US時間4月8日に公開された Microsoft 365 Copilot Blog によれば、Word における Copilot において、法務・財務・コンプライアンスなど「精密さ・監査性」が求められる文書作業を、Word 上でそのまま Copilot が強力に支援できるようになったそうです。
これは、Word 上の Copilot が「変更履歴」「コメント」「目次」「ヘッダー/フッター」など Word のネイティブ機能を直接操作できるようになったことで、法務・財務・コンプライアンスなど監査性が求められる文書ワークフローでも実用的に使える水準に進化したというもの。
【追加された新機能】
では具体的に今回追加される新機能についてみていきましょう。
1)変更履歴の精密操作
- Copilot から Track Changes をオン/オフでき、編集はすべて変更履歴として残る。
- 編集の透明性と監査トレイルが確保されるため、契約書や規程の最終化作業に適する。
2)コメントの文脈的管理
- コメントスレッドの追加・閲覧・返信・整理を Copilot が実行。
- コメントは正しいテキストにアンカーされ、レビューの文脈を保持したまま自動化できる。
3)目次の挿入・更新
- Word の見出しスタイルを理解して 目次を自動生成・更新。文書構造が変わっても正確さを維持。
4)ページ設定と動的フィールドの管理
- ヘッダー/フッター、段組み、余白、ページ番号、日付などの 動的フィールドを挿入・更新。
- 文書の最終整形(ページ番号付与、日付更新など)を自動化可能。
5)進捗メッセージ(透明性の向上)
- 複数ステップの編集で Copilot が 「今何をしているか」をリアルタイム表示。作業の信頼性と説明責任が高まる。
【仕組みとそのセキュリティ】
- Work IQ レイヤーにより、組織やユーザーの文脈・優先事項を踏まえた応答を生成。
- Microsoft 365 の信頼枠内で動作し、センシティビティラベルや DLP ポリシーなど既存のセキュリティ制御を尊重するため、企業データガバナンスと整合。
【事例を踏まえた具体的なフロー】
次のようなプロンプトが紹介されています。
- 正確に改訂:トラック変更をオンにし、エグゼクティブサマリーを厳しくまとめてください。曖昧な言葉や略語の綴りは明確にし、必要がない限り文全体を書き換えないようにしましょう。
- レビューのために項目をフラグ付けする:リスク要因セクションでは、不明瞭な点をフラグ付けし、先週のレビュー会議で出された内容に基づき、財務の検証や法的承認が必要なコメントを追加してください。
- 読みやすさのためのフォーマット: 目次を作成し、文書タイトルと今日の日付を記載したヘッダーを追加し、フッターにページ番号を追加します。
- 保留中の変更の確認:未解決の追跡変更やコメントをすべて確認し、上部に短い「レビューサマリー」セクションを作成し、(1)文書内の提案変更と(2)コメントからの未解決の質問をまとめます。
【利用可能環境】
利用可能な環境:Windows デスクトップ版 Word(Frontier プログラム/Office Insiders Beta)で利用ユーザーが対象。
Web 版 および Mac 版 は順次対応していく予定のようです。
<参照>
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