iPhone などで撮影した画像を、PCに取り込んだときに、画像がサムネイルでも、またフォトやペイントなどの Windows 標準アプリなどで開けない... そんなご経験をされた方はいっぱいいらっしゃるかと思います。
その表示できなかったり、開けなかったりする要因は、iPhone や iPad で写真や動画を撮影した際、どんなファイル形式で保存されているか?が問題になってくるわけですが、一般的に利用されている JPEG(あるいは JPG)といった形式であれば問題ないわけですが、iPhone や iPad などで使用されている「HEIC」(High Efficiency Image Coding)形式だったりするとこうしたトラブルに直面することになります。
ただし、もちろんうちのPCは全く問題なく開けたけど... と言う方もいらっしゃるかと。
実はこれ、PCによって変わってくる訳です。
【「HEIF」と「HEIC」の違い】
まずは私もごっちゃになってましたので、「HEIF」と「HEIC」の違いについて。
- HEIF:画像や動画などのファイルフォーマット
- HEIC:HEIF形式のファイルの拡張子
ということで、「〜.heic」という拡張子のついたファイルは、「HEIF」というフォーマット形式のものという意味になるわけですね。
【Windows11なら当然開ける?】
いいえ当然開けるわけではありません。PCメーカー次第ということになります。
Windows 11 も現在は最新バージョンであれば、Ver.25H2 になっています。手元の Windows Insider Canary Edition は、Ver.26H1 となっていますが、遡って、「Windows 11 Ver.22H2」の新機能を見ると...
上記にもあるように、「高効率ビデオ コーディング (HEVC) のサポート」とあるので、うっかり Windows11 なら問題なく開けるのかな?と思いがち。
Microsoft Store の拡張機能を確認してみると、
「HEIF画像拡張」は当然ながら特に導入した記憶もないかもしれませんが、導入済みとなっています。「この拡張機能使用してHEIF画像を表示します」ともあるのですが、その「説明」の所にもこんなことが説明されています。
「.heic、.hif、または.heifファイル拡張子を使用する HEIF ファイルに格納されているイメージを表示するには、HEVC ビデオ拡張機能 パッケージをインストールする必要があります。」ともあるように「HEVCビデオ拡張機能」も必要なわけです。
※ HEVC:High Efficiency Video Coding -- H.265の動画圧縮方式。H.264/MPEG-4 AVC後続の動画圧縮規格となります。
で今度は、「HEVCビデオ拡張機能」を開いてみると....
こちらは上記にもあるように、有償(120円)な訳ですね。Windows 10 ではこうした拡張機能が対応していなかったから導入が必要と諦めていた場合でも、Windows 11 なら大丈夫?と思っていた方もいらっしゃるようですが、Windows 11 であっても「HEVCビデオ拡張機能」は必要になってくるわけです。
【なぜ?料金が発生するのか?】
拡張機能といっても、120円ぐらいのものなので、必要であれば導入できないものでもないわけですが、なぜ料金が発生するのか?
HEIC 形式については、その特許ライセンス料が発生するからなんですね。なので必要な人が、必要に応じてその代金を負担する必要があるわけです。もちろん本来は当然すべての人が必要なものでもないわけですから。
そういえば手元のPCでは、動画の編集に Davinci Resolve というアプリを利用してますが、こうした動画アプリであっても、HEVC ビデオ拡張機能がないと取り込みもできないようです。
それからちょっとまえに無料で利用できるようになった AFFINITY なんかは、HEIC形式のファイルは使えるようなのでこうしたアプリを利用してみるのも一つの選択肢でしょうね。GIMP とかも対応はしているようです。
他にも、Google フォトを介してJPEGに変換するとか、Dropbox アプリを利用するとかまだまだいろいろあるようですが、面倒な事あれこれ試すより、120円払っちゃったほうが簡単かな?
今回改めて確認してみたわけですが、PCメーカーや導入されているアプリによっては、何らかの形で、こうした HEVCビデオ拡張機能がサポートされているケースもあるようなので、全くこうしたことを意識しなくてもご利用可能なものもある訳ですね。ただし多くの場合には対応していないケースもあるので、何らかの対処が必要になってくるわけです。
<参照>










