Windows 11 Ver.24H2 に更新してからタスクバーの日付表示に問題が発生したという事例がありましたのでご紹介させていただきます。
タスクバーの日付表示。ここの表示に "年" 表示がなくなったりしていらっしゃる方もいませんか?
上記の画像をご覧ください。
左:Windows11 Ver.24H2
右:Windows11 Canary Channel ビルド27758.1000
のものです。"2024" という "年" 表示がないのがおわかりいただけると思います。
実はこれ、Ver.24H2 だからというわけではなく、2024年11月21日にて提供された KB5046732(Ver.23H2) や KB5046740(Ver.24H2) にて紹介されていますが、新たな日付表示の機能によるものです。サポートが終了している Ver.21H2 には提供されませんが、Ver.22H2 にも、KB5046732 という形で展開されています。
【段階的にリリース】
KB5046732 によれば、段階的にリリースされている機能であることわかります。KB5046740 でも同様です。
現在サポート中の Windows 11 Ver.22H2/Ver.23H2/Ver.24H2 とすべてのもの向けにまずは プレビューとして US 時間 11/21 付けにてリリースされたものになります。ただし、段階的にリリースされているので、すべての Windows 11 に反映しているものではありません。
【どう変わった?】
実際にその設定が有効になっている Windows 11 Canary Channel のPCと、Windows 11 Ver.24H2 を比較してみました。
スタート > 設定 > 時刻と言語 > 日付と時刻
左:Windows11 Canary Channel ビルド27758.1000
右:Windows11 Ver.24H2
です。
Canary Channel の「システムトレイに時刻と日付を表示する」の設定のところに、「省略された時刻と日付を表示する」と言う新たな項目が加わっており、さらにこれがONになっていますね。
仮に、日付と時刻の表示の設定をカスタマイズしてたりしても、ここがONになっているとその表示が省略されてカスタマイズしたとおりにはならないようです。
この更新。冒頭にもご紹介したように、現在サポートされている Windows 11 すべて(Ver.22H2/Ver.23H2/Ver.24H2)のすべてに展開されるもので、順次展開されるもののようなので、現在まだ変わっていなくても年明けぐらいになるとほとんどのPCで有効になるものなんでしょうね。
<参照>
【関連する記事】
- 「KB5053990」のインストールに失敗する
- Windows 11 Ver.24H2 の自動配信がスタート
- 別のフォントが利用されてしまう【メモ帳】
- BitLocker 暗号化と個人データの暗号化
- Windows 11 Ver.24H2 で、12月に新たに加わった既知の問題とセ..
- Web カメラの活用がさらに多様化
- Windows 11 で、Update がきっかけでライセンス認証を求めらること..
- 更新が終わったはずなのにタスクバーに更新を確認するようなアイコンが表示される
- 波紋が広がりつつある「Windows で保護された印刷モード」の影響
- Windows 11 Ver.24H2 のもう一つの顔