2024年08月14日

XLOOKUP関数とXMATCH関数に正規表現オプションが追加に!

US時間8月14日に公開された Office Insider Blog「New regex modes for XLOOKUP and XMATCH」によると、XLOOKUPとXMATCH の両関数において、正規表現オプション(Regex match)が追加されることが明らかになりました。

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ブログにもありますが、XLOOKUP関数で関数を設定する際、

=xlookup(検索値,検索範囲,戻り範囲,[見つからない場合],[一致モード],[検索モード])

と言った引数を指定しますが、最後の検索モードのところで、新たに "(...)3 正規表現との一致" と言う項目が追加されることになります。
現時点ではまだ手元の Excel では確認できませんが、参考までにXLOOKUPの例を挙げると以下のようになります。

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ブログの中では以下のように説明されています。

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-- 対象製品:

さて今回の機能ですが以下の製品が対象になります。

Office Insider Beta Channel
  • Windows版:Ver.2408 (ビルド17931.20000)
  • Mac版:Ver.16.89 (ビルド 24080715)
リリースがスタートしたばかりなので、バージョン的にはこのバージョン以降の物になっていたとしても、その機能が利用できないケースがあります。順次その対象は広がっていきますので、機能が利用できるようになるまでお待ちください。


<参照>




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2024年08月02日

OneDrive 上の Excelファイルを開くと「このコンテンツは、潜在的なセキュリティの問題を示します〜」というポップアップが表示される!


サービスの正常性を確認してみると、個人向けのサービスの正常性のところでは問題ないようですが、法人向けの OneDrive for Business や Sharepoint 向けについては、以下にご紹介するような "アドバイザリ" が上がっておりました。法人向けの OneDrive for Business であれば、管理センターからも、アドバイザリが確認いただけるかと思います。

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では具体的にどのようなポップアップが表示されるか?というと、
20240802-1-1.jpg

今回このポップアップは、Microsoft 365 アプリから、OneDrive(個人向けアカウント)の Excel データを開こうとして表示されたものです。ただし、これと同じような画面が表示されるようです。


【現在の状況】

まずはその具体的な内容を見てみましょう。

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がその概要になりますが、せっかくなので、"日本語で読み取る" をクリックして日本語にしてみました。

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すべての履歴を開くと、7/18以前のこれまでの経緯が出てきますが、長くなるので省略いたします。


-- その要因:

別のトラブルに対応するために実装された修正の影響とのことです。また本日付の更新の中で、「この誤ったセキュリティ警告プロンプトの必要性を排除し、影響を修復します。2024年8月13日(火)に開発・デプロイが完了する予定です。信頼済みサイトの警告を抑制するために、テナントはインターネット ゾーン機能に信頼済みサイトとホスト名を追加できます。」とも紹介されていますので、US時間8月13日とのことなので、日本時間だと、おそらく8月14日には修正されるものと思われます。

一応回避策として、「信頼済みサイトの警告を抑制するために、テナントはインターネット ゾーン機能に信頼済みサイトとホスト名を追加できます」とあるように、インターネットオプションの、信頼済みサイトにホスト名を追加すれば表示されなくなるようです。

あくまでも OneDrive for Business 上でのものとはありますが、個人向けの OneDrive でも同様と思われます。


-- 回避策(暫定的):

根本的には、修正がデプロイされるまで待てばいいわけですが、先ほどのところにもありましたが、インターネットオプションを開いて、信頼済みサイトに表示されているアドレスを登録すれば表示されなくなります。

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1) コントロールパネル>ネットワークとインターネット>インターネットオプション と開きます。
2) セキュリティタブを開いて、「信頼済みサイト」をクリックし、「サイト」とクリックします。
3) そして、ポップアップの警告で表示されていたドメインを登録します。今回うちの場合には、「https://d.docs.live.net」でした。

あとは、OKでとじれば、PCを再起動しなくも手、Microsoft 365アプリをいったん終了して再起動してから、Excel を開いてみましたが問題なく開けることを確認いたしました。


【追加】

なおアドバイザリには、「Some users may incorrectly receive a security warning prompt when opening Excel or PowerPoint files in SharePoint Online」と言った情報も上がっています。

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OneDrive for Business だけではなく、Sharepoint online でも同様のようです。


<参照>




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2024年08月01日

容易に チェックボックスの利用を可能に! Part 3

これまでに二度ほど Excel に搭載される 「チェックボックス」の機能についてご紹介してきました。

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6/29にご紹介した時点では、7月末までにすべてのユーザーに展開されるということをご紹介。その時点ではまだ手元の最新チャンネルでは利用できておりませんでしたが、7月が終わって8月1日の本日確認したところ、手元の環境でも利用できるようになりました。

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Excel チームから発信されているTechCommunity Blogの中でも、7月に展開された機能のおまとめの記事「What's New in Excel (July 2024)」が上がってますが、この中でもチェックボックスが追加されたことが紹介されており、6月末にUPされたブログへリンクが貼られて、その機能の紹介がされています。

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最初にご紹介した当初は、一度挿入されたチェックボックスは、単にDELキーでは削除ができず、書式のクリアをする必要がありましたが、この不具合は、修正され、DELキーでもチェックボックスは削除できるようになったようです。

なお、「容易に チェックボックスの利用を可能に! Part 2」の中でも触れていますが、今回のチェックボックスの機能ですが、Windows 版のみならず、Mac 版でも利用可能になっています。

今後は、Excel for the Web、Excel Mobile(iOS, iPad, Android)へと順次展開されていく予定です。

なお「What's New in Excel (July 2024)」では、2024年7月に展開されたExcelの機能について紹介されています。新機能が多いので、主に Office Insider 向けの情報ではありますが、一般向けに展開されている機能の情報などもございますので、ぜひご参照下さい。


<参照>




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2024年06月29日

新たに TRANSLATE関数 と DETECTLANGUAGE関数 が導入

Excel に新たに Translate 関数と、Delectlanuage 関数が導入されるようです。

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US時間2024年6月28日に公開された「New Translation Functions in Excel: TRANSLATE and DETECTLANGUAGE」にて、Excel に新たな関数 Translate Detectlanguage が導入されることが発表されました。

"Translate" ... 文字通り「翻訳」です。つまりは、Excelが今度は翻訳までしてくれるようになるってことです。
もう一つの、「Detectlanguage」は、入力されたデータの言語が何語?になるか、言語コードを返してくれる関数になります。
  • TRANSLATE – テキストをある言語から別の言語に翻訳する関数
  • DETECTLANGUAGE – 指定されたテキストの言語を検出する関数
どちらの関数も、Microsoft Translatation Services に接続して、処理されるもののようです。


【関数の詳細】

では具体的に各関数を見ていきましょう。

1) Translate 関数:

Translate 関数は、入力されたテキストデータを Microsoft Translattion Services を使用して入力された言語から、別の言語に翻訳してくれる関数です。

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=TRANSLATE(text, [source_language], [target_language]) 

といった形で数式を設定します。

例: =Translate("Hello, world","en","es")

上記の例は、"Hello, world" と入力されたものを、英語から、スペイン語に翻訳する というもので、
計算式が設定されているセルには、"Hola mundo" と表示されます。 

TRANSLATE function」ではさらに詳細な情報が公開されています。

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なお対応言語は、Microsoft Translattion Services によるので、現時点で、100以上の言語をサポートしています。詳細は、「Translator の言語サポート」をご確認ください。


2) Detectlanguage 関数:

こちらは、入力されているテキストを、Microsoft Translatation Services を使用して、テキストの言語を検出。言語コードを返してくれる関数です。

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=DETECTLANGUAGE(text)

といった形で数式を設定します。

例:=Deltectlanguage("Hola mundo")

上記の例では、"Hola mundo" と入力されたものが、どんな文字か? を判別しますが、
計算式が設定されているセルには、"es" (スペイン語)と言語コードが返されます。

DETECTLANGUAGE function」ではさらに詳細な情報が公開されています。

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-- 利用可能な製品:

現段階では、Beta Channel ユーザーへの展開がスタートしたばかりです。まだまだすべての Beta Channel ユーザーが使用可能なわけでもありませんが、以下の手元の環境(現時点での最新バージョン)でも確認してみました。
  • Windows 版 Excel Ver.2407(ビルド17820.20000)
  • Mac 版 Excel Ver.16.87(ビルド24062610)
手元の、Windows 版、Mac 版 の Beta Channel の Excel で確認してみましたが、Windows 版は 使用可能になっていましたが、Mac 版 についてはまだ利用不可のようでした。

今後また最新チャンネルに公開されるようなタイミングで改めて取り上げてみたいと思います。


-- 今回の対象製品:
  • Windows 版: Ver.2407(ビルド16.0.17808.20000) 以降
  • Mac 版: Ver.16.87(ビルド24062430) 以降

※ なお今回のこの新しい関数はあくまでもプレビュー版として提供されているものです。「NOTE: These are preview functions. Their signature and results may change substantially before being broadly released, based on your feedback. So, we do not recommend using these functions in important workbooks until they are generally available. 」にもあるように、今後一般公開されるまでにまた大幅に変更される可能性もありますので、重要なブックでのご使用は推奨されませんので、ご注意ください。


<参照>



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容易に チェックボックスの利用を可能に! Part 2

昨年10月15日に、Excel において、チェックボックスの機能が追加される(「容易に チェックボックスの利用を可能に!」)ことをご紹介いたしました。US時間 2023年10月10日付でExcelチームから発信されたBlog「Simplify data entry and reduce errors with checkboxes in cells」についてご紹介したもの。

さてそんなチェックボックスの機能ですが、おおよそ6ヶ月半後の US時間 2024年6月27日付の Excel チームの TechCommunity Blog 「Introducing Checkboxes in Excel」にて、正式に、最新チャンネル向けにロールアウトがスタートしたことが発表されました。

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  • Windows/Mac のデスクトップアプリ向け:US時間 2024年6月26日スタート
  • Excel for the Web、Excel Mobile(iOS, iPad, Android):間もなくの予定

2024年7月末までには、すべての最新チャンネル製品向けに展開されるようです。

本日の時点で、手元の最新チャンネルの Excel for Windows では確認はできておりませんが、今後随時展開されていくものと思います。現時点で、まだでも順次展開されていきますので、まだないよ?という方は、今しばらくお待ちください。

チェックボックスの機能について、詳細は以前ご紹介した「容易に チェックボックスの利用を可能に!」をご参照ください。



<参照>



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2024年06月26日

Copilot で列操作(Excel)

個人向けの、Copilot Pro や、法人向けの、Copilot for Microsoft 365 を導入して、Word や Excel、PowerPoint、Microsoft Outlook などに 「Copilot」のアイコンが表示されていたとしても、さて具体的にどう使ったらいいのもなのか?

今一つその使い勝手にいろいろ思いを巡らしながら、どう使ったらいいものなのか?どんな使い方ができるのか?お悩みの方も多いことでしょう。

Microsoft からも、先日もご紹介した「Copilot Lab」や、「Excel の Copilot のヘルプとラーニング」などといったサイトを通じて情報も公開していますし、さらにネットで検索すれば「WordやExcelをAIで自動処理可能に。「Copilot Pro」はこうやって使えばいい!」(Internet Watch)のようなサイトもいっぱいあるので情報に事欠くこともありません。

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さて今回は、Excel チームから発信された「Copilot in Excel: Working with Columns & Formulas」といったブログをご紹介します。


【"列と数式の操作"】

2024年6月18日に TechCommunity Blog において Excel チームから公開された「Copilot in Excel: Working with Columns & Formulas」のブログ。
1つのデータを、Copilot が、分割して整理する。そしてその中からデータを抽出して、年齢も計算してくれる。そんなことまで Copilot では、プロンプトと呼ばれるコマンドを入力すれば自動処理してくるんですね。

何となく日常の作業で発生しそうなものでもありますし、そうした身近な使い方は何かの時に役に立つのでは?と思って、今回ご紹介させていただくこととしました。

今回このブログで紹介されていたのは、2つ。
  1. 1つのセル(列)に入力されたデータを3つのセルに分割して整理する
  2. テキスト入力された文字列から年を抽出して年齢を自動計算する
です。ではその内容を確認してみましょう。


1)1つのセル(列)に入力されたデータを3つのセルに分割して整理する:

ここでは、1つのセル(列)に「Alan Turing (1912-1954, United Kingdom):」と入力された情報を、「名前」「年月」「国名」の3つの列に分割するためのプロンプトを紹介しています。

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"Split the first column into three: Name, Years alive, and Country. Insert after the first column." (最初の列を 3 つに分割します: 名前、生存年数、国。最初の列の後に挿入してください)といったプロンプトをCopilot に入力して処理させています。
YouTube に公開された動画データを見ると、何かの資料(文献)のようなものが見事に分割されていますね。データが多ければ多いほど、こうした煩わしい手作業がコマンド一つで自動で処理してくれるのは非常に助かります。


2)テキスト入力された文字列から年を抽出して年齢を自動計算する:

ここでは、氏名、生存期間あるいは生年月日、そして国名が3つの列に分かれて入力されているデータから、年齢に該当する部分を抽出して、生存期間を新たな列を挿入してデータを入力してくれています。

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そして "Add a column that calculates how long each person was alive for. If they are still alive, write "Alive today". "(各人が生きている期間を計算する列を追加します。まだ生きている場合は、「今日も生きている」と書きます)とプロンプトを実行しています。こちらも YouTube で公開されている動画を見ていると、見事に処理してくれています。


【プロンプトとは?】

ところで、今回ご紹介したExcelで、使用されている「プロンプト」と呼ばれるもの。「Copilot プロンプトの詳細」にもありますが、"Copilot に必要な内容を伝えるために使用する指示または質問" のことを指します。

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このプロンプトを如何に的確に入力するか?がポイントになるわけです。

関数や、テーブル、グラフ、VBA や Python などExcel の機能だけでも様々あるわけですが、これに加えてこうしたプロンプトを如何に上手に使いこなせるか?

Excelに限らず、Word や PowerPoint を含めた Office のアプリにおいて、AIの機能(Copilot)をどうやって上手に使いこなしていくか?といったポイントにもなるんでしょうね。
そういった意味でも、こうして各製品チームから発信される情報は非常にありがたいものです。ぜひ参考にしてみてください。


<参照>




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2024年06月19日

REGEXTEST、REGEXEXTRACT、REGEXREPLACE の各関数を新たに投入! Part. 2

ちょっと前になりますが、Excel に新たな関数が導入されたことをご紹介いたしました。


もちろんまだ Office Insider Beta Channel 向けに提供がスタートしたばかりの新たな関数なわけですが、ご紹介した当初は、手元の環境では、まだ展開されてはおりませんでしたが、その後、Excel for mac に展開されたことを確認。その後なかなか Windows 版には来てませんでしたが本日更新ののち確認したところでは、やっと Windows 版でも利用可能になったことを確認いたしました。

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関数の詳細については、前回の記事「REGEXTEST、REGEXEXTRACT、REGEXREPLACE の各関数を新たに投入!」をご参照ください。


--対象製品:

対象バージョンは以下の通りです。
  • Windows:バージョン 2406 (ビルド 17715.20000) 以降
  • Mac:バージョン 16.86 (Build 24051422) 以降
今回提供されている新たな関数、Office Insider Beta Channel 向けに展開がスタートしたばかりのもので、Beta Channel をご利用の方であって、さらに上記のバージョン以降のものです、すべての方が利用できるわけでもありません。

順次展開されていますので、Beta Channel ご利用の方でもまだだよ?という方はもうしばらくおまちください。


<参照>




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2024年06月17日

Excel の関数とその互換性

Microsoft 365 の登場以来、新たに追加された機能などが随時反映するようになり、今回取り上げる Excel においても、新たな機能や関数などが非常に身近になってきました。

一方で、Office 2016 や Office 2019 などの過去の製品との互換性... という面で注意を払わないといけないケースも増えてきています。


【Microsoft 365 は常に新しい機能が使用できる】

ご存じのように、Microsoft 365 は常に新しい機能が追加されて利用できるような仕組みになっています。これは、Excel for Microsoft 365 でも同様なわけで、新たな機能や関数が随時追加されてきます。

つい先日も、Office Insider 向けに、Excel に REGEXTEST などの関数が追加されたことをご紹介しました。


もっともまだこの関数は Office Insider (Beta Channel)向けに提供されているだけなので、最新チャンネルの Microsoft 365 に展開されるにはまだしばらくかかります。

ですが具体的にどんな機能が追加されているかについては、


などのサイトからある程度は確認が可能です。

当然新しい関数や機能は古い Office 製品では利用できませんので、ご使用にあたっては、その互換性については注意を払う必要があります。

例えば、スピルなんて言う機能。絶対参照を意識しなくてもいいので非常に便利な機能ですが、この機能は、Excel 2019 以降に搭載された機能なので、Excel 2021 あるいは Excel for Microsoft 365  以外では利用できません。
最もスピルで設定された計算式は古いバージョンで開いても自動的に従来の配列関数で表示されるようなので、そうした意味では互換性は問題なさそうですが、その機能ということについては、機能がない Office 2019 以前のものでは利用できないということになります。


【関数一覧などで確認】

Excel で利用されている関数については、「Excel 関数 (機能別)」や「Excel 関数 (アルファベット順)」で確認することが可能です。

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例えば、ある条件下での、最大値を求めるための "MAXIFS" 関数の例でみてみると....

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関数名の下には対応しているシステムが、さらにこの関数については注意事項も出ていますが、Office 2019 以降で利用可能な関数であることがわかりますね。"MINIFS" 関数も同様です。

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関数の一覧のところでは、特別マークがついていなくても、上記の "COUNTIFS" 関数のように Office 2016 以降でないと利用できないものもあります。

自分のPCで使用するだけなら問題ないものでも、他の人と共有しないといけないようなデータの場合には、その関数の利用にも注意を払う必要があるわけですね。

最も先ほどもご紹介したような "スピル" のような機能のように古いPCで開いてもちゃんと機能するものであれば問題ないわけですが、新たな機能がついて便利になったぁ〜と思っているばかりではだめで、新しい機能についても同様に配慮すべきケースもあるわけです。


<参照>



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2024年05月23日

REGEXTEST、REGEXEXTRACT、REGEXREPLACE の各関数を新たに投入!

US時間5月21日に公開された Office Insider Blog によると、Excel に新たな関数「REGEXTEST」、「REGEXEXTRACT」、「REGEXREPLACE」が導入されることが明らかになりました。

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REGEX関数は、正規表現を使用してテキストを解析するためのもの。文字列検索やテキスト解析に一般的に使用されているものになります。


【新たにExcelに導入された新しい正規表現関数】

正規表現をチェックする "Regex"(正規表現)関数は、Excel に限らず様々なところで正規表現のチェックのために利用されている関数でもあります。入力されている値が、正規表現と比較して一致するのか? などをチェックし、抽出したり、別のテキストに置き換えたりすることに利用されています。

今回導入された新しい関数は以下の通りです。
  1. REGEXTEST
  2. REGEXEXTRACT
  3. REGEXREPLACE

1) REGEXTEST関数

指定されたテキストの一部が正規表現と一致するかどうかを確認するための関数です。一致する場合には "true" を、一致しない場合には "fales" を返します。

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=REGEXTEST(文字列,パターン,[case_sensitivity])

"case_sensitivity" とは、大文字か?小文字か?を区別するかどうかを決定するためのオプションで、
  • 0: 大文字と小文字を区別する
  • 1: 大文字と小文字を区別しない
を指定します。既定値では区別されます。
関数の実施例などは、「REGEXTEST Function」をご参照ください。


2) REGEXTRACT関数

指定された正規表現に基づいて文字列からテキストを抽出するための関数です。

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=REGEXEXTRACT(文字列, パターン, [return_mode], [case_sensitivity])

*return_mode:抽出する文字列を指定します
  • 0: パターンに一致する最初の文字列を返します
  • 1: パターンに一致するすべての文字列を配列として返します
  • 2: 最初の一のキャプチャーグループを配列として返します
"case_sensitivity" とは、大文字か?小文字か?を区別するかどうかを決定するためのオプションで、
  • 0: 大文字と小文字を区別する
  • 1: 大文字と小文字を区別しない
を指定します。既定値では区別されます。
関数の実施例などは、「REGEXEXTRACT Function」をご参照ください。


3) REGEXREPLACE関数

"replace" ともあるように、この関数では、指定された正規表現 ("regex") に基づいて、文字列のテキストを別の文字列に置き換えることができます。

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=REGEXREPLACE(文字列, パターン, 置換, [出現], [case_sensitivity])

実施例は、「REGEXREPLACE Function」をご参照ください。
例えば、電話番号などのような個人情報を
03-3333-4444 などとあった場合に、03-****-4444 などのように一部の文字列を置き換えたりする際に利用されます。


-- 正規表現パターン:

こうした関数を設定する際に使用される正規化パターンとして使用される "トークン" と呼ばれる記号の一例
  • "[0-9]": 任意の数字
  • "[a-z]": a から z の範囲の文字
  • ".": 任意の文字
  • "a": "a" 文字
  • "a*": 0 個以上の "a"
  • "a+": 1 つ以上の "a"
ブログでは、この一例はぜひ、Bing Copilot で聞いてみてくださいとあったので、Bing Copilot で確認してみました。

20240522-3-4.jpg 20240522-3-5.jpg

まさにこういうものは、Copilot に聞くと的確に返してくれますね。


【対象製品と今後の展開】

今回、この新しい関数が提供されるのは、まずは Office Insider Beta Channel のユーザーになります。
対象バージョンは以下の通りです。
  • Windows:バージョン 2406 (ビルド 17715.20000) 以降
  • Mac:バージョン 16.86 (Build 24051422) 以降

-- 今後の予定:

XLOOKUP、XMATCH関数での正規表現を使用するオプションが追加される予定です。関数の新しい引数として、"match mode" が追加されるようになるようです。


今回の新しい関数ですが、まだ Beta Channel ユーザー向けに展開がスタートしたばかりのせいか?本日 Beta Channel にも新しいバージョンが届いていましたが、更新後に確認してもまだ利用は不可でした。

手元の環境で利用が可能になったら再度試してみたいと思っています。


<参照>




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2024年05月06日

Excel で画像が挿入できない

Excel を利用していて、画像を挿入しようとしてもコピー&ペーストもできない。おまけに挿入タブを開いても、画像などの部分がグレーに反転してクリックできない.... そんなことがあります。

20240506-1-1.jpg 20240506-1-2.jpg

ちょうど上記のような感じで、挿入タブを開いても、画像などのツールが利用できません。
これは、Excel 側の設定で、オブジェクトを非表示にしているときに、こうした状態になります。本来なら、上記でいうと右側の画像のように選択ができる状況であったはずなわけです。


【オブジェクトの表示・非表示を切り替える】

では早速その対策を確認してみましょう。

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1) Excel を起動し、ファイル>オプション とクリックして、Excelのオプションダイアログを表示します
2) 左ペインの詳細設定をクリックし、右ペインを下にスクロールすると、"表示" という項目のところに "次のブックで作業するときの表示設定" という項目があります。この中にある "オブジェクトの表示" のところが、「なし(オブジェクトを表示しない)」となっていると表示されないので、「すべて」に変更します

わかってしまえば何でもないことですけど、コピー&ペースト しても表示されない... なんて何度も同じ操作してたりすると、表示されるようになったら逆に同じ画像がたくさん入っていたりしてびっくりしますよ?きっと。

-- ショートカットキーによる切替:

Excelのオプションダイアログからは、詳細設定で設定を変更しますが、そんなところいじった記憶がない.... そんな方もいらっしゃることでしょう。

実は、ショートカットキーでも設定の変更が可能なんです。

Ctrlキー+ "6"

Ctrlキーを押しながら、数字の "6" を押下げることでも同様の切り替えが可能です。

Ctrlキーに触れた状態で、数字の "6" なんて押してしまっても画面上は何も入力されないので、気が付かずに数字の "6" だけ入れなおした... 何てことやってたりすると、気が付かないうちに設定が変わってた... ってことが十分ありうるわけですね。

これまでこうしたトラブルはあまり経験がなかったので、今回初めて遭遇したわけですが、Office といえば moug(モーグ)ってことで、moug を確認してみたら、「図やグラフの表示・非表示を切り替える」(moug)って形で紹介されていました。Excle 2002以降現在に至るまですべてのバージョンで発生しうるある意味では定番のトラブルだったわけですね。


【他にもトラブルになるケースがある】

実はこの機能がオフになっていることでのトラブルは、こうしたことだけにとどまりません。

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といったトラブルにもなりうるわけですね。


<参照>




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2024年04月30日

Excel でも Ink to Text Pen の機能が利用可能に

日本はGW の中休み。それでもこの数日をお休みして大型連休になっていらっしゃる方もいるんでしょうね。US は、当然平日なわけですが、US時間4月30日付の Office Insider Blog にて、Excel に新たに、"Ink to Text Pen" の機能が搭載されることが発表されました。

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今回、Excel for Windows に搭載されることが発表されたわけですが、実は昨年 US時間 2023年11月22日付の Office Insider Blogs では、Word、OneNote、PowerPoint for Windows にこの機能が搭載されることが発表されておりました。

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ということで、これで Office の各アプリで利用できるようになったことになります。


【"Ink to Text Pen" 機能とは?】

デジタルペンを利用して、テキストを手書きで書いたものを、きちんとテキストデータに変換してくれたり、手書きで書いた線をきれいに整形してくれる...そんな機能です。

Introducing the Ink to Text Pen tool in Word, OneNote, and PowerPoint for Windows」が発表された時には、Office Insider 向けの機能でしたが、現在は、Microsoft 365 の Current Channel(最新チャンネル)であれば、すでに利用できるようになっています。

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ただし、以下にもあるように Excel については、まだ Current Channel(最新チャンネル)には搭載されていません。

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-- 必要条件:

デジタルペンまたはスタイラス。Ink to Text Penツールは、他の入力形式をサポートしていません
Windows 11の最新バージョン(23H2)と2023年10月31日アップデート(KB5031455)

-- 対象ユーザー:

この機能は、Excel を実行し、上記の要件を満たすすべての Microsoft 365 Insiders


** 必要条件は、Word や PowerPoint など向けに提供されたものも一緒ですが、実際のところ最新バージョンの Windows 10 上で Microsoft 365 が動作している環境でもツールとしては機能しているようです。

また Office for mac については、手元の Beta Channel で確認する限りでは、PowerPoint では利用可能になっていました。


【Microsoft 365 のサブスクライバー向けの機能】

この機能は、Microsoft 365 のサブスクライバー向けの機能になります。

20240430-3-4.jpg

実際の使い勝手などについては「インクからテキストへのペンを調べる」をご覧いただくと、動画などで確認していただくことが可能です。

今回の機能。マウスを利用して描画タブを開いても利用可能ではありますが、実際には、デジタルペンなどを利用して手書きで書いたものをテキスト化したりするといったことが目的の機能です。

デジタルペンやスタイラスペンが利用できる環境って、単にPCと、Microsoft 365 があればいいわけではないので、すべての方が利用できる機能というわけでもありませんが、Surface Pro を利用されている方や、WACOM のデジタルペンなどを利用されているケースにはこうした機能も利用可能になるので、利用できる方は是非ご利用になってみてください。


<参照>




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2024年04月05日

デスクトップ版 Excel のパフォーマンス向上に新機能!

US時間4月4日に公開された Office Insider Blogs「Make your workbooks more performant with Check Performance in Excel for Windows」によると、気が付かないうちにワークシートを開くのに時間がかかったりしてパフォーマンスが低下しがちな Excel のワークシートをより効率よく開けるように、そのパフォーマンスをチェックする機能が追加されることが発表されました。

20240405-1-1.jpg

この機能、実は昨年の9月に Excel for the web (Web版 Excel) ではすでに搭載済みの機能。不要な書式設定などをチェックしワークシートのパフォーマンスの向上に役立つ機能になります。

大量のデータを扱った大きなワークシートになると、いろいろ操作をしているうちに、不要な書式設定やメタデータが削除されずに残ったままになったために、そのパフォーマンスが低下することがあります。
例えば、仮にデータを削除しても、そこに設定された書式設定が残っていたり... といったことが要因で、次第に該当のワークシートを開くのに時間がかかったりするようになっちゃうわけですね。

20240405-1-2.jpg 20240405-1-3.jpg

そんなパフォーマンスの問題を自動的に検出し、対処法を提案してくれる機能になります。パフォーマンスのチェックを行うと、画面右わきに作業ウィンドウが表示されて、その結果が表示されるようになるようです。

-- 対象製品:

さて今回新しく搭載されたこの機能ですが、現時点ではその対象製品は以下の通りです。

・Office Insider に参加されているユーザー:
  1. Office Insider Beta Channel
  2. Office Insider Current Channel(Preview)
・対象バージョン: Ver. 2312 (Build 17126.20004) またはそれ以降


【実際の画面を確認】

手元の、Office Insider Beta Channel Ver.2404(Build 17531.20000) にて確認してみました。といっても、さほどパフォーマンスに影響があるようなシートではないので、この点はおいおい確認してみることにします。

20240405-1-4.jpg 20240405-1-5.jpg

とりあえず Excel を起動し、適宜ファイルを開いてみたところが上記のもの。校閲タブを開くと、"パフォーマンスチェック" という項目があります。"ホーム"タブ とかではなく、または "データ" タブでもなく、どこかな? と思ったら、"校閲"タブ にありました。

今回試しているデータはたいしてデータでもないのですが、空白のセルに書式が設定されているなど、いろいろ指摘されました。そうした無駄なものを排除することでパフォーマンスの向上につながるんでしょうね。

さてさて、この機能が実際に Current Channel(最新チャンネル) に搭載されるのがいつぐらいになるのか? まだわかりませんが、今後フィードバックを受けて、さらに改善されて、Current Channel に登場.... ということになるんでしょうね。


<参照>




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2024年04月03日

オートフィル、貼り付けオプションなど、Excel for the web がさらに強化!

Excel for the web がさらに強化。また一つ便利に使えるようになりました。

20240403-1-1-1.jpg

Office Insider Blog 「Copying and pasting improvements in Excel for the web」によると、フィードバックに寄せられた要望に応えて、コピー&ペーストなどの機能が強化されました。


【強化されたポイント】

ブログによれば、

20240403-1-2-1.jpg 20240403-1-2-2.jpg
  1. ドラッグ&ドロップ:よりシームレスで直感的なデータ操作が可能になりました
  2. オートフィル:データをドラッグして系列を埋めたり、セルのコピー、データの分割ができるようになりました
  3. 貼り付けオプション:右クリックまたは自動回復の貼り付けオプションにより、貼り付けオプションが選択できるようになりました

-- 対象ユーザー:

サブスクリプションの有無にかかわらず、すべてのユーザーが対象になっています。今回の Excel for the web に限らず、ここ最近のこうした Web 版の機能強化は、サブスクリプションの有無にかかわらずすべてのユーザーが対象になっていることも多く、すべてのユーザーにメリットのある機能強化が多いです。


【貼り付けオプションは便利になった】

実際に、オートフィルなど確認してみました。

1) ドラッグ&ドロップ:

ドラッグ&ドロップの操作に際に、マウスをポイントすると "手" のマークに代わるので、そのままドラッグすれば、データの移動ができます。
また、Ctrlキーを押しながらドラッグすればコピーができます。

20240403-1-3-3.jpg


2) オートフィル:

Excelではおなじみの "オートフィル" という操作。デスクトップ版ではおなじみですが、Web版では今一つデスクトップ版と同じようにはいきませんでした。これがちょっとだけ便利になりました。

20240403-1-3-1.jpg 20240403-1-3-2.jpg

オートフィルをすると、オートフィルオプションのボタンが表示され、そこから、
  • セルのコピー
  • 連続データ
  • フラッシュフィル
といった機能が利用できるようになりました。連続データもただ単にドラッグするだけで入力できるようになります。

ちなみに "フラッシュフィル" は、「Excel でフラッシュ フィルを使用する」にもありますが、パターンを把握してコピーしてくれる機能です。

20240403-1-3-4.jpg 20240403-1-3-5.jpg


3) 貼り付けオプション:

コピー&ペーストといった操作をする場合に便利な "貼り付けオプション" ですが、リボンの "貼り付け"右クリックからの "貼り付け"、あるいは、ペーストした際に表示される "貼り付けオプション" の各ボタンから、貼り付ける値を用途に応じて指定できるようになりました。

20240403-1-3-6.jpg

コピーしたものを貼り付ける際に....

20240403-1-3-7.jpg 20240403-1-3-8.jpg 20240403-1-3-9.jpg

といったパターンで、"貼り付けオプション" が選択可能になりました。

無料で利用できる Web 版 の Office ではありますが、こうしてユーザーからのフィードバックを受けて機能が強化されていくのは非常にありがたいことですね。


<参照>





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2024年03月17日

CSV ファイルへのエクスポートに対応【Excel for the web】

ここのところ、2度ほど Office for the web の各アプリ向けの新機能の追加についてご紹介しています。
さて今回ご紹介するのは、"Excel for the web" です。

20240317-1-1.jpg 20240317-1-2.jpg

タイトルにもあるように Excel for the web が、CSV形式のファイルのエクスポートに対応いたしました。


【CSVファイルへのエクスポート】

Windows 版、Mac 版を問わず、PCにインストールして利用するデスクトップアプリでは、当然ながら対応している機能ですが、やっとというか?といとうというか? CSV ファイルのエクスポートに対応したことになります。

-- CSV ファイルによるデータ互換性の向上:

Excel で扱うデータの中で、当然、Excel形式のデータがそのまま読み込めるアプリであれば他のプログラムとのデータの共有は容易なわけですが、そうもいかないケースも多々あるわけです。そんな時によく利用されるのが、"CSV" ファイル形式です。

CSV(Comma Separated Values)は、文字通りデータをコンマで区切った、余計な書式データを持たない、テキスト形式のデータです。

20240317-2-1.jpg 20240317-2-2.jpg

例えば、上記の一例は、郵便局のホームページからダウンロードしたものから余計な情報を削除したり、修正した、静岡県の郵便番号のリストです。
元のデータもCSVファイル形式で提供されているデータですが、左の画像のようにメモ帳などで開くと、郵便番号、住所、地名といった情報がカンマで区切られています。これには特定の書式情報は含まれないため、Excel で開くと右のようになります。

こうしたCSVファイルは、基本的に、Excel for the web では扱えないため、いったんExcel形式で OneDrive にアップロードしたものを開いてみると、以下のようになります。

20240317-2-3.jpg

きちんと文字も隠れたりせずに表示されますよね? もっともCSVデータ自体は、Excel for the web では開けないので、上記のデータはあくまでも、Excel データを、CSVファイルへエクスポートするためのサンプルとして OneDrive にアップロードした、Excel 形式のデータです。

20240317-2-4.jpg

ファイル>エクスポート>このシートをCSV (.csv) としてダウンロードする

とすることで、CSVファイルへの書き出しができるようになりました。


【対象ユーザー】

すべての利用者: サブスクリプションの有無にかかわらずすべてのユーザーが利用できるようになっています


一応、その想定されるシナリオ的には、
  • 構造化されたデータをシンプルで人が読める形式で保存し、簡単にバックアップや検索ができるようにする
  • 表計算アプリとデータベース管理システム間のデータ転送を可能にする
  • CRMなど、直接互換性のない異なるアプリ間で単純な構造化データ交換を可能にする
といったところをカバーするものとしているようです。

まだCSVファイル自体の取り込みや、CSVファイル形式を読み込んだりできるようにはなっていないものの、とりあえず第一歩。その書き出しはできるようになりました。


<参照>




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2024年02月20日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

東京ビッグサイトでは、Microsoft AI Tour なるイベントで大盛り上がりの様ですが、領収書と睨めっこな日を過ごしているのであいにく参加もできず、しょぼしょぼになりつつある目をこすりながら、Mac を起動してみると更新が届いておりました。

さて本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20240220-5-1.png
・Microsoft Excel 16.83.24021912
・Microsoft OneNote 16.83.24021912
・Microsoft Outlook 16.83.24021912
・Microsoft PowerPoint 16.83.24021912
・Microsoft Word 16.83.24021912

今回の更新内容について、公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折には改めてご紹介させて頂きます。

所で、だいぶ前になりますが、Office Insider Beta Channel 向けに、GROUPBY、PIVOTBY といった関数が新たに追加されたことをご紹介いたしました。


上記の記事は、Office Insider Blog の情報「New aggregation functions in Excel: GROUPBY and PIVOTBY」を元にご紹介したものですが、記事では、Windows 版だけではなく、Mac 版でもとあったものの、いくら待っても Beta Channel なのに反映されていなかったのですが、今回の更新の後に確認した所では、この両関数が利用できる様になっておりました。

Beta Channel 向けですし、また順次展開となっている以上待つしかなかったわけですが、おおよそ2ヶ月。やっと利用できる様になった様です。



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2024年02月03日

セルに画像を配置する【Excel】

昨年、「Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる」(2023年07月06日)といった機能が、Office Insider の Beta Channel に搭載されたことをご紹介しました。

さてこの機能ですが、2024年1月に、正式に最新チャンネルの Excel で利用可能になりました。

20240202-2-1.jpg

Excel チームからは毎月初めて前月に公開された新しい機能を "What's New in Excel" というタイトルで、情報を公開しています。US時間1月30日で公開された、1月分の記事では、ちょっと前にご紹介した、Forms と、Excel for the web の同期なども紹介されております。

さてそんな中で紹介されていたのが「Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる」でご紹介したセル内に画像が配置できるようになる機能。

20240202-2-2-1.jpg 20240202-2-2-2.jpg

Windows版、Mac版 の Excel で利用可能になったようです。手元の 最新チャンネルの Excel Ver.2401(ビルド17231.20182)で確認すると...

20240202-2-3.jpg

挿入>図>画像 とたどっていくと、
  • セルに配置
  • セルの上に配置
が選択できるようになっていました。おおよそ半年かかってようやく最新チャンネルにリリースされたわけですね。


<参照>




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2024年01月06日

iPad 版 Excel で Pivot Table が利用可能に!

US時間1月4日に、TechCommunity の Excel Blog にて公開された「Introducing PivotTables on iPad」によると、iPad 版 Excel にて、Pivot Table の利用ができるようになるようです。

20240105-1-1.jpg

ピボットテーブルによる計算、集計、分析が可能になることで、iPad における Excel の機能が一層便利なものになります。

PCにインストールして利用するデスクトップ版に比べて、機能的にもタブレット版やスマホ版は機能にまだまだ制約もあります。一方でタブレットという面の特徴を生かして、タッチインターフェースが利用できるのは、こうしたモバイルデバイス版の便利なところです。


-- 利用可能なバージョン:

Excel on iPad Ver.2.80.1203.0 以降

一気にすべてのユーザーに展開されるものでもないため、順次その適用範囲は広がっていきますので、まだうちの Excel on iPad には展開されていないよ?という方もいらっしゃると思いますが、そうした皆さんはしばらくお待ちください。


<参照>




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2023年11月15日

新たな集計用の関数 "Groupby" と "Pivotby" が登場!

US時間11月14日に公開された Excel チームのブログによると、新たに集計用の関数として "Groupby" と "Pivotby" という2つの関数が追加されたことが発表されました。

20231115-6-1.jpg

ブログによれば、これらの関数を使えば、1つの数式を使ってデータの集計を行うことができるようです。またこれらの関数は非常に強力で、使い始めるのも簡単。たった3つの引数でデータ集計を行うことができるようになるとのことです。

ただし、現段階では、プレビュー版としての提供がスタートしたばかりのため、今後最終リリースされるまでの間にユーザーからのフィードバックなどに基づき、大幅に変更が加えられることもありうる様です。


【"GROUPBY" と "PIVOTBY"】

ブログの中では実際にテーブルを例に集計をアニメーションで紹介しています。

20231115-6-2.jpg

-- GROUPBY:

上記の例では、

=GROUPBY(th1[Category],th1[Sales],SUM)

という関数でカテゴリごとの売り上げの集計をだしています。

引数としては、
  1. 何によってグループ化するか
  2. 集計する値
  3. 集計に使用する関数
といった3つの引数で構成されます。


-- PIVOTBY:

=PIVOTBY(th1[Category],th1[Year],th1[Sales],MAX)

という形で、カテゴリごと、年度ごとの合計と、総合計を集計しています。
GROUPBY とは、列単位でもグループ化できるようになっている点が異なります。


【引数として利用可能な関数】

GROUPBY や PIVOTBY で利用できる関数ですが、値を集計する方法を定義するラムダ関数などが利用されることになりますが、基本的には、リストから選ぶだけで利用が可能です。

20231115-6-3.jpg

また GROUPBY や PIVOTBY の場合には、出力を制御するための追加引数を指定できるようになっています。
  • 並べ替えの方法
  • データにヘッダがあるかどうか
  • 値をフィルタリングするかどうか など
このあたりの詳細は、「PIVOTBY 関数」もご参照ください。

20231115-6-4.jpg 20231115-6-5.jpg

"Why use GROUPBY and PIVOTBY?" のところでは、これらの関数が軽量で、さらに完全に記述可能で、自動的に更新されるなどの特徴を紹介しており、これに加えて、テキスト値の集計もできることが紹介されています。

またボーナス機能として、集計結果をパーセンテージで返す "PERCENTOF" なんていう関数も追加されたことが紹介されています。


【利用可能な環境】

さて今回紹介されていた新たな関数ですが、冒頭にもありますが、この関数自体はまだプレビュー版としての提供がスタートしたばかりのもので、Microsoft 365 Insider Beta Channel ユーザーに提供が開始されたばかりのものになります。

ブログによれば、一応、Beta Channel であれば Windows 版/Mac 版 ともに提供がスタートしているようです。

Microsoft 365 Insider Beta Channel ご利用の方は、ぜひご確認ください。


<参照>




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2023年10月20日

先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion Part 2

以前にご紹介した「先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion」が、ついに最新チャンネルにリリースされました。

20231020-4-1.jpg 20231020-4-1-2.jpg

本日付で、Office Insider Blog にて情報が公開されましたが、今回のこの記事の具体的な内容は、US時間2022年7月6日に公開された「Control data conversions in Excel」の記事のもの。

そしてその機能がついに最新チャンネルに反映するようになったわけです。

詳細は、「先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion」をご参照いただくとして、実はこの当時と設定場所がちょっと変わったようなのでその違いについて、ここではご紹介します。


【Beta Channel の時とは設定場所が違う】

今回のこの機能、Beta Channel に公開された段階では、Excel のオプションを開いて、左ペインの「詳細設定」を開いて、右ペインの "Automatic Data Conversion(β版)" のところから行っていました。

20231020-4-2-1.jpg

上記の画像は、その当時にキャプチャーした、Beta Channel の Excel のものです。

さて今回 Excel を起動して場所を確認してみると...

20231020-4-2-2.jpg

左ペインの、"データ" をクリックすると、"自動データ変換" という項目があります。Beta Channel の時のような、"詳細設定" のところではないのでご注意ください。


【設定が可能な項目】

Excel のオプションダイアログを開いて、左ペインの "データ" をクリックし、"自動データ変換" という項目が追加されていますが、「Excel にテキストを入力、貼り付け、またはと見込むときに、以下のすべての規定のデータ変換を有効にする」という項目が追加されています。

20231020-4-2-3.jpg

--設定可能な項目:
  1. 先頭のゼロを削除して数値に変換する
  2. ロング数値の最初の 15桁を保持し.科学的記数法で表示する
  3. 文字 "E" を囲む数字を科学的数記法に基づく数値に変換する
  4. 連続する文字と数値を日付に変換する
  5. .csv ファイルまたは同様のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する
といったオプションを含めて、5項目になります。

これらに関しては、すでに「自動データ変換を設定する」にて公開されております。

20231020-4-3-1.jpg

詳細はこちらの記事をご参照ください。

さてさてやっとタイトルにもした "先頭の "0" が削除されなくなる!" が実現したわけです。これについては、今回の設定の中の、"先頭のゼロを削除して数値に変換する" をオフにしておけば、数値に変換されずに文字列として認識されるようになります。


【既知の問題】

今回追加されたこの機能ですが、昨年のブログでもあった マクロ実行中にこの機能を無効にするということは相変わらずまだできないようです。


【利用可能な製品】

すでに最新チャンネルに公開されていますので、この機能は以下の要件を満たす すべてのユーザーが対象です。
  • Windows: Ver.2309 (ビルド16808.10000) またはそれ以降
  • Mac: Ver.16.77 (ビルド23091003)またはそれ以降

Excel for Microsoft 365 の最新チャンネルをご利用の方は是非一度ご確認ください。


【2023/10/22 更新】

うっかり忘れてましたが、こちらの機能、mac 版 の場合には以下のようになります。

20231022-0-1.jpg 20231022-0-2.jpg 20231022-0-3.jpg

Excel を起動し、メニューバーの Microsoft Excel をクリックして、環境設定を開きます
"編集" を開くと、"自動データ変換" あるいは "Automatic Data Conversion" という項目があります。

* ちなみに上記の画像は Beta Channel のものですが、すでにサポート対象外になっている Big Sur にインストールされている Excel でも同様にありました。

* 3 枚目の画像は、Big Sur 上で起動している Excel for Mac(Microsoft 365) のものです。


<参照>




わずか数クリックで予算を簡単に作成 -Excel/Microsoft 365


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2023年10月15日

容易に チェックボックスの利用を可能に!

"チェックボックス" といえば、これまでであれば "開発" タブを表示させて、フォームコントロール や ActiveXコントロール からチェックボックスを選択して.... というのが導入方法でした。もちろん挿入すればそれで終わりではありません。その後の設定もさらに必要になってきます。

さて今回新たに、セル・コントロールという機能が搭載されることで、この導入がもっと容易にできるようになります。

20231012-2-1.jpg 20231012-2-2.jpg

"チェックボックス" は、データ入力を簡素化し、ユーザーのエラーを減らすという意味でも、ユーザーからの機能要望の上位を占めていたもののようですが、ついにこれが実現することになります。


対象:

Office Insider Beta Channel Ver.2310 (ビルド 196924.2000)以降


既知の問題:

現在以下の問題が確認されています。

挿入されたチェックボックスですが、DELキーなどで削除ができるものではありません。
削除に当たっては、

ホームタブ>編集グループ>クリア>書式のクリア

とすれば削除ができるようになります。


【実際の画面とその動き】

すでに Beta Channel であれば利用可能でしたので、確認してみました。

20231015-1-1.jpg 20231015-1-0.jpg

Excel を起動し、挿入タブを開くと、新たに "セル コントロール" というグループが追加されています。ブログの中でもありましたが、ここに新たに加わった "セル コントロール" の第一弾として、"チェックボックス" が加わったことになります。

上記の画像にもあるようにマウスをポイントすると「チェック ボックスの挿入」として「TRUE と FALSE の値を表示および編集するための チェック ボックスをセルに追加します。 Space キーを押すと、個々のチェック ボックスを選択したり、選択した複数の チェック ボックス を一度に切り替えたりできます。」と説明が表示されます。

20231015-1-2.jpg 20231015-1-3.jpg
  • オン:TRUE
  • オフ:FALSE
上記にもありますが、チェックボックスを挿入し、これをクリックして "オン" にすると、数式バーには、"TRUE" を返します。"オフ" にすると、"FALSE" を返します。

なので、

20231015-1-4.jpg

簡単な一例ですが、上記のような感じで、ONか?OFFか?によってフィルタで絞り込んだり、COUNTIFなどで計算したりと、従来の関数だけでも簡単に利用することができるようになるわけです。

さて第一弾として導入されたチェックボックスですが、今回から追加された "セルコントロール"。第二弾、第三弾は何になるのか?ちょっと楽しみなところでもあります。

なお現在この機能が利用できるのは、Beta Channel のみになります。通常版の最新チャンネルに展開されるまでには、まだしばらく時間がかかると思います。


<参照>




大画面! 17インチノート
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2023年10月08日

Excel for the web で、 PowerAutomate の利用が可能に!

Web版 Excel (Excel for the web)にて、PowerAutomate の利用が可能になりました。新たに "自動化" タブが用意されているようです。

US時間10月5日に公開された TechCommunity の Excel チームのブログによれば、この機能、ユーザーはまだ限定ですがすでに利用可能になっているようです。

20231007-1-1.jpg 20231007-1-2.jpg


--利用対象:

・Microsoft 365(EDUライセンス、E3/E5)
* その利用対象が限定されています。一般ユーザーは利用できません

PowerAutomate というどちらかといえば業務効率化を念頭に置いた機能でもあるので、現時点ではその利用対象が学校などの教育機関や、大企業向けの E3/E5 というユーザーに限定されているようです。

ただしこちらの環境でご利用のユーザーの方はすでに利用可能になっています。


--自動化タブを開く:

Excel for the web を起動すると、"自動化" タブがあります。こちらを開くと、"フロー テンプレート" グループに、"作業の自動化" と言う項目がありますのでこちらをクリックします。

20231007-2-1.jpg 20231007-2-2.jpg

"作業の自動化" にマウスをポイントすると、「PowerAutomateを使用してフローを作成し、反復タスクを自動化します」と表示されます。
"作業の自動化" をクリックすると右側に作業ウィンドウが表示され、PowerAutomateのポピュラーなテンプレートが表示されます。
今回こうして、事前に作成されたテンプレートへのアクセスが提供されるようになりました。

20231007-2-3.jpg 20231007-2-4.jpg

最後にある "See all templates" をクリックすると....

20231007-2-5.jpg

テンプレートの一覧の画面になります。

ブログの中では、その一例として、"Excelワークシートのエイリアスに受信メールを監視する" というテンプレートを使えば、Eメールから顧客からのフィードバックを自動的に取得。Web用Excelワークシートに保存。このテンプレートを使えば、企業は顧客からのフィードバックを一元的に追跡することができ、顧客ニーズへの対応や顧客満足度の向上が容易になるだろうとあります。


PowerAutomateに関しては上記サイトを参照するように紹介されております。

先日の Python といい、今回の PowerAutomate といい、業務効率の改善に向けて Excel はどんどん進化していくようです。


<参照>





わずか数クリックで予算を簡単に作成 Excel - Microsoft 365

ノートなのに、17インチの大画面!
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2023年10月03日

Copilot が Python のコード作成をお手伝い!

Excel で Python が利用できるようになること、そして、すでに Office Insider Beta Channel 向けには提供がスタートしていることはこれまでにもご紹介いたしました。

20230926-1-1.jpg 20230926-1-2.jpg


さてその後、Beta Channel をご利用の一部ユーザーでしか利用できなかった Python も、その後、上記のブログの中でも9月の更新情報として、すべての Windows 版 Beta Channel を利用しているすべてのエンタープライズ、ビジネス、教育、ファミリーおよびパーソナルユーザーが利用できるようにその範囲も広がりました。

そんな Excel での Python の利用についてですが、その後さらに以下のような情報が公開されました。

20230926-1-3.jpg 20230926-1-4.jpg
  1. Announcing Python in Excel: Combining the power of Python and the flexibility of Excel
  2. Introducing Copilot support for Python in Excel: Advanced Data Analysis Using Natural Language

その概要についてご紹介いたします。


【Python Editor の提供】

Announcing Python in Excel: Combining the power of Python and the flexibility of Excel」では、Excel のアドオンとして、"Python Editor" が Excel Labs より提供されるようになったことが紹介されております。

専用のコードエディタを使ってExcel上でPythonの数式を書いたり編集したりすることができるようになります。
  • コード実行の流れを結果とともに表示することができます
  • 長いコードセクションに対応しています
  • Visual Studio Code の標準機能をサポートしています
  • 断続的なコーディングワークフローのための柔軟性を持ち合わせています
といった特徴があるようです。詳細は、「Announcing Python in Excel: Combining the power of Python and the flexibility of Excel」にてご確認ください。


【Copilot がお手伝い!】

さてそして次に公開された情報が、「Introducing Copilot support for Python in Excel: Advanced Data Analysis Using Natural Language」。US時間9月21日付で公開された情報です。

Excel の Copilot が Python もサポートするようになります。

つまり、Excel の Copilot では、数式の作成、データの書式設定、データ分析の支援などの基本的な Excel の機能のサポートに加え、Pythonコードの記述という新しい方法でデータを分析・探索するところまでサポートしてくれるようになるようです。

日常的な言語を使用し、現在のデータで何をしたいかを記述するだけで、Copilot が Excel グリッドにPythonコードを生成して挿入してくれるようになる。熱いですね... 

20230926-2-1.jpg 20230926-2-2.jpg 20230926-2-3.jpg

ブログの中では、ExcelでCopilotとPythonを使用するメリットとして、

  • データ分析に自然言語を使用:
    一例として「今後4四半期の売上を予測する」と入力すると、Copilotがコードと予測を含むPythonセルを生成してくれるようになるようです。

  • 人気のライブラリやビジュアライゼーションにアクセス:
    Copilotを使用して、予測、クラスタリング、最適化、因果モデル、統計検定、分類、サンプリングなどの高度な分析を実行できます。さらにExcelだけでは利用できないさまざまなグラフも作成可能になります。

  • 複雑な問題を反復的に分析:
    Copilot では、以前のクエリや結果のコンテキストを記憶しているので、追加の分析、フォローアップの質問、アイデアを使用して会話を続け、反復的にデータ分析を実行することができます

といったことを紹介しております。

Python in Excel が利用できるようになること、さらに Microsoft 365 Copilot が利用できるようになることなど、まだすぐにはこうしたことが現実のものになるわけではありませんが、Excel チームから発信されているこうした情報に今後もワクワクしながら期待したいところです。


【Microsoft 365 Copilotについて】

さて最後にもう一つだけ、"Microsoft 365 Copilot" についても触れておきましょう。

20231003-5-1.jpg

Excel では、Python のコードまで作成のお手伝いをしてくれるそんな Copilot ですが、ちょっと前になりますが、正式な提供開始日と、その料金体系の発表がありました。

20231003-5-2.jpg
  • 提供開始:2023年11月1日
  • 対象ユーザー: Microsoft 365 E3/E5, Business Standard, Business Premium
  • 料金(一人当たりの月額):$30(30ドル)
11月1日から法人ユーザー向けに提供されることになりましたが、利用にあたっては、一人につき30ドル/月が別途必要になることが発表されました。一般ユーザーは、当面対象外となっています。

詳細はまた別途取り上げてみたいと思っています。


<参照>




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2023年09月04日

Excel に Python がやってきた

TechCommunity の Excel チームの Blog に 「Announcing Python in Excel: Combining the power of Python and the flexibility of Excel」が投稿されたのが、US時間 8月22日。

20230829-2-0.jpg

ブログで発表されて以来様々なメディアでも取り上げられました。


さてそんな Python の件ですが、Office Insider Blog でも紹介されるようになりました。

20230829-2-2.jpg 20230829-2-1.jpg

-- 対象製品:

現在、こちらが利用できる製品は以下のものになります。

Excel for Windows Ver.2309(ビルド16818.20000)またはそれ以降

"Python in Excel is gradually rolling out to Beta Channel users running Version 2309 (Build 16818.20000) or later" ともあるように、順次展開されていきますので、Beta Channel の製品をご利用の方でも、すぐに利用可能になるわけではありません。

ちなみに、現在うちの Beta Channel の Excel は、ブログが公開された日本時間 8月23日に Ver.2309(ビルド16818.20000) となっていましたが、上記の画僧にあるように、Excel を開いたときに "Pythonの挿入" ボタンが表示されるようになったのは、本日からでした。

ということで、"Python in Excel is gradually rolling out to Beta Channel users" なので、Beta Channel を利用していてもまだ表示されないよ? という方は、今しばらくお待ちください。


-- "Python の挿入" ボタン:

初めて利用するとき、Python の挿入>Python in Excel  をクリックします。

20230829-2-3.jpg 20230829-2-4.jpg 20230829-2-5.jpg

最初に上記のような開設の画面が表示されます。"プレビューを試す" をクリックすると 「Python in Excel へようこそ」の画面になり、"ツアーをスキップ" をクリックすればすぐに利用可能になります。"Python in Excel ツアー" をクリックすると、Excelのシート上に機能の説明が表示されます。


PY関数を利用してセルに直接スクリプトが書き込めるようになり、これがクラウド上で実行されて、その結果を Excel に戻してくれるという仕組み。データをより視覚的にするためのグラフ化や、機械学習やデータからの予測などの機能としても利用可能になるなど、Excel がこれまで以上にその力を発揮できるようになる...。 

Beta Channel ユーザーへの展開が始まったばかりなので、最新チャンネルに展開されるまでにはもう数か月かかると思われますが、Python in Excel に期待する声の大きいことが、そのブログに書き込まれたコメントでもよくわかるところです。


<参照>




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2023年08月22日

数式バーの新機能.... 等幅フォントに変わる!

TechCommunity Blog に投稿された Excel チームのブログによると、Excel の数式バーで使用されるフォントが、今後、"等幅フォント" に変更されるようです。

20230819-1-1.jpg 20230819-1-2.jpg

What's new in the formula bar?」("数式バーの新機能?" )と題されたブログによると、Excel を頻繁に利用する人にとって、数式は、あらゆるスプレッドシートのバックボーンでもあり、計算の実行、データの分析、ダイナミックなレポートの作成を可能にしてくれる大切なツールです。だからこそ、数式の作成と編集は、特に複雑な式やネストされた式を使用する場合には、その作業を行う上で、時に困難な場合があります。これまでと異なり、ここに "等幅フォント” を利用することで、数式が等間隔に配置され、読みやすく、デバッグしやすくなります。つまりは作業効率が上がるということになります。

** 等幅フォントとは、形状やスタイルに関係なく、各文字の幅が同じであるフォントの一種です。


-- 等幅フォントの利用によるメリット:

"Why monospaced font?" のところでは、そのメリットについて以下のポイントを紹介しています。

1) その配置と読みやすさ:

等幅フォントは、固定幅フォントやタイプライターフォントとしても知られたもの。コードの可読性を大幅に向上させてくれるとあります。各文字が水平方向に同じスペースを占めるので、インデントやきれいな構造の提示により、整理されたレイアウトを維持しやすくなります。

2) エラーの検出とビジュアルな解析:

等幅フォントは一貫した配置を提供するため、エラーやタイプミス、コードの不一致を素早く発見しやすくなります。この均一な間隔により、複雑な構造においても、視覚的な解析が強化され、ロジック内のパターン、ネストされたレベル、および関係の識別に役立とのことです。またこれは、複雑なネストされたステートメントや条件付きステートメントを理解し、作成プロセスの早い段階で間違いを見つける場合にも役立つと紹介されています。

3) クロスプラットフォームの一貫性:

フォーマットを維持し、さまざまなソースからのコードのコピーと貼り付けを合理化。また、さまざまなプラットフォームやエディターで均一な外観を保証し、一貫した読みやすさと構造を保証してくれるようになります。


実際にその一例がこのブログの中で紹介されていた Before & After が以下のような感じです。

20230819-1-3.jpg


【利用可能な製品】

さてこの新たな等幅フォントが利用できる製品は以下の通りです。

・Windows 版 Office Insider Beta Channel

現在、Office Insider Beta Channel については、8/15付でリリースされている Ver.2309(ビルド 16811.20004) が最新版です。一応最新バージョンではありますが、現時点ではうちの環境ではこの変更がまだ確認できませんでした。

今後、Windows向けの 通常版 Excel に展開されて、順次そのほかのプラットフォーム向けにもリリースされる予定のようです。

なお、Beta Channel でも一度にすべてのユーザーに展開されるものでもないので、うちのようにまだ自分の製品では未対応だよ?という場合には、展開されるまで今しばらくお待ちください。



<参照>




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2023年08月13日

"手動計算モード" がちょっと変わる!

Excel では、表を作成し値を入力し、エンターすれば自動で、合計値などを算出してくれます。これは、"自動" 計算モードが有効になっているから、何気なく利用していても、勝手に計算してくれるわけです。まぁ、そんなもんだ... と思って使っている人も多いはず。

20230812-1-1.jpg 20230812-1-2.jpg

さて上記にもありますが、Excel のオプションダイアログを表示して、左ペインの "数式" をクリックし、右ペインの "計算方法の設定" のところにある "ブックの計算" のところで、「自動」なのか、「手動」なのかを設定していきます。
既定では、「自動」が有効になっていますので、普通に計算式を設定して、必要な値を入力さえすれば、自動で合計値などを計算してくれるわけです。

さて一方では、用途によっては、この計算するタイミングを「自動」ではなくて、あえて自分のタイミングで調整したいということで、「手動」としてご利用の方も多いかと思います。

今回、TechCommunity の Excel チームのブログでは、この「手動」による計算方法について、新たにテコ入れしたことが紹介されておりました。


【手動計算の歴史は44年も前になる】

20230812-2-1.jpg 20230812-2-2.jpg

ブログによれば、この "手動"計算の機能は、Excel が発売されるよりも6年も前の、1979年 "VisiCalc" というアプリで採用されたのがはじまりだったようです。そしてそれ以降、大きな変更もなく利用されていて、44年ぶりにこの機能が変わることになったということのようですね。

-- どのセルがまだ計算されていないのかが判別つかない:

現在、手動計算になっていると、数値を入力しても計算されないわけですから、値も変わらない。ということは、どこが計算された値で、どこがまだ計算されていない値なのか?の判別がつきません。

そこで今回の更新により、手動計算になっている場合、入力された値に対してまだ計算がされていないセルの値については、二重取り消し線でマークされるようになります。こうすることで、表示されている値が未計算なのかが、一目瞭然になるわけです。

-- コンテクスト・メニュー が表示される:

こうして未計算で、二重取り消し線のついた古くなった値を含むセルが選択されると、今後は警告アイコンが表示されるようになります。アイコンをクリックすると、計算のトリガーや自動計算モードへの切り替えなど、コンテクスト・アクションを含むメニューが表示されます。


【利用可能な環境】

今回提供がスタートした機能については、現在、Windows 版 Office Insider Beta Channel ユーザー のみに提供されています。今後、Windows以外のプラットフォームにも提供される予定のようです。

また、Office Inider Channel をご利用の場合でも、すぐにすべての Beta Channel ユーザーが利用できるように展開されるものでもありませんので、Beta Channel を使っているけどまだこの機能が反映されない... という場合には、しばらくお待ちください。

** ちなみに、うちの Beta Channel もまだ利用できないようなので、利用できるようになったら、画像をUpいたします。


<参照>




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2023年07月06日

Excel で、セル内に直接画像データを配置・固定できるようになる

Windows 版 でも Mac 版 でも Beta Channel の Excel を見ていたら、ふとそんなことができるようになってたのに気が付きました。

20230706-1-2.png 20230706-1-3.png 20230706-1-4.jpg

上記の画像は、Ofice for mac の Beta Channel の更新情報でご紹介したもの。

ということで引き続き確認してみました。


【ロードマップによれば、今月からリリースがスタートする機能でした】

Excel で、セル内に画像を配置する機能といえば、 IMAGE関数であったり、ちょっと前にも紹介したように ピボットテーブルで画像が扱えるようになったりといった記事は、このブログでもご紹介させていただきました。

Office Insider Blog でも取り上げられていたので当然なわけですが、実はこうした機能に隠れて、普通に、セル内に画像が挿入できる機能のリリースが着々と進んでいたようです。

20230706-3-1.jpg

上記のように、現在の最新チャンネルのExcel Ver.2306(ビルド16529.20154)では、挿入>画像>オンライン画像 などとたどっても、普通に画像を挿入できますが、セル内に配置するということはできません。

20230706-1-4.jpg 20230706-1-2.png

ただし冒頭の画像では、Widnows 版 / Mac 版 の Beta Channel の Excel の画像をご紹介していますが、挿入>画像 とたどっていくと、
まずは "セルに配置" あるいは "セルの上に配置" のいずれかを選択してから、オンライン画像か? ストック画像か? を選択できるようになっていることがお分かりいただけると思います。

-- Excel Feature Flyer で確認:

20230706-3-2.jpg

Excel チームが公開している「Excel Feature Flyer」で確認し見ると、Image 関数や、ピボットテーブルのことは紹介されておりましたが、セル内に画像を直接挿入するという件については、記載がありませんでした。

-- Microsoft 365 ロードマップで確認:

20230706-3-3.jpg 20230706-3-4.jpg

こちらでは情報がUPされていました。そこで確認してみると、ロードマップに情報が追加されたのが、2023/6/15、そして、ロールアウトのスタートが、2023/7 とありました。

つまりまだ情報が公開されたばかりで、ブログにもまだ掲載がないほやほやの情報でした。実はまだその機能が展開されていないせいか? 検索すると、Web上のサポートサイトの情報が引っかかってくるものの、リンクをたどるとエラーになる。

20230706-2-1.jpg 20230706-2-2.jpg

これは、USサイトの情報も一緒でした。

20230706-2-3.jpg 20230706-2-4.jpg


【今後の情報に期待】

おそらく数日中には情報も公開されるものと思われますが、今後は、Excel のセル内に直接画像が配置できるようになるようです。
わざわざ Excel のセルサイズに合わせて画像を調整しなくても、セルのサイズを調整するだけでよくなります。

現在は、まだ正式には情報が公開されていないようなので、引き続き確認し情報が公開されましたら改めてご紹介させていただきます。


【2023/07/20更新】

本件ですが、やっと Office Insider Blog で紹介されました。

20230720-1-1.jpg 20230720-1-2.jpg


内容的にはすでにご紹介した通りです。


<参照>




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2023年06月24日

ピボットテーブルがより視覚的に!

Office Insider Blog にて、US時間6月20日付にて公開された 新たな Excel の機能についてご紹介いたします。

ご存じのように、Excelのピボットテーブルは、サマリーやダッシュボード、レポートの作成など、そのデータの集計が簡単にできる Excel の最も強力な、そして基本的な機能の1つです。

20230624-1-1.jpg

そんなピボットテーブルですが、残念ながらこれまでのピボットテーブルでは、データ型とセル内の画像について、こうした最新のコンテンツタイプには対応しておらず、テキスト記述でしか使用できませんでした。

20230624-1-2.jpg 20230624-1-3.jpg 20230624-1-4.jpg

今回の更新によりピボットテーブルの行や列には、画像やデータ型がそのまま表示させることが可能になります。また、ソース・データと同じインタラクション(イメージ・カード、データタイプ・アイコン、データタイプ・カードなど)も使用できます。

商品の売上サマリー、ポートフォリオ、スポーツチームの分析、あるいはアートワークや趣味のコレクションなど、ビジュアルなヘッダーを追加したいピボットテーブルでこうしたデータ型の使用ができるようになりますので、Excel のピボットテーブルがより視覚的でわかりやすいものになるものと思われます。

-- 利用可能な製品:
  • Windows版:Ver.2307 (ビルド16609.20000) またはそれ以降
  • Mac版:Ver.16.74 (ビルド23060401) またはそれ以降
となっています。

現時点では、Windows 版にしても、Mac 版にしても、バージョン的には、Office Insider Beta Channel が対象になるようです。


注意)ここで使用されている Image 関数は、Microsoft 365 サブスクライバー向けの機能になりますので、Excel 2016/2019/2021 などでは利用できません。


<参照>




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2023年06月06日

先頭の "0" が削除されなくなる! 〜 やっと登場? Automatic Data Conversion

通常、Excel において、"010" といったような、先頭が "0" から始まる数値を入力した場合、Excel では数値として扱うために、自動的に先頭の "0" が削除されてしまいます。

20230605-0.jpg
わかっちゃいるけど、入力した後に、"あちゃぁ〜" ってなるケースありますよね? 
もちろん、事前にセルの書式を "文字列" に変更しておけばいいわけですが、うっかり忘れていたりすると、当然設定しなおしてから入れ直しになるわけです。

20230605-1-1.jpg 20230605-1-2.jpg

そんな "0" が勝手に削除されてしまう問題を解決してくれるのが、今回ご紹介する "Automatic Data Conversion" という機能です。

Excel は表計算。なので計算ということを前提に考えれば当然なのかもしれません。しかし、Excel で扱うデータは数値ばかりじゃありません。CSVファイルとして住所録などを扱うこともあるわけですし、また最初からExcelで住所録を作成されているケースもあるでしょう。そんな場合の、電話番号の頭の "0" がなくなってしまった...なんてミスを防げるわけです。


【リリースは、Ver.2207(ビルド15427.20000)】

実はこの機能、リリースが発表されたのは、もう昨年の話。US時間2022年7月6日に公開された Windows Insider Blog 「Control data conversions in Excel」の中で紹介されておりました。

20230605-1-3.jpg

ただしブログにもあえて「The feature is being gradually enabled for more and more users, but you may not have it yet. 」あるので、展開に時間がかかっていたものなのか? それとも、単に気が付かなかっただけなのか? あるいは日本語版で利用できるようになったのが今回からなのか?が不明なところではありますが、現在の最新バージョンの Windows 版 Beta Channel の Excel にベータ版では利用できるようになっています。

TechCommunity の Excel Blog では、毎月前月に公開された新機能について紹介していますが、そんな中で、"Check if a specific feature is in your version of Excel" のところで、新機能などのリリース状況などが案内されています。

20230605-2-1.jpg 20230605-2-2.jpg 20230605-2-3.jpg

ここでも、2022/6/30 にリリースされた Ver.2207(ビルド15427.20000) にてリリースされていることが紹介されています。リリースノートでは、US時間2022/7/1 となっていますが、手元の記録では、日本時間2022/6/30 に配信されてきておりました。まぁ実際に配信されるものと、リリースノートに掲載される情報が多少ずれるのは以前からもよくあることなので、基本的には実際に配信されてきた日付ベースで考えています。

この機能、私もまったく気が付かなかったわけですが、「「Excel」で数値先頭のゼロが勝手に消される仕様、ようやく改善へ? Twitterで歓喜の声」(窓の杜) の記事を見て改めて気が付かされたわけです。

もっともそんな状況なので、実際に日本語版の Excel (Beta Channel) にその当時から展開されていたものか?どうかは不明です。


【"Automatic Data Conversion" とは?】

さてでは具体的に、「Automatic Data Conversion」についてご紹介していきましょう

-- その設定と内容:

ファイル > オプション として、"Excelのオプション" ダイアログ内で調整します。

20230605-1-2.jpg

左ペインの "詳細設定" をクリック、右ペインの "Automatic Data Conversion(β版)" のところから設定を調整します。

その設定は、

★Excel にテキストを入力、貼り付け、または読み込むときに、以下のすべての既定のデータ変換を有効にする(A)
  • 先頭のゼロを削除して数値を変換する(Z)
  • ロング数値の最初の15桁を保持し、科学的配数法で表示する(I)
  • 文字 "E" を囲む数字を科学的配数法に基づく数値に変換する(E)
★追加オプション
  • .csv ファイルまたは同類のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する(N)
で構成されています。

デフォルトでは、すべてが有効になっています。

例えば、「先頭のゼロを削除して数値を変換する(Z)」をオフにしておけば、数値の先頭の "0" は削除されなくなります。

また「追加オプション」のところの、「.csv ファイルまたは同類のファイルを読み込む際に自動データ変換があれば通知する(N)」を有効にした場合、例えば .csv ファイル あるいは .txt ファイル といったファイルを開く際、オプションの自動データ変換のうち少なくとも 1 つが有効で、これから実行されることを検出した場合、警告メッセージが表示されます。このメッセージにより、わざわざデータを変換せずにファイルを「1回だけ読み込む」機能を提供されるようです。

ブログの中では、「We are working to bring the same options to Mac soon.」ともありましたが、"Check if a specific feature is in your version of Excel" (Excel Blogs/TechCommunity) のところで、新機能などのリリース状況をみても、また Excel for mac の 最新の Beta Channel を見てもこの機能は搭載されておりませんので、現時点では、Windows 版の、Beta Channel にのみ提供されているもののようです。

** Windows 版の Current Channel(Preview) にもまだ展開はされておりません

ということで、今回は 「先頭の "0" が削除されなくなる!」と題して取り上げてみました。

こうしてみると、もしかしたらブログで紹介はされたけどその後全く進んでいない機能って、結構まだまだあるのかもしれませんね。PowerPoint の Presentation Coach なんて楽しみにしてますが、なかなか日本語版には展開されてこないですしね...


<参照>




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2023年03月25日

数式アシスタントカードで関数入力のエラーを軽減

Excel for the web に関数式を入力するための補助ツールとして、数式アシスタントカードの機能が搭載されたことが紹介されておりました。以前に、デスクトップ版の Excel では、「Excel の計算式の確認がより分かりやすくなる」にあるように、数式入力の際に計算式の確認を補助してくれる機能が搭載されたことをご紹介しました。

20230325-1-1.jpg 20230325-1-2.jpg

今回の機能は、Web 版の Excel である "Excel for the web" に搭載されているもので、引数の説明などの細かな説明を表示してくれるアシスタントカードが表示されるというものになります。

試しに手持ちのOffice の更新情報をメモしているExcelファイルに、Vlookup を利用して更新日から、ビルド番号を表示させる数式を設定してみました。

20230325-2-2.jpg 20230325-2-1.jpg

更新日を入力すればビルド番号が検出されるものという単純なものですが、VLOOKUPを利用して計算式を設定してみると、上記の右の画像にあるように "アシスタントカード" が表示されました。

20230325-2-3.jpg

ここで表示された "アシスタントカード" には、VLOOKUP 関数に関する
  • 説明:関数の説明
  • 例:引数を設定した場合の一例と説明
が表示されます。"" のところでは、VLOOKUP関数の例でいうと、
  • 検索値
  • 範囲
  • 列番号
  • 検索方法
といった引数の詳細な説明が表示されます。上記の例でいうと、ちょうど数式の中でデータ範囲のところをクリックしているので、アシスタントカードのところも、"範囲" のところが選択されていますね。

もちろん検索ボックスに、"VLOOKUP" と入力してヘルプを表示させれば、作業ウィンドウが表示されて、ヘルプに Microsoft Support の情報も表示されるので、そちらからも関数に関する情報を入手することもできるわけですが、Webサイトを検索したり、ヘルプを見たりするよりは、ちょこっとど忘れしたな? とか、計算式が誤っておかしな計算結果が表示されるようなケースで計算式を見直さないといけない場合にはこうしたアシスタントカードは便利かもしれませんね。

また表示されたアシスタントカードは、マウスでドラッグすれば移動も可能なので、邪魔にならない場所に表示させておくことも可能です。Windows でも、Mac でも利用可能な Excel for the web の機能でもあるという点もポイントですね。

Techcommunity のブログによれば、今後この機能はデスクトップ版にも展開が予定されているようです。
 

<参照>



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2023年03月02日

XLL アドインは既定でブロックされます

Excel のアドインを装ったマルウェアが既定でブロックされることになります。

20230302-1-1.jpg

Excel の機能をより便利に拡張するためのアドイン。ご利用の方もたくさんいらっしゃるかもしれません。

手軽に利用できる一方で、残念ながらこうしたアドインを悪用してマルウェアの配布などにも利用されてしまったりすることもあります。こうした事態を踏まえ、今回 ワークシートにセキュリティ層が追加され、XLLアドインを経由する攻撃からユーザーを保護することができるようになります。

今回の既定値の変更によりインターネットから取得したファイルに含まれる XLL アドインをボタンクリックで有効にすることができなくなり、危険であることを通知するメッセージを表示。回避策に関する詳細情報へのリンクが表示されるようになります。


-- 対象:

Windows版 Excel Ver.2302(ビルド16130.20128) 以降


-- XLL ファイルについて:

今回既定でブロックの対象となるのは、XLLファイルのみです。すべてのアドインがブロックされるわけではありません。なので、ストアからダウンロードされるアドインについてはブロックされません。

20230302-1-2.jpg

XLLアドインは、Excel97のころからサポートされているアドインで、カスタム関数やその他の機能を追加することでExcelの機能を拡張するためのものです。

昨年の暮れに、「注目の脅威:悪意のある Excel XLL アドインを使用した攻撃が増加中」(Cisco Japan Blog)なんて取り上げられた例もありますが、今後もっと増えるであろうということでブロックに至ったようです。

マルウェアが PC を感染するしくみ」の中でも、"悪意のある Officeマウロ" によって、マルウェアがPCを感染する仕組みについて紹介されていますが、ちょっとまえにも VBAマクロ がブロックされるようになったわけですが、これに続いて今回は XLL アドインのブロックになったわけです。


<参照>



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2023年02月23日

IMAGE 関数を利用してセルに画像を挿入する Part 2

昨年の8月にご紹介した「IMAGE 関数を利用してセルに画像を挿入する」にある IMAGE 関数。この段階では Beta Channel ユーザーが対象でしたが、この新しい関数がついに通常バージョンでも利用可能になりました。

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US時間2月21日に公開された Excel Blog/TechCommunity にて、「Insert Pictures in Cells with the IMAGE 」と出したブログで紹介。その使い方は、以前にご紹介した「IMAGE 関数を利用してセルに画像を挿入する」の記事をご参照ください。

20230223-1-4.jpg 20230223-1-5.jpg


【対象製品】
  • Windows: Ver.2209(15608.10000)以降
  • Mac: 16.65(Build 22080701)以降
  • Web: October, 2022 以降
  • iOS: Ver.2.65(22080701)以降
  • Android: Ver.16.0.15608.10000 以降
Windows 版のみならず、Mac版、Excel for the web、iOS、Android とすべてのプラットフォームでご利用が可能です。


【エラー表示について】

IMAGE function」のサイトでは、エラーが返される例も紹介されています。

以下のようなケースで #VALUE! エラーが返ってくるようです。
  • 画像ファイルがサポートされていない形式の場合
  • sourceまたはalt_textが文字列でない場合
  • サイズ設定が0〜3でない場合
  • sizingが3でheightとwidthが空白か1より小さい値を含む場合
  • sizingが0、1、または2で、widthまたはheightも指定されている場合
他にも、「#CONNECT!エラー」や「#BLOCKED!エラー」を返す例も紹介されていますので、詳しくは、「IMAGE function」をご参照ください。


<参照>




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2023年02月03日

Excel の計算式の確認がより分かりやすくなる

Excel で計算式を設定したものの、思うような結果にならない。計算式をクリックして、どのセルを参照しているのか?確認するにも、多岐にわたってたりするとそれも中々難しいこともあります。

20230127-1-1.jpg 20230127-1-2.jpg

そんな計算式の確認を補助してくれる機能が、新たに Excel に搭載されます。計算式の該当部分をクリックすると、現在のその値がいかなるものなのか?といった現在値を返してくれたりする... そんな機能が搭載されることが Office Insider Blog にて紹介されています。


【どのように機能するのか?】

数式の中で、確認したい部分を選択するとその値が表示されます。例えば、数式バーにある関数のところに、関数の構文を示すツールチップが表示されます。ここで関数のパラメータのいずれかをクリックして選択すると... そのパラメータの現在の値がツールチップに表示されます。

参照、関数、関数内のパラメータ、あるいは数式全体を選択することができます。 

Windows 版の場合には、このツールチップをオフにする場合には、CTRL+ALT+Pキーで機能のオン/オフを切り替えることができます。
Mac版の場合には、この機能はセルを編集していないときのみ有効なようです。


【操作手順】

20230127-1-3.jpg
  • 範囲または表の参照を含む数式で、参照を選択。ツールチップに参照されたセルの値が表示されます。
  • 1 つまたは複数の関数を含む数式の編集時、関数の括弧内にカーソルを置くと、構文ツールチップが表示されます。
  • そしてそこからさらに構文内のパラメータ名のいずれかをクリックして、数式のその部分を選択します。

【ヒントとコツ】
  • 評価できない数式の一部を選択した場合、ツールチップは表示されません。例えば、参照の一部やパラメーターの一部だけを選択した場合、ツールチップは表示されません。
  • セル値の一部として計算されない数式の一部には、ツールチップが表示される可能性があります。例えば、数式が「=101+201」の場合、1+20を選択すると、数式全体の計算には関係ない部分でも、21と表示されるツールチップが表示される可能性があります。
  • ツールチップが必要な部分を覆っている場合や、別の場所に配置したい場合は、ツールチップを移動させることができます。

【対象製品】

Office Insider Beta Channel 利用ユーザーで以下バージョンの製品が対象になります。
  • Windows: Ver.2302 (ビルド16116.20000) 以降
  • Mac: Ver.16. 70 (ビルド230116) 以降

こちらの機能は、Windows & Mac のデスクトップ版で利用が可能です。Beta Channel にて提供が始まったこの機能。今後、Stable 版に搭載されるようになるまでに、様々なフィードバックをへて、さらに使いやすくなるんでしょうね。


【2023/02/03更新】

さっそくですが、現在の Beta Channel "Ver.2302(ビルド16124.20000)" にて確認してみました。

20230201-27-1-4.jpg

上記の画像は、以前に IMAGE関数についてご紹介した際のものですが、数式の入っているセルを選択し、数式バー内の数式の部分をクリックするとその下に、数式の引数の内容が表示されますが、各引数の部分をクリックすると、該当のデータが表示されます。


<参照>




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2022年12月27日

IMAGE 関数で画像を挿入する

以前、Office Insider の Beta Channel 向けに展開された折にご紹介した IMAGE 関数


2022年8月26日にご紹介した際には、Beta Channel 向けのブログに紹介されたばかりでしたが、この機能が、先日の12月の Update から利用できるようになりました。

20221227-1-1.jpg

=IMAGE(ソース, [代替テキスト], [サイズ], [高さ], [幅])

という書式になります。

20221227-1-2.jpg 20221227-1-3.jpg

ソース:データの場所を指定します。今回は、Techcommunity と同じように https://〜 という形でアドレスを入力したセル番号を指定していますが、ローカルパスでもOKです。

代替テキスト:画像が表示できない場合や、音声による読み上げなどように代替テキストを指定します。

サイズ:
 0 -- セルのサイズに合わせる
 1 -- 原型のサイズ(データのオリジナルのサイズのまま挿入)
 2 -- サイズを指定する

高さ:"サイズ" のところで、"2" を選択した場合に指定します

幅:"サイズ" のところで、"2" を選択した場合に指定します

-- 注意 --
  1. サイズのところで、"0" や "1" を選択した場合には、幅や高さは省略します。
  2. 仮に、"0" や "1" を選択した際に、"高さ" や "幅" を指定すると "#VALUE!" というエラーになります。
  3. 2" を選択して、サイズを指定する場合には、"高さ" と "" の両方を指定しないと "#VALUE!" というエラーになります。

【利用可能な製品】

  • Excel for the web 2022/12/22
  • Excel for Windows ver.2211(ビルド15831.20190)以降
  • Excel for mac ver.16.67(ビルド22102900)以降
の各製品でご利用が可能と Techcommunity Blog では紹介されています。

ただし今回確認した限りでは Excel for the web では、まだIMAGE 関数も利用できません。デスクトップ版で作成したデータを、OneDrive にアップして、Excel for the web で開くと、その時点では一応表示されますが、関数も書き換わっていますが、さらに 引数を一部変更しようとすると エラー(#NAME?)"無効な名前のエラー" となるようです。

20221227-1-4.jpg 20221227-1-5.jpg

Excel の今後のリリース予定を示した「Excel Features Flyer」の中では、US時間 12/22 となっていますが、Web版ではまだ利用できないようです。

こちらについては今後順次展開されていくんでしょうね。 


<参照>




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2022年10月14日

Ctrl + Shift + "V" が Excel で利用可能になります

「Ctrl + Shift + "V"」というショートカットキー.... 私も頻繁に使用しますが、すでにご利用の方も多いかと思います。でもこのショートカットキー、すべてのアプリで利用できるわけでもなく、Excel では現時点では全く反応すらしません。

20221014-1-1.jpg

ところがついに、Microsoft Excel でこれが利用できるようになるようです。


【「Ctrl+Shift+"v"」とは?】

コピーや、貼り付けに使用するショートカットキーは....
  • Ctrl + C:コピー
  • Ctrl + V:貼り付け
当然、皆さんもご利用になっているショートカットキーだと思います。コピーするにしても、貼り付けるにしても、この操作では、単純にコピーして貼り付けるだけなので、貼り付け先のアプリによっては、コピー元の書式もそのまま引き継いでしまいます。

そんな時に、書式情報を保持せずにテキストデータのみ貼り付けることができるのが、「Ctrl+Shift+"v"」というショートカットキーになります。

私もこのブログを作成する際に参照先のブログのタイトルをコピー&ペーストする時などには活用しています。通常ブラウザで表示されているネット上の情報をコピーして貼り付けると、そこには様々な書式情報が設定されたりしているケースが多いので、アプリによってはその書式情報も引きついてしまいます。するととてつもない大きな文字になったり、太字や斜体が設定されてたり、フォントが指定されてしまったりと、そのままでは利用できない状態になります。

そんな時に利用できるのが「Ctrl+Shift+"v"」というショートカットキーです。とりあえずコピーしたものを、「Ctrl+Shift+"v"」で張り付ければテキスト情報のみ貼り付けることが可能です。


【プログラムによっては対応していない?】

私もこのショートカットキーを使い出してから、どんなアプリでも利用なできるんだろうな?と当初は思ってました。以前にも「ちょっと便利! Ctrl+Shift+V」な形でご紹介させていただきました。

20221014-1-2.jpg


ただし.... この "超" 便利なショートカットキー。実はアプリによっては利用できなかったりします。この時も、Office の各アプリでは利用できないことにも触れました。

何か?資料を作成する際に参照先の Web サイトのタイトルや、そのリンクを張り付ける必要がある際、これが利用できると便利なんですが、Word でも、Excel、PowerPoint などでもいまだに利用できません。


【ついに Excel で利用可能に!】

さてそんなショートカットキーが、ついに Microsoft Excel で利用できるようになります。ブログの中でも...
「In response to many requests from Excel fans, we are adding a new keyboard shortcut to make it easier to paste plain text or paste values. You’ll now be able to do this simply by pressing Ctrl+Shift+V on your keyboard.」
とあるようにいかに要望が多かったことかを伺わせますね。

20221014-1-3.jpg

-- 利用可能な環境:

Windows 版 Office Insider Beta Channel
 Microsoft Excel Ver.2210(ビルド 15726.20000)以降
Mac 版は、近日対応予定...

* Windows 版 Excel for Microsoft 365 の最新バージョンは、Ver.2210(ビルド 15726.20096)とバージョン的にはクリアしていますが、この機能自体は現時点では、Beta Channel ユーザーのみに展開されているので通常版ではまだご利用いただけませんので、ご注意ください。

いずれにせよ、この機能。Excel で利用できる日も間近なわけですね。Word や PowerPoint でも早く利用できるようになるといいんですが、そこは今後に期待しましょう。


【2022/10/15更新】

ちなみに今回のこの機能、自分の使用している Beta Channel でも確認してみましたが、バージョン的には、10/12付で、Ver.2211(ビルド15806.20000)とはなっておりますが、まだ利用できるようにはなっておりませんでした。

ブログの中でも、
Features are released over some time to ensure things are working smoothly. We highlight features that you may not have because they’re slowly releasing to larger numbers of Insiders. Sometimes we remove elements to further improve them based on your feedback. Though this is rare, we also reserve the option to pull a feature entirely out of the product, even if you, as an Insider, have had the opportunity to try it.  
とあるように、Insider 向けにも順次展開されていく形でのリリースがスタートしているので、利用できるようになるまで待つしかなさそうですね。また利用できるようになった折には、画像などを追加させていただきます。


【2022/10/28更新】

Beta Channel ではありますが、その後更新が来てもこの機能が反映されていない状況でしたが、本日、Ver.2211(Build 15822.20000)に更新されて、やっと Ctrl+Shift+V の機能が利用できるようになりました。


<参照>




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2022年09月23日

Excel のデータシートのパフォーマンスチェックをする【Excel for the web】

Excel for the web で作業していて、どうも最近この Excel のワークシートを読み込んで作業していても、応答が悪いな?と感じることがあったりしませんか?

そんな時に利用できるのが、Excel for the web の「パフォーマンスの確認」という機能になります。

20220923-1-1.jpg 20220923-1-2.jpg

Office Insider Blog にて「Check Performance in Excel for the web」というタイトルで紹介されている記事になりますが、この機能自体は Office Insider 向けというより順次展開されていますので、すでにご利用可能になっている方も多いかもしれませんね。


【不要な設定を削除してくれる】

では早速試してみましょう。

1) まずは、Excel for the web でデータを開きます。そして、校閲タブから、「パフォーマンスの確認」をクリックします

20220923-2-1.jpg

2) 作業ウィンドウに「ブックのパフォーマンス」という画面が表示されます。「シート別に確認」のところでは、シートごとに問題点が表示されます

20220923-2-2.jpg 20220923-2-3.jpg

3) このワークシートでは、最適化するべき空白のセルが、N1:P1 にあることが指摘されています。確かに開いてみると、何もないのに塗りつぶしの設定がされていました

20220923-2-4.jpg

4) 「シートの最適化」をクリックしてみると該当セルの塗りつぶしが削除されました、そして再度「パフォーマンスの確認」をクリックしてみると、「ブック最適化済み」と表示されます

20220923-2-5.jpg 20220923-2-6.jpg



【利用にあたって注意も必要】

ただし注意すべきポイントもあります。ワークシートの最適化をするこの機能、「ブック内のセルをクリーンアップする」の中で、「警告」としてありますが、「ブックにピクセル アート専用の 1 つまたは複数のシートが含まれている場合は、シートの最適化またはすべて最適化を使用しないでください」ともあります。

20220923-1-3.jpg 20220923-1-4.jpg

この状態で、最適化してしまうと、ピクセルアートを含むセルは削除されてしまうようです。

20220923-3-1.jpg

もし仮に最適化をしておかしくなってしまった場合には、「元に戻す」ボタンを利用して戻るか? 「バージョン履歴」などから最適化の適用前の状態に戻ってください。

またこんな場合に最適化したら、こんなデータまで削除された...などといった不具合が確認された折には、ぜひフィードバックしてみてください。


<参照>




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2022年08月31日

Excel for Mac で、クエリデータ読み込みの際のオプション機能が追加

Excel for Mac で、Power Query にてインポートされたデータをワークブック内のどこに表示するかをコントロールする機能が追加されました。

20220830-2-1.jpg

これにより、インポートされたデータを、「テーブル」、「ピボットテーブル」、あるいは「ピボットチャート」のどこに読み込むかを選択できるようになります。

さらにデータを読み込んだのち、このデータを既存のワークシートの特定のセルを選択するか? あるいは新しいワークシートに挿入するかの選択も可能になります。


【PowerQuery と Excel for Mac】

すでにご利用の方も多いかと思いますが、「Power Query」は、データをすばやく簡単に取得し、形にするための Excel のパワフルで時間節約になるツール群です。

PowerQuery が、Excel for Mac に導入されてからもユーザーからの様々なリクエスト、フィードバックがあったようですが、US時間2022年5月11日付で公開された「Shape data with Power Query Editor in Excel for Mac」にて告知されたブログにもありますが、テーブルや範囲だけでなく、ローカルファイル、SharePoint、SQLなどから様々なデータをクリーニングして整形する機能が搭載されました。

20220830-2-2.jpg


-- データの取り込み:

今回追加されたのが、データのインポートの際に、読み込む場所、さらにはシートを選択できるようなオプションが追加されました。

20220830-2-3.jpg 20220830-2-4-1.jpg 20220830-2-4-2.jpg

  • テーブル:クエリデータがワークシートに取り込まれます
  • ピボットテーブル: クエリデータからPivotTableが作成されます
  • ピボットチャート:データからピボットチャートが作成されます
  • 接続のみ:接続は作成されますが、ワークシートには何も追加されません
    この接続は、後で他のクエリで使用することができます
注意書きにもありますが、クエリを他のクエリと結合、ワークシートにデータを表示する必要がない場合は、「接続のみ」オプションを選択します。この場合、データは パワークエリ に残り、ワークシートに読み込まれる前に他のデータと組み合わせて新しいクエリを作成することができます。


【利用可能なバージョン】

Office Insider Beta Channel Ver.16.65 (ビルド 22082100)以降

** パワークエリが、Excel for Mac に導入されたのが、「Shape data with Power Query Editor in Excel for Mac」で紹介されているように、Office Insider Beta Channel Ver.16.61 (ビルド 22041701)以降となっていますので、このブログでは、2022年4月20日Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報 でご紹介した Ver.16.61(ビルド 22041802) のところでから利用できるようになった感じになります。

ちなみに現在の Beta Channel の最新版は、ちょうど昨日 2022年8月30日にご紹介した Ver.16.65(ビルド 22082703) となっています。



<参照>




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2022年08月26日

IMAGE 関数を利用してセルに画像を挿入する

Excel にて、画像を挿入するための新しい関数「IMAGE」が登場しました。

20220826-2-1.jpg

8月26日付の Office Insider Blog にて公開されたものです。挿入された画像は、通常の挿入メニューから挿入された画像と異なり、指定のセル内に挿入されます。なので、セルの移動、サイズ変更、並べ替え、フィルタリング、そしてExcelのテーブル内での画像の操作が可能になっているようです。


【どのように利用するのか?】

ブログによれば、その関数の書式は以下の通りです。

=IMAGE(source, [alt_text], [sizing], [height], [width])

source: 画像の場所を指定します。この場合、URL(https://~で始まるURL)や、Imageデータへのパスを指定します。
利用可能な画像の種類:BMP, JPG/JPEG, GIF, TIFF, PNG, ICO, そして WEBP となっているようです。

以下、オプションとして、

[alt_text]:アクセシビリティにも配慮されており、画像を説明する代替テキストが指定できます。

[sizing]:画像の寸法を指定します。ただし具体的なサイズではなく、
  • 0:画像をセルにはめ込み、アスペクト比を維持します
  • 1:セル内を画像で埋め尽くし、そのアスペクト比は無視されます
  • 2:元画像のサイズを維持するものの、セルの境界を越えることがあります
  • 3:高さと幅を使用して画像サイズをカスタマイズします
といった値で指定します。

[height]:[sizing]のところで、"3" を選択した際に、画像の「高さ」を指定します

[width]:[sizing]のところで、"3" を選択した際に、画像の「幅」を指定します

20220826-2-2.jpg 20220826-2-3.jpg


【既知の問題】

現在の時点で以下の問題が確認されています。
  • 使用している画像ファイルのURLが、認証を必要とするサイトの場合、画像はレンダリングされません。
  • セル内のイメージでズームイン・ズームアウトすると、イメージが歪むことがあります。
  • Windows と Mac などのプラットフォーム間を移動すると、画像のレンダリングが不規則になることがあります。

【利用可能な環境】

今回公開されたこの新たな関数は、現時点では、Office Insider Beta Channel ユーザー向けに展開されているものです。以下の製品にて利用が可能です。
  • Windows: Ver.2209 (ビルド15608.10000) 以降
  • Mac: Ver.16.65 (Build 22080701) 以降
  • iOS: Ver.2.65 (Build 22080701) 以降
  • Android: Ver.16.0.15608.10000 以降
ただしこの機能は順次利用範囲を広げる形で展開されていますので、Beta Channel の該当バージョン以降の製品であっても利用できないケースもあります。この場合には、順次展開されていきますので、しばらくお待ちください。


<参照>




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2022年08月14日

Excel で csv ファイルを開いた際に表示された「データ損失の可能性」という警告を再表示する

デフォルトの設定では、Excel で CSVファイル を開こうとすると、「データ損失の可能性」「このブックをカンマ区切り(csv)形式で保存すると、一部の機能が失われる可能性があります。機能が失わないようにするには、Excel ファイル形式で保存してください」と表示され、「次回から表示しない」「名前を付けて保存」のいずれかの選択を要求されます。

20220813-2-1.jpg 20220813-2-2.jpg

もしここで、「次回から表示しない」をクリックしたら、次回からはこうした警告は表示されなくなります。今回はこうして表示されなくなった警告を再表示する方法についてご紹介いたします。


【CSVファイルとその警告内容】

まずは基本的なことから確認していきましょう。

-- "CSVファイル" とは?:

20220813-3-1.jpg

上記の画像は一例ですが、"CSVファイル" とは、"comma separated values" の略で、文字通り、"カンマ区切りデータ" を意味します。テキストデータが、カンマで区切られたデータになります。余計な書式情報を持たないシンプルな形式のテキストデータです。
テキストデータなので、メモ帳で開くともできます。

-- なぜ、この警告が表示されるのか?:

シンプルなデータ形式ですが、これを Excel で開いて、グラフや書式情報を追加したとしましょう。保存の際、そうした様々な情報が追加されたとしても、再度CSVファイルとして保存してしまうと、そうした情報は保持されず、再び単純なテキストデータのみになってしまいます。

なので、「このブックをカンマ区切り(csv)形式で保存すると、一部の機能が失われる可能性があります」と表示されるわけです。
せっかく Excel でいろいろ作業されて、グラフを作成したり、関数を使用したり、さらには様々な条件や書式を設定したのであれば、「機能が失わないようにするには、Excel ファイル形式で保存してください」とあるように、Excel 形式で保存しないとそうした情報は保持されないものもありますよ?という警告になります。

こうした意味もあって、"CSVファイル" を Excel で開いたときに最初にこうした「データ損失の可能性」という警告のダイアログが表示されるわけです。


【「次回から表示しない」をクリックしてしまった場合】

この警告の画面が表示されて、「×」で閉じて、CSVデータとして作業する、あるいは「名前を付けて保存」として、Excelファイルとして保存しなおして引き続き、Excel ファイルとして作業をする.... そんな場合には、それでいいわけですが、うっかり「次回から表示しない」をクリックしてしまうと、CSVファイルをダブルクリックしても、この警告のダイアログは表示されなくなります。

デフォルトでは表示されるので、表示されるPCと非表示になったPCで確認してみたところ、「次回から表示しない」をクリックすることで、レジストリに以下のキーが追加されることがわかりました。

20220813-3-2.jpg

-- 追加される場所:

¥HEKY_CURRENT_USER\SOFTWARE¥Microosft¥Office\16.0¥Excel\Option

-- 追加されるキー:

ShowCSVDataLossWarning

-- 設定値:

20220813-3-3.jpg

 0: 表示しない
 1: 表示する

となります。(上記の例では、"表示する" 設定に変更した例)

もちろん、警告が表示された際に「次回から表示しない」をクリックしない限り、このキーは生成されないので、このキー自体を削除することでも、再度警告が表示されるようになります。

20220813-3-4.jpg 20220813-3-5.jpg


** 検証環境:
  • Windows 10 21H2(Build19044.1889)
  • Excel for Microsoft 365 Ver.2207(Build15427.20210)


【セキュリティの警告はトラストセンターから設定変更が可能】

ところで、Excelのメッセージバーに表示されるメッセージには今回ご紹介したもの以外にもセキュリティの警告などもあったりします。

20220813-4-1.jpg 20220813-4-2.jpg

こちらの場合には、「メッセージ バーのセキュリティの警告を有効または無効にする」にもあるように、
  1. Excelを起動し、ファイル>オプション とクリックして、Excel のオプションダイアログを表示します
  2. トラストセンター(左ペイン) > トラストセンターの設定(右ペイン)をクリックして開きます
  3. トラストセンターのダイアログが開いたら、左ペインの "メッセージバー" を開いて設定を変更します
で変更が可能です。


ということで、今回は、「データ損失の可能性」という警告メッセージの再表示について取り上げてみました。


【2022/08/15更新】

* 検証環境の情報を追加いたしました。


【2023/07/06更新】

コメントにて情報をいただきました。今回の警告のメッセージ。Excel のオプションダイアログから設定が変更できるようです。

20230706-5.jpg

わざわざレジストリをいじるよりこちらの方が簡単ですね。

以前からあったものなのか?その後追加されたものなのか?この辺りはよくわかりませんが、とにもかくにも、簡単に修正できるのであればそれがいちばんですね。


<参照>




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2022年08月09日

テキスト操作 と 配列 に関する関数が Office Insider Current Channel(Previw) の Mac 版 Excel に追加

Mac 版 Office Insider Current Channel(Preview) /Insider Slow 向けに、新たに テキストと配列に関する関数が追加されたことが発表されました。

20220809-1-1.jpg 20220809-1-2.jpg

今回公開された Office Insider Blog によると、この関数自体は今年の3月に Mac 版 Beta Channel/Insider Fast 向けに公開されたものですが、これが Current Channel(Preview) に新たに展開されることになったものです。Windows / Mac ともにまだ通常版には展開されていない機能になります。


【追加される関数】

テキスト関数:
  • TEXTBEFORE
  • TEXTAFTER
  • TEXTSPLIT
配列関数:
  • EXPAND
  • TAKE
  • DROP
  • VSTACK
  • HSTACK
  • CHOOSEROWS
  • CHOOSECOLS
  • TOROW
  • TOCOL
  • WRAPROWS
  • WRAPCOLS
それぞれの関数の詳細については、「Excel 関数 (機能別)」にてご確認ください。

20220809-1-3.jpg

なお今回のこうした関数は、現時点では Beta Channel あるいは Current Channel(Preview) をご利用の方向けに展開されているものですが、今後通常版に展開されても、Excel for Microsoft 365、Excel for Microsoft 365 for Mac、Excel for the web 向けのもので Office 2016/2019/2021 ではご利用いただけません。


<参照>




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2022年07月30日

今後 提供予定の Excel の新機能

TechCommunity の Excel Team のブログを見ていると、毎月「What's New in Excel (July 2022)」といった形で、その月に、Excel for the web、Excel for Windows、Excel for Macなどにどんな新しい機能が追加されたかが整理して紹介されています。

20220729-2-1.jpg

もちろんそうして整理したものばかりではなく、当然ながら新しい機能が追加された場合には、「New in Excel for the web: Power Query Group operations are now available」といった形で新しい機能も紹介されております。

さてそんな中で「What's New in Excel (July 2022)」といったページを見てみると、「Excel Features Flyer」というリンクがあるのをお気づきでしょうか?


【今後提供される新しい機能の提供予定がわかる "Excel Features Flyer"】

"Excel Features Flyer" は、今後、Excel のどんな機能がどのバージョンから提供されるかといったことがわかるようになっているPDFファイルです。

20220729-2-2.jpg 20220729-2-3.jpg

Office Insider 向け、製品版利用者向けと一覧に提供開始バージョンなどが、ざっくり紹介されていますが、Microsoft 365 のロードマップ同様に、今後 Excel Team から提供される "Excel Features Flyer" も、Excel にどんな機能が展開されるのかを確認する一つの資料として便利ですね。ぜひご活用ください。


<参照>




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2022年07月27日

VBAを含んだシートを開くと「&H80004005(-2147467259)エラーを特定できません」というエラーが表示されて開けない

先月ぐらいから発生している Excel の不具合。Microsoft コミュニティを見ていると、現在2つの不具合が発生していて、どちらも昨日までの時点では改善されていないようです。

現在発生している不具合は、
  1. Excelところどころ見えなくなった
  2. システムエラー「H80004005」
の2例。その代表的なものを2つほどピックアップしてみました。
1)の例は、データ自体はあるものの表示が乱れるというもの。そして、2)の例は、VBAを含んだシートを開こうとすると、以下のようなエラーが表示されて利用できないというもの。

20220727-2-1.jpg

どちらも現在進行中のエラーです。おそらくフィードバックはされているでしょうから、あとは更新プログラムの到着を待つのみなのですが、このひと月更新はちょくちょく来ていますが、昨日の段階ではまだ改善には至っていないようです。

ただし 1)の表示の問題など利用環境によっては問題ないケースもあるので、必ずしもすべての方がこうしたエラーでうまくいかないというものでもないようです。



【回避策】

冒頭で、今回ご紹介した2つの事例。いずれの場合も現段階では回避策としては、Ver.2205 までロールバックすることぐらいしかないようです。

Office 365(2016)をロールバックする

上記のサイトを参照の上、Office 製品をロールバックします。この際、バージョンとしては、Ver.2205 まで戻す必要があるようなので、

16.0.15225.20288

とすれば、2022年6月14日に提供された Ver.2205(Build15225.20288)まで戻せるはずです。

20220727-2-2.jpg

戻しても、そのままだと、また自動更新がかかってしまいますから、しばらくは、ファイル>アカウント と開いて、更新を無効にしておく必要があります。

現在のチャネルのリリース ノート」をご覧いただくとおわかりいただけるように、この間に提供されている更新プログラムも様々な既知の問題が修正されています。またセキュリティの問題の修正なども含まれています。なのであくまでも一時的な回避策とご理解ください。

なのでこちらを無効にしたままというのも問題。すでにひと月以上たってはいますが、数週間後に修復ができているかなどを Microsoft コミュニティの掲示板などで確認してみて、修正プログラムがすでに提供されているようであれば、再度自動更新を "有効" にして最新状態にしてご利用いただくことをお勧めいたします。


<参照>




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2022年06月23日

日付を入れてもシリアル値で表示されてしまう

Excel のセルの書式設定は、きちんと日付になっているにもかかわらず、表示される値は、セルの書式設定での表示形式タブのところで指定した書式ではなく、「シリアル値」としてしか表示されない...

20220623-1-2.jpg

そんな場合の対処法について備忘録として取り上げてみました。


-- "シリアル値" が表示されてしまうのは書式設定の問題だけではない:

実は今回のようなケース。ワークシート上では、"シリアル値" で表示されていても、数式バーを見ると、ちゃんと "日付" で表示されてたりします。

20220623-1-2.jpg 20220623-1-1.jpg

本来であれば、左のようにワークシート上でも日付で表示されて、数式バーのところも日付で表示される。これが正しい表示ですが、右の画像のように、ワークシート上は「シリアル値」、数式バーは「日付」になってしまうわけです。

ちなみにセルの書式設定の "表示形式" が正しくない場合には、数式バーの表示も正しく表示されません。

20220623-1-3.jpg

実はここが一つの見極めるポイントになります。

20220623-1-4.jpg

数式バーにきちんと表示されているということは、セルの書式設定的には上記の画像にもあるように問題ないわけです。


-- 「数式をセルに表示する」設定になっていないか?:

答えから書いてしまうと、Excelの場合、「計算結果の代わりに数式をセルに表示する」なんていう設定があります。実はここが "オン" になっていたりすると、日付が "シリアル値" で表示されるようになってしまいます。

20220623-1-5.jpg
  1. Excel を起動します
  2. ファイル > オプション と開いて、"Excelのオプション" ダイアログを表示します
  3. 左ペインの "詳細設定" をクリックします
  4. 右ペインの "次のシートで作業するときの表示設定" にある "計算結果の代わりに数式をセルに表示する"が "オン" になっていたら、クリックしてチェックを外して "オフ" に変更し、"OK" をクリックして閉じます
この設定、数式が正しく設定されているかどうか?を確認する上では非常に便利なわけですが、その表に日付などの入力されたセルがあったりすると、シリアル値になってしまうので、"あれ?" ってなってしまうわけですね。

日付がきちんと表示されるかどうか?....

単にセルの書式設定だけの問題ではないこともあるんですね。


** ところでここでは触れませんが、"シリアル値" ってなんだっけ? という方は、「Excelで日時を扱うために知っておきたいシリアル値(日付編)/Be Cool Users」サイトも参考にしてみてください。初心者向けに丁寧に説明されています。


<参照>




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2022年03月30日

Excel for Mac にナビゲーションペインが追加

Windows 版 の Excel 向けには、2021年7月31日に投稿された "Excel のナビゲーション ウィンドウで全体像を見る" のブログの中で、Office Insider 向けに提供がスタートしたことが報じられていた "ナビゲーションペイン"。現時点ではすでに、通常版でも、2022/3/24 Ver.2203(ビルド15028.20094)までバージョンが進み、現在はこの機能もすでに展開されております。

20220329-4-1.jpg

さてこの "ナビゲーションペイン" の機能が、Excel for Mac でも利用できるようになりました。2022年3月8日付のブログ「Excel for Mac のナビゲーション ウィンドウを使用してブックを簡単に整理する」の中で紹介されているように、"Office Insider Ver.16.56 (ビルド21120200) 以降" を利用しているユーザー向けに展開されています。

現時点では、まだあくまでも Office Insider のユーザーのみになります。

2022/3/15 に Ver.16.59 (Build 22031300) が展開されていますが、バージョン的にはすでにクリアしていても、基本的には Office Insider 版でないとまだこの機能は利用できません。

20220329-4-2.png
上記の画像は、Office Insider Beta Channel Ver.16.61(ビルド22032800) のものですが、表示タブ>表示 から、"ナビゲーションウィンドウ" が選択できるようになっています。


<参照>



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2022年03月26日

Excel/Excel for the web の新機能

TechCommunity Blog、Office Insider Blog において、Excel および Excel for the web に追加された新機能が紹介されていましたのでご紹介いたします。

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Excel のみならず、Excel for the web も新しい機能が追加されるなど Excel Team かなり頑張ってます。


【Excel に追加された新しい関数】

まずは、Excel に追加された新しい関数からご紹介します。

-- テキスト操作に関する関数

まず最初に新たに追加されたテキスト操作に関する関数からご紹介します。指定したセル内から文字を抽出・分割するための関数です。
  • TEXTBEFORE:文字を区切る前のテキストを返します
  • TEXTAFTER:文字を区切った後のテキストを返します
  • TEXTSPLIT:区切り文字を使用してテキストを行または列に分割しま

-- 配列操作に関する関数

別々の配列されたデータを組み合わせるための関数になります。
  • VSTACK:選択されたデータ配列を垂直方向に配置してくれます
  • HSTACK:選択されたデータ配列を水平方向に配置してくれます

-- 配列の形成に関する関数

配列されたデータを、行または列などの単一のデータに配置しなおします
  • TOROW:配列を1行に配置しなおします 
  • TOCOL:配列を1つの列に配置しなおします 
  • WRAPROWS:行配列を2D配列にラップします
  • WRAPCOLS:列配列を2D配列にラップします 

-- 配列のサイズを変更する関数

指定した行数・列数の配列を抽出するための関数です。
  • TAKE:配列の開始または終了から行または列を返します
  • DROP:配列の開始または終了から行または列を削除します
  • CHOOSEROWS:配列から指定された行を返します
  • CHOOSECOLS:指定された列を配列から返します
  • EXPAND:配列を指定された次元に拡張します
"Text and array manipulation functions in Excel" の中で紹介されているものですが、このブログについては、"Excel のテキストおよび配列操作関数" という日本語版もあります。なお、"Announcing New Text and Array Functions" という Excel Team の TechCommunity Blog の中でも同様に紹介されています。


【ステータスバーから手軽に計算結果をコピーできる】

これは、3月10日付で公開されたブログ「Excel for Windows のステータス バーから値をすばやくコピーする」の中で紹介されているものです。
Windows 版 Excel に追加された機能になりますが、ステータスバーに表示された計算結果をコピーして貼り付けることもできるようになったようです。


【Excel for the web に追加された機能】

さて続いては、Excel for the web、つまりは、Web 版の Excel に追加された機能になります。
  • 新しい条件付きフォーマット
  • 関数ライブラリ
  • 新しいフィルターメニュー
  • スライサーの挿入
  • オンライン画像の挿入
といった機能が追加されています。ストック画像なども利用できるようになったようです。

こうしてみると、この3月は、Excel については新機能ラッシュになっています。Beta Channel ユーザー向けに展開され、後に Current Channel(preview)、そして Current Channel へと展開されていきますので、一般ユーザーの方が利用できるようになるにはもうちょっとかかるかもしれませんが、もうしばらくお待ちください。

Office Insider Beta Channel でご利用の方は、ぜひお試しください。


<参照>




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2022年02月05日

コメントにハイパーリンクを追加する

Excel で資料などを作成する際、各セルごとに注意事項としてコメントなどを設定されてご利用の方も多いかと思います。

さてそんな Excel の "コメント" の機能に、外部のWebサイトにワンクリックで移動できるようなハイパーリンクを貼れる機能が追加されました。日本時間 2月3日 に公開された Office Insider Blog にて、紹介されたものです。

20220204-4-1.jpg 20220204-4-2.jpg

今回のこの機能、後ほど整理しますが、すべての Excel for the web ユーザーと、Office Insider 向けに提供されていますが、通常のデスクトップ版では、一般ユーザー向けにはまだ提供されていないというちょっと変わった形でこの新しい機能が公開されています。


【コメント機能】

Excelのコメント機能は、共有データで作業する中で、他のユーザーとメッセージをやり取りができる機能です。メモの場合には、セルに注釈を追加するだけなので、メッセージのやり取りはできませんが、コメントの場合にはこれが可能になるという点でちょっと利用方法が異なります。

20220204-4-3.jpg

ただしコメント内では、これまでであればWebアドレスなどを入力しても、単純にテキストデータとして挿入されるだけで、ハイパーリンクは貼れませんので、アドレスをコピーしてブラウザに貼り付けるなどひと手間かかっていました。


【ハイパーリンクの自動挿入】

そして今回追加されたのが、このハイパーリンクの自動挿入。Webアドレスを直接入力する、あるいはコピーして貼り付けるといった方法でコメント欄にハイパーリンクを貼れるようになります。

20220204-4-4.jpg 20220204-4-5.jpg

上記の画像は、2022/02/04 に更新された Windows 版 Beta Channel Ver.2202(ビルド14931.20010) で確認してみた例です。画像には入っていませんが、ハイパーリンクを貼った後に該当のリンク先にマウスをポイントすると、Ctrlキーを押しながらクリックすればWebページが表示されるとポップアップメッセージも表示されます。


-- 利用できるユーザー:

20220204-4-6.jpg

冒頭でもちらっと触れましたがこの機能が展開されているのが、Office Insider および、Excel for the web のユーザーというちょっと変わった展開方法になっています。

1) Office Insider バージョン:
  • Windows Version 2110 (ビルド 14701.20210) またはそれ以降
  • Mac Version 16.58 (ビルド 22010904) またはそれ以降
ということで、Office Insider 版であれば、Beta Channel、Current Channel(Preview) に限らずどちらでも利用できるようになっています。ただし現段階では通常版では、バージョン的にはクリアしていても利用できません。通常版に展開されるのはもうちょっと後になるようです。

2) Excel for the web:

無料でも利用可能な Excel for the web では、すべてのユーザーが利用可能になるようです。「We will be rolling out hyperlinks in threaded comments to all users of Excel for the web in the coming months.」とあります。

ただし現段階では、まだ利用できません。Web版でデータを共有して作業を進めているというケースは多々あるでしょうから、Web版、さらに言うとサブスクリプションの有無(有料・無料に)関係なく利用できるというのは、非常に便利ですね。

Office Insider Blog を見てみると他にも、
といった記事が紹介されています。


<参照>




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2021年11月28日

rand 関数

先日紹介した randbetween 関数は、最大値と最小値を引数に設定し、引数に応じた値範囲で乱数を表示させる関数でした。今回は、rand 関数についてご紹介します。

"rand" と聞いて、"あれ?" とお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この関数は、Wordでも、PowerPoint、Outlookでもランダムな文字列を表示する関数として使用されているものです。

これにより、サンプルテキストを表示してくれるので、スライドや文書のレイアウトを考えるときには非常に便利な関数です。


-- Excel でも乱数を表示させる代表的な関数:

この rand 関数は、Excelでも、Word、PowerPoint などのアプリ同様にランダムな数値を表示させるために利用できる関数になります。


-- randbetween 関数と何が異なるのか?:

最も基本的な使い方でいうと、randbetween 関数の場合には、引数を指定しますが、rand 関数の場合には引数は必要ありません。引数がない代わりに、rand 関数の場合には、0〜1までの間の少数表示にて乱数を表示してくれます。


【rand関数の活用法】

データをランダムに並び替えたい.... そんな時に、この rand 関数にて抽出された数値を基準に並び替えを行うと簡単に実現できます。

20211128-1-1.jpg 20211128-1-2.jpg

トーナメントの試合の組み合わせを考えないといけない場合には頭を悩ませる方も多いことでしょう。データの抽出を人為的にではなく、無作為に行いたい場合などには重宝しますね。上記の様に RAND関数で抽出された値を対象にデータを並び替えます。

後は適宜並び替えた名前をトーナメント表などに入力していきます。


今回ご紹介している rand 関数、そして以前にご紹介した randbetween 関数は、Windows でも、Macでも、さらには、Excel for the web でも利用可能な関数です。

ぜひ活用してみてください。


<参照>

RAND 関数




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2021年11月13日

入力規則のダイアログに、"日本語入力" タブがない!

実は単純に先日 "PHONETIC関数がない!" なんて記事を書いて、うっかりその設定を元に戻してなかったのがその要因だったわけですが、一応こちらも、備忘録としてとりあげてみました。

Excel を起動して、"データの入力規則" を設定しようとして開いた画面です。

20211112-1-1.jpg 20211112-1-3.jpg

何かが足らない.... そうです、"日本語入力" タブがありません。該当セルがアクティブになった時に日本語入力をオンにするのか?オフにするのかをコントロールするための "日本語入力" タブがありません。

20211112-1-2.jpg

正しくは上記のような表示になるわけですね。

最初にも書きましたが、その原因は、先日ご紹介した "PHONETIC関数がない!" と同じです。

つまり編集言語の優先順位の問題です。

20211112-1-4.jpg

ファイル > オプション とクリックして、Excel の オプション を開き、左ペインの "言語" をクリックすると "Office の言語設定を構成します" という画面が表示されますので、こちらの "Office の編集言語と構成機能" のところの設定を "日本語" を優先に戻します。

上記の様に、日本語以外のものになってしまうと、"日本語入力" タブが表示されなくなってしまうわけですね....

こんなところも "Office の編集言語と構成機能" の設定が影響してくるんですね...


<参照>




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2021年11月12日

Excel for Mac に、”すべて検索” 機能が追加される!

Windows 版の Excel ではお馴染みの検索の機能ですが、Mac 版 ユーザーからはその充実を求める声が多かった、今後徐々にその "検索" 機能をWindows 版と同じような形で表示できるように更新されるようです。

20211111-0-1.jpg 20211111-0-2.jpg

前回の更新でもある Ver.16.56.21110701 以降より順次リリースがスタートしている機能のようですが、まだうちの Excel では反映しておりません。逆にいうと現在の Mac 版 Excel は、Insider 版 でも以下のような感じです。

20211111-1-2.jpg 20211111-1-3.png

これに対して、Windows 版はというと検索の画面を表示、"次を検索" だけではなく、"すべて検索" をクリックすると...

20211111-2-1.jpg 20211111-2-2.jpg

検索ボックスが広がって検索結果が一覧で表示されるようになっています。

ブログによるとこうした表示が、Mac 版の Excel にも搭載されるようになったということのようです。
そして、昨日ご紹介したように Beta Channel にちょっとだけ時間差があったので、気が付くのに時間がかかってしまいましたが、次の更新プログラムが到着。Ver.16.56.21110905 となりました。

20211111-2-3.jpg

そして上記の画像のように機能が追加されました。画面的には、ほぼ Windows版と同じ感じになりましたね。


-- 「次を検索」と「すべて検索」の違い:

・次を検索:
検索結果として、シート内の該当セルがアクティブになります。"次を検索" をクリックすると次の該当セルにアクティブセルが移動します。

・すべて検索:
検索ボックスが広がり、検索対象の中の該当セルすべてを一覧で確認できるようになります。一覧の該当項目をクリックすると、該当項目がアクティブセルになります。


【利用可能なバージョンと今後の展開】

今回の検索機能は、Office Insider に参加されている Beta Channel ユーザー向けに先日の Update から提供がスタートしているものです。

対象:Office Insider Beta Channel Ver.16.56.21110701以降

ただし、Beta Channel の該当バージョン以降であってもすべての Beta Channel ユーザー向けにはまだ展開されておらず、順次その提供範囲を広げていくようなので、該当バージョンであってもすぐに利用できるわけでもありませんので、まだだよ?という方は、しばらくお待ちください。ちなみに、まだうちの Excel for Mac では、この次のバージョンが到着してから反映しました。

こう見ていくと、Windows 版と Mac 版。同じ Excel でも、細かいところで、まだまだ違いもあるんですね?


<参照>




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2021年11月10日

PHONETIC関数がない!

Microsoft コミュニティを見ていてちょっと気になった質問があったので、備忘録もかねて確認してみました。

質問内容としては、関数の中に "PHONETIC" がない! というもの。

PHONETIC 関数と言えば、ご存知の方も多いと思いますが、"ふりがな" を振るための関数。

20211109-2-1-1.jpg 20211109-2-2.jpg

この関数を設定しているセルに "#N/A" といったエラーが出ていたら? 

もしかしたら今回ご紹介する Excel の設定が要因かもしれません。


【PHONETIC関数とは?】

PHONETIC関数と言えば、ご存じのように "フリガナ" を表示させるための関数です。

20211109-3-1.jpg 20211109-3-2.jpg

当然ながら、Microsoft Excel の関数を紹介しているサイトにもきちんと表示されています。比較的基本的な関数の一つです。

20211109-3-3.jpg

もちろん上記の様に、Excel の画面から、数式バーの fxボタン(関数の挿入ボタン)などを押して関数の挿入をすれば、通常であればちゃんと関数一覧にも表示されます。


【「ふりがな」という文化】

「ふりがな」を振るという言語文化は、比較的限られた言語になるようですが、日本語以外にないというわけでもありません。ただし英語では、日本語的な振り仮名を使うことはないんでしょうね...

こうした文化の違いもあるんでしょう。実は、Excel の編集言語の設定が、英語などになってしまうと、今回ご紹介しているような PHONETIC関数は利用できなくなってしまうようです。

でもそうした背景が、関数という機能に影響してくるということは、今回の Microsoft コミュニティの質問を見ていて初めて知りました。


【"編集言語"の設定を確認する 】

ファイル > オプション とクリックして、Excel の オプションダイアログを開きます。

20211109-4-1.jpg

左ペインの "言語" をクリックすると "Office の言語設定を構成します" という画面が表示されますので、こちらの "Office の編集言語と構成機能" のところで、"日本語" が優先になっていないと、今回取り上げているような PHONETIC 関数が使用できません。

20211109-4-2.jpg 20211109-4-3.jpg

英語が優先言語になっていると、上記の様に関数の挿入ボタンを押しても、PHONETICは選択肢に出てきませんし、既存の設定されている部分を選択して fxボタンを押すと、関数の説明までは出るものの、上記の画像にもあるように "結果" のところには何も表示されません。

20211109-4-4.jpg

本来であれば、fxボタンを押すと上記の様に "フリガナ" の機能が働いていると "結果" のところには、"フリガナ" が表示されます。


【一度おかしくなったら?】

この設定がおかしくなった場合、当然、オプションの設定を変更し、変更後は、Excel自体の再起動も必要あります。

ではこれでExcelの設定が元に戻ったからと言って該当のファイルを開いても、フリガナの表示は元に戻りません。オートフィルなどを利用して数式を再編集する必要があるようです。

通常、Excel を起動して新規にワークシートが表示されている状態では編集言語の設定で、日本語が優先になっているか?どうかはわかりずらいです。編集言語が、英語でも日本語のフォントを選択して日本語入力は可能です。

20211109-5-1.jpg 20211109-5-2.jpg

既定の設定であれば、起動直後に表示されているフォントが "游ゴシック" だったりすると、編集言語が日本語。編集言語が英語だったりすると、既定のフォントが、"Calibri" だったりするので、そこで "あれ?" と気がつかないと難しいかもしれませんね。

それにしても、今回ご紹介した PHONETIC 関数以外に そんなに数はないと思いますが、言語環境によって利用できなくなる関数があるということには注意が必要ですね。


<参照>




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2021年07月21日

Mac 版 Excel の "名前の定義" がより使いやすくなります

セルの範囲を名前として登録しておくための "名前の定義" 。これを管理するための機能が、Windows版でいうと  "名前の管理" になります。ただしこれまでの、Mac 版 Excel には、このボタンはありませんでした。

今回、この "名前の定義" を使いやすくするために、"ネームマネージャー" の機能が追加されました。

内容的には、Windows 版同様に扱いやすくしてもらいたいというリクエストに応じた機能更新になるようで、今回の更新で Windows 版同様に使えるようになったようです。

20210721-1-1.png 20210721-1-2.png

Windows 版でいう "名前の管理" ですが、現在のところ "ネームマネージャー" とカタカナ表記になっているようです。こちらの名前については、今後、通常版にリリースされるまでに変更になるかもしれません。

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Windows 版と同じようにというのであれば、その名前も "ネームマネージャー" よりは "名前の管理" の方がわかりやすいのかもしれませんね。


【従来はどうだったのか?】

現在ご利用のものと比べると一目瞭然ですが、従来であれば、

数式タブ > 名前の定義 > 名前の定義

と開くと、セル範囲などを指定して名前を定義するようになっていました。追加する際にも、"名前の定義" のダイアログを表示し、"名前" の枠の下にある "+" (追加)、"ー"(削除)にて、追加したり削除したりすることができておりましたので、Windows 版でいう "名前の管理" という機能はありませんでした。

これが、Windows 版と同じように名前の管理ができるようになったということになります。


-- 対象製品:

Office Insider Beta Channel Ver.16.52 (Build 21071100) 以降




<参照>





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