「Windows 11、バージョン 24H2 の既知の問題と通知」によれば、Windows 11 Ver.24H2 が新たな段階に進んだことが発表されました。
この中で、「Windows 11、バージョン 23H2、22H2 の Home および Pro エディションを実行している対象デバイスは、バージョン 24H2 に段階的に更新されます」とあるように、すでにサポートが終了している Ver.22H2 や、一つ前のバージョンとなる Ver.23H2 については、順次自動的に Ver.24H2 に Update されるようになります。
今までであれば、「更新が終わったはずなのにタスクバーに更新を確認するようなアイコンが表示される」でもご紹介したように、Ver.23H2 あたりでも、更新が終わったのにもかかわらず通知領域に青いポッチのついた、Windows の更新のマークが出てたりしました。
それまでであれば、Windows Update の画面を開いて「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」が "ON" になっていなければ更新されなかったわけですが、一つステージが進んで対応機種に対しては自動配信がスタートしたようです。
【Windows 11 のライフサイクル】
参考までに各バージョンのライフサイクルは以下の通りです。
・Version 22H2 開始日:2022年9月20日 終了日:2024年10月8日
・Version 23H2 開始日:2023年10月31日 終了日:2025年11月11日
・Version 24H2 開始日:2024年10月1日 終了日:2026年10月13日
・Version 24H2 開始日:2024年10月1日 終了日:2026年10月13日
上記のように、Windows 11 Ver.22H2 は既にサポートが終了しております。
【仕様を満たさないPC】
最近時々、悪質な中古販売業者やネットオークションなどで、Windows 11 の仕様を満たさないPCに強引に Windows 11 をインストールして販売されているPCを見かけることがありますが、そうしたPCの場合には、もともとその仕様を満たしていないため、Update はできません。
巷では、そうした仕様を満たさないPCにインストールして利用するためのアプリなどもありますが、そうしたものを利用して Windows 11 にアップグレードしても、
- 年一回の大型のアップデートは来ない(もともと対象外)、またインストールもできない
- 最新のWindows 11 への対応をうたったアプリは正常に動作するとか限らない
- PCが突然 BSoD などのエラーが出て動作しないケースがある などなど
といったトラブルに巻き込まれることは避けられません。
またこうした仕様を満たさないでPCにインストールして販売されている中古PCの場合、決して安いものばかりでもありません。メモリも少なく、中で使用されているパーツも相応のものなので、経年劣化も避けられません。
どうしても中古で済まそうという場合には、サポート体制も整った信頼のおけるきちんとした中古販売店での購入をお勧めいたします。
最近は、最新のPCでも、10万円以下のお手頃なものも多数ありますので、慣れていない方であればなおさらトラブルを避けるためにもそうしたPCをご利用になるのは避けていただくことをお勧めいたします。
<参照>
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