US時間7月4日に公開された「File menu improvements in Word, Excel, and PowerPoint for the web」によると、Web 版 Office でもある "Office for the web" の各アプリのファイルメニューなどが一新されることが明らかになりました。
Web版の Office の場合、当然デスクトップアプリとは異なるので、当然ながらメニュー表示なども若干異なります。例えばまだ手元の環境では今回の新しいUIは、幸い?まだ届いていないので、比較のために画像をアップすると、以下の通りです。
左:現在の Word for the web の画面 右:新たに公開された画面
メニューが新たになるだけではなく、ブログの中では、
- ファイル名の変更の効率化:タイトルバーから変更ができる
- 自動保存機能の更新:視覚的に判断が可能になる
- コマンドの検索が簡単に操作ができる
といったポイントを紹介していました。
【追加される新たな機能】
この他のものを含め、以下のような新たな機能が追加されることが明らかになりました。
- タイトルをクリックしてファイル名を変更
- 自動保存の外観が更新
- フォルダ構造(ファイルの場所の確認など)を素早く表示
- 自動保存
- PDFやODFなどへのファイルのエクスポート機能
- バージョン履歴の確認が容易に
1) タイトルをクリックしてファイル名を変更:
OneDrive から、Word for the web などでデータを開いた際に、タイトルバーに表示されたファイル名をクリックして直接ファイル名を変更できます。
これについては現段階でも上記左の画像のようにできるようになっていますが、右のようにこうしたウィンドウも開かずに直接変更ができるようになるようです。
2) 自動保存の外観が更新:
自動保存自体は、もともと自動保存だったわけですが、表示が新しくなります。
緑色のチェックマークがついた雲のマークに変わることで視覚的にもわかりやすくなり様です。
3) フォルダ構造(ファイルの場所の確認など)を素早く表示:
今までも左の画像のように場所は表示されていました。
これが、雲のマークをクリックするとすばやく確認ができるようになります。
4) 自動保存:
当然ながら自動保存も従来からある機能ですが、コピーの作成、ダウンロードがファイルメニューから行えるようになります。
5) PDFやODFなどへのファイルのエクスポート機能:
これまでもPDFへのエクスポートはできてましたが、エクスポートメニューではなく、"名前を付けて保存" から行っていました。
これが今後は、エクスポートメニューの方に移動することになります。
6) バージョン履歴の確認が容易に:
今までは、ファイル名をクリックし、"バージョン履歴" から確認してました。
今後は、ファイルメニューから直接呼び出せるようになります。
今回の様々ン更新は、現在一部のユーザーに向けてロールアウトが始まったばかりです。ブログによれば、2024年8月からはすべてのユーザー向けに展開される予定のようですので、もうしばらくお待ちください。
<参照>
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