"iフィルター"というソフト。それ自体は、なにも怪しいものでもなく、いわゆるフィルタリングソフトで、怪しいサイトなどに行かないように制限したり、インターネットの設定などに勝手に余計な改変が加えられないように制限するためのソフトです。(詳細は以下のリンクを参照してください)
iフィルターを発売しているメーカーのサイト(Digital Arts)
なぜiフィルターが必要?(Digital Arts)
こうしたソフト、もちろんきちんとわかって利用していれば何も問題ないのですが、プリインストールで導入されているメーカーのPCなども多く、よくわからないまま有効になっているがために、設定などがうまくいかないというケースが見受けられます。その一例が、今回とりあげたInternet Explorerのプロパティを開いた時に、"接続タブ"が表示されないという例です。これは、iフィルターというソフトの仕様で、勝手にプロキシの設定を変更されないように、接続タブを非表示にしてしまっているだけのことです。ですから、一時的にiフィルターを停止してやれば接続タブを表示させることは可能になります。
この他に以前このブログでも"WindowsVistaのPCにウィルスセキュリティゼロを入れると..."というタイトルで紹介した、ウィルスセキュリティゼロなどでも、iフィルターがらみのトラブルがあります。
このiフィルター、学校や公共機関、企業の展示ブースなどいろいろな方が利用する機会のあるPCなどでは、いたずら防止などPCの管理という面では非常に有用なソフトです。また家庭内でもお子さんが小さいうちは誤っておかしなサイトに接続しないようにしたり、あるいは、いろいろいじられておかしくならないようにするためにも、こうしたソフトは有効なもの。ぜひより有効活用できるように、ソフトの仕様をしっかり理解して利用することをお勧めいたします。
参考までに、よくISPが提供している"iフィルター Active Edition"での例ですが、どんな項目に制限をかけているのか? など以下のサイトを参考までに紹介させていただきます。
iフィルター Active Edition ヘルプ
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