Excel for the web がさらに強化。また一つ便利に使えるようになりました。
Office Insider Blog 「Copying and pasting improvements in Excel for the web」によると、フィードバックに寄せられた要望に応えて、コピー&ペーストなどの機能が強化されました。
【強化されたポイント】
ブログによれば、
- ドラッグ&ドロップ:よりシームレスで直感的なデータ操作が可能になりました
- オートフィル:データをドラッグして系列を埋めたり、セルのコピー、データの分割ができるようになりました
- 貼り付けオプション:右クリックまたは自動回復の貼り付けオプションにより、貼り付けオプションが選択できるようになりました
-- 対象ユーザー:
サブスクリプションの有無にかかわらず、すべてのユーザーが対象になっています。今回の Excel for the web に限らず、ここ最近のこうした Web 版の機能強化は、サブスクリプションの有無にかかわらずすべてのユーザーが対象になっていることも多く、すべてのユーザーにメリットのある機能強化が多いです。
【貼り付けオプションは便利になった】
実際に、オートフィルなど確認してみました。
1) ドラッグ&ドロップ:
ドラッグ&ドロップの操作に際に、マウスをポイントすると "手" のマークに代わるので、そのままドラッグすれば、データの移動ができます。
また、Ctrlキーを押しながらドラッグすればコピーができます。
2) オートフィル:
Excelではおなじみの "オートフィル" という操作。デスクトップ版ではおなじみですが、Web版では今一つデスクトップ版と同じようにはいきませんでした。これがちょっとだけ便利になりました。
オートフィルをすると、オートフィルオプションのボタンが表示され、そこから、
- セルのコピー
- 連続データ
- フラッシュフィル
といった機能が利用できるようになりました。連続データもただ単にドラッグするだけで入力できるようになります。
ちなみに "フラッシュフィル" は、「Excel でフラッシュ フィルを使用する」にもありますが、パターンを把握してコピーしてくれる機能です。
3) 貼り付けオプション:
コピー&ペーストといった操作をする場合に便利な "貼り付けオプション" ですが、リボンの "貼り付け" や 右クリックからの "貼り付け"、あるいは、ペーストした際に表示される "貼り付けオプション" の各ボタンから、貼り付ける値を用途に応じて指定できるようになりました。
コピーしたものを貼り付ける際に....
といったパターンで、"貼り付けオプション" が選択可能になりました。
無料で利用できる Web 版 の Office ではありますが、こうしてユーザーからのフィードバックを受けて機能が強化されていくのは非常にありがたいことですね。
<参照>
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