Microsoft Outlook for Windows の検索ボックス。どこか?というと、タイトルバーのところにある "検索" をクリックすると、"現在のメールボックス" といったような検索対象が表示されるあそこの部分ですね。
ここで検索をすると、次の機会に再度検索ボックスを開くと、以前に検索した履歴が "検索候補" として表示されます。実はこれって簡単に削除できそうで削除できなかったりします。
【Outlook.com と Microsoft Outlook では異なる】
Webで検索してみると、色々出てきますがほとんどのものが、"Outlook for the web" (OWA) のもの。実は、Web版の Outlook の場合には、設定>全般>プライバシーとデータ と辿っていくと、"検索履歴" という項目があるので、ここの "履歴を削除" をクリックすれば簡単に削除ができます。
でも、Microsoft Outlook の場合には実は簡単には削除ができません。
残念ながら Microsoft Outlook の場合には、簡単に言ってしまえば、削除するためのボタンなどは用意されていません。
ただし削除ができないわけでもありません。
【レジストリキーの削除で対応する】
実は、Microsoft Outlook の場合には、そのレジストリキーの削除でしか、この検索履歴の削除ができないようになっています。ちょうど Microsoft コミュニティで、「Outlook の検索履歴の削除について」(Microsoft コミュニティ)といった質問が上がってましたが、まさにここで紹介されているこのキーになります。
"HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Profiles\Outlook\0a0d020000000000c000000000000046” のところを開いて、”101f0445" を削除する必要があります。
** ちなみに、Office 2021 の Microsoft Outlook で見たときには上記のようでしたが、手元のMicrosoft 365 の Microsoft Outlook だと、Profiles の次のところは、"Outlook2023" となっていました。
このキーを削除して、PCを再起動すれば、検索履歴はきれいになくなります。
参考までに、
- 連絡先の検索履歴:"101f0461"
- 予定表の検索履歴:"101f0460"
となるようです。
また Microsoft Outlook が起動している状態ではこのキーは表示されませんので、必ず終了してから確認してください。
-- オートコンプリートで表示されるもの:
今回ご紹介している検索ボックスとは異なりますが、メールの送信時などにメールアドレスを入れたりすると候補が表示されることがありますが、こちらは Microsoft Outlook の "オートコンプリート" という機能によるものです。
こちらは、通常、Microsoft Outlook を起動して、ファイル>オプション として、Outlook のオプションダイアログを表示。
左ペインの "メール" をクリックすると、右ペインを下にスクロールし、"メッセージの送信" というところに、「[宛先]、[CC]、[BCC]に入力するときにオートコンプリートのリストを使用して名前の候補を表示する」という項目がありますので、不要な場合には、「オートコンプリートのリストを空にする」をクリックすれば、削除できます。
またこの設定をオフにしておけば表示されなくもなります。
ということで、今回はあれ?そんなの簡単にできなかったんだぁ〜という Microsoft Outlook の検索候補の削除についてご紹介いたしました。
<参照>
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