前回、USの Microsoft Community にて紹介されていた解決法を中心にご紹介した新手のサポート詐欺の画面。
さて前回の「これまでの対処法では解決できない新手のサポート詐欺」の中でも、ちらっと国内で発生している例についても触れましたが、ある程度国内での事例の場合、USの Microsoft Community で紹介されているものと、その対処法について違いもあるようなので、Part 2 として国内で発生している事例を中心に、その対処法を整理してみました。
似たような画面が出るものの、今回の新手のサポート詐欺の日本版は、USのものほどでもなかったようです。Yahooの知恵袋などに投稿されている質問を見るとこのメッセージも日本語版になっています。
まったく、なんでこんなのも日本語対応するんでしょうね.... ?
【ネットワークから切り離すことから】
さて早速その対象法に入りましょう。
今回のこのサポート詐欺。有線・無線を問わずネットワークにつながっていると画面がこのエラーの画面になって何も操作ができなくなる... と言うのは、共通。PCを再起動しても、繰り返してこの画面が表示されます。
対処するにあたっては、まずはLANケーブルを抜くなり、無線LANをいったん切断するなりして、ネットワークから切り離す必要があります。
さてそして、これからが本題です。
1) スタートアップから、
- hicn.bat
- JPAlert.vbs
を探して、スタートアップから削除します。
Windows キー+ "R" とクリックして、名前のところに、
- 現在のユーザーの場合:shell:startup
- すべてのユーザーの場合:shell:common startup
と入力して、スタートアップフォルダを開きます。一応、両方とも確認してみてください。うちの場合には特別何かおかしいものはありませんがこの中に該当のプログラムがないか?探します。
この時、該当ファイルが見つからったら、右クリックしてプロパティを開いて、プログラムの場所を確認しておきましょう。この2つのファイルはおそらく同じフォルダにあるはずです。
ファイルの場所が見つかったら、該当ファイルを見つけて削除しましょう。もちろんスタートアップにファイルがあればこれも削除しておく必要があります。
** ちなみに、USのMS Community の例では、DEAlert.vbs となっていますので、JPAlert.vbs はその日本語版ってことみたいです。英語版だと USAlert.vbs となるようです。
2) 再度 Windows キー+Rとしてファイル名を指定して実行を開いて、"services.msc" と入力して、「ScreenConnectClient(....)」というサービスを見つけて無効にします
ここに該当項目がない場合にはとりあえず、スキップしてもいいかと思います。
とりあえず 1)のところでファイルを見つけたら、必ずプロパティを開いてファイルの場所を特定して、そのファイルの保存されているフォルダごと削除してしまうことが必要です。
すべての作業が終わったら、PCを再起動し、ネットワークにつなぎなおしてみましょう。
US の Microsoft Community の例を見てみると、Ctrl+Alt+Del としてもタスクマネージャーが無効化されて利用できないなどいろいろありましたので、どうなるか?と思いしや、日本語版の場合には、とりあえず Ctrl + Shift + ESC でタスクマネージャーも表示されるようですし、またネットワークさえ切り離しておけば画面も時間がたつと消えて作業もできそうなので、わかってしまえば、この画面を表示させているプログラムの場所を突き止めて削除してしまえばいいだけなので、さほど大変な作業ではないようです。
<参照>
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