2008年03月03日

MDM.EXEというプログラム

このプログラムは、"Machine Debug Manager" というもので、Microsoft Office に付随してMicrosoft Script Editor がインストールされることで、この MDM.EXE (MDM7.EXE) もインストールされます。

ExcelやWordのファイルを開くときに時間がかかるというケースでもこのプログラムが邪魔していることもあるようです。
WordやExcelのファイルを開くのに時間がかかる

さてこのプログラム自体がどんな機能をするものかというと、スクリプト(Java ScriptやVB Script)でランタイムエラーが発生した際、スクリプトのデバッグ情報を提供するもの。
これが原因でどんな影響が出るかですが、マイクロソフトが確認しているものでは以下のような例があるようです。

Office 2000 のインストール後、ファイル名が "ff" で始まるファイルが Windows フォルダに作成される
Windows 98 環境で MDM.EXE が起動している場合ファイルを開くのに時間がかかる

上記の例では、mdm.exeを削除したりするようにでてますが、実際のところ削除すると利用できなくなる機能もあったりするので、特にプログラミング関係を行っているPCの場合には削除するかどうかは注意が必要のようです。実際、Visual Studio.Netでのデバッグが出来なくなるという例もあるようです。

マイクロソフトのサポート情報によると、"既定では、MDM.EXE は常駐するようにインストール時に設定されます。なお、設定を変更して常駐しないようにしたでも Web ページの参照をしたり、Office ドキュメントに含まれるスクリプトを参照する場合等に、任意に起動されます" とのことで、単に常駐をスタートアップからはずすだけでは改善されないもののようです。

アプリケーションの動作が遅いという場合、もちろん他にも要因はあると思われますが、今回ご紹介したようにMDM.EXEが邪魔していたり、あるいは破損していたりするようなケースもあるようです。

ちょっと専門的な分野ですが、MDM.exeの破損の例(こちらの例では、MDM.EXEの上書きで回復しているようです)
.NET 2003のIDE起動が遅い!

 
posted by クリック at 15:04| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは皆さん、
私はmdm.exeについてもう少しい情報を上げたいです。
それの詳細な説明を次のURLで参照することができます

http://www.windowsfiles.jp/fairu/mdm.exe.html
Posted by ディベンドラ at 2009年11月25日 17:32
ディベンドラさん

情報ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
Posted by クリック at 2009年11月25日 18:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック