2008年05月21日

デスクトップの壁紙がうまく表示できない

本来なら、"デスクトップの壁紙をカスタマイズ"手法としてよく紹介されているレジストリの変更。通常デスクトップで利用される壁紙は、通常の設定の範囲内であれば画面一杯に表示されるか? 中央に表示されるか? あるいはタイル状に並んで表示されるか? のいずれかになります。

この設定がうまくいかなくなってしまうケースとしてレジストリに "WallpaperOriginX" などのカスタマイズされたキーが設定されているケースがあるようです。

本来このキーは、壁紙をカスタマイズして自分の好きな配置にしてしまうための手法。ですから特別ご自身で設定するか?あるいはカスタマイズするユーティリティなどのようなソフトを導入していない限りこうしたキーが設定されることはないはずなのですが、何かしらそうしたソフトを導入し、その後削除したケースなどでレジストリキーだけ残ってしまうと言うこともありえますのでこちらを確認してみるといいでしょう。

なお、レジストリ操作を伴いますので、くれぐれもお試しになる場合には十分ご注意ください。

<カスタマイズ方法>

  1. レジストリエディタを起動します

  2. HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop と開きます

  3. そこで右クリックして"新規"−"文字列値"を選び"WallpaperOriginX"(左端からの距離)と"WallpaperOriginY"(上端からの距離)言う項目を追加

  4. それぞれに上端、左端からのピクセル数値を入力 していきます

  5. あとは壁紙の配置の種類は中央に設定することで、先ほど指定した場所に配置されるようになります



上記の方法でカスタマイズするわけですから、逆にいえば、"WallpaperOriginX" と "WallpaperOriginY"のキーは本来標準の状態ではないものということになります。

なお今回の操作ですが、あくまでも設定を行うには管理者権限のあるユーザーで行う必要がありますので、ご注意ください。


デスクトップの好きな位置に壁紙を表示させる

今回ご紹介したカスタマイズ。すでにご存知の方も多いと思いますが、逆に壁紙表示がおかしくなった。例えば画面のプロパティを開いて調整してもうまく壁紙が画面一杯にならないなどのケースには、こうしたキーの設定がきちんとできていないケースがあるようです。
適切な値を入力して設定しなおすか? あるいはデフォルトのない状態にしてみるか? このあたりも確認しておくといいみたいですね。
posted by クリック at 13:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | WindowsXP | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック