先日ご紹介した「いよいよスタート、Windows 10 拡張セキュリティ更新プログラム Part.3」で「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" になっているPCにて、「2025 年 7 月 22 日 − KB5062649 (OS ビルド 19045.6159) プレビュー」の更新プログラムの摘要を機に、一部のPCで、Windows 10 ESU の案内が表示されるようになったことについてご紹介いたしました。
自分の手元のPCでも、2台は表示されていましたが、それ以外のものは、表示されているPC同様に 「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" に なっていてもまだ非表示。機能自体は既に提供済みなんでしょうけどまだ順番が回ってこない状況のようでした。
ということで、まずは到着しているものを利用して、「ESU」の更新の流れについて確認してみました。
【3つの更新方法】
ESUの適用要件については「個人ユーザーのみ無料で Windows 10 の延長サポートを提供! Part.2」にて紹介していますので、詳細はこちらをご参照ください。また当初USサイトしかなく、Part.2 のところでは US サイトをご紹介していましたが、現在は「Windows 10 コンシューマー拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」と言った日本語の公式サイトでも紹介されています。
法人向けの商用デバイスや、KIOSKモードで動作しているデバイスは対象外となります。
また対象となるデバイスで、その利用環境を満たしていれば、特に何かをする必要はなく、時が来れば表示されるはずです。
さてでは実際に見ていくことにしましょう!
まずは何はともあれ、PCを確認してみましょう。
1)スタート>設定>更新とセキュリティ とひらいて、Windows Update を開きます。
2)インストールの準備が整ったPCでは、上記のように Windows Update の画面の中に表示されます。
そして、「今すぐ登録」をクリックすると、ESU の適用がスタートします。
3)「拡張セキュリティ更新プログラムを登録する」と言うダイアログが表示されます。
「次へ」をクリックして進みます。
4) 「追加料金なしで拡張セキュリティ更新プログラムに登録出来ます」と表示されましたので、「登録」をクリックして登録を完了させます。
5) 「2026年10月13日まで、延長セキュリティ更新プログラムに登録されています」と言う画面が表示されれば終了です。
その後、Windows Update の画面に戻ってみるとまた通常の画面に戻っていました。
ただし「お使いのPCは、拡張セキュリティ更新プログラムを取得するために登録されています。」と表示されていることが確認できます。
実は今回のデバイスは、
- Microsoft アカウントのユーザーでログインしている
- ピクチャーフォルダのみですが、OneDrive のバックアップも有効だった
といことで、ESU を利用するにあたって、どういった方法で登録するのか?と言った「登録方法を選択する」と言う画面をスキップして、そのまま登録が出来るような状況でした。
さらに言えば今回試したデバイスは、Microsoft 365 Family にて招待して利用しているデバイスだったため、OneDrive も、1Tb利用できるので、あまりバックアップについては気にせず使用していたものでした。
ちなみにデバイスにサインインしている Microsoft アカウントについては、管理者権限が付与されている必要があります。「Windows 10 コンシューマー拡張セキュリティ Updates (ESU) プログラム」で紹介されている「前提条件」やお子様のデバイスなどの場合には「よく寄せられる質問」の「お子様のWindows 10 PC を ESU に登録操作方法」の部分にもご注意ください。
試しに同じPCに、ローカルアカウントを作成して、ローカルアカウントに切り替えて確認してみると、こちらでは、今回確認した限りでは、何度更新をかけても ESU 自体が検出されてきませんでした。
ということから、Microsoft アカウントでサインインしていて最新のデバイスでないと現時点ではまだ検出までには至らないのかもしれませんね。
-- 登録方法の選択:
以前にもご紹介しましたが、この Windows 10 拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)の利用に当たっては、3つの方法が用意されています
- PC の設定をバックアップする
- Microsoft Reward ポイントを利用する 1,000 pt
- 1回限りの購入 30 米ドル
なので、
上記のような画面が表示されるわけですが、以前このブログでご紹介した際には、OneDrive のバックアップとなると、無料のMicrosoftアカウントで使用可能な 5GB 程度 だと容量が足らずに、Microsoft 365 Basic (旧:OneDrive Standalone 100) の契約が必要になってくる可能性もあったので、どうせ「無料」で利用するのであれば、Microsoft Rewardsポイント(1,000 pt)の方が、いいのかな?ということで、以前はポイントでの支払いをおすすめしました。
Microsoft アカウントで Rewards のサイトにアクセス。検索やらクイズに答えたりすることでポイントを稼げば、30分もあれば、1日100ポイントは楽にGetできますので、10日もあればボーナスポイントなどもあるので、1,000 pt なんてさほど苦労することなく稼げるので、ポイ活をおすすめしたわけです。
でも、今回自分のデバイスで確認すると、「PCのバックアップ」といっても、まるまるバックアップしてなくてもいいようなので、あまり使用されてなく、容量も増えそうにないフォルダをバックアップ対象として OneDrive にバックアップするようにしておくのも一つの方法のようですね。「ドキュメント」のバックアップは、ご利用のケースにもよりますが、Outlook(classic)が動作しなくなってしまうなんて事もあり得ますので、くれぐれもご注意ください。
<参照>
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