このところ outlook (new) 関連の投稿が増えていますが、それだけに多様な相談が多いってことなのでご容赦ください。
さて今更ながらですが、すでにご存じの方も多いかと思いますが、Windows 10 や Windows 11 に搭載されていた「メール」アプリは、2024年中に完全に「outlook (new)」に移行されます。
おそらくちょっと前までは、起動すると上記のような黄色いバーがトップに表示されていたかと思います。
・新しい Outlook を利用する上で注意すべき点(2023年07月29日)
そして昨今ではメールアプリを開いても、自動的に メールアプリは終了し、「outlook (new) 」が起動してくるようになった.... そんな方も多いのではないでしょうか?
ちなみに上記の画像は、2023年にご紹介した記事のものです。それからすれば、もう1年以上前から告知されていたわけですね。
その後、outlook (new) もベータ版から正式版としてリリースされるようになりました。
もっとも正式版といっても、まだまだ完全にすべての問題をクリアしているわけではないので、いろいろ問題もあったりします。今後、追加される予定の機能もあれば、今後のフィードバックをもとに改善されていくものもあるのでしょうね。
そして「Windows メール、予定表、連絡先が Outlook になります」にもありますが、2024年もあと2月半となった今、
「メール」アプリを起動しても自動的に終了して切り替わって、「outlook (new) 」が起動してきて、上記のような画面が表示されます。
仮にこれまで「メール」アプリに、POP形式 や IMAP 形式などで設定されていたアカウント設定などの情報は引き継がれるわけではなく、ここで画面に従ってアカウントを設定しなおさないといけなくなるわけです。
【あと戻りできない】
とりあえず 「outlook (new) 」の設定を回避して、メールアプリに戻ろうにも、この画面になってしまうとあと戻りすることもできません。
Microsoft アカウントなどでサインインしていたりすると自動的に Microsoft アカウントの情報を引っ張ってきて、メールアドレスに表示されますので、そのまま設定すれば、とりあえずは設定を完了することも可能です。
ただし POP や、IMAP で設定されていた他社のアカウントについては設定しなおす必要が出てきます。
-- Microsoft アカウントをお持ちであれば...
この画面になってしまうと、そのまま終了して再起動しても同じ画面がでてくるので、堂々巡りになってしまいます。なので先ほどもちらっと触れたように、もし Microsoft Office 製品などをお持ちで、Microsoft などが発行するアカウントをお持ちであれば、いったん Microsoft アカウントで設定してしまうのが一番早い回避策になります。
いったん設定が終わって起動してしまえば、設定(歯車のアイコン)をクリックして「設定」画面を表示、
全般 > Outlook について と開いて、「今すぐメールを開く」をクリックすれば、元のメール画面に戻ることが可能です。
しかし上記の右側の画像にもあるように戻せるのは現時点でのみのもの。今後も元に戻せるわけではありません。
また今、手元の環境で確認する限りでは、元に戻してもいったん終了して「メール」アプリを起動すると、また自動的に 「outlook (new)」に変わってしまうようですね。
にもありますが、2024年12月31日をもって Windows メール、予定表のサポートが終了するので、来年にはまた自動で Outlook (new) に切り替わってしまい、その後はもう元に戻すこともできなくなります。
なのであと2か月半後に同様な状況になるのであれば、せっかくですから、Outlook (new) への移行。あるいは、Thunderbird などの他のアプリへの移行をしっかり考えて対応したほうがいいのでしょうね?
<参照>