6月に提供された更新プログラムはトラブルもあれば、いろいろ新たな取り組みがされて、言われてみてびっくり何て言うものもあったりするわけですが、今回ご紹介するのは、「KB5060842」です。
Windows Update の画面を見ていただくとおわかりいただけるように、Windows 11 向けにおいて 6月 に提供されたUpdateプログラムには、
といったものがあります。それぞれの詳細は上記のリンクをたどっていただければご確認いただけますので、お時間のある方はご確認ください。
【60日以上前の復元ポイントは削除される】
今回取り上げたのは、「KB5060842」。提供当初から話題にはなっていましたが、この更新内容を確認してみると Windows Update などでトラブルなどになったときに、Windows 状態を一定の時期まで戻せる復元ポイントが、この更新適用後からは、60日前までに制限される事になったと言う点。
「June 10, 2025−KB5060842 (OS Build 26100.4349)」を見てみると以下のように紹介されています。
まずこの更新プログラムでは、
- システムの復元の変更
- Windows Hello の不具合の修正
が含まれています。
その肝心の「システムの復元」に関しての変更内容ですが、2025年6月の Windows セキュリティ更新プログラム「KB5060842」をインストールして以降は、Windows 11 Ver.24H2 はシステムの復元ポイントを最大 60 日間保持する方式に変更されるとあります。
ということで、「システムの復元」自体はあまり使用するものでもないし、使用しないに超したことのないトラブルシューティングツールの一つになるのですが、今後、60日よりも前の復元ポイントは自動的に削除されるという点については、頭の片隅に置いておいた方がいいのかもしれません。
最もこれにより、今後はシステムディスクのディスク領域が利用しない復元ポイントで圧迫されることを防止できるようになるという点では喜ばしい事なのかもしれません。
<参照>