2026年08月17日

Windows 11 の 動きがよくなる??

「Windows 11が早く動くようになるの?」最近そんな質問を時々受けます。それは、US時間7月31日付で公開された Windows Blogs「Windows quality: an update on the commitment we made in March」を受けてメディアが取り上げだしたことによるもののようです。

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これは、Windows & Devices 部門トップである Pavan Davuluri 氏が、3月に公開した「Our commitment to Windows quality」の、最新情報として公開したもの。3月のブログの中では、「Performance」のところの「Improving system performance」にて、「Improved memory efficiency, lowering the baseline memory footprint for Windows, freeing up more capacity for the apps you run」としてました。そして、7月末に公開された最新情報の中で「Memory optimization for 8GB and above」と8GB以上のメモリを搭載したPC向けに Windows 11 のメモリ最適化を進めることに触れており、そこから始まったものです。

今回はこのブログの内容を整理して、今後の Windows 11 がどんな方向性に向かっているのか?整理してみました。


【Windows 11 の動作仕様】

細かいことを取り上げるときりがありませんので、詳細は、「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」をご確認いただくとして、一部の情報のみご紹介します。

項目要件
CPU1GHz 以上、2 コア以上、64bit 対応プロセッサ(Intel/AMD/Qualcomm)
RAM4GB 以上
ストレージ64GB 以上(アップデートで追加容量が必要になる場合あり)
ファームウェアUEFI、Secure Boot 対応
TPMTPM 2.0 必須
GPUDirectX 12 以上、WDDM 2.0 ドライバー
ディスプレイ9インチ以上、720p 以上、8bit カラー
インターネット接続Home エディションはセットアップ時に Microsoft アカウントとネット接続必須

といったものになります。
 
こうした最低限の要件をクリアしないと、一応はインストールもできないわけですが、巷ではいろいろ試行錯誤して、要件を回避してインストールしてご利用の方も多いようです。

さてこうした動作要件の中で、Windows 11 を利用する上での、快適さ=処理速度・安定性・アプリの動作余裕に関連してくるものは、次の項目が重要なポイントになります。
  • CPU(プロセッサ性能)
  • メモリ(RAM容量)
  • ストレージ(SSDの種類・空き容量)
  • GPU(グラフィックス性能)
  • ディスプレイ解像度
  • インターネット接続(セットアップ・更新)
そして今回話題になっているのが物理メモリ。一覧からすれば、「4Gb」となってますが、これはあくまでも Windows 11 が動作するうえで最低限必要な容量。この容量では、まずもって動作はまともに使えるレベルにはならないでしょう。

なので、最低限8G ということになりますが、昨今、Windows 11 も、随所でAIが機能し、Office アプリとの連携、他の様々なアプリ、Webとの連携も日に日に高まっており、それに伴いメモリの重要性は増してきています。

そうした背景もあって、当初は、8G あればどうにか使えていたものであっても、OS や Office 製品、ブラウザや、さらには様々なアプリなどが、Update を繰り返して更新し、様々な新たな機能が付くことで、昨今のPCでは 8G でも足らなくなっているのが現状で、16G、32G と初期から搭載されているものを購入されている方も増えつつあります。最近は、安いノートPCでも、16Gb積んでいるのが普通になりつつあります。


【品質向上への動き】

今回の7月に公開されたブログのもとになったのは、「Our commitment to Windows quality」(2026/03/20)。ここで触れらたのが、Windows 11 の品質向上。

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パフォーマンス・信頼性・クラフト(使い勝手と一貫性) の 3 つを中心に大規模改善を進めると発表されたものです。
  • タスクバー位置の自由化
  • Copilot の統合見直し
  • アップデートの静音化
  • File Explorer の高速化
  • Widgets の制御強化
  • Feedback Hub の刷新
などもここで触れてます。
しかしやはりポイントとなろうことが、2026年を通じて進める「Windows 11 品質向上計画」。

ブログの中で紹介されているものをいくつか整理してみると具体的には、

A. パフォーマンス:
  • Windows の基礎的なリソース消費を削減
  • WinUI3 への移行で UI 応答性を改善
  • File Explorer の根本的な高速化
  • WSL のファイル速度・ネットワーク互換性・初期セットアップ改善
B. 信頼性:
  • Insider ビルドの品質向上と検証強化
  • OS・ドライバー・アプリのクラッシュ削減
  • Bluetooth / USB / プリンター / カメラ / オーディオの接続安定化
  • Windows Update の月次再起動の一本化
  • Windows Hello の顔認証・指紋認証の精度向上
  • ゲーミングデバイスでの PIN 設定をゲームパッドで操作可能に
C. クラフト(使い勝手・一貫性・洗練):
  • Start / Taskbar の一貫性とパーソナライズ性向上
  • Widgets・通知の“静かな Windows”化
  • 検索結果の明確化(ローカルと Web の区別を明確に)
  • 設定の簡素化
  • AI の導入は「透明性・選択・制御」を重視し、必要な場所だけに
こうしたことを通じて「高速・安定・静か・使いやすい Windows」 を目指す具体的な改善計画だったわけですね。7月31日に公開されたブログではこの進捗状況が紹介されていました。


【この4カ月で進んだ内容と今後の展開】

Windows 11が、8Gbでも快適に動くように...この二つのブログを通じて、整理してみると...

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Windows quality: an update on the commitment we made in March」によれば、このブログでも紹介しきれないので、ほんの一例ですが、この4カ月に次のような項目で調整が進んでいると説明されています。
  1. 検索(Search Box):Web 結果からプロモーション要素を削除など
  2. WinUI 3 の強化:メモリ効率・レイテンシ改善など
  3. タスクバー & スタート:Start のパーソナライズ強化など
  4. AI の簡素化:「価値のある場面だけ」AI を使う方向へ
  5. File Explorer の大規模改善:起動・ナビゲーションの応答性向上など
そして年末までに進める新たな 4 つの重点領域として...
  1. Onboarding & Setup(OOBE):より高速で効率的な初期セットアップへ
  2. Memory optimization(8GB 以上の PC):
    Windows のメモリフットプリント削減
    日常的な操作の応答性向上
  3. Family(ファミリー機能):
    家族設定の高速化
    ペアレンタルコントロールへのアクセス改善
  4. Voice(音声):
    音声操作をより自然で滑らかに
こうしたことを通じて、年末に向けて Windows 11 の基盤改善が確実に進んでいるということなんでしょうね。

まぁ、これが実現したからと言って、8G程度のメモリでは、昨今のAI周りの機能の強化などの背景を考えると、際立って動作がよくなったとは実感がないのかもしれませんが、半導体などのメモリも決して安いわけでもないですし、こうしたことにも取り組んでくれているということについては非常にありがたいことです。


<参照>




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