「Microsoft Publisher」といえば、Microsoft Office ファミリーの中で、"デスクトップパブリッシング" と呼ばれる分野を担当するプログラムになります。
- Microsoft Publisher 単体製品
- Microsoft Office Professional Edition
- Office LTSC Professional Plus
- Microsoft 365 サブスクリプション
といった形で提供されている製品になります。
「Microsoft Publisher は、2026 年 10 月以降はサポートされなくなります」にもありますが、この Microsoft Publisher は、2026年10月を持って、サポートも終了し、同時に製品の提供も完全に終了します。
一般向けの統合パッケージの場合、Office 2024 以降の統合パッケージには、上記にあるような Professional Edition でも、この製品の提供は終了しており、現在新規に導入する場合には Microsoft 365 のサブスクリプションをご利用のユーザーのみが利用可能な状態になっています。
もちろん Office 2021 までであれば、Office Professional Edition/Office LTSC Professional Plus でも提供されておりました。
【いつまで使用可能なのか?】
ではもう少し具体的にご紹介していきましょう。先ほども書きましたが、Office 2024 においては、Publisher の提供は終了しております。なので、現在 最新の状態で使用可能なのは、サポート終了があと半年あまりに近づいている製品を含めると...
- Microsoft Office 2016/219/2021 Professional の統合パッケージ
- Microsoft Office 2016/2019/2021 LTSC Professional Plus
- Publisher 2016/2019/2021 と言った単体製品
- Microsoft 365 Personal/Family などのサブスクリプション
ユーザーになっています。
Office 2016/2019 については、これまでにもご紹介しておりますが、2025年10月14日にサポートが完全に終了することになるので、こちらのユーザーは、あと半年あまりということになりますが、Microsoftt 365 にてご利用のユーザーは引き続き使用が可能です。
一般ユーザー向けには、すでに Microsoft 365 のサブスクを利用する以外には新規に導入する方法はありません。
今回上記にもありますが、Office 2021 のサポート終了にあわせて、この製品の提供及びサポートが、2026年10月1日を持って終了することになります。2026年10月1日以降は、Microsoft 365 のサブスクライバーもご利用いただけなくなります。
【"Publisher" に代わるものは?】
さてでは「Publisher」がなくなってしまうに当たって、これに代わるものはどうなるのか?
「Microsoft Publisher は、2026 年 10 月以降はサポートされなくなります」の「Microsoft Publisherの推奨される代替え手段」にもありますが、新たなアプリが提供されることはないので、既存の
- Microsoft Word
- Microsoft PowerPoint
- Microsoft Designer(Web)
を利用することになります。用途に応じて使い分けていくような感じです。
Publisher のデータの拡張子は、「*.pub」になりますが、サポートが終了し、このアプリの提供が終了してしまったあと「pub」形式のデータは Word や PowerPoint で開くことは出来ませんので、事前に PDFなど別形式に書き出しておく必要があります。
Microsoft Publishier をご利用の方は、くれぐれもご注意ください。
<参照>
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