ちょっと前から、New Outlook が提供されだしていますが、メールアプリを開くと今年中に New Outlook に切り替わるといったメッセージが出ているものの、その後とりわけ新しい情報もなく、かといって、Classic Outlook と呼ばれる、これまでの Microsoft Outlook との連携などの話も出ないまま今日に至っておりますが、Outlook チームより、新たな情報が公開されましたのでご紹介いたします。
US時間2024年3月7日付で公開された「New Outlook for Windows: A Guide to Product Availability」で今後の新たな方向性が発表されました。
【New Outlook への指針】
Blog の中でも触れていますが、現在、Outlook といった場合、Outlook for the web、Outlook for Windows、Outlook for Mac と展開されており、2022年初頭には、Outlook for Mac はいち早く "新しいOutlook" としてスタートし、着々と進んで、ほとんどのユーザーが新しい Outlook for Mac に完全に移行しつつあります。
こうしたオプトイン、オプトアウトといったプロセスが、Windows でも展開されており、New Outlook for Windows でも着々と新たな機能がこのプロセスに基づいて展開されているようです。
【課題もいろいろ】
classic Outlook(Microsoft Outlook)をご利用のユーザーにとっては、最低限 PST ファイルの引継ぎ、ユーザーデータの引継ぎあたりがきになるところですが、このブログへのコメントを見てもこうした点については、現状なかなか進まない割には、新しい Outlook への展開を急ごうとする姿勢に疑問を投げかけたコメントも多いようです。
またコメントにもありますが、新しい Outlook では、Word の差し込み印刷などに利用できないといった声もあり、今後まだまだ展開していくためには、様々な機能面での難関が待っているのかもしれません。
情報が出てこないと、ユーザーとしても何もできないので、今後こうした情報がどんどん公開されることに期待したいものです。Outlook チームもブログを通じて情報を順次公開することをうたっておりました。新しい Outlook においてできるようになったことは、「Things to look forward to in the new Outlook for Windows」の中にもありますが、US時間 2024/2/27付 で更新もされているようです。
<参照>
【関連する記事】
- 新しいOutlook のデータの保存先は? Part 2
- 先進認証に対応したメールクライアント
- 新しいOutlook のデータの保存先は?
- Microsoft Outlok が「Outlook (classic) 」とい..
- 新しい Outlook が音声入力に対応
- New Outlook for Windows が本格的に始動....
- Outlook for Mac で、連絡先の機能が強化!
- New Outlook の PSTファイル への対応について情報が更新!
- Microsoft Outlook でも Copilot が利用可能になりました..
- 新しいOutlook がついにPOPアカウントをサポート