達すると募集が終わってしまうのでいつでも利用できるものではありませんが、その他については、基本的にいつでもご利用いただけます。(2019/10/22 現在、Skip Ahead は募集しておりません)

20191022-2-1.jpg

Insider Fast については、10/17付で更新があって現在 20H1 Ver.1903(19002.1002)  に更新されております。

さて今回取り上げたのは、Insider Slow について。実は、先日の大型 Updateでもある May 2019 Update の時も同様でしたが、通常版が大型 Update で更新されるのを機に、通常版に比較的近い Insider Slow は、そのままにしておくと、Insider Fast などに格上げになってしまうことがあります。

前回の Update の際にも、Insider Slow だったはずなのに、通常版の大型アップデートが終わってしばらくしたらいつの間にか?Insider Fast になっていた... 何ていう方もいらっしゃったかもしれません。

今回、まさにまたその時期がやってきました。


【Insider Fast にしない場合には事前に変更が必要】

20191022-2-2.jpg

"Getting the November 2019 Update Ready for Release" の中で、触れられていますが、もし Windows Insider Program を、Insider Slow と Insider Fast の両方をご利用になっているような場合、このままにしておくと、すべて Insider Fast になってしまいます。

今回のこのブログで紹介しているのはまさにそのことになります。

20191022-2-3.jpg

Release Preview 版に、19H2 Ver.18362.10024 が配信されていること、さらにこの更新は、Insider Slow には配信されないことが記されています。
引き続き2つの Insider Program を利用するのであれば、Release Preview に変更して更新を受け取ってくださいということですね。Slow Ring は間もなく、Insider Fast と同じ、20H1 に更新されてしまいますともありますね。

うっかり忘れて、Insider Fast になってしまうと、基本的にはリカバリしないといけなくなりますので、2つの Insider Program を追っかけている方は忘れずに Release Preview に変更しておいてください。
  

【更新】

今回うちも更新してみました。まずは、更新チャンネルを、Release Preview に変更するところから。

スタート>設定>更新とセキュリティ とクリックして移動し、左ペインの "Windows Insider Program" をクリックします。

20191022-3-1.jpg 20191022-3-2.jpg

そして更新チャンネルが変わったら、Windows Update の画面に戻って、"更新プログラムのチェック" をクリックします

20191022-3-3.jpg

あとは、ダウンロードが始まって、インストールが開始されます。そして再起動のメッセージが表示されたら、"今すぐ再起動" をクリックして、再起動。この後は時間がかかりますが、再起動が完了して、通常のデスクトップ画面が立ち上がってくれば完了です。

20191022-3-5.jpg 20191022-3-4.jpg 

ということで、Ver.1909 (ビルド18363.448) となりました。



<参照>




デル株式会社


デル株式会社

posted by クリック at 12:34| 東京 ☔| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月20日

更新プログラムの影響でWi-Fi が接続できない

9月に配信された Windows 10 Ver.1903 の更新プログラムの影響で、一部のワイヤレスデバイスを搭載している NEC の PC で、不具合が発生しています。

20191021-1-1.jpg 20191021-1-2.jpg 20191021-1-3.jpg


"Windows 10, version 1903 and Windows Server, version 1903" にて確認してみると、既知の問題についても順次解決には至っているケースがほとんどですが、今回ご紹介している Wi-Fi の問題については、現在、Microsoft と NEC が対応中のようですが、現時点ではまだ修正プログラムの配信が始まっておりません。


【どんなデバイスが影響を受けるか?】

"Windows 10, version 1903 and Windows Server, version 1903" のところでも、既知の問題として取り上げられておりますが...


20191021-1-5.jpg

ここでは、NEC の 一部のPC に搭載されている

・Intel Centrino 6205/6235
・Broadcom 802.11ac Wi-Fi cards

が対象になります。

またまだ完全に解決には至っておりませんが....


20191021-1-6.jpg

・Qualcomm driver

というのもあるようです。2) については、5月に配信された更新プログラム(KB4505057/Build 18362.116)の影響ではありますが、"Intermittent loss of Wi-Fi connectivity" にもありますが、ドライバさえ更新すれば問題ないようです。また解決のため新しいドライバの提供に向けて取り組んでいるようです。

ただし、1) については単にドライバを更新して一時的に使用できるようになっても、根本的な解決には至らず、再起動すると再度利用できなくなってしまうようです。


【こんなものも】

無線というくくりでいうと、やはり5月に配信された更新プログラムの影響で、Bluetooth でも影響が出ています。"Unable to discover or connect to Bluetooth devices" のところで紹介されていますが、Realtek と Qualcomm のデバイスでも問題が確認されております

20191021-1-4.jpg

いずれにしても現在解決に向けて対応中のようですので、今しばらく更新プログラムの配信まで待つ必要がありそうです。


<参照>




デル株式会社

posted by クリック at 23:50| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月07日

KB4517211などの適用後 print spooler が停止する 問題の修正

ここ最近、ブログにアクセスされる記事で、以前ご紹介させていただいた、"Print Spoolerサービスが停止して印刷出来ない" の記事へのアクセスが多かったので、なぜかな?と思っていました。本日だけでも、この記事だけで、1500PV ものかずなのでビックリでした。

そうした事情もあって、ちょっと9月の更新プログラムを確認してみたら、KB4517211 などに伴うトラブルが発生していたんですね。

ということで、以前にご紹介した記事とちょっと状況が違うので、既に対応済みの更新プログラムの提供も始まってはいますが、改めてご紹介させていただきます。


【KB4517211とは?】

9月27日に配信された KB45171211 はこれまでに発生した様々な不具合を修正するプログラムとして配信されたものでした。ただし、配信後に既知の問題が確認されており、その一つが今回の Print Spooler に関するものでした。

20191007-1-1.jpg

ただしこの KB4517211 は、あくまでもその前 9月24日付で配信されている KB4522016 の一部の不具合を修正するもので、今回の Print Spooler の問題は、KB4517211 の前から発生していたもののようです。単に、KB4517211 では他の修正のみで本件については修正されていなかったというだけのようです。

-- 影響範囲:

参照した、Windows 10 の更新プログラムののリリースノートは、Ver.1903 のものですが、影響範囲はこれに限ったものではありません。

<問題の発生している更新プログラム>

・Ver.1903:9/24 KB4522016・9/27 KB4517211
・Ver.1809:9/24 KB4522015・9/25 KB4516077
・Ver.1803:9/24 KB4522014・9/25 KB4516045
・Ver.1709:9/24 KB4522012・9/25 KB4516071
・Ver.1703:9/24 KB4522011・9/25 KB4516059
・Ver.1607:9/24 KB4522010・9/25 KB4516061

と、Windows 10 のすべてのバージョンで、影響されています。


【修正プログラム】

それぞれのバージョンで修正プログラムの提供がスタートしています。

・Ver.1903:10/4 KB4524147
・Ver.1809:10/4 KB4524148
・Ver.1803:10/4 KB4524149
・Ver.1709:10/4 KB4524150
・Ver.1703:10/4 KB4524151
・Ver.1607:10/4 KB4524152


今回、アクセスが多かったのは、おそらくこうした Windows Update の不具合に伴うものだと思われます。

そうした事情ですので、以前にご紹介したものとはちょっと異なりますので、今回のものについては、一度 Windows Update を実行して、まだの方は、上記の修正プログラムをインストールしてみてください。

詳細は、"Windows 10 リリース情報" より、Windows 10 の各更新バージョンのリリースプログラムなどの情報も確認してみてください。


【2019/10/08更新】

本件について、すでに更新プログラムがリリースされていることをご紹介させていただきましたが、どうも MSコミュニティなどを見ているとこの更新プログラムを当てても改善しないという状況がちらほら明らかになってきています。

ということで、現状では次の更新プログラムが来ないと根本的な解決には至らないものと思われますので、問題となる更新プログラムを削除して待つしかないようです。

Windows 10 の場合には、Windows 8.1 までの時と異なりますので、更新プログラムを検出されないようにするには、"Show or hide updates" というプログラムを利用して、検出しないように設定する必要があります。


上記のブログを参照の上、"Show or hide updates" というプログラムをインストールし、更新プログラムが検出されないように調整してみてください。

ちなみにうちの環境では、KB4517211も、その後の、KB4524147 もインストールされていますが、全く問題なく印刷できているので今回のトラブルについては確認ができないんですよね....


【2019/10/10更新】

10/8 (日本時間 10/9)付でさらに更新プログラムの提供が開始されたようです。
いくつか確認したところでは、今回はこれで改善しているようです。

Windows 10:
Ver.1903 10/8 KB4517389 (OS Build 18362.418)
Ver.1809 10/8 KB4519338 (OS Build 17763.805)
Ver.1803 10/8 KB4520008 (OS Build 17134.1069)
Ver.1709 10/8 KB4520004 (OS Build 16299.1451)
Ver.1703 10/8 KB4520010 (OS Build 15063.2108)
Ver.1607 10/8 KB4519998 (OS Build 14393.3274)



<参照>



デル株式会社

posted by クリック at 22:10| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月05日

タスクビューのアクティビティログが削除できない

今回こんな症状に出くわしたのは、Windows 10 Ver. 1903(18362.387) という最新の状態にした、Windows 10 での出来事でした。

20191004-2-1.jpg

タスクビューをクリックして開くと、こんな感じで、アクティビティログが表示されます。このログが削除できない、あるいは削除をクリックしても薄くグレーになるだけで、タスクビューから消えない.... そんな症状でした。

MS コミュニティを見てみると、ちらほら同様のトラブルにあっている人の相談も見かけましたので、順を追って改善方法をご紹介させていただきます。


【今回の症状】

まずはもう一度利用環境と、その症状について確認してみます。

・利用環境:Windows 10 Ver. 1903(18362.387) 
・アカウント:ローカルアカウント
・症状:
タスクビューを開いて、個別に削除しようとすると、削除できるものもあれば削除できないものもあるという状況でした。また設定画面を開いて、クリアをクリックしても何もクリアにならずに、元のままの状態でした。

--- 一般的な対処法:

タスクビューに表示されるアクティビティの削除方法としては、一般的には以下の手順になります。

20191004-2-2.jpg 20191004-2-3.jpg 20191004-2-4.jpg

1) スタートボタン>設定>プライバシー>アクティビティの履歴 と開きます
2) "アクティビティの履歴を消去する" のところにある "クリア" をクリックします

以上ですべてが削除されることになります。

また個別に削除する場合には、

1) タイムラインビューのツールバーをクリックしてアクティビティの履歴を表示させます
2) 削除したいアクティビティの上で右クリックして、"削除" をクリックします

20191004-2-5.jpg

ただし上記にもあるように、Microsoft アカウントでサインインしている場合には、それぞれのアカウントのアクティビティもあるため、Microsoft アカウントの画面に移行して、アクティビティを削除する必要があります。

その場合には、アクティビティの履歴のところにある "Microsoft アカウントのアクティビティデータを管理する" をクリックして、サインインして、プライバシーのところから ”アクティビティの履歴” のところに入って削除を行います。

20191004-3-1.jpg 20191004-3-2.jpg 20191004-3-3.jpg

今回は、こうした一般的な対処法では、削除ができませんでした。


【アクティビティログのリセット(再構築)】

今回確認した中では、アクティビティの履歴をオフにしても、タイムラインビューの履歴が消えないというちょっとおかしな挙動をしておりました。もちろんPCを再起動したり、高速スタートアップを回避して起動しなおしても改善なしの状態。ということで、いったんリセットして、アクティビティログとなる DBファイルを再構築することにたどり着きました。

--- ファイルはどこにあるのか?:

アクティビティログのDBファイルは以下の場所に記録されております。

Cドライブ>ユーザー>(ログインユーザー名)>AppData>Local>ConnectedDevicesPlatform>cad730cd8db60c08
と開くとある、"ActivitiesCache.db" が DB のようですが、通常、"cad730cd8db60c08" 内にあるファイルはすべて削除対象となるようです。

** ”cad730cd8db60c08” の部分は、PCによって異なるようなので実際にはここに表示されているフォルダを確認してみてください。

20191004-4-1.jpg 20191004-4-2.jpg 20191004-4-3.jpg

今回たまたま参照したサイトと似たような、"cad730cd8db60c08" というフォルダでしたが、自分のPCで見てみると、"353f709aa3360b4c" というフォルダと、"fee4bd027eb029a8" という2つのフォルダがあり、それぞれに、"ActivitiesCache.db" がありどれも更新日時からするとどちらも更新されているようでしたので、リセットすべく自分のPCでは両方のフォルダの中をすべて削除してみました。



--- ActivitiesCache.db ファイルの削除:

削除に当たっては、このDBファイルを参照している Windows のサービスをいったん停止してあげないと削除ができません。

20191004-5-1.jpg 20191004-5-2.jpg

1) タスクバーで右クリックして、タスクマネージャーを開きます
2) サービスタブを開いて、画面下部にある、"サービス管理ツールを開く" をクリックしてサービスの画面を表示します
3) "Connected Devices Platform Services" というサービスを見つけてダブルクリックして開いて、一旦停止します
4) ActivitiesCache.db ファイルを削除します
5) いったんPCを再起動することで、サービスは通常再起動後自動で起動し、再構築されます。もちろん再度サービスを開いて再開しても同様です

** どのサービスを停止したらいいのか?わからない場合には、ActivityCache.dbファイルを削除してみてください。削除しようとすると、"Connected Devices Platform Services" が動いているので削除できませんというメッセージが表示されますので、そこからでもサービス名を確認することは可能です。

20191004-5-3.jpg

ということで、今回自分のPCでもリセットを行ってみましたが....

20191005-5-4.jpg

上記の通りクリアになりました。

便利な機能ではありますが、一度トラブルになったりすると面倒ですね...



<参照>




デル株式会社


デル株式会社
posted by クリック at 07:19| 東京 ☁| Comment(4) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月15日

必要な3Dデータがあれば今のうちにダウンロード

以前に、Remix3d.com が廃止になることをと紹介しました。

20190823-2.png


この廃止をに伴い、Office や、Windows10 の ペイント3Dといったアプリでの動作にもぼちぼち影響が出始めているようです。

基本的に影響の受けるソフトは以下の通りです。

・Office 製品(Word、Excel、PowerPoint)
・ペイント3D
・3Dビルダー
・3Dビューアー

最終的には、2020年1月10日に廃止されてしまう Remix3d.com からの情報を引っ張ってきているので、その部分が、それ以降は使用できなくなります。

Remix3d.com のサイトでは、とりあえず検索などの機能も現時点では問題ないようなので、必要なものがあれば廃止される前に3Dデータをダウンロードするなどしておくことをお勧めいたします。


<参照>




マウスコンピューター/G-Tune マウスコンピューター/G-Tune
posted by クリック at 10:37| 東京 🌁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

Snipping Tool はなくなる予定

一時期、発表された折には話題になりましたが、喉元過ぎれば....ということですっかり忘れられつつあり、あるいは本当にまだご存じではないかともいらっしゃるようなので改めて取り上げさせていただきました。

Windows 7 の時代に登場した キャプチャリング・ソフト "Snipping Tool" ですが、間もなく役目を終えて新しいツールに進化していく予定です。これ自体は、2018年5月に提供された Windows 10 Build 17661 が、Insider Fast に公開された折のブログの中で "A modern snipping experience" として発表されたのが始まり。その後、6月に Build 17704 の時にも、"A note about Snipping Tool" として取り上げられておりました。

RS5 に向けて、Snipping Tool はより進化を遂げて、"切り取り&スケッチ" に Update されるというもの。

現在、Windows 10 Ver.1903 にて、Snipping Tool を開くと....

20190905-2-1.jpg

上記のように、"Snipping Tool が進化します..." というメッセージが表示されます。

"切り取り&スケッチ" を利用するには...

Windowsキー + Shiftキー + "S"

とするだけ。すると画面上部に以下のようなツールが表示されます。

20190905-2-2.jpg

左端から、

・四角形の領域切り取り
・フリーフォーム領域切り取り
・ウィンドウの領域切り取り
・全画面表示の領域切り取り
・閉じる

といったボタンが表示されます。


【"切り取りとスケッチ" の使い方】

では簡単に使い方をご紹介します。

1) Windows + Shift + S で、"切り取りとスケッチ" を呼び出します

20190905-2-3.jpg

2) 例えば今回は、"四角形の領域切り取り" を選択して、キャプチャーしたい場所をドラッグします

3) ドラッグすると自動的にコピーされ、クリップボードに送られます。同時に、画面右下の通知領域のところにもその旨のメッセージが表示されます

20190905-2-4.jpg

4) 通知領域に表示されたメッセージをクリックすると、"切り取りとスケッチ" の画面が表示されて画像の簡単な編集が可能になります

20190905-2-5.jpg

もちろん、コピーされたものはクリップボードにありますので、”クリップボード履歴” が有効になっていれば Windowsキー + "V" で、クリップボード履歴から張り付けて使用することも可能です。


ということで、Windows 10 においては、今後は、"切り取りとスケッチ" にシフトしていきます。Windows7 や Windows8.1 の場合には、Snipping Tool が最後のツールっということになります。

すぐに Snipping Tool がなくなってしまうというわけでもないようですが、いずれは廃止されるもの。Windows 10 を使っていて、あれ? Snipping Tool がない... 何て慌てないようにご注意ください。


<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 01:25| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月25日

広がるUDフォント

新聞やマスコミなどのメディアでもちょくちょく取り上げられるようになったUD(ユニバーサル・デザイン)フォント。

Windows 10 では、Ver.1709(Fall Creators Update)より採用されていて、その後も徐々に増えています。Insider Preview 版だと、Build 16215 から搭載されているのでかなり前からになります。

"UDデジタル教科書体" は、教育現場の要望に応えるべくして導入されたもので、"学習指導要領に基づいた字体・字形を採用し、書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも、太さの強弱を抑え、ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読字障碍)の方に配慮したデザインとなっており、ICT 教育の現場などでの活用が期待されます"("Windows 10 Insider Preview ビルド 16215 でお試しいただける日本語に関する改善点について" より引用)とある通り。

そしてこの利用が実際の教育現場に限らず、様々なところで広がりを見せています。


【UDフォントの導入状況】

20190808-1-1.png 20190808-1-2.png

Ver.1709(Fall Creators Update)

UDデジタル教科書体R(レギュラー)、UDデジタル教科書体B(ボールド)の2種。それぞれに、"等幅(英数半角)"、"P付(英数プロポーショナル)"、"K付(英数かなプロポーショナル)"の3種類、合計6種類のフォントが搭載されました。

UDデジタル教科書体R:
・UDデジタル教科書体 N-R(等幅)
・UDデジタル教科書体 NP-R(P付)
・UDデジタル教科書体 NK-R(K付)

UDデジタル教科書体B:
・UDデジタル教科書体 N-B(等幅)
・UDデジタル教科書体 NP-B(P付)
・UDデジタル教科書体 NK-B(K付)


Ver.1809(October 2018 Update)

UD(ユニバーサルデザイン)フォントとして、Office製品で使いやすい2フォント(6種類)が追加されました。

・BIZ UDゴシック Regular(等幅)
・BIZ UDゴシック Regular(プロポーショナル)
・BIZ UDゴシック Bold(等幅)
・BIZ UDゴシック Bold(プロポーショナル)
・BIZ UD明朝 Medium(等幅)
・BIZ UD明朝 Medium(プロポーショナル)

こちらの ”BIZ UDゴシック" や "BIZ UD明朝" は無料でも提供されていて、Windows 10 をご利用以外の方でも、ダウンロードして利用することも可能です。(無料ですが登録は必要です)

モリサワのサイトを見ていると、いかに様々なサイトで使用されているのかが改めてわかります。

Windows 10 に導入された新しいフォントたち。是非とも活用してみてください。





デル株式会社

posted by クリック at 10:10| 東京 ☁| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月07日

タスクバーの色が白っぽくなってしまった!

Windows Update をしたら、タスクバーの色が白っぽくなってしまった....

20190807-1-1.jpg

Windows Update、すなわち今回のケースでは、Windows 10 May 2019 Update ということになりますが、この Update で強化された機能にダークモードがあります。ダークテーマ自体は、Windows 10 Version 1607(Windows 10 Anniversary Update) から登場していたわけですが、その後どんどん機能が強化されて、今回の Update で、タスクバーの色をはじめとして、一部色設定が細かくできるように変わりました。

よくダークモードとは言ってますが、設定画面にそうした表記があるわけではなく、正しくは、黒:ダークテーマ(ダークモード) 白:ライトテーマ といった具合です。

Ver.1809 から、さらに変わったわけですが、当然デフォルトでは Ver.1809 までの時と一緒のはず。何かの操作で設定が変更されたっていうことなんでしょう。


【設定変更】

何かのタイミングでダークモードに変更したりした場合、元の設定に戻すためには以下の手順で行います。

1) デスクトップ上で右クリックして、"個人設定" を開きます

2) 左ペインから "" をクリックして、”色を選択する” のところでは、"カスタム" を選択します

20190807-2-1.jpg 20190807-2-2.jpg 

3) "既定のWindowsモードを選択してください" のところでは、""。"既定のアプリモードを選択します" のところでは "" を選択します

20190807-2-3.jpg

これで従来の、Windows 10 の既定値に戻ったことになります。

通常は、Update しても、Ver.1809 の時の設定が引き継がれているはずで、ダークテーマや、ライトテーマにはなっていないはずです。

Mac でダークモードが始まったかと思えば、Windows でも、また Office の各アプリでもダークモードがあったりと、世の中、ダークモードが流行してますが、私自身はダークモードはあまり好きじゃないので使ってません。

目に優しいとか、電気代が安くなるとかいろいろ言われてはおりますが....



<参照>






HP Directplus オンラインストア


posted by クリック at 23:50| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月02日

Intel Rapid Storage Technology エラーがでる場合の対処法

Windows 10 May 2019 Update Ver.1903 において、Intel Rapid Storage Technology (以下 IRST) の一部バージョンを搭載しているPCで、Updateの際に、"Intel(R)RSTドライバのバージョンを15.5.2.1054以降" に更新する必要があるというメッセージが出て、Update ができないというトラブルが発生しています。

MSコミュニティでも多数寄せられているこの不具合。

docs.microsoft.com の中でも既知の問題として以下のように紹介されております。

20190731-1-1.jpg 

さてでは、この具体的な対処法はどういう形になるのか?

20190731-1-2.jpg

先日より公式な対処法として、SWAYを通じて具体的な更新方法が、"Intel Rapid Storage Technology エラーがでる場合の対処方法" として紹介されておりますので、Update については、こちらを参照の上、試すとよさそうです。



<参照>




富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART


富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART

posted by クリック at 11:49| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月31日

MS-IME の句読点の設定が、Wordなどに反映されない Part.2

数日前に、取り上げた以下のIMEの句読点の問題。


Windows 10 May 2019 Update に更新されてから再発していたものですが、もちろんこれだけではないわけですが、こちらの不具合の修正がかかった修正プログラムの提供が開始されました。

20190730-1-1.jpg 20190730-1-2.jpg

ただし、Windows Update を開いて、"更新プログラムのチェック" ではインストールされないようで、"追加の更新プログラムがあります" のところから "今すぐダウンロードしてインストールする" をクリックする必要があるようです。

ただし本更新プログラムインストールの後、一度、ストアアプリ版の Office をリセットする必要はありますのでご注意ください。


【KB4505903について】

"Hilights" を見てみると...

再起動後にWindows Helloの顔認識が機能しなくなる問題を更新
・Microsoft Edgeで、横向きおよび縦向きのページを含むPDF文書を正しく印刷できるように修正
・スリープまたは休止状態から再開した後にディスプレイの明るさを変更できないという問題を更新
などなど様々な更新がかかっています。

また、"Improvements and fixes" のところでも、多岐にわたっての品質改善が加わっております。

ただし、Windows Sandbox の起動に失敗するなど、既知の問題もあるようなので、詳細は、"July 26, 2019−KB4505903 (OS Build 18362.267)" を直接ご確認ください。




<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-


HP Directplus -HP公式オンラインストア-

posted by クリック at 07:38| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月02日

Windows 10 19H2 の配信がスタート!

Windows Insider Slow Ring ユーザーに向けて、この秋更新予定の 19H2、Windows 10 Ver.1903(18362.10000) の配信がスタートしました。

20190702-2-0.jpg

Windows 10 May 2019 Update Ver.1903 (18362) については、また一部のユーザーに対しては Update も提供はされておりませんが、大方のユーザーに対しては、手動による Update が可能になっておりました。

それにともない、この秋に予定されている 19H2 の Windows Insider Slow Ring ユーザー向けの提供日がいつになるか? その関心も高まりつつある状況でしたが、本日ブログ上でも情報が公開され、提供がスタートしました。

20190702-2-1.jpg

現在私のところも Update 中なので、内容などについては、後日改めてご紹介させていただきますが、取り急ぎ、Update の提供が開始されたという第一報をお届けいたしました。

【更新】

20190702-2-2.jpg

Update が完了し、Ver.1903(18362.10000) となりました。ここまではとりあえず、エラーらしきものはなく正常に完了しています。


<参照>




HP Directplus -HP公式オンラインストア-


HP Directplus オンラインストア

posted by クリック at 12:20| 東京 ☔| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月26日

Windows 10 May 2019 Update がまだできないケース

Windows 10 May 2019 Update の配信が開始されてしばらくたちますが、みなさんはすでに Ver.1903 May 2019 Update に更新されていらっしゃいますか?

20190626-1-1.jpg

配信がスタートして、すぐに手動で更新された方もいらっしゃるでしょうし、あるいは、まだだよ?という方もいらっしゃるかもしれませんね。

"Windows 10 の更新履歴" のところでは、”Windows 10 Version 1903 および Windows Server Version 1903 の更新プログラム” のところで、"通常何もする必要ありません! 自動更新を有効にしている場合は、新しい更新プログラムが利用可能になった際に自動的にダウンロードされ、インストールされますので、何も考える必要ありません" とありますので、自動更新の状態で、今か今か?とお待ちの方もいらっしゃるのかもしれません。

20190626-1-2.jpg

"Windows 10 の更新履歴" のところには、"Windows Version 1903 および Windows Server Version 1903 の現在の状態" という項目があって、ここに貼られているリンクをたどっていくと、現在の状況が確認できます。

さて、では実際に自分のPCで、Windows Update の画面を見てみると....

20190626-2-1.jpg 20190626-2-2.jpg

PCによって、左のようなケースと、右のようなケースがありました。

左のようなケースは文字通りいつでも手動で Update していいよ?という意味ですので、"Windows 10、バージョン 1903 の機能更新プログラム" のところにある、"今すぐダウンロードしてインストールする" をクリックすれば OK です。

20190626-2-3.jpg

しかし、右のケースでは、説明にも "お使いのデバイスでは、まだ準備が完了していません" とあるように、まだ Update がやってはいけないケースになります。

20190626-3-1.jpg 20190626-3-2.jpg 20190626-3-3.jpg

"Windows 10, version 1903 and Windows Server, version 1903" の中の、既知の問題のところで、上記の画像にあるような問題が現在も対応中です。うちのPCのこれのどれかが引っかかっているっていうことなんですね。

Resolved:解決済み
Mitigated:緩和されました
Investigating:調査中

いずれ問題がクリアになれば、

20190626-2-1.jpg

という表示に変わるのでしょうから、それまで無理に Update しないでお待ちください。

5月27日付のブログでは、併せて Windows 10 Ver.1803 のサポート終了のお知らせもアナウンスがありました。

Windows 10 Ver.1803 は、2019年11月12日にサービスが終了になります。Ver.1803 以前のものをご利用の場合には、Window 10 May 2019 Update Ver.1903 にしないとしても、少なくとも、Ver.1809 にアップデートする必要がありますので、ご注意ください。


<参照>



デル株式会社


デル株式会社

posted by クリック at 12:47| 東京 ☀| Comment(0) | Windows10 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする