ZIPファイルが解凍できない...というケースは時々確認してましたが、まさに知らず知らずのうちに「7-zip」を使って解凍して使っていたのでさほど気にしていなかったわけですが、興味深い記事が Microsoft Japan Windows Technology Support Blog に公開されたのでご紹介させていただきます。
【ZIPファイルをダブルクリックで開けない】
専用のアーカイバなどのサードパーティアプリを導入されていないような場合、通常 ZIP ファイルをダブルクリックすると、エクスプローラーが起動し、展開(解凍)の作業が開始されるはずです。
ただし、「フォルダーを開くことができません。圧縮 (zip 形式) フォルダー ‘C:\Users\xxx\フォルダー.zip’ は無効です。」といったエラーが表示されて、解凍に至らないケースもあります。
ブログの記事によれば、これは「エクスプローラーの ZIP 展開機能 (zipfldr.dll) は、ZIP ファイル内の各エントリのファイル名の バイト長 を検査しています。このバイト長が 260 以上 (MAX_PATH) の場合、ZIP ファイル全体を「無効」と判定してエラーを返します。」ということで、ファイル名のバイト長の制限によるものとのことのようです。
「日本語文字は UTF-8 で 1 文字あたり 3 バイト を消費するため (ASCII は 1 バイト)」ため、文字数の上限としては、「日本語のみのパスでは約 86 文字が上限」のようです。
【回避策】
では具体的にどんな回避策があるのか?
- PowerShell の Expand-Archive コマンドレットで展開する (推奨)
- 7-Zip 等のサードパーティ ツールで展開する
- ZIP 作成時のファイル/フォルダー名を短くする
といった方法があります。
一応、Microsoft 側では、ブログ的には法人ユーザーを主眼に置いているせいか?コマンドレットを使用して展開することを推奨していますが、一般の方だとなかなか難しいかと思いますので、7-zipなど何かしら 圧縮・解凍ソフトを導入するほうがよろしいかと思います。
【様々な要因】
今回、エクスプローラーで文字化けしてしまう一つの要因として、「バイト長」について紹介されていますが、実は文字化けの要因はこれだけではありません。
- 圧縮の時と解凍時での文字コードの不一致(Shift_JIS / UTF-8)
- WindowsとMacでのファイル名の扱いの違い
- 古い解凍ソフトが非対応なケース
- データのダウンロードやコピー中にZIPファイル自身が破損してしまうケース
- 保存先(HDD/SSD/USB)ストレージの不良によるもの
こうしたZIPファイル自身の問題になるケースと、利用環境(PC側)が問題になるケースがあります。なので、今回の、エクスプローラーの ZIP 展開機能 (zipfldr.dll) だけがその要因ではないのでご注意ください。
-- 原因を切り分けるには?:
- 7-Zip で開けるか試す
→ 開ければ Windows 標準ZIPの問題。 - 別の場所に保存して展開(C:\Temp など)→ パス長・権限問題を切り分け。
- ファイルサイズを確認(0KBや極端に小さい場合は破損)
- 再ダウンロード or 再送してもらう
そういった意味では、まず試したいのはやはり サードパーティ製のフリーでも手軽に利用できる「7-Zip」などの最新版を利用してみるのが、一番簡単なんでしょうね。こうしたソフトもさらにソフトによってもできたりできなかったりするケースもあるのでいくつか?有名どこを試してみるのも一つの方法なのかもしれません。
<参照>
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