US時間5月2日に TechCommunity にて公開された Outlook チームのブログによると、新しいOutlook(New Outlook) の POP アカウント対応が順次この数週間のうちにロールアウトされるようです。
手元の環境では、多少ばらつきがありますが、Windows 11 上の 新しい Outlook は5月4日付で Ver.1.2024.424.300 となっており、おそらくこの段階で機能的には搭載されたのか?と思ってましたが、別の Windows 10 の PCでは、Ver.1.2024.319.300(3/31更新)と更新は届いていませんでしたが、そうしたものでも、POPアカウントの設定画面は出てきておりました。
【その設定を確認してみる】
1) 新しいOutlookを起動します。次の画面は新規にアカウントを設定するときの画面になります
2) "サインインするにはメールアドレスを入れてください" のところにメールアドレスを入力し、"続行" をクリックします
3) 設定が始まって、しばらくすると、サーバー設定の画面に変わります
4) メールプロバイダーの選択をひらくと、IMAP や POP が選択肢として表示されます
5) 例えばここで、POP を選択するとサーバー名などの入力画面がでてきます
6) 必要な情報を入力し、設定を続行します
と続くようでした。今回は、実際に設定までできなかったのですが、一応、POPアカウントの選択画面までは出るようになったことをご紹介しておきます。
なおすでに、New Outlook に、Outlook.jp などのアカウントが設定されている場合には、New Outlook を起動して、画面右上にある歯車のアイコン(設定)をクリックして、アカウント設定に入ると、アカウントの追加がでてくるので、そちらからアカウントの追加をクリックすると同様の画面になるようです。
また手元の、Windows 10 にインストールされている New Outlook Ver.1.2024.319.300 では、そのアカウントの設定画面もちょっと異なっていました。おそらくこちらばバージョンによる違いなのかもしれませんね。
【既に問題も指摘されている】
もちろんリリースされたばかりで、それもこれから順次展開されていこうとする機能でもあるので、いろいろ問題もあるようです。
冒頭でご紹介した、TechCommunityブログには、すでに送信者名の設定をする項目がないといったフィードバックがあがっております。
また今後多くのユーザーが、実際にPOPアカウントを設定した場合に何等かの不具合も見つかるかもしれませんので、当面は様子を見て使っていただいたほうがいいのかもしれません。
【今回の更新内容】
今回のこのブログは、個人向けの Outlook の新機能と題してのもので、これ以外にも、
- Outlook Mobile の Copilotについて
- Classic Outlook for Windows 向けの Copilot について
- 迷惑メールフォルダ内の送信者メールの表示について
- 迷惑メールフォルダ内の悪意のあるリンクにアクセスしようとした場合に警告を表示する機能について
- 新しい Outlook for Windows の IMAP/POP のサポートについて
といった内容となっております。より詳細をご確認になる場合には、「What’s new in Outlook for personal use – May 2024」をご参照ください。
ということで、新しい Outlook の IMAP/POP への対応が、ぼちぼち本格的にリリースされるつあるようです。
次回、改めて時間を見て実際に新しいOutlook の方に、POPアカウントを設定してみてご紹介したいと思います。
<参照>
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