Microsoft Edgeがスケアウェアに対応！

いまだに減らないサポート詐欺。Webサイトを閲覧していたら突然ウィルスに感染したから、Microsoft のサポートに電話してください...といったが目面がPC一面に表示されて何もできなくなった... そんな経験されている方もいらっしゃるかと思います。

この度 Microsoft Edge がこうした「スケアウェア」に対応するための機能が、第一弾としてプレビュー版として提供がスタートしたことが　US時間１月27日に公開されたブログで発表されました。

【「スケアウェア」とは？】

あまり耳慣れない言葉ではありますが、「スケアウェア」とは、とあるサイトを開いたらいきなりいかにもウィルスに感染しているかのごとく画面を占領して操作不能に陥れ、恐怖感を煽って電話やネットを介して詐欺サイトなどに誘導するプログラムのことを指します。

その典型的な例が、近年その被害も増え、減ることもない「サポート詐欺」になります。

相手の言うなりになって、リモートで誘導されてPCにアクセスされたりすると、さらに悪質なイバー脅威の媒介ともなりかねないもので、実際にそうした被害も出ています。

【Microosft Edge に搭載された新たな機能】

今回のこの新たな機能自体は、すでに通常版の Microsoft Edge に展開されております。デフォルトではONになっていませんでの、有効にするには設定をする必要があります。

1. ［...］＞設定　と開きます
2. 左ペインの「プライバシー、検索、サービス」をクリックします
3. 右ペインの「セキュリティ」まで移動し「スケアウェアブロック」の機能をONにします

といった手順で有効にできます。

今回、第一弾としてプレビュー版として提供がスタートしているわけですが、これでどこまで防御できるのか？

またこれをかいくぐるようなものが現れるのか？

まずはプレビュー版のお手並み拝見といったところでしょう。

• Microsoft Defender SmartScreen
• 望ましくない可能性のあるアプリをブロックする

といった機能といっしょにご利用いただくことをお薦めいたします。

こうしたサポート詐欺の画面も最近では新たなものが登場していたりと、少しずつ変わってきたりしています。なので今回の機能だけで今後も守り切れるか？は何とも言えないところですが、ブラウザ側でこうした形で対応してくれるのはありがたいものですね。

【2025/02/09更新】

Microsoft Edge を起動したときに、いつもの画面と違って、いきなり新機能の紹介の画面が表示されることがあります。

そんな中で、今回の「スケアウェア」対策機能も紹介されていましたので参考までに画像を追加させていただきました。

このスケアウェア対策機能、一応 Mac でも確認してみましたが、mac 版 Microsoft Edge にはまだ搭載されていないようです。

＜参照＞

・Stand up to scareware with scareware blocker, now available in preview in Microsoft Edge

・スケアウェア（Scareware）とは何ですか？／サイバーセキュリティ情報局

・スケアウェアとは何ですか?／IBM