2023年春、Windows 11 に Windows Copilot が導入されることが発表され、その後、Windows Insider 向けに提供がスタートし、そして 12月には、Windows 11 に向けては "Copilot in Windows" として、通常版に向けてリリースがスタートしました。
さらに Windows 10 にも向けてリリースされることが発表され、一部こちらも通常版に向けてリリースがスタートしました。
Windows に搭載されるものの他では、先行しているのが Microsoft Edge に搭載されている Copilot になります。他にもすでに一部で提供がスタートしている Microsoft 365 向けのものもあったりと様々な分野で "Copilot" の展開がスタートしつつあります。
さてそんな感じで、PCには今後も様々な局面で使用する機会が増えそうな "Copilot" 。2024年になってさらに加速しそうな "Copilot” について、Windows 10 への展開など現在の状況について確認してみました。
【Windows への展開】
2023年11月15日から開催されていた "Microsoft Ignite 2023" はまさに、 "Copilot" や AI をめぐる様々な最新の情報が発表されました。
こうした Ignite を経て、11月末、12月1日より正式に提供がスタートすることが「Microsoft Copilot (現 Bing Chat、Copilot in Windows) を 12 月 1 日より正式提供開始。個人のお客様向け機能の紹介」で発表されました。
年が明けて、2024年1月。現在の手元の環境で確認してみると....
- Windows 10 Release Preview → Copilot 搭載済み
- Windows 10 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
- Windows 11 Pro → Copilot 搭載済み(ただし一部のPCのみ)
- Windows 11 Canary Channel → Copilot 搭載済み
といった感じです。
どんな違いなのか? 詳細を確認してみると、更新プログラムの適用状況などもあるんでしょうけど、「Windows の Copilot へようこそ」にも触れている部分も大いに関係ありそうです。
Microsoftアカウントでのサインインが必要:
Windows Insider に参加しているものはとりあえず別として、通常版については、Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、2台中1台にて稼働中。違いといえば、Microsoft アカウントでサインインしているPCか? ローカルアカウントで運用しているPCか?
まさに「Windows の Copilot へようこそ」の "Windows の Copilot の使用を開始する" にもあるように、更新プログラムの適用状況は問題ないようなので、Microsoft アカウントにサインインしているか?いないか?の違いのようです。
あえてローカルアカウントで運用しているPCなので、ならば仕方なし.... かな? でも、裏返せば、ローカルアカウントで運用していれば当面は Windows Copilot の適用は回避できるんでしょうね。
さらに「Windows の Copilot へようこそ」にもありますが、基本的には、まだ Windows 10 の場合も含めプレビュー版として提供されているので、この中で "Windows 10 の Copilot は、今後数か月間、制御された機能ロールアウトを通じて段階的に提供される予定です" とあるように順次展開されていくのでしょうね。
今後これらがまたどう展開されていくのか? 新たにご紹介できる情報が公開された場合には、また取り上げてみたいと思います。
<参照>
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