US時間10月22日に公開された「Changes to file open behavior for Word, Excel, and PowerPoint files on Outlook iOS and Android」によると、Outlook にて受信した添付ファイルや、OneDrive 上のデータを開くとき、さらには Teams で共有されているようなデータを iOS や Android 向けの Word、Excel、PowerPoint で開く場合の既定の動作に変更があったようです。
ブログによると、Outlook、OneDrive、Teams といったモバイル アプリのエクスペリエンス全体でファイルを開く動作を標準化していくためのようです。
【現在の設定と今後の変更予定】
ブログの中でも紹介されていますが、現在の状況と、今後の変更予定は以下のようになっています。
1) Microsoft365 アプリ および Word などのアプリが導入済みのケース:
現在:Microsoft 365 アプリが通常、ファイルを開く処理を実行
変更後:スタンドアロンのWord、Excel、PowerPointは、それぞれのファイルを開くアクションを処理を実行
2) Microsoft 365 アプリのみ導入済みで、Word などのアプリは未導入のケース:
現在:Microsoft 365 アプリがファイルを開く処理を実行
変更後:Microsoft 365 アプリがファイルを開く処理を実行
3) Microsoft 365 アプリ/ Word などのアプリのいずれも未導入のケース:
現在:Microsoft 365をダウンロードするためにApp Store / Google Playに誘導されます
変更後:スタンドアロンのWord、Excel、PowerPointアプリをダウンロードするように指示されます
【変更の予定】
すでにこの動作の変更についてはスタートしております。
- OneDrive: iOS と Android – 変更済み
- Outlook: iOS と Android – 10 月から 11 月にかけて展開予定
- Teams: iOS と Android – タイミングは未定
上記にもあるように、OneDrive 上のファイルを開くときの既定の動作はすでに変更済み。そして来月にかけては、outlook.com などに届いた添付ファイルを開くときの動作変更が展開されるようです。
あれ、いつもと違うな?と思われるケースもあるかもしれませんが、今回ご紹介したような変更がスタートしていますので、iOS や Android といったモバイル環境で、Office 製品をご利用の方はご注意ください。
<参照>
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