マイドキュメントなど多数のウィンドウを開いたときなどに、タスクバー上から右クリックしてウィンドウの整列で、ウィンドウを上下・左右などにウィンドウを整列させる機能があります。これ自体はWindowsの機能です。
他のExcelデータを参照しながらもうひとつのシートで仕事をするといった使い方をする際に、複数のExcelファイルを開いて作業をするわけですが、この複数のBookを開くときの開き方によって、Windowsの機能によるウィンドウの整列が使えたり、使えなかったりするようです。
通常Excelで複数ウィンドウを開いたりする場合には、Excelのメニューバーのウィンドウから整列を選択、左右や上下に整列した上で作業を行なっているかと思います。多分それが一般的なやり方。ただしご存知のようにWindowsにも整列という機能があります。タスクバー上を右クリックすると表示される整列。本来はウィンドウズ上で開かれているウィンドウの整列で利用されるわけですが、ダブルクリックや右クリックで複数のファイルを開いた場合、タスクバー上には、Excelが複数表示されていますが、この場合この機能を利用してExcelファイルを並べて表示することができません。
<再現パターン1>
1)Excelのデータをダブルクリック、または右クリック>開く にて複数表示
2)タスクバー上にExcelが複数表示されていることを確認の上、
タスクバー上で 整列>左右に並べて表示
----> この場合、タスクバー上での操作によるウィンドウの整列は不可。
<解決手段>
この場合には、Excelのメニューバーの ウィンドウ>整列>左右に並べて表示など
で整列をすると、1つのExcelウィンドウ内に複数のBookが並びます。
<再現パターン2>
1)1つのExcelデータは、ダブルクリックで開きます。もうひとつについては、
スタートボタンより、プログラムを起動。
2)空のExcelデータを開いて、ファイル>開く にて別ファイルを読み込んで表示させます
----> この場合、タスクバー上で右クリックし、"左右に並べて表示" にて並び替えができます。
<利用できない機能>
Excelのメニューバーより、ウィンドウ>整列>左右に並べて表示などは利用できません。
Excelデータのアイコンをダブルクリックあるいは右クリックからして開くという操作は、DDE(Dynamic Data Exchange)プロトコルを通じてExcelにメッセージが送られて起動する形になりますが、ダブルクリックで開かれたExcelウィンドウはすべて同一プログラム内に複数ファイルを表示している状態になっているようです。この場合タスクバー上には複数のアイコンが表示されていても、タスクバー上のウィンドウの整列では、ウィンドウの整列ができません。
逆にダブルクリックで開いたExcelデータと新規にプログラムからたどって新しい空白のBookを開いた上で呼び出した場合、Excelのウィンドウメニューからでは整列ができませんから、タスクバーの整列から左右などに整列させる必要があります。
加えて言えば、閉じるボタンについても、ダブルクリックして、2つのデータを開いた場合、タスクバー上には2つ表示されますが、プログラムのところの閉じるボタンを押してしまうと、2つのデータが終了してしまうため、片方のデータのみ閉じる場合には、内側にあるデータファイルの閉じるボタンを利用する必要があります。
ちなみにWordの場合にはこうしたことはなくどちらからでも整列はできるようです。
posted by クリック at 19:14| 東京 ☀|
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