Microsoft 365 などは、このブログでもちょくちょく取り上げるので周知のことなんですが、一太郎やATOKといったジャストシステムの製品って毎年購入して更新している割に利用頻度があまりないので、ふと気が付くとどうだったっけ? っていうことが多いので、備忘録としてブログに残しておくことにしました。
【一太郎は、1ユーザー・1台】
ではまず、日本語ワープロといえば "一太郎" ということで、ジャストシステム社の主力製品とも言える「一太郎」から。
ちょうど、2024年2月9日に、「一太郎 2024」が発売されたので、これが最新バージョンになります。
サポートFAQのページ「複数のコンピューターにインストールして使用したい」にもあるように、"1ライセンスにつきインストールできるコンピューターの台数は、1台のみ" となります。
ただし、"1人のお客様(法人の場合は特定の従業員1名)が、同時に商品を使用しないという条件のもと、その人だけが使用するコンピューター 3台までであればインストールしても問題ありません" とあり、個人のユーザーであれば、自宅のデスクトップPCに入れて、外出時に使用するノートPCにもインストールしておいて、どちらか一方を使う... というのであれば問題ないようです。
--サポート状況:
一太郎のサポート期限は以下の通りになっています。
一太郎2024 ⇒ 出荷終了日より1年後または、発売日より3年後のどちらか遅い期日
一太郎2023 ⇒ 2026年2月10日
一太郎2022 ⇒ 2025年2月10日
一太郎2021 ⇒ 2024年2月5日
ということで、一太郎2021が、一太郎2024の提供開始とともにサポートが終了していますので、それ以前のバージョンはすべてサポート対象外となります。
【サブスクリプションとなるATOK Passportは?】
さて、もう一つが ATOK。一太郎には、ATOK という日本語入力システムがついてきます。現在はサブスクリプション形式の ATOK Passport になりますが、一太郎の新しいバージョンを購入するとそのサブスクリプションがまた更新されて引き続き1年利用できるようになります。
一太郎を購入しないで、ATOK Passport のみ更新して利用することも可能です。
「ATOK (Tech Ver.34)(サポートFAQ)」の "ATOK Passportを別の本体でも使用したい" によれば、"本製品を使用される方がお客様ご自身のみに限られている場合は、同時に使用しないという条件で、お客様のみが使用するWindows、Mac、Android、iOSの機器計10台を上限としてインストールすることができます" とあるので、やはり同時に使用しないという条件であれば、インストールはできるようです。
ATOK Passport の画面にはいってみると、上記のような感じでライセンスが管理されておりました。ほかのデバイスにインストールした場合には、使用開始にあたっては、都度、有効化の手続きが必要なようです。
-- ATOK 利用について注意が必要な点:
Windows、Mac、Android、iOS と幅広く対応しているATOKではありますが、最新バージョンの場合「Windows 10 32bit(x86)環境にATOKがインストールできない」32ビット版の Windows 10 は動作保証対象外になるようです。「ATOK for Windows(Tech Ver.34)以降、各種ツールを含め、ATOK Passportに搭載するアプリケーションを64bit化しました」という理由とのことです。
-- そのサポート対象:
ATOK 2017などの年号の入った古い製品から、ATOK Passport まで様々な製品があるわけですが、ATOK Passport については、常に最新バージョンのみがサポート対象になります。
ATOK のサポート情報を検索していくと、現在サブスクリプション版として提供されている ATOK Passportの他にも、ATOK for Windows 月額版など様々な製品があることがお分かりいただけると思います。富士通のPCだったりすると、ATOK 2017 がプレインストールでついてくるケースもありますよね。
基本的には、ATOK 2017 は、2020年6月28日にサポートが終了しております。(「ATOK 2017 for Windows」)
なので現在サポートされているのは、
- ATOK Passport
- ATOK for Windows 月額版
- ATOK for Mac 月額版
の3製品のみですべてサブスクリプション形式のものになるので、最新版のみが、サポート対象となります。
<参照>