2024年11月27日

Outlook の新機能と今後について

先般、シカゴで開催された Microsoft IGNITE も盛況のうちに終了。その中で、Outlook チームから発表された今後の Microsoft Outlook についての情報が、TechCommunity の Outlook Blog にて公開されています。

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Outlook(new)の大きなインパクトのあるアイコンがどかぁ〜んとトップに据えられて、Outlook(new)にこれまでに追加された新たな機能とともに、今後 2025 年に向けて、Microsoft Outlook/Outlook(classic)がどう Outlook(new)にシフトさせていくのか?といったことにも触れていますので非常に参考になるわけですが、あいにく情報は英語で発信されているのが現状です。

もちろん、Microsoft Edge の翻訳機能を利用すれば、日本語化してご覧いただくこともできますが、Exchange & Outlook サポート チームのブログの中でも、翻訳版が投稿されておりましたのでご紹介させていただきました。

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  • Copilot を利用した会議の管理
  • 新たなメールの作成方法
  • 新しい Outlook for Windows の新機能と今後の展望 など
特に「新しい Outlook for Windows の新機能と今後の展望」のところでは、今後、Microsoft Outlook / Outlook(classic)が Outlook(new)にどうシフトしていくか?といった点についても紹介されています。

英語だしなぁ〜と躊躇されていた方は、Exchange & Outlook サポート チームのブログを是非ご参照ください。


<参照>



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2024年10月28日

フォルダ表示をリセットする

Microsoft Outlook 「あるいは outlook(classic)」をご利用のケースで、先日アカウントのメールアドレスの配下に「受信トレイ」という項目がないPCを拝見しました。Microsoft Home &Business 2019 が導入されているPC。なので、Outlook 2019 ということになります。

これまでに受信したメールもきちんと表示されるものの、アカウント名の下にない「受信トレイ」... どこへいってしまったのか?

今回はそんな時の対処法についてご紹介いたします。


【どうしてそんな事態になるのか?】

具体的にどうなったらこうした症状になるのか? そのあたりははっきりとは言えませんが今回のケースでいうと、Outlookを起動中に応答しなくなったため、PCを強制終了し再起動。

その後、Outlookを起動するとセーフモードでの起動を要求されるようになり、セーフモードを選択しだましだましご利用だったようです。そしてある時気が付いたら、すでに「受信トレイ」がなかった...

そんな状況だったようです。

Outlook が応答しなくなった... その段階ですでに問題は発生していたのかもしれませんし、またその時、いきなりPCを強制終了してしまうよりは、まずはタスクマネージャーなどで Outlook だけ終了できればよかったのかもしれません。


【コマンドラインによる修復】

では早速その修復方法をご紹介していきましょう。

今回は、そのフォルダ一覧から、「受信トレイ」が消えてしまった... という例になります。

1) まずは、Outlook が起動中であればいったん終了してください
2) 続いて Windows キー+"R" として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを表示します
3) "名前" のところに、「outlook.exe /resetfolders」と入力し、"OK" をクリックします

以上で、フォルダ一覧がリセットされて、Microsoft Outlook が起動してきます。

今回のケースは、こうしたコマンドラインスイッチを利用して、フォルダ一覧をリセットしたことで無事回復いたしました。


【コマンドラインで修復可能なその他のトラブル】

先ほどは、Microsoft Outlook の事例でご紹介していますが、Microsoft Office 製品には、様々なコマンドラインスイッチが用意されています。そうしたものを利用することで、トラブルの解決に至るケースも多々あるのでぜひ活用したいですね。

Microsoft Office 製品のコマンド ライン スイッチ」では、Word、Excel、PowerPoint、Access といった Office の各スタンドアロンアプリで利用可能なコマンドラインスイッチが紹介されています。

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これ以外にも、タスクの二重表示などの問題の解消には、「/resettodobar」といったスイッチが、ビューの設定をリセットしたい場合には「 /cleanviews」、オートコンプリートのキャッシュの削除には「 /cleanautocompletecache」といったように様々なスイッチが用意されています。

Office製品のトラブルの際には、今回ご紹介しているようなこうしたコマンドラインスイッチを利用して、修復をかけてみるのは一つの有効な手段でもあるかと思います。


<参照>




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2024年10月17日

これまで利用していた メールアプリが、outlook (new) に変わってしまった

このところ outlook (new)  関連の投稿が増えていますが、それだけに多様な相談が多いってことなのでご容赦ください。

さて今更ながらですが、すでにご存じの方も多いかと思いますが、Windows 10 や Windows 11 に搭載されていた「メール」アプリは、2024年中に完全に「outlook (new)」に移行されます。

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おそらくちょっと前までは、起動すると上記のような黄色いバーがトップに表示されていたかと思います。


そして昨今ではメールアプリを開いても、自動的に メールアプリは終了し、「outlook (new) 」が起動してくるようになった.... そんな方も多いのではないでしょうか?

ちなみに上記の画像は、2023年にご紹介した記事のものです。それからすれば、もう1年以上前から告知されていたわけですね。

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その後、outlook (new) もベータ版から正式版としてリリースされるようになりました。

もっとも正式版といっても、まだまだ完全にすべての問題をクリアしているわけではないので、いろいろ問題もあったりします。今後、追加される予定の機能もあれば、今後のフィードバックをもとに改善されていくものもあるのでしょうね。

そして「Windows メール、予定表、連絡先が Outlook になります」にもありますが、2024年もあと2月半となった今、

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メール」アプリを起動しても自動的に終了して切り替わって、「outlook (new) 」が起動してきて、上記のような画面が表示されます。

仮にこれまで「メール」アプリに、POP形式 や IMAP 形式などで設定されていたアカウント設定などの情報は引き継がれるわけではなく、ここで画面に従ってアカウントを設定しなおさないといけなくなるわけです。


【あと戻りできない】

とりあえず 「outlook (new) 」の設定を回避して、メールアプリに戻ろうにも、この画面になってしまうとあと戻りすることもできません。

Microsoft アカウントなどでサインインしていたりすると自動的に Microsoft アカウントの情報を引っ張ってきて、メールアドレスに表示されますので、そのまま設定すれば、とりあえずは設定を完了することも可能です。

ただし POP や、IMAP で設定されていた他社のアカウントについては設定しなおす必要が出てきます。

-- Microsoft アカウントをお持ちであれば...

この画面になってしまうと、そのまま終了して再起動しても同じ画面がでてくるので、堂々巡りになってしまいます。なので先ほどもちらっと触れたように、もし Microsoft Office 製品などをお持ちで、Microsoft などが発行するアカウントをお持ちであれば、いったん Microsoft アカウントで設定してしまうのが一番早い回避策になります。

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いったん設定が終わって起動してしまえば、設定(歯車のアイコン)をクリックして「設定」画面を表示、

全般 > Outlook について と開いて、「今すぐメールを開く」をクリックすれば、元のメール画面に戻ることが可能です。

しかし上記の右側の画像にもあるように戻せるのは現時点でのみのもの。今後も元に戻せるわけではありません。

また今、手元の環境で確認する限りでは、元に戻してもいったん終了して「メール」アプリを起動すると、また自動的に 「outlook (new)」に変わってしまうようですね。

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にもありますが、2024年12月31日をもって Windows メール予定表のサポートが終了するので、来年にはまた自動で Outlook (new) に切り替わってしまい、その後はもう元に戻すこともできなくなります。

なのであと2か月半後に同様な状況になるのであれば、せっかくですから、Outlook (new) への移行。あるいは、Thunderbird などの他のアプリへの移行をしっかり考えて対応したほうがいいのでしょうね?


<参照>



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2024年10月11日

Outlook for mac  でファイルが添付できない

Outlook for mac において、現在メールにファイルを添付できないトラブルが発生中のようです。

対象製品と、対象OSは以下の通りとなっています。

対象製品:Outlook for Microsoft 365 for Mac
対象OS: macOS Sequoia

症状:
メールにファイルを添付しようとしても何も起こりません

回避策:
現在調査中とのことで、現時点では再起動を試すぐらいで、それ以外に有効な回避策は提示されておりません。もしそれでもダメな場合には、一時的に、Outlook for the web をご利用いただく必要があるようです。


順次情報が公開されましたらご紹介させていただきますが、現時点でまだこうしたトラブルが発生していることのみご報告させていただきます。
他の macOS ‘あるいは、Outlook 2021 や Outlook 2024 などでも発生するかどうかは不明です。


<参照>




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2024年09月30日

新しいOutlook のデータの保存先は? Part 2

以前に、「新しいOutlook のデータの保存先は?」な記事をご紹介しました。POP であろうと、IMAP であろうと基本的にはローカルPCにはデータが保存されないこと、ただしその一方で、オフライン作業が可能なように対応しつつあることをご紹介しました。そして今回その続報として、Part 2 としてご紹介させていただきます。


【データのエクスポート】

この中で「【データはどこ?】」のところで、メールボックスのデータはエクスポートできることについてもご紹介いたしました。

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そこで試しにエクスポートして、数日後、右のようなメールが届きました。ダウンロードが可能ですよ?というもの。そしてそれには一応有効期限が設定されていて、今回は、10/1となっていました。それまでにダウンロードしろってことなんですね。

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ダウンロードしてみると PSTファイル(Outlookデータファイル)がダウンロードされましたので、あとはこれを Microsoft Outlook に取り込んで、確認しろってことのようです。ただし残念ながら現在のところ "PST" ファイル は、新しいOutlook「Outlook(new)」では利用できません。なので、PST ファイルがあっても現段階では、Outlook (classic) がないと内容は確認できません。

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Microsoft 365 ロードマップによれば、2025年3月には、インポートなどができるようになる予定のようです。



【オフラインで利用】

新しいOutlook「outlook (new)」のオフラインでの利用について補足させていただきます。

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新しい Outlook for Windows の使用を開始する」の中で、「オフライン作業」と言うところで説明がありますが、新しい Outlook の場合、あくまでも "アプリが既に実行されていてオフラインになっている場合にのみサポートされます" ということで、最初からオフラインでも受信トレイが確認できるということではありませんのでご注意ください。

そしてオフラインで利用可能な項目も上記サイトにあるとおりです。また今後の予定も同ページに表示されていました。

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今後 フィードバックなどを通じて、こうしたオフライン作業のあり方も、変わっていくかもしれないので、現時点ではオフラインになったときのデータファイルがどこにあるのか?も確認はできませんでしたが、今後 何か動きがあったら改めて取り上げたいと思います。

っていうことで、今回は、先日ご紹介した続きで、エクスポートでダウンロードできるデータファイルについてご紹介いたしました。


<参照>




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2024年09月29日

先進認証に対応したメールクライアント

これまでにも何度か取り上げていますが、 outlook.com などの Microsoft が提供するメールアカウントについて、基本認証の廃止とともに、先進認証に対応したメールクライアントでないと利用できなくなりました。

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では、先進認証に対応したメールクライアントってどんなものがあるのか? 上記サイトの中でも紹介されてはいますが、改めて確認してみました。

-- Microsoft のサイトで紹介しているもの:
  • Microsoft Outlook 2021/365「outlook (classic)」 → 対応接続方法:Exchange
  • 新しい Outlook「outlook (new)」 → 対応接続方法:Exchange
  • Thunderbird(バージョン78以降) → 対応接続方法:IMAP + OAuth2(認証方式)
outlook (classic) の場合には、POP/IMAP は 先進認証非対応 なの Exchange 以外に選択肢はありません。


-- その他のメールクライアント:

もしかしたらあげればきりがないのかもしれませんが、いくつか調べてみたところ、以下のようなアプリの利用が可能なようです
  • Apple Mail (macOS 10.14以降) → 対応接続方法:Exchange
  • Becky! Internet Mail(v2.75.02以降) → IMAP + OAuth2(認証方式)
  • 秀丸メール → IMAP + OAuth2(認証方式)
  • メールアプリ (Android, iOS) → 対応接続方法:Exchange
プロトコル としては、いずれのケースも 「POP」 はサポートされないので、「IMAP」として、認証方式 としては「OAuth2」を選択することで利用が可能になります。

macOS 搭載の Mail アプリや、モバイルデバイス向けのメールクライアントの場合には、やはり Exchange としてアカウントの再設定が必要になります。POP や IMAP はご利用いただけません。


の中でも、「OUTLOOK クライアントが POP および IMAP の OAuth をサポートする予定はありません」や「 POP または IMAP を使用して Outlook.com に接続するように Outlook が構成されている場合、OAuth はサポートされていません。 つまり、Basic 認証が完全に非推奨になると、接続されなくなります」とあります。


-- その他:

メールクライアントではありませんが、調べていたらちょっと面白いものも...

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まだ実際にどこまで利用可能なのか?どうかまでは確認してませんが、"GmailのOAuth2に未対応のメールソフトやシステムの継続利用を可能にする メール中継アプリケーション" ということで、「O2Popper」なんていうアプリを利用して中継して現行のアプリで利用できるようにする... そんなものもあるようでした。


Github でもソースコードも公開されているようです。一応こういうものもあるようですね... ということで、あくまでも参考まで。


【Google アカウントも同様】

さてこうして、OAuth2 のことを確認していたら、実は Google の Gmail も、2024年9月30日をもって、完全に先進認証のみをサポートするようになることを改めて確認。outlook.com などの Microsoft のメールアカウントばかりじゃないわけですね。OAuth への移行は、outlook.com よりも、Gmail の方が先に進んではいました。

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Microsoft の outlook.com などのメールアカウントばかり気にしてましたが、Gmail も、2024年9月30日 までで、それ以降は OAuth2 に対応したアプリを使用してアカウントの再設定が必要になります。

メールクライアントに Gmail のアカウントを設定しているケースはもとより、モバイル端末に Gmail のアカウントを設定している場合には注意が必要です。

Android系のスマホで Google の専用のアプリなどで Gmail を使っている人は問題ないと思いますが、iPhone や iPad で、Mail アプリを利用して Gmail にアクセスされている方は、認証エラーになるケースも出てきますのでご注意ください。


<参照>




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2024年09月16日

新しいOutlook のデータの保存先は?

これまで何度か Windows 10 や Windows 11 に搭載されているメールアプリが、新しいOutlook(「Oultook(new)」)に代わっていくことについてはこのブログでも何度もご紹介しております。

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また先月ご紹介した「New Outlook for Windows が本格的に始動....」の中では、Microsoft Outlook(「Outlook (classic)」)も含めて今後のロードマップなどもご紹介させていただきました。

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さてそんな Windows 10 や Windows 11 に搭載されていたメールアプリも順次 新しいOutlook に代わり、おそらく現在はメールアプリのアイコンをクリックしても、新しい Outlook が起動してくる... そんな方の方が多いのかもしれませんね。上記のような画像も、最近ではすっかり見ることが少なくなってきました。

一応現在は、POP形式にも対応しつつあるので、従来からご利用のアカウントをPOP形式で設定されている方もいらっしゃるかもしれません。


【データはどこ?】

Microsoft Outlook/Outlook(classic) を使った経験のある方なら、Microsoft Outlook については、POP形式でアカウントを設定した場合には、「PST」(個人用データファイル)がドキュメントフォルダの "Outlookファイル" というフォルダに作成されてデータはそこにあるのでこれをバックアップしておけばいいわけですが、では、新しいOutlook/Outlook(new)てどこにデータが保存されているのか?気になりますよね?

-- デフォルトでは データは PC には保存されていません:

新しいOutlook の設定画面から、全般>プライバシーとデータ>メールボックスをエクスポート にもありますが、「Outlook のメール、予定表アイテム、連絡先はすべてメールボックスに保存されています」とあるように、クラウド上に保存されています。

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ただしどうもこの8月になってフェーズ1 として、この「オフラインの機能」について制限付きでロールアウトが始まったようです。
なので、 全般>オフライン を開くと、オフラインで利用するためのデータの保存を選択できるようになっておりました。保存可能な内容などの詳細は、「New Outlook Working Offline Phase 1: Rolled Out with Limitations」をご参照ください。

また仮にオフラインでご利用中に、Copilot など他のツールクリックすると、当然ながら警告のメッセージが表示されるので注意も必要です。

オフラインでのニーズには対応しつつあるようです。ただしMicrosoft 365 Roadmap にもありましたが、現状では、あくまでもオフラインでの利用は、アプリが起動して既に実行中にオフラインになったときのみサポートされるだけのようです。

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[メールアプリ] メールを保存する方法を教えてください」(富士通)などのページを見るとまだこの点について展開される前のものなので、「メールアカウントの種類(POP、IMAPなど)にかかわらず、メールサーバーにあるメールを同期して表示しています」とありますが、この状況はちょこっとだけ変わりつつあるようです。引き続き今後の動きに注目しておく必要がありそうです。


--データのエクスポートは可能:

さてそんなクラウド上に保存されているメールなどのデータですが、一応、エクスポートしてバックアップは可能です。ただし、「この処理には最大4日かかることがあります」なんてありますので、ちょっと考えものですね。また準備ができた段階でメールで連絡が来るので、そのメールのリンクを経由してデータをダウンロードすることになるようです。

設定>全般>プライバシーとデータ>メールボックスをエクスポート

と開くと「メールボックスをエクスポート」というボタンがありますので、こちらから行います。


【どうしても メールアプリに戻りたい】

とりあえず、そんな 新しいOutlook ではありますが、現段階ではまだ「メールアプリ」に戻すこともできるので、一応ご紹介しておきます。

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  1. 新しいOutlook の上にある「設定」(歯車のアイコン)をクリックして設定画面に移行します
  2. 左ペインの "全般" をクリックし、"Outlookについて" をクリックすると、「Windows メールと予定表に戻る」という項目がありますので、「今すぐメールを開く」をクリックします
  3. フィードバックの画面が出ますが、スキップすることもできますので、そこを進めば、従来の メールアプリに戻ります

ただしロードマップにもありますが、今後完全にメールアプリは使えなくなって、新しいOutlook に移行されますので、現在はまだ戻せますが今後は戻せなくなりますし、メールアプリを使用していても強制的に 新しいOutlook に移行されることになるのでご注意ください。


<参照>




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2024年09月06日

Microsoft Outlok が「Outlook (classic) 」という表示にならない

新しい Outlook が正式にリリースされたことで、本来であれば、スタートボタンを押して "すべてのアプリ" と開いたときに表示されるメニュー画面には、以下のように Office ファミリーの Microsoft Outlook が入っているPCであれば、「Outlook(classic)」と並んで、「Outlook(new)」と表示されるようになっているはずです。

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しかし一部のパソコンでは、Microsoft Outlook の表示が、「Outlook」のままで変わっていないという症状が発生しているようです。

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[スタート] メニューの Outlook アイコンが Outlook (クラシック) に更新されない」によれば、この表示自体は、2024年7月以降こうした表示に変わったもので、"Outlook バージョン 2407 以降で使用可能" となったもののようです。

ただし一部環境ではこれがうまく適用されず旧来のままの表示の状態になっている例があるようです。


-- 回避策:

本来であれば、Ver.2407 が適用されると "新しい [Outlook (クラシック)] アイコンが ProgramData フォルダー" に表示され、スタートメニューのプログラム名のところも正しく変更されるはず。

C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs

上記のパスをコピーしてエクスプローラーのアドレスバーに貼り付けると表示されたウィンドウには、古い Outlook のショートカット表示されます。これを削除すると、正しい  "Outlook(classic)" が表示されるようです。

手元の環境では特に問題なくきちんと表示されているので確認できませんが、Microsoft Outlookが起動しないというわけでもなく、表示上だけの問題なので模式になるようであれば一度MSのサイトに公開されている情報を参考にアイコンの再構築をお試しください。

** 一応、Webサイト上では削除して、再起動すれば正しいアイコンが再構築されるとはありますが、念のため、削除ではなくいったんデスクトップなどにアイコンを移動する形でお試しいただくことをお勧めいたします。また移動したら、必ずPCの再起動をかけてください。


なお、Outlook for Windows に関しては、現在一部の環境で以下のような問題も発生しているようです。


こちらも、手元の環境では全く問題ないので、すべての環境で発生するものでもないようですが、MS側では問題を把握しているようですので、現在調査中となっていますので、今後の情報の更新をお待ちください。

最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策」では、現在MS側で把握している様々なトラブルおよびその回避策が紹介されていることがあります。
何か?更新後におかしいことがあれば、一度確認することをお勧めいたします。


<参照>




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2024年09月01日

新しい Outlook が音声入力に対応

新しいOutlook と Outlook for the web で、ディクテーションの機能を利用した音声入力に対応。リリースがスタートしています。

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US時間2024年8月29日付けで投稿されたMicrosoft 365 Insider の TechCommunity Blog に投稿された情報によれば、今回搭載されたOutlookのディクテーション機能により、入力する必要をなくし、音声コマンドで人工知能(AI)の力を利用して、メッセージを簡単に伝えることができるようになるようです。

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左:Windows 10
右:Windows 11 Canary Channel

新しい Outlook 自体は、8/31付けでも更新が来ていたので、このあたりでこの機能が展開され出してきたようですが、現在手元の環境では、Canary Channel の Windows 11 配下の New Outlook では、すでに利用できるようになっていましたが、通常の最新チャンネルの Windows 11 や Windows 10 の New Outlook 上では、メニューとしては追加されていましたがまだ利用できる状況ではないようでした。


【Canary Channel の Windows 11上では利用可能に】

現時点で唯一利用できる手元の環境が、Windows 11 Canary Channel のPCなので早速起動してみました。クラシックOutlook や Outlook for mac 向けについてはサブスクライバーしか利用できないこの機能ですが、新しい Outlook や Outlook for the web では利用可能になっています。

-- 音声入力の手順:

1)  新しいOutlook を起動し、新規メッセージ作成画面を表示し、メッセージ入力する部分でクリックして、カーソルをアクティブにしておきます。【...】> ディクテーション とクリックします

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2) 音声入力ツールバーが表示され、ディクテーションの開始をクリックし、そのまま音声入力を試してみると... ご覧のように英語が入ってしまいました

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3) 改めて、音声入力のツールバーより、設定(歯車のアイコン)をクリックして確認してみると、英語になっていましたので、日本語に変更し、設定を保存

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4) 正しく日本語入力できるようになったことを確認いたしました

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まだ出始めなせいなのか?言語設定が、新しいOutlook の設定に合った形でデフォルトにならないようです。
とりあえずフィードバックしておくことにしましょう。この辺りは変更すれば問題ありません。

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Windows Insider 以外のPCだと、Windows 10 でも、Windows 11 でも 上記のように メニュー自体は追加されているだけにとどまっております。こちらについてはいずれ時期が来れば有効になるのでしょう? 順次展開されているでしょうから、また使えない方は、今しばらくお待ちになってみてください。


【Outlookと音声入力】

Microsoft Outlook での音声入力については、「Outlook でメールをディクテーションする」の中でも紹介されていますが、Microsoft 365 のサブスクリプションのユーザーであれば、Windows / Mac を問わず利用可能になっています。

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-- Microsoft Outlook(クラシックOutlook)での音声入力:

Windows 10 上であろうと、Windows 11 上であろうと、さらには Mac 上であろうと利用可能です。

1) Windows の場合:

【...】> ディクテーション と開くと同様に音声入力ツールバーが表示されます。そしてこちらは最初からきちんと言語設定も日本語でした。

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2) Mac の場合:

Microsoft Outlook を起動し、新しいメッセージの作成画面を表示します。ツールバーに、マイクのマーク(ディクテーション)のボタンがありますのでクリックすると起動します。

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こちらも言語設定などは変更しなくても、デフォルトできちんと日本語入力出来ていました。


なおこれ以外にもさらにUS時間8月30日付けで Outlook チームからも、「Accessibility and Usability Improvements in the new Outlook for Windows」なブログがアップされていました。

音声入力だけではなく、スクリーンリーダーなどのインテリジェントな拡張機能などについても紹介されていますので、一度直接アクセスしてご確認になってみてください。


<参照>






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2024年08月09日

New Outlook for Windows が本格的に始動....

これまで、Windows 10 や Windows 11 のメールアプリに変わるものとして New Outlook が Windows 向けには提供されていましたが、POP アカウントには対応していない、Microsoft Outlook(Classic Outlook) の PST ファイルの取り込みができないなど、様々な問題も抱えていて、なかなかその移行が進んでいませんでした。

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但し、その一方で着々とすすむ New Outlook への一本化。スタートメニューを覗くと、先日から「Outlook(new)」と「Outlook(classic)」と言った表示に変わり、さらにWindows 11 では「Outlook(new)」のアイコンからは、"New" が消え 新たな "Outlook" としてスタート致しました。(Windows 10 は相変わらずのようです)

Classic Outlook から、New Outlook への移行も含め、Outlook チームからは本格的にその移行の手続きに進むことが明らかになりました。

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【今後のタイムラインを公開】

US時間8月1日に公開された「Built for today, designed for the future - The new Outlook for Windows is ready when you are」の中では、2022年5月に New Outlook(プレビュー版)が公開され、2023年9月までには一般向けアカウントにも公開されたことからふれ、そして今後の移行に当たってのタイムラインも公開されました。

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公開されていたタイムラインに、赤字で日本語でもわかるようにしてみました。このブログの中でも、New Outlook については紹介されていますが、「新しい Microsoft Outlook for Windows | Microsoft 365」や「最新の Outlook for Windows をご利用ください」あたりをご覧いただいても同様なので詳細はこちらをご参照ください。

そしてこうした魅力を紹介した上で先日公開されたのが「New Outlook for Windows: A guide for Delegates – part 1」。つまり New Outlo利用のためのガイドの Part 1 です。

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ここでは、
  1. トグルを切り替えれば New Outlook への移行ができること
  2. リボンのカスタマイズについて
  3. 設定の管理について
  4. 共有カレンダーの表示について
  5. 共有/委任カレンダーの追加について
  6. 共有/委任されたメールボックスとフォルダの追加と表示について
紹介されています。

そしてさらに、US時間8月6日付けで公開されたのが第二弾となる「New Outlook for Windows: a guide for Executive Assistants and Delegates – part 2」。

こちらでは、Microsoft Teams との連携や、イベントのスケジュールなどについて紹介されています。
  • 対面式のイベントをリクエストが可能になること
  • スケジュールアシスタントで出席者のタイムゾーンとスケジュールラベルを表示可能になること
  • 新しいOutlookでは、すべての会議がデフォルトでオンラインになること
  • 会議の招待状を受け取るユーザーに出席者リストが表示されないようにすることができるようになったこと などなど
このほかにもカレンダーとの連携などの様々な機能が紹介されております。

なお New Outlook for Windows については、当然ながら日本語のサイトもいろいろありますので、そちらの情報もご参考ください。



【ロードマップには】

Microsoft 365 のロードマップを見てみると、Outlook(classic) から Outlook(new) に移行する上での、気になるところもどんどん公開されています。

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気になる、PST ファイルの扱いとか情報が随時更新されています。

なのでぜひ Outlook の Microsoft 365 Roadmap も時にチェックしていただくことをお勧めいたします。

Outlookチームのブログにはこの記事を書き始めて、バタバタしているうちに、「New Outlook for Windows: a guide for Executive Assistants and Delegates – part 3」まで公開。ちょうど書き始めた時には、Part 1 の記事が紹介されて、取り上げなくっちゃなぁ?と思っていたら、いつの間にか? Part 2 が、そしてあれよあれよという間に、Part 3 が公開。

もう本当に追いつかないですね....


<参照>




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2024年07月01日

Outlook for Mac で、連絡先の機能が強化!

US時間6月27日に公開された Outlook チームのブログ「Improvements to Contacts in the Outlook for Mac」(TechCommunity Blog)によれば、Outlook for Mac の連絡先の機能が強化されるようです。

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  1. 組織図とファイルを含む大きなプロファイルカード(16.86.609.0で利用可能)
  2. 連絡先とグローバルアドレスリスト(GAL)のより良い検索(16.86.609.0で利用可能)
  3. 連絡先リストのサポート(16.82.211.0で利用可能)
といった内容が今回の強化ポイントのようです。


1) 組織図とファイルを含む大きなプロファイルカード

連絡先にアクセスして、登録されている情報を開くと、大きなプロファイルカードが表示されるようになります。

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Microsoft 365 のプロファイル カード」で紹介されているプロファイルカードと比べると数段大きく見やすくなりました。
また "組織" タブも用意され組織内のユーザーを検索したりするのも容易になります。さらに、最近共同作業したファイルを見つけやすくするために、"ファイル" も追加されるようです。


2) 連絡先とグローバルアドレスリスト(GAL)のより良い検索

メッセージの送信の際、宛先のわきにある、連絡先アイコンをクリックして連絡先カードを呼び出してユーザーを検索したり、追加したりすることが可能になります。複数のものが検出された場合には、そのユーザープロファイルを確認することも可能です。

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3) 連絡先リストのサポート

連絡先リストが利用できるようになります。

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複数の受信者にメールなどを送信する場合、連絡先リストに登録しておくことで、その連絡先リストを選択するだけで、登録されているすべてのユーザーに送信できるようになります。

これ以外にも、現在組織図エクスプローラーの追加など機能追加にも取り組んでいるようです。


<参照>




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2024年06月25日

New Outlook の PSTファイル への対応について情報が更新!

Microsoft 365 のロードマップ」は、Microsoft 365 の各アプリやサービスについて、現在開発中のものをはじめ、現在展開中のもの、すでに提供中のものなどの情報が確認できるサイトです。

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ちょくちょくご覧になっている方もいらっしゃるかと思います。

さてそんなロードマップに、今後 これまでの "メール" アプリに代わる 「New Outlook for Windows」の "〜.pst" ファイルへの対応について情報が公開されておりましたので、ご紹介いたします。


【初期バージョンの登場は 2025年3月】

Outlook: Initial version of PST support in new Outlook for Windows」と題したもので、その初期バージョンのリリースについて、US時間 2024 年6月6日 に更新されたものです。

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これによれば、この初期バージョンのリリースにより、
  • ユーザーが「*.pst」ファイル(別名Outlookデータファイル)を開く
  • 「*.pst」ファイル内のすべての電子メールメッセージを読む
  • 「*.pst」ファイル内の電子メールメッセージを検索する
を可能にしてくれるもののようです。

ただし、この初期バージョンの段階では、
  • メールアイテムに限定され読み取り専用となること
  • ".pst "ファイルに保存されているカレンダー、連絡先、タスクのデータはすべて残っていますが、
    この初期バージョンではアクセスできないこと
も公表されております。


--提供開始時期:

あくまでも現在の段階でのお話ですが

2025年3月ロールアウト開始予定

となっています。


【すでにPOP対応は展開中】

以前にも「新しいOutlook がついにPOPアカウントをサポート」にてご紹介しましたが、POPアカウント形式への対応もすでにすんでおり、その展開も進んでいます。

20240624-1-3.jpg 20240624-1-4.jpg

ただし POP 形式については現時点ではまだまだ問題もあるようです。ちょっと前ですが、私が確認したところでは、POPアカウントを設定する際、POPアカウント名が自動的にメールアドレスとなってしまうため、メールアドレスとは異なったPOPアカウントを指定しないといけないケースでは、認証が通らず利用できないようでした。(SMTPアカウント名は指定できるところはあっても、POPアカウント名を入力する場所がありません)


まだまだ課題は多い New Outlook for Windows ですが、今後の対応にも注意を払っていきたいと思います。


<参照>




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2024年06月18日

Microsoft Outlook でも Copilot が利用可能になりました

US時間6月12日にリリースされた TechCommunity の Outlook Blog によれば、Classic Outlook への Copilot の展開がスタートしたようです。

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既に手元の Beta Channel の Microsoft Outlook では、利用可能になっていたのですが、最新チャンネル(Current Channel)のユーザー向けにも、Copilot が利用可能になり始めているようです。


【 Classic Outlook とは?】

まずは、"Classic Outlook" について簡単に触れておきましょう。"Outlook" といった場合、従来であれば、"Microsoft Outlook" というアプリのことを指していました。

20240617-2-2.jpg 20240617-2-3.jpg

その後、"Outlook" ブランドは、様々なところで利用されるようになり、現在は「所有している Outlook のバージョンが不明な場合」にもあるように、単に "Outlook" という場合、Windows 版でも、"新しいOutlook for Windows" (New Outlook for Windows)と "従来のOutlook for Windows"(Classic Outlook for Windows)の2つがあります。

つまり従来の Microsoft Outlook と呼ばれていた、Microosft Office ファミリーの Outlook というアプリは、後者の "従来の Outlook for Windows"(Classic Outlook for Windows)になります。


【Copilot によって可能になるもの】

さてそんな Classic Outlook にも今回、Copilot の展開がスタートしましたよ?と発表されたわけです。
では具体的にどんな機能が利用可能になるものなのか?確認してみましょう。
  1. 要約
  2. 下書きの作成
  3. コーチング
といったものが現在提供されている基本的な機能になります。既に展開されている手元の Beta Channel の画像を踏まえてみていきましょう。


1) 要約:

20240617-3-1.jpg 20240617-3-2.jpg

受信トレイを開いて、メッセージをクリックします。プレビューウィンドウに表示されたメッセージの右上隅に "要約" というボタンが表示されます。ここをクリックすると、Copilot がメッセージの内容を要約してくれます。

2) 下書きの作成:

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メッセージの作成画面を表示させると、Copilot のボタンがあることに気が付くことでしょうね。ここをクリックすると、"Copilot を使って下書き" というメニューが表示されます。
どういった内容のメールを書きたいか大まかに入力して、"生成" をクリックすると、メールの下書きのお手伝いをしてくれます。

3) コーチング:

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下書きでも、あるいは自分でメッセージを入力してもいいのですが、入力されたメッセージに何か?おかしなところがないかアドバイスが欲しいな?というときに利用するのが、"コーチング" になります。

メッセージを作成したうえで、Copilot>コーチング としてクリックすると、しばらくの間 "フィードバックを生成しています" という表示ののち、しばらくすると入力されたメッセージに対するアドバイスが表示されます。


--- さらに6月以降に:

ブログによれば、6月以降には、"Copilot for Microsoft 365 チャット エクスペリエンス" といった機能が追加されるようです。わざわざアプリを切り替える必要なく Classic Outlook から直接 Copilot にアクセスできるようになる機能です。

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てもとの Beta Channel には既に展開されているので、画像をアップしてみました。Microsoft 365 Roadmap には、"Outlook: Access Copilot directly in classic Outlook for Windows" として開発中の項目として取り上げられています。


【今後の展開について】

Blog の冒頭にもありますが、今後の Copilot 機能の展開については、基本的にはまずは、
  • Outlook for Windows(新しいOutlook)
  • Outlook for the web
向けにリリース。その後、
  • Outlook for mac
  • Outlook Mobile
へ展開され、こうしたバージョンへの展開がスタートして、3か月から12か月の間に "Classic Outlook" へと展開されるようです。


【Office 製品での Copilot の利用について】

Microosft Office の各アプリ上で、Copilot をご利用するにあたっては、Microosft 365 のサブスクリプションの他に、個人の場合には、Copilot Pro、法人の場合には Copilot for Microsoft 365 のご契約が別途必要になります。

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<参照>




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2024年05月05日

新しいOutlook がついにPOPアカウントをサポート

US時間5月2日に TechCommunity にて公開された Outlook チームのブログによると、新しいOutlook(New Outlook) の POP アカウント対応が順次この数週間のうちにロールアウトされるようです。

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手元の環境では、多少ばらつきがありますが、Windows 11 上の 新しい Outlook は5月4日付で Ver.1.2024.424.300 となっており、おそらくこの段階で機能的には搭載されたのか?と思ってましたが、別の Windows 10 の PCでは、Ver.1.2024.319.300(3/31更新)と更新は届いていませんでしたが、そうしたものでも、POPアカウントの設定画面は出てきておりました。


【その設定を確認してみる】

1) 新しいOutlookを起動します。次の画面は新規にアカウントを設定するときの画面になります

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2) "サインインするにはメールアドレスを入れてください" のところにメールアドレスを入力し、"続行" をクリックします

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3) 設定が始まって、しばらくすると、サーバー設定の画面に変わります

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4) メールプロバイダーの選択をひらくと、IMAP や POP が選択肢として表示されます

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5) 例えばここで、POP を選択するとサーバー名などの入力画面がでてきます

20240504-2-5.png 20240504-2-6.png

6) 必要な情報を入力し、設定を続行します

20240504-2-8.png 20240504-2-7.png

と続くようでした。今回は、実際に設定までできなかったのですが、一応、POPアカウントの選択画面までは出るようになったことをご紹介しておきます。

なおすでに、New Outlook に、Outlook.jp などのアカウントが設定されている場合には、New Outlook を起動して、画面右上にある歯車のアイコン(設定)をクリックして、アカウント設定に入ると、アカウントの追加がでてくるので、そちらからアカウントの追加をクリックすると同様の画面になるようです。

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また手元の、Windows 10 にインストールされている New Outlook Ver.1.2024.319.300 では、そのアカウントの設定画面もちょっと異なっていました。おそらくこちらばバージョンによる違いなのかもしれませんね。


【既に問題も指摘されている】

もちろんリリースされたばかりで、それもこれから順次展開されていこうとする機能でもあるので、いろいろ問題もあるようです。

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冒頭でご紹介した、TechCommunityブログには、すでに送信者名の設定をする項目がないといったフィードバックがあがっております。

また今後多くのユーザーが、実際にPOPアカウントを設定した場合に何等かの不具合も見つかるかもしれませんので、当面は様子を見て使っていただいたほうがいいのかもしれません。


【今回の更新内容】

今回のこのブログは、個人向けの Outlook の新機能と題してのもので、これ以外にも、
  1. Outlook Mobile の Copilotについて
  2. Classic Outlook for Windows 向けの Copilot について
  3. 迷惑メールフォルダ内の送信者メールの表示について
  4. 迷惑メールフォルダ内の悪意のあるリンクにアクセスしようとした場合に警告を表示する機能について
  5. 新しい Outlook for Windows の IMAP/POP のサポートについて
といった内容となっております。より詳細をご確認になる場合には、「What’s new in Outlook for personal use – May 2024」をご参照ください。


ということで、新しい Outlook の IMAP/POP への対応が、ぼちぼち本格的にリリースされるつあるようです。

次回、改めて時間を見て実際に新しいOutlook の方に、POPアカウントを設定してみてご紹介したいと思います。


<参照>




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2024年04月11日

Adobe Acrobat のアドインの設定によって、Microsoft Outlook で PDFファイルが添付できない

ちょっと前に、Microsoft Outlook を利用して、メールにファイルを添付しようとしてもファイルが添付できない...
そんな相談がありました。

よくよく確認しみると ドラッグ&ドロップなどでPDFファイルなどを添付しようとすると、ファイルのアイコンではなく、文面に「Adobe Acrobatを使用しています....」といったコメントが追加されて、リンクのようなものが表示されている。そんな状況でした。

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ちょうど今回ご紹介する Adobe のサポートページ「Outlook向けAdobe Acrobat」にもあるように、上記のような感じです。


【PDFファイルを添付する際の処理】

この機能は、Adobe Acrobat 利用者に提供されている Outlook 向けの アドインが導入されていたりするケースで、PDFファイルを添付しようとすると表示されるものです。

通常メールクライアントを介してメールを送信する場合、利用しているメールサービスの制限などにより、送信可能なメッセージサイズに上限があったりします。なので、大きな添付ファイルを送ろうとしても送れない... そんな場合には非常に便利な機能になります。

PDFファイルを、Adobe のクラウドストレージに自動的にアップロードして、メールの文面には、そのダウンロード先のリンクのみが表示されるので、メールを受け取った人は、そのリンクをクリックすればダウンロードできるようになります。


-- 既定の形式:

便利な機能ですが、利用する上でも注意が必要です。「Outlook向けAdobe Acrobat」にもあるように、この機能は、"電子メールメッセージのデフォルトの形式としてRTFが設定されている場合、プラグインは機能しません。 プラグインを使用するには、HTML形式に切り替えます" とあるように、メッセージ作成時の形式が、HTML形式でないとプラグインが機能しません。


【アドインの設定を変更する】

大きなファイルを添付することがないケースなど、この機能が不要な場合には、アドインの設定を変更する必要があります。

20240407-6-1-2.jpg

-- 設定の変更方法:

1) Microsoft Outlook を起動し、メッセージ作成画面を表示させます

2) "Acrobat" タブを開いて、"添付" グループにある "設定" をクリックして開きます

3) "Adobe クラウドストレージ" の設定ダイアログが開いたら、"添付時の確認" のところで、"添付時に常に確認する" に設定を変更します

--->  こうすることで、PDFファイルの添付時に、クラウドにアップロードしてリンクとしてメッセージをおくるか? 通常の添付ファイルとして送るか?選択ができるようになります。


注意:

"添付時に確認しない" 設定になっていると、PDFファイルはすべてアドインによって、クラウドストレージにアップロードされ、クラウドストレージのリンクとして添付されるようになってしまいます。
また "Adobe クラウドストレージを使用して添付ファイルを自動的に送信" を選択し、予めサイズを指定しておいて、指定したサイズ以上のものは、クラウドストレージ経由にする... といった使い方もできるようです。

20240407-6-1-3.jpg

ところで、「Outlook向けAdobe Acrobat」にもありますが、"2024 年 3 月のアップデート以降、Acrobat Reader には Outlook 向けの Acrobat プラグインが含まれています" ということなので、突然こんな機能が表示された...なんてケースもあるのかもしれませんね。

もちろん大きなPDFファイルをやり取りする機会がある方にとっては便利な機能なわけですから、ちゃんと設定してご利用になれば便利なものでもありますが、そうしたものが必要ない... そんな場合には、アドインを無効にしてしまうというのも一つ選択肢かもしれません。

PDFファイルを編集できるように....といったことで、Adobe Acrobat を導入したりしているケースでは、注意したほうがいいかもしれませんね。



<参照>





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2024年04月01日

classic Outlook が new Outlook に切り替わった?

いつもとちょっとアイコンが変わったな?と思いつつも、"Outlook" を起動してみたら、"新しい Outlook へようこそ" という画面が出てきて、アカウントの追加画面が表示されて、メールが受信できない...

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今回はそんなトラブルの一例をご紹介します。


【"新しいOutlook"とは?】

Windows10 あるいは Windows11 向けに展開されている新しいメールアプリになります。"Outlook" とはありますが、従来の "Microsoft Outlook" とは別物です。

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今年中には、Windows の標準メールアプリである、メールアプリから、この "新しい Outlook" というメールアプリに代わります。メール、カレンダー、スケジュールなどの機能がこちらに完全に移行する予定です。

従来からある、Officeファミリーのアプリでもある "Microsoft Outlook" は、現在この "新しいOutlook" に対して、"Classic Outlook" と呼ばれるようになりました。

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あくまでも現時点では、通常は、"新しい Outlook" が導入されていても、"メールアプリ" も、"Classic Outlook" も削除されることはありません。


【現状では、Classic Outlook が自動で切り替わることはない】

メールアプリの場合には、"新しい Outlook を試してみる" なんていうトグルがありますので、こちらを ON にすることで、"新しい Outlook" に切り替わります。
その後はメールアプリを起動しても、自動的に "新しいOutlook" が起動するようになります。

Microsoft Outlook、いわゆる "Classic Outlook" の場合、以前は、"新しいOutlook" のトグルが表示されていたことがありましたが、現在は表示されなくなりました。少なくとも手元の環境では全く表示されません。

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ただし「新しい Outlook for Windows の使用を開始する」でも紹介されていますが、表示されることもあるようです。"Microsoft 365 サブスクリプションの一部としてインストールされている Outlook アプリ (バージョン 2303 ビルド 16227.20318) を使用している場合" ということで触れられいますが、現在は Ver.2403(ビルド17425.20146)なので、かなり以前のものの場合あったようです。

なのでほとんどの場合こうしたところを誤って自動的に切り替わるというケースはないものと思われます。


【メールアプリから、"新しいOutlook"へ】

Windows 10 や Windows 11 のメールアプリの場合、通常は、画面右上にある "新しいOutlookを試してみる" のトグルをONにすることで、"新しい Outlook" のインストールと、アカウントの移行が行われます。

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これまでにも何度か取り上げた中で、
のところでもご紹介したように、"新しいOutlook" への切り替えを促すようなコメントが表示されることはありました。
何らかの形でこちらが ON になった場合には、それ以降は、メールアプリを起動しても、自動的に "新しい Outlook" が起動するようになります。

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この場合、"新しいOutlook" の 右上にある "新しいOutlook" のトグルを、"オフ" にすることで、元の "メールアプリ" が起動するようになります。

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ただし、「新しい Outlook for Windows の展開の概要」にもありますが、Windows 11 Ver.23H2 については、"新しい Outlook" がプレインストールされます。


【ストアアプリ版のOffice の場合に注意が必要】

さてここまでは、"新しい Outlook" をめぐる一般的な内容についてご紹介してきたわけですが、ここからが今回の本題でもある、"Classic Outlook が new Outlook に切り替わった?" についてトラブルの事例をご紹介します。

日本の場合、日本独自のシステムでPCメーカーが、PCとセットで Microsoft Office を提供する "プレインストール版" という Microsoft Office の統合パッケージがあります。
さてこのプレインストール版の Office 製品で、Office 2016 や Office 2019 の時に、"ストアアプリ版" と呼ばれる特殊な 統合パッケージが提供されていたことがありました。(現在は、ストアアプリ版は新規には提供されていません)

このストアアプリ版ですが、
  • 他の製品との連携ができない
  • 更新の際に、一部のアプリがうまく更新できずに削除されてしまうことがある
  • アプリの表示が英語表示になってしまう
  • SCANPST など利用できない機能がある
などトラブルも多く、こうしたトラブルを機に、クイック実行版へ切り替えてご利用の方も多いのではないでしょうか?

先ほども触れましたが、"Classic Outlook" が、"新しい Outlook" に切り替わってしまうことはほとんどないはずなわけですが、ストアアプリ版の場合、更新を機に "Classic Outlook" が削除されてしまって、残っているのが、メールアプリに代わるためインストールされた "新しい Outlook" のみになってしまうことがあります。

タイミングが悪くトラブルが重なるようなこのケースで、"classic Outlook" が "新しい Outlook" に切り替わってしまったと、勘違いされているケースがあるようですが、この場合には切り替わったのではなくて、単純に "Classic Outlook" が削除されたことになります。

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-- 対処法:

さてそんな場合の対処法です。ストアアプリ版の Office 2016/2019 は、既に新規提供が終了しているため、Outlook のみ再度インストールしなおすこともできなくなっていますので、クイック実行版の Microsoft Office を入れなおす必要があります。

この場合には、
  1. 一旦ストアアプリ版の Office 2016/2019 自体を削除する
  2. 初回導入時に紐づけされた Microsoft アカウントにサインインします
  3. "サービスとサブスクリプション" を開いて、"購入済みの製品" のところからインストールしなおします
  4. 正常にアプリのインストールが完了したら、Microsoft Outlook にアカウントを設定します
  5. 設定完了後、ドキュメントフォルダ>Outlookファイル に残っているPSTデータなどがあればインポートしなおしてください
上記の画像にもあるように、現時点では本来であれば "新しいOutlook"、"Classic Outlook" ともに共存するわけです。


【"アカウントの検出"という画面から進まない】

ところで今回こうした事例をいろいろ見ている際に、アカウントを削除したり、トグルのON/OFFを試したりといろいろやっていたんですが、その際に確認された不具合についてもご紹介しておきます。

メールアプリの設定上は、"新しいOutlook" を使う設定が有効のままの状態。この状態のまま、新しいOutlook をいったんやめて、メールアプリに戻そうと、"新しいOutlook" のアカウント設定を削除したとします。
その後 再度 メールアプリを起動しようとすると、自動的に "新しいOutlook" に切り替わって起動するようですが、この場合本来であれば、アカウントを自動的に検出して、再設定に行ってくれるはずのようですが、この状態になってしまうようです。

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上記のように、"アカウントの検出" という画面が出たままで全く進まない....

-- 対処法:

あくまでも現段階(メールアプリがまだ利用できる段階)でのものですが、いったん、スタートメニューから、"新しい Outlook" を右クリックしてアンインストールします。

20230401-1-2-1.jpg

これで、いったんメールアプリを起動すると、Microsoft Store からアプリを探すといった画面になりますので、OKですすみます。すると Microsoft Store アプリが起動して、"新しい Outlook" が表示されますので、インストールしなおします。
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インストール完了後は、自動的にメールアプリのアカウントを引き継いだ状態で、"新しい Outlook" が起動するようになります。

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** Microsoft Store からアプリを探すといった画面になったところで、何もないところをクリックしていったんこのダイアログを終了します。その後、改めて メールアプリ を起動。すると、"新しい Outlook" のトグルが "オフ" の状態で起動してきますので、この状態から再度 "オン" に切り替えても、新しい Outlook のインストールが可能です。


<参照>




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2024年03月13日

Classic Outlook (Microsoft Outlook) から、New Outlook へ

ちょっと前から、New Outlook が提供されだしていますが、メールアプリを開くと今年中に New Outlook に切り替わるといったメッセージが出ているものの、その後とりわけ新しい情報もなく、かといって、Classic Outlook と呼ばれる、これまでの Microsoft Outlook との連携などの話も出ないまま今日に至っておりますが、Outlook チームより、新たな情報が公開されましたのでご紹介いたします。

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US時間2024年3月7日付で公開された「New Outlook for Windows: A Guide to Product Availability」で今後の新たな方向性が発表されました。


【New Outlook への指針】

Blog の中でも触れていますが、現在、Outlook といった場合、Outlook for the web、Outlook for Windows、Outlook for Mac と展開されており、2022年初頭には、Outlook for Mac はいち早く "新しいOutlook" としてスタートし、着々と進んで、ほとんどのユーザーが新しい Outlook for Mac に完全に移行しつつあります。

こうしたオプトイン、オプトアウトといったプロセスが、Windows でも展開されており、New Outlook for Windows でも着々と新たな機能がこのプロセスに基づいて展開されているようです。


【課題もいろいろ】

classic Outlook(Microsoft Outlook)をご利用のユーザーにとっては、最低限 PST ファイルの引継ぎ、ユーザーデータの引継ぎあたりがきになるところですが、このブログへのコメントを見てもこうした点については、現状なかなか進まない割には、新しい Outlook への展開を急ごうとする姿勢に疑問を投げかけたコメントも多いようです。

またコメントにもありますが、新しい Outlook では、Word の差し込み印刷などに利用できないといった声もあり、今後まだまだ展開していくためには、様々な機能面での難関が待っているのかもしれません。

情報が出てこないと、ユーザーとしても何もできないので、今後こうした情報がどんどん公開されることに期待したいものです。Outlook チームもブログを通じて情報を順次公開することをうたっておりました。新しい Outlook においてできるようになったことは、「Things to look forward to in the new Outlook for Windows」の中にもありますが、US時間 2024/2/27付 で更新もされているようです。


<参照>



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2023年12月16日

実は簡単には消せない検索履歴 〜 Microsoft Outlook の検索履歴の削除

Microsoft Outlook for Windows の検索ボックス。どこか?というと、タイトルバーのところにある "検索" をクリックすると、"現在のメールボックス" といったような検索対象が表示されるあそこの部分ですね。

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ここで検索をすると、次の機会に再度検索ボックスを開くと、以前に検索した履歴が "検索候補" として表示されます。実はこれって簡単に削除できそうで削除できなかったりします。


【Outlook.com と Microsoft Outlook では異なる】

Webで検索してみると、色々出てきますがほとんどのものが、"Outlook for the web" (OWA) のもの。実は、Web版の Outlook の場合には、設定>全般>プライバシーとデータ と辿っていくと、"検索履歴" という項目があるので、ここの "履歴を削除" をクリックすれば簡単に削除ができます。

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でも、Microsoft Outlook の場合には実は簡単には削除ができません。
残念ながら Microsoft Outlook の場合には、簡単に言ってしまえば、削除するためのボタンなどは用意されていません。

ただし削除ができないわけでもありません。


【レジストリキーの削除で対応する】

実は、Microsoft Outlook の場合には、そのレジストリキーの削除でしか、この検索履歴の削除ができないようになっています。ちょうど Microsoft コミュニティで、「Outlook の検索履歴の削除について」(Microsoft コミュニティ)といった質問が上がってましたが、まさにここで紹介されているこのキーになります。

"HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Profiles\Outlook\0a0d020000000000c000000000000046” のところを開いて、”101f0445" を削除する必要があります。

** ちなみに、Office 2021 の Microsoft Outlook で見たときには上記のようでしたが、手元のMicrosoft 365 の Microsoft Outlook だと、Profiles の次のところは、"Outlook2023" となっていました。

このキーを削除して、PCを再起動すれば、検索履歴はきれいになくなります。

参考までに、
  • 連絡先の検索履歴:"101f0461"
  • 予定表の検索履歴:"101f0460"
となるようです。

また Microsoft Outlook が起動している状態ではこのキーは表示されませんので、必ず終了してから確認してください。


-- オートコンプリートで表示されるもの:

今回ご紹介している検索ボックスとは異なりますが、メールの送信時などにメールアドレスを入れたりすると候補が表示されることがありますが、こちらは Microsoft Outlook の "オートコンプリート" という機能によるものです。

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こちらは、通常、Microsoft Outlook を起動して、ファイル>オプション として、Outlook のオプションダイアログを表示。
左ペインの "メール" をクリックすると、右ペインを下にスクロールし、"メッセージの送信" というところに、「[宛先]、[CC]、[BCC]に入力するときにオートコンプリートのリストを使用して名前の候補を表示する」という項目がありますので、不要な場合には、「オートコンプリートのリストを空にする」をクリックすれば、削除できます。
またこの設定をオフにしておけば表示されなくもなります。

ということで、今回はあれ?そんなの簡単にできなかったんだぁ〜という Microsoft Outlook の検索候補の削除についてご紹介いたしました。


<参照>




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2023年12月07日

Outlook for Mac の動作環境

Microsoft Office ファミリーのアプリでもある "Microsoft Outlook"。

"Outlook" まわりで言うと、Outlook for Windows は、話題も課題もいっぱいで TechCommunity Blog を覗いても、Outlook for Windows のことが取り上げられるケースも多いようですが、今回は、この Outlook for mac について、その動作仕様を再度確認してみました。


【フリー版と有償版の違い】

これまでにも何度かご紹介していますが、現在 macOS 向けに提供されている Outlook については、従来から Microsoft Office ファミリーとして提供されていた Microsoft Outlook の他に、フリー版として提供されている Microsoft Outlook があります。

20231207-1-2.png 20231207-1-1.png

どちらも同じ Microsoft Outlook な訳ですが何が違うのか?というと、フリー版で提供されている Microsoft Outlook について言えば広告が表示されることが大きな違いの一つになります。


-- 入手先:

Outlook for mac の公式サイト「Microsoft Outlook for Mac」にアクセスしてみると、その機能の違いについても紹介されていますので詳細はそちらをご確認ください。

20231207-2-1.png 20231207-2-2.png

そして "Outlook を無料で入手" をクリックすると、App Store が起動してきます。


-- サポート対象OSはM365と一緒:

さてフリーなら誰でも使えるのか?というと、そのサポート対象になる macOS は、M365 といっしょで、macOS Monterey Ver.12.0 以降となっています。

20231207-1-1.png

なのでサポート対象外の macOS でアクセスすると、上記のようにサポート対象外となってしまうわけです。

フリー版とは言え、通常の Microsoft Outlook と同じように更新していくバージョンになるので、あくまでもサポート対象 macOS は、最新のものから数えて3つまで。
  • macOS Monterey 12.0
  • macOS Ventura 13.0
  • macOS Sonoma 14.0
ということになるわけですね。

ちなみに、App Store 経由でインストールされた Microsoft Outlook は、更新については引き続き App Store 経由で配信されます。


<参照>




広告なしの受信トレイを体験! -- Microsoft 365


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2023年10月05日

Microsoft Outlook で編集記号の表示・非表示を切り替える

普通にみれば簡単な設定なんですが、どうも入り方によってその設定が表示されないなんてことがあって、どっぷりはまってしまったので、備忘録として取り上げてみました。

20231005-1-2.jpg 20231005-1-3.jpg

上記のようにMicrosoft のサポートページにも「編集記号の表示と非表示を切り替える」とあるように特別難しそうな設定なわけではありませんよね。でも意外とはまっている方もいらっしゃいませんでしょうか?


【編集記号とは?】

改行や、空白(全角・半角)、隠し文字や、アンカー記号などの書式設定のマークになります。普段表示されていないと、特に気にならなかったものの、何かの設定が変わったのを機に、逆に表示されるようになってたりすると気になって仕方ない.... そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?

20231005-1-1.jpg

ちょうど上記は、Microsoft Outlook for Microsoft 365 の、メール作成画面を開いた時の画面になりますが、右端の改行のマークなどが編集記号になります。


【表示・非表示の設定】

サポートページにもありますが、この表示・非表示の設定については、"Outlookのオプション" ダイアログから行います。
ということで、

20231005-2-1.jpg 20231005-2-2.jpg
  1. Microsoft Outlook の画面から、ファイル > オプション と開きます
  2. 左ペインの "メール" をクリックして、"メッセージの作成" のところにある、"編集オプション" をクリックします
  3. そして "編集オプション" は表示されますが、左ペインの表示された画面を見ても、本来あるはずの "表示" がありません

本来であれば「編集記号の表示と非表示を切り替える」にもあるように....

20231005-2-3.jpg

というような画面が出ないといけないわけですが、左ペインのところのメニューを比較しても、明らかですが、"表示" という項目はなく当然ながら、編集記号の表示・非表示を切り替える項目もありません。


【"Outlook のオプション" の開き方が異なる】

さてではどうやったら、こうした編集記号の表示・非表示を切り替えるダイアログを表示させられるのでしょうか? 実は、「編集記号の表示と非表示を切り替える」にある通りなのです。

20231005-3-1.jpg

上記の赤枠のところをよく確認しましょう。「新しいメール メッセージから、 [ファイル> オプション] > [ エディター オプション] >[表示] を選択します」とありますよね?(サポートの文章に誤りがあるので修正して引用しています

つまり "Outlook のオプション" を開く場合、Microsoft Outlook の本体の画面からではなく、メッセージの作成画面から行う必要があります。

1) まず Microsoft Outlook を起動し、"新しいメール" をクリックして、メッセージ作成画面を表示します

20231005-3-2.jpg

2) このメッセージ作成画面のファイルメニューをクリックして、オプションをクリックし、"Outlookのオプション" ダイアログを表示させます。ここがポイントです

20231005-3-3.jpg

3) あとは通常通りで、左ペインのメールをクリックし、右ペインの "メッセージの作成" のところにある "編集オプション" をクリックします

20231005-3-4.jpg

4) そして表示されたダイアログが以下の通り。左ペインの "表示" をクリックすれば、"常に画面に表示する編集記号" のところから表示・非表示の切り替えが可能になります

20231005-3-5.jpg

5) そして、例えば "段落記号" の 表示をオフにすれば.... 以下の通り改行マークは表示されなくなります

20231005-3-6.jpg


この段落記号や、全角のスペース(白い四角マーク)や半角のスペース("・")、そしてタブ(→)などの編集記号自体は、特別印刷するときに何か影響があるわけでもないので、気にする必要もないかもしれませんが、普段出てなかったのにいつの間にか表示されるようになって気になる....

20231005-3-7.jpg

そんな場合には、こちらの設定を確認してみてください。


"Outlook のオプション" ダイアログからやるんでしょ? なんて言って、よく確認もせずに、Outlook のオプション画面を開いてもない... ちょっと慌ててしまいましたが、よくよくサポートページの説明通りにやれば問題ないわけで、思い込みは厳禁....っていう自分に対する戒めの意味も含めて取り上げました。

... 反省...


<参照>




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2023年08月04日

Microsoft Outlook の起動時に "アイテムを開いている間に Outlook が閉じられた" というエラーのダイアログが表示される

そう言えば、最近こうしたエラーをちょくちょく見かけるようになったな?と感じてましたが、自分のところでは特に発生していなかったのであまり気にしてませんでしたが、Office の既知の問題で紹介されていたため取り上げてみました。

20230804-2-1.jpg

前回までは、問題なく利用できてたのに、Microsoft Outlook を起動してみると、「アイテムを開いている間に Outlook が閉じられた」なんてダイアログが表示される。例えば、Outlook が起動している状態のまま、Windows Update などが完了して思わず "今すぐ再起動する" なんてクリックしてしまった... なんてことがあれば、そうしたことが要因なのかな?とも思いがちですが、どうも今回のトラブルはこうしたことに限ったものではないようです。


-- 発生要件:

現在確認中で、まだはっきりした要因はわかっていないようです。

20230804-2-2.jpg

ただし、「Ver.2306 (ビルド 16529.20154) 以降の Microsoft Office Professional Plusや Office Home and Business などの永続版にて発生しているもののようです。M365 などのサブスクリプション版の Microsoft Outlook の場合には、"Outlook のオプション" ダイアログから、「起動時の設定」のところで調整できるようですが、永続ライセンス版などではこの設定がないため調整ができないようです。


-- 回避策:

現時点で回避策として公開されているのは、レジストリによる回避方法のみになります。

20230804-2-3.jpg


今後、更新プログラムなどで修正されると思われますが、まだ時間がかかりそうです。


【2023/08/05 更新】

今回の、Microsoft Outlook の設定で、M365 のサブスクライバー向けに提供されるようになったものは...


このブログにて、Office Insider 向けに提供されるようになったことが紹介されております。

この中で、「Whether Outlook closed due to a crash, a system update, or when you explicitly closed it, you’ll now be asked if you want to reopen any windows that were previously open. Clicking Yes will restore email drafts, email windows, meetings, and appointment windows that were open.」とあるように、"Outlookがクラッシュ、システムアップデート、または明示的に閉じた時のいずれであっても、以前に開いていたウィンドウを再度開くかどうか尋ねられるようになりました" とのこと。M365 サブスクリプション向けの Microsoft Outlook ではこれを表示しないように設定できるものの、統合パッケージ版では、この設定自体がないので、現状ではレジストリで調整するしかないようです。


【2023/10/3更新】


20231003-3-1.jpg 20231003-3-2.jpg

Update history for Office 2016 C2R and Office 2019」にもありありますが、2023/9/28にリリースされた Ver. 2309 (ビルド 16827.20130) にて修正が入り、Microsoft 365 版の Microsoft Outlook 同様に調整できるようになりました。


<参照>




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2023年07月26日

Outlook のメール上に貼られた "file://〜" へのアクセスができない

7/12に配信されたセキュリティ更新プログラムの影響で、Outlook のメール上に貼られた "file://〜" へのアクセスがブロックされてしまうというトラブルが発生しています。

20230726-1-1.jpg 20230726-1-2.jpg

これは、日本時間 7月12日 に Windows Update にて提供された "CVE-2023-35311" に関する Microsoft Outlook の修正プログラムとして提供されているもので、これにより、メール内の "file://〜" へのリンクをクリックすると、"この URL で予期しない問題が発生しました" というエラーが表示された Outlook の警告ダイアログが表示されるようになります。

なお上記にもありますが、その修正対象は、Outlook2016/2019/2021/365 はもとより、Outlook2013/Outlook2013RT といったサポートが終了した製品も対象になっています。なので、今月は Office 2013 向けにも更新プログラムが到着しております。



【回避策】

さて今回の回避策ですが、「Outlook は、2023 年 7 月 11 日にリリースされた Microsoft Outlook セキュリティ機能バイパスの脆弱性に対する保護をインストールした後、FQDN と IP アドレスのハイパーリンクを開くのをブロックします」のサポートページにあるように、該当の Web サイト(サーバーへのパス)を、インターネットオプションの、"信頼済みサイト" にします。

20230726-1-3.jpg 20230726-1-4.jpg


ということで、今回の更新は Office 2013/Office 2013RT 向けにも提供されているので、まだこちらの製品をご利用の場合には更新プログラムの適用も忘れないようにしてください。


<参照>



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2023年07月17日

受信したメールの文面に取り消し線が引かれてしまう

ちょっと変わった症状に出くわしたので、その設定について確認してみました。

いつものように、Outlookを起動して、メールを開いてみると、受信したメールの本文の文章に二重取り消し線が引かれている....
こんなメールを見ると、なんだぁ?ってなってしまいますよね....

20230715-1-1.jpg 20230715-1-2.jpg

上記の左がまさにその症状のメールで、同じ文面でも右が、症状の出ていないメールです。今回サンプルで作成した上記の画像は、わかりやすいように書いてあるので一目瞭然ですね。

まず何が違うのか? 画像にもありますが、
  • 左:テキストメール
  • 右:HTMLメール
になります。つまり、テキストメールを受信した場合に、文面すべてに取り消し線が引かれているという状況になります。文面を見た目には基本的にテキストベースのメールサンプルなので、さほど変わりませんが、メッセージをHTMLで入力しているか? テキストで入力しているか?で違ってくるわけです。

20230715-1-3.jpg

余談ですが、うちの場合には、Outlook のセキュリティの設定を変更しているので、基本的にメールはすべてテキストで受け取るようにしているので、テキストメールに変換される関係上、上記のように届いたメールの原文が HTMLメールであっても、二重取り消し線が設定されてしまいます。

今回はあまり深くは触れませんが、テキストメールとして強制的に表示させることによるメリットは、ある意味ではセキュリティ対策ということになります。

ちなみにその設定は以下の通りです。
20230715-1-4.jpg
  1. ファイル>オプション と開いて、Outlookのオプションダイアログを表示します
  2. 左ペインの "トラストセンター" をクリックして、右ペインからは、"トラストセンターの設定" をクリックします
  3. トラストセンターの画面が表示されたら、左ペインの "電子メールのセキュリティ" をクリックして、右ペインの 「テキスト形式で表示」のところの、"すべての標準メールをテキスト形式で表示する" にチェックを入れて OK で閉じていきます

【Outlookの既定の設定を確認】

さて話がそれたので、本題に戻しましょう。今回のように、テキストメールに取り消し線が入ってしまうケースって、どうしてそうなったのか?まではわかりませんが、Outlookの電子メールメッセージの既定のフォントなどの設定に影響を受ける部分になります。

20230715-2-1.jpg 20230715-2-2.jpg 20230715-2-3.jpg
  1. ファイル>オプション と開いて、Outlookのオプションダイアログを表示します
  2. 左ペインの "メール" をクリックして、右ペインの「メッセージの作成」にある "ひな形およびフォント" をクリックします
  3. 「署名とひな形」のダイアログが表示されますので、"テキスト形式のメッセージの作成と読み込み" をクリックして開きます
  4. 今回のケースでは、"文字飾り" のところの "二重取り消し線(L)" にチェックが入っていますので、クリックしてチェックを外します
  5. あとは "OK" ですべてのダイアログを閉じていきます
どういったタイミングでこうなったのか?は謎ですが、今回の二重取り消し線以外にも、受信したメールのフォントや文字の大きさがおかしいなど、受信したメールの表示がおかしい場合には、こちらの設定を確認してみてください。


<参照>





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2023年06月17日

新しい Outlook for Windows のプレビュー展開が本格的にスタート

これまで、"新しい Outlook" について、以下のようにご紹介してきました。

20230616-1-0.jpg 20230616-1-1.jpg


当初は、メールアプリに、"新しい Outlookを試してみる" という Windows 10のメール アプリの右上にトグルが表示され表示されていたため、メールアプリの後継?となるものと考えておりました。

20230616-1-3.jpg

しかしここにきて、この "新しい Outlookを試す" というトグルが、Microsoft Outlook for Microsoft 365 にも表示されるようになり、こちらからも、"新しい Outlook" のプレビュー版が利用できるようになりました。

20230616-1-4.jpg 20230616-1-2.jpg

ということは、この「新しい Outlook for Windows」は、メールアプリとも、Outlook for Microsoft 365 とも別の立ち位置にあるメールアプリということになるようです。ただし現時点で今後どうなるかはわかりませんが、それを踏まえて再度取り上げてみました。


【Mac向け Outlook は無償提供】

すでに、「Outlook Mac for All」(TechCommunityBlog)にもあるように、Mac 向けには、新しい Outlook として、Microsoft Outlook については無償での提供がスタートしております。

20230616-2-1.jpg


上記でもご紹介させていただきました。すでに App Store にも公開されており、どなたでも無料でダウンロードしてインストールできるようになっています。

こうしてみると、まだ プレビュー版ではありますが 無償版の Outlook for Windows の展開がスタートしたということなのかもしれませんね。公式な発表はまだないのであくまでも、憶測にすぎませんが....。


【"新しい Outlook を試す" というトルグボタン】

最初にも触れましたが、このトグルボタンは、当初、Windows 10 などのメールアプリを開くと表示されていました。そしてちょっと前からは、Office Insider 版に限らず Windows 11 にて運用している最新チャンネルの Microsoft Outlook for Microsoft 365 にもこのトグルボタンが表示されるようになりました。

** 現時点では、Windows 10 で運用している MIcrosoft Outlook for Microsoft 365 にはこのトグルは表示されておりません。

20230616-1-2.jpg

そして仮にこちらが導入されると、スタートメニューには、

20230616-2-2.jpg

従来の、"Outlook" というアイコンの "Microsoft Outlook for Microsoft 365" と "PRE" というマークがついた "Outlook" のアイコンとして、新しい "Outlook for Windows" が並んで表示されるようになります。

ただし、メールアプリからトグルを有効にした場合と、Microsoft Outlook の画面からトグルを有効にした場合では異なります。
  1. メールアプリからトグルを有効にした場合:

    メールアプリは起動しなくなり、新しいOutlook for Windows が起動します。仮に、別途、Microsoft Outlook をご利用であれば、こちらは従来通り動作します。
    新しい Outlook の右上にはトグルがありますので、こちらを OFF にすることで、オフにして解除することもできます。

  2. Outlook for Microsoft 365  からトグルを有効にした場合:

    Outlook for Microsoft 365 のアイコンと、Outlook for Windows のアイコンが2つできますが、従来の、Outlook for Microsoft 365 は起動しなくなり、Outlook for Windows が起動するようになります。仮に別途メールアプリにアカウントを設定されている場合には、こちらについて別途正常に動作します。

-- 連携の解除と削除:

メールアプリや、Microsoft Outlook for Microsoft 365 から、トグルをオンにして、新しい "Outlook for Windows" を導入した場合、やはり新しいOutlook の右上にあるトグルをオフにすることで、メールアプリからの 新しいOutlook への連携、あるいは Microsoft Outlook for Microsoft 365 からの 新しいOutlookへの連携は解除され、それぞれが単独で動作するようになります。

20230616-3-4.jpg

ただし一度導入された新しい Outlook for Windows は削除されませんので、不要な場合には別途削除する必要があります。

新しい "Outlook for Windows" は、Microsoft Store を経由して更新されるストアアプリとして導入されます。なのでアンインストールは、スタートメニューに表示された "PRE" のマークがついた "Outlook" のアイコンを右クリックすることでアンインストールもできます。

20230616-2-3.jpg

ということで、連携が解除されたりすると個別にメールクライアントとして動作するようになります。もっとも、こんなにメールクライアントは必要ないですね....


-- 新しい Outlook for Windows で注意したい点:

現在の 新しい Outlook for Windows では、まだ利用できるアカウントが限られること、さらに、従来の Microsoft Outlook のような、PSTファイルをローカルに保存して利用するといった使い方ができない点もあるため、ご利用にあたっては注意が必要です。

新しい Outlook for Windows の概要」でも触れられていますが現時点では、
  • Exchange がサポートする Microsoft 365 職場または学校アカウント
  • Outlook.com アカウント
  • Gmail がサポート
のみをサポートしています。

なので、従来の Microsoft Outlook で利用できていた環境が、そのまま引き継がれるわけでもありません。
  • Yahoo
  • iCloud
  • POP/IMAP プロトコルを介して接続する他のアカウント
は現時点ではサポートされておりません。

ただしブログによれば、"What next? " のところでも触れられていますが、Yahoo、iCloud、そして IMAP をサポートするアカウントについては、今後サポートされる予定のようです。

ただし POP アカウントはサポートされる予定はなさそうですし、また Microsoft Outlook で使用していたような PST ファイルはサポートされなくなるので、特に Microsoft Outlook for Microsoft 365 から、新しい Outlook に移行する場合には、ご利用のアカウントには、くれぐれもご注意ください。
  • プロバイダーから提供されていたメールアカウントをPOP形式で登録していた
  • レンタルサーバーなどで利用していたメールアカウントをPOP形式で登録していた
  • その他、POP形式で設定してたメールアカウントがある
ような場合には、これらのものはご利用いただけなくなりますし、切り替えると従来受信していたメールも見られなくなります。


-- 機能比較:

新しい Outlook for Windows の概要」の中では、今回ご紹介している3つのメールクライアントについての機能の違いについても紹介されております。

20230616-3-1.jpg 20230616-3-2.jpg 20230616-3-3.jpg

ぜひ参考にしてみてください。


最後に 繰り返して触れておきますが、 Microsoft Outlook for Microsoft 365 から、新しい "Outlook for Windows" へ切り替える場合には、くれぐれもご利用のアカウントにご注意ください。


<参照>




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2023年06月14日

Microsoft Outlook で、"テキスト予測" の機能が利用できない

Microsoft Outlook のすべてのバージョンで発生しているトラブルについてご紹介いたします。
現在、Outlook の "テキスト予測" の機能が利用できなくなっています。

20230613-2-1.jpg 20230613-2-2.jpg


【"テキスト予測" 機能とは?】

 「テキスト予測」の機能は、2020年9月23日付 Office Insider Blog でも紹介されている以下の機能になります。

20230613-2-3.jpg 20230613-2-4.jpg


すでに、最新チャンネルにもこの機能は提供されております。
簡単に言ってしまえば文字入力していると、途中まで入力したところで自動的に予測して文字の候補を表示してくれる機能になります。

上記のブログにもありますが、この機能は、Microsoft Word と Microsoft Outlook の両製品に提供されております。


【Outlook については、Office Insider 版でも同様に利用できない】

ちなみに、Word については、最新チャンネル Ver.2305(ビルド16501.20210) では、Word のオプションを開くと以下のようにきちんと項目が確認できます。

20230613-2-5.jpg

  1. 電子メール メッセージを書いている間に、[ File > オプション] に移動
  2. [チェック入力中にテキスト予測を表示する] ボックスをオンにします
とすることで設定できるようですが、該当項目自体がなくなっております。


【Microsoft Outlook for Microsoft 365のすべてのバージョンで発生中】

最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策」のところでは、Otlook for Microsoft 365 とだけありますが、今回確認したかぎりでは、
  • 最新チャンネル
     現在の最新バージョン Ver.2305(ビルド16501.20210)
  • 最新チャンネル(プレビュー)
     現在の最新バージョン Ver.2306(ビルド16529.20064)
  • ベータチャンネル
     現在の最新バージョン Ver.2307(ビルド16602.20000)
と、Office Insider 向け製品を含めてすべての製品で発生しております。

現在、Outlook チームでは、この問題について調査中のようですので、今後また修正などされた折には、改めてご紹介させていただきます。

本日、最新チャンネル、最新チャンネル(プレビュー)、そしてベータチャンネルとすべての製品に更新プログラムが到着しておりましたが、今回の更新では修正されておりません。


<参照>




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2023年06月01日

Microsoft Outlook の UI と その設定

昔のバージョンからすると、かなり変わってきた Microsoft Outlook の UI。画面デザインなどがある Update を機に、ガラッと変わったりすることもあります。

20230530-2-1.jpg 20230530-2-2.jpg

上記の画像は、左:Outlook2013 右:Outlook for Microsoft 365 です。似ていてその画面構成やツールバーの在り方もだいぶ変わってきましたね。このように Microsoft Office の UI については、昔から一緒というわけではなく、その見た目もちょくちょく変わっていくわけですが、今回は、Microsoft Outlook について、その画面構成などについて確認してみました。


【"シンプル リボン" と "クラシック リボン" 】

Fluent UI の導入に伴い、Microsoft Office のツールバーもよりシンプルな表示設定になっています。

20230530-2-2.jpg

まさに上記の画像は、ファイル、ホーム、送受信、表示、ヘルプといったタブをクリックしてもその下に表示されるコマンドは非常にシンプルです。これが "シンプル リボン" という表示設定です。

Outlook の画面の右上にある 【V】のところをクリックして、"クラシック リボン" を選択すると、従来のようにコマンドが表示されるようになります。

20230530-2-4.jpg 20230530-2-3.jpg

こうしたコマンドの表示方法以外にもさらにもう一つ、リボンの表示設定があります。


【リボンの表示・非表示】

ファイル、ホーム、送受信、フォルダー、表示、ヘルプの各メニューの部分。この部分をタブといいますが、こうしたタブの配下に表示されるコマンドを常に表示させるのか? 表示させないのか? そんな表示方法の設定もあります。

20230530-3-1.jpg

やはり画面右上の、【v】をクリック、リボンの表示モードを変更します。
  1. 全画面表示モード
  2. タブのみ表示する
  3. 常にリボンを表示する
の3種類の表示モードがあります。

1) 全画面表示モード:

20230530-3-2.jpg

まさに画面いっぱいに表示させるのがこのモードで、画面上部にマウスポインタを合わせてクリックするとタブやコマンドが表示されます。

2) タブのみ表示する:

20230530-3-3.jpg

上記にもあるように、タブメニューのみ表示させる表示モードです。ホームや、送受信などのタブメニューをクリックすると、その各タブの配下のコマンドが表示されます。

3) 常にリボンを表示する:

20230530-3-4.jpg

最初にご紹介した、シンブルリボンか? クラシックリボンか? の違いはあれど、私的にはちゃんとコマンドが表示されてくれる方が好きですね。


【画面構成】

さて次は、Microsoft Outlook for Microsoft 365 の画面構成を見てみましょう。

20230530-4-1.jpg

ざっくり画面を分類してと見ると上記のような感じです。
  1. アプリバー(1)
  2. タブメニュー(2)
  3. ToDoバー(3)
  4. フォルダーウィンドウ(4)
  5. 閲覧ウィンドウ(5、6)
  6. クイックアクセスツールバー(7)
  7. ステータスバー(8)
  8. 検索ボックス(9)
といった感じで構成されています。


1) アプリバー:

実はここが以前にはなかったもので、以前で言えば、ナビゲーションバーと呼ばれるものが、左下にありました。

20230530-4-2.jpg 20230530-4-3.jpg

一応現在の、Outlook の場合には、ファイル>オプション>詳細設定 と開いて、"Outlookウィンドウ" のところで、"Outlookでアプリを表示する" のチェックを外してOFFにすれば、従来のように表示されるように切り替えも可能です。

2) タブメニュー:

この部分は最初にご紹介した、シンプルリボン、クラシックリボンといった形での切り替えが可能です。

3) ToDoバー:

20230530-4-4.jpg

予定表や、直近のイベントの情報などが表示されます。それぞれの項目の xボタン(閉じるボタン)で閉じることも可能です。再表示する場合には、表示タブ>レイアウト>ToDoバー と開いて、予定表など必要な項目にチェックを入れます。

4) フォルダーウィンドウ:

20230530-4-5.jpg 20230530-4-6.jpg

フォルダ一覧については、右上にある [<] をクリックすることで最小化して隠すことも可能です。また最小化した場合、再度 [>]をクリックして、虫ピンマーク(ピン止め)をクリックすれば固定表示に切り替わります。

5) 閲覧ウィンドウ:

20230530-4-7.jpg

メッセージ一覧と、プレビューウィンドウで構成されます。プレビューウィンドウについては、非表示にして、メッセージのタイトルをダブルクリックしない限り開かないような設定に変更することも可能です。その場合、表示タブ>レイアウト>閲覧ウィンドウ の順でクリックして設定を変更します。

6) クイックアクセスツールバー: 

20230530-4-8.jpg

よく利用するコマンドをここに追加しておくことで、文字通りすぐにアクセスできるようになります。

7) ステータスバー:

画面表示の拡大・縮小といったズームの機能、閲覧ビュー/標準ビューといったレイアウトの切り替えが簡単に行えます。閲覧ビューにすると、フォルダ一覧が非表示になり、ToDoバーが非表示になります。

8) 検索ボックス:

20230530-4-9.jpg

メッセージの検索などに利用するのが、この検索ボックスになります。ボックス内をクリックし、さらに[v](高度な検索)を表示させると検索場所の選択や、検索箇所の指定などができるようになります。


私自身はこうしてデザインが変わったりすると、「あれ?何か新しくなった....」ということで、ワクワクしてしまうのですが、逆に変わって「ちょっと違和感がある....」と思われる方も多いようです。

でもこうして新しい取り組みには、積極的に歓迎したいですね。


<参照>




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2023年05月25日

スケジュールの確認がワンクリックで! Outlook for mac に搭載された「Your day is one click away in Outlook for Mac」

「Your day is one click away in Outlook for Mac」(ワンクリックであなたの1日がわかる)という機能が、Office Insider 向けに展開されている Outlook for mac への提供がスタートしています。

20230525-2-1.png

対象はあくまでも、Office Insider 向けなのですが、この新しい機能について、前々回の更新情報でもちょっと触れましたが、改めて取り上げてみました。


「Your day is one click away in Outlook for Mac」とは?

「Your day is one click away in Outlook for Mac」とは、簡単にいってしまえば、"ワンクリックであなたの1日がわかる" という機能です。

20230524-1-2.jpg

上記にもありますが、Outlook を起動してメールをチェックしている最中でも、わざわざ予定表に切り替えなくても、メニューバーにある Outlook のアイコンをワンクリックすれば、本日の予定が確認できる.... ということになります。


-- 設定方法:

この機能は基本的にはデフォルトで有効(オン)になっています。この機能が利用できるようになれば自動的に、Outlook を起動するとメニューバーに、アイコンが表示されるようになることでしょう。

もちろん、必要ない場合にはオフにすることも可能です。

1) メニューバーの "Outlook" をクリックして "ユーザー設定" を開きます

20230525-2-4.jpg

2) "Outlook 環境設定" が表示されたら、"その他"  にある "今日の予定" を開きます

20230525-2-2.png

3) "メニューバーの My Day" のところで、"メニューバーに My Day を表示する" のチェックを外してオフにします

20230525-2-3.png

 -- 表示内容:

20230525-2-5.png 20230525-2-6.png

上記のものは、Office Insider Blog 内で表示されているサンプルですが、その表示内容については、【...】をクリックすると変更が可能です。

20230525-2-7.jpg
  1. 予定一覧
  2. 日付
のいずれかの表示方法が設定できるようになっています。


【利用可能な対象製品】

Office Insider 版が導入されているもので、 Ver.16.72 (Build 23040200) またはそれ以降の製品

現在、通常版は、リリースノートによると、

2023年5月16日 Ver.16.73 (23051401)

が最新となっていますので、バージョン的にはクリアしておりますが、対象製品はあくまでも Office Insider となっていますので、Current Channel(Preview)/Insider Slow あるいは、 Beta Channel/Insider Fast がその対象となっています。


【新しい機能の確認】

新たに追加された機能などについては、Outlook を起動したのち、右上にある紙飛行機のアイコンをクリックすることでも確認できます。

20230525-2-8.jpg

このブログではご紹介してませんでしたが、プライドテーマなどの追加された機能などもこちらから確認することが可能です。


ちょっと前にもご紹介しましたが、Outlook for mac は現在無償で提供されるようになりました。まだ使っていないよ?という方はぜひご使用になってみてください。App Store より導入が可能です。



さぁ〜て、ぼちぼち Microsoft Build 2023 の初日見損なったSpecial セッションの確認にもどりましょうか....。


【追加】

ちなみにこの機能の既知の問題として、macOSのメニューバーにアイコンが表示されるには、あくまでもOutlookを起動している必要があると紹介されています。確かに現時点では、Outlookが起動していないとこのボタンが出てこないわけですが、仮にこれが既知の問題として取り上げられているとすると、今後は、Outlookが起動していなくても表示されるようになるのか? ちょっと今後この機能がどう展開されていくのか? 気になるところです。


<参照>




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2023年05月08日

Outlook でスレッドの一覧がスクロールできない

Microsoft Outlook を起動、メッセージの一覧のところで、マウスなどのスクロールボタンを動かして、メッセージの一覧を下に移動しようとしても、移動できなかったり、ある程度進むと元に戻ってしまい、移動できないことがあります。

20230414-1-1.jpg

今回確認したところでは、メッセージ一覧と、プレビュー画面の間のスクロールバーを利用して移動する分には移動もできたりしてましたが、どうもここでの移動にもいまいち動きがおかしい... 

20230414-1-2.jpg 20230414-1-3.jpg

今回確認したのは、Microsoft Outlook 2021(on Windows 11)でしたが、何となくそういえば自分も思うようにうごかないことがあったな?とも心当たりもあったんですが、マウスの一時的な動作の問題だろうとあまり気にしてませんでした...

しかし調べてみるとちょっと違ったようで、今回のケースも、Microsoft Outlook 側の設定で改善されました。

そんな場合には以下の設定を見直してみてください。

1) Microsoft Outlook を起動します

2) クラシックリボンの場合、表示タブ>ビューの設定 と開きます。シンプルリボンの設定になっている場合には、表示タブ>現在のビュー>ビューの設定 と開きます

20230414-2-1.jpg 20230414-2-2-1.jpg

3) "ビューの詳細設定" の画面が表示されたら、"グループ化" のところをクリックして開きます

20230414-2-3.jpg

4) "グループ化" のダイアログが表示されますので、"並び替え方法に従って自動的にグループ化する" のチェックを外してオフにします

20230414-2-4.jpg

参考にさせていただいた Microsoft コミュニティの内容だと、Outlook 2016 の一例ではありますが、今回確認したものは Windows 11 上で動作する Outlook 2021 と最新のもの。Update も正常にできておりましたが、あまりバージョンに関係なく発生してしまうようです。


-- "並び替え方法に従って自動的にグループ化する" をオフにすると?:

こちらの設定をオフにすると、"昨日" とか "先週" などといった日付ごとにグループ化されることがなくなるので、メッセージ一覧が日付順などの一覧表示になります。


現在うちのPCで確認する限りでは問題なく動作しているので、PC側の利用環境的な問題なのかもしれません。今回はグループ化を自動ではなく手動でカスタマイズしてみてどうなるか?までは確認できませんでしたが、もしうまくスクロールできないというような場合には自動でのグループ化を解除して必要に応じて、手動で "最優先されるフィールド" などのところで、"受信日時" などにカスタマイズしてみて改善されるかどうかも確認してみてください。



<参照>




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2023年04月22日

続々と登場する "Outlook" を再度確認してみた

ちょっと前までは "Outlook" といえば、"Microsoft Outlook" の一択でした。

20230422-1-0.jpg

その後、live.jp や、msn.co.jphotmail.com などの Microsoft アカウントで使用されるドメインにも outlook.comoutlook.jp などといった "Outlook" が加わりました。Web メールは、"Outlook on the web" とか、"Outlook.com" とも呼ばれており、この段階でも、Microsoft コミュニティなどでの書き込みを見ても Microsoft Outlook なのか? Outlook.com なのか? その判別のつきにくい投稿が増えてきて混乱している感も否めませんでした。

そしてさらに今年に入ってから、このブログでもご紹介した新たに "Outlook for mac" の無料提供 や、"Outlook for Windows" といった新たな "Outlook" ブランドが導入されて、もう "Outlook" があちこちで乱立している状況になってきました。ということで、ここで現在利用できる "Outlook" について整理してみました。


【Web版か? デスクトップ版か?】

Outlook を大きく分けると、その利用形態から、ブラウザを介して利用する "Web 版" なのか? それとも、PCやモバイルデバイスなどにインストールして利用する "デスクトップ版" なのか? による違いで区分けできます。
  1. Web版:
    Outlook.com、Outlook on the web(OWA)
  2. デスクトップ版:
    Microsoft Outlook(Windows 版、Mac版)、Outlook for Windows

1) Web版:

ブラウザを介して利用するもので、一般個人向けのサービスとしては、"outlook.com" が、また学校・職場向けサービスとしては、"outlook on the web" としてサービスが展開されています。使い方としては、ブラウザを介して利用するということで Webメールという形では一緒ですが、
  • 個人向け:Outlook.com
  • 仕事・学校アカウント向け:Outlook on the web
と区分けされているようです。

** 「デスクトップ アプリのような web バージョンOutlookを使用する」の中などでも、Web バージョンの Outlook について別名称で取り扱われています。


2) デスクトップ版:

従来からあるいわゆる "Outlook" と呼ばれるものが、"Microsoft Outlook" となります。
  • Windows 版:
    Microsoft Outlook 2019/2021/Microsoft 365
    Outlook for Windows
  • Mac 版:
    Microsoft Outlook 2019/2021/Microsoft 365
先日もこのブログでご紹介しましたが、Mac 向けに無料で提供されるようになったのは、"Outlook for Mac" で、Mac 版の "Microsoft Outlook" と同じ製品になります。App Store を開いても、Microsoft 365 のサブスクリプションに含まれるなんて表示もあったりします。

20230422-1-1.jpg 20230422-1-2.jpg


試しに直接ダウンロードしてみると、Microsoft Outlook のインストーラーパッケージがダウンロードされます。
ただし上記の TechCommunity のブログにもあるように、サブスクリプションがないと、広告が表示されるようになるようです。

一方で 先日ご紹介した "Outlook for Windows" は、Microsoft Outlook とは別の製品で、Windows 10 や Windows 11 に無料で提供されている メールアプリの後継となるものになります。Microsoft Store 経由で配布されているストアアプリとなります。アイコンは、Microsoft Outlook と同じですが、現在は Preview版を意味する "PRE" がついています。今後これがどのように区分けされるかは、今のところ分からないので、今後も注視していく必要があります。


【機能的な違い】

デスクトップ版か? Web版か? でも機能に違いはありますが、同じデスクトップ版でも、Windows 向けの製品では当然ながらメールアプリの延長になる "Outlook for windows" と "Microsoft Outlook" では機能に違いがあります。Mac 版は、広告の有無の違いのようで、アプリとしては同じもののようです。

-- Windows 向け "Outlook" の違い:

ということで、ここでは Windows 向けの Outlook の違いについてみていきます。

20230422-2-1.jpg

新しい Outlook for Windows の概要」の中では、"主要な Outlook 機能のサポート" として、"Outlook on the web"、"Outlook for Windows"、"Windowsメールアプリ"、"Windows用の新しい Outlook" の各製品における主な機能のサポート状況が説明されています。

20230422-2-2.jpg 20230422-2-3.jpg 20230422-2-4.jpg
  • メールをピン留めする
  • 電子メールをスヌーズする
  • マイデイビュー
  • 受信トレイルール
  • 会話の設定
  • ループコンポーネント
  • Microsoft 365 アカウント
  • Outlook.com アカウント
  • サードパーティアカウント(Gmail、Yahooメールなど)
  • 複数アカウントのサポート
  • PSTファイルのサポート
  • 委任
  • 共有メールボックス
  • オフラインサポート
  • Webアドイン
  • COMアドイン
といった各項目の違いがあります。その詳細については、「新しい Outlook for Windows の概要」をご参照ください。

** ちなみに "Outlook for Windows" というのが、わかりずらいのですが、従来 Windows 向けに提供されている "Microsoft Outlook" になります。

以前にご紹介した「「メール」アプリから、「Outlook for Windows」へ 〜新しい「Outlook for Windows」 Part 1」の中でも、その外観について触れていますが、見た目は Outlook.com と一緒です。主な機能についてみてもほぼ一緒なので、Windows 向けのメールアプリが進化して、Outlook.com に近づいたといった感じです。

こうしてPCで利用される Outlook にもいろいろあるのに、ここに Android や、iOS などのモバイルデバイス向けにも "Outlook" があったりするわけです。

同じ "Outlook" でも、似て非なるもの...ってことですね。


<参照>




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2023年04月17日

プロファイルを切り替えて仕事用のアカウントと自宅用のアカウントを使い分ける

Outlook for mac でプロファイルを切り替によるアカウントの管理がより簡単にできるようになります。

20230417-1-1.jpg

【"プロファイル" とは?】

Microsoft Outlook では、Windows 版でも、Mac 版でも、仕事用、家庭用で、メールアカウントなどの情報を切り替えて利用するために、そうした情報をプロファイル単位で扱えるようになっています。従来の方法では以下のような感じになります。

Windows 版:

20230417-1-2.jpg 20230417-1-3.jpg

Windows 版でいえば、コントロールパネル>ユーザーアカウント>Mail と開いて、"プロファイルの表示" をクリックするとその管理をする画面が出てきますので、そこから "使用するプロファイルを選択する" と設定しておけば、Microsoft Outlook 起動時にプロファイルの選択表示が出てきて、仕事用、家庭用などの形でメールアカウントや連絡先などの情報を、ごちゃごちゃにしないようにきっちりと切り替えて利用できるようになります。

Mac版:

20230417-2-1.png 20230417-2-2.png

Mac 版の場合には、アプリケーションフォルダにある、Outlook のアイコンを、Control キーを押しながらクリックし、"パッケージの内容を表示" をクリックして開き、 Contents>ShareSupport と開いて、"Outlook Profile Manager" をクリックして開くと、同様にプロファイルを分けて利用することが可能になっています。

アカウントでプロファイルまたは ID を管理Outlook for Mac」にもありますが、仕事用と家庭用など複数のアカウントをお持ちで、メール メッセージ、連絡先、タスク、予定表、アカウント設定、スクラップブック クリップなどの情報をきっちりすみわけして利用するような用途には便利な機能です。


【もっと手軽に切り替えて利用するために】

Mac 版の場合には、その切り替えも大変だったわけですが、こうしたプロファイルの切り替えをもっと容易に使えるようにしようということで追加される機能が、「新しいOutlook for Macでプロファイルを管理する」で紹介されている新しい機能になります。ワンクリック、またはControl+Tabキーを押すことで、Outlookのプロファイルを瞬時に切り替えることが可能になります。

20230417-2-3.jpg

Outlook を起動すると、右上に地球儀のマークのアイコンががあります。ここがプロファイルの管理するためのボタンになります。あるいはメニューバーの "プロファイルの管理" からその管理画面に移行できます。

20230417-2-4.jpg 20230417-2-5.jpg

"+" をクリックしてプロファイルを追加、仕事用、個人用などと各プロファイルを設定すると、画面左上の地球儀のマークのプロファイルのアイコンの下にアイコンが追加され、そこからプロファイルの切り替えが可能になります。

20230417-3-1.jpg 20230417-3-2.jpg

今回試しに設定してみた上記の例では、

20230417-3-3.jpg
  • すべてのアカウント: 設定されたすべてのアカウントが表示されます
  • 個人用:個人用のプロファイルに紐づけられたアカウントのみが表示されます
  • 仕事用:仕事用のプロファイルに紐づけられたアカウントのみが表示されます
としてプロファイルが設定されています。またSiriのオートメーションを利用して、これらのアカウントの切り替えを自動化することも可能なようです。


<参照>




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2022年11月18日

Outlook の差出人のメールアドレスが設定したはずのメールアドレスと異なる

Microsoft Outlook でメールを送信しようとメッセージの作成画面をだしたら、そこに表示された "差出人" の名前に誤りがある...

20221118-1-1.jpg

今回はこんなケースの対処法についてご紹介いたします。


【"差出人" のところに表示されるメールアドレスの設定場所?】

こうした事例は、メールアカウントの設定を変更した場合などに発生しうるトラブルの一つになります。

例: 迷惑メールが増えてきたので、プロバイダーのメールアドレスを変更した

上記のような例で、今まで使用していたプロバイダーのメールアドレスを変更し、Outlook の設定画面から、アカウントの登録情報を変更。メールは当然ながら正常に受信されているのに、メールを送ろうと、メッセージの作成画面を開くと、"差出人" に表示されているメールアドレスが古いままだった...

20221118-1-1.jpg

実のところ、仮にここに表示されたメールアドレスに誤りがあったとしても、他の設定に誤りがなければ、メールの送受信ともに問題なくできてしまいます。

でもメッセージ作成画面を出すたびに、変更する前のメールアドレスができたりすると気になりますよね?
差出人のところに表示されるメールアドレス... 

20221118-1-2.jpg

当初アカウント設定の画面で設定するメールアドレスのところだと思ってたんですが実は違いました。

もちろんこの部分の設定が間違えていると、相手に送信したのち、受け取った方が返信をクリックしたときにエラーで送れなくなってしまいますので間違えると大変なことになりますが、今回ご紹介したようなケースで、メールアドレスを変更し設定のみ変更する....そんな場合には、おそらく、ここの設定はきちんと修正されることでしょうね。

ではどこに誤りがあるのか?

20221118-1-4-2.jpg

こんな状況で、コントロールパネル>ユーザーアカウント>Mail と開いて確認してみると....
上記のように、アカウント設定欄の表示は間違えたままになっていたりします。


【設定の修正】

さて実際にではどこを修正するのか?

この場合、以下の手順で確認、修正いたします。

1) コントロールパネル>ユーザーアカウント>Mail と開きます

2) "電子メールアカウント" をクリックして、"アカウント設定" のダイアログを表示させ、アカウントを選択し、"変更" をクリックします

3) アカウントの設定画面を開いたら、"詳細設定(M)" をクリックします

4) "インターネット電子メール設定" の画面が表示されますので、"全般"タブにある、"メールアカウント" のところのメールアドレスを修正します

20221118-1-3.jpg 20221118-1-2.jpg

"POP と IMAP のアカウント設定" のところだけ修正して終わり.... とはいかないので注意したいですね。

今回はたまたま遭遇した "あれ?" と意外だった部分について改めて備忘録を兼ねてご紹介させていただきました。


<参照>




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2022年10月18日

通知センターを利用したイベントリマインダーの機能が搭載される

これまでの Outlook for Mac では、スケジューラーなどに予定していた内容の通知を受け取る場合、アプリ内のウィンドウでのみリマインダーが表示されるようになっていました。

さてこれが今後 macOS に標準搭載の通知センターを介してこのリマインダーが受け取れるようになるようです。

20221018-1-0.png

従来の Outlook for Mac の場合、「Outlook for Macで通知とサウンドをオフまたは変更する」にもあるように、Outlook の環境設定から設定を行ったばあい、アプリ内では通知が表示されるようになっていました。

20221018-1-3.png

一方で、macOS には、「Mac で通知機能を使う」にあるような通知センターもありました。しかし今までの Outlook for Mac にはこの通知センターを通じたリマインダーには対応しておりませんでした。これが今回から利用できるようになったということになります。

macOS ネイティブのこの設定を好むユーザーからの要望を受けての搭載ということになります。

20221018-1-1.png

現在私が使用している Outlook for mac は、Office Insider Beta Channel Ver. 16.67.22101200 ということで、すでにこの設定や有効になっておりました。


【Outook/Mac 側の通知設定】

設定に当たっては、Outlook for Mac 側、そして、Mac 側の通知設定の両方で設定を行います。

-- 通知機能の設定:

20221018-1-2.jpg
  1. Outlook for Mac を起動し、メニューバーの Outlook > ユーザー設定 > 通知とサウンド と入ります
  2. "イベントリマインダーのスタイル" のところから、"macOS 通知センター" へ変更します

-- 通知のスタイルの調整:

20221018-1-3.png
  1. こちらは、macOS 側で設定します。アップルマーク > システム環境設定 > 通知 として通知のダイアログを表示します
  2. 左ペインから、Outlook を選択し、右ペインで表示方法などを設定します
デフォルトでは、macOSの通知はバナースタイルを使用するように設定されており、通知は短く表示され、その後スライドして消えるようになっています。通知を画面に表示したままにしたい場合は、macOSの通知設定で通知の種類をMicrosoft Outlookのアラートに変更する必要があります。


【利用可能な環境】

・Ver.16.65 (Build 22091101) 以降の新しいOutlook for Macのすべてのユーザー

うちの場合には、Office Insider Beta Channel なので該当バージョンを大幅に超えていましたので利用できましたが、バージョン的に超えていても利用できないケースもあるようです。

新機能は、順次展開されていきますので、バージョン的にはクリアしていても利用できない場合には、今しばらくお待ちください。

現時点での Office Insider Blog と Office for Mac の リリースノートで確認するかぎり、現在のリリース状況は以下のようです。
  • 10/13 配信 Beta Channel Ver.16.67(ビルド22101200)
  • 10/03 配信 Current Channel Preview Ver.16.66(ビルド22100201)
  • 10/12 配信 Current Channel Ver.16.66(ビルド22101101)
ということで、バージョン的には現時点ではすべてのバージョンはクリアしていることになります。Current Channel Preview については、Web上の情報が更新できていないだけで、少なくとも Current Channel といっしょか? それよりもうちょっと実際にはバージョンが進んでいるものと思われます。


<参照>




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自動的に更新されるアプリを使用して、より迅速に作業する  -- Microsoft 365


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2022年10月10日

連絡先が正しく表示されないなど 現在 Microsoft Outlook で発生している既知の問題

10月に入って提供された更新プログラムの影響で、今回は残念ながら Microsoft Outlook では様々な問題が発生しています。その代表的なのが 連絡先のトラブルかと思われます。

Outlook では、People ビューに連絡先を表示できません」で紹介されているように、Outlook の連絡先を開くと、連絡先正しく表示されません。

20221009-5-1.jpg

表示されないというか?操作ができなくなってしまいます。


-- トラブルが発生する製品:

Webサイトにもありますが、以下の製品で影響が出ています。
  • Outlook 2021
  • Outlook 2019
  • Outlook 2016
いわゆる 永続ライセンス版で発生しているトラブルで、Outlook for Microsoft 365 では発生していません。

-- 対象バージョン:

Windows版 Microsoft Outlook Ver. 2209(ビルド 15629.20156) に更新すると発生します

-- 対処法:

すでにトラブルは Microsoft 側でも把握しており、修正に向けて作業がスタートしております。ただし当面の回避策として以下のような方法が提示されています。

1) 設定変更による対処法

連絡先ウィンドウを開いて "表示" タブを開いて、"レイアウト"グループにある "閲覧ウィンドウ" の設定を "オフ" にします

2) ロールバックによる対処法

ロールバック、すなわちアップデートする前の状態にバージョンダウンして、正常に動作するように戻す方法です。
Ver.16.0.15601.20148 に戻せば、正常に動作することが確認されています。
ただしロールバックした場合には、更新の設定を一時的にオフにしておかないと、自動で更新されてまた利用できなくなってしまいますので、設定を変更しておくことも忘れないようにしましょう。

また更新を無効にしたままにすると、今回のトラブルが修正されたとしても自動では更新されなくなってしまうので、1-2週間したら、「Outlook では、People ビューに連絡先を表示できません」をチェックして、修正プログラムの提供状況を確認し、すでに提供済み(解決済み)となっていた場合には、再度自動更新を有効にして、最新状態にアップデートしてご利用ください。


【その他の問題】

最近の Windows PC 版 Outlook の問題に関する修正プログラムと解決策」によると、10月に提供さてた更新プログラムの影響はこれ以外にも以下のようなものが発生しています。

20221009-5-2.jpg

1) メール サーバーへの接続を停止してしまう

20221009-5-3.jpg


対象製品:Windows 版 Outlook for Microsoft 365

このトラブルには、回避策が提示されていますので、このトラブルが発生している場合には上記サイトをご参照ください。


2) Outlook が起動してもすぐに終了してしまう

20221009-5-4.jpg


対象製品:Windows 版 Outlook for Microsoft 365

ただしこのトラブルは、Windows版 Microsoft Outlook Ver. 2209(ビルド 15629.20156) では修正済みです。


<参照>




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自動的に更新されるアプリを使用してより迅速に作業する -- Microsoft 365

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2022年07月26日

通知ウィンドウにメールの配信のお知らせを表示する

法人向けの Outlook on the web ではすでにおなじみの通知の機能。この機能が、今後 Windows 版 Outlook に搭載されることになります。

20220724-2-1-1.jpg

7月7日付の Office Insider Blog によると、先ほども書きましたがこの機能は、すでに 法人向けの OWA(Outlook Web Apps)ではおなじみの機能。

20220724-2-1-3.jpg 20220724-2-1-2.jpg

Outlook on the web にアクセスしてサインイン。右上のツールバーのところに表示されている鈴のマークです。

20220724-2-1-5.jpg 20220724-2-1-4.jpg

通知の部分をクリックすると、通知が表示されるわけですが、さらにカスタマイズをクリックすると冒頭でご紹介したようにどんな通知を表示させるかの設定ができるようになっています。

20220724-2-1-6.jpg 20220724-2-1-3.jpg

というのは、OWAのものなので、さっそく Windows Insider 版 Beta Channel に搭載された 通知についてみていきましょう。


【Windows 版 Outlook の通知機能】

現在この機能が提供されているのが、Windows 版 Microosft Outlook になりますが、あくまでも Office Insider Beta Channel 向けに提供されている機能になります。

20220724-2-2-1.png 20220724-2-2-2.png

基本的には、OWA のものと同じになります。通知の オン・オフ の切り替えについては、
  • メールのメンション
  • いいね!
  • ドキュメントのメンション
  • 旅行
  • 配達
といった項目について設定が可能になっています。

--利用可能なバージョン:

Windows Insider Beta Channel Ver.2008(Build 15408.10000) 以降をご利用の Office Insider 向けに展開されています。
この機能は、最初は、法人向けに提供されていますが、将来的にはコンシューマー向けにも展開される予定です。

--既知の問題:

ドキュメントの @メンション通知カードをクリックすると、Word for Windows デスクトップではなく、Word for the web で文書が開いてしまいますが、こちらは今後 Word for Windows で開くように修正されます。


今回ご紹介した新しい通知の機能は、Windows Insider であり、Office Insider をご利用の法人向けに展開されている極めて限定的なものになっています。


<参照>




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2022年06月24日

メッセージの送信を中止する機能が Outlook for Mac に搭載される

Microsoft Outlook for Mac に、送信ボタンをうっかり押してしまっても、送信を取り消せる機能が搭載されることになりました。
この機能、ユーザーからもリクエストの多かった機能のようです。

20220624-1-1.jpg 20220624-1-2.jpg

メッセージを作成して、思わず Returnキー を押して... 

"あれ? 送信してしまった〜"

なんて経験ある方もいらっしゃるかもしれませんね。

そうしたケースに限らずメッセージを作成して、よくよく見なおさずに送信。
その後、自分の送信したメールを確認してみると、誤字(誤変換)や脱字などに気が付いて "あちゃぁ〜" となるケースもあるかもしれません。

これまでの Outlook for Mac の場合には、送ってしまったものは送信の取り消しなどもできないため、送ってしまったものは取り返しがつきませんでした。

そんな場合、トラブルを防ぐために例えば
  • 即時送信せずにいったん下書きなどの保存しておいて、内容を再確認してから送る
  • メッセージ作成後、他の人に目を通してもらってからメールを送信する
そんな形で対応していた方も多いかと思います。

当然ながらビジネスでのやり取りになった場合には、こうした慎重な対応も必要です。ただし一方では即返事を送らないといけないといったような、速やかな対応を要求されることも多々あり、どうするのが一番いいのか?難しところです。しかし面倒でも慎重にならざるを得ません。

一方、プライベートなメッセージのやり取りであったりすると、そこまでするのもどうか....とあまり気にせずにそのままの状態でご利用の方も多いかもしれませんね。。


【メッセージの送信を中止する機能】

今回搭載されるメッセージの送信に停止をかける機能は、実際には例えば Gmail や Web 版 Outlook では、すでに搭載済みですので、そちらではおなじみの機能になります。

20220624-2-1.jpg 20220624-2-2.jpg

  • Outlook for the web:5秒、10秒からの選択
  • Gmail(Web版):5秒、10秒、20秒、30秒からの選択
となっています。

-- Outlook for the web の場合:

設定 > Outlookのすべての設定を表示 と開きます。
メール > 作成と返信 とクリックすると、「送信の取り消し」という項目があります。
デフォルトでは "0" 秒。つまり未設定になっていますが、設定を変更することで、5秒、10秒と選択できるようになっています。ただし、秒単位ではないようです。
メッセージを送信すると画面左下に「送信しています」と表示され、そこに「元に戻す」と表示されていますので、そちらをクリックすると送信がキャンセルされます。

-- Gmail の場合:

設定 > すべての設定を表示 > 全般 と開くと、「送信取り消し」という項目があります。
デフォルトでは有効になっていて、5秒に設定されています。
なので、Gmail(Web版)で送信した際に、一瞬画面の下に「送信しています」という表示されて「キャンセル」もクリックできるようになっています。


【Microsoft Outlook の場合】

さてこうした機能が Microsoft Outlook ではどうか?というと、当然ながら Outlook for Mac の機能としてはなかったわけですし、Windows版の Microsoft Outlook であっても、設定されているアカウントによっても異なっていました。

送信したメッセージを取り消す、または置き換える」にもあるように、Windows 版 Outlook であったとしても outlook.com などのような Microsoft 365 または Microsoft Exchange メール アカウントを利用しているケースでは取り消しも可能でした。それ以外のアカウントでは取り消しはできませんでした。

今回 Outlook for Mac に搭載されるようになった機能の概要は以下の通りです。
  • 取り消し可能(送信待機になる時間)は、5秒、10秒、15秒、20秒からの選択になる
  • Office Insider Beta Channel Ver.16.62(Build 22050200) 以降が対象
  • Microsoft 365 や Outlook.com のアカウントでのみ利用が可能
つまりは、やっと Windows 版と同じように Mac 版 Outlook でもこの機能が利用できるようになるということになります。


-- こうした "送信取り消し" ができない場合:

今回ご紹介したような送信の取り消しができないアカウントだったりする場合にはどういった対処法があるのか? 冒頭に、いったん下書きに保存して後で送信するなんて言う方法もご紹介しましたが、それ以外にも Microsoft Outlook の機能を利用して以下のような方法もあります。
  1. 仕訳ルールを利用して送信を制御する
  2. 送信日時を指定して送信する

1) 仕訳ルールを利用して送信を制御する

Microsoft Outlookには、受信したメッセージをルールに基づいて仕訳する機能(仕訳ルール)を設定できるようになっています。Windows 版の Outlook の場合には、仕訳ルールの作成の際に、「送信メッセージにルールを適用する」と設定することで、ルールに基づいて配信時間を何分後にするか指定が可能です。

20220624-3-1.jpg

ただしこの機能は、Outlook for Mac では受信したメールを仕分けするルールは作成できても、送信メールに対する仕訳はできないようなので、Mac 版では残念ながら利用できません。今後に期待しましょう。


2) 送信日時を指定して送信する

唯一、Windows 版、Mac 版 のどちらでも利用できるのがこの方法になります。

-- Mac 版 Microsoft Outlook の場合:

20220624-3-2.jpg 20220624-3-3.jpg

新規メッセージを作成したのち、"送信" ボタンの脇の "V" をクリック、"後で送信" をクリックすると、送信日時を指定するカレンダーが表示されますので、そちらから設定を行います。


-- Windows 版 Microsoft Outlook の場合:

20220624-3-4.jpg 20220624-3-5.jpg

新規メッセージを作成し、オプション > その他のコマンド > 配信のタイミング とクリック。
"配信オプション" のところから、日時を指定します。


今回、Outlook for Mac に追加されたこの機能。現時点ではまだうちの Microsoft Outlook for Mac でも利用できないので、Outlook の環境設定を開いて「作成」を開いてもまだ以前と変わらないままです。この機能に限らずこうした新しい機能は順次展開されていくようなので、現時点でまだ展開されていない場合には、今しばらくお待ちください。

もちろんこうした機能も、送信して一定の時間を経過してしまうと、送信されてしまうわけなので、あくまでも「ヒヤリハット」を防ぐための一つの方法にすぎません。

こうならないためには、送信する前に確認する癖はつけた方がいいのかもしれませんね。


<参照>




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2022年04月02日

”近日公開の機能” と Outlook の新しいエクスペリエンス

ある時 Outlook を起動したら、画面の右上に "近日公開の表示は間もなく消えます" と右上に表示されておりました。

20220401-11-1-1.jpg 20220401-11-1-2.jpg

今の Outlook の画面を見るとちょっと前から新しいUIになっていたわけですが、現在 "近日公開" の機能が "オン" になっていることから現在これが適用されているという状況のようでした。

"近日公開の機能" のところをクリックすると、画面の右側に "近日公開の機能" というウィンドウが表れて、その内容が表示されました。

20220401-11-1-3.jpg

その部分だけ切り取ってまとめてみたのが上記の画像です。要するに今の表示は、この新しいUIが適用された状態なわけですね。そういえばいつからか変わってました。本来左下にあった、メール、連絡先、カレンダーの表示が左上に移動し、さらに、Wordなどのその他のアプリへのリンクも表示できるようになってたんですね。

20220401-11-2-1.jpg 20220401-11-2-2.jpg

 "近日公開の機能" 適用前(左)と  "近日公開の機能" 適用後(右)と並べると明らかに違うわけですが、この新しいUIの適用が間もなく正式になる関係で、この "近日公開の機能" という表示が消えるよ?という案内だったわけですね。

"近日公開の機能" の説明の冒頭にも「すべてのお客様の変更を確定する前に、都合の良いときに新機能をプレビューし、フィードバックを共有する機会です」とあるように、Office Insider プログラムまではいかないものの、この新しい機能を事前に体験してもらうためのお試し的な期間ということになります。

ということで、Outlook の UI は間もなく、新しくなるようです。


<参照>




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2022年02月11日

KB5008212の適用後、Outlook でメールの検索がうまくいかない

Outlook を起動して、メールを検索してしてもあるはずのメールが検索でひっかかってこない....

どうも、12月14日に配信された KB5008212 が要因で、Outlookにてトラブルが発生しているようです。


【KB5008212とは?】

2021年12月14日に配信された Windows の更新プログラムです。

20220211-1-1.jpg 20220211-1-2.jpg

Windows 10 および Windows 11 向けに提供されております。その詳細については、以下のサイトにてご確認ください。


上記サイトでも紹介されていますが、この既知の問題として、今回の Outlook でのメールの検索の問題があります。


【概要】

では今回発生しているトラブルについて具体的にご紹介していきます。

20220211-2-1.jpg

具体的には、"Windows 更新プログラム KB5008212 の後に Outlook 検索で最近のメールが表示されない" といったサイトでも紹介されていますが、Outlook でメールを検索した際、その検索結果に実際に受信トレイを開くとあるのに、比較的近いメールが検索でひっかかって来ないという内容になります。

上記サポートサイトによると、

ローカル Windows Search サービスを使用して検索してメールのインデックスを作成するため、POP、IMAP、オフラインの Exchange アカウントを持つユーザーに大きく影響します。 Microsoft 365 にホストされているメールと接続されている Exchange アカウントはサービス検索を使用するので、この問題の影響は受けません

とのことです。

当初この問題を最初に確認した際、私もインデックスを再構築したりいろいろやってみたものの改善には至りませんでしたが、色々調べてみるとこうしたトラブルが発生していることを確認した次第です。


-- 対象:

この更新プログラムが配信されている対象OSは現在サポートされている
  • Windows 10 2004/20H2/21H1/21H2
  • Winodws 11
とすべてがその対象です。

** Windows 10 Ver.2004 は、2021年12月14日にサポートが終了しております。



【対処法】

サポートページにもありますが、ご利用環境によって異なります。Windows 10 においては、すでに "既知の問題のロールバック" によって解決済みという扱いになっていますが、Windows 11 の場合には、現在も対応中のままのようです。

ただし一時回避の方法は提示されていますので、一時的な回避は可能です。


-- Windows 10 の場合:

Windows 10 の場合には、 "既知の問題のロールバック" (KIR) での対応により、ステータスは "解決済み" となっています。

20220211-3-1.jpg 20220211-3-2.jpg


上記の場合には、Winodws 10 21H2 の既知の問題のところでの表示になります。


-- "既知の問題のロールバック" とは?:

Windows Update によって問題が発生した場合、影響を受けたデバイスをすぐに本番環境に戻すことができる新機能です。詳細は以下のサイトをご参照ください。最近はこれがあるので、Update によるトラブルが発生しても解決まで時間がかからずに済んでいるケースも多々あります。

20220211-3-3.jpg



-- Windows 11 の場合:

現在もまだ対応中のようです。

20220211-3-4.jpg


ただし、一応一時的な回避策が "軽減策" として提示されています。「Outlook の組み込みの検索を使用する Windows デスクトップ サーチを無効にすることで、この問題を回避することができます」とのことです。

詳細は上記サイトの、Windows 11 の場合をご確認ください。レジストリにキーを追加するといった操作が必要になります。


<参照>




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2021年09月06日

旧来のOutlookの設定画面を表示したい

時々、Outlook のメール設定の画面が変わってしまって、メールの設定方法がよくわからない....というお話を耳にします。

20210906-1-0-1.jpg 20210906-1-1.jpg

Outlook 365 の アカウントの作成画面ですが、Outlook 2019 でも上記のような画面になります。さらに言えば、Outlook2013 といったような古いものでも、この画面までは、違いがありません。

20210906-1-2.jpg 20210906-1-3.jpg

さてではどこが変わったのか? 変わったところはこの次のアカウント作成の段階になってからになります。


【メール設定画面の違い】

では具体的に比較してみましょう。

-- Outlook 365/2019 の設定画面:

Outlook 365/2019 で "新規作成" をクリックすると、メールアドレスの入力という画面になります。

20210906-2-1.jpg 20210906-2-2.jpg

もちろん "詳細オプション" をクリックして、"自分で自分のアカウントを手動で設定" から入れば、メールサーバーの個別の設定画面に入ることもできます。

20210906-2-3.jpg 20210906-2-4.jpg 20210906-2-5.jpg


-- Outlook 2013 の画面:

これに対して、Outlook 2013 など古いものの画面は異なります。アカウントの画面を出して、"新規" をクリックすると...

20210906-3-1.jpg

アカウントの作成画面が開きます。

20210906-3-2.jpg 20210906-3-3.jpg 20210906-3-4.jpg

自分で作成するとして、POP/IMAP と選択していくと、上記のようなサーバー設定の画面開きます。

Outlook 2013 など古いものを利用していて、Outlook 2019 などの新しいものにPCの買い替えとともに新しくなったりしたときに、画面がいつもと違うってことで、カラフルで簡単そうなわりには "わかりずらい" と思われる方も多いようです。


【従来のような設定画面は表示できないのか?】

そうすると、何とか従来のような設定画面を、Outlook 2019 などでも開いて設定ができないのか?

ストアアプリ版の Office の場合には、クイック実行版とは全くベースが異なるので、これからご紹介する方法はできませんが、クイック実行版の場合には以下の手順で従来のような設定画面を表示させることが可能です。

-- 手順:

1) まずはコントロールパネルを開きます。呼び出し方はいろいろありますのでおまかせしますが、Winodws キー + "R" として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを開いて、"名前" のところに "control" と入力して、"OK" をクリックします

20210906-4-1.jpg

2) コントロールパネルが開いたら、"ユーザーアカウント" をクリックし、さらに "Mail(Microsoft Outlook)" とクリックしていくと、"メール設定" の画面が表示されます

20210906-4-2.jpg 20210906-4-3.jpg 20210906-4-4.jpg

3) "アカウント設定" の画面が表示されますが、ここからがちょっと違います。"新規" をクリックすると、この画面からは旧来の設定画面と同じ画面が表示されます

20210906-4-5.jpg 20210906-4-6.jpg


すでにご存じの方も多いかもしれませんが、今回は Outlook の設定画面について取り上げてみました。

昔の設定画面と違ってわかりずらい〜っていう方は、コントロールパネルから設定を試してみてください。設定の変更などについても、今回ご紹介した方法で古い画面を出した方がわかりやすい....という方は多いかもしれませんね。


<参照>




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2021年07月09日

Outlook for Mac でメッセージのヘッダー情報を表示させる

Windows 版の Microsoft Outlook ではお馴染みの機能だったわけですが、メッセージのヘッダー情報を確認する機能が、Outlook for Mac に搭載されました。

20210708-5-1-1.png 20210708-5-1-2.png
怪しいメールを受け取った時などに、メッセージのヘッダー情報から、送信元を確認したりと、使う場面はいろいろあるかもしれませんが、Windows版ではおなじみのこの機能が Outlook for Mac でも利用できるようになったというのは歓迎すべきことなのかもしれませんね。

-- 対象バージョン:

Office Insider Beta Channel Ver. 16.51 (Build 21062402) 以降
ただし、順次利用できる範囲を広げているとのことで、該当バージョンであっても利用できないこともあります。その場合には、利用が可能になりまでお待ちください。

またこの機能は現時点では、Office Insider Beta Channel ユーザー向けに展開されているものです。今後、Current Channel(Preview)および、Current Channel にも展開されていくと思われますが、Beta Channel 以外の方は、実際に展開されるまでもうしばらく時間がかかると思いますのでお待ちください。

-- 操作方法:

20210708-5-2-1.jpg

1) Outloo for Mac を起動します
2) 受信トレイなどに着信したメールの一覧から、いずれかのメールを選択し、Controlキーを押しながらクリック
3) 表示されたメニューから、"ソースの表示" をクリックします
4) するとテキストエディタが起動し、メッセージのソースが表示されます

一応ブログでは、"新しいOutlook" が有効でないと利用できないようにありますが、今回うちの Outlook for Mac で確認するかぎりでは、"新しいOutlook" が "オフ" でも、"ソースの表示" は可能でした。

一応、フィードバックしておくことにしましょうね。

Beta Channel をご利用の皆さんはぜひ一度ご確認ください。


<参照>




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2021年05月12日

Outlook.com のメールが表示されない

現在トラブルが発生中のようです。

アカウントによっては、大丈夫な方もいらっしゃるかもしれませんが、先ずは以下のサイトよりサービスの状態を確認してみてください。

20210512-1-1.jpg


ちょうど現在はトラブル発生中の場合上記のような状態になっています。

20210512-1-2.jpg

Microsoft コミュニティに投稿されている記事で確認すると、暫定的な回避策として、Microsoft Outlook に設定されたアカウントであっても、セーフモードで起動すれば、閲覧はできるようになるようです。

既に対応は進んでおり、"May 12, 2021, at 3:00 AM UTC" までに復旧予定ともあるので、日本時間でいうとお昼ぐらい。段階的にすべてのユーザーに適用されるようなので、しばらくお待ちいただく必要があるようです。


<参照>




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2021年03月01日

Microsoft Outlook に設定した AOL のアカウントが認証エラーになる

AOLと聞くと、1998年に公開されたトム・ハンクスとメグ・ライアンが登場する "You've Got a Mail!" の映画でも話題になったあれ。一時は大流行したプロバイダーでした。電子メールもまだまだ国内では今日ほど使用されていないような時代。インターネット時代の到来を告げる作品と言っていいかもしれません。

さてそんな一時代を終えたAOLは、国内では間もなく完全に接続サービスが終わり、AOLのメールサービスは、現在は、米国Oath Inc.が提供しているフリーメールとして細々と生き残っているという現状です。

20210228-1-1.jpg



【メールサービスはフリーメールとして引き続き利用可能】

さてそんなAOLのメールサービスですが、先ほどもちょっと書きましたが現在は米国Oath Inc.が提供しているフリーメールとして利用は可能です。今となっては新たに取得できない "〜@aol.com" 何ていうメールアドレスも貴重ですね。

20210227-0-1.jpg

ところでそのAOLのメールサービスですが、今年になって、ちょくちょく Microsoft Outlook で認証エラーになって使用できないという声を聴くようになりました。

20210228-1-2.jpg 20210228-1-3.jpg 20210228-1-4.jpg

そんなAOLメールを、Microsoft Outlookに設定するための情報は、"メール設定のヒント/AOL" にある通りです。一部上記のようにキャプチャーしてみましたので参考にしてみてください。

--パスワードの設定変更が必要:

このAOLのメールサービス。もちろん、Webメールとして利用する分には何も変更しなくてもこれまでのメールパスワードで利用可能なのですが、Microsoft Outlook などのメールクライアントで利用する場合、アプリパスワードを新たに作成して設定しなおす必要があります。

Webメールを利用する場合:

20210227-2-1.jpg


Webメールについては、AOLのWebサイトにアクセスしてログインすればご利用いただけますので、現時点では特に問題ないかと思います。詳細は上記リンクなどをご確認ください。

メールクライアントに設定する場合:

さて問題は、Microsoft Outlook などのメールクライアントに設定する場合です。先ほどご紹介したメールの設定のところでは、特にメールパスワードについては触れられていないのですが、実は、アプリパスワードを新たに取得して設定しないと利用できないようになってしまいました。昨年以下のような英文のメールが届いていたみたいですね。

-------
Hi AOL Member,

Just in case you missed our prior emails, we’re letting you know that AOL Mail will no longer support third-party applications (such as third-party email, calendar, or contact applications that weren't developed by AOL) using outdated sign-in methods. We’ve noticed you might be using one, so we need you to make some changes before 20 October 2020.

Please take one of the actions below to keep your inbox running securely:

Option 1: We recommend that you access your email using our free AOL app for iOS and Android or simply go to mail.aol.com to access AOL Mail on the web.

Option 2: Keep your current, non-AOL app, BUT follow a few steps to get it to sync with our secure sign-in method. The steps vary across different email applications, but in most cases, you will have to remove your AOL account from the app and then add it back again to update the sign-in security. Use the links below to follow the specific steps for your current application:

iOS Mail
Gmail
Samsung Mail
Others

Option 3: You can generate a one-time, unique password that will allow you to sign in to your account using your non-AOL email application. Once created, this password will continue to allow your app to securely sync your AOL email unless you sign out (or are signed out) from your app. You can find instructions on how to do this here.

If you have questions or need an option you don’t see above, visit our help page.

Thanks for using AOL Mail. We’re always glad to deliver on what you need.
------

そこでどうやってアプリパスワードを設定するのか?という点になりますが、たまたま、BlueMail というアプリのサポート情報にあったので、ここなんかは参考になるかな?と思いますので参考にしてみてください。


とはいえ、具体的にどうなのか? 確認してみました。

1) まずは、AOL にアクセスしてWebメールの画面にサインインします

2) AOLアカウントのセキュリティページに移動して、"アカウントのセキュリティ" にある "アプリパスワードを生成" をクリックします

20210227-2-2.jpg

3) アプリパスワードの作成のためのポップアップ画面が表示されますので、Androidのメール、iPhoneのメール、Outlook デスクトップ版などご利用環境に合わせてアプリを選択すると、自動生成されたアプリパスワードが表示されますので、こちらのパスワードをコピーして、Microsoft Outlook などに設定しなおします

実は、Microsoft のサポートページにも以下の様に取り上げられていたんですね。


-- 以下、上記サイトより引用:

「Gmail、Yahoo、iCloud、Outlook.com、AOL アカウントはすべて、お客様のメール アカウントにアクセスしようとしているユーザーがお客様自身であることを確認できるように、2 段階認証を使用しています。
自分のメール アカウントを Outlook に追加するには、アプリ パスワードが必要になります。 これは、通常のメール アカウントのパスワードとは異なるパスワードです。 次のメッセージが表示される場合は、アプリのパスワードが必要です: 2 段階認証がアカウントに設定されています。アプリケーション パスワードを使用してをサインインしてください。」

だいぶ前にも iCloud.com のメールアドレスを Microsoft Outlook に設定する際にはアプリパスワードが必要になった際にご紹介させていただきましたが、今回のAOLもデフォルトで二段階認証が有効になっているので必要になったってことのようですね。


ただしMSコミュニティの投稿を見ていると、その真相はわかりませんが、"2021年6月には新しく設定することはできなくなる予定" 何ていう情報もあるようなので、ご利用の方は早めにアプリパスワードを取得して再設定したほうがよさそうです。


【更新】

Microsoft Outlook でのパスワード設定変更については以下のサイトをご参照ください。



【2021/08/03更新】

当初、2021年6月には新しく設定できなくなるなんて話もあったようですが、昨日確認したところでは、現在も、Webメールでアカウントのセキュリティの画面に入って、アプリパスワードを生成もできました。
当然ながら、これを利用して Outlookのメールパスワードを変更すれば、その後も、Outlookにて AOLのメールアカウントを引き続きご使用いただけます。

念のため自分用にメモ...

POPメールサーバー: pop.aol.com ポート:110
SMTPメールサーバー: smtp.aol.com ポート:465  暗号化:SSL/TLS
アカウント名:メールアドレス

なお、アプリ用パスワードはアプリパスワード生成の際、デスクトップ版 Outlook 用などご利用環境を選択して生成したものを設定します。




<参照>




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2021年02月01日

Outlook に Yahoo のメールアカウントを設定できない

だいぶ前に、Windows のメールアプリの例でご紹介させていただいた件と同様で、Outlook 365 でも自動では設定ができないようです。


Outlook 365 で確認はしておりますので、他のバージョンでは確認しておりませんのでご了承ください。

-- なぜエラーになるのか?

エラーの画面を見れば一目瞭然なんですが、メールサーバー名が異なります。本来、日本のYahooのメールアカウント(〜@yahoo.co.jp)を設定する場合、pop/imap のサーバー名は、

pop.mail.yahoo.co.jp
imap.mail.yahoo.co.jp

となるはずですが、自動で検索されるメールサーバー名が、 "pop.mail.yahoo.com" となるため、認証がとおりません。


【設定検証】

では具体的にどういったタイミングでエラーが表示されるか、そして、どう修正するか?検証してみましょう。

-- 設定編:

1) ファイル>情報>アカウント設定>アカウント設定 と開いて、"電子メールアカウント" のダイアログを表示します

20210119-1-1.jpg

2) "新規" をクリックして、"メールアドレス" を入力し、"詳細オプション" をクリックして、さらに、"自分で自分のアカウントを手動で設定" を選択し、"接続" をクリックします

20210119-1-2.jpg 20210119-1-3.jpg

3) POP または IMAP を選択し、"POPアカウントの設定" または "IMAPアカウントの設定" 画面になったら、パスワードを入力し "接続" をクリックします

20210119-1-4-1.jpg 20210119-1-4-2.jpg
20210119-1-5-1.jpg 20210119-1-5-2.jpg

4) しばらくすると、POPアカウントの場合、認証エラーになって、パスワードの再入力の画面が、また IMAPで設定した場合 "問題が発生しました" と即エラーの画面になります

20210119-1-6-1.jpg 20210119-1-6-2.jpg 20210119-1-6-3.jpg

** POPの場合(中央の画像)には、"キャンセル" をクリックすると、ここでIMAPと同様に、エラーの画面になります


-- アカウントの修正:

さてでは具体的な修正方法です。 "問題が発生しました" というエラー表示になってから修正の作業に入ります。
ちなみにPOPで設定する場合、パスワードの再入力を求められた段階で、キャンセルをクリックすれば、"問題が発生しました" の画面になります。IMAPの場合には、すぐに "問題が発生しました" となります。

1) "アカウント設定の変更" をクリックします

20210119-2-1-1.jpg 20210119-2-1-2.jpg

2) 表示された、受信メールのサーバー情報を修正します

20210119-2-2-1.jpg

POPの場合:
受信メール pop.mail.yahoo.com ⇒ pop.mail.yahoo.co.jp
送信メール smtp.mail.yahoo.com ⇒ smtp.mail.yahoo.co.jp

20210119-2-2-2.jpg

IMAPの場合:
受信メール imap.mail.yahoo.com ⇒ imap.mail.yahoo.co.jp
送信メール smtp.mail.yahoo.com ⇒ smtp.mail.yaoo.co.jp


--注意:

Yahooメールの場合、メールクライアントに設定して利用する場合
  1. WebサイトよりYahooメールにログインして、POP/IMAPを使用する設定を有効する
  2. 前回にも取り上げましたが、1/19以降、ポート番号の変更する
必要がありますので、ご注意ください。


【追加】

ちなみに以前ご紹介した、Windows 10 のメールアプリですが、こちらも依然としてエラーになってしまいますので修正が必要です。これらについては、Microsoft の方にもう数年にわたって繰り返しフィードバックしているんですが、まぁフリーのメアドですしね、悲しいかな?修正などする気もないんでしょうね...


Windows 10 のメールアプリでご利用の方は上記記事も参考にしてください。


<参照>





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2020年11月12日

Outlook で着信したメールの添付ファイルが文字化けする

以前に取り上げようと思っていてすっかり忘れていたトラブルですが、現在もトラブル継続中のようです。

20201111-1-1.jpg

MS コミュニティを見ると、9月ぐらいにこれに該当する質問があがってますので、かなり前からの症状のようです。
たまたま今回、拝見させてもらったPCでもまだ発生しておりました。

今回、zip ファイルやxlsxファイルが、文字化けしてましたが、たまたま 頭文字を頼りに、zip、xlsx と拡張子を修正して開けることを確認しています。ファイル名は2バイト文字が使用されてましたが特に文字化けせず拡張子の2文字目以降が文字化けしていた状況でした。

恐らくいろいろなパターンがあるんでしょうね。

POP アカウント が設定された Thunderbird あるいはその他のメールクライアントから、ファイルを添付されたメールを Outlook で受信すると添付ファイルのファイル名が破損するようです。

これまでに何件か確認したところでは、2バイト文字を利用された添付ファイルのファイル名が文字化けするケースも多いようですが、拡張子だけが文字化けするケースも多々あるようです。今回のケースでは、添付ファイル自体は問題なく開けるようでした。

但しファイル名はともかくとして、拡張子が文字化けしてしまうと、何のファイルだったのか?確認しないと変更するにも変更しようがないですね....


【修正されるのはいつ?】

サポートページによれば、Build 13416.10000 で修正されているようですが、このバージョンが一般ユーザーに提供されるのは、11月後半のようです。

今月の Update で、最新チャンネルについては Ver.2010(Build 13328.20356) になっていますが、まだこれが適用されているバージョンではありません。

ただし最新チャンネル(プレビュー)は、すでに Ver.2011(Build 13426.20184) となっていますので、まもなく最新チャンネルも更新されるものと思われます。


【2020/11/25 更新】

Microsoft 365 Personal については、11/16のときに、Ver.2011(13426.20184) となっていましたが、Microsoft 365 Apps for enterpriseおよび、ストアアプリ版の Microsoft 365 Personal については、本日、11/25 に、Ver.2011(13426.20274) となりました。
ということで、とりあえず最新チャンネルでご利用の方は、今回のトラブルについては解消されているかと思います。


<参照>






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2020年10月05日

Mac 版 Outlook が大幅に刷新!

Office Insider 向けに提供されている Mac 版 Office Insider Fast において、Mac の次期OS "Big Sur" に向けて、ユーザーエクスペリエンスの更新など様々な機能の更新が入っているようです。また既知の問題の修正においても多数の修正が入ったようです。

20201005-1-1.jpg 20201005-1-2.jpg

10月3日付で、Office Insider にて 9月20日から30日までに公開された Ver.16.42 (20093000, 20092705, 20092300, 20092101) に関するリリースノートが公開されました。


【新しくなった機能】

  • Big Sur に向けてユーザーエクスペリエンスの更新
  • 自然な言語による検索
  • 保存された検索(別名スマートフォルダー)
  • iCloudのサポート

【既知の問題の修正】

  • メールサウンド:新規メールの着信時にサウンドを再生
  • アドイン:Dynamics レコードに対する会議を追跡しようとするとき、
    会議の招待状を再送信するように求められることはなくなりました
  • 添付ファイル:メッセージから添付ファイルが開けるように修正
などなど

Mac 版の Outlook は、次期 macOS "Big Sur" に向けて、着々と準備を進めているようです。


<参照>




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2020年09月23日

大切なメッセージをピン留めする

Outlook.com ではおなじみのメッセージをピン留めする機能が、デスクトップ版 Microsoft Outlook に追加されることになります。

20200922-1-0.jpg

Microsoft が発行する outlook.com や outlook.jp などのドメインで Microsoft アカウント を取得した場合、これをメールアドレスとしても利用が可能になります。このメールアカウントをWeb上で管理利用するための OWA: Outlook Web App (Outlook on the Web) では、かなり前から利用されていたメッセージのピン留め機能が、いち早く、Beta版 Office Insider 向けに提供がスタートしました。

20200922-1-1.jpg

リマインダーとして保存しておきたいメールを探しやすくするためにも大勢の声が uservoice.com に寄せられていたようですが、これが晴れて実現する形になりました。


【利用方法】

ピン留めしたいメッセージを選択し、ツールバーのピン留めのボタンをクリックします。
だいぶ前にも一度紹介していますが、ツールバーの表示方法には、シンプルリボンとクラッシックリボンの2通りあります。

20200923-2-1.jpg 20200923-2-2.jpg

左がクラシックリボンの場合、そして右がシンプルリボンの場合になります。その切替方法については、以前ご紹介している以下の記事をご参照ください。


"ピン留め" すると、"ピン留め" というグループに振り分けられ、さらに "ピン" のマークも付くようですが、現時点で確認する限り、"ピン"のマークはつかないようです。


【利用条件】

今後この利用できる要件は変わるかもしれませんが現時点では以下のようになっています。

・Microsoft 365 E3以上の契約者で、Exchange Online アカウント利用の場合
・Beta Channel Ver.2010(Build 13301.20004) 以降のバージョン


【既知の問題】

提供がスタートしたばかりの機能でもありますので、現時点で判明している既知の問題もあります。

1) PINの機能は、メールの同期ウィンドウの範囲に限定されますので、この範囲を超えるとPIN留めされたメールは表示されなくなります
2) PIN留めされたものの順番を変更できません


【今後の予定】

Outlook for Android や Outlook for iOS 向けにも提供が予定されています。

Insider 向けにも順次利用できる適用範囲を広げていくようですが、今後フィードバックなどに基づいて、機能改善のため、まれに機能が削除されることもありうるようです。


今回のメッセージのピン留めの機能。OWA上では、法人・個人関係なく利用できますが、Microsoft Outlook 上では、あくまでも、Microsoft 365 E3 以上の法人向けプランをご利用の方が対象になります。

Outlook がより使いやすくなるこの機能。一般の中小企業を対象とした、Microsoft 365 Business Standard や コンシューマー向けにも展開されるといいですよね。少なくともサブスクライバー向けには期待したいところです。今後の展開に期待しましょう。


<参照>




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2020年05月19日

Outlook のシンプルリボンとクラシックリボン

Outlookの見た目がいつの間にか?新しいシンプルリボンになっている....

--シンプルリボン:

20200519-1-1.jpg

--クラシックリボン:

20200519-1-2.jpg

今更ながら、あれ?と思われている方いらっしゃるかもしれません。

あるいは逆に、まだ新しいUIになっていない....と今更気が付かれた方もいらっしゃるかもしれません。

そうなんです、Outlookの外観が変わっているんですね。これ自体はもうかなり前からこうしたUIに変わることについて、このブログでもご紹介させていただいていました。


2018年11月17日の記事なので、もう2年半前ってことになりますが、その当時は、まだ "近日公開の機能" として提供されていたのですが、その後私も Mac 版の Outlook の新しい外観のことの方ばかり気になっていて、Windows 版のことはすっかり忘れてたら、Windows 版もすっかりこの新しいUIが定着していたというわけです。

但しその当時にあったように、 "近日公開の機能" というのはなく、ツールバー脇のところで、切り替えられるようになっています。
シンプルリボンになって、いつも使っていたあの機能はどこ?という方は、"簡略化されたリボン参照" をご参照ください。


-- シンプルリボンとクラシックリボンの切り替え:

このシンプルリボンクラシックリボンの切り替えは、ツールバーの右端にある "キャレット" をクリックして操作の切り替えを行います。

20200519-1-3.jpg 20200519-1-4.jpg

シンプルリボンの場合、右の画像の様に、キャレット下向きのマークになっていますので、こちらをクリックします。また左の画像にあるようにクラシックリボンの場合には、キャレット上向きのマークになっていますので、こちらをクリックします。

現在はこの操作により切り替えが可能になっています。


ところで、Mac 版の Outlook はというと、


でもご紹介していますが、すでに Insider 版などでは、新しいUIが採用されています。ただし、Mac版の場合には、設定されているアカウントによっては、この新しいUIは適用されません。

新しいUIが適用されるのは、"Office 365、Outlook.com、Google アカウント" のみとなっています。それ以外のアカウントを設定している場合には、古いUIのままとなります。

っていうことで、今更感も否めませんが、Outlookの外観について取り上げてみました。


<参照>




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2020年04月06日

Mac 版 New Outlook

Office Insider 向けに提供されているはずの New Microsoft Outlook。

いくら待ってもうちの Office Insider版 にやってこない.... ということで、Windows 版にはない、Mac 版 Outlook にある "サポート問い合わせ先" で、直接確認してみました...

最初に結果から言うと、単に私がよく確認していなかっただけの話だったわけですが、逆にこうしたときに、mac版 Outlook にある "サポート問い合わせ先" の機能は便利です。

20200405-5-1.png 20200405-5-2.png

ログまで調べてくれて、結果、Outlook に登録されているアカウントでは、新しい Microsoft Outlook にならないということが判明。

確かに、そうなんですね。要件を確認すると...

20200405-5-3.jpg

ちゃんと、"Office 365、Outlook.com、Google アカウント" とありました。つまりこれ以外のメールアカウントでは、New Microsoft Outlook の UI にはならないということでした。

メールの、UI なわけですから、アカウントによって変わってくるなんて全然気が付きませんでした。


以前にもご紹介したことがありますが、mac 版 Outlook には、ヘルプメニューから、"サポート問い合わせ先" をクリックすると、チャットによるサポートを受けることができます。

改めてサポートに感謝したいと思います。


<参照>




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2019年12月10日

Outlook が起動できない

ちょっと特殊な事例かもしれませんが、最近時々見かける事例ですのでご紹介させていただきます。

これまで何も問題なく動いていたはずの Microsoft Outlook が起動できなくなった.... 最近、普段以上にこうした相談を受けることがあります。

通常既定では、POPアカウントなどを設定している場合、Outlook が参照している 〜.pst というファイルは、ローカルのドキュメントフォルダ内に設置されている "Outlookファイル" というフォルダに置かれます。よくよく設定を確認してみると、同じドキュメントでも、OneDriveフォルダ内のドキュメントフォルダにある "Outlookファイル" フォルダになっていたりしていました。

どうもOneDriveのフォルダ保護の機能との関連で、OneDrive配下になってしまうようです。そしてそうなると Outlook 自体の動作が不安定になるようです。

もちろんそれでも利用できていれば問題ないわけですが、こうしたケースで以下のようなトラブルを確認しています。

・Outlookが起動できない
・起動しても、データファイルが見つからないとなって起動できない
・Outlook起動時に、資格情報のダイアログが表示され、パスワードの入力を求められる

もちろん、Outlookが起動しない... となると、Officeの修復や、PSTファイルの修復を試される方も多いかと思いますが、今回のようなケースだと、一時的に修復できても、再発してしまうケースが多いようです。

またOneDrive配下に入ると、ファイルのサイズによっては同期に時間がかかるといったデメリットもあります。


【データファイルの保存場所を確認する】

今回のようなケースに該当する場合には、修復などをする以前に、一度データの場所を確認してみてください。Outlookが起動できないケースも考えて今回は以下の手順で操作をしてみました。

1) Windowsキー + ”R” として、"ファイル名を指定して実行" のダイアログを表示し、"名前" のところに "control" と入力してOKします

20191210-1-1.png

2) コントロールパネルが開いたら、ユーザーアカウント>Mail とクリックして "メール設定" のダイアログを開きます

20191210-1-2.png 20191210-1-3.png

3) "メール設定" のダイアログが開いたら、"データ" をクリックすると、現在、Outlook が参照しているデータが表示されますので、データのパスを確認します

20191210-1-4.png 20191210-1-5.png

"場所" のところに、"〜.pst" という現在 Outlook が参照しているデータの場所が表示されていますので、そこにまずは、"OneDrive" という名前が入っていないか?確認してみてください。


OneDrive のアプリなどで自動同期の設定などがされている場合、ローカルPC内の、OneDriveフォルダ内にも、Documentsフォルダ>Outlookファイル というフォルダができたりしていたりします。当然一応ローカルPC内ではあるわけですが、どうもここに配置されたデータを参照しているとトラブルも多いようです。

もともと Outlook が参照する PST データは、ローカルPC以外の場所においては動作が不安定になること、共有などができないことは以前から言われているとおりです。


【データの移行】

さて対処法となるデータの移行ですが、データの移行については、ご利用状況によって異なるので今回メッセージデータのみのケースでご紹介します。

1)ブラウザにて、OneDrive にアクセスして、OneDriveのドキュメントフォルダ内にあるデータを、別途エクスプローラーなどで Cドライブ>ユーザー>ログインユーザー名>Documentsと開いて、Outlookファイルフォルダにコピーしてきます

2) 再度、”データファイルの保存場所を確認する” のところで紹介した手順で、"メール設定" のダイアログを開いて、"データ" を開き、"追加" をクリックして、Cドライブ>ユーザー>ログインユーザー名>Documents>Outlookファイル フォルダ内の、"〜.pst" ファイルを追加します。必要に応じて、今回追加したデータは、"既定に設定" をクリックしておきます。

20191210-2-1.png

3)続いてそのまま "メール" タブを開いて、現在設定されているアカウントを選択し、"フォルダの変更" をクリックして、今回追加したローカルPC>Cドライブ>ユーザー>ログインユーザー名>Documents>Outlookファイル と開いて、データを選択し、受信トレイを選択します

20191210-2-2.png 20191210-2-3.png

4)メールアカウントの設定が完了したら、一旦閉じてから、再度画面を開きなおして、データのパスに "OneDrive" とある方のデータは削除します


こうすれば、アカウント設定はそのままで、ローカルPCのドキュメントフォルダに保存されているPSTファイルに着信するようになります。

作業が終わったところで、改めてOutlookを起動してみてください。無事起動して送受信できるようになれば完了です。


アドレス帳などの他のデータがある場合には、アカウントを作り直して、OneDrive内に配置されているPSTデータをいったんコピーしてどちらかに保存しておいて、データのインポートにて取り込みなおしてみることになるかと思います。


<参照>




デル株式会社

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2019年07月06日

Outlook を開いても閲覧ウィンドウにメッセージが表示されない

すでに Microsoft Outlook は、ツールバーにシンプルデザインが採用され、ツールバーの表示も以前のように、タブをクリックすると、様々なコマンドのアイコンが出てくるというスタイルに比べて、かなりすっきりしました。


この新しい UI への変更については、上記にあるように以前にも Office Insider 向けに提供された際にご紹介させていただきました。

さてそれから数か月たち、この新しい UI が、月次チャンネルのユーザーにも提供が開始され、従来のツールバーからだいぶシンプルになったことにお気づきになった方も多いことでしょう。

このシンプルリボンが適用されるようになったのは、6月24日に提供された Ver.1906(11727.20210) からになります。

さらにこんな画面に気が付きませんでしたでしょうか?

20190706-1-1.jpg 20190706-1-2.jpg

Outlook を起動すると、閲覧ウィンドウを表示して使用している場合、従来であれば先頭のメッセージが選択されていると、Outlookを起動してメッセージの受信が完了すると、先頭メールの内容が閲覧ウィンドウに表示されておりました。

もちろん、閲覧ウィンドウを表示にしておくと、セキュリティという点からすると必ずしもいいわけではなく、閲覧しただけで感染してしまうようなマルウェアからの回避策として、あえて閲覧ウィンドウを表示しない設定でご使用の方も多いかと思います。

現在の Outlook の既定の設定では、Outlook を起動して、閲覧ウィンドウが表示される設定でご使用であっても、あえてメッセージの一覧から読みたいアイテムをクリックして選択しない限り、閲覧ウィンドウには表示されないようになりました。

20190706-1-2.jpg

そこで上記にもあるように、閲覧ウィンドウには、"読むアイテムを選択してください" と表示されており、いづれかのメッセージをクリックしない限り、閲覧ウィンドウにはその内容は表示されません。


【設定の変更方法】

さてそうして一つセキュリティが高くなって勝手に開かなくなった閲覧ウィンドウですが、やっぱり従来のように、Outlook を開いたら自動的に閲覧ウィンドウにメッセージ内容が表示されるようにしたい... そんな方もいらっしゃるかと思いますので、設定についてご紹介しておきます。
既定では表示できないようになりましたが、設定を変更することで、従来通り自動的に表示できるようにすることも可能です。

その場合には以下の手順で行います。

1) Outlook を起動し、表示タブ>レイアウト>閲覧ウィンドウ>オプション とクリックしていきます

20190706-2-1.jpg

2) "閲覧ウィンドウ" というダイアログが開いたら、"常にメッセージのプレビューを表示" をクリックして、チェックを入れます

20190706-2-2.jpg

3) 設定が終わったら、一旦画面を閉じて、Outlook を再起動します

以上の手順で設定を変更することも可能です。用途に応じて設定を変更してみてください。


-- 確認環境:

Windows 10 Ver.1903(18632.207) + Office 365 Solo(C2R版) Ver.1906(11727.20230)
Windows 10 Ver.1809(17763.593) + Office 365 Solo(ストアアプリ版) Ver.1906(11727.20230)


【2019/07/07更新】

今回ご紹介したものは、あくまでも Microsoft Outlook 365/2019 でのことですが、Web版の Outlook.com も同様に、"読みアイテムを選択してください" と表示されるようになっていました。

20190706-3-1.jpg

こちらについてもせっての変更は可能です。

1) 右上の歯車(設定)をクリックして、クイック設定の画面を出します。さらにその最下部にある、"Outlook のすべての設定を表示" をクリックします

20190706-3-2.jpg

2) "設定" 画面が表示されたら、メール>レイアウト とたどって "サインインしたときの動作を選んでください" のところで、デフォルトでは、"最初に読むメッセージを自分で選ぶ" が選択されていますので、必要に応じて、"一覧の最初のメッセージを開く" に変更します。

20190706-3-3.jpg

こっちも変わってたんですね...


<参照>




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2019年06月11日

Outlook および Outlook Web App の既知の問題とその修正

Outlook および Outlook Web App で発生して以下の問題の修正が完了したようです。フィードバックで寄せられていた既知の問題の修正とのことです。

いずれの場合も、日本語がらみ。

Microsoft Outlook にいては、所定のバージョンへのバージョンアップにて、また、Outlook Web App については、自動で最新状態に更新されます。


また最近、Outlook を起動すると、電話番号の確認を求めるメッセージが表示されるケースがユーザーによってあります。こちらについては、Microsoft Communityの中でも、以下のように改善策が提示されています。


こうした既知の問題や、その対策などについては、随時情報が以下のサイトでも確認ができますので、ぜひご活用ください。

20190611-6-1.jpg


内容や更新状況によっては、USサイトの方が情報が早く更新されていることもありますので、場合によっては、USサイトもご確認いただくとよろしいかと思います。

20190611-6-2.jpg


かなり前から発生している、ストアアプリ版の Office 製品で更新がうまくいかず、メニューなどが英語表示になってしまう問題についてもこちらのところで紹介されています。再度更新をかければほとんどの場合問題なく日本語版に戻りますが、こちらについては、まだ原因も特定されておらず引き続き取り扱い中のようですね。基本的な回避策は提示されています。

最近の Office の問題に関する修正プログラムと解決策” については随時確認するといいかもしれません。





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