普段からピクチャーフォルダに保存されている写真などを印刷したりする機会の多い方もいらっしゃるかと思います。今回は、このPCに保存されている写真の印刷について、Windows での基本操作を改めてご紹介させていただきます。
【2つの印刷手順】
写真を印刷する場合、Windows の標準機能を利用した場合、通常2つの方法があります。
- フォトアプリを利用して印刷する
- エクスプローラーの機能を利用して印刷する
それぞれの方法で印刷した際に、その印刷手順や印刷過程の画面、さらには印刷できるパターンが異なります。
1) フォトアプリを利用して印刷する:
Windows 10 や Windows 11 では標準搭載となっている写真を管理するアプリでもある「フォト」アプリ。
Windows 11 のフォトアプリについては、様々な機能が追加されており、Windows 10 までのフォトアプリと、Windows 11 からのフォトアプリでは、その機能も異なります。また Windows 10 のフォトアプリでも、以前のフォトアプリと現在のフォトアプリでも画面の表示も異なったりしています。
* ちなみに以前のフォトアプリについては、フォトレガシーとして現在も提供されています。
さてそんなフォトアプリを利用して画像を印刷しようとした場合、以下のような画面になります。
・まずはエクスプローラーなどから、画像ファイルをダブルクリックしてフォトアプリで開きます
・続いて、印刷ボタン(プリンターのマークのアイコン)をクリックして印刷の画面に進みます
基本的には、用紙サイズ、写真のサイズ、余白、自動調整(ページに合わせる/縮小して全体を印刷する)、さらには、その他の設定といったところから多少の調整は可能です。
写真によっては、自動調整のところが、"ページに合わせる" となっていた場合に写真がすべて表示されないことがあります。これは写真の縦横比の関係でカットされているので、その場合には、この設定を、"縮小して全体を印刷する" とすれば、多少余白はできてしまうかもしれませんがすべて印刷されるようになります。
2) エクスプローラーの機能を利用して印刷する:
一方で、同じように Windows の標準機能でもある "エクスプローラー" で印刷すると、以下のように画像印刷にあたっていくつかのレイアウトが用意されています。これは、Windows 7 や Windows 8 の頃からも同じ機能で、Windows 定番ともいえる機能になります。
・エクスプローラーを開いて、画像の保存されているフォルダなどを表示します
・印刷したい画像を選択します。複数ある場合には、Ctrl あるいは Shift キーを押しながら選択します
・選択された画像の上で右クリックして、印刷をクリックします(共有タブ>印刷でも可)
・写真の印刷という画面が出てきますので、用紙サイズや、レイアウトなどを選択して印刷します
「画像の印刷」ダイアログでは、用紙の種類、品質、そしてレイアウト(フルページ写真、L版など)が選択可能です。"オプション" をクリックすればさらに細かくプリンターのプロパティを呼び出して設定することもできます。
エクスプローラーの機能を利用して印刷をすると、何か?特別なアプリを入れたり、設定などしなくても、様々な配置やレイアウトが選択するだけで利用できるので便利ですよね?
<参照>
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