銀行や証券会社など、最近はいろんなところで、従来のパスワードから、パスキーへと移行しつつあります。パスキーの利用が必須になっているケースもちょくちょく見かけるようになりました。
さてこの「パスキー」。実は、Windows の PC でパスキーを作成する場合、2通りのものがあります。そしてそれによって、せっかくパスキーを設定してもうまくログインできない... そんなケースがあります。
【2つのパスキー】
パスキーには、
- 端末保存型
- 同期型
があります。
どちらを利用してパスキーが作成されたかによって、作成したはいいものの、ログインができない... そんなトラブルが発生することがあります。いくつかの金融機関では、同期型ではなく、端末保存型のパスキーの作成が推奨されています。
-- 代表的な例:
| 保存先 | 性質 | 金融機関との相性 |
| Windows Hello | 端末保存型(デバイスバウンド寄り) | ◎ |
| Microsoft パスワードマネージャー | 同期型 | △ |
| Google Password Manager | 同期型 | △ |
| 1Password など | 同期型 | △〜〇 |
【保存先と利用方法の違い】
2つのパスキーの違いは、その情報の保存先と利用方法の違いになります。例えば、「Chromeだから安心、Edgeだから危険」という意味ではなく、"同期型パスキー" か "Windows Hello型(ローカル保存)" かの違いということになります。
パスキーを推奨する側としては、端末を限定したいので、
- Windows Hello
- YubiKeyなどのセキュリティキー
を利用すれば、「どの認証器を使っているか」が比較的明確になります。
一方で、
- Microsoft Password Manager
- Google Password Manager
- iCloudキーチェーン
- 1Password
などといったものは「同期型パスキー」であり、複数デバイスへ同期される仕組みとなっています。
そのため金融系サービスでは、「同期型パスキーよりWindows Helloの方が検証しやすく、運用上も問題が少ない」という事情がどうも見え隠れしている感じです。この辺りはどこの金融機関も明言はしていないようです。楽天証券やらSBI証券などそうした背景もあってか? Windows Hello を使用した端末型パスキーの作成を推奨しているようです。
金融機関以外だと、どちらでも問題なくても、金融機関だったりするとうまくパスキーでログインができない... そんな場合には、このあたりの問題を確認してみて、端末保存型でパスキーを作成してみてください。
基本的にはご利用になる金融機関やサービスの指示に従って、どの方法を利用するといいのか?確認することをお勧めいたします。
<参照>
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