2025年03月05日

Word で「白紙の文書」を開くと、フォントサイズや行間が広い

以前より 時々そうしたPCを拝見することがありましたので、改めて確認してみました。

20250304-1-1.jpg 20250304-1-2.jpg
左:Microsoft 365 Apps for enterprise 右:Microsoft 365 Family

通常であれば、
  • フォントサイズ:10.5
  • フォント:游明朝
というのが標準のはず...

もちろんこれ以外にもポイントはあるわけですが、この「白紙の文書」をクリックして開くと、フォントサイズが、11ポイントになっていたり、エンターを押して、段落を変えると段落後の行間が広がっていたりするケースをちょくちょく見かけました。

多くの場合は、
  • フォントサイズ:11pt
  • 段落後の行間:8pt
  • 行間:倍数 1.08
最初にご紹介した、Wordを起動し、「白紙の文書」を開いて、サンプルテキストを入力した画像を見ていただければ、一目瞭然ですね。

改めてWebで検索、確認して見ると、MOS対策本を出版しているFOM出版のサイトには、「【Word】新しい文書の行間が広く、完成図どおりに作成できない場合の対応について」というお知らせも出ていました。

また他にもWebで公開されている情報を検索してみると、一般向けの製品については、2024年1月ぐらいから変更されているようです。

手元の環境では、Enterprise の Microsoft 365 や Office 2019 Pro Plus の入っている PC では変わりありませんでした。また一般向けの Microsoft 365 Family(以前はPersonal)でもかなり以前より使用しているものでも、標準テンプレートファイルが書き換わっていたものもありましたが、大半は変わっておらず、更新で変わるものなのか? その事実は確認できておりません。

しかし先日、ブログでも紹介しましたが、新規に Microsoft 365 Family をインストールした際に、Outlook(classic)がついてこないといったことで検証したPCでは、すでに変わっておりました。つまり一般向けのものでは、新規に導入したケースではすでに変わっているわけですね。


【変更されたポイント】

では改めて以前の標準テンプレートファイルと、現在の標準テンプレートファイルについてその変わった点を比較してみましょう。

【フォント】

Microsoft 365 Apps for enterprise:

20250304-1-1.jpg 20250304-2-1.jpg 20250304-2-2.jpg

Microsoft 365 Family:

20250304-1-2.jpg 20250304-2-3.jpg 20250304-2-4.jpg

【段落】

Microsoft 365 Apps for enterprise:

20250304-2-5.jpg

Microsoft 365 Family:

20250304-2-6.jpg


 変更されたポイントこれまでの Word現在の Word
 【フォント】  
1フォントサイズ10.5pt11pt
2合字なし標準合字およびコンテキスト合字
 【段落】  
3段落後の間隔0行8pt
4行間1行倍数:1.08
5配置両端揃え左揃え

もちろん、ちょっと前だと標準フォントも、"MS明朝" だったわけですし、それが現在は "游明朝" になっているわけですから、これまでもこうして標準テンプレートファイルが変わったこともあるので、それ自体は特別なことでもないわけです。

しかしFOM出版社の例にもあるように、ものによってはこの変更により、完成した文書が画面通りにならないといったケースや、以前と異なって行間が空きすぎるのは気になる.... というケースでは、修正が必要になってきます。


【"Normal.dotm" ファイルの再構築では必ずしも改善しない】

標準テンプレートファイルがおかしくなったケースで、いの一番に試すであろう「Normal.dotm」ファイルの再構築。「標準テンプレート (Normal.dotm) を変更する」の中でも紹介されていますが、いわゆる「白紙の文書」を開くと呼び出されるのが、「Normal.dotm」という標準テンプレートファイル。

通常は、いったん削除したのち、Word を再度起動すれば自動的に新規の標準テンプレートファイルが生成されるので、これで大方のものが改善するはず... でしたが、今回のケースでは、改善しないケースも多々あるようです。

ちなみに手元の環境では、先日新規に Microsoft 365 Family をインストールしたものについては、Normal.dotm ファイルの再構築で、
  • フォントサイズ
  • 段落後の行間
  • 行間
については、従来のものに置き換わりましたが、
  • 合字
  • 配置
については、新たな設定のままでした。

以前に相談を受けたケースで、Normal.dotm ファイルを再構築したケースでは、今回のようにフォントサイズすら変わらなかったというケースもありましたが、手元の環境では同様に Normal.dotm ファイルを再構築しても改善しないケースもあり、この辺りはすべてのケースでこうなるものでもないようでした。


【従来の設定に戻す】

とりあえず個別に設定変更方法について見ていきましょう!

1) フォントの設定:

  1. Word を起動し、「白紙の文書」をクリックして開きます。"ホームタブ" の "フォントグループ" にあるダイアログ表示ボタンをクリックします

    20250304-3-1.jpg

  2. フォントダイアログが表示されますので、

    フォントタブ:フォント 11 ➡ 10.5
    詳細設定タブ:
    OpenTypeの機能 合字 「標準合字およびコンテキスト合字」➡「なし」

    に変更し、「既定に設定」をクリックします。

    「Normal.dotm テンプレートをを使用したすべての文書」を選択し、「OK」で閉じます

    20250304-3-2.jpg 20250304-3-4.jpg 20250304-3-3.jpg

2) 段落の設定:

  1. まずはWordの画面から、ホームタブ>段落グループ にあるダイアログ表示ボタンをクリックします

    20250304-3-8-1.jpg 20250304-3-5.jpg 20250304-3-6.jpg 20250304-3-7.jpg

  2. 段落のダイアログが表示されますので、

    全般・配置:左揃え ➡ 両端揃え
    間隔・段落後:8pt ➡ 0pt
    間隔・行間:倍数  ➡ 1行

    に変更し、「既定に設定」をクリックします。

    「Normal.dotm テンプレートをを使用したすべての文書」を選択し、「OK」で閉じます

ちなみに、こうして設定を変更し Normal.dotm ファイルを書き換えたとしても、この書き換えた Normal.dotm ファイルをデスクトップなどに移動し、再構築させると.... 「【"Normal.dotm" ファイルの再構築では必ずしも改善しない】」のところでもご紹介したように、"配置" と "合字" の設定は元に戻った形で Normal.dotm が再構築されるようです。

ちなみに今回のこうした仕様の変更って、もしかしたら Web 版 Word「Word for the web」との関係があるのか?と思って、Web 版も確認してみました。

20250304-3-9.jpg
  1. フォントサイズ:11ポイント
  2. 合字:機能なし
  3. 配置:両端揃え
  4. 行間・行間:1.08pt
  5. 行間・段落後:0行
微妙に同じだったり、違っていたり... からするとあまり Web 版との仕様の関係でもなさそうです。


<参照>



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