2007年10月02日

Internet Explorer7の保護モード

WindowsVista+Internet Explorer7と言う環境で、何かとわからないトラブルに巻き込まれることが多い。その一つが "保護モード"。もちろんセキュリティ面では機能が向上していることになるわけですが、いまひとつ理解できないこの"保護モード"について、これにまつわるトラブルや設定、そしてその機能について改めてチェックしてみました。

【 単語登録に関するトラブル 】
IE7になってから、IE利用時に単語辞書登録などしたデータが保存されるユーザー辞書と通常のIME2007などのFEP(フロントエンドプロセッサー/ちょっと言い方が古すぎるか?)で利用されるユーザー辞書が異なることは、以前にも紹介しました。さてIE7になってから採用された保護モード。これによって、IE7が保護モードで動作していると、保護モードの状態でアクセスが可能なユーザー辞書が、本来IMEのものユーザー辞書とは異なります。このIE7の時に利用しているユーザー辞書を、IME2007のシステム辞書に登録した上で同様の操作をすることで辞書登録にまつわるトラブルは回避できるようです。

IMEで登録した単語が変換できない(日経パソコン PC Online)

なお以下のサイトにもありますが、ATOKなどさらに他のIMEの場合にも制限がかかったりします。

ATOK2007のIE7上での制限

また参考までにですが、上記サイトをスクロールするとジャストシステム社製品のWindowsVista上での各アプリケーションの制限が事項も掲載されています。

Windows Vista の Internet Explorer 7 で顔文字などの登録した単語が使用できない


【 ページを表示できない 】
IE7から搭載されているフィッシングブロックの機能。いわゆるフィッシング詐欺サイト対策な訳で、これもセキュリティ面で向上された機能の一つ。
但しこれも誤判定などによって、疑わしいサイトと判定された場合、通常は警告が表示されても、きちんと設定すれば表示されるようにななるものの、その後DBに登録されてしまうと表示されなくなってしまいます。


他にも共有のプリンターへのアクセスに制限されたり、Acrobatでの書き出しに制限がかかったりといろいろ。あまりにも数が多すぎるため、その他については、随時このサイトでも報告させていただきます。

以下で紹介した、"Internet Explorer7 入門講座(InternetWatch/Imperss社)"によると、"保護モードは、Windows Vistaと連動する機能で、OSレベルでユーザー権限に制限を加える"と言うことのようで、"保護モードでのIE7は、通常よりも低い権限を持つユーザーが操作しているものとして動作する"ということらしい。つまり"【Tech・Ed 2006】IE7はセキュリティ機能が向上する反面、Webサイトの互換性に注意"の記事によると、IE6までは常に管理者権限で動作していたものが、IE7からは最低レベルの権限設定で動作するのが標準になってしまっているようです。またWindowsVista上でIE7を利用している場合には、IE7上での変更だけでは実行できない機能や動作が残ってしまうようです。


【 保護モードなどIE7に関連したサイト一覧 】
保護モードのInternet Explorerの理解と機能
Internet Explorer7 入門講座
IE7 - 向上されたセキュリティ
Internet Explorer の保護モード
【Tech・Ed 2006】IE7はセキュリティ機能が向上する反面、Webサイトの互換性に注意
Vista上のIE7から共有プリンターが使えないことがある
Internet Explorer 7 から Adobe PDF で印刷すると「Acrobat がライセンス認証されていないため...」エラーが発生する
Web 標準に対応する Internet Explorer 7 の機能概要と評価のポイント(動画での解説)
 
posted by クリック at 12:38| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | インターネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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