US時間3月29日に公開された「Get started with quick machine recovery in Windows」(TechCommunity Blogs)によれば、詳細オプションの画面に、"Quick Machine Recovery" が追加されることが発表されました。
これは、同じくUS時間3月28日に公開された「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26120.3653 (Beta Channel)」(Windows Blogs)の中でも紹介されたものと一緒になります。
【"Quick Machine Recovery" とは?】
ブログの中では、「デバイス上の重大な問題を自動的に検出、診断、解決する強力な機能」として紹介されています。つまりは、発生した障害を検出し、修復を自動化することで、そのダウンタイムを最小限に抑えることでシステム回復の強化に役立てようというもの。
もとはといえば、昨年開催された IGNITE 2024 の際に "Windows Resiliency Initiative"の一部である "Quick Machine Recovery" が、最新のWindows Insider Previewビルドで利用可能になったというもの。
では具体的にブログを確認してみましょう
ブログの中では、今回この機能が
- Windows Insider Beta Channel に提供されていること
- 最新バージョンの Windows RE を搭載した Windows 11 バージョン 24H2 デバイスをサポートすること
- 最終的に Windows 11 Home デフォルトで有効になること
が説明されています。そして今回 初期の段階では、
- Quick Machine Recovery の有効無効の設定
- IT 管理者がネットワーク資格情報を事前入力し、自動修復をシームレスに配信できるようにする
- テストモードを通じ迅速なマシンリカバリプロセスをシミュレートできるようにする
といったことが可能になっているようです。今後、提供される "test remediation package" によって、マシントラブルに際し、迅速なマシンリカバリを体験できるものと触れています。
内容的には、文字通り IT pro 向けの機能なわけですが、冒頭にもありますが、今後、Windows 11 Home Edition ではデフォルトで有効になるようです。それからすれば今後の動きは、一般ユーザーにも大きく関連してくるということになります。
なお今回この機能が提供されているのは、Windows 11 Insider Beta Channel に限定されています。
今後の展開にもご注目ください。
<参照>