日本はGW の中休み。それでもこの数日をお休みして大型連休になっていらっしゃる方もいるんでしょうね。US は、当然平日なわけですが、US時間4月30日付の Office Insider Blog にて、Excel に新たに、"Ink to Text Pen" の機能が搭載されることが発表されました。
今回、Excel for Windows に搭載されることが発表されたわけですが、実は昨年 US時間 2023年11月22日付の Office Insider Blogs では、Word、OneNote、PowerPoint for Windows にこの機能が搭載されることが発表されておりました。
ということで、これで Office の各アプリで利用できるようになったことになります。
【"Ink to Text Pen" 機能とは?】
デジタルペンを利用して、テキストを手書きで書いたものを、きちんとテキストデータに変換してくれたり、手書きで書いた線をきれいに整形してくれる...そんな機能です。
「Introducing the Ink to Text Pen tool in Word, OneNote, and PowerPoint for Windows」が発表された時には、Office Insider 向けの機能でしたが、現在は、Microsoft 365 の Current Channel(最新チャンネル)であれば、すでに利用できるようになっています。
ただし、以下にもあるように Excel については、まだ Current Channel(最新チャンネル)には搭載されていません。
-- 必要条件:
デジタルペンまたはスタイラス。Ink to Text Penツールは、他の入力形式をサポートしていません
Windows 11の最新バージョン(23H2)と2023年10月31日アップデート(KB5031455)
Windows 11の最新バージョン(23H2)と2023年10月31日アップデート(KB5031455)
-- 対象ユーザー:
この機能は、Excel を実行し、上記の要件を満たすすべての Microsoft 365 Insiders
** 必要条件は、Word や PowerPoint など向けに提供されたものも一緒ですが、実際のところ最新バージョンの Windows 10 上で Microsoft 365 が動作している環境でもツールとしては機能しているようです。
また Office for mac については、手元の Beta Channel で確認する限りでは、PowerPoint では利用可能になっていました。
【Microsoft 365 のサブスクライバー向けの機能】
この機能は、Microsoft 365 のサブスクライバー向けの機能になります。
実際の使い勝手などについては「インクからテキストへのペンを調べる」をご覧いただくと、動画などで確認していただくことが可能です。
今回の機能。マウスを利用して描画タブを開いても利用可能ではありますが、実際には、デジタルペンなどを利用して手書きで書いたものをテキスト化したりするといったことが目的の機能です。
デジタルペンやスタイラスペンが利用できる環境って、単にPCと、Microsoft 365 があればいいわけではないので、すべての方が利用できる機能というわけでもありませんが、Surface Pro を利用されている方や、WACOM のデジタルペンなどを利用されているケースにはこうした機能も利用可能になるので、利用できる方は是非ご利用になってみてください。
<参照>
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