Excel 利用時にその開く時間がかかるケースなど、Excelの動作においてパフォーマンスが低下するなどいくつかの事象が確認されており、Japan Office Client Support Blogにてその回避策などが紹介されているのでご紹介いたします。
Japan Office Client Support Blogによると現在確認されているもの、そして以前このブログでもご紹介した外観変更に伴るパフォーマンス低下に関しての続報と含め3つのブログが公開されております。
- Excel シート タブの外観変更後、オートメーションのパフォーマンスが低下する
- Excel でユニバーサル プリントを使用して印刷した場合の現象について
- Excel ファイルを開くパフォーマンスが低下する
簡単にご紹介しておきましょう。
1) Excel シート タブの外観変更後、オートメーションのパフォーマンスが低下する:
こちらは、以前ブログ「Excel のパフォーマンスが低下する」でも紹介したもので、シート名のところのデザインの変更に伴い、シート数の多いExcelのファイルで、大きくそのパフォーマンスが低下するという症状のもの。
こちらはその後の続報として、Microsoft 365 Apps 最新チャネル、永続ライセンス向け向けには、すでに 2025/1/31 付で修正されていることが紹介されておりましたが、これに加えて、2025/3/12 付でMicrosoft 365 Apps 月次エンタープライズ チャネル向けに修正が提供されたことが報告されました。
2) Excel でユニバーサル プリントを使用して印刷した場合の現象について:
ブログによれば、「セルの書式設定で塗りつぶしパターンを指定しているファイルをユニバーサル プリントにて印刷した場合、印刷結果が出力されない」場合があるようです。
3) Excel ファイルを開くパフォーマンスが低下する:
Microsoft 365 Appsバージョン 2402 以降の Excelで、以前のバージョンの Excel と比較して2つ目のファイルを開くのに時間がかかることが確認されているようです。
「ひとつ目に開く Excel ファイルのサイズが大きいと、2つ目の Excel ファイルを開くのがより遅くなる傾向がある」ようで、その対処法としては、「ふたつ目の Excel ファイルを開いた後に、ひとつ目の Excel ファイルを開いている Excel のウィンドウ上でマウスを動かす」といった方法が紹介されています。
こちらについては、「現在開発部門にて詳細な原因・今後の改善可否等を含め調査中」とのことなので、今後このブログの更新などで情報を確認する必要がありそうです。
詳細についても各ブログを直接ご参照ください。
<参照>
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